JP2021114579A - レーザ周波数安定化装置およびレーザ周波数安定化方法 - Google Patents

レーザ周波数安定化装置およびレーザ周波数安定化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ロバスト性が向上されたレーザ周波数安定化装置を提供する。【解決手段】レーザ周波数安定化装置1は、レーザ光Loを出射するレーザ光源2と、レーザ光源2から出射したレーザ光Loをレーザ光L1,L2に分割するビームスプリッタ32と、特定波長の光を吸収するガスが封入されたガスセル5と、ガスセル5を透過したレーザ光L1を受光し、レーザ光L1の光強度を示す第1光強度信号Sd1を出力する第1光検出部71と、レーザ光L2の周波数をシフトさせる周波数シフト部6と、周波数シフト部6によって周波数をシフトされた後にガスセル5を透過したレーザ光L2を受光し、レーザ光L2の光強度を示す第2光強度信号Sd2を出力する第2光検出部72と、第1光強度信号Sd1と第2光強度信号Sd2との比が一定になるようにレーザ光源2から出射されるレーザ光Loの周波数を制御する制御部8と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ周波数安定化装置およびレーザ周波数安定化方法に関する。
従来、気体分子の吸収線を周波数基準として用いることによってレーザ光の周波数を安定化させるレーザ周波数安定化装置が知られており、このようなレーザ周波数安定化装置の代表例として、ヨウ素安定化ヘリウムネオンレーザが存在する(例えば特許文献1参照)。
一般に、ヨウ素安定化ヘリウムネオンレーザでは、ヨウ素セルを通過するレーザ光の光強度に基づいて、ヨウ素分子の吸収線に現れる飽和吸収線(ラムディップ)を検出し、検出されたラムディップを周波数基準としてレーザ光の周波数をフィードバック制御することにより、レーザ光の周波数を安定化させている。
特開2017−183760号公報
しかし、前述のヨウ素安定化ヘリウムネオンレーザでは、周波数基準となるラムディップの周波数幅が数MHzであるため、外乱によってレーザ光の周波数が変動した場合には周波数基準を見失い易い。すなわち、特許文献1に記載のレーザ周波数安定化装置では、フィードバック制御可能な周波数範囲が狭いことにより、外乱に対するロバスト性が低い。
本発明は、ロバスト性が向上されたレーザ周波数安定化装置およびレーザ周波数安定化方法を提供することを目的とする。
本発明のレーザ周波数安定化装置は、レーザ光を出射するレーザ光源と、
前記レーザ光源から出射した前記レーザ光を第1レーザ光と第2レーザ光とに分割する光分割部と、
入射光の周波数に応じて透過率が変化する透過スペクトルを示すガスが封入されたガスセルと、
前記ガスセルを透過した前記第1レーザ光を受光し、前記第1レーザ光の光強度を示す第1光強度信号を出力する第1光検出部と、
前記第2レーザ光の周波数をシフトさせる周波数シフト部と、
前記周波数シフト部によって周波数をシフトされた後に前記ガスセルを透過した前記第2レーザ光を受光し、前記第2レーザ光の光強度を示す第2光強度信号を出力する第2光検出部と、
前記第1光強度信号と前記第2光強度信号との比が一定になるように前記レーザ光源から出射される前記レーザ光の周波数を制御する制御部と、を備え、
前記ガスセルに入射する前記第1レーザ光の周波数と、前記ガスセルに入射する前記第2レーザ光の周波数とは、前記透過スペクトルにおける前記透過率の傾きが互いに異なる周波数に設定されていることを特徴とする。
本発明のレーザ周波数安定化装置では、外乱などによりレーザ光源の発振周波数が変動した場合、ガスセルを透過する第1レーザ光の透過率と、ガスセルを透過する第2レーザ光の透過率とが互いに異なる変化を示し、第1光強度信号と第2光強度信号との比(光強度比)が変動する。よって、この光強度比が一定になるようにレーザ光の周波数を制御することで、レーザ光の周波数を安定化させることができる。
また、ガスセルに振動などの外乱が生じた場合には、第1光強度信号および第2光強度信号に同様の誤差が生じるため、第1光強度信号と第2光強度信号との比(光強度比)を用いて制御を行うことにより、当該誤差の影響を低減することができる。
さらに、ガスセルに封入されたガス(封入ガス)は、分子または原子に固有の吸収線を示すものであり、封入ガスが示す透過スペクトルでは、1つの吸収線に対応して透過率が変化する周波数範囲が1GHzほどの広がりを持っている。本発明では、この周波数範囲における透過率の傾きを制御に利用することができるため、ヨウ素吸収線のラムディップを利用した従来の制御と比べて、制御可能な周波数範囲が広くなる。
したがって、本発明によれば、ロバスト性が向上されたレーザ周波数安定化装置が提供される。
本発明のレーザ周波数安定化装置において、前記ガスセルに入射する前記第1レーザ光の周波数と、前記ガスセルに入射する前記第2レーザ光の周波数とは、前記透過スペクトルにおいて前記透過率の傾きの正負が互いに異なる周波数に設定されていることが好ましい。
このような構成では、外乱などによりレーザ光源の発振周波数が変動した場合に光強度比が変動する割合を大きくすることができ、この光強度比が一定になるようにレーザ光源を制御することで、レーザ光の周波数をより高精度に安定化させることができる。
本発明のレーザ周波数安定化装置において、前記ガスセルに入射する前記第1レーザ光の周波数と、前記ガスセルに入射する前記第2レーザ光の周波数とは、それぞれ、前記透過スペクトルにおいて前記透過率が負ピークに対して所定の比率となる周波数に設定されていることが好ましい。
このような構成では、レーザ光源の発振周波数が変動した場合において、第1レーザ光および第2レーザ光の各透過率の傾きに正負の切り替わりが生じることを抑制できる。これにより、レーザ周波数安定化装置のロバスト性をより向上させることができる。
本発明のレーザ周波数安定化装置において、前記第1レーザ光の周波数を前記レーザ光の周波数からシフトさせる補助周波数シフト部をさらに備えることが好ましい。
このような構成では、レーザ光源の発振周波数の調整可能な範囲が、透過スペクトルにおいて透過率が変化する周波数範囲から外れている場合であっても、第1レーザ光の周波数を、当該周波数範囲内に設定することができる。これにより、様々な仕様のレーザ光源を利用してレーザ光の周波数を高精度に安定化させることができる。
本発明のレーザ周波数安定化方法は、レーザ光を出射するレーザ光源と、前記レーザ光源から出射した前記レーザ光を第1レーザ光と第2レーザ光とに分割する光分割部と、入射光の周波数に応じて透過率が変化する透過スペクトルを示すガスが封入されたガスセルと、前記ガスセルを透過した前記第1レーザ光を受光し、前記第1レーザ光の光強度を示す第1光強度信号を出力する第1光検出部と、前記第2レーザ光の周波数をシフトさせる周波数シフト部と、前記周波数シフト部によって周波数をシフトされた後に前記ガスセルを透過した前記第2レーザ光を受光し、前記第2レーザ光の光強度を示す第2光強度信号を出力する第2光検出部と、を備えたレーザ周波数安定化装置におけるレーザ周波数安定化方法であって、前記ガスセルに入射する前記第1レーザ光の周波数と、前記ガスセルに入射する前記第2レーザ光の周波数とを、前記透過スペクトルにおける前記透過率の傾きが互いに異なる周波数に設定する設定ステップと、前記第1光強度信号と前記第2光強度信号との比が一定になるように前記レーザ光源から出射される前記レーザ光の周波数を制御する制御ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、前述したレーザ周波数安定化装置の効果と同様の効果を奏することができる。
本発明の一実施形態に係るレーザ周波数安定化装置を示す模式図。 前記実施形態のレーザ周波数安定化装置の制御部を示すブロック図。 封止ガスの透過スペクトルの例を示すグラフ。 前記実施形態のレーザ周波数安定化装置における初期設定方法を説明するフローチャート。 図3に示す透過スペクトルの一部を拡大して示すグラフ。 前記実施形態のレーザ周波数安定化方法を説明するフローチャート。 図3に示す透過スペクトルの一部を拡大して示すグラフ。 前記実施形態のレーザ周波数安定化装置の変形例を示す模式図。 封止ガスの透過スペクトルの例を示すグラフ。
本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
〔レーザ周波数安定化装置の構成〕
図1において、レーザ周波数安定化装置1は、所定周波数に安定化されたレーザ光を出射する装置であり、レーザ光源2、ビームスプリッタ31,32、第1光学系41、第2光学系42、ガスセル5、周波数シフト部6、第1光検出部71、第2光検出部72、制御部8、レーザ駆動部9を備えている。
レーザ光源2は、例えば半導体レーザなどのシングルモードレーザである。レーザ光源2は、レーザ駆動部9から与えられる駆動電流または駆動電圧により発振して所定周波数のレーザ光Loを出射する。
ビームスプリッタ31は、レーザ光源2から出射されたレーザ光Loを反射光と透過光に分割する。ビームスプリッタ31で反射された反射光は、外部で利用するレーザ光としてレーザ周波数安定化装置1から外部に出射される。ビームスプリッタ31を透過した透過光は、ビームスプリッタ32に入射する。
ビームスプリッタ32は、本発明の光分割部に相当し、ビームスプリッタ31の透過光(レーザ光Lo)を、2つのレーザ光L1,L2に分割する。ビームスプリッタ32を透過したレーザ光L1は、第1光学系41によって導かれ、ビームスプリッタ32で反射されたレーザ光L2は、第2光学系42によって導かれる。
なお、本実施形態において、レーザ光L1は、本発明の第1レーザ光に相当し、レーザ光L2は、本発明の第2レーザ光に相当する。
第1光学系41は、レーザ光L1がガスセル5を往復するようにレーザ光L1を導き、ガスセル5を往復したレーザ光L1を取り出して、第1光検出部71に入射させる。具体的には、第1光学系41は、偏光ビームスプリッタ411、1/4波長板412およびミラー413を含む。
偏光ビームスプリッタ411は、ビームスプリッタ32から入射されたレーザ光L1のうち、P偏光を透過させる。偏光ビームスプリッタ411を透過したレーザ光L1(P偏光)は、1/4波長板412を通過した後、ミラー413を介してガスセル5を同一光路で往復し、1/4波長板412を再通過する。レーザ光L1(P偏光)は、1/4波長板412を2回通過することで、レーザ光L1(S偏光)となる。
偏光ビームスプリッタ411は、1/4波長板412から入射されたレーザ光L1(S偏光)を反射させ、第1光検出部71に入射させる。
第2光学系42は、レーザ光L2がガスセル5を往復するようにレーザ光L2を導き、ガスセル5を往復したレーザ光L2を取り出して、第2光検出部72に入射させる。具体的には、第2光学系42は、ミラー421、偏光ビームスプリッタ422、1/4波長板423およびミラー424を含んでおり、ミラー421と偏光ビームスプリッタ422との間に周波数シフト部6が配置されている。
ミラー421は、ビームスプリッタ32から入射したレーザ光L2を反射させて周波数シフト部6に導く。後述するように、周波数シフト部6を通過したレーザ光L2の周波数は、所定量だけシフトする。
偏光ビームスプリッタ422は、周波数シフト部6を通過したレーザ光L2のうち、P偏光を透過させる。偏光ビームスプリッタ422を透過したレーザ光L2(P偏光)は、1/4波長板423を通過した後、ミラー424を介してガスセル5を同一光路で往復し、1/4波長板423を再通過する。レーザ光L2(P偏光)は、1/4波長板423を2回通過することで、レーザ光L2(S偏光)となる。
偏光ビームスプリッタ422は、1/4波長板423から入射されたレーザ光L2(S偏光)を反射させ、第2光検出部72に入射させる。
ガスセル5は、入射光の周波数に応じて透過率が変化する透過スペクトルを示すガスを封入した光吸収セルである。本実施形態では、ガスセル5の封入ガスとしてルビジウムガスを用いる。
周波数シフト部6は、例えば音響光学素子であって、レーザ光L2の周波数を所定量(シフト量ΔF)だけシフトさせる。なお、周波数シフト部6は、複数の音響光学素子によって構成されてもよい。
第1光検出部71および第2光検出部72は、例えばフォトダイオードである。
第1光検出部71は、ガスセル5を往復したレーザ光L1を受光し、レーザ光L1の光強度に応じた大きさの第1光強度信号Sd1を出力する。
第2光検出部72は、周波数シフト部6を経由してガスセル5を往復したレーザ光L2を受光し、レーザ光L2の光強度に応じた大きさの第2光強度信号Sd2を出力する。
制御部8は、例えばコンピュータにより構成され、記憶部および演算部等を含んで構成されている。記憶部は、メモリまたはハードディスク等により構成されたデータ記録装置であり、レーザ周波数安定化装置1を制御するためのプログラムが記録されている。演算部は、CPU(Central Processing Unit)等の演算回路およびRAM(Random Access Memory)等の記録回路により構成される。
具体的には、図2に示すように、制御部8は、演算部81が記憶部82に記録されたプログラムを読み込み実行することで、データ取得部811、光強度比算出部812、周波数制御部813および設定部814として機能する。なお、演算部81の各機能は、専用のハードウェアにより実現されてもよい。
データ取得部811は、第1光検出部71から入力される第1光強度信号Sd1および第2光検出部72から入力される第2光強度信号Sd2をそれぞれ所定周期で取得する。
光強度比算出部812は、データ取得部811により取得された第1光強度信号Sd1および第2光強度信号Sd2に基づいて、第1光強度信号Sd1と第2光強度信号Sd2との比である光強度比Rpを算出する。本実施形態において、光強度比Rp=第1光強度信号Sd1/第2光強度信号Sd2であるが、第1光強度信号Sd1と第2光強度信号Sd2との関係は逆であってもよい。
周波数制御部813は、レーザ駆動部9に対して制御信号Scを出力する。レーザ駆動部9は、周波数制御部813から入力された制御信号Scに従って、レーザ光源2に注入する駆動電流または駆動電圧を調整する。これにより、レーザ光源2の発振周波数が制御される。すなわち、周波数制御部813は、レーザ光源2から出射されるレーザ光Loの周波数を制御する。
また、周波数制御部813は、レーザ周波数安定化装置1の稼働中、光強度比Rpが一定値になるように制御信号Scを出力する。
設定部814は、後述するように、レーザ周波数安定化装置1の初期設定を行う。
〔初期設定〕
図3は、本実施形態における封入ガス(ルビジウムガス)の透過スペクトルを示している。図3には、8GHzほどの周波数範囲内において、それぞれ1GHzほどの広がりを有する3つの吸収線N1〜N3が観察される。
以下、ガスセル5の封入ガス(ルビジウムガス)が示す吸収線N1〜N3のうち、任意の1つである吸収線N2を利用する場合について説明する。
レーザ周波数安定化装置1の初期設定方法について、図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。
図4において、制御部8は、封入ガスの吸収線N2を探索する(ステップS1)。具体的には、周波数制御部813が、レーザ光源2の発振周波数を所定範囲で走査すると共に、データ取得部811が第1光強度信号Sd1および第2光強度信号Sd2を取得する。
図5は、図3に示す透過スペクトルの一部を拡大したものであり、ステップS1におけるレーザ光L1,L2の各周波数の走査範囲を示している。ここで、第1光強度信号Sd1は、レーザ光L1の周波数に対応する透過率の比例値を示し、第2光強度信号Sd2は、レーザ光L2の周波数に対応する透過率の比例値を示す。すなわち、ステップS1における第1光強度信号Sd1および第2光強度信号Sd2は、それぞれ、図5に示すような封入ガスの透過スペクトルを描く。
ステップS1において、設定部814は、第1光強度信号Sd1が示す負ピーク(透過率の負ピーク)の1つを封入ガスの吸収線(吸収線N2)として検出する。なお、吸収線N2の検出には、記憶部82に記憶された封入ガスの透過スペクトルのデータを利用してもよい。
次に、設定部814は、レーザ光源2の発振周波数を、ステップS1で検出された吸収線N2に基づいて設定する(ステップS2;設定ステップ)。
具体的には、設定部814は、第1光強度信号Sd1の負ピーク(吸収線N2)に対応する周波数範囲のうち、第1光強度信号Sd1の傾き(透過率の傾き)が負となる周波数範囲Rf1内に、レーザ光源2の発振周波数を設定する。この周波数範囲Rf1は、第1光強度信号Sd1が単純減少している範囲であり、かつ、ディップを含まない範囲である。
特に、本実施形態において、レーザ光源2の発振周波数は、周波数範囲Rf1のうち、第1光強度信号Sd1の負ピークに対して所定の比率、例えば負ピーク高さHの1/2となる周波数fs1に設定される。
これにより、レーザ光源2の発振周波数、すなわちガスセル5に入射するレーザ光L1の周波数は、周波数fs1に設定される。
なお、上述のステップS2によれば、ガスセル5に入射するレーザ光L2の周波数は、周波数fs1からシフト量ΔFずれた周波数fs2に設定される。
ここで、本実施形態のシフト量ΔFは、封入ガスの吸収線N2の半値幅に相当する値に設定されている。
このため、ガスセル5に入射するレーザ光L2の周波数は、第2光強度信号Sd2の負ピーク(透過率の負ピーク)に対応する周波数範囲のうち、第2光強度信号Sd2の傾き(透過率の傾き)が正となる周波数範囲Rf2内に設定される。この周波数範囲Rf2は、第2光強度信号Sd2が単純減少している範囲である。
特に、本実施形態では、ガスセル5に入射するレーザ光L2の周波数は、周波数範囲Rf2のうち、第2光強度信号Sd2の負ピークに対して所定の比率、例えば負ピーク高さHの1/2となる周波数fs2に設定される。
次に、設定部814は、レーザ光源2の発振周波数が周波数fs1である場合の第1光強度信号Sd1と第2光強度信号Sd2との比を、目標光強度比Riとして記憶部82に記憶させる(ステップS3)。
以上により、レーザ周波数安定化装置1の初期設定が終了する。
〔周波数安定化方法〕
次に、レーザ周波数安定化装置1の周波数安定化方法について、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。レーザ周波数安定化装置1が稼働開始すると、図6に示すフローチャートが開始する。なお、レーザ周波数安定化装置1の稼働開始時、レーザ光源2は、前述の初期設定で設定された周波数fs1に制御されたレーザ光Loを出射する。
まず、データ取得部811は、第1光強度信号Sd1および第2光強度信号Sd2をそれぞれ取得し、光強度比算出部812は、第1光強度信号Sd1と第2光強度信号Sd2との比である光強度比Rpを算出する(ステップS11)。
周波数制御部813は、目標光強度比Riに対する光強度比Rpの変化(低下または上昇)を監視する(ステップS12)。光強度比Rpが変化していない場合、周波数制御部813は、レーザ光源2の発振周波数が安定していると判定し、フローはステップS11に戻る。
一方、光強度比Rpが変化している場合、周波数制御部813は、光強度比Rpの変化方向、すなわち光強度比Rpが増加または減少のいずれに変化しているかを判定し(ステップS13)、判定結果に応じてレーザ光源2の発振周波数を減少(ステップS14)または増加(ステップS15)させる。
例えば、図7に示すように、レーザ光源2の温度変化等によりレーザ光源2の発振周波数が上昇し、レーザ光L1,L2の周波数fs1,fs2がそれぞれΔfだけ上昇した場合、レーザ光L1の透過率が低下すると共にレーザ光L2の透過率が上昇する。すなわち、第1光強度信号Sd1が減少すると共に、第2光強度信号Sd2が増加する。このため、光強度比Rp(第1光強度信号Sd1/第2光強度信号Sd2)は減少する。この場合、周波数制御部813は、レーザ光源2の発振周波数を減少させるように制御信号Scを出力する(ステップS14)。
一方、図7に示す場合とは逆に、レーザ光源2の発振周波数が減少した場合、レーザ光L1の透過率が上昇すると共にレーザ光L2の透過率が低下する。すなわち、第1光強度信号Sd1が増加すると共に、第2光強度信号Sd2が減少する。このため、光強度比Rp(第1光強度信号Sd1/第2光強度信号Sd2)は増加する。この場合、周波数制御部813は、レーザ光源2の発振周波数を増加させるように制御信号Scを出力する(ステップS15)。
よって、上述のステップS14またはS15において、周波数制御部813は、目標光強度比Riに対する光強度比Rpの差が0となる方向にレーザ光源2の発振周波数を変化させる制御信号Scを出力する。レーザ駆動部9は、周波数制御部813から入力された制御信号Scに従ってレーザ光源2に注入する駆動電流または駆動電圧を制御し、レーザ光源2の振周波数を変化させる。
その後、制御部8の処理はステップS11に戻る。制御部8は、以上の処理の繰り返しにより、光強度比Rpが目標光強度比Riで安定するように、レーザ光源2の振周波数をフィードバック制御する。以上のステップS11〜S15は、本発明の制御ステップに相当する。
なお、フィードバック制御に関して、目標光強度比Riに対する光強度比Rpの差を0にするような制御方法に限られず、当該差が所定の閾値よりも小さくなるような制御方法であってもよい。
〔効果〕
以上に説明したように、本実施形態では、外乱などによりレーザ光源2の発振周波数が変動した場合、ガスセル5を透過するレーザ光L1の透過率と、ガスセル5を透過するレーザ光L2の透過率とが互いに異なる変化を示し、第1光強度信号Sd1と第2光強度信号Sd2との比である光強度比Rpが変動する。よって、この光強度比Rpが一定になるようにレーザ光源2の発振周波数を制御することで、レーザ光Loの周波数を安定化させることができる。
また、ガスセル5に振動などの外乱が生じて透過スペクトルが変化した場合には、第1光強度信号Sd1および第2光強度信号Sd2に同様の誤差が生じるため、第1光強度信号Sd1と第2光強度信号Sd2との比である光強度比Rpに対する誤差の影響を低減することができる。
さらに、本実施形態で利用するルビジウムなどの封入ガスは、分子または原子に固有の吸収線を示すものであり、封入ガスが示す透過スペクトルでは、1つの吸収線に対応して透過率が変化する周波数範囲が1GHzほどの広がりを持っている。本実施形態では、この周波数範囲における透過率の傾きを制御に利用することができるため、ヨウ素吸収線のラムディップを利用した従来の制御と比べて、制御可能な周波数範囲が広くなる。
したがって、本実施形態によれば、ロバスト性が向上されたレーザ周波数安定化装置1が提供される。
本実施形態において、ガスセル5に入射するレーザ光L1の周波数と、ガスセル5に入射するレーザ光L2の周波数とは、透過スペクトルにおける透過率の傾きの正負が互いに異なる。これにより、レーザ光源2の発振周波数が変動した場合に光強度比Rpが変動する割合を大きくすることができ、この光強度比Rpが一定になるようにレーザ光源2を制御することで、レーザ光Loの周波数をより高精度に安定化させることができる。
本実施形態において、ガスセル5に入射する第1レーザ光の周波数、および、前記ガスセルに入射する前記第2レーザ光の周波数は、それぞれ、透過率が負ピークに対して所定の比率(例えば1/2)となる周波数に設定されている。これにより、レーザ光源2の発振周波数が変動した場合において、レーザ光L1,L2の各透過率の傾きに正負の切り替わりが生じることを抑制でき、その結果、ロバスト性をより向上させることができる。
なお、従来のヨウ素安定化ヘリウムネオンレーザでは、ヨウ素吸収線のラムディップを検出した状態を保つために、共振器長を調整するピエゾ素子を常に正弦波駆動させる必要がある。このため、従来のヨウ素安定化ヘリウムネオンレーザでは、ピエゾ素子を原因とした故障が生じやすい。また、従来のヨウ素安定化ヘリウムネオンレーザは、ピエゾ素子を正弦波駆動することでレーザ光の中央周波数を制御しているが、レーザ光の瞬時の周波数が一定していないため、レーザ光の用途が限られてしまう。
このような従来技術に対して、本実施形態のレーザ周波数安定化装置1は、ピエゾ素子を有する必要がないため、故障になり難い。また、レーザ光Loの瞬時の周波数が一定になるため、レーザ光Loの用途が従来技術よりも広くなる。
〔変形例〕
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形などは本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態において、レーザ周波数安定化装置1は、第1光強度信号Sd1または第2光強度信号Sd2の少なくとも一方を増幅させる増幅器を有していてもよい。これにより、レーザ光源2の発振周波数が変動した場合に光強度比Rpが変動する割合を大きくすることができ、この光強度比Rpが一定になるようにレーザ光源2を制御することで、レーザ光Loの周波数をより高精度に安定化させることができる。
前記実施形態では、ガスセル5に入射するレーザ光L1が周波数範囲Rf1内に設定され、ガスセル5に入射するレーザ光L2の周波数が周波数範囲Rf2内に設定されるが、これらの組み合わせは逆であってもよい。この場合、前記実施形態の周波数安定化方法において、ステップS13の判定結果に対するステップS14,S15の関係を逆にすればよい。
図8に示すように、変形例に係るレーザ周波数安定化装置1Aは、ビームスプリッタ32により分割されたレーザ光L1の周波数をシフトさせる補助周波数シフト部6Aをさらに備えてもよい。このような構成では、レーザ光源2の発振周波数の調整可能な範囲が周波数範囲Rf1,Rf2から外れている場合であっても、レーザ光L1の周波数を、周波数範囲Rf1内または周波数範囲Rf2内に設定することができる。これにより、様々な仕様のレーザ光源2を利用してレーザ光Loの周波数を高精度に安定化させることができる。
前記実施形態では、ガスセル5に入射するレーザ光L1,L2の周波数を、1つの吸収線(吸収線N2)に対応する周波数範囲(周波数範囲Rf1,Rf2)内に設定しているが、本発明はこれに限られない。すなわち、封入ガスの透過スペクトルが複数の吸収線を有する場合、ガスセル5に入射するレーザ光L1,L2の周波数を、互いに異なる吸収線に対応する周波数範囲内に設定してもよい。
例えば、図9では、本実施形態の封止ガスの透過スペクトルにおいて、透過率が負ピークのピーク高さの半分になる周波数F1〜F6を例示している。レーザ周波数安定化装置1の各構成、例えばレーザ光源2の発振周波数の調整可能範囲や周波数シフト部6によるシフト量などに応じて、ガスセル5に入射するレーザ光L1,L2の各周波数を、周波数F1〜F6の任意の組み合わせに設定することができる。
また、レーザ光L1,L2の各周波数は、透過スペクトルの透過率の傾きが正または負となる周波数に設定されることに限られず、透過率の傾きが互いに異なる周波数であればよい。例えば、レーザ光L1,L2の一方の周波数が、透過スペクトルにおいて透過率が一定となる周波数範囲内に設定され、レーザ光L1,L2の他方の周波数が、透過率の傾きが正または負となる周波数に設定されてもよい。このような場合であっても、光強度比Rpに基づいてレーザ光Loの周波数を安定化させることができる。
前記実施形態において、ガスセル5の封入ガスは、ルビジウムガス以外であってもよい。具体的には、少なくとも1つの吸収線の周波数領域と、ガスセル5に入射するレーザ光L1,L2の少なくとも一方の周波数とが重なるように調整可能な範囲で、種々の封入ガスを利用することができる。
前記実施形態では、本発明の光分割部がビームスプリッタ32であるが、偏光ビームスプリッタなど、他の光学部材であってもよい。
前記実施形態では、レーザ光源2に入力する駆動電流または駆動電圧を制御することで、レーザ光源2の発振周波数を制御しているが、本発明はこれに限られない。
例えば、レーザ光源2に温度調整手段が設けられている場合、周波数制御部813は、当該温度調整手段を制御することで、レーザ光源2の発振周波数を制御してもよい。
また、レーザ光源2が共振器の一端部を移動させる移動機構を有する場合、周波数制御部813は、当該移動機構を制御することで、レーザ光源2の発振周波数を制御してもよい。
前記実施形態のレーザ周波数安定化装置1は、所望の波長のレーザ光を出射できる波長可変レーザ周波数安定化装置として構成されてもよい。
例えば、レーザ光L1の周波数が周波数範囲Rf1に位置し、かつ、レーザ光L2の周波数が周波数範囲Rf2内に位置する範囲内で、レーザ光源2の発振周波数と光強度比Rpとの対応関係を示すテーブルを作成し、記憶部82に記憶させる。そして、制御部8は、所望の波長が入力された場合、当該波長を周波数に変換し、当該周波数に対応する光強度比Rpの値(参照値)をテーブルから取得する。周波数制御部813は、光強度比Rpが参照値を保つようにレーザ光源2の発振周波数を制御する。これにより、レーザ周波数安定化装置1は、所望の波長のレーザ光Loを出射することができる。
1,1A…レーザ周波数安定化装置、2…レーザ光源、31…ビームスプリッタ、32…ビームスプリッタ、41…第1光学系、411…偏光ビームスプリッタ、412…1/4波長板、413…ミラー、42…第2光学系、421…ミラー、422…偏光ビームスプリッタ、423…1/4波長板、424…ミラー、5…ガスセル、6…周波数シフト部、6A…補助周波数シフト部、71…第1光検出部、72…第2光検出部、8…制御部、81…演算部、811…データ取得部、812…光強度比算出部、813…周波数制御部、814…設定部、82…記憶部、9…レーザ駆動部、L1…レーザ光(第1レーザ光)、L2…レーザ光(第2レーザ光)、Lo…レーザ光、Rf1,Rf2…周波数範囲、Sc…制御信号、Sd1…第1光強度信号、Sd2…第2光強度信号。

Claims (5)

  1. レーザ光を出射するレーザ光源と、
    前記レーザ光源から出射した前記レーザ光を第1レーザ光と第2レーザ光とに分割する光分割部と、
    入射光の周波数に応じて透過率が変化する透過スペクトルを示すガスが封入されたガスセルと、
    前記ガスセルを透過した前記第1レーザ光を受光し、前記第1レーザ光の光強度を示す第1光強度信号を出力する第1光検出部と、
    前記第2レーザ光の周波数をシフトさせる周波数シフト部と、
    前記周波数シフト部によって周波数をシフトされた後に前記ガスセルを透過した前記第2レーザ光を受光し、前記第2レーザ光の光強度を示す第2光強度信号を出力する第2光検出部と、
    前記第1光強度信号と前記第2光強度信号との比が一定になるように前記レーザ光源から出射される前記レーザ光の周波数を制御する制御部と、を備え、
    前記ガスセルに入射する前記第1レーザ光の周波数と、前記ガスセルに入射する前記第2レーザ光の周波数とは、前記透過スペクトルにおける前記透過率の傾きが互いに異なる周波数に設定されている
    ことを特徴とするレーザ周波数安定化装置。
  2. 請求項1に記載のレーザ周波数安定化装置において、
    前記ガスセルに入射する前記第1レーザ光の周波数と、前記ガスセルに入射する前記第2レーザ光の周波数とは、前記透過スペクトルにおいて前記透過率の傾きの正負が互いに異なる周波数に設定されている
    ことを特徴とするレーザ周波数安定化装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のレーザ周波数安定化装置において、
    前記ガスセルに入射する前記第1レーザ光の周波数と、前記ガスセルに入射する前記第2レーザ光の周波数とは、それぞれ、前記透過スペクトルにおいて前記透過率が負ピークに対して所定の比率となる周波数に設定されていることを特徴とするレーザ周波数安定化装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のレーザ周波数安定化装置において、
    前記第1レーザ光の周波数を前記レーザ光の周波数からシフトさせる補助周波数シフト部をさらに備える
    ことを特徴とするレーザ周波数安定化装置。
  5. レーザ光を出射するレーザ光源と、
    前記レーザ光源から出射した前記レーザ光を第1レーザ光と第2レーザ光とに分割する光分割部と、
    入射光の周波数に応じて透過率が変化する透過スペクトルを示すガスが封入されたガスセルと、
    前記ガスセルを透過した前記第1レーザ光を受光し、前記第1レーザ光の光強度を示す第1光強度信号を出力する第1光検出部と、
    前記第2レーザ光の周波数をシフトさせる周波数シフト部と、
    前記周波数シフト部によって周波数をシフトされた後に前記ガスセルを透過した前記第2レーザ光を受光し、前記第2レーザ光の光強度を示す第2光強度信号を出力する第2光検出部と、を備えたレーザ周波数安定化装置におけるレーザ周波数安定化方法であって、
    前記ガスセルに入射する前記第1レーザ光の周波数と、前記ガスセルに入射する前記第2レーザ光の周波数とを、前記透過スペクトルにおける前記透過率の傾きが互いに異なる周波数に設定する設定ステップと、
    前記第1光強度信号と前記第2光強度信号との比が一定になるように前記レーザ光源から出射される前記レーザ光の周波数を制御する制御ステップと、を含む
    ことを特徴とするレーザ周波数安定化方法。
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