JP2021125054A - 周辺認識装置、周辺認識方法、およびプログラム - Google Patents

周辺認識装置、周辺認識方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】車両周辺の認識精度を向上させることができる周辺認識装置、周辺認識方法、およびプログラムを提供すること。
【解決手段】実施形態の周辺認識装置は、自車両の位置情報に基づいて地図情報から前記自車両の周辺の道路境界を含む第1道路情報を取得する取得部と、外界センサの出力に基づいて前記自車両の周辺の道路境界を認識する認識部と、前記取得部により取得された第1道路情報に含まれる第1道路境界の位置を基準とした道路境界判定領域内に、前記認識部の認識結果である第2道路情報に含まれる第2道路境界が存在する場合に、前記第1道路境界と前記第2道路境界とが合致していると判定する判定部と、を備え、前記判定部は、所定条件に基づいて前記道路境界判定領域の大きさを設定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、周辺認識装置、周辺認識方法、およびプログラムに関する。
近年、車両周辺の認識結果に基づいて車両の運転制御を行う技術に関する研究が進められている。これに関連して、レーダによって検出した車両周辺の物体と、カメラ画像によって検出した車両周辺の物体とが同一物体であるか否かを判断する場合に、車両から物体までの距離が長いほど、同一物体であると判断しやすくする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−292475号公報
しかしながら、従来の技術では、周辺環境によっては、レーダによる車両周辺物体の検出精度とカメラ画像による車両周辺物体の検出精度の両方が低くなる場合があるため、認識精度が向上しない場合があった。
本発明の態様は、このような事情を考慮してなされたものであり、車両周辺の認識精度を向上させることができる周辺認識装置、周辺認識方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
この発明に係る周辺認識装置、周辺認識方法、およびプログラムは、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る周辺認識装置は、自車両の位置情報に基づいて地図情報から前記自車両の周辺の道路境界を含む第1道路情報を取得する取得部と、外界センサの出力に基づいて前記自車両の周辺の道路境界を認識する認識部と、前記取得部により取得された第1道路情報に含まれる第1道路境界の位置を基準とした道路境界判定領域内に、前記認識部の認識結果である第2道路情報に含まれる第2道路境界が存在する場合に、前記第1道路境界と前記第2道路境界とが合致していると判定する判定部と、を備え、前記判定部は、所定条件に基づいて前記道路境界判定領域の大きさを設定する、周辺認識装置である。
(2):上記(1)の態様において、前記道路境界判定領域は、前記第1道路境界の位置を基準として、前記第1道路境界の長手方向に直交する方向に所定の幅を有する領域であり、前記自車両から見て前記第1道路境界よりも向こう側の領域は、前記第1道路境界よりも手前側の領域よりも狭い、請求項1に記載の周辺認識装置である。
(3):上記(1)または(2)の態様において、前記自車両の位置を計測する位置計測部を更に備え、前記判定部は、前記位置計測部により計測される前記自車両の位置精度に基づいて前記道路境界判定領域の大きさを設定するものである。
(4):上記(1)〜(3)のうち何れか一つの態様において、前記判定部は、前記地図情報が作成または更新された年月日からの経過期間に基づいて、前記道路境界判定領域の大きさを設定するものである。
(5):上記(1)〜(4)のうち何れか一つの態様において、前記判定部は、所定区間に含まれる前記第1道路境界が、前記道路境界判定領域内に存在する割合を算出し、算出した割合が閾値以上である場合に、前記第1道路境界と、前記第2道路境界とが合致していると判定し、前記第1道路境界のうち前記自車両に近い第1領域の道路境界が前記道路境界判定領域内に存在する方が、前記自車両から見て前記第1領域よりも遠方にある第2領域の道路境界が前記道路境界判定領域内に存在するよりも、前記割合に対する重みを大きくするものである。
(6):上記(2)の態様において、前記判定部は、前記自車両の速度に基づいて、前記道路境界判定領域の幅を広くするものである。
(7):上記(1)〜(6)のうち何れか一つの態様において、前記判定部は、前記認識部により前記自車両の周辺に他車両が認識された場合に、前記他車両が認識されなかった場合に比して、前記道路境界判定領域を狭くするものである。
(8):上記(1)〜(7)のうち何れか一つの態様において、前記判定部は、前記第1道路境界と、前記第2道路境界とが合致しているか否かの判定を複数行い、合致している回数が所定回数以上である場合に、前記第1道路境界と、前記第2道路境界とが合致していると判定し、前記地図情報が更新された場合に、前記合致している回数をリセットするものである。
(9):上記(1)〜(8)のうち何れか一つの態様において、前記判定部は、前記第1道路境界が構造物を含む場合に、前記構造物を含まない場合に比して、前記道路境界判定領域を狭くするものである。
(10):この発明の一態様に係る周辺認識方法は、コンピュータが、自車両の位置情報に基づいて地図情報から前記自車両の周辺の道路境界を含む第1道路情報を取得し、外界センサの出力に基づいて前記自車両の周辺の道路境界を認識し、取得された前記第1道路情報に含まれる第1道路境界の位置を基準とした道路境界判定領域内に、認識した結果である第2道路情報に含まれる第2道路境界が存在する場合に、前記第1道路境界と前記第2道路境界とが合致していると判定し、所定条件に基づいて前記道路境界判定領域の大きさを設定する、周辺認識方法である。
(11):この発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、自車両の位置情報に基づいて地図情報から前記自車両の周辺の道路境界を含む第1道路情報を取得させ、外界センサの出力に基づいて前記自車両の周辺の道路境界を認識させ、取得された前記第1道路情報に含まれる第1道路境界の位置を基準とした道路境界判定領域内に、認識した結果である第2道路情報に含まれる第2道路境界が存在する場合に、前記第1道路境界と前記第2道路境界とが合致していると判定させ、所定条件に基づいて前記道路境界判定領域の大きさを設定させる、プログラムである。
(1)〜(11)によれば、車両周辺の認識精度を向上させることができる。
実施形態に係る周辺認識装置を含む車両システム1の構成図である。 第1制御部120および第2制御部160の機能構成図である。 道路情報取得部132、道路境界認識部134、および判定部136の機能について説明するための図である。 道路境界判定領域の変更について説明するための図である。 他車両が認識される場合の道路境界判定領域の変更パターンを説明するための図である。 道路境界に構造物を含む場合の道路境界判定領域の変更パターンを説明するための図である。 道路境界判定領域の幅を段階的に変更させることについて説明するための図である。 自車両Mからの距離に応じて道路境界判定領域の幅を広げることについて説明するための図である。 実施形態の周辺認識装置を含む自動運転制御装置100により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態の周辺認識装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の周辺認識装置、周辺認識方法、およびプログラムの実施形態について説明する。以下では、一例として、周辺認識装置が自動運転車両に適用された実施形態について説明する。自動運転とは、例えば、自動的に車両の操舵または速度のうち、一方または双方を制御して運転制御を実行することである。上述した運転制御には、例えば、ACC(Adaptive Cruise Control System)やTJP(Traffic Jam Pilot)、ALC(Automated Lane Change)、LKAS(Lane Keeping Assistance System)、CMBS(Collision Mitigation Brake System)等の運転制御が含まれてもよい。また、自動運転車両は、乗員の手動操作による運転制御(いわゆる手動運転)が実行されてもよい。
[全体構成]
図1は、実施形態に係る周辺認識装置を含む車両システム1の構成図である。車両システム1が搭載される車両(以下、自車両Mと称する)は、例えば、二輪や三輪、四輪等の車両であり、その駆動源は、ディーゼルエンジンやガソリンエンジン等の内燃機関、電動機、或いはこれらの組み合わせである。電動機は、内燃機関に連結された発電機による発電電力、或いは二次電池や燃料電池等のバッテリ(蓄電池)の放電電力を使用して動作する。
車両システム1は、例えば、カメラ10と、レーダ装置12と、LIDAR(Light Detection and Ranging)14と、物体認識装置16と、通信装置20と、HMI(Human Machine Interface)30と、車両センサ40と、ナビゲーション装置50と、MPU(Map Positioning Unit)60と、運転操作子80と、自動運転制御装置100と、走行駆動力出力装置200と、ブレーキ装置210と、ステアリング装置220とを備える。これらの装置や機器は、CAN(Controller Area Network)通信線等の多重通信線やシリアル通信線、無線通信網等によって互いに接続される。なお、図1に示す構成はあくまで一例であり、構成の一部が省略されてもよいし、更に別の構成が追加されてもよい。カメラ10と、レーダ装置12と、LIDER14とを組み合わせたものが「外界センサ」の一例である。また、「外界センサ」には、物体認識装置16が含まれていてもよい。また、外界センサと、車両センサ40と、後述する認識部130と、記憶部190とを組み合わせたものが「周辺認識装置」の一例である。
カメラ10は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。カメラ10は、車両システム1が搭載される自車両Mの任意の箇所に取り付けられる。前方を撮像する場合、カメラ10は、フロントウインドシールド上部やルームミラー裏面、車体の前頭部等に取り付けられる。後方を撮像する場合、カメラ10は、リアウインドシールド上部やバックドア等に取り付けられる。側方を撮像する場合、カメラ10は、ドアミラー等に取り付けられる。カメラ10は、例えば、周期的に繰り返し自車両Mの周辺を撮像する。カメラ10は、ステレオカメラであってもよい。
レーダ装置12は、自車両Mの周辺にミリ波等の電波を放射すると共に、周辺の物体によって反射された電波(反射波)を検出して少なくとも物体の位置(距離および方位)を検出する。レーダ装置12は、自車両Mの任意の箇所に取り付けられる。レーダ装置12は、FM−CW(Frequency Modulated Continuous Wave)方式によって物体の位置および速度を検出してもよい。
LIDAR14は、自車両Mの周辺に光を照射し、散乱光を測定する。LIDAR14は、発光から受光までの時間に基づいて、対象までの距離を検出する。照射される光は、例えば、パルス状のレーザー光である。LIDAR14は、自車両Mの任意の箇所に取り付けられる。
物体認識装置16は、カメラ10、レーダ装置12、およびLIDAR14のうち一部または全部による検出結果に対してセンサフュージョン処理を行って、物体の位置、種類、速度等を認識する。物体認識装置16は、認識結果を自動運転制御装置100に出力する。また、物体認識装置16は、カメラ10、レーダ装置12、およびLIDAR14の検出結果をそのまま自動運転制御装置100に出力してよい。その場合、車両システム1から物体認識装置16が省略されてもよい。
通信装置20は、例えば、セルラー網やWi−Fi網、Bluetooth(登録商標)、DSRC(Dedicated Short Range Communication)、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等のネットワークを利用して、例えば、自車両Mの周辺に存在する他車両、自車両Mを利用する利用者の端末装置、或いは各種サーバ装置と通信する。
HMI30は、自車両Mの乗員に対して各種情報を出力すると共に、乗員による入力操作を受け付ける。HMI30には、例えば、各種表示装置、スピーカ、ブザー、タッチパネル、スイッチ、キー等が含まれる。
車両センサ40は、自車両Mの速度を検出する車速センサ、加速度を検出する加速度センサ、ヨーレート(例えば、自車両Mの重心点を通る鉛直軸回りの回転角速度)を検出するヨーレートセンサ、自車両Mの向きを検出する方位センサ等を含む。また、車両センサ40は、車両の位置を検出する位置センサが設けられていてもよい。位置センサは、「位置計測部」の一例である。位置センサは、例えば、GPS(Global Positioning System)装置から位置情報(経度・緯度情報)を取得するセンサである。また、位置センサは、ナビゲーション装置50のGNSS(Global Navigation Satellite System)受信機51を用いて位置情報を取得するセンサであってもよい。車両センサ40は、位置センサにおける所定時間における位置情報の差分(すなわち距離)から自車両Mの速度を導出してもよい。車両センサ40により検出した結果は、自動運転制御装置100に出力される。
ナビゲーション装置50は、例えば、GNSS受信機51と、ナビHMI52と、経路決定部53とを備える。ナビゲーション装置50は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶装置に第1地図情報54を保持している。GNSS受信機51は、GNSS衛星から受信した信号に基づいて、自車両Mの位置を特定する。自車両Mの位置は、車両センサ40の出力を利用したINS(Inertial Navigation System)によって特定または補完されてもよい。ナビHMI52は、表示装置、スピーカ、タッチパネル、キー等を含む。GNSS受信機51は、車両センサ40に設けられてもよい。ナビHMI52は、前述したHMI30と一部または全部が共通化されてもよい。経路決定部53は、例えば、GNSS受信機51により特定された自車両Mの位置(或いは入力された任意の位置)から、ナビHMI52を用いて乗員により入力された目的地までの経路(以下、地図上経路)を、第1地図情報54を参照して決定する。第1地図情報54は、例えば、道路を示すリンクと、リンクによって接続されたノードとによって道路形状が表現された情報である。第1地図情報54は、POI(Point Of Interest)情報等を含んでもよい。地図上経路は、MPU60に出力される。ナビゲーション装置50は、地図上経路に基づいて、ナビHMI52を用いた経路案内を行ってもよい。ナビゲーション装置50は、通信装置20を介してナビゲーションサーバに現在位置と目的地を送信し、ナビゲーションサーバから地図上経路と同等の経路を取得してもよい。ナビゲーション装置50は、決定した地図上経路を、MPU60に出力する。
MPU60は、例えば、推奨車線決定部61を含み、HDDやフラッシュメモリ等の記憶装置に第2地図情報62を保持している。推奨車線決定部61は、ナビゲーション装置50から提供された地図上経路を複数のブロックに分割し(例えば、車両進行方向に関して100[m]毎に分割し)、第2地図情報62を参照してブロックごとに推奨車線を決定する。推奨車線決定部61は、左から何番目の車線を走行するといった決定を行う。推奨車線決定部61は、地図上経路に分岐箇所が存在する場合、自車両Mが、分岐先に進行するための合理的な経路を走行できるように、推奨車線を決定する。
第2地図情報62は、第1地図情報54よりも高精度な地図情報である。第2地図情報62は、例えば、車線数、道路区画線の種類、車線の中央の情報あるいは道路境界の情報等を含んでいる。第2地図情報62には、道路境界が、車両が通過(横断、接触も含む)不可能な構造物を含む境界か否かの情報を含んでいてもよい。構造物とは、例えば、ガードレール、縁石、中央分離帯、フェンス等である。通過不可能とは、通常起こり得ないような車両の振動を許容するのであれば通過できる程度の低い段差が存在することを含んでもよい。また、第2地図情報62には、道路形状情報、交通規制情報(例えば、標識、停止線、横断歩道)、住所情報(住所・郵便番号)、施設情報、駐車場情報、電話番号情報等が含まれてよい。道路形状情報とは、例えば、道路の曲率半径(或いは曲率)、幅員、勾配等である。第2地図情報62は、通信装置20が外部装置と通信することにより、随時、アップデートされてよい。第1地図情報54および第2地図情報62は、地図情報として一体に設けられていてもよい。また、地図情報は、記憶部190に記憶されていてもよい。
運転操作子80は、例えば、ステアリングホイールと、アクセルペダルと、ブレーキペダルとを備える。また、運転操作子80は、シフトレバー、異形ステア、ジョイスティックその他の操作子を含んでもよい。運転操作子80の各操作子には、例えば、乗員による操作子の操作量あるいは操作の有無を検出する操作検出部が取り付けられている。操作検出部は、例えば、ステアリングホイールの操舵角や操舵トルク、アクセルペダルやブレーキペダルの踏込量等を検出する。そして、操作検出部は、検出結果を自動運転制御装置100、もしくは、走行駆動力出力装置200、ブレーキ装置210、およびステアリング装置220のうち一方または双方に出力する。
自動運転制御装置100は、例えば、第1制御部120と、第2制御部160と、HMI制御部180と、記憶部190とを備える。第1制御部120と、第2制御部160と、HMI制御部180とは、それぞれ、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。上述のプログラムは、予め自動運転制御装置100のHDDやフラッシュメモリ等の記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROM、メモリカード等の着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体(非一過性の記憶媒体)がドライブ装置やカードスロット等に装着されることで自動運転制御装置100の記憶装置にインストールされてもよい。
記憶部190は、上記の各種記憶装置、或いはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、またはRAM(Random Access Memory)等により実現されてもよい。記憶部190には、例えば、実施形態における周辺認識や運転制御に関する各種情報やプログラム等が格納される。
また、記憶部190には、地図情報(例えば、第1地図情報54および第2地図情報62)が格納されていてもよい。また、記憶部190には、例えば、地図情報の作成日または更新日等の基準年月日に関する情報が記憶されてもよい。また、記憶部190には、例えば、自車両Mの位置を検出する位置センサ(GPS装置、GNSS受信機51)による位置精度(位置誤差)に関する情報が記憶されていてもよい。
図2は、第1制御部120および第2制御部160の機能構成図である。第1制御部120は、例えば、認識部130と、行動計画生成部140とを備える。第1制御部120は、例えば、AI(Artificial Intelligence;人工知能)による機能と、予め与えられたモデルによる機能とを並行して実現する。例えば、「交差点を認識する」機能は、ディープラーニング等による交差点の認識と、予め与えられた条件(パターンマッチング可能な信号、道路標示等がある)に基づく認識とが並行して実行され、双方に対してスコア付けして総合的に評価することで実現されてよい。これによって、自動運転の信頼性が担保される。また、第1制御部120は、例えば、MPU60やHMI制御部180等からの指示に基づいて自車両Mの自動運転に関する制御を実行する。
認識部130は、カメラ10、レーダ装置12、およびLIDAR14から物体認識装置16を介して入力された情報に基づいて、自車両Mの周辺にある物体の位置、および速度、加速度等の状態を認識する。物体の位置は、例えば、自車両Mの代表点(重心や駆動軸中心など)を原点とした絶対座標上の位置として認識され、制御に使用される。物体の位置は、その物体の重心やコーナー等の代表点で表されてもよいし、表現された領域で表されてもよい。物体の「状態」とは、例えば、物体が他車両等の移動体である場合に、移動体の加速度やジャーク、あるいは「行動状態」(例えば他車両が車線変更をしている、またはしようとしているか否か)を含んでもよい。
また、認識部130は、例えば、道路情報取得部132と、道路境界認識部134と、判定部136とを備える。道路情報取得部132は、「取得部」の一例である。道路境界認識部134は、「認識部」の一例である。これらの機能の詳細については、後述する。
行動計画生成部140は、自動運転により自車両Mを走行させる行動計画を生成する。例えば、行動計画生成部140は、原則的には推奨車線決定部61により決定された推奨車線を走行し、更に、認識部130による認識結果または地図情報から取得された自車両Mの現在位置に基づく周辺の道路形状等に基づいて、自車両Mの周辺状況に対応できるように、自車両Mが自動的に(運転者の操作に依らずに)将来走行する目標軌道を生成する。目標軌道は、例えば、速度要素を含んでいる。例えば、目標軌道は、自車両Mの到達すべき地点(軌道点)を順に並べたものとして表現される。軌道点は、道なり距離で所定の走行距離(例えば数[m]程度)ごとの自車両Mの到達すべき地点であり、それとは別に、所定のサンプリング時間(例えば0コンマ数[sec]程度)ごとの目標速度および目標加速度が、目標軌道の一部として生成される。また、軌道点は、所定のサンプリング時間ごとの、そのサンプリング時刻における自車両Mの到達すべき位置であってもよい。この場合、目標速度や目標加速度の情報は軌道点の間隔で表現される。
行動計画生成部140は、目標軌道を生成するにあたり、自動運転のイベントを設定してよい。イベントには、例えば、自車両Mを一定の速度で同じ車線を走行させる定速走行イベント、自車両Mの前方の所定距離以内(例えば100[m]以内)に存在し、自車両Mに最も近い他車両(以下、前走車両と称する)に自車両Mを追従させる追従走行イベント、自車両Mを自車線から隣接車線へと車線変更させる車線変更イベント、道路の分岐地点で自車両Mを目的地側の車線に分岐させる分岐イベント、合流地点で自車両Mを本線に合流させる合流イベント、自動運転を終了して手動運転に切り替えるためのテイクオーバーイベント等が含まれる。また、イベントには、例えば、自車両Mを一旦隣接車線に車線変更させて前走車両を隣接車線において追い越してから再び元の車線へと車線変更させる追い越しイベント、自車両Mの前方に存在する障害物を回避するために自車両Mに制動および操舵の少なくとも一方を行わせる回避イベント等が含まれてよい。
また、行動計画生成部140は、例えば、自車両Mの走行時に認識された自車両Mの周辺状況に応じて、現在の区間に対して既に決定したイベントを他のイベントに変更したり、現在の区間に対して新たなイベントを設定したりしてよい。また、行動計画生成部140は、HMI30への乗員の操作に応じて、現在の区間に対して既に設定したイベントを他のイベントに変更したり、現在の区間に対して新たなイベントを設定したりしてよい。行動計画生成部140は、設定したイベントに応じた目標軌道を生成する。
第2制御部160は、行動計画生成部140によって生成された目標軌道を、予定の時刻通りに自車両Mが通過するように、走行駆動力出力装置200、ブレーキ装置210、およびステアリング装置220を制御する。
第2制御部160は、例えば、目標軌道取得部162と、速度制御部164と、操舵制御部166とを備える。目標軌道取得部162は、行動計画生成部140により生成された目標軌道(軌道点)の情報を取得し、メモリ(不図示)に記憶させる。速度制御部164は、メモリに記憶された目標軌道に付随する速度要素に基づいて、走行駆動力出力装置200またはブレーキ装置210を制御する。操舵制御部166は、メモリに記憶された目標軌道の曲がり具合に応じて、ステアリング装置220を制御する。速度制御部164および操舵制御部166の処理は、例えば、フィードフォワード制御とフィードバック制御との組み合わせにより実現される。一例として、操舵制御部166は、自車両Mの前方の道路の曲率半径(或いは曲率)に応じたフィードフォワード制御と、目標軌道からの乖離に基づくフィードバック制御とを組み合わせて実行する。
図1に戻り、HMI制御部180は、HMI30により、乗員に所定の情報を通知する。所定の情報には、例えば、自車両Mの状態に関する情報や運転制御に関する情報等の自車両Mの走行に関連のある情報が含まれる。自車両Mの状態に関する情報には、例えば、自車両Mの速度、エンジン回転数、シフト位置等が含まれる。また、運転制御に関する情報には、例えば、自動運転による運転制御(例えば、車線変更制御)の実行の有無や、自動運転を開始するか否かを問い合わせる情報、自動運転による運転制御状況に関する情報等が含まれる。また、所定の情報には、テレビ番組、DVD等の記憶媒体に記憶されたコンテンツ(例えば、映画)等の自車両Mの走行に関連しない情報が含まれてもよい。また、所定の情報には、例えば、自動運転における現在位置や目的地、自車両Mの燃料の残量に関する情報が含まれてよい。HMI制御部180は、HMI30により受け付けられた情報を通信装置20、ナビゲーション装置50、第1制御部120等に出力してもよい。
また、HMI制御部180は、後述する判定部136による判定経過や判定結果、判定結果に基づいて認識された結果に関する情報をHMI30に出力させてもよい。また、HMI制御部180は、HMI30に出力させる各種情報を、通信装置20を介して自車両Mの利用者が利用する端末装置に送信してもよい。
走行駆動力出力装置200は、車両が走行するための走行駆動力(トルク)を駆動輪に出力する。走行駆動力出力装置200は、例えば、内燃機関、電動機、および変速機等の組み合わせと、これらを制御するECU(Electronic Control Unit)とを備える。ECUは、第2制御部160から入力される情報、或いは運転操作子80のアクセルペダルから入力される情報に従って、上記の構成を制御する。
ブレーキ装置210は、例えば、ブレーキキャリパーと、ブレーキキャリパーに油圧を伝達するシリンダと、シリンダに油圧を発生させる電動モータと、ブレーキECUとを備える。ブレーキECUは、第2制御部160から入力される情報、或いは運転操作子80のブレーキペダルから入力される情報に従って電動モータを制御し、制動操作に応じたブレーキトルクが各車輪に出力されるようにする。ブレーキ装置210は、ブレーキペダルの操作によって発生させた油圧を、マスターシリンダを介してシリンダに伝達する機構をバックアップとして備えてよい。なお、ブレーキ装置210は、上記説明した構成に限らず、第2制御部160から入力される情報に従ってアクチュエータを制御して、マスターシリンダの油圧をシリンダに伝達する電子制御式油圧ブレーキ装置であってもよい。
ステアリング装置220は、例えば、ステアリングECUと、電動モータとを備える。電動モータは、例えば、ラックアンドピニオン機構に力を作用させて転舵輪の向きを変更する。ステアリングECUは、第2制御部160から入力される情報、或いは運転操作子80のステアリングホイールから入力される情報に従って、電動モータを駆動し、転舵輪の向きを変更させる。
[認識部の機能]
次に、道路情報取得部132、道路境界認識部134、および判定部136の機能の詳細について説明する。図3は、道路情報取得部132、道路境界認識部134、および判定部136の機能について説明するための図である。図3の例では、同一方向(図3に示すX軸方向)に進行可能な二つの車線L1、L2を示している。車線L1は、区画線LLおよびCLで区画され、車線L2は、区画線CLおよびRLで区画されている。自車両Mは、車線L1を速度VMで走行しているものとする。
道路情報取得部132は、自車両Mの位置情報に基づいて地図情報(第1地図情報54および第2地図情報62)を参照し、自車両Mの位置の周辺の道路の境界情報を含む道路情報(以下、「第1道路情報」と称する場合がある)を取得する。また、道路情報取得部132は、道路境界の種別に関する情報を取得してもよい。この場合、道路境界の種別には、例えば、レーンマーク、縁石、中央分離帯、ガードレールが含まれる。また、道路情報取得部132は、第2地図情報62から道路区画線のパターン(例えば、実線と破線の配列)を取得してもよい。図3に示す道路区画線LL、CL、RLは、道路情報取得部132により取得された道路境界の一例であるものとする。以下、第1道路情報に含まれる道路境界を「第1道路境界」と称する。道路情報取得部132は、自車両Mが走行する車線L1を区画する区画線LL、CLに対する第1道路境界のみを取得してもよい。
道路境界認識部134は、カメラ10、レーダ装置12、およびLIDAR14の一部または全部から物体認識装置16を介して入力された情報に基づいて、自車両Mの周辺の道路境界を認識する。また、道路境界認識部134は、認識された道路境界を含む道路情報(以下、「第2道路情報」と称する場合がある)を出力する。「出力する」とは、例えば、共有メモリやキャッシュメモリに出力する場合や、一つの構成要素から他の構成要素に信号線等を介して送信することが含まれてよい。第2道路情報には、例えば、自車両Mが走行する道路(車線L1)や車線L1に隣接する道路の境界、または交差点等により車線L1と連結する道路の境界に関する情報が含まれる。以下、第2道路情報に含まれる道路境界を「第2道路境界」と称する。
例えば、道路境界認識部134は、カメラ10によって撮像された画像を解析し、解析結果である画像中の色や形状等の情報から道路に描画された道路境界(例えば、区画線)を認識する。また、道路境界認識部134は、カメラ10によって撮像された画像に含まれる形状情報と、レーダ装置12やLIDAR14から得られる物体の位置や距離の情報に基づいて、道路境界が構造物を含む境界であるか否かを判定してもよい。構造物の有無によってレーダ装置12やLIDAR14の検出結果が異なるため、レーダ装置12やLIDER14を用いることで、より適切に構造物の有無を認識することができる。図3の例では、第2道路情報に含まれる第2道路境界RB1〜RB3が示されている。道路境界認識部134は、自車両Mが走行する車線L1を区画する区画線LL、CLに対する第2道路境界のみを認識してもよい。
判定部136は、第1道路境界と第2道路境界とが合致するか否かを判定する。例えば、判定部136は、第1道路境界の位置を基準とした道路境界判定領域を設定し、設定された道路境界判定領域内に第2道路境界が含まれる場合に、第1道路境界と第2道路境界とが合致すると判定し、道路境界判定領域内に第2道路境界が含まれない場合に、第1道路境界と第2道路境界とが合致しないと判定する。道路境界判定領域とは、例えば、第1道路境界(区画線)の長手方向(言い換えると、車線の延伸方向)に直交する方向(言い換えると、車線の幅方向)に所定の幅を有し、その幅を第1道路境界(区画線)の長手方向に所定距離だけ延伸させることで表される領域である。
図3の例では、第1道路境界としての各区画線LL、CL、RLのそれぞれの位置を基準として、それぞれの各区画線LL、CL、RLの長手方向に直交する方向に延ばした幅WL1、WC1、WR1を設定し、設定した幅WL1、WC1、WR1を基準地点P0から区画線LL、CL、RLの長手方向に沿って所定距離(例えば、区間D1)だけ延伸させた地点P1までの領域が道路境界判定領域AL1、AC1、AR1として設定されている。基準地点P0は、車両センサ40により検出された自車両Mの位置を基準とした地点であり、例えば、自車両Mの前頭部(前端部)の位置や、自車両Mの中心位置、位置センサやカメラ10等の設置位置のうち何れかの位置である。所定距離D1は、例えば、外界センサによって第2道路情報が所定の精度で検出可能と推定される距離である。所定距離D1は、例えば、固定距離でもよく、自車両Mの車速や道路状況(例えば、トンネル内、急カーブ、勾配、車線数、車線幅)によって変更されてもよい。
判定部136は、自車両Mから見て区画線LL,CL,RLよりも向こう側の領域と、区画線LL、CL、RLよりも手前側の領域とを含む道路境界判定領域を設定する。この場合、判定部136は、自車両Mから見て区画線よりも向こう側の領域を、手前側の領域よりも狭く設定する。図3の例では、区画線LLに対応付けられた道路境界判定領域AL1において、自車両Mから見て区画線LLよりも向こう側の幅WLO1が手前側の幅WLI1よりも狭く設定されている。また同様に、道路境界判定領域AC1において、自車両Mから見て区画線CLよりも向こう側の幅WCO1を手前側の幅WCI1よりも狭く設定し、道路境界判定領域AR1において、自車両Mから見て区画線RLよりも向こう側の車線の幅方向の幅WRO1を手前側の車線の幅方向の幅WRI1よりも狭く設定する。このように、自車両Mに近い側の領域を広くすることで、自車両M側で第1道路境界と第2道路境界とを合致し易くすることができる。そのため、合致していると判定した場合に、第2道路境界の位置に基づいて、自車両Mの自動運転制御を行う場合に、自車両Mが車線L1外への逸脱するのを抑制し易くすることができる。なお、判定部136は、幅WLOと幅WLIとを同じ幅にしてもよく、幅WCOと幅WCI、および幅WROと幅WRIとを同じ幅にしてもよい。また、判定部136は、所定条件に基づいて道路境界判定領域を変更してもよい。判定部136による道路境界判定領域の変更パターンについては、後述する。
判定部136は、設定した道路境界判定領域内に、道路境界認識部134により認識された第2道路境界が含まれている場合に、第1道路境界と第2道路境界とが合致していると判定する。図3の例において、判定部136は、第2道路境界RB1が道路境界判定領域AL1内に含まれているか否かを判定し、第2道路境界RB1が道路境界判定領域AL1内に含まれていると判定した場合に、道路区画線LLと第2道路境界RB1とが合致していると判定する。また同様に、判定部136は、第2道路境界RB2が道路境界判定領域AC1内に含まれているか否かを判定し、第2道路境界RB2が道路境界判定領域AC1内に含まれていると判定した場合に、道路区画線CLと第2道路境界RB2とが合致していると判定する。また、判定部136は、第2道路境界RB3が道路境界判定領域AR1内に含まれているか否かを判定し、第2道路境界RB3が道路境界判定領域AR1内に含まれていると判定した場合に、道路区画線RLと第2道路境界RB3とが合致していると判定する。
判定部136は、所定区間(例えば、区間D1)において第2道路境界の全てが領域内に含まれている場合に加え、第2道路境界の一部が領域外に存在する場合であっても第2道路境界が領域内に存在すると判定してもよい。この場合、判定部136は、例えば、所定区間における第2道路境界が、道路境界判定領域内に存在する割合を算出し、算出した割合が閾値以上である場合に、第1道路境界と第2道路境界とが合致していると判定する。また、判定部136は、第2道路境界のうち自車両Mに近い方の道路境界が道路境界判定領域内に存在する方が、自車両Mから遠い方の道路境界が道路境界判定領域内に存在するよりも、割合に対する重みを大きくしてもよい。図3の例において、判定部136は、基準地点P0から地点P2までの区間D2までの道路境界判定領域(第1領域)において第2道路境界が第1領域内に存在する割合をaとし、自車両Mから見て区間D2よりも遠方に存在する区間D3(地点P2から地点P1までの区間)の道路境界判定領域(第2領域)において、第2道路境界が第2領域内に存在する割合をbとした場合、割合aに重みw(w>1)を乗算して、第2道路境界が道路境界判定領域内に存在する割合(a×w+b)を算出し、算出した結果と閾値とを比較して第2道路境界が道路境界判定領域内に含まれているか否かを判定する。このように、自車両Mからの距離に基づいて第2道路境界が道路境界判定領域内に存在する割合に重みを付与して判定することで、より適切に道路境界の合致判定を行うことができる。なお、区間D2およびD3の長さは、自車両Mの速度や道路形状によって可変に設定されてよい。
また、判定部136は、割合に重みを付与することに代えて、自車両Mからの距離に応じて道路境界判定領域の大きさを変更してもよい。例えば、判定部136は、区間D3よりも区間D2の方が、判定領域の幅(長手方向に直交する方向の長さ)を広くすることで、自車両Mから見て遠方の第2道路境界が道路境界判定領域内に含まれる割合を向上させることができる。
また、判定部136は、第1道路境界と、第2道路境界とが合致しているか否かの判定を所定周期で複数行い、合致している回数が所定回数以上である場合に、第1道路境界と、第2道路境界とが合致していると判定してもよい。所定周期は、例えば、自車両Mの速度や道路情報に応じて変更してもよく、固定周期でもよい。これにより、より精度よく合致判定を行うことができる。なお、判定部136は、地図情報が更新された場合に、今までカウントしていた合致回数をリセットしてもよい。これにより、更新後の地図情報による精度の高い合致判定を行うことができる。
判定部136は、第1道路境界と第2道路境界とが合致すると判定した場合に、例えば、第1道路境界の位置を道路境界位置として認識し、認識した道路境界に基づいて、自車両Mの位置を特定したり、その他の認識結果を行動計画生成部140に出力する。また、判定部136は、第1道路境界と第2道路境界とが合致しないと判定した場合に、例えば、第2道路境界の位置を道路境界位置として認識し、認識した道路境界に基づいて、自車両Mの位置を特定したり、その他の認識結果を行動計画生成部140に出力する。
[道路境界判定領域の変更]
以下、判定部136による道路境界判定領域の変更(設定も含む)処理について、幾つかの変更パターンに分けて説明する。
<第1の変更パターン>
第1の変更パターンにおいて、判定部136は、車両センサ40に含まれる位置センサによる自車両Mの位置検出の精度に応じて道路境界判定領域を変更する。例えば、位置センサとしてGPS装置の計測結果を用いる場合、位置誤差は、地域や天候等によって異なる。「地域」には、場所だけでなく、その場所の周囲の地物(建物、トンネル、山、樹林)等の情報が含まれる。例えば、周囲に高層な建物がある場合や周囲が山に囲まれた道路を走行する場合には、建物や山が周囲に存在しない道路を走行する場合よりも位置誤差が大きくなる。また、周囲の天候が、例えば曇りや雨、霧の場合には、晴れている場合よりも位置誤差が大きくなる。位置誤差が大きくなると、道路情報取得部132が地図情報から取得する第1道路境界と、実際の道路境界との誤差も大きくなるため、第1道路境界と第2道路境界とが合致してもその道路境界の位置が正しい位置とならない場合も考えられる。したがって、判定部136は、例えば、自車両Mが位置の誤差の要因となる地物がなく、天候が晴れている場合には、自車両Mの位置検出の精度が良いと判定し、位置誤差の要因となる地物が存在する場合や天候が曇りや雨、霧の場合には、自車両Mの位置検出の精度が悪いと判定する。そして、判定部136は、位置センサによる自車両Mの位置検出の精度が悪い場合には、精度が良い場合に比べて道路境界判定領域を広く設定し、位置検出の精度が良い場合は、精度が悪い場合に比べて道路境界判定領域を狭く設定する。
図4は、道路境界判定領域の変更について説明するための図である。図4の例では、図3に示す区画線LLの位置を基準とした道路境界判定領域AL1の一部が拡大されたものが示されている。以下、区画線LLに対する道路境界判定領域の変更処理は、他の区画線(例えば、区画線CL、RL)でも同様に行われるものとする。以降の説明についても同様とする。
第1の変更パターンにおいて、道路境界判定領域AL1は、基準領域の一例である。例えば、判定部136は、位置センサによる自車両Mの位置検出の精度が悪い場合には、基準領域である道路境界判定領域AL1(または、後述する道路境界判定領域AL3)よりも広い道路境界判定領域AL2を設定する。この場合、判定部136は、例えば、道路境界判定領域の幅WL2を、道路境界判定領域AL1の幅WL1よりも広くして、道路境界判定領域AL2を広くする。また、判定部136は、車線WL2を設定する場合に、自車両Mから見て区画線LLよりも向こう側(図4において区画線LLの左側)の道路境界判定領域の幅WLO2を道路境界判定領域AL1の幅WLO1よりも広くしてもよく、自車両Mから見て区画線LLよりも手前側(図4において区画線LLの右側)の道路境界判定領域の幅WLI2を道路境界判定領域AL1の幅方向WLI1よりも広くしもよく、その両方を行ってもよい。このように、位置センサの精度が悪い場合には、道路境界判定領域を広く設定することで、位置精度が悪くても第1道路境界と第2道路境界とが合致していると判定され易くすることができる。
また、判定部136は、位置センサによる自車両Mの位置検出の精度が良い場合には、基準領域である道路境界判定領域AL1(または、道路境界判定領域AL2)よりも狭い道路境界判定領域AL3を設定する。この場合、判定部136は、例えば、道路境界判定領域AL3の幅WL3を、道路境界判定領域AL1の幅方向WL1よりも狭くして道路境界判定領域AL3を狭くする。また、判定部136は、車線WL3を設定する場合に、自車両Mから見て区画線LLよりも向こう側の道路境界判定領域の幅WLO3を幅WLO1よりも狭くしてもよく、自車両Mから見て区画線LLよりも手前側の道路境界判定領域の幅WLI3を幅WLI1よりも狭くしてもよく、その両方を行ってもよい。これにより、位置センサの精度が良い場合には、道路境界判定領域を狭くすることで、より高精度に道路境界の位置を認識することができる。
<第2の変更パターン>
第2の変更パターンにおいて、判定部136は、地図情報が作成または更新された年月日からの経過期間に基づいて、道路境界判定領域を変更する。この場合、判定部136は、記憶部190に記憶された地図情報、または通信装置20を介して外部装置から取得した地図情報が作成または更新された年月日を取得し、取得した年月日から現在までの経過期間を導出する。そして、判定部136は、経過期間が第1所定期間以上である場合に、道路境界判定領域を第1所定期間未満である場合に比べて広く設定する。例えば、図4において、経過期間が第1所定期間未満である場合の道路境界判定領域が領域AL1である場合、判定部136は、経過期間が第1所定期間以上である場合の道路境界判定領域を、道路境界判定領域AL2に設定する。また、判定部136は、経過期間の大きさに応じて段階的に道路境界判定領域の幅を広くして、道路境界判定領域全体を広くしてもよい。地図情報が古い場合には、道路境界判定領域を広くすることで、第1道路境界と第2道路境界とを合致し易くすることができる。したがって、より適切に自車両Mの周囲の道路境界等を認識することができる。
また、判定部136は、上述の経過期間が第2所定期間未満の場合の道路境界判定領域を、第2所定期間以上の場合に比べて狭く設定する。第2所定期間は、第1所定期間と異なる期間であるが、同じ期間であってもよい。例えば、図4において、経過期間が第2所定期間以上である場合の道路境界判定領域が領域AL1である場合、判定部136は、経過期間が第2所定期間未満である場合の道路境界判定領域を、道路境界判定領域AL3に設定する。また、判定部136は、経過期間の小ささに応じて段階的に道路境界判定領域の幅を狭くして、領域全体を狭くしてもよい。地図情報が新しい場合は、精度が高いため、道路境界判定領域を狭くすることで、精度のよい道路境界の位置判定を行うことができる。
<第3の変更パターン>
第3の変更パターンにおいて、判定部136は、車両センサ40により検出された自車両Mの速度に基づいて、道路境界判定領域を変更する、この場合、判定部136は、例えば、自車両Mの速度が低いほど、道路境界判定領域が大きくなるように変更する。例えば、第3の変更パターンにおいて、自車両Mの速度VMが第1速度以上である場合の道路境界判定領域が領域AL3であるものとする。この場合、判定部136は、自車両Mの速度が第1速度未満である場合の道路境界判定領域を、道路境界判定領域AL1として設定し、第1速度よりも遅い第2速度未満である場合の道路境界判定領域を、道路境界判定領域AL2として設定する。
上述した第3の変更パターンによれば、自車両Mの速度に応じて、より適切に第1道路境界と第2道路境界との合致判定を行うことができる。また、速度が遅い場合は、所定時間あたりに認識できる道路境界の距離が少なくなることにより、道路境界の認識精度が自車両Mの速度が速い場合に比べて低下する場合があっても、認識精度の低下を抑制することができる。
<第4の変更パターン>
第4の変更パターンにおいて、判定部136は、自車両Mの周辺に存在する他車両が認識されたか否かによって道路境界判定領域を変更する。図5は、他車両が認識される場合の道路境界判定領域の変更パターンを説明するための図である。図5の例では、自車両Mの前方に、自車両Mと同じ車線L1を速度Vm1で走行する他車両m1と、車線L1に隣接する車線L2を速度Vm2で走行する他車両m2と、車線L2を速度Vm3で走行する他車両m3とが存在している。なお、実施形態における他車両の数については、これに限定されない。また、第4の変更パターンにおいて、区画線LL、CL、RLに対応付けられた道路境界判定領域AL1、AC1、AR1は、自車両Mの周辺に他車両が存在しない場合の道路境界判定領域であるものとする。
自車両Mの周辺に他車両が存在する場合、他車両の位置や道路形状によっては、自車両Mから見て他車両よりも向こう側に存在する道路境界や他車両によって影になる道路境界を認識できない場合や、境界を誤認識する可能性が生じる。したがって、判定部136は、認識部130により自車両Mの周辺に他車両が認識された場合に、他車両が認識されなかった場合に比して、道路境界判定領域を狭く設定する。
図5の例において、認識部130は、他車両m1〜m3のそれぞれの位置や自車両Mから見た方向、速度等を認識する。判定部136は、認識部130による認識結果に自車両Mの前方を走行する他車両が含まれる場合に、道路境界判定領域を、道路境界判定領域AL1、AC1、AR1よりも狭くした道路境界判定領域AL5、AC5、AR5に変更する。判定部136は、例えば、道路境界判定領域の幅WL1、WC1、WR1のそれぞれを狭くした幅WL5、WC5、WR5に設定することで、道路境界判定領域AL1、AC1、AR1よりも狭い道路境界判定領域AL5、AC5、AR5を設定する。
また、判定部136は、他車両の位置や道路形状に基づいて、道路境界判定領域の大きさを調整してもよい。例えば、図5に示すような位置に他車両m1〜m3が存在する場合、自車両Mから見て、区画線LLやCLよりも、区画線RLの方が認識できない区間が大きい。したがって、判定部136は、道路境界判定領域AR5が道路境界判定領域AL5、AC5よりも狭くなるように、道路境界判定領域AR5の幅WR5を調整する。なお、図5の例では、車線L2を車線L1と同一方向に進行可能な隣接車線としたが、車線L2が車線L1の対向車線である場合にも判定部136は、上述と同様に道路境界判定領域の変更を行ってもよい。
上述した第4の変更パターンによれば、例えば、他車両(隣接車両や対向車両)が存在する場合に判定条件を厳しくすることができるため、自車両Mの周辺に他車両が存在することで、境界の認識精度が悪い状況下で認識結果に基づく運転制御が開始されることを抑制することができる。
<第5の変更パターン>
第5の変更パターンにおいて、判定部136は、道路境界にガードレールや縁石、中央分離帯等の構造物(道路構造物)を含むか否かによって道路境界判定領域を変更する。図6は、道路境界に構造物を含む場合の道路境界判定領域の変更パターンを説明するための図である。図6の例では、自車両Mが走行する区画線LL#の一部を示している。道路情報取得部132は、自車両Mの位置情報に基づいて、地図情報(第1地図情報54、第2地図情報62)を参照し、自車両Mの位置情報を基準とした周辺の道路境界を含む道路構造物情報を取得する。地図情報には、各道路境界が、その境界の種別が含まれているため、地図情報を参照することで、その境界が道路に描画されたレーンマーク等のように車両が通過可能な境界であるか、縁石やガードレールのように車両が通過不可能な境界であるかの情報を取得することができる。図6の例では、道路区画線LL#が縁石を含む道路境界であるものとする。
判定部136は、例えば、道路情報取得部132により取得された構造物により、道路区画線LL#が縁石を含む通過不可能な区画線であると判定した場合に、通過可能な道路構造物情報である場合に設定される道路境界判定領域よりも狭い道路境界判定領域を設定する。図6の例において、通過可能な区画線である場合の道路境界判定領域を領域AL1とした場合、判定部136は、領域AL1よりも狭い領域AL6を道路境界判定領域に設定する。具体的には、道路境界判定領域AL1の幅WL1よりも短い幅WL6に変更することで、道路境界判定領域AL1よりも狭い道路境界判定領域AL6が設定される。幅WL6は、自車両Mから見て区画線の向こう側の幅WLOよりも短い幅WLO6に変更してもよく、自車両Mから見て手前側の幅WLIよりも短い幅WLI6に変更してもよく、その両方を変更してもよい。
なお、判定部136は、道路情報取得部132により取得された構造物情報により、道路区画線LL#が通過可能な区画線であると判定した場合に、通過不可能な構造物を含む区画線である場合に設定される道路境界判定領域よりも広い道路境界判定領域を設定してもよい。図6の例において、通過不可能な区画線である場合の道路境界判定領域を、道路境界判定領域AL6とした場合、判定部136は、道路境界判定領域AL6よりも広い道路境界判定領域AL1を設定する。
上述した第5の変更パターンによれば、道路境界の種別に応じて、より適切に合致判定を行うことができる。例えば、自車両Mが通過不可能な道路境界の場合には、自車両Mの車線からの逸脱が許容されないので合致精度を優先し、自車両Mが通過可能な道路境界である場合には、自車両Mの車線からの逸脱が許容されるため、合致判定し易くすることができる。
<変更パターンの変形例>
上述した第1〜第5の変更パターンのそれぞれは、他の変更パターンの一部または全部を組み合わせてもよい。また、上述した第1〜第5の変更パターンは、道路境界判定領域の幅を延伸方向に沿って均一に変更することに代えて、段階的に変更させてもよい。
図7は、道路境界判定領域の幅を段階的に変更させることについて説明するための図である。判定部136は、道路境界判定領域AL1を広くする場合に、道路境界判定領域の幅WLを、幅WL1から段階的に広くして道路境界判定領域AL7を設定する。図7の例において、判定部136は、基準位置P0から前方(進行方向)の地点P1までの区間のうち、基準位置P1から所定距離だけ前方にある地点P2までの区間D4においては幅WL1を設定し、地点P2から地点P3までの区間D5において、幅WL1よりも広い幅WLAに設定する。更に、判定部136は、地点P3から地点P4までの区間D6において、幅WLAよりも広い幅WLBに設定し、地点P4から地点P1までの区間D7において、幅WLAよりも広い幅WLCに設定する。区間D4〜D7のそれぞれの長さは、自車両Mの車速や道路形状に基づいて可変に変更されてもよく、道路境界判定領域を変更する条件(例えば、変更パターン)によって可変に設定してもよい。また、道路境界判定領域の幅は狭すぎると合致していると判定されにくくなるため、自動運転等の制御が行われにくくなり、逆に幅が広すぎると道路境界をご認識し易くなる。そのため、判定部136は、幅の最大値や最小値を設けてそれ以上の変化がないように調整することで、判定結果に基づいて、より適切な運転制御を実行することができる。
また、判定部136は、上述したように幅を段階的に広げることに代えて、自車両Mからの距離に応じて幅を広げてもよい。図8は、自車両Mからの距離に応じて道路境界判定領域の幅を広げることについて説明するための図である。判定部136は、基準地点P0から地点P1までの区間D1に設定される道路境界判定領域を広くする場合に、基準地点P0から地点P5までの区間D8において、地点P0(言い換えると自車両Mの位置)からの距離の長さに応じて幅WL1からWLDまで線形に広げることで、全体の道路境界判定領域AL8を広くすることができる。なお、幅を広げすぎると道路境界を誤認識し易くなるため、判定部136は、所定幅以上とならないように幅を調整してもよい。図8の例では、地点P5から地点P1までの区間の道路境界判定領域の幅をWL1に設定している。
また、判定部136は、道路境界判定領域を狭くする場合に、所定区間において、自車両Mの手前の地点から離れた距離に応じて領域の幅を線形に狭くしてもよい。これにより、自車両Mの周辺状況や道路状況等に応じて、より柔軟に道路境界判定領域を変更することができる。
[処理フロー]
図9は、実施形態の周辺認識装置を含む自動運転制御装置100により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。図9に示す処理は、所定タイミングまたは所定周期で繰り返し実行される。例えば、図9に示す処理は、自動運転制御装置100による自動運転が実行中の間、繰り返し実行される。
図9の処理において、道路情報取得部132は、車両センサ40から自車両Mの位置情報を取得する(ステップS100)。次に、道路情報取得部132は、取得した位置情報に基づいて、地図情報から自車両の周囲の境界情報(第1道路境界)を取得する(ステップS110)。次に、道路境界認識部134は、外界センサの出力に基づいて自車両Mの周囲の道路環境(第2道路環境)を認識する(ステップS120)。
次に、判定部136は、第1道路境界を基準とした道路境界判定領域を設定する(ステップS130)。次に、判定部136は、第1道路境界と第2道路境界とが合致するか否かを判定する(ステップS140)。第1道路境界と第2道路境界とが合致すると判定した場合、判定部136は、第1道路境界を用いて自車両Mの位置を特定する(ステップS150)。また、第1道路境界と第2道路境界とが合致しないと判定した場合、判定部136は、第2道路境界を用いて道路境界の位置を特定する(ステップS160)。ステップS150およびステップS160の処理後、自動運転制御装置100は、判定部136により特定された道路境界の位置に基づいて運転制御を実行する(ステップ170)。ステップS170の処理には、認識部130の認識結果に基づく行動計画生成部140および第2制御部160の処理の一部または全部が含まれてよい。これにより、本フローチャートの処理は、終了する。
上述した実施形態によれば、周辺認識装置において、自車両Mの位置情報に基づいて地図情報から自車両Mの周辺の道路境界を含む第1道路情報を取得する道路情報取得部132と、外界センサの出力に基づいて自車両Mの周辺の道路境界を認識する道路境界認識部134と、道路情報取得部132により取得された第1道路情報に含まれる第1道路境界の位置を基準とした道路境界判定領域内に、道路境界認識部134の認識結果である第2道路情報に含まれる第2道路境界が存在する場合に、第1道路境界と前記第2道路境界とが合致していると判定する判定部136と、を備え、判定部136は、所定条件に基づいて前記道路境界判定領域の大きさを設定することで、車両周辺の認識精度を向上させることができる。また、本実施形態によれば、外界センサの情報と地図情報が合致するか否かの判定において、適宜判定条件を変更することで適切に合致判定を行うことができる。また、境界判定の条件を調整することができるため、認識結果に基づいて道路に対する自車両Mの位置の認識精度を向上させたり、認識結果に基づくより適切な自動運転制御を実行することができる。
[変形例]
上述した実施形態は、自車両Mの周囲の道路境界を認識することに代えて(または加えて)、道路情報に含まれる橋やトンネル、交差点等の道路形状を認識してもよい。また、上述した道路境界判定領域は、自車両Mの前方だけでなく、自車両Mの側方や後方の領域を含んでいてもよい。
[ハードウェア構成]
図10は、実施形態の周辺認識装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図示するように、周辺認識装置300のコンピュータは、通信コントローラ300−1、CPU300−2、ワーキングメモリとして使用されるRAM300−3、ブートプログラム等を格納するROM300−4、フラッシュメモリやHDD等の記憶装置300−5、ドライブ装置300−6等が、内部バスあるいは専用通信線によって相互に接続された構成となっている。通信コントローラ300−1は、周辺認識装置300以外の構成要素との通信を行う。ドライブ装置300−6には、光ディスク等の可搬型記憶媒体(例えば、コンピュータ読み込み可能な非一時的記憶媒体)が装着される。記憶装置300−5には、CPU300−2が実行するプログラム300−5aが格納されている。このプログラムは、DMA(Direct Memory Access)コントローラ(不図示)等によってRAM300−3に展開されて、CPU300−2によって実行される。CPU300−2が参照するプログラム300−5aは、ドライブ装置300−6に装着された可搬型記憶媒体に格納されていてもよいし、ネットワークを介して他の装置からダウンロードされてもよい。これによって、周辺認識装置の各構成要素のうち一部または全部が実現される。
上記説明した実施形態は、以下のように表現することができる。
プログラムを記憶した記憶装置と、
ハードウェアプロセッサと、を備え、
前記ハードウェアプロセッサが前記記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより、
自車両の位置情報に基づいて地図情報から前記自車両の周辺の道路境界を含む第1道路情報を取得し、
外界センサの出力に基づいて前記自車両の周辺の道路境界を認識し、
取得された前記第1道路情報に含まれる第1道路境界の位置を基準とした道路境界判定領域内に、認識した結果である第2道路情報に含まれる第2道路境界が存在する場合に、前記第1道路境界と前記第2道路境界とが合致していると判定し、
所定条件に基づいて前記道路境界判定領域の大きさを設定する、
ように構成されている、周辺認識装置。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
1…車両システム、10…カメラ、12…レーダ装置、14…LIDAR、16…物体認識装置、20…通信装置、30…HMI、40…車両センサ、50…ナビゲーション装置、60…MPU、80…運転操作子、100…自動運転制御装置、120…第1制御部、130…認識部、132…道路情報取得部、134…道路境界認識部、136…判定部、140…行動計画生成部、160…第2制御部、162…目標軌道取得部、164…速度制御部、166…操舵制御部、180…HMI制御部、190…記憶部、200…走行駆動力出力装置、210…ブレーキ装置、220…ステアリング装置

Claims (11)

  1. 自車両の位置情報に基づいて地図情報から前記自車両の周辺の道路境界を含む第1道路情報を取得する取得部と、
    外界センサの出力に基づいて前記自車両の周辺の道路境界を認識する認識部と、
    前記取得部により取得された第1道路情報に含まれる第1道路境界の位置を基準とした道路境界判定領域内に、前記認識部の認識結果である第2道路情報に含まれる第2道路境界が存在する場合に、前記第1道路境界と前記第2道路境界とが合致していると判定する判定部と、を備え、
    前記判定部は、所定条件に基づいて前記道路境界判定領域の大きさを設定する、
    周辺認識装置。
  2. 前記道路境界判定領域は、前記第1道路境界の位置を基準として、前記第1道路境界の長手方向に直交する方向に所定の幅を有する領域であり、前記自車両から見て前記第1道路境界よりも向こう側の領域は、前記第1道路境界よりも手前側の領域よりも狭い、
    請求項1に記載の周辺認識装置。
  3. 前記自車両の位置を計測する位置計測部を更に備え、
    前記判定部は、前記位置計測部により計測される前記自車両の位置精度に基づいて前記道路境界判定領域の大きさを設定する、
    請求項1または2に記載の周辺認識装置。
  4. 前記判定部は、前記地図情報が作成または更新された年月日からの経過期間に基づいて、前記道路境界判定領域の大きさを設定する、
    請求項1から3のうち何れか1項に記載の周辺認識装置。
  5. 前記判定部は、所定区間に含まれる前記第1道路境界が、前記道路境界判定領域内に存在する割合を算出し、算出した割合が閾値以上である場合に、前記第1道路境界と、前記第2道路境界とが合致していると判定し、
    前記第1道路境界のうち前記自車両に近い第1領域の道路境界が前記道路境界判定領域内に存在する方が、前記自車両から見て前記第1領域よりも遠方にある第2領域の道路境界が前記道路境界判定領域内に存在するよりも、前記割合に対する重みを大きくする、
    請求項1から4のうち何れか1項に記載の周辺認識装置。
  6. 前記判定部は、前記自車両の速度に基づいて、前記道路境界判定領域の幅を広くする、 請求項2に記載の周辺認識装置。
  7. 前記判定部は、前記認識部により前記自車両の周辺に他車両が認識された場合に、前記他車両が認識されなかった場合に比して、前記道路境界判定領域を狭くする、
    請求項1から6のうち何れか1項に記載の周辺認識装置。
  8. 前記判定部は、前記第1道路境界と、前記第2道路境界とが合致しているか否かの判定を複数行い、合致している回数が所定回数以上である場合に、前記第1道路境界と、前記第2道路境界とが合致していると判定し、前記地図情報が更新された場合に、前記合致している回数をリセットする、
    請求項1から7のうち何れか1項に記載の周辺認識装置。
  9. 前記判定部は、前記第1道路境界が構造物を含む場合に、前記構造物を含まない場合に比して、前記道路境界判定領域を狭くする、
    請求項1から8のうち何れか1項に記載の周辺認識装置。
  10. コンピュータが、
    自車両の位置情報に基づいて地図情報から前記自車両の周辺の道路境界を含む第1道路情報を取得し、
    外界センサの出力に基づいて前記自車両の周辺の道路境界を認識し、
    取得された前記第1道路情報に含まれる第1道路境界の位置を基準とした道路境界判定領域内に、認識した結果である第2道路情報に含まれる第2道路境界が存在する場合に、前記第1道路境界と前記第2道路境界とが合致していると判定し、
    所定条件に基づいて前記道路境界判定領域の大きさを設定する、
    周辺認識方法。
  11. コンピュータに、
    自車両の位置情報に基づいて地図情報から前記自車両の周辺の道路境界を含む第1道路情報を取得させ、
    外界センサの出力に基づいて前記自車両の周辺の道路境界を認識させ、
    取得された前記第1道路情報に含まれる第1道路境界の位置を基準とした道路境界判定領域内に、認識した結果である第2道路情報に含まれる第2道路境界が存在する場合に、前記第1道路境界と前記第2道路境界とが合致していると判定させ、
    所定条件に基づいて前記道路境界判定領域の大きさを設定させる、
    プログラム。
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