JP2021053688A - 成形装置及びブロー成形用の金属パイプ材料 - Google Patents

成形装置及びブロー成形用の金属パイプ材料 Download PDF

Info

Publication number
JP2021053688A
JP2021053688A JP2019181477A JP2019181477A JP2021053688A JP 2021053688 A JP2021053688 A JP 2021053688A JP 2019181477 A JP2019181477 A JP 2019181477A JP 2019181477 A JP2019181477 A JP 2019181477A JP 2021053688 A JP2021053688 A JP 2021053688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal pipe
pipe material
pair
molding
portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019181477A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7303718B2 (ja
Inventor
慧 清水
Kei Shimizu
慧 清水
正之 石塚
Masayuki Ishizuka
正之 石塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2019181477A priority Critical patent/JP7303718B2/ja
Publication of JP2021053688A publication Critical patent/JP2021053688A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7303718B2 publication Critical patent/JP7303718B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】金属パイプ材料に破裂が生じる可能性を低くする。【解決手段】一態様の成形装置は、金属パイプ材料の被保持部を保持し、金属パイプ材料へ通電することで当該金属パイプ材料を加熱する電極と、加熱された金属パイプ材料内に流体を供給して膨張させる流体供給部と、互いに対向する一対の成形面を提供する一対の型を有し、一対の型の間で膨張した金属パイプ材料の被加工部を成形する成形型と、成形型と電極との間に設けられ、金属パイプ材料のうち被加工部と被保持部との間に位置する中間部の径方向への膨張を規制する膨張規制部と、を備える。【選択図】図8

Description

本開示は、成形装置及びブロー成形用の金属パイプ材料に関する。
従来、金属パイプ材料を加熱し、加熱した金属パイプ材料内に気体を供給して膨張させることによって、金属パイプの成形を行う成形装置が知られている。例えば、下記特許文献1には、互いに対になる下型及び上型を有する成形金型と、成形金型の間に保持された金属パイプ材料内に気体を供給する気体供給部と、当該金属パイプ材料の両端部を挟持し、金属パイプ材料を通電加熱する一対の電極と、を備える成形装置が開示されている。
特開2015−112608号公報
上記のような従来の成形装置では、図12に示すように、電極101と成形金型102との間に成形金型102の上下方向への移動を許容するための隙間106が形成される。また、一般的に、長手方向における金属パイプ材料110の外径の急激な変化を抑制するために、成形金型102の成形面103には、電極101に近づくにつれて金属パイプ材料110の中心軸線から離れる方向に湾曲する湾曲面105が形成される。
これらのような湾曲面105及び隙間106は、成形装置の電極101と成形金型102の境界付近に空間Sを形成する。このような空間Sが存在すると、図12に示すように、金属パイプ材料110のブロー成形時に空間S内に金属パイプ材料100の一部が入り込み、電極101と成形金型102との境界付近で金属パイプ材料110の径方向への変形量が局所的に大きくなる。その結果、金属パイプ材料110に破裂が生じることがある。
そこで、本発明は、金属パイプ材料に破裂が生じる可能性を低くすることを目的とする。
一態様では、金属パイプ材料を膨張させて成形する成形装置が提供される。この成形装置は、金属パイプ材料の被保持部を保持し、金属パイプ材料へ通電することで当該金属パイプ材料を加熱する電極と、加熱された金属パイプ材料内に流体を供給して膨張させる流体供給部と、互いに対向する一対の成形面を提供する一対の型を有し、一対の型の間で膨張した金属パイプ材料の被加工部を成形する成形型と、成形型と電極との間に設けられ、金属パイプ材料のうち被加工部と被保持部との間に位置する中間部の径方向への膨張を規制する膨張規制部と、を備える。
上記実施形態に係る成形装置では、成形型と電極との間に設けられる膨張規制部によって、金属パイプ材料の中間部の径方向への膨張が規制されるので、電極と成形型との境界付近における金属パイプ材料の径方向への変形量を抑制することができる。その結果、金属パイプ材料に破裂を生じにくくすることができる。
一実施形態では、膨張規制部は、成形型と電極との間で、一対の型の対向方向に対向して配置された一対の当接部材を有し、一対の当接部材は、一対の型と共に対向方向に沿って移動可能であり、一対の当接部材の各々は、一対の型のうち対応する型の側面に当接する当接面と、ブロー成形時に中間部の外周面に接触するパイプ接触面を有していてもよい。
上記実施形態に係る成形装置では、一対の当接部材の当接面が、一対の型の側面に当接しているので、一対の型と一対の当接部材との間に金属パイプ材料の一部が膨張して入り込むことが防止される。したがって、一対の型と一対の当接部材との間で金属パイプ材料が局所的に変形することが防止され、その結果、金属パイプ材料の中間部に破裂が生じる可能性を低くすることができる。
一態様では、ブロー成形用の金属パイプ材料が提供される。この金属パイプ材料は、長手方向の中央部に位置する被加工部と、被加工部よりも前記長手方向の外側に位置し、ブロー成形時に被加工部よりも変形しにくい形状又は特性を有する外側部とを有する。
上記態様に係る金属パイプ材料では、ブロー成形時に外側部の変形が抑制されるので、電極と成形型の境界付近に形成された空間内に外側部が入り込みにくくなる。したがって、金属パイプ材料の外側部に破裂が生じる可能性を低くすることができる。
一実施形態では、外側部が、以下の(a)、(b)及び(c)のうち少なくとも一つの条件を満たしていてもよい。
(a)外側部の肉厚が、被加工部の肉厚よりも厚い。
(b)外側部の強度が、被加工部の強度よりも高い。
(c)外側部の電気抵抗が、被加工部の電気抵抗よりも小さい。
上記実施形態に係る金属パイプ材料では、外側部の肉厚を厚くすることによって、一対の徐変部の強度を高めることができると共に、通電加熱時に外側部の温度上昇を抑制することができる。これにより、金属パイプ材料のブロー成形時に、外側部が変形しづらくなるので、電極と成形型の境界付近に形成された空間内に外側部が入り込みにくくなる。したがって、外側部の変形量を小さくすることができ、その結果、金属パイプ材料に破裂が生じる可能性を低くすることができる。同様に、外側部の強度を高めたり、外側部の電気抵抗を小さくした場合にも、外側部が変形しづらくなるので、金属パイプ材料に破裂が生じる可能性を低くすることができる。
一実施形態では、外側部が、長手方向の両端側に位置する一対の被保持部と、一対の被保持部の各々と被加工部との間に位置する一対の中間部とを含み、一対の中間部の肉厚は、被加工部の肉厚よりも厚く、被加工部に近づくにつれて被加工部の肉厚に近づくように薄くなっていてもよい。金属パイプ材料の長さ方向において急激に肉厚が変化していると、その部分を起点として金属パイプ材料に破損が生じることがある。この実施形態では、一対の中間部の肉厚が、被加工部の肉厚に近づくように薄くなっているので、金属パイプ材料の破損をより抑制することができる。
一実施形態では、一対の被保持部の肉厚が、被加工部の肉厚よりも厚くてもよい。
別の態様に係る成形装置は、長手方向の両端側に位置する一対の被保持部と、長手方向の中央部に位置する被加工部と、一対の被保持部の各々と被加工部との間に位置し、ブロー成形時に被加工部よりも変形しにくい形状又は特性を有する一対の中間部とを有する、金属パイプ材料と、金属パイプ材料の一対の被保持部を保持し、金属パイプ材料へ通電することで当該金属パイプ材料を加熱する電極と、加熱された金属パイプ材料内に流体を供給して膨張させる流体供給部と、互いに対向する一対の成形面を提供する一対の型を有し、一対の型の間で膨張した金属パイプ材料の被加工部を成形する成形型と、成形型と電極との間に設けられ、一対の中間部の径方向への膨張を規制する膨張規制部と、を備える。
上記態様に係る成形装置よれば、上述のように、金属パイプ材料に破裂が生じる可能性を低くすることができる。
本発明の一態様及び種々の実施形態によれば、金属パイプ材料に破裂が生じる可能性を低くすることができる。
第1実施形態に係る成形装置を示す概略構成図である。 保持部、加熱部、及び流体供給部の構成要素をユニット化した加熱膨張ユニットを示す概略側面図である。 金属パイプ材料の成形方法の一例を示すフローチャートである。 成形金型の間に配置された金属パイプ材料を示す断面図である。 金属パイプ材料及び成形金型を示す拡大断面図である。 金属パイプ材料の成形方法の別の一例を示すフローチャートである。 成形金型の間に配置された金属パイプ材料を示す断面図である。 第2実施形態に係る成形装置を示す概略構成図である。 膨張規制部の周囲を拡大して示す断面図である。 ブロー成形時の成形装置の動作を示す図である。 ロボットアームを示す斜視図である。 従来の成形装置の一部分を拡大して示す断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図において同一部分又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る成形装置1の概略図である。成形装置1は、ブロー成形によって中空形状を有する金属パイプ材料を成形する装置である。本実施形態では、成形装置1は、水平面上に設置される。成形装置1は、成形金型(成形型)2と、駆動機構3と、保持部4と、加熱部5と、流体供給部6と、冷却部7と、制御部8と、を備える。なお、本明細書において、金属パイプは、成形装置1での成形完了後の中空物品を指し、金属パイプ材料40は、成形装置1での成形完了前の中空物品を指す。金属パイプ材料40は、焼入れ可能な鋼種のパイプ材料である。また、水平方向のうち、成形時において金属パイプ材料40が延びる方向を「長手方向」と称し、長手方向と直交する方向を「幅方向」と称する場合がある。
成形金型2は、金属パイプ材料40を金属パイプに成形する型であり、上下方向に互いに対向する下型11及び上型12を備える。下型11及び上型12は、例えば鋼鉄製ブロックで構成され、一対の金型を構成する。下型11及び上型12は、一対の成形面11a,12aを有しており、成形面11a,12aの各々の一部分には、金属パイプ材料40が収容される凹部が形成される。下型11と上型12は、互い密接した状態(型閉状態)で、各々の凹部が金属パイプ材料を成形すべき目標形状の空間を形成する。下型11は、ダイホルダ等を介して基台13に固定される。上型12は、ダイホルダ等を介して駆動機構3のスライドに固定される。
駆動機構3は、下型11及び上型12の少なくとも一方を移動させる機構である。図1では、駆動機構3は、上型12のみを移動させる構成を有する。駆動機構3は、下型11及び上型12同士が合わさるように上型12を移動させるスライド21と、上記スライド21を上側へ引き上げる力を発生させるアクチュエータとしての引き戻しシリンダ22と、スライド21を下降加圧する駆動源としてのメインシリンダ23と、メインシリンダ23に駆動力を付与する駆動源24と、を備えている。
保持部4は、下型11及び上型12の間に配置される金属パイプ材料40を保持する機構である。保持部4は、成形金型2の長手方向における一端側にて金属パイプ材料40を保持する下側電極26及び上側電極27と、成形金型2の長手方向における他端側にて金属パイプ材料40を保持する下側電極26及び上側電極27と、を備える。長手方向の両側の下側電極26及び上側電極27は、金属パイプ材料40の一対の端部(一対の被保持部)42(図4参照)を上下方向から挟み込むことによって、当該金属パイプ材料40を保持する。なお、下側電極26の上面及び上側電極27の下面には、金属パイプ材料40の外周面に対応する形状を有する溝部が形成される。下側電極26及び上側電極27には、図示されない駆動機構が設けられており、それぞれ独立して上下方向へ移動することができる。
加熱部5は、金属パイプ材料40を加熱する。加熱部5は、金属パイプ材料40へ通電することで当該金属パイプ材料40を加熱する機構である。加熱部5は、下型11及び上型12から金属パイプ材料40が離間した状態にて、当該金属パイプ材料40を加熱する。加熱部5は、上述の長手方向の両側の下側電極26及び上側電極27と、これらの各電極26,27を介して金属パイプ材料へ電流を流す電源28と、を備える。
流体供給部6は、下型11及び上型12の間に保持された金属パイプ材料40内に高圧の流体を供給するための機構である。流体供給部6は、加熱部5で加熱されることで高温状態となった金属パイプ材料40に高圧の流体を供給して、金属パイプ材料40を膨張させる。流体供給部6は、成形金型2の長手方向の両端側に設けられる。流体供給部6は、金属パイプ材料40の端部42の開口部から当該金属パイプ材料40の内部へ流体を供給するノズル31と、ノズル31を金属パイプ材料40の開口部に対して進退移動させる駆動機構32と、ノズル31を介して金属パイプ材料40内へ高圧の流体を供給する供給源33と、を備える。駆動機構32は、流体供給時及び排気時にはノズル31を金属パイプ材料40の端部42にシール性を確保した状態で密着させ、その他の時にはノズル31を金属パイプ材料40の端部42から離間させる。なお、流体供給部6は、流体として、高圧の空気や不活性ガスなどの気体を供給してもよい。
冷却部7は、成形金型2を冷却する機構である。冷却部7は、成形金型2を冷却することで、膨張した金属パイプ材料40が成形金型2の成形面と接触したときに、金属パイプ材料40を急速に冷却することができる。冷却部7は、下型11及び上型12の内部に形成された流路36と、流路36へ冷却水を供給して循環させる水循環機構37と、を備える。
制御部8は、成形装置1全体を制御する装置である。制御部8は、駆動機構3、保持部4、加熱部5、流体供給部6、及び冷却部7を制御する。制御部8は、金属パイプ材料40を成形金型2で成形する動作を繰り返し行う。
具体的に、制御部8は、例えば、ロボットアーム等の搬送手段を制御して、開いた状態の下型11及び上型12の間に金属パイプ材料40を配置する。あるいは、制御部8は、作業者が手動で下型11及び上型12の間に金属パイプ材料40を配置することを待機してよい。また、制御部8は、長手方向の両側の下側電極26で金属パイプ材料40を支持し、その後に上側電極27を降ろして当該金属パイプ材料40を挟むように、保持部4のアクチュエータ等を制御する。また、制御部8は、加熱部5を制御して、金属パイプ材料40を通電加熱する。これにより、金属パイプ材料40に軸方向の電流が流れ、金属パイプ材料40自身の電気抵抗により、金属パイプ材料40自体がジュール熱によって発熱する。
制御部8は、駆動機構3を制御して上型12を降ろして下型11に近接させ、成形金型2の型閉を行う。その一方、制御部8は、流体供給部6を制御して、ノズル31で金属パイプ材料40の両端の開口部をシールすると共に、流体を供給する。これにより、加熱により軟化した金属パイプ材料40が膨張して成形金型2の成形面11a,12aと接触する。そして、金属パイプ材料40は、成形金型2の成形面11a,12aの形状に沿うように成形される。なお、フランジ付きの金属パイプを形成する場合、下型11と上型12との間の隙間に金属パイプ材料40の一部を進入させた後、更に型閉を行って、当該進入部を押しつぶしてフランジ部とする。金属パイプ材料40が成形面11a,12aに接触すると、冷却部7で冷却された成形金型2で急冷されることによって、金属パイプ材料40の焼き入れが実施される。
次に、図2を参照して、保持部4、加熱部5、及び流体供給部6の構成について更に詳細に説明する。図2は、保持部4、加熱部5、及び流体供給部6の構成要素をユニット化した加熱膨張ユニット50を示す概略側面図である。なお、図2では、金属パイプ材料40の長手方向における一方の端部に対する加熱膨張ユニット50が示されているが、他方の端部に対する加熱膨張ユニット50も同様の構成を有している。
図2に示すように、加熱膨張ユニット50は、上述の下側電極26及び上側電極27と、各電極26,27を搭載した電極搭載ユニット51と、上述のノズル31及び駆動機構32と、昇降ユニット52と、ユニットベース53と、を備える。なお、以降の説明においては、各電極26,27で保持する箇所における金属パイプ材料40の中心軸線の位置に基準線SL1を設定して説明を行う。なお、当該基準線SL1が延びる方向を軸方向と称する場合がある。また、各電極26,27の対向方向及び軸方向と直交する方向を昇降方向と称する場合がある。
下側電極26と上側電極27は、いずれも絶縁板で板状導体を挟むことによって構成される、矩形の平板状電極である。下側電極26の中央上端部と上側電極27の中央下端部とには、それぞれ、平板面を垂直に貫通するように半円状の溝部が形成されている。そして、下側電極26と上側電極27とを同一平面上に配置して、下側電極26の上端部と上側電極27の下端部とを密接させると、相互の半円状の溝部が合致して円形の貫通孔となる。この円形の貫通孔は、基準線SL1を中心線とし、金属パイプ材料40の端部の外径と略一致している。金属パイプ材料40への通電の際には、金属パイプ材料40の一対の端部42は、円形の貫通孔に嵌合された状態で下側電極26と上側電極27とにより把持される(図4も参照)。このとき、下側電極26及び上側電極27の板状導体の溝部の内周面26a,27aは、金属パイプ材料40に対する接触面であり、且つ、通電面となる。なお、金属パイプ材料40の一対の端部42の外形は、円形に限られない。従って、下側電極26と上側電極27のそれぞれの溝部は、それぞれ、金属パイプ材料40の一対の端部42の外形を半割した形状とされる。
電極搭載ユニット51は、昇降ユニット52によってユニットベース53の上面に対して垂直な方向に沿って昇降動作が付与される昇降フレーム54と、昇降フレーム54に設けられて下側電極26を保持する下側電極フレーム56と、下側電極フレーム56の上側に設けられ、上側電極27を保持する上側電極フレーム57とを備えている。各電極フレーム56,57は、図示されないアクチュエータ及びガイド機構を備えており、各電極26,27を保持した状態でユニットベース53に対して軸方向及び昇降方向にスライド可能に構成されている。従って、各電極フレーム56,57は、各電極26,27を移動させる駆動機構60の一部として機能する。
ノズル31は、金属パイプ材料40の端部を挿入可能な円筒部材である。ノズル31は、当該ノズル31の中心線が基準線SL1と一致するように、駆動機構32に支持されている。金属パイプ材料40側のノズル31の端部(供給口31a(図4参照)と称する)の内径は、膨張成形後の金属パイプ材料40の外径に略一致している。
駆動機構32は、昇降ユニット52に搭載されている。従って、昇降ユニット52による昇降動作が行われた場合には、駆動機構32は電極搭載ユニット51と一体的に昇降する。駆動機構32は、電極搭載ユニット51の下側電極26と上側電極27とが金属パイプ材料40の一対の端部42を把持した状態において、当該金属パイプ材料40の一対の端部42とノズル31とが同心となる位置にノズル31を支持する。
駆動機構32は、ノズル31を軸方向に沿って移動させるノズル移動用アクチュエータとして、油圧シリンダ機構を有している。この油圧シリンダ機構は、ノズル31を保持するピストン61(支持部の一例)と、ピストン61に進退移動を付与するシリンダ62とを備えている。シリンダ62は、ピストン61を軸方向に平行に進退移動させる向きで昇降フレーム54に固定されている。このシリンダ62は、図示されない油圧回路に接続され、内部に作動流体である圧油の供給と排出が行われる。油圧回路は、制御部8によってシリンダ62への圧油の供給と排出が制御される。
ピストン61は、シリンダ62内に格納された本体部61aと、シリンダ62の左端部(下側電極26及び上側電極27側)から外部に突出する頭部61bと、シリンダ62の後端部から外部に突出する管状部61cとを備えている。本体部61aと頭部61bと管状部61cとは、いずれも円筒状であって、同心で一体的に形成されている。本体部61aは、外径がシリンダ62の内径に略一致している。そして、シリンダ62内では、本体部61aの両側に油圧が供給されて、ピストン61の進退移動が行われる。頭部61bの先端部にはノズル31が同心で固定装備されている。ノズル31及びピストン61には、基準線SL1の位置において全長にわたって貫通する圧縮気体の流路63が形成されている。
昇降ユニット52は、ユニットベース53の上面に取り付けられる昇降フレームベース64と、これらの昇降フレームベース64によって、電極搭載ユニット51の昇降フレーム54に対して昇降動作を付与する昇降用アクチュエータ66とを備えている。昇降フレームベース64は、昇降フレーム54をユニットベース53の上面に対して昇降方向に昇降可能に支持している。昇降フレームベース64は、ユニットベース53に対する昇降フレーム54の昇降動作をガイドするガイド部64a,64bを有する。昇降用アクチュエータ66は、ユニットベース53に対する駆動力を昇降フレーム54に付与する直動式のアクチュエータであり、例えば、油圧シリンダ等を使用することが出来る。なお、昇降ユニット52は、保持部4の駆動機構60の一部として機能する。
ユニットベース53は、昇降ユニット52を介して電極搭載ユニット51及び駆動機構32を上面に支持する平面視で矩形の板状ブロックである。ユニットベース53は、水平面である基台13(図1参照)の上面にボルト等の固定手段により取り付けられ、取り外しが可能となっている。加熱膨張ユニット50は、上面の傾斜角度が異なる複数のユニットベース53を有し、これらを交換することにより、下側電極26及び上側電極27、ノズル31、電極搭載ユニット51、駆動機構32、昇降ユニット52の傾斜角度を一括的に変更調節することを可能としている。例えば、端部における金属パイプ材料40の中心線が傾斜している場合、ユニットベース53は、当該傾斜に応じて基準線SL1が傾斜するように、各構成要素を傾斜させる。
次に、成形装置1を用いた金属パイプ材料40の成形方法について説明すると共に、成形装置1によってブロー成形される金属パイプ材料40について説明する。図3は、第1実施形態に係る金属パイプ材料40の成形方法MT1を示すフローチャートである。この成形方法MT1では、まず成形対象である金属パイプ材料40が準備される(ステップST1)。
図4は、成形装置1によって成形される金属パイプ材料40を示す断面図である。図4に示すように、準備される金属パイプ材料40は、一対の端部42、被加工部44及び一対の徐変部46を有している。一対の端部42は、金属パイプ材料40の長手方向の両端側に位置しており、下側電極26と上側電極27との間に保持される。被加工部44は、金属パイプ材料40の長手方向の略中央部に位置している。この被加工部44は、下型11及び上型12の型閉時に、一対の成形面11a,12aに形成された凹部の形状に沿って製品形状に成形される。一対の徐変部46は、金属パイプ材料40の長手方向において、一方の端部42と被加工部44との間、及び、他方の端部42と被加工部44との間にそれぞれ設けられている。一対の徐変部46は、一対の端部42の各々と被加工部44との間に位置する一対の中間部を構成する。一対の徐変部46の断面形状は、被加工部44に近づくにつれて被加工部44の断面形状に近づくように変化していると共に、一対の端部42に近づくにつれて一対の端部42の断面形状に近づくように変化してもよい。
図4に示すように、金属パイプ材料40は、長手方向において一様の外径を有している。一方、金属パイプ材料40の内径は、長手方向の位置によって異なっている。すなわち、金属パイプ材料40は、長手方向の位置によって異なる肉厚を有している。より具体的には、金属パイプ材料40の肉厚は、被加工部44、一対の徐変部46及び一対の端部42の順に厚くなっている。例えば、一対の端部42は、被加工部44の内径よりも小さな内径を有しており、一対の端部42の肉厚TH1は、被加工部44の肉厚TH2よりも厚くなっている。また、一対の徐変部46の肉厚TH3は、被加工部44に近づくにつれて被加工部44の肉厚TH2に近づくように徐々に薄くなり、反対に、一対の端部42に近づくにつれて一対の端部42の肉厚TH1に近づくように徐々に厚くなっている。言い換えれば、一対の徐変部46の内周面は、金属パイプ材料40の長手方向の外側に向かうにつれて内径が小さくなっている。すなわち、一対の端部42及び一対の徐変部46は、金属パイプ材料40の被加工部44の長手方向の外側に位置する外側部を構成し、この外側部は、被加工部44よりも厚い肉厚を有している。
成形方法MT1では、準備された金属パイプ材料40の一対の端部42が、下側電極26と上側電極27との間で保持される(ステップST2)。例えば、制御部8は、ロボットアーム等を制御して、金属パイプ材料40を下側電極26に配置することで当該金属パイプ材料40を下型11及び上型12との間に投入する。その後、制御部8が、上側電極27を下降させることによって、金属パイプ材料40の一対の端部42が下側電極26と上側電極27との間に保持される。このとき、金属パイプ材料40の一対の徐変部46は、下側電極26と下型11との境界付近、及び、上側電極27と上型12との境界付近に形成される空間Sに対向する位置に配置される。
次に、制御部8によって加熱部5が制御され、金属パイプ材料40が通電加熱される(ステップST3)。このステップST3では、電源28から長手方向の両側の下側電極26及び上側電極27に電力が供給される。下側電極26及び上側電極27に供給された電力は、金属パイプ材料40に伝達され、金属パイプ材料40の電気抵抗により生じるジュール熱によって金属パイプ材料40自体が発熱する。
このとき、一対の徐変部46は、被加工部44の肉厚TH2よりも大きな肉厚TH3を有しているので、一対の徐変部46を流れる電流の密度は、被加工部44を流れる電流の密度よりも小さくなる。したがって、金属パイプ材料40の通電加熱時には、被加工部44に比べて一対の徐変部46の温度上昇が抑制される。
次に、制御部8は、成形金型2を型閉すると共に、流体供給部6で金属パイプ材料40に流体を供給することで、ブロー成形を行う(ステップST4)。ステップST4では、制御部8は、駆動機構32を制御して、加熱後の金属パイプ材料40に対して成形金型2を閉じる。これにより、図5(a)に示すように、下型11の凹部と上型12の凹部とが組み合わせられてキャビティ部MCが形成され、当該キャビティ部MC内に金属パイプ材料40の被加工部44が配置される。
また、制御部8は、流体供給部6を制御して、金属パイプ材料40内に流体を供給する。例えば、制御部8は、駆動機構32を駆動してノズル31の供給口31aを金属パイプ材料40側に移動し、ノズル31の供給口31aを一対の端部42に嵌合させて金属パイプ材料40の開口部をシールする。金属パイプ材料40の開口部がシールされると、供給源33から金属パイプ材料40内へ高圧の流体が吹き込まれる。
金属パイプ材料40は高温に加熱されて軟化しているので、金属パイプ材料40内に供給されたガスは、熱膨張する。このため、金属パイプ材料40を熱膨張した高圧の流体によって金属パイプ材料40の被加工部44を容易に膨張させることができる。これにより、図5(b)に示すように、成形金型2のキャビティ部MC内に配置された金属パイプ材料40の被加工部44は、キャビティ部MCの形状に沿うように成形される。
このとき、ブロー成形によって膨張した被加工部44の外周面は、成形金型2のキャビティ部MCの表面に接触する。キャビティ部MCの表面に接触した被加工部44は、急冷され焼き入れが行われる。この焼き入れによって、被加工部44のオーステナイト組織がマルテンサイト組織に変態する。冷却の後半は冷却速度が小さくなるので、復熱によりマルテンサイト組織がトルースタイト、ソルバイト等に変態する。
ブロー成形時には、一対の徐変部46は、被加工部44と同様に熱膨張した高圧の流体によって径方向に膨張する。このとき、一対の徐変部46は、被加工部44の肉厚TH2よりも厚い肉厚TH3を有しているので、一対の徐変部46は、被加工部44よりも高い強度を有している。また、上記のように、金属パイプ材料40の通電加熱時に、一対の徐変部46では、被加工部44に比べて温度上昇が抑制される。したがって、ブロー成形時の一対の徐変部46の径方向への膨張量は、被加工部44と比較して抑制される。つまり、一対の徐変部46は、被加工部44に比べて変形しにくくなっている。これにより、一対の徐変部46が、下側電極26と下型11との境界付近、及び、上側電極27と上型12との境界付近に形成される空間S内に入り込むように膨張することが妨げられ、その結果、金属パイプ材料40の破裂が防止される。なお、仮に一対の徐変部46の一部が、空間S内に入り込むように膨張した場合であっても、一対の徐変部46の肉厚が大きいので、膨張時に一対の徐変部46に破裂が生じる可能性を低下させることができる。
次に、制御部8は、上型12を上昇させて金属パイプ材料40から離間させることで、型開を行う(ステップST5)。成形後の金属パイプ材料40は、成形装置1から取り外される。成形装置1から取り外された金属パイプ材料40からは、一対の端部42及び一対の徐変部46が切り落とされ、成形後の被加工部44が製品として用いられる。
本実施形態の金属パイプ材料40の成形方法の作用効果について説明する。上述した成形方法MT1では、一対の徐変部46の肉厚が厚くなっているので、金属パイプ材料40の通電加熱時に一対の徐変部46の温度上昇を抑制することができると共に、一対の徐変部46の強度を高めることができる。したがって、徐変部が変形しづらくなるので、金属パイプ材料40をブロー成形したときに、一対の徐変部46が各電極26,27と成形金型2との境界付近の空間Sに入り込みにくくなる。その結果、一対の徐変部46の変形量を小さくすることができ、金属パイプ材料40に破裂が生じることを抑制することができる。
なお、図4に示す金属パイプ材料40は、被加工部44の肉厚TH2よりも厚い肉厚TH3を有する一対の徐変部46を有しているが、ブロー成形時に被加工部44よりも変形しにくい形状又は特性を有していればよい。例えば、金属パイプ材料40は、一対の徐変部46と被加工部44とを異なる材料から構成して、一対の徐変部46の強度が被加工部44の強度よりも高くなるように形成されていてもよい。一対の徐変部46の強度を相対的に高くすることにより、ブロー成形時における一対の徐変部46の変形量を小さくすることができるので、上記実施形態と同様に、一対の徐変部46に破裂が生じる可能性を低くすることができる。
また、別の一例では、一対の徐変部46の電気抵抗が被加工部44の電気抵抗よりも小さくなるように、一対の徐変部46と被加工部44とが異なる材料から構成されていてもよい。一対の徐変部46の電気抵抗を小さくすることによって、金属パイプ材料40の通電加熱時にジュール熱による一対の徐変部46の温度上昇を抑制することができる。したがって、上記実施形態と同様に、一対の徐変部46に破裂を生じにくくすることができる。
次に、別の実施形態に係る金属パイプ材料の成形方法について説明する。図6は、別の実施形態に係る金属パイプ材料の成形方法MT2を示すフローチャートである。以下では、図3に示す成形方法MT1との相違点について主に説明する。
成形方法MT2では、まず成形対象となる金属パイプ材料40Aが準備される(ステップST11)。図7に示すように、ステップST11で準備される金属パイプ材料40Aは、一対の端部42A、被加工部44A及び一対の徐変部(中間部)46Aを含んでいる。上述した金属パイプ材料40と異なり、金属パイプ材料40Aは、一対の端部42A、被加工部44A及び一対の徐変部46Aが、略同一の肉厚を有している。
次に、金属パイプ材料40の一対の端部42Aが、下側電極26と上側電極27との間に保持される(ステップST12)。
次に、金属パイプ材料40Aの開口部から金属パイプ材料40Aの内部に補強部材67が挿入される(ステップST13)。ステップST13では、例えば制御部8が、ロボットアーム等を制御して、補強部材67を金属パイプ材料40Aの内部に挿入し、一対の徐変部46Aの内周面に沿うように金属パイプ材料40A内に配置する。なお、補強部材67は、作業者によって金属パイプ材料40A内に挿入されてもよい。
次に、制御部8が、加熱部5を制御して、金属パイプ材料40を通電加熱する(ステップST14)。次に、制御部8は、成形金型2を型閉すると共に、流体供給部6で金属パイプ材料40に流体を供給することで、ブロー成形を行う(ステップST15)。このブロー成形によって、成形金型2のキャビティ部MC内に配置された金属パイプ材料40Aの被加工部44Aは、キャビティ部MCの形状に沿うように成形される。
このブロー成形時には、一対の徐変部46Aの内周面が補強部材67によって覆われているので、一対の徐変部46Aは、金属パイプ材料40A内で熱膨張した高圧の流体に晒されなくなり、幅方向へ膨張が妨げられる。その結果、一対の徐変部46の径方向への変形量が抑制されるので、金属パイプ材料40Aのブロー成形時に、一対の徐変部46Aに破裂が生じる可能性を低くすることができる。
次に、制御部8は、上型12を上昇させて金属パイプ材料40Aから離間させることで、型開を行う(ステップST16)。成形後の金属パイプ材料40Aは、成形装置1から取り外される。成形装置1から取り外された金属パイプ材料40Aからは、一対の端部42A及び一対の徐変部46Aが切り落とされ、成形後の被加工部44Aが製品として用いられる。
(第2実施形態)
次に、図8及び図9を参照して、第2実施形態に係る金属パイプ材料の成形装置について説明する。以下では、成形装置1との相違点について主に説明し、重複する説明は省略する。
図8は、第2実施形態に係る成形装置1Aの一部分を示す断面図である。なお、説明の便宜上、以下では、基準線SL1の軸方向を「X方向」とし、上下方向を「Z方向」とし、X方向とZ方向に直交する方向を「Y方向」として説明する。
図8に示すように、成形装置1Aは、成形金型2に代えて成形金型2Aを備えている。成形金型2Aは、互いに対となる下型70及び上型71を有している。本実施形態では、下型70及び上型71は、駆動機構3によってZ方向に沿って互いに近づく方向及び遠ざかる方向に移動する。下型70及び上型71は、互いに対向する一対の成形面70a,71aをそれぞれ有している。
下型70の成形面70aには、X方向における端部70bに近づくにつれて下方に湾曲する湾曲面が形成されている。同様に、上型71の成形面71aには、X方向における端部71bに近づくにつれて上方に湾曲する湾曲面が形成されている。したがって、成形面70a,71aの端部70b,71bは、成形面70a,71aのX方向における中心部よりも基準線SL1から離れた位置に配置される。
下型70は、X方向において互いに対向する一対の側面70cを有している。一対の側面70cは、成形面70aのX方向の両側の端部70bに接続されている。上型71は、X方向において互いに対向する一対の側面71cを有している。一対の側面71cは、成形面71aのX方向の両側の端部71bに接続されている。
次に、図9(a)を参照して、上型71の側部形状をより詳細に説明する。なお、下型70の側部形状は、上型71の側部形状と上下対称であるので、説明を省略する。図9(a)に示すように、上型71の側面71cの上部には、段差部が形成されており、段差面71d、段差側面71e及び天面71fが更に形成されている。段差面71dは、側面71cの上端から上型71のX方向内側に向けて水平に延在している。段差側面71eは、段差面71dの内側の端部から側面71cと平行に上方に延在している。天面71fは、段差側面71eの上端から上型71のX方向外側に向けて水平に延在している。X方向において、天面71fの外側の端部は、側面71cよりも外方に位置している。
成形装置1Aは、金属パイプ材料40Aの一対の徐変部46Aの径方向への膨張を規制する膨張規制部80を更に備えている(図8参照)。膨張規制部80は、X方向において、成形金型2Aと各電極26,27との間に設けられている。膨張規制部80は、上下方向に対向する一対の当接部材82,83と、成形金型2Aに対して当該一対の当接部材82,83をZ方向に摺動させる一対の弾性部材85,86を有している。
当接部材82,83は、成形金型2と各電極26,27との間に設けられ、Z方向(下型70と上型71との対向方向)において互いに対向している。当接部材82,83は、例えば矩形の平板状をなしており、金属パイプ材料40Aの一対の端部42Aが各電極26,27に保持されたときに、一対の徐変部46Aに対向する位置に配置される。
当接部材82の中央下端部と当接部材83の中央上端部には、それぞれ当接部材82,83をX方向に貫通するように半円状の溝部が形成されている。当接部材82の下端部と当接部材83の上端部とを密接させると、相互の半円状の溝部が合致して円形の貫通孔となる。この円形の貫通孔は、基準線SL1を中心線とし、金属パイプ材料40Aの徐変部46Aの外径よりも僅かに大きな内径を有している。当接部材82,83は、当該円形の貫通孔を画成する内周面82a,83aを有している。これらの内周面82a,83aは、ブロー成形時に金属パイプ材料40Aの徐変部46Aの外周面に接触して徐変部46Aの径方向への膨張を規制する。すなわち、内周面82a,83aは、ブロー成形時に徐変部46Aの外周面に接触するパイプ接触面として機能する。
図9(a)を参照して、当接部材82についてより詳細に説明する。図9(a)に示すように、当接部材82の上部には、X方向の両側に張り出したフランジ部82bが形成されている。フランジ部82bは、Z方向において、上型71の段差面71dに対面する下面82b1と、上側電極27上に設けられた当て板65に対面する下面82b2とを有している。また、当接部材82は、上型71の側面71cに対面する当接面82cを有している。当接面82cは、内周面82aの上型71側の端部から上方に延在し、上型71の側面71cに当接している。Z方向における当接面82cの長さは、Z方向における上型71の側面71cの長さよりも長く形成されている。
天面71fと当接部材82との間には、弾性部材85が設けられている。弾性部材85は、天面71f及び当接部材82に結合されている。したがって、当接部材82及び弾性部材85は、駆動機構3による上型71のZ方向への移動に伴って、上型71と共にZ方向に移動可能である。弾性部材85は、例えばZ方向に伸縮可能なガスダンパーであり、その弾性力によって当接部材82をZ方向の基準線SL1側へ付勢する。
下型70と上型71とが離間されているときには、図9(a)に示すように、弾性部材85の弾性力によって、当接部材82の下面82b1は、段差面71dに当接してZ方向に押圧される。このとき、当接部材82の当接面82cのZ方向の長さは上型71の側面71cのZ方向の長さよりも長いので、当接部材82の内周面82aは、Z方向において成形面71aの端部71bよりも基準線SL1に近い位置に配置される。
一方、下型70と上型71とが型閉されている場合には、図9(b)に示すように、上型71が下降することによって、当接部材82の下面82b2が当て板65の上面に当接する。その状態から、上型71が更に下降すると、天面71fと当接部材82の間で弾性部材85がZ方向に圧縮され、当接部材82の当接面82cが、上型71の側面71cに対して上方(Z方向)に摺動し、当接部材82の下面82b1が段差面71dから離間する。このように当接部材82が上型71に対して摺動することにより、当接部材82の内周面82aの少なくとも一部は、Z方向において、成形面71aの端部71bよりも基準線SL1に遠い位置に配置される。なお、図9(b)に示すように、当接部材82の内周面82aは、上側電極27に近づくにつれて上方に広がるように湾曲していてもよい。このような内周面82aを有することにより、下型70と上型71とが型閉されているときに、成形面70aの端部70b側の湾曲面と当接部材82の内周面82aとが滑らかな曲面を形成する。
なお、当接部材83及び弾性部材86は、当接部材82及び弾性部材85と上下対称であるので、説明を省略する。
次に、図8及び図10を参照して、成形装置1Aを用いた金属パイプ材料40Aの成形方法について説明する。図8は、金属パイプ材料40Aの通電加熱工程を示している。まず、成形対象となる金属パイプ材料40Aが準備される。図8に示す金属パイプ材料40Aは、一対の端部42A、被加工部44A及び一対の徐変部(中間部)46Aが、略同一の肉厚を有している。次に、制御部8は、例えばロボットアーム等を用いて、この金属パイプ材料40Aの一対の端部42Aを下側電極26と上側電極27との間に配置する。このとき、金属パイプ材料40Aの一対の徐変部46Aは、当接部材82,83の間に配置される。次に、制御部8は、加熱部5を制御して、金属パイプ材料40Aを通電加熱する。
次に、一次ブロー成形が行われる。図10(a)に示すように、一次ブロー成形工程では、下型70と上型71とを互いに離間させた状態で、流体供給部6から金属パイプ材料40Aの内部に流体が供給される。一次ブロー成形工程では、下型70と上型71とが互いに離間しているので、図9(a)に示すように、当接部材82の下面82b1と上型71の段差面71dとが当接する位置に当接部材82が配置される。したがって、当接部材82の内周面82a,83aは、Z方向において、成形面70a,71aの端部70b,71bよりも基準線SL1に近い位置で金属パイプ材料40Aの徐変部46Aを径方向の外側から取り囲むように配置される。
故に、金属パイプ材料40A内で熱膨張した高圧の流体によって径方向に膨張した一対の徐変部46Aは、当接部材82の内周面82a,83aに接触し、径方向への膨張が妨げられる。上記のように、一次ブロー成形時には、当接部材82の内周面82a,83aが基準線SL1に近い位置に配置されているので、一対の徐変部46Aの径方向への膨張量が小さくなるように規制される。
次に、二次ブロー成形が行われる。図10(b)に示すように、二次ブロー成形工程では、下型70と上型71とが型閉された状態で、流体供給部6から金属パイプ材料40Aの内部に流体が供給される。二次ブロー成形工程では、下型70と上型71とが型閉されているので、図9(b)に示すように、天面71fと当接部材82の間で弾性部材85がZ方向に圧縮され、上型71に対して当接部材82が上方に摺動される。これにより、当接部材82,83の内周面82a,83aの少なくとも一部が、Z方向において、成形面70a,71aの端部70b,71bよりも基準線SL1に遠い位置に配置される。このとき、成形面70aの端部70b側の湾曲面と当接部材82の内周面82aとが滑らかな曲面を形成するように内周面82a,83aが配置されてもよい。この二次ブロー成形によって、金属パイプ材料40Aの被加工部44Aがキャビティ部MCの形状に沿うように成形されると共に、金属パイプ材料40Aの外径が長手方向に滑らかに変化するように一対の徐変部46Aが成形される。
その後、下型70及び上型71の型開が行われ、成形後の金属パイプ材料40Aが、成形装置1Aから取り外される。成形装置1から取り外された金属パイプ材料40Aからは、一対の端部42A及び一対の徐変部46Aが切り落とされ、成形後の被加工部44Aが製品として用いられる。
上述した成形装置1Aでは、成形金型2Aと各電極26,27との間に設けられた膨張規制部80によって、金属パイプ材料40Aの一対の徐変部46Aの径方向への膨張が規制されるので、成形金型2Aと各電極26,27との間での金属パイプ材料40Aの変形量を小さくすることができる。その結果、金属パイプ材料40Aに破裂を生じにくくすることができる。
以上、種々の実施形態に係る成形装置について説明してきたが、上述した実施形態に限定されることなく発明の要旨を変更しない範囲で種々の変形態様を構成可能である。
例えば、上述の実施形態では、金属パイプ材料40,40Aは、長手方向に真っ直ぐに延びるストレートなパイプであったが、二次元的に曲がったパイプや、三次元的に曲がったパイプが採用されてもよい。また、金属パイプ材料の断面の外形は円形であったが、形状は特に限定されず、楕円、扁平な形状、多角形の形状であってもよい。一対の徐変部46,46Aの径方向への膨張を規制することによって、金属パイプ材料40,40Aに破裂が生じることを抑制することができる。
また、上述した成形装置1Aでは、成形対象物である金属パイプ材料として、長手方向に一様な肉厚を有する金属パイプ材料40Aを用いているが、長手方向の位置によって異なる肉厚を有する金属パイプ材料40を成形対象物として用いてもよい。すなわち、成形装置1Aは、図4に示されるように、被加工部44、一対の徐変部46及び一対の端部42の順に厚い肉厚を有する金属パイプ材料40を成形してもよい。この場合には、膨張規制部80によって被加工部44よりも肉厚の厚い一対の徐変部46の径方向への膨張が規制されるので、金属パイプ材料40に破裂が生じる可能性をより低くすることができる。なお、成形装置1,1Aは、成形対象物である金属パイプ材料40,40Aを構成要素の一部として含んでいてもよい。
さらに、図11に示すように、保持部4は、成形金型2の外部から下型11及び上型12の間へ金属パイプ材料40を移動させるロボットアーム130を有してよい。また、ロボットアーム130は金属パイプ材料40を保持した状態にて当該金属パイプ材料40を加熱する加熱部5を有してよい。ロボットアーム130は、先端に上側電極131及び下側電極132を備えている。ロボットアーム130は、各電極131,132で金属パイプ材料40の一対の端部42を挟んで保持すると共に、電力供給ケーブル133からの電力によって金属パイプ材料40を通電加熱することができる。これにより、ロボットアーム130は、金属パイプ材料40を下型11及び上型12の間へ配置すると同時に、通電加熱を行うことができる。
なお、上述の実施形態では、流体供給部6は、流体として気体を供給していたが、液体を供給してもよい。
上述の実施形態では、成形金型2は下型11及び上型12によって構成されていたが、更に、横側からの金型を備えていてもよい。また、成形金型2の長手方向は水平方向であったが、特に限定されず、長手方向が水平方向に対して傾斜するものや、鉛直方向のものを採用してもよい。
また、上述した実施形態では、金属パイプ材料40,40Aの端部42,42Aが下側電極26及び上側電極27によって保持される被保持部を構成しているが、金属パイプ材料40,40Aの被保持部は、必ずしも金属パイプ材料40,40Aの端部でなくてもよい。また、成形金型2,2Aは、金属以外の材料から構成される型であってもよい。
上述した金属パイプ材料40の一対の徐変部46の肉厚は、被加工部44に近づくにつれて被加工部44の肉厚に近づくように徐々に薄くなるように形成されているが、一対の徐変部46は、長手方向において一定の肉厚を有していてもよい。また、一対の徐変部46及び一対の端部42の肉厚が、金属パイプ材料40の両端側に向かうにつれて徐々に厚くなるように構成されていてもよい。
また、図10(a)及び(b)に示す例では、一次ブロー成形時に下型70と上型71とを互いに離間させた状態で金属パイプ材料40Aの内部に流体を供給し、二次ブロー成形時に下型70と上型71とを型閉させた状態で金属パイプ材料40Aの内部に流体を供給しているが、一実施形態では、二次ブロー成形を行わずに、一次ブロー成形時に下型70と上型71とを型閉させた状態で金属パイプ材料40Aの内部に流体を供給することで、金属パイプ材料40Aを成形してもよい。
上述した金属パイプ材料の成形方法の全部又は一部は、以下に記載によって表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
[実施形態1]
一対の電極、流体供給部、及び、成形金型を有する成形装置を用いた金属パイプ材料の成形方法であって、
前記金属パイプ材料を準備する工程であり、前記金属パイプ材料が、該金属パイプ材料の長手方向の両端側に位置する一対の端部、前記金属パイプ材料の前記長手方向の中央部に位置する被加工部、前記一対の端部の各々と前記被加工部との間に位置する一対の徐変部とを有する、該工程と、
前記一対の電極によって前記一対の端部をそれぞれ保持する工程と、
前記一対の電極から電力を供給して前記金属パイプ材料を加熱する工程と、
前記成形金型を閉じた状態で、前記流体供給部から前記金属パイプ材料内に流体を供給して膨張させることによって、前記金属パイプ材料の前記被加工部を成形する成形工程と、
を含み、
準備される前記金属パイプ材料は、以下の(a)、(b)及び(c)のうち少なくとも一つの条件を満たす、成形方法。
(a)前記一対の徐変部の肉厚が、前記被加工部の肉厚よりも厚い。
(b)前記一対の徐変部の強度が、前記被加工部の強度よりも高い。
(c)前記一対の徐変部の電気抵抗が、前記被加工部の電気抵抗よりも小さい。
[実施形態2]
前記一対の徐変部の肉厚は、前記被加工部の肉厚よりも厚く、前記被加工部に近づくにつれて前記被加工部の肉厚に近づくように薄くなっている、実施形態1に記載の成形方法。
[実施形態3]
前記一対の端部の肉厚が、前記被加工部の肉厚よりも厚い、実施形態2に記載の成形方法。
[実施形態4]
一対の電極、流体供給部、及び、成形金型を有する成形装置を用いた金属パイプ材料の成形方法であって、
前記金属パイプ材料を準備する工程であり、前記金属パイプ材料が、該金属パイプ材料の長手方向の両端側に位置する一対の端部、前記金属パイプ材料の前記長手方向の中央部に位置する被加工部、前記一対の端部の各々と前記被加工部との間に位置する一対の徐変部とを有する、該工程と、
前記一対の電極によって前記一対の端部を保持する工程と、
前記一対の徐変部の内周面に沿うように円筒状の補強部材を配置する工程と、
前記補強部材を配置した後に、前記一対の電極から電力を供給して前記金属パイプ材料を加熱する工程と、
前記成形金型を閉じた状態で、前記流体供給部から前記金属パイプ材料内に流体を供給して膨張させることによって、前記金属パイプ材料の前記被加工部を成形する成形工程と、
を含む、成形方法。
1,1A…成形装置、2,2A…成形金型(成形型)、6…流体供給部、40,40A…金属パイプ材料、42,42A…端部(被保持部)、44…被加工部、46,46A…徐変部、70c,71c…側面、70a,71a…成形面、70b,71b…端部、80…膨張規制部、82,83…当接部材、82a,83a…内周面(パイプ接触面)、82c…当接面、85,86…弾性部材。

Claims (7)

  1. 金属パイプ材料を膨張させて成形する成形装置であって、
    前記金属パイプ材料の被保持部を保持し、前記金属パイプ材料へ通電することで当該金属パイプ材料を加熱する電極と、
    加熱された前記金属パイプ材料内に流体を供給して膨張させる流体供給部と、
    互いに対向する一対の成形面を提供する一対の型を有し、前記一対の型の間で膨張した前記金属パイプ材料の被加工部を成形する成形型と、
    前記成形型と前記電極との間に設けられ、前記金属パイプ材料のうち前記被加工部と前記被保持部との間に位置する中間部の径方向への膨張を規制する膨張規制部と、
    を備える、成形装置。
  2. 前記膨張規制部は、前記成形型と前記電極との間で、前記一対の型の対向方向に対向して配置された一対の当接部材を有し、前記一対の当接部材は、前記一対の型と共に前記対向方向に沿って移動可能であり、
    前記一対の当接部材の各々は、前記一対の型のうち対応する型の側面に当接する当接面と、前記流体供給部から前記金属パイプ材料内に前記流体が供給されるブロー成形時に前記中間部の外周面に接触するパイプ接触面を有する、請求項1に記載の成形装置。
  3. ブロー成形用の金属パイプ材料であって、
    長手方向の中央部に位置する被加工部と、前記被加工部よりも前記長手方向の外側に位置し、前記ブロー成形時に前記被加工部よりも変形しにくい形状又は特性を有する外側部とを有する、金属パイプ材料。
  4. 前記外側部が、以下の(a)、(b)及び(c)のうち少なくとも一つの条件を満たす、請求項3に記載の金属パイプ材料。
    (a)前記外側部の肉厚が、前記被加工部の肉厚よりも厚い。
    (b)前記外側部の強度が、前記被加工部の強度よりも高い。
    (c)前記外側部の電気抵抗が、前記被加工部の電気抵抗よりも小さい。
  5. 前記外側部が、前記長手方向の両端側に位置する一対の被保持部と、前記一対の被保持部の各々と前記被加工部との間に位置する一対の中間部とを含み、
    前記一対の中間部の肉厚は、前記被加工部の肉厚よりも厚く、前記被加工部に近づくにつれて前記被加工部の肉厚に近づくように薄くなっている、請求項3又は4に記載の金属パイプ材料。
  6. 前記一対の被保持部の肉厚が、前記被加工部の肉厚よりも厚い、請求項5に記載の金属パイプ材料。
  7. 長手方向の両端側に位置する一対の被保持部と、前記長手方向の中央部に位置する被加工部と、前記一対の被保持部の各々と前記被加工部との間に位置し、ブロー成形時に前記被加工部よりも変形しにくい形状又は特性を有する一対の中間部とを有する、金属パイプ材料と、
    前記金属パイプ材料の前記一対の被保持部を保持し、前記金属パイプ材料へ通電することで当該金属パイプ材料を加熱する電極と、
    加熱された前記金属パイプ材料内に流体を供給して膨張させる流体供給部と、
    互いに対向する一対の成形面を提供する一対の型を有し、前記一対の型の間で膨張した前記金属パイプ材料の被加工部を成形する成形型と、
    前記成形型と前記電極との間に設けられ、前記一対の中間部の径方向への膨張を規制する膨張規制部と、
    を備える、成形装置。
JP2019181477A 2019-10-01 2019-10-01 成形装置及びブロー成形用の金属パイプ材料 Active JP7303718B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019181477A JP7303718B2 (ja) 2019-10-01 2019-10-01 成形装置及びブロー成形用の金属パイプ材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019181477A JP7303718B2 (ja) 2019-10-01 2019-10-01 成形装置及びブロー成形用の金属パイプ材料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021053688A true JP2021053688A (ja) 2021-04-08
JP7303718B2 JP7303718B2 (ja) 2023-07-05

Family

ID=75269336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019181477A Active JP7303718B2 (ja) 2019-10-01 2019-10-01 成形装置及びブロー成形用の金属パイプ材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7303718B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000317537A (ja) * 1999-05-06 2000-11-21 Nissan Motor Co Ltd バルジ加工装置およびバルジ加工方法
US20040200255A1 (en) * 2001-04-04 2004-10-14 Colin Newport Method of manufacturing structural components from tube blanks of variable wall thickness
JP2009279601A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Furukawa-Sky Aluminum Corp アルミニウム中空押出材及びその製造方法
JP2016190262A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 住友重機械工業株式会社 成形装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000317537A (ja) * 1999-05-06 2000-11-21 Nissan Motor Co Ltd バルジ加工装置およびバルジ加工方法
US20040200255A1 (en) * 2001-04-04 2004-10-14 Colin Newport Method of manufacturing structural components from tube blanks of variable wall thickness
JP2009279601A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Furukawa-Sky Aluminum Corp アルミニウム中空押出材及びその製造方法
JP2016190262A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 住友重機械工業株式会社 成形装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7303718B2 (ja) 2023-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20210142089A (ko) 성형장치 및 성형방법
JP2016002577A (ja) 成形装置
WO2020217716A1 (ja) 成形システム
US20230311188A1 (en) Molding device and metal pipe
JP2021053688A (ja) 成形装置及びブロー成形用の金属パイプ材料
US20230148390A1 (en) Forming device and metal pipe
WO2021176850A1 (ja) 成形装置、及び成形方法
JP7351772B2 (ja) 成形装置
WO2023095584A1 (ja) 成形装置、及び成形方法
US20240253103A1 (en) Forming device and forming method
JPWO2020071227A1 (ja) 膨張成形装置
WO2023038083A1 (ja) 成形装置
US20240149323A1 (en) Molding device
US20240051007A1 (en) Forming system, electric heating system, electrode, forming device, and support device
WO2022186055A1 (ja) 成形システム
JP2021154338A (ja) レーザー加工装置
JP2024064701A (ja) 成形装置、及び金属部材
WO2022050074A1 (ja) 成形型
KR20240116448A (ko) 성형장치, 및 성형방법
CN118119460A (zh) 成型装置
KR20220149652A (ko) 성형시스템, 및 성형방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7303718

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150