JP2021046023A - 自動運転車両における報知装置および報知方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両側でその走行状況を的確に判定しつつ、先行者に対してその状況に適した報知を実行可能な報知装置および報知方法を提供する。【解決手段】本発明の一形態における報知装置は、自動走行中の車両に先行する先行者に対して車両の存在を知らせる報知装置であって、前記車両が走行する予定進路に関するエリアの情報を取得するエリア情報取得手段と、前記予定進路に先行者が存在するか検出するレーザー検出手段と、前記エリアの情報と前記レーザー検出手段の検出結果とに基づいて、前記エリアにおいて報知手段を作動させる報知制御手段と、を含む。【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば車両に適用される報知技術に関し、より具体的には自動運転中の車両に搭載されて車両の存在を外部に報知する報知装置および報知方法に関する。
現代社会において移動手段として自動車は不可欠であり、日常において様々な車両が路上を移動している。車両が通行する路上では、当該車両の進行方向前方において歩行者や自転車に乗っている人などの先行者が存在する場合もあり、これら先行者に対して自車の存在を示す注意喚起を行うことが必要な場面もある。
特に近年では電動モータを搭載する電気自動車やハイブリッド車が増加しており、かような注意喚起の必要性は益々増大していると言える。
これに対して例えば特許文献1では、騒音となる音響を周囲に発散させることなく、遮蔽物に隠れて見えない歩行者に対しても自車両の接近を知らせることのできる警報装置が開示されている。
特開2017−43197号公報
しかしながら、上述した各特許文献に限らず現在の技術では市場のニーズを適切に満たしているとは言えず以下に述べる課題が存在する。
すなわち上記した特許文献1では、車速に応じて警報音の周波数を変化させている点においてより注意喚起の度合いを高めているものの、以下に述べるとおり報知の態様が音だけで柔軟性に欠いていると言わざるを得ない。
例えば車両が通行する路上はその時々で状況が変化することから、その環境によって適切な報知態様は画一的あるいは一様ではない。
特に将来的に予測される自動運転においては、ドライバーの意思をもって積極的に車両を操作する機会は減少することから、車両側でその状況を的確に判定してその状況に適した報知態様を実行することが要求される。
本発明は、上記した課題を一例に鑑みて為されたものであり、車両側でその走行状況を的確に判定しつつ、先行者に対してその状況に適した報知を実行可能な報知装置および報知方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態における報知装置は、(1)自動走行中の車両に先行する先行者に対して車両の存在を知らせる報知装置であって、前記車両が走行する予定進路に関するエリアの情報を取得するエリア情報取得手段と、前記予定進路に先行者が存在するか検出するレーザー検出手段と、前記エリアの情報と前記レーザー検出手段の検出結果とに基づいて、前記エリアにおいて報知手段を作動させる報知制御手段と、を含む。
なお、上記した(1)に記載の報知装置においては、(2)前記報知制御手段は、前記レーザー検出手段の検出結果に基づいて前記先行者の人数が複数であると判定された場合には、少なくとも前記複数の先行者のうち先頭の先行者が前記レーザー検出手段によって検出されなくなるまで前記報知手段を作動することが好ましい。
また、上記した(1)又は(2)に記載の報知装置においては、(3)前記車両が走行している周辺環境を推定する推定手段をさらに含み、前記報知制御手段は、前記周辺環境に応じて前記報知手段の報知態様を異ならせることが好ましい。
また、上記した(3)に記載の報知装置においては、(4)前記推定手段は、前記車両に搭載されたセンサからの照度情報、気温情報、風速情報および降水の有無情報の少なくとも1つに基づいて前記周辺環境における状況を推定し、前記報知制御手段は、前記周辺環境の状況に応じて前記報知手段の報知態様を異ならせることが好ましい。
また、上記した(3)又は(4)に記載の報知装置においては、(5)前記推定手段は、地図情報から前記先行者が多数存在する可能性が高い地域を推定し、前記報知制御手段は、前記地域を前記車両が走行するときには前記先行者の有無に関わらず前記報知手段を作動することが好ましい。
また、上記した(3)〜(5)のいずれかに記載の報知装置においては、(6)前記推定手段は、地図情報から前記先行者が多数存在する可能性が高い地域を推定し、前記報知制御手段は、前記地域を前記車両が走行する際の通過時刻に基づいて、前記報知手段の報知態様を異ならせることが好ましい。
また、上記した(3)〜(6)のいずれかに記載の報知装置においては、(7)前記推定手段は、前記先行者の退避スペースの有無をさらに推定し、前記報知制御手段は、前記先行者の退避スペースが有る場合に前記報知手段を作動することが好ましい。
また、上記した(7)に記載の報知装置においては、(8)前記先行者を撮像する撮像手段をさらに含み、前記推定手段は、前記撮像手段の撮像結果と前記レーザー検出手段の検出結果に基づいて前記退避スペースの有無を推定することが好ましい。
また、上記した(1)〜(8)のいずれかに記載の報知装置においては、(9)前記報知制御手段は、前記レーザー検出手段の検出結果に基づいて前記先行者との距離を判定し、前記先行者との距離に応じて前記報知手段の報知態様を変化させることが好ましい。
また、上記課題を解決するため、本発明の一実施形態における報知方法は、先行する先行者に対して自動走行中の車両の存在を知らせる報知方法であって、前記車両が走行する予定進路に関するエリアの情報を取得するエリア情報取得工程と、前記予定進路に先行者が存在するか検出するレーザー検出工程と、前記エリアの情報と前記レーザー検出工程の検出結果とに基づいて、前記エリアにおいて報知を行う報知工程と、を含む。
本発明によれば、車両側でその走行状況を的確に判定しつつ、先行者に対してその状況に適した報知を実行できる。
報知装置の構成を示す模式図である。 第1実施形態における報知方法を説明するフローチャートである。 第1実施形態における報知方法のうち特徴検出の詳細を示すフローチャートである。 第1実施形態における報知方法のうち、他の方法による特徴検出の詳細を示すフローチャートである。 第1実施形態における報知方法のうち報知態様判定の詳細を示すフローチャートである。 第1実施形態における報知方法のうち報知制御の詳細を示すフローチャートである。 路上における先行者の退避判定の詳細を説明するための模式図である。 第2実施形態における報知方法を説明するフローチャートである。 第2実施形態における報知方法のうちエリア状況判定(その1)の詳細を示すフローチャートである。 第2実施形態における報知方法のうちエリア状況判定(その2)の詳細を示すフローチャートである。 第2実施形態における報知方法のうち報知態様判定の詳細を示すフローチャートである。 第3実施形態における報知方法を説明するフローチャートである。 第3実施形態における報知方法の変形例を説明するフローチャートである。
次に本発明を実施するための好適な実施形態について説明する。また、以下で詳述する以外の構成については、上記した特許文献を含む公知技術を適宜補完してもよい。
≪第1実施形態≫
<報知装置100>
まず本発明の好適な実施形態における係る報知装置100の構成について、図1を参照しながら説明する。
同図に示すとおり、本実施形態の報知装置100は、自動走行中の車両Vに搭載されて、この車両Vに対して先行する先行者Pに対して自車両の存在を知らせる機能を有している。
ここで「車両V」は、例えばSUVなどの4輪の乗用車やバスなどが例示できる。
また、この車両Vとしては、電池および電動モータが搭載されたハイブリッド車や電気自動車が特に好適である。
また、本実施形態における車両Vは、上述のとおり公知の自動運転機能を有して構成されているが、必ずしも自動運転機能は必須ではなく適宜省略することができる。この場合においても、例えば高齢者が運転する車両Vに本実施形態の報知装置100が搭載されることで安全性をより高めることが可能となる。
「先行者P」は、車両Vに対して先行する人物を言う。かような人物としては、例えば歩行者や自転車などの軽車両に乗車する者などが例示される。また、本実施形態では、先行者Pとしては動物をさらに含んでもよく、例えば犬や猫など路上に出現する可能性のある人物以外の動物などが好適である。
また、「車両Vに対して先行する」とは、当該車両の側方から進行方向に関して前方の領域において存在する状態を言い、例えば直線道路においては車両Vよりも進行方向において前方に存在して当該予定進路上に入る場合や、車両Vの側方(横)に存在して車両Vと同方向に進行して予定進路上に入る可能性のある場合を言う。
より具体的に、この報知装置100は、撮像装置10、推定部20、報知態様決定部30、報知装置40及び報知制御部50を含んで構成されている。さらに図1から明らかなとおり、報知装置100は、センサ60、通信装置70、HUD装置80及びナビゲーション装置90をさらに有して構成されていることが好ましい。
撮像装置10は、本実施形態における「撮像手段」であり、上述の先行者Pを撮像する機能を有している。かような撮像装置10の具体例としては、車外を撮影可能なCCDカメラなど公知の車載カメラが適用できる。また撮像装置10の数やその設置位置には、上記した機能を発揮できる限りにおいて特に制限はなく、例えば複数のCCDカメラを搭載してより多くの撮像情報を得るように構成してもよい。
推定部20は、本実施形態における「推定手段」であり、撮像手段としての撮像装置10が撮像した先行者Pの特性を少なくとも推定する機能を有している。
かような先行者Pの特性としては、例えば先行者Pが高齢者、高齢者以外の成人、子供、及び障碍者のうちで可能性が高いいずれかであるかを推定することや、視覚・聴覚に難があるか否かを推定すること(いずれも詳細は後述)などが例示できる。
さらに推定部20は、それぞれ後述するとおり、先行者Pの退避スペースSPの有無を推定する機能、先行者Pが保持する装備品(装飾物)の特徴を推定する機能、あるいは地図情報から前記先行者が多数存在する可能性が高い地域を推定する機能などの少なくとも1つを有して構成されていてもよい。
この推定部20は、本実施形態では車両Vに搭載される制御装置Cに具備される。制御装置Cの各構成要素は、それぞれ公知の回路基板(ハードウェア)、またはCPUなどの中央演算処理装置とこれを機能させるためのプログラム(ソフトウェア)などから構成することができる。
報知態様決定部30は、本実施形態における「決定手段」であり、推定手段としての推定部20から得られた推定結果に基づいて、当該先行者Pに対する報知態様を決定する機能を有している。また、本実施形態の報知態様決定部30は、後述するセンサ60からの各種情報に基づいて周辺環境を同定する機能も具備している。
後述するとおり、本実施形態の報知装置100では、報知態様として、車外スピーカ41による音、超音波装置42による振動、発光装置43による光、および送風装置44による風、の合計4つの報知態様が選択可能になっている。
したがって報知態様決定部30は、これらの報知態様のうちいずれを選択するか、またはいずれを組み合わせるかを決定する機能を有している。
この報知態様決定部30も、上記した推定部20と同様に、本実施形態では車両Vに搭載される制御装置Cに具備されている。
報知装置40は、上述のとおり車外スピーカ41、超音波装置42、発光装置43および送風装置44の少なくとも1つを含んで構成されている。しかしながら本実施形態はこの例に限られず、例えば送風装置に温調機能を設けて冷風または温風を送付するようにしてもよい。また、超音波装置42としては、例えば超音波トランデューサを利用した超音波ハプティクス機能を有する公知の超音波発生デバイスを適用することができる。また、発光装置43としては、公知のLEDや有機ELデバイスを適用することができる。
報知制御部50は、本実施形態における「報知制御手段」であり、上記した決定手段としての報知態様決定部30が決定した報知態様に基づいて、先行者Pに車両Vの存在を知らせるため報知手段40を作動する機能を有している。
さらに本実施形態の報知制御部50は、それぞれ後に詳述するとおり、先行者Pの種別に応じて報知手段40の報知態様を異ならせる機能、先行者Pの装備品に応じて報知手段40の報知態様を異ならせる機能、周辺環境に応じて報知手段40の報知態様を異ならせる機能、および先行者Pの退避スペースSPが有る場合に限り報知手段40を作動する機能の少なくとも1つを有していることが好ましい。
この報知制御部50も、上記した推定部20や報知態様決定部30と同様に、本実施形態では車両Vに搭載される制御装置Cに具備されている。
センサ60は、車両Vに搭載されて各種の情報を検出する機能を有している。本実施形態では、一例として、それぞれ公知の、レーザー検出装置61、雨量センサ62、照度センサ63、外気温センサ64および路面センサ65が車両Vに搭載されている。なお本実施形態では上記のセンサがそれぞれ車両Vに搭載される例を示したが、機能上の要請に応じてこれらのいずれかを省略してもよい。
このうちレーザー検出装置61は、車両Vから車外の物体検出に用いることができるレーザー光等のパルス状光ビームを用いた公知のLiDAR(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging)システムが例示できる。このLiDARシステムを用いた物体の検出では、車両Vの周囲に上記の光ビームを照射して各物体からのその反射光を受光して得られたデータにより当該各物体を検出する。
通信装置70は、車両Vの外部と情報通信を行う機能を備えた公知の車載通信機器が例示でき、当該通信装置70を介して例えば渋滞情報や道路交通情報などの各種情報を受信することが可能となっている。
HUD装置80は、人間の視野に直接情報を映し出す機能を備えた公知のHead-Up Display装置であって、車両Vのフロントガラスやリアガラスなどのガラス上に実像、虚像を表示する。なお、本実施形態ではHUD装置80を用いたが、これに代えて例えばインパネに設置した大型液晶装置やLED表示装置などを用いてもよいし、公知のHMD(Head Mounted Display)装置などのウェアラブル装置を用いても良い。
ナビゲーション装置90は、不図示のメモリなどに保存された地図情報に基づいて、現在地から目的地までの経路を検索する機能を備えた公知の機器である。したがって本実施形態のナビゲーション装置90は、GPS等により車両Vの現在位置を取得することができる。なお地図情報は、ナビゲーション装置90が保持していてもよいし、通信装置70を介してネットワークNを経由してダウンロード可能に構成されていてもよい。
また、本実施形態のネットワークNとしては、例えば公知のインターネットが例示できる。
<報知方法その1>
次に図2〜図7も適宜参照しつつ、本実施形態における制御装置Cによって実行される報知方法について説明する。なお本実施形態の報知方法は、例えば自動運転中の車両Vが上記した先行者Pに対して自車両の存在を注意喚起する際に特に好ましく適用できる。
すなわち本実施形態における報知方法は、先行する先行者Pに対して自動走行中の車両の存在を知らせる報知方法であって、この先行者Pを撮像する撮像工程と、この撮像工程で撮像した先行者Pの特性を少なくとも推定する推定工程と、この推定工程における推定結果に基づいて先行者Pに対する報知態様を決定する報知態様決定工程と、この報知態様決定工程で決定した報知態様に基づいて先行者Pに車両Vの存在を知らせる報知を行う報知工程と、を含んでいる。
以下、図面を参照してそれぞれの工程を詳述していく。
本実施形態の報知方法では、まず車両Vにおいて自動走行(自動運転)の機能が実行されているかが判定される(S100)。そして自動運転でない場合には、制御装置Cは、この自動運転機能が実行されるまで監視する。
他方、自動運転による走行が開始された場合には、制御装置Cは、車両Vの予定進路上で先行者Pが存在するかを判定する(S200)。より具体的には、本実施形態においては、撮像装置10を用いて車両Vの前方を撮影し、制御装置Cは、この撮影された映像情報から先行者Pの存在有無を検出する。
あるいは、制御装置Cは、これに代えて、レーザー検出装置61を用いて車両Vの前方における先行者Pの有無を検出してもよい。あるいは、制御装置Cは、撮像装置10とレーザー検出装置61の双方で検出された情報に基づいて、車両Vの予定進路上で先行者Pが存在するかを判定してもよい。
また、予定進路としては、ナビゲーション装置90で走行ルートが設定されている場合にはその走行予定の地図情報を活用してもよいし、走行ルートが設定されていない場合には車両Vの前方または側方のいずれかを予定進路として設定してもよい。
上記した予定進路上に先行者Pが存在すると判定された場合、次いで制御装置Cは、存在すると判定された先行者Pの特徴検出を行う(S300)。なお特徴検出の具体的な内容については図3及び4を参照して後述する。
そして続く報知態様判定では、検出された先行者Pの特徴に基づいて当該先行者Pに適した報知態様が決定され(S400)、その後に決定された報知態様に従って上記した報知制御手段50により報知手段40が駆動される(S500)。
以上のS100〜S500は、車両Vが停止するまで繰り返し実行される(S600)。
[特徴検出(人的判別)]
次に図3を参照しつつ、本実施形態における報知方法のうち人的判別(身体的特徴判別)に関する特徴検出について詳述する。以下に述べるとおり、本実施形態の特徴検出においては、制御装置Cの推定部20は、撮像装置10の撮像情報に基づいて、先行者Pの身長又は動きなどを検出する。
すなわちまず制御装置Cでは、撮像工程として撮像装置10において画像(映像)情報が取得されたか判定される(S301)。上述のとおり先行者Pの存在検出に撮像装置10が用いられていればそのときの画像情報がそのまま利用できる。一方で先行者Pの存在検出では撮像装置10を使用しない場合には、制御装置Cは、撮像装置10を制御して先行者Pの画像情報を取得する。
制御装置Cは、この画像情報が取得された場合には、その画像解析を行う(S302)。なおこの画像解析では、例えば背景差分法やフレーム差分法など公知の移動物体の検出アルゴリズムが用いられてもよく、これにより得られた画像情報において先行者Pなど様々な物体を検出することが可能となる。さらに例えば特開2015−69460号公報に記載されたアルゴリズムなど公知の人物抽出アルゴリズムを組み合わせることで、画像内で移動する物体が人物なのかも判定が可能となる。
したがって制御装置C(推定部20)は、推定工程として、この解析結果に基づいて画像内から先行者Pが人物である場合にその人的な判別が可能となる(S303a)。なお、得られた画像内に人物が存在しない場合などは、車両Vから先行者Pの有無を判断できない(パターンE)と判定する(S311)。なお、このパターンEの場合には、後述の報知態様判定においては、例えば周辺環境の情報に基づいて報知態様を決定してもよい。
上記したS303aにおいて、得られた画像情報から人的判別が可能である場合、推定部20は、この先行者Pが視覚で車両Vを認識可能か判定する(S304)。より具体的に、推定部20は、得られた映像情報の中で先行者Pが白い杖を持っているか判別し、白い杖を持っている場合には視覚で認識は困難と判定し(S304でNo)、持っていない場合には視覚で認識可能と推定する(S304でYes)。なお、かような視覚での認識可否に関する判定基準は上記に限られず、例えば盲導犬に引かれているなど他の公知の特徴量を抽出して判定してもよい。
次いで推定部20は、上記した先行者Pが視覚で車両Vを認識可能な場合に、次いで聴覚で車両Vが認識可能かを推定する(S305)。より具体的に、推定部20は、得られた映像情報の中で先行者Pが例えばヘッドフォンをつけているか判別し、ヘッドフォンをつけている場合には聴覚での認識は困難と判定し(S305でNo)、つけていない場合には聴覚で認識可能と推定する(S305でYes)。なお、かような聴覚での認識可否に関する判定基準は上記に限られず、例えば補聴器を装着しているかなど他の公知の特徴量を抽出可能であればこれも利用して判定してもよい。
上記したS305を経ることで、画像情報で解析した先行者Pが、視覚および聴覚のいずれの手法でも車両Vが認識可能である(パターンA)か、視覚では車両Vを認識可能であるものの聴覚では認識困難である(パターンB)か、が判定されることになる。
一方で視覚によりで車両Vが認識困難な場合(S304でNo)でも、上記と同様に次いで聴覚で車両Vを認識可能かが判定される(S308)。そしてこのS308を経ることで、画像情報で解析した先行者Pが、視覚では車両Vを認識困難であるものの聴覚では認識可能である(パターンC)か、視覚および聴覚の双方で車両Vの認識が困難である(パターンD)か、がそれぞれ判定されることになる。
なお、上記したパターンAは、先行者Pが音でも光でも認識可能なため、例えば様々なパターンの報知態様を採用することができる。一方でパターンBやパターンCでは音か光のいずれかで認識可能なため、後述する報知態様判定においてこの条件が加味されることになる。また、パターンDでは音も光も認識が困難なため、例えばそれら以外の超音波や送風などの報知態様が優先されることになる。
なお、画像情報からの人的判別は上記の形態に限られず、例えばレーザー検出装置61も併用することで先行者Pとの距離情報も取得でき、先行者Pの身長を検出して大人であるか小人であるかを推定することもできる。また、断定は困難ではあるものの、例えば画像情報から先行者Pの髪色を判別することで、例えば先行者Pが高齢者であるかについても推定することもできる。
[特徴検出(物的判別)]
次に図4を参照しつつ、本実施形態における報知方法のうち物的判別に関する特徴検出について詳述する。
以下に述べるとおり、本実施形態の特徴検出においては、制御装置Cの推定部20は、撮像装置10の撮像情報に基づいて、先行者Pの保持する装備品(装飾物)の特徴を検出する。
すなわちまず制御装置Cでは、上記と同様に、撮像装置10において画像(映像)情報が取得されたか判定される(S301)。また、上記と同様に、制御装置Cは、この画像情報が取得された場合にその画像解析を行う(S302)。なお画像解析に際しては、例えばDeep Learningを活用したRegion CNN (Convolutional Neural Networks)などの公知のアルゴリズムを適用してもよく、これにより画像情報に含まれる人物や装備品が判定可能となる。また、画像解析に際しては、上記のほか、例えば特開2018−84890号などに例示される公知の装備品検出のアルゴリズムを適用してもよい。
したがって制御装置C(推定部20)は、この解析結果に基づいて画像内から先行者Pの保持する装備品(装飾物)の判別(物的判別)が可能となる(S303b)。なお、得られた画像内に上記装備品が存在しない場合などは、車両Vから先行者Pの装備品を判断できない(パターンE)と判定する(S311)。なお上記と同様に、このパターンEの場合には、後述の報知態様判定においては、例えば周辺環境の情報に基づいて報知態様を決定してもよい。
次いで推定部20は、上記した先行者Pの装備品が判別可能な場合に、次いで先行者Pが例えば白い杖を装備(携行)しているか判定する(S303c)。そして推定部20は、先行者Pが白い杖を携行していない場合(S303cでNo)には、次いで先行者Pが例えばヘッドフォン又は補聴器(以下、これら聴覚の発揮が困難であることを特徴づける機器を「ヘッドフォン等」という)を装着しているか判定する(S303d)。
そして推定部20は、S303dで先行者Pがヘッドフォン等を装着していない場合には、視覚と聴覚の双方で車両Vを認識可能と推定して、上記したパターンAと判定する(S306)。一方、S303dで先行者Pがヘッドフォン等を装着している場合には、推定部20は、聴覚での車両Vの認識は困難と推定して上記したパターンBと判定する(S307)。
また、推定部20は、先行者Pが白い杖を携行している場合(S303cでYes)にも、次いで先行者Pが例えばヘッドフォン等を装着しているか判定する(S303e)。そして推定部20は、S303eで先行者Pがヘッドフォン等を装着していない場合には、聴覚での車両Vの認識は可能と推定して上記したパターンCと判定する(S309)。他方、S303eで先行者Pがヘッドフォン等を装着している場合には、推定部20は、視覚および聴覚の双方で車両Vの認識は困難と推定して上記したパターンDと判定する(S310)。
なお上記物的判別の態様は一例であって、例えば視覚による車両Vの認識可否判定に際して、白い杖の携行以外にも例えば眼帯を装着しているなど視覚に何らかの障害が発生していることを特徴付ける公知の装備品を検出してもよい。また、例えば聴覚による車両Vの認識可否判定に際しても、耳当てなど聴覚の発揮を妨げる公知の他の装備品を検出してもよい。
なお本実施形態の推定部20は、上記した人的判別と物的判別の少なくとも一方を用いて、この先行者Pが高齢者であるか、高齢者以外の成人であるか、子供であるか、あるいは障碍者であるかのうちで最も可能性が高い候補を推定することもできる。
この場合には、報知制御部50は、後述する報知態様決定工程の一形態として、例えば先行者Pが高齢者、成人及び子供のいずれかの場合には報知手段40として車外スピーカ41から音を発するようにしてもよい。この時さらに、報知制御部50は、例えば高齢者の場合には周波数と振幅を増加させる一方で成人の場合には周波数のみ増加させるなど、この音の周波数及び/又は振幅を先行者Pの特徴に基づいて異ならせるようにしてもよい。
[報知態様判定]
次に図5を参照しつつ、本実施形態における報知方法のうち報知態様判定について詳述する。以下に述べるとおり、本実施形態の報知態様判定においては、制御装置Cの報知態様決定部30は、車両Vに搭載されたセンサ60からの照度情報、気温情報、風速情報および降水の有無情報の少なくとも1つに基づいて車両Vの置かれた周辺環境を同定する。
すなわちまず制御装置Cは、報知態様判定が最初の1回目であるかを判定する(S401)。より具体的には、画像情報から解析した先行者Pが前回と同じか否かを基準として当該先行者Pに対する報知回数を判定する。
そして報知態様判定が1回目でない場合には、すでに前回において先行者Pに対して報知を行っていることから、この場合には新たな報知態様を追加するかその強度を増加させる判定を行う(S402)。なお新たな報知態様としては、例えば前回の報知態様が車外スピーカ41による音の報知であった場合には、今回は例えば発光装置43による光の報知に代える又は加える判定を行ってもよい。
一方で報知態様判定が初回である場合(S401でYes)、制御装置Cは、センサ60からの各種情報を取得する(S403)。より具体的には、制御装置Cは、車両Vに搭載された雨量センサ62から降水の有無に関する情報を、照度センサ63から照度情報を、外気温センサ64から気温情報を、路面センサ65から路面に関する情報をそれぞれ取得する。
また、制御装置Cは、車両Vに搭載された不図示の風速センサから風速情報をさらに取得してもよい。
このように本実施形態では各センサから種々の情報を取得しているが、センサ60からの情報としては照度情報、気温情報、風速情報および降水の有無情報の少なくとも1つを取得するようにしてもよい。
次いでセンサ60から情報を取得した報知態様決定部30は、センサ60から得られる情報に基づいて車両Vの置かれた周辺環境を同定し、さらにこの周辺環境に応じた報知パターンを決定する(S404)。
一例として、周辺環境の情報として照度情報と風速情報に基づく場合の報知パターンの例を表1および表2に示す。
Figure 2021046023
Figure 2021046023
これらの表から明らかなとおり、例えば照度がAルクス未満で風速がBm/s未満であれば、報知に何ら支障がない通常状態であるとして、表2の報知パターンαが選択される。この報知パターンαでは、報知回数が1回目の時は車外スピーカ41による音が選択され、二回目には音に加えて発光装置43による光も追加される。
なお、報知パターンα〜σのいずれにおいても4回目以降は強度が増加されるが、nの増加に伴っても各機器の最大強度がその上限となっている。また、照度の基準となるAや風速の基準となるBの具体的な数値については、それぞれの地域や季節に応じて任意の値を設定することができる。
また、上記では周辺環境から得られるセンサ情報として照度と風速の例を示したが、この例に限られず、例えば降水量の有無情報や気温情報など他のパラメータ情報に基づいて報知パターンを決定するようにしてもよい。
S404で報知パターンが決定された後は、制御装置Cの報知態様決定部30は、報知装置40による報知強度を決定する(S405)。報知態様決定部30は、この報知強度の決定に際し、センサ60から得られるセンサ情報に基づいてその初期値を決定する。
一例として、車外スピーカ41による音量の初期値を、雨量センサ62で検出された降水量に基づいて決定する例を表3に、上記した風速センサによって検出された風速に基づいて決定する例を表4にそれぞれ示す。
Figure 2021046023
Figure 2021046023
これらの表から明らかなとおり、例えば降水量が1mm未満である場合や、例えば風速が3m/s未満である場合などは、車外スピーカ41による音量の初期値として例えば60デシベルが設定される。
なお車外スピーカ41による音量の初期値は、上記した降水量や風速のほか、例えば外気温センサ64による気温情報など他のパラメータに基づいて設定されてもよい。また、超音波装置42による超音波の初期値や発光装置43による発光量/強度の初期値、あるいは送風装置44による風量の初期値なども、上記した各種のパラメータに基づいて設定することができる。
[報知制御]
次に図6を参照しつつ、本実施形態における報知方法のうち報知制御について詳述する。本実施形態の報知制御において、制御装置Cの報知制御部50は、報知態様判定により決定された報知態様によって報知装置40を制御する。
まず報知制御部50は、報知制御の回数が初回か否かを判定する。この判定基準としては、上記した報知態様判定における基準と同様に、画像情報から解析した先行者Pが前回と同じか否かを基準として判定することができる。
そして報知制御部50は、初回の報知制御である場合(S501でYes)には、報知態様判定で決定した報知パターンと強度に基づいて報知手段(報知装置40)を作動させる(S502)。他方、2回目以降の報知制御である場合(S501でNo)には、報知制御部50は、先行者Pが車両Vに気づいたか否かを判定する(S503)。より具体的に報知制御部50は、撮像装置10からの画像情報に基づき、公知の顔検出アルゴリズムなど用いて先行者Pが進行方向の前向きから後ろを向いたことを検出することで、先行者Pが車両Vに気づいたと推定する。
そして先行者Pが車両Vに気づいていないと判定された場合(S503でNo)には、報知態様判定で決定した報知パターンと強度に基づいて報知手段(報知装置40)を再び作動させる(S502)。例えば上記した報知態様が「パターンα」である場合には、n=2では音に加えて光による報知もなされることになる。
このように報知制御部50は、例えば撮像装置10の撮像情報に基づいて先行者Pが報知装置40による報知に反応したかを判定し、先行者Pがこの報知に反応していないと判定される場合には前回の報知態様とは異なる報知態様となるように報知装置40を作動することができる。
そして先行者Pが車両Vに気づいていると判定される場合(S503でYes)には、報知制御部50は、先行者Pにとってその状況で退避スペースSPが存在するか否かを判定する(S504)。そしてS504で退避スペースSPが存在すると判定される場合には、報知制御部50は、報知態様判定で決定した報知パターンと強度に基づいて報知手段(報知装置40)を再び作動させる(S502)。一方で報知制御部50は、退避スペースSPが存在しないと判定される場合には、報知は不要と判定して報知手段(報知装置40)の作動を中止する(S505)。
ここで、上記した退避スペースSPの判定について図7を参照して説明する。
同図に示すとおり、報知制御部50は、車両Vに先行する先行者Pの側方(左側通行の場合は左側)のエリア種別を判定する。このエリア種別の判定は、例えば撮像装置10から取得される画像情報を解析してもよいし、地図情報に基づいて解析してもよい。
一例として、報知制御部50による退避可否の判定例を表5に示す。
Figure 2021046023
表5および図7(a)から明らかなとおり、報知制御部50は、例えば撮像装置10から取得された画像情報を解析して路上RDを歩行する先行者Pの側方に歩道があると判定される場合には、先行者Pは退避可能であると判定する。このとき先行者Pとこの歩道(退避スペースSP)までの距離d1は無制限であり、この距離の大小によらず退避可能であると判定される。
なお本例において報知制御部50は、画像情報に基づいて退避スペースSPの有無を判定しているが、地図情報に基づいて退避スペースSPの有無を判定してもよいし、画像情報と地図情報の双方に基づいて退避スペースSPの有無を判定してもよい。あるいは、報知制御部50は、レーザー検出装置61を用いて退避スペースSPの有無を判定してもよいし、レーザー検出装置61の検出結果と撮像装置10の撮像結果(画像情報)の双方に基づいて退避スペースSPの有無を判定してもよい。
一方で表5および図7(b)に示すとおり、先行者Pの側方には歩道がなく障害物Xが存在する場合(例えば同図に示すとおり障害物Xとしての壁がある場合)には、報知制御部50は、当該障害物Xまでの距離d2が所定距離以内かを判定する。一例として、本実施形態では、先行者Pから障害物Xとしての壁までの距離d2が0.8m以上の場合には先行者Pは退避可能であると判定する。なお本実施形態では、一例として「0.8m」を退避可否の基準としているが、この数値に限定されず適宜設定は可能である。
以上説明した第1実施形態における報知装置および報知方法によれば、車両V側でその走行状況を的確に判定しつつ、先行者Pに対してその状況に適した報知を実行できる。
特に本実施形態における制御装置C(報知制御部50)は、先行者Pの種別に応じて報知装置40の報知態様を異ならせることができる。また、制御装置C(報知制御部50)は、先行者Pの装備品に応じて報知装置40による報知態様を異ならせることができる。また、制御装置C(報知制御部50)は、周辺環境の状況に応じて報知装置40による報知態様を異ならせることができる。また、制御装置C(報知制御部50)は、先行者Pの退避スペースSPが有ると判定される場合に報知装置40を作動することができる。
なお上述のとおり本実施形態では、先行者Pの特徴検出を行った上で報知態様決定部30において報知パターンを決定しているがこの態様には限られない。例えば上記のとおり先行者Pの特徴検出が行えない場合やこの特徴検出を省略する場合などは、周辺環境から得られた情報に基づいて報知態様決定部30で決定された報知パターンに基づいて、先行者Pに対する報知制御を行ってもよい。
≪第2実施形態≫
次に第2実施形態における係る報知装置及び報知方法について、図1および図8〜11を参照しながら説明する。なお本実施形態においては、第1実施形態で説明した構成と同じ構成については、同じ参照番号を付してその説明を適宜省略する。
これらの図から理解されるとおり、本実施形態における報知装置は、自動走行中の車両Vに先行する先行者に対して車両Vの存在を知らせる報知装置であって、車両Vが走行する予定進路に関するエリアの情報を取得するエリア情報取得手段と、この予定進路に先行者が存在するか検出するレーザー検出手段と、このエリアの情報とレーザー検出手段の検出結果とに基づいてこのエリアにおいて報知手段を作動させる報知制御手段と、を含んでいる。
また、本実施形態における報知方法は、先行する先行者Pに対して自動走行中の車両Vの存在を知らせる報知方法であって、車両Vが走行する予定進路に関するエリアの情報を取得するエリア情報取得工程と、この予定進路に先行者が存在するか検出するレーザー検出工程と、このエリアの情報とレーザー検出工程の検出結果とに基づいてこのエリアにおいて報知を行う報知工程と、を含んでいる。
以下、図面を参照してそれぞれの工程を詳述していく。
本実施形態の報知方法では、第1実施形態と同様に、まず車両Vにおいて自動走行(自動運転)の機能が実行されているかが判定される(S100)。
他方、自動運転による走行が開始された場合には、制御装置Cは、エリア状況の判定を御行う(S350)とともに、このエリアの状況に基づいて報知態様を判定する(S450)。そして制御装置Cは、この報知態様判定によって決定された報知態様に従って報知制御を行う(S550)。
以上のS100〜S550は、車両Vが停止するまで繰り返し実行される(S600)。
[エリア状況判定(その1)]
次に図9を参照しつつ、本実施形態における報知方法のうちエリア状況判定(その1)について詳述する。
まず制御装置Cは、エリア情報取得工程として、地図情報が取得されたかを判定し(S351)、地図情報が取得された場合には車両Vが走行する予定進路のエリア情報に基づいて警戒エリアが含まれるかを判定する(S352)。
ここで本実施形態における「警戒エリア」とは、先行者Pが多数存在する可能性が高い地域をいい、例えば駅周辺、学校周辺、商店街などの繁華街、公園周辺あるいは事故情報の多いエリアなどが例示できる。また本実施形態では、先行者Pの存在可能性を単に推定するに留まらず、「警戒時間帯」という概念も導入することで、現実的な時間帯をも加味して先行者Pの存在を推定している。なお本実施形態における「警戒時間帯」とは、慣習上または統計上において当該エリアにおいて先行者Pの出現可能性が他の時間帯に比して高い時間帯をいう。
かような警戒エリアと警戒時間帯の組み合わせ例について表6に示す。
Figure 2021046023
したがって図9に示すとおり、車両Vが走行する予定進路において例えば「駅周辺(例えば駅から半径数百m)」が含まれれば(S352でYes)、S352で制御装置Cの推定部20によって警戒エリアが有りと判定される。一方で上記予定進路において表6に示すエリアが存在しなければ(S352でNo)、推定部20は報知装置40よる報知が不要であると判定する(S354)。
上記S352で予定進路において警戒エリアがあると判定された場合、次いで制御装置Cの推定部20は、車両Vが当該警戒エリアを通過する時間帯は警戒時間帯に含まれるかを判定する(S353)。そして警戒エリアを車両Vが通過する時間帯が警戒時間帯でないと判定される場合には、上記と同様に推定部20は報知装置40よる報知が不要であると判定する(S354)。
なお本実施形態では、「警戒エリア」に対して「警戒時間帯」も加味したが、さらに後述するレーザー検出装置61によって検出される「人数の多少」も加味して報知の要否を判定してもよい。
より具体的には、例えば上記警戒エリアにおいてレーザー検出装置61によって検出される所定範囲当たり(例えば車両Vの周囲1mごと)の平均検出人数が3人以上の場合を「多い」とし、3人未満の場合を「少ない」と規定する。なお上記平均検出人数の基準値としての「3人」は一例であって適宜その他の値を設定してもよい。
そして制御装置Cの推定部20は、次の表7に示すとおり、予定進路に警戒エリアがあり、且つ、そのエリアで実際に検出される先行者Pの人数が多い場合には警戒時間帯でなくとも報知を実行してもよい。
Figure 2021046023
また表7ではそのエリア種別に応じた「警戒時間帯」を加味したが、警戒時間帯としてはそのエリアの特性に依らず例えば表8のように一律に警戒時間帯を設定してもよい。なおこの表8では、上記した所定範囲当たりの平均検出人数の基準を5人と規定している。
Figure 2021046023
そして上記S353で車両Vが警戒時間帯に警戒エリアを通過すると判定された場合には、次いで制御装置Cは、レーザー検出工程として、レーザー検出装置61を用いて当該警戒エリアに先行者Pが実際に存在するかを検出する(S356)。なおこのとき制御装置Cは、レーザー検出装置61を用いて車両Vの前方または側方の少なくともいずれかに先行者Pが存在するかを検出することが好ましい。
そしてレーザー検出装置61で先行者Pの存在が検出されない場合(S356でNo)には、制御装置Cの推定部20は、車両Vが警戒エリアを通過するとしても報知は不要と判定する(S354)。他方で、レーザー検出装置61で先行者Pの存在が実際に検出される場合(S356でYes)には、制御装置Cの推定部20は、この警戒エリアが先行者Pに対する注意が必要な注意エリアであると判定する(S357)。
[エリア状況判定(その2)]
次に図10を参照しつつ、本実施形態における報知方法のうちエリア状況判定(その2)について詳述する。なお、報知方法のうちエリア状況判定(その2)のうち、エリア状況判定(その1)と同じ部分(S351〜S356まで)についてはその説明は省略する。
すなわち、このエリア状況判定(その2)では、レーザー検出装置61によって先行者Pが複数存在するかについて検出している点に特徴がある。
すなわち、本実施形態のレーザー検出装置61はLiDARシステムが適用されていることから、先行者Pの人数とその距離が検出可能となっている。したがってレーザー検出工程としてレーザー検出装置61によって複数の先行者Pが検出された場合(S357でYes)には、制御装置Cの推定部20は、この警戒エリアでは複数の先行者Pに対する注意が必要な最注意エリアであると判定する(S359)。一方で、レーザー検出装置61によって複数の先行者Pが検出されない場合(S357でNo)には、制御装置Cの推定部20は、この警戒エリアでは単独の先行者Pに対する注意が必要な注意エリアであると判定する(S358)。
[報知態様判定]
次に図11を参照しつつ、本実施形態における報知方法のうち報知態様判定について詳述する。
すなわち、制御装置Cの報知態様決定部30は、予定進路にある警戒エリアが注意エリアであるかを判定する(S451)。そして警戒エリアが注意エリアでない場合(S451でNo)には、報知態様決定部30は、すでに報知不要と判定されていない限りは「最注意エリア」であることから、複数の先行者Pに対する特徴検出を行う(S452)。
なお上記したエリア状況判定(その2)を適用しない場合には、このS452は省略してもよい。
上記S452における特徴検出は、例えば図3および図4を用いて説明した特徴検出を適用してもよい。このS452を経ることで先行者Pの人的判別や物的判別の結果が得られることから、報知態様決定部30は、この先行者Pの特徴にも基づいて報知パターンを決定するようにしてもよい。
上記したS451で注意エリアであると判定された場合やS452の特徴検出を経た後は、S453に移行して報知態様決定部30によって報知態様判定の回数が判定される。このS453以降の内容は、図5に示した第1実施形態における報知態様判定(S400)と同様であるので説明の重複を避けるためここではその説明を省略する。
[報知制御]
S550においては、報知工程として、上記した報知態様判定によって決定された報知態様に従って報知制御が行われる。なお本実施形態における報知制御は、図6に示した第1実施形態における報知制御(S500)と同様であることから、説明の重複を避けるためここではその説明を省略する。
以上説明した第2実施形態における報知装置および報知方法によれば、車両V側でその走行状況を的確に判定しつつ、先行者Pに対してその状況に適した報知を実行できる。
特に本実施形態における制御装置Cは、地図情報から先行者Pが多数存在する可能性が高い地域(警戒エリア)を判定し、車両Vが走行するときの当該地域の状況(警戒時間帯や実際の先行者Pの有無、あるいはセンサ60により推定される周辺環境)に応じて報知装置40による報知態様を異ならせる(選択する)。
これにより、例えば車両Vの予定進路に学校があって登下校時間帯に通過する場合には、上記した各種のセンサ60により推定した周辺環境の状況に応じて、例えば照度が低い場合には発光装置43による報知を行ったり、聴覚に障碍がある先行者Pも混じっている場合には送風装置44による報知を追加したりすることが可能となる。
また、例えば上記登下校時に車両Vがこの警戒エリアを通過する場合には、登下校時以外における音のみの報知に加えて光を組み合わせた報知態様を選択するなど、この警戒エリアを車両Vが走行する際の通過時刻に基づいて報知装置40の報知態様を異ならせることができる。
なお、上記した第2実施形態では、警戒を要するエリアの情報に加えて、レーザー検出装置61による実際の先行者Pの存在を検出したが、この例に限られない。例えば制御装置Cの推定部20は、上記した地図情報から警戒エリアを判定することで先行者Pが多数存在する可能性が高い地域を推定し、報知制御部50はこの地域を車両Vが走行するときには先行者Pの存在有無に関わらず報知装置40を作動してもよい。
また、制御装置Cの報知制御部50は、レーザー検出装置61の検出結果に基づいて先行者Pとの距離を判定し、この判定した先行者Pとの距離に応じて報知装置40の報知態様を変化させる(例えば距離に応じて報知の強度を変化させたり、距離に応じて音から光など他の報知装置に切り替えるなど)ようにしてもよい。
≪第3実施形態≫
次に第3実施形態における係る報知装置及び報知方法について、図12および図13を参照しながら説明する。本実施形態では、制御装置Cは、予定進路上に先行者Pが存在する場合、まず当該先行者Pの退避スペースSPの有無を判定し、退避スペースSPがあるときに報知態様の判定を行う点に特徴がある。なお本実施形態においても、既述した第1実施形態や第2実施形態で説明した構成と同じ構成については、同じ参照番号を付してその説明を適宜省略する。
すなわち本実施形態の報知方法では、第1実施形態と同様に、まず車両Vにおいて自動走行(自動運転)の機能が実行されているかが判定され(S100)、次いでこの車両Vの予定進路(例えば前方や側方、あるいはナビゲーション装置90で設定された予定ルート上)において先行者Pが存在するか検出される(S200)。
そして上記したS200で先行者Pの存在が検出される場合には、制御装置Cの推定部20は、この先行者Pが退避スペースSPを有しているかの退避スペース判定を行う(S375)。なおこの退避スペース判定は、例えば図7を用いて第1実施形態で説明したS504の手法が適用できる。これにより車両Vがこの先行者Pを安全に追い越すことができるか否かが判定できる。
そして制御装置Cの報知態様決定部30は、推定部20によって退避スペースSPがあると判定される場合には、この先行者Pに対する報知態様判定を行う(S450)。なおこの報知態様判定は、例えば図11を用いて第2実施形態で説明した上記S450の報知態様判定を適用することができる。また、本実施形態の報知態様判定として、上記450の報知態様判定に代えて、例えば図5を用いて第1実施形態で説明した上記S400の報知態様判定を適用してもよい。
そして制御装置Cの報知制御部50は、報知態様決定部30によって決定された報知態様に従って報知装置40を用いて先行者Pに対して報知する制御を実行する(S550)。なおこの報知制御は、例えば図6を用いて第1実施形態で説明した上記S500の報知制御を適用することができる。このとき、本実施形態では退避スペース判定がすでに実行されていることから、図6におけるS504の工程は省略される。
以上説明した第3実施形態における報知装置および報知方法によれば、車両V側でその走行状況を的確に判定しつつ、先行者Pに対してその状況に適した報知を実行できる。
特に本実施形態における制御装置Cは、先行者Pが予定進路上に存在する場合に退避スペースSPの有無を判定してから当該先行者Pに対して報知を実行するので、退避スペースSPがない状況下において当該先行者Pに対して無駄に報知を行ってしまうことが抑制される。
なお上記した各実施形態は本発明の好適な一例であって、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて実施形態の各要素を適宜組み合わせて新たな構造や制御を実現してもよい。以下、本実施形態に適用が可能な変形例について説明する。
<変形例>
図13は第3実施形態の変形例における報知方法を示す。
同図から明らかなとおり、制御装置Cは、退避スペース判定(S375)の後に、先行者Pが退避したか否かを判定(S380)した後に、報知態様判定や報知制御を実行してもよい。この場合、上記したS380においては、制御装置Cの推定部20は、例えば撮像装置10で取得した画像情報に基づいて退避スペースSP内に先行者Pが入ったか否かを検出することができる。
そして退避スペースSP内に先行者Pが入ったことが検出される場合(S380でYes)には、制御装置Cは、以降は当該先行者Pに対する報知を実行しない。他方、所定の時間(例えば1分)が経過しても退避スペースSP内に先行者Pが入らないと判定される場合には、制御装置Cは、上記した報知態様判定を実行する(S400)。
また同図に示すとおり、制御装置Cは、先行者Pに対する報知制御(S500)の後で、この報知によって先行者Pが退避スペースSPに退避したかを判定してもよい(S380)。そして退避スペースSP内に先行者Pが入ったことが検出される場合(S380でYes)には、この先行者Pに対する報知は完了したとして、制御装置Cは、次いで車両Vが停止したかを判定する(S600)。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態および変形例について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、これら実施形態や変形例に対して更なる修正を試みることは明らかであり、これらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば各実施形態や変形例において、制御装置Cは、撮像装置10やレーザー検出装置61に基づいて先行者Pの人数が複数であると判定された場合には、少なくともこの複数の先行者Pのうち先頭の先行者が撮像装置10によって撮像されなくなるまで(すなわち制御装置Cで認識されなくなるまで)報知装置40による報知を作動するようにしてもよい。
また、例えば上記した第3実施形態やその変形例の構成を、第1実施形態や第2実施形態にそれぞれ適宜組み入れてもよい。
100 報知装置
10 撮像装置(撮像手段)
20 推定部(推定手段)
30 報知態様決定部(決定手段)
40 報知装置(報知手段)
50 報知制御部(報知制御手段)
60 センサ
70 通信装置
80 HUD装置
90 ナビゲーション装置

Claims (10)

  1. 自動走行中の車両に先行する先行者に対して車両の存在を知らせる報知装置であって、
    前記車両が走行する予定進路に関するエリアの情報を取得するエリア情報取得手段と、
    前記予定進路に先行者が存在するか検出するレーザー検出手段と、
    前記エリアの情報と前記レーザー検出手段の検出結果とに基づいて、前記エリアにおいて報知手段を作動させる報知制御手段と、
    を含む報知装置。
  2. 前記報知制御手段は、前記レーザー検出手段の検出結果に基づいて前記先行者の人数が複数であると判定された場合には、少なくとも前記複数の先行者のうち先頭の先行者が前記レーザー検出手段によって検出されなくなるまで前記報知手段を作動する、請求項1に記載の報知装置。
  3. 前記車両が走行している周辺環境を推定する推定手段をさらに含み、
    前記報知制御手段は、前記周辺環境に応じて前記報知手段の報知態様を異ならせる、請求項1又は2に記載の報知装置。
  4. 前記推定手段は、前記車両に搭載されたセンサからの照度情報、気温情報、風速情報および降水の有無情報の少なくとも1つに基づいて前記周辺環境における状況を推定し、
    前記報知制御手段は、前記周辺環境の状況に応じて前記報知手段の報知態様を異ならせる、請求項3に記載の報知装置。
  5. 前記推定手段は、地図情報から前記先行者が多数存在する可能性が高い地域を推定し、
    前記報知制御手段は、前記地域を前記車両が走行するときには前記先行者の有無に関わらず前記報知手段を作動する、請求項3又は4に記載の報知装置。
  6. 前記推定手段は、地図情報から前記先行者が多数存在する可能性が高い地域を推定し、
    前記報知制御手段は、前記地域を前記車両が走行する際の通過時刻に基づいて、前記報知手段の報知態様を異ならせる、請求項3〜5のいずれか一項に記載の報知装置。
  7. 前記推定手段は、前記先行者の退避スペースの有無をさらに推定し、
    前記報知制御手段は、前記先行者の退避スペースが有る場合に前記報知手段を作動する、請求項3〜6のいずれか一項に記載の報知装置。
  8. 前記先行者を撮像する撮像手段をさらに含み、
    前記推定手段は、前記撮像手段の撮像結果と前記レーザー検出手段の検出結果に基づいて前記退避スペースの有無を推定する、請求項7に記載の報知装置。
  9. 前記報知制御手段は、
    前記レーザー検出手段の検出結果に基づいて前記先行者との距離を判定し、
    前記先行者との距離に応じて前記報知手段の報知態様を変化させる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の報知装置。
  10. 先行する先行者に対して自動走行中の車両の存在を知らせる報知方法であって、
    前記車両が走行する予定進路に関するエリアの情報を取得するエリア情報取得工程と、
    前記予定進路に先行者が存在するか検出するレーザー検出工程と、
    前記エリアの情報と前記レーザー検出工程の検出結果とに基づいて、前記エリアにおいて報知を行う報知工程と、
    を含む報知方法。
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