JP2021096492A - 診断装置、発電設備、データ作製方法、及び診断プログラム - Google Patents

診断装置、発電設備、データ作製方法、及び診断プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】発電装置の診断を正確かつ手軽に行える診断装置、発電設備、データ作製方法、及び診断プログラムを提供する。【解決手段】温度データ取得部241は、発電装置の温度を検出した結果である診断時温度値を表す温度データDAを取得する。実測運転データ取得部242は、発電の動作に関わる物理量を検出した結果の時系列を表す実測運転データDBを取得する。診断時理想運転データ作製部243は、温度が第1基準温度値の正常な発電装置における物理量の時系列を表す第1理想運転データ221と、温度が第2基準温度値の正常な発電装置における物理量の時系列を表す第2理想運転データ222と、診断時温度値とを用いて、温度が診断時温度値の正常な発電装置における物理量の時系列を表す診断時理想運転データDCを作製する。診断部244は、診断時理想運転データDCと実測運転データDBとの比較に基づいて、発電装置を診断する。【選択図】図4

Description

本発明は、診断装置、発電設備、データ作製方法、及び診断プログラムに関する。
特許文献1に開示されているように、発電装置の健全性を診断する診断装置が知られている。この診断装置は、発電の動作に関わる物理量を表す運転データを発電装置から取得し、取得した運転データを、予め準備しておいた正常時の運転データである理想データと比較することにより、発電装置に異常があるか否かを検出する。
特開2011−243118号公報
発電装置の理想的な発電の動作は、本来、発電装置の温度状態によって異なる。このため、特定の温度における理想データを、その温度とは異なる温度の発電装置から取得された運転データと比較しても、正確な診断を行うことができない。一方、あらゆる温度についての理想データを予め準備することには、多大な手間を要する。そこで、発電装置の診断を正確かつ手軽に行える技術が望まれる。
本発明の目的は、発電装置の診断を正確かつ手軽に行える診断装置、発電設備、データ作製方法、及び診断プログラムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る診断装置は、
発電を行う発電装置から、前記発電装置の温度を検出した結果である診断時温度値を表す温度データを取得する温度データ取得部と、
前記温度が検出された前記発電装置から、前記発電の動作に関わる物理量を検出した結果の時系列を表す実測運転データを取得する実測運転データ取得部と、
温度が第1基準温度値である場合の正常な前記発電装置における前記物理量の時系列を表す第1理想運転データと、温度が前記第1基準温度値とは異なる第2基準温度値である場合の正常な前記発電装置における前記物理量の時系列を表す第2理想運転データとを記憶している理想運転データ記憶部と、
前記第1理想運転データ及び前記第2理想運転データと、前記第1基準温度値及び前記第2基準温度値と、前記温度データが表す前記診断時温度値とを用いて、温度が前記診断時温度値である場合の正常な前記発電装置における前記物理量の時系列を表す診断時理想運転データを作製する診断時理想運転データ作製部と、
前記診断時理想運転データと前記実測運転データとの比較に基づいて、前記実測運転データが表す前記物理量が検出された前記発電装置を診断する診断部と、
を備える。
上記構成によれば、温度が診断時温度値である場合の正常な発電装置における物理量の時系列を表す診断時理想運転データが作製される。このため、あらゆる診断時温度値についての診断時理想運転データを予め準備しておく必要がない。従って、診断時理想運転データの準備に要する手間が省けるので、発電装置の診断を手軽に行える。
また、発電装置の温度が診断時温度値である場合の実測運転データが、同じ診断時温度値における診断時理想運転データと比較されるので、発電装置の診断を正確に行える。
実施形態に係る発電設備の構成を示す概念図 実施形態に係る診断装置の構成を示す概念図 実施形態に係る理想運転データ記録処理のフローチャート 実施形態に係る診断装置の機能を示す概念図 実施形態に係る診断処理のフローチャート (A):実施形態に係る診断時理想運転データの一例を示すグラフ、(B):実施形態に係る診断時理想運転データの他の例を示すグラフ (A):実施形態に係る実測運転データの一例を示すグラフ、(B):実施形態に係る実測運転データの他の例を示すグラフ、(C):実施形態に係る実測運転データのさらに他の例を示すグラフ
以下、図面を参照し、実施形態に係る発電設備について述べる。図中、同一又は対応する部分に同一の符号を付す。
図1に示すように、本実施形態に係る発電設備300は、発電を行う発電装置100を備える。発電装置100は、商用電源に停電又は電力不足が生じた非常時に、商用電源に代わって、負荷LDに電力を供給する。負荷LDとは、例えば、ビル、工場、病院等に設置された電気機器を指す。
発電装置100は、発電に必要な運動エネルギーを生成する原動機としてのエンジン110と、エンジン110によって生成された運動エネルギーを電力に変換する発電機120とを有する。エンジン110は、発電機120にトルクを伝達する回転軸110aを含む。
発電機120は、エンジン110の回転軸110aから伝達されるトルクによって電磁誘導を起こし、その電磁誘導によって電力を生成する。発電機120によって生成された電力が負荷LDに供給される。
また、発電装置100は、この発電装置100の稼働状況を監視するための検出器群130を有する。検出器群130は、エンジン110の本体の温度を検出する温度検出器131を有する。温度検出器131は、エンジン110の本体の温度を検出した結果を表す温度データDAを出力する。
また、検出器群130は、発電装置100の発電の動作に関わる物理量(但し、エンジン110の本体の温度は除く。)を繰り返し検出する物理量検出器132を有する。物理量検出器132は、上記物理量を検出した結果の時系列を表す実測運転データDBを出力する。
具体的には、物理量検出器132は、エンジン110の回転軸110aの回転数を検出する回転数検出器132aと、エンジン110の排気ガスの温度である排気温度を検出する排気温度検出器132bと、発電機120によって発電された電気エネルギーの電圧を検出する電圧検出器132cとを有する。
つまり、物理量検出器132が検出する物理量には、回転数、排気温度、及び電圧が含まれる。具体的には、実測運転データDBには、回転数の検出結果の時系列データである回転数データ、排気温度の検出結果の時系列データである排気温度データ、及び電圧の検出結果の時系列データである電圧データが含まれる。
また、発電装置100は、エンジン110を制御する制御部140を有する。制御部140は、検出器群130から、温度データDA及び実測運転データDBを取得し、取得した温度データDA及び実測運転データDBに基づいて、エンジン110における燃料の噴射量を制御する。
また、本実施形態に係る発電設備300は、上述した発電装置100を診断する診断装置200も備える。
診断装置200は、発電装置100の制御部140から、温度データDA及び実測運転データDBを取得し、取得した温度データDA及び実測運転データDBを用いて、発電装置100を診断する。また、診断装置200は、制御指令データCAを制御部140に出力することにより、制御部140を通じてエンジン110の起動及び停止を制御できる。
以下、図2を参照し、診断装置200の構成を具体的に述べる。
図2に示すように、診断装置200は、診断に必要なデータの授受を行うインタフェース装置210を有する。具体的には、インタフェース装置210は、図1に示した発電装置100の制御部140から、既述の温度データDA及び実測運転データDBを取得する一方、図1に示した発電装置100の制御部140に、既述の制御指令データCAを出力する。
また、診断装置200は、発電装置100を診断する診断処理に用いられる第1理想運転データ221及び第2理想運転データ222を記憶している理想運転データ記憶部としての補助記憶装置220を有する。第1理想運転データ221及び第2理想運転データ222については後述する。
補助記憶装置220には、発電装置100を診断する診断処理の手順を規定した診断プログラム223、及び診断処理の結果である診断結果データ224も記憶されている。
また、診断装置200は、診断処理の結果を出力する診断結果出力手段としての表示装置230を有する。表示装置230は、ユーザに対して診断処理の結果を視覚的に出力するディスプレイによって構成されている。
また、診断装置200は、補助記憶装置220から診断プログラム223を読み出して実行するCPU(Central Processing Unit)240と、CPU240が診断プログラム223及び各種データを一時的に蓄えておくための主記憶装置250とを有する。
以下、診断処理に用いられる第1理想運転データ221及び第2理想運転データ222について説明する。
第1理想運転データ221及び第2理想運転データ222は、正常な発電装置100から取得された上記実測運転データDBである。ここで“正常な発電装置100”とは、何らの異常又は異常の予兆もなく、正常であることが予め確認されている状態の発電装置100を意味する。
具体的には、第1理想運転データ221は、エンジン110の本体の温度が20℃よりも高い第1基準温度値である場合の、正常な発電装置100における上記物理量、即ち、回転軸110aの回転数、エンジン110の排気ガスの温度、発電機120によって発電された電気エネルギーの電圧の時系列を表す。
また、第2理想運転データ222は、エンジン110の本体の温度が第1基準温度値よりも低い第2基準温度値である場合の、正常な発電装置100における上記物理量の時系列を表す。
なお、上述した第1基準温度値及び第2基準温度値は、エンジン110が起動した時点におけるエンジン110の本体の温度を指す。そして、第1理想運転データ221及び第2理想運転データ222は、エンジン110が起動した時点から、発電装置100による発電の動作が定常状態に安定するまでの過渡期間における、上記物理量の時系列を表す。
第1理想運転データ221及び第2理想運転データ222は、第1理想運転データ221が表す物理量の検出結果の値と、第2理想運転データ222が表す物理量の検出結果の値との間への内挿によって、診断処理を行う際のエンジン110の本体の温度(以下、診断時温度値と記す。)に対応する物理量の値(以下、理想物理量値と記す。)を推定するために用いられる。理想物理量値の時系列を診断時理想運転データと呼ぶ。
診断時理想運転データは、温度が診断時温度値である場合の発電装置100の正常な動作を表すため、発電装置100の診断の基準に用いられる。つまり、診断時に取得された実測運転データDBが、診断時理想運転データから大きくかけ離れている場合は、発電装置100に異常があると判る。
診断時理想運転データの内挿を行うためには、第1基準温度値が診断時温度値よりも高い値であり、かつ第2基準温度値が診断時温度値よりも低い値である必要がある。内挿が可能な診断時温度値の範囲を広く確保するために、第1基準温度値は40℃以上であることが好ましく、第2基準温度値は10℃以下であることが好ましく、5℃以下であることがより好ましく、0℃以下であることがより好ましい。
以下、図3を参照し、第1理想運転データ221及び第2理想運転データ222を予め補助記憶装置220に記録しておく理想運転データ記録処理について説明する。
なお、理想運転データ記録処理は、発電装置100が正常であることが、予め分かっているときに行う必要がある。具体的には、理想運転データ記録処理は、例えば、新規に発電装置100を顧客に納入する際、発電装置100を整備した際等に行われる。
図3に示すように、まず、CPU240は、エンジン110を第1基準温度値以上の温度に温めるために、正常な発電装置100を起動させ、一定期間にわたり運転させる(ステップS11)。ここで“起動”とは、エンジン110への燃料の供給及びエンジン110での燃料の消費を開始させることを指し、“運転”とは、発電機120を回転させるための負荷がエンジン110に作用する負荷運転を指す。
次に、CPU240は、発電装置100に運転を停止させる。ここで“停止”とは、エンジン110への燃料の供給を停止することを指す。そして、停止させた直後に、運転に伴う発熱が残留していることにより、エンジン110の本体の温度が第1基準温度値に高められている状態の正常な発電装置100から温度データDAを取得し、かつその発電装置100を再起動させる(ステップS12)。
なお、ステップS12で取得した温度データDAは、エンジン110が再起動した時点におけるエンジン110の本体の温度である第1基準温度値を表す。
次に、CPU240は、再起動させた発電装置100の物理量検出器132から、第1理想運転データ221としての実測運転データDBを取得する。第1理想運転データ221としての実測運転データDBの取得は、ステップS12で発電装置100を再起動させた時点から、発電装置100による発電の動作が定常状態に安定するまでの過渡期間にわたって行われる。そして、CPU240は、取得した第1理想運転データ221としての実測運転データDBを、ステップS12で取得した第1基準温度値を表す温度データDAと対応付けて、補助記憶装置220に記録する(ステップS13)。
なお、ステップS13は、第1理想運転データ221を予め取得する第1理想運転データ取得ステップの一例である。その後、CPU240は、発電装置100の運転を停止させる(ステップS14)。
次に、ステップS14から充分な時間が経過した後、CPU240は、エンジン110の本体の温度が第1基準温度値よりも低い第2基準温度値に安定している状態の正常な発電装置100から温度データDAを取得し、かつその発電装置100を再起動させる(ステップS15)。
なお、ステップS15で取得した温度データDAは、エンジン110が再起動した時点におけるエンジン110の本体の温度である第2基準温度値を表す。
次に、CPU240は、再起動させた発電装置100の物理量検出器132から、第2理想運転データ222としての実測運転データDBを取得する。第2理想運転データ222としての実測運転データDBの取得は、ステップS15で発電装置100を再起動させた時点から、発電装置100による発電の動作が定常状態に安定するまでの過渡期間にわたって行われる。そして、CPU240は、取得した第2理想運転データ222としての実測運転データDBを、ステップS15で取得した第2基準温度値を表す温度データDAと対応付けて、補助記憶装置220に記録する(ステップS16)。
なお、ステップS16は、第2理想運転データ222を予め取得する第2理想運転データ取得ステップの一例である。その後、CPU240は、発電装置100の運転を停止させる(ステップS17)。以上で、理想運転データ記録処理を終える。
以下、図4を参照し、CPU240が診断プログラム223を実行することにより発現される、診断装置200の機能について具体的に説明する。
図4に示すように、CPU240は、発電装置100の診断を行う際に、発電装置100から温度データDAを取得する温度データ取得部241の機能を果たす。温度データ取得部241によって取得された温度データDAは、診断を行う際におけるエンジン110の本体の温度を検出した結果である診断時温度値を表す。
また、CPU240は、診断時温度値が検出された発電装置100から実測運転データDBを取得する実測運転データ取得部242の機能を果たす。なお、診断時温度値は、エンジン110が起動した時点におけるエンジン110の本体の温度を指す。そして、実測運転データ取得部242によって取得される実測運転データDBは、エンジン110が起動した時点から、発電装置100による発電の動作が定常状態に安定するまでの過渡期間における、上記物理量の時系列を表す。
また、CPU240は、温度が診断時温度値である場合の正常な発電装置100における上記物理量の時系列を表す診断時理想運転データDCを作製する診断時理想運転データ作製部243の機能を果たす。
診断時理想運転データ作製部243は、既述の理想運転データ記録処理によって予め補助記憶装置220に記録された第1理想運転データ221及び第2理想運転データ222と、第1理想運転データ221に対応付けられている第1基準温度値と、第2理想運転データ222に対応付けられている第2基準温度値と、温度データ取得部241によって取得された温度データDAが表す診断時温度値とを用いて、診断時理想運転データDCを作製する。
具体的には、診断時理想運転データ作製部243は、第1理想運転データ221が表す物理量の検出結果の値と、第2理想運転データ222が表す物理量の検出結果の値との間への内挿によって、診断時理想運転データDCを作製する。
本実施形態では、内挿の方法として線形補間法を用いる。具体的には、発電装置100を起動させた時点からの経過時間を表す変数をt、第1理想運転データ221が表す物理量の時間tにおける値をx(t)、第2理想運転データ222が表す物理量の時間tにおける値をy(t)としたとき、診断時理想運転データDCが表す物理量の時間tにおける値である理想物理量値z(t)は、次式(1)で与えられる。
z(t)=A×y(t)+(1−A)×x(t) ・・・(1)
上式(1)において係数Aは、診断時温度値をT、第1基準温度値をH、第2基準温度値をLとしたとき、次式(2)で与えられる。但し、0<A<1を満たすものとする。
A∝(T−L)÷(H−L) ・・・(2)
上式(1)に示すz(t)を、発電装置100を起動させた時点から、発電装置100による発電の動作が定常状態に安定するまでの過渡期間にわたる全てのtについて求めたものの集合を表す時系列データが、診断時理想運転データDCである。
また、CPU240は、診断時理想運転データ作製部243によって作製された診断時理想運転データDCと、実測運転データ取得部242によって取得された実測運転データDBとの比較に基づいて、実測運転データDBが表す蒸気物理量が検出された発電装置100を診断する診断部244の機能を果たす。
具体的には、診断部244は、診断時理想運転データDCと実測運転データDBとの一致の度合いよって、発電装置100の健全性を複数段階定に評価する。
より具体的には、診断部244は、診断時理想運転データDCと実測運転データDBとの一致の度合いによって、発電装置100が健全であるか、発電装置100に異常の予兆があるか、又は発電装置100に異常が生じているかを判定することができる。また、診断部244は、診断時理想運転データDCと実測運転データDBとの一致の度合いを表す数値によって、発電装置100の健全性を定量的に評価してもよい。
また、CPU240は、診断部244による診断の結果を出力する出力部245の機能を果たす。具体的には、出力部245は、診断部244による診断の結果を表示装置230に表示させる。また、出力部245は、診断部244による診断の結果を診断結果データ224として補助記憶装置220に記録する。
以下、図5を参照し、図4に示した上記各部によって実現される診断処理について具体的に説明する。
図5に示すように、発電装置100を起動させる直前に、温度データ取得部241が、発電装置100から温度データDAを取得する(ステップS21)。なお、ステップS21は、発電装置100の診断を行う際に発電装置100の温度である診断時温度値を検出する診断時温度検出ステップの一例である。
次に、実測運転データ取得部242が、診断時温度値が検出された発電装置100を起動させ、かつその発電装置100から実測運転データDBを取得する(ステップS22)。
なお、ステップS21で取得した温度データDAが表す診断時温度値は、ステップS22でエンジン110を起動させた時点におけるエンジン110の本体の温度を指す。ステップS22において実測運転データ取得部242は、エンジン11を起動させた時点から、発電装置100による発電の動作が定常状態に安定するまでの過渡期間にわたって実測運転データDBを取得する。
次に、診断時理想運転データ作製部243が、既述の式(1)及び(2)を用いて、第1理想運転データ221が表す物理量の検出結果の値と、第2理想運転データ222が表す物理量の検出結果の値との間への線形内挿によって、診断の基準として用いられる診断時理想運転データDCを作製する(ステップS23)。なお、ステップS23は、診断時理想運転データDCを作製する診断時理想運転データ作製ステップの一例である。
次に、診断部244が、ステップS23で作製された診断時理想運転データDCと、ステップS22で取得された実測運転データDBとの一致の度合いによって、発電装置100を診断する(ステップS24)。
診断時理想運転データDCと実測運転データDBとの一致の度合いを表すものとして、診断時理想運転データDCが表す物理量の値と、実測運転データDBが表す物理量の値との偏差の絶対値又は偏差の2乗を、すべての時間にわたって足し合わせた量(以下、一致度という。)が例示される。
診断部244は、一致度によって、発電装置100が健全であるか、発電装置100に異常の予兆があるか、又は発電装置100に異常が生じているかを判定することができる。また、診断部244は、一致度によって、発電装置100の健全性を定量的に評価してもよい。
次に、出力部245が、診断部244の診断結果を表示装置230に表示させ、かつその診断結果を診断結果データ224として補助記憶装置220に記録する(ステップS25)。以上で、診断処理を終える。
以下、診断時理想運転データDC及び実測運転データDBの時間変化の具体例を示す。
図6(A)は、エンジン110が5℃以下に冷えている寒冷時に、診断時理想運転データ作製部243によって作製された診断時理想運転データDCの時間変化を表すグラフである。
既述のように、診断時理想運転データDCが表す物理量には、エンジン110の回転数、エンジン110の排気ガスの温度、及び発電機120によって発電された電気エネルギーの電圧が含まれる。このため、エンジン110の回転数の時間変化を表すグラフ(以下、回転数グラフという。)G1、エンジン110の排気ガスの温度の時間変化を表すグラフ(以下、排気温度グラフという。)G2、及び発電された電圧の時間変化を表すグラフ(以下、電圧グラフという。)G3が示されている。
回転数グラフG1は、エンジン110の起動と同時に立ち上がり、目標値を一端オーバーシュートした後、目標値に収束している。
排気温度グラフG2は、回転数グラフG1が立ち上がる期間にピークを迎えた後、エンジン110の吸気量が増大することにより低下し、その後一定値に収束している。
電圧グラフG3は、回転数グラフG1及び排気温度グラフG2よりも遅れて立ち上がり、目標値を一端オーバーシュートした後、目標値に収束している。
図6(B)は、エンジン110の温度が15℃以上に安定している温暖時に、診断時理想運転データ作製部243によって作製された診断時理想運転データDCの時間変化を表すグラフである。図6(B)に示す排気温度グラフG2は、温暖時に作製されたものであるため、図6(A)に示す寒冷時に作製された排気温度グラフG2よりも、エンジン110が起動した直後の期間における値が大きい。
図7(A)は、上述した寒冷時に、実測運転データ取得部242によって取得された実測運転データDBの時間変化を表すグラフの一例である。図7(A)に示す実測された電圧グラフG3は、図6(A)に示す理想的な電圧グラフG3に比べて、著しく低い値を示す。
このため、診断部244は、図7(A)に示す電圧グラフG3と、図6(A)に示す電圧グラフG3との一致度によって、発電装置100の発電機120に異常があることを検出できる。
図7(B)は、上述した寒冷時に、実測運転データ取得部242によって取得された実測運転データDBの時間変化を表すグラフの他の例である。図7(B)に示す実測された回転数グラフG1は、図6(A)に示す理想的な回転数グラフG1に比べて、立ち上がりが遅い。また、図7(B)に示す実測された排気温度グラフG2は、図6(A)に示す理想的な排気温度グラフG2に比べて、ピーク値が小さい。
このため、診断部244は、図7(B)に示す回転数グラフG1及び排気温度グラフG2と、図6(A)に示す回転数グラフG1及び排気温度グラフG2との一致度によって、発電装置100のエンジン110に異常があることを検出できる。
図7(C)は、上述した寒冷時に、実測運転データ取得部242によって取得された実測運転データDBの時間変化を表すグラフのさらに他の例である。図7(C)に示す実測された回転数グラフG1は、図6(A)に示す理想的な回転数グラフG1に比べて、不安定に振動している。また、図7(C)に示す実測された排気温度グラフG2は、図6(A)に示す理想的な排気温度グラフG2に比べて、ピーク値が大きい。
このため、診断部244は、図7(C)に示す回転数グラフG1及び排気温度グラフG2と、図6(A)に示す回転数グラフG1及び排気温度グラフG2との一致度によって、発電装置100のエンジン110に異常があることを検出できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、温度が診断時温度値である場合の正常な発電装置における物理量の時系列を表す診断時理想運転データDCが、診断時理想運転データ作製部243によって診断の度に作製される。このため、第1理想運転データ221及び第2理想運転データ222を予め準備しておけば、あらゆる診断時温度値についての診断時理想運転データDCを予め準備しておく必要がない。従って、診断時理想運転データDCの準備に要する手間が省けるので、発電装置100の診断を手軽に行える。
また、診断部244は、発電装置100の温度が診断時温度値である場合の実測運転データDBを、同じ診断時温度値における診断時理想運転データDCと比較し、両者の一致度を算出するので、算出した一致度によって発電装置100の診断を正確に行える。
以上、実施形態について説明した。以下に述べる変形も可能である。
上記実施形態では、内挿によって診断時理想運転データDCを作製する手順を述べたが、診断時温度値が第1基準温度値よりも高い場合、又は診断時温度値が第2基準温度値よりも低い場合には、外挿によって診断時理想運転データDCを作製してもよい。また、上記実施形態では、内挿の手法として線形補間を例示したが、内挿又は外挿の手法として、非線形の補間を用いてもよい。
上記実施形態では、第1理想運転データ221及び第2理想運転データ222として、正常な発電装置100から取得された実測運転データDBを用いる構成を例示した。第1理想運転データ221及び第2理想運転データ222は、シミュレーションで作製されたものであってもよいし、診断の対象とする発電装置100とは別の発電装置において取得されたものであってもよい。
図3には、第1理想運転データ取得ステップの後に、第2理想運転データ取得ステップを行う手順を例示したが、第2理想運転データ取得ステップの後に、第1理想運転データ取得ステップを行ってもよい。つまり、ステップS15−S17の後に、ステップS11−14を行ってもよい。その場合は、ステップS16における発電装置100の運転が、発電装置100を温めるためのステップS11の運転を兼ねることができる。つまり、ステップS11を省略しうる。
図1に示す診断装置200と発電装置100とを、第1理想運転データ221、第2理想運転データ222、及び制御信号等を送信するための有線又は無線の通信回線で接続することにより、診断装置200を発電装置100とは別の場所に設置してもよい。また、診断装置200と発電装置100とを共通の筐体内に設置してもよい。
図1には、発電機120を回転させる原動機がエンジン110である場合を例示したが、原動機は、電力に変換される運動エネルギーを発電機120に伝達する機関であれば、特に限定されない。一具体例として、原動機は、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン、ガスエンジンといったエンジンの他、ガスタービンであってもよい。
図2に示す診断プログラム223をコンピュータにインストールすることで、そのコンピュータに、温度データDAを取得する温度データ取得機能と、実測運転データDBを取得する実測運転データ取得機能と、第1理想運転データ221及び第2理想運転データ222を取得する理想運転データ取得機能と、診断時理想運転データDCを作製する診断時理想運転データ作製機能と、発電装置100を診断する診断機能とを実現させることができる。つまり、そのコンピュータを診断装置200として機能させることができる。診断プログラム223は、通信ネットワークを介して配布してもよいし、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよい。
100…発電装置、110…エンジン(原動機)、110a…回転軸、120…発電機、130…検出器群、131…温度検出器、132…物理量検出器、132a…回転数検出器、132b…排気温度検出器、132c…電圧検出器、140…制御部、200…診断装置、210…インタフェース装置、220…補助記憶装置(理想運転データ記憶部)、221…第1理想運転データ、222…第2理想運転データ、223…診断プログラム、224…診断結果データ、230…表示装置、240…CPU、241…温度データ取得部、242…実測運転データ取得部、243…診断時理想運転データ作製部、244…診断部、245…出力部、250…主記憶装置、300…発電設備、CA…制御指令データ、DA…温度データ、DB…実測運転データ、DC…診断時理想運転データ、G1…回転数グラフ、G2…排気温度グラフ、G3…電圧グラフ、LD…負荷。

Claims (8)

  1. 発電を行う発電装置から、前記発電装置の温度を検出した結果である診断時温度値を表す温度データを取得する温度データ取得部と、
    前記温度が検出された前記発電装置から、前記発電の動作に関わる物理量を検出した結果の時系列を表す実測運転データを取得する実測運転データ取得部と、
    温度が第1基準温度値である場合の正常な前記発電装置における前記物理量の時系列を表す第1理想運転データと、温度が前記第1基準温度値とは異なる第2基準温度値である場合の正常な前記発電装置における前記物理量の時系列を表す第2理想運転データとを記憶している理想運転データ記憶部と、
    前記第1理想運転データ及び前記第2理想運転データと、前記第1基準温度値及び前記第2基準温度値と、前記温度データが表す前記診断時温度値とを用いて、温度が前記診断時温度値である場合の正常な前記発電装置における前記物理量の時系列を表す診断時理想運転データを作製する診断時理想運転データ作製部と、
    前記診断時理想運転データと前記実測運転データとの比較に基づいて、前記実測運転データが表す前記物理量が検出された前記発電装置を診断する診断部と、
    を備える、診断装置。
  2. 前記第1基準温度値、前記第2基準温度値、及び前記診断時温度値が、前記発電装置が起動した時点における前記発電装置の温度を指し、
    前記第1理想運転データ、前記第2理想運転データ、前記実測運転データ、及び前記診断時理想運転データが、前記発電装置が起動した時点から、前記発電装置による前記発電の動作が定常状態に安定するまでの過渡期間における、前記物理量の時系列を表す、
    請求項1に記載の診断装置。
  3. 前記発電装置が、前記発電に必要な運動エネルギーを生成する原動機を有し、
    前記発電装置における前記発電の動作に関わる前記物理量には、前記原動機の回転数と前記原動機の排気温度との少なくとも一方が含まれる、
    請求項1又は2に記載の診断装置。
  4. 前記発電装置における前記発電の動作に関わる前記物理量には、前記発電装置によって発電された電圧が含まれる、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の診断装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の診断装置と、
    前記診断装置の前記診断部によって診断される前記発電装置と、
    を備える、発電設備。
  6. 発電を行う発電装置に運転を停止させた後に、前記運転に伴う発熱が残留していることにより温度が第1基準温度値に高められている状態の正常な前記発電装置を起動させ、かつ起動させた前記発電装置において前記発電の動作に関わる物理量を繰り返し検出することにより、前記物理量を検出した結果の時系列を表す第1理想運転データを予め取得する第1理想運転データ取得ステップと、
    温度が前記第1基準温度値よりも低い第2基準温度値に安定している状態の正常な前記発電装置を起動させ、かつ起動させた前記発電装置において前記物理量を繰り返し検出することにより、前記物理量を検出した結果の時系列を表す第2理想運転データを予め取得する第2理想運転データ取得ステップと、
    前記発電装置の診断を行う際に、前記発電装置の温度である診断時温度値を検出する診断時温度検出ステップと、
    前記第1理想運転データ及び前記第2理想運転データと、前記第1基準温度値及び前記第2基準温度値と、前記診断時温度値とを用いて、温度が前記診断時温度値である場合の正常な前記発電装置における前記物理量の時系列を表し、かつ前記診断の基準として用いられる診断時理想運転データを作製する診断時理想運転データ作製ステップと、
    を有する、データ作製方法。
  7. 前記第1基準温度値が前記診断時温度値よりも高い値であり、かつ前記第2基準温度値が前記診断時温度値よりも低い値であり、
    前記診断時理想運転データ作製ステップでは、前記第1理想運転データが表す前記物理量を検出した結果の値と、前記第2理想運転データが表す前記物理量を検出した結果の値との間への内挿によって、前記診断時理想運転データを作製する、
    請求項6に記載のデータ作製方法。
  8. コンピュータに、
    発電を行う発電装置から、前記発電装置の温度を検出した結果である診断時温度値を表す温度データを取得する温度データ取得機能と、
    前記温度が検出された前記発電装置から、前記発電の動作に関わる物理量を検出した結果の時系列を表す実測運転データを取得する実測運転データ取得機能と、
    温度が第1基準温度値である場合の正常な前記発電装置における前記物理量の時系列を表す第1理想運転データと、温度が前記第1基準温度値とは異なる第2基準温度値である場合の正常な前記発電装置における前記物理量の時系列を表す第2理想運転データとを取得する理想運転データ取得機能と、
    前記第1理想運転データ及び前記第2理想運転データと、前記第1基準温度値及び前記第2基準温度値と、前記温度データが表す前記診断時温度値とを用いて、温度が前記診断時温度値である場合の正常な前記発電装置における前記物理量の時系列を表す診断時理想運転データを作製する診断時理想運転データ作製機能と、
    前記診断時理想運転データと前記実測運転データとの比較に基づいて、前記実測運転データが表す前記物理量が検出された前記発電装置を診断する診断機能と、
    を実現させる、診断プログラム。
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