JP2021093184A - 情報処理装置、及び制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の表示領域をより有効活用すること。【解決手段】情報処理装置は、第1コンテンツ保存領域と第2コンテンツ保存領域とのそれぞれにコンテンツを保持させる保持部と、第1表示領域に表示するためのコンテンツのうちの特定の位置の部分を第1コンテンツ保存領域から読み出して第1表示領域に表示させる第1表示制御部と、第2表示領域に表示するためのコンテンツのうちの特定の位置の部分を第2コンテンツ保存領域から読み出して第2表示領域に表示させる第2表示制御部と、第1表示領域に表示するコンテンツの位置の変更に応じて、第2表示領域に表示されるコンテンツの位置が連動するように制御する連動表示制御部と、を備える。【選択図】図9
Description
本発明は、情報処理装置、及び制御方法に関する。
近年、複数の画面(例えば、2画面)を有する情報処理装置がある。例えば、指やペンによるタッチ操作が可能なタッチパネル式のディスプレイが連結部(ヒンジ機構)を介して回動可能な第1筐体と第2筐体のそれぞれに搭載された情報処理装置が開示されている(例えば、特許文献1)。
このように複数の画面(例えば、2画面)を有する情報処理装置では、単に、各々画面に情報を表示するだけでなく、画面が複数あることをより複数ある表示領域の有効活用が望まれている。
本発明は上記した事情に鑑みてなされたもので、複数の表示領域をより有効活用する情報処理装置、及び制御方法を提供することを目的の一つとする。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の第1態様に係る、情報処理装置は、第1コンテンツ保存領域と第2コンテンツ保存領域とのそれぞれにコンテンツを保持させる保持部と、第1表示領域に表示するためのコンテンツのうちの特定の位置の部分を前記第1コンテンツ保存領域から読み出して前記第1表示領域に表示させる第1表示制御部と、第2表示領域に表示するためのコンテンツのうちの特定の位置の部分を前記第2コンテンツ保存領域から読み出して前記第2表示領域に表示させる第2表示制御部と、前記第1表示領域に表示するコンテンツの位置の変更に応じて、前記第2表示領域に表示されるコンテンツの位置が連動するように制御する連動表示制御部と、を備える。
上記情報処理装置において、前記保持部は、前記第1コンテンツ保存領域と前記第2コンテンツ保存領域とのそれぞれに同一のコンテンツを保持させ、前記第1表示制御部は、前記第1コンテンツ保存領域に保持されたコンテンツのうちの特定の位置の部分を前記第1表示領域に表示させるとともに、当該表示させるコンテンツの位置をスクロールさせるための第1スクロール操作に応じて当該コンテンツをスクロールさせ、前記第2表示制御部は、前記第2コンテンツ保存領域に保持されたコンテンツのうちの特定の位置の部分を前記第2表示領域に表示させるとともに、当該表示させるコンテンツの位置をスクロールさせるための第2スクロール操作に応じて当該コンテンツをスクロールさせ、前記連動表示制御部は、前記第1表示領域に表示されるコンテンツの部分を前記第1スクロール操作に応じて前記第1表示制御部がスクロールさせる場合、前記第2表示領域に表示されるコンテンツの部分が連動してスクロールするように前記第2表示制御部を制御してもよい。
上記情報処理装置において、前記連動表示制御部は、前記第2表示領域に表示されるコンテンツの部分を前記第2スクロール操作に応じて前記第2表示制御部がスクロールさせる場合、前記第1表示領域に表示されるコンテンツの部分が連動してスクロールするように、前記第1表示制御部を制御してもよい。
上記情報処理装置において、前記連動表示制御部は、前記第1表示領域におけるスクロールについてのスクロール情報を前記第2表示制御部へ通知する第1通知部と、前記第2表示領域におけるスクロールについてのスクロール情報を前記第1表示制御部へ通知する第2通知部と、を備え、前記第1表示制御部は、前記第2通知部から通知されたスクロール情報に基づいて、前記第1表示領域に表示させているコンテンツをスクロールさせ、
前記第2表示制御部は、前記第1通知部から通知されたスクロール情報に基づいて、前記第2表示領域に表示させているコンテンツをスクロールさせてもよい。
前記第2表示制御部は、前記第1通知部から通知されたスクロール情報に基づいて、前記第2表示領域に表示させているコンテンツをスクロールさせてもよい。
上記情報処理装置において、前記連動表示制御部は、前記第1表示領域に表示されるコンテンツの部分と前記第2表示領域に表示されるコンテンツの部分とが当該コンテンツにおける連続した部分となるように、前記第1表示制御部による制御と前記第2表示制御部による制御とを連動させてもよい。
上記情報処理装置において、前記連動表示制御部は、前記第1表示制御部による制御と前記第2表示制御部による制御とを連動させるか否かを、ユーザの操作に基づいて切り替えてもよい。
上記情報処理装置において、前記連動表示制御部は、前記第1表示制御部による制御と前記第2表示制御部による制御とを連動させないように制御している状態で、且つ前記第1表示領域にのみコンテンツが表示されているときに、ユーザの操作に基づいて前記第1表示制御部による制御と前記第2表示制御部による制御とを連動させる場合、前記第2表示領域にコンテンツを表示させるように前記第2表示制御部に指示してもよい。
上記情報処理装置において、前記連動表示制御部は、前記第1表示制御部による制御と前記第2表示制御部による制御とを連動させている状態で、前記第1表示領域に表示されているコンテンツ内のリンクに対してユーザが操作した場合、前記第1表示制御部による制御と前記第2表示制御部による制御との連動を解除し、リンク先のコンテンツが前記第1表示領域のみに表示されるように前記第1表示制御部に指示してもよい。
上記情報処理装置において、前記連動表示制御部は、前記第1表示制御部による制御と前記第2表示制御部による制御とを連動させている状態で、前記第1表示領域に表示されているコンテンツ内のリンクに対してユーザが操作した場合、前記第1表示領域に表示されるコンテンツの部分と前記第2表示領域に表示されるコンテンツの部分とが当該コンテンツにおける連続した部分となるように、前記第1表示領域と前記第2表示領域とにリンク先のコンテンツを表示されるように指示してもよい。
上記情報処理装置において、前記保持部は、前記第1コンテンツ保存領域及び前記の第2コンテンツ保存領域のうち、一方には地図を表示させるためのコンテンツを保持させるとともに、他方には前記地図に関連するコンテンツを保持させ、前記第1表示制御部は、前記第1表示領域に表示するためのコンテンツのうちの地図上の特定の位置の部分を前記第1コンテンツ保存領域から読み出して前記第1表示領域に表示させ、前記第2表示制御部は、前記第2表示領域に表示するためのコンテンツのうちの地図上の特定の位置の部分を前記第2コンテンツ保存領域から読み出して前記第2表示領域に表示させ、前記連動表示制御部は、前記第1表示領域に表示されるコンテンツの地図上の位置の変更に応じて、前記第2表示領域に表示されるコンテンツの地図上の位置が連動するように制御してもよい。
上記情報処理装置において、前記第1表示制御部は、前記第1表示領域に表示させるコンテンツの地図上の位置を移動させるための第1移動操作に応じて、前記第1表示領域に表示するコンテンツの地図上の位置を移動させ、前記第2表示制御部は、前記第2表示領域に表示させるコンテンツの地図上の位置を移動させるための第2移動操作に応じて、前記第2表示領域に表示するコンテンツの地図上の位置を移動させ、前記連動表示制御部は、前記第1移動操作に応じて第1表示領域に表示されるコンテンツの地図上の位置を前記第1表示制御部が移動させる場合、前記第2表示領域に表示されるコンテンツの地図上の位置が連動して移動するように前記第2表示制御部を制御してもよい。
上記情報処理装置において、前記連動表示制御部は、前記第1表示領域に表示されるコンテンツの地図上の位置を前記第1表示制御部が移動させた場合、当該移動に応じた位置情報を前記第2表示制御部へ通知する第1通知部と、前記第2表示領域に表示されるコンテンツの地図上の位置を前記第2表示制御部が移動させた場合、当該移動に応じた位置情報を前記第1表示制御部へ通知する第2通知部と、を備え、前記第1表示制御部は、前記第2通知部から通知された位置情報に基づいて、前記第1表示領域に表示させているコンテンツの地図上の位置を移動させ、前記第2表示制御部は、前記第1通知部から通知された位置情報に基づいて、前記第2表示領域に表示させているコンテンツの地図上の位置を移動させてもよい。
上記情報処理装置において、前記地図に関連するコンテンツは、前記地図上の位置に対応する現実空間の場所を撮影した撮影画像であってもよい。
上記情報処理装置において、前記第1表示領域及び前記第2表示領域は横方向に並んで配置され、前記第1表示領域及び前記第2表示領域のそれぞれにはコンテンツが縦表示されてもよい。
上記情報処理装置において、一つの画面領域を有する表示部、を備え、前記一つの画面領域内に、前記第1表示領域及び前記第2表示領域が横方向に並んで配置されてもよい。
上記情報処理装置において、前記第1表示領域及び前記第2表示領域とのそれぞれには、アプリケーションの処理によりコンテンツが表示されるウィンドウ領域が含まれてもよい。
上記情報処理装置において、第1画面領域を有する第1表示部と、第2画面領域を有する第2表示部と、を備え、前記第1表示領域は、前記第1画面領域内に含まれ、前記第2表示領域は、前記第2画面領域内に含まれてもよい。
上記情報処理装置において、前記第1表示領域は、第1表示部が有する第1画面領域内に含まれ、前記第2表示領域は、第2表示部が有する第2画面領域内に含まれ、前記第1表示部及び前記第2表示部のいずれか一方又は両方が、前記情報処理装置とは異なる装置に備えられてもよい。
また、本発明の第2態様に係る情報処理装置における制御方法は、保持部が、第1表示領域に表示するための第1コンテンツ保存領域と、第2表示領域に表示するための第2コンテンツ保存領域とのそれぞれに保持させるステップと、第1表示制御部が、前記第1コンテンツ保存領域に保持されたコンテンツのうちの一部を前記第1表示領域に表示させるステップと、第2表示制御部が、前記第2コンテンツ保存領域に保持されたコンテンツのうちの一部を前記第2表示領域に表示させるステップと、連動表示制御部が、前記第1表示領域に表示されるコンテンツの部分と前記第1表示制御部による制御と前記第2表示制御部による制御とを連動させる連動表示制御部と、前記第2表示領域に表示されるコンテンツの部分とが連動するように、前記第1表示制御部と前記第2表示制御部とを制御するステップと、を有する。
本発明の上記態様によれば、複数の表示領域をより有効活用することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
<第1の実施形態>
まず、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置の概要について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理装置10の外観を示す斜視図である。図示する情報処理装置10はクラムシェル型(ノート型)のPC(パーソナルコンピュータ)である。
<第1の実施形態>
まず、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置の概要について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理装置10の外観を示す斜視図である。図示する情報処理装置10はクラムシェル型(ノート型)のPC(パーソナルコンピュータ)である。
情報処理装置10は、第1筐体101、第2筐体102、及びヒンジ機構103を備える。第1筐体101及び第2筐体102は、略四角形の板状(例えば、平板状)の筐体である。第1筐体101の側面の一つと第2筐体102の側面の一つとがヒンジ機構103を介して結合(連結)されており、ヒンジ機構103がなす回転軸の周りに第1筐体101と第2筐体102とが相対的に回動可能である。第1筐体101と第2筐体102との回転軸の周りの開き角θが略0°の状態が、第1筐体101と第2筐体102とが重なり合って閉じた状態(「閉状態」と称する)である。閉状態において第1筐体101と第2筐体102との互いに対面する側の面を、それぞれの「内面」と呼び、内面に対して反対側の面を「外面」と称する。開き角θとは、第1筐体101の内面と第2筐体102の内面とがなす角とも言うことができる。閉状態に対して第1筐体101と第2筐体102とが開いた状態のことを「開状態」と称する。開状態とは、開き角θが予め設定された閾値(例えば、10°)より大きくなるまで、第1筐体101と第2筐体102とが相対的に回動された状態である。
第1筐体101の内面及び第2筐体102の内面のそれぞれには、表示部(ディスプレイ)が設けられている。ここでは、第1筐体101の内面に設けられている符号15が示す表示部を第1表示部15、第2筐体102の内面に設けられている符号16が示す表示部を第2表示部16と称する。表示部は、例えば、液晶ディスプレイや、有機ELディスプレイ等を含んで構成されている。例えば、第1表示部15及び第2表示部16は、タッチパネル式のディスプレイである。第1表示部15及び第2表示部16は、それぞれの表示画面に対するタッチ操作を検出するタッチセンサを備えている。タッチセンサは、静電容量方式や低硬膜方式などの任意の方式のセンサを適用することができる。
ユーザは、情報処理装置10を開状態にすることにより、第1筐体101と第2筐体102のそれぞれの内面に設けられた第1表示部15及び第2表示部16の視認やそれぞれの表示面へのタッチ操作が可能となり、情報処理装置10の使用が可能となる。また、情報処理装置10は、クラムシェル型(ノート型)のPCとしての使用形態(「クラムシェルモード」と称する)の他にも、第1筐体101と第2筐体102との開き角θや情報処理装置10の向き(姿勢)等に応じて、ブックモードやタブレットモードなど様々な形態で使用することができる。
図2は、本実施形態に係る情報処理装置10のブックモードでの使用形態を示す図である。ブックモードとは、情報処理装置10の第1表示部15及び第2表示部16のそれぞれに表示されたコンテンツを本の左右の頁を閲覧するように使用できる仕様形態である。例えば、第1筐体101と第2筐体102とが開いた状態(一例として、開き角θが略180°程度)であって、第1表示部15及び第2表示部16の各表示画面が縦向き(即ち、各表示画面が横に並ぶ向き)の姿勢となるときにブックモードとして使用可能である。表示画面が縦向きとは、長方形の表示画面の4辺のうちの長辺が縦方向、短辺が横方向になる向きである。縦は垂直(上下)方向に対応し、横は水平(左右)方向に対応する。垂直方向は、典型的には鉛直方向である。情報処理装置10は、内部に備える加速度センサなどの検出結果に基づいて自身の姿勢を検出し、検出した姿勢と縦向きであるか否かを判定するための閾値とに基づいて、各表示画面が縦向きであるか否かを判定する。
クラムシェルモードでは、第1表示部15及び第2表示部16の各表示画面は縦方向より横方向の方が長いため、各画面に表示されるコンテンツの縦横比も縦方向より横方向の方が長い。そして、第1表示部15及び第2表示部16にはコンテンツが横表示される。一方、ブックモードでは、第1表示部15及び第2表示部16の各画面は横方向より縦方向の方が長いため、各画面に表示されるコンテンツの縦横比も横方向より縦方向の方が長くなる。そして、第1表示部15及び第2表示部16にはコンテンツが縦表示される。例えば、Webコンテンツなどは、縦方向に長く作られていることが多く、スクロールしながら閲覧することが一般的である。そのため、表示画面が横向きのクラムシェルモードよりも表示画面が縦向きのブックモードの方が、縦方向に表示できる量が多く一度に表示できるWebコンテンツの量が多くなるため、Webコンテンツなどのコンテンツの閲覧に向いている。さらに、情報処理装置10は、ブックモードにおいてコンテンツを表示させる場合、第1表示部15に表示されるコンテンツの部分と第2表示部16に表示されるコンテンツの部分とが当該コンテンツにおける連続した部分となるように表示させるため、一度に表示できるコンテンツの量(表示量)がより多くなる。
図3は、情報処理装置10の使用形態ごとのコンテンツの表示量を示す図である。図3の(A)において、符号WD1が示すデータは、コンテンツデータ(例えば、一つのURLで指定されるWebコンテンツのデータ)を示している。ここで、図示するコンテンツは、一例として縦横比が4:1であるとする。
図3の(B)は、クラムシェルモード(一画面)のときのコンテンツの表示量を示している。クラムシェルモード(一画面)は、第1表示部15にのみコンテンツが表示され、第2表示部16にはオンスクリーンキーボードが表示される状態である。符号WM1は、コンテンツデータWD1を表示するためのビデオメモリに保存されているコンテンツデータを示している。即ち、コンテンツデータWM1は、コンテンツデータWD1が表示用のビデオメモリに保存されている状態を示している。第1表示部15の表示画面には、例えば、コンテンツデータWD1の符号a1が示す部分に相当するコンテンツデータWM1の符号a1が示す部分が読み出されて表示される。第1表示部15の表示画面に対してスクロール操作(例えば、上方向へのスライド操作)することにより、符号a1が示す部分より下方に続くコンテンツをスクロールして表示させることができる。
ここで、第1表示部15の表示画面に表示されるコンテンツは、より詳しくは第1表示部15の表示画面の画面領域内におけるアプリケーションのウィンドウ領域に表示される。アプリケーションとは、例えばWebコンテンツの表示であれば、Webブラウザである。アプリケーションのウィンドウ領域が最大化されている場合、アプリケーションのウィンドウ領域は、第1表示部15の表示画面の画面領域とほぼ等しくなる(より詳しくは、画面領域より若干小さくなる)。以下では、第1表示部15の表示画面上でコンテンツが表示されるウィンドウ領域のことを「第1表示領域R1」と称する。第1表示部15の表示画面の縦横比(即ち、第1表示領域R1の縦横比)が9:16であるとすると、第1表示領域R1には、縦横比が4:1のコンテンツデータWD1のうちの縦横比0.5625:1までが表示される。なお、オンスクリーンキーボードが表示されている第2表示部16に代えて物理キーボードが設けられている一画面のクラムシェル型PCの場合も同様である。
図3の(C)は、クラムシェルモード(二画面)のときのコンテンツの表示量を示している。クラムシェルモード(二画面)は、第1表示部15及び第2表示部16の両方にコンテンツが表示される状態である。コンテンツデータWM1は、コンテンツデータWD1が表示用のビデオメモリに保存されている状態を示している。ここで、第2表示部16の表示画面の画面領域内においてコンテンツが表示されるウィンドウ領域のことを「第2表示領域R2」と称する。第1表示領域R1には、例えば、コンテンツデータWD1の符号a1が示す部分に相当するコンテンツデータWM1の符号a1が示す部分が読み出されて表示され、第2表示領域R2には、符号a1が示す部分の続きの符号a2が示す部分が表示される。つまり、第1表示領域R1と第2表示領域R2とを合わせた領域に、コンテンツデータWD1(=コンテンツデータWM1)のうちの符号a1及びa2が示す連続する2つの部分が表示される。第2表示部16の表示画面の縦横比(即ち、第2表示領域R2の縦横比)も9:16であるとすると、第1表示領域R1と第2表示領域R2とを合わせた領域の縦横比は18:16となり、第1表示領域R1と第2表示領域R2とを合わせた領域には、縦横比が4:1のコンテンツデータWD1のうちの縦横比1.125:1までが表示される。また、第1表示領域R1または第2表示領域R2に対してスクロール操作(例えば、上方向へのスライド操作)することにより、符号a2が示す部分より下方に続くコンテンツを表示させることができる。
図3の(D)は、ブックモードのときのコンテンツの表示量を示している。ブックモードでは、左右に並ぶ第1表示部15及び第2表示部16の両方にコンテンツが表示される状態である。ブックモードでは、コンテンツデータWD1を第1表示部15に表示するためのコンテンツデータWM1と第2表示部16に表示するためのコンテンツデータWM2とが別々にビデオメモリに保存されている。即ち、コンテンツデータWM1は、コンテンツデータWD1が第1表示部15の表示用のビデオメモリに保存されている状態を示している。一方、コンテンツデータWM2は、コンテンツデータWD1が第2表示部16の表示用のビデオメモリに保存されている状態を示している。
図示する例では、コンテンツデータWD1の符号b1が示す部分に相当するコンテンツデータWM1の符号b1が示す部分が読み出されて第1表示領域R1に表示される。また、コンテンツデータWD1の符号b2が示す部分に相当するコンテンツデータWM1の符号b2が示す部分が読み出されて第2表示領域R2に表示される。つまり、第1表示領域R1と第2表示領域R2とを合わせた領域に、コンテンツデータWD1(=コンテンツデータWM1)のうちの符号b1及びb2が示す連続する2つの部分が表示される。符号a1及び符号a2が示す連続する2つの部分より、符号b1及びb2が示す連続する2つの部分の方が長いため、クラムシェルモードよりも一度に表示できるコンテンツの量が多くなる。具体的には、第1表示領域R1と第2表示領域R2とを縦に合わせた領域の縦横比は32:9となり、当該領域には縦横比が4:1のコンテンツデータWD1のうちの縦横比3.556:1までが表示がされる。
また、第1表示領域R1または第2表示領域R2の表示画面に対してスクロール操作(例えば、上方向へのスライド操作)することにより、符号b2が示す部分より下方に続くコンテンツを表示させることができる。次に、ブックモードのときのスクロールについて詳しく説明する。
ブックモードでは、第1表示領域R1と第2表示領域R2とに表示されるコンテンツを連動させてスクロールさせるモード(以下、「同期表示モード」と称する)と、第1表示領域R1と第2表示領域R2とに表示されるコンテンツを連動させないで別々にスクロールさせるモード(以下、「非同期表示モード」と称する)とを切替え可能である。まず、非同期表示モードのスクロールについて説明する。
図4は、非同期表示モードのスクロールの一例を説明する図である。(A)に示すのは、図3の(D)に示すブックモードのときのコンテンツの表示状態に相当する。ここで、(B)に示すように第1表示領域R1に対して上方向へスクロール操作(矢印SC1)が行われると、第1表示領域R1に表示されるコンテンツデータWM1のみが上方向へスクロールする。さらに、(C)に示すように第2表示領域R2に対して下方向へスクロール操作(矢印SC2)が行われると、第2表示領域R2に表示されるコンテンツデータWM2のみが下方向へスクロールする。このように、非同期表示モードでは、第1表示領域R1に対するスクロール操作に応じて第1表示領域R1に表示されるコンテンツのみがスクロールし、第2表示領域R2に対するスクロール操作に応じて第2表示領域R2に表示されるコンテンツのみがスクロールする。
一方、同期表示モードでは、第1表示領域R1に表示されるコンテンツと第2表示領域R2に表示されるコンテンツとが連動してスクロールする。
図5は、同期表示モードのスクロールの第1例を説明する図である。(A)に示すのは、図3の(D)に示すブックモードのときのコンテンツの表示状態に相当する。ここで、(B)に示すように第1表示領域R1に対して上方向へスクロール操作(矢印SC1)が行われると、第1表示領域R1に表示されるコンテンツデータWM1が上方向へスクロールするとともに、第2表示領域R2に表示されるコンテンツデータWM2も同じ分だけ上方向へ連動してスクロールする。
図5は、同期表示モードのスクロールの第1例を説明する図である。(A)に示すのは、図3の(D)に示すブックモードのときのコンテンツの表示状態に相当する。ここで、(B)に示すように第1表示領域R1に対して上方向へスクロール操作(矢印SC1)が行われると、第1表示領域R1に表示されるコンテンツデータWM1が上方向へスクロールするとともに、第2表示領域R2に表示されるコンテンツデータWM2も同じ分だけ上方向へ連動してスクロールする。
第1表示領域R1に対する上方向へのスクロール操作に応じて第2表示領域R2側が連動してスクロールするのは、第2表示領域R2のコンテンツデータWM2の表示がコンテンツデータWM2の端(ここでは、最下端)までスクロールされるまでである。コンテンツデータWM2の端までスクロールされたのち、(C)に示すように第1表示領域R1に対してさらに上方向へスクロール操作(矢印SC1)が行われると、第1表示領域R1に表示されるコンテンツデータWM1のみが上方向へスクロールする。第1表示領域R1のコンテンツデータWM1の表示がコンテンツデータWM1の端(ここでは、最下端)までスクロールされると、それ以上は上方向へはスクロールされない。
なお、図5に示す例では、スクロール操作をしていない側の第2表示領域R2のコンテンツの端までスクロールされた後は連動を解除して、第1表示領域R1のみスクロールが続く例を示したが、連動を解除しないで、第2表示領域R2のコンテンツの端までスクロールされた時点で第1表示領域R1のスクロールも停止してもよい。
また、第2表示領域R2に対してスクロール操作したときも同様に、第1表示領域R1に表示されるコンテンツと第2表示領域R2に表示されるコンテンツとが連動してスクロールする。図6は、同期表示モードのスクロールの第2例を説明する図である。(A)に示すのは、図3の(D)に示すブックモードのときのコンテンツの表示状態に相当する。ここで、(B)に示すように第2表示領域R2に対して上方向へスクロール操作(矢印SC3)が行われると、第2表示領域R2に表示されるコンテンツデータWM2が上方向へスクロールするとともに、第1表示領域R1に表示されるコンテンツデータWM1も同じ分だけ上方向へ連動してスクロールする。
第2表示領域R2側がスクロール操作(矢印SC3)に応じてスクロールするのは、第2表示領域R2のコンテンツデータWM2の表示がコンテンツデータWM2の端(ここでは、最下端)までスクロールされるまでである。コンテンツデータWM2の端までスクロールされたのち、(C)に示すように第2表示領域R2に対してさらに上方向へスクロール操作(矢印SC3)が行われても、第1表示領域R1及び第2表示領域R2のいずれもそれ以上は上方向へスクロールしない。
図7は、同期表示モードのスクロールの第3例を説明する図である。(A)に示すのは、図4の(C)に示すスクロール状態に相当する。第2表示領域R2に対して上方向へのスクロール操作(矢印SC3)が行われることにより、第2表示領域R2のコンテンツデータWM2の表示が端(ここでは、最下端)までスクロールされ、第1表示領域R1及び第2表示領域R2のいずれもそれ以上は上方向へスクロールしない状態である。この後、(B)に示すように、第2表示領域R2に対して下方向へスクロール操作(矢印SC2)が行われると、第2表示領域R2に表示されるコンテンツデータWM2が下方向へスクロールするとともに、第1表示領域R1に表示されるコンテンツデータWM1も同じ分だけ下方向へ連動してスクロールする。
第2表示領域R2に対する下方向へのスクロール操作に応じて第1表示領域R1側が連動してスクロールするのは、第1表示領域R1のコンテンツデータWM1の表示がコンテンツデータWM1の端(ここでは、最上端)までスクロールされるまでである。コンテンツデータWM1の端までスクロールされたのち、(C)に示すように第2表示領域R2に対してさらに下方向へスクロール操作(矢印SC2)が行われると、第2表示領域R2に表示されるコンテンツデータWM2のみが下方向へスクロールする。第2表示領域R2のコンテンツデータWM2の表示がコンテンツデータWM2の端(ここでは、最上端)までスクロールされると、それ以上は下方向へはスクロールされない。
このように、情報処理装置10は、同期表示モードでは、一方の表示領域に対するスクロール操作に応じて当該表示領域に表示されるコンテンツの部分をスクロールさせる場合、他方の表示領域に表示されるコンテンツの部分が連動してスクロールするように制御する。
(情報処理装置10の構成)
以下、情報処理装置10の具体的な構成について説明する。
図8は、本実施形態に係る情報処理装置10の構成の一例を示すブロック図である。情報処理装置10は、通信部11と、RAM(Random Access Memory)12と、Flashメモリ13と、CPU(Central Processing Unit)14と、第1表示部15と、第1入力部151と、第2表示部16と、第2入力部161と、スピーカ18と、加速度センサ19とを備えている。これらの各部は、バスなどを介して通信可能に接続されている。
以下、情報処理装置10の具体的な構成について説明する。
図8は、本実施形態に係る情報処理装置10の構成の一例を示すブロック図である。情報処理装置10は、通信部11と、RAM(Random Access Memory)12と、Flashメモリ13と、CPU(Central Processing Unit)14と、第1表示部15と、第1入力部151と、第2表示部16と、第2入力部161と、スピーカ18と、加速度センサ19とを備えている。これらの各部は、バスなどを介して通信可能に接続されている。
通信部11は、例えば、複数のイーサネット(登録商標)ポートや複数のUSB(Universal Serial Bus)等のデジタル入出力ポート、Bluetooth(登録商標)やWi−Fi(登録商標)等の無線通信を行う通信デバイス等を含んで構成される。
RAM12には、CPU14が演算や制御、処理などを行うプログラムやデータが展開され、適宜、各種データの保存または消去が行われる。例えば、RAM12は、第1表示部15及び第2表示部16の表示用のビデオメモリ(V−RAM)としても機能する。一例として、第1表示部15(第1表示領域R1)にコンテンツデータWD1を表示するためのビデオメモリとして、コンテンツデータWM1を保持する第1コンテンツ保存領域と、第2表示部16(第2表示領域R2)にコンテンツデータWD1を表示するためのビデオメモリとして、コンテンツデータWM2を保持する第2コンテンツ保存領域とが、RAM12に含まれる。なお、RAM12は、揮発性メモリであるため、給電が停止されるとデータを保持しない。
Flashメモリ13は、Flash−ROM(Resad Only Memory)などの不揮発性メモリである。つまり、Flashメモリ13は、給電が停止されでもデータを保持できる。例えば、Flashメモリ13には、BIOS(Basic Input Output System)のプログラムや設定データ、OS(Operating System)やOS上で動作するアプリケーションのプログラム等が保存されている。
CPU14は、BIOS、OS、または各種のアプリケーションなどのプログラムを実行することにより、BIOSやOSなどのシステムをブート(起動)し、各種の演算及び処理などを行う。また、CPU14は、RAM12、Flashメモリ13などに対してデータの読み書きや消去などのメモリ制御を行う。また、CPU14は、第1表示部15及び第2表示部16の表示画面に対するタッチ操作などに応じて、第1表示部15及び第2表示部16に表示するデータを制御する。なお、CPU14は、GPU(Graphic Processing Unit)など特定の演算及び処理を行なう構成を内部または外部に含んで構成されてもよい。
第1表示部15及び第2表示部16は、前述したように、それぞれの表示画面に対するタッチ操作を検出するタッチセンサを備えている。第1入力部151は、第1表示部15の表示画面に対するタッチ操作を検出するタッチセンサである。第2入力部161は、第2表示部16の表示画面に対するタッチ操作を検出するタッチセンサである。第1入力部151は、第1表示部15の表示画面領域に重ねて配置されており、第1表示部15の表示画面領域(例えば、第1表示領域)に対するタッチ操作を検出し、検出した操作に基づく操作情報をCPU14へ出力する。第2入力部161は、第2表示部16の表示画面領域に重ねて配置されており、第2表示部16の表示画面領域(例えば、第2表示領域)に対するタッチ操作を検出し、検出した操作に基づく操作情報をCPU14へ出力する。タッチ操作には、タップ操作、長押し操作、スライド操作、スワイプ操作、ピンチ操作などが含まれる。
スピーカ18は、電子音や音声などを出力する。加速度センサ19は、例えば第1筐体101と第2筐体102とのそれぞれの内部に設けられており、第1筐体101と第2筐体102とのそれぞれの向き及び向きの変化を検出する。加速度センサ19は、検出結果をCPU14へ出力する。CPU14は、この加速度センサ19の検出結果に基づいて、情報処理装置10の姿勢(向き)や、第1筐体101と第2筐体102との開き角θを検出することができる。
次に、CPU14が実行する制御処理のうち、図3〜図7を参照して表示制御処理の機能構成について説明する。
図9は、本実施形態に係る表示制御処理の機能構成の一例を示すブロック図である。図示する。CPU14は、プログラムを実行することにより実現する機能構成として制御部140を備えている。制御部140は、第1表示制御部141と、第1入力受付部142と、第2表示制御部143と、第2入力受付部144と、保持部145と、連動表示制御部146とを備えている。
図9は、本実施形態に係る表示制御処理の機能構成の一例を示すブロック図である。図示する。CPU14は、プログラムを実行することにより実現する機能構成として制御部140を備えている。制御部140は、第1表示制御部141と、第1入力受付部142と、第2表示制御部143と、第2入力受付部144と、保持部145と、連動表示制御部146とを備えている。
第1表示制御部141は、第1表示部15への表示を制御する。例えば、第1表示制御部141は、第1表示部15の第1表示領域R1に表示するためのコンテンツのうちの特定の位置の部分をRAM12(第1コンテンツ保存領域)から読み出して第1表示領域R1に表示させる。一例として、第1表示制御部141は、RAM12(第1コンテンツ保存領域)に保持されたコンテンツのうちの特定の位置の部分を第1表示領域R1に表示させる。また、第1表示制御部141は、第1表示領域R1に表示させるコンテンツの位置をスクロールさせるための第1スクロール操作に応じて当該コンテンツをスクロールさせて表示させる。ここで、第1スクロール操作とは、例えば、コンテンツが表示されている第1表示領域R1に対する上方向又は下方向へのスライド操作である。
第1入力受付部142は、第1入力部151から出力された操作情報を受け付ける。例えば、第1入力受付部142は、第1入力部151に対するユーザの操作(例えば、タッチ操作)に基づく操作情報を受け付ける。
第2表示制御部143は、第2表示部16への表示を制御する。例えば、第2表示制御部143は、第2表示部16の第2表示領域R2に表示するためのコンテンツのうちの特定の位置の部分をRAM12(第2コンテンツ保存領域)から読み出して第2表示領域R2に表示させる。一例として、第2表示制御部143は、RAM12(第2コンテンツ保存領域)に保持されたコンテンツのうちの特定の位置の部分を第2表示領域R2に表示させる。また、第2表示制御部143は、第2表示領域R2に表示させるコンテンツの位置をスクロールさせるための第2スクロール操作に応じて当該コンテンツをスクロールさせて表示させる。ここで、第2スクロール操作とは、例えば、コンテンツが表示されている第2表示領域R2に対する上方向又は下方向へのスライド操作である。
第2入力受付部144は、第2入力部161から出力された操作情報を受け付ける。例えば、第2入力受付部144は、第2入力部161に対するユーザの操作(例えば、タッチ操作)に基づく操作情報を受け付ける。
保持部145は、RAM12の第1コンテンツ保存領域と第2コンテンツ保存領域とのそれぞれにコンテンツを保持させる。例えば、保持部145は、RAM12の第1コンテンツ保存領域と第2コンテンツ保存領域とのそれぞれに同一のコンテンツを保持させる。コンテンツとは、例えば、URLで指定されるWebコンテンツである。保持部145は、通信部11を介してWebサーバから取得された1つのURLで指定される同一のWebコンテンツのデータを第1コンテンツ保存領域と第2コンテンツ保存領域とのそれぞれに保持させる。
連動表示制御部146は、第1表示領域R1に表示されるコンテンツの部分と第2表示領域R2に表示されるコンテンツの部分とが、同一のコンテンツにおける連続した部分となるように、第1表示制御部141による制御と第2表示制御部143による制御とを連動させる。また、連動表示制御部146は、第1表示領域R1に表示するコンテンツの位置の変更に応じて、第2表示領域R2に表示されるコンテンツの位置が連動するように制御する。例えば、連動表示制御部146は、第1スクロール操作に応じて第1表示領域R1に表示されるコンテンツの部分を第1表示制御部141がスクロールさせる場合、第2表示領域R2に表示されるコンテンツの部分が連動してスクロールするように第2表示制御部143を制御する。また、連動表示制御部146は、第2スクロール操作に応じて第2表示領域R2に表示されるコンテンツの部分を第2表示制御部143がスクロールさせる場合、第1表示領域R1に表示されるコンテンツの部分が連動してスクロールするように、第1表示制御部141を制御する。
具体的には、連動表示制御部146は、第1表示制御部141によるスクロールについてのスクロール情報を第2表示制御部143へ通知する第1通知部と、第2表示制御部143によるスクロールについてのスクロール情報を第1表示制御部141へ通知する第2通知部としての機能を備えている。スクロール情報とは、例えば、各表示領域に表示しているコンテンツの表示開始位置(表示領域の上端に表示されているコンテンツの位置)、表示終了位置(表示領域の下端に表示されているコンテンツの位置)、及び表示されているコンテンツの長さ(表示開始位置から表示終了位置までの長さ)のいずれか一つ又は複数が含まれる。また、スクロール情報に含まれる上記表示開始位置及び表示終了位置は、スクロールに応じて変化する位置そのものの値であってもよいし、スクロールに応じて変化する位置の変化量であってもよい。
そして、第1表示制御部141は、第2通知部から通知されたスクロール情報に基づいて、第1表示領域R1に表示させているコンテンツをスクロールさせる。また、第2表示制御部143は、第1通知部から通知されたスクロール情報に基づいて、第2表示領域R2に表示させているコンテンツをスクロールさせる。
また、連動表示制御部146は、第1表示領域R1に表示されるコンテンツの部分と第2表示領域R2に表示されるコンテンツの部分とが、同一のコンテンツにおける連続した部分となるように制御する場合には、例えば、第1表示領域R1に表示しているコンテンツの表示終了位置に基づいて、第2表示領域R2に表示されるコンテンツの表示開始位置を決定する。或いは、連動表示制御部146は、第2表示領域R2に表示されるコンテンツの表示終了位置に基づいて第1表示領域R1に表示しているコンテンツの表示開始位置を決定してもよい。
(同期表示モード/非同期表示モードの切り替えについて)
また、連動表示制御部146は、第1表示制御部141による制御と第2表示制御部143による制御とを連動させる同期表示モードにするか、或いは連動させない非同期表示モードにするかを、ユーザの操作に基づいて切り替えてもよい。例えば、第1表示制御部141及び第2表示制御部143のいずれか一方または両方は、タップ操作するごとに同期表示モードのON/OFFを切り替える操作ボタン(以下、「同期表示切替ボタン」と称する)を、第1表示部15及び第2表示部16のいずれか一方または両方に表示させる。連動表示制御部146は、同期表示切替ボタンに対する操作(以下、「同期切替操作」と称する)がされることより、同期表示モードで制御するか、非同期表示モードで制御するかを切替える。
また、連動表示制御部146は、第1表示制御部141による制御と第2表示制御部143による制御とを連動させる同期表示モードにするか、或いは連動させない非同期表示モードにするかを、ユーザの操作に基づいて切り替えてもよい。例えば、第1表示制御部141及び第2表示制御部143のいずれか一方または両方は、タップ操作するごとに同期表示モードのON/OFFを切り替える操作ボタン(以下、「同期表示切替ボタン」と称する)を、第1表示部15及び第2表示部16のいずれか一方または両方に表示させる。連動表示制御部146は、同期表示切替ボタンに対する操作(以下、「同期切替操作」と称する)がされることより、同期表示モードで制御するか、非同期表示モードで制御するかを切替える。
なお、例えば、同期表示モードであるか或いは非同期表示モードであるかの設定を示すフラグ情報として「Sync View MODE」が用意されている。「Sync View MODE」=1が同期表示モードに設定されている状態を示し、「Sync View MODE」=0のときが非同期表示モードに設定されている状態を示している。連動表示制御部146は、「Sync View MODE」=0(非同期表示モード)のときに同期表示切替ボタンに対する同期切替操作がされると、「Sync View MODE」を0から1(同期表示モード)に変更する。また、連動表示制御部146は、「Sync View MODE」=1(同期表示モード)のときに同期表示切替ボタンに対する同期切替操作がされると、「Sync View MODE」を1から0(非同期表示モード)に変更する。
また、連動表示制御部146は、非同期表示モード(第1表示制御部141による制御と第2表示制御部143による制御とを連動させないように制御している状態)で、且つ第1表示領域R1にのみコンテンツが表示されているときに、ユーザの同期切替操作に基づいて同期表示モードにする場合、第2表示領域R2にコンテンツを表示させるように第2表示制御部143に指示する。
(リンク先へのジャンプについて)
また、Webコンテンツの場合には、他のWebコンテンツへのリンクが含まれる場合がある。同期表示モードにおいて、第1表示領域R1に表示されているコンテンツ内のリンクに対してユーザが操作した場合、連動表示制御部146は、同期表示モードを解除して非同期表示モードにする。そして、連動表示制御部146は、リンク先のコンテンツが第1表示領域R1にのみに表示されるように第1表示制御部141に指示する(第2表示領域R2の表示には影響しない)。
また、Webコンテンツの場合には、他のWebコンテンツへのリンクが含まれる場合がある。同期表示モードにおいて、第1表示領域R1に表示されているコンテンツ内のリンクに対してユーザが操作した場合、連動表示制御部146は、同期表示モードを解除して非同期表示モードにする。そして、連動表示制御部146は、リンク先のコンテンツが第1表示領域R1にのみに表示されるように第1表示制御部141に指示する(第2表示領域R2の表示には影響しない)。
なお、同期表示モードにおいて、第1表示領域R1に表示されているコンテンツ内のリンクに対してユーザが操作(例えば、タップ操作)した場合、連動表示制御部146は、同期表示モードのままとし、第1表示領域R1に表示されるコンテンツの部分と第2表示領域R2に表示されるコンテンツの部分とが当該コンテンツにおける連続した部分となるように、第1表示領域R1と第2表示領域R2とにリンク先のコンテンツを表示させるように指示してもよい。
(スクロール表示制御処理の動作)
次に、制御部140が同期表示モード及び非同期表示モードで実行するスクロール表示制御処理の動作について説明する。図10は、本実施形態に係るスクロール表示制御処理の一例を示すフローチャートである。
次に、制御部140が同期表示モード及び非同期表示モードで実行するスクロール表示制御処理の動作について説明する。図10は、本実施形態に係るスクロール表示制御処理の一例を示すフローチャートである。
(ステップS101)制御部140は、URLで指定されたコンテンツを、通信部11を介して取得して、第1表示部15(第1表示領域R1)及び第2表示部16(第2表示領域R2)に表示させる。例えば、初期設定では非同期表示モードに設定されており、制御部140は、第1表示領域R1及び第2表示領域R2のそれぞれに、URLで指定された同一のコンテンツの先頭から各表示領域に表示できる分を表示させる。なお、初期設定が同期表示モードであってもよい。同期表示モードの場合、図3の(D)に示すように第1表示領域R1が第2表示領域R2の左に隣接すると仮定すると、制御部140は、第1表示領域R1にURLで指定されたコンテンツの先頭から第1表示領域R1に表示できる分を表示するとともに、第1表示領域R1に表示されているコンテンツの後ろの続きを第2表示領域R2に表示させ、同一のコンテンツにおける連続した部分となるように連動させる。そして、ステップS103の処理に進む。
(ステップS103)次に、制御部140は、スクロール操作があったか否かを判定する。制御部140は、スクロール操作があったと判定した場合(YES)、ステップS105の処理に進む。一方、制御部140は、スクロール操作がないと判定した場合(NO)、ステップS111の処理に進む。
(ステップS105)制御部140は、同期表示モード(「Sync View MODE」=1)であるか否かを判定する。制御部140は、非同期表示モード(「Sync View MODE」=0)であると判定した場合(NO)、ステップS107の処理に進む。一方、制御部140は、同期表示モードであると判定した場合(YES)、ステップS109の処理に進む。
(ステップS107)制御部140は、第1表示領域R1と第2表示領域R2とのそれぞれを独立にスクロールさせる。例えば、制御部140は、第1表示領域R1と第2表示領域R2とのうちスクロール操作がされた方の表示領域についてのみ、当該スクロール操作に応じてスクロールさせる。そして、ステップS103に戻る。
(ステップS109)制御部140は、第1表示領域R1と第2表示領域R2とのスクロールを連動させる。例えば、制御部140は、第1表示領域R1に対してスクロール操作がされた場合、第1表示領域R1に表示されているコンテンツをスクロールさせるとともに、第2表示領域R2に表示されているコンテンツも連動させてスクロールさせる。そして、ステップS103の処理に戻る。
(ステップS111)制御部140は、表示させているコンテンツ内のリンクへのタップ操作があったか否かを判定する。制御部140は、リンクへのタップ操作があったと判定した場合(YES)、ステップS113の処理に進む。一方、制御部140は、リンクへのタップ操作がないと判定した場合(NO)、ステップS117の処理に進む。
(ステップS113)制御部140は、非同期表示モード(「Sync View MODE」=0)に設定する。つまり、同期表示モードでリンクへのタップ操作があった場合には、制御部140は、同期表示モードから非同期表示モードに切り替える。
(ステップS115)制御部140は、リンク先のURLで指定されたコンテンツを、通信部11を介して取得し、第1表示領域R1及び第2表示領域R2のうちのリンクへのタップ操作が行われた方の表示領域に、取得してコンテンツを表示させる。リンクへのタップ操作が行われていない方の表示領域は、元々表示されていたコンテンツが表示されたままとなる。
(ステップS117)制御部140は、同期切替操作がされたか否かを判定する。制御部140は、同期切替操作がされていないと判定した場合(NO)、ステップS103の処理に戻る。一方、制御部140は、同期切替操作がされたと判定した場合(YES)、同期表示モードから非同期表示モード、または非同期表示モードから同期表示モードへ切り替えて、ステップS119の処理に進む。
(ステップS119)制御部140は、同期表示モードであるか非同期表示モードであるか(「Sync View MODE」=1or0)を判定する。制御部140は、同期表示モードであると判定した場合(=1)、ステップS121の処理に進む。一方、制御部140は、非同期表示モードであると判定した場合(=0)、ステップS103の処理に戻る。
(ステップS121)制御部140は、同期表示モードであると判定した場合に、現在開いている表示領域が1つ(第1表示領域R1または第2表示領域R2のいずれか一方のみ)の場合、2番目(他方)の表示領域を開く。例えば、制御部140は、第1表示領域R1のみを開いていた場合には第2表示領域R2を開き、第2表示領域R2のみを開いていた場合には第1表示領域R1を開く。そして、ステップS123の処理に進む。
(ステップS123)制御部140は、同期切替操作がされたのが第1表示領域R1側であるか否かを判定する。制御部140は、第1表示領域R1側であると判定した場合(YES)、ステップS125の処理に進む。一方、制御部140は、第1表示領域R1側でない(即ち、第2表示領域R2側である)と判定した場合(NO)、ステップS127の処理に進む。
(ステップS125)制御部140は、第1表示領域R1が第2表示領域R2の左に隣接すると仮定すると、第1表示領域R1に表示されているコンテンツの後ろの続きが新たに開いた第2表示領域R2に表示されるようにスクロール位置を設定する。これにより、制御部140は、第1表示領域R1に表示されるコンテンツの部分と第2表示領域R2に表示されるコンテンツの部分とが、同一のコンテンツにおける連続した部分となるように表示させる。
(ステップS127)制御部140は、第1表示領域R1が第2表示領域R2の左に隣接すると仮定すると、第2表示領域R2に表示されているコンテンツの前の続きが新たに開いた第1表示領域R1に表示されるようにスクロール位置を設定する。これにより、制御部140は、第2表示領域R2に表示されるコンテンツの部分と第1表示領域R1に表示されるコンテンツの部分とが、同一のコンテンツにおける連続した部分となるように表示させる。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理装置10は、RAM12(第1コンテンツ保存領域と第2コンテンツ保存領域とのそれぞれ)にコンテンツを保持させ、第1表示領域R1に表示するためのコンテンツのうちの特定の位置の部分を第1コンテンツ保存領域から読み出して第1表示領域R1に表示させ、第2表示領域R2に表示するためのコンテンツのうちの特定の位置の部分を第2コンテンツ保存領域から読み出して第2表示領域R2に表示させる。そして、情報処理装置10は、第1表示領域R1に表示するコンテンツの位置の変更に応じて、第2表示領域に表示されるコンテンツの位置が連動するように制御する。
具体的には、情報処理装置10は、第1コンテンツ保存領域と第2コンテンツ保存領域とのそれぞれに同一のコンテンツを保持させる。また、情報処理装置10は、第1コンテンツ保存領域に保持されたコンテンツのうちの特定の位置の部分を第1表示領域R1に表示させるとともに、当該表示させるコンテンツの位置をスクロールさせるための第1スクロール操作に応じて当該コンテンツをスクロールさせる。同様に、情報処理装置10は、第2コンテンツ保存領域に保持されたコンテンツのうちの特定の位置の部分を第2表示領域R2に表示させるとともに、当該表示させるコンテンツの位置をスクロールさせるための第2スクロール操作に応じて当該コンテンツをスクロールさせる。そして、情報処理装置10は、第1表示領域R1に表示されるコンテンツの部分を第1スクロール操作に応じてスクロールさせる場合、第2表示領域R2に表示されるコンテンツの部分が連動してスクロールするように制御する。
これにより、情報処理装置10は、2つの分割された表示領域に対して、縦に長いコンテンツをより多く表示できるようにすることができるとともに、一方の表示領域をスクロールするだけで他方の表示領域も連動してスクロールするため、縦に長いコンテンツを連続的に容易に閲覧することができる。よって、複数の表示領域をより有効活用することができる。
同様に、情報処理装置10は、第2表示領域R2に表示されるコンテンツの部分を第2スクロール操作に応じてスクロールさせる場合、第1表示領域R1に表示されるコンテンツの部分が連動してスクロールするように制御する。
これにより、情報処理装置10は、第1表示領域R1をスクロールするだけで第2表示領域R2も連動してスクロールするように制御するとともに、反対に、第2表示領域R2をスクロールするだけで第1表示領域R1も連動してスクロールするように制御することができるため、閲覧性を高めることができ、複数の表示領域をより有効活用することができる。
例えば、情報処理装置10は、第1表示領域R1におけるスクロールについてのスクロール情報に基づいて、第2表示領域R2に表示させているコンテンツをスクロールさせ、第2表示領域R2におけるスクロールについてのスクロール情報に基づいて第1表示領域R1に表示させているコンテンツをスクロールさせる。
これにより、情報処理装置10は、第1表示領域R1におけるスクロール情報と第2表示領域R2におけるスクロール情報とを互いに授受することにより、一方の表示領域に対するスクロール操作に基づいて、第1表示領域のスクロールと第2表示領域R2のスクロールとを連動させることができる。
また、情報処理装置10は、第1表示領域R1に表示されるコンテンツの部分と第2表示領域R2に表示されるコンテンツの部分とが当該コンテンツにおける連続した部分となるように、第1表示領域R1への制御と第2表示領域R2への制御とを連動させる。
これにより、情報処理装置10は、2つの分割された表示領域に対して、縦に長いコンテンツを、連続的により多く表示できるようにすることができるため、閲覧性が高い。
例えば、情報処理装置10は、ブックモードでは、第1表示領域R1及び第2表示領域R2は横(左右)方向に並んで配置され、第1表示領域R1及び第2表示領域R2のそれぞれにはコンテンツが縦表示されるため、物理的な本の見開きのような形態で閲覧可能にすることができ、閲覧性を高めることができる。
また、情報処理装置10は、同期表示モードとするか否かを、ユーザの同期切替操作に基づいて切り替えるように構成してもよい。
これにより、情報処理装置10は、ユーザが一つのコンテンツを連続的にスクロールして閲覧したいときは同期表示モードとし、ユーザが複数のコンテンツを同時に閲覧したような場合には非同期表示モードに切り替えて使用できるため、複数の表示領域をより有効活用することができる。
また、情報処理装置10は、同期表示モードにおいて、第1表示領域R1に表示されているコンテンツ内のリンクに対してユーザが操作(例えば、タップ操作)した場合、同期表示モードを解除し、リンク先のコンテンツが第1表示領域R1のみに表示されるように制御する。
これにより、情報処理装置10は、コンテンツ内のリンク先を表示させた場合に、元のコンテンツとリンク先のコンテンツとの両方を並べて閲覧することができるため、利便性が良い。
なお、情報処理装置10は、同期表示モードにおいて、第1表示領域R1に表示されているコンテンツ内のリンクに対してユーザが操作(例えば、タップ操作)した場合、第1表示領域R1に表示されるコンテンツの部分と第2表示領域R2に表示されるコンテンツの部分とが当該コンテンツにおける連続した部分となるように、第1表示領域R1と第2表示領域R2とにリンク先のコンテンツを表示されるように制御してもよい。
これにより、情報処理装置10は、第1表示領域R1と第2表示領域R2とにリンク先のコンテンツを表示するとともに、各表示領域へのスクロールも連動するため、リンク先のコンテンツの閲覧性を高めることができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態では、第1表示領域R1と第2表示領域R2とに同一のコンテンツを表示し、同期表示モードにおいて、第1表示領域R1に表示しているコンテンツをスクロールした場合に、第2表示領域R2に表示するコンテンツも連動してスクロールする例を説明した。本実施形態では、地図アプリケーションの実行による地図表示で、同期表示モードにおいて、地図を表示するためのコンテンツ(以下、「地図コンテンツ」と称する)と地図に関連するコンテンツ(以下、「地図関連コンテンツ」と称する)とを第1表示領域R1と第2表示領域R2とに別々に表示するとともに地図上の位置を同期させる例を説明する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態では、第1表示領域R1と第2表示領域R2とに同一のコンテンツを表示し、同期表示モードにおいて、第1表示領域R1に表示しているコンテンツをスクロールした場合に、第2表示領域R2に表示するコンテンツも連動してスクロールする例を説明した。本実施形態では、地図アプリケーションの実行による地図表示で、同期表示モードにおいて、地図を表示するためのコンテンツ(以下、「地図コンテンツ」と称する)と地図に関連するコンテンツ(以下、「地図関連コンテンツ」と称する)とを第1表示領域R1と第2表示領域R2とに別々に表示するとともに地図上の位置を同期させる例を説明する。
ここで、地図関連コンテンツには、地図上の位置に対応する現実空間の場所を撮影した撮影画像(地上付近から撮影した画像(ストリートビュー)、航空写真など)、地図上のお店や建物、公園などの地点情報、地図上の道路の実際の交通状況(渋滞情報など)、路線図などが含まれる。
情報処理装置10は、非同期表示モードでは、第1表示領域R1と第2表示領域R2とのそれぞれに、独立した位置情報(位置情報の共有なし)で地図コンテンツと地図関連コンテンツとの両方を表示させる。一方、情報処理装置10は、同期表示モードでは、共有された同一の位置情報に応じた地図コンテンツと地図関連コンテンツとを第1表示領域R1と第2表示領域R2とに別々に表示させる。
図11は、本実施形態に係る非同期表示モード時の地図表示の一例を説明する図である。地図サーバ30は、情報処理装置10で実行される地図アプリケーションからの要求に応じて、地図コンテンツ及び地図関連コンテンツを情報処理装置10で送信する。地図サーバ30は、情報処理装置10からの位置情報(情報処理装置10の現在位置情報やユーザが設定した位置情報など)を取得すると、取得した位置情報に対応する場所(特定の部分)を含む地図コンテンツと地図関連コンテンツとを情報処理装置10へ送信する。情報処理装置10の保持部145は、地図サーバ30から取得した地図コンテンツと地図関連コンテンツとをRAM12に保持させる。例えば、保持部145は、第1表示領域R1に表示する地図コンテンツと地図関連コンテンツとをRAM12の第1コンテンツ保存領域に保持させる。また、保持部145は、第2表示領域R2に表示する地図コンテンツと地図関連コンテンツとをRAM12の第2コンテンツ保存領域に保持させる。
第1表示領域R1には、地図サーバ30から取得した地図コンテンツMA1と地図関連コンテンツMV1とが表示されている。ここでは、地図コンテンツMA1がメインの表示として選択されている状態であり、地図関連コンテンツMV1は、地図コンテンツMA1よりも小さいサイズで地図コンテンツMA1上に重畳されている。なお、地図関連コンテンツMV1に対してタップ操作することにより地図関連コンテンツMV1がメインの表示として選択され、両者の表示サイズの関係が入れ替わる。第2表示領域R2にも同様に、地図コンテンツMA2と地図関連コンテンツMV2とが表示されている。
例えば、非同期表示モードにおいて、第1表示制御部141は、第1表示領域R1に地図コンテンツMA1を表示させるとともに、地図コンテンツMA1の地図上の位置に対応する地図関連コンテンツMV1を小さいサイズで重畳させて表示させる。また、第2表示制御部143は、第2表示領域R2に地図コンテンツMA2を表示させるとともに、地図コンテンツMA2の地図上の位置に対応する地図関連コンテンツMV2を小さいサイズで重畳させて表示させる。ここで、第1表示領域R1に表示されている地図コンテンツMA1及び地図関連コンテンツMV1の地図上の位置と、第2表示領域R2に表示されている地図コンテンツMA2及び地図関連コンテンツMV2の地図上の位置とは、それぞれ独立した位置である。第1表示領域R1と第2表示領域R2とのそれぞれに対するユーザの操作に応じて地図上の位置が変更されると、第1表示領域R1と第2表示領域R2とで別々に、それぞれの位置に応じた地図コンテンツと地図関連コンテンツとに更新される。
図12は、本実施形態に係る同期表示モード時の地図表示の一例を説明する図である。例えば、図11に示す非同期表示モード時の地図表示の例で、第1表示領域R1に表示されている同期切替ボタンSB1または第2表示領域R2に表示されている同期切替ボタンSB2に対して操作(例えば、タップ操作)がされると、図12に示す同期表示モードに遷移する。同期表示モードでは、情報処理装置10は、第1表示領域R1に表示する地図コンテンツ及び地図関連コンテンツと、第2表示領域R2に表示する地図コンテンツ及び地図関連コンテンツとを地図サーバ30から取得する際の位置情報を共有し、リアルタイムに同期させる。
同期表示モードにおいて、第1表示制御部141は、第1表示領域R1に地図コンテンツのうちの地図上の特定の位置の部分を表示させる。一方、第2表示制御部143は、第2表示領域R2に地図関連コンテンツのうちの地図上の特定の位置の部分を表示させる。例えば、第1表示制御部141は、第1表示領域R1に表示させる地図コンテンツの地図上の位置を移動させるための第1移動操作に応じて、第1表示領域R1に表示する地図コンテンツの地図上の位置を移動させる。ここで、第1移動操作とは、例えば、地図コンテンツが表示されている第1表示領域R1に対する任意の方向へのスライド操作である。また、第2表示制御部143は、第2表示領域R2に表示させる地図関連コンテンツの地図上の位置を移動させるための第2移動操作に応じて、第2表示領域R2に表示する地図関連コンテンツの地図上の位置を移動させる。ここで、第2移動操作とは、例えば、地図関連コンテンツが表示されている第2表示領域R2に対する任意の方向へのスライド操作である。
連動表示制御部146は、第1表示領域R1に表示されるコンテンツの地図上の位置と第2表示領域R2に表示される地図関連コンテンツの地図上の位置とが同じ位置になるように同期させる。例えば、連動表示制御部146は、第1表示領域R1に表示されるコンテンツの地図上の位置の変更に応じて、第2表示領域R2に表示される地図関連コンテンツの地図上の位置が連動するように制御する。
具体的には、連動表示制御部146は、第1表示領域R1に表示される地図コンテンツの地図上の位置を第1表示制御部141が移動させた場合、当該移動に応じた位置情報を第2表示制御部143へ通知する第1通知部としての機能を備えている。また、連動表示制御部146は、第2表示領域R2に表示される地図関連コンテンツの地図上の位置を第2表示制御部143が移動させた場合、当該移動に応じた位置情報を第1表示制御部141へ通知する第2通知部としての機能を備えている。
そして、第1表示制御部141は、第2通知部から通知された位置情報に基づいて、第1表示領域R1に表示させている地図コンテンツの地図上の位置を移動させる。また、第2表示制御部143は、第1通知部から通知された位置情報に基づいて、第2表示領域R2に表示させている地図関連コンテンツの地図上の位置を移動させる。
なお、図12に示す例では、第1表示領域R1に地図コンテンツが表示され、第2表示領域R2に地図関連コンテンツが表示されているが、第2表示領域R2に地図コンテンツが表示され、第1表示領域R1に地図関連コンテンツが表示されてもよい。
なお、図12に示す同期表示モード時の地図表示の例で、第1表示領域R1に表示されている同期切替ボタンSB1または第2表示領域R2に表示されている同期切替ボタンSB2に対して操作(例えば、タップ操作)がされると、図11に示す非同期表示モードに遷移する。
(地図表示制御処理の動作)
次に、制御部140が同期表示モード及び非同期表示モードで実行する地図表示制御処理の動作について説明する。
図13は、本実施形態に係る地図表示制御処理の一例を示すフローチャートである。
次に、制御部140が同期表示モード及び非同期表示モードで実行する地図表示制御処理の動作について説明する。
図13は、本実施形態に係る地図表示制御処理の一例を示すフローチャートである。
(ステップS201)制御部140は、初期位置の地図コンテンツ及び地図関連コンテンツを、通信部11を介して取得して、第1表示部15(第1表示領域R1)及び第2表示部16(第2表示領域R2)に表示させる。同期表示モードでは、制御部140は、例えば、第1表示領域R1に地図コンテンツを表示させ、第2表示領域R2に地図関連コンテンツを表示させる。また、非同期表示モードでは、制御部140は、例えば、第1表示領域R1に地図コンテンツ及び地図関連コンテンツを表示させ、第2表示領域R2に地図コンテンツ及び地図関連コンテンツを表示させる。そして、ステップS203の処理に進む。
(ステップS203)次に、制御部140は、第1表示領域R1と第2表示領域R2とのいずれかの側に移動操作があったか否かを判定する。制御部140は、移動操作があったと判定した場合(YES)、ステップS205の処理に進む。一方、制御部140は、移動操作がないと判定した場合(NO)、ステップS209の処理に進む。
(ステップS205)制御部140は、同期表示モードであるか否かを判定する。制御部140は、同期表示モードであると判定した場合(YES)、ステップS207の処理に進む。一方、制御部140は、非同期表示モードであると判定した場合(NO)、ステップS211の処理に進む。
(ステップS207)制御部140は、移動操作があった側の表示領域に表示されているコンテンツの位置情報を、他方の側(移動操作がなかった側)の表示領域に表示するコンテンツの位置を同期させるために他方の側へ通知する。そして、ステップS211の処理に進む。
(ステップS209)制御部140は、移動操作がなかった側の表示領域に対して、他方の側から位置情報が通知されたか否かを判定する。制御部140は、位置情報が通知されたと判定された場合(YES)、ステップS211の処理に進む。一方、制御部140は、位置情報が通知されていないと判定された場合(NO)、ステップS217の処理に進む。
(ステップS211)制御部140は、移動後の位置情報に基づいて、第1表示領域R1と第2表示領域R2との両方のコンテンツを移動させて表示を更新する。例えば、制御部140は、第1表示領域R1に対して移動操作がされた場合、第1表示領域R1に表示されている地図コンテンツを移動させるとともに、第2表示領域R2に表示されている地図関連コンテンツも同期させて移動させる。また、制御部140は、第2表示領域R2に対して移動操作がされた場合、第2表示領域R2に表示されている地図関連コンテンツを移動させるとともに、第1表示領域R1に表示されている地図コンテンツも同期させて移動させる。そして、ステップS203の処理に戻る。
(ステップS217)制御部140は、同期切替操作がされたか否かを判定する。制御部140は、同期切替操作がされていないと判定した場合(NO)、ステップS203の処理に戻る。一方、制御部140は、同期切替操作がされたと判定した場合(YES)、同期表示モードから非同期表示モード、または非同期表示モードから同期表示モードへ切り替えて、ステップS219の処理に進む。
(ステップS219)制御部140は、同期表示モードであるか非同期表示モードであるかを判定する。制御部140は、同期表示モードであると判定した場合、ステップS221の処理に進む。一方、制御部140は、非同期表示モードであると判定した場合(、ステップS203の処理に戻る。
(ステップS221)制御部140は、同期表示モードであると判定した場合に、現在開いている表示領域が1つ(第1表示領域R1または第2表示領域R2のいずれか一方のみ)の場合、2番目(他方)の表示領域を開く。例えば、制御部140は、第1表示領域R1のみを開いていた場合には第2表示領域R2を開き、第2表示領域R2のみを開いていた場合には第1表示領域R1を開く。そして、ステップS223の処理に進む。
(ステップS223)制御部140は、同期切替操作がされたのが第1表示領域R1側であるか否かを判定する。制御部140は、第1表示領域R1側であると判定した場合(YES)、ステップS225の処理に進む。一方、制御部140は、第1表示領域R1側でない(即ち、第2表示領域R2側である)と判定した場合(NO)、ステップS227の処理に進む。
(ステップS225)制御部140は、第1表示領域R1側に表示されているコンテンツの位置情報を第2表示領域R2側に通知する。これにより、第1表示領域R1に表示されていたコンテンツ(例えば地図コンテンツ)の位置情報に基づいて、新たに開いた第2表示領域R2にコンテンツ(例えば地図関連コンテンツ)が表示される。
(ステップS227)制御部140は、第2表示領域R2側に表示されているコンテンツの位置情報を第1表示領域R1側に通知する。これにより、第2表示領域R2に表示されていたコンテンツ(例えば地図コンテンツ)の位置情報に基づいて、新たに開いた第1表示領域R1にコンテンツ(例えば地図関連コンテンツ)が表示される。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理装置10は、第1表示領域R1に表示するためのコンテンツ(例えば、地図コンテンツ)のうちの地図上の特定の位置の部分をRAM12(第1コンテンツ保存領域)から読み出して第1表示領域R1に表示させる。また、情報処理装置10は、第2表示領域R2に表示するためのコンテンツ(例えば、地図関連コンテンツ)のうちの地図上の特定の位置の部分をRAM12(第2コンテンツ保存領域)から読み出して第2表示領域R2に表示させる。そして、情報処理装置10は、第1表示領域R1に表示されるコンテンツの地図上の位置の変更に応じて、第2表示領域R2に表示されるコンテンツの地図上の位置が連動するように制御する。
これにより、情報処理装置10は、同期モードでは,地図コンテンツと地図関連コンテンツを2つの表示領域に分割して表示させるとともに、それらを単一の位置情報で同期させるため、より見やすく、より多くの地図情報および関連情報を表示できる。よって、複数の表示領域をより有効活用することができる。
例えば、情報処理装置10は、第1表示領域R1に表示させるコンテンツの地図上の位置を移動させるための第1移動操作に応じて、第1表示領域R1に表示するコンテンツの地図上の位置を移動させる。また、情報処理装置10は、第2表示領域R2に表示させるコンテンツの地図上の位置を移動させるための第2移動操作に応じて、第2表示領域R2に表示するコンテンツの地図上の位置を移動させる。そして、情報処理装置10は、第1移動操作に応じて第1表示領域R1に表示されるコンテンツの地図上の位置を移動させる場合、第2表示領域R2に表示されるコンテンツの地図上の位置が連動して移動するように制御する。
これにより、情報処理装置10は、地図コンテンツと地図関連コンテンツを2つの表示領域に分割して表示させるとともに、一方の表示領域への移動操作に応じて、それぞれの表示領域に表示されているコンテンツを同期させて移動できるため、閲覧性の高い地図情報を表示させることができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
第1及び第2の実施形態では、情報処理装置10が第1表示部15及び第2表示部16を備え、第1表示部15の表示領域を第1表示領域R1とし、第2表示部16の表示領域を第2表示領域R2としたが、第1表示領域R1と第2表示領域R2とは、一つの表示部の表示画面の画面領域内を分割した領域であってもよい。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
第1及び第2の実施形態では、情報処理装置10が第1表示部15及び第2表示部16を備え、第1表示部15の表示領域を第1表示領域R1とし、第2表示部16の表示領域を第2表示領域R2としたが、第1表示領域R1と第2表示領域R2とは、一つの表示部の表示画面の画面領域内を分割した領域であってもよい。
図14は、本実施形態に係る表示制御処理の機能構成の一例を示すブロック図である。
この図に示す機能構成は、図9に示す機能構成に対して、第1表示部15の表示画面の画面領域内に第1表示領域R1と第2表示領域R2とが横方向に並んではいされている点が異なる。このように、第1表示部15の画面領域内の第1表示領域R1と第2表示領域R2とにそれぞれコンテンツを表示させても、第1及び第2の実施形態で説明したスクロール表示性処理及び地図表示制御処理を行なうことが可能である。なお、情報処理装置10が第1表示部15及び第2表示部16のいずれか一方に適用してもよいし、表示部が1つの情報処理装置に適用してもよい。
この図に示す機能構成は、図9に示す機能構成に対して、第1表示部15の表示画面の画面領域内に第1表示領域R1と第2表示領域R2とが横方向に並んではいされている点が異なる。このように、第1表示部15の画面領域内の第1表示領域R1と第2表示領域R2とにそれぞれコンテンツを表示させても、第1及び第2の実施形態で説明したスクロール表示性処理及び地図表示制御処理を行なうことが可能である。なお、情報処理装置10が第1表示部15及び第2表示部16のいずれか一方に適用してもよいし、表示部が1つの情報処理装置に適用してもよい。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
上記実施形態では、情報処理装置10に備えられている表示部の画面領域内に第1表示領域R1と第2表示領域R2とが含まれる例を説明したが、第1表示領域R1と第2表示領域R2の何れか一方または両方が情報処理装置10以外の表示装置の画面領域内に含まれてもよい。例えば、第1表示領域R1と第2表示領域R2の何れか一方が、情報処理装置10とリモート接続された表示装置の画面領域内に含まれてもよい。第1表示領域R1と第2表示領域R2の何れか一方がリモート接続された表示装置の画面領域内に含まれている場合、同期表示モードにおいて、地図情報を閲覧する閲覧者のカテゴリ別に、表示する地図コンテンツおよび地図関連コンテンツの内容を選択することもできる。例えば、リモート接続された表示装置を携帯して、ストリートビューでAR的な体験をする人と、別室で体験者の地図上の場所をモニターする人などのようにカテゴリ別に表示するコンテンツの内容を変えることもできる。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
上記実施形態では、情報処理装置10に備えられている表示部の画面領域内に第1表示領域R1と第2表示領域R2とが含まれる例を説明したが、第1表示領域R1と第2表示領域R2の何れか一方または両方が情報処理装置10以外の表示装置の画面領域内に含まれてもよい。例えば、第1表示領域R1と第2表示領域R2の何れか一方が、情報処理装置10とリモート接続された表示装置の画面領域内に含まれてもよい。第1表示領域R1と第2表示領域R2の何れか一方がリモート接続された表示装置の画面領域内に含まれている場合、同期表示モードにおいて、地図情報を閲覧する閲覧者のカテゴリ別に、表示する地図コンテンツおよび地図関連コンテンツの内容を選択することもできる。例えば、リモート接続された表示装置を携帯して、ストリートビューでAR的な体験をする人と、別室で体験者の地図上の場所をモニターする人などのようにカテゴリ別に表示するコンテンツの内容を変えることもできる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。例えば、上記の各実施形態で説明した構成は、任意に組み合わせてもよい。
また、上述した実施形態では、第1表示領域R1と第2表示領域R2との2つの表示領域に対して位置情報(スクロールの位置情報及び地図上の位置情報)を連動させる(同期させる)例を説明したが、3つ以上の表示領域に対して位置情報を連動させる(同期させる)構成としてもよい。
また、上述した実施形態では、入力部(タッチセンサ)と表示部とが一体となって構成されている複数のタッチパネル式のディスプレイに対するタッチ操作の例を説明したが、タッチ操作に限定されるものではなく、マウスによるクリック操作、ジェスチャーによる操作などとしてもよい。
なお、上述した制御部140は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した制御部140のそれぞれが備える各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述した制御部140のそれぞれが備える各構成における処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。
また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部又は外部に設けられた記録媒体も含まれる。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に制御部140が備える各構成で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述した実施形態における制御部140が備える各機能の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、又は全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
また、上述した実施形態では、情報処理装置10がクラムシェル型のPCである例を説明したが、タブレット型のPCやデスクトップ型のPCであってもよいし、さらにPCに限られるものではなく、スマートフォンやゲーム機などであってもよい。
1 情報処理システム、10 情報処理装置、11 通信部、12 RAM、13 Flashメモリ、14 CPU、140 制御部、141 第1表示制御部、142 第1入力受付部、143 第2表示制御部、144 第2入力受付部、145 保持部、146 連動表示制御部、15 第1表示部、151 第1入力部、16 第2表示部、161 第2入力部、18 スピーカ、19 加速度センサ、101 第1筐体、102 第2筐体、103 ヒンジ機構
Claims (10)
- 第1コンテンツ保存領域及び第2コンテンツ保存領域のうち、一方には地図を表示させるためのコンテンツを保持させるとともに、他方には前記地図に関連するコンテンツを保持させる保持部と、
第1表示領域に表示するためのコンテンツのうちの地図上の特定の位置の部分を前記第1コンテンツ保存領域から読み出して前記第1表示領域に表示させる第1表示制御部と、
第2表示領域に表示するためのコンテンツのうちの地図上の特定の位置の部分を前記第2コンテンツ保存領域から読み出して前記第2表示領域に表示させる第2表示制御部と、
前記第1表示領域に表示されるコンテンツの地図上の位置の変更に応じて、前記第2表示領域に表示されるコンテンツの地図上の位置が連動するように制御する連動表示制御部と、
を備える情報処理装置。 - 前記第1表示制御部は、
前記第1表示領域に表示させるコンテンツの地図上の位置を移動させるための第1移動操作に応じて、前記第1表示領域に表示するコンテンツの地図上の位置を移動させ、
前記第2表示制御部は、
前記第2表示領域に表示させるコンテンツの地図上の位置を移動させるための第2移動操作に応じて、前記第2表示領域に表示するコンテンツの地図上の位置を移動させ、
前記連動表示制御部は、
前記第1移動操作に応じて第1表示領域に表示されるコンテンツの地図上の位置を前記第1表示制御部が移動させる場合、前記第2表示領域に表示されるコンテンツの地図上の位置が連動して移動するように前記第2表示制御部を制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記連動表示制御部は、
前記第1表示領域に表示されるコンテンツの地図上の位置を前記第1表示制御部が移動させた場合、当該移動に応じた位置情報を前記第2表示制御部へ通知する第1通知部と、
前記第2表示領域に表示されるコンテンツの地図上の位置を前記第2表示制御部が移動させた場合、当該移動に応じた位置情報を前記第1表示制御部へ通知する第2通知部と、
を備え、
前記第1表示制御部は、
前記第2通知部から通知された位置情報に基づいて、前記第1表示領域に表示させているコンテンツの地図上の位置を移動させ、
前記第2表示制御部は、
前記第1通知部から通知された位置情報に基づいて、前記第2表示領域に表示させているコンテンツの地図上の位置を移動させる、
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記地図に関連するコンテンツは、前記地図上の位置に対応する現実空間の場所を撮影した撮影画像である、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記第1表示領域及び前記第2表示領域のそれぞれは長方形の表示領域であって、前記第1表示領域及び前記第2表示領域は、それぞれ長辺が垂直方向及び短辺が水平方向となる向きで水平方向に並んで配置され、前記第1表示領域及び前記第2表示領域のそれぞれには垂直方向が上下となるようにコンテンツが表示される、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 一つの画面領域を有する表示部、
を備え、
前記一つの画面領域内に、前記第1表示領域及び前記第2表示領域が水平方向に並んで配置される、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記第1表示領域及び前記第2表示領域とのそれぞれには、アプリケーションの処理によりコンテンツが表示されるウィンドウ領域が含まれる、
請求項6に記載の情報処理装置。 - 第1画面領域を有する第1表示部と、
第2画面領域を有する第2表示部と、
を備え、
前記第1表示領域は、前記第1画面領域内に含まれ、
前記第2表示領域は、前記第2画面領域内に含まれる、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記第1表示領域は、第1表示部が有する第1画面領域内に含まれ、
前記第2表示領域は、第2表示部が有する第2画面領域内に含まれ、
前記第1表示部及び前記第2表示部のいずれか一方又は両方が、前記情報処理装置とは異なる装置に備えられている、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 情報処理装置における制御方法であって、
保持部が、第1コンテンツ保存領域及び第2コンテンツ保存領域のうち、一方には地図を表示させるためのコンテンツを保持させるとともに、他方には前記地図に関連するコンテンツを保持させるステップと、
第1表示制御部が、第1表示領域に表示するためのコンテンツのうちの地図上の特定の位置の部分を前記第1コンテンツ保存領域から読み出して前記第1表示領域に表示させるステップと、
第2表示制御部が、第2表示領域に表示するためのコンテンツのうちの地図上の特定の位置の部分を前記第2コンテンツ保存領域から読み出して前記第2表示領域に表示させるステップと、
連動表示制御部が、前記第1表示領域に表示されるコンテンツの地図上の位置の変更に応じて、前記第2表示領域に表示されるコンテンツの地図上の位置が連動するように制御するステップと、
を有する制御方法。
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