JP2021054543A - シート搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート詰まり処理時における作業性が良好であるシート搬送装置および画像形成装置、を提供する。【解決手段】シート搬送装置は、前後方向に沿ってスライド可能なレバー部材31と、用紙が搬送される通路を形成し、レバー部材31がスライドすることによって、通路と外部との間が閉鎖される第1姿勢と、通路が外部に開放される第2姿勢との間で動作する搬送ガイド21と、レバー部材31が載置されるベース頂部52と、ベース頂部52から折れ曲がる第1ベース側部53とを有し、レバー部材31を支持するベース部材51とを備える。レバー部材31は、第1ベース側部53と対向する第1レバー側部33を有する。ベース頂部52は、第1レバー側部33に向けて第1ベース側部53よりも突出し、レバー部材31のスライド時に、第1レバー側部33と接触する第1凸部61を含む。【選択図】図7

Description

この発明は、シート搬送装置および画像形成装置に関する。
たとえば、特開2017−191279号公報(特許文献1)には、シートを搬送する本体搬送部と、装置本体に対して引き出し可能に設けられ、シートを搬送する引き出し搬送部とを備えるプリンタが開示されている。プリンタの前側面には、前扉が開閉可能に設けられ、プリンタの右側面には、右扉が開閉可能に設けられている。前扉が開状態とされることによって、引き出し搬送部が装置本体から引き出し可能となり、右扉が開状態とされることによって、本体搬送部が外部に露出する。
特開2017−191279号公報
上述の特許文献1に開示されるプリンタでは、本体搬送部または引き出し搬送部でシート詰まりが発生した場合に、作業者は、右扉または前扉が開いて、シート詰まり処理のメンテナンスを行なう。このようなプリンタにおいては、シート詰まり処理時における作業性が良好であることが求められる。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、シート詰まり処理時における作業性が良好であるシート搬送装置および画像形成装置を提供することである。
この発明に従ったシート搬送装置は、所定方向に沿ってスライド可能なレバー部材と、シートが搬送される通路を形成し、レバー部材がスライドすることによって、通路と外部との間が閉鎖される第1姿勢と、通路が外部に開放される第2姿勢との間で動作する搬送ガイドと、所定方向に延在し、レバー部材が載置されるベース頂部と、ベース頂部から折れ曲がり、所定方向に延在する第1ベース側部とを有し、レバー部材を支持するベース部材とを備える。レバー部材は、第1ベース側部と対向し、所定方向に延在する第1レバー側部を有する。ベース頂部は、第1レバー側部に向けて第1ベース側部よりも突出し、レバー部材のスライド時に、第1レバー側部と接触する第1凸部を含む。
このように構成されたシート搬送装置によれば、レバー部材のスライド時に、第1凸部が第1レバー側部と接触することによって、レバー部材およびベース部材間に生じる摺動抵抗を小さく抑えることができる。これにより、レバー部材が円滑にスライドするため、搬送ガイドを第1姿勢および第2姿勢の間で確実に動作させることができる。結果、作業者は、第2姿勢とされた搬送ガイドにおいて、シートが搬送される通路を外部から容易に視認することが可能となるため、シート詰まり処理時における作業性を良好にできる。
また好ましくは、シート搬送装置は、レバー部材を所定方向に沿った一方向に付勢するばね部材をさらに備える。
このように構成されたシート搬送装置によれば、レバー部材およびベース部材間に生じる摺動抵抗を小さく抑えることによって、ばね部材により付勢されたレバー部材を円滑にスライドさせることができる。
また好ましくは、ばね部材は、引っ張りコイルばね、圧縮コイルばね、および、捻りコイルばねのいずれかである。
このように構成されたシート搬送装置によれば、引っ張りコイルばね、圧縮コイルばね、および、捻りコイルばねのいずれかにより付勢されたレバー部材を、円滑にスライドさせることができる。
また好ましくは、ベース頂部は、所定方向における一方端に配置される第1端部と、所定方向における他方端に配置される第2端部とをさらに含む。レバー部材は、ばね部材が接続される接続部をさらに有する。第1端部は、所定方向において、接続部および第2端部の間に位置している。第1凸部は、所定方向において第2端部よりも第1端部に寄った位置に設けられる。
このように構成されたシート搬送装置によれば、第1凸部が第1レバー側部と接触する位置が、所定方向において、ばね部材からの弾性力が入力される接続部により近接して配置される。これにより、ばね部材により付勢されたレバー部材が、第1凸部が第1レバー側部と接触する位置で引っ掛かる現象を抑制し、レバー部材を円滑にスライドさせることができる。
また好ましくは、ベース部材は、板金からなる。
このように構成されたシート搬送装置によれば、板金の折り曲げ加工に伴って、ベース頂部および第1ベース側部の角部に意図しないエッジが生じた場合であっても、第1凸部を第1レバー側部と接触させることによって、そのエッジと、レバー部材とを非接触にできる。これにより、ベース頂部および第1ベース側部の角部に生じたエッジがレバー部材のスライドを阻害することを防止できる。
また好ましくは、ベース部材には、ベース頂部および第1ベース側部の角部で開口する開口部が設けられる。第1凸部は、ベース頂部における開口部の開口縁から第1レバー側部に向けて突出する。
このように構成されたシート搬送装置によれば、第1凸部が配置された開口部を設けるための板金の打ち抜き加工と、ベース頂部および第1ベース側部の角部を設けるための板金の折り曲げ加工とによって、ベース頂部および第1ベース側部の角部に第1凸部を容易に設けることができる。
また好ましくは、レバー部材は、樹脂からなる。第1凸部は、第1レバー側部に向けて突出する先端に湾曲面を含む。
このように構成されたシート搬送装置によれば、第1レバー側部が、第1凸部との接触に起因して摩耗したり破損したりすることを抑制できる。
また好ましくは、ベース部材は、ベース頂部から折れ曲がり、所定方向に延在し、所定方向に直交する方向において第1ベース側部と対向する第2ベース側部をさらに有する。レバー部材は、第2ベース側部と対向し、所定方向に延在する第2レバー側部をさらに有する。ベース頂部は、第2レバー側部に向けて第2ベース側部よりも突出し、レバー部材のスライド時に、第2レバー側部と接触する第2凸部をさらに含む。
このように構成されたシート搬送装置によれば、レバー部材のスライド時に、第2凸部が第2レバー側部と接触することによって、レバー部材およびベース部材間に生じる摺動抵抗をさらに小さく抑えることができる。これにより、レバー部材をより円滑にスライドさせることができる。
また好ましくは、レバー部材は、ベース頂部の上方に配置されるレバー頂部をさらに有する。ベース頂部は、所定方向における一方端に配置される第1端部を有し、第1端部がレバー頂部から遠ざかるように折れ曲げられている。
このように構成されたシート搬送装置によれば、レバー部材のスライド時に、レバー頂部がベース頂部の第1端部と引っ掛かることを抑制できる。これにより、レバー部材をより円滑にスライドさせることができる。
この発明に従った画像形成装置は、上記のいずれかに記載のシート搬送装置を備える。
このように構成された画像形成装置によれば、シート詰まり処理時における作業性を良好にできる。
また好ましくは、画像形成装置は、シート搬送装置を収容するカバー体と、カバー体に設けられ、シート搬送装置にアクセスするために開閉される開閉扉とをさらに備える。シート搬送装置は、レバー部材を所定方向に沿った一方向に付勢するばね部材をさらに有する。開閉扉が閉状態とされた場合に、レバー部材が開閉扉により所定方向に沿った一方向とは逆方向に付勢されることによって、搬送ガイドが第1姿勢とされる。開閉扉が開状態とされた場合に、開閉扉がレバー部材から離れ、レバー部材がばね部材により所定方向に沿った一方向に付勢されることによって、搬送ガイドが第2姿勢とされる。
このように構成された画像形成装置によれば、作業者は、開閉扉を開閉することによって、搬送ガイドを自動的に第1姿勢および第2姿勢の間で動作させることができる。このため、シート詰まり処理時における作業性をさらに良好にできる。
以上に説明したように、この発明に従えば、シート詰まり処理時における作業性が良好であるシート搬送装置および画像形成装置を提供することができる。
画像形成装置の内部構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態1におけるシート搬送装置(搬送ガイドの第1姿勢時)を示す斜視図である。 図2中のシート搬送装置(搬送ガイドの第1姿勢時)を示す断面図である。 この発明の実施の形態1におけるシート搬送装置(搬送ガイドの第2姿勢時)を示す斜視図である。 図4中のシート搬送装置(搬送ガイドの第2姿勢時)を示す断面図である。 搬送ガイドが第1姿勢とされた場合のレバー部材と、その周辺とを示す上斜視図である。 搬送ガイドが第1姿勢とされた場合のレバー部材と、その周辺とを示す下斜視図である。 搬送ガイドが第2姿勢とされた場合のレバー部材と、その周辺とを示す上斜視図である。 搬送ガイドが第2姿勢とされた場合のレバー部材と、その周辺とを示す下斜視図である。 図8中のX−X線上の矢視方向に見たベース部材およびレバー部材を示す断面図である。 ベース部材を示す斜視図である。 図11中のベース部材を示す上面図である。 図12中の2点鎖線XIIIで囲まれた範囲を示す上面図である。 この発明の実施の形態2におけるシート搬送装置において、搬送ガイドが第1姿勢とされた場合のレバー部材と、その周辺とを示す下斜視図である。 図14中のベース部材を示す下斜視図である。 この発明の実施の形態3におけるシート搬送装置において、搬送ガイドが第1姿勢とされた場合のレバー部材と、その周辺とを示す下斜視図である。 図16中のベース部材を示す下斜視図である。 図16中のベース部を示す上面図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施の形態1)
図1は、画像形成装置の内部構造を示す断面図である。図1に示されるように、本実施の形態における画像形成装置100は、フルカラー画像を形成可能なカラー画像形成装置である。まず、画像形成装置100の全体構造について説明する。
画像形成装置100は、複数の画像形成ユニット102(102Y,102M,102C,102K)と、中間転写ベルト103と、支持ローラ(対向ローラ)105および支持ローラ106と、複数の転写ローラ108と、ベルトクリーニングユニット109と、複数のトナーカートリッジ161と、光書き込み装置117と、給紙トレイ120と、排紙トレイ132とを有する。
支持ローラ105および支持ローラ106は、距離を隔てて設けられている。中間転写ベルト103は、支持ローラ105および支持ローラ106に掛け回されることによって、環状に配索されている。中間転写ベルト103は、図1中において反時計回りに回転駆動される。
複数の画像形成ユニット102は、画像形成装置100のほぼ中央に配置されている。複数の画像形成ユニット102は、中間転写ベルト103の下方に隣り合って設けられている。画像形成装置100は、画像形成ユニット102Y、画像形成ユニット102M、画像形成ユニット102Cおよび画像形成ユニット102Kが、中間転写ベルト103に沿って配設されるタンデム型を採用する。
複数の転写ローラ108は、環状に配索された中間転写ベルト103の内側に設けられている。複数の転写ローラ108は、それぞれ、複数の画像形成ユニット102(102Y,102M,102C,102K)と対向して設けられている。転写ローラ108は、一次転写手段として設けられている。
ベルトクリーニングユニット109は、環状に配索された中間転写ベルト103の外側に設けられている。ベルトクリーニングユニット109は、支持ローラ106に隣り合って設けられている。ベルトクリーニングユニット109は、中間転写ベルト103をクリーニングするクリーニング手段として設けられている。
画像形成ユニット102Y、画像形成ユニット102M、画像形成ユニット102Cおよび画像形成ユニット102Kは、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の色を有するトナー像を中間転写ベルト103の表面に形成する。イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の色を有するトナー像は、中間転写ベルト103の表面上で重ね合わされる。
画像形成ユニット102Y、画像形成ユニット102M、画像形成ユニット102Cおよび画像形成ユニット102Kは、扱う色が異なるのみで、略同一の構成を有する。
各画像形成ユニット102は、像担持体としての感光体ドラム107と、帯電手段としての帯電ローラ110と、現像ユニット151と、クリーニング装置としてのクリーニングブレード112とを有する。帯電ローラ110、現像ユニット151、転写ローラ108およびクリーニングブレード112は、感光体ドラム107の外周上においてその周方向に並んで設けられている。
現像ユニット151は、現像ローラ115を有する。現像ローラ115は、感光体ドラム107と対向して配置されている。トナーと磁性キャリアとからなる現像剤は、規制ブレードによって所定の現像剤層の厚みに規制され、現像ローラ115に担持される。
複数のトナーカートリッジ161は、複数の画像形成ユニット102(102Y,102M,102C,102K)の上方に設けられている。複数のトナーカートリッジ161は、それぞれ、複数の画像形成ユニット102(102Y,102M,102C,102K)に対応して設けられている。トナーカートリッジ161には、現像ユニット151に補充するための現像剤が収容されている。
光書き込み装置117は、複数の画像形成ユニット102(102Y,102M,102C,102K)の下方に設けられている。給紙トレイ120は、光書き込み装置117の下方に設けられている。給紙トレイ120には、複数枚の用紙が配置されている。
画像形成装置100は、転写ローラ123と、定着装置130と、排紙ローラ131と、シート搬送装置10とをさらに有する。
転写ローラ123は、二次転写手段として設けられている。転写ローラ123は、中間転写ベルト103を挟んで支持ローラ(対向ローラ)105と対向して配置されている。シート搬送装置10は、シートとしての用紙を搬送する装置である。シート搬送装置10は、給紙ローラ27および給紙ローラ28を有する。シート搬送装置10は、給紙トレイ120に配置された用紙を、中間転写ベルト103と転写ローラ123との間の二次転写部に向けて送り出す給紙装置を構成している。
中間転写ベルト103に形成されたカラートナー像は、中間転写ベルト103と転写ローラ123との間の二次転写部に移動する。給紙トレイ120に配置された用紙は、シート搬送装置10によって、中間転写ベルト103と転写ローラ123との間の二次転写部に向けて搬送される。中間転写ベルト103に担持されているカラートナー像は、二次転写部において用紙の表面に転写される。カラートナー像は、定着装置130において用紙が加熱・加圧されることによって、用紙の表面に定着される。以上の工程により画像が形成された用紙は、排紙ローラ131によって排紙トレイ132に排出される。
画像形成装置100は、カバー体141と、開閉扉142とをさらに有する。カバー体141は、画像形成装置100の外観をなす筐体形状を有する。開閉扉142は、カバー体141に対して開閉可能に設けられている。開閉扉142は、カバー体141の側面に設けられている。開閉扉142は、シート搬送装置10に対向する位置に設けられている。開閉扉142は、シート搬送装置10にアクセスするために開閉される。開閉扉142は、シート搬送装置10において紙詰まりが発生した場合に開閉される。
続いて、シート搬送装置10の構造について詳細に説明する。図2は、この発明の実施の形態1におけるシート搬送装置(搬送ガイドの第1姿勢時)を示す斜視図である。図3は、図2中のシート搬送装置(搬送ガイドの第1姿勢時)を示す断面図である。図4は、この発明の実施の形態1におけるシート搬送装置(搬送ガイドの第2姿勢時)を示す斜視図である。図5は、図4中のシート搬送装置(搬送ガイドの第2姿勢時)を示す断面図である。
なお、シート搬送装置10の構造を説明する際の便宜のため、図中には、「上方」、「下方」、「前方」、「後方」、「右方」および「左方」からなる互いに直交する6方向が示されている。これらの方向は、開閉扉142の前に立ってシート搬送装置10における紙詰まり処理を行なう作業者を基準に定められている。
図1から図5に示されるように、シート搬送装置10は、搬送ガイド21と、ベース部材51と、対向部材29とを有する。
搬送ガイド21は、ガイド本体22と、ガイド係合部23とを有する。ガイド本体22は、前後方向において、開閉扉142と対向している。ガイド本体22は、左右方向が長手方向となり、上下方向が短手方向となる長尺の板形状を有する。搬送ガイド21(ガイド本体22)は、用紙Sが搬送される通路26を形成している。
通路26は、給紙トレイ120から続く空間からなる。通路26は、給紙トレイ120から上方に向けて延びている。通路26は、前後方向において、搬送ガイド21を挟んで開閉扉142の反対側に設けられている。通路26には、給紙ローラ27および給紙ローラ28が配置されている。
ベース部材51および対向部材29は、フレーム体からなる。ベース部材51および対向部材29は、板金からなる。ベース部材51および対向部材29は、左右方向において、互いに間隔を設けて対向している。
搬送ガイド21は、ベース部材51および対向部材29の間に配置されている。搬送ガイド21は、ベース部材51および対向部材29により回動可能に支持されている。搬送ガイド21は、回動中心軸201(図3および図5を参照のこと)を中心に回動可能である。回動中心軸201は、左右方向に延びる仮想上の中心線である。回動中心軸201は、搬送ガイド21の下端部寄りに位置している。
搬送ガイド21は、回動中心軸201を中心に前後方向に回動可能である。搬送ガイド21は、回動中心軸201を中心に前方に向けて回動した時に給紙ローラ27および給紙ローラ28に近づき、回動中心軸201を中心に後方に向けて回動した時に給紙ローラ27および給紙ローラ28から遠ざかる。
搬送ガイド21は、図2および図3に示される第1姿勢と、図4および図5に示される第2姿勢との間で動作が可能である。搬送ガイド21は、図2および図3に示される第1姿勢と、図4および図5に示される第2姿勢との間で回動動作が可能である。
図2および図3に示されるように、搬送ガイド21が回動中心軸201を中心に前方側の回動端に配置された時、搬送ガイド21の第1姿勢が得られる。搬送ガイド21が第1姿勢とされた場合、通路26と外部との間が閉塞される。
図4および図5に示されるように、搬送ガイド21が回動中心軸201を中心に後方側の回動端に配置された時、搬送ガイド21の第2姿勢が得られる。搬送ガイド21が第2姿勢とされた場合、通路26が外部に開放される。搬送ガイド21が第2姿勢とされた場合、搬送ガイド21の上端部に通路26を外部に開口させる開口部26gが設けられる。このとき、作業者は、開口部26gを通じて通路26を視認することができる。
なお、回動中心軸201の軸上には、捻りコイルばね(不図示)が設けられており、この捻りコイルばねは、搬送ガイド21に対して第2姿勢から第1姿勢に向けて回動動作させる弾性力を作用させている。
図6は、搬送ガイドが第1姿勢とされた場合のレバー部材と、その周辺とを示す上斜視図である。図7は、搬送ガイドが第1姿勢とされた場合のレバー部材と、その周辺とを示す下斜視図である。図8は、搬送ガイドが第2姿勢とされた場合のレバー部材と、その周辺とを示す上斜視図である。図9は、搬送ガイドが第2姿勢とされた場合のレバー部材と、その周辺とを示す下斜視図である。図10は、図8中のX−X線上の矢視方向に見たベース部材およびレバー部材を示す断面図である。
図6から図10に示されるように、シート搬送装置10は、レバー部材31をさらに有する。
レバー部材31は、所定方向に沿ってスライド可能に設けられている。レバー部材31は、前後方向に沿ってスライド可能に設けられている。搬送ガイド21は、レバー部材31がスライドすることによって、図6および図7に示される第1姿勢と、図8および図9に示される第2姿勢との間で回動動作する。
レバー部材31は、樹脂からなる。レバー部材31は、レバー頂部32と、第1レバー側部33と、第2レバー側部34と、レバー前部35と、接続部36と、レバー係合部37とを有する。
レバー頂部32は、上下方向に直交する平面上で広がる平板形状を有する。レバー頂部32は、前後方向に板状に延びている。レバー部材31の上面視において、レバー頂部32は、前後方向が長手方向となり、左右方向が短手方向となる矩形形状を有する。
第1レバー側部33は、左右方向に直交する平面上で広がる平板形状を有する。第1レバー側部33は、レバー頂部32から折れ曲がり、前後方向に延在している。第1レバー側部33の上端部は、レバー頂部32の右端部に接続されている。第1レバー側部33は、レバー頂部32とともに、90°折れ曲がった角部を構成している。
第2レバー側部34は、左右方向に直交する平面上で広がる平板形状を有する。第2レバー側部34は、レバー頂部32から折れ曲がり、前後方向に延在している。第2レバー側部34の上端部は、レバー頂部32の左端部に接続されている。第2レバー側部34は、レバー頂部32とともに、90°折れ曲がった角部を構成している。第1レバー側部33および第2レバー側部34は、左右方向において、互いに間隔を設けて対向している。
レバー前部35は、前後方向に直交する平面上で広がる平板形状を有する。レバー前部35の上端部は、レバー頂部32の前端部に接続されている。レバー前部35の右端部は、第1レバー側部33の前端部に接続され、レバー前部35の左端部は、第2レバー側部34の前端部に接続されている。
接続部36は、レバー前部35の下端部から下方に向けて突出している。接続部36は、後述するばね部材71の端部を引っ掛けることが可能な爪形状を有する。レバー係合部37は、第1レバー側部33から右方に突出している。レバー係合部37は、第1レバー側部33の前端部よりも第1レバー側部33の後端部寄りの位置に設けられている。
搬送ガイド21のガイド係合部23は、ガイド本体22と一体に設けられている。ガイド係合部23は、搬送ガイド21の回動動作に伴って、回動中心軸201の周方向に移動する。ガイド係合部23は、前後方向において、レバー部材31のレバー係合部37と対向している。ガイド係合部23は、レバー部材31のレバー係合部37の後方に配置されている。
図11は、ベース部材を示す斜視図である。図12は、図11中のベース部材を示す上面図である。
図6から図12に示されるように、ベース部材51は、レバー部材31を支持している。ベース部材51は、ベース頂部52と、第1ベース側部53と、ベース後部54とを有する。
ベース頂部52は、上下方向に直交する平面上で広がる平板形状を有する。ベース頂部52は、前後方向に延在している。レバー部材31の上面視において、ベース頂部52は、前後方向が長手方向となり、左右方向が短手方向となる矩形形状を有する。レバー頂部32は、ベース頂部52上に設けられている。レバー頂部32は、ベース頂部52に載置されている。ベース頂部52は、レバー部材31の重量を受けている。レバー頂部32は、左右方向において、第1レバー側部33および第2レバー側部34の間に配置されている。
ベース頂部52は、前端部(第1端部)52pと、後端部(第2端部)52qとを有する。前端部52pは、ベース頂部52の、前後方向における一方端としての前方端に配置されている。後端部52qは、ベース頂部52の、前後方向における他方端としての後方端に配置されている。ベース頂部52は、前後方向において、前端部52pおよび後端部52qの間で延在している。
第1ベース側部53は、左右方向に直交する平面上で広がる平板形状を有する。第1ベース側部53は、ベース頂部52から折れ曲がり、前後方向に延在している。第1ベース側部53の上端部は、ベース頂部52の右端部に接続されている。第1ベース側部53は、ベース頂部52とともに角部を構成している。第1ベース側部53は、ベース頂部52とともに、90°折れ曲がった角部を構成している。第1ベース側部53は、左右方向において、第1レバー側部33と対向している。
ベース後部54は、前後方向に直交する平面上で広がる平板形状を有する。ベース後部54の右端部は、第1ベース側部53の後端部に接続されている。
図7および図9に示されるように、レバー部材31は、レバー突出部39をさらに有する。レバー突出部39は、レバー頂部32からベース頂部52に向けて突出している。
ベース頂部52には、スリット56が設けられている。スリット56は、上下方向において、ベース頂部52を貫通している。スリット56は、前後方向にスリット状に延びている。スリット56には、レバー突出部39が挿入されている。このような構成により、レバー部材31は、ベース部材51によって前後方向に沿って案内されている。
図13は、図12中の2点鎖線XIIIで囲まれた範囲を示す上面図である。図6から図13に示されるように、ベース頂部52は、第1凸部61を有する。第1凸部61は、第1レバー側部33に向けて第1ベース側部53よりも突出している。第1凸部61は、レバー部材31のスライド時に第1レバー側部33と接触する。第1凸部61は、レバー部材31のスライド時に第1レバー側部33と摺接する。
第1凸部61は、上下方向に直交する平面上で広がる平板からなる。第1凸部61は、ベース頂部52と第1ベース側部53との角部に設けられている。第1凸部61は、右方に向けて突出する凸形状を有する。第1凸部61の突出端は、第1ベース側部53よりも右方に位置している。
図10に示されるように、第1凸部61が第1レバー側部33と接触することによって、第1レバー側部33および第1ベース側部53の間には、隙間81が設けられている。隙間81は、左右方向における幅を一定に保ちながら、前後方向に連続的に延びている。
図13に示されるように、第1凸部61は、湾曲面61bを有する。湾曲面61bは、第1ベース側部53から突出する第1凸部61の先端に設けられている。湾曲面61bは、湾曲しながら延びる第1凸部61の周縁からなる。湾曲面61bは、レバー部材31のスライド時に第1レバー側部33と接触する。このような構成により、レバー部材31のスライド時に、樹脂製の第1レバー側部33が第1凸部61との接触によって摩耗したり破損したりすることを抑制できる。
図10から図13に示されるように、ベース部材51には、開口部62が設けられている。開口部62は、ベース頂部52と第1ベース側部53との角部で開口している。開口部62は、ベース頂部52と第1ベース側部53とに跨がって開口面を形成している。第1凸部61は、ベース頂部52における開口部62の開口縁62aから第1レバー側部33に向けて突出している。開口部62の開口縁62aからの開口部62の開口長さは、開口部62の開口縁62aからの第1凸部61の突出長さよりも小さい。
本実施の形態では、ベース部材51が板金からなるとともに、第1凸部61が、ベース頂部52における開口部62の開口縁62aから第1レバー側部33に向けて突出する形態により設けられている。このような構成によれば、板金加工によるベース部材51の成形時に、まず、打ち抜き加工により第1凸部61が配置された開口部62を設け、そのあと、折り曲げ加工によりベース頂部52と第1ベース側部53との角部を設けることによって、第1凸部61を備えたベース部材51を容易に得ることができる。
図7および図10に示されるように、レバー部材31は、リブ状部38をさらに有する。リブ状部38は、レバー頂部32からベース頂部52に向けて突出し、前後方向に延びるリブ形状を有する。
レバー部材31は、複数のリブ状部38を有する。複数のリブ状部38は、左右方向において、互いに間隔を設けて配置されている。レバー突出部39は、複数のリブ状部38の間に設けられている。複数のリブ状部38は、レバー部材31のスライド時にベース頂部52と接触する。
複数のリブ状部38がベース頂部52と接触することによって、ベース頂部52およびレバー頂部32の間には、隙間82が設けられている。隙間82は、上下方向における高さを一定に保ちながら、前後方向に連続的に延びている。
図6から図9に示されるように、シート搬送装置10は、ばね部材71をさらに有する。ばね部材71は、引っ張りコイルばねからなる。ばね部材71は、レバー部材31を前後方向に沿った一方向である後方に付勢している。ばね部材71は、引っ張り変形されることによって、レバー部材31を後方に向けて付勢する弾性力を発生している。
ばね部材71は、ベース頂部52の下方に設けられている。ばね部材71は、前後方向に沿って螺旋状に延びている。ばね部材71は、レバー部材31およびベース部材51に接続されている。ばね部材71は、レバー部材31の接続部36と、ベース部材51のベース後部54とに接続されている。
ベース頂部52の前端部52pは、前後方向において、レバー部材31の接続部36と、ベース頂部52の後端部52qとの間に位置している。第1凸部61は、前後方向において、ベース頂部52の後端部52qよりも、ベース頂部52の前端部52p寄りの位置に設けられている。第1凸部61は、ベース頂部52の前端部52pから後方に離れた位置に設けられている。
なお、レバー部材31に対して弾性力を作用させるばね部材は、引っ張りコイルばねに限られず、たとえば、圧縮コイルばね、または、捻りコイルばねであってもよい。ばね部材が圧縮コイルばねである場合、ばね部材は、圧縮変形されることによって弾性力を発生する。ばね部材が捻りコイルばねである場合、ばね部材は、捻り変形されることによって弾性力を発生する。
図1、図6および図7に示されるように、開閉扉142が閉状態とされた場合に、開閉扉142が、前後方向に沿った一方向とは逆方向である前方(図6の矢印211に示す方向)にレバー部材31を付勢することによって、レバー部材31が前方に向けてスライドする。これにより、レバー係合部37がガイド係合部23から離間し、搬送ガイド21は、捻りコイルばね(不図示)からの弾性力によって第1姿勢とされる。
図1、図8および図9に示されるように、開閉扉142が開状態とされた場合に、開閉扉142がレバー部材31から離れる。ばね部材71が、自らの弾性力によりレバー部材31を後方に向けて付勢することによって、レバー部材31が後方に向けてスライドする。これにより、レバー係合部37がガイド係合部23を後方に押し出し、搬送ガイド21が第2姿勢とされる。
シート搬送装置10において紙詰まりが発生した場合、作業者が開閉扉142を開く。この開閉扉142の開動作と連動して、搬送ガイド21が第2姿勢となるまで回動動作し、用紙が搬送される通路26が外部に開放される。この際、レバー部材31が円滑にスライドしないと、通路26が外部に十分に開放されない可能性がある。特に、ベース部材51が板金からなる場合、第1ベース側部53およびベース頂部52の角部を板金の折り曲げ加工により成形すると、第1ベース側部53およびベース頂部52の角部に意図しないエッジが生じ易い。このようなエッジがレバー部材31のスライド動作を阻害するという懸念がある。
これに対して、本実施の形態におけるシート搬送装置10では、ベース頂部52が、第1レバー側部33に向けて第1ベース側部53よりも突出し、レバー部材31のスライド時に、第1レバー側部33と接触する第1凸部61を有する。
このような構成によれば、第1レバー側部33と第1ベース側部53とが互いに面接触することを防ぐことにより、レバー部材31のスライド時にレバー部材31およびベース部材51間に生じる摺動抵抗を小さくすることができる。また、第1ベース側部53およびベース頂部52の角部に意図しないエッジが生じた場合であっても、そのエッジがレバー部材31に接触することを防止できる。これにより、開閉扉142が開状態とされた場合に、レバー部材31を円滑にスライドさせて、搬送ガイド21を第2姿勢となるまで確実に回動動作させることができる。結果、作業者は、搬送ガイド21に生じた開口部26gを通じて通路26を容易に視認することが可能となり、紙詰まり処理時における作業性を良好にできる。
また、ベース頂部52の前端部52pは、前後方向において、レバー部材31の接続部36と、ベース頂部52の後端部52qとの間に位置する。第1凸部61は、前後方向において、ベース頂部52の後端部52qよりも、ベース頂部52の前端部52p寄りの位置に設けられている。
このような構成によれば、第1レバー側部33と第1凸部61とが接触する位置を、前後方向において、ばね部材71からの弾性力が入力される接続部36により近接させることができる。これにより、ばね部材71により付勢されたレバー部材31が、第1レバー側部33と第1凸部61とが接触する位置で引っ掛かることを抑制し、レバー部材31をさらに円滑にスライドさせることができる。
以上に説明した、この発明の実施の形態1におけるシート搬送装置10は、所定方向としての前後方向に沿ってスライド可能なレバー部材31と、シートとしての用紙が搬送される通路26を形成し、レバー部材31がスライドすることによって、通路26と外部との間が閉鎖される第1姿勢と、通路26が外部に開放される第2姿勢との間で動作する搬送ガイド21と、前後方向に延在し、レバー部材31が載置されるベース頂部52と、ベース頂部52から折れ曲がり、前後方向に延在する第1ベース側部53とを有し、レバー部材31を支持するベース部材51とを備える。レバー部材31は、第1ベース側部53と対向し、前後方向に延在する第1レバー側部33を有する。ベース頂部52は、第1レバー側部33に向けて第1ベース側部53よりも突出し、レバー部材31のスライド時に、第1レバー側部33と接触する第1凸部61を含む。
このように構成された、この発明の実施の形態1におけるシート搬送装置によれば、レバー部材31のスライド時にレバー部材31およびベース部材51間に生じる摺動抵抗を小さくすることで、レバー部材31を円滑にスライドさせることができる。これにより、搬送ガイド21を第1姿勢および第2姿勢の間で確実に動作させることが可能となるため、紙詰まり処理時における作業性を向上させることができる。
なお、本発明における搬送ガイドは、ばね部材による付勢によって動作する構成に限られず、たとえば、モータ駆動される構成であってもよい。また、本発明におけるシート搬送装置は、給紙トレイから用紙が供給される位置に限られず、給紙トレイから排紙トレイまでの間のいずれの用紙搬送位置に設けられてもよい。また、本発明におけるシート搬送装置により搬送されるシートは、用紙に限られず、搬送対象となり得る各種シートであってもよい。
(実施の形態2)
図14は、この発明の実施の形態2におけるシート搬送装置において、搬送ガイドが第1姿勢とされた場合のレバー部材と、その周辺とを示す下斜視図である。図14は、実施の形態1における図7に対応する図である。図15は、図14中のベース部材を示す下斜視図である。
本実施の形態におけるシート搬送装置は、実施の形態1におけるシート搬送装置10と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については、その説明を繰り返さない。
図14および図15に示されるように、本実施の形態では、ベース頂部52が、前端部52pがレバー頂部32から遠ざかるように折れ曲げられている。
より具体的には、ベース頂部52は、折り曲げ部86をさらに有する。折り曲げ部86は、前端部52pから後方に向けた所定長さの範囲に渡って設けられている。上下方向におけるレバー頂部32および折り曲げ部86の間の長さは、前端部52pから後方に向かうほど小さくなる。
折り曲げ部86の折り曲げ角度は、0°を越え30°以下の範囲であってもよいし、0°を越え15°以下の範囲であってもよい。第1凸部61は、折り曲げ部86に設けられている。
このような構成によれば、ベース頂部52の前端部52pがレバー頂部32から離間しているため、レバー部材31のスライド時に、レバー頂部32が前端部52pと引っ掛かることを抑制できる。これにより、レバー部材31をさらに円滑にスライドさせることができる。
このように構成された、この発明の実施の形態2におけるシート搬送装置によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に奏することができる。
(実施の形態3)
図16は、この発明の実施の形態3におけるシート搬送装置において、搬送ガイドが第1姿勢とされた場合のレバー部材と、その周辺とを示す下斜視図である。図16は、実施の形態1における図7に対応する図である。図17は、図16中のベース部材を示す下斜視図である。図18は、図16中のベース部を示す上面図である。
本実施の形態におけるシート搬送装置は、実施の形態1におけるシート搬送装置10および実施の形態2におけるシート搬送装置と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については、その説明を繰り返さない。
図16から図18に示されるように、ベース部材51は、第2ベース側部57をさらに有する。
第2ベース側部57は、左右方向に直交する平面上で広がる平板形状を有する。第2ベース側部57は、ベース頂部52から折れ曲がり、前後方向に延在している。第2ベース側部57の上端部は、ベース頂部52の左端部に接続されている。第2ベース側部57は、ベース頂部52とともに角部を構成している。第2ベース側部57は、ベース頂部52とともに、90°折れ曲がった角部を構成している。第2ベース側部57は、左右方向において、第1ベース側部53と間隔を設けて対向している。第2ベース側部57は、左右方向において、第2レバー側部34と対向している。
ベース頂部52は、第2凸部66をさらに有する。第2凸部66は、第2レバー側部34に向けて第2ベース側部57よりも突出している。第2凸部66は、レバー部材31のスライド時に第2レバー側部34と接触する。第2凸部66は、レバー部材31のスライド時に第2レバー側部34と摺接する。
第2凸部66は、第1凸部61と、前後方向に延びる仮想直線230(図18を参照のこと)を挟んで左右対称の形状を有する。第2凸部66は、折り曲げ部86に設けられている。
このような構成によれば、第2レバー側部34と第2ベース側部57とが互いに面接触することを防ぐことにより、レバー部材31のスライド時にレバー部材31およびベース部材51間に生じる摺動抵抗を小さくすることができる。これにより、レバー部材31を円滑にスライドさせて、搬送ガイド21を第2姿勢となるまで確実に回動動作させることができる。
このように構成された、この発明の実施の形態3におけるシート搬送装置によれば、実施の形態1および実施の形態2に記載の効果を同様に奏することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、用紙等のシートを搬送するためのシート搬送装置に適用される。
10 シート搬送装置、21 搬送ガイド、22 ガイド本体、23 ガイド係合部、26 通路、26g,62 開口部、27,28 給紙ローラ、29 対向部材、31 レバー部材、32 レバー頂部、33 第1レバー側部、34 第2レバー側部、35 レバー前部、36 接続部、37 レバー係合部、38 リブ状部、39 レバー突出部、51 ベース部材、52 ベース頂部、52p 前端部、52q 後端部、53 第1ベース側部、54 ベース後部、56 スリット、57 第2ベース側部、61 第1凸部、61b 湾曲面、62a 開口縁、66 第2凸部、71 ばね部材、81,82 隙間、86 折り曲げ部、100 画像形成装置、102,102C,102K,102M,102Y 画像形成ユニット、103 中間転写ベルト、105,106 支持ローラ、107 感光体ドラム、108,123 転写ローラ、109 ベルトクリーニングユニット、110 帯電ローラ、112 クリーニングブレード、115 現像ローラ、117 光書き込み装置、120 給紙トレイ、130 定着装置、131 排紙ローラ、132 排紙トレイ、141 カバー体、142 開閉扉、151 現像ユニット、161 トナーカートリッジ、201 回動中心軸、230 仮想直線。

Claims (11)

  1. 所定方向に沿ってスライド可能なレバー部材と、
    シートが搬送される通路を形成し、前記レバー部材がスライドすることによって、前記通路と外部との間が閉鎖される第1姿勢と、前記通路が外部に開放される第2姿勢との間で動作する搬送ガイドと、
    前記所定方向に延在し、前記レバー部材が載置されるベース頂部と、前記ベース頂部から折れ曲がり、前記所定方向に延在する第1ベース側部とを有し、前記レバー部材を支持するベース部材とを備え、
    前記レバー部材は、前記第1ベース側部と対向し、前記所定方向に延在する第1レバー側部を有し、
    前記ベース頂部は、前記第1レバー側部に向けて前記第1ベース側部よりも突出し、前記レバー部材のスライド時に、前記第1レバー側部と接触する第1凸部を含む、シート搬送装置。
  2. 前記レバー部材を前記所定方向に沿った一方向に付勢するばね部材をさらに備える、請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記ばね部材は、引っ張りコイルばね、圧縮コイルばね、および、捻りコイルばねのいずれかである、請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記ベース頂部は、前記所定方向における一方端に配置される第1端部と、前記所定方向における他方端に配置される第2端部とをさらに含み、
    前記レバー部材は、前記ばね部材が接続される接続部をさらに有し、
    前記第1端部は、前記所定方向において、前記接続部および前記第2端部の間に位置しており、
    前記第1凸部は、前記所定方向において前記第2端部よりも前記第1端部に寄った位置に設けられる、請求項2または3に記載のシート搬送装置。
  5. 前記ベース部材は、板金からなる、請求項1から4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 前記ベース部材には、前記ベース頂部および前記第1ベース側部の角部で開口する開口部が設けられ、
    前記第1凸部は、前記ベース頂部における前記開口部の開口縁から前記第1レバー側部に向けて突出する、請求項5に記載のシート搬送装置。
  7. 前記レバー部材は、樹脂からなり、
    前記第1凸部は、前記第1レバー側部に向けて突出する先端に湾曲面を含む、請求項5または6に記載のシート搬送装置。
  8. 前記ベース部材は、前記ベース頂部から折れ曲がり、前記所定方向に延在し、前記所定方向に直交する方向において前記第1ベース側部と対向する第2ベース側部をさらに有し、
    前記レバー部材は、前記第2ベース側部と対向し、前記所定方向に延在する第2レバー側部をさらに有し、
    前記ベース頂部は、前記第2レバー側部に向けて前記第2ベース側部よりも突出し、前記レバー部材のスライド時に、前記第2レバー側部と接触する第2凸部をさらに含む、請求項1から7のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  9. 前記レバー部材は、前記ベース頂部の上方に配置されるレバー頂部をさらに有し、
    前記ベース頂部は、前記所定方向における一方端に配置される第1端部を有し、前記第1端部が前記レバー頂部から遠ざかるように折れ曲げられている、請求項1から8のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載のシート搬送装置を備える、画像形成装置。
  11. 前記シート搬送装置を収容するカバー体と、
    前記カバー体に設けられ、前記シート搬送装置にアクセスするために開閉される開閉扉とをさらに備え、
    前記シート搬送装置は、前記レバー部材を前記所定方向に沿った一方向に付勢するばね部材をさらに有し、
    前記開閉扉が閉状態とされた場合に、前記レバー部材が前記開閉扉により前記所定方向に沿った一方向とは逆方向に付勢されることによって、前記搬送ガイドが前記第1姿勢とされ、
    前記開閉扉が開状態とされた場合に、前記開閉扉が前記レバー部材から離れ、前記レバー部材が前記ばね部材により前記所定方向に沿った一方向に付勢されることによって、前記搬送ガイドが前記第2姿勢とされる、請求項10に記載の画像形成装置。
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