JP2021130340A - 無人飛行体 - Google Patents

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達也 坂本
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浩志 阪西
雅俊 稲田
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Abstract

【課題】無人飛行体において、長時間の飛行を可能にするとともに、利便性を出来る限り高くする。【解決手段】機体10に連結され、内部に浮力を生成するためのガスを有するバルーン40と、バルーン40に供給するガスを加熱するためのバーナー50と、バーナー50の熱を利用して発電する熱電変換モジュール60と、熱電変換モジュール60を挟んでバーナー50とは反対側に設けられた冷却部70と、各プロペラ30を作動させるための電力が蓄積されるバッテリ11と、を備え、熱電変換モジュール60は、発電した電力をバッテリ11に供給すべく、該バッテリ11と電気的に接続されている。【選択図】図3

Description

ここに開示された技術は、無人飛行体に関する技術分野に属する。
従来より、機体と、該機体に推進力を付与するための複数のプロペラを備えた、ドローンと呼ばれる無人飛行体が知られている。近年では、このような無人飛行体に対してバルーンのような浮揚機体を取り付けて、該浮揚機体により得られる浮力を利用して無人飛行体を飛行させることがある。
例えば、特許文献1には、内部に空気より小さい比重のガスを密閉してなる浮揚機体と、この浮揚機体の外周に複数個設けられ垂直方向の推力を発揮する垂直推進用プロペラ群と、前記浮揚機体の外周に複数個設けられ水平方向の推力を発揮する水平推進用プロペラ群とを有する無人飛行体が開示されている。
また、特許文献2には、推進用のプロペラを有する推進装置と、ガスが封入されて膨らんだ状態で推進装置に取り付けられるバルーンとを有し、本体が地面に配置された給電装置とワイヤーにより接続された無人飛行体が開示されている。
特開2017−7411号公報 特開2019−1309号公報
特許文献1に記載のような浮揚機体を有する無人飛行体は、プロペラが破損したり、バッテリが切れたりしたとしても、浮揚機体の浮力により機体を浮かせることができるため、墜落のリスクを低減することができる。しかしながら、特許文献1に記載の無人飛行体は、浮揚機体内にガスを供給するためのガスボンベを備える必要があり、飛行体全体が大型化するとともに、重量が増加してしまう。このため、浮揚機体により浮力が生成されたとしても、バッテリの消費が比較的大きく、長時間の飛行が困難になってしまう。
特許文献2のように給電装置と接続すれば長時間の飛行は可能となる。しかし、給電装置と接続可能な範囲でしか飛行体を飛行させることができず、用途が限られてしまう。
ここに開示された技術は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこは、無人飛行体において、長時間の飛行を可能にするとともに、利便性を出来る限り高くすることにある。
前記課題を解決するために、ここに開示された技術では、機体と、該機体に推進力を付与するための複数のプロペラを備える無人飛行体を対象として、前記機体に連結され、内部に浮力を生成するためのガスを有する浮揚体と、前記浮揚体に供給するガスを加熱するための熱源と、前記熱源の熱を利用して発電する熱電変換モジュールと、前記熱電変換モジュールを挟んで前記熱源とは反対側に設けられた冷却部と、前記各プロペラを作動させるための電力が蓄積されるバッテリと、を更に備え、前記熱電変換モジュールは、発電した電力を前記バッテリに供給すべく、該バッテリと電気的に接続されている、という構成とした。
この構成によると、熱電変換モジュールにより、浮揚体に供給するガスを加熱する熱源の熱を利用して発電をすることができるとともに、発電された電力をバッテリに供給することができる。これにより、長時間の飛行が可能となる。さらに、熱電変換モジュールは比較的軽量であるとともに、機体に搭載することができるため、無人飛行体の利便性を出来る限り高くすることができる。
前記無人飛行体の一実施形態では、前記熱電変換モジュールは前記熱源の上側に配置され、前記冷却部は、前記熱電変換モジュールの上側に配置されているとともに、空気を引き寄せるための冷却用ファンを有する。
この構成によると、冷却用ファンにより冷却部を効率良く冷却することもできる。この結果、熱電変換モジュールによる発電効率を向上させることができ、より長時間の飛行が可能となる。
前記一実施形態において、前記熱源は、前記ガスとしての空気が流通可能な第1の開口を有する熱源ケースの内部に配置されており、前記冷却部は、空気が流通可能な第2の開口を有する冷却部ケースの内部に配置されており、前記第2の開口は、上下方向から見て、前記第1の開口とは重複しない位置に配設されている、という構成でもよい。
この構成によると、熱源により加熱されたガスを冷却用ファンが吸引してしまうことを抑制することができる。これにより、加熱されたガスを浮揚体に効率良く供給できるとともに、冷却部を効率良く冷却することができる。この結果、熱電変換モジュールによる発電効率をさらに向上させることができ、さらに長時間の飛行が可能となる。
前記無人飛行体の他の実施形態では、前記熱源により加熱されたガスを前記冷却部よりも上側に放出するためのダクトと、前記熱源により加熱されたガスを前記ダクト内に引き寄せるための放熱用ファンとを更に備える。
この構成によると、熱源により加熱されたガスはダクトを通って冷却部よりも上側に放出される。これにより、冷却用ファンが吸引してしまうことを抑制することができるとともに、加熱されたガスを浮揚体に効率良く供給することができる。この結果、熱電変換モジュールによる発電効率をさらに向上させることができ、より長時間の飛行が可能となる。
前記他の実施形態において、前記ダクトは、前記熱電変換モジュールが設けられた部分及び前記冷却部を上下方向に貫通して形成されている、という構成でもよい。
この構成によると、無人飛行体の構成をコンパクトにすることができ、軽量化することができる。これにより、バッテリの消費を出来る限り抑えることができるため、より一層長時間の飛行が可能となる。
前記無人飛行体の更に別の実施形態では、前記熱電変換モジュールは前記冷却部の上側に配置され、前記熱源は、前記熱電変換モジュールの上側に配置され、前記冷却部は、走行風により冷却されるように配設されている。
この構成によると、加熱されたガスを効率良く浮揚体の中に供給できるとともに、他のデバイスを用いずに冷却部を効率良く冷却することができる。これにより、無人飛行体の飛行時間をより長くすることができる。
以上説明したように、ここに開示された技術によると、無人飛行体の長時間の飛行が可能になるとともに、該無人飛行体の利便性を出来る限り高くすることができる。
例示的な実施形態1に係る無人飛行体を示す概略図である。 無人飛行体の平面図である。 無人飛行体の一部を図2のIII-III線で切断した部分断面図である。 図3のIV-IV線で切断した断面図である。 実施形態2に係る無人飛行体を示す概略図である。 実施形態2に係る無人飛行体における図3に相当する部分断面図である。 実施形態3に係る無人飛行体における図3に相当する部分断面図である。
以下、例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明においては、「水平」は、地面(あるいは海面)に対して実質的に平行な方向を意味する。
また、特に断りのない限り、無人飛行体が上昇する方向を「上」、その反対方向を「下」、無人飛行体が前進する方向を「前」、その反対方向を「後」、機体本体を「前」から見て左手側を「左」、機体本体を「前」から見て右手側を「右」という。
(実施形態1)
図1は、本実施形態1に係る無人飛行体1を概略的に示す。無人飛行体1は、いわゆるドローンと呼ばれる無人マルチコプターであり、無線による遠隔操作によって、浮上、前進、後退、旋回、及び下降するように構成されている。
無人飛行体1は、機体10と、機体10から水平に延びる複数(本実施形態では4つ)のアーム20と、各アーム20の先端にそれぞれ設けられかつ機体10に推進力を付与する複数の電動回転式プロペラ30(以下、プロペラ30という)とを備える。また、無人飛行体1は、機体10に連結されかつ内部に浮力を生成するためのガスを有するバルーン40(浮揚体)と、バルーン40に供給するガスを加熱するための熱源としてのバーナー50(図3参照)とを有する。
機体10は、各プロペラ30を作動させるための電力が蓄積されるバッテリ11と、コントローラからの電波を受信して、各プロペラ30を作動制御する制御装置12とを有する。また、機体10は、バーナー50を作動させるための燃料(例えば、天然ガス)が蓄積されたタンク13を有する。機体10は、例えば、炭素繊維やアルミニウム等の軽量の材料により形成されていてもよい。
制御装置12は、バッテリ11から電動モータに供給する電力を制御することにより、各プロペラ30の回転数を制御するように構成されている。制御装置12は、各プロペラ30の回転数をそれぞれ独立して制御することで、機体10の前進、後退、旋回等を可能にしている。例えば、制御装置12は、前側のプロペラ30よりも後側のプロペラ30の回転数を高くして、機体10を前傾姿勢にすることで、無人飛行体1を前進させるようにする。
アーム20は、図2に示すように、機体10から放射状に延びている。各アーム20は中空になっている。各アーム20内には、各プロペラ30をそれぞれ回転駆動させる複数の電動モータと、各電動モータとバッテリ11とを接続する配線(図示省略)とが配置されている。各アーム20は、例えば、炭素繊維やアルミニウム等の軽量の材料からなるパイプ材により形成されていてもよい。
バルーン40は、柔軟なシート材41から構成されている。バルーン40は、該シート材41内に浮力を生成するためのガスを有する。本実施形態1では、ガスはバーナー50により加熱された空気である。バルーン40は、図1及び図3に示すように、フレーム42により機体10と接続されている。
バーナー50はタンク13と接続されており、タンク13から供給された燃料に着火することで作動する。バーナー50は、第1のケース51内に収容された状態で、機体10の上面に載置されている。第1のケース51は、略直方体状をなしている。外部から空気が入るとともに、加熱した空気を外側に配出するための第1の開口52が設けられている。第1の開口52は、図3に示すように、第1のケース51の左右方向の両壁面にそれぞれ設けられている。
本実施形態1の無人飛行体1は、図3に示すように、バーナー50の熱を利用して発電する熱電変換モジュール60を備える。熱電変換モジュール60は、複数の熱電変換素子61を有する。熱電変換素子61は、BiTe、FeS、MgSi等をベースに構成されている。熱電変換モジュール60は、後述する放熱体71と共に第2のケース73内に収容された状態で、第1のケース51の上面に載置されている。
熱電変換モジュール60は、発電した電力をバッテリ11に供給すべく、該バッテリ11と電気的に接続されている。熱電変換モジュール60とバッテリ11とを接続する配線(図示省略)は、第1のケース51の前後方向の壁面、すなわち、第1の開口52が設けられていない壁面に沿って設けられている。
熱電変換モジュール60の上側、すなわち、熱電変換モジュール60を挟んでバーナー50とは反対側には、冷却部70が配設されている。冷却部70は、複数のフィン72が設けられた放熱体71を有する。放熱体71は、熱電変換モジュール60の上面に接着されている。
冷却部70は、熱電変換モジュール60と共に第2のケース73内に収容されている。第2のケース73は、略直方体形状をなしている。第2のケース73は、上下方向から見たときに、第1のケース51と相似しかつ該第1のケース51よりも小さい大きさの形状となっている。これにより、第2のケース73の側壁部は、第1のケース51の側壁部からそれぞれ離間するようになっている。第2のケース73は、図4に示すように、前後方向の両壁面に、空気を取り入れるための第2の開口74をそれぞれ有する。つまり、第2のケース73の第2の開口74は、上下方向から見て、第1のケース51の第1の開口52とは重複しない位置に配設されている。
冷却部70は、放熱体71の上側に配置されかつ第2のケース73内に空気を引き寄せるための冷却用ファン75を有する。冷却用ファン75は、図3に示すように、第2のケース73における放熱体71の上側に設けられたファン収容部76内に配置されている。ファン収容部76は、空気を取り入れるための取入口76aを有するとともに、取り入れた空気を排出するための排出口76bを有する。取入口76aはファン収容部76の下面部(放熱体71側の面部)に設けられ、排出口76bは上面部に設けられている。
このように、本実施形態1の無人飛行体1は、機体10に連結され、内部に浮力を生成するための空気を有するバルーン40と、バルーン40に供給するガスを加熱するためのバーナー50と、バーナー50の熱を利用して発電する熱電変換モジュール60と、熱電変換モジュール60を挟んでバーナー50とは反対側に設けられた冷却部70と、各プロペラ30を作動させるための電力が蓄積されるバッテリ11と、を更に備え、熱電変換モジュール60は、発電した電力をバッテリ11に供給すべく、該バッテリ11と電気的に接続されている。これにより、無人飛行体1の飛行中に熱電変換モジュール60で発電した電力をバッテリ11に蓄積することができる。この結果、長時間の飛行が可能となる。さらに、熱電変換モジュール60は比較的軽量であるとともに、機体10に搭載することができるため、無人飛行体1の利便性を出来る限り高くすることができる。
また、本実施形態1の無人飛行体1において、熱電変換モジュール60はバーナー50の上側に配置され、冷却部70は、熱電変換モジュール60の上側に配置されているとともに、空気を引き寄せるための冷却用ファン75を有する。これにより、冷却部70を効率良く冷却することもできる。この結果、熱電変換モジュール60による発電効率を向上させることができ、より長時間の飛行が可能となる。
また、本実施形態1の無人飛行体1において、バーナー50は、空気が流通可能な第1の開口52を有する第1のケース51の内部に配置されており、冷却部70は、空気が流通可能な第2の開口74を有する第2のケース73の内部に配置されており、第2の開口74は、上下方向から見て、第1の開口52とは重複しない位置に配設されている。バーナー50により加熱された空気を冷却用ファン75が吸引してしまうことを抑制することができる。これにより、加熱されたガスを浮揚体に効率良く供給できるとともに、冷却部70を効率良く冷却することができる。この結果、熱電変換モジュール60による発電効率をさらに向上させることができ、さらに長時間の飛行が可能となる。
特に、本実施形態1の無人飛行体1において、第2のケース73は、上下方向から見て、第1のケース51よりも小さい形状をなしており、第2のケース73の側壁部は、第1のケース51の側壁部に対して離間するようになっている。これにより、バーナー50により加熱された空気を冷却用ファン75が吸引してしまうことをより効果的に抑制することができる。
(実施形態2)
以下、実施形態2について詳細に説明する。以下の説明において実施形態1と共通の部分については、同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図5及び図6に示すように、本実施形態2に係る無人飛行体201は、発電システムの構成が前記実施形態1とは異なる。具体的には、無人飛行体201は、機体210に冷却部270が載置している。熱電変換モジュール60は、冷却部270の放熱体271の上側の面に密着するように載置されている。また、熱電変換モジュール60の上側には、熱源としてのバーナー250が配置されている。
放熱体271は、上下一対の板状部材271aと、一対の板状部材271aを連結する複数の連結部271bとを有する。各連結部271bは、それぞれ柱状をなしており、互いに前後方向及び左右方向に離間している。放熱体271は、走行風が各連結部271b間の隙間を通ることにより冷却されるようになっている。
バーナー250は、例えば、グリルバーナーのように上側に火炎を発生させることができるバーナーが採用されている。
前記実施形態1と同様に、熱電変換モジュール60は、バッテリ211と電気的に接続されている。熱電変換モジュール60で発電された電力は、バッテリ211に供給される。
本実施形態2のような構成であっても、無人飛行体201の飛行中に熱電変換モジュール60で発電した電力をバッテリ211に蓄積することができる。この結果、長時間の飛行を可能にするとともに、無人飛行体201の利便性を出来る限り高くすることができる。
特に、本実施形態2のような構成とすることにより、加熱された空気を効率良くバルーン40の中に供給できる。また、ファンなどのデバイスを設けずに放熱体271を冷却するようにすることで、無人飛行体201を軽量化できるとともに、バッテリ211に蓄積された電力を出来る限りプロペラ30の作動に利用することができる。これにより、無人飛行体201の飛行時間をより一層長くすることができる。
(実施形態3)
以下、実施形態3について詳細に説明する。以下の説明において実施形態1と共通の部分については、同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態3に係る無人飛行体301は、発電システムの構成が前記実施形態1及び2とは異なる。具体的には、無人飛行体301は、機体310の上に載置したバーナー350により加熱された空気を冷却部370よりも上側に放出するためのダクト353を備えている。
バーナー350は、前記実施形態1と同様に、空気が流通可能な第1の開口352を有する第1のケース351の内部に配置されている。前記実施形態1とは異なり、第1の開口352は、第1のケース351の側面の全てに設けられている。
ダクト353の下端部は、第1のケース351の上面部を貫通して該第1のケース351の内部に開口している。ダクト353の上端部は、熱電変換モジュール360が設けられた部分及び冷却部370を上下方向に貫通して、冷却部370よりも上側に開口している。熱電変換モジュール360及び冷却部370とダクト353との間には、断熱材354が配置されている。これにより、ダクト353の熱が熱電変換モジュール360及び冷却部370に伝達されることが抑制される。
ダクト353の上側には、バーナー350により加熱された空気をダクト353内に引き込むための放熱用ファン355が設けられている。この放熱用ファン355によって、第1のケース351内の空気が引き寄せられることで、バーナー350により加熱された空気が第1の開口352を通って放出されるのを抑制することができる。これにより、バーナー350により加熱された空気が、冷却部370に取り込まれるのを抑制することができる。尚、放熱用ファン355は、ダクト353内に配置されていてもよい。
図7に示すように、本実施形態3において、冷却部370は、複数の冷却用ファン375が、回転軸が水平方向を向くように配置されている。この冷却部370では、第2のケース373における第2の開口374が取入口376aを兼用している。冷却用ファン375により引き寄せられた空気は、放熱体371を通った後、第2のケース373の上面部に設けられた排出口376bから排出される。排出口376bは、ダクト353から放出される加熱空気と排出口376bから排出される空気とが干渉しにくいように、ダクト353の上端部からは水平方向に間隔を空けて配置されている。
前記実施形態1及び2と同様に、熱電変換モジュール60は、バッテリ(図示省略)と電気的に接続されている。熱電変換モジュール60で発電された電力は、バッテリに供給される。
本実施形態3のような構成であっても、無人飛行体301の飛行中に熱電変換モジュール60で発電した電力をバッテリに蓄積することができる。この結果、長時間の飛行を可能にするとともに、無人飛行体301の利便性を出来る限り高くすることができる。
特に、本実施形態3のような構成とすることにより、加熱された空気を効率良くバルーン40の中に供給できるとともに、冷却部370の放熱体371を効率良く冷却することができる。これにより、発電効率を向上させることができる。この結果、無人飛行体301の飛行時間をより一層長くすることができる。
また、比較的重量のあるヒーター350が下側に配置されるため、発電システムの重心を出来る限り下側に位置させることができ、無人飛行体301の姿勢を安定させることができる。
(その他の実施形態)
ここに開示された技術は、前述の実施形態1〜3に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
例えば、実施形態1〜3において、熱源、熱電変換モジュール60、及び冷却部70,270,370は、上下方向に並んでいた。これに限らず、水平方向に並ぶように配置してもよい。例えば、上側から見て、中央に熱源を配置し、該熱源を囲むように熱電変換モジュールをそれぞれ配置し、各熱電変換モジュールの熱源とは反対側に冷却部を配置するようにしてもよい。また、中央に配置した熱源を左右方向又は前後方向から挟むように、熱電変換モジュールと冷却部とを配置する構成も可能である。
また、実施形態1〜3において、放熱体71,271,371は、空冷により冷却されていた。これに限らず、放熱体71,271,371の位置に氷やドライアイスなどを配置して、これらの融解熱や昇華熱を利用して放熱体71,271,371を冷却するようにしてもよい。また、放熱体71,271,371の代わりに蓄冷材を用いて、熱電変換モジュール60の片側を冷却するようにしてもよい。
また、実施形態1及び2において、第1のケース51の形状及び第2のケース73の形状は、いずれも直方体状であった。これに限らず、第1のケース51の形状は、六角柱などの角柱状や円柱状であってもよい。そして、第2のケース73の形状は、第2の開口74を、上下方向から見て、第1の開口52と重複しない位置に形成することができる形状であればよい。
また、実施形態1〜3において、熱源はバーナー50,250,350であった。これに限らず、バッテリの電力を用いることなく、空気を加熱することができるものであればよい。
また、実施形態1〜3の無人飛行体1,201,301では、各プロペラ30の回転数の違いにより機体10,210を傾斜させることで前進しており、各プロペラ30が浮上と推進との両方を担っていた。これに限らず、各プロペラ30とは別に推進用のプロペラを設けるようにしてもよい。
また、アームの数及びプロペラの数は、機体10,210を浮上させることができかつ浮上後に機体10,210,310を前進、後退、旋回等させることができるのであれば、特に限定されない。
前述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本開示の範囲を限定的に解釈してはならない。本開示の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本開示の範囲内のものである。
ここに開示された技術は、機体と、該機体に推進力を付与するための複数のプロペラを有する無人飛行体において、利便性を維持しつつ長時間の飛行を実現させる際に有用である。
1 無人飛行体
10 機体
11 バッテリ
30 電動回転式プロペラ
40 バルーン(浮揚体)
50 バーナー(熱源)
51 第1のケース
52 第1の開口
60 熱電変換モジュール
70 冷却部
73 第2のケース
74 第2の開口
75 冷却用ファン
201 無人飛行体
210 機体
211 バッテリ
250 バーナー(熱源)
270 冷却部
301 無人飛行体
310 機体
350 バーナー(熱源)
351 第1のケース
352 第1の開口
353 ダクト
355 放熱用ファン
370 冷却部
373 第2のケース
374 第2の開口
375 冷却用ファン


Claims (6)

  1. 機体と、該機体に推進力を付与するための複数のプロペラを備える無人飛行体であって、
    前記機体に連結され、内部に浮力を生成するためのガスを有する浮揚体と、
    前記浮揚体に供給するガスを加熱するための熱源と、
    前記熱源の熱を利用して発電する熱電変換モジュールと、
    前記熱電変換モジュールを挟んで前記熱源とは反対側に設けられた冷却部と、
    前記各プロペラを作動させるための電力が蓄積されるバッテリと、を更に備え、
    前記熱電変換モジュールは、発電した電力を前記バッテリに供給すべく、該バッテリと電気的に接続されていることを特徴とする無人飛行体。
  2. 請求項1に記載の無人飛行体において、
    前記熱電変換モジュールは前記熱源の上側に配置され、
    前記冷却部は、前記熱電変換モジュールの上側に配置されているとともに、空気を引き寄せるための冷却用ファンを有することを特徴とする無人飛行体。
  3. 請求項2に記載の無人飛行体において、
    前記熱源は、前記ガスとしての空気が流通可能な第1の開口を有する熱源ケースの内部に配置されており、
    前記冷却部は、空気が流通可能な第2の開口を有する冷却部ケースの内部に配置されており、
    前記第2の開口は、上下方向から見て、前記第1の開口とは重複しない位置に配設されていることを特徴とする無人飛行体。
  4. 請求項2に記載の無人飛行体において、
    前記熱源により加熱されたガスを前記冷却部よりも上側に放出するためのダクトと、
    前記熱源により加熱されたガスを前記ダクト内に引き寄せるための放熱用ファンとを更に備えることを特徴とする無人飛行体。
  5. 請求項4に記載の無人飛行体において、
    前記ダクトは、前記熱電変換モジュールが設けられた部分及び前記冷却部を上下方向に貫通して形成されていることを特徴とする無人飛行体。
  6. 請求項1に記載の無人飛行体において、
    前記熱電変換モジュールは前記冷却部の上側に配置され、
    前記熱源は、前記熱電変換モジュールの上側に配置され、
    前記冷却部は、走行風により冷却されるように配設されていることを特徴とする無人飛行体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160288894A1 (en) * 2012-12-07 2016-10-06 Kurt L. Sehnert Atmospheric balloon system
JP2017039370A (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 日本電気株式会社 空中浮遊装置
JP2019206235A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 株式会社荏原製作所 高高度到達装置

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