JP2021090086A - 映像システム、プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

映像システム、プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】同時に配信された分割映像を複数の面に再生することができる映像システム、プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。【解決手段】映像4を分割した分割映像5を表示するする映像システム1であって、同時に配信された分割映像5を複数の面20a〜20fに表示し再生する映像表示再生部30を有し、複数の面20a〜20fは、分割映像5を視聴するユーザの視聴位置Xを向くように設定されるとともに、分割映像5は、分割する前の映像4を、視聴位置Xを向く方向に対応させて分割した映像5とし、映像表示再生部30は、視聴位置Xに向く方向に対応させて分割映像5を複数の面20a〜20fに表示し再生させる。【選択図】図3

Description

本発明は、映像システム、プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関し、特に、映像を分割した分割映像を表示する映像システム、プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
近年、各種の映像システムが幅広く利用されており、例えば、特許文献1乃至特許文献3には、複数の面を含む表示面に映像を所定に分割した分割映像を表示する映像システムが開示されている。
特開2014−183353 特開2017−017511 特開2018−206292
ところで、上述した映像システムにおいては、所定の撮影器により実際に撮影されたリアル映像を表示する場合もあり、リアル映像を含めた分割映像においてリアル感を創出するために、分割映像のそれぞれを複数の面のそれぞれに並行して表示し再生する映像システムの開発が望まれていた。
本願発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、同時に配信された分割映像を表示面における複数の面に並行して表示し再生することができる映像システム、プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る映像システムは、映像を分割した分割映像を表示するする映像システムであって、前記分割映像を複数の面に並行して表示し再生する映像表示再生部を有することを特徴とする。
本発明によれば、上記構成により、前記分割映像を前記複数の面に並行して表示し再生することができ、分割映像にリアル感を創出することができる。
前記複数の面は、前記分割映像を視聴するユーザの視聴位置を向くように設定されるとともに、前記分割映像は、前記分割する前の映像を、前記視聴位置を向く方向に対応させて分割した映像とし、前記映像表示再生部は、前記視聴位置に向く方向に対応させて前記分割映像を前記複数の面に並行して表示し再生させることができる。
前記複数の面は、前記視聴位置に対し前方の面を含むとともに、前記前方の面に表示される前記分割映像は、他の前記面に表示される前記分割映像よりも相対的に大きく表示することとすれば、前方の面に表示される分割映像を相対的に大きくすることができる。
前記複数の面は、前記視聴位置に対し後方の面を含むこととすれば、後方の面にも分割映像を表示することができる。
前記映像表示再生部は、前記分割映像を、所定の再生時間間隔で区切りながら再生することとすれば、分割映像間の再生時の時間的なずれを抑制することができる。
前記映像表示再生部は、異なる前記分割映像の相互間において前記区切られた前記再生時間間隔における再生開始タイミングが一致するように再生することとすれば、配信時間(再生時間)のずれを再生時間間隔ごとに段階的に吸収することが可能となる。
前記視聴位置には、前記ユーザが座るための座席が設けられ、前記座席は、背面側の傾斜角度を調整可能とすることができる。
前記座席は、前記背面側を後方に傾斜可能な構成とすることとすれば、ユーザは、上方や後方の分割映像を視聴することが可能となる。
前記座席は、所定の水平面に沿った回転角度を調整可能とすることとすれば、ユーザは、側方の分割映像を視聴することができる。
前記座席の角度に応じて前記前方の面を演算する前方面演算部を有することとすることができる。
前記映像は、実際に撮影されたリアル映像とすることができる。
上記目的を達成するために、本発明に係るプログラムは、映像を分割した分割映像を表示する映像システムのコンピュータを、前記分割映像を複数の面に並行して表示し再生する映像表示再生部として機能させることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、上記プログラムを記憶することを特徴とする。
本発明によれば、同時に配信された分割映像を複数の面に再生することができる。
本発明の実施形態に係る映像システムの全体構成を示すブロック図である。 同映像システムのコンピュータの構成を示すブロック図である。 同映像システムの構成の詳細を示すブロック図である。 同映像システムにおける方向分割映像を説明するための図である。 同映像システムにおける座席と表示面との相対位置関係を示す図である。 同映像システムにおける座席と表示面との相対位置関係を示す別の図である。 同映像システムにおける座席の構成を示す図で、(a)は座席を後方に傾斜させる前の状態を示す図、(b)は座席を後方に傾斜させた状態を示す図である。 同映像システムにおける配信時間のずれを説明するための図である。 同映像システムにおける配信時間のずれの抑制方法を説明するための図である。 同映像システムにおける演算処理フローを説明するためのフローチャートである。 本発明の変形例における映像システムにおける座席の機能を説明するための図である。 本発明の別の変形例における映像システムの構成の詳細を示すブロック図である。 本発明の別の変形例における映像システムの演算処理副露を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る映像システムの全体構成を示すブロック図、図2は、同映像システムのコンピュータの構成を示すブロック図、図3は、同映像システムの構成の詳細を示すブロック図、図4は、同映像システムにおける方向分割映像を説明するための図、図5は、同映像システムにおける座席と表示面との相対位置関係を示す図、図6は、同映像システムにおける座席と表示面との相対位置関係を示す別の図、図7は、同映像システムにおける座席の構成を示す図、図8は、同映像システムにおける配信時間のずれを説明するための図、図9は、同映像システムにおける配信時間のずれの抑制方法を説明するための図である。なお、以下の説明においては、座席40にユーザが座った状態や映像の撮影器による撮影位置を基準として方向を定めるものとし、ユーザや撮影位置の前方を前方、後方を後方、右方を右方、左方を左方、上方を上方、下方を下方とし、図に各方向を示すものとする。
本発明の映像システム1の概要を説明すると、映像システム1は、映像4を分割した分割映像5を表示するシステムとなっており、図1に示すように、配信システム2(配信部2)と映像表示システム3を有している。すなわち、映像システム1は、所定の配信システム2からネットワーク通信回線NTを通じて同時に配信された分割映像5を映像表示システム3が受信し並行して表示するシステムとなっている。
映像表示システム3は、第1の映像表示端末3a、第2の映像表示端末3b、第3の映像表示端末3c、第4の映像表示端末3d、第5の映像表示端末3e、第6の映像表示端末3fを有しており、ネットワーク通信回線NTは、第1のネットワーク通信回線NT1、第2のネットワーク通信回線NT2、第3のネットワーク通信回線NT3、第4のネットワーク通信回線NT4、第5のネットワーク通信回線NT5、第6のネットワーク通信回線NT6を有している。
すなわち、第1の映像表示端末3a〜第6の映像表示端末3fは、それぞれ個別のネットワーク通信回線NT1〜NT6を通じて配信システム2と通信可能となっており、第1の映像表示端末3aは第1のネットワーク通信回線NT1を通じて、第2の映像表示端末3bは第2のネットワーク通信回線NT2を通じて、第3の映像表示端末3cは第3のネットワーク通信回線NT3を通じて、第4の映像表示端末3dは第4のネットワーク通信回線NT4を通じて、第5の映像表示端末3eは第5のネットワーク通信回線NT5を通じて、第6の映像表示端末3fは第6のネットワーク通信回線NT6を通じて、配信システム2と通信可能となっている。
つまり、配信システム2は、例えば、HTTP通信を介してWebブラウザからWebSocketを用いて複数の映像表示端末3a〜3fに個別のネットワーク通信回線NT1〜NT6を通じて同時に異なる映像4を配信することができる。複数の映像表示端末3a〜3fは、配信システム2からの配信開始の通知情報をもとに、Webブラウザ上で異なる映像4を同時に再生することができる(配信開始の通知情報には、複数の映像表示端末3a〜3fのそれぞれに分割映像5のそれぞれを同時に配信するための所定の情報が含まれている)。配信システム2は、プッシュ型の配信方式としている。なお、映像表示端末3a〜3fには、例えばモニタ、ディスプレイ、プロジェクタ、パーソナルコンピュータ、スマーフォン、タブレット端末、携帯電話機等の端末を含むことができる。
映像システム1は、コンピュータとしての一般的な構成を備えており、図2に示すように、相互にバス1Aを介して接続された中央処理装置(例えばCPU、GPU等)1B、記憶装置(例えばROM、RAM、ハードディスク等)1C、入力装置(例えばキーボード、タッチパネル等)1D、表示装置(例えば液晶ディスプレー等)1E等を有している。記憶装置1Cは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体として機能する。
ここで、映像表示システム3は、図3に示すように、受信部10、表示面20、および映像表示再生部30を有している。
受信部10は、配信システム2からネットワーク通信回線NT1〜NT6を通じてそれぞれ配信された分割映像5(より詳しくは方向分割映像5a〜5f)を受信することができる。
受信部10により受信される分割映像5は、所定の撮影器により実際に撮影されたリアル映像の分割映像5とすることができる。リアル映像は、例えば、森林、草原、海辺、海中、雪山等の自然や街並み、スポーツやコンサート等のエンターテイメント等を実際に撮影した映像である。分割映像5は、360度の立体的な映像範囲を有する一体の映像4を分割した映像5であり、分割する前の一体の立体的な映像4を、ユーザの視聴位置X(ユーザが映像4の視聴を行う位置)を向く方向に対応させて分割した映像5とすることができる。
すなわち、分割映像5は、図4に示すように、映像4を所定の複数の方向に対応させて分割した方向分割映像5a〜5fとしており、方向分割映像5a〜5fは、撮影器による撮影位置から見て前方向の映像である前方向分割映像5a、同撮影位置から見て後方向の映像である後方向分割映像5b、同撮影位置から見て右方向の映像である右方向分割映像5c、同撮影位置から見て左方向の映像である左方向分割映像5d、同撮影位置から見て上方向の映像である上方向分割映像5e、同撮影位置から見て下方向の映像である下方向分割映像5fを含んでおり、前方向分割映像5aは、映像4を視聴するユーザから見て前方向に表示される映像であり、後方向分割映像5bは、同ユーザから見て後方向に表示される映像であり、右方向分割映像5cは、同ユーザから見て側方より詳しくは右方向に表示される映像であり、左方向分割映像5dは、同ユーザから見て側方より詳しくは左方向に表示される映像であり、上方向分割映像5eは、同ユーザから見て上方向に表示される映像であり、下方向分割映像5fは、同ユーザから見て下方向に表示される映像である。
つまり、受信部10は、各映像表示端末3a〜3fに備えられており、第1の映像表示端末3aの受信部10は、前方向分割映像5aを受信し、第2の映像表示端末3bの受信部10は、後方向分割映像5bを受信し、第3の映像表示端末3cの受信部10は、右方向分割映像5cを受信し、第4の映像表示端末3dの受信部10は、左方向分割映像5dを受信し、第5の映像表示端末3eの受信部10は、上方向分割映像5eを受信し、第6の映像表示端末3fの受信部10は、下方向分割映像5fを受信することができる。
表示面20は、受信部10により受信された分割映像5を表示することができる。表示面20は、向く方向が異なる複数の面20a〜20fを含んでいる。図5(図5は、視聴位置Xの後方から見た状態を示す図)および図6(図6は視聴位置Xを前方から見た状態を示す図)に示すように、表示面20における複数の面20a〜20fは、それぞれ方向分割映像5a〜5fを視聴するユーザの視聴位置Xを向くように設定されている。表示面20における複数の面20a〜20fは、視聴位置Xに対し前方の面20a、視聴位置Xに対し後方の面20b、視聴位置Xに対し右方向の面20c、視聴位置Xに対し左方向の面20d、視聴位置Xに対し上方向の面20e、視聴位置Xに対し下方向の面20fを含んでいる。すなわち、実際に撮影した自然における各方向と対応付けることも可能となる。なお、表示面20における複数の面20a〜20fは、例えば家屋等の密閉空間における壁面とすることができる。また、表示面20における複数の面20a〜20fは、例えば平面、凹凸面とすることができる。
ここで、視聴位置Xには、ユーザが座るための座席25が設けられている。座席25は、図7に示すように、背面側25aと座面側25bを有するとともに、座面側25bに対する背面側25aの傾斜角度を調整可能とすることが可能なように構成されている。より詳しくは、座席25は、背面側25aを座面側25aに対し後方に傾斜可能な構成とすることができる。
映像表示再生部30は、受信部10により受信された方向分割映像5a〜5fのそれぞれを表示面20における複数の面20a〜20fのそれぞれに対応するように並行して表示し再生することができる。
より詳しくは、映像表示再生部30は、視聴位置Xに向く方向に対応させて方向分割映像5a〜5fのそれぞれを表示面20における複数の面20a〜20fのそれぞれに並行して表示し再生させることができる。
更に詳しくは、映像表示再生部30は、前方向分割映像5aは、前方向の面20aに、後方向分割映像5bは、後方向の面20bに、右方向分割映像5cは、右方向の面20cに、左方向分割映像5dは、左方向の面20dに、上方向分割映像5eは、上方向の面20eに、下方向分割映像5fは、下方向の面20fに、それぞれ並行して表示し再生することができる。
すなわち、映像表示再生部30は、各映像表示端末3a〜3fに備えられており、第1の映像表示端末3aの映像表示再生部30は、前方向分割映像5aを前方向の面20aに表示して再生し、第2の映像表示端末3bの映像表示再生部30は、後方向分割映像5bを後方向の面20bに表示して再生し、第3の映像表示端末3cの映像表示再生部30は、右方向分割映像5cを右方向の面20cに表示して再生し、第4の映像表示端末3dの映像表示再生部30は、左方向分割映像5dを左方向の面20dに表示して再生し、第5の映像表示端末3eの映像表示再生部30は、上方向分割映像5eを上方向の面20eに表示して再生し、第6の映像表示端末3fの映像表示再生部30は、下方向分割映像5fを下方向の面20fに表示して再生することができる(図4)。
また、映像表示再生部30は、前方の面20aに表示される前方向分割映像5aは、他の面20b〜20fに表示される方向分割映像5b〜5fよりも相対的に大きく表示することができる。
すなわち、映像表示再生部30は、前方の面20aに表示される前方向分割映像5aの表示面積を、他の面20b〜20fに表示される方向分割映像5b〜5fの表示面積よりも相対的に大きくすることとしたり、前方の面20aに表示される前方向分割映像5aの表示倍率を、他の面20b〜20fに表示される方向分割映像5b〜5fの表示倍率よりも相対的に大きくすることができる。
更に、映像表示再生部30は、方向分割映像5a〜5fのそれぞれを、所定の再生時間間隔ΔTで区切りながら再生することができる。
すなわち、方向分割映像5a〜5fのそれぞれは、個別のネットワーク通信回線NT1〜NT6を通じて別々に配信されるため、配信システム2による配信時間T,T´を同じに設定し同時に配信したとしても、ネットワーク通信回線NT1〜NT6や映像表示端末3a〜3fにおける障害等により、図8に示すように、配信時間T,T´(再生時間T,T´)の長さが僅かに異なることがある(図8では、方向分割映像Aの配信時間Tが、方向分割映像Bの配信時間T´よりもXだけ配信時間が短くなっている)。このため、映像表示再生部30が、配信された方向分割映像5a〜5fのそれぞれをそのまま再生した場合にあっては、再生した方向分割映像5a〜5fの相互間において時間的なずれXを生じることとなる。
そこで、映像表示再生部30は、図9に示すように、異なる方向分割映像5a〜5fの相互間(方向分割映像A,Bの相互間)において区切られた再生時間間隔ΔT,ΔT´のそれぞれにおける再生開始タイミングより詳しくは再生開始時間t1〜t4が一致するように再生することが可能なように構成されている。
これにより、配信時間T,T´(再生時間T,T´)のずれXを再生時間間隔ΔT,ΔT´ごとにΔXの如く小さくすることができる等段階的に吸収することが可能となり、方向分割映像5a〜5f(方向分割映像A,B)間の再生時の時間的なずれXを抑制することができる。なお、再生時間間隔ΔT,ΔT´は、一定の時間間隔とすることとすれば、方向分割映像5a〜5f(方向分割映像A,B)の再生制御の構成を簡素化することができる。
ここで、上記した映像システム1の各機能部は、所定のプログラム200を実行させることにより機能をさせることができる。
すなわち、プログラム200は、映像システム1のコンピュータを、配信部2(配信システム2)、受信部10、および映像表示再生部30として機能させることができる。プログラム200は、映像システム1の記憶装置1Cに記憶されている。
次に、本発明の映像システム1におけるシステムのフローを図10のフローチャートに基づいて説明する。
すなわち、まずステップS10において、配信システム2がネットワーク通信回線NT1〜NT6を通じて分割映像5より詳しくは方向分割映像5a〜5fをそれぞれを配信する。
次に、ステップS20において、受信部10が、ステップS10で配信システム2からネットワーク通信回線NT1〜NT6を通じてそれぞれ配信された方向分割映像5a〜5fを受信する。
次いで、ステップS30において、映像表示再生部20が、ステップS20で受信した方向分割映像5a〜5fを並行して表示し再生する。より詳しくは、映像表示再生部30は、前方向分割映像5aは前方向の面20aに、後方向分割映像5bは後方向の面20bに、右方向分割映像5cは右方向の面20cに、左方向分割映像5dは左方向の面20dに、上方向分割映像5eは上方向の面20eに、下方向分割映像5fは下方向の面20fに、それぞれ表示して再生し、前方の面20aに表示される前方向分割映像5aは、他の面20b〜20fに表示される方向分割映像5b〜5fよりも相対的に大きく表示する。また、映像表示再生部30は、方向分割映像5a〜5fのそれぞれを、所定の再生時間間隔ΔT,ΔT´で区切りながら再生し、再生時間間隔ΔT,ΔT´のそれぞれにおける再生開始タイミングを一致させる。
続いて、ステップS40において、映像を視聴するユーザが座席25の背面側25aの傾斜角度を調整する。
以上説明したように、本実施形態によれば、映像表示再生部30により、分割映像5のそれぞれを複数の面20a〜20fのそれぞれに並行して表示し再生することができ、分割映像5にリアル感を創出することができる。
更に、複数の面20a〜20fは、視聴位置Xに対し前方の面20aを含むとともに、前方の面20aに表示される分割映像5は、他の面20b〜20fに表示される分割映像5よりも相対的に大きく表示することとしたので、前方の面20aに表示される分割映像5を相対的に大きくすることができる。
更にまた、複数の面20a〜20fは、視聴位置Xに対し後方の面20bを含むこととしたので、後方の面20bにも分割映像5を表示することができる。
また更に、映像表示再生部30は、分割映像5のそれぞれを、所定の再生時間間隔ΔT,ΔT´で区切りながら再生することとしたので、分割映像5間の再生時の時間的なずれXを抑制することができる。
また更に、映像表示再生部30は、異なる分割映像5の相互間において区切られた再生時間間隔ΔT,ΔT´のそれぞれにおける再生開始タイミングが一致するように再生することとしたので、配信時間T,T´(再生時間T,T´)のずれを再生時間間隔ΔT,ΔT´ごとに段階的に吸収することが可能となる。
また、視聴位置Xには、ユーザが座るための座席25が設けられ、座席25は、背面側25aの傾斜角度を調整可能より詳しくは背面側25aを後方に傾斜可能な構成とすることとしたので、ユーザは、背面側25aの傾斜角度を調整した状態で上方や後方の分割映像5を視聴することが可能となる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、種々の変形実施、応用実施が可能であることは勿論である。
すなわち、上述した実施形態にあっては、座席25は、背面側25aの傾斜角度を調整可能とすることとしているが、これに加えて図11に示すように、座席25は、所定の水平面に沿った回転角度を調整可能とすることとしてもよい(図11では、回転角度を調整した後の座席40の位置を点線で示している)。この場合にあっては、ユーザは、側方や後方の分割映像5を視聴することができる。
また、座席25の背面側25aの傾斜角度や座席25の水平面に沿った回転角度に応じて視聴位置Xに対し実質的に前方の面20aとなる面においても、表示される分割映像5を他の面20b〜20fに表示される分割映像5よりも相対的に大きくすることとしてもよい(例えば、座席25の背面側25aを後方に大きく傾斜させた場合には、座席25に座ったユーザは、上方の面20eと対向することとなり、上方の面20eが実質的に前方の面となり、以下、下方の面20fが実質的に後方の面、後方の面20bが実質的に上方の面、前方の面20aが実質的に下方の面、右方の面20cはそのまま右方の面、左方の面20dはそのまま左方の面となり、座席25を水平面に沿って時計回りに90度回転させて、座席25に座ったユーザが右方の面20cと対向することとなった場合には、右方の面20cが実質的に前方の面となり、以下、左方の面20dが実質的に後方の面、上方の面20eはそのまま上方の面、下方の面20fはそのまま下方の面、後方の面20bが実質的に右方の面、前方の面20aが実質的に左方の面となる)。
この場合にあっては、映像表示システム3には、図12に示すように、更に、背面側25aの傾斜角度や座席25の回転角度を測定する角度測定器40を有するとともに、角度測定器40により測定された座席25の角度に応じて座席25が対向する面すなわち実質的に前方の面20aとなる面を演算する前方面演算部50を有し、映像表示再生部30は、前方面演算部50により演算された実質的に前方の面20aとなる面に表示される分割映像5を実質的に他の面20b〜20fとなる面よりも相対的に大きく表示する構成とすることができる(図13に示すように、映像表示システム3は、角度測定器40により傾斜角度や回転角度を測定するステップ(ステップS50)、前方面演算部50により実質的に前方の面20aを演算するステップ(ステップS60)、映像表示再生部30により実質的に前方の面20aとなる面の分割映像5を実質的に他の面20b〜20fとなる面よりも相対的に大きく表示するステップ(ステップ70)を更に含む)。
また、上述した実施形態にあっては、映像表示再生部30は、異なる方向分割映像5a〜5fの相互間において区切られた再生時間間隔ΔT,ΔT´のそれぞれにおける再生開始タイミングが一致するように再生することとしているが、例えば、各方向分割映像5a〜5fのそれぞれにおいて配信時間T,T´(再生時間T,T´)が同一の時間で配信のタイミングのみがずれた場合には、映像表示再生部30は、再生時間間隔ΔT,ΔT´に区切ることなく、単に異なる方向分割映像5a〜5fの相互間において最初の再生開始タイミング(図9(b)のt1)のみが一致するように再生することとすればよい。
NT:ネットワーク通信回線
NT:第1のネットワーク通信回線
NT:第2のネットワーク通信回線
NT:第3のネットワーク通信回線
NT:第4のネットワーク通信回線
NT:第5のネットワーク通信回線
NT:第6のネットワーク通信回線
T,T´:配信時間
t1〜t4:再生開始時間
ΔT,ΔT´:再生時間間隔
X:視聴位置
Y,ΔY:ずれ
1:映像システム
1A:バス
1B:中央処理装置
1C:記憶装置
1D:入力装置
1E:表示装置
2:配信システム
3:映像表示システム
3a:第1の映像表示端末
3b:第2の映像表示端末
3c:第3の映像表示端末
3d:第4の映像表示端末
3e:第5の映像表示端末
3f:第6の映像表示端末
4:映像
5:分割映像
5a:前方向分割映像
5b:後方向分割映像
5c:右方向分割映像
5d:左方向分割映像
5e:上方向分割映像
5f:下方向分割映像
10:受信部
20:表示面
20a:前方の面
20b:後方の面
20c:右方向の面
20d:左方向の面
20e:上方向の面
20f:下方向の面
25:座席
25a:背面側
25b:座面側
30:映像表示再生部
40:角度測定器
50:前方面演算部
200:プログラム

Claims (13)

  1. 映像を分割した分割映像を表示する映像システムであって、
    前記分割映像を複数の面に並行して表示し再生する映像表示再生部を有することを特徴とする映像システム。
  2. 前記複数の面は、前記分割映像を視聴するユーザの視聴位置を向くように設定されるとともに、
    前記分割映像は、前記分割する前の映像を、前記視聴位置を向く方向に対応させて分割した映像とし、
    前記映像表示再生部は、前記視聴位置に向く方向に対応させて前記分割映像を前記複数の面に並行して表示し再生させることを特徴とする請求項1に記載の映像システム。
  3. 前記複数の面は、前記視聴位置に対し前方向の面を含むとともに、
    前記前方向の面に表示される前記分割映像は、他の前記面に表示される前記分割映像よりも相対的に大きく表示することを特徴とする請求項2に記載の映像システム。
  4. 前記複数の面は、前記視聴位置に対し後方向の面を含むことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の映像システム。
  5. 前記映像表示再生部は、前記分割映像を、所定の再生時間間隔で区切りながら再生することを特徴とする請求項1に記載の映像システム。
  6. 前記映像表示再生部は、異なる前記分割映像の相互間において再生開始タイミングが一致するように再生することを特徴とする請求項1に記載の映像システム。
  7. 前記視聴位置には、前記ユーザが座るための座席が設けられ、前記座席は、背面側の傾斜角度を調整可能とすることを特徴とする請求項2に記載の映像システム。
  8. 前記座席は、前記背面側を後方に傾斜可能な構成とすることを特徴とする請求項7に記載の映像システム。
  9. 前記座席は、所定の水平面に沿った回転角度を調整可能とすることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の映像システム。
  10. 前記座席の角度に応じて前記前方の面を演算する前方面演算部を有することを特徴とする請求項7〜請求項9のいずれか一項に記載の映像システム。
  11. 前記映像は、実際に撮影されたリアル映像とすることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の映像システム。
  12. 映像を分割した分割映像を表示する映像システムのコンピュータを、
    前記分割映像を複数の面における前記複数の面に並行して表示し再生する映像表示再生部として機能させることを特徴とするプログラム。
  13. 請求項12に記載されたプログラムを記憶することを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。

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