JP2021039001A - 車両積載重量検出方法および車両積載重量検出装置 - Google Patents

車両積載重量検出方法および車両積載重量検出装置 Download PDF

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圭希 中村
Keiki Nakamura
圭希 中村
敏雪 平松
Toshiyuki Hiramatsu
敏雪 平松
健司 ▲高▼田
健司 ▲高▼田
Kenji Takada
巧樹 嶺岸
Koki Minegishi
巧樹 嶺岸
昌明 縄野
Masaaki Nawano
昌明 縄野
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Abstract

【課題】安価に車両の積載重量を検出可能な車両積載重量検出方法を提供する。【解決手段】車両MBの積載物によるばね下に対する車体BDの縦変位を検出する車体変位センサ(フロント側レベライザセンサ11とリア側レベライザセンサ12)と、両レベライザセンサ11、12の検出データを入力する積載重量算出コントローラ20とを用いる車両積載重量検出方法であって、積載重量算出コントローラ20は、検出データに基づく車体BDの前部の変位と後部の変位との比である前後角度変位比LRと(S105)と、予め入力された前後角度変位比LRと車両MBの積載重量LWとの相関性に基づいて、車両MBの積載重量LWを算出する(S107)車両積載重量検出方法とした。【選択図】図7

Description

本開示は、車両積載重量検出方法および車両積載重量検出装置に関する。
従来、車両の乗車人数に応じ、車両用前照灯の光軸を調整する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術は、車両の各座席に圧力センサが設けられ、この圧力センサの検出に基づいて、乗員の着座位置と、積載重量に相当する着座人数を判定し、この判定結果に基づいて、左右の車両用前照灯の光軸を調整するようにしている。
特開2014−113850号公報
上記の従来技術では、乗員の着座位置や着座人数は把握することができるものの、各座席に圧力センサが必要であり、その分、コスト増を招く。
本開示は、上記問題に着目して成されたもので、安価に車両の積載重量を検出可能な車両積載重量検出方法および車両積載重量検出装置の提供を目的とする。
本開示の車両積載重量検出方法は、自車両の積載物によるばね下に対する車体の縦変位を検出する車体変位センサと、前記車体変位センサの検出データを入力するコントローラと、を用いた車両積載重量検出方法である。そして、前記コントローラは、前記検出データに基づく前記車体の前部の変位と後部の変位の比である前後変位比と、予め入力された前記前後変位比と前記自車両の積載重量との相関性とに基づいて前記自車両の積載重量を算出する。
また、本開示の車両積載重量検出装置は、自車両の積載物によるばね下に対する車体の縦変位を検出する車体変位センサと、前記車体変位センサの検出データを入力するコントローラと、を備えた車両積載重量検出装置である。そして、前記コントローラは、前記検出データに基づいて、前記車体の前部の変位と後部の変位の比である前後変位比を算出する前後変位比算出部を備える。さらに、前記コントローラは、予め入力された前記前後変位比と前記自車両の積載重量との相関性に基づいて、求めた前記前後変位比から前記自車両の積載重量を算出する積載重量算出部を備える。
本開示の車両積載重量検出方法および車両積載重量検出装置は、安価に車両の積載重量を検出可能である。
実施の形態1の車両積載重量検出方法を実行する車両積載重量検出装置Aを示すブロック図である。 実施の形態1の車両積載重量検出装置Aを搭載した自車両における乗車人数および着座パターンとリア側レベライザセンサの傾斜角度との関係を示す図である。 実施の形態1の車両積載重量検出装置Aを搭載した自車両における乗車人数および着座パターンと前後角度変位比LRを示す。 実施の形態1の車両積載重量検出装置Aを搭載した自車両の平坦路における乗車人数と前後角度変位比LRとの関係を示す特性図である。 実施の形態1の車両積載重量検出装置Aを搭載した自車両の上り坂における乗車人数と前後角度変位比LRとの関係を示す特性図である。 実施の形態1の車両積載重量検出装置Aを搭載した自車両の下り坂における乗車人数と前後角度変位比LRとの関係を示す特性図である。 実施の形態1の車両積載重量検出装置Aを搭載した自車両の平坦路、上り坂、下り坂における乗車人数と前後角度変位比LRとの関係式を示す図である。 実施の形態1の車両積載重量検出装置Aを搭載した自車両の停車時における前後方向加速度センサが検出する前後方向加速度と路面傾斜角度との関係式を示す図である。 実施の形態1の車両積載重量検出装置Aの積載重量算出時の処理の流れを示すフローチャートである。 車両積載重量に対する走行制御ユニットおよび自動運転制御ユニットの乗車人数および路面傾斜状態に対する制御モードの特性図である。 実施の形態1の車両積載重量検出装置Aを搭載した自車両の平坦路における乗車人数の違いによる車体の傾斜状態の違いの説明図である。 実施の形態1の車両積載重量検出装置Aを搭載した自車両の上り坂における乗車人数の違いによる車体の傾斜状態の違いの説明図である。 実施の形態1の車両積載重量検出装置Aによる作用の説明図である。
以下、本開示による車両積載重量検出方法および車両積載重量検出装置を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1の車両積載重量検出方法を実行する車両積載重量検出装置Aを備えた車両制御装置について説明する。
ここで、まず、車両積載重量検出装置A(図1参照)が搭載された車両(自車両)MBについて簡単に説明する。この車両MBは、図9A、図9Bに示すように、いわゆるワンボックスカーと称されるもので、車体BDの前後方向に3列のシート(不図示)が設けられ、大人8人が乗車可能なものである。したがって、車両積載重量検出装置Aが検出する車両MBの積載重量LWは、基本的には、乗車した人と荷物による重量である。
(車両積載重量検出装置の構成)
以下に、実施の形態1の車両積載重量検出装置Aの構成について説明する。
実施の形態1の車両積載重量検出装置Aは、図1に示すように、センサ群10と、積載重量算出コントローラ20とを備える。また、車両積載重量検出装置Aの出力対象には制御ユニット群30が含まれる。
センサ群10は、フロント側レベライザセンサ11と、リア側レベライザセンサ12と、前後方向加速度センサ13と、ドア開閉検出スイッチ14と、停車センサ15とを備える。
フロント側レベライザセンサ11は、後述する照明制御ユニット35による前照灯の光軸調整のために設けられ、車体BDの前部の縦変位(上下方向の変位)を検出する既存のセンサである。このフロント側レベライザセンサ11は、周知のように、前輪FW(図9A参照)のサスペンションのばね下側の部材と、車体BD(図9A参照)との間に設けられ、ばね下と車体BDとの縦変位に同調して回転角度を変化させる検出部材を備える。そして、フロント側レベライザセンサ11は、前輪FWのばね下側と車体BDの前部の縦変位に同調する検出部材の傾斜角度θFを、駆動電圧Vとして検出する。なお、本実施の形態1で用いたフロント側レベライザセンサ11は、車体BDが沈み込むと検出部材の傾斜角度θFが小さくなり、駆動電圧Vの値が小さくなるものを用いている。
リア側レベライザセンサ12は、フロント側レベライザセンサ11と同様のセンサであり、後輪RW(図9A参照)のサスペンションのばね下側の部材と車体BDとの間に設置されている。したがって、リア側レベライザセンサ12は、後輪RWのばね下に対する車体BDの後部の縦変位を、検出部材の傾斜角度θRとして検出する。また、リア側レベライザセンサ12にあっても、傾斜角度θRは駆動電圧Vとして検出される。
なお、両レベライザセンサ11、12は、ワンボックスカーのような車両MBでは、装着率が極めて高い(例えば、90%程度)センサである。
前後方向加速度センサ13は、周知のABS制御装置(不図示)に設けられて車両MBにおいて前後方向に作用する加速度を検出するために設けられた既存のセンサである。なお、積載重量算出コントローラ20では、不図示の車載のCAN(Controller Area Network)から前後方向加速度Gを示す信号を受け取る。
ドア開閉検出スイッチ14は、車体BDのドアDr(図9A参照)の開閉に連動して開成、閉成されるスイッチであり、この検出信号は、照明制御ユニット35や走行制御ユニット31の制御に用いられる既存のセンサである。
停車センサ15は、自車両が、乗員が乗降可能な停車状態であることを検出するもので、例えば、車速センサを用い車速が0km/hの停車状態か否かを検出する。また、この停車状態は、車速センサに加え、シフト位置センサ、イグニッションスイッチ、ブレーキスイッチなどと組み合わせて検出してもよい。
積載重量算出コントローラ20は、車載のマイクロコンピュータの一部で構成され、前部変位算出部21と、後部変位算出部22と、前後変位比算出部23と、積載重量算出部24とを備える。
まず、簡単に、各部21〜24について説明する。
前部変位算出部21は、乗員の乗車前後のフロント側レベライザセンサ11が検出する傾斜角度θFの変位に基づいて、前部角度変位dθFを算出する。後部変位算出部22は、乗員の乗車前後のリア側レベライザセンサ12が検出する傾斜角度θRの変位に基づいて、後部角度変位dθRを算出する。なお、実際には、各角度変位dθF、dθRは、実際には各レベライザセンサ11、12のそれぞれの初期値(無積載状態の駆動電圧V)からの駆動電圧Vの変化量として求める。
前後変位比算出部23は、前部角度変位dθFと、後部角度変位dθRとの比である前後角度変位比LRを算出する。本実施の形態では、各角度変位dθF、dθRは、それぞれ、駆動電圧Vとして求めるため、前後角度変位比LRは、フロント側レベライザセンサ11の駆動電圧Vの変位と、リア側レベライザセンサ12の駆動電圧Vの変位との比として算出する。つまり、両レベライザセンサ11、12は、共通のものを用いているため、ばね下に対する車体BDの変位に応じた出力の程度(スケール)が共通しており、前後変位比を、単に両センサ11、12の駆動電圧Vの変位比とすることができる。この場合、例えば、フロント側レベライザセンサ11の駆動電圧Vの変位に対するリア側レベライザセンサ12の駆動電圧Vの変位の割合として求める。
積載重量算出部は、前後角度変位比LRから積載重量LWを算出する。この積載重量LWの詳細については後述する。さらに、積載重量算出部は、積載重量LWを乗車人数Pnに換算し、この乗車人数Pnを、制御ユニット群30に出力する。
制御ユニット群30には、走行制御ユニット31、表示制御ユニット32、エアコン制御ユニット33、自動運転制御ユニット34、照明制御ユニット35が含まれる。なお、各制御ユニット31〜35の乗車人数Pnに応じた制御内容については後述する。
(前後角度変位比と積載重量との関係性)
以下に、前後角度変位比LRと積載重量LWとの関係性について説明する。
ここで、まず、各レベライザセンサ11、12が検出する傾斜角度θF、θRと、積載重量LWとしての乗車人数Pnおよび着座位置の違い(以下、着座パターンという)との関係について説明する。なお、着座パターンとは、乗員が、車両MBの8席のうちの着座可能なパターンであり、例えば、2名乗車の場合は、運転者以外の乗員は、7通りの着座位置をとり得るもので、つまり、7通りの着座パターンが存在する。
図2は、乗車人数Pnごとに着座可能な全ての着座パターンで、検出した傾斜角度(例えば、傾斜角度θR(=駆動電圧V))との関係を示す傾斜角度特性図である。この図2に示すように、傾斜角度θRは、異なる乗車人数Pnにも係わらず同じ値になったり、逆に、同じ乗車人数Pnであっても、着座位置の違いにより異なる値となったりしている。したがって、傾斜角度θR(車高)と乗車人数Pnとには関連性を見出すことができなかった。
一方、本願発明者達は、前後角度変位比LRと積載重量LW(乗車人数Pn)とが相関性を有することを見出した。図3は、前後角度変位比LRと積載重量LWとしての乗車人数Pnおよび着座パターンとの関係を示す前後角度比特性図である。この図3に示すように、前後角度変位比LRと、乗車人数Pn(積載重量LW)とは、相関性を有することが分かる。つまり、着座パターンが異なっていても、乗車人数Pn(積載重量LW)が共通していれば、前後角度変位比LRが、ある幅の範囲内の値に収まっている。なお、この図3では、乗員の一人当たりの重量は、予め設定した所定の重量(例えば、60kg)としている。したがって、前後角度変位比LRは、積載重量LWと乗車人数Pnとのいずれにも相関性を有するといえる。
図4Aは、平坦路における乗車人数Pn(積載重量LW)と前後角度変位比LRとの関係を示す図である。この図4Aに示すように、前後角度変位比LRは、乗車人数Pn(積載重量LW)によっては、隣り合う乗車人数Pnの値とラップする領域を若干有するが、複数の異なる乗車人数Pnの値に跨ることはない。
したがって、図4Aに示す前後角度変位比LRと積載重量LWとの関係は、略比例関係にあり、図5に示す一次関数Le1で表すことができる。
ところで、図4Aは、平坦路における乗車人数Pn(積載重量LW)に対する前後角度変位比LRの特性を示している。そこで、本願発明者達は、路面が傾斜している場合の、乗車人数Pn(積載重量LW)に対する前後角度変位比LRの特性を検証した。
図4Bは、上り坂(+10°程度の傾斜)における乗車人数Pn(積載重量LW)に対する前後角度変位比LRの特性を示し、図4Cは、下り坂(−10°程度の傾斜)における乗車人数Pn(積載重量LW)に対する前後角度変位比LRの特性を示す。なお、上り坂は、車両MBの前方に向かって上る傾斜の路面であり、下り坂は、車両MBの前方に向かって下る傾斜の路面である。
図4Bに示す上り坂の場合は、図4Aに示す平坦路と同様に、多少のラップ代を有するものの、乗車人数Pn(積載重量LW)と前後角度変位比LRとは一定の関係性が得られた。そして、上り坂における前後角度変位比LRと積載重量LWとの関係は、図5に示す一次関数Le2に近似する。
また、図4Cに示す下り坂の場合は、4〜6名乗車の領域では、前後角度変位比LRの値のラップ代が大きくなっているものの、一定の関係性を得ることができた。そこで、図5に示すように、下り坂における前後角度変位比LRと積載重量LWとの関係は、一次関数Le3に近似する。
図5は上り坂、平坦路、下り坂における積載重量LWに対する前後角度変位比LRの特性を示す一次関数Le1、Le2、Le3を並べて示している。この図5に示すように、上り坂および下り坂に対応する一次関数Le2、Le3は、平坦路に対応する一次関数Le1と比較して、切片の値が異なるものの、その傾きはそれぞれ略等しい。すなわち、路面が平坦であるか、傾斜しているかにかかわらず、前後角度変位比LRと積載重量LWとは一定の比例関係にあり、路面傾斜角度θに応じて全体的にシフトし、その切片の値が変化する関係性を有する。具体的には、上り坂の場合は、切片の値が大きくなり、前後角度変位比LRに対する積載重量LWの値が軽くなる側にシフトする。一方、下り坂の場合は、切片の値が小さくなり、前後角度変位比LRに対する積載重量LWの値が重くなる側にシフトする。
そこで、本願発明者たちは、積載重量LW=Xを、角度変位比Yおよび路面傾斜角度θから求める下記の式(1)の関係式(以下、積載重量関係式という)を導き出した。
X={{Y−(y+bθ)}/a}*W ・・・(1)
なお、aは車重検知傾き(一次関数Le1の傾き)である。また、y+bθは、切片の値であって、yは車重検知基準平坦切片、つまり平坦路の一次関数Le1の切片の値である。また、bは車重検知1°あたりの上り下り切片である。ここで、θは路面の傾斜角度であり、平坦路はθ=0である。また、上りはθ>0=c、b=c/10とし、下りはθ<0=d、b=−d/10とする。Wは1名当たりの重量(ここでは60kgとする)である。この積載重量関係式は、フロント側レベライザセンサ11の角度変位に対するリア側レベライザセンサ12の角度変位の比が大きくなるほど角度変位比Yが大きくなり、かつ、積載重量LWが大きくなる式となっている。
ここで、路面傾斜角度θは、本実施の形態1では、前後方向加速度センサ13が検出する前後方向加速度Gにより求める。図6は、前後方向加速度センサ13が検出する前後方向加速度Gと、路面傾斜角度θとの関係を示す図である。このように、前後方向加速度Gと、路面傾斜角度θとは、一定の関係性を有するため、車両MBの停車時における前後方向加速度センサ13が検出する前後方向加速度Gから、路面傾斜角度θを求めることができる。
下記の式(2)は、前後方向加速度センサ13が検出する前後方向加速度Gから路面傾斜角度θを求める関係式である。
θ=(α−β)/z ・・・・(2)
なお、αは前後方向加速度G、βは傾斜角度推定切片、zは図6の前後方向加速度Gと路面傾斜角度θとの関係を示す直線の傾きである。
(積載重量算出コントローラによる処理の流れ)
次に、車両積載重量検出装置Aの積載重量算出コントローラ20が車両MBの積載重量LWを求める処理の流れを、図7に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理の流れを簡単に説明すると、車両MBの停車状態において、前後方向加速度センサ13との検出値と、乗員が乗車したことに伴う両レベライザセンサ11、12の検出値とを読み込んで積載重量LWを算出するものである。さらに、本実施の形態1では、積載重量LWを乗車人数Pnに換算し、その乗車人数Pnを制御ユニット群30に出力する。以下に、詳細に説明する。
図7のフローチャートに示す処理は、上記のように車両MBの停車時に実行するもので、最初のステップS101では、停車センサ15の検出に基づいて車両が停車中か否か判定する。そして、停車中の場合は、ステップS102に進み、非停車中の場合は、スタートに戻り、ステップS101の処理を繰り返す。
ステップS102では、各レベライザセンサ11,12が検出する傾斜角度θF,θRと、前後方向加速度センサ13が検出する前後方向加速度Gと、ドア開閉検出スイッチ14が検出するドア開閉状態を読み込み、次のステップS103に進む。なお、読み込んだ各値は、不図示の記憶部に随時記憶する。
ステップS103では、ドア開閉検出スイッチ14の検出に基づいて、最後のドア開閉が行われたか否かを判定する。そして、最後のドア開閉と判定した場合に、次のステップS104に進む、それ以外は、ステップS102に戻る。なお、最後のドア開閉は、車両MBが停車状態から非停車状態となった際に、その直前に行われたドアDrの開閉を最後のドア開閉と判定することができる。
ステップS104では、予め設定された無積載状態での各傾斜角度θF、θRと、最後のドア開閉が行われた時点である積載後の各傾斜角度θF、θRとから、前部角度変位dθFと後部角度変位dθRとを算出する。なお、両角度変位量は、前部変位算出部21と後部変位算出部22により算出する。
ステップS104に続くステップS105では、前部角度変位dθFと後部角度変位dθRとの比である前後角度変位比LRを算出し、その後、ステップS106に進む。なお、この前後角度変位比LRは、前後変位比算出部23により算出する。
ステップS106では、積載重量算出部24において、乗員の乗車による車体BDの変位前に読み込まれていた前後方向加速度Gに基づいて上記式(2)を用いて路面傾斜角度θを算出する。
ステップS107では、ステップS105、S106で演算した前後角度変位比LRと路面傾斜角度θとに基づいて式(1)の積載重量関係式を用いて積載重量LWを演算し、次のステップS108に進む。
次のステップS108では、積載重量LWに基づいて乗車人数Pnを算出した後、次のステップS109に進む。なお、この乗車人数Pnの算出は、積載重量LWを、所定の一人当たりの重量(例えば、60kg)で除算して求める。なお、小数点以下は、予め得られた車両特性に基づいて、切り上げたり、切り捨てたり、四捨五入したりする。次のステップS109では、算出した乗車人数Pnを各制御ユニット31〜35に出力する。
次に、各制御ユニット31〜35における乗車人数Pnに応じた制御について簡単に説明する。
走行制御ユニット31および自動運転制御ユニット34では、重量別モードが設定されており、駆動力、制動力、操舵力、路面入力に対する減衰制御特性などに関し、複数段階の重量別モードが設定されている。
図8は、重量別モードの一例を示しており、例えば、制動操作に対する制動力の大きさの設定に用いるものを示す。この図8に示す重量別モードは、乗車人数Pnおよび路面傾斜角度θに応じ、「1」〜「3」の3段階に設定する例を示している。この場合、重量別モード「1」に対し「3」の方が制動力の制御量が相対的に高くなる設定となっている。図示のように、重量別モードは、「1」のモードが最も広範囲に設定され、かつ、「1」「2」「3」の各モードは、乗車人数別の複数領域に跨って設定されている。このため、前述の図4A、図4B、図4Cに示したように、前後角度変位比LRに対応する乗車人数Pn(積載重量LW)の領域にラップ代が存在することから、仮に、本来の乗車人数Pnの隣り合う人数に応じたモードに設定したとしてもその影響は大きくない。
表示制御ユニット32では、図外の車両の表示装置により、運転者に対して乗車人数Pnを表示する。したがって、運転者は、その表示で乗車人数Pnを確認することができる。また、エアコン制御ユニット33では、図外のエアコン装置のモード、例えば、送風や熱交換量の強弱や、吹出口のモードを乗車人数Pnに応じて最適のモードに切り替えることができる。
照明制御ユニット35では、車体BDの傾きに応じて前照灯の光軸の角度を最適の角度にする制御を実行する。さらに、照明制御ユニット35では、乗車人数Pnに応じて、室内照明を切り替える。例えば、乗車人数Pnが所定数よりも多い場合には、後席位置に設置された室内灯を点灯させたり、乗車人数Pnに応じて照明の色や明るさなどを変更したりすることができる。
(実施の形態1の作用)
以下に、実施の形態1の車両積載重量検出装置Aが実行する車両積載重量検出方法の作用を説明する。
図9Aに示すいわゆるワンボックスカーでは、乗車人数Pnに応じて、車体BDの前後方向の傾きが変化する。すなわち、乗車人数Pnが相対的に少ない場合の車体BDの傾きを基準傾きθsとすると、乗車人数Pnが相対的に多い場合は、基準傾きθsに対し車体BDの後部が下方へ沈み込んで変位した傾きθbとなる。
また、図9Bに示すように上り坂では、図9Aの傾きθbの場合と同じ乗車人数Pnであっても、車体BDの後部の沈み込んだ変位量がさらに大きくなり、その傾きθcは、傾きθbよりも大きくなる。
このような乗車人数Pn(積載重量LW)の車体BDの変位について、本願発明者達は、車体BDの前部の変位と後部の変位との比(本実施の形態1では、前後角度変位比LR)と、積載重量LWとに相関があることを見出した。
そこで、車両積載重量検出装置Aでは、車両MBの停止時に乗員が乗車した際に、フロント側レベライザセンサ11が検出する傾斜角度θFと、リア側レベライザセンサ12とを読み込む(S101、S102の処理)。そして、最後にドアDrの開閉が行われた時点での傾斜角度θFと傾斜角度θRとから、車体BDの前部の変位量(前部角度変位dθF)と後部の変位量(後部角度変位dθR)とを求める(S103、S104)。さらに、車体BDの前部の変位量(前部角度変位dθF)と後部の変位量(後部角度変位dθR)との比である前後角度変位比LRを算出する(S105の処理)。この前後角度変位比LRは、実際には、両レベライザセンサ11、12の駆動電圧比として演算する。
さらに、車両積載重量検出装置Aでは、前後方向加速度センサ13が検出する前後方向加速度Gから路面傾斜角度θを算出する(S106の処理)。なお、この路面傾斜角度θは、図6に示す予め車両特性に基づいて得られた前後方向加速度センサ13が検出する前後方向加速度Gと路面傾斜角度θとの関係式(式(2))に基づいて求める。
そして、前後角度変位比LRと路面傾斜角度θとから車両MBの積載重量LWを算出する(S107の処理)。なお、この積載重量LWの算出は、式(1)の積載重量関係式を用いて求める。さらに、積載重量LWから乗車人数Pnを演算し、各制御ユニット31〜35に出力する(S108、S109の処理)。
したがって、各制御ユニット31〜35は、乗車人数Pnに応じた制御を実行することができる。例えば、積載重量LWが増加した場合に、走行制御ユニット31や自動運転制御ユニット34が、積載重量LWが低い場合と同じ制御を実行すると、発進のもたつき、制動距離の増加、操舵時の旋回遅れ、段差における衝撃入力の増加などを招くおそれがある。
そこで、走行制御ユニット31や自動運転制御ユニット34が、積載重量LW(乗車人数Pn)に応じた駆動力や、制動力や、操舵力や、衝撃入力への対応力を適切に制御することで、上記の不具合を抑制可能である。
図10は、一例としての制動力BFの制御の説明図である。
走行制御ユニット31による制御対象である制動装置(不図示)の制御により、例えば、信号などで自動停止する場合を示す。この自動停止の際に、乗車人数Pnが1名の場合の制動距離がL1であるとする。一方、乗車人数Pnが8名の場合に、制動装置(不図示)が上記と同じ制動力BF1を発生させると、制動距離はL1よりも長いL2となる。
それに対し、本実施の形態1では、乗車人数Pn=1の場合は、制御モードを「1」として、例えば、制動力BF1に制御し、所望の制動距離(例えば、L1)を得るようにする。一方、乗車人数Pnが8名の場合は、制御モードを「3」として、「1」の場合よりも高い制動力BF2を発生させるように制御し、制動距離を乗車人数Pn=1の場合と同様の制動距離(L1)となるようにすることが可能である。
(実施の形態1の効果)
以下に、実施の形態1の車両積載重量検出方法の効果を列挙する。
(1)実施の形態1の車両積載重量検出方法は、車両MBの積載物によるばね下に対する車体BDの縦変位を検出する車体変位センサ(フロント側レベライザセンサ11とリア側レベライザセンサ12)を用いる。また、両レベライザセンサ11、12の検出データを入力する積載重量算出コントローラ20を用いる。
そして、積載重量算出コントローラ20は、検出データに基づいて、車体BDの前部の縦変位と後部の縦変位との比である前後角度変位比LRを求める(S105)。さらに、予め入力された前後角度変位比LRと車両MBの積載重量LW(乗車人数Pn)との相関性に基づいて、求めた前後角度変位比LRから車両MBの積載重量LWを算出する(S107)。
したがって、積載重量LWを算出するセンサとしては、車体BDの積載物によるばね下に対する車体BDの縦変位を検出する車体変位センサがあればよい。このため、各シートに圧力センサを設置して積載重量LW(乗車人数Pn)を検出するものと比較して、安価に車両の積載重量を検出可能である。また、実施の形態1の車両積載重量検出方法は、車体変位センサを用いるため、追加のセンサを必要とせず、加えて縦変位比を用いるため、正確に積載重量LW(乗車人数Pn)を検出することができるようになる。
(2)実施の形態1の車両積載重量検出方法は、車体変位センサは、前輪FWのばね下と車体BDとの相対変位を検出するフロント側レベライザセンサ11と、後輪RWのばね下と車体BDとの相対変位を検出するリア側レベライザセンサ12と、を備える。積載重量算出コントローラ20は、積載物の積載前後のフロント側レベライザセンサ11の検出データの変位としての前部角度変位dθFとリア側レベライザセンサ12の検出データの変位としての後部角度変位dθRとの比を前後角度変位比LRとして求める。
したがって、車体変位センサとして前照灯の光軸調整用の既存のフロント側レベライザセンサ11およびリア側レベライザセンサ12を用いることで、各シートに圧力センサを設置したものと比較して、よりコストダウンを図ることが可能である。加えて、各レベライザセンサ11、12は、同一のものを用いており、変位に対する駆動電圧Vの変化が同一の特性であるため、前後角度変位比LRを求めるにあたり、検出信号である駆動電圧Vの値をそのまま使用しての演算が可能である。したがって、検出信号を変換して変位比を求めるものと比較して、コストダウンを図ることが可能である。
(3)実施の形態1の車両積載重量検出方法は、積載重量LWを算出するステップ(S107)では、前後角度変位比LRから積載重量LWを算出する積載重量関係式を用いる。この積載重量関係式は、前部角度変位dθFに対する後部角度変位dθRの比が大きくなるほど積載重量LWが大きくなるように設定されている。
このように、積載重量LWを、積載重量関係式を用いて前後角度変位比LRから算出するため、複数のマップなどを用いるものと比較して、積載重量LWの算出が容易であり、演算負荷の軽減や構成の簡略化を図ることが可能である。特に、実施の形態1では、積載重量関係式として、前後角度変位比LRの一次の関数としているため、複数次関数を用いるものよりも、いっそう演算負荷の軽減や構成の簡略化を図ることが可能である。
(4)実施の形態1の車両積載重量検出方法では、積載重量算出コントローラ20は、求めた前記積載重量LWからさらに乗車人数Pnを算出する(S108)。
したがって、各シートに圧力センサを設置しないにもかかわらず、乗車人数Pnを求めることができる。特に、実施の形態1では、8人乗車可能な車両MBに適用したため、全席に圧力センサを設置したものと比較して、大幅にコストを低減可能である。
(5)実施の形態1の車両積載重量検出方法では、積載重量算出コントローラ20は、車両の停止中に、最後にドアDrが閉じられた時点から、各ステップを実行する。
したがって、各シートに圧力センサを設置していないにも関わらず、乗員が全て乗車した後に、積載重量LWあるいは乗車人数Pnを算出し、乗車の最中に算出を行うおそれがあるものと比較して高精度の算出が可能である。
(6)実施の形態1の車両積載重量検出方法は、車両MBは、車体BDに作用する前後方向の加速度を検出する前後方向加速度センサ13を備える。そして、積載重量LWの算出(S107)では、前後方向加速度センサ13が検出する前後方向加速度Gに基づいて路面傾斜角度θを算出し、路面傾斜角度θに応じて前後角度変位比LRに対する積載重量LWの相関性を補正する。
すなわち、車体BDの前部の変位量と後部の変位量との比は、路面傾斜に影響を受ける。そこで、路面傾斜角度θを算出し、この路面傾斜角度θに基づいて補正(具体的には、積載重量関係式の切片の値を補正)することにより、路面傾斜を考慮しないものと比較して、より正確に積載重量LWを算出することができる。さらに、本実施の形態1では、路面傾斜角度θを求めるにあたり、既存の前後方向加速度センサ13を用いるようにしたため、新規に路面傾斜角度θを求めるセンサを設けるものと比較して、コスト抑制を図ることが可能である。
(7)実施の形態1の車両積載重量検出方法は、前後角度変位比LRに対する積載重量LWの相関性を、路面傾斜角度θが車両MBの前方が下がる下り坂では平坦路と比較して前後角度変位比LRに対する積載重量LWが重くなる側にシフトする。一方、路面傾斜角度θが車両MBの前方が上がる上り坂では平坦路に比較して前後角度変位比LRに対する積載重量LWが軽くなる側にシフトする。
したがって、路面傾斜角度θに的確に対応して積載重量LWを算出することができる。さらに、実施の形態1では、この路面傾斜角度θに応じて相関性をシフトさせるにあたり、積載重量関係式における切片の値を、路面傾斜角度θに応じて変更するだけであり、簡単な処理により高精度の補正が可能である。
(8)実施の形態1の車両積載重量検出装置Aは、車両MBの積載物によるばね下に対する車体BDの縦変位を検出する車体変位センサとしてのフロント側レベライザセンサ11およびリア側レベライザセンサ12を備える。さらに、フロント側レベライザセンサ11およびリア側レベライザセンサ12の検出データを入力する積載重量算出コントローラ20を備える。
そして、積載重量算出コントローラ20は、各レベライザセンサ11、12の検出データに基づいて、車体BDの前部の変位と後部の変位との比である前後角度変位比LRを算出する前後変位比算出部23を備える。さらに、積載重量算出コントローラ20は、予め入力された前後角度変位比LRと車両MBの積載重量LWとの相関性に基づいて、求めた前後角度変位比LRから車両MBの積載重量LWを算出する積載重量算出部24を備える。
したがって、積載重量LWを算出するセンサとしては、車体BDの積載物によるばね下に対する車体BDの縦変位を検出する車体変位センサがあればよい。このため、各シートに圧力センサを設置して積載重量(乗車人数Pn)を検出するものと比較して、安価に車両の積載重量を検出可能である。
以上、本開示の車両積載重量検出方法および車両積載重量検出装置を実施の形態に基づいて説明してきたが、具体的な構成については、この実施の形態に限られず、特許請求の範囲の各請求項の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加などは許容される。
例えば、実施の形態では、自車両としてワンボックスタイプの車両MBを示したが、これに限定されるものではなく、例えば、4人乗り、5人乗りの乗用車や、乗用車以外のバス、トラックなどに適用することも可能である。
また、実施の形態では、車体変位センサとして、前後輪のばね下と車体との間に介在されて、車体の変位を傾斜角度として検出するフロント側レベライザセンサ11およびリア側レベライザセンサ12を用いたが、車体変位センサはこれに限定されない。具体的には、車体変位センサとしては、前輪サスペンションおよび後輪サスペンションにおいてそれぞれ車体荷重(重量)を検出する荷重センサや、車体の上下変位をストロークとして検出するストロークセンサなどを用いることができる。この場合、前後変位比は、荷重(重量)変位比やストローク変位比、あるいは圧力比として算出することができるが、車体BDの縦変位に換算した上で、前後変位比を求めてもよい。
さらに、車体変位を求めるにあたり、実施の形態では、車体BDの前後で同じ値(傾斜角度)を検出するものを用いた例を示したが、これに限定されるものではなく、前後で異なるセンサにより検出した異なる値に基づいて前後変位比を算出してもよい。すなわち、前後で異なるセンサを設けた場合でも、共通する数値(縦変位)に置き換えて、前後変位比を得ることができる。例えば、縦変位を角度で求めるもの、縦変位を上下ストロークで求めるもの、縦変位を圧力に検出するものなどにより、前後で異なるセンサを設けた場合でも、各センサの検出値を縦変位に変換し、前後の変位比を算出することが可能である。
また、実施の形態では、前後変位比と積載重量との相関性に基づいて前後変位比から積載重量を求めるのに積載重量関係式を用いたが、これに限定されるものではなく、マップなどを用いてもよい。つまり、車両特性に基づいて、最適のものを用いればよい。また、前後変位比は、前後の基準を逆にすると、実施の形態で示した関係式の傾きとは逆の傾きになるが、前後変位比と積載重量とが略一定の相関性を有することには変わりはなく、その場合も、本発明の実施は可能である。さらに、前後変位比と乗車人数との相関性に基づく関係式を用いた場合、検出に基づいて得られた前後変位比から乗車人数を直接算出することも可能である。
さらに、車体変位センサとして、車体の前後(前輪および後輪)に設けたものを示したが、これに限定されない。具体的には、積載重量LWによる変化が大きな後輪サスペンションにおける車体BDの縦変位のみを検出するようにしてもよい。この場合、前後の変位比を求める際に使用する車体前部の変位を、一定値としたり、あるいは、前後加速度センサなどの値に基づいてマップなどから複数段階の値を用いたりしてもよい。また、車種によっては、車体BDの後部の変位から、マップなどを用い前後変位比を算出するようにしてもよい。
また、実施の形態では、車体変位センサとして、前照灯の光軸調整用のフロント側レベライザセンサ11およびリア側レベライザセンサ12を用いた例を示したが、さらに、タイヤの空気圧を検出する空気圧センサを併用してもよい。この空気圧センサの検出値の変位を使用することにより、自車両における左右方向の積載位置を検出することができ、これにより、既存のセンサを利用した安価な方法や装置により、着座パターンの推定を加えた積載重量LWや乗車人数Pnの検出が可能になる。
11 フロント側レベライザセンサ(車体変位センサ:前輪変位センサ)
12 リア側レベライザセンサ(車体変位センサ:後輪変位センサ)
13 前後方向加速度センサ
14 ドア開閉検出スイッチ
15 停車センサ
20 積載重量算出コントローラ
21 前部変位算出部
22 後部変位算出部
23 前後変位比算出部
24 積載重量算出部
A (実施の形態1の)車両積載重量検出装置
BD 車体
dθF 前部角度変位(前部の変位)
dθR 後部角度変位(後部の変位)
G 前後方向加速度
LR 前後角度変位比
LW 積載重量
MB 車両
Pn 乗車人数
θ 路面傾斜角度
θF (フロント側レベライザセンサの検出部材の)傾斜角度
θR (リア側レベライザセンサの検出部材の)傾斜角度

Claims (9)

  1. 自車両の積載物によるばね下に対する車体の縦変位を検出する車体変位センサと、
    前記車体変位センサの検出データを入力するコントローラと、
    を用いた車両積載重量検出方法であって、
    前記コントローラは、
    前記検出データに基づく前記車体の前部の変位と後部の変位の比である前後変位比と、予め入力された前記前後変位比と前記自車両の積載重量との相関性とに基づいて前記自車両の積載重量を算出する車両積載重量検出方法。
  2. 自車両の積載物によるばね下に対する車体の縦変位を検出する車体変位センサと、
    前記車体変位センサの検出データを入力するコントローラと、
    を用いた車両積載重量検出方法であって、
    前記コントローラは、
    前記検出データに基づく前記車体の前部の変位と後部の変位の比である前後変位比と、予め入力された前記前後変位比と前記自車両の乗員人数との相関性とに基づいて前記自車両の積載重量を算出する車両積載重量検出方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両積載重量検出方法において、
    前記車体変位センサは、前輪の前記ばね下と前記車体との相対変位を検出する前輪変位センサと、後輪の前記ばね下と前記車体との相対変位を検出する後輪変位センサと、を備え、
    前記コントローラは、前記積載物の積載前後の前記前輪変位センサの検出データの変位と前記後輪変位センサの検出データの変位との比を前記前後変位比として求める車両積載重量検出方法。
  4. 請求項3に記載の車両積載重量検出方法において、
    前記積載重量の算出では、前記前後変位比から前記積載重量を求める関係式であって、前記前部の変位に対する前記後部の変位の比が大きくなるほど前記積載重量が大きくなるよう設定された積載重量関係式に基づいて前記積載重量を算出する車両積載重量検出方法。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の車両積載重量検出方法において、
    前記コントローラは、求めた前記積載重量からさらに乗車人数を算出する車両積載重量検出方法。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の車両積載重量検出方法において、
    前記コントローラは、車両の停止中に、最後にドアが閉じられた時点から、前記積載重量の算出を実行する車両積載重量検出方法。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の車両積載重量検出方法において、
    前記自車両は、前記車体に作用する前後方向の加速度を検出する加速度センサを備え、
    前記積載重量の算出では、前記加速度センサが検出する前後方向加速度に基づいて路面傾斜角度を算出し、前記路面傾斜角度に応じて前記前後変位比に対する前記積載重量の相関性を補正する車両積載重量検出方法。
  8. 請求項7に記載の車両積載重量検出方法において、
    前記前後変位比に対する前記積載重量の相関性を、前記路面傾斜角度が前記自車両の前方が下がる下り坂では平坦路と比較して前記前後変位比に対して前記積載重量が重くなる側にシフトし、前記路面傾斜角度が前記自車両の前方が上がる上り坂では平坦路と比較して前記前後変位比に対して前記積載重量が軽くなる側にシフトする車両積載重量検出方法。
  9. 自車両の積載物によるばね下に対する車体の縦変位を検出する車体変位センサと、
    前記車体変位センサの検出データを入力するコントローラと、
    を備えた車両積載重量検出装置であって、
    前記コントローラは、
    前記検出データに基づいて、前記車体の前部の変位と後部の変位の比である前後変位比を算出する前後変位比算出部と、
    予め入力された前記前後変位比と前記自車両の積載重量との相関性に基づいて、求めた前記前後変位比から前記自車両の積載重量を算出する積載重量算出部と、
    を備える車両積載重量検出装置。
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