JP2021042891A

JP2021042891A - 可搬型熱交換装置、簡易給湯システム、簡易風呂システム

Info

Publication number: JP2021042891A
Application number: JP2019164263A
Authority: JP
Inventors: 陽村▲瀬▼; Akira Murase
Original assignee: Amida Co Ltd
Current assignee: Amida Co Ltd
Priority date: 2019-09-10
Filing date: 2019-09-10
Publication date: 2021-03-18

Abstract

【課題】簡単な構成で手軽に給湯できるようにする。【解決手段】可搬型熱交換装置１は、持ち運び可能な筒状の筐体（ケーシング）１０と、筐体１０内に配置され、水が流れる螺旋状に巻き回されたパイプ部材２０とを備え、筐体１０の下端部には、外部の熱源１０３からの熱を取り入れる開口部１１を有し、筐体１０の上端部には、パイプ部材２０の近傍に配置された蓋部材１２を有し、パイプ部材２０は、筐体１０よりも、熱伝導性が高い部材で形成され、筐体１０の内壁面１０ａに対して隙間１３をおいて配置している。【選択図】図２

Description

本発明は可搬型熱交換装置、簡易給湯システム、簡易風呂システムに関する。

キャンプなど野外活動や災害時には、簡単に使用できるシャワーユニットなどを含む簡易風呂ユニットや給湯ユニット（簡易給湯器）などが必要にする。

従来、少なくとも貯水タンク、ポンプ及び制御部を内蔵した可搬な本体部と、本体部とは分離し、外部熱源により水を加熱可能な熱交換器と、貯水タンクに溜めた湯水を外部に取り出す供給手段とを備え、ポンプにより水を貯水タンクと熱交換器の間で循環させて加熱し、供給手段から湯水を外部に取り出す簡易給湯器が知られている（特許文献１）。

特開２０１８−４４７６０号公報

しかしながら、特許文献１に開示の簡易給湯器にあっては、装置が大型化し、手軽に給湯を行うことができないという課題がある。

本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で手軽に給湯を行うことができるようにすることを目的とする。

上記の課題を解決するため、本発明に係る可搬型熱交換装置は、
外部の熱源によって水を加熱可能な熱交換装置であって、
持ち運び可能な筒状の筐体と、
前記筐体内に配置され、前記水が流れる螺旋状に巻き回されたパイプ部材と、を備え、
前記筐体の下端部には、前記熱源からの熱を取り入れる開口部を有し、
前記筐体の上端部には、前記パイプ部材の近傍に配置された蓋部材を有し、
前記パイプ部材の一端部は、前記筐体の上部で外部に引き出され、
前記パイプ部材の他端部は、前記筐体の下部で外部に引き出され、
前記パイプ部材は、前記筐体の内壁面から離間して配置されている
構成とした。

本発明によれば、簡単な構成で手軽に給湯を行うことができるようになる。

本発明の第１実施形態に係る可搬型熱交換装置を含む簡易風呂システムの説明図である。同じく可搬型熱交換装置の説明図である。同じくパイプ部材の斜視説明図である。同可搬型熱交換装置を使用するときの説明に供する説明図である。本発明の第２実施形態に係る可搬型熱交換装置の説明図である。

以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第１実施形態について図１ないし図３を参照して説明する。図１は同実施形態に係る可搬型熱交換装置を含む簡易風呂システムの説明図、図２は同じく可搬型熱交換装置の説明図、図３は同じくパイプ部材の斜視説明図である。

簡易風呂システム１００は、水源１０１から供給される水を加熱可能な本発明に係る可搬型熱交換装置１と、熱交換装置１で水を加熱されて得られる湯を貯留する貯留手段１０２と、外部の熱源１０３と、熱源１０３で燃焼する燃料を供給する燃料貯留手段１０４とを備えている。なお、水源１０１は貯留手段１０２が兼ねることもできる。

可搬型熱交換装置１は、持ち運び可能な筒状の筐体（ケーシング）１０と、筐体１０内に配置され、水が流れる螺旋状に巻き回されたパイプ部材２０とを備えている。

筐体１０の下端部には、外部の熱源１０３からの熱を取り入れる開口部１１を有し、筐体１０の上端部には、パイプ部材２０の近傍に配置された蓋部材１２を有している。蓋部材１２には一部に切欠部１２ａが設けられている。

パイプ部材２０は、筐体１０よりも、熱伝導度が高い部材で形成され、例えば銅パイプを使用している。パイプ部材２０は、巻回方向において隙間なく巻かれている。また、パイプ部材２０は筐体１０の内壁面１０ａに対して隙間１３をおいて配置している。

パイプ部材２０の一端部２１は、筐体１０の上部で外部に引き出されており（外部から引き込まれており）、液体経路１１１などを介して送液手段としての送液ポンプ４０によって水源１０１からの水が供給される。パイプ部材２０の他端部２２は、筐体１０の下部で外部に引き出されており、液体経路１１２などを通じて貯留手段１０２に接続され、温まった湯が排出される。

熱源１０３としては、例えば、ガス、石油など気化燃料を燃焼するシングルバーナーを使用することができる。熱交換装置１と熱源１０３によって簡易給湯システム２００を構成している。

次に、本実施形態の作用について図４も参照して説明する。図４は同作用説明に供する説明図である。

本実施形態に係る簡易風呂システム１００を使用するときには、熱交換装置１のパイプ部材２０の一端部２１を、液体経路１１１などを介して水源１０１の水を送液する送液ポンプ４０と接続する。また、熱交換装置１のパイプ部材２０の他端部２２を貯留手段１０２と接続する。

また、図４に示すように、加熱装置１の筐体１０をゴトク１０６上に載せ置き、熱源１０３を筐体１０の開口部１１の下方に配置する。なお、ゴトク１０６は熱源１０３と一体でもよい。

この状態で、熱源１０３から気化燃料などを燃焼させることで、炎１０５による熱が筐体１０内に入り込み、螺旋状に巻かれたパイプ部材２０を内側から加熱するので、パイプ部材２０内を流れる水が加熱される（熱交換される）。

このとき、筐体１０の上部開口部は蓋部材１２に覆われているので、効率的にパイプ部材２０が加熱される。また、蓋部材１２には一部に切欠部１２ａが設けられており、筐体１０内が酸素不足になることが防止されるので、安定して効率的にパイプ部材２０が加熱される。

これにより、パイプ部材２０の他端部２２から温められた湯が排出されてバスタブなどの貯留手段１０２に貯留される。

実験によれば、１時間程度で８０リットルの水を適温まで加熱して貯留手段１０２に貯留することができた。

このように、可搬型熱交換装置１は持ち運び可能であり、シングルバーナーなどの熱源１０２と燃料１０４があれば、水を温めて給湯することができるようになり、簡単な構成で、手軽に給湯を行うことができる。

また、蓋部材１２も温められることで、蓋部材１２の外面にて飲食物を温めることができる。

次に、本発明の第２実施形態について図５を参照して説明する。図５は同実施形態に係る熱交換装置の説明図である。

本実施形態では、筐体１０の上部に、開口部を覆う外蓋部材５０を備えている。

これにより、蓋部材１２の外面が露出しないようにすることができる。また、外蓋部材５０を着脱可能とすることで、暖まる蓋部材１２の外面を使用することも閉じることもできるようになる。

１可搬型熱交換装置
１０筐体
１１開口部
１２蓋部材
２０パイプ部材
１００簡易風呂システム
１０１水源
１０２貯留手段
１０３熱源
１０４燃料貯留手段
２００簡易給湯システム

Claims

外部の熱源によって水を加熱可能な熱交換装置であって、
持ち運び可能な筒状の筐体と、
前記筐体内に配置され、前記水が流れる螺旋状に巻き回されたパイプ部材と、を備え、
前記筐体の下端部には、前記熱源からの熱を取り入れる開口部を有し、
前記筐体の上端部には、前記パイプ部材の近傍に配置された蓋部材を有し、
前記パイプ部材の一端部は、前記筐体の上部で外部に引き出され、
前記パイプ部材の他端部は、前記筐体の下部で外部に引き出され、
前記パイプ部材は、前記筐体の内壁面から離間して配置されている
ことを特徴とする可搬型熱交換装置。
前記パイプ部材はほぼ密着した状態で巻かれている
ことを特徴とする請求項１に記載の可搬型熱交換装置。
前記蓋部材は、前記筐体よりも熱伝導度が高い
ことを特徴とする請求項１又は２に記載の可搬型熱交換装置。
前記筐体の前記蓋部材は外面が露出している
ことを特徴とする請求項１ないし３のいずれかに記載の可搬型の可搬型熱交換装置。
前記蓋部材を覆う外蓋部材を備えている
ことを特徴とする請求項１ないし３のいずれかに記載の可搬型の可搬型熱交換装置。
前記パイプ部材の一端部に接続される送液手段を備えている
ことを特徴とする請求項１ないし５のいずれかに記載の可搬型の可搬型熱交換装置。
請求項１ないし６のいずれかに記載の可搬型熱交換装置と、
前記可搬型熱交換装置に熱を与える熱源と、を含む
ことを特徴とする簡易給湯システム。
請求項１ないし６のいずれかに記載の可搬型熱交換装置と、
前記可搬型熱交換装置に熱を与える熱源と、
前記可搬型熱交換装置で加熱された湯を貯留する貯留手段と、を含む
ことを特徴とする簡易風呂システム。