JP2021070071A - 荷役制御装置及び荷役装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】安定して動作する荷役制御装置及び荷役装置を提供する。【解決手段】一実施形態に係る荷役制御装置は、荷物を把持するツールを交換可能に構成されたツールチェンジャと、前記ツールチェンジャを移動させるアーム機構とを備える荷役装置を制御する荷役制御装置であって、通信インタフェースと、プロセッサと、を具備する。通信インタフェースは、前記対象物の重量情報若しくは寸法情報の少なくともどちらかを含む荷物情報を取得する。プロセッサは、前記荷物の把持に使用するツールに関するツール情報と前記荷物情報とに基づいて、予め設定された複数のパラメータセットから前記アーム機構の制御に用いるパラメータセットを選択する。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、荷役制御装置及び荷役装置に関する。
荷物(商品、物品、部品、郵便物など)を把持して移動させる(ピッキングする)荷役装置(ピッキングシステム)が実用化されている。例えば、ピッキングシステムは、ロボットアーム及びロボットアームの制御装置などを備える。ロボットアームは、荷物を把持する把持機構(ツール)と、ツールを移動させる移動機構(アーム機構)とを備える。また、ツールを変更可能に構成されたロボットアームが実用化されている。
ツールを変更可能に構成されたロボットアームは、対応可能な荷物の形状及び重量が多岐に亘る。しかしながら、ツールが交換されることにより、ツール及びアーム機構の固有振動数が変化する。また、荷物を把持した場合に、ツール、アーム機構、及び荷物を合わせた固有振動数が変化する。例えば、アーム機構の動作が固有振動数に同期した場合、大きな振動が生じる可能性があるという課題がある。
本発明が解決しようとする課題は、安定して動作する荷役制御装置及び荷役装置を提供することである。
一実施形態に係る荷役制御装置は、荷物を把持するツールを交換可能に構成されたツールチェンジャと、前記ツールチェンジャを移動させるアーム機構とを備える荷役装置を制御する荷役制御装置であって、通信インタフェースと、プロセッサと、を具備する。通信インタフェースは、前記対象物の重量情報若しくは寸法情報の少なくともどちらかを含む荷物情報を取得する。プロセッサは、前記荷物の把持に使用するツールに関するツール情報と前記荷物情報とに基づいて、予め設定された複数のパラメータセットから前記アーム機構の制御に用いるパラメータセットを選択する。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
図1及び図2は、実施形態に係る倉庫管理システム1及びピッキングシステム2の概略的な構成例について説明する為の説明図である。
図1及び図2は、実施形態に係る倉庫管理システム1及びピッキングシステム2の概略的な構成例について説明する為の説明図である。
まず、倉庫管理システム1の構成について説明する。
倉庫管理システム1は、指示(オーダ)に基づいて、荷物(商品、物品、部品、郵便物など)が収容されたビン(トレイ)を入出させる自動倉庫のシステムである。倉庫管理システム1は、複数のビン11、ビン移動機構12、倉庫制御装置13を有する。
倉庫管理システム1は、指示(オーダ)に基づいて、荷物(商品、物品、部品、郵便物など)が収容されたビン(トレイ)を入出させる自動倉庫のシステムである。倉庫管理システム1は、複数のビン11、ビン移動機構12、倉庫制御装置13を有する。
複数のビン11は、それぞれ荷物を収容する。各ビン11は、自動倉庫のラックに収納されている。各ビン11は、識別情報(ビン識別情報)が予め設定されている。また、ビン11により収容されている荷物14には、予め識別情報(荷物識別情報)が設定されている。
ビン移動機構12は、倉庫制御装置13の制御に基づいて、指定されたビン11をラックから取り出し、取り出したビン11を所定の位置に移動させる。
倉庫制御装置13は、倉庫管理システム1における種々の制御を行う。倉庫制御装置13は、ビン移動機構12を制御する。図示されない通信インタフェース、プロセッサ、及びメモリを備える。倉庫制御装置13は、プロセッサがメモリに記憶されているプログラムを実行することにより、ビン移動機構12の制御を行う。
また、倉庫制御装置13のメモリは、アイテムデータベースを記憶している。アイテムデータベースは、ビン11毎の荷物14に関する情報を有する。例えば、アイテムデータベースは、「荷物識別情報」、「ビン識別情報」、後述する「ツール識別情報」、「荷物寸法」、及び「荷物重量」などの情報を有する。
「荷物識別情報」は、上記のようにビン11に収容されている荷物14の識別情報である。
「ビン識別情報」は、「荷物識別情報」が示す荷物14を収容しているビン11の識別情報である。
「ツール識別情報」は、ピッキングシステム2において、「荷物識別情報」が示す荷物14を把持するのに適したツールを示す識別情報である。
「荷物寸法」は、「荷物識別情報」が示す荷物14の寸法(または外観形状)を示す情報である。
「荷物重量」は、「荷物識別情報」が示す荷物14の重量を示す情報である。
次に、ピッキングシステム2の構成について説明する。
ピッキングシステム2は、倉庫管理システム1のビン11に収納された荷物14を、所定の仕分先であるトート15に仕分けるシステムである。なお、荷物14の仕分先は、例えばベルトコンベア、他のビン、カゴ車、仕分用のカゴ、作業台など、如何なるものであってもよい。
ピッキングシステム2は、倉庫管理システム1のビン11に収納された荷物14を、所定の仕分先であるトート15に仕分けるシステムである。なお、荷物14の仕分先は、例えばベルトコンベア、他のビン、カゴ車、仕分用のカゴ、作業台など、如何なるものであってもよい。
ピッキングシステム2は、カメラ21、ロボットアーム22、及びロボットアーム制御装置23を備える。
まず、カメラ21の構成について説明する。
カメラ21は、倉庫管理システム1によりラックから取り出され、所定の位置に移動されたビン11を撮像する。カメラ21は、例えば、対象物までの距離を計測する距離センサである。カメラ21は、対象物との距離を示す距離情報を取得する。カメラ21は、距離情報を、ロボットアーム制御装置23に供給する。
カメラ21は、倉庫管理システム1によりラックから取り出され、所定の位置に移動されたビン11を撮像する。カメラ21は、例えば、対象物までの距離を計測する距離センサである。カメラ21は、対象物との距離を示す距離情報を取得する。カメラ21は、距離情報を、ロボットアーム制御装置23に供給する。
カメラ21は、例えば異なる2点(瞳位置)から対象物を撮像した際の視差に基づいて対象物までの距離を計測するステレオカメラとして構成される。即ち、カメラ21は、レンズとレンズにより結像された光を画像に変換する撮像素子とが組み合わされたカメラを2つ以上備える。
次に、ロボットアーム22の構成について説明する。
ロボットアーム22は、倉庫管理システム1のビン11に収納されている荷物14を把持し、把持した荷物14を持ち上げ、荷物14をトート15に供給する装置である。ロボットアーム22は、ツールチェンジャ31、アーム機構32、力覚センサ33、及びアームコントローラ34を備える。
ロボットアーム22は、倉庫管理システム1のビン11に収納されている荷物14を把持し、把持した荷物14を持ち上げ、荷物14をトート15に供給する装置である。ロボットアーム22は、ツールチェンジャ31、アーム機構32、力覚センサ33、及びアームコントローラ34を備える。
ツールチェンジャ31は、荷物14を把持する把持機構(ツール35)を取付可能に構成された機構である。ツールチェンジャ31は、アーム機構32のアームに設けられる。ツール35は、例えば、ツール35A、ツール35B、及びツール35Cなどがある。ツール35A、ツール35B、及びツール35Cは、それぞれツールチェンジャ31と係合するように構成されている。各ツール(ツール35A、ツール35B、及びツール35C)には、それぞれ識別情報(ツール識別情報)が予め設定されている。
ツール35Aは、吸着パッドにより荷物14を把持する構成である。ツール35Bは、ツール35Aよりも強い負圧で吸着パッドにより荷物14を把持する構成である。吸着パッドは、荷物14の表面に接し、且つパッド内が負圧になった場合に、荷物14の表面に吸着し、荷物14を把持することができる。ツール35Cは、2点以上の接点で挟むグリッパにより荷物14を把持する構成である。例えば、ツール35Bは、ツール35Aよりも重い重量の荷物14を把持可能に構成される。また、例えば、ツール35Cは、ツール35A及びツール35Bでは把持することができない荷物14(例えば吸着パッドにより表面に吸着することができない荷物)を把持可能に構成される。
アーム機構32は、ツールチェンジャ31に取り付けられたツール35を移動させる機構である。アーム機構32は、複数のアームと、複数のアームを連結する関節機構とを備える。アーム機構32は、例えば6軸多関節ロボットとして構成される。関節機構は、アームコントローラ34により制御されるアクチュエータ(図示せず)により可動することにより、アームを駆動する。
力覚センサ33は、ツール35(またはツールチェンジャ31)に対して加えられる応力を検知するセンサである。力覚センサ33は、例えば、ツール35またはツールチェンジャ31に対して鉛直方向に加わる応力を検知する。力覚センサ33は、検知結果をアームコントローラ34に送信する。なお、力覚センサ33は、アーム機構32に対して加えられる応力も検知する構成であってもよい。
アームコントローラ34は、ロボットアーム制御装置23から供給される動作計画に基づいて、ツール35及びアーム機構32の動作を制御する。
アームコントローラ34は、プロセッサ41及びメモリ42を備える。なお、アームコントローラ34は、シーケンサとして構成されていてもよい。
プロセッサ41は、演算処理を実行する演算素子である。プロセッサ41は、例えばCPUとして構成される。プロセッサ41は、メモリ42に記憶されているプログラムに基づいて種々の処理を行う。
メモリ42は、プログラム及びデータを記憶する記憶装置である。メモリ42は、ツール35及びアーム機構32の動作を制御するためのプログラム及び制御用のデータを記憶する。
次に、ロボットアーム制御装置23の構成について説明する。
ロボットアーム制御装置23は、ロボットアーム22の動作を制御する装置(荷役制御装置)である。ロボットアーム制御装置23は、例えば、ロボットアーム22のツールチェンジャ31に接続されるツール35を交換する動作を制御する。また、ロボットアーム制御装置23は、例えば、ロボットアーム22のツールチェンジャ31に接続されたツール35により把持する荷物14の位置などを示す動作計画をロボットアーム22に供給する。また、ロボットアーム制御装置23は、例えば、ロボットアーム22における種々の制御項目の設定値(パラメータ)をロボットアーム22に指示する。
ロボットアーム制御装置23は、ロボットアーム22の動作を制御する装置(荷役制御装置)である。ロボットアーム制御装置23は、例えば、ロボットアーム22のツールチェンジャ31に接続されるツール35を交換する動作を制御する。また、ロボットアーム制御装置23は、例えば、ロボットアーム22のツールチェンジャ31に接続されたツール35により把持する荷物14の位置などを示す動作計画をロボットアーム22に供給する。また、ロボットアーム制御装置23は、例えば、ロボットアーム22における種々の制御項目の設定値(パラメータ)をロボットアーム22に指示する。
ロボットアーム制御装置23は、パーソナルコンピュータ(PC)などの、データの処理及びデータの保存を行うことができる装置により構成される。ロボットアーム制御装置23は、通信インタフェース51及びシステムコントローラ52を備える。
通信インタフェース51は、ロボットアーム制御装置23以外の他の機器と通信する為のインタフェースである。通信インタフェース51は、ロボットアーム22、カメラ21、及び倉庫制御装置13などとネットワークNを介して通信する。
システムコントローラ52は、種々の処理を実行する処理部である。システムコントローラ52は、プロセッサ53及びメモリ54を備える。
プロセッサ53は、演算処理を実行する演算素子である。プロセッサ53は、例えばCPUとして構成される。プロセッサ53は、メモリ54に記憶されているプログラムに基づいて種々の処理を行う。
メモリ54は、プログラム及びデータを記憶する記憶装置である。メモリ54は、ロボットアーム22の動作を制御するためのプログラム及び制御用のデータを記憶する。
メモリ54は、例えばパラメータテーブルを予め記憶している。図3は、ロボットアーム制御装置23のシステムコントローラ52のメモリ54に予め記憶されているパラメータテーブルの例について説明する為の説明図である。
パラメータテーブルは、ロボットアーム22における種々の制御項目の設定値のセット(パラメータセット)が、ツール35の種類と、ワーク重量(荷物14の重さの範囲)との組合せ毎に予め設定されたテーブルである。
図3の例によると、使用するツール35がツール35Aであり、ワーク重量が0〜X[g]の範囲内である場合、「パラメータセットA1」を選択するようにパラメータテーブル上で設定されている。また、図3の例によると、使用するツール35がツール35Aであり、ワーク重量がY〜Z[g]の範囲内である場合、「パラメータセットA2」を選択するようにパラメータテーブル上で設定されている。また、図3の例によると、使用するツール35がツール35Aであり、ワーク重量がX〜Y[g]の範囲内である場合、「パラメータセットA3」を選択するようにパラメータテーブル上で設定されている。
また、図3の例によると、使用するツール35がツール35Bであり、ワーク重量が0〜X[g]の範囲内である場合、「パラメータセットB1」を選択するようにパラメータテーブル上で設定されている。また、図3の例によると、使用するツール35がツール35Bであり、ワーク重量がY〜Z[g]の範囲内である場合、「パラメータセットB2」を選択するようにパラメータテーブル上で設定されている。また、図3の例によると、使用するツール35がツール35Bであり、ワーク重量がX〜Y[g]の範囲内である場合、「パラメータセットB3」を選択するようにパラメータテーブル上で設定されている。
また、図3の例によると、使用するツール35がツール35Cであり、ワーク重量が0〜X[g]の範囲内である場合、「パラメータセットC1」を選択するようにパラメータテーブル上で設定されている。また、図3の例によると、使用するツール35がツール35Cであり、ワーク重量がY〜Z[g]の範囲内である場合、「パラメータセットC2」を選択するようにパラメータテーブル上で設定されている。また、図3の例によると、使用するツール35がツール35Cであり、ワーク重量がX〜Y[g]の範囲内である場合、「パラメータセットC3」を選択するようにパラメータテーブル上で設定されている。
各パラメータセットは、例えば、「フィードバック制御パラメータ」、「フィードフォワード(速度フィードフォワード、加速度フィードフォワード)制御パラメータ」、「加速度/減速度」などの制御項目(パラメータ)の設定値である。
「フィードバック制御パラメータ」は、例えば「位置制御Pゲイン」、「速度制御PIゲイン」である。「位置制御Pゲイン」は、例えば、アームの各軸の位置(角度)フィードバック制御の比例ゲインである。「速度制御PIゲイン」は、例えば、「アームの各軸の速度(角速度)フィードバック制御の比例ゲイン」、「アームの各軸の速度(角速度)フィードバック制御の積分ゲイン」である。
「フィードフォワード制御パラメータ」は、例えば、「フィードフォワードゲイン」、「負荷イナーシャ」である。
「加速度/減速度」は、例えば、「各軸の角加速度」である。
例えば、ツール35と荷物14の重量が大きく、慣性モーメントが大きい場合、速度制御ループのPIゲインを上げる。この場合、機械共振周波数が下がってくる。この為、位置制御ループのPゲインの共振点を外すように変える必要がある。一般的には共振しないぎりぎりのところまで上げるようにして、上記の各パラメータが設定される。
なお、質量や慣性だけを考えたフィードフォワードは、機械共振による振動を誘発してしまう。この為、ゲインを変更しても振動してしまう場合、フィードフォワードを弱めるように、上記の各パラメータが設定される。また、質量や慣性モーメントが大きい場合、加減速を寝かせるように、上記の各パラメータが設定される。
なお、上記のパラメータテーブルは、さらに荷物14の寸法が考慮されたものであってもよい。例えば、パラメータテーブルは、パラメータセットが、ツール35の種類と、ワーク重量(荷物14の重さの範囲)と、荷物14の寸法の範囲との組合せ毎に予め設定されたテーブルであってもよい。
ロボットアーム制御装置23のシステムコントローラ52のプロセッサ53は、メモリ54のパラメータテーブルからパラメータセットを読み出し、ロボットアーム22に供給する。ロボットアーム22は、受け取ったパラメータセットに基づいて、アーム機構32及びツール35などの制御用の値を設定し、アーム機構32及びツール35を動作させる。
なお、ロボットアーム22のアームコントローラ34のメモリ42にもパラメータテーブルが記憶されていてもよい。この場合、ロボットアーム制御装置23のシステムコントローラ52のプロセッサ53は、パラメータセットそのものをロボットアーム22に供給するのではなく、パラメータセットの識別情報をロボットアーム22に指示すればよい。
次に、倉庫管理システム1及びピッキングシステム2における動作について説明する。
まず、倉庫管理システム1における動作について説明する。
倉庫管理システム1のプロセッサは、図示されないオーダ出力装置から供給されたオーダ(第1オーダ)を受信する。第1オーダには、ピッキングするアイテムの識別情報(荷物識別情報)、及びピッキングする数を示す情報が含まれている。倉庫管理システム1のプロセッサは、受信した第1オーダに基づいて、「荷物識別情報」、及び「ピッキング数」を認識する。
まず、倉庫管理システム1における動作について説明する。
倉庫管理システム1のプロセッサは、図示されないオーダ出力装置から供給されたオーダ(第1オーダ)を受信する。第1オーダには、ピッキングするアイテムの識別情報(荷物識別情報)、及びピッキングする数を示す情報が含まれている。倉庫管理システム1のプロセッサは、受信した第1オーダに基づいて、「荷物識別情報」、及び「ピッキング数」を認識する。
倉庫管理システム1のメモリは、上記したように、「荷物識別情報」、「ビン識別情報」、「ツール識別情報」、「荷物寸法」、及び「荷物重量」などの情報が対応付けられたアイテムデータベースを記憶している。倉庫管理システム1のプロセッサは、アイテムデータベースを参照し、第1オーダの「荷物識別情報」に対応付けられた「ビン識別情報」、「ツール識別情報」、「荷物寸法」、及び「荷物重量」などを認識する。
倉庫管理システム1のプロセッサは、ビン移動機構12により、「ビン識別情報」が示すビン11をロボットアーム22が処理可能な位置に移動させる。
また、倉庫管理システム1のプロセッサは、第2オーダをロボットアーム制御装置23に供給する。第2オーダは、ピッキングの対象物である荷物14の重量情報若しくは寸法情報の少なくともどちらかを含む荷物情報を有する。具体的には、第2オーダは、「荷物識別情報」、「ピッキング数」、「ビン識別情報」、「ツール識別情報(ツール情報)」、「荷物寸法(寸法情報)」、及び「荷物重量(重量情報)」などの情報を含む。また、ロボットアーム制御装置23は、第2オーダに「荷物重量」が含まれていない場合、「荷物寸法」に基づいて、荷物14の重さを推測し、「重量情報」を生成する構成であってもよい。ツール情報また、ツール情報は、ツールの重量、振動特性などを特定できるものであれば、如何なるものであってもよい。
次に、ピッキングシステム2における動作にについて説明する。
図4は、ピッキングシステム2における動作について説明する為のフローチャートである。
図4は、ピッキングシステム2における動作について説明する為のフローチャートである。
ロボットアーム制御装置23のシステムコントローラ52のプロセッサ53は、倉庫管理システム1から供給されたオーダ(第2オーダ)を受信する(ステップS11)。プロセッサ53は、受信した第2オーダに基づいて、「荷物識別情報」、「ピッキング数」、「ビン識別情報」、「ツール識別情報」、「荷物寸法」、及び「荷物重量」などの情報が含まれている。
プロセッサ53は、ピッキング位置を特定する(ステップS12)。例えば、プロセッサ53は、カメラ21から距離情報を取得し、取得した距離情報に基づいて、ピッキング位置を決定する。より具体的には、プロセッサ53は、距離情報に基づいて、ビン11内の荷物14の位置を特定し、荷物14をツール35により把持するピッキング位置を決定する。さらに、プロセッサ53は、決定したピッキング位置に基づいて、ツール35を移動させる軌跡を示す動作計画を生成する。
プロセッサ53は、ピッキングに使用するツール35を決定する(ステップS13)。プロセッサ53は、第2オーダから認識した「ツール識別情報」に基づいて、荷物14の把持に用いるツール35を決定する。
プロセッサ53は、ツール35の切り替えが必要か否か判断する(ステップS14)。例えば、プロセッサ53は、現在ロボットアーム22のツールチェンジャ31に接続されているツール35と、第2オーダから認識した「ツール識別情報」が示すツール35とが一致するか否か判断する。ロボットアーム22のツールチェンジャ31に接続されているツール35と、第2オーダから認識した「ツール識別情報」が示すツール35とが一致する場合、プロセッサ53は、ツールの切り替えが不要であると判断する。ロボットアーム22のツールチェンジャ31に接続されているツール35と、第2オーダから認識した「ツール識別情報」が示すツール35とが一致しない場合、プロセッサ53は、ツール35の切り替えが必要であると判断する。プロセッサ53は、ツール35の切り替えが不要であると判断した場合(ステップS14、NO)、後述するステップS17の処理に移行する。
プロセッサ53は、ツール35の切り替えが必要であると判断した場合(ステップS14、YES)、パラメータテーブルにおいて、ツールチェンジャ31に接続されているツール35と、ワーク重量=0〜X[g]との組み合わせに対応付けられたパラメータセットを選択する(ステップS15)。プロセッサ53は、選択したパラメータセットをロボットアーム22に指示する。例えば、プロセッサ53は、ツールチェンジャ31に接続されているツール35がツール35Aである場合、「パラメータセットA1」を用いるように、ロボットアーム22に指示する。即ち、プロセッサ53は、ツール35により荷物14をピッキングしていない場合、荷物14の重さが無いものとして、ツール35と荷物14の重さとの組み合わせに対応したパラメータセットを選択する。
また、プロセッサ53は、ツールの切り替えが必要であると判断した場合、ツール35の切り替えをロボットアーム22に指示する(ステップS16)。例えば、プロセッサ53は、「ツール識別情報」により、どのツール35に切り替えるかをロボットアーム22に指示する。
ロボットアーム22のアームコントローラ34は、ロボットアーム制御装置23からの指示に応じて、ツール35の切り替えを行う。例えば、各ツール35は、ロボットアーム22の近傍に配置されている。プロセッサ41は、所定の場所に現在接続されているツール35を移動させ、ツール35との接続を解除する。さらに、アームコントローラ34は、指示されたツール35が配置されている場所に、ツールチェンジャ31を移動させ、指示されたツール35をツールチェンジャ31に接続させる。なお、このツール35の切り替えの間、上記のステップS15で選択されたパラメータセットに応じて、アームコントローラ34は、アーム機構32などを動作させる。
次に、プロセッサ53は、パラメータテーブルにおいて、切替後のツール35(装着中のツール35)と、ワーク重量=0〜X[g]との組み合わせに対応付けられたパラメータセットを選択する(ステップS17)。即ち、プロセッサ53は、ツール35の切り替えに応じて、パラメータセットを選択しなおす。プロセッサ53は、選択したパラメータセットをロボットアーム22に指示する。
アームコントローラ34は、ロボットアーム制御装置23から指示されたパラメータセットを用いて、ツール35をピッキング位置に移動させ、荷物14の把持を行う(ステップS18)。
次に、ロボットアーム制御装置23のプロセッサ53は、ツール35により把持した荷物14の重量を認識する(ステップS19)。例えば、プロセッサ53は、第2オーダの「荷物重量」が示す重量を、荷物14の重量(ワーク重量)として認識する。また、例えば、プロセッサ53は、力覚センサ33の検出結果をロボットアーム22から取得し、取得した検出結果に基づいて、荷物14の重量(ワーク重量)を認識してもよい。
プロセッサ53は、認識した重量(ワーク重量)に基づいて、ツール35により把持した荷物14に応じたパラメータセットを選択する(ステップS20)。即ち、プロセッサ53は、ツール35により荷物14を把持している間に、ロボットアーム22において用いるパラメータセットを、パラメータテーブルから選択する。プロセッサ53は、選択したパラメータセットをロボットアーム22に指示する。例えば、プロセッサ53は、ツールチェンジャ31に接続されているツール35がツール35Bであり、且つワーク重量がX〜Y[g]の範囲内である場合、「パラメータセットB2」を用いるように、ロボットアーム22に指示する。即ち、プロセッサ53は、ツール35により荷物14を把持している間、ツール35の種類とワーク重量との組み合わせに対応したパラメータセットを選択する。
アームコントローラ34は、ロボットアーム制御装置23から指示されたパラメータセットを用いて、ツール35により把持した荷物14をトート15まで移動させ、荷物14をトート15に降ろす(ステップS21)。
ロボットアーム制御装置23のプロセッサ53は、荷物14がトート15に降ろされると、完了数(ビン11からトート15に移動させた荷物14の数)が、第2オーダの「ピッキング数」に達したか否か判断する(ステップS22)。完了数が第2オーダの「ピッキング数」に達していない場合(ステップS22、NO)、プロセッサ53は、ステップS17の処理に移行する。
また、完了数が第2オーダの「ピッキング数」に達した場合(ステップS22、YES)、プロセッサ53は、処理を終了するか否か判断する(ステップS23)。例えば、プロセッサ53は、外部から終了を指示する信号を受信した場合、処理を終了すると判断する。プロセッサ53は、処理を終了しないと判断した場合(ステップS23、NO)、ステップS11に移行し、次の第2オーダの受信を待つ。プロセッサ53は、処理を終了すると判断した場合(ステップS23、YES)、図4の処理を終了する。
上記したように、荷役装置(ロボットアーム22)は、荷物14のピッキングに用いるツール35を交換可能に構成されたツールチェンジャ31と、ツールチェンジャ31を移動させるアーム機構32とを備える。荷役装置の制御装置(ロボットアーム制御装置23)は、通信インタフェース51を介して、ピッキングする(把持する)荷物14の情報である荷物情報を含む第2オーダを倉庫制御装置13から取得する。ロボットアーム制御装置23のシステムコントローラ52のプロセッサ53は、荷物情報に含まれているツール情報に基づいて、ピッキングに用いるツール35を決定する。また、プロセッサ53は、ツール情報と荷物情報とに基づいて、ツール35と荷物14の重さの組合せ毎に予め設定された複数のパラメータセットから、アーム機構32の制御に用いるパラメータセットを選択する。プロセッサ53は、選択したパラメータセットをロボットアーム22に指示することにより、ロボットアーム22で用いられているツール35及び荷物14の重量に適したパラメータセットでロボットアーム22を動作させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…倉庫管理システム、2…ピッキングシステム、11…ビン、12…ビン移動機構、13…倉庫制御装置、14…荷物、15…トート、21…カメラ、22…ロボットアーム、23…ロボットアーム制御装置、31…ツールチェンジャ、32…アーム機構、33…力覚センサ、34…アームコントローラ、35…ツール、35A…ツール、35B…ツール、35C…ツール、41…プロセッサ、42…メモリ、51…通信インタフェース、52…システムコントローラ、53…プロセッサ、54…メモリ。
Claims (5)
- 荷物を把持するツールを交換可能に構成されたツールチェンジャと、前記ツールチェンジャを移動させるアーム機構とを備える荷役装置を制御する荷役制御装置であって、
前記荷物の重量情報若しくは寸法情報の少なくともどちらかを含む荷物情報を取得する通信インタフェースと、
前記荷物の把持に使用するツールに関するツール情報と前記荷物情報とに基づいて、予め設定された複数のパラメータセットから前記アーム機構の制御に用いるパラメータセットを選択するプロセッサと、
を具備する荷役制御装置。 - 前記プロセッサは、前記ツールが前記荷物を把持していない場合、前記荷物の重さが無いものとして前記アーム機構の制御に用いるパラメータセットを選択する請求項1に記載の荷役制御装置。
- 前記プロセッサは、前記荷物情報に基づいて、前記荷物の把持に用いるツールを決定する請求項1または2に記載の荷役制御装置。
- 前記プロセッサは、前記荷物情報に前記荷物の重量情報が含まれていない場合、前記荷物を把持し持ち上げた際に測定された前記荷物の重量と前記ツール情報とに基づいてパラメータセットを選択する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の荷役制御装置。
- 荷物を把持するツールを交換可能に構成されたツールチェンジャと、
前記ツールチェンジャを移動させるアーム機構と、
前記荷物の重量情報若しくは寸法情報の少なくともどちらかを含む荷物情報を取得する通信インタフェースと、
前記荷物の把持に使用するツールに関するツール情報と、前記荷物情報とに基づいて予め設定された複数のパラメータセットから前記アーム機構の制御に用いるパラメータセットを選択するプロセッサと、
を具備する荷役装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019196373A JP2021070071A (ja) | 2019-10-29 | 2019-10-29 | 荷役制御装置及び荷役装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019196373A JP2021070071A (ja) | 2019-10-29 | 2019-10-29 | 荷役制御装置及び荷役装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2021070071A true JP2021070071A (ja) | 2021-05-06 |
Family
ID=75714157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019196373A Pending JP2021070071A (ja) | 2019-10-29 | 2019-10-29 | 荷役制御装置及び荷役装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021070071A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114227692A (zh) * | 2021-12-30 | 2022-03-25 | 宁波智能成型技术创新中心有限公司 | 一种多机器人多夹持装置自动智能调控方法 |
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2019
- 2019-10-29 JP JP2019196373A patent/JP2021070071A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114227692A (zh) * | 2021-12-30 | 2022-03-25 | 宁波智能成型技术创新中心有限公司 | 一种多机器人多夹持装置自动智能调控方法 |
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