JP2021094673A - 電源供給装置 - Google Patents

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斉 飯田
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Abstract

【課題】ハンマドリル等のバッテリ式の電動工具については、バッテリパックに代えて電源供給装置を接続することで、交流電源を利用することができる。電源供給装置は、AC/DC変換する電源変換部と電源アダプタを有する。電源アダプタがバッテリパックに代えて本機に取り付けられる。近年、電源アダプタは高出力化等に伴い、より発熱対策が要求される。【解決手段】発熱源である電気部品と熱交換可能な第1放熱部材27と、本機冷却用の空気の流れ(A)に沿って配置された第2放熱部材28と、両放熱部材27、28を熱伝導部材としてのヒートパイプ29で熱交換可能に接続する。第2放熱部材28が空気の流れ(A)で冷却されて、電気部品Hが冷却される。【選択図】図1

Description

本開示は、例えばハンマドリルと称される電動工具の電源として好適に用いることができる電源供給装置に関する。
ハンマドリルは、出力軸(ツールホルダ)に取り付けたビットを軸回りに回転させ(ドリル動作)、若しくは軸方向に打撃力を与え(ハンマ動作)、あるいは両者を組み合わせて出力可能となっている。ハンマドリルを用いて、コンクリートのはつり作業や穴あけ作業を迅速かつ楽に行うことができる。特許文献1には、充電式のバッテリパックを電源として利用できる電動工具が開示されている。この電動工具は、バッテリパックの直流電源に代えて、商用100Vなどの交流電源を利用できる。
特開2019−38088号公報
交流電源を直流電源に変換して電動工具の本機側に供給するため、本機のバッテリ取り付け部に電源アダプタが取り付けられる。交流100Vが例えば直流36Vに変換されて本機側に供給される。近年、電源アダプタには、FET(電界効果トランジスタ)や大型のコンデンサなどを搭載した制御基板が内装される。これらの素子は大きな発熱源となるため、動作不良などを未然に防ぐ観点から適切に冷却される必要性が高まっている。
本開示の1つの特徴によると、電源供給装置は、電動工具に取り付ける電源アダプタと、電源アダプタにアダプタコードを介して接続され、AC/DC変換する電源変換部を有する。電源アダプタのハウジング内に熱を発する電気部品と、熱を放熱する放熱部材を有する。放熱部材が電動工具の通気孔に向かう空気の流れ又は前記通気孔からの空気の流れの途中においてハウジングの壁部の内面側に沿って配置される。
従って、電動工具の通気孔に向かう空気の流れ又は通気孔からの空気の流れにより放熱部材が冷却されて、電源アダプタが効率よく冷却される。通気孔を経て電動工具に流出入する空気(例えば冷却風)を利用して電源アダプタの冷却がなされることから、電源アダプタに独自の冷却ファンや冷却窓を必要としない。電源アダプタの内部に冷却風を導入しないことで電源アダプタの防塵性あるいは防滴性が確保される。
本開示の他の特徴によると、電気部品と放熱部材を熱交換可能に接続する熱伝導部材を有する。従って、電気部品の発熱が熱伝導部材で熱交換されて効率良く放熱部材に伝わることから、電気部品が効率良く冷却される。電気部品には、発熱源であるFETやコンデンサを搭載した制御基板が相当する。熱伝導部材には、空気よりも熱伝導率が高い、例えばヒートパイプや銅板が用いられる。
本開示の他の特徴によると、熱伝導部材は、ヒートパイプである。従って、ヒートパイプにより発熱部材の発熱が放熱部材に効率よく伝わって、発熱部材の冷却がなされる。
本開示の他の特徴によると、放熱部材と熱伝導部材は、単一部材である。従って、部品点数が低減されて構成の簡略化が図られる。
本開示の他の特徴によると、電源アダプタのハウジングは放熱孔を有する。放熱孔を塞ぎ、若しくは遮蔽するように放熱部材が配置されている。従って、放熱孔がハウジングの内側から放熱部材で塞がれ、若しくは遮蔽される。これにより、放熱部材は、放熱孔を通って塵や水滴が電源アダプタ内に入ることを防止する。一方、放熱部材の一部は、放熱孔によって露出される。従って、電動工具に流出入される空気が放熱孔に沿って(放熱孔の径方向若しくは幅方向に沿って)流れることで放熱部材の冷却効率がより高められる。
本開示の他の特徴によると、電源アダプタは、電動工具に着脱可能に取り付く本機受け部を有する。放熱部材は、本機受け部の反対側であるハウジングの底部の内面に沿って配置される。従って、電気部品の発熱がハウジングの底部から放熱されて電源アダプタの冷却がなされる。
本開示の他の特徴によると、電源アダプタは、電動工具に着脱可能に取り付く本機受け部を有する。電源アダプタのハウジングは、本機受け部が設けられる天部と、天部の周縁から下方に延在する側部を有する。放熱部材は、ハウジングの側部の内面に沿って配置される。従って、電気部品の発熱がハウジングの側部から放熱されて電源アダプタの冷却がなされる。
本開示の他の特徴によると、上記の電源供給装置を有する電動工具である。従って、電動工具の本機が通気孔から導入される外気で冷却されるとともに、通気孔に向かう空気(外気)の流れ若しくは通気孔から排気された空気(排気)の流れで放熱部材が冷却されて電源アダプタの冷却もなされる。電動工具には、ハンマードリル、切断機、打ち込み工具等の他、電動芝刈機や電動刈り払い機が含まれる。
本開示の他の特徴によると、電動工具が電源アダプタの側面を覆う側方ガード部を有し、側方ガード部に空気の入り口又は出口である通気孔を有する。従って、電源アダプタの側面が側方ガード部によって保護される。また電源アダプタの側面と側方ガード部の間は、比較的狭く、その狭い領域に向かって通気孔が開口する。そのため確実に空気が電源アダプタの側面上を流れ、側面の内面に位置する放熱部材を冷却する。
電動工具に接続した電源供給装置の全体側面図である。本図では、第1実施形態に係る電源アダプタの一部が破断されて内部が示されている。 電動工具の、図1中(II)-(II)線断面矢視図である。本図では、本機の通気孔付近と電源アダプタが破断して縦断面で示されている。 電動工具に取り付けた第2実施形態に係る電源アダプタの縦断面図である。 電動工具の、図3中(IV)-(IV)線断面矢視図である。本図では、本機の通気孔付近とバッテリガード、電源アダプタが破断して縦断面で示されている。
次に、本発明の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1に示すように本実施形態では、電動工具1に電源供給するための電源供給装置20を例示する。電源供給装置20の接続対象である電動工具1を本機側若しくは単に本機とも言う。電動工具1の一例としていわゆるハンマドリルを例示する。電動工具1は、比較的大型の手持ち工具で、駆動機構を内装した工具本体部2と、使用者が把持するハンドル部3を備えている。
工具本体部2とハンドル部3との間には、防振機構4が介在されており、両者間は剛体結合ではなく相互に弾性支持された防振構造を備えている。防振機構4は、ハンドル部3の前部側と上部側の2箇所に介在されている。防振機構4は、圧縮コイルばねを主体とするもので、工具本体部2の駆動機構側で発生する振動を吸収してハンドル部3側への振動伝達を抑制する機能を有している。
工具本体部2は、電動モータ5を駆動源として、出力軸としてのツールホルダ6に取り付けた先端工具7に対して回転動作と軸方向の打撃動作を与える駆動機構を本体ハウジング10内に収容した構成を備えている。電動モータ5には、直流電源で作動するDCブラシレスモータが用いられている。電動モータ5の回転出力は、先端工具7に対して打撃力を発生させるための第1動力伝達経路と、回転動作を発生させるための第2動力伝達経路に分岐して伝達される。第1及び第2動力伝達経路の詳細については説明を省略する。
本体ハウジング10の下部には、前側の前方ガード部10aと、後側のバッテリ取り付け部11が設けられている。前方ガード部10aは、バッテリ取り付け部11からさらに下方へ突き出す状態に設けられている。バッテリ取り付け部11に取り付けたバッテリパック若しくは後述する電源アダプタに対する前方の保護が前方ガード部10aによりなされる。なお、バッテリパックの図示は省略されている。
バッテリ取り付け部11は下方に向けられている。バッテリ取り付け部11にバッテリパック若しくは後述する電源アダプタを取り付けると、これらの下面と前方ガード部10aの下面が面一に揃えらえる。前方ガード部10aの下面と、バッテリ取り付け部11に取り付けたバッテリパック若しくは電源アダプタの下面が接地されて、当該電動工具1の脚部として機能する。
電動モータ5の出力軸には冷却ファン8が取り付けられている。この冷却ファン8の回転により本体ハウジング10内に外気が導入されて当該電動モータ5等の冷却がなされる。前方ガード部10aの後面に、外気を導入するための通気孔9が複数設けられている。
図2に示すように冷却ファン8の側方であって、本体ハウジング10の側部に、モータ冷却風を排気するための通気孔12が設けられている。図1において外気の導入の流れが矢印(A)で示され、図2においてモータ冷却風の排気の流れが矢印(B)で示されている。以下、空気の流れ(A)、(B)とも言う。
ハンドル部3の前面にスイッチレバー3aが設けられている。スイッチレバー3aの後側には、スイッチ本体3bが内装されている。ハンドル部3を把持した手の指先でスイッチレバー3aを後方側へ引き操作するとスイッチ本体3bがオンして電動モータ5が起動する。
バッテリ取り付け部11の上方には、主として電動モータ5の動作制御をするためのコントローラ13が収容されている。コントローラ13は平板形状を有するもので、その板厚方向を上下方向に沿わせ、その長手方向をバッテリ取り付け方向に沿わせた水平姿勢に保持されている。コントローラ13は、電動モータ5の冷却ファン8の回転により導入される外気により冷却される。
バッテリ取り付け部11は、いわゆるスライド取り付け形式のバッテリパックを機械的かつ電気的に結合するための部位で、左右一対のレール受け部と、正負の電源端子を備えている。バッテリパックは、バッテリ取り付け部11に対して前方へスライドさせて取り付けられ、後方へスライドさせて取り外される。バッテリパックは、6面を有する直方体形状のケースに複数本のバッテリセルを内装したリチウムイオンバッテリで、例えば定格電圧36V出力のバッテリパックを取り付けることができる。バッテリ取り付け部11に取り付けたバッテリパックから本機側に直流36Vの電源が供給される。
バッテリ取り付け部11にはバッテリパックに替えて、電源供給装置20の電源アダプタ21を取り付けることができる。電源アダプタ21は、アダプタコード22を介して、AC/DC変換用の電源変換部23に接続されている。
電源アダプタ21は、バッテリパックと同じく6面体を有する概ね直方体形状のハウジング25を有している。電源アダプタ21の上面には、本機のバッテリ取り付け部11に対して着脱可能に取り付けるための本機受け部26を有する。本機受け部26には、左右一対のレール部と、正負の電源端子受け部(図では見えていない)を備えている。バッテリパックと同じく、バッテリ取り付け部11に対して電源アダプタ21を後方から前方へ向けてスライドさせることにより、電源アダプタ21をバッテリ取り付け部11に吊り下げ状態で取り付けることができる。電源アダプタ21は、主として左右のレール部により機械的にバッテリ取り付け部11に取り付けられると、正負の電源端子受け部にバッテリ取り付け部11側の電源端子が挿入されて電気的に接続された状態となる。このように、電源アダプタ21は、バッテリ取り付け部11に対する機械的な結合構造あるいは電源供給用の電気的な接続構造については、バッテリパックと同様の構成を備えている。
電源アダプタ21のハウジング25内には、電気部品Hが収容されている。電気部品Hは、主として制御基板である。電気部品Hには、発熱源となるFETやコンデンサが搭載されている。電気部品Hは、本機受け部26の直下であって、ハウジング25の天部(上部)に沿って収容されている。
電気部品Hの直下に第1放熱部材27が配置されている。第1放熱部材27は、矩形のアルミニウム板で電気部品Hに一定の間隔をおいて平行に固定されている。第1放熱部材27の四隅が電気部品Hにねじ止めされている。
ハウジング25の前部には、天部の縁部から角度を有して下方へ延在する傾斜側部25aが設けられている。傾斜側部25aは、下側ほど後方へ変位する方向に傾斜している。傾斜側部25aは、複数の放熱孔25bが設けられている。図示するように本機のバッテリ取り付け部11に電源アダプタ21が取り付けられた状態では、本機側の通気孔9に放熱孔25bが対向される。
ハウジング25の傾斜側部25aの内面と、底部25cの内面に沿って、1つの第2放熱部材28が取り付けられている。第2放熱部材28には、第1放熱部材27と同じく矩形平板形のアルミニウム板が用いられている。第2放熱部材28の底部25cに沿った範囲は、第1放熱部材27と平行に配置される。
第1放熱部材27と第2放熱部材28との間には、熱伝導部材29が配置されている。熱伝導部材29を介して第1放熱部材27と第2放熱部材28が熱交換可能に接続されている。電気部品Hの発熱が第1放熱部材27に伝わる。第1放熱部材27に伝わった熱は、熱伝導部材29により第2放熱部材28に伝わる。電気部品Hの発熱は、第1放熱部材27と熱伝導部材29を経て第2放熱部材28から放熱される。
図1,2に示すように本例では、熱伝導部材29には、複数本(本例では3本)のヒートパイプが用いられている。3本の熱伝導部材29は、それぞれU字形に曲げられて、左右に一定の間隔をおいて並列に配置されている。3本の熱伝導部材29の一端側が第1放熱部材27に接触され、他端側が第2放熱部材28に接触されている。
図2に示すように3本の熱伝導部材29の一端側と他端側は、それぞれブラケット29a,29bを介して第1放熱部材27と第2放熱部材28にそれぞれ結合されている。熱伝導部材29の高い熱交換効率により電気部品Hの発熱が第2放熱部材28から効率よく放熱される。これにより、電気部品Hが効率よく冷却される。
ハウジング25の傾斜側部25aに設けた複数の放熱孔25bは、第2放熱部材28により内面側で塞がれている。複数の放熱孔25bを介して、第2放熱部材28が外部に向けて露出されている。このため、本機の通気孔9に向けて流れる空気が傾斜側部25aに沿って流れることで、第2放熱部材28からの放熱効果が高まる。なお、通気孔9から排気される場合には、排気により第2放熱部材28が冷却される。
複数の通気孔9は、第2放熱部材28により塞がれている。このため、本機の通気孔9に向けて流れる空気が電源アダプタ21のハウジング25内に流入することがない。これにより電源アダプタ21の防塵性が確保される。
電源アダプタ21の傾斜側部25aと、本機の前方ガード部10aの後面との間隔は、上側ほど小さくなっている。このため、矢印(A)で示す空気の流れの流速が高められて、本機と電源アダプタ21の双方の冷却効率が高められる。
電源アダプタ21は、アダプタコード22を介して電源変換部23に接続されている。アダプタコード22は、電源アダプタ21の後面に、切り離し可能に接続されている。
電源変換部23は、交流電源を直流電源に変換して出力する機能を有している。電源変換部23には、交流100V電源用の電源コード23aが接続されている。この電源コード23aを経て、例えば商用100Vの交流電源が電源変換部23に供給される。電源変換部23では、供給された交流100Vの電源が、例えば直流36Vに変換される。変換された直流電源はアダプタコード22を経て電源アダプタ21に供給される。電源アダプタ21を経て直流36Vの電源が本機側(電動工具1)に供給される。
以上のように構成した本実施形態の電源供給装置20によれば、電源アダプタ21の冷却が効率よくなされる。本機のバッテリ取り付け部11に電源アダプタ21を取り付けた状態では、電源アダプタ21に内装した第2放熱部材28は、本機の外気導入用の通気孔9に対向して配置される。このため、通気孔9に流入する空気により第2放熱部材28が冷却されて、電気部品Hが効率よく冷却される。
しかも、第2放熱部材28は、傾斜側部25aに設けた複数の放熱孔25bにより効率よく放熱される。
本機に流入する外気により電源アダプタ21の冷却がなされることから、電源アダプタ21に独自の冷却ファンや冷却窓を省略することができる。また、放熱孔25bは第2放熱部材28で塞がれている。このため、電源アダプタ21の内部に外気を導入しないことで電源アダプタ21の防塵性(シール性)が確保される。
また、電気部品Hに接近して配置した第1放熱部材27と第2放熱部材28が熱伝導部材29(ヒートパイプ)を介して熱交換可能に接続されている。これにより電気部品Hの発熱が一層効率よく放熱される。
以上説明した第1実施形態には種々変更を加えることができる。例えば、熱伝導部材29としてヒートパイプを例示したが、これに代えて銅パイプ、アルミニウム板等の高熱伝導率の素材を用いることができる。
また、第2放熱部材28に、傾斜側部25aの内面に沿う部分と、底部25cの内面に沿う部分に加えて、ハウジング25の左右側部に沿う部分を追加してもよい。
図3,4には、第2実施形態の電源供給装置30が示されている。第2実施形態の電源供給装置30は、電源アダプタ31の冷却構造について第1実施形態と異なっている。アダプタコード22と電源変換部23については変更を要しない。変更を要しない部材には同位の符合を用いて説明を省略する。
第2実施形態の電源供給装置30の電源アダプタ31が取り付けられる電動工具1には第1実施形態にない構成が加えられている。電動工具1には、前方ガード部10aに加えて、左右の側方ガード部10bが設けられている。図4に示すように側方ガード部10bは、取り付けた電源アダプタ31の左右側方に沿って張り出す状態に設けられている。このため、取り付けた電源アダプタ31の前方が前方ガード部10aに覆われる。電源アダプタ31の左右側方が側方ガード部10bで覆われる。前方ガード部10aと側方ガード部10bにより電源アダプタ31の3方がガードされる。
左右の側方ガード部10bの相互の対向面に、それぞれ複数の通気孔10cが設けられている。側方ガード部10bの内部は空洞になっており、本体ハウジング10に連通されている。冷却ファン8の回転により、前方の通気孔9に加えて、左右の通気孔10cからも外気が導入される。左右の通気孔10cへの外気の流れが矢印(C)で示されている。
電源アダプタ31の上面には、第1実施形態と同じく、本機のバッテリ取り付け部11に対する本機受け部32を有する。第1実施形態と同じく電源アダプタ31はバッテリ取り付け部11に対して前方へ向けてスライドさせることにより取り付けられる。電源アダプタ31は、機械的かつ電気的にバッテリ取り付け部11に取り付けられる。
電源アダプタ31のハウジング33内には、発熱源となる電気部品Hが収容されている。第1実施形態と同じく、電気部品Hは、本機受け部32の直下であって、ハウジング33の天部(上部)に沿って収容されている。
電気部品Hの下方に、1つの放熱部材35が収容されている。第2実施形態に係る放熱部材35は第1実施形態とは大きく異なっている。放熱部材35は、電気部品Hに平行な天板部35aを有する。天板部35aの前部から前板部35bが下方へ張り出している。天板部35aの左右側部から側板部35cが下方へ張り出している。第2実施形態では、天板部35aと前板部35bと側板部35cを一体に有する放熱部材35を有する。
放熱部材35は、アルミニウム板を曲げ加工して形成されている。銅板を曲げ加工して放熱部材35を形成してもよい。第2実施形態に係る放熱部材35は、第1実施形態に係る第1放熱部材27と第2放熱部材28との双方の機能を有する。第2実施形態では、放熱部材35の天板部35aにより、電気部品Hの発熱が吸収される。この点、第1実施形態に係る第1放熱部材27と同様である。
放熱部材35の前板部35bと左右の側板部35cにより、電気部品Hの発熱が外部に放熱される。電源アダプタ31のハウジング33の前部は、第1実施形態と同じく、天部の縁部から角度を有して下方へ延在する傾斜側部33aが設けられている。傾斜側部33aは、下側ほど後方へ変位する方向に傾斜している。傾斜側部33aは、複数の放熱孔33bが設けられている。図3に示すように本機のバッテリ取り付け部11に電源アダプタ31が取り付けられた状態では、本機側の通気孔9に放熱孔33bが対向される。
ハウジング33の傾斜側部33aの内面に沿って、放熱部材35の前板部35bが配置されている。傾斜側部33aに対して前板部35bは第1実施形態と同じくほぼ密着されている。これにより、傾斜側部33aの放熱孔33aが塞がれた状態となっている。
第1実施形態と同じく、冷却ファン8の回転により発生する空気の流れ(A)により、放熱部材35の主として前板部35bが冷却される。前板部35bは、放熱孔33bの径方向若しくは幅方向に沿って(傾斜側部33aに沿って)流れる空気の流れ(A)により効率よく冷却される。
電源アダプタ31の傾斜側部33aと、本機の前方ガード部10aの後面との間隔は、上側ほど小さくなっている。このため、矢印(A)で示す空気の流れの流速が高められて、本機と電源アダプタ31の双方の冷却効率が高められる。
図4に示すように、ハウジング33の左右の側部33cにも、複数の放熱孔33dが設けられている。ハウジング33の左右の側部33cの内面に沿って、放熱部材35の左右の側板部35cが配置されている。ハウジング33の左右の側部33cと左右の側板部35cとの間には適度な隙間が開けられている。この点、前記傾斜側部25a,33aに対して第2放熱板28、前板部35bがそれぞれ密着されていることとは異なっている。このため、ハウジング33の左右の側部33cの複数の放熱孔33dが、ハウジング33の内方で放熱部材35の側板部35cで遮蔽されている。これにより、側板部35cが複数の放熱孔33bを介して外部に向けて露出されて、側板部35cの放熱性が高められるとともに、外気の流入が規制されて防塵性が確保されている。このように複数の放熱孔33dと側板部35cとの間に適度な隙間が設けられることで、側板部35cの放熱性とハウジング33の内部の防塵性とのバランスが適切に確保されている。
図4に示すように本機のバッテリ取り付け部11に電源アダプタ31を取り付けた状態では、側方ガード部10b側の通気孔10cに、電源アダプタ31側の放熱孔33dが対向される。本機側の冷却ファン8の回転により左右の側方ガード部10bの通気孔10cから外気が導入される。通気孔10cに流入する空気の流れ(C)により、放熱部材35の主として側板部35cが冷却される。側板部35cは、放熱孔33bを介して外部に露出されている。このため、放熱孔33bに沿って空気の流れ(C)が発生して側板部35cが効率よく冷却される。
以上説明した第2実施形態に係る電源供給装置30によれば、電源アダプタ31の冷却が効率よくなされる。本機のバッテリ取り付け部11に電源アダプタ31を取り付けた状態では、本機側の通気孔9に前板部35bが対向される。これにより、主として前板部35bが空気の流れ(A)により冷却される。また、左右の側方ガード部10bの通気孔10cに側板部35cが対向される。これにより、主として側板部35cが空気の流れ(C)により冷却される。前板部35bと側板部35cが冷却されることで、電気部品Hの発熱が外部へ放熱される。これにより電気部品Hが効率よく冷却される。
また、放熱部材35の前板部35bが、傾斜側部33aに設けた複数の放熱孔33bにより効率よく放熱される。放熱部材35の左右の側板部35cが、ハウジング33の左右の側部33cの複数の放熱孔33dにより効率よく放熱される。
傾斜側部33aの放熱孔33bは前板部35bで塞がれることで、ハウジング33の内部の防塵性(シール性)が確保される。側部33cの放熱孔33dに対して側板部35cが適度な隙間を開けて配置されることで、側板部35cの放熱性とハウジング33の防塵性が両立される。
本機に流入する空気の流れ(A),(C)により電源アダプタ31の冷却がなされることから、第1実施形態と同じく電源アダプタ31に独自の冷却ファンや冷却窓を省略することができる。
さらに、第2実施形態によると、放熱部材35は、天板部35aと前板部35bと側板部35cを一体に有する。第1実施形態における第1放熱部材27、熱伝導部材29、第2放熱部材28に相当する部位が第2実施形態では単一部材とされることで、部品点数が削減されて電源アダプタ31の構成が簡略化される。
以上説明した第1、第2実施形態では、冷却ファン8の回転により通気孔9,10cから外気が導入される構成を例示したが、本体ハウジング10の他の部位から流入した外気(モータ冷却風)が通気孔9,10cから排気される場合についても、例示した冷却構造を適用することができる。この場合、第2放熱部材28、前板部35bが通気孔9から排気される風により冷却され、側板部35cが通気孔10cから排気される風により冷却される。
本機側の通気孔9が、電源アダプタ21、31の放熱孔25b、33bに対向して位置する場合について例示したが、本機側の通気孔が例えばバッテリ取り付け部11に設けられる場合等、電源アダプタ21、31の放熱孔25b、33bに対向して位置しない場合についても、例示した放熱構造を適用することができる。例えばバッテリ取り付け部11に設けた通気孔を経た空気の流れ(通風路)の途中に放熱孔25b、33bが位置することで第2放熱板28、放熱板35の前板部35bの放熱が係る空気の流れを利用して効率よくなされる。
また、放熱孔25b、33b、33dは、必要に応じて増減し、あるいは省略することができる。
さらに、モータ冷却風ではなく、本機側で吸排気されるブロワ用の空気の流れを利用して第2放熱部材28、前板部35b、側板部35cを冷却する構成としてもよい。
本機側に、モータ冷却用の冷却ファン8とは別に、バッテリパック若しくは電源アダプタ21,31を冷却するための専用の冷却ファンを例えば前方ガード部10aに内装する構成としてもよい。専用ファンにより通気孔9から排気される空気の流れ(矢印(A)で示す流れとは反対方向の流れ)により第2放熱部材28を冷却する構成とすることができる。
電動工具1(本機)として、先端工具7に軸線方向の打撃動作と軸線周りの回転動作を与えるハンマドリルを例示したが、ねじ締め工具や切断工具、あるいは電動芝刈機や電動刈り払い機等のその他のバッテリ式の電動工具について例示した電源アダプタ21,31の冷却構造を適用することができる。
1…電動工具(本機)
2…工具本体部
3…ハンドル部
3a…スイッチレバー、3b…スイッチ本体
4…防振機構
5…電動モータ
6…ツールホルダ
7…先端工具
8…冷却ファン
9…通気孔
10…本体ハウジング
10a…前方ガード部、10b…側方ガード部、10c…通気孔
11…バッテリ取り付け部
12…通気孔
13…コントローラ
20…電源供給装置(第1実施形態)
21…電源アダプタ
22…アダプタコード
23…電源変換部
25…ハウジング
25a…傾斜側部、25b…放熱孔、25c…底部
26…本機受け部
H…電気部品
27…第1放熱部材
28…第2放熱部材
29…熱伝導部材(ヒートパイプ)
29a,29b…ブラケット
30…電源供給装置(第2実施形態)
31…電源アダプタ
32…本機受け部
33…ハウジング
33a…傾斜側部、33b…放熱孔、33c…側部、33d…放熱孔
35…放熱部材
35a…天板部、35b…前板部、35c…側板部

Claims (9)

  1. 電動工具に用いる電源供給装置であって、
    前記電動工具に取り付けられる電源アダプタと、
    前記電源アダプタにアダプタコードを介して接続され、AC/DC変換する電源変換部と、
    前記電源アダプタのハウジング内にて熱を発する電気部品と、
    前記熱を放熱する放熱部材を有し、
    前記放熱部材が、前記電動工具の通気孔に向かう空気の流れ又は前記通気孔からの空気の流れの途中において前記ハウジングの壁部の内面に沿って配置される電源供給装置。
  2. 請求項1記載の電源供給装置であって、
    前記電気部品と前記放熱部材を熱交換可能に接続する熱伝導部材を有する電源供給装置。
  3. 請求項2記載の電源供給装置であって、
    前記熱伝導部材は、ヒートパイプである電源供給装置。
  4. 請求項2又は3記載の電源供給装置であって、
    前記放熱部材と前記熱伝導部材が単一部材である電源供給装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載した電源供給装置であって、
    前記電源アダプタの前記ハウジングは放熱孔を有し、前記放熱孔を塞ぎ、若しくは遮蔽するように前記放熱部材が配置された電源供給装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載した電源供給装置であって、
    前記電源アダプタは、前記電動工具に着脱可能に取り付く本機受け部を有し、
    前記放熱部材は、前記本機受け部の反対側の前記ハウジングの底部の内面に沿って配置される電源供給装置。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載した電源供給装置であって、
    前記電源アダプタは、前記電動工具に着脱可能に取り付く本機受け部を有し、
    前記本機受け部が設けられる前記ハウジングの天部の周縁から下方へ延在する側部を有し、前記側部の内面に沿って前記放熱部材が配置される電源供給装置。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載した電源供給装置を有する電動工具。
  9. 請求項8に記載した電動工具であって、
    前記電源アダプタの側方を覆う側方ガード部を有し、前記側方ガード部に前記通気孔を有する電動工具。
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