JP2021074421A - 金切り鋏 - Google Patents

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Abstract

【課題】支軸を一定のトルクで締め付けても、裏すきとひねり及び反りの効果を適切に確保することができる金切り鋏を提供することである。【解決手段】第1のハンドル20に連結された第1の切断刃11と、第2のハンドル32により駆動される第2の切断刃12とを第1軸により枢着した金切り鋏である。第1の切断刃11と第2の切断刃12との合わせ面に、合わせ面間の隙間を確保する鋼球53、54を介在させ、裏すきとひねり及び反りの効果を適切に確保した。【選択図】図2

Description

本発明は、金切り鋏に関するものである。
第1のハンドルに連結または駆動された第1の切断刃と、第2のハンドルに連結または駆動された第2の切断刃とを支軸により枢着した金切り鋏は、特許文献1、特許文献2に示されるように、古くから知られている。
これらの2枚の切断刃による切断を滑らかに行わせるためには、2枚の切断刃が切断ポイントにおいては接触するが、切断ポイント以外の部分では接触しないことが好ましい。このため金切り鋏に限らず鋏の切断刃は、裏すきとひねりと呼ばれる効果をもたせた形状とし、2枚の切断刃が切断ポイント以外の部分では接触しないようにしている。
また切断ポイントはハンドルを閉じていくと次第に刃元から刃先に向かって移動するため、片方の切断刃に他方の切断刃に対する反りの効果を与え、切断ポイントが刃先側に移動しても、常に切断ポイントでは2枚の切断刃が接触するようになっている。
上記した裏すきとひねり及び反りの効果を適切に与えるには、2枚の切断刃の形状が正確に形成されているだけではなく、支軸部分における2枚の切断刃の締め付け状態を切断刃の加工状態に合わせて適切に設定する必要がある。また、支軸の締め付けをボルトとナットにより行っている業務用の金切り鋏では、切断刃に加工及び曲げ等を施し、裏すきとひねり及び反りの効果を与えるのが一般的である。そして、その切断刃の組付けを行う際は、ナットの締め付けをどの程度まで行うかによって、切れ味が大きく変化する。よって、締め付け過ぎれば切断ポイント以外でも切断刃同士が接触してしまうため、裏すきとひねり及び反りの効果が無くなり、ハンドルの開閉にも余分な力が必要となる。また、締め付けが不足すれば切断ポイントにおいて切断刃同士が接触しなくなり切れ味が低下し、場合によっては切断不可となる。
このように切断刃に加工及び曲げ等を施し、支軸の締め付けを適切に行うことが重要であるが、切断刃に加工及び曲げ等を行うことは、時間とコストが過大となる。また、切断刃等の僅かな加工誤差に合わせて締め付け具合を調整することは、作業者の技量と熟練度が必要となる問題点があった。
特開2004−329459号公報 実用新案登録第3116357号公報
従って本発明の目的は、切断刃の加工時間とコストを削減し、組付け作業者の技量と熟練度を必要とせず、また、切断刃等に僅かな加工誤差等が発生した場合でも、裏すきとひねり及び反りの効果を適切に確保することができる金切り鋏を提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本発明は、第1のハンドルに連結または駆動された第1の切断刃と、第2のハンドルにより連結または駆動された第2の切断刃とを第1軸により枢着した金切り鋏であって、これらの第1の切断刃と第2の切断刃との合わせ面に、合わせ面間の隙間を確保する鋼球を介在させたことを特徴とするものである。
請求項2の発明のように、第1の切断刃は後部にギヤを備え、第2のハンドルは先端に前記ギヤと噛み合う駆動ギヤを備え、第2のハンドルを第2の切断刃に形成された第2軸を中心として回転させることにより、第1の切断刃に対して第2の切断刃を開閉することが好ましい。また請求項3の発明のように、前記鋼球は、第1軸の近傍上方位置に配置された第1の鋼球と、第1軸の後方位置に配置された第2の鋼球とを含むことが好ましい。さらに請求項4の発明のように、前記の第1と第2の鋼球を、第2の切断刃に形成された凹部に保持させた構造とすることが好ましいが、鋼球を保持する凹部は、第1の切断刃に形成してもよい。
本発明の金切り鋏は第1の切断刃と第2の切断刃との合わせ面に、合わせ面間の隙間を確保する鋼球を介在させたものであるから、鋼球の突出量を定めておけば、支軸の締め付けトルクを一定にしても、裏すきとひねり及び反りの効果を確保することができる。しかも、鋼球はほぼ点接触となるから、仮に締め付け過ぎたとしても滑りがよく、ハンドルの開閉に大きな力が要ることはない。このため、裏すきとひねり及び反りの効果を適切に確保し、切れ味のよい金切り鋏を量産することが可能となる。
請求項2の発明の金切り鋏は、ハンドル操作に必要な力を小さくすることができる。また請求項3の発明の金切り鋏は、裏すきと反り及びひねりの効果を別の鋼球により行わせるので、夫々を適正にコントロールすることができる。さらに請求項4の発明の金切り鋏は、切断刃に形成された凹部の大きさと深さ、または鋼球の径を変更することによって鋼球の突出量、すなわち第1の切断刃と第2の切断刃の合わせ面間の隙間を自在に変更でき、且つ、鋼球の脱落を確実に防止することができる。
実施形態の金切り鋏を全開状態とした正面図である。 実施形態の金切り鋏を全閉状態とした正面図である。 図2の上面図である。 第1の切断刃の正面図、上面図、A−A断面図である。 第2の切断刃の正面図、上面図、A−A断面図である。 駆動ギヤの説明図である。 要部の背面図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 図2のC−C断面図である。
以下に本発明の実施形態を説明するが、先ず実施形態の金切り鋏の基本構造を説明する。
図1は実施形態の金切り鋏を全開状態とした正面図、図2は全閉状態とした正面図、図3は図2の上面図である。
これらの図において、11は第1の切断刃、12は第2の切断刃である。第1の切断刃11は図4に示すように、切れ刃13の後方にノッチ14を介して腕部15が斜めに形成された形状であり、図4のA−A断面図に示すように切れ刃13の部分と腕部15の部分との間には段差16が形成され、図4において腕部15は切れ刃13よりも紙面の奥側に位置している。
腕部15の段差16に近い位置には貫通孔17が形成されている。また腕部15の先端に近い部分には2つのハンドル取付孔18、19が形成されている。図1に示されるように、これらのハンドル取付孔18、19を利用して第1の切断刃11に第1のハンドル20が取り付けられている。
このほか、第1の切断刃11の腕部15の切れ刃13とは反対側には、ギヤ21とスプリング受け用突起22とが形成されている。
第2の切断刃12は図5に示すように、緩やかに湾曲した切れ刃23とその後方に一体に形成された腕部24とからなる。第1の切断刃11と同様、第2の切断刃12も切れ刃23よりも腕部24が紙面の奥側に位置する形状となっている。腕部24のほぼ中央位置には螺子穴25が形成されている。また腕部24の後端部には、駆動ギヤ26を取り付けるための螺子穴27が形成されている。
駆動ギヤ26は図6に示すように先端に貫通孔28を中心とするギヤ29を備え、その後部には2つのハンドル取付孔30、31が形成されて第2のハンドル32が取り付けられている。ギヤ29は前記した第1の切断刃11のギヤ21と噛み合うものである。
上記した第1の切断刃11の貫通孔17と第2の切断刃12の螺子穴25に第1軸となるボルト33を通して捩じ込み、締め付けを調整する。その裏面を図7に示すようにナット34でかしめ固定することによって、2枚の切断刃11、12が相対的に回動できるように取り付けられている。また表裏一対の保護プレート35によって、第1軸となるボルト33と駆動ギヤ26の貫通孔28とが連結され、駆動ギヤ26の先端のギヤ29を常に第1の切断刃11のギヤ21と噛み合った状態としている。駆動ギヤ26の貫通孔28に挿通されるボルト38が第2軸となる。図10に示すように、この部分にスペーサ39を介在させてある。
なお、駆動ギヤ26にもスプリング受け用突起36が形成されており、図1に示すように第1の切断刃11のスプリング受け用突起22との間に圧縮スプリング37が設けられている。圧縮スプリング37は図1に示すように、第1のハンドル20と第2のハンドル32とを開く方向に弾発するものである。
なお、40は駆動ギヤ26に枢着されたストッパであり、図2に示すようにハンドルを閉じたときにその先端を保護プレート35の後方に形成された凹部41に係合させ、ハンドルを閉じた状態に保持するものである。
このように構成された実施形態の金切り鋏は、ストッパ40を外して図1のようにハンドルを開いたうえ、第2のハンドル32を第1のハンドル20の方向に回転させれば、第2のハンドル32の先端に固定された駆動ギヤ26が第2軸を中心として回転する。駆動ギヤ26の先端のギヤ29は常に第1の切断刃11のギヤ21と噛み合っているため、第1の切断刃11に対して第2の切断刃12が閉じる方向に駆動され、第1の切断刃の切れ刃13と第2の切断刃12の切れ刃23との間で金属板の切断が行われる。駆動ギヤ26は非常に大きいレバー比を持つため、ハンドル操作を軽快に行なうことができる。
前記したように第1の切断刃11と第2の切断刃12は切れ刃13、23が互いに接近する方向に段差が設けられているため、切れ刃同士が密着する。しかし、第1の切断刃11と第2の切断刃12との間の第1軸を構成するボルト33に対するナット34に締め付け具合により、2枚の切断刃の接触状態が微妙に変化し、鋏に必要な裏すきとひねり及び反りの効果を適正に確保できない可能性がある。そこで本発明では、第1の切断刃11と第2の切断刃12との合わせ面に、合わせ面間の隙間を確保する鋼球を介在させた。
この実施形態では、図5に示すように第2の切断刃12の(第1の切断刃11との)合わせ面に第1の凹部51と第2の凹部52とが形成されており、図8、図9に示すように、夫々に鋼球53、54が保持されている。第1の凹部51は第1軸の近傍上方位置にあり、第2の凹部52は第1軸の後方位置にある。これらの位置を、第2図に黒丸で示した。これらの鋼球53、54としては市販品を用いることもできる。
図8、図9に示すように、鋼球53、54は第2の切断刃12の合わせ面から僅かに突出している。このため、第1軸のボルト33とナット34とを強く締め付けても、第1軸の近傍上方位置にある鋼球53により第1の切断刃11と第2の切断刃12との間に隙間を形成することができる。しかも鋼球53は第1軸を挟んで切れ刃13、23の反対側にあるので、切れ刃13、23を接触させるように作用し、裏すきと反りの効果が発生する。
また、第1軸の後方位置にある鋼球54は第1軸のボルト33とナット34とを締め付けると、第2の切断刃12の後方部分を持ち上げる。第2の切断刃12は第1軸により固定されているため、鋼球54は第2の切断刃12に対してひねりを与えるように作用する。このため本発明によれば、一定のトルクで支軸のナット34を締め付けることにより、裏すきとひねり及び反りの効果を確保することができる。しかも鋼球53,54は第1の切断刃11に対してほぼ点接触となるから、仮に締め付け過ぎたとしても滑りがよく、ハンドルの開閉に余分な力が要ることはない。このように、裏すきとひねり及び反りの効果を別の鋼球53,54により行わせるので、夫々を適正にコントロールすることができる。なお、鋼球の位置は適宜変更することができ、実施形態の位置に限定されるものではない。
以上に説明したように、本発明の金切り鋏は、支軸を一定のトルクで締め付けても、裏すきとひねり及び反りの効果を適切に確保することができる利点がある。
11 第1の切断刃
12 第2の切断刃
13 切れ刃
14 ノッチ
15 腕部
16 段差
17 貫通孔
18 ハンドル取付孔
19 ハンドル取付孔
20 第1のハンドル
21 ギヤ
22 スプリング受け用突起
23 切れ刃
24 腕部
25 螺子穴
26 駆動ギヤ
27 螺子穴
28 貫通孔
29 ギヤ
30 ハンドル取付孔
31 ハンドル取付孔
32 第2のハンドル
33 ボルト
34 ナット
35 保護プレート
36 スプリング受け用突起
37 圧縮スプリング
38 ボルト
39 スペーサ
40 ストッパ
41 凹部
51 第1の凹部
52 第2の凹部
53 鋼球
54 鋼球

Claims (4)

  1. 第1のハンドルに連結または駆動された第1の切断刃と、第2のハンドルにより連結または駆動された第2の切断刃とを第1軸により枢着した金切り鋏であって、
    これらの第1の切断刃と第2の切断刃との合わせ面に、合わせ面間の隙間を確保する鋼球を介在させたことを特徴とする金切り鋏。
  2. 第1の切断刃は後部にギヤを備え、第2のハンドルは先端に前記ギヤと噛み合う駆動ギヤを備え、第2のハンドルを第2の切断刃に形成された第2軸を中心として回転させることにより、第1の切断刃に対して第2の切断刃を開閉することを特徴とする請求項1に記載の金切り鋏。
  3. 前記鋼球は、第1軸の近傍上方位置に配置された第1の鋼球と、第1軸の後方位置に配置された第2の鋼球とを含むことを特徴とする請求項2に記載の金切り鋏。
  4. 前記の第1と第2の鋼球を、第2の切断刃に形成された凹部に保持させたことを特徴とする請求項3に記載の金切り鋏。
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