JP2021058050A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御回路の動作性能低下を抑制する電力変換装置を提供する。【解決手段】電力変換装置1は、第1基板8と、第2基板9と、複数の半導体モジュール4とを有する。第1基板及び第2基板は、第1基板の厚み方向に並んで配置されている。半導体モジュール4は、半導体素子5を有する。第1基板は、半導体素子の駆動電圧を作るトランス14を有し、第2基板は半導体素子の駆動状態を制御するマイコン17を有する。第1基板8と第2基板9との間には導電性の基板間ステー10が配置されており、トランス14及びマイコン17の少なくとも一方を、第1基板の厚み方向に投影した範囲内には、基板間ステー10の少なくとも一部が存在する。【選択図】図3

Description

この明細書による開示は、電力変換装置に関する。
直流電力と交流電力との間で電力変換を行う電力変換装置として、複数の電子回路基板と複数の半導体モジュールとを有するものが知られている。
例えば特許文献1では、複数の電子回路基板は、互いの間に空間を設けながら厚み方向に積層配置されており、また、複数の電子回路基板の間には、電子回路基板における互いに対向する辺を構成する一対の端縁に沿って配された金属製の一対のステーが配置されている。複数の電子回路基板は、その端縁において、上記一対のステーに互いに固定されている。また、金属製の一対のステーは連結部を有している。
複数の電子回路基板は、高圧系の電子回路基板と低圧系の電子回路基板とを有する。高圧系の電子回路基板は、複数の半導体モジュールをスイッチング駆動させるための駆動回路を有する。また、低圧系の電子回路基板は、半導体モジュールの駆動状態を制御するための制御回路を有する。
特開2009−159767号公報
しかしながら、複数の電子回路基板を積層配置すると、例えば一方の電子回路基板に変圧器が搭載された構成では、変圧器を流れる電流によって発生した磁束によって、他方の電子回路基板が備える制御回路でノイズが生じ、制御回路の動作性能が低下する虞がある。
本実施形態はかかる問題点に鑑みてなされたもので、制御回路の動作性能低下を抑制する電力変換装置を提供しようとするものである。
本実施形態の一態様は、第1基板(8)と、第2基板(9)と、複数の半導体モジュール(4)とを有する電力変換装置であって、
第1基板及び第2基板は、第1基板の厚み方向(Z)に並んで配置されており、
半導体モジュールは、半導体素子(5)を有し、
第1基板は、半導体素子の駆動電圧を作る変圧器(14)を有し、
第2基板は半導体素子の駆動状態を制御する制御部(17)を有し、
第1基板と第2基板との間には導電性の基板間ステー(10)が配置されており、
変圧器及び制御部の少なくとも一方を、第1基板の厚み方向に投影した範囲内には、基板間ステーの少なくとも一部が存在する、電力変換装置にある。
上記態様によれば、変圧器及び制御部の少なくとも一方が、基板間ステーと厚み方向に並んでいる。そのため、基板間ステーによって、変圧器から制御部に向かって伝播する磁束を遮蔽できる。すなわち、基板間ステーを有さない場合と比べて、変圧器から発生する磁束によって制御部でノイズが生じることを抑制できる。したがって、制御部の動作性能が低下することを抑制できる。
なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものにすぎず、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態における電力変換装置1の断面図。 第1実施形態における半導体モジュール4の平面図。 図1のIII−III断面図。 第1実施形態における第1基板8の平面図。 第1実施形態におけるトランス14の平面図。 第1実施形態における第2基板9の平面図。 第1実施形態における基板間ステー10の平面図。 第2実施形態における電力変換装置1の断面図。 図8のIX−IX断面図。 第2実施形態における基板間ステー10の平面図。 第3実施形態における電力変換装置1の断面図。 図11のXII−XII断面図。 他の実施形態における基板間ステー10の平面図。 他の実施形態における基板間ステー10の平面図。
以下、本開示の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせだけではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合わせることができる。そして、複数の実施形態及び変形例に記述された構成同士の明示されていない組み合わせも、以下の説明によって開示されているものとする。
上記電力変換装置は、電気自動車やハイブリッド車等に搭載するための、車載用電力変換装置とすることができる。
(第1実施形態)
図面を参照しながら、複数の実施形態を説明する。以下において、第1基板8の厚み方向をZ方向、複数の冷却器3と複数の半導体モジュール4とが積層し、かつZ方向と直行する方向をX方向、X方向及びZ方向の両方向に直行する方向をY方向と定義する。
上記電力変換装置にかかる実施形態について、図1〜図7を用いて説明する。本例において、変圧器はトランス14、制御部はマイコン(マイクロコンピュータ、Micro computer)17である。よって以下では、変圧器のことをトランス14、制御部のことをマイコン17、と記載する。また、本例において、第1固定部は、基板側第1締結孔11、ステー側第1締結孔29、及びねじ33である。第2固定部は、基板側第2締結孔12、ステー側第2締結孔30、及びねじ33である。よって以下では、第1固定部のことを基板側第1締結孔11、ステー側第1締結孔29、及びねじ33と記載し、第2固定部のことを基板側第2締結孔12、ステー側第2締結孔30、及びねじ33と記載する。本例の電力変換装置1は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載する車載用電力変換装置である。
図1は、電力変換装置1における各部品の配置を説明するための模式的な図である。図1に示すごとく、電力変換装置1は、構造体20と、第1基板8と、第2基板9と、基板間ステー10と、を有する。また、電力変換装置1は構造体20と、第1基板8と、第2基板9と、基板間ステー10とを収容するケース2を有する。ケース2は、熱伝導性を有する材料によって形成される。具体的には、アルミニウム等の金属によって形成される。ケース2は電力変換装置1の最外部に配置されており、電力変換装置1の外部空気と接している。
構造体20は、複数の冷却器3と複数の半導体モジュール4とを有する。冷却器3は、熱伝導性の高い材料によって形成される。具体的にはアルミニウム等の金属によって形成される。冷却器3は扁平形状の管状体になっており、管内部には冷媒が流れる。
図2は、半導体モジュール4の平面図である。半導体モジュール4は、1つの半導体素子5に1つの還流ダイオード39を逆並列に接続した素子カップル40を2つ有する。素子カップル40をY方向に2組並べて1つの半導体モジュール4とすることで、素子カップル40を1組で1つの半導体モジュール4とする場合と比べて、電力変換装置1の省スペース化を図ることができる。本例の電力変換装置1においては、半導体素子5はIGBTを用いているが、MOSFETといった他の半導体素子を用いても良い。また、電力変換装置1は図示しない直流電源21と接続されており、半導体素子5がスイッチング駆動することで、直流電源21の直流電圧は交流電圧に変換される。
図1に示すごとく、複数の冷却器3と複数の半導体モジュール4とは積層されている。そのため、冷却器3はX方向の両面から半導体モジュール4に接している。よって、1つの半導体モジュール4で発生した熱は、2つの冷却器3の内部を流れる冷媒へと放熱され、その結果半導体モジュール4は冷却される。
また、図3は電力変換装置1の断面図であり、図1のIII−III断面図である。電力変換装置1は、半導体モジュール4と第1基板8とを接続する端子7を有する。端子7は金属製の直線棒状体である。1つの半導体モジュール4は、2つの素子カップル40を有する。そのため、端子7は、2つの素子カップル40にそれぞれ接続される第1端子7aと、第2端子7bと、を有する。第1端子7aおよび第2端子7bは、絶縁距離を設けるため、Y方向に一定間隔をあけて配置される。
図4は、第1基板8の平面図である。第1基板8は、半導体モジュール4をスイッチング駆動させるための駆動回路を有する高圧系の電子回路基板である。第1基板8は、トランス14と、コンデンサ15と、基板側第1締結孔11と、端子接続部22と、コネクタ16と、を有する。端子接続部22は、第1端子接続部22aと第2端子接続部22bと含む。また、第1基板8は、基板の周縁部である第1基板端部8aと、基板の中心部である第1基板中心部8bとを有する。
図5は、トランス14の平面図である。トランス14は、コア25と、コア25を中心に巻かれた一次コイル23と二次コイル24と、によって形成されており、上記車両のECU(Engine Control Unit)の電圧を、半導体素子5を駆動する、より高い電圧へと変換するために用いられる。本実施形態における電力変換装置1は、一次コイル23及び二次コイル24の磁気飽和を防ぐため、一次コイル23及び二次コイル24内部のコア25にそれぞれ隙間26を設けている。ここで、一次コイル23及び二次コイル24で発生した磁束が、隙間26を飛び越えようとする際に、もれ磁束28が生じる。
また、コンデンサ15は、電子回路を流れる伝導ノイズを除去する。コネクタ16は、第1基板8と第2基板9とを電気的に接続する。
半導体モジュール4及び冷却器3は、X方向に積層して配置される。そのため、複数の第1端子7a及び複数の第2端子7bもX方向に並んで配置される。第1端子7a及び第2端子7bがX方向に並んで配置されると、それぞれの端子7a、7bに接続される第1端子接続部22a及び第2端子接続部22bも、第1基板8上で、X方向に並んで配置される。また、第1端子7a及び第2端子7bはY方向に一定距離を設けて配置されるため、第1端子接続部22a及び第2端子接続部22bも、Y方向に一定距離を設けて第1基板8上に配置される。トランス14は、第1端子接続部22a及び第2端子接続部22bがY方向に設けた一定距離の間に配置される。すなわち、第1基板8は、Y方向の各両端に第1端子7aもしくは第2端子7bを有し、Y方向の中心部にトランス14を有する。
第1基板8は、第1端子接続部22a及び第2端子接続部22bを有することから、半導体モジュール4と近接する必要がある。そのため、図1に示すごとく、第1基板8は第2基板9と比べ、半導体モジュール4に近い位置に配置される。
図6は、第2基板9の平面図である。第2基板9は、半導体素子5の駆動状態を制御するための制御回路を有する低圧系の電子回路基板である。本例の電力変換装置1は、高圧系の第1基板8及び低圧系の第2基板9を有する。そのため、1枚の電子回路基板が高圧系の電子回路と低圧系の電子回路との両方を備える場合と比べ、1枚当たりの電子回路基板の面積を小さくすることができる。よって、電力変換装置1のX方向及びY方向の長さを小さくすることができる。また、高圧系の電子回路と低圧系の電子回路とをそれぞれ別の基板に配置することで、高圧系の電子回路と低圧系の電子回路とが離間して配置されるため、第1基板8及び第2基板9の絶縁性を向上させることができる。第2基板9は、マイコン17と、コンデンサ15と、基板側第2締結孔12と、を有する。
マイコン17は、ECUの指示を基に半導体素子5のスイッチング制御を行う。また、第2基板9は、基板の周縁部である第2基板端部9aと、基板の中心部である第2基板中心部9bとを有する。基板側第2締結孔12は、基板側端部第2締結孔12aと、基板側中心第2締結孔12bと、を有する。基板側端部第2締結孔12aは、第2基板端部9aに配置され、基板側中心第2締結孔12bは、第2基板中心部9bに配置される。基板側端部第2締結孔12aは、第2基板端部9aの外周縁に沿って並んでいる。基板側端部第2締結孔12aは、基板側中心第2締結孔12bよりも、第2基板9の外周縁に近い位置にある。
第2基板9は、電力変換装置1の外部のECUと電気的に接続される。そのため、図1に示すごとく、第1基板8よりも、半導体モジュール4から遠い位置に配置される。
図7は、基板間ステー10の平面図である。基板間ステー10は、導電性を有する材料によって構成される。具体的には、アルミニウム等の金属が用いられる。また、基板間ステー10はダイカストによって形成される。基板間ステー10は枠部18と、橋部19と、穴部45と、ステー側第2締結孔30と、を有する。
ステー側第2締結孔30は、ステー側端部第2締結孔30aと、ステー側中心第2締結孔30bと、を有する。枠部18は、基板接触部42と、ケース接触部43と、脚部44と、を有する。基板接触部42は、ステー側第1締結孔29と、ステー側端部第2締結孔30aと、を有する。ケース接触部43は、ステー側第3締結孔31を有する。基板接触部42とケース接触部43とは、脚部44を介して接続されている。橋部19は、ステー側中心第2締結孔30bを有する。また、穴部45は、基板間ステー10のうち、金属が存在しない部分である。
図1に示すごとく、基板間ステー10は、第1基板8と第2基板9との間に配置される。すなわち、第1基板8、基板間ステー10、第2基板9の順に、Z方向に並んで配置される。また、基板接触部42のZ方向の大きさは、橋部19のZ方向の大きさに比べて大きい。よって、基板接触部42は第1基板8及び第2基板9に接触しており、橋部19は第2基板9とは接触しているが、第1基板8とは接触しない。また、基板接触部42のZ方向の大きさは、橋部19及びトランス14のZ方向の大きさの合計よりも大きい。そのため、橋部19は、トランス14とは接触しない。
図1及び図7に示すごとく、第1基板端部8a及び基板接触部42は、基板側第1締結孔11とステー側第1締結孔29と、にねじ33が挿通され、互いに固定されている。そのため、第1基板端部8a及び基板接触部42は、直に接している。第1基板端部8aをZ方向に投影した範囲内には枠部18が存在する。
第2基板端部9a及び基板接触部42は、基板側端部第2締結孔12aとステー側端部第2締結孔30aと、にねじ33が挿通されることで固定される。そのため、第2基板端部9a及び基板接触部42は直に接している。第2基板端部9aをZ方向に投影した範囲内には枠部18が存在する。また、第1基板端部8a、基板接触部42、及び第2基板端部9aは記載した順に、Z方向に並んで配置される。
第2基板中心部9b及び橋部19は、基板側中心第2締結孔12bとステー側中心第2締結孔30bと、にねじ33が挿通されることで固定される。そのため、第2基板中心部9b及び橋部19は直に接している。
本例の電力変換装置1においては、ステー側第2締結孔30及び基板側第2締結孔12の数は、ステー側第1締結孔29及び基板側第1締結孔11の数よりも多い。具体的には、ステー側第1締結孔29及び基板側第1締結孔11の数は、ステー側端部第2締結孔30a及び基板側端部第2締結孔12aの数と等しく4つである。さらに、ステー側中心第2締結孔30b及び基板側中心第2締結孔12bの数は1つである。よって、ステー側第2締結孔30及び基板側第2締結孔12の数は、ステー側第1締結孔29及び基板側第1締結孔11の数と比べ、ステー側中心第2締結孔30b及び基板側中心第2締結孔12bの数の分、1つ多い。
第1基板8及び第2基板9と、基板間ステー10の枠部18とは、ねじ33によって互いに固定されているため、それぞれの電子回路基板のZ方向の剛性が高まる。よって、外力が作用しても、第1基板8と第2基板9とが大きく変形することを抑制することができる。また、このようにそれぞれの電子回路基板の変形を抑制できることにより、第1基板8と第2基板9との間隔を小さくすることができ、電力変換装置1の小型化を図ることができる。
また、第2基板中心部9b及び橋部19は、基板側中心第2締結孔12bとステー側中心第2締結孔30bと、にねじ33が挿通され互いに固定されている。そのため、第2基板中心部9b及び橋部19は直に接している。第2基板中心部9bをZ方向に投影した範囲内には橋部19が存在する。
ケース2及びケース接触部43は、ケース側第3締結孔13とステー側第3締結孔31と、にねじ33が挿通されることで固定される。そのため、ケース2及びケース接触部43は直に接している。
トランス14をZ方向に投影した範囲内には、基板間ステー10の少なくとも一部が存在する。具体的には、トランス14をZ方向に投影した範囲内には、橋部19の少なくとも一部が存在する。また、トランス14をZ方向に投影した範囲内には、ステー側中心第2締結孔30b及び基板側中心第2締結孔12bが存在する。すなわち、トランス14、ステー側中心第2締結孔30b、基板側中心第2締結孔12b、の順にZ方向に並んでいる。
端子7をZ方向に投影した範囲内には、穴部45が存在する。すなわち、端子7、端子接続部22、及び穴部45はZ方向に並んで配置される。また、端子7をZ方向に投影した範囲内には、マイコン17が存在する。
本例の作用効果について説明する。トランス14内の一次コイル23及び二次コイル24に電流が流れると、磁束が発生する。この際に、もれ磁束28がマイコン17に伝播すると、もれ磁束28によって電流が発生し、マイコン17における放射ノイズとなり、マイコン17が、半導体素子5のスイッチング駆動の誤作動を起こす虞がある。そこで、図1に示すごとく、本例における電力変換装置1においては、トランス14をZ方向に投影した範囲内には、基板間ステー10の少なくとも一部が存在する。そのため、基板間ステー10は、トランス14から発生するもれ磁束28によって、マイコン17で放射ノイズが生じることを抑制できる。したがって、基板間ステー10を有さない場合と比べて、マイコン17が半導体素子5のスイッチング駆動の誤作動を起こすことを抑制できる。
なお、基板間ステー10を、Z方向に投影した範囲内に含まれるトランス14の面積がより大きいほど、作用効果は顕著に表れる。具体的には、基板間ステー10を、第1基板8に対してZ方向に投影した範囲内に、トランス14が全て含まれることが好ましい。また、第1基板8が複数のトランス14を有する場合、より多くのトランス14をZ方向に投影した範囲内に、基板間ステー10がすることが好ましい。特に、全てのトランス14をZ方向に投影した範囲内に、基板間ステー10が配置されることが好ましい。
また、図7に示すごとく、トランス14をZ方向に投影した範囲内には、橋部19の少なくとも一部が存在し、端子7をZ方向に投影した範囲内には、穴部45が存在する。そのため、基板間ステー10が板状のプレートである場合(図13参照)と比べ、トランス14からマイコン17に向かって伝播するもれ磁束28を遮蔽しつつ、基板間ステー10を小型化及び軽量化することができる。
また、基板間ステー10が板状のプレートである場合(図13参照)、第1基板8と基板間ステー10とに囲まれた空間が形成される。そのため、端子接続部22で発生した熱は、第1基板8と基板間ステー10とに囲まれた空間の中にこもってしまう。そこで、本例の電力変換装置1においては、端子7をZ方向に投影した範囲内には穴部45が存在する。そのため、基板間ステー10が板状のプレートである場合(図13参照)と異なり、基板間ステー10と第1基板8とに囲まれた空間が形成されないため、第1基板8と基板間ステー10との間に熱がこもりにくい。
また、本例の電力変換装置1においては、基板接触部42を介して第1基板8と第2基板9とが接続されることで、第1基板8と第2基板9との絶縁距離を保つことができる。一方、橋部19のZ方向の大きさは、基板接触部42のZ方向の大きさに比べて小さい。そのため、橋部19とトランス14との絶縁距離を保ちつつ、トランス14のもれ磁束28を遮蔽することができる。
また、図1に示すごとく、第1基板8は、基板間ステー10の枠部18と接続されることに加え、端子7によって半導体モジュール4とも接続されている。一方で、第2基板9は基板間ステー10の枠部18と接続されるのみの場合(図8〜j参照)、第2基板9は、第1基板8と比べ、固定点が少なく、耐振性が低い。そこで、第2基板9と基板間ステー10との固定点の数を、第1基板8と基板間ステー10との固定点の数よりも多くする。具体的には、第1基板8は、基板間ステー10と接続するための基板側第1締結孔11を4つ有する。一方、第2基板9は、基板間ステー10の枠部18と接続するための基板側端部第2締結孔12aを4つ有することに加え、橋部19と接続するための基板側中心第2締結孔12bを1つ有する。第2基板9は、基板側中心第2締結孔12bを有するため、第1基板8と比べ、基板間ステー10により強く固定される。そのため、第2基板9の耐振性を向上させることができる。
また、図1に示すごとく、基板間ステー10は熱伝導性を有するケース2に接続されている。そのため、基板間ステー10からケース2への放熱経路ができる。また、ケース2は電力変換装置1の最外部に配置されており、電力変換装置1の外部空気と接している。すなわち、基板間ステー10から電力変換装置1外部の空気への放熱経路ができる。よって、ケース2と基板間ステー10とが接続されていない場合と比べ、基板間ステー10が放熱されやすい。さらに、第1基板8及び第2基板9は基板間ステー10に固定されているため、第1基板8及び第2基板9から基板間ステー10を介して電力変換装置1外部への空気への放熱経路ができる。よって、第1基板8及び第2基板9も冷却されやすい。
(第2実施形態)
上記電力変換装置にかかる実施形態について、図8〜図10を用いて説明する。図8は、電力変換装置1における各部品の配置を説明するための模式的な図である。本例の電力変換装置1においては、ステー側中心第2締結孔30b及び基板側中心第2締結孔12bに代えて、くぼみ部46を有する。くぼみ部46は、橋部19に配置される。
くぼみ部46は、橋部19の一部がZ方向の第2基板9側に向けて凹んでいることで形成される。くぼみ部46と第1基板8とのZ方向の間隔は、橋部19のうち、くぼみ部46以外の部分と第1基板8とのZ方向の間隔よりも大きい。また、くぼみ部46は、橋部19のくぼみ部46以外の部分と比べて、Z方向の厚みが小さい。
また、基板間ステー10とトランス14とは当接している。具体的には、基板間ステー10の橋部19とトランス14が直に接している。特に、くぼみ部46とトランス14とが直に接している。本例の電力変換装置1においては、トランス14は、くぼみ部46をZ方向に投影した範囲内に配置される。
図9は、電力変換装置1における各部品の配置を説明するための模式的な図であり、図8のIX―IX断面図である。図8及び図9に示すごとく、基板間ステー10とマイコン17とは、Z方向に並んで配置される。また、基板間ステー10とトランス14とは、Z方向に並んで配置される。すなわち、橋部19をZ方向に投影した範囲内には、マイコン17及びトランス14が存在する。
その他、第1実施形態と同様の構成を有する。
本実施形態の作用効果について説明する。本例の電力変換装置1においては、トランス14及びマイコン17をZ方向に投影した範囲内には、基板間ステー10の少なくとも一部が存在する。そのため、トランス14をZ方向に投影した範囲内には基板間ステー10が存在し、マイコン17をZ方向に投影した範囲内には基板間ステーが存在しない場合(図3参照)と比べて、トランス14から発生するもれ磁束28をより遮蔽することができる。よって、トランス14及びマイコン17の双方をZ方向に投影した範囲内に基板間ステー10の少なくとも一部が存在するほうが、トランス14から発生するもれ磁束28によって、マイコン17で放射ノイズが生じることをより抑制できる。したがって、マイコン17が半導体素子5のスイッチング駆動の誤作動を起こすことを抑制できる。なお、基板間ステー10を、Z方向に投影した範囲内に含まれるマイコン17の面積がより大きいほど、作用効果は顕著に表れる。具体的には、基板間ステー10を、第2基板9に対してZ方向に投影した範囲内に、マイコン17が全て含まれることが好ましい。なお、基板間ステー10を、Z方向に投影した範囲内に含まれるトランス14の面積がより大きいほど、作用効果は顕著に表れる。具体的には、基板間ステー10を、第1基板8に対してZ方向に投影した範囲内に、トランス14が全て含まれることが好ましい。
また、基板間ステー10とトランス14とは当接している。そのため、基板間ステー10とトランス14とが離間している場合(図1)と比べ、トランス14から発生するノイズがマイコン17に到達する経路をより減らすことができる。なお、基板間ステー10とトランス14との距離が小さいほど、本作用効果は顕著に表れる。具体的には基板間ステー10とトランス14とが直に接していることが望ましい。
また、基板間ステー10とトランス14とが当接することで、トランス14で発生した熱を、基板間ステー10へ放熱することができる。そのため、基板間ステー10とトランス14とが当接していない場合と比べ、冷却性能を向上させることができる。
基板間ステー10はくぼみ部46を有し、トランス14をZ方向に投影した範囲内には、くぼみ部46が存在する。また、くぼみ部46と第1基板8とのZ方向の間隔は、橋部19のうち、くぼみ部46以外の部分と第1基板8とのZ方向の間隔よりも大きい。そのため、くぼみ部46を有さない場合と比べ、第1基板8と第2基板9との距離を小さくすることができ、電力変換装置1を小型化することができる。また、くぼみ部46は、橋部19のくぼみ部46以外の部分と比べて、Z方向の厚みが小さい。そのため、第1基板8と第2基板9との距離を小さくしつつ、電力変換装置1を軽量化することができる。
その他、第1実施形態と同様の作用効果を有する。
(第3実施形態)
上記電力変換装置にかかる実施形態について、図11〜図12を用いて説明する。図11は、電力変換装置1における各部品の配置を説明するための模式的な図である。図11に示すごとく、電力変換装置1は、弾性体47を有する。弾性体47は、弾性を有する樹脂によって形成される。トランス14と基板間ステー10とは弾性体47を介して当接する。また、トランス14をZ方向に投影した範囲内には、弾性体47及びくぼみ部46が存在する。トランス14、弾性体47及びくぼみ部46は、トランス14、弾性体47、くぼみ部46の順でZ方向に並んで配置される。
その他、第1実施形態と同様の構成を有する。
本実施形態の作用効果について説明する。本例の電力変換装置1においては、トランス14と基板間ステー10とは弾性体47を介して当接する。そのため、弾性体47を介さない場合(図8)と比べ、基板間ステー10とトランス14とを組み付ける際の公差を小さくすることができる。
その他、第2実施形態と同様の作用効果を有する。
なお、第1〜3実施形態においては、基板間ステー10は穴部45を有するが、図13に示すごとく、基板間ステー10が穴部45を有さなくてもよい。この場合、トランス14だけでなく、コンデンサ15といった他の電子部品から発生する磁束も、基板間ステー10によって遮蔽することができる。
なお、第1〜3実施形態においては、橋部19は、枠部18のX方向の一端から他端に向かって延出しているが、図14に示すごとく、橋部19は、枠部18のY方向の一端から他端に向かって延出してもよい。
なお、第1〜3実施形態においては、トランス14をZ方向に投影した範囲内に、基板間ステー10が存在する。しかし、図14に示すごとく、トランス14をZ方向に投影した範囲内には、基板間ステー10は存在せず、マイコン17をZ方向に投影した範囲内のみに、基板間ステー10が存在してもよい。トランス14は、コンデンサ15やコネクタ16といった第1基板8上に搭載される他の電子部品と比べて、Z方向の高さが大きい。そのため、基板間ステー10とトランス14とをZ方向に並べて配置すると、第1基板8と第2基板9とのZ方向の間隔が大きくなってしまう。そこで、トランス14をZ方向に投影した範囲内には、基板間ステー10は存在せず、マイコン17をZ方向に投影した範囲内のみに、基板間ステー10が存在することで、第1基板8と第2基板9との間隔を小さくすることができる。すなわち、マイコン17の動作性能が低下することを抑制しつつ、電力変換装置1のZ方向の大きさをより小さくすることができる。
なお、第1〜3実施形態においては、基板間ステー10と第1基板8もしくは第2基板9を接続する手段としてねじ33による締結を用いたが、本実施形態はこれに限るものではなく、ねじ締結以外の固定手段を用いても良い。具体的には、はんだ付けや、接着剤を用いた固定手段でも良い。
なお、第1〜3実施形態においては、制御部をマイコン17と表記しているが、本実施形態はこれに限るものではなく、半導体素子の制御を行う電子部品であればよい。具体的には、半導体素子の信号の演算を行うプロセッサや、制御信号のデータを記憶するメモリや、制御を行う集積回路でもよい。
なお、第1〜3実施形態においては、変圧器をトランス14と表記しているが、本実施形態はこれに限るものではなく、磁束が発生する電子部品であっても、同様の作用効果を有する。具体的には、内部にコイルを有するコンデンサや、スイッチング駆動を行う駆動回路でもよい。
なお、第2実施形態においては、基板間ステー10とトランス14とは直接しているが、接続部材や樹脂を介して接してもよい。
なお、第2実施形態においては、電力変換装置1は、基板側中心第2締結孔12b及びステー側中心第2締結孔30bを有さないが、本実施形態はこれに限るものではなく、基板側中心第2締結孔12b及びステー側中心第2締結孔30bを有しても良い。
1…電力変換装置、2…ケース、3…冷却器、4…半導体モジュール、5…半導体素子、7…端子、8…第1基板、9…第2基板、10…基板間ステー、11…第1固定部を構成する基板側第1締結部、12…第2固定部を構成する基板側第2締結部、14…変圧器としてのトランス、17…制御部としてのマイコン、29…第1固定部を構成するステー側第1締結孔、30…第2固定部を構成するステー側第2締結孔、33…第1固定部及び第2固定部を構成するねじ、46…くぼみ部、47…弾性体、Z…厚み方向としてのZ方向。

Claims (8)

  1. 第1基板(8)と、第2基板(9)と、複数の半導体モジュール(4)とを有する電力変換装置(1)であって、
    前記第1基板及び前記第2基板は、前記第1基板の厚み方向(Z)に並んで配置されており、
    前記半導体モジュールは、半導体素子(5)を有し、
    前記第1基板は、前記半導体素子の駆動電圧を作る変圧器(14)を有し、
    前記第2基板は前記半導体素子の駆動状態を制御する制御部(17)を有し、
    前記第1基板と前記第2基板との間には導電性の基板間ステー(10)が配置されており、
    前記変圧器及び前記制御部の少なくとも一方を、前記厚み方向に投影した範囲内には、前記基板間ステーの少なくとも一部が存在する、電力変換装置。
  2. 前記変圧器及び前記制御部を、前記厚み方向に投影した範囲内には、前記基板間ステーの少なくとも一部が存在する、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記半導体モジュールは、前記第1基板と前記半導体素子とを接続する端子を有し、
    前記変圧器を前記厚み方向に投影した範囲内には前記基板間ステーが存在し、
    前記端子を前記厚み方向に投影した範囲内には、前記基板間ステーは存在しない、請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  4. 前記第1基板と前記基板間ステーとを接続する複数の第1固定部(11、29、33)と、前記第2基板と前記基板間ステーとを接続する複数の第2固定部(12、30、33)と、を有し、
    前記複数の第2固定部の数は、前記複数の第1固定部の数よりも多い、請求項1〜3のいずれか1つに記載の電力変換装置。
  5. 前記第1基板及び前記第2基板は、前記基板間ステーに固定されており、
    前記半導体モジュールを収容する熱伝導性のケース(2)を有し、
    前記ケースは、前記電力変換装置外部の空気と接しており、
    前記基板間ステーは、前記ケースに接続されている、請求項1〜4のいずれか1つに記載の電力変換装置。
  6. 前記基板間ステー及び前記変圧器は当接している、請求項1〜5のいずれか1つに記載の電力変換装置。
  7. 前記基板間ステーと前記変圧器とは、弾性体を介して当接している、請求項6に記載の電力変換装置。
  8. 前記基板間ステーはくぼみ部(46)を有し、
    前記変圧器を前記厚み方向に投影した範囲内には前記くぼみ部が存在し、
    前記第1基板の厚み方向における前記くぼみ部と前記第1基板との間隔は、前記基板間ステーのうち、前記くぼみ部以外の部分と前記第1基板との間隔よりも大きい、請求項6又は7に記載の電力変換装置。
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