JP2021066583A - シート搬送ローラ、シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送ローラ、シート搬送装置及び画像形成装置 Download PDF

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Ichiji Kitajima
一司 北島
日浦 博
Hiroshi Hiura
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Abstract

【課題】 軸体を中空体のローラの内径に圧入して固定する際に、圧入部が中空状のローラの内周面の円周方向の全域にわたって設けられている場合、圧入作業が困難となる虞があった。【解決手段】 ローラ部材とローラ支持体と軸体とを備えるシート搬送ローラであって、前記軸体は、軸方向に直交する断面において、前記軸体の外周面から径方向に突出し、円周方向に連続的に形成される複数の突起部を有しており、前記ローラ支持体の内径部は、前記突起部と係合する面である第1係合部と、前記突起部と係合しない面である第1非係合部と、が円周方向において交互に形成されており、隣り合う前記第1係合部に食い込む前記突起部の数は、同じであること。【選択図】 図5

Description

本発明は、シートを搬送するシート搬送ローラに関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置には、シートを搬送するための搬送ローラが備えられている。一般的に、搬送ローラにおいては、軸体に複数の中空体のローラが嵌め込まれる。ここで、中空状のローラを軸体に嵌め込む際に、中空状のローラは、軸体に固定される必要がある。特許文献1によれば、軸体は、外周面上に多数の突起を有しており、突起が中空状のローラの内周面に食い込むことで、中空状のローラが軸体に圧入され固定される。
特開昭60−161816
特許文献1において、軸体の突起部と中空状のローラの内周面とが圧入される圧入部は、中空状のローラの内周面の円周方向全域にわたって設けられている。この場合、中空状のローラを軸体に圧入する際に、圧入抵抗が増大するため、圧入する作業が困難となる虞がある。
これらを鑑みて、本発明は軸体に対して中空状のローラを軸体に圧入する時の作業性を向上させるとともに、中空体のローラを軸体に確実に固定することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のシート搬送ローラは、シートに当接するローラ部材と、前記ローラ部材を支持し前記ローラ部材と一体となって回転可能な樹脂性のローラ支持体と、前記ローラ支持体が取り付けられる金属の軸体と、を備えるシート搬送ローラであって、前記軸体は、軸方向に直交する断面において、前記軸体の外周面から径方向に突出し、円周方向に連続的に形成される複数の突起部を有しており、前記ローラ支持体の内径部は、前記突起部と係合する面である第1係合部と、前記突起部と係合しない面である第1非係合部と、が円周方向において交互に形成されており、隣り合う前記第1係合部に食い込む前記突起部の数は、同じであること、を特徴とする。
本発明により、軸体に対して中空状のローラ体を挿入するときの作業性を向上させるとともに、中空状のローラ体を軸体に確実に固定することが可能となる。
本発明の実施形態に係わる画像形成装置の概略断面図 実施形態1のシート搬送ローラの外観図 実施形態1のシート搬送ローラの組立手順の説明図 実施形態1のローラ軸とローラ体の断面図 実施形態1のシート搬送ローラの断面図 実施形態1のシート搬送ローラのローラ軸とローラ体との回転方向の位相を変えた時の断面図 実施形態2のシート搬送ローラの断面図
[実施形態1]
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態1について説明する。なお、各図面において、同等の部材、部分、機能には同一の符号を記すものとする。
<画像形成装置>
まず、図1を用いて、本実施形態のシート搬送ローラを備えた画像形成装置100について説明する。図1は、本実施形態のシート搬送ローラを備えた画像形成装置の概略断面図である。以下の説明において、画像形成装置100の正面(前面、手前側)とは図1の紙面において手前側、背面(後面、奥側)とはその反対側である。左右とは画像形成装置100を正面から見て左と右である。上下とは重力方向において上と下である。上流側と下流側はシート搬送方向において上流側と下流側である。
不図示の外部接続ケーブルから伝送されてきた画像情報が、不図示のコントローラにより処理される。さらに、処理結果に基づいた信号によって、レーザスキャナユニット152からレーザ光が発せられ感光体ドラム151上に静電潜像が形成され、感光体ドラム上の静電潜像は現像器153により現像され、感光体上にトナー像が形成される。その後、一次転写装置154により所定の加圧力及び静電的負荷バイアスが与えられ、中間転写ベルト155上にトナー像が転写される。以上、説明した画像形成部150は図1の場合、イエローY、マゼンタM、シアンC及びブラックBkの4セット備えられている。
次に、中間転写ベルト155について説明する。中間転写ベルト155は、図1中の矢印A方向へと搬送駆動される。従って、先述のY、M、C、及びBkの各画像形成装置により並列処理される。各色の画像形成プロセスは、中間転写ベルト155上に一次転写された上流のトナー像に重ね合わせるタイミングで行われる。その結果、最終的にはフルカラーのトナー像が中間転写ベルト155上に形成され、二次転写部140へと搬送される。
一方、カセット111に積載されたシートSが給紙部110により一枚ずつ分離されて給送される。給送されたシートSは、シート搬送方向の下流側に配置された搬送ローラ対120に向かって搬送され、その後レジストローラ対131を有するシート斜行補正装置130に搬送される。シート斜行補正装置130によってシートSの斜行が補正された後、搬送ローラ対120及びレジストローラ対131によりシートSは二次転写部140へと搬送される。
以上、それぞれ説明したシートSの搬送プロセスと画像形成プロセスを以って、二次転写部140においてシートS上にフルカラーのトナー像が二次転写される。その後、シートSは定着器160へと搬送される。定着器160は、略対向するローラもしくはベルト等による所定の加圧力と、一般的にはヒータ等の熱源による加熱効果を加えてシートS上にトナーを溶融固着させる。このようにして得られた定着画像を有するシートSは、定着後搬送部170を通過して、排紙ローラ対171によって画像形成装置100の胴内に設置されている排紙トレイ180上に整列しながら積載される。両面画像形成を要する場合には、切換フラッパ172による分岐で反転搬送装置190へと搬送される。
<シート搬送ローラ>
次に、本実施形態のシート搬送ローラ120aについて図2を用いて説明する。図2は、シート搬送ローラ120aの外観図である。図2(a)は斜視図、図2(b)は正面図、図2(c)は側面図である。
図1に示した搬送ローラ対120は、駆動入力されるシート搬送ローラ120aと不図示の従動ローラ120bとで構成される。シート搬送ローラ120aは、金属製の軸体であるローラ軸1にローラ体5がシート搬送ローラ120aの軸線方向の中心線LCで対称に2個固定され設置されている。ローラ体5は、樹脂製のローラ支持体2とローラ部材であるゴムローラ6で構成されている。ローラ支持体2の外周部にゴムローラ6が取り付けられ、ゴムローラがシートと当接しシートを搬送する。ゴムローラ6とローラ支持体2は、互いに一体となって回転可能であり、相対的に位相がずれないように固定されている。
ローラ支持体2の材料としては、例えば、ポリアセタール(POM)、アクリロニトルブタジエンスチレン共重合体(ABS)やガラス等の強化材を加えたポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂を例示することができる。本実施形態において、POMを採用した。
ゴムローラ6の材料としては、使用環境・条件・耐久性などを考量して使い分ける。例えば、エチレンプロピレンゴム(EPDM)材を中心に、ウレタンゴム、クロロプレンゴム、アクリロニトリル・ブタジエンゴム、シリコンゴム(ミラブルゴム)を例示できる。また、射出成形可能な熱可塑性エラストマー(TPE)類やゴムコンパウンドシリコン樹脂(液状シリコンゴム)等々も例示することができる。本実施形態において、EPDMを採用した。
ローラ軸1の両端部は、不図示の駆動軸受で回転自在に軸支されており、一方の軸端部が駆動軸受のさらに外側に設けられた不図示の駆動伝達手段である駆動列及びモータに連結されている。そして、不図示のモータの回転駆動により、シート搬送ローラ120aは回転する。一方、不図示の従動ローラ120bは、シート搬送ローラ120aのローラ体5のゴムローラ6に外周面が対向するように配置されたコロを有し、ゴムローラ6に所定圧で接触する。
以上のように構成される搬送ローラ対120は、シート搬送ローラ120aに駆動が伝達されると、シート搬送ローラ120aの回転に伴って従動ローラ120bが従動回転する。そして、両ローラのニップに入った不図示のシート材Sは、両ローラに挟持されて搬送される。
<シート搬送ローラのローラ軸とローラ体の固定>
次に、ローラ軸1とローラ体5の固定について、図3及び図4及び図5を用いて説明する。図3は、本実施形態の組立手順の説明図である。図4は、図3のローラ軸1とローラ体5の各断面図である。図5は、図2(c)のローラ軸1にローラ体5を圧入した状態のA−A断面図である。
図3で示すように、ローラ軸1の両端部からローラ体5が取り付けられる。ローラ軸1には、軸方向に直交する断面において、ローラ軸1の外周面から径方向に突出し、円周方向に連続的に形成される複数の突起部3が軸方向に2か所設けられている。そして、ローラ体5はローラ―軸1に挿通され、ローラ支持体2に設けられた内径部7がローラ軸1の突起部3と圧入され固定される。その結果、図2で示したようにローラ軸1とローラ体5が一体となって回転するシート搬送ローラ120aが形成される。
図4で示すように、ローラ支持体2には、ローラ軸1が挿通される貫通穴である内径部7と、ゴムローラ6の内径面8と接する外径面9が設けられている。さらに、ローラ支持体2の外周面9には、ゴムローラ6と回転方向で相対的に位相がずれないように、ゴムローラ6とローラ支持体2を固定するための高さh1のリブ部10が設けられている。リブ部10は、ローラ支持体2の円周方向に4か所設けられている。また、リブ部10は、ローラ支持体2の剛性を高める役割も兼ねており、軸線方向に沿って両端まで形成されている。
ここで、ローラ体5の内径部7の詳細形状について説明する。内径部7は、軸体1に設けられた突起部3が係合する第1係合部71と、第1係合部71と回転位相が180度ずれた位置に配置された第2係合部72と、を有する。さらに、内径部7は、突起部3と係合しない第1非係合部73と、第1非係合部73と回転位相が180度ずれた位置に配置された第2非係合部74と、を有する。また、第1係合部71と第1非係合部73とは、円周方向において、隣り合う位置で交互に配置されている。
第1係合部71と第2係合部72であるa1、a2、a3、a4領域において、ローラ軸1の外径φdと嵌合する内径φD1が設けられている。また、第1非係合部73と第2非係合部74であるb1、b2、b3、b4領域では、ローラ軸1に設けられた突起部3の外径φRdより大きな内径φD2が設けられている。
ローラ体5の内径部7に設けられた第1係合部71と第2係合部72の内径φD1は、ローラ軸1の外径dに対して、以下のような嵌め合い公差が設定されている。本実施形態における画像形成装置のシート搬送ローラ軸としては、φ6が主に使用されるため、φ6の軸を例に挙げて説明する。
ローラ軸1の外径φd :φ6f9 (−0.01/−0.04)
ローラ体5の内径φD1:φ6H10(+0.048/0)
本実施形態において、ローラ体5をローラ軸1に挿入する際の作業性を重視し、一般的に使用されているすきまばめを採用した。上記の構成に限るものではなく、すきまばめ以外の中間ばめやしまりばめでも良く、また公差域クラスも、f9やH10以外の他の値でも良い。
また、ローラ軸1の外周部において、円周方向に連続的に突起部3が配置されており、突起部3は30か所設けられている。前述したように、軸体の外径φdをφ6と設定し、かつ、突起部3の先端の外径をφRdとした時、突起部3の高さ(φRd−φd)は、0.12mmを下限とし、上限を0.2mmと設定した。なお、これらの数値は、シート搬送ローラ120aの使用条件により、変化するものであり、前述の各値は、以下の耐久実験の場合の結果から得たものである。
・回転数:655rpm
・負荷トルク:1.3kgf・cm
・稼働条件:[1]正転/1sec→停止/0.5sec
[2]逆転/1sec→停止/0.5sec
[3][1]と[2]の繰り返し
・耐久回数:100万回
次に、ローラ体5をローラ軸1に圧入した状態について、図5を使用して説明する。ローラ体5の内径部7において、ローラ軸1の外周部に設けられた突起部3が第1係合部71および第2係合部72と係合する数は、それぞれp1、p2、p3の3か所である。この時、ローラ軸1とローラ体5との間に作用する圧縮力を、それぞれF1、F2、F3、F4と定義する。突起部3はローラ軸1の外周部に円周部に等間隔に配置されているため、第1係合部71と第2係合部72に圧入される突起部3はそれぞれ同じ数(3か所)であり、圧縮力F1、F2、F3、F4はそれぞれ等しい力である。さらに、第1係合部71と第2係合部72とは、互いに回転位相が180度ずれた位置に配置されているため、圧縮力F1とF3およびF2とF4は対向するように負荷される。従って、ローラ軸1とローラ体との固定は安定する。本実施形態において、第1係合部71と第2係合部72とは、互いに回転位相が180度ずれた位置に配置されているが、これに限定するものではない。すなわち、ローラ体5の内径部7において、第1係合部71と第2係合部72の合計は、偶数あるいは奇数に関わらないが、3か所以上が望ましい。
以上、本実施形態において、ローラ軸1をローラ体5の内径部7に挿入した時、ローラ体5の第1係合部71および第2係合部72に対して、ローラ軸1の突起部3が、それぞれ同じ数だけ食い込む。その結果、ローラ軸1は、ローラ体5の内径部7から同等の圧縮力(弾性変形の反力)を受けることができる。さらに、圧入した時の圧縮力は、回転中心に対して対向するように負荷されるため、ローラ軸1とローラ体5の固定は安定したものになる。また、突起部3が圧入される第1係合部71と第1非係合部73は、円周方向に交互に形成されているため、圧入の際の作業性を向上させることができる。
つまり、本実施形態を構成することで、ローラ体5をローラ軸1に圧入の際に、圧入の作業性向上させると共に、安定した固定を達成することが出来る。
[実施形態2]
次に、図6および図7を用いて、実施形態2について説明する。図6は、図5において、ローラ軸1を矢印G方向に6度だけ回転させた図である。図7は、軸体の円周部に設けられる突起部3の数が28か所であるローラ軸11をローラ体5に取り付けた場合の断面図である。図7(a)は断面図であり、図7(b)は図7(a)において、ローラ軸11を回転させた時の断面図である。なお、実施形態1と同等の構成部品は同一符号で示す。
図6で示したように、図5に示すローラ体5とローラ軸1の回転方向の位相を変えると、ローラ体5の第1係合部71に食い込む突起部3の数が、場所によって違いが生じる。第1係合部71に係合する突起部3の数は、p1とp2の2か所であるのに対して、他の第1係合部71´に係合する突起部3の数はp1とp2とp3の3か所となる。第2係合部72および他の第2係合部72´に係合する突起部3の数は、それぞれ第1係合部71および他の第1係合部71´と等しい。
従って、ローラ体5とローラ軸1とを圧入する際に、ローラ体5とローラ軸1の回転方向の位相を管理しないと、ローラ軸1とローラ体5の間に作用する圧縮力(弾性変形の反力)は、ローラ体5に食い込んだ突起部3の数によって異なり、f1=f3>f2=f4となる。ローラ軸1の円周方向において、突起部3がローラ体5から受ける力は均等ではないため、ローラ軸1に負荷される力のバランスが悪く、ローラ軸1とローラ体5との間で、芯ずれ(偏心)や繰り返しの回転負荷によってずれが発生しやすくなる。
そこで、図7に示すように、実施形態2のローラ軸11では、軸体11の外周部に設けられた複数の突起部3の数(28)が、ローラ体5の第1係合部71および第2係合部72の数(4)の整数倍になるように構成した。その結果、図7(a)や図7(b)に示したように、ローラ軸11の各突起部3がローラ体5の内径部7に食い込む数は、ローラ体5とローラ軸1の回転方向の位相に関係なく、同じとすることが可能となる。実施形態1において、突起部の数は30であり係合部の数は4である。この時、突起部の数は係合部の数の整数倍ではないため、図5および図6に示したように、軸体1とローラ体5の回転位相によっては、ローラ体5に食い込む突起部の数が円周方向で異なる場合がある。一方で、図7に示すように、突起部の数と係合部の数を整数倍に設定することで、軸体11とローラ体5の回転位相に依存せずに、ローラ体に食い込む突起部の数を円周方向において、同一にすることが可能となる。本実施形態において、第1係合部71と第2係合部72とは、互いに回転位相が180度ずれた位置に配置されているが、これに限定するものではない。すなわち、ローラ体5の内径部7において、第1係合部71と第2係合部72の合計は、偶数あるいは奇数に関わらないが、3か所以上が望ましい。
このように、実施形態1と同様に実施形態2において、ローラ軸1をローラ体5の内径部7に挿入した時、ローラ体5の第1係合部71と第2係合部7に対して、ローラ軸1の突起部3が、それぞれ同じ数だけ食い込む。その結果、ローラ軸1は、ローラ体5の内径部7から同等の圧縮力(弾性変形の反力)を受けることができる。さらに、圧入した時の圧縮力は、回転中心に対して対向するように負荷されるため、ローラ軸1とローラ体5の固定は安定したものになる。また、突起部3が圧入される第1係合部71と第1非係合部73は、円周方向に交互に形成されているため、圧入の際の作業性を向上させることができる。
つまり、本実施形態を構成することで、ローラ体5をローラ軸1に圧入の際に、圧入の作業性向上させると共に、安定した固定を達成することが出来る。
ここで、実施形態1と実施形態2におけるローラ軸1の外周部に形成された複数の突起部3は、以下の理由により、転造加工で形成している。
1.形状を素材の外径より盛り上げて成形するため、切削加工と比べ製造時間が短くできる。
2.塑性変形によって被加工面が組成硬化するため、加工面は強い強度を得ることができる。
この転造加工でローラ軸1の外周部の突起部3を加工する場合、画像形成装置に使用する搬送ローラ体の軸径の範囲では、突起部3のローラ軸1の軸径φdからの突出量設定の目安として、軸体外径から0.05mmから0.5mmが好ましい。この値は、画像形成装置に使用される搬送ローラ体の軸径(φ2からφ12)の範囲内において、本実施形態と同じ加工方法の転造加工で製造されている一般的なネジの加工の事例から導いた値である。
さらに、実施形態1および実施形態2では、ローラ体5の内径部7に設けられた係合部71・72の円周長さの合計値(L)と、軸体1、11の周長値(T)との最適な関係は、以下の通りである。周長値の下限値は、「E型止め輪」と「軸」の接触領域の事例を参照し、軸体の周長値の1/4の値とした。一方、周長値の上限値は、部品形状や金型の温度分布などが均一でなく成形収縮の際に変形することに加え、ローラ体5を軸体1、11に圧入する際の圧入する作業性を向上させるために、軸体の周長値の2/3の値と設定した。
以上、各実施形態について説明したが、本発明にかかる構成の適用範囲は、この実施形態に限定されない。例えば、シート搬送ローラは、給紙部110の給紙ローラ、レジストローラ131、排紙ローラ対171、反転ローラ対173にも適用可能である。また、本実施形態ではローラ体5を軸線方向に2ヶ所設けているが、1ヶ所でも3ヵ所以上でも良い。さらに、上記構成に限るものでもなく、機能が同じであれば、他の事例に適応可能で、何ら問題は無く、同様の効果が得られる。
1、11 ローラ軸(軸体)
2 ローラ支持体
3 突起部
5 ローラ体
6 ゴムローラ
7 内径部
71 第1係合部
72 第2係合部
73 第1非係合部
74 第2非係合部
9 外径面
10 リブ部
a1、a2、a3、a4 ローラ体の内径部の領域
b1、b2、b3、b4 ローラ軸の突起部の外径を逃げた径領域
p1、p2、p3 ローラ体に食い込んだローラ軸の突起部
F1、F2、F3、F4、f1、f2、f3、f4 突起部が係合部から受ける力(圧縮力)

Claims (10)

  1. シートに当接するローラ部材と、前記ローラ部材を支持し前記ローラ部材と一体となって回転可能な樹脂製のローラ支持体と、前記ローラ支持体が取り付けられる金属製の軸体と、を備えるシート搬送ローラであって、
    前記軸体は、軸方向に直交する断面において、前記軸体の外周面から径方向に突出し、円周方向に連続的に形成される複数の突起部を有しており、
    前記ローラ支持体の内径部は、前記突起部と係合する面である第1係合部と、前記突起部と係合しない面である第1非係合部と、が円周方向において交互に形成されており、前記第1係合部に食い込む前記突起部の数は、同じであること、を特徴とするシート搬送ローラ。
  2. 前記ローラ支持体の内径部において、前記第1係合部と前記第1非係合部とが円周上で等間隔に配置されていること、を特徴とする請求項1に記載のシート搬送ローラ。
  3. 前記突起部と係合する面であって前記第1係合部と回転位相が180度ずれた位置に配置された第2係合部と、
    前記突起部と係合しない面であって前記第1非係合部と回転位相が180度ずれた位置に配置された第2非係合部と、を更に有し、
    前記第1係合部と前記第2係合部に対して、前記突起部が同じ数だけ前記ローラ支持体の内径部に食い込むこと、を特徴とする請求項1又は2に記載のシート搬送ローラ。
  4. 前記ローラ支持体の前記第1係合部および前記第2係合部の内径と前記軸体の軸方向において前記突起部が形成されていない前記軸体の外径とは、互いに嵌め合い公差の関係であること、を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート搬送ローラ。
  5. 前記突起部が前記第1係合部から受ける力と前記突起部が前記第2係合部から受ける力が等しいこと、を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート搬送ローラ。
  6. 前記軸体の外周面に形成される前記突起部の数は、前記ローラ支持体に形成された前記第1係合部と前記第2係合部の数の整数倍であること、を特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送ローラ。
  7. 前記軸体の外周面に形成される前記突起部の径方向の長さは、前記軸体の外径から0.05mmから0.5mmの範囲であること、を特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート搬送ローラ。
  8. 前記ローラ支持体の前記第1係合部および前記第2係合部における円周長さの合計値は、前記軸体の周長の1/4から2/3の範囲内であること、を特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート搬送ローラ。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート搬送ローラと、
    前記シート搬送ローラに駆動を伝達する駆動伝達手段と、を備えること、を特徴とするシート搬送装置。
  10. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート搬送ローラと、
    前記シート搬送ローラによって搬送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備えること、を特徴とする画像形成装置。
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