JP2021085331A - 回転式ポンプ - Google Patents

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【課題】ポンプ室の過圧縮による異音の発生を適切に抑制することができる回転式ポンプを提供する。【解決手段】本発明は、インナーロータ3及びアウターロータ4の軸方向一方側において、吸入路91とポンプ室5とが連通する吸入位置Z1にあるポンプ室5と、吐出路92とポンプ室5とが連通する吐出位置Z2にあるポンプ室5と、ポンプ室5が吸入路91及び吐出路92のいずれにも連通しない密閉位置Z3にあるポンプ室5とを区画するシール部材6を備え、シール部材6は、密閉位置Z3にあるポンプ室5の液圧が吐出路92の液圧よりも所定圧以上高くなった場合に、密閉位置Z3にあるポンプ室5を吐出路92に連通させる圧力解放機構8を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、回転式ポンプに関する。
回転式ポンプは、インナーロータの外歯とアウターロータの内歯とがポンプ室を形成しつつかみ合って構成される、いわゆるギヤポンプである。回転式ポンプの構成は、例えば特開2008−267236号公報、特開2017−180208号公報、及び特開2018−145867号公報に記載されている。これらの回転式ポンプでは、異音(ポンプノイズ)の低減が課題となっている。
特開2008−267236号公報 特開2017−180208号公報 特開2018−145867号公報
ここで、ポンプ効率を向上させるためにポンプ室のシール性を高めるほど、ポンプ室が過圧縮されて想定よりも高圧になりやすくなる。過圧縮されたポンプ室と吐出路とが連通すると、ポンプ室から吐出路に急激にフルードが流出し、異音が発生する。このようなポンプ室が過圧縮された場合の異音の抑制に関して、上記回転式ポンプの構成には改善の余地がある。
本発明の目的は、ポンプ室の過圧縮による異音の発生を適切に抑制することができる回転式ポンプを提供することである。
本発明の回転式ポンプは、駆動軸が取り付けられたインナーロータと、アウターロータと、前記インナーロータの外歯と前記アウターロータの内歯とのかみ合いの隙間により形成される複数のポンプ室と、を備え、前記駆動軸の回転により前記ポンプ室の容積が変化することで、フルードを吸入路から吸入し吐出路に吐出する回転式ポンプであって、前記インナーロータ及び前記アウターロータの軸方向一方側において、前記吸入路と前記ポンプ室とが連通する吸入位置にある前記ポンプ室と、前記吐出路と前記ポンプ室とが連通する吐出位置にある前記ポンプ室と、前記ポンプ室が前記吸入路及び前記吐出路のいずれにも連通しない密閉位置にある前記ポンプ室とを区画するシール部材を備え、前記シール部材は、前記密閉位置にある前記ポンプ室の液圧が前記吐出路の液圧よりも所定圧以上高くなった場合に、前記密閉位置にある前記ポンプ室を前記吐出路に連通させる圧力解放機構を備える。
本発明によれば、密閉位置にあるポンプ室の液圧が吐出路の液圧よりも所定圧以上高い場合に、当該高圧のポンプ室が吐出位置に到達する前に、密閉位置においてポンプ室と吐出路が連通する。これにより、密閉位置でポンプ室が過圧縮された場合、密閉位置においてフルードがポンプ室から吐出路に流出し、ポンプ室の液圧が低下する。つまり、圧力解放機構により、密閉位置にあるポンプ室の過圧縮状態は解消される。したがって、ポンプ室の過圧縮による吐出位置での異音が抑制される。また、ポンプ室の液圧が規定値を超えない限り圧力解放機構が作動しないため、ポンプ室の液圧の不要な低下は生じない。このように、本発明によれば、ポンプ室の過圧縮による異音の発生を適切に抑制することができる。
本実施形態の回転式ポンプの構成図である。 本実施形態のインナーロータ及びアウターロータを軸方向に見た構成図である。 本実施形態のインナーロータ及びアウターロータを軸方向に見た構成図である。 本実施形態の回転式ポンプの構成図である。 本実施形態の回転式ポンプを軸方向一方側から見た構成図である。 本実施形態の圧力解放機構の別例を示す概念図である。 本実施形態の圧力解放機構の別例を示す概念図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。説明に用いる各図は概念図である。例えば図1ではシール部材等の詳細形状の表示は省略されている。また、断面図においては、環状部材によって紙面奥側に見えるべき線が省略されている場合がある。
本実施形態の回転式ポンプ1は、内接型ギヤポンプ(トロコイドポンプ)である。回転式ポンプ1は、図1及び図2に示すように、駆動軸2が取り付けられたインナーロータ3と、アウターロータ4と、複数のポンプ室5と、シール部材6と、を備えている。回転式ポンプ1は、ハウジング10の凹部内に組み付けられている。
本実施形態において、ハウジング10内には、さらに回転式ポンプ1と同様の構成の回転式ポンプ1Aが組み付けられている。回転式ポンプ1、1Aは、例えば、ブレーキアクチュエータに適用される。この場合、回転式ポンプ1が第1配管系統のポンプとして機能し、回転式ポンプ1Aが第2配管系統のポンプとして機能する。以下、説明における「軸方向」は、駆動軸2の軸方向を意味する。
駆動軸2は、駆動源であるモータ20の駆動力によって回転するシャフト部材である。駆動軸2は、モータ20の駆動力を伝達可能にインナーロータ3に取り付けられている。駆動軸2は、ハウジング10に設けられた第1ベアリング11及び第2ベアリング12により回転可能に支持されている。第1ベアリング11はシリンダ71内に配置され、第2ベアリング12はプラグ72内に配置されている。
駆動軸2は、シリンダ71及びプラグ72内に配置されている。シリンダ71とプラグ72は、同軸的に配置され、軸方向への圧入により一体化されている。ハウジング10、シリンダ71、及びプラグ72は、回転式ポンプ1、1Aを収容する収容部といえる。また、ハウジング10内には、複数のシール部材73、74、75、76、77、78が配置されている。
インナーロータ3は、外周面に外歯31を有する環状の金属製ギヤ部材(インナーギヤとも呼ばれる)である。上記のように、インナーロータ3には、駆動軸2が取り付けられている。アウターロータ4は、内周面に内歯41を有する環状の金属製ギヤ部材(アウターギヤとも呼ばれる)である。アウターロータ4は、インナーロータ3の外周側に配置されている。複数のポンプ室5は、インナーロータ3の外歯31とアウターロータ4の内歯41とのかみ合いの隙間により形成されている。
回転式ポンプ1は、駆動軸2の回転により各ポンプ室5の容積が変化することで、フルードを吸入路91から吸入し吐出路92に吐出する。吸入路91及び吐出路92は、ハウジング10に形成されている。各ポンプ室5は、軸方向一方側においてシール部材6によりシールされ、軸方向他方側においてシリンダ71の端面によりシールされている。
シール部材6は、図1及び図3に示すように、インナーロータ3及びアウターロータ4の軸方向一方側において、吸入位置Z1にあるポンプ室5と、吐出位置Z2にあるポンプ室5と、密閉位置Z3にあるポンプ室5とを区画している。吸入位置Z1は、吸入路91とポンプ室5とが連通する位置(領域)である。吐出位置Z2は、吐出路92とポンプ室5とが連通する位置(領域)である。密閉位置Z3は、ポンプ室5が吸入路91及び吐出路92のいずれにも連通しない位置(領域)である。このように、シール部材6は、インナーロータ3及びアウターロータ4の軸方向一方側において、吸入路91に接続されたポンプ室5と、吐出路92に接続されたポンプ室5と、吸入路91及び吐出路92のいずれにも接続されていないポンプ室5とを区画している。なお、位置Z4は、ポンプ室4の容積が0又は極小値となる位置であり、例えばポンプ室5が吸入路91及び吐出路92のいずれにも連通しない位置(領域)である。
シール部材6は、ハウジング10内において、インナーロータ3及びアウターロータ4の軸方向一方側に配置されている。シール部材6は、回転が制限されるように、ハウジング10に対して位置決めされている。シール部材6は、密閉位置Z3にあるポンプ室5の液圧が吐出路92の液圧よりも所定圧以上高くなった場合に、密閉位置Z3にあるポンプ室5を吐出路92に連通させる圧力解放機構8を備えている。圧力解放機構は、弁装置を備えるといえる。
(圧力解放機構の一例)
以下、シール部材6の構成例を説明しつつ、圧力解放機構8の具体例について説明する。本実施形態のシール部材6は、環状の金属部材と、当該金属部材をインナーロータ3及びアウターロータ4側に押圧する弾性部材と、を備えている。より詳細に、図4に示すように、本実施形態のシール部材6は、リングシール61と、金属プレート62と、Oリング63と、を備えている。
リングシール61は、インナーロータ3及びアウターロータ4の軸方向一端面に対向配置された環状の金属部材である。リングシール61の内周側には、駆動軸2が配置されている。リングシール61には、ポンプ室5をシールするために、ポンプ室5に対応する位置に軸方向他方に突出した突起シール部61aが設けられている。突起シール部61aの端面がインナーロータ3及びアウターロータ4に当接することで、各ポンプ室5の軸方向一方側に区画面(シール面)が形成される。また、突起シール部61aのみの当接により、リングシール61と各ロータ3、4との接触面積は小さくなり、ロータ3、4回転時の摺動抵抗の増大は抑制される。
また、リングシール61には、図5に示すように、吸入位置Z1にて吸入路91とポンプ室5とを連通させる複数の吸入孔611、及び吐出位置Z2にて吐出路92とポンプ室5とを連通させる複数の吐出孔612が設けられている。さらに、リングシール61には、密閉位置Z3にて吐出路92とポンプ室5とを連通させる流路613が設けられている。
流路613は、軸方向に形成された貫通孔613aと、貫通孔613aと密閉位置Z3のポンプ室5とを連通させる小流路613bとにより構成されている。密閉位置Z3にあるポンプ室5に対向する突起シール部61aは、ポンプ室5の径方向内側部分のみを区画するように構成されている。つまり、突起シール部61aは、軸方向一方において、密閉位置Z3にあるポンプ室5の一部だけを被覆するように形成されている。これにより、密閉位置Z3にあるポンプ室5が、突起シール部61aで被覆されていない部分を介して、リングシール61とアウターロータ4との隙間(小流路613b)及び貫通孔613aに連通する。
金属プレート62は、リングシール61の軸方向一端面に取り付けられた環状の金属部材である。金属プレート62は、リングシール61に対して相対回転しないように位置決め固定されている。金属プレート62の内周側には、駆動軸2が配置されている。金属プレート62は、薄膜の金属板であって、リングシール61よりも薄く形成されている。金属プレート62には、吸入孔611及び吐出孔612を被覆しないように、開口部621、622が形成されている。
また、金属プレート62には、流路613を閉鎖又は開放するリード弁623が形成されている。リード弁623は、金属プレート62に切り込みを入れて形成されている。リード弁623は、力が加わっていない状態で、流路613を閉鎖(閉弁)している。リード弁623は、流路613から受ける押圧力が、吐出路92側から受ける押圧力及びリード弁623の変形への抵抗力の合計を超えると、軸方向一方側に変形して開弁する。
一方、リード弁623は、リングシール61の配置により軸方向他方には変形しないため、上記合計が流路613から受ける押圧力以上であっても、流路613の閉鎖(閉弁)が維持される。つまり、リード弁623は、流路613の液圧が吐出路92の液圧より高い場合の差圧による弾性変形によって、フルードの流路613から吐出路92への流動のみを許容する弁(ワンウェイバルブ)である。
リード弁623が流路613から受ける押圧力は、流路613に連通する密閉位置Z3にあるポンプ室5の液圧(以下「密閉ポンプ圧」ともいう)によって決まる。また、リード弁623が吐出路92側から受ける押圧力は、吐出路92の液圧(以下「吐出圧」ともいう)によって決まる。
また、リード弁623の変形への抵抗力(弾性力)は、リード弁623の剛性(変形しづらさの度合い)に基づいて決まる。リード弁623の剛性は、単位量変形させるのに必要な力であり、例えば材質や形状に基づいて決まる。リード弁623を開弁させるのに必要な圧力(差圧)は、例えばリード弁623の形状、材質、及びリード弁623と流路613との位置関係の少なくとも1つにより調整することができる。
リード弁623は、リード弁623の両面間の差圧(密閉ポンプ圧と吐出圧との差圧)と、リード弁623の弾性力とに基づいて、開閉動作する。リード弁623は、密閉ポンプ圧が吐出圧よりも所定圧以上高くなった場合に開弁し、流路613を介して密閉位置Z3にあるポンプ室5を吐出路92に連通させる。図5の例では、リード弁623の下端部が紙面手前側に持ち上がって開弁する。
Oリング63は、環状の弾性部材(ゴム部材)であって、金属プレート62の軸方向一方側に配置されている。Oリング63の内周側には、駆動軸2が配置されている。吸入孔611及び開口部621は、Oリング63で囲まれた領域(以下「低圧室」という)6Aに位置している。吐出孔612及び開口部622は、Oリング63で囲まれていない領域(以下「高圧室」という)6Bに位置している。
低圧室6Aは、駆動軸2、リングシール61、金属プレート62、Oリング63、及びハウジング10の端面により区画されている。低圧室6Aは、吸入路91に連通している。吸入路91は、低圧室6Aを介して吸入孔611に連通する。高圧室6Bは、リングシール61、金属プレート62、Oリング63、及びハウジング10の端面と内周面により区画されている。高圧室6Bは、吐出路92に連通している。吐出路92は、高圧室6Bを介して吐出孔612に連通する。
Oリング63は、低圧室6Aと高圧室6Bとの間をシールしている。回転式ポンプ1の作動により、吐出路92に接続された高圧室6Bの液圧は、吸入路91に接続された低圧室6Aの液圧よりも相対的に高くなる。リード弁623は、密閉ポンプ圧が高圧室6Bの液圧よりも所定圧以上高くなった場合に開弁するともいえる。
このように、本実施形態の圧力解放機構8は、リングシール61に形成された、密閉位置Z3にあるポンプ室5と吐出路92とを連通させる流路613と、流路613を閉鎖又は開放するリード弁623と、を備えている。本実施形態のリード弁623は、金属プレート62に設けられている。
(圧力解放機構の別例)
圧力解放機構8のリード弁は、金属プレート62にではなく、例えば、リングシール61の軸方向一端面に直接設けられてもよい。換言すると、リード弁の一端は、他端側が弾性変形可能に、流路613に対応するリングシール61の軸方向一端面に固定されてもよい。この構成によれば、金属プレート62は不要となる。
また、圧力解放機構8が持つ弁装置(弁機能)は、金属板によるリード弁だけでなく、例えばゴム部材やバネを利用した構成でもよい。例えば図6に示すように、弁装置は、リングシール61の軸方向一端面に配置されたゴム部材81で構成されてもよい。ゴム部材81は、ハウジング10の端面に固定され、密閉ポンプ圧が吐出圧よりも所定圧以上高くなった場合に、ゴム部材81の一部が弾性変形によりリングシール61から離間し、流路613と高圧室6B(吐出路92)とを連通させる。ゴム部材81は、例えばハウジング10の端面の凹部に格納されてもよい。ゴム部材81は、ゴム製のリード弁ともいえる。
また、図7に示すように、弁装置は、バネ82と弁体83とで構成されてもよい。弁体83は、流路613を閉鎖するように、バネ82により軸方向他方に付勢されている。弁体83は、密閉ポンプ圧が吐出圧よりも所定圧以上高くなった場合に、リングシール61から離間し、流路613と高圧室6B(吐出路92)とを連通させる。図6及び図7のような構成であっても、圧力解放機構8の弁機能は発揮される。
(本実施形態の効果)
本実施形態の構成によれば、密閉ポンプ圧が吐出圧よりも所定圧以上高い場合に、当該高圧のポンプ室5が吐出位置Z2に到達する前に、密閉位置Z3においてポンプ室5と吐出路92が連通する。これにより、密閉位置Z3でポンプ室5が過圧縮された場合、密閉位置Z3においてフルードがポンプ室5から吐出路92に流出し、ポンプ室5の液圧が低下する。つまり、圧力解放機構8により、密閉位置Z3にあるポンプ室5の過圧縮状態が解消される。したがって、ポンプ室5の過圧縮による吐出位置Z2での異音が抑制される。また、ポンプ室5の液圧が規定値を超えない限り圧力解放機構8が作動しないため、ポンプ室5の液圧の不要な低下は生じない。このように、本実施形態によれば、ポンプ室5が過圧縮された場合の異音の発生を適切に抑制することができる。圧力解放機構8があることで異音(過圧縮)が抑えられるため、シール部材6のシール性を高めて、ポンプ効率を高めることができる。
また、本実施形態の一例によれば、リングシール61が金属製であるため、高圧室6Bによるリングシール61の変形が抑制され、ロータへの接触が低減することにより、インナーロータ3及びアウターロータ4とシール部材6との摺動抵抗の増大は抑制される。また、当該一例のように、圧力解放機構8は、リングシール61に流路613を設け、流路613に対してリード弁623を設けるだけで実現することができる。つまり、吐出圧とリングシール61とを利用した圧力解放機構8によれば、部品点数の増大量は抑制される。また、リード弁623が金属プレート62に設けられている構成を採用することで、部品点数の増大を最小限に抑えつつ、容易にリード弁623を形成することができる。
(その他)
本発明は、上記実施形態に限られない。例えば回転式ポンプ1は、ブレーキアクチュエータ以外の装置にも適用可能である。また、金属プレート62に形成されるリード弁623の形状は、例えばC字状でもU字状でもよい。また、回転式ポンプ1Aにも圧力解放機構8を設けてもよい。また、回転式ポンプは、ハウジング10内に1つであってもよい。また、流路613は、小流路613bをなくし、密閉位置Z3にあるポンプ室5と吐出路92(高圧室6B)とを連通させるように形成された貫通孔613aのみで構成されてもよい。
1…回転式ポンプ、2…駆動軸、3…インナーロータ、4…インナーロータ、5…ポンプ室、6…シール部材、61…リングシール、613…流路、62…金属プレート、623…リード弁、8…圧力解放機構、91…吸入路、92…吐出路。

Claims (3)

  1. 駆動軸が取り付けられたインナーロータと、アウターロータと、前記インナーロータの外歯と前記アウターロータの内歯とのかみ合いの隙間により形成される複数のポンプ室と、を備え、前記駆動軸の回転により前記ポンプ室の容積が変化することで、フルードを吸入路から吸入し吐出路に吐出する回転式ポンプであって、
    前記インナーロータ及び前記アウターロータの軸方向一方側において、前記吸入路と前記ポンプ室とが連通する吸入位置にある前記ポンプ室と、前記吐出路と前記ポンプ室とが連通する吐出位置にある前記ポンプ室と、前記ポンプ室が前記吸入路及び前記吐出路のいずれにも連通しない密閉位置にある前記ポンプ室とを区画するシール部材を備え、
    前記シール部材は、前記密閉位置にある前記ポンプ室の液圧が前記吐出路の液圧よりも所定圧以上高くなった場合に、前記密閉位置にある前記ポンプ室を前記吐出路に連通させる圧力解放機構を備える回転式ポンプ。
  2. 前記シール部材は、前記インナーロータ及び前記アウターロータの軸方向一端面に対向配置された環状の金属部材であるリングシールを備え、
    前記圧力解放機構は、
    前記リングシールに形成された、前記密閉位置にある前記ポンプ室と前記吐出路とを連通させる流路と、
    前記流路を閉鎖又は開放するリード弁と、
    を備える請求項1に記載の回転式ポンプ。
  3. 前記シール部材は、前記リングシールの軸方向一端面に取り付けられた環状の金属プレートを備え、
    前記リード弁は、前記金属プレートに設けられている請求項2に記載の回転式ポンプ。
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