JP2021127743A - バランサ付きエンジン - Google Patents

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【課題】オイルポンプとは別部材で構成されたストレーナの振動を抑制する。【解決手段】バランサ付きエンジン1は、ロアブロック5に設けられたバランサ20と、オイルポンプ40と、オイルポンプ40によってオイルパン6から吸上げられたオイルを濾過するストレーナ60と、を備える。ストレーナ60は、ストレーナ本体61と、オイルポンプ40とストレーナ本体61とを接続する接続パイプ部62と、を有する。接続パイプ部62の先端部62aは、オイルポンプ40のポンプハウジング41に設けられたオイル吸込口46に挿入されている。バランサ20のバランサハウジング21には、接続パイプ部62を挿通させる通し孔36が設けられている。バランサ20のバランサハウジング21とオイルポンプ40のポンプハウジング41とは、通し孔36と吸込口46とにおいて、互いに当接している。【選択図】図5

Description

本発明は、バランサ付きエンジンに関する。
特許文献1に開示のエンジンは、エンジンの2次振動を抑制するバランサと、オイルパンに溜められたオイルを所定の部位に供給するオイルポンプと、を備える。バランサとオイルポンプとは、互いに隣接する。オイルポンプには、ストレーナが設けられている。ストレーナは、オイルポンプによってオイルパンから吸上げられたオイルを、濾過する。
特開2015−98811号公報
ところで、エンジンの軽量化やカスタマイズ性の向上等を図るため、ストレーナをオイルポンプとは別部材で構成することがある。この場合、ストレーナは、オイルポンプとの接続部を起点に振動しやすい。
ストレーナの振動は、オイルパンに溜められたオイル中に、気泡が発生(キャビテーション)する原因となり、好ましくない。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その主な目的とするところは、オイルポンプとは別部材で構成されたストレーナの振動を抑制することにある。
本発明に係るバランサ付きエンジンは、シリンダブロックに設けられたバランサと、オイルポンプと、上記オイルポンプによってオイルパンから吸上げられたオイルを濾過するストレーナと、を備え、上記ストレーナは、ストレーナ本体と、上記オイルポンプと上記ストレーナ本体とを接続する接続パイプ部と、を有し、上記接続パイプ部の先端部は、上記オイルポンプのハウジングに設けられた吸込口に挿入されており、上記バランサのハウジングには、上記接続パイプ部を挿通させる通し孔が設けられており、上記バランサのハウジングと上記オイルポンプのハウジングとは、上記通し孔と上記吸込口とにおいて、互いに当接している。
かかる構成では、オイルポンプとは別部材で構成されたストレーナの接続パイプ部が吸込口に挿入されるため、ストレーナとオイルポンプとの接続剛性が問題となる。
そこで、バランサのハウジングとオイルポンプのハウジングとを、通し孔と吸込口とにおいて、互いに当接させる。これにより、オイルポンプのハウジングにおける吸込口周りの剛性が高くなるので、ストレーナとオイルポンプとの接続剛性を高めることができる。
したがって、オイルポンプとは別部材で構成されたストレーナの振動を抑制することができる。
一実施形態では、上記ストレーナの剛性は、上記バランサのハウジングの剛性及び上記オイルポンプのハウジングの剛性よりも、低い。
例えば、ストレーナを樹脂等の剛性の低い材料で形成した場合、ストレーナは、振動しやすい。そこで、上述したバランサの通し孔を用いた振動抑制対策を施すことによって、剛性の低さに起因するストレーナの振動のしやすさを、緩和することができる。
一実施形態では、上記ストレーナは、上記バランサに締結部材で締結されている。
かかる構成によれば、ストレーナがオイルポンプのみならずバランサにも支持されるので、ストレーナの振動をさらに抑制することができる。
一実施形態では、上記オイルポンプは、上記シリンダブロックに支持されている。
かかる構成によれば、オイルポンプ自体の振動を抑制することができる。これにより、オイルポンプに接続されたストレーナの振動も併せて抑制することができる。
一実施形態では、上記バランサは、上記シリンダブロックの下部に設けられており、上記オイルパンの最深部は、上記オイルパンにおけるクランク軸方向の略中央に位置しており、上記オイルポンプは、上記オイルパンにおける上記クランク軸方向の一端部において、上記バランサに設けられており、上記ストレーナ本体は、上記オイルパンの最深部近傍に配置されている。
かかる構成では、ストレーナ本体とオイルポンプとの距離が大きい分、接続パイプ部が長くなり、ストレーナが振動しやすい。そこで、上記振動抑制対策を施すことによって、接続パイプ部の長さに起因するストレーナの振動のしやすさを、緩和することができる。
本発明によれば、オイルポンプとは別部材で構成されたストレーナの振動を抑制することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るバランサ付きエンジンを示す左側面図である。 図2は、オイルパンを除いた状態で示すエンジン下部の拡大図である。 図3は、オイルパンを除いた状態で示すエンジンの下面図である。 図4は、バランサ及びオイルポンプの内部を下側から見た状態で示す図である。 図5は、ストレーナの内部を示す正面断面図である。 図6は、バランサの後面図である。 図7は、オイルポンプの前面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
本実施形態に係るエンジンは、例えば排気量2000cc以上の大排気量エンジンである。このような大排気量エンジンは、2次振動が問題となることが多い。そこで、本実施形態では、エンジンには、エンジンの2次振動を抑制するバランサが設けられている(バランサ付きエンジン)。
図1に示すように、エンジン1は、複数のシリンダ(図示せず)が車両前後方向(図1における左右方向)に並ぶ縦置き多気筒エンジンであり、クランクシャフト2の延びる方向(クランク軸方向)が車両前後方向に一致する。エンジン1は、車両前方のエンジンルームに収容されている。駆動方式は、フロントエンジン・リアドライブ(FR)方式であり、車両前方のエンジン1の駆動力を、プロペラシャフトを介して、後輪に伝達している。
エンジン1は、シリンダブロック3を備える。シリンダブロック3は、上下二つ割り構造であり、上側のアッパーブロック4と、下側のロアブロック5と、を有する。アッパーブロック4とロアブロック5とは、互いにフランジ接合されている。アッパーブロック4には、ピストンを収容するシリンダが複数設けられている。アッパーブロック4の下端部とロアブロック5の上端部との間には、クランクシャフト2が配置されている。
ロアブロック5の下部には、オイルパン6が設けられている。具体的には、オイルパン6のフランジ部6aが、ロアブロック5の下端部外縁に設けられたフランジ部5aに、ボルトによって、接合されている。
図2,3に示すように、エンジン1は、バランサ20を備える。バランサ20は、ロアブロック5の下部に設けられている。バランサ20は、オイルパン6の内部に収容されている。バランサ20は、車両前後方向において、ロアブロック5の前端部から後端部まで延びている。
バランサ20は、バランサハウジング21を有する。バランサハウジング21は、上下二つ割り構造であり、上側のアッパーハウジング22と、下側のロアハウジング23と、を有する。アッパーハウジング22とロアハウジング23とは、ボルトによって、互いに締結されている。
図3に示すように、バランサハウジング21は、複数のボルト25,25,…によって、ロアブロック5のフランジ部5aよりも内側に設けられた接合面5bに、接合されている。バランサハウジング21とロアブロック5との締結方向(接合方向)は、上下方向である。
図4に示すように、バランサ20は、第1バランサシャフト26と、第2バランサシャフト27と、を有する。各バランサシャフト26,27は、車両前後方向に延びており、クランクシャフト2と平行する。各バランサシャフト26,27は、バランサハウジング21に収容されている。第1バランサシャフト26と第2バランサシャフト27とは、車幅方向に互いに隣り合う。
第1バランサシャフト26の前端部には、スプロケット28が回転一体に結合されている。スプロケット28は、クランクシャフト2の前側部分に回転一体に結合されたスプロケット(図示せず)と、チェーン29によって、連係されている。
クランクシャフト2の回転は、クランクシャフト2側のスプロケット、チェーン29、及び第1バランサシャフト26側のスプロケット28を介して、第1バランサシャフト26に伝達される。
第1バランサシャフト26には、バランサウエイト30が回転一体に結合されている。バランサウエイト30は、第1バランサシャフト26に対して偏心して配置されている。
第1バランサシャフト26において、バランサウエイト30よりも前方には、第2バランサシャフト駆動ギア31が回転一体に結合されている。一方、第1バランサシャフト26において、バランサウエイト30よりも後方、より具体的には後端部には、ポンプ駆動ギア32が回転一体に結合されている。
第2バランサシャフト27には、第1バランサシャフト26と同様に、バランサウエイト33が回転一体に結合されている。バランサウエイト33は、第2バランサシャフト27に対して偏心して配置されている。
第2バランサシャフト27において、バランサウエイト33よりも前方には、第2バランサシャフト駆動ギア31に対応する、第2バランサシャフト従動ギア34が回転一体に結合されている。第2バランサシャフト駆動ギア31と第2バランサシャフト従動ギア34とは、互いに噛合う。
第1バランサシャフト26の回転は、第2バランサシャフト駆動ギア31及び第2バランサシャフト従動ギア34を介して、第2バランサシャフト27に伝達される。
バランサウエイト30(第1バランサシャフト26)とバランサウエイト33(第2バランサシャフト27)とは、クランクシャフト2の2倍速で、互いに反対方向に回転する。これにより、エンジン1の2次振動(クランクシャフト2の回転数の2倍の周波数の振動)が抑制される。
バランサハウジング21の車両前後方向の後端部(クランク軸方向の一端部)には、後述するオイルポンプ40との接合面35が形成されている(図2,3参照)。図5に示すように、バランサハウジング21(ロアハウジング23)の後端部における下側部分には、車両前後方向(クランク軸方向)に延びる通し孔36(図6参照)が設けられている。通し孔36は、バランサハウジング21(ロアハウジング23)の一部(後端部における下側部分)を貫通する。通し孔36における車両後方側の開口は、接合面35に位置する。
図2に示すように、エンジン1は、オイルポンプ40を備える。オイルポンプ40は、バランサ20の車両前後方向(クランク軸方向)の後端部に設けられている。なお、オイルポンプ40の種類に、特に限定はない。
図3に示すように、オイルポンプ40は、ポンプハウジング41を有する。ポンプハウジング41は、車両前後方向(クランク軸方向)に分割されており、ポンプ収容部41aと、ギア収容部41bと、を有する。
図4に示すように、オイルポンプ40は、ポンプシャフト44を有する。ポンプシャフト44は、車両前後方向に延びており、クランクシャフト2と平行する。ポンプシャフト44には、ポンプロータ47(図5参照)が回転一体に結合されている。ポンプロータ47は、ポンプハウジング41におけるポンプ収容部41a内に設けられたポンプ室48(図5参照)に収容されている。
ポンプシャフト44の前端部には、ポンプ駆動ギア32に対応する、ポンプ従動ギア45が回転一体に結合されている。ポンプ従動ギア45は、ポンプハウジング41のギア収容部41bに収容されている。ポンプ駆動ギア32とポンプ従動ギア45とは、互いに噛合う。すなわち、第1バランサシャフト26の回転は、ポンプ駆動ギア32及びポンプ従動ギア45を介して、ポンプシャフト44に伝達される。
図2,3に示すように、ポンプハウジング41におけるギア収容部41bの前端部には、バランサハウジング21の接合面35に対応した接合面42が形成されている。両接合面35,42同士を互いに合わせた状態で複数のボルト43,43,…で締結することによって、オイルポンプ40は、バランサ20に設けられている。
図5に示すように、ポンプハウジング41には、オイル吸込口46(図7参照)が設けられている。具体的には、オイル吸込口46は、接合面42の下端部近傍に開口し、ポンプ室48に連通している。
図2,3に示すように、エンジン1は、オイルポンプ40とロアブロック5とを連結するブラケット50を備える。ブラケット50は、ロアブロック5から下方に延びている。ブラケット50は、ポンプハウジング41に、ボルト51によって、締結されている(図2参照)。
ブラケット50は、フランジ部52を有する(図3参照)。フランジ部52は、ボルト53によって、ロアブロック5の接合面5bに、バランサハウジング21とともに、接合されている。すなわち、オイルポンプ40は、ブラケット50を介して、ロアブロック5に支持されている。ブラケット50とロアブロック5との締結方向(接合方向)は、上下方向である。
本実施形態において、オイルポンプ40(ブラケット50)とロアブロック5との締結点数は、バランサ20とロアブロック5との締結点数よりも少ない。すなわち、オイルポンプ40は、バランサ20よりも、上下方向に振動しやすい。
図2に示すように、エンジン1は、ストレーナ60を備える。ストレーナ60は、オイルポンプ40によってオイルパン6から吸上げられたオイルを、濾過する。本実施形態に係るストレーナ60は、樹脂製である。したがって、ストレーナ60の剛性は、金属製のバランサハウジング21の剛性及び金属製のポンプハウジング41の剛性よりも、低い。このため、樹脂製のストレーナ60は、例えば金属製のストレーナの場合に比べて、振動しやすい。
ストレーナ60は、ストレーナ本体61と、接続パイプ部62と、を有する。ストレーナ本体61の内部には、オイルを濾過するためのメッシュ(図示せず)が設けられている。
ストレーナ本体61は、ストレーナ本体61から上方に延びる取付部61aにおいて、締結部材としてのボルト63によって、バランサハウジング21に締結されている。
ここで、オイルパン6の最深部6bは、オイルパン6における車両前後方向(クランク軸方向)の略中央Cに位置する。ストレーナ本体61は、オイルパン6の最深部6b近傍(略中央C近傍)に配置されている。
また、本実施形態では、レイアウトの都合上、前輪用の車軸がオイルパン6を貫通して設けられるため、オイルパン6の前方には、当該車軸を挿通するための孔7(図1において二点鎖線で図示)が設けられている。このため、当該車軸(孔7)を避けるべく、オイルポンプ40は、オイルパン6における車両前後方向の後端部(クランク軸方向の一端部)において、バランサ20に設けられている。
図5に示すように、接続パイプ部62は、ストレーナ本体61の後端部からオイルポンプ40側に向かって車両後方向に延びており、オイルポンプ40とストレーナ本体61とを接続する。接続パイプ部62の先端部62aは、オイルポンプ40のオイル吸込口46に、挿入されている。また、バランサ20の通し孔36は、接続パイプ部62を挿通させている。
ここで、図5に示すように、バランサハウジング21とポンプハウジング41とは、通し孔36とオイル吸込口46とにおいて、両接合面35,42が互いに当接している。具体的には、ポンプハウジング41の接合面42に位置するオイル吸込口46の開口縁部46a(図7参照)には、バランサハウジング21の接合面35に位置する通し孔36の開口縁部36a(図6参照)が当接している。
図5に示すように、接続パイプ部62の外壁部62bは、通し孔36の内壁部36bに、当接していない。すなわち、接続パイプ部62の外壁部62bと通し孔36の内壁部36bとの間には、隙間64がある。
以上の通り、本実施形態では、オイルポンプ40とは別部材で構成されたストレーナ60の接続パイプ部62がオイル吸込口46に挿入されるため、ストレーナ60とオイルポンプ40との接続剛性が問題となる。
そこで、バランサハウジング21とポンプハウジング41とを、通し孔36とオイル吸込口46とにおいて、互いに当接させる。これにより、ポンプハウジング41の接合面35におけるオイル吸込口46周り(開口縁部46a)の剛性が高くなるので、ストレーナ60とオイルポンプ40との接続剛性を高めることができる。
したがって、オイルポンプ40とは別部材で構成されたストレーナ60の振動を抑制することができる。
本実施形態では、ストレーナ60を樹脂等の剛性の低い材料で形成しているため、ストレーナ60は、振動しやすい。そこで、上述したバランサ20の通し孔36を用いた振動抑制対策を施すことによって、剛性の低さに起因するストレーナ60の振動のしやすさを、緩和することができる。
ボルト63によって、ストレーナ60がオイルポンプ40のみならず、バランサ20にも支持されるので、ストレーナ60の振動をさらに抑制することができる。
オイルポンプ40がブラケット50を介してロアブロック5(シリンダブロック3)に支持されるので、オイルポンプ40自体の振動を抑制することができる。これにより、オイルポンプ40に接続されたストレーナ60の振動も併せて抑制することができる。
本実施形態では、ストレーナ本体61とオイルポンプ40との距離が大きい分、接続パイプ部62が長くなり、ストレーナ60が振動しやすい。そこで、上記振動抑制対策を施すことによって、接続パイプ部62の長さに起因するストレーナ60の振動のしやすさを、緩和することができる。
接続パイプ部62の外壁部62bが通し孔36の内壁部36bに当接しないので、バランサ20の振動が、通し孔36の内壁部36bから接続パイプ部62の外壁部62bに、伝わりにくい。これにより、ストレーナ60が通し孔36を起点に振動することを、抑制することができる。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の改変が可能である。
本実施形態では、ストレーナ60を樹脂製としたが、これに限定されない。例えば、ストレーナ60は、バランサハウジング21及びポンプハウジング41と同じ金属製でもよい。ストレーナ60がオイルポンプ40とは別部材で構成されていれば、材料はいかなるものでもよい。
本実施形態では、オイルパン6の最深部6bは、オイルパン6における車両前後方向(クランク軸方向)の略中央Cに位置するが、これに限定されない。例えば、オイルパン6の最深部6bは、オイルパン6における車両前後方向(クランク軸方向)の後端部に位置してもよい。この場合、ストレーナ本体61は、オイルパン6における車両前後方向(クランク軸方向)の後端部に配置されることになる。すなわち、本実施形態の場合よりも、ストレーナ本体61とオイルポンプ40との距離が小さくなる分、接続パイプ部62を、短くすることができる。このため、ストレーナ60を、振動しにくくすることができる。
本実施形態では、オイルポンプ40は、オイルパン6の車両前後方向の後端部(クランク軸方向の一端部)において、バランサ20に設けられていたが、これに限定されない。レイアウト上可能であれば、例えば、オイルポンプ40は、オイルパン6の車両前後方向の前端部(クランク軸方向の他端部)において、バランサ20に設けられてもよい。
本実施形態では、オイルポンプ40は、ブラケット50を介してロアブロック5に支持されていたが、これに限定されない。例えば、オイルポンプ40は、ブラケット50を介さずに、ロアブロック5に直接支持されてもよい。また、オイルポンプ40は、ロアブロック5に支持されなくてもよい。
本発明は、バランサ付きエンジンに適用できるので、極めて有用であり、産業上の利用可能性が高い。
C 略中央
1 エンジン
2 クランクシャフト
3 シリンダブロック
5 ロアブロック
6 オイルパン
6b 最深部
20 バランサ
21 バランサハウジング
23 ロアハウジング
35 接合面
36 通し孔
36a 開口縁部
36b 内壁部
40 オイルポンプ
41 ポンプハウジング
42 接合面
46 オイル吸込口
46a 開口縁部
50 ブラケット
60 ストレーナ
61 ストレーナ本体
62 接続パイプ部
62a 先端部
62b 外壁部
63 ボルト(締結部材)
64 隙間

Claims (5)

  1. シリンダブロックに設けられたバランサと、
    オイルポンプと、
    前記オイルポンプによってオイルパンから吸上げられたオイルを濾過するストレーナと、を備え、
    前記ストレーナは、
    ストレーナ本体と、
    前記オイルポンプと前記ストレーナ本体とを接続する接続パイプ部と、を有し、
    前記接続パイプ部の先端部は、前記オイルポンプのハウジングに設けられた吸込口に挿入されており、
    前記バランサのハウジングには、前記接続パイプ部を挿通させる通し孔が設けられており、
    前記バランサのハウジングと前記オイルポンプのハウジングとは、前記通し孔と前記吸込口とにおいて、互いに当接している、バランサ付きエンジン。
  2. 請求項1において、
    前記ストレーナの剛性は、前記バランサのハウジングの剛性及び前記オイルポンプのハウジングの剛性よりも、低い、バランサ付きエンジン。
  3. 請求項1又は2において、
    前記ストレーナは、前記バランサに締結部材で締結されている、バランサ付きエンジン。
  4. 請求項1から3のいずれか1つにおいて、
    前記オイルポンプは、前記シリンダブロックに支持されている、バランサ付きエンジン。
  5. 請求項1から4のいずれか1つにおいて、
    前記バランサは、前記シリンダブロックの下部に設けられており、
    前記オイルパンの最深部は、該オイルパンにおけるクランク軸方向の略中央に位置しており、
    前記オイルポンプは、前記オイルパンにおける前記クランク軸方向の一端部において、前記バランサに設けられており、
    前記ストレーナ本体は、前記オイルパンの最深部近傍に配置されている、バランサ付きエンジン。
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