JP2021037290A - 化粧品容器 - Google Patents

Abstract

【課題】本発明は、ヒンジ構造と開閉構造が改善して余裕空間が確保され得、使用便宜性が改善され得る化粧品容器を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の一実施例に係る化粧品容器は、化粧品を貯蔵する本体部；および前記本体部の一側を開閉する蓋部を含み、前記蓋部を前記本体部にヒンジ連結するヒンジ部を含み、前記ヒンジ部は、前記本体部の上端に突出し、ヒンジ軸が挿入される軸挿入部；および前記蓋部で前記軸挿入部と対応する位置に陥没形成され、前記ヒンジ軸の両端を固定する軸結合部を有することを特徴とする。【選択図】図１

Description

本発明は化粧品容器に関し、より詳細には開閉構造が改善して使用便宜性が向上し得る化粧品容器に関する。

一般的に広く利用されているファンデーション（ｆｏｕｎｄａｔｉｏｎ）、サンブロック（ｓｕｎ ｂｌｏｃｋ）などのような化粧品は、皮膚を保護するとともに華やかにし、シワを改善するなどの効果のために使われる。この時、使用者はパフ（ｐｕｆｆ）に化粧品をつけて皮膚に塗る方式を使用することができ、化粧品とパフが収容される化粧品容器は一般的にコンパクト型化粧品容器と呼称され得る。

すなわち、コンパクト型化粧品容器は化粧品と共にパフのような化粧道具が化粧品容器内に収納された状態で販売され得る。したがって、使用者は化粧品を使うために、蓋を開けてパフを取り出し、パフに備えられた弾性紐などを指に通した状態でパフを化粧品に接触させることによって、パフに所定量だけの化粧品がつくようにすることができる。

ところで、このようなコンパクト型化粧品容器は、一般的に化粧品が収容される本体部と本体部をカバーする蓋部を含み、韓国登録番号１０−１９０６８２１に開示されるように、本体部の後側面に蓋部との結合のためのヒンジ構造が設けられ、ヒンジ構造の反対側でボタンを含む開閉手段（ロッキング部）を通じて開閉を行う。

このような構造は従来から現在まで借用されているのが実情である。

本発明は従来技術を改善するために創出されたものであって、本発明の目的は、ヒンジ構造と開閉構造が改善して余裕空間が確保され得、使用便宜性が改善され得る化粧品容器を提供することである。

本発明の一実施例に係る化粧品容器は、化粧品を貯蔵する本体部；および前記本体部の一側を開閉する蓋部を含み、前記蓋部を前記本体部にヒンジ連結するヒンジ部を含み、前記ヒンジ部は、前記本体部の上端に突出し、ヒンジ軸が挿入される軸挿入部；および前記蓋部で前記軸挿入部と対応する位置に陥没形成され、前記ヒンジ軸の両端を固定する軸結合部を有することを特徴とする。

具体的には、前記本体部と前記蓋部は、前記ヒンジ部の反対側で磁力で結合され得る。

具体的には、前記本体部は、一側に他側方向に凹むように形成される支持溝が形成され得る。

具体的には、前記支持溝は、前記蓋部が前記本体部の内部を開放するように回転された状態で前記本体部に対して１１０度〜１３０度の角度が維持されるように、前記蓋部の後端部に対応するように形成され得る。

具体的には、前記蓋部の開放時、前記蓋部の上面の角が前記支持溝の端部に当接するように設けられ、前記ヒンジ部は、前記蓋部の後端部が開放経路に沿って前記蓋部をガイドするか、干渉しないように上部から下部方向に前方に向かって屈曲する斜面が形成され得る。

具体的には、前記ヒンジ部は、前記本体部から延びる下端部が前記支持溝の前方に設けられ得る。

具体的には、前記本体部の下部に着脱されるように設けられるアプリケーターをさらに含むことができる。

具体的には、前記本体部の外側の中心部に結合されるか、中心部から前方または後方に偏るように結合されるものの回転可能に設けられて、前記本体部の側面の周りに当接するか、前記本体部の底面との間に空間が形成されるように回転されるバンド部をさらに含むことができる。

具体的には、化粧品が貯蔵される収容空間が形成され、前記収容空間を開閉するようにヒンジ結合される蓋が設けられる貯蔵容器部をさらに含み、前記本体部は、前記貯蔵容器部のヒンジ結合構造が収容される収容溝が形成され得る。

具体的には、前記収容溝は、前記本体部の左右側のそれぞれに一対で設けられて、選択的に前記貯蔵容器部のヒンジ結合構造の位置を変更して結合することができる。

具体的には、前記貯蔵容器部は、前記蓋をヒンジ結合し、前記本体部に設けられるいずれか一つの前記収容溝に収容されるヒンジと、前記本体部に設けられる他の一つの前記収容溝に収容される突起を有することができる。

具体的には、前記本体部は、上下が貫通するように形成され、内周面に第１ねじ山が形成され、前記第１ねじ山と結合される第２ねじ山が外周面に形成されて前記本体部と結合され、化粧品が収容される収容空間が形成される貯蔵容器部をさらに含むことができる。

具体的には、化粧品が貯蔵される収容空間が形成され、前記本体部の下側に突出するように設けられて前記本体部に対して段が形成される貯蔵容器部；および一つ以上の補助空間が形成され、前記貯蔵容器部の段に着脱可能に設けられる補助容器部をさらに含むことができる。

具体的には、前記補助容器部は、前記貯蔵容器部に嵌合され、上部に前記補助空間を開閉する補助蓋が設けられ得る。

具体的には、前記貯蔵容器部および前記本体部のうちいずれか一つは第１磁石が含まれ、前記補助容器部は前記第１磁石と磁力で結合される金属または第２磁石が含まれて、前記補助容器部が前記貯蔵容器部および前記本体部のうちいずれか一つと磁力で結合され得る。

具体的には、前記補助容器部は、前記貯蔵容器部の外側を取り囲むリングの形態で形成され、上端部が前記本体部と磁力で結合され、前記本体部は、前記ヒンジ部の反対側の内側に前記第１磁石が設けられ、前記第１磁石の下部は前記補助容器部と磁力で結合され、前記第１磁石の上部は前記蓋部と磁力で結合され得る。

本発明に係る化粧品容器は、ヒンジ構造と開閉構造が改善して余裕空間が確保され得るため、全体のサイズを拡張することなく追加で化粧品などを付加することができ、蓋部の回転角度が使用者が見やすい角度で形成され得るため便宜性が改善し得る。

本発明の一実施例に係る化粧品容器の蓋部が開放された状態を図示した斜視図である。 本発明の一実施例に係る化粧品容器の蓋部が開放された状態の側面を概念的に図示した図面である。 本発明の一実施例に係る化粧品容器で他の形態のヒンジ部を概念的に図示した図面である。 本発明の一実施例に係る化粧品容器の後方を図示した図面である。 図３の蓋部が開放される状態を図示した図面である。 図３の蓋部が開放される状態を図示した図面である。 本発明の一実施例に係る化粧品容器のヒンジ部の斜面と支持溝を説明するための図面である。 本発明の一実施例に係る化粧品容器の本体部と軸挿入部の断面図を図示した図面である。 本発明の一実施例に係る化粧品容器のヒンジ部によって連結された本体部と蓋部の一部を拡大して図示した図面である。 本発明の一実施例に係る化粧品容器のヒンジ部を説明するための図面である。 図８のヒンジ部が分離された状態を図示した図面である。 本発明の一実施例に係る化粧品容器の貯蔵容器部が閉鎖された状態を図示した図面である。 本発明の一実施例に係る化粧品容器の貯蔵容器部が開放された状態を図示した図面である。 本発明の一実施例に係る化粧品容器の本体部と貯蔵容器部が結合された状態を概念的に図示した図面である。 図１２の本体部と貯蔵容器部が分離された状態を図示した図面である。 本発明の一実施例に係る化粧品容器の補助容器部を概念的に図示した図面である。 本発明の一実施例に係る化粧品容器にバンド部が設けられた姿を概念的に図示した図面である。 図１５のバンド部が回転された状態を図示した図面である。 本発明の一実施例に係る化粧品容器にアプリケーターが分離された状態を図示した図面である。 本発明の一実施例に係る化粧品容器にヘア紐が装着された姿を概念的に図示した図面である。

本発明の目的、特定の長所および新規の特徴は、添付された図面と関連する以下の詳細な説明と好ましい実施例からさらに明白になるであろう。本明細書で各図面の構成要素に参照番号を付加するにおいて、同じ構成要素については、たとえ他の図面上に表示されてもできる限り同じ番号を付するようにしていることに留意されたい。また、本発明の説明において、関連した公知の技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要に曖昧にさせ得る恐れがあると判断される場合、その詳細な説明は省略する。

以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。

図１〜図５は本発明の一実施例に係る化粧品容器を説明するための図面であり、図６（図６ａ、図６ｂ）〜図９は本発明の一実施例に係る化粧品容器のヒンジ部を説明するための図面であり、図１０および図１１は本発明の一実施例に係る化粧品容器の貯蔵容器部を説明するための図面である。

さらに、図１２〜図１３は本発明の一実施例に係る化粧品容器の本体部と貯蔵容器部の結合関係を説明するための図面であり、図１４は本発明の一実施例に係る化粧品容器の補助容器部を説明するための図面である。

そして、図１５および図１６は本発明の一実施例に係る化粧品容器に設けられたバンド部を説明するための図面であり、図１７は本発明の一実施例に係る化粧品容器のアプリケーターを説明するための図面であり、図１８は本発明の一実施例に係る化粧品容器にヘア紐が装着された姿を図示した図面である。

図１〜図１８を参照すると、本発明の一実施例に係る化粧品容器１００は、本体部１１０、貯蔵容器部１２０、蓋部１３０、ヒンジ部１４０、補助容器部１５０、バンド部１６０、アプリケーター１７０を含むことができる。

本体部１１０は、化粧品容器１００の下部の外観を形成することができ、ヒンジ部１４０の反対側で蓋部１３０と磁力で結合され得、化粧品を貯蔵することができるが、例えば化粧品が直接収容されたり化粧品が貯蔵される貯蔵容器部１２０が設けられることによって化粧品を貯蔵することができ、支持溝１１１が形成され得、実施例／変形例によって第１磁石１１２が設けられ得、第１ねじ山（図示せず）、収容溝１１３が形成され得る。

例えば本体部１１０が化粧品を直接収容する場合、本体部１１０は上側が開放され下側が閉鎖される上部開放型の容器構造を有することができる。そして、本体部１１０の内側に貯蔵容器部１２０が収容される場合にも上部開放型の容器構造を有することができる。ただし、本体部１１０に貯蔵容器部１２０が別途に収容される場合には、化粧品容器１００の全体の厚さが減少し得るように、すなわち本体部１１０の底面による厚さの増加が発生しないように、上下が貫通する上下開放型容器構造を有することができる。

ここで化粧品は、ファンデーション、サンブロックなどの使用者の顔の皮膚全体をカバーする顔全体用またはボディーサンブロックのように身体全体用化粧品からなる液状型の化粧品からなり得るが、化粧品の粘性、種類などはこれに限定されず、本体部１１０に貯蔵される化粧品が固形パウダーのように圧縮された粉または粘性の高い液状の物質などの多様な形態でなり得るため、化粧品は限定されない。併せて化粧品は、パフ（図示せず）のような道具（後述される貯蔵容器部１２０の蓋に保管され得る）または後述される別途のアプリケーター（１７０、１７１）につけられて使用者の顔に移され得る。

そして、本体部１１０の支持溝１１１は、図３〜図６に示されたように、本体部１１０の一側（上部面）に他側方向に凹むように形成され得る。例えば、支持溝１１１は、蓋部１３０が本体部１１０の内部を開放するように回転された状態で本体部１１０に対して１１０度〜１３０度の角度が維持されるように、蓋部１３０の後端部に対応するように形成され得るため、蓋部１３０が円形で形成される場合、支持溝１１１は曲面の凹んだ溝で形成され得る（図３参照）。

すなわち、本体部１１０の上部で蓋部１３０が本体部１１０に干渉されないため完全に反り返ったり、または本体部１１０の平たい上面に干渉されて本体部１１０に対して９０度の角度で立てられるのを防止して、使用者が鏡１３１を見やすい角度である１１０度〜１３０度内外の角度で蓋部１３０が支持されるように形成され得る。

これは、本体部１１０上で回転する蓋部１３０が、本体部１１０の端部に形成された支持溝１１１に当接して平たい構造でなる本体部１１０の構造と比べて、支持溝１１１の凹んだ領域を通じて一定の角度（１１０度〜１３０度）で反り返るようにしつつ、すなわち支持溝１１１の傾斜した溝区間によって蓋部１３０が９０度より反り返る形態となるようにしつつ、支持溝１１１の面が蓋部１３０の支持面をなすようにすることによって具現することができる。

したがって、蓋部１３０の開放時に蓋部１３０の上面の角が支持溝１１１の端部に当接して（図２、図５、図７、図８参照、ただし、図５は支持溝を図示するように蓋部１３０が完全に反り返っていない状態である）、凹んだ溝の構造で傾斜を有する支持溝１１１により蓋部１３０が本体部１１０を基準として鈍角の形態で立てられるようにすることができる。

このように蓋部１３０は、本体部１１０の上部に設けられるヒンジ部１４０によりヒンジを連結する時、支持溝１１１がなければ本体部１１０の平たい面の干渉によって９０度に類似する角度で立てられたり、本体部１１０に干渉しないように本体部１１０から蓋部１３０が完全に反り返って立てられない形態をなし得るが、本実施例は支持溝１１１によって蓋部１３０の鏡１３１が、使用者が見やすい状態に維持され得る。

本体部１１０の第１磁石１１２は、蓋部１３０および／または補助容器部１５０と磁力で結合され得るが、例えば図２（図２ａ、図２ｂ）を参照すると、第１磁石１１２がヒンジ部１４０の反対側で本体部１１０の内側で上下方向に磁力が形成されるように設けられて、第１磁石１１２の上部が蓋部１３０と磁力で結合され得、補助容器部１５０が設けられる場合、第１磁石１１２の下部が補助容器部１５０と磁力で結合され得る。

そして、以下では本体部１１０に貯蔵容器部１２０が収容される構造（少なくとも一部が収容され得、貯蔵容器部１２０の下部は露出してもよい）を例にしで説明するが、前述した通り、本体部１１０に直接化粧品が収容されてもよいような多様な変形例が可能であることは言うまでもない。そして、本体部１１０に貯蔵容器部１２０が設けられる例として、本体部１１０に第１ねじ山（図示せず）が形成され得る。

本体部１１０の第１ねじ山は、貯蔵容器部１２０がねじ方式の結合で本体部１１０に締結されるために設けられるが、例えば本体部１１０の内周面に第１ねじ山が形成され、貯蔵容器部１２０の外周面に第２ねじ山１２６が形成されて、本体部１１０に貯蔵容器部１２０が結合され得る（図１２、図１３参照）。

もちろん、貯蔵容器部１２０の結合はねじ方式の他にも締り嵌め結合、突起の係止などの多様な変形例と公知の技術が適用されて具現されてもよい。

そして、本体部１１０に収容される貯蔵容器部１２０はメタルクッションなどで形成され得るが、スポンジクッションの構造で形成される場合には、蓋（図示せず）が設けられ得るため、前述した通り、本体部１１０は貯蔵容器部１２０のヒンジ結合構造が収容される収容溝１１３が形成され得る。

ここで収容溝１１３は、図１を参照すると、ヒンジ部１４０とずれた方向に設けられ得、一例として９０度離隔した位置に設けられ得るが、収容溝１１３の位置がヒンジ部１４０から左側に９０度離隔した位置および／または右側に９０度離隔した位置に設けられ得る（本体部１１０の左右の両側にそれぞれ設けられ得る）。

特に収容溝１１３が本体部１１０で左右側のそれぞれに一対で設けられる場合、使用者は選択的に貯蔵容器部１２０のヒンジ結合構造の位置を変更して結合させることができるため、右利きの人だけでなく左利きの人がパフのような道具を左手で把持して化粧を遂行時、右手で化粧品容器１００を把持する時に道具を通じて化粧品容器１００から化粧品を伝達時に蓋に干渉されることを防止しながらも、化粧が完了した後に本体部１１０を把持している手の親指で蓋を押して一つの手で化粧品容器１００を把持しながらも蓋を同時に閉じることができる。

貯蔵容器部１２０は、化粧品が貯蔵される収容空間が形成され得、スポンジクッション、メタルクッションなどの公知の多様な構造が適用され得、本体部１１０に化粧品が直接収容される場合に省略されてもよいような多様な変形例が可能である。

ただし、化粧品が液状型で備えられる場合、広い面積の開口部を通じて化粧品が容易に外部にこぼれるか、蓋部１３０につけられる問題が発生し得、変質などが防止されるように空気との接触が最小化されるように密閉された空間に貯蔵されることが好ましいので、以下では貯蔵容器部１２０が設けられるものを例にしで説明することは前述した通りである。

一例として、貯蔵容器部１２０がスポンジクッションである場合、貯蔵容器部１２０は化粧品が収容される収容空間が設けられるように陥没部１２１が形成され得、陥没部１２１は上部から下部に凹むように形成される溝構造で形成され得、陥没部１２１の上部が開口されて蓋１２２により開閉が行われ得る。ここで陥没部１２１は、蓋１２２の開放時に化粧品が外部に直接露出するように形成され得る。

このように、貯蔵容器部１２０は収容空間を開閉するようにヒンジ結合される蓋１２２が設けられ得るが、蓋１２２のヒンジ結合は蓋部１３０のヒンジ結合方向とずれて設けられて、蓋が開放された状態でも蓋１２２が蓋部１３０の鏡１３１を遮らないようにすることによって、鏡１３１の使用が容易となるようにすることができる。

そして、本実施例は従来の化粧品容器の蓋が左側方向にのみ開放される構造で形成されるのとは異なり、前述した通り、右側方向に開放することもできるので従来と差がある。ここで貯蔵容器部１２０の右側方向への開放は、前述した本体部１１０の収容溝１１３により行われ得る。

すなわち図１０および図１１を参照する時、貯蔵容器部１２０は陥没部１２１と蓋１２２がヒンジ１２３により連結され、貯蔵容器部１２０が本体部１１０に装着される時にヒンジ１２３は本体部１１０の左側および右側に設けられる収容溝１１３のうちいずれか一つに収容されることによって、蓋１２２の開閉方向が少なくとも二つの方向に選択的に使われ得る。

さらに貯蔵容器部１２０にはヒンジ１２３の反対側に突起１２４が設けられる。本体部１１０には収容溝１１３が少なくとも左右のそれぞれに２個で設けられ得るが、貯蔵容器部１２０はいずれか一つの収容溝１１３にヒンジ１２３が収容される時、他の一つの収容溝１１３に挿入される突起１２４を具備することができる。

これを通じて、複数個の収容溝１１３を有する本体部１１０に一つのヒンジ１２３を有する貯蔵容器部１２０が装着されても、複数個の収容溝１１３がすべて埋まることによって空いた空間がなくなるようにして美感を向上させることができる。

この場合、突起１２４は収容溝１１３に対応する形状と大きさを有しつつ、収容溝１１３への挿入が円滑となるようにするために、収容溝１１３との間に微細な隙間ができる大きさで設けられ得る。

一方、前述した通り、貯蔵容器部１２０がメタルクッション構造で形成される場合、蓋１２２が省略され、陥没部１２１上に吐出板（図示せず）が設けられて、使用者の操作によって少量ずつ内容物が排出される構造をなしてもよく、この時、吐出板はパレットとして利用され得、内容物が貯蔵される構造は多様に形成され得、作動メカニズムは公知の技術であるため省略する。

このような貯蔵容器部１２０は、図１２を参照すると、本体部１１０の下側に突出するように設けられ得るため、本体部１１０に対して段１２５が形成され得る。

例えば本体部１１０の内周面に第１ねじ山が形成される場合、貯蔵容器部１２０は第１ねじ山と結合される第２ねじ山１２６が外周面に形成され得るため本体部１１０と結合され得、本体部１１０と貯蔵容器部１２０の間に形成される段１２５には空間が形成され得るため、後述される補助容器部１５０、バンド部１６０、およびアプリケーター１７０のうち少なくともいずれか一つが磁力、ヒンジ連結などの方式で締結され得る。

蓋部１３０は、本体部１１０の一側（上部面）を開閉することができ、図１を基準として、一側はヒンジ部１４０によってヒンジ連結され、他側は磁力で結合され得る。

ここで磁力で結合されることは、本体部１１０の第１磁石１１２に対向する位置であるヒンジ部１４０の反対側に第２磁石１３２または金属が設けられることによって行われ得る。

したがって、従来のボタン構造で形成される開閉構造とは異なり、スプリング、ボタン、ボタンが作動するための追加空間等が要求されないため構造が単純になり得ることはもちろん、構造が単純になったことにより開閉構造を形成するための製造費および作業工数が減少し得、化粧品容器１００のサイズが減少し得るため化粧品容器１００がよりコンパクト化され得、これとは異なって内部空間を拡張させてもよく、前述した通り、本体部１１０の下部に補助容器部１５０、バンド部１６０、およびアプリケーター１７０のうち少なくともいずれか一つが連結されやすい構造に改善されてもよい。

さらに、本実施例の蓋部１３０は、従来のヒンジ構造が本体部の後側面に位置するため、蓋構造が開放時に底面または使用者の指などに干渉され、鏡の下部がヒンジ構造に遮られるのとは異なり、本体部１１０の上部で蓋部１３０の回転構造がなされながら支持溝１１１により広がる角度が使用者が鏡１３１を見やすい角度で形成され得、ヒンジ構造によって鏡が遮られないため使用者の便宜性が改善し得、これはヒンジ部１４０で説明することにする。

すなわち、本実施例は後述するように、ヒンジ部１４０が本体部１１０の上端に突出した軸挿入部１４１を具備する構造であって、従来と対比する時に逆構造で備えられる。この時、本実施例は逆構造のヒンジ部１４０に前述した磁力開閉構造を共に適用することによって、化粧品容器１００のコンパクト化を最大化することができる。

ヒンジ部１４０は、図６〜図９を参照すると、蓋部１３０を本体部１１０にヒンジ連結することができ、斜面１４１Ａが形成され得、軸挿入部１４１、軸結合部１４２、ヒンジ軸１４３を有することができ、ヒンジ部１４０は本体部１１０から延びる下端部が支持溝１１１の前方に位置するように設けられ得るため、ヒンジ部１４０が蓋部１３０の外側に突出しない。これに伴い、化粧品容器１００全体は、図３および図１５に示されたように外部に突出する構造がないため美観が低下しない。

さらに、ヒンジ部１４０の軸挿入部１４１はヒンジ軸１４３が連結されるための構成であって、ヒンジ軸１４３が挿入され得、従来のヒンジ構造が本体部の後面に連結されるのとは異なって本体部１１０の上端に突出して底面に対する支持の安定感などが向上し得、斜面１４１Ａが形成され得る。

すなわち従来のヒンジ構造はボタンの反対側である本体部の後側面に設けられて、蓋部が開放される場合、本体部の後側からヒンジ構造が広がって本体部を把持している使用者の指を干渉するようになって、指がヒンジ構造の回転によって後ろに押されて化粧品容器の把持が不安定となったり、ヒンジ構造が本体部の後側面で回転時に底面から突出するため本体部が底面から浮いてヒンジ構造が底面に当接する形態で支持されて、本体部は本体部の下面全体で支持されないため、すなわち本体部の前方およびヒンジ構造の突出部分のように２点支持がなされるため容易に揺れてしまう問題が発生し得る。

しかし、本実施例は軸挿入部１４１が本体部１１０の上端で突出するため本体部１１０の後側面からヒンジ構造が突出せず、かつ底面にも突出しないため、蓋部１３０が開放された化粧品容器１００が底面に下されても化粧品容器１００が揺れずに安定して支持され得る。

それだけでなく、ヒンジ構造が本体部１１０の後側面に形成されないため回転する地点が後方に押されないので、蓋部１３０は従来の構造と比べて前方で開放され得、鏡１３１が従来と比べて前方に近接するように位置できることはもちろん、ヒンジ構造によって鏡１３１が遮られないため使用者が鏡を見ること（可視性）が改善され得る。

さらに、図６および図７に示されたように、蓋部１３０の開放時、蓋部１３０の上面の角が支持溝１１１の端部（図７のＡ参照）に当接するように設けられ得るが、軸挿入部１４１の斜面１４１Ａが上部から下部方向に前方に向かって屈曲するように設けられ得る。これに伴い、蓋部１３０の後端部が開放経路に沿って回転時、軸挿入部１４１の斜面１４１Ａが蓋部１３０をガイドしたり干渉しないようにすることができる。

軸結合部１４２は、図９に示されたように、ヒンジ軸１４３が設けられる溝の構造であって、蓋部１３０で軸挿入部１４１と対応する位置に陥没形成され得、溝の内周面がヒンジ軸１４３の両端を固定することができる。

特に、従来にはヒンジピンが別途に製造された後に差し込まれる方式になっていてヒンジピンが外部に露出するため美観が低下し得るが、本実施例は、軸結合部１４２の溝構造にヒンジ軸１４３が設けられる時、すなわち蓋部１３０の製造時にヒンジ軸１４３が共に一体で形成され得るため、ヒンジ軸１４３の両端が軸結合部１４２によって外部に露出せず、ヒンジ軸１４３の周面は軸挿入部１４１に挿入された形態で設けられて美観が向上し得る

すなわち図３を参照する時、従来のヒンジピンが挿入されるためのホール構造が蓋部１３０で省略できることはもちろん、図２ｂに示されたように蓋部１３０によりヒンジ部１４０の露出を最小化することもできるため美観が向上し得る。

ただし、本実施例のヒンジ部１４０構造は前記実施例が好ましいと言えるが、これに限定されず、従来技術が適用されてもよく、他の変形例も可能であるので、軸結合部１４２の内側に軸挿入部１４１が挿入されるのとは反対の形態で設けられて、ヒンジ軸１４３が軸結合部１４２に貫通挿入される構造を有することもでき、図２ａを参照するような構造も可能であり得る。

そして、ヒンジ軸１４３が軸結合部１４２が形成される蓋部１３０と一体に形成される時、本体部１１０の上端から突出する軸挿入部１４１は、ヒンジ軸１４３を基準として上下が個別に製造された後に組み立てられる形態で設けられ得るが、これに限定されないことは言うまでもない。

補助容器部１５０は、図１４に示されたように、一つ以上の補助空間が形成され得るため補助用アプリケーター１７１および／または別途の化粧品（色調化粧品など）が貯蔵され得、貯蔵容器部１２０の外側を取り囲むリングの形態で形成され得、本体部１１０と貯蔵容器部１２０との間に段１２５が形成される場合、貯蔵容器部１２０の外側に形成された段１２５に着脱可能に設けられ得る。

このような補助容器部１５０は、従来の構造と比べて本体部１１０の後側面と本体部１１０の前方に形成される余裕空間を活用して装着され得るため、従来のコンパクト型化粧品容器と比べてサイズが大きくならずに追加され得る。

例えば補助容器部１５０の結合は、段１２５に単純に差し込まれるように着脱可能に設けられるか、ねじ山の形成で結合され得る。または磁力で結合され得るが、貯蔵容器部１２０の外側周り（または内側）や本体部１１０に前述したような第１磁石１１２が設けられ、補助容器部１５０が第１磁石と磁力で結合される金属または第２磁石（前述した識別番号１３２と個別に設けられ得る）が含まれて、補助容器部１５０が貯蔵容器部１２０および本体部１１０のうちいずれか一つと磁力で結合され得る。

具体的には、貯蔵容器部１２０に第１磁石と同一／類似する磁石が含まれる場合、本体部１１０から突出した貯蔵容器部１２０の外側周面のうちある一領域または全体の周りに沿って磁石が設けられ、この時、補助容器部１５０は内側周面に金属または第２磁石１３２と同一／類似する磁石が設けられて補助容器部１５０が貯蔵容器部１２０に磁力で結合され得る。

一方、本体部１１０に第１磁石１１２が含まれる場合、補助容器部１５０の上端部が本体部１１０と磁力で結合され得るが、前述した通り、ヒンジ部１４０の反対側の内側に設けられる第１磁石１１２の下部に、補助容器部１５０の上端に設けられる金属または第２磁石１３２と同一／類似する磁石が磁力で結合されることによってなされ得る。この時、第１磁石１１２の反対側は、ヒンジ部１４０の構成が磁石を含んで磁力で補助容器部１５０と結合するか、本体部１１０でヒンジ部１４０の下部側に磁石が設けられて磁力で結合されてもよい（前後方の２地点で磁力で結合）。

またはヒンジ部１４０と対称となる個別のヒンジ構造がヒンジ部１４０の下部に設けられ、このようなヒンジ構造に補助容器部１５０がヒンジ連結されてもよく（１地点磁力結合とヒンジ結合）、別途の補助蓋が設けられ得るなどの多様な変形例が可能である。

バンド部１６０は、本体部１１０の外側の中心部に結合されるか、中心部から前方または後方に偏るように結合されるものの回転可能に設けられて、本体部１１０の側面の周りに当接したり、本体部１１０の底面との間に空間が形成されるように回転され得るため、使用者の手がかかるようにして化粧品容器１００が使用者の手に拘束されるようにすることによって、落下などの安全事故を防止することができる。

一方、本体部１１０に貯蔵容器部１２０および／または補助容器部１５０が結合されてもよいので、バンド部１６０は本体部１１０に結合される方式と同一／類似するように貯蔵容器部１２０および／または補助容器部１５０に設けられ得るなどの多様な変形例が可能である（図１５、図１６参照）。

アプリケーター１７０は、貯蔵容器部１２０の蓋上に保管される形態で設けられる化粧道具と別個に追加され得るが、例えば本体部１１０の下部に着脱されるように設けられ得る。

これは前述した通り、本体部１１０のボタン構造型開閉構造が省略されることによって、本体部１１０の外側周りに従来と比べて余裕空間が形成され得るため、従来のコンパクト型化粧品容器と比べてサイズが大きくならず、かつ付加物としてのアプリケーター１７０を設置することができるためである。

このようなアプリケーター１７０は、本体部１１０の外観に延びる取っ手構造と取っ手構造に固定されるスポンジ、ブラシなどの化粧品伝達構造が設けられ得、アプリケーター１７０が嵌合、磁力による結合等で本体部１１０に結合するものの、化粧品伝達構造は非露出されるように保管される形態を有し得るが、これに限定されない。

併せて、説明されていない符号１８０はヘア紐であって、本体部１１０、貯蔵容器部１２０、および補助容器部１５０のうちいずれか一つの外側に着脱可能に設けられて使用者の便宜性が改善され得る。

このように本実施例は、鏡を見る方向が改善され、使用者の指押されなどが発生しないため使用便宜性が改善され得る。

以上、本発明を具体的な実施例を通じて詳細に説明したが、これは本発明を具体的に説明するためのものであって、本発明はこれに限定されず、本発明の技術的思想内で当該分野の通常の知識を有する者によってその変形や改良ができることは明白と言える。

本発明の単純な変形乃至変更はすべて本発明の領域に属するものであり、本発明の具体的な保護範囲は添付された特許請求の範囲によって明確となるであろう。

１００：化粧品容器
１１０：本体部
１１１：支持溝
１１２：第１磁石
１１３：収容溝
１２０：貯蔵容器部
１２１：陥没部
１２２：蓋
１２３：ヒンジ
１２４：突起
１２５：段
１２６：第２ねじ山
１３０：蓋部
１３１：鏡
１３２：第２磁石
１４０：ヒンジ部
１４１Ａ：斜面
１５０：補助容器部
１６０：バンド部
１７０、１７１：アプリケーター

Claims (16)

1. 化粧品を貯蔵する本体部；および
   前記本体部の一側を開閉する蓋部を含み、
   前記蓋部を前記本体部にヒンジ連結するヒンジ部を含み、
   前記ヒンジ部は、
   前記本体部の上端に突出し、ヒンジ軸が挿入される軸挿入部；および
   前記蓋部で前記軸挿入部と対応する位置に陥没形成され、前記ヒンジ軸の両端を固定する軸結合部を有することを特徴とする、化粧品容器。
2. 前記本体部と前記蓋部は、
   前記ヒンジ部の反対側で磁力で結合されることを特徴とする、請求項１に記載の化粧品容器。
3. 前記本体部は、
   一側に他側方向に凹むように形成される支持溝が形成されることを特徴とする、請求項１に記載の化粧品容器。
4. 前記支持溝は、
   前記蓋部が前記本体部の内部を開放するように回転された状態で前記本体部に対して１１０度〜１３０度の角度が維持されるように、前記蓋部の後端部に対応するように形成されることを特徴とする、請求項３に記載の化粧品容器。
5. 前記蓋部の開放時、前記蓋部の上面の角が前記支持溝の端部に当接するように設けられ、
   前記ヒンジ部は、前記蓋部の後端部が開放経路に沿って前記蓋部をガイドするか、干渉しないように上部から下部方向に前方に向かって屈曲する斜面が形成されることを特徴とする、請求項３に記載の化粧品容器。
6. 前記ヒンジ部は、
   前記本体部から延びる下端部が前記支持溝の前方に設けられることを特徴とする、請求項３に記載の化粧品容器。
7. 前記本体部の下部に着脱されるように設けられるアプリケーターをさらに含むことを特徴とする、請求項１に記載の化粧品容器。
8. 前記本体部の外側の中心部に結合されるか、中心部から前方または後方に偏るように結合されるものの回転可能に設けられて、前記本体部の側面の周りに当接するか、前記本体部の底面との間に空間が形成されるように回転されるバンド部をさらに含むことを特徴とする、請求項１に記載の化粧品容器。
9. 化粧品が貯蔵される収容空間が形成され、前記収容空間を開閉するようにヒンジ結合される蓋が設けられる貯蔵容器部をさらに含み、
   前記本体部は、前記貯蔵容器部のヒンジ結合構造が収容される収容溝が形成されることを特徴とする、請求項１に記載の化粧品容器。
10. 前記収容溝は、
    前記本体部の左右側のそれぞれに一対で設けられて、選択的に前記貯蔵容器部のヒンジ結合構造の位置を変更して結合することを特徴とする、請求項９に記載の化粧品容器。
11. 前記貯蔵容器部は、
    前記蓋をヒンジ結合し、前記本体部に設けられるいずれか一つの前記収容溝に収容されるヒンジと、前記本体部に設けられる他の一つの前記収容溝に収容される突起を有することを特徴とする、請求項９に記載の化粧品容器。
12. 前記本体部は、上下が貫通するように形成され、内周面に第１ねじ山が形成され、
    前記第１ねじ山と結合される第２ねじ山が外周面に形成されて前記本体部と結合され、化粧品が収容される収容空間が形成される貯蔵容器部をさらに含むことを特徴とする、請求項１に記載の化粧品容器。
13. 化粧品が貯蔵される収容空間が形成され、前記本体部の下側に突出するように設けられて前記本体部に対して段が形成される貯蔵容器部；および
    一つ以上の補助空間が形成され、前記貯蔵容器部の段に着脱可能に設けられる補助容器部をさらに含むことを特徴とする、請求項１に記載の化粧品容器。
14. 前記補助容器部は、
    前記貯蔵容器部に嵌合され、上部に前記補助空間を開閉する補助蓋が設けられることを特徴とする、請求項１３に記載の化粧品容器。
15. 前記貯蔵容器部および前記本体部のうちいずれか一つは第１磁石が含まれ、
    前記補助容器部は前記第１磁石と磁力で結合される金属または第２磁石が含まれて、前記補助容器部が前記貯蔵容器部および前記本体部のうちいずれか一つと磁力で結合されることを特徴とする、請求項１３に記載の化粧品容器。
16. 前記補助容器部は、前記貯蔵容器部の外側を取り囲むリングの形態で形成され、上端部が前記本体部と磁力で結合され、
    前記本体部は、前記ヒンジ部の反対側の内側に前記第１磁石が設けられ、前記第１磁石の下部は前記補助容器部と磁力で結合され、前記第１磁石の上部は前記蓋部と磁力で結合されることを特徴とする、請求項１５に記載の化粧品容器。