JP2021039487A - マッチング情報出力装置及びマッチング情報出力システム - Google Patents

マッチング情報出力装置及びマッチング情報出力システム Download PDF

Info

Publication number
JP2021039487A
JP2021039487A JP2019159554A JP2019159554A JP2021039487A JP 2021039487 A JP2021039487 A JP 2021039487A JP 2019159554 A JP2019159554 A JP 2019159554A JP 2019159554 A JP2019159554 A JP 2019159554A JP 2021039487 A JP2021039487 A JP 2021039487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
matching
taste
unit
storage unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019159554A
Other languages
English (en)
Inventor
岩元 淳
Kiyoshi Iwamoto
淳 岩元
大勇 陳
Dayong Chen
大勇 陳
安佑子 門野
Ayuko Kadono
安佑子 門野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2019159554A priority Critical patent/JP2021039487A/ja
Publication of JP2021039487A publication Critical patent/JP2021039487A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】本発明が解決しようとする課題は、会員同士のマッチングの精度を向上させることができるマッチング情報出力装置及びマッチング情報出力システムを提供することである。【解決手段】実施形態のマッチング情報出力装置は、会員の購買データを取得する購買データ取得部と、前記購買データ取得部が取得した購買データに基づいて生成した味覚情報を、会員毎に記憶した味覚情報記憶部と、前記味覚情報記憶部を参照して、マッチングを希望する会員と近似する味覚情報を持つ会員を抽出するマッチング処理部と、前記マッチング処理部が抽出した会員の情報を出力する出力部と、を備えたものである。【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、マッチング情報出力装置及びマッチング情報出力システムに関する。
従来、独身の男女を会員とし、会員の希望条件に合った異性を紹介する、いわゆる結婚相談所等の事業者が存在している。このような事業者は、会員が予め登録した自己のプロフィールを参考として、会員の希望に合う(マッチング)異性を紹介するサービスを行っている。
マッチングの精度を向上させるために、登録されるプロフィール情報は、会員の特性を示す客観的なデータに基づくものであることが望ましい。特許文献1には、会員のクレジットカードの利用履歴を分析し、プロフィールにおける趣味や嗜好性の項目に客観性を持たせたマッチングシステムが開示されている。
また、プロフィール情報のどの項目を重要視してマッチングするかという観点も、マッチングの精度を向上させるためには重要である。上記した趣味や嗜好性は、周囲の環境などによって変化しやすい項目であるといえる。会員が登録した後、いろいろなタイミングでマッチングが行われることがあるため、重要視される項目は、趣味や嗜好性などの日常的に変化しやすい項目でなく、不変性の高い項目であることが望ましい。
本発明が解決しようとする課題は、会員同士のマッチングの精度を向上させることができるマッチング情報出力装置及びマッチング情報出力システムを提供することである。
実施形態のマッチング情報出力装置は、会員の購買データを取得する購買データ取得部と、前記購買データ取得部が取得した購買データに基づいて生成した味覚情報を会員毎に記憶した味覚情報記憶部と、前記味覚情報記憶部を参照して、マッチングを希望する会員と近似する味覚情報を持つ会員を抽出するマッチング処理部と、前記マッチング処理部が抽出した会員の情報を出力する出力部と、を備えたものである。
図1は、実施形態のマッチング出力システムを含むシステム全体の概略を示す図である。 図2は、実施形態のマッチング出力装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、実施形態のマッチング出力装置のメモリ部に記憶される各データベースの一例を示す図である。 図4は、実施形態のマッチング出力装置の制御部の機能を示すブロック図である。 図5は、実施形態のマッチング出力システムを含むシステム全体の動作を示すチャート図である。 図6は、実施形態のマッチング出力装置のレシートデータ分析処理を示すフローチャートである。 図7は、実施形態のマッチング出力装置のマッチング候補者抽出処理を示すフローチャートである。 図8は、実施形態のマッチング出力装置のイベント関連情報提案処理を示すフローチャートである。
以下、実施形態のマッチング情報出力システムについて、図面に基づいて説明する。図1は、実施形態に係るマッチング情報出力システムを含むシステム全体を示す図である。マッチング情報出力システム1は、マッチング情報出力装置2と、電子レシートサーバ3とを備えている。マッチング情報出力装置2と電子レシートサーバ3とはネットワークN1を介して接続されている。ネットワークN1は、VPN(Virtual Private Network)等の専用線である。マッチング情報出力装置2は、スマートフォンなどで構成される会員端末4とネットワークN2を介して接続されている。同様に、電子レシートサーバ3もネットワークN2を介して会員端末4と接続されている。ネットワークN2はインターネットなどの公衆回線網である。
電子レシートサーバ3は、ネットワークN3を介して複数の企業C1〜Cnと接続されている。本実施形態では、これら企業C1〜Cnはスーパーマーケットなどの流通業である。各企業C1〜Cnは、複数の店舗Sをそれぞれ有している。各店舗Sの購買データは、ネットワークN4を介して本部に吸い上げられる。ネットワークN3、N4はVPN等の専用線である。
マッチング情報出力装置2は、マッチングサービスを行う運営会社に設けられ、マッチングサービスを行うための情報を管理する管理サーバとして機能する。マッチングサービスを希望する利用者は、自己のスマートフォンなど(会員端末4)を用いてマッチング情報出力装置2と通信することで、マッチングサービスの会員登録の申し込みを行うことができる。また、当該利用者は、会員登録後はマッチングに関する情報(マッチング情報)の取得等を行うことができる。
電子レシートサーバ3は、マッチングサービス会員の購買データを記憶する購買データ記憶部を構成するもので電子レシートセンターに設けられる。電子レシートセンターは、企業C1〜Cn及びサービス運営会社と異なる第三者機関が管理しているが、サービス運営会社が管理するものであってもよい。電子レシートサーバ3は、店舗Sを運営する各企業C1〜Cnの購買データを一括に管理する。購買データは、1回の取引毎に区分されたレシートデータの集合体である。電子レシートサーバ3は、各企業C1〜Cnから送信されたレシートデータを、ネットワークN3を介して受信し管理する。より詳細には、レシートデータは、商品の取引内容(商品販売データ)の他、取引をした店舗の情報等、紙レシートに通常印字される情報を含み、さらには電子レシート会員ID等も含む。紙レシートに代えて電子レシートの受領を希望する利用者は、自己のスマートフォンなど(会員端末4)を用いて電子レシートサーバ3と通信することで、電子レシート会員の会員登録の申し込みを行うことができる。また、当該利用者は、会員登録後は電子レシートの閲覧が可能となる。
次に、図2に基づいて、マッチング情報出力装置2のハードウェア構成について説明する。マッチング情報出力装置2は、制御部10、メモリ部20、通信I/F(Interface)30、31を備える。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13とを備える。CPU11は、バスライン32を介して、ROM12と、RAM13と、メモリ部20と、通信I/F30、31に接続される。
メモリ部20は、不揮発性メモリ又はHDD(Hard Disk Drive)等であり、マッチング情報出力装置2が備える各種機能を発揮させるための制御プログラムが記憶される制御プログラム部21を備えている。また、メモリ部20は、会員DB部22、味覚情報DB部23、品目群DB部24、購入品目DB部25、会員属性DB部26、提供情報DB部27を備えている。提供情報DB部27は、店舗情報DB部28、イベント情報DB部29を備えている。ここで、味覚情報DB部23は味覚情報記憶部を、品目群DB部24は品目群記憶部を、会員属性DB部26は属性情報記憶部を、提供情報DB部27は提供情報記憶部を、それぞれ構成する。
通信I/F30は、制御部10が電子レシートサーバ3と通信するためのインタフェースである。通信I/F31は、会員端末4と通信するためのインタフェースである。
メモリ部20に記憶されるデータベースについて、図3を用いて説明する。会員DB部22には、男性会員データベース221と女性会員データベース222とが記憶されている。男性会員データベース221と女性会員データベース222とは同じ構成であり、会員を特定する識別情報である会員IDに関連付けて、電子レシート会員ID、氏名、年齢、身長/体重、居住地域、最終学歴等の情報が記憶されている。これら各情報は会員登録時に会員自らが登録するものである。
味覚情報DB部23には、男性味覚情報データベース231と女性味覚情報データベース232とが記憶されている。男性味覚情報データベース231と女性味覚情報データベース232とは同じ構成であり、会員IDに関連付けて、味覚の種類の比率が記憶されている。味覚の種類とは、辛味、甘味、塩味、苦味、酸味である。会員毎の味覚の種類の比率は以下のとおり決定される。
マッチング情報出力装置2は、会員が登録した際に当該会員の過去1年分のレシートデータを電子レシートサーバ3から取得する。その中から、後述する品目群データベースで区分される辛味群に属する商品を購入した取引が何回行われたかを算出する。同様の算出を、甘味、塩味、苦味、酸味それぞれについて行う。算出された取引回数の比率が味覚情報データベースに記憶される。例えば、年間300回の取引(年間300個のレシートデータ)があって、辛味群の属する商品を購入した取引が100回、甘味群の属する商品を購入した取引が100回、塩味群の属する商品を購入した取引が80回、苦味群の属する商品を購入した取引が80回、酸味群の属する商品を購入した取引が40回の場合は次の比率となる。各群の取引回数の合計が400回であるので、辛味:25%(100/400)、甘味:25%(100/400)、塩味:20%(80/400)、苦味:20%(80/400)、酸味:10%(40/400)となる。なお、各群の取引回数の合計が300回でなく400回であるのは、1回の取引で複数の商品を購入し、それら商品が異なる品目群に属する場合があるからである。なお、この比率算出は、定期的例えば半年に1回行われ、味覚情報データベースはその都度更新される。このように、味覚情報データベースに記憶される味覚情報とは、実際の取引実績に基づくものであって、当人の食生活情報に基づいて特定、類推される情報である。
品目群DB部24には、品目群データベース241が記憶されている。品目群データベース241は、全ての商品を味覚の種類に分類したものであって、外部からの情報によって逐次更新される。品目群データベース241は、上述のように各味覚情報データベース231、232のデータを更新する際に利用される。
購入品目DB部25には、男性購入品目データベース251と女性購入品目データベース252とが記憶されている。男性購入品目データベース251と女性購入品目データベース252とは同じ構成であり、会員IDに関連付けて、味覚の種類毎に品目が記憶されている。記憶される品目は、マッチング情報出力装置2が取得した購買データの中で、各会員が味覚の種類毎に最も購入した頻度の高い商品である。
会員属性DB部26には、男性会員属性データベース261と女性会員属性データベース262とが記憶されている。男性会員属性データベース261と女性会員属性データベース262とは同じ構成であり、会員IDに関連付けて、好みの食ジャンル、趣味、酒類等の情報が記憶されている。これら属性情報は、会員登録時に会員自らが登録するものであり、当人が認識している、あるいは当人が無意識に思い込んでいる自身の属性ということができる。
提供情報DB部27には、イベント関連情報が記憶されている。具体的には、店舗情報DB部28に店舗情報データベース281、イベント情報DB部29にイベント情報データベース291がそれぞれ記憶されている。店舗情報データベース281は、飲食店からの情報に基づいて更新されるもので、店舗を特定する店舗IDに関連付けて、店舗名、地域とともに、属性情報である食ジャンル、おすすめ情報等も記憶されている。イベント情報データベース272は、イベント管理会社等からの情報に基づいて更新されるもので、イベント名、場所、日時とともに、属性情報である趣味のジャンルがそれぞれ関連付けて記憶されている。
続いて、制御部10の機能構成について、図4を参照して説明する。制御部10は、CPU11がROM12やメモリ部20に記憶された制御プログラムにしたがって動作することで、レシートデータ取得部101、味覚情報処理部102、更新部103、マッチング処理部104、情報取得部105、選定部106、受付部107、出力部108として機能する。
レシートデータ取得部101は、会員登録があった場合、あるいは定期的に電子レシートサーバ3に購買データを要求し、電子レシートサーバ3から購買データである複数のレシートデータを取得する。味覚情報処理部102は、レシートデータ取得部101が取得したレシートデータを分析して味覚情報を生成する。更新部103は、味覚情報処理部102が生成した味覚情報に基づいて、男性味覚情報データベース231を更新する。更新部103は、他にも各種データベースを更新するが、これについては後述する。
マッチング処理部104は、会員からマッチング要求があった場合に各種データベースを参照して当該会員に適すると判断される異性の会員を抽出する。情報取得部105は、飲食店やイベント管理会社などから情報を取得する。取得した情報に基づいて、更新部103は、店舗情報データベース281、イベント情報データベース291を更新する。選定部106は、会員同士のマッチングが成立した場合に、男性会員属性データベース261を参酌して店舗情報データベース281やイベント情報データベース291から、推奨する店舗やイベントなどのイベント関連情報を選定する。選定したイベント関連情報は、デートプランの参考情報としてマッチングした会員に対して提供される。
受付部107は、会員端末4から会員登録やマッチング要求を受け付ける。受付部107は、会員申し込み(会員登録申請)時に、希望者から必要事項の登録を受け付ける。ここで登録された情報に基づいて、更新部103は、男性会員データベース221、女性会員データベース222、男性会員属性データベース261、女性会員属性データベース262を更新する。出力部108は、マッチング処理部104が抽出した会員の情報や選定部106が選定したイベント関連情報等を会員端末4に対して出力する。
次に、マッチング情報出力システム1全体の流れについて、図5のシーケンスチャートを用いて説明する。なお、図5でマッチング情報出力装置2が行う処理である、レシートデータ分析処理、マッチング対象者抽出処理、イベント関連情報提案処理の詳細については後述する。
最初に会員登録について説明する。マッチングサービスの会員登録の申し込みは、会員端末4を通じて行われる。会員端末4から、申し込みとともに必要な登録情報がマッチング情報出力装置2に送信される。必要な登録情報とは、会員DB部22や会員属性DB部26に記憶される情報である。受付部107は登録情報を受け付ける。以下、申し込み者が男性であるとして説明する。更新部103は、受け付けた登録情報に基づいて、男性会員データベース221、男性会員属性データベース261を更新する。すなわち、これらデータベースに申込者の情報が新規に登録される。
マッチング情報出力装置2は、電子レシートサーバ3に対して申込者の電子レシート会員IDを送信して、申込者の購買データを要求する。電子レシート会員IDは、マッチングサービスを申し込む際に必要な登録情報となっている。電子レシートサーバ3は、購買データの要求を受けて、受信した電子レシート会員IDで特定される会員の過去1年分のレシートデータをマッチング情報出力装置2に送信する。マッチング情報出力装置2では、レシートデータ取得部101がこれらレシートデータを取得し、味覚情報処理部102がレシートデータ分析処理を行う。レシートデータ分析処理の詳細は後述するが、味覚情報処理部102は、男性味覚情報データベース231に示されるように、味覚の種類についての比率を算出する。併せて、味覚情報処理部102は、レシートデータ取得部101が取得した全てのレシートデータの中で、味覚の種類毎に最も購入した頻度の高い商品を抽出する。
レシートデータ分析処理が終了すると、更新部103は、レシート分析処理の結果に基づいて、男性味覚情報データベース231と男性購入品目データベース251とを更新する。これにより、会員登録の処理が完了するので、出力部108は、会員端末4に対して会員登録完了通知を送信する。
次に、提供情報DB部27の更新処理について説明する。マッチング情報出力装置2の情報取得部105は、随時、飲食店やイベント管理会社等から情報を受け付ける。受け付ける情報は、図3の店舗情報データベース281とイベント情報データベース291に記載されている内容である。情報取得部105が店舗やイベントの情報を受け付けると、更新部103は、店舗情報データベース281やイベント情報データベース291を更新する。
会員からマッチング要求があった場合の処理について説明する。ここでは、マッチング要求を行ったマッチング希望者が男性であるとして説明する。会員端末4からマッチング要求があると、マッチング処理部104は、マッチング対象候補者抽出処理を行う。この処理についての詳細は後述するが、男性味覚情報データベース231、女性味覚情報データベース232、男性購入品目データベース251、女性購入品目データベース242を参照して、マッチング希望者と近似する味覚を持った女性を抽出してマッチング候補者とする。続いて、出力部108は、マッチング候補者の会員情報をマッチング希望者の会員端末4に送信する。
マッチング候補者の会員情報を受信したマッチング希望者は、マッチング候補者の中から選んだマッチング対象者の会員IDを受付部107に送信する。受付部107がマッチング対象者の会員IDを受け付けると、選定部106は、イベント関連情報提案処理を行う。この処理についての詳細は後述するが、男性味覚情報データベース231、女性味覚情報データベース232、男性会員属性データベース261、女性会員属性データベース262を参照して、店舗情報データベース281やイベント情報データベース291から、飲食店情報やイベント情報などのイベント関連情報を抽出する。出力部108は、抽出されたイベント関連情報を会員端末4に送信する。以上がマッチング情報出力システム1の全体の処理の流れである。
図6は、上述した会員登録時のレシートデータ分析処理を示すフローチャートである。制御部10は、レシートデータ取得部101が電子レシートサーバ3から過去1年分のレシートデータを取得したか否かを判断する(S11)。レシートデータを取得した場合、味覚情報処理部102は、全レシートデータから食品取引のあるレシートデータの抽出を行い(S12)、レシートデータを取得していない場合は待機する。S12において、味覚情報処理部102は、品目群データベース241に記憶されている品目が含まれる取引のレシートデータを、食品取引のあるレシートデータとして抽出する。
次に、味覚情報処理部102は、各品目群の取引回数比率を算出する(S13)。この算出は、品目群データベース241で区分される辛味群に属する商品を購入した取引が何回行われたか、同様に、甘味群、塩味群、苦味群、酸味群それぞれに属する商品を購入した取引が何回行われたかを抽出のうえ、それぞれの比率を出すことでなされる。また、味覚情報処理部102は、各品目群で最多取引回数の品目を抽出する(S14)。これにより、男性会員のレシートデータを取得した場合には、男性味覚情報データベース231、男性購入品目データベース251を更新するためのレシート分析処理が完了する。
図7は、マッチング候補者抽出処理を示すフローチャートである。制御部10は、受付部107が会員端末4からマッチング要求を受け付けたか否か判断する(S21)。マッチング要求を受け付けた場合、マッチング処理部104は、味覚情報が近似する一次候補者の抽出を行い(S22)、マッチング要求を受け付けていない場合は待機する。S22の処理について、図3を参照して詳細に説明する。例えば、マッチング希望者の会員IDがM10000とする。この場合、マッチング希望者は男性であるので、マッチング処理部104は、女性味覚情報データベース232から一次候補者を抽出する。男性味覚情報データベース231からわかるように、マッチング希望者である会員IDがM10000の男性は、辛味30%、甘味20%、塩味10%、苦味15%、酸味25%の比率となっている。全ての味覚の種類で、これと同じ比率あるいは類似する比率(これらを総称して、近似する比率という)を女性味覚情報データベース232から抽出する。本実施形態では、比率が類似する範囲は各比率の数値に対してプラスマイナス5%に設定している。したがって、辛味の近似する範囲は、28.5%〜31.5%となる。図3の女性味覚情報データベース232の例では、会員IDが、W10001、W10438、W15351の会員が一次候補者として抽出される。
図7に戻ると、マッチング処理部104は、S22で一次候補者を抽出した後、一次候補者の中から、購入頻度が高い品目が一致する最終候補者を抽出する(S23)。S23の処理について、図3を参照して詳細に説明する。上記の例で要求者M10000について、男性購入品目データベース251を参照すると、各味覚の種類で購入頻度が最も高い品目は、辛味:カレー、甘味:チョコレート、塩味:ナッツ、苦味:コーヒー、酸味:梅干しとなっている。S22で抽出された一次候補者について、女性購入品目データベース252を参照すると、各味覚の種類で購入頻度が最も高い品目が要求者と同一であるのは、W10001である。したがって、W10001が最終候補者として抽出される。なお、この例では最終候補者は1名であったが、複数人いる場合は、5人以下であれば最終候補者として抽出される。6人以上いる場合には、何らかの条件、例えばマッチング希望者と年齢が近い順に5人を抽出する。
図8は、イベント関連情報提案処理を示すフローチャートである。この処理は、マッチングが成立した場合に、マッチング希望者に対して、デートプランの参考となるような店舗情報やイベント情報を会員に提供するための処理である。制御部10は、最終候補者の会員情報を受信したマッチング希望者から、マッチング対象者の回答があるか否かを判断する(S31)。マッチング対象者の回答を受け付けた場合、マッチングが成立したものとして、選定部106は、マッチングした2人の属性を抽出し(S32)、マッチング対象者の回答を受け付けない場合は待機する。S32の処理について、図3を参照して詳細に説明する。上記の例では、マッチングした会員IDがM10000の男性とW10001の女性との属性情報を抽出する。男性会員属性データベース261から、食ジャンル:和食、趣味:旅行、酒類:ビールが抽出される。一方、女性会員属性データベース262から、食ジャンル:中華、趣味:ショッピング、酒類:ビールが抽出される。
図8に戻ると、その後、選定部106は、マッチングした2人と味覚情報が近似する会員を抽出する(S33)。これは男女問わずに抽出する。上記の例では、図3の男性味覚情報データベース231を参照して、M10385、M11020が抽出される。一方、女性味覚情報データベース232を参照して、一次候補者となったW10438、W15351が抽出される。
図8のフローチャートでは、S33に続いて、マッチングした2人と抽出した会員の属性とを比較して一致しない属性を抽出し(S34)、その後、一致しない属性に関するイベント関連情報を抽出する(S35)。図3を参照して具体例で説明すると、上記の例では、まずS34の処理として次のように処理される。マッチングした2人の属性情報は、食ジャンル:和食、中華、趣味:旅行、ショッピング、酒類:ビールである。S33で抽出された会員である、M10385、M11020、W10438、W15351の属性情報でマッチングした2人と異なる属性情報は、食ジャンル:洋食、趣味:スポーツ、映画、酒類:日本酒、ワインとなる。(図3のA参照)
続いて、S35の処理がなされ、上記の例では、選定部106は、S34で抽出された洋食、ワイン、日本酒に関連する店舗として、店舗情報データベース281から店舗IDが101のレストランを抽出する。また、選定部106は、S34で抽出されたスポーツに関連するイベントとして、イベント情報データベース291からナイターを抽出する。この選定部106による選定によれば、味覚の特徴が同じ人が好む飲食店で、マッチングした2人が日常的には行かないような店舗等を選定できる。これにより、マッチングした2人に対して新たな提案をすることができる。
以上説明したように本実施形態のマッチング情報出力装置2によれば、購買データに裏付けされた客観的な情報であり、かつ、不変性の高い味覚情報を基にマッチングを行うため、マッチングの精度を向上させることができる。しかも、本実施形態のマッチング情報出力装置2は、マッチング希望者に対して、味覚の種類に関する嗜好の比率が近似し、かつ、味覚の種類毎に最も購買頻度の高い商品が一致する会員を抽出するので、味覚に関する嗜好が極めて近い相手を紹介することができる。このため、マッチング精度をより向上させることができる。さらに、本実施形態のマッチング情報出力装置2は、マッチングした会員に対して、他の属性も参考として飲食店やイベントなどのイベント関連情報を出力するので、有益な情報を提供することができる。
本実施形態のマッチング出力装置においては、マッチング希望者と味覚が近似する会員を抽出するにあたって、味覚の種類に関する嗜好の比率を用いたが、これに限らない。例えば、味覚の種類に関する嗜好の順位を用いることも可能である。また、本実施形態のマッチング出力装置においては、味覚の種類に関する嗜好の比率として、味覚の各種類に属する商品が取引された回数の比率を用いたが、これに限らない。例えば、味覚の各種類に属する商品の取引個数、取引金額を用いることも可能である。また、マッチング情報出力装置2が取得する購買データとしてレシートデータを活用したが、取引毎に区分されていない購買データを活用してもよい。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 マッチング情報出力システム
2 マッチング情報出力装置
3 電子レシートサーバ(購買データ記憶部)
23 味覚情報DB部(味覚情報記憶部)
24 品目群DB部(品目群記憶部)
27 提供情報DB部(提供情報記憶部)
101 レシートデータ取得部(購買データ取得部)
102 味覚情報処理部
104 マッチング処理部
106 選定部
107 受付部
108 出力部
特許第6242457号公報

Claims (5)

  1. 会員の購買データを取得する購買データ取得部と、
    前記購買データ取得部が取得した購買データに基づいて生成した味覚情報を、会員毎に記憶した味覚情報記憶部と、
    前記味覚情報記憶部を参照して、マッチングを希望する会員と近似する味覚情報を持つ会員を抽出するマッチング処理部と、
    前記マッチング処理部が抽出した会員の情報を出力する出力部と、
    を備えたことを特徴とするマッチング情報出力装置。
  2. 前記取得した購買データを味覚の種類に分類して味覚情報を生成する味覚情報処理部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のマッチング情報出力装置。
  3. 味覚の種類毎に商品を分類して記憶した品目群記憶部をさらに備えるとともに、
    前記購買データは、取引毎の購買情報を示すレシートデータの集合体であり、
    前記味覚情報処理部は、前記品目群記憶部を参照して1取引に含まれる商品が属する味覚の種類を抽出するとともに、味覚の種類について取引回数に応じた比率を示す味覚情報を生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載のマッチング情報出力装置。
  4. 会員の属性情報を会員毎に記憶した属性情報記憶部と、外部から提供されたイベント関連情報を前記属性情報に関連付けて記憶する提供情報記憶部と、マッチングした会員の属性に基づいて前記提供情報記憶部からイベント関連情報を選定する選定部と、をさらに備え、
    前記出力部は、選定されたイベント関連情報を出力する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のマッチング情報出力装置。
  5. 会員の購買データを記憶する購買データ記憶部と、
    前記購買データ記憶部から会員の購買データを取得する購買データ取得部と、
    前記購買データ取得部が取得した購買データに基づいて生成した味覚情報を、会員毎に記憶した味覚情報記憶部と、
    前記味覚情報記憶部を参照して、マッチングを希望する会員と近似する味覚情報を持つ会員を抽出するマッチング処理部と、
    前記マッチング処理部が抽出した会員の情報を出力する出力部と、
    を備えたことを特徴とするマッチング情報出力システム。
JP2019159554A 2019-09-02 2019-09-02 マッチング情報出力装置及びマッチング情報出力システム Pending JP2021039487A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019159554A JP2021039487A (ja) 2019-09-02 2019-09-02 マッチング情報出力装置及びマッチング情報出力システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019159554A JP2021039487A (ja) 2019-09-02 2019-09-02 マッチング情報出力装置及びマッチング情報出力システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021039487A true JP2021039487A (ja) 2021-03-11

Family

ID=74847068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019159554A Pending JP2021039487A (ja) 2019-09-02 2019-09-02 マッチング情報出力装置及びマッチング情報出力システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021039487A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005091214A1 (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Denso It Laboratory, Inc. 車両用情報処理システム、車両用情報処理方法およびプログラム
JP2012203849A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Gourmet Navigator Inc サーバ装置
JP2015170252A (ja) * 2014-03-10 2015-09-28 ビッグローブ株式会社 検索装置、通信システム、検索方法およびプログラム
JP6158462B1 (ja) * 2016-04-13 2017-07-05 楽天株式会社 マッチング装置、マッチング方法、プログラム、ならびに、非一時的なコンピュータ読取可能な情報記録媒体
JP2018018553A (ja) * 2013-05-20 2018-02-01 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 情報提供方法、情報提供装置
JP2018206436A (ja) * 2018-09-20 2018-12-27 東芝テック株式会社 プログラム及び制御方法
JP2019079477A (ja) * 2017-10-23 2019-05-23 靖典 奥野 恋愛対象マッチングシステム、恋愛対象マッチング方法及び恋愛対象マッチングプログラム
JP2019095832A (ja) * 2017-11-17 2019-06-20 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005091214A1 (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Denso It Laboratory, Inc. 車両用情報処理システム、車両用情報処理方法およびプログラム
JP2012203849A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Gourmet Navigator Inc サーバ装置
JP2018018553A (ja) * 2013-05-20 2018-02-01 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 情報提供方法、情報提供装置
JP2015170252A (ja) * 2014-03-10 2015-09-28 ビッグローブ株式会社 検索装置、通信システム、検索方法およびプログラム
JP6158462B1 (ja) * 2016-04-13 2017-07-05 楽天株式会社 マッチング装置、マッチング方法、プログラム、ならびに、非一時的なコンピュータ読取可能な情報記録媒体
JP2019079477A (ja) * 2017-10-23 2019-05-23 靖典 奥野 恋愛対象マッチングシステム、恋愛対象マッチング方法及び恋愛対象マッチングプログラム
JP2019095832A (ja) * 2017-11-17 2019-06-20 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2018206436A (ja) * 2018-09-20 2018-12-27 東芝テック株式会社 プログラム及び制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11847684B2 (en) Systems and method for tracking consumer tasting preferences
Kirby-Hawkins et al. An investigation into the geography of corporate e-commerce sales in the UK grocery market
Zhang et al. Positive and negative word of mouth about restaurants: Exploring the asymmetric impact of the performance of attributes
CN103246980B (zh) 信息输出方法及服务器
Levitt et al. Examining factors influencing food tourist intentions to consume local cuisine
Malone et al. If you brew it, who will come? Market segments in the US beer market
KR100889230B1 (ko) 쇼핑몰 상품 검색 서비스 시스템 및 방법
US20170024783A1 (en) Methods and systems for ranking merchants
US8676628B2 (en) Method and system for determining effectiveness of marketing
US20210272138A1 (en) Method and apparatus for data processing
JP2016053784A (ja) 情報推薦プログラム及び情報処理装置
Lockshin et al. What influences five-star Beijing restaurants in making wine lists?
TWM543416U (zh) 智能產品行銷系統
KR20190124984A (ko) 음식점 평가 정보의 처리를 통한 기업용 정보제공 장치 및 방법
WO2021065289A1 (ja) 店舗支援システム、店舗支援方法及びプログラム
JP2021039487A (ja) マッチング情報出力装置及びマッチング情報出力システム
JP2001229268A (ja) オンラインショッピングシステム及び商品提案方法
Adams et al. Does organisational form drive competition? Evidence from coffee retailing
JP6748769B1 (ja) 顧客推定装置及び顧客推定方法
Ramly et al. Factors influencing customers patronizing mamak restaurants–a survey in Shah Alam
Goldfarb et al. The effect of social interaction on economic transactions: An embarrassment of niches
Adjemian et al. Alcohol consumption and food-at-home dietary quality in the United States
KR20190004424A (ko) 시간 판매를 기반으로 한 사회적 네트워크 서비스 제공 시스템
Joubert Measuring the brand loyalty of customers towards online booking platforms
US20240232941A1 (en) System and method for post transaction seasonal item recommendations

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231128

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20240521