JP2021090649A - 矯正具 - Google Patents

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Abstract

【課題】歯列及び中顔面の適切な育成を促進する矯正具を提供する。
【解決手段】矯正具1には、一対のスライド部材2,調節機構4,ガイドピン7,押圧板3が設けられる。スライド部材2は、上顎歯列の右側及び左側の各々に装着される。各々のスライド部材2には、上面視で前方かつ幅方向内側に向かって延在するガイド穴5が形成される。調節機構4は、一対のスライド部材2の間に設けられ、スライド部材2間の距離を調節する。ガイドピン7は、一対のガイド穴5の各々に対して摺動可能に挿入される。押圧板3は、ガイドピン7に連結され、調節機構4によって調節されるスライド部材2間の距離の増加に伴い前方かつ上方へ移動して口蓋を押圧する。
【選択図】図2

Description

本発明は、口腔内で上顎歯列に装着される顎位矯正用の矯正具に関する。
従来、歯列矯正や顎顔面口腔育成治療の分野において、歯列を幅方向に拡大するための矯正具が知られている。例えば、右側の歯列と左側の歯列との間に弾性部材を介装させ、歯列の内側から外側に向かって押圧力を付与し続けることで、歯列を徐々に拡大矯正する手法が提案されている。また、弾性部材の代わりに寸法をネジで変更できる部材を用いて、左右の歯列間の距離を徐々に増大させることで拡大矯正する手法も知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開2006-280689号公報 特開2006-42963号公報 特開平11-169385号公報
歯並びや噛み合わせの健全な育成は、歯列の左右方向への拡大矯正のみで完結するものではない。例えば、歯根は顎骨の海綿骨骨梁に据付けられているため、歯冠を外側へ移動させたとしても歯根が顎骨に拘束されたままの状態になり、矯正効果が弱まりうる。また、児童や小児の歯列矯正においては、成長に伴う顎位変化の影響を受けて、一旦改善された歯並びが元に戻ってしまうこともある。したがって、歯冠だけでなく、顎骨を含めた中顔面の骨格の状態をバランスよく適正化することが望まれる。
本発明は、このような課題に鑑みて創案されたものであり、歯列及び中顔面の適切な育成を促進できるようにした矯正具を提供することを目的の一つとする。
本発明の矯正具には、一対のスライド部材,調節機構,ガイドピン,押圧板が設けられる。スライド部材は、上顎歯列の右側及び左側の各々に装着される。各々のスライド部材には、上面視で前方かつ幅方向内側に向かって延在するガイド穴が形成される。調節機構は、一対のスライド部材の間に設けられ、スライド部材間の距離を調節する。ガイドピンは、一対のガイド穴の各々に対して摺動可能に挿入される。押圧板は、ガイドピンに連結され、調節機構によって調節されるスライド部材間の距離の増加に伴い前方かつ上方へ移動して口蓋を押圧する。
本発明の矯正具によれば、上顎歯列の左右方向への拡大と中顔面の前方成長とを同時並行的に達成することができ、歯列及び中顔面の適切な育成を促進できる。
第一実施例としての矯正具の構造を示す模式図(斜視図)である。 図1の矯正具の部品を分解して示す分解斜視図である。 図1の矯正具に内蔵される調節機構の構造を示す模式図(斜視図)である。 図3の調節機構の断面図である。 (A),(B)は図3の調節機構の動作を説明するための模式図である。 図1の矯正具に内蔵されるガイド部材の構造を示す模式図(斜視図)である。 図6のガイド部材の断面図である。 (A),(B)は図6のガイド部材の動作を説明するための模式図である。 図1の矯正具(口腔内に装着された状態)の平面図である。 図1の矯正具が装着される口腔内の構造を例示する矢状断面図である。 第二実施例としての矯正具の構造を示す分解斜視図である。 図11の矯正具(口腔内に装着された状態)の平面図である。
図面を参照して、実施形態としての矯正具について説明する。以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
[1.構成]
図1は、実施形態としての矯正具1の模式図(斜視図)である。図1中の一点鎖線は、矯正具1が装着される上顎の歯の輪郭を水平面に投影したものを示す仮想線であり、二点鎖線は、矯正具1の装着位置を示すための仮想線である。矯正具1は、上顎の歯列に装着される。図中に示す方向(上下左右前後)は、矯正具1が装着される人物を基準とした方向(その人物から見た方向)を示す。矯正具1は、少なくとも上顎歯列の右側及び左側の各々に対して装着される。図1に示す矯正具1は、上顎における左右の犬歯から第一大臼歯までの範囲に装着される。
なお、矯正具1の装着対象はこれらの歯に限定されない。例えば、犬歯から第二小臼歯までの範囲を矯正具1の装着対象としてもよいし、第一小臼歯から第一大臼歯までの範囲を矯正具1の装着対象としてもよい。また、矯正具1の装着対象は左右対称に設定されることが好ましいが、これも必須の条件ではない。例えば、右側の歯列については犬歯から第二小臼歯までの範囲に矯正具1を装着し、左側の歯列については第一小臼歯から第一大臼歯までの範囲に矯正具1を装着するといった手法も採用されうる。矯正具1の装着対象は、その矯正具1が装着される人物の歯列の形状や配置に応じて適宜設定されうる。さらに、乳歯を矯正具1の装着対象とする場合には、本実施形態で説明される「犬歯,小臼歯」を「乳犬歯,乳臼歯」に読み替えて理解してもよい。
図2は、矯正具1の部品を分解して示す分解斜視図である。図2中の二点鎖線は、分解前の各部品の位置を示すための仮想線である。矯正具1には、少なくとも一対のスライド部材2,押圧板3,調節機構4,一対のガイド穴5,ガイド部材6が設けられる。スライド部材2及び押圧板3は、例えばセラミックやレジン,プラスチックなどで形成される。調節機構4は、スライド部材2及び押圧板3と比較して高剛性,高強度であることが好ましく、例えば繊維強化樹脂や金属で形成される。
スライド部材2は、上顎歯列の右側及び左側の各々に装着される一対の部材である。二つのスライド部材2の一方は、口腔内で正中矢状面(midsagittal plane,右半身と左半身とを分かつ平面)よりも右側に装着され、他方は正中矢状面よりも左側に装着される。一方のスライド部材2は、他方に対してほぼ鏡面対称の形状に形成される。本実施形態のスライド部材2には、歯冠に係止される部位である係止部15と、係止部15から口蓋に沿って曲面状に展開された曲面部16とが設けられる。
係止部15は、例えば矯正具1が装着される人物の歯列形状に適合する三次元形状(歯列の印象形状)に形成され、歯冠に覆い被せるように装着される。あるいは、矯正バンド(歯の外周を囲む環形状に形成された金属部品)やワイヤーなどの固定部材を介して、間接的に歯列に装着される構造にしてもよい。また、曲面部16は、例えば口蓋に沿った曲面形状に形成される。曲面部16のうち、口蓋に接触する部位は、口蓋に適合する三次元形状に形成することが好ましく、口蓋に接触しない部位は、滑らかな曲面状に形成することが好ましい。
押圧板3は、口蓋を前上方(前方かつ上方)へ押圧するための部材である。この押圧板3は、上面視で左右の曲面部16に跨がるように配置される曲面状の部材であり、上顎骨の正中口蓋縫合に沿って展開される。押圧板3の上面側は、口蓋(硬口蓋)に接触することから、口蓋に適合する三次元形状に形成することが好ましい。また、口蓋との接触箇所に粘膜保護用の樹脂シートやフィルムを溶着,貼付してもよい。押圧板3の前端は、歯牙と干渉しないように、歯頚部に対して所定寸法以上の距離が確保される形状に形成される。なお、押圧板3による押圧方向(力の作用方向)が前上方(Superior and Advance direction)であることから、押圧板3はSup-Ad(スーパッド,スーパッド部材)とも呼称されうる。
押圧板3の下面側は、スライド部材2に対して前後方向に摺動しやすい形状にすることが好ましい。図2に示す例では、スライド部材2と押圧板3との間に滑り板11が介装され、押圧板3がスライド部材2に対して滑動可能とされる。滑り板11は、押圧板3を滑りやすくするための部材であり、粘膜保護用の樹脂シートやフィルムなどで曲面状に形成される。滑り板3の端辺(左右端辺,前端辺)は、歯牙に対して所定寸法以上の距離が確保される形状に形成される。これにより、左右のスライド部材2の間隔が拡大されたときに、滑り板3が歯牙に干渉しにくくなる。したがって、矯正具1の装着時における違和感や異物感が軽減される。なお、スライド部材2に対する押圧板3の滑りやすさが十分であれば、滑り板11は省略されうる。例えば、曲面部16の上面側を球面状(または筒面状)に形成するとともに、押圧板3の下面側をこれに対応する凹球面状(または凹筒面状)に形成することで、押圧板3の滑りやすさが向上する。
図3は、調節機構4の構造を示す模式図(斜視図)であり、図4は、調節機構4の断面図である。調節機構4は、二つのスライド部材2の距離を調節するための部品であり、一対のスライド部材の間に設けられる。この調節機構4には、一対のスライド部材2の各々に内蔵される一対のナット部材21と、ネジ部材24と、一対の軸部材29とが設けられる。
ナット部材21は、各々のスライド部材2の曲面部16に埋設されて固定される部品である。ナット部材21には、ネジ部材24と螺合するネジ孔22と、軸部材29が摺動可能に挿入される摺動孔23とが穿孔される。図3に示す例では、一つのネジ孔22と二つの摺動孔23とが並置されている。これらのネジ孔22及び摺動孔23は、孔軸が互いに平行になるように形成される。また、ナット部材21の表面には、ネジ部材24を回転操作する際の目安となる矢印記号Aが刻印される。
ネジ部材24は、ネジ山の向きが異なる二つのネジ棒を接続した構造を持つ。図3に示すように、ネジ部材24は、第一ネジ山部25と第二ネジ山部26と回転操作部27とを有する。第一ネジ山部25は例えば右ネジのネジ山が形成されたネジ棒であり、第二ネジ山部26は第一ネジ山部25とは反対向きのネジ山(左ネジ)が形成されたネジ棒である。これらのネジ山部25,26は、回転操作部27を介して同軸に接続される。なお、二つのナット部材21のうち、一方には第一ネジ山部25に螺合するネジ孔22が形成され、他方には第二ネジ山部26に螺合するネジ孔22が形成される。
回転操作部27は、ネジ軸を中心としてネジ部材24を回転させる操作をするために設けられた部位である。図3に示す回転操作部27は、ネジ山部25,26よりもやや大径の円筒状に形成されている。また、回転操作部27には、その筒軸に対して垂直な孔芯を有する回転操作孔28が穿孔される。この回転操作孔28に針金状の操作器具を差し込むことで、ネジ部材24を回転させる操作が容易となる。
回転操作孔28の数は任意に設定可能であるが、操作器具の操作性や作業性を考慮して、少なくとも回転操作部27の周面において90度の間隔をあけて四箇所に設けることが好ましい。この場合、例えば隣接する回転操作孔28の孔軸と直行するように、四つの回転操作孔28の孔軸の向きを設定すればよい。これにより、ネジ部材24を90度ずつ回転させる動作の反復が容易となる。なお、回転操作孔28の数を六箇所(回転操作部27の周面において60度の間隔をあけて六箇所)に設定した場合には、60度ずつ回転させる動作の反復が容易となる。同様に、回転操作孔28の数を八箇所(回転操作部27の周面において45度の間隔をあけて八箇所)に設定した場合には、45度ずつ回転させる動作の反復が容易となる。
図4に示すように、ネジ山部25,26の表面のうち、ナット部材21よりも外側の部分を中空円筒状のカバー30で被覆してもよい。これにより、曲面部16とこれに埋設されるネジ山部25,26との干渉が防止され、ネジ部材24の回転操作がさらに容易となる。なお、曲面部16に調節機構4を埋設する前に、ネジ山部25,26と干渉するおそれがある箇所をあらかじめ切削しておけば(あるいは、埋設用の穴を大きめに形成しておけば)カバー30を省略しても差し支えない。
軸部材29は、筒状(例えば円筒状,角柱状)または柱状(例えば円柱状,角柱状)に形成された部材であり、ネジ部材24を回転操作したときにナット部材21が回転しないようにする役割を担う。軸部材29は、一対のナット部材21が離隔方向(または近接方向)のみに移動するように各々の姿勢を拘束する。これにより、ネジ部材24を回転操作すると、一対のナット部材21がスライド移動する。
図5(A),(B)は、調節機構4の動作を説明するための模式図である。図5(A)に示す状態で回転操作孔28に針金状の操作器具(図示せず)を差し込み、ナット部材21の表面に示された矢印記号Aの方向に向かって回転操作すると、各々のナット部材21が互いに離隔する方向にスライド移動する。これにより、図5(B)に示すように、二つのナット部材21の間隔が広がり、各々のナット部材21が埋設されたスライド部材2が左右に平行移動する。このように、調節機構4は、スライド部材2の距離を調節するように機能する。
ガイド穴5は、スライド部材2の各々にて形成された穴である。このガイド穴5には、後述するガイド部材6の端部が差し込まれて固定される。ガイド穴5の開口部は、左右に隣接する二つの曲面部16のうち、互いに近接する対向面(あるいはその近傍)に設定される。各々のガイド穴5は、好ましくは直線状に形成され、少なくとも曲率が一定な曲線状に形成される。このような設定により、後述するガイドピン7のスライド移動が容易となる。
本実施形態では、右側のスライド部材2に設けられるガイド穴5が上面視で最奥部から前方かつ左方向に向かって直線状に延設される。また、左側のスライド部材2に設けられるガイド穴5は、上面視で最奥部から前方かつ右側に向かって直線状に延設される。このようにガイド穴5は、上面視で前方かつ幅方向内側に向かって延設される。また、側面視におけるガイド穴5の延在方向は、最奥部から前上方(前方かつ上方)に向かう方向とされる。
図6は、ガイド部材6の構造を示す模式図(斜視図)である。ガイド部材6は、スライド部材2の位置を基準として押圧板3を前上方に移動させるための部品であり、各々のスライド部材2と押圧板3との間に設けられる。ガイド部材6には、ガイドピン7,ピンチューブ8,三角部9,ビーズ部10が設けられる。これらのうち、ガイドピン7やピンチューブ8は、スライド部材2及び押圧板3と比較して高剛性,高強度であることが好ましく、例えば繊維強化樹脂や金属で形成される。三角部9やビーズ部10は、例えばセラミックやレジン,プラスチックなどで形成してもよいし、繊維強化樹脂や金属で形成してもよい。
ガイドピン7は、スライド部材2に形成された二つのガイド穴5に対して摺動可能に挿入される部材である。また、ピンチューブ8は、ガイド穴5の内側に挿嵌された状態で固定される円筒状の部材である。ガイドピン7は、ピンチューブ8の内周面に対して摺動可能に挿入される。ガイドピン7の摺動性に支障が生じなければ、ピンチューブ8を省略することも可能である。
図7は、ガイド部材6の断面図である。ガイドピン7の全体形状は、V字型に準えることができる。図7に示すガイドピン7には、一方のピンチューブ8に挿入される第一摺動部31と、他方のピンチューブ8に挿入される第二摺動部32とが設けられる。これらの摺動部31,32は、各々のガイド穴5の形状に対応する形状(例えば直線状)に形成される。また、本実施形態のガイドピン7には、第一摺動部31と第二摺動部32とを水平方向に向かって直線状に接続する接続部33が設けられる。第一摺動部31の前端と第二摺動部32の前端とが接続部33によって架橋される。
第一摺動部31,第二摺動部32,接続部33の三要素は、一本の棒材を二箇所で屈曲することによって形成することも可能である。この場合、屈曲箇所の曲げ半径をできるだけ小さく設定し、V字型の全体形状が保持されやすくすることが好ましい。例えば、曲げ半径は棒材の直径以下の寸法に設定される。これにより、接続部33に対する第一摺動部31及び第二摺動部32の姿勢(角度)が維持されやすくなり、よりが実現される。
三角部9は、ガイドピン7を押圧板3に連結するための部品であり、押圧板3に固定される。三角部9の形状は、上面視で頂点を前方に向けた二等辺三角形状に形成される。ガイドピン7は、三角部9を貫通するように設けられる。本実施形態のガイドピン7では、接続部33の外周に対してビーズ部10が摺動可能に環装され、このビーズ部10を介してガイドピン7が三角部9に連結される。これにより、接続部33の軸を中心としたガイドピン7の揺動が許容され、ひいてはスライド部材2に対する押圧板3の回転方向の動きが許容される。なお、ビーズ部10を省略した場合であっても、ガイドピン7を三角部9に対して摺動可能に貫通させることで、同様の作用が得られる。
本実施形態では、三角部9の上部(ほぼ上半分の部分)が押圧板3に埋設され、三角部9の下部(ほぼ下半分の部分)が押圧板3の下方に露出した状態で取り付けられる。したがって、矯正具1を下面側から見たときに、三角形状の三角部9が押圧板3の表面からやや突出した状態となる。三角部9の形状を三角形状にしておくことで、三角部9とスライド部材2とが干渉しにくくなり、スムーズな押圧板3のスライド移動が実現される。
図8(A),(B)は、ガイド部材6の動作を説明するための模式図である。図8(A)に示す状態で左右のスライド部材2の間隔が広げられると、各々のスライド部材2に内蔵されたピンチューブ8が角度を保ったまま左右に平行移動する。このとき、ピンチューブ8に内挿されているガイドピン7がピンチューブ8から受ける力の反力は、ガイドピン7をピンチューブ8の延在方向に沿って前方へ移動させるように作用する。したがって、図8(B)に示すように、ガイドピン7は、図8(B)中に破線で示す位置〔図8(A)に示す移動前の位置に対応〕から前方に向かって移動する。このように、ガイド部材6は、二つのスライド部材2の距離が増加するに連れて、押圧板3を前上方へ移動させるように機能する。
図9は、口腔内に装着された矯正具1を下面側から見上げた状態を示す平面図である。左右のスライド部材2の各々には、ヘッドギア型の上顎牽引装置13〔例えばランパ(登録商標)〕を取り付けるための取付金具12を埋設してもよい。上顎牽引装置13を併用することで、押圧板3から口蓋に作用する押圧力が維持されやすくなり、顎顔面口腔育成の治療効果が向上する。上顎牽引装置13を使用しない場合には、取付金具12は省略可能である。なお、上顎牽引装置13の構成に関しては、例えば特許第5466797号公報に記載の構成を適用することが可能である。
また、V字型のガイド部材6の角度θ(第一摺動部31と第二摺動部32とのなす角度であって口腔の後方側の角度)に関して、角度θを減少させるほど、スライド部材2の移動量(拡幅寸法)に対する押圧板3の移動量(前上方への移動寸法)が増加する。反対に、角度θを増加させるほど、スライド部材2の移動量に対する押圧板3の移動量が減少する。したがって、所望の移動量が確保されるように角度θを設定することが好ましく、例えば45度から90度の範囲内で設定することが好ましい。このような角度θの設定は、矯正具1の装着時の違和感や痛みを抑えるのに有効である。
[2.作用,効果]
(1)本実施形態の矯正具1には、一対のスライド部材2,調節機構4,一対のガイド穴5,ガイドピン7,押圧板3が設けられる。押圧板3は、二つのスライド部材2の距離を増加させるにつれて前上方へ移動し、口蓋を押圧する。押圧板3による押圧力は、例えば図10に示すように、硬口蓋17を介して上顎骨18や歯槽骨部19へと伝達される。これにより、口腔が左右方向だけでなく前上方へと立体的に拡大されやすくなる。したがって、上顎歯列の左右方向への拡大と中顔面の前方成長とを同時並行的に達成することができ、歯列及び中顔面の適切な育成を促進できる。
特に、乳歯列期〜混合歯列期の児童や小児の歯列矯正においては、歯冠だけでなく顎骨を含めた中顔面の骨格の状態をバランスよく適正化することができる。したがって、一旦改善された歯並びが元に戻ってしまうような可能性を小さくすることができる。また、口腔内の体積を増加させることができ、気道を確保しやすくすることができる。これにより、いびきや口呼吸などの症状を改善することができ、加えて扁桃腺近傍の炎症やアレルギー鼻炎などの症状を緩和することができる。このように、本実施形態の矯正具1によれば、歯列及び中顔面の適切な育成を促進することができる。
(2)本実施形態の矯正具1では、一対のガイド穴5の各々が直線状に形成される、また、ガイドピン7には第一摺動部31と第二摺動部32とが設けられ、これらの摺動部31が各々のガイド穴5に挿通される。このような構成により、スライド部材2の左右方向への移動によって生じる力の作用方向を容易に変換することができる。したがって、押圧板3を容易に前上方へ移動させることができ、顎顔面口腔育成の治療効果を向上させることができる。また、構成が簡素であることから、例えば市販の歯科技工材料を用いて容易に作成することができ、矯正具1の製造や調整にかかる手間やコストを削減することができる。
(3)なお、ガイド部材6の角度θを45度から90度の範囲内で設定すれば、例えばスライド部材2の拡幅寸法に比べて押圧板3の前上方への移動寸法が不足することがなく、上顎骨18や歯槽骨部19を適度に前上方へ押圧することができる。また、スライド部材2の拡幅寸法に比べて押圧板3が過度に移動してしまうことも防止でき、矯正具1の装着時の違和感や痛みを削減することができる。このように、顎骨を含めた中顔面の骨格の状態をバランスよく適正化することができ、顎顔面口腔育成の治療効果をさらに向上させることができる。
(4)本実施形態のガイドピン7は、図7に示すように、第一摺動部31と第二摺動部32との間を接続部33で直線状に接続した構造を持つ。第一摺動部31と接続部33との接続箇所は、例えば曲げ半径が棒材の直径以下の寸法になるように屈曲加工される。このように、接続部33の両端を徐々に屈曲させるのではなく急に屈曲させることで剛性が高まり、接続部33に対する第一摺動部31及び第二摺動部32の姿勢(角度)を維持しやすくすることができる。したがって、スムーズにガイドピン7をスライド移動させることができ、ガイドピン7の摺動性能を高めることができる。また、第一摺動部31,第二摺動部32における直線的な部分が長くなることから、ガイドピン7の最大スライド量を増加させることができる。
(5)本実施形態の矯正具1は、三角部9を介してガイドピン7の接続部33を押圧板3に固定する構造を持つ。接続部33の周囲にはビーズ部10が環装され、このビーズ部10の周囲に三角部9が固定される。つまり、三角部9は接続部33に対して摺動可能に環装され、押圧板3に固定される。このような構造により、接続部33の軸を中心としたガイドピン7の揺動を許容することができ、スライド部材2に対する押圧板3の回転方向の動きを許容することができる。したがって、口蓋の形状にかかわらず押圧板3をその口蓋にフィットさせることが容易となり、顎顔面口腔育成の治療効果をさらに向上させることができる。
(6)本実施形態の矯正具1は、三角部9を介してガイドピン7の接続部33を押圧板3に固定する構造を持つ。三角部9の形状は、上面視で頂点を前方に向けた二等辺三角形状に形成される。このような構造により、例えば三角部9と一対のスライド部材2とが近接している場合であっても、これらの相互干渉(引っかかり)を防止することができる。したがって、スライド部材2の間隔調節を容易に実施することが可能となり、顎顔面口腔育成の治療効果をさらに向上させることができる。
(7)本実施形態の調節機構4は、右ネジのネジ山が形成された第一ネジ山部25と、左ネジのネジ山が形成された第二ネジ山部26と、これらのネジ山部25,26の各々に螺合して一対のスライド部材2の各々に固定される一対のナット部材21とを有する。ネジ山の向きが異なる二つのネジ山部25,26を形成しておくことで、一対のナット部材21の間隔を容易に変更することができる。例えば、図3に示すネジ部材24を矢印記号Aの方向に回転させることで、各々のナット部材21を離隔させることができ、スライド部材2の距離を増大させることができる。反対に、ネジ部材24を逆方向に回転させることで、各々のナット部材21を接近させることができ、スライド部材2の距離を減少させることができる。このように、スライド部材2の距離が所望の寸法になるように調節する作業が容易となり、矯正具1の利便性を向上させることができる。したがって、顎顔面口腔育成の治療効果をさらに向上させることができる。
(8)本実施形態のナット部材21は、図2に示すように、左右のスライド部材2の各々に内蔵される。これにより、調節機構4の伸縮動作をそのままスライド部材2の拡縮動作に反映させることができ、歯列の右側と左側との双方に対して均等な力を作用させることができる。したがって、歯列の位置をバランスよく適正化することができ、顎顔面口腔育成の治療効果をさらに向上させることができる。
[3.変形例]
上述の実施形態では、スライド部材2が歯列に対して右方向と左方向とに力を作用させるように形成された矯正具1を例示したが、力の作用方向はこれに限定されない。例えば、歯列を左右方向のみに拡幅するのではなく、前方にも拡大したいことがある。このような場合には、スライド部材2が歯列に対して右前方向と左前方向とに力を作用させるように、スライド部材2のスライド方向を設定してもよい。
図11は、変形例としての矯正具20の部品を分解して示す分解斜視図であり、図12は、口腔内に装着された矯正具20を下面側から見上げた状態を示す平面図である。この矯正具20には、上顎歯列に装着される基準部材14が設けられ、二つの調節機構4が取り付けられる。基準部材14には、歯冠に係止される部位である係止部15と、係止部15から口蓋に沿って曲面状に展開された曲面部16とが設けられる。図12に示す基準部材14は、上顎における左右の第一小臼歯から第一大臼歯までの範囲に装着される。
スライド部材2は、上顎歯列の右側及び左側の各々において、基準部材14とは異なる歯に装着される一対の部材である。図11に示すように、スライド部材2には、歯冠に係止される部位である係止部35と、係止部35から口蓋に沿って曲面状に展開された曲面部36とが設けられる。係止部35は、例えば犬歯の歯冠に覆い被せるように装着される。また、曲面部36の端辺のうち基準部材14に近接する端辺(後方側の端辺)は、上面視でスライド部材2のスライド方向に沿った直線形状に形成される。一方、曲面部36の端辺のうち基準部材14から離隔した端辺(前方側の端辺)は、歯牙に対して所定寸法以上の距離が確保される形状に形成される。また、一方のスライド部材2は、他方に対してほぼ鏡面対称の形状に形成される。図12に示すスライド部材2は、上顎における左右の犬歯に装着される。なお、図12では、スライド部材2と基準部材14とが接触した状態で隣接配置されているが、これらの間の隙間を設けて干渉防止を図ってもよい。
調節機構4は、一対のスライド部材2の各々を基準部材14に対してスライド移動させるように機能する。右側の調節機構4は、右側のスライド部材2を右前方向へスライド移動させ、左側の調節機構4は、左側のスライド部材2を左前方向へスライド移動させる。また、各々のスライド部材2には、上述の実施形態と同様のガイド穴5が穿孔され、それらのガイド穴5にガイド部材6が取り付けられる。スライド部材2を右前方向と左前方向とに移動させることで、ガイド部材6のガイドピン7が前方に向かって移動する。したがって、上述の実施形態と同様に、ガイド部材6の三角部9が固定される押圧板3が前上方へスライド移動する。
上述の通り、矯正具20には上顎歯列に装着される基準部材14が設けられる。また、調節機構4は、基準部材14に対する一対のスライド部材2の各々の距離を調節するように機能する。このような矯正具20を用いることで、矯正具1と比較して、歯列及び中顔面の前方への拡大を促進することができる。また、矯正具1を使用した場合よりも口腔体積を増加させることができ、顎骨を含めた中顔面の骨格の状態をバランスよく適正化することができる。
図12中に示す第一角度θ1は、右側のスライド部材2のスライド方向D1と、左側のスライド部材2のスライド方向D2とのなす角度であって、口腔の後方側の角度である。第一角度θ1の大きさは、所望の拡大方向に応じて設定すればよく、例えば60度から90度の範囲内で設定することが好ましい。このような第一角度θ1の設定により、スライド部材2による押圧力を上顎複合体の上方部まで作用させることができる。特に、第一角度θ1を90度に近い角度に設定すれば、上顎複合体への作用が大きくなり、中顔面の適切な育成を促進することができる。
また、図12中に示す第二角度θ2は、上述の実施形態における角度θに相当するものであって、V字型のガイド部材6の角度(第一摺動部31と第二摺動部32とのなす角度であって口腔の後方側の角度)である。第二角度θ2は、第一角度θ1との和が130度以上(130度から180度)の範囲内で設定されることが好ましい。表現を変えれば、上面視でガイドピン7とスライド方向D1,D2との交わる角度が115度以下(90度から115度)の範囲内になるように、第一角度θ1を設定することが好ましい。このような設定により、顎骨を含めた中顔面の骨格の状態をバランスよく適正化することができ、顎顔面口腔育成の治療効果をさらに向上させることができる。
1 矯正具
2 スライド部材
3 押圧板
4 調節機構
5 ガイド穴
6 ガイド部材
7 ガイドピン
8 ピンチューブ
9 三角部
10 ビーズ部
11 滑り板
12 取付金具
13 上顎牽引装置
14 基準部材
15 係止部
16 曲面部
17 硬口蓋
18 上顎骨
19 歯槽骨部
20 矯正具
21 ナット部材
22 ネジ孔
23 摺動孔
24 ネジ部材
25 第一ネジ山部
26 第二ネジ山部
27 回転操作部
28 回転操作孔
29 軸部材
30 カバー
31 第一摺動部
32 第二摺動部
33 接続部
A 矢印記号
D1,D2 スライド方向
θ 角度
θ1 第一角度
θ2 第二角度

Claims (11)

  1. 上顎歯列の右側及び左側の各々に装着され、上面視で前方かつ幅方向内側に向かって延在するガイド穴が各々に形成された一対のスライド部材と、
    前記一対のスライド部材の間に設けられ、前記スライド部材間の距離を調節する調節機構と、
    前記一対のガイド穴の各々に対して摺動可能に挿入されるガイドピンと、
    前記ガイドピンに連結され、前記調節機構によって調節される前記スライド部材間の距離の増加に伴い前方かつ上方へ移動して口蓋を押圧する押圧板と
    を備えることを特徴とする矯正具。
  2. 前記一対のガイド穴の各々が、直線状に形成され、
    前記ガイドピンが、一方の前記ガイド穴に挿通される第一摺動部と他方の前記ガイド穴に挿通される第二摺動部とを有する
    ことを特徴とする、請求項1記載の矯正具。
  3. 前記第一摺動部と前記第二摺動部とのなす角度のうち、口腔の前方側の角度が、45度から90度の範囲内で設定される
    ことを特徴とする、請求項2記載の矯正具。
  4. 前記ガイドピンが、前記第一摺動部と前記第二摺動部との間を水平方向に接続する接続部を有する
    ことを特徴とする、請求項2または3記載の矯正具。
  5. 前記接続部に対して摺動可能に環装され、前記押圧板に固定される三角部を備える
    ことを特徴とする、請求項4記載の矯正具。
  6. 前記三角部が、上面視で頂点を前方に向けた二等辺三角形状に形成される
    ことを特徴とする、請求項5記載の矯正具。
  7. 前記調節機構が、右ネジのネジ山が形成された第一ネジ山部と、左ネジのネジ山が形成された第二ネジ山部と、前記第一ネジ山部及び前記第二ネジ山部の各々に螺合して前記一対のスライド部材の各々に固定される一対のナット部材とを有する
    ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の矯正具。
  8. 前記一対のナット部材が、前記一対のスライド部材の各々に内蔵される
    ことを特徴とする、請求項7記載の矯正具。
  9. 前記上顎歯列に装着される基準部材を備え、
    前記一対のナット部材の一方が、前記一対のスライド部材の一方と前記基準部材とに内蔵され、
    前記一対のナット部材の他方が、前記一対のスライド部材の他方と前記基準部材とに内蔵される
    ことを特徴とする、請求項7記載の矯正具。
  10. 前記一対のスライド部材の一方のスライド方向と他方のスライド方向とのなす角度のうち、口腔の前方側の角度が、60度から90度の範囲内で設定される
    ことを特徴とする、請求項9記載の矯正具。
  11. 前記一対のスライド部材の一方のスライド方向と他方のスライド方向とのなす角度のうち、口腔の前方側の角度を第一角度とし、前記第一摺動部と前記第二摺動部とのなす角度のうち口腔の前方側の角度を第二角度として、前記第一角度と前記第二角度との和が、130度から180度の範囲内で設定される
    ことを特徴とする、請求項9または10記載の矯正具。
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