JP2021059414A - シート矯正装置、印刷装置、印刷システム - Google Patents

シート矯正装置、印刷装置、印刷システム Download PDF

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Abstract

【課題】ベルト対で挟持して矯正を行うときの画像傷の発生を抑制する。【解決手段】液体が付与されたシートPを挟んで搬送する一対のベルト611A、611Bと、ベルト対602に曲率を与える複数のローラ603と、ベルト対602の少なくとも一方のベルトを介してシートPを加熱するヒータ604と、各ベルト611の幅方向位置を検出するベルト位置検出手段670と、ベルト位置検出手段670の検出結果に基づいて各ベルト611の蛇行を補正する蛇行補正機構660とを備え、ベルト611は、ローラ603に接触している状態で、ローラ603の周面に沿って幅方向に移動可能であり、ベルト611は表面にフッ素樹脂層を有し、各ベルト611の幅方向の移動量の和が予め定めた規定値内に収まるように各ベルト611の蛇行を補正する制御をする。【選択図】図14

Description

本発明はシート矯正装置、印刷装置、印刷システムに関する。
用紙などのシートに液体を付与して印刷する場合、シートに液体が付与されることで生じるコックリングを抑制するシート矯正装置を備えることが知られている。
従来、シート矯正装置として、液体が付与されたシートを挟んで搬送するベルト対と、ベルト対に曲率を与える複数の曲面部材と、ベルト対の少なくとも一方を介してシートを加熱する加熱手段と、ベルト対の各ベルトの蛇行を補正するステアリングコントロールローラとを備えるものが知られている(特許文献1)。
特開2019−119607号公報
ところで、一対のベルトでシートを挟んで加熱しながらシートの矯正を行う場合、ベルトの蛇行によって、定着前の液体がベルトで擦られて画像傷が発生するという課題ある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、画像傷の発生を抑制することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係るシート矯正装置は、
液体が付与されたシートを挟んで搬送する一対のベルトと、
前記一対のベルトに曲率を与える複数の曲面部材と、
前記一対のベルトの少なくとも一方のベルトを介して前記シートを加熱する加熱手段と、
前記一対のベルトの各ベルトの幅方向位置を検出するベルト位置検出手段と、
前記ベルト位置検出手段の検出結果に基づいて前記各ベルトの蛇行を補正する蛇行補正手段と、
前記蛇行補正手段を制御する手段と、を備え、
前記一対のベルトは、前記曲面部材に接触している状態で、前記曲面部材の曲面に沿って前記ベルトの幅方向に移動可能であり、
前記シートの液体が付与された面と接触する前記ベルトの少なくとも一方は、表面にフッ素樹脂層を有し、
前記制御する手段は、各ベルトの幅方向の移動量の和が予め定めた規定値内に収まるように前記各ベルトの蛇行を補正する制御をする
構成とした。
本発明によれば、画像傷の発生を抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る印刷装置の概略説明図である。 乾燥部を構成する乾燥装置の一例の側面説明図である。 シート矯正部を構成するシート矯正装置の一例の側面説明図である。 同シート矯正装置の出口側の拡大側面説明図である。 上ベルトの蛇行補正機構の一例の斜視説明図である。 ベルト位置検出手段の説明に供する説明図である。 シート矯正装置の蛇行補正制御及び乾燥装置の加熱制御に係る部分のブロック説明図である。 蛇行補正制御手段によるベルトの蛇行補正制御の説明に供するステアリングコントロールローラの傾き角度とベルトの幅方向の移動速度の関係の一例の説明図である。 蛇行補正における幅方向のベルト移動量の和の説明に供する説明図である。 シートの残溶剤量とシートの変形に対する矯正効果の関係の一例の説明に供する説明図である。 ベルト対のベルトのコーティングと画像傷の関係の一例の説明に供する説明図である。 ベルト対のベルトのコーティングと擦った量(摺擦量)と画像傷の関係の一例の説明に供する説明図である。 乾燥装置の加熱制御の一例の説明に供するフロー図である。 シート矯正装置における蛇行補正制御の説明に供するフロー図である。 本発明の第2実施形態に係るシート矯正装置の側面説明図である。 同第2実施形態における蛇行補正制御の説明に供するフロー図である。 本発明の第3実施形態における蛇行補正制御の説明に供するフロー図である。 本発明の第4実施形態における蛇行補正制御の説明に供するフロー図である。 本発明の第5実施形態に係るシート矯正装置の側面説明図である。 本発明の第6実施形態に係るシート矯正装置の側面説明図である。 本発明の第7実施形態に係るシート矯正装置の側面説明図である。 本発明の第8実施形態に係るシート矯正装置の側面説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明の第1実施形態に係る印刷装置の概要について図1を参照して説明する。図1は同印刷装置の概略説明図である。
印刷装置1は、搬入部100と、印刷部200と、乾燥部300と、シート矯正部600と、搬出部400とを備えている。印刷装置1は、搬入部100から搬入されるシートPに対し、印刷部200で液体を付与して所要の印刷を行い、乾燥部300でシートPに付着した液体を乾燥させた後、シート矯正部600でシートPに生じたコックリングなどの波打ち変形を矯正して、シートPを搬出部400に排出する。
搬入部100は、複数枚のシートPが積載される搬入トレイ110と、搬入トレイ110からシートPを1枚ずつ分離して送り出す給送装置120と、シートPを印刷部200へ送り込むレジストローラ対130とを備えている。
給送装置120には、ローラやコロを用いた装置や、エア吸引を利用した装置など、あらゆる給送装置を用いることが可能である。給送装置120により搬入トレイ110から送り出されたシートPは、その先端がレジストローラ対130に到達した後、レジストローラ対130が所定のタイミングで駆動することにより、印刷部200へ送り出される。
印刷部200は、シートPを外周面に担持して搬送する担持ドラム210と、担持ドラム210に担持されたシートPに向けて液体を吐出する液体を付与する手段である液体吐出部220とを備えている。また、印刷部200は、送り込まれたシートPを受け取って担持ドラム210へ渡す渡し胴201と、担持ドラム210によって搬送されたシートPを乾燥部300へ受け渡す受け渡し胴202を備えている。
搬入部100から印刷部200へ搬送されてきたシートPは、渡し胴201の表面に設けられたシートグリッパによって先端が把持され、渡し胴201の回転に伴って搬送される。渡し胴201により搬送されたシートPは、担持ドラム210との対向位置で担持ドラム210へ受け渡される。
担持ドラム210の表面にもシートグリッパが設けられており、シートPの先端がシートグリッパによって把持される。担持ドラム210の表面には、複数の吸引孔が分散して形成されており、各吸引孔には吸引装置211によって担持ドラム210の内側へ向かう吸い込み気流が発生する。
そして、渡し胴201から担持ドラム210へ受け渡されたシートPは、シートグリッパによって先端が把持されるとともに、吸い込み気流によって担持ドラム210の表面に吸着され、担持ドラム210の回転に伴って搬送される。
液体吐出部220は、液体吐出手段であり、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色の液体(インク)を吐出して画像を印刷するものであり、液体の色ごとに個別の液体を付与する手段である液体吐出ヘッド220C,220M,220Y,220Kを備えている。なお、必要に応じて、白色、金色、銀色などの特殊な液体を吐出する液体吐出ヘッド、表面コート液などの処理液を吐出する液体吐出ヘッドを設けることもできる。
液体吐出部220の液体吐出ヘッド220C,220M,220Y,220Kは、印刷情報に応じた駆動信号によりそれぞれ吐出動作が制御される。担持ドラム210に担持されたシートPが液体吐出部220との対向領域を通過するときに、液体吐出ヘッド220C,220M,220Y,220Kから各色の液体が吐出され、当該印刷情報に応じた画像が印刷される。
乾燥部300は、印刷部200から搬送されてくるシートPを吸着して搬送する吸引搬送機構部320と、吸引搬送機構部320で搬送されるシートPを乾燥させる乾燥機構部310などとを備えている。
印刷部200から搬送されてきたシートPは、吸引搬送機構部320に受け取られた後、乾燥機構部310を通過するように搬送され、シート矯正部600に受け渡され、シート矯正部600から搬出部400へ受け渡される。
乾燥機構部310を通過するとき、シートP上の液体には乾燥処理が施される。これにより液体中の水分等の液分が蒸発し、シートP上に液体中に含まれる着色剤が定着する。
シート矯正部600を乾燥処理後のシートPが通過することで、シートPのコックリングなどの変形が矯正される。
搬出部400は、複数のシートPが積載される排出トレイ410を備えている。シート矯正部600から搬送されてくるシートPは、排出トレイ410上に順次積み重ねられて保持される。
なお、印刷装置1には、例えば、シートPに対して前処理を行う前処理部を印刷部200の上流側に配置したり、液体が付着したシートPに対して後処理を行う後処理部をシート矯正部600と搬出部400との間に配置したりすることもできる。
前処理部としては、例えば、液体と反応して滲みを抑制するための処理液をシートPに塗布する先塗り処理を行うものが挙げられる。また、後処理部としては、例えば、印刷部200で印刷されたシートを反転させて再び印刷部200へ送ってシートPの両面に印刷するためのシート反転搬送処理や、複数枚のシートを綴じる処理などを行うものが挙げられる。
なお、印刷装置1には、例えば、シート材Pに対して前処理を行う前処理部を印刷部200の上流側に配置したり、液体が付着したシート材Pに対して後処理を行う後処理部を乾燥部300と搬出部400との間に配置したりすることもできる。
前処理部としては、例えば、液体と反応して滲みを抑制するための処理液をシート材Pに塗布する先塗り処理を行うものが挙げられる。また、後処理部としては、例えば、印刷部200で印刷されたシートを反転させて再び印刷部200へ送ってシート材Pの両面に印刷するためのシート反転搬送処理や、複数枚のシートを綴じる処理などを行うものが挙げられる。
また、本願における「印刷装置」は、インクジェット記録装置に限らず、シートに向けて液体を吐出する液体吐出ヘッドを備え、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではなく、例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するものも含まれる。
また、「印刷装置」は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
また、「液体」は、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどであり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液等の用途で用いることができる。
また、「印刷装置」は、液体吐出ヘッドとシート材とが相対的に移動する装置があるが、これに限定するものではない。具体例としては、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置などが含まれる。
また、「液体吐出ヘッド」とは、吐出孔(ノズル)から液体を吐出・噴射する機能部品である。液体を吐出するエネルギー発生源として、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子又は薄膜型圧電素子)、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどの吐出エネルギー発生手段を使用することができるが、使用する吐出エネルギー発生手段が限定されるものではない。
次に、乾燥部を構成する乾燥装置の一例について図2を参照して説明する。図2は同乾燥装置の側面説明図である。
乾燥装置301は、乾燥手段であり、加熱手段を含む乾燥機構部310と搬送手段である吸引搬送機構部320とを備えている。
乾燥機構部310は、チャンバ311の内部空間311aに、送風手段である送風ユニット312と、加熱手段であるIRヒータなどの輻射ヒータ313とを備えている。送風ユニット312は、吸引搬送機構部320によって搬送されるシートPに向けて送風する。輻射ヒータ313は、吸引搬送機構部320によって搬送されるシートPに向けて輻射熱(例えば、赤外線)を放射する
乾燥機構部310では、チャンバ311の内部空間311aへ搬送されてくるシート材に対し、輻射ヒータ313による輻射熱と、送風ユニット312による送風(空気の吹付け)とによって、シート材Pに付与された液体を乾燥させる。
なお、ここでは、複数の送風ユニット312がシート材Pの搬送方向に並んで配置された構成としているが、送風ユニット312の数や配置はこれに限定されない。また、複数の輻射ヒータ313がシート材Pの搬送方向に並んで配置された構成としているが、輻射ヒータ313の数や配置はこれに限定されない。
吸引搬送機構部320は、駆動ローラ322と従動ローラ323との間に掛け回された搬送ベルト321を有し、搬送ベルト321の周回移動によって搬送ベルト321の表面に担持されたシートPを搬送方向Y(矢印方向)に搬送する。
搬送ベルト321は複数の微小な貫通孔(吸引孔)を有し、吸引機構324によってシートPが搬送ベルト321に吸着されて搬送される。搬送ベルト321は、搬送方向の上流側部分が印刷部20の受け渡し胴25に対向するように配置されている。受け渡し胴25によって搬送されてきたシートPは、搬送ベルト321へ受け渡され、搬送ベルト321の表面上に担持される。
そして、乾燥機構部310のチャンバ311の内部空間311aには、搬送面を構成する搬送ベルト321と送風ユニット312及び輻射ヒータ313との間にガード部材316を配置している。ガード部材316は搬送ベルト321からシートPが浮き上がったときなどに輻射ヒータ313などと接触することを防止する。
次に、シート矯正部を構成するシート矯正装置の一例について図3及び図4を参照して説明する。図3は同シート矯正装置の側面説明図、図4は同じく搬送ローラ付近の拡大説明図である。
シート矯正装置601は、乾燥装置301のシート搬送方向下流側に配置されている。
シート矯正装置601は、ベルト対602を備えている。ベルト対602は、シートPを挟んで搬送する一対のベルト611(上ベルト611A、下ベルト611B)で構成される。ベルト対602は、シートPに張力を付与する手段を構成している。
本実施形態では、上ベルト611A及び下ベルト611Bとして、表面にフッ素樹脂層を有するベルトを使用している。ここでは、PFA(パーフルオロアルコキシアルカン)をコーティングしてフッ素樹脂層を形成している。フッ素樹脂層としては、PFAとPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)の両方を含む膜とすることもできる。PTFEを含むことで耐久性を向上することができる。
上ベルト611Aは、搬送ローラ621A、ステアリングコントロールローラ622A、従動ローラ624A、625Aに掛け回され、テンションローラ623Aによってテンションが与えられている。
下ベルト611Bは、搬送ローラ621B、ステアリングコントロールローラ622B、従動ローラ624B、625Bに掛け回され、テンションローラ623Bによってテンションが与えられている。
これらの上ベルト611Aと下ベルト611Bは、搬送ローラ621A、621Bが回転駆動されることによって矢印方向に周回移動し、シートPを挟み持ってシートPを搬送方向(矢印Y方向、以下「搬送方向Y」という。)に搬送する。本実施形態では、搬送ローラ621Bに駆動モータから回転駆動力が伝達され、搬送ローラ621Aは搬送ローラ621Bからギアを介して駆動力が伝達される。
また、搬送ローラ621Aと搬送ローラ621Bとは、図4に示すように、ギャップG10の間隔を置いて離間して配置されている。
上ベルト611Aと下ベルト611BとでシートPを挟み持って搬送する領域Tは、上ベルト611Aと下ベルト611Bのみで発生するシートPを挟持して搬送する領域と、ローラ603がベルト対602を押すことにより発生する挟持力によってシートPを挟み持つ領域とで構成されている。
このとき、ローラ603のベルト対602を挟んで反対側には回転体などが配置されておらず、ローラ603に接触していない側の上ベルト611A又は下ベルト611Bはローラ603と反対側で他の部材に接触していない。したがって、各ベルト611は、曲面部材であるローラ603に接触している状態で、ローラ603の周面(曲面部材の曲面)に沿ってベルト幅方向(上ベルト611A、下ベルト611Bの幅方向)に移動可能である。
ここで、テンションローラ623A、623Bは、ベルト対602の各ベルト611A、612に対し、シートPを挟み持つベルト面が搬送方向Yの上流側と下流側とに引っ張られる方向に作用する張力を付与する手段となる。
そして、ベルト対602の上ベルト611Aと下ベルト611Bの各ベルト面が対向(対面)してシートPを挟み持つ領域Tで、ベルト対602の上ベルト611A又は下ベルト611Bの内面に接触し、搬送方向Yに沿って配置されている複数(ここでは、6個)の曲面部材であるローラ603(603A、603B)を備えている。ローラ603は、ベルト対602の一部を湾曲形状に変形(湾曲変形)させている。
ローラ603は、発熱手段としてのヒータ604を内蔵しており、ベルト対602を介してローラ603に押し付けられて湾曲変形しているシートPの領域を加熱する加熱手段を兼ねている加熱ローラである。
ここでは、上ベルト611Aと下ベルト611Bの各ベルト面が対向(対面)する領域内において、ローラ603Bを最上流側として、ローラ603Aとローラ603Bとを交互に配置している。
そして、ローラ603Aは、その周面がベルト対602の上ベルト611A側に押し付けられることで、ベルト対602を下方に凸形状になるように湾曲変形させる。ローラ603Bは、その周面がベルト対602の下ベルト611B側に押し付けられることで、ベルト対602を上方に凸形状になるように湾曲変形させる。
つまり、シートPの搬送方向において、シートPの一面側が凸形状になる方向に湾曲変形させるローラ603Aと、シートPの他面側が凸形状になる方向に湾曲変形させるローラ603Bとが交互に配置されている。なお、ローラ603Aを最上流側にしてローラ603Aとローラ603Bとを交互に配置することもできる。
このシート矯正部600におけるシート矯正装置601によるコックリング(変形)矯正作用について説明する。
シートPにコックリング(波打ち)が残った状態であるとき、シートPをローラ603の周面などの湾曲面に張力をかけながら巻き付けると、巻き付いている間は、波打ちが消える。これは、液体が付与されて膨潤している部分と液体が付与されていない部分のシートPの長さを強制的に同じ長さにできるためである。
しかしながら、湾曲面に張力をかけながら巻き付けただけでは、張力がなくなると波打ちが元に戻り矯正されない。
そこで、シートPを加熱手段で加熱してシートP内の水分を飛ばしながらしごくことで、液体が付与された部分と液体が付与されていない部分の長さを同じにでき、シートPのコックリングなどの波打ち変形を矯正することができる。
つまり、図3に示すように、シートPを2つの上ベルト611Aと下ベルト611Bとの間に挟み持ち、この状態で、ベルト対602を加熱ローラであるローラ603の周面に押し付けることで、ベルト対602はシートPを挟持したまま湾曲状に変形される。
これにより、シートPはローラ603によって加熱され、ローラ603の周面に倣うことによって、液体が付与された部分と液体が付与されていない部分の長さが同じになってシートPのコックリングなどの波打ち変形が矯正される。
このように、シートPを加熱した状態で、シートPに張力を付与しながら曲面部材(ここではローラ)に押し付けて湾曲変形させることで、効率的にシートの変形を矯正することができる。
そして、図3に示すように、上ベルト611Aと下ベルト611Bが対向する領域(シートPを挟み持つ領域T)に接触し、搬送方向Pに沿って、複数の曲面部材としての加熱ローラであるローラ603(603A、603B)を配置している。
つまり、前述したように、シートPを加熱手段で加熱してシートP内の水分を飛ばしながらしごくことで、液体が付与された部分と液体が付与されていない部分の長さを同じにでき、シートPのコックリングなどの波打ち変形を矯正することができる。
この場合、1つの曲面部材(ローラ)の周面に大きな巻き付け角度で巻き付けるよりも、複数の曲面部材(ローラ)に小さな巻き付け角で複数回巻き付ける方が、矯正効果が大きくなる。
例えば、φ80のローラにシートPを1回で90度の巻き付け角θで巻きつけた場合よりも、30度の巻き付け角θによる巻きつけを3回行った場合の方が、シートPの変形に対する矯正効果が大きくなる。
このように、複数の曲面部材を搬送方向に並べて配置することによって、より効率的にシートの変形の矯正を行うことができる。
また、本実施形態においては、下ベルト611Bの張力(テンション)は上ベルト611Aの張力以下としている。
つまり、シートPは、上ベルト611Aと下ベルト611Bに挟持されて搬送されるが、挟持されているため、ローラ603AにシートPを押し付ける力を与えるのは下ベルト611Bであり、ローラ603BにシートPを押し付けるのは上ベルト611Aである。
ここで、下ベルト611Bのテンションを弱くすることで、液体が付与された面(画像面)が触れるローラ603Aに押し付ける力が弱くなり、画像傷の発生を減少できる。
一方、上ベルト611Aは、必要テンションを維持して、確実にローラ603Bに押さえつけるようにすることで、矯正能力が減少することを防止できる。
また、本実施形態においては、シートPの搬送方向において、最も上流側のローラ603B(603Ba)の周面にシートPが倣う周方向領域の長さが、他のローラ603にシートが倣う周方向領域の長さよりも短い構成としている。つまり、最上流のローラ603B(603Ba)への巻き付け角を最も小さくしている。
これにより、乾燥部300を通過した直後にシートPが接触する最も上流側のローラ603B(603Ba)の部分での接触領域が少なくなり、摺擦量を減らすことで、画像傷の発生を抑制することができる。
さらに、シートPの搬送方向において、最も上流側のローラ603B(603Ba)は、ベルト対602の内のシートPの液体付与面と反対の面に接触している下ベルト611Bに接触する。
これにより、温度が高いほど画像傷が発生しやすいため、最も画像傷が発生しやすい最も上流側は裏面から加熱することで、液体温度を必要以上に高めない効果があり、画像傷の発生抑制できる。
また、ローラ603は従動ローラとすることで、蛇行が発生し難くなり、矯正効果も向上する。
次に、ベルトの蛇行補正手段の一例について図5及び図6を参照して説明する。図5は上ベルトの蛇行補正機構の一例の斜視説明図、図6は同じくベルト位置検出手段の説明に供する説明図である。
蛇行補正機構660は、蛇行補正手段を構成し、ステアリングコントロールローラ622Aと、モータ661と、モータ661によって回動されるアーム662と、上ベルト611Aの幅方向(移動方向と直交する方向)の位置を検出するベルト位置検出手段670とを備えている。
ステアリングコントロールローラ622Aは、ステー664に回転中心となる支持部665を介して矢印A方向に傾け可能に保持されたローラ保持部材666に両端部を回転可能に保持されている。ステアリングコントロールローラ622Aの一端部はアーム662の一端部に連結され、アーム662の他端部はモータ661に連結されている。
これにより、モータ661を回転駆動することで、アーム662が回転中心662aを中心にして矢印B方向に回転し、ステアリングコントロールローラ622Aが支持部665を中心にして矢印A方向に傾けることができる。したがって、モータ661の回転角を制御することで、ステアリングコントロールローラ622Aの操舵角を任意の値に設定できる。
ベルト位置検出手段670は、図6にも示すように、2つの受光素子671A、671Bを配置した受光部671と、2つの受光素子671A、671Bを遮るように配置された遮蔽板672とを備えている。
遮蔽板672は、回転軸672aを中心に矢印C方向に回転可能に配置され、一端部側に上ベルト611Aの幅方向端部に当接するピン部材674が設けられ、受光部671に対向する他端部側にスリット673が設けられている。
このように構成した蛇行補正手段において、上ベルト611Aが蛇行することで、上ベルト611Aの端部でピン部材674が押されて、遮蔽板672が回転軸672aを中心に矢印C方向に回転する。これにより、遮蔽板672のスリット673と受光部671の受光素子671A、671Bとの位置関係が変化する。
このとき、遮蔽板672のスリット673と受光素子671A、671Bとの位置関係は、例えば図6に示すようになる。図6(a)はスリット673が受光素子671A、671Bに跨って対向している線形範囲にある場合を示している。図6(b)はスリット673が一方(ここでは受光素子671B)のみに対向している飽和領域にある場合を示している。図6(c)はスリット673が一方(ここでは受光素子671B)の一部のみに対向しているエラー領域にある場合を示している。
受光素子671A、671Bは、開口面積(スリット673との対向面積)に応じた電圧を出力している。したがって、受光素子671A、671Bの出力を見ることで、上ベルト611Aの現在位置を判別することができる。
そこで、ベルト位置検出手段670によって検出した結果から上ベルト611Aが中央値からずれていると判断された場合は、逆方向へ移動させる方向にステアリングコントロールローラ622Aを操舵することで、蛇行を補正できる。
なお、下ベルト611Bの蛇行補正機構についても同様である。
次に、シート矯正装置の蛇行補正制御及び乾燥装置の加熱制御に係る部分について図7のブロック説明図を参照して説明する。
蛇行補正制御手段801は、ベルト位置検出手段670の検出結果に基づいて蛇行補正機構660のモータ661の駆動を制御して上ベルト611A、下ベルト611Bの蛇行を補正する。このとき、蛇行補正制御手段801は、上ベルト611A、下ベルト611Bの幅方向の移動速度(単位長さ当たりベルトを搬送した場合の寄り量の総和(移動量の総和L3))が規定値内に収まるように制御する。
蛇行補正制御手段801には、操作部802からシートPの厚みに相関する情報が入力される。ここでは、シートPの種別を示す情報がそれぞれ入力される。
記憶手段803には、シートPの種別と厚さの関係、シートPの厚さに対して蛇行補正を行うときの規定値などが記憶されている。
そして、蛇行補正制御手段801は、操作部802から入力されたシートPの種別情報からシートPの厚さを判別し、シートPの厚さを対応した規定値を読み出して、規定値内にベルト幅方向の移動速度が収まるようにモータ661の回転角を制御する。
乾燥制御手段811は、乾燥手段である乾燥装置301の輻射ヒータ313のON/OFF及び発熱温度(加熱温度)などを制御する手段である。
乾燥制御手段811には、操作部802からシートPの厚みに相関する情報が入力される。ここでは、シートPの種別を示す情報がそれぞれ入力される。
記憶手段803には、シートPの種別と厚さの関係、シートPの厚さと乾燥装置301の加熱温度との関係などの情報が記憶されている。
そして、乾燥制御手段811は、操作部802から入力されたシートPの種別情報からシートPの厚さを判別し、シートPの厚さによって輻射ヒータ313の発熱温度(加熱温度)を制御して、シートPの乾燥の程度(度合い)を変更する。
次に、蛇行補正制御手段によるベルト611の蛇行補正制御について図8及び図9も参照して説明する。図8はステアリングコントロールローラの傾き角度とベルトの幅方向の移動速度の関係の一例の説明図、図9は蛇行補正における幅方向のベルト移動量の和の説明に供する説明図である。
蛇行補正制御手段801は、ステアリングコントロールローラ622のローラ位置のホーミング動作を行う。このホーミング動作では、蛇行補正機構660のモータ661を一方向に回転させて、ホームポジションを検出することで、ステアリングコントロールローラ622の位置を常にホームポジション位置へ移動させる。
次いで、蛇行補正制御手段801は、ベルト611の位置の初期化を行う。この初期化動作では、ベルト611を規定時間(短い時間)駆動して、各ベルト611の目標中央値からのずれ量の総和(L1+L2)が規定値以内(例えば0±100μm以内:図9のずれ量の総和L3)である場合、レディ状態とする。
その後、蛇行補正制御手段801は、印刷開始と同時にベルト611の駆動及び蛇行補正制御を開始する。
この蛇行補正制御では、ベルト位置検出手段670の受光部671の各受光素子671A、671Bの出力値からベルト611の現在位置を取得する。例えば、ベルト611の一周平均を現在位置として取得し、例えば図8に示すように、予め取得されたローラ角度と幅方向の移動速度(図8では「ベルト寄り速度」と表記)の関係から、幅方向の移動速度を規定値内に抑えるようにステアリングコントロールローラ622を傾ける制御を行う。
ここで、本実施形態においては、図9を参照して、上ベルト611Aと下ベルト611Bの相対的な幅方向のベルト移動量の和が規定値以内になるように制御する。幅方向のベルト移動量の和L3は、上ベルト611A、下ベルト611Bの基準位置(図9(a))に対して、上ベルト611Aと下ベルト611Bとが反対方向に移動したときの移動量の和(L3=L1+L2)であり、画像傷を発生させない量である。
この移動量(寄り量)L1と移動量(寄り量)L2を同じ量とすれば、シートPに対する上ベルト611Aと下ベルト611Bの幅方向の移動速度が同じになるので、シートPの表裏の摺擦量を均一にできる。
また、移動量L1と移動量L2は異なる量であってもよい。例えば、シートPの画像面(液体付与面)と反対側の面と接触する下ベルト611Bの寄り量L2を上ベルト611Aの寄り量L1よりも大きくすれば、画像面であるシートPの表面の摺擦量を裏面よりも小さくできるので、画像傷への影響を軽減することができる。
このように、各ベルト611の幅方向の移動量L1、L2の和L3が予め定めた規定値内に収まるように各ベルト611の蛇行を補正する制御をする。これにより、画像傷の発生を抑制する。
また、ベルト611の幅方向の移動速度が上下で大きく異なると、シートP(液体付与面)がベルト611と擦れあい、画像傷が発生しやすくなるので、本実施形態では、上ベルト611Aと下ベルト611Bのベルト幅方向の移動を同じとしている。
なお、上ベルト611Aと下ベルト611Bでベルト幅方向の移動を全く同じにしなくてもよく、例えば、下ベルト611Bは上ベルト611Aより速く移動するようにしてもよい。ただし、このとき、下ベルト611Bの移動にシートPが引っ張られない程度の上下速度差とすることが好ましい。
これに対して、上下のベルト611を別々に制御して蛇行補正を行う、つまり、各ベルトの蛇行量上限値に到達すると反対側に移動し、他方側の蛇行量上限値に到達すると反対側に移動することを繰り返す制御を行うと、シートPの液体付与面が擦られることによる画像傷が発生しやすくなる。
次に、シート矯正装置601に送られるシートPの残溶剤量とシートPの変形に対する矯正効果の関係の一例について図10を参照して説明する。図10は同説明に供する説明図である。
図10の横軸は残溶剤量を、縦軸はシートPの変形の程度をランク0からランク5で表している。ランク0が最も変形が大きく、ランク5が最も変形が少ないものとする。
この例では、乾燥部300による乾燥を行った直後における残溶剤量は、シートP1が500[mg/m]未満、シートP2は1600[mg/m]、シートP3は2100[mg/m]とする。
このとき、シートP1の変形ランクa1は「0」、シートP2の変形ランクa2は「1」、シートP3の変形ランクa3は「2.5」となっている。
このようなシートP1〜P3を、シート矯正部600を高速モード(相対的に高い搬送速度)で通紙させることで、それぞれ変形ランクb1、b2、b3に遷移し、いずれも変形ランクが高くなる(変形が少なくなる)。
また、シートP2を、シート矯正部600を低速モード(高速モードよりも低い搬送速度)で通紙させることで、変形ランクcに遷移し、高速モードの場合よりも変形ランクが高くなる(変形が少なくなる)。
さらに、シートP2を、シート矯正部600を低速モードで通紙させ、かつ、ヒータ604の加熱温度を高くすることで、変形ランクdに遷移し、定速モードの場合よりも変形ランクが高くなる(変形が少なくなる)。
この結果から、シートPの残溶剤量が多いほど、乾燥直後のシートPの変形が少なくなる。さらに、残溶剤量が500[mg/m]未満のときよりも多い状態では、矯正効果(矯正によって変形が低減する量)が上がっている。また、シート矯正部600の加熱温度が高温であり、低速モードである場合(投入熱量が多い場合)ほど、矯正効果が向上する。したがって、残溶剤量が500[mg/m]以上とすることが好ましい。
つまり、コックリングなどの変形を生じるシートPについては残溶剤量を多くすることで、シート矯正部600における矯正効果を高めることができる。残溶剤量を多くするには、乾燥部300における乾燥の程度(乾燥度合い)を低くする、つまり、完全に乾燥していない半乾燥状態にすればよい。
次に、ベルト対のベルトのコーティングと画像傷の関係の一例について図11を参照して説明する。図11は同説明に供する説明図である。
本実施形態では、前述したように、ベルト対602の上ベルト611A及び下ベルト611Bには、PFA(パーフルオロアルコキシアルカン)をコーティングしてフッ素樹脂層(膜)形成している。
図11の横軸は残存溶剤量を、縦軸は画像を擦った(摺擦した)ときに破壊された部分の面積率(破壊面積率)を表している。図11(a)はPFAのフッ素樹脂層を有するベルトの場合を、図11(b)はPI(ポリイミド)のベルトの場合を示している。また、ベルト温度(プローブ温度)は130℃、150℃を例にしている。
この図7より、フッ素樹脂層を有するベルトを使用することで、フッ素樹脂層を有しないベルトよりも画像傷を抑制することができることが分かる。
次に、ベルト対のベルトのコーティングと擦った量(摺擦量)と画像傷の関係の一例について図12を参照して説明する。図12は同説明に供する説明図である。
図12の横軸は摺擦量を、縦軸は画像を擦った(摺擦した)ときに白抜けした面積率(破壊面積率)を表している。この場合、残溶剤量は1261mg/m)としている。
この図12から摺擦量を少なくすると、画像傷が発生しづらいことがわかる。
そして、摺擦量との関係では、残溶剤量を1300mg/m以下にすることが好ましい。
次に、乾燥装置の加熱制御の一例について図13のフロー図を参照して説明する。
まず、シートPの種別情報を取得し(ステップS1、以下、単に「S1」というように表記する。)、取得したシートPの種別情報に基づいて記憶手段803に記憶されている当該シートPが厚さの薄いシート(以下「薄紙」という。)か否かを判別する(S2)。「薄紙」は、例えば158gsm以下とする。
そして、シートPが薄紙であるときには、輻射ヒータ313をON状態にし、出力を低くする(S3)。これに対して、シートPが薄紙でないとき、つまり、当該シートPが厚さの厚いシート(以下、「厚紙」という。)であるときには、輻射ヒータ313をON状態にし、出力を高くする(S4)。「厚紙」は、例えば158gsm〜450gsmとする。
ここで、輻射ヒータ313の出力を低く(発熱温度を低く)することで、シートPに対する加熱温度が低くなるので、シートPの乾燥の程度(度合い)が低くなり、シートPは半乾燥状態(前述した残溶剤量が多い状態)になる。
一方、輻射ヒータ313の出力を高く(発熱温度を高く)することで、シートPに対する加熱温度が高くなるので、シートPの乾燥の程度(度合い)が高くなり、シートPは所定の乾燥状態になる。
その後、シートPが乾燥部300を通過したか否かを判別し(S5)、シートPが乾燥部300を通過したときには、印刷終了か否かを判別する(S6)。そして、印刷が終了していなければ、ステップS2に戻り、印刷が終了したときには、輻射ヒータ313をOFF状態にして(S7)、処理を終了する。
このように、シートPが薄紙であるときには乾燥の程度を半乾燥状態にして、後段のシート矯正部600のシート矯正装置601に送り込む。
これにより、コックリングが生じやすい薄紙の場合に、シート矯正部600によるシートPの矯正効果が高まり、シートPを確実に矯正することができる。
なお、シートPが厚紙である場合には、コックリングを生じにくいので、所要の乾燥状態まで乾燥させても不都合は生じない。
次に、シート矯正装置601における蛇行補正制御について図14のフロー図を参照して説明する。
まず、シートPの種別情報を取得し(S11)、取得したシートPの種別情報に基づいて記憶手段803に記憶されている当該シートPが厚さの薄いシート(以下「薄紙」という。)か否かを判別する(S12)。
そして、シートPが薄紙であるときには、ベルト幅方向の移動速度が規定値V1内に収まるように蛇行補正を行う(S13)。規定値V1は、薄紙を矯正するときにシートPがベルト対602のベルトで擦られる量の許容値に基づいて設定されている。
例えば、シートPを挟み持って搬送する領域TをシートP(薄紙)が通過する時間tに対して、各ベルトの幅方向の移動量の総和をL3とすると、規定値V1はL3/tで求められる。
これに対して、シートPが薄紙でないとき、つまり、当該シートPが厚さの厚いシート(以下、「厚紙」という。)であるときには、ベルト幅方向の移動速度が規定値V2(V2>V1)内に収まるように蛇行補正を行う(S14)。
例えば、シートPを挟み持って搬送する領域TをシートP(薄紙)が通過する時間tに対して、各ベルトの幅方向の移動量の総和をL4(>L3)とすると、規定値V2はL4/tで求められる。シートPが薄紙のときの、各ベルトの幅方向の移動量の総和L3が厚紙のときの総和L4より小さいのは、薄紙の場合、シートPの残溶剤量が多くなる半乾燥状態にしてシート矯正装置601に送り込まれるため、厚紙に比べより画像破壊しやすいためである。
その後、蛇行補正が終了する(S15)まで上記の処理を繰り返し、蛇行補正が終了したときにはこの処理を終了する。
つまり、前述したように、シートPが薄紙であるときには、乾燥装置301ではシートPの残溶剤量が多くなる半乾燥状態にしてシート矯正装置601に送り込み、これによって、シート矯正効果を高めている。
そのため、シートPが薄紙である場合、シート矯正装置601におけるベルト対602の蛇行補正を行うときにシートPの液体付与面と上ベルト611A(両面の場合には下ベルト611Bも含む)との摺擦量が多くなると、画像傷が発生しやすくなる。
そこで、シートPが薄紙である場合には、シートPが厚紙である場合に比べて幅方向の移動(移動量又は移動速度)を規定する規定値を小さくすることで、上ベルト611Aをゆっくりの速度で戻して摺擦量が少なくなるように蛇行補正する。
これにより、画像傷が発生しやすい薄紙のシートPであっても、画像傷の発生を抑制することができる。
これに対して、シートPが厚紙であるときには、前述したように乾燥装置301において十分な乾燥状態まで乾燥させているので、ベルト対602との擦れによる画像傷の発生は抑制されており、速やかに上ベルト611Aを戻しても問題は生じない。
次に、本発明の第2実施形態について図15を参照して説明する。図15は同実施形態に係るシート矯正装置の側面説明図である。
本実施形態では、シート矯正装置601の入口側にシートPの有無でシートPの先端を検知するための入口センサ618を配置し、出口側にシートPの有無でシートPの後端を検知するための出口センサ619を配置している。
そして、入口センサ618及び出口センサ619の検知結果に基づいて、シート矯正装置601をシートPが通過している間だけ、ベルト幅方向の移動速度が予め定めた規定値内に収まるように蛇行を補正している。
次に、この第2実施形態における蛇行補正制御について図16のフロー図を参照して説明する。
まず、搬送ローラ621A、621Bの回転駆動が開始される(S21)と、蛇行補正制御手段801は補正量Aでベルト611の蛇行補正を開始する(S22)。
このときの補正量Aは、ベルト幅方向の移動量が大きく設定されている。これは、シートPをシート矯正装置601に受け入れるときに、上ベルト611A及び下ベルト611Bをより適正値に近い位置に制御するためである。また、幅方向の移動量が大きく設定されていても、上ベルト611A及び下ベルト611BにシートPが挟持されていないため、画像傷の問題は発生しない。
その後、入口センサ618がシートPの先端を検知したか否かを判別し(S23)、入口センサ618がシートPの先端を検知したときには、シートPが薄紙か否かを判別する(S24)。
そして、シートPが薄紙であるときには、ベルト幅方向の移動速度が規定値V1(A>V1)内に収まるように蛇行補正を行う(S25)。その後、出口センサ619がシートPの後端を検知したか否かを判別し(S26)、出口センサ619がシートPの後端を検知するまで規定値V1内での蛇行補正を継続する。
これに対して、シートPが薄紙でないとき、つまり、当該シートPが厚紙であるときには、ベルト幅方向の移動速度が規定値V2(A>V2>V1)内に収まるように蛇行補正を行う(S27)。その後、出口センサ619がシートPの後端を検知したか否かを判別し(S28)、出口センサ619がシートPの後端を検知するまで規定値V1内での蛇行補正を継続する。
そして、出口センサ619がシートPの後端を検知したときには、搬送ローラ621の回転駆動が停止しているか否かを判別する(S29)。
このとき、搬送ローラ621の回転駆動が停止していなければ、ステップS22に戻り、一旦、補正量Aに戻して蛇行補正を行う。
これに対し、搬送ローラ621の回転駆動が停止されたときには、この処理を終了する。
なお、出口センサ619がシートPの後端を検知した場合、入口センサ618が次のシートPの先端を検知したかどうかを判断し、蛇行補正制御の補正量を設定してもよい。このとき、次のシートPが続いていない場合は、搬送ローラ621A、621Bの回転駆動が停止したかどうかを判断し、補正量Aに変更して蛇行補正制御を実行する。
次に、本発明の第3実施形態について図17を参照して説明する。図17は同実施形態における蛇行補正制御の説明に供するフロー図である。
本実施形態では、シート矯正装置601内を2枚のシートPが通過するとき、ベルト幅方向の移動速度が予め定めた規定値内に収まるように蛇行を補正している。
まず、搬送ローラ621A、621Bの回転駆動が開始される(S31)と、蛇行補正制御手段801は補正量Aでベルト611の蛇行補正を開始する(S32)。
その後、入口センサ618がシートPの先端を検知したか否かを判別し(S33)、入口センサ618がシートPの先端を検知したときには、先行のシートPと後行のシートPの厚さが異なるか否かを判別する(S34)。
ここで、先行のシートPと後行のシートPの厚さが異なるときには、出口センサ619がシートPの後端を検知するまで、ベルト幅方向の移動速度が規定値V1(A>V1)内に収まるように蛇行補正を行う(S35、S36)。
また、先行のシートPと後行のシートPの厚さが異ならないときには、シートPが薄紙であるか否かを判別する(S37)。
そして、シートPが薄紙であるときには、ステップS35に移行する。
これに対して、シートPが薄紙でないとき、つまり、当該シートPが厚紙であるときには、出口センサ619がシートPの後端を検知するまで、ベルト幅方向の移動速度が規定値V2(A>V2>V1)内に収まるように蛇行補正を行う(S38、S39)。
そして、出口センサ619がシートPの後端を検知したときには、搬送ローラ621の回転駆動が停止しているか否かを判別する(S30)。
このとき、搬送ローラ621の回転駆動が停止していなければ、ステップS32に戻り、一旦、補正量Aに戻して蛇行補正を行う。
これに対し、搬送ローラ621の回転駆動が停止されたときには、この処理を終了する。
つまり、印刷の生産性を上げるため、先行するシートPと次の後行のシートPのシート間隔を短くすることが考えられる。
この場合、給送装置120で送り出す複数シートPの各条件を取得しておく。そして、入口センサ618が先行するシートPの先端を検知したら、先行するシートと次の後行のシートPの厚さが異なるときは、蛇行補正制御手段801は規定値V1内で蛇行補正制御を実行する。シート矯正装置601内に、先行するシートP(厚紙)と次のシートP(薄紙)が混在していても、画像傷が発生しやすい薄紙の補正条件に合わせることで、両方のシートPの画像傷を抑制できる。
次に、本発明の第4実施形態について図18を参照して説明する。図18は同実施形態における蛇行補正制御の説明に供するフロー図である。
本実施形態では、シートPの厚さによらず、シート矯正装置601をシートPが通過している間だけ、ベルト幅方向の移動速度が予め定めた規定値内に収まるように蛇行を補正している。
まず、搬送ローラ621A、621Bの回転駆動が開始される(S41)と、蛇行補正制御手段801は補正量Aでベルト611の蛇行補正を開始する(S42)。
その後、入口センサ618がシートPの先端を検知したか否かを判別し(S43)、入口センサ618がシートPの先端を検知したときには、出口センサ619がシートPの後端を検知するまで、ベルト幅方向の移動速度が規定値内に収まるように蛇行補正を行う(S44、S45)。
そして、出口センサ619がシートPの後端を検知したときには、搬送ローラ621の回転駆動が停止しているか否かを判別する(S46)。
このとき、搬送ローラ621の回転駆動が停止していなければ、ステップS42に戻り、一旦、補正量Aに戻して蛇行補正を行う。
これに対し、搬送ローラ621の回転駆動が停止されたときには、この処理を終了する。
次に、本発明の第5実施形態について図19を参照して説明する。図19は同実施形態に係るシート矯正装置の側面説明図である。
本実施形態では、前記第1実施形態における従動ローラ624A、624Bに代えて、上ベルト611Aを加熱する加熱ローラ634Aを、下ベルト611Bを加熱する加熱ローラ634Bをそれぞれ配置している。
このように構成することで、上ベルト611A及び下ベルト611BがシートPと接触する前に、上ベルト611A及び下ベルト611Bを加熱することができ、上ベルト611A及び下ベルト611Bを一定の温度に昇温した状態で、シートPと接触させることができる。
これにより、シートPの搬送方向において最上流側の加熱ローラであるローラ603による熱がシートPを加熱するために使用され、シートP効率的な矯正を行うことができる。
次に、本発明の第6実施形態について図20を参照して説明する。図20は同実施形態に係るシート矯正装置の側面説明図である。
本実施形態では、上側のローラ603Aを矢印で示すように移動可能(ここでは上下動可能)に配置している。なお、上側のローラ603Aに代えて、あるいは、上側のローラ603Aに併せて、下側のローラ603Bを移動可能に配置してもよい。
これにより、シートPのローラ603に対する巻き付け角を変更することができる。例えば、シートPの厚さが厚い場合には、巻き付け角を小さくすることで、搬送負荷を低減することができる。また、ローラ603に巻き付いている部分のシートPへのテンションを弱くできるので、上ベルト611A、下ベルト611Bの蛇行補正に伴う画像傷を抑制できる。
次に、本発明の第7実施形態について図21を参照して説明する。図21は同実施形態に係るシート矯正装置の側面説明図である。
本実施形態では、各ローラ603の温度をそれぞれ検出する温度センサ641と、上ベルト611A及び下ベルト611Bのそれぞれの温度を検出するベルト温度センサ642を配置している。
ベルト加熱ローラ634は、ベルト昇温が目的であるため上ベルト611A及び下ベルト611Bの温度(ベルト温度)を監視し、その温度をフィードバックしてベルト加熱ローラ634に内蔵されたヒータを制御する。
なお、ベルト温度とベルト加熱ローラ634の表面温度との関係を予め測定しておき、ベルト加熱ローラ634の表面温度を測定することによってベルト温度を制御することもできる。
また、ローラ603の表面温度を温度センサ641で検出して、ヒータ604の発熱温度を制御することにより、ローラ603の表面温度を一定に保つように制御する。
なお、温度センサ641の幅方向位置は、ローラ中央に配置しているが、これはシートPの搬送基準が中央であるためであるが、幅方向の温度関係をあらかじめ把握していれば、ローラ中央に限定されるものではない。
次に、本発明の第8実施形態について図22を参照して説明する。図22は同実施形態に係るシート矯正装置の側面説明図である。
本実施形態では、下ベルト611Bは、フッ素樹脂層を有しないベルト611Baを使用している。
下ベルト611Bは、片面印刷ではシートPの液体付与面とは反対の面に接触するので、画像傷の発生に関与しない。また、下ベルト611Bは、両面印刷では2回乾燥部300を通過して残溶剤量が少なくなった第1面に接触するので、フッ素樹脂層がない場合でも、画像傷の発生は抑制されている。
これにより、コストを低減することができる。
なお、上記実施形態では、印刷装置1が、印刷部200と本発明に係る乾燥装置301、あるいは、シートの乾燥と矯正を行う装置500を含む構成としているが、印刷部200を印刷装置として、本発明に係る乾燥装置301、あるいは、シートの乾燥と矯正を行う装置500とによって印刷システムを構成することもできる。
上記各実施形態においては、シート矯正装置は、シートを水平方向(横方向)に搬送する例で説明しているが、縦方向に搬送する構成としたり、斜めに搬送する構成としたりすることもできる。
1 印刷装置
100 搬入部
200 印刷部
300 乾燥部
301 乾燥装置
310 乾燥機構部
313 輻射ヒータ
320 吸引搬送機構部
400 排出部
600 シート矯正部
601 シート矯正装置
602 ベルト対
603 ローラ
604 ヒータ
611A 上ベルト
611B 下ベルト
660 蛇行補正機構
670 ベルト位置検出手段
801 蛇行補正制御手段
811 乾燥制御手段

Claims (13)

  1. 液体が付与されたシートを挟んで搬送する一対のベルトと、
    前記一対のベルトに曲率を与える複数の曲面部材と、
    前記一対のベルトの少なくとも一方のベルトを介して前記シートを加熱する加熱手段と、
    前記一対のベルトの各ベルトの幅方向位置を検出するベルト位置検出手段と、
    前記ベルト位置検出手段の検出結果に基づいて前記各ベルトの蛇行を補正する蛇行補正手段と、
    前記蛇行補正手段を制御する手段と、を備え、
    前記一対のベルトは、前記曲面部材に接触している状態で、前記曲面部材の曲面に沿って前記ベルトの幅方向に移動可能であり、
    前記シートの液体が付与された面と接触する前記ベルトの少なくとも一方は、表面にフッ素樹脂層を有し、
    前記制御する手段は、各ベルトの幅方向の移動量の和が予め定めた規定値内に収まるように前記各ベルトの蛇行を補正する制御をする
    ことを特徴とするシート矯正装置。
  2. 前記制御する手段は、前記各ベルトの幅方向の移動量が同じになるように前記各ベルトの蛇行を補正する制御をする
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート矯正装置。
  3. 前記制御する手段は、前記各ベルトの幅方向の移動速度が同じになるように前記各ベルトの蛇行を補正する制御をする
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート矯正装置。
  4. 前記複数の曲面部材の内、シート搬送方向において、最も上流側の前記曲面部材に前記シートが倣う周方向領域の長さが、他の前記曲面部材に前記シートが倣う周方向領域の長さよりも短い
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のシート矯正装置。
  5. 前記複数の曲面部材の内、シート搬送方向において、最も上流側の前記曲面部材は、前記一対のベルトの内の前記シートの液体が付与された面と反対の面に接触している前記ベルトに接触する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のシート矯正装置。
  6. 前記フッ素樹脂層は、PFA及びPTFEを含む
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のシート矯正装置。
  7. 厚さの薄い前記シートを搬送するときの前記規定値は、厚さの厚い前記シートを搬送するときの規定値よりも小さい
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のシート矯正装置。
  8. 前記規定値は、厚さの薄い前記シートを矯正するときに前記シートが前記一対のベルトの各ベルトで擦られる量の許容値に基づいて設定されている
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のシート矯正装置。
  9. 前記制御する手段は、前記シートが通過している間だけ、前記規定値内に収まるように前記各ベルトの蛇行を補正する制御をする
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のシート矯正装置。
  10. 前記一対のベルトは、高さ方向において、上ベルトと下ベルトで構成され、
    前記下ベルトの張力は前記上ベルトの張力以下である
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載のシート矯正装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載のシート矯正装置を備えている
    ことを特徴とする印刷装置。
  12. 前記シートに対して液体を付与する手段と、
    前記液体が付与された前記シートを乾燥する乾燥手段と、を備え、
    前記シート矯正装置は、前記乾燥手段の下流側に配置されている
    ことを特徴とする請求項11に記載の印刷装置。
  13. 前記シートに印刷を施す印刷装置と、
    請求項1ないし10のいずれかに記載のシート矯正装置と、を備えている
    ことを特徴とする印刷システム。
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