JP2021064301A - 指紋認証icカード - Google Patents

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Abstract

【課題】接触I/Fと非接触I/Fの両方で動作する指紋認証ICカードにおいて,指紋認証ICカードが使用している外部I/Fに対応した指紋を優先的に使って指紋認証できるようにする。【解決手段】指紋認証ICカード1は,指紋認証に用いる参照指紋情報107として,接触I/F101で動作するときに優先的に利用する参照指紋情報107と,非接触I/F102で動作するときに優先的に利用する参照指紋情報107を,それぞれが対応する外部I/Fを識別できる状態でNVM103に記憶し,プロセッサ100を利用して実現される機能として,指紋認証に用いる最初の参照指紋情報107を使用中の外部I/Fに対応する参照指紋情報107に設定して,指紋センサ111が読み取った指紋情報を指紋認証する指紋認証手段130を備えている。【選択図】図4

Description

本発明は,指紋認証機能が付加されたICカードである指紋認証ICカードに関する発明である。
ペイメントサービスなどのサービスで必要となる本人確認に,知識情報(knowledge-based factor)となるパスワードと所持情報(possession-based factor)となるカードを用いた二要素認証が以前より行われている。所持情報となるカードは磁気カードであったが,現在では,所持情報となるカードとしてICカードが普及している。
所持情報となるカードにICカードを用いることでセキュリティが向上したにも係わらず,ICカードの紛失や盗難があり,更に,パスワードが漏洩すると,ICカードの正当な所持者(Card Holder)以外の者がICカードを不正に利用できてしまう。容易に推測可能なパスワードを設定しているケースも未だに多く,ICカードの不正利用が問題になっている。
そこで,近年,より高いセキュリティを実現するため,ペイメントサービスなどのサービスで必要となる本人確認に生体情報を利用することが進められている。本人確認に利用可能な生体情報には,静脈・声紋などもあるが,本人確認に利用するICカードの場合は指紋を用いるのは一般的である。
指紋認証機能が付加されたICカードである指紋認証ICカードはすでに開示されており,指紋認証ICカードは,外部の端末装置から送信されたコマンドを処理するMCU(Micro Controller Unit)に加えて,所持者の指紋を読み取る指紋センサモジュールを有している。
指紋認証ICカードにおいて指紋認証を行う構成は二通りある。例えば,特許文献1で開示されている指紋認証ICカードは,指紋センサモジュールが読み取った指紋を指紋センサモジュール自身が認証するように構成されている。また,例えば,特許文献2で開示されている指紋認証ICカードは,指紋センサモジュールが読み取った指紋をMCUに含まれるプロセッサが認証するように構成されている。
また,指紋認証ICカードと端末装置を接続するために使用する外部I/F(interface)は,接触I/Fおよび非接触I/Fにそれぞれ対応している。特許文献1で開示されている指紋認証ICカードは非接触I/Fで動作し,特許文献2で開示されている指紋認証ICカードは,接触I/Fまたは非接触I/Fのいずれかで動作する。更に,特許文献3では,接触I/Fと非接触I/Fの両方で動作する指紋認証ICカードが開示されている。
特表2017−532683号公報 特開2018−18324号公報 特開2012−238126号公報
特許文献3で開示されている発明のように,接触I/Fと非接触I/Fの両方で動作する指紋認証ICカードの場合,指紋認証ICカードが使用している外部I/Fに応じて指紋認証に用いられる指が変わることが多いため,指紋認証ICカードが使用している外部I/Fに対応した指の指紋を優先的に使って指紋認証できることが望ましい。
そこで,本発明は,接触I/Fと非接触I/Fの両方で動作する指紋認証ICカードにおいて,指紋認証ICカードが使用している外部I/Fに対応した指紋を優先的に使って指紋認証できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決する第1発明,端末装置との接続に使用する外部I/Fである接触I/Fおよび非接触I/F,プロセッサ並びにNVMを有するMCUと,指紋センサを有する指紋センサモジュールを実装し,指紋認証に用いる参照指紋情報として,接触I/Fで動作するときに優先的に利用する参照指紋情報と,非接触I/Fで動作するときに優先的に利用する参照指紋情報を,それぞれが対応する外部I/Fを識別できる状態でNVMに記憶し,プロセッサを利用して実現される機能として,指紋認証に用いる最初の参照指紋情報を使用中の外部I/Fに対応する参照指紋情報に設定して,指紋センサが読み取った指紋情報を指紋認証する指紋認証手段を備えたことを特徴とする指紋認証ICカードである。本発明の課題を解決するために,第1発明は,指紋認証に用いる最初の参照指紋情報が使用中の外部I/Fに対応する参照指紋情報に設定できるように構成されている。
更に,第2発明は,第1発明に記載した指紋認証ICカードにおいて,前記指紋認証手段は,使用中の外部I/Fに対応する参照指紋情報を用いた指紋認証に失敗すると,使用中の外部I/Fに対応しない他の参照指紋情報を用いて指紋認証を実行することを特徴とする。第2発明は,使用中の外部I/Fに対応する参照指紋情報を用いた指紋認証に失敗した場合,他の参照指紋情報を利用して指紋認証を実行できるように構成されている。
更に,第3発明は,第1発明または第2発明に記載した指紋認証ICカードにおいて,プロセッサを利用して実現される機能として,接触I/Fで動作するときに指紋センサが読み取った指紋情報を接触I/Fに対応する参照指紋情報としてNVMに登録し,非接触I/Fで動作するときに指紋センサが読み取った指紋情報を非接触I/Fに対応する参照指紋情報としてNVMに登録する指紋登録手段を備えていることを特徴とする。第3発明は,外部I/Fの設定を必要とせずに,参照指紋情報をこれが対応する外部I/Fを識別できる状態でNVMに記憶できるように構成されている。
上述したように,本発明によれば,接触I/Fと非接触I/Fの両方で動作する指紋認証ICカードにおいて,指紋認証ICカードが使用している外部I/Fに対応した指の指紋を優先的に使って指紋認証できる。
実施形態に係る指紋認証ICカードの表面を説明する図。 実施形態に係る指紋認証ICカードの構成を説明する図。 実施形態に係る指紋認証ICカードに実装したMCUのブロック図。 実施形態に係る指紋認証ICカード1の機能ブロック図。 指紋認証に用いられる指を説明する図。 指紋認証を行うときの指紋認証ICカードの動作を説明する図。 指紋情報を登録するときの指紋認証ICカードの動作を説明する図。
ここから,本発明に係る実施形態について記載する。本実施形態は,本発明の理解を容易にするためのものであり,本発明は,本実施形態に限定されるものではない。また,特に断りのない限り,図面は,本発明の理解を容易にするために描かれた模式的な図である。
本実施形態に係る指紋認証ICカード1について説明する。図1は,実施形態に係る指紋認証ICカード1の表面を説明する図,図2は,実施形態に係る指紋認証ICカード1の構成を説明する図,図3は,実施形態に係る指紋認証ICカード1に実装したMCU10のブロック図である。また,図4は,実施形態に係る指紋認証ICカード1の機能ブロック図である。図5は,指紋認証に用いられる指を説明する図である。図6は,指紋認証を行うときの指紋認証ICカード1の動作を説明する図である。そして,図7は,指紋情報を登録するときの指紋認証ICカード1の動作を説明する図である。
図1を参照すると,本実施形態に係る指紋認証ICカード1は,クレジットカードサイズのカード媒体で,指紋認証ICカード1の表面には,8個の接触端子を有する接触プレート101aと,指紋を読み取る指紋センサ111が現れている。指紋認証ICカード1の表面や裏面には,指紋認証ICカード1が利用されるサービスで必要な情報を印字でき,更に,指紋認証ICカード1が利用されるサービスで必要な媒体を加工できる。例えば,指紋認証ICカード1がクレジット決済サービスで利用される場合,クレジットカード番号,カード所持者の氏名および有効期限が指紋認証ICカード1の表面に印字される。また,指紋認証ICカード1がクレジット決済サービスで利用される場合,ホログラムが表面に,著名を記入する署名欄が裏面にそれぞれ加工される。
図2を参照すると,本実施形態に係る指紋認証ICカード1の構成には,指紋認証ICカード1で実行される処理を制御するMCU10(Micro Controller Unit)と,指紋を読み取る指紋センサ111を有する指紋センサモジュール11と,接触通信を確立するための接触プレート101aと,非接触通信を確立するためのアンテナコイル102aが含まれる。
図3を参照すると,MCU10は,外部の端末装置2との接続に使用する外部I/F(interface)として,接触I/F101および非接触I/F102を備える。接触I/F101は,例えば,ISO7816に適合する外部I/Fで,接触通信を確立するための接触プレート101aと接続している。非接触I/F102は,例えば,ISO14443に適合する外部I/Fで,非接触通信を確立するためのアンテナコイル102aと接続している。
更に,MCU10は,指紋認証ICカード1に実装されるMCU10と指紋センサモジュール11間の通信を確立するための内部I/F106を備えている。MCU10と指紋センサモジュール11間の通信を確立するための内部I/F106としては,例えば,SPI(Serial Peripheral Interface)を利用できる。
MCU10は,コンピュータプログラムに記述された命令セットを実行するプロセッサ100,電気的に書き換えできない不揮発性メモリであるROM104,電気的に書き換え可能な揮発性メモリであるRAM105,および,電気的に書き換え可能な不揮発性メモリであるNVM103(Non-volatile memory)を備える。
MCU10が備えるNVM103には,指紋認証に用いる参照指紋情報107として,接触I/F101で動作するときに優先的に利用する参照指紋情報107(第1参照指紋情報107a)と,非接触I/F102で動作するときに優先的に利用する参照指紋情報107(第2参照指紋情報107b)を,それぞれが対応する外部I/Fを識別できる状態で記憶される。本発明において,NVM103に記憶される参照指紋情報107の数は,端末装置2との通信に用いる外部I/Fの数(ここでは,2つ)になるが,これ以上の数の参照指紋情報107をNVM103に登録することもできる。
二つの参照指紋情報107それぞれが対応する外部I/Fを識別できために,MCU10が備えるNVM103には,参照指紋情報107とこれが対応する外部I/Fを紐づけた指紋管理情報108が記憶される。本実施形態において,MCU10は,端末装置2との通信に用いる外部I/Fとして,接触I/F101および非接触I/F102を備えているため,NVM103に記憶された指紋管理情報108において,第1参照指紋情報107aは接触I/F101に紐づけられており,第2参照指紋情報107bは非接触I/F102に紐づけられている。
図2を参照すると,指紋センサモジュール11は,指紋を読み取る機能を有する指紋センサ111と,MCU10との通信を制御するコントローラ110を備える。本実施形態の指紋認証ICカード1において,MCU10および指紋センサモジュール11それぞれは外部I/Fから供給された電力によってそれぞれ独立して動作する。接触I/F101で活性化された場合,接触I/F101と接続している接触プレート101aのVcc端子に入力された電力がMCU10および指紋センサモジュール11にそれぞれ供給される。また,非接触I/F102で活性化された場合,非接触I/F102と接続しているアンテナコイル102aが励起した電力がMCU10および指紋センサモジュール11にそれぞれ供給される。
指紋を読み取る方式として,センサ上に置いた指を滑らせるスワイプ式もあるが,本実施形態では,指紋認証ICカード1の操作勝手を考えて,指を滑らせることなく,センサ上に置いた指の指紋を読み取る静電容量型のエリア式を指紋センサ111に採用している。図1で図示したように,エリア式の指紋センサ111は面状になっている。
本実施形態の指紋認証ICカード1において,指紋センサモジュール11のコントローラ110は,指紋センサ111の上に置かれた指の指紋情報を読み取る動作を,指紋情報が読み取れるまで行い,指紋センサ111の上に置かれた指の指紋情報をコントローラ110が有するメモリに保持する。更に,コントローラ110は,内部I/F106を利用してMCU10のプロセッサ100と通信し,プロセッサ100からの要求に対応した処理を実行する。この処理には,指紋情報の読み取り状況を通知する処理と,指紋センサ111が読み取った指紋情報をMCU10のプロセッサ100に送信する処理が含まれる。
図4を参照すると,実施形態に係る指紋認証ICカード1は,プロセッサ100を動作させるコンピュータプログラムを利用して実現される機能として,コマンド処理手段120,指紋認証手段130および指紋登録手段140を備える。
指紋認証ICカード1が備えるコマンド処理手段120は,外部I/Fを利用して外部の端末装置2から受信したコマンドを処理手段である。コマンド処理手段120が対応しているコマンドは,指紋認証ICカード1を利用するサービスに依存するが,図4では,指紋を利用して指紋認証ICカード1の所持者を確認する本人確認コマンド121と,所持者の指紋情報を指紋認証ICカード1に登録する指紋登録コマンド122を該コマンドとして図示している。
指紋認証手段130は,コマンド処理手段120が本人確認コマンド121を処理するときに,コマンド処理手段120によって呼び出される手段である。指紋認証手段130は,コマンド処理手段120から呼び出されると,指紋認証ICカード1が使用中の外部I/Fを特定し,指紋認証に用いる最初の参照指紋情報107を使用中の外部I/Fに対応する参照指紋情報107に設定して,指紋センサ111が読み取った指紋情報を指紋認証する処理を実行する。なお,本実施形態において,使用中の外部I/Fは,指紋認証ICカード1を活性化する活性化処理が実行された外部I/Fになり,指紋認証ICカード1を活性化する活性化処理が実行されると,指紋認証ICカード1はコマンド処理が可能な状態になる。
指紋認証する際,指紋認証手段130が,指紋認証に用いる最初の参照指紋情報107を使用中の外部I/Fに対応する参照指紋情報107に設定するのは,図5で示したように,所持者によって,接触I/F101で指紋認証ICカード1を使うときと,非接触I/F102で指紋認証ICカード1を使うときとで,指紋認証に用いる指が変わることが多いからである。
図5(a)で図示したように,接触I/F101に対応した端末装置2aで指紋認証ICカード1を使う時,指紋認証ICカード1はその一部が端末装置2aに挿入されるため,指紋認証に用いる指は人差し指になることが多い。これに対し,図5(b)で図示したように,非接触I/F102に対応した端末装置2bで指紋認証ICカード1を使う時,指紋認証ICカード1は親指と人差し指で挟まれた状態で端末装置2bにかざされるため,指紋認証に用いる指は親指になることが多い。このように,非接触I/F102における指紋認証で用いられることが多い親指の指紋情報しか指紋認証に用いることができないと,正当な所持者であるにもかかわらず,接触I/F101における指紋認証に失敗してしまう。
そこで,本発明では,接触I/F101における指紋認証で所持者が用いる指(例えば,人差し指)の指紋情報と,非接触I/F102における指紋認証で所持者が用いる指(例えば,親指)の指紋情報それぞれを参照指紋情報107として指紋認証ICカード1に登録する。そして,指紋認証手段130は,指紋認証ICカード1が使用している外部I/Fに対応する参照指紋情報107を最初に用いて指紋認証ICカード1が指紋認証することで,指紋認証で用いる指が外部I/Fで異なることに起因する指紋認証の失敗を低減している。
ここから,指紋認証ICカード1の動作について詳細に説明する。まず,図6を参照しながら,指紋認証を行うときの指紋認証ICカード1の動作について説明する。
図6を参照すると,指紋認証を行うとき,指紋認証ICカード1のコマンド処理手段120は,端末装置2から本人確認コマンド121を受信する(S1)。本実施形態に係る指紋認証ICカード1は,接触I/F101と非接触I/F102の双方を備えているため,端末装置2からコマンドを受信した外部I/Fは,接触I/F101または非接触I/F102のいずれかになる。また,端末装置2から受信したコマンドの種類は,端末装置2から受信したコマンドのAPDU(Application Protocol Data Unit)から識別できるのが一般的である。
指紋認証ICカード1のコマンド処理手段120は,端末装置2から本人確認コマンド121を受信すると指紋認証手段130を呼び出す(S2)。
コマンド処理手段120から呼び出された指紋認証手段130は,指紋センサモジュール11のコントローラ110に,指紋情報の読み取り状況を問い合わせ,指紋センサモジュール11側で指紋情報の読み取りが完了している場合,指紋情報の送信をコントローラ110に指示し,指紋センサ111が読み取った指紋情報を指紋センサモジュール11のコントローラ110から受信する(S3)。
次に,指紋認証手段130は,使用中の外部I/Fを特定する(S4)。MCU10のプロセッサ100は,MCU10が使用している外部I/Fを示すフラグを有するのが一般的であり,このフラグを参照すれば,使用中の外部I/Fを特定できる。
次に,指紋認証手段130は,指紋管理情報108を参照し,指紋認証に用いる最初の参照指紋情報107を,使用中の外部I/Fに対応する参照指紋情報107に設定する(S5)。上述したように,本実施形態において,MCU10は,端末装置2との通信に用いる外部I/Fとして,接触I/F101および非接触I/F102を備え,指紋管理情報108において,第1参照指紋情報107aは接触I/F101に紐づけられており,第2参照指紋情報107bは非接触I/F102に紐づけられている。よって,使用中の外部I/Fが接触I/F101の場合,指紋認証に用いる最初の参照指紋情報107は第1参照指紋情報107aになり,使用中の外部I/Fが非接触I/F102の場合,指紋認証に用いる最初の参照指紋情報107は第2参照指紋情報107bになる。
次に,指紋認証手段130は,図6のS3で指紋センサモジュール11のコントローラ110から受信した指紋情報と,図6のS4で設定した参照指紋情報107を照合することで,指紋センサモジュール11のコントローラ110から受信した指紋情報を指紋認証する(S6)。
次に,指紋認証手段130は,図6のS6で実行した指紋認証の結果に応じて処理を分岐する。図6のS6で実行した指紋認証に成功した場合,指紋認証手段130は,図6のS9に進み,指紋認証の結果を成功に設定して,図6の手順は終了する。
図6のS6で実行した指紋認証に失敗した場合,指紋認証に用いられた指が違う可能性があるため,指紋認証手段130は,指紋管理情報108を参照し,指紋認証に用いる参照指紋情報107を,使用中の外部I/Fに対応しない他の参照指紋情報107に設定する(S7)。
次に,指紋認証手段130は,図6のS3で指紋センサモジュール11のコントローラ110から受信した指紋情報と,図6のS7で設定した参照指紋情報107を照合することで,指紋センサモジュール11のコントローラ110から受信した指紋情報を指紋認証する(S8)。
次に,指紋認証手段130は,図6のS8で実行した指紋認証の結果に応じて処理を分岐する。図6のS8で実行した指紋認証に成功した場合,指紋認証手段130は,図6のS9に進み,指紋認証の結果を成功に設定して,図6の手順は終了する。また,図6のS8で実行した指紋認証に失敗した場合,指紋認証手段130は,図6のS10に進み,指紋認証の結果を失敗に設定して,図6の手順は終了する。
図6の手順が実行されることで,指紋認証ICカード1が接触I/F101で動作しているとき,指紋認証で最初に利用される参照指紋情報107は接触I/F101に対応した第1参照指紋情報107aになり,第1参照指紋情報107aを用いた指紋認証に失敗すると,指紋認証で利用される参照指紋情報107は非接触I/F102に対応した第2参照指紋情報107bに切り替わる。また,指紋認証ICカード1が非接触I/F102で動作しているとき,指紋認証で最初に利用される参照指紋情報107は非接触I/F102に対応した第2参照指紋情報107bになり,第2参照指紋情報107bを用いた指紋認証に失敗すると,指紋認証で利用される参照指紋情報107は接触I/F101に対応した第1参照指紋情報107aに切り替わる。
次に,図7を参照しながら,指紋情報を登録するときの指紋認証ICカード1の動作について説明する。
図7を参照すると,指紋情報を登録するとき,指紋認証ICカード1のコマンド処理手段120は,端末装置2から指紋登録コマンド122を受信し(S20), 指紋認証ICカード1のコマンド処理手段120は,端末装置2から指紋登録コマンド122を受信すると指紋登録手段140を呼び出す(S21)。
コマンド処理手段120から呼び出された指紋登録手段140は,指紋センサモジュール11のコントローラ110に,指紋情報の読み取り状況を問い合わせ,指紋センサモジュール11側で指紋情報の読み取りが完了している場合,指紋情報の送信をコントローラ110に指示し,指紋センサ111が読み取った指紋情報を指紋センサモジュール11のコントローラ110から受信する(S22)。
次に,指紋登録手段140は,使用中の外部I/Fを特定する(S23)。次に,指紋登録手段140は,図7のS22で指紋センサモジュール11のコントローラ110から受信した指紋情報を参照指紋情報107としてNVM103に書き込んだ後(S24),図7のS24でNVM103に書き込んだ参照指紋情報107を,図7のS23で特定した使用中の外部I/Fに紐づけた情報を指紋管理情報108に書き込むことで,指紋管理情報108を更新して(S25),図7の手順は終了する。
図7の手順が実行されることで,接触I/F101で動作するときに指紋センサ111が読み取った指紋情報が接触I/F101に対応する参照指紋情報107としてNVM103に登録され,非接触I/F102で動作するときに指紋センサ111が読み取った指紋情報が非接触I/F102に対応する参照指紋情報107としてNVM103に登録される。
1 指紋認証ICカード
10 MCU
100 プロセッサ
101 接触I/F
102 非接触I/F
103 NVM
107 参照指紋情報
108 指紋管理情報
11 指紋センサモジュール
110 コントローラ
111 指紋センサ
120 コマンド処理手段
130 指紋認証手段
140 指紋登録手段

Claims (3)

  1. 端末装置との接続に使用する外部I/Fである接触I/Fおよび非接触I/F,プロセッサ並びにNVMを有するMCUと,指紋センサを有する指紋センサモジュールを実装し,指紋認証に用いる参照指紋情報として,接触I/Fで動作するときに優先的に利用する参照指紋情報と,非接触I/Fで動作するときに優先的に利用する参照指紋情報を,それぞれが対応する外部I/Fを識別できる状態でNVMに記憶し,プロセッサを利用して実現される機能として,指紋認証に用いる最初の参照指紋情報を使用中の外部I/Fに対応する参照指紋情報に設定して,指紋センサが読み取った指紋情報を指紋認証する指紋認証手段を備えた,ことを特徴とする指紋認証ICカード。
  2. 前記指紋認証手段は,使用中の外部I/Fに対応する参照指紋情報を用いた指紋認証に失敗すると,使用中の外部I/Fに対応しない他の参照指紋情報を用いて指紋認証を実行することを特徴とする,請求項1に記載した指紋認証ICカード。
  3. プロセッサを利用して実現される機能として,接触I/Fで動作するときに指紋センサが読み取った指紋情報を接触I/Fに対応する参照指紋情報としてNVMに登録し,非接触I/Fで動作するときに指紋センサが読み取った指紋情報を非接触I/Fに対応する参照指紋情報としてNVMに登録する指紋登録手段を備えていることを特徴とする,請求項1または2に記載した指紋認証ICカード。
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