JP2021109673A - コップ状容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価に製造可能な紙コップを提供する。【解決手段】コップ状容器1は、胴体用ブランク20Aの両端縁部どうしをオーバーラップさせて接合することにより筒状に成形されている胴体2と、底体用ブランクを底部と垂下部とが形成されるように成形してなる底体よりなる。胴体2の下端部の内面に垂下部の外面が接合されている。胴体用ブランク20Aおよび底体用ブランクのそれぞれが、金属箔層201と金属箔層201の両面に積層された熱融着性樹脂層202,203とよりなる積層体20から形成されている。胴体用ブランク20Aの金属箔層201のうち胴体用ブランク20Aの内側端面204を構成している部分の厚さが、同金属箔層201のその他の部分の厚さよりも小さくなされている。【選択図】図4

Description

この発明は、例えばアイスクリームやヨーグルトのような食品や飲料等を内容物とするコップ状容器に関する。
例えばアイスクリームやヨーグルト等の半固形状乳製品を充填包装するための容器として、紙製のコップ状容器、すなわち紙コップが一般に用いられている。
紙コップは、通常、それぞれ所定形状にカットされた紙製ブランクよりなる胴体と底体とを接合一体化することにより形成されている。より詳細には、胴体は、略扇形の胴体用ブランクの両端縁部どうしをオーバーラップさせて接合することにより筒状に成形するとともに、下端開口縁部に内方に折り返された折り返し部を形成し、上端開口縁部に外方にカールされたフランジ部を形成してなる。底体は、略円形の底体用ブランクをその外周部に垂下部が形成されるようにスカート成形してなる断面略逆U形のものである。そして、底体の垂下部が胴体の折り返し部に包み込まれて接合されることにより、胴体および底体が一体化されている。
胴体用および底体用の各ブランクは、例えば、一般原紙、耐酸紙、コート紙等よりなる紙層と、紙層の片面または両面に積層されたポリエチレン(PE)層とを有する積層体よりなる(例えば下記の特許文献1参照)。
また、上記各ブランクの材料として、紙層およびポリエチレン(PE)層に加えてアルミニウム箔等よりなるバリア層を積層してなる積層体を使用した紙コップも知られている(例えば下記の特許文献2参照)。
その他、アイスクリーム、ヨーグルト等の容器として、ポリプロピレン(PP)等のプラスチック成形体よりなるものも知られている(例えば下記の特許文献3参照)。
特開昭58−30955号公報 特開2007−210639号公報 特開2007−176505号公報
しかしながら、紙コップは、生産性に優れ、安価に製造することが可能である反面、バリア性が低く、内容物の長期保存には適していなかった。
アルミニウム箔等のバリア層が付加された紙コップの場合、内容物の長期保存性は向上するが、紙層の端面から水が侵入しやすく、レトルト殺菌を行うことができなかった。
また、プラスチック製の容器の場合、製造設備のコストが高くつく上、内容物の長期保存には適していなかった。
上記の課題を解決するため、本発明者は、胴体用ブランクおよび底体用ブランクそれぞれの材料として、金属箔層とその両面のうち少なくとも一方の面に積層された熱融着性樹脂層とよりなる積層体を使用したコップ状容器を先に提案した(特願2019−106125号)。
上記のコップ状容器によれば、紙コップの製造設備を利用して安価に製造可能であって、内容物の長期保存性に優れており、アセプティック殺菌やレトルト殺菌を行うこともできる。
ここで、上記のコップ状容器の場合、胴体のオーバーラップ部において、容器の内側に位置する胴体用ブランクの内側端面が内容物に晒されることになるため、内容物の種類等によっては、同内側端面にデラミネーション(層間剥離)や腐食による劣化が生じるおそれがあり、また、衛生上必ずしも好ましいとは言えない場合がある。
この発明の目的は、紙コップの製造設備を利用して安価に製造可能であって、内容物の長期保存性に優れており、アセプティック殺菌やレトルト殺菌も可能なコップ状容器として、内容物との接触による劣化等を抑制しうるものを提供することにある。
この発明は、上記の目的を達成するために、以下の態様からなる。
1)胴体用ブランクの両端縁部どうしをオーバーラップさせて接合することにより筒状に成形されている胴体と、底体用ブランクを底部と底部の外周縁部から下方にのびる垂下部とが形成されるように成形してなる断面略逆U形の底体とよりなり、胴体の下端部の内面に底体の垂下部の外面が接合されることにより胴体および底体が一体化されているコップ状容器であって、
胴体用ブランクが、金属箔層と金属箔層の両面に積層された熱融着性樹脂層とよりなる積層体から形成されたものであって、胴体用ブランクの両端縁部がこれらの互いに重なり合う面を構成している熱融着性樹脂層どうしを熱融着することにより接合されており、
底体用ブランクが、金属箔層と金属箔層の両面のうち少なくとも底体の上側となる面に積層された熱融着性樹脂層とよりなる積層体から形成されたものであって、胴体の下端部の内面および底体の垂下部の外面がこれらの面を構成している熱融着性樹脂層どうしを熱融着することにより接合されており、
胴体用ブランクの金属箔層のうち胴体の内側に位置する胴体用ブランクの内側端面を構成している部分の厚さが、同金属箔層のその他の部分の厚さよりも小さくなされている、コップ状容器。
2)胴体用ブランクの金属箔層のうち胴体用ブランクの内側端面を構成している部分の厚さが、同金属箔層のその他の部分の厚さの1/100〜1/2倍である、上記1)のコップ状容器。
3)胴体用ブランクの金属箔層のうち胴体用ブランクの内側端面およびその近傍を構成している部分が、くさび形の横断面を有している、上記1)または2)のコップ状容器。
4)胴体用ブランクの金属箔層における前記くさび形の横断面を有している部分は、胴体の外側となる外側面が、同金属箔層のその他の部分の外側面と鈍角をなす傾斜面となされており、
胴体用ブランクのオーバーラップされた両端縁部のうち胴体の外側に位置する外端縁部に、前記傾斜面に沿うようにクランク状に折り曲げられた段差部が形成されている、上記3)のコップ状容器。
上記1)のコップ状容器によれば、胴体用ブランクの金属箔層のうち胴体用ブランクの内側端面を構成している部分の厚さが、同金属箔層のその他の部分の厚さよりも小さくなされているので、胴体用ブランクの内側端面において、金属箔層によって構成される部分の面積が小さくなる。したがって、胴体用ブランクの内側端面の金属箔層部分および金属箔層と熱融着性樹脂層との界面部分が、胴体用ブランクの両端縁部の熱融着性樹脂層を構成している樹脂の一部が熱融着時に溶融固化して形成された樹脂被膜または樹脂溜まりによって被覆され易くなり、内容物に晒され難くなるので、同内側端面のデラミネーションや腐食による劣化が効果的に抑制され、また、衛生面でも好ましい。さらに、上記1)のコップ状容器によれば、胴体のオーバーラップ部の内側に生じる段差が小さくなるため、胴体の下端部と底体の垂下部との接合部分や、胴体のフランジ部などにおいて、これらの重ね合わせ部分に隙間が生じにくくなる。
上記2)または3)のコップ状容器によれば、上記1)のコップ状容器について説明した上記効果が、より確実に奏される。
また、上記4)のコップ状容器によれば、胴体用ブランクの外端縁部に上記段差部が形成されているので、胴体用ブランクの内側端面が、熱融着時に形成された樹脂被膜または樹脂溜まりによって更に被覆され易くなり、上記1)のコップ状容器について説明した上記効果が、より一層確実に奏される。
この発明の実施形態に係るコップ状容器の斜視図である。 図1のII−II線に沿う垂直断面図であって、同図中、一点鎖線Aで囲まれた部分は一点鎖線aで囲まれた部分を拡大して示したものであり、一点鎖線Bで囲まれた部分は一点鎖線bで囲まれた部分を拡大して示したものである。 (a)は胴体用ブランクの材料とされる積層体の層構造を示す拡大断面図であり、(b)は底体用ブランクの材料とされる積層体の層構造を示す拡大断面図である。 上記コップ状容器における胴体のオーバーラップ部の一態様を拡大して示す水平断面図である。 上記コップ状容器における胴体のオーバーラップ部の別の態様を拡大して示す水平断面図である。 上記コップ状容器における胴体のオーバーラップ部のさらに別の態様を拡大して示す水平断面図である。 (a)は胴体用ブランクの平面図であり、(b)は胴体用ブランクから成形された胴体の斜視図である。 図7(a)のVIII−VIII線に沿う部分拡大断面図であって、(a)ないし(c)は横断面形状が異なる3つの態様をそれぞれ示している。 (a)は底体用ブランクの平面図であり、(b)は底体用ブランクから成形された底体の斜視図である。 上記コップ状容器の製造工程の一部を示す垂直断面図である。
以下、この発明の実施形態を、図1〜図10を参照して説明する。
なお、以下の説明において、「上下」は、コップ状容器、胴体、底体における上下(例えば図2,10それぞれの上下)をいうものとし、また、「内」は、コップ状容器、胴体、底体における中心に近い側(例えば図4〜6の各下、図10の右)をいい、「外」は、コップ状容器、胴体、底体における中心から遠い側(例えば図4〜6の各上、図10の左)をいうものとする。
図1および図2は、この発明の実施形態のコップ状容器(1)の全体構成を示すものであって、同容器(1)は、胴体用ブランク(20A)から成形された胴体(2)と、底体用ブランク(30A)から成形された底体(3)とを接合一体化してなる。
胴体(2)は、テーパ筒状のものであって、図7に示すように、扇形をした胴体用ブランク(20A)の両端縁部どうしをオーバーラップさせて接合することにより成形されている。したがって、胴部(2)には、その高さ方向に沿ってのびるオーバーラップ部(21)が存在する。
胴体(2)の下端開口縁部には、内方に折り返された折り返し部(22)が形成されている。
また、胴体(2)の上端開口縁部には、外方に折り曲げられたフランジ部(23)が設けられている。フランジ部(23)は、下方に折り返されてほぼ水平な偏平状に成形されている。なお、フランジ部は、図示以外の形態、例えば、下方にカールさせられて横断面略円弧状に成形されていてもよい。
底体(3)は、円形をした水平な底部(31)と、底部(31)の外周縁部から下方にのびた垂下部(32)とを有する断面略逆U形のものであって、図9に示すように、円形の底体用ブランク(30A)を絞り成形してなる。
そして、底体(3)の垂下部(32)の外面が胴体(2)の下端部(2a)の内面に接合されるとともに、胴体(2)の折り返し部(22)が垂下部(32)の内面に接合されることにより、胴体(2)および底体(3)が一体化されている(図2および図10参照)。
なお、図示は省略したが、胴体(2)の下端開口縁部に折り返し部(22)を形成せず、胴体(2)の下端部(2a)内面に底体(3)の垂下部(32)外面が接合されるのみの連結構造によって、胴体(2)と底体(3)とを一体化した構成とすることもできる。この構成によれば、底体(3)の成形時に垂下部(32)に若干のシワが発生していた場合でも、空気等を混入することなく、胴体(2)の下端部(2a)と底体(3)の垂下部(32)とを確実にシールすることができる。
胴体用ブランク(20A)は、図3(a)に示すように、金属箔層(201)と、金属箔層(201)の両面のうち胴体(2)の内側となる面に積層された内側熱融着性樹脂層(202)と、金属箔層(201)の両面のうち胴体(2)の外側となる面に積層された外側熱融着性樹脂層(203)とよりなる積層体(20)から形成されており、紙層を有していない。
また、底体用ブランク(30A)も、図3(b)に示すように、金属箔層(301)と、金属箔層(301)の両面のうち底体(3)の上側となる面に積層された上側熱融着性樹脂層(302)と、金属箔層(301)の両面のうち底体(3)の下側となる面に積層された下側熱融着性樹脂層(303)とよりなる積層体(30)から形成されており、紙層を有していない。なお、胴体(2)の下端開口縁部に折り返し部(22)を形成せず、胴体(2)の下端部(2a)内面に底体(3)の垂下部(32)外面が接合されるのみの連結構造とする場合には、底体用ブランク(30A)の下側熱融着性樹脂層(303)を省略することも可能である。
各積層体(20)(30)の厚さは、250μm未満とするのが好ましく、200μm未満とするのがより好ましい。各積層体(20)(30)の厚さを上記範囲とすることによって、ブランクの材料として厚さ250〜400μm程度の積層体を使用する紙コップのように、胴体(2)のフランジ部(23)のうちオーバーラップ部(21)によって構成されている部分の段差が大きくなりすぎたり、胴体(2)の下端部(2a)および折り返し部(22)と底体(3)の垂下部(31)との接合が安定しない、といった問題が確実に回避される。
金属箔層(201)(301)は、内容物をガス、水蒸気、光等から保護するためのバリア層として機能するものである。
金属箔層(201)(301)を構成する金属箔としては、アルミニウム箔、鉄箔、ステンレス鋼箔、銅箔などを使用することができるが、好適にはアルミニウム箔が用いられる。アルミニウム箔の場合、純アルミニウム箔、アルミニウム合金箔のいずれでもよく、また、軟質、硬質のいずれでもよいが、例えば、JIS H4160で分類されるA8000系(特に、A8079HやA8021H)の焼鈍処理済の軟質材(O材)であれば、成形性に優れているので、好適に用いることができる。
金属箔層(201)(301)の両面には、必要に応じて、化成処理などの下地処理を行う。具体的には、例えば、脱脂処理を行った金属箔の表面に、
1)リン酸と、
クロム酸と、
フッ化物の金属塩およびフッ化物の非金属塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物と、を含む混合物の水溶液
2)リン酸と、
アクリル系樹脂、キトサン誘導体樹脂およびフェノール系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂と、
クロム酸およびクロム(III)塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物と、を含む混合物の水溶液
3)リン酸と、
アクリル系樹脂、キトサン誘導体樹脂およびフェノール系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂と、
クロム酸およびクロム(III)塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物と、
フッ化物の金属塩およびフッ化物の非金属塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物と、を含む混合物の水溶液
上記1)〜3)のうちのいずれかの水溶液を塗工した後、乾燥することにより、化成処理を施して、皮膜を形成する。
上記化成処理により金属箔層(201)(301)表面に形成される皮膜は、クロム付着量(片面当たり)を0.1mg/m〜50mg/mとするのが好ましく、特に、2mg/m〜20mg/mとするのが好ましい。
なお、金属箔層(201)(301)として金属箔の軟質材(O材)を使用する場合、その表面に脱脂処理を行うことなく、直ちに化成処理を行っても構わない。
金属箔層(201)(301)の厚さは、40〜200μmとするのが好ましく、80〜160μmとするのがより好ましい。金属箔層(201)(301)の厚さを上記範囲とすることによって、充分なバリア性と成形加工性を得ることができる。
熱融着性樹脂層(202)(203)(302)(303)は、容器(1)の内外面を構成するものであって、金属箔層(201)(202)を保護するとともに、積層体(20)(30)に成形性を付与する役割を担うものであり、また、胴体用ブランク(20A)の両端縁部どうしの接合や、胴体(2)の下端部(2a)および折り返し部(22)と底体(3)の垂下部(32)との接合の際に熱融着層として機能するものである。
熱融着性樹脂層(202)(203)(302)(303)としては、例えば、熱融着性を有するポリプロピレン(PP)フィルムやポリエチレン(PE)フィルム等の汎用性フィルム(好適には無延伸ポリプロピレンフィルム(CPP))、これらを貼り合わせた複合フィルムが用いられる。また、上記フィルムに代えて、マレイン酸変性ポリエチレン、マレイン酸変性ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル、エポキシ樹脂やシェラック樹脂等のコート層により、熱融着性樹脂層(202)(203)(302)(303)を構成することも可能である。
熱融着性樹脂層(202)(203)(302)(303)の厚さは、5〜80μmとするのが好ましく、10〜60μmがより好ましい。熱融着性樹脂層(202)(203)(302)(303)の厚さを上記範囲とすることによって、胴体用ブランク(20A)の両端縁部どうしの接合部や、胴体(2)の下端部(2a)および折り返し部(22)と底体(3)の垂下部(32)との接合部において十分な接着強度を得ることができると共に、胴体(2)のフランジ部(23)上面のうちオーバーラップ部(21)によって構成されている部分の段差を緩やかにすることができて、蓋材で封緘した際の密封性が良好となる。
金属箔層(201)(301)を構成する金属箔と、熱融着性樹脂層(202)(203)(302)(303)を構成するフィルムとの積層は、例えば、接着剤層(図示略)を介してドライラミネート法により行われる。接着剤層には、例えば、二液硬化型のポリエステル−ポリウレタン系接着剤やポリエーテル−ポリウレタン系接着剤が用いられる。
上記の接着剤層の存在により、例えば胴体(2)のオーバーラップ部(21)において、胴体用ブランク(20A)の内側熱融着性樹脂層(202)および外側熱融着性樹脂層(203)が熱融着により減肉した場合でも、金属箔層(201)どうしが接触するのが回避されるので、シール性が保持される。また、上記の接着剤層があれば、熱融着性樹脂層(202)(203)(302)(303)を透過する内容物が充填される場合であっても、金属箔層(201)(301)が腐食して内容物が漏れ出すのを回避することができる。
なお、胴体用ブランク(20A)を構成する積層体(20)と、底体用ブランク(30A)を構成する積層体(30)とは、通常、同一のものが用いられるが、材質および/または厚さの異なるものとしてもよい。
次に、上記積層体(20)(30)を使用して、コップ状容器(1)を形成する方法の一例を説明する。
まず、積層体(20)を所定サイズの扇形に打ち抜いて、胴体用ブランク(20A)を形成する(図7(a)参照)。
また、積層体(30)を所定サイズの円形に打ち抜いて、底体用ブランク(30A)を形成し(図9(a)参照)、このブランク(30A)を、金型(図示略)を用いて絞り成形加工することにより、底部(31)および垂下部(32)よりなる横断面略逆U形の底体(3)を成形する(図9(b)参照)。得られた底体(3)には、シワが生じていない。また、底体(3)の外面における底部(31)と垂下部(32)との間のコーナー部分は、角が出ている。
そして、略円錐台形の金型(図示略)の頂面に、底体(3)をその底部(31)上面が重なるようにセットしておいてから、上記金型の外周面に胴体用ブランク(20A)を巻き付けて、その両端縁部どうしをオーバーラップさせた後、オーバーラップ部(21)の互いに重なり合う面を構成している内側熱融着性樹脂層(202)および外側熱融着性樹脂層(203)を熱融着させることにより、テーパ筒状の胴体(2)を成形する(図7(b)参照)。オーバーラップ部(21)の熱融着の手段は、熱板を用いたヒートシールの他、高周波シールや超音波シール等であってもよい。
次に、図10に示すように、胴体(2)の下端開口縁部を内側に折り返して、その折り返し部(22)を円盤状の回転金型(図示略)によって底体(3)の垂下部(32)に押し付けた後、胴体(2)の下端部(2a)および折り返し部(22)と底体(3)の垂下部(32)との互いに重なり合う面を構成している内側熱融着性樹脂層(202)と上側熱融着性樹脂層(302)および下側熱融着性樹脂層(303)とを熱融着させることにより、胴体(2)と底体(3)とを接合一体化させる。
また、胴体(2)の上端開口縁部を、所定のカール成形金型(図示略)を用いて外方にカールさせるとともに上下方向に加圧して偏平状に成形することにより、フランジ部(23)を形成する(図10参照)。
こうして、図1および図2に示すコップ状容器(1)が得られる。
この実施形態のコップ状容器(1)では、胴体(2)のオーバーラップ部(21)において、以下のような構成上の特徴を有している。
すなわち、図4ないし図6および図8に示すように、胴体用ブランク(20A)の金属箔層(201)のうち胴体(2)の内側に位置する胴体用ブランク(20A)の内側端面(204)を構成している部分の厚さ(T1)が、同金属箔層(201)のその他の部分の厚さよりも小さくなされている。これにより、胴体用ブランク(20A)の内側端面(204)における金属箔層(201)部分の面積が小さくなされている。
そして、胴体用ブランク(20A)の内側端面(204)における金属箔層(201)部分および金属箔層(201)と熱融着性樹脂層(202)(203)との界面部分が、熱融着時に胴体用ブランク(20A)の少なくとも一方の熱融着性樹脂層(202)(203)を構成している樹脂の一部が溶融固化して形成された樹脂被膜または樹脂溜まり(R1)によって被覆されている。
ここで、胴体用ブランク(20A)の内側端面(204)を構成している金属箔層(201)部分の厚さ(T1)は、金属箔層(201)のその他の部分の厚さ(T2)の1/100〜1/2倍であるのが好ましく、より好ましくは1/10〜1/3倍である(図8参照)。上記厚さ(T1)が上記厚さ(T2)の1/100倍未満であると、内側端面(204)が変形しやすくなりオーバーラップ部(21)の接合や加工後の触感に悪影響を与える可能性が高くなる。一方、上記厚さ(T1)が上記厚さ(T2)の1/2倍を超えると熱融着時の樹脂の十分な回り込みが起こりにくくなる。具体的には、金属箔層(201)の上記厚さ(T1)は、例えば1〜100μm(好ましくは5〜60μm)となされ、上記厚さ(T2)は、40〜200μm(好ましくは80〜160μm)となされる。
上記構成をより詳細に説明すると、コップ状容器(1)の胴体(2)のオーバーラップ部(21)において、胴体用ブランク(20A)の金属箔層(201)のうち胴体用ブランク(20A)の内側端面(204)およびその近傍を構成している部分(201a)は、くさび形の横断面を有するものとなされている。
横断面くさび形の部分(201a)の周方向幅(W1)は、0.01〜10mmであるのが好ましく、より好ましくは0.1〜8mmである。
図4および図8(a)に示す態様では、胴体用ブランク(20A)の金属箔層(201)における横断面くさび形の部分(201a)は、胴体(2)の外側となる外側面が、同金属箔層(201)のその他の部分の外側面と鈍角をなす傾斜面となされ、胴体(2)の内側となる内側面が、同金属箔層(201)のその他の部分の内側面と鈍角をなす傾斜面となされた、略等脚台形(または略二等辺三角形)の横断面を有しているものである。また、これに相応するように、胴体用ブランク(20A)における内側端面(204)およびその近傍の部分も、全体として略等脚台形の横断面を有している。
また、この態様では、図4に示すように、胴体用ブランク(20A)のオーバーラップされた両端縁部のうち胴体(2)の外側に位置する外端縁部に、金属箔層(201)の横断面くさび形の部分(201a)の外側面を構成している前記傾斜面に沿うようにクランク状に折り曲げられた段差部(206)が形成されている。この段差部(206)により、胴体用ブランク(20A)の内側端面(204)が、熱融着に伴って生じた樹脂被膜または樹脂溜まり(R1)によって、さらに被覆され易くなる。
図5および図8(b)に示す態様では、金属箔層(201)の横断面くさび形の部分(201a)は、胴体(2)の外側となる外側面が、同金属箔層(201)のその他の部分の外側面と鈍角をなす傾斜面となされ、胴体(2)の内側となる内側面が、同金属箔層(201)のその他の部分の内側面と面一となされた、略不等脚台形(または略直角三角形)の横断面を有しているものである。そして、これに相応するように、胴体用ブランク(20A)の内側端面(204)およびその近傍の部分も、全体として略不等脚台形の横断面を有している。
また、この態様の場合も、図5に示すように、胴体用ブランク(20A)のオーバーラップされた両端縁部のうち胴体(2)の外側に位置する外端縁部に、金属箔層(201)の横断面くさび形の部分(201a)の外側面を構成している前記傾斜面に沿うようにクランク状に折り曲げられた段差部(206)が形成されている。
また、図6および図8(c)に示す態様では、金属箔層(201)の横断面くさび形の部分(201a)は、胴体(2)の外側となる外側面が、同金属箔層(201)のその他の部分の外側面と面一となされ、胴体(2)の内側となる内側面が、同金属箔層(201)のその他の部分の内側面と鈍角をなす傾斜面となされた、略不等脚台形(または略直角三角形)の横断面を有しているものである。そして、これに相応するように、胴体用ブランク(20A)の内側端面(204)およびその近傍の部分も、全体として略不等脚台形の横断面を有している。
胴体用ブランク(20A)の金属箔層(201)の上記横断面くさび形の部分(201a)は、例えば、材料となる積層体(20)をダイカット方式で金型の接触部分に斜角をつけるなどして打ち抜き加工して胴体用ブランク(20A)を形成することで得られる。
また、上記部分(201a)は、通常の方法により形成された胴体用ブランク(20A)の所要箇所にプレス加工を施すことによっても形成することができる。
コップ状容器(1)の胴体(2)のオーバーラップ部(21)において、胴体用ブランク(20A)の両端縁部の互いに熱融着された内側熱融着性樹脂層(202)および外側熱融着性樹脂層(203)の合計厚さ(T3)が8〜150μmであるのが好ましく、より好ましくは16〜80μmとなされる(図4ないし図6参照)。上記合計厚さ(T3)が8μm未満であると、オーバーラップ部(21)のシール性が不十分となるおそれがある。一方、上記合計厚さ(T3)が150μmを超えると、オーバーラップ部(21)のバリア性が損なわれるおそれがある。
また、胴体(2)のオーバーラップ部(21)において、胴体用ブランク(20A)の両端縁部の金属箔層(201)(201)どうしの厚さ方向から見た重なり幅(W2)が2〜10mmであるのが好ましく、より好ましくは4〜8mmとなされる(図4ないし図6参照)。上記重なり幅(W2)が2mm未満であると、オーバーラップ部(21)のバリア性が損なわれるおそれがあり、また、シール幅が小さくなりすぎてシール性が不十分となるおそれがある。一方、上記重なり幅(W2)が10mmを超えると、必要以上にオーバーラップ部(21)の幅が大きくなってコストアップにつながり、さらに、オーバーラップ部(21)の内側部分(胴体用ブランク(20A)の一方の端縁部)と外側部分(胴体用ブランク(20A)の他方の端縁部)とにかかる応力の相違に起因して、オーバーラップ部(21)の内側部分にシワが入るなどの外観不良が発生するおそれがある。
この実施形態のコップ状容器(1)によれば、以下のような効果が奏される。
a)胴体用ブランク(20A)および底体用ブランク(30A)のそれぞれが、金属箔層(201)(301)およびその両面に積層された熱融着性樹脂層(202)(203)(302)(303)よりなる積層体(20)(30)から形成されているので、紙コップの製造設備を利用して安価に製造することができる。
b)各ブランク(20A)(30A)の材料とされる積層体(20)(30)が金属箔層(201)(301)を有しているので、内容物の長期保存性に優れている。
c)紙コップと比べて胴体用ブランク(20A)の厚さが小さくなるため、胴体(2)のフランジ部(23)上面のうちオーバーラップ部(21)によって構成されている部分の段差を小さくすることができ、したがって、容器(1)のフランジ部(23)上面に蓋をシールする際にシール不良が起こりにくい。また、アセプティック(無菌)充填を行う場合に、フランジ部(23)上面の上記段差に殺菌液が残りにくくなる。
d)底体(3)が底体用ブランク(30A)を絞り成形してなるので、底体(3)にシワが発生せず、したがって、従来の紙コップのように底体(3)の垂下部(32)と胴体(2)の下端部(2a)および折り返し部(22)との接合不良が生じたり、バリア性の低下を招いたりするおそれがない。
e)紙コップと比べて胴体用ブランク(20A)および底体用ブランク(30A)の厚さが小さくなるため、胴体(2)の下端部(2a)および折り返し部(22)と底体(3)の垂下部(32)とを安定的に接合することができる。
f)紙コップと比べて底体(3)の外面における底部(31)と垂下部(32)との間のコーナー部分の曲率半径(アール)を小さくすることができるので、アセプティック(無菌)充填を行う場合に、コップ状容器(1)の底体(3)上面と胴体(2)内周面との境界部分に殺菌液が残りにくくなる。
g)各ブランク(20A)(30A)の材料とされる積層体(20)(30)が紙層を有しないものであるので、レトルト殺菌を支障なく行うことができる。
h)胴体(2)のオーバーラップ部(21)において、胴体用ブランク(20A)の金属箔層(201)のうち胴体(2)の内側に位置する胴体用ブランク(20A)の内側端面(204)を構成している部分の厚さ(T1)が、同金属箔層(201)のその他の部分の厚さ(T2)よりも小さくなされており、それによって胴体用ブランク(20A)の内側端面(204)における金属箔層(201)部分の面積が小さくなされている。したがって、胴体用ブランク(20A)の内側端面(204)における金属箔層(201)部分および金属箔層(201)と熱融着性樹脂層(202)(203)との界面部分が、熱融着時に胴体用ブランク(20A)の熱融着性樹脂層(202)(203)を構成している樹脂の一部が溶融固化して形成された樹脂被膜または樹脂溜まり(R1)によって被覆され易くなり、内容物に晒され難くなるので、同内側端面(204)のデラミネーションや腐食による劣化が効果的に抑制され、また、衛生面でも好ましい。さらに、胴体(2)のオーバーラップ部(21)の内側に生じる段差が小さくなるため、胴体(2)の下端部(2a)および折り返し部(22)と底体(3)の垂下部(32)との接合部分や、胴体(2)のフランジ部(23)において、これらの重ね合わせ部分に隙間が生じにくくなる。
また、胴体用ブランク(20A)の金属箔層(201)のうち胴体用ブランク(201A)の内側端面(204)およびその近傍を構成している横断面くさび形の部分(201a)を、胴体(2)の外側となる外側面が、同金属箔層(201)のその他の部分の外側面と鈍角をなす傾斜面となされたものとするとともに、胴体用ブランク(20A)の外端縁部に、前記傾斜面に沿うようにクランク状に折り曲げられた段差部(206)を形成した場合(図4および図5参照)には、胴体用ブランク(20A)の内側端面(204)が、熱融着時に形成された樹脂被膜または樹脂溜まり(R1)によって更に被覆され易くなり、上記効果がより一層確実に奏される。
なお、図示は省略したが、この実施形態のコップ状容器(1)の場合、胴体(2)のオーバーラップ部(21)において、上記構成に加えて、胴体用ブランク(20A)の金属箔層(201)のうち胴体(2)の外側に位置する胴体用ブランク(20A)の外側端面(205)を構成している部分の厚さが、同金属箔層(201)のその他の部分の厚さよりも小さくなされ、それによって、胴体用ブランク(20A)の外側端面(205)における金属箔層(201)部分の面積が小さくなされていても構わない。以上の構成によれば、胴体用ブランク(20A)の外側端面(205)の金属箔層(201)部分および金属箔層(201)と熱融着性樹脂層(202)(203)との界面部分が、熱融着時に胴体用ブランク(20A)の少なくとも一方の熱融着性樹脂層(202)(203)を構成している樹脂の一部が溶融固化して形成された樹脂被膜または樹脂溜まりによって被覆され易くなるため、同外側端面(205)のデラミネーションや腐食による劣化が効果的に抑制される。
さらに、この発明のコップ状容器において、胴体は、胴体用ブランクの両端縁部どうしを合掌状に重ね合わせて接合した態様であってもよい。この態様においても、上記実施形態と同様に、胴体用ブランクの金属箔層のうち少なくとも胴体用ブランクの少なくとも一方の側の端面を構成している部分の厚さが、同金属箔層のその他の部分の厚さよりも小さくなされているのが好ましく、それによって同端面のデラミネーションや腐食による劣化が効果的に抑制される。
次に、この発明の具体的実施例について説明するが、この発明は、この実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
厚さ120μmのアルミニウム箔(A8021H−O)の化成処理が施された両面に、それぞれ2液硬化型ウレタン系接着剤を約3g/m塗布して、厚さ60μmの無延伸ポリプロピレンフィルム(CPP)をドライラミネートした。そして、接着剤を硬化させるために所定のエージング処理を行うことにより、積層体を得た。
次に、得られた積層体を所定形状に打ち抜いて、胴体用ブランクおよび底体用ブランクを成形した(図7および図9参照)。ここで、胴体用ブランクについては、所定のダイカット方式による打ち抜き加工を行うことにより、胴体ブランクの内側端面およびその近傍を構成する部分(周方向幅0.1mm)を加圧変形させて、図5に示すようなくさび形(略等脚台形)の横断面を有するものとした。また、胴体用ブランクの上記部分の端面におけるアルミニウム箔の厚さを計測したところ、20μmであった。
そして、胴体用ブランクおよび底体用ブランクを用いて、前述した実施形態と同一の工程により、図1および図2に示すコップ状容器を作製し、これを実施例1とした。
得られたコップ状容器は、厚さ120μmのアルミニウム箔を使用しているので、酸素や水蒸気の透過がほとんど無い、バリア性の良好な容器である。
尚、コップ状容器の寸法は下記の通りとした。
・コップ状容器上部の開口部の内径:65mm
・コップ状容器下部の内径:50mm
・フランジ部の幅:4mm
・コップ状容器の高さ:95mm
・コップ状容器の脚部(折り返し部)の高さ:6mm
また、コップ状容器の胴体のオーバーラップ部を横断方向に切断して同切断面を顕微鏡で観察したところ、胴体用ブランクの内側端面が、熱融着時に形成されたポリプロピレンよりなる樹脂溜まりによって被覆されていることが確認された。
この発明は、例えば流動状食品や飲料等を内容物とするコップ状容器として好適に使用することができる。
(1):コップ状容器
(2):胴体
(2a):胴体の下端部
(21):オーバーラップ部
(23):フランジ部
(20A):胴体用ブランク
(20):積層体
(201):金属箔層
(202):内側熱融着性樹脂層
(203):外側熱融着性樹脂層
(204):内側端面
(206):段差部
(3):底体
(31):底部
(32):垂下部
(30A):底体用ブランク
(30):積層体
(301):金属箔層
(302):上側熱融着性樹脂層
(303):下側熱融着性樹脂層
(T1):胴体用ブランクの金属箔層のうち胴体用ブランクの内側端面を構成している部分の厚さ
(T2):胴体用ブランクの金属箔層のその他の部分の厚さ

Claims (4)

  1. 胴体用ブランクの両端縁部どうしをオーバーラップさせて接合することにより筒状に成形されている胴体と、底体用ブランクを底部と底部の外周縁部から下方にのびる垂下部とが形成されるように成形してなる断面略逆U形の底体とよりなり、胴体の下端部の内面に底体の垂下部の外面が接合されることにより胴体および底体が一体化されているコップ状容器であって、
    胴体用ブランクが、金属箔層と金属箔層の両面に積層された熱融着性樹脂層とよりなる積層体から形成されたものであって、胴体用ブランクの両端縁部がこれらの互いに重なり合う面を構成している熱融着性樹脂層どうしを熱融着することにより接合されており、
    底体用ブランクが、金属箔層と金属箔層の両面のうち少なくとも底体の上側となる面に積層された熱融着性樹脂層とよりなる積層体から形成されたものであって、胴体の下端部の内面および底体の垂下部の外面がこれらの面を構成している熱融着性樹脂層どうしを熱融着することにより接合されており、
    胴体用ブランクの金属箔層のうち胴体の内側に位置する胴体用ブランクの内側端面を構成している部分の厚さが、同金属箔層のその他の部分の厚さよりも小さくなされている、コップ状容器。
  2. 胴体用ブランクの金属箔層のうち胴体用ブランクの内側端面を構成している部分の厚さが、同金属箔層のその他の部分の厚さの1/100〜1/2倍である、請求項1のコップ状容器。
  3. 胴体用ブランクの金属箔層のうち胴体用ブランクの内側端面およびその近傍を構成している部分が、くさび形の横断面を有している、請求項1または2のコップ状容器。
  4. 胴体用ブランクの金属箔層における前記くさび形の横断面を有している部分は、胴体の外側となる外側面が、同金属箔層のその他の部分の外側面と鈍角をなす傾斜面となされており、
    胴体用ブランクのオーバーラップされた両端縁部のうち胴体の外側に位置する外端縁部に、前記傾斜面に沿うようにクランク状に折り曲げられた段差部が形成されている、請求項3のコップ状容器。
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