JP2021086910A - スイッチング素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 メイン領域とセンス領域を有するスイッチング素子において、アバランシェ耐量を向上させる技術を提供する。【解決手段】 スイッチング素子は、メイン領域と、メイン領域よりも面積が小さいセンス領域を有する半導体基板を備える。メイン領域とセンス領域のそれぞれが、ゲート絶縁膜に接しているソース領域と、ソース領域の下側でゲート絶縁膜に接しているボディ領域と、ボディ領域の下側でゲート絶縁膜に接しているドリフト領域と、トレンチの底面においてゲート絶縁膜に接している底部領域と、トレンチの側面においてゲート絶縁膜に接しており、ボディ領域と底部領域を接続している複数の接続領域、を有する。メイン領域とセンス領域のそれぞれにおいて、複数の接続領域が、間隔を空けて配置されており、センス領域内における接続領域の間隔が、メイン領域内における接続領域の間隔よりも狭い。【選択図】図6

Description

本明細書に開示の技術は、スイッチング素子に関する。
特許文献1に開示のスイッチング素子は、メイン領域と、メイン領域よりも面積が小さいセンス領域を有する半導体基板を備えている。このスイッチング素子は、メイン領域内とセンス領域内のそれぞれに、半導体基板の上面に設けられたトレンチと、トレンチの内面を覆うゲート絶縁膜と、トレンチ内に配置されたゲート電極を有している。メイン領域とセンス領域のそれぞれには、n型のソース領域と、p型のボディ領域と、n型のドリフト領域が設けられている。ソース領域は、ゲート絶縁膜に接している。ボディ領域は、ソース領域の下側でゲート絶縁膜に接している。ドリフト領域は、ボディ領域の下側でゲート絶縁膜に接している。
特開2015−167208号公報
特許文献1のスイッチング素子では、センス領域の面積がメイン領域よりも小さい。センス領域の面積が小さいので、センス領域でアバランシェ降伏が生じると、アバランシェ電流の密度が高くなり、センス領域に大きな負荷が加わる。このため、特許文献1のスイッチング素子は、アバランシェ耐量が低い。本明細書は、メイン領域とセンス領域を有するスイッチング素子において、アバランシェ耐量を向上させる技術を提供する。
トレンチを有するスイッチング素子の技術分野では、トレンチの下端近傍に電界が集中することを抑制するために、半導体基板の内部に、p型の底部領域とp型の接続領域を設ける技術が知られている。底部領域は、トレンチの底面においてゲート絶縁膜に接する領域である。接続領域は、トレンチの側面においてゲート絶縁膜に接しており、ボディ領域と底部領域を接続する領域である。底部領域と接続領域を設けることにより、スイッチング素子がオフするときに底部領域からドリフト領域に向かって空乏層が広がり、トレンチの下端に電界が集中することが抑制される。本発明者らは、底部領域及び接続領域を利用して、スイッチング素子のアバランシェ耐量を向上させることができることを見出した。本明細書が開示するスイッチング素子は、以下の構成を有する。
本明細書が開示するスイッチング素子は、半導体基板と、トレンチと、ゲート絶縁膜と、ゲート電極を備える。前記半導体基板は、メイン領域と、前記メイン領域よりも面積が小さいセンス領域を有する。前記トレンチは、前記メイン領域内と前記センス領域内の前記半導体基板の上面に設けられている。前記ゲート絶縁膜は、前記メイン領域内と前記センス領域内の前記トレンチの内面を覆っている。前記ゲート電極は、前記メイン領域内と前記センス領域内の前記トレンチ内に配置されており、前記ゲート絶縁膜によって前記半導体基板から絶縁されている。前記メイン領域と前記センス領域のそれぞれが、ソース領域と、ボディ領域と、ドリフト領域と、底部領域と、複数の接続領域を有している。前記ソース領域は、前記ゲート絶縁膜に接しているn型領域である。前記ボディ領域は、前記ソース領域の下側で前記ゲート絶縁膜に接しているp型領域である。前記ドリフト領域は、前記ボディ領域の下側で前記ゲート絶縁膜に接しているn型領域である。前記底部領域は、前記トレンチの底面において前記ゲート絶縁膜に接しているp型領域である。前記複数の接続領域は、前記トレンチの側面において前記ゲート絶縁膜に接しており、前記ボディ領域と前記底部領域を接続しているp型領域である。前記メイン領域と前記センス領域のそれぞれにおいて、前記複数の接続領域が、間隔を空けて配置されている。前記センス領域内における前記接続領域の前記間隔が、前記メイン領域内における前記接続領域の前記間隔よりも狭い。
なお、本明細書において、スイッチング素子は、FET(Field-Effect Transistor)であってもよいし、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)であってもよい。スイッチング素子がIGBTである場合には、上記ソース領域がエミッタ領域と呼ばれる場合がある。
本明細書に開示のスイッチング素子では、アバランシェ降伏が発生したときに、アバランシェ電流が、底部領域と接続領域を介してボディ領域へ向かって流れる。すなわち、底部領域と接続領域が、アバランシェ電流の経路として機能することができる。上記のスイッチング素子では、センス領域内における接続領域の間隔が、メイン領域内における接続領域の間隔よりも狭い。すなわち、センス領域ではメイン領域よりも接続領域の密度が高い。このため、センス領域においてアバランシェ降伏が生じても、アバランシェ電流が流れることができる領域が広く、センス領域に加わる負荷を低減することができる。したがって、このスイッチング素子は、アバランシェ耐量が高い。
実施例のMOSFETの上面図。 実施例のMOSFETのメイン領域における拡大上面図。 図2のIII−III線における断面図。 図2のIV−IV線における断面図。 図2のV−V線における断面図。 実施例のMOSFETのセンス領域における拡大上面図。 図6のVII−VII線における断面図。
(実施例)
図1〜7は、実施例のMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)10を示している。MOSFET10は、半導体基板12と、電極、絶縁層等を有している。半導体基板12は、例えば、SiC(炭化シリコン)によって構成されている。図1に示すように、半導体基板12は、メイン領域14と、センス領域16を有している。メイン領域14とセンス領域16の双方に、複数のMOSFET構造が形成されている。センス領域16の面積は、メイン領域14の面積よりも小さい。メイン領域14を流れる電流とセンス領域16を流れる電流の比は、メイン領域14とセンス領域16の面積比と略同じである。このため、センス領域16を流れる電流値を測定することにより、メイン領域14を流れる電流値を算出することができる。
図2〜5は、メイン領域14の構造を示している。なお、図2では、半導体基板12の上面12aよりも上側の構成(電極、絶縁層等)の図示を省略している。図2〜図5に示すように、半導体基板12の上面12aには、トレンチ22が設けられている。図2に示すように、トレンチ22は、複数の第1トレンチ22aと、複数の第2トレンチ22bを有している。各第1トレンチ22aは、x方向に直線状に長く伸びている。各第1トレンチ22aは、y方向に間隔を空けて配列されている。各第2トレンチ22bは、y方向に直線状に伸びている。各第2トレンチ22bは、x方向に間隔を空けて配列されている。各第2トレンチ22bは、第1トレンチ22aと交差し、第1トレンチ22aを互いに接続している。すなわち、トレンチ22は、平面視すると、格子状に設けられている。
図3〜図5に示すように、トレンチ22の内面は、ゲート絶縁膜24によって覆われている。トレンチ22の内部には、ゲート電極26が配置されている。ゲート電極26は、ゲート絶縁膜24の表面を覆っている。ゲート電極26の上面は、層間絶縁膜28によって覆われている。
メイン領域14内の半導体基板12の上面12aには、メインソース電極70が設けられている。メインソース電極70は、層間絶縁膜28が設けられていない部分で半導体基板12の上面12aに接している。メインソース電極70は、層間絶縁膜28によってゲート電極26から絶縁されている。半導体基板12の下面12bには、ドレイン電極74が設けられている。ドレイン電極74は、半導体基板12の下面12bに接している。
図3〜図5に示すように、メイン領域14の半導体基板12の内部には、複数のソース領域30、ボディ領域32、ドリフト領域34、ドレイン領域35、底部領域36、及び、複数の接続領域38が設けられている。
各ソース領域30は、n型領域である。図3及び図5に示すように、各ソース領域30は、半導体基板12の上面12aに露出する位置に配置されている。各ソース領域30は、メインソース電極70にオーミック接触している。各ソース領域30は、トレンチ22の短手方向の側面において、ゲート絶縁膜24に接している。各ソース領域30は、トレンチ22の上端部において、ゲート絶縁膜24に接している。
ボディ領域32は、p型領域である。図3及び図5に示すように、ボディ領域32は、各ソース領域30に接している。ボディ領域32は、2つのソース領域30に挟まれた範囲から各ソース領域30の下側まで伸びている。ボディ領域32は、コンタクト領域32aとメインボディ領域32bを有している。コンタクト領域32aは、メインボディ領域32bよりも高いp型不純物濃度を有している。コンタクト領域32aは、2つのソース領域30に挟まれた範囲に配置されている。コンタクト領域32aは、メインソース電極70にオーミック接触している。メインボディ領域32bは、ソース領域30とコンタクト領域32aの下側に配置されている。メインボディ領域32bは、トレンチ22の側面において、ゲート絶縁膜24に接している。メインボディ領域32bは、ソース領域30の下側でゲート絶縁膜24に接している。また、図4に示すように、メインボディ領域32bは、第2トレンチ22bの長手方向の側面においてもゲート絶縁膜24に接している。
ドリフト領域34は、n型領域である。ドリフト領域34は、ボディ領域32の下側に配置されており、ボディ領域32によってソース領域30から分離されている。ドリフト領域34は、後述する接続領域38が設けられていない部分で、トレンチ22の側面において、ゲート絶縁膜24に接している。ドリフト領域34は、ボディ領域32の下側でゲート絶縁膜24に接している。
ドレイン領域35は、n型領域である。ドレイン領域35は、ドリフト領域34よりも高いn型不純物濃度を有している。ドレイン領域35は、ドリフト領域34の下側に配置されている。ドレイン領域35は、半導体基板12の下面12bに露出している。ドレイン領域35は、ドレイン電極74にオーミック接触している。
底部領域36は、p型領域である。底部領域36は、トレンチ22の底面に露出する範囲に配置されている。底部領域36は、トレンチ22の底面において、ゲート絶縁膜24に接している。図3〜図5に示すように、底部領域36は、各トレンチ22a、22bの底面に沿って伸びている。すなわち、底部領域36は、平面視すると、格子状に設けられている。底部領域36の周囲は、ドリフト領域34に囲まれている。接続領域38が形成されている箇所を除いて、底部領域36は、ドリフト領域34によってボディ領域32から分離されている。
各接続領域38は、p型領域である。図2及び図4に示すように、各第2トレンチ22bの長手方向の両端部(y方向の両端部)に、接続領域38が設けられている。各接続領域38は、トレンチ22の側面において、ゲート絶縁膜24に接している。各接続領域38は、トレンチ22の側面に沿ってz方向に伸びている。各接続領域38の上端は、メインボディ領域32bに接続されている。各接続領域38の下端は、底部領域36に接続されている。すなわち、接続領域38によって、ボディ領域32と底部領域36が接続されている。
図6は、センス領域16におけるMOSFET10の拡大上面図である。図6も図2と同様に、半導体基板12の上面12aよりも上側の構成(電極、絶縁層等)の図示を省略している。センス領域16は、第2トレンチ22b及び接続領域38の構成がメイン領域14と異なっている。
図6及び図7に示すように、センス領域16内における第2トレンチ22bの間隔d3は、メイン領域14内における第2トレンチ22bの間隔d1(図2、図5参照)よりも狭い。すなわち、センス領域16では、メイン領域14よりも狭い間隔で、各第2トレンチ22bが配列されている。換言すると、センス領域16では、平面視において、隣接する2つの第1トレンチ22aと隣接する2つの第2トレンチ22bにより区画される領域の面積がメイン領域14よりも小さい。センス領域16内のトレンチ22内には、メイン領域14内のトレンチ22内と同様に、ゲート絶縁膜24とゲート電極26が設けられている。
センス領域16内には、メイン領域14内と略同様に、ソース領域30、ボディ領域32、ドリフト領域34、ドレイン領域35、及び、底部領域36が設けられている。
センス領域16においても、各第2トレンチ22bの長手方向の両端部(y方向の両端部)に、接続領域38が設けられている。上述したように、センス領域16内では、メイン領域14内よりも、第2トレンチ22bの間隔が狭い。このため、センス領域16内における接続領域38の間隔d4は、メイン領域14内における接続領域38の間隔d2(図2参照)よりも狭い。すなわち、センス領域16では、メイン領域14よりも狭い間隔で、複数の接続領域38が設けられている。換言すると、センス領域16では、メイン領域14と比較して、接続領域38の密度が高い。
また、図7に示すように、センス領域16内の半導体基板12の上面12aには、センスソース電極72が設けられている。センスソース電極72は、メイン領域14内のメインソース電極70から分離されている。センスソース電極72は、層間絶縁膜28が設けられていない部分で半導体基板12の上面12aに接している。センスソース電極72は、層間絶縁膜28によってゲート電極26から絶縁されている。センス領域16では、ソース領域30及びメインボディ領域32bが、半導体基板12の上面12aに露出する範囲でセンスソース電極72にオーミック接触している。センス領域16内の半導体基板12の下面12bには、ドレイン電極74が設けられている。センス領域16内のドレイン電極74は、メイン領域14内のドレイン電極74と繋がっている。
MOSFET10の使用時には、MOSFET10と負荷(例えば、モータ)と電源が直列に接続される。MOSFET10と負荷の直列回路に対して、電源電圧が印加される。MOSFET10のドレイン側(ドレイン電極74)がソース側(メインソース電極70、センスソース電極72)よりも高電位となる向きで、電源電圧が印加される。ゲート電極26にゲートオン電位(ゲート閾値よりも高い電位)を印加すると、ゲート絶縁膜24に接する範囲のメインボディ領域32bにチャネル(反転層)が形成され、MOSFET10がオンする。ゲート電極26にゲートオフ電位(ゲート閾値以下の電位)を印加すると、チャネルが消失し、MOSFET10がオフする。
MOSFET10がオフする際に、アバランシェ降伏が生じる場合がある。MOSFET10では、センス領域16の面積がメイン領域14の面積よりも小さい。センス領域16の面積が小さいので、センス領域16でアバランシェ降伏が生じると、アバランシェ電流の密度が高くなり、センス領域16に大きな負荷が加わる。本実施例のMOSFET10は、底部領域36と接続領域38が設けられている。このため、アバランシェ電流が、底部領域36と接続領域38を介してボディ領域32へ向かって流れる。すなわち、底部領域36と接続領域38が、アバランシェ電流の経路として機能する。特に、本実施例のMOSFETでは、センス領域16内における接続領域38の間隔d4が、メイン領域14内における接続領域38の間隔d2よりも狭い。すなわち、センス領域16では、メイン領域14よりも接続領域38の密度が高い。このため、センス領域16においてアバランシェ降伏が生じても、アバランシェ電流が流れることができる領域が広い。その結果、センス領域16内におけるアバランシェ電流の密度が低減され、センス領域16に加わる負荷を低減することができる。
さらに、本実施例のMOSFET10では、センス領域16内における第2トレンチ22bの間隔d3が、メイン領域14内における第2トレンチ22bの間隔d1よりも狭い。すなわち、センス領域16では、メイン領域14よりもトレンチ22の密度が高い。したがって、センス領域16では、メイン領域14よりも底部領域36の密度が高い。このため、センス領域16では、MOSFET10がオフしたときに、ドリフト領域34内に空乏層が広がり易く、トレンチ22の下端近傍に電界が集中し難い。その結果、センス領域16よりもメイン領域14で先にアバランシェ降伏が生じ易い。メイン領域14は面積が大きいので、メイン領域14でアバランシェ降伏が生じても、アバランシェ電流の密度が高くなり難い。このため、メイン領域14でアバランシェ降伏が生じても、メイン領域14にはそれほど大きな負荷が加わらない。以上のように、本実施例のMOSFET10によれば、センス領域16に加わる負荷を低減することができ、アバランシェ耐量が高いスイッチング素子を実現することができる。
上述した実施例では、各第2トレンチ22bの長手方向の端部に接続領域38が設けられていたが、これに限られない。センス領域16内における接続領域38の間隔d3が、メイン領域14内における接続領域38の間隔d1よりも狭くなるような構成であれば、各接続領域38はどのような位置(例えば、第2トレンチ22bの短手方向の側面等)に設けられてもよい。また、上述した実施例において、第2トレンチ22bは設けられていなくてもよい。
また、上述した実施例では、MOSFETについて説明したが、IGBTに本明細書に開示の技術を適用してもよい。n型のドレイン領域35をp型領域に代えることによって、IGBTの構造を得ることができる。
本明細書が開示する技術要素を以下に記載する。本明細書が開示する一例の構成では、トレンチが、複数の第1トレンチと、複数の第1トレンチを互いに接続する複数の第2トレンチを有してもよい。複数の第2トレンチの長手方向の端部のそれぞれに、接続領域が設けられてもよい。センス領域内における第2トレンチの間隔が、メイン領域内における第2トレンチの間隔よりも狭くてもよい。
このような構成では、センス領域では、メイン領域よりもトレンチの密度が高い。このため、センス領域では、スイッチング素子がオフしたときに、ドリフト領域内に空乏層が広がり易く、トレンチの下端近傍に電界が集中し難い。その結果、センス領域よりもメイン領域で先にアバランシェ降伏が生じ易い。メイン領域は面積が大きいので、メイン領域でアバランシェ降伏が生じても、メイン領域にはそれほど大きな負荷が加わらない。このため、センス領域に加わる負荷を低減することができ、アバランシェ耐量を向上させることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:MOSFET
12:半導体基板
12a:上面
12b:下面
14:メイン領域
16:センス領域
22:トレンチ
22a:第1トレンチ
22b:第2トレンチ
24:ゲート絶縁膜
26:ゲート電極
28:層間絶縁膜
30:ソース領域
32:ボディ領域
32a:コンタクト領域
32b:メインボディ領域
34:ドリフト領域
35:ドレイン領域
36:底部領域
38:接続領域
70:メインソース電極
72:センスソース電極
74:ドレイン電極

Claims (2)

  1. スイッチング素子であって、
    メイン領域と、前記メイン領域よりも面積が小さいセンス領域を有する半導体基板と、
    前記メイン領域内と前記センス領域内の前記半導体基板の上面に設けられたトレンチと、
    前記メイン領域内と前記センス領域内の前記トレンチの内面を覆っているゲート絶縁膜と、
    前記メイン領域内と前記センス領域内の前記トレンチ内に配置されており、前記ゲート絶縁膜によって前記半導体基板から絶縁されているゲート電極、
    を備え、
    前記メイン領域と前記センス領域のそれぞれが、
    前記ゲート絶縁膜に接しているn型のソース領域と、
    前記ソース領域の下側で前記ゲート絶縁膜に接しているp型のボディ領域と、
    前記ボディ領域の下側で前記ゲート絶縁膜に接しているn型のドリフト領域と、
    前記トレンチの底面において前記ゲート絶縁膜に接しているp型の底部領域と、
    前記トレンチの側面において前記ゲート絶縁膜に接しており、前記ボディ領域と前記底部領域を接続しているp型の複数の接続領域、
    を有しており、
    前記メイン領域と前記センス領域のそれぞれにおいて、前記複数の接続領域が、間隔を空けて配置されており、
    前記センス領域内における前記接続領域の前記間隔が、前記メイン領域内における前記接続領域の前記間隔よりも狭い、
    スイッチング素子。
  2. 前記トレンチが、
    複数の第1トレンチと、
    前記複数の第1トレンチを互いに接続する複数の第2トレンチ、
    を有し、
    前記複数の第2トレンチの長手方向の端部のそれぞれに、前記接続領域が設けられており、
    前記センス領域内における前記第2トレンチの間隔が、前記メイン領域内における前記第2トレンチの間隔よりも狭い、
    請求項1に記載のスイッチング素子。
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