JP2021128984A - 光学センサ、画像形成装置 - Google Patents

光学センサ、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】製造が容易で従来よりも小型化した光学センサを提供する。【解決手段】光学センサ7は、基板201と、基板201の第1面に実装されて測定対象に光を照射する第1LEDと、第1面に実装されて測定対象による反射光を受光する第1PDと、基板201の第1面とは異なる第2面にワイヤボンディングにより実装される制御IC207と、第2面に実装される他の実装部品206a、206bと、第2面に実装されるコネクタ205と、を備える。制御IC207は、他の実装部品206a、206bよりもコネクタ205から遠くに配置される。【選択図】図9

Description

本発明は、像担持体へ光を照射する発光素子と発光素子から出射された光の反射光を受光する受光素子とを有する光学センサ、及び当該光学センサを備えた画像形成装置に関する。
タンデム式を採用する複写機、プリンタ、ファクシミリ等のカラー画像形成装置は、色毎の位置ズレ(色ズレ)や画像濃度のズレを補正する補正機能を有する。画像形成装置は、色ズレや濃度ズレを補正するための測定用画像を形成し、測定用画像を光学センサにより読み取り、読取結果に基づいて色ズレ量や濃度ズレ量を検出して補正を行う。測定用画像は、感光体や中間転写体等の像担持体に形成される。光学センサは像担持体の近傍に配置される。光学センサは、発光素子及び受光素子を備える。発光素子は、像担持体上の測定用画像に光を照射する。受光素子は、照射された光の測定用画像による反射光を受光する。受光素子が受光した反射光の光量に基づいて、色ズレ量や濃度ズレ量が検出される。
特許文献1は、光学センサを小型化するための技術を開示する。この光学センサは、発光素子及び受光素子が基板上に直接実装される。この構成は、リードフレームにより発光部品や受光部品を実装する構成に比較して、発光素子と受光素子との距離を短縮して配置することができ、光学センサ全体を小型化することができる。発光素子及び受光素子を基板に直接実装する構成で光学センサを小型化する場合、各素子以外の実装部品や外部装置と接続するためのコネクタを、各素子の実装面とは異なる面に実装することで、基板のサイズを抑えることができる。
図10は、従来の光学センサの実装部品の配置状態の例示図である。図10(a)は、基板211の同じ面に発光素子212、受光素子213、コネクタ214、及び制御用の実装部品215を配置する場合を例示する。図10(b)は、基板211の一方の面に発光素子212及び受光素子213を配置し、他方の面にコネクタ214及び制御用の実装部品215を配置する場合を例示する。発光素子212及び受光素子213は、ハウジング216に覆われている。ハウジング216内には導光路が形成される。基板211のサイズは、両面に部品を分けて実装する方が(図10(b))、一方の面に部品を実装する場合(図10(a))よりも小型化される。
特開2006−208266号公報
制御用の実装部品を集積回路化し、チップオンボード工法により基板にワイヤボンディングで接続することで、光学センサのさらなる小型化が実現可能である。しかしこの場合、以下のような問題が発生する。
チップオンボード工法は、回路面積の縮小化を図ることができるが、ワイヤが熱等により剥離する可能性がある。そのために、他の実装部品の半田付け工程をワイヤボンディングの前に行う必要がある。ワイヤボンディングは専用装置により行われる。ワイヤボンディングの際に専用装置は、ヘッドと呼ばれる部分を基板に接近させ、ワイヤを送り出しながら、荷重と熱により集積回路と基板とをワイヤで接続する。複数のワイヤにより集積回路と基板とを接続する場合には、ヘッドが集積回路を中心に基板上を動き回ることになる。そのためにヘッドは、同じ面に実装される背の高い他の実装部品(例えばコネクタ)等と干渉する可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、従来よりも小型化した光学センサを提供することを主たる目的とする。
本発明の光学センサは、基板と、前記基板の第1面に実装されて測定対象に光を照射する発光素子と、前記第1面に実装されて前記測定対象による反射光を受光する受光素子と、前記基板の前記第1面とは異なる第2面にワイヤボンディングにより実装される第1実装部品と、前記第2面に実装される第2実装部品と、前記第2面に実装されるコネクタと、を備え、前記第1実装部品は、前記第2実装部品よりも前記コネクタから遠くに配置されることを特徴とする。
本発明によれば、従来よりも小型化した光学センサを実現することができる。
画像形成装置の概略断面図。 光学センサの説明図。 コントローラの構成例示図。 色ズレ検出用のパターン画像の説明図。 パターン画像の検出結果に対応するアナログ信号の例示図。 (a)、(b)は、画像濃度検出用のテスト画像の説明図。 第1テスト画像の検出結果に対応するアナログ信号の例示図。 第2テスト画像の検出結果に対応するアナログ信号の例示図。 実装部品の配置状態の例示図。 (a)、(b)は、従来の実装部品の配置状態の例示図。
以下に本発明の実施の形態について図を参照しながら説明する。
(全体構成)
図1は、本実施形態の画像形成装置100の概略断面図である。画像形成装置100は、感光ドラム1a〜1d、露光器15a〜15d、現像器16a〜16d、中間転写ベルト5、ベルト支持ローラ3、及び転写ローラ4を備える。以下の説明においては、感光ドラム1a〜1d、露光器15a〜15d、及び現像器16a〜16dを、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)のトナー像を形成する画像形成部10と称する。なお、符号末尾の「a」は、イエローの画像を形成するための構成を表す。符号末尾の「b」は、シアンの画像を形成するための構成を表す。符号末尾の「c」は、マゼンタの画像を形成するための構成を表す。符号末尾の「d」は、ブラックの画像を形成するための構成を表す。
中間転写ベルト5は、駆動ローラやベルト支持ローラ3を含む複数のローラに掛け回されている。中間転写ベルト5には画像形成部10により形成されたトナー像が転写される。中間転写ベルト5はトナー像を担持して搬送する像担持体として機能する。また、中間転写ベルト5はトナー像が転写される中間転写体としても機能する。転写ローラ4は、中間転写ベルト5に対してベルト支持ローラ3の反対側に配置されている。転写ローラ4が中間転写ベルト5を押圧することによって形成されるニップ部Nは転写部と呼ばれる。シートは搬送ローラによりニップ部Nへと搬送される。転写ローラ4は、ニップ部Nにおいて中間転写ベルト5上のトナー像をシートに転写する。
感光ドラム1a、1b、1c、1dは矢印A方向へ回転する。感光ドラム1a、1b、1c、1dはその表面に感光層を有する。感光ドラム1a、1b、1c、1dは感光体として機能する。露光器15a、15b、15c、15dは、感光ドラム1a、1b、1c、1dの帯電された表面をレーザ光により露光する。露光器15a、15b、15c、15dから出射されたレーザ光が感光ドラム1a、1b、1c、1dを走査することによって、感光ドラム1a、1b、1c、1dの表面に静電潜像が形成される。現像器16a、16b、16c、16dは、静電潜像を現像剤(トナー)により現像して、感光ドラム1a、1b、1c、1dに対応する色のトナー像を形成する。
中間転写ベルト5の駆動ローラが回転することによって中間転写ベルト5は矢印B方向へ回転する。感光ドラム1a、1b、1c、1dに形成された各色のトナー像は、像担持体である中間転写ベルト5に順次重ねて転写される。これにより中間転写ベルト5には、フルカラーのトナー像6が形成される。
中間転写ベルト5が回転することで、トナー像6はニップ部Nに搬送される。トナー像6は、ニップ部Nを通過する際にシートに転写される。トナー像6が転写されたシートは、搬送ベルト12により不図示の定着器へ搬送される。定着器はシート上のトナー像6を加熱することで、トナー像6をシートに定着させる。その後、シートは、画像形成装置100の不図示のトレイへ排出される。以上により、画像形成装置100による画像形成処理が終了する。
中間転写ベルト5の搬送方向(B方向)で感光ドラム1dの下流側には光学センサ7が配置されている。光学センサ7は、中間転写ベルト5に形成された後述の色ズレ検出用のパターン画像及び後述の画像濃度検出用のテスト画像を検出する。パターン画像の検出結果は色ズレ補正に用いられる色ズレ量を検出するために用いられる。テスト画像の検出結果は、画像濃度補正に用いられる補正量を検出するために用いられる。なお、パターン画像及びテスト画像は、いずれも画像形成条件を調整するための測定用画像である。
各感光ドラム1a〜1dから中間転写ベルト5に転写された各色のトナー像は、中間転写ベルト5上の転写位置にズレが生じることがある。これは、露光器15a〜15dや感光ドラム1a〜1dの製造バラツキ、温度上昇による部品変形、中間転写ベルト5の搬送速度のバラツキ等により生じることが知られている。転写位置のズレは、フルカラーの画像の色合いや色調を変化させてしまう。これが色ズレである。そこで画像形成装置100は、パターン画像を光学センサ7によって検出して、画像形成条件をパターン画像の検出結果に基づいて制御する色ズレ補正を行う。ここで、画像形成条件は、例えば、露光器15a〜15dがレーザ光を出射するタイミングである。
また、画像形成装置100は、使用環境(温湿度)や使用頻度が原因となって、形成する画像の濃度が変動してしまう。そこで画像形成装置100は、テスト画像を光学センサ7によって検出して、画像形成条件をテスト画像の検出結果に基づいて制御する画像濃度補正を行う。ここで、画像形成条件は、例えば、露光器15a〜15dが出射するレーザ光の強度、現像器16a〜16dに印加される現像バイアス、感光ドラム1a〜1dの制御を含む。画像形成装置100は、画像濃度を補正するために、複数の画像形成条件を制御してもよく、或いは、特定の画像形成条件のみを制御してもよい。
(光学センサ)
図2は、光学センサ7の説明図である。本実施形態の光学センサ7は、2つの発光素子と2つの受光素子とを備える。光学センサ7は、発光素子として2つのLED(Light Emitting Diode)(第1LED701及び第2LED702)を備える。光学センサ7は、受光素子として2つのPD(Photodiode)(第1PD711及び第2PD712)を備える。第1LED701、第2LED702、第1PD711、及び第2PD712は、表面実装型素子であり、基板201の一方の面(取り付け面)上に所定方向に並んで配置され、ダイボンディング及びワイヤボンディングによって接着される。基板201は、例えばプリント基板(PCB:Printed Circuit Board)であるが、これに限定されない。
第1LED701は測定対象(中間転写ベルト5又は中間転写ベルト5上の測定用画像)へ向けて光を照射する。第1PD711は、第1LED701が発光した場合に、測定対象による正反射光が受光可能な位置に配置されている。ここで、図2の点Pは、第1LED701から中間転写ベルト5へ照射された光が反射される位置を示している。即ち、点Pで第1LED701から照射された光が正反射(入射角と反射角とが等しい)して、その反射光が第1PD711に受光されるように、第1LED701と第1PD711とが配置される。
第2LED702は、測定対象に照射した光の正反射光が第1PD711及び第2PD712のいずれにも受光されない位置に配置される。即ち、測定対象で第2LED702から照射された光が正反射しても、その反射光が第1PD711及び第2PD712に受光されないように、第2LED702が配置される。第2LED702は、測定対象に照射した光の乱反射光が第2PD712に受光される位置に配置される。第1LED701と第2LED702とは、中間転写ベルト5上の同じ位置(点P)を照射するように配置される。
第1PD711は、第1LED701から中間転写ベルト5に照射された光の正反射光を受光する位置に配置される。第2PD712は、第2LED702から中間転写ベルト5に照射された光の乱反射光を受光する位置に配置される。第2PD712は、第1LED701から中間転写ベルト5に照射された光の正反射光を受光する位置には配置されない。第1PD711及び第2PD712は、第2LED702から中間転写ベルト5に照射された光の正反射光を受光する位置には配置されない。
基板201にはハウジング203が取り付けられている。ハウジング203は、第1LED701及び第2LED702から出射された光が効率的に中間転写ベルト5上を照射するように、照射光をガイドする導光路を有する。また、ハウジング203は、第1PD711及び第2PD712が測定対象による反射光を効率的に受光するように、反射光をガイドする導光路を有する。各導光路には、レンズ2041、2042、2043、2044が設けられる。
第1LED701から出射された光は、ハウジング203内に形成された導光路及びレンズ2041によって光軸(図中一点破線)の方向に進み、点Pを照射する。第1LED701から測定対象に照射された光の正反射光は、光軸(図中一点破線)の方向に進み、ハウジング203内に形成された導光路及びレンズ2042によって第1PD711に到達する。
第2LED702から出射された光は、ハウジング203内に形成された導光路及びレンズ2044によって光軸(図中一点破線)の方向に進み、点Pに照射する。第2LED702から測定対象に照射された光の乱反射光は、光軸(図中一点破線)の方向に進み、ハウジング203内に形成された導光路及びレンズ2043によって第2PD712に到達する。
第1LED701、第2LED702、第1PD711、及び第2PD712は、基板201の他方の面(取り付け面の反対の実装面)に実装される実装部品に、基板201を介して電気的に接続される。図2では、実装部品は、コネクタ205、光学センサ7の制御用の集積回路(制御IC)207、及び他の実装部品206である。
制御IC207は、集積回路であるコアチップを含み、基板201にチップオンボード工法によりワイヤボンディングで接続される。制御IC207は、コアチップ及びワイヤ保護用に封止樹脂が塗布されている。コネクタ205は、光学センサ7と外部装置とを電気的に接続するための信号線が接続される部品である。本実施形態では、コネクタ205は、画像形成装置100全体を制御する後述のコントローラと光学センサ7とを電気的に接続するための信号線が接続される部品である。制御IC207は、コネクタ205を介してコントローラと通信することで、第1LED701及び第2LED702の発光光量を制御する。第1PD711及び第2PD712が出力する電気信号は、制御IC207により処理され、コネクタ205を介してコントローラへ送信される。他の実装部品206は、例えば、制御IC207に供給する電源を安定させるためのコンデンサ等が含まれる。他の実装部品206は、例えばリフロー部品である。基板201は、光学センサ7を画像形成装置100に取り付けるための開口である第1位置決め穴202aと第2位置決め穴202bとが設けられる。
(コントローラ)
図3は、画像形成装置100を制御するためのコントローラの構成例示図である。コントローラ40は、CPU(Central Processing Unit)109、ROM(Read Only Memory)111、及び画像形成制御部101を備える。CPU109は、A/Dコンバータ110を含む。
CPU109は、ROM111に格納されるコンピュータプログラムを実行することで、画像形成装置100を制御する。ROM111は、コンピュータプログラムの他に、後述する色ズレ検出用のパターン画像を形成するために用いるパターン画像データ、及び画像濃度検出用のテスト画像を形成するために用いるテスト画像データが格納されている。
画像形成制御部101は、露光器制御部112、現像器制御部113、感光ドラム制御部114、及び中間転写ベルト駆動部115を備える。露光器制御部112は、露光器15a〜15dが備える光源から出射されるレーザ光の強度を制御する。現像器制御部113は、現像器16a〜16dが備える現像ローラを回転するためのモータを制御する。感光ドラム制御部114は、感光ドラム1a〜1dを回転するためのモータを制御する。中間転写ベルト駆動部115は、中間転写ベルト5を回転するためのモータを制御する。画像形成制御部101は、CPU109がコンピュータプログラムを実行することで各機能が実現されてもよい。また、画像形成制御部101は、ディスクリート品やワンチップの半導体製品により実現さてもよい。ワンチップの半導体製品には、例えばMPU(Micro-Processing Unit)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、SOC(System-On-a-Chip)がある。
CPU109は、光学センサ7のコネクタ205を介して制御IC207と通信可能であり、光学センサ7の動作を制御する。CPU109は、制御IC207と通信することで、光学センサ7の第1LED701、第2LED702を個別に発光(点灯)制御可能である。
光学センサ7は、中間転写ベルト5又は中間転写ベルト5に形成された測定用画像による反射光を第1PD711及び第2PD712で受光する。第1PD711及び第2PD712は、受光した反射光を電圧変換したアナログ信号を検出結果として出力する。CPU109は、第1PD711及び第2PD712から出力されたアナログ信号を、A/Dコンバータ110を介して取得する。CPU109は、A/Dコンバータ110によってアナログ信号から変換されたデジタル信号を取得する。
CPU109は、画像形成制御部101により、露光器15a〜15d、現像器16a〜16d、及び感光ドラム1a〜1dを制御して、中間転写ベルト5上に測定用画像を形成させる。CPU109は、光学センサ7の第1LED701及び第2LED702を点灯させる。第1LED701及び第2LED702は、中間転写ベルト5の測定用画像が形成される面(表面)及び中間転写ベルト5に形成された測定用画像を照射する。第1PD711及び第2PD712は、中間転写ベルト5の表面及び中間転写ベルト5に形成された測定用画像による反射光を受光して、該反射光に応じたアナログ信号を出力する。CPU109は、第1PD711及び第2PD712から出力されるアナログ信号に応じて色ズレ量や画像濃度を検出して、色ズレ補正や画像濃度補正を行う。
(パターン画像)
図4は、色ズレ検出用のパターン画像の説明図である。パターン画像401は、基準色であるイエローのカラーパターンと、他の色(マゼンタ、シアン、ブラック)のカラーパターンとを含む。カラーパターンは、中間転写ベルト5の搬送方向に対して所定の角度(例えば45度)傾いて形成された画像である。同色のカラーパターンが2つ形成される。同色のカラーパターンは、中間転写ベルト5の搬送方向に対して、それぞれ異なる向きに傾いて形成される。
図5は、第1LED701と第1PD711とによってパターン画像401による反射光が検出された場合のアナログ信号の例示図である。パターン画像401は、第1LED701から照射された光の正反射光を第1PD711が受光することで検出される。中間転写ベルト5の表面による正反射光の光量は、パターン画像401による正反射光の光量より多くなる。そのため、パターン画像401が形成されていない領域(中間転写ベルト5の表面)による反射光の受光結果に対応するアナログ信号の値が、パターン画像401による反射光の受光結果に対応するアナログ信号の値よりも高くなる。
CPU109は、措定の閾値に基づいて、アナログ信号を第1レベル又は第2レベルを示す二値の信号へ変換する。変換された信号はアナログ信号値(図5)と閾値との比較結果に相当する。なお、CPU109は、第1LED701から出射された光の中間転写ベルト5の表面による正反射光が第1PD711に受光されたときのアナログ信号の値に基づいて閾値を決定する。そして、CPU109は、パターン画像401の各カラーパターンの色ズレ量を、前述の二値の信号に基づいて検出する。なお、色ズレ量の検出は公知の技術であるので、ここでの詳細な説明は省略される。
CPU109は、検出した色ズレ量に基づいて露光器制御部112を制御することで、露光器15a〜15dによる感光ドラム1a〜1dへのレーザ光の照射タイミング(画像の書込タイミング)を調整する。これにより色ズレが補正される。
(テスト画像)
図6は、画像濃度検出用のテスト画像の説明図である。図6(a)は、正反射光により検出される画像濃度検出用の第1テスト画像601を例示する。図6(b)は、乱反射光により検出される画像濃度検出用の第2テスト画像602を例示する。
第1テスト画像601は、第1LED701から照射された光の正反射光を第1PD711が受光する場合に用いられる。第1テスト画像601は、特にブラックの画像濃度の検出を行う際に用いられる。ブラックトナーは光を吸収するため、ブラックのテスト画像による乱反射光量は著しく少ない。そのため、ブラックトナーを用いて形成される画像の濃度を検出する場合、CPU109はブラックのテスト画像による正反射光を検出する。第1テスト画像は、画像濃度が70%、50%、30%、10%の4つの階調パターンで構成される。画像形成部10は、テスト画像データの画像信号値に基づいて第1テスト画像601を形成する。テスト画像データの画像信号値は予め決められている。
中間転写ベルト5上に形成された第1テスト画像601は、光学センサ7により読み取られる。第1PD711から出力されるアナログ信号は、A/Dコンバータ110によりデジタル信号に変換される。CPU109は、このデジタル信号値と目標の画像濃度階調特性との差に基づいて画像形成条件を制御する。CPU109は、この画像形成条件に基づいて画像形成制御部101を制御することで、ブラックの画像濃度を調整する。
図7は、第1LED701と第1PD711とによって第1テスト画像601による反射光が検出された場合のアナログ信号の例示図である。第1テスト画像601の最も高濃度である濃度70%の画像は、ブラックトナーにより光が吸収されることに加えて、トナー付着量が多いために正反射光の光量が減少する。そのため、光学センサ7(第1PD711)から出力されるアナログ信号の値が低下する。第1テスト画像601の最も低濃度である濃度10%の画像は、ブラックトナーによる光の吸収量が濃度70%の場合に比べて減少し、且つトナー付着量が減るために正反射光の光量が増加する。そのため、光学センサ7(第1PD711)から出力されるアナログ信号の値が高くなる。
第2テスト画像602は、第2LED702から照射された光の乱反射光を第2PD712が受光する場合に用いられる。第2テスト画像602は、特にイエロー、マゼンタ、シアンのような有彩色の画像濃度の検出を行う際に用いられる。イエロー、マゼンタ、シアンは、乱反射光を用いて画像濃度が検出される。第2テスト画像602は、濃度がそれぞれ70%、50%、30%、10%の4つの階調パターンで構成される。図6(b)はイエローのテスト画像を例示している。中間転写ベルト5には、イエロー、マゼンタ、シアンの各色の第2テスト画像602が形成される。
中間転写ベルト5上に形成された第2テスト画像602は、光学センサ7により読み取られる。第2PD712から出力されるアナログ信号は、A/Dコンバータ110によりデジタル信号に変換される。CPU109は、このデジタル信号値と目標の画像濃度階調特性との差に基づいて画像形成条件を制御する。CPU109は、この画像形成条件に基づいて画像形成制御部101を制御することで、イエローの画像濃度を調整する。マゼンタ及びシアンの画像濃度の調整も同様に行われる。
図8は、第2LED702と第2PD712とによって第2テスト画像602による反射光が検出された場合のアナログ信号の例示図である。ここではイエロー用の第2テスト画像602のアナログ信号を例示する。第2テスト画像602の最も高濃度である濃度70%の画像は、イエロートナーにより光が反射されることに加えて、トナー付着量が多いために乱反射光の光量が増加する。そのため光学センサ7(第2PD712)から出力されるアナログ信号の値が増加する。第2テスト画像602の最も低濃度である濃度10%の画像は、イエロートナーによる反射光の光量が濃度70%の場合に比べて減少し、乱反射光の光量が減少する。そのため、光学センサ7(第2PD712)から出力されるアナログ信号の値が低下する。マゼンタやシアンの第2テスト画像のアナログ信号も同様の傾向となる。
(光学センサ7の実装部品の配置)
図9は、光学センサ7の基板201に実装される実装部品の配置状態の例示図である。この図は、光学センサ7の基板201の、コネクタ205、制御IC207、および他の実装部品206a、206bの実装面を表す。基板201には、実装禁止領域901a、901bが設けられる。実装禁止領域901a、901bは、第1位置決め穴202a及び第2位置決め穴202bにビスを通して光学センサ7を画像形成装置100に固定する際に、ビスと実装部品とが干渉しないように設けられる。
制御IC207の電極は、上記の通り、チップオンボード工法により、基板201の電極パターンにワイヤで接続される。ワイヤボンディングは専用装置により行われる。そのために制御IC207は、ワイヤボンディング時に専用装置が実装部品の中でも最も背の高いコネクタ205と干渉しないように、コネクタ205から十分な距離をとって実装される。図9では、制御IC207とコネクタ205とが距離L1だけ離間して配置される。
他の実装部品206a、206bは、実装可能領域903の内側に実装される。実装可能領域903は、制御IC207の実装領域でコネクタ205から最も離れた点Paと、コネクタ205の実装領域で制御IC207から最も離れた点Pbと、を結んだ線を対角線とする矩形の領域である。実装可能領域903は、ワイヤボンディング時の専用装置とコネクタ205との干渉を防止して、各実装部品を実装するための必要最低限な領域となる。他の実装部品206a、206bの中でコネクタ205から最も離れて実装される実装部品206bは、コネクタ205から距離Lbだけ離間して配置される。制御IC207とコネクタ205との距離L1は、実装部品206bとコネクタ205との距離Lbよりも長くなる。即ち制御IC207は、他の実装部品206a、206bよりもコネクタ205から遠くに配置される。なお、他の実装部品206a、206bは、実装可能領域903内に重心位置が含まれる、或いは少なくとも一部が含まれるように配置される。
仮に、コネクタ205と他の実装部品206a、206bとの距離Lbがコネクタ205と制御IC207との距離L1より長くなるように、他の実装部品206a(又は206b)が基板201に設けられる場合、基板201が大型化してしまう。つまり、制御IC207が他の実装部品と比較してコネクタ205の最も近くに配置されるような基板201は大型化してしまう。そこで、一例として、図9に示すように、実装可能領域903内にすべての実装部品を配置することで、基板201を最も小さくすることができる。これにより、光学センサ7全体のサイズを従来よりも小型化することができる。また、制御IC207が、専用装置が実装部品の中でも最も背の高いコネクタ205と干渉しないように、コネクタ205から所定の距離を離して配置されるために、制御IC207の実装作業が容易になる。そのために光学センサ7の製造が容易になる。
また、図9に示す実装部品の配置は基板201を最も小型化できる例である。しかしながら、例えば、コネクタ205と制御IC207以外の他の実装部品206a(又は206b)のうちの一部との距離が距離L1より短くなるように配置されていれば、基板201を小型化できるという効果があることは言うまでもない。

Claims (13)

  1. 基板と、
    前記基板の第1面に実装されて測定対象に光を照射する発光素子と、
    前記第1面に実装されて前記測定対象による反射光を受光する受光素子と、
    前記基板の前記第1面とは異なる第2面にワイヤボンディングにより実装される第1実装部品と、
    前記第2面に実装される第2実装部品と、
    前記第2面に実装されるコネクタと、を備え、
    前記第1実装部品は、前記第2実装部品よりも前記コネクタから遠くに配置されることを特徴とする、
    光学センサ。
  2. 前記第2実装部品は、前記第1実装部品の実装領域と前記コネクタの実装領域とを含む矩形の領域の内側に配置されることを特徴とする、
    請求項1記載の光学センサ。
  3. 前記第1実装部品と前記コネクタとは、前記第1実装部品のワイヤボンディングを行う専用装置が、ワイヤボンディング時に前記コネクタに干渉しないような距離をとって配置されることを特徴とする、
    請求項1又は2記載の光学センサ。
  4. 前記第2実装部品は、前記第1実装部品の実装領域と前記コネクタの実装領域とを含む前記矩形の領域に重心位置が含まれるように配置されることを特徴とする、
    請求項2記載の光学センサ。
  5. 前記第2実装部品は、前記第1実装部品の実装領域と前記コネクタの実装領域とを含む前記矩形の領域に少なくとも一部が含まれるように配置されることを特徴とする、
    請求項2記載の光学センサ。
  6. 前記第2実装部品はリフロー部品であることを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれか1項記載の光学センサ。
  7. 前記第1実装部品と前記発光素子とは前記基板を介して電気的に接続されており、
    前記第1実装部品と前記受光素子とは前記基板を介して電気的に接続されていることを特徴とする、
    請求項1〜6のいずれか1項記載の光学センサ。
  8. 前記第1実装部品は、前記発光素子の発光を制御し、前記受光素子から反射光の受光結果を取得することを特徴とする、
    請求項7記載の光学センサ。
  9. 前記第1実装部品は、封止樹脂が塗布されていることを特徴とする、
    請求項1〜8のいずれか1項記載の光学センサ。
  10. 前記コネクタは、前記光学センサと外部装置とを電気的に接続するための信号線が接続されることを特徴とする、
    請求項1〜9のいずれか1項記載の光学センサ。
  11. 画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段から前記画像が転写される像担持体と、
    前記像担持体から前記画像をシートに転写する転写手段と、
    前記像担持体に形成された画像形成条件の調整するための測定用画像を検出する検出手段と、を備え、
    前記検出手段は、
    基板と、
    前記基板の第1面に実装されて前記測定用画像に光を照射する発光素子と、
    前記第1面に実装されて前記測定用画像による反射光を受光する受光素子と、
    前記基板の前記第1面とは異なる第2面にワイヤボンディングにより実装される第1実装部品と、
    前記第2面に実装される第2実装部品と、
    前記第2面に実装されるコネクタと、を備え、
    前記第1実装部品は、前記第2実装部品よりも前記コネクタから遠くに配置されることを特徴とする、
    画像形成装置。
  12. 前記検出手段の動作を制御し、前記検出手段による前記測定用画像の検出結果に基づいて調整した前記画像形成条件に応じて前記画像形成手段の動作を制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする、
    請求項11記載の画像形成装置。
  13. 前記制御手段と前記検出手段とは、前記コネクタにより電気的に接続されていることを特徴とする、
    請求項12記載の画像形成装置。
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