JP2021036206A - 情報提供装置、情報提供システム及びコンピュータプログラム - Google Patents

情報提供装置、情報提供システム及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のユーザが通信端末で設定した目的地候補地を、複数のユーザで共有し易くすることができる情報提供装置、情報提供システム及びコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】ナビゲーション装置3は、車内の複数のユーザ4の各々が所持する通信端末5との間で近距離無線による通信を実行する。ナビゲーション装置3は、各ユーザ4が通信端末5で設定した目的地の候補地である公開許可候補地111を収集する収集手段(S21)。ナビゲーション装置3は、収集した複数の公開許可候補地111に係わる情報(POI情報83やコメント112)を、1つの地図上に集約して液晶ディスプレイ15に表示する(S22)。そして、液晶ディスプレイ15と同期した画像を各通信端末5に表示する構成とした。【選択図】図11

Description

本発明は、複数の通信端末と通信を実行して目的地候補地を地図上に表示する情報提供装置、その情報提供装置を備える情報提供システム及びコンピュータプログラムに関する。
従来、車内の複数の通信端末と通信して表示内容を変更する情報提供装置がある。例えば、国際公開公報WO2014/118912号のナビゲーション装置は、車内の複数のユーザの各々が所持する携帯情報通信端末と通信を実行する。ナビゲーション装置は、例えば、運転席、助手席、後部座席の二人の合計4人の同乗者の携帯情報通信端末と通信する場合、ナビゲーション画面に表示した反映画面表示ボタンを押下されると、ナビゲーション画面を4つに分割する(段落0032,図7(b))。
また、ナビゲーション装置は、座席の位置に応じて、携帯情報通信端末からナビゲーション装置に対して許可する操作内容、例えば、目的地設定やルート変更などの操作内容を変更する(段落0026、図6)。ナビゲーション装置は、分割した各画面に、通信中の携帯情報通信端末の各々で選択された操作内容の情報を、簡易情報として表示する。ナビゲーション装置は、4つの画面の何れかを選択されると、選択された画面に対応する携帯情報通信端末から受信した詳細情報を、ナビゲーション画面の全体に表示する(段落0033、0036、図7(c)(d))。
国際公開公報WO2014/118912号(段落0026、0032、0033、0036、図6、図7)
上記したナビゲーション装置では、単純に、各ユーザの携帯情報通信端末の情報を、分割した画面のそれぞれに表示している。そして、ナビゲーション装置は、表示した分割画面のいずれかの選択をユーザから受け付けている。従って、各携帯情報通信端末の情報を分割画面のそれぞれに表示することはできるが、各携帯情報通信端末の情報を、分割されていない1つの画面内に集約して表示することができない。各ユーザが自身の携帯情報通信端末で行きたい場所を目的地候補地として設定しても、その設定された目的地候補地が別々に表示され、各ユーザが選択した目的地候補地の情報を共有し難い問題がある。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、複数のユーザが通信端末で設定した目的地候補地を、複数のユーザで共有し易くすることができる情報提供装置、情報提供システム及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明に係る情報提供装置は、複数のユーザの各々が所持する複数の通信端末との間で通信を実行する通信手段と、複数の前記ユーザが複数の前記通信端末の各々で設定した目的地候補地を収集する収集手段と、前記収集手段により収集した複数の前記目的地候補地に係わる情報を、1つの地図上に集約して表示する表示手段と、を有する。
また、本発明に係る情報提供システムは、複数のユーザの各々が所持する複数の通信端末と、情報提供装置と、を備える情報提供システムであって、複数の前記ユーザの各々が所持する複数の前記通信端末と、前記情報提供装置との間で通信を実行する通信手段と、複数の前記ユーザが複数の前記通信端末の各々で設定した目的地候補地を収集する収集手段と、前記収集手段により収集した複数の前記目的地候補地に係わる情報を、1つの地図上に集約して前記情報提供装置に表示する表示手段と、を有する情報提供システム。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、目的地候補地に係わる情報を表示させるコンピュータプログラムであって、コンピュータを、複数のユーザの各々が所持する複数の通信端末との間で通信を実行する通信手段と、複数の前記ユーザが複数の前記通信端末の各々で設定した前記目的地候補地を収集する収集手段と、前記収集手段により収集した複数の前記目的地候補地に係わる情報を、1つの地図上に集約して表示する表示手段と、して機能させる。
前記構成を有する本発明に係る情報提供装置、情報提供システム及びコンピュータプログラムによれば、複数のユーザが通信端末で設定した目的地候補地を収集し、収集した目的地候補地に係わる情報を1つの地図上に集約して表示する。ここで、例えば、各ユーザが設定した目的地候補地を、分割した別々の画面に表示した場合、複数の目的地候補地の位置関係などが把握し難く、ユーザにとって全体像が分かりにくくなる。これに対し、複数のユーザが設定した目的地候補地の情報を1つの地図に集約して表示することで、各目的地候補地の位置関係などを分かり易く表示することができ、複数のユーザが目的地候補地の情報を共有し易くなる。
本実施形態に係る情報提供システムを示した概略構成図である。 本実施形態に係るナビゲーション装置の制御系を模式的に示すブロック図である。 本実施形態に係る通信端末の制御系を模式的に示すブロック図である。 本実施形態に係る登録処理プログラム及び経路案内処理プログラムの処理内容を示すフローチャートである。 通信端末のディスプレイに表示される表示画面の一例を示す図である。 通信端末のディスプレイに表示される表示画面の一例を示す図である。 通信端末のディスプレイに表示される表示画面の一例を示す図である。 通信端末のディスプレイに表示される表示画面の一例を示す図である。 通信端末のディスプレイに表示される表示画面の一例を示す図である。 通信端末のディスプレイに表示される表示画面の一例を示す図である。 ナビゲーション装置の液晶ディスプレイに表示される表示画面の一例を示す図である。 ユーザごとの色分けを線種で示す図である。 拡大後の液晶ディスプレイに表示される表示画面の一例を示す図である。 本実施形態に係るコメント追加処理プログラムの処理内容を示すフローチャートである。 通信端末のディスプレイに表示される履歴情報の表示画面の一例を示す図である。 通信端末のディスプレイに表示される履歴情報の表示画面の一例を示す図である。 別例の情報提供システムの構成を示す図である。 別例の情報提供システムの構成を示す図である。
以下、本発明に係る情報提供システムについて具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係る情報提供システム1の概略構成について図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係る情報提供システム1を示した概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報提供システム1は、車両2に搭載されたナビゲーション装置3と、車両2に乗車しているユーザ4が所持する通信端末5と、を基本的に有する。本実施形態では、一例として、4人のユーザ4が、1台の車両2に同乗している場合について説明する。尚、後述するように、本願に係わる情報提供システムは、車両2の台数、ユーザ4(通信端末5)の人数、ユーザ4が1つの車両2に同乗しているか否かには特に限定されない(図17、図18参照)。以下の説明では、4人のユーザ4を区別して説明する場合、図1に示すように、ユーザ4A,4B,4C,4Dと、符号の後ろにアルファベットを付して説明する。また、4人のユーザ4を総称する場合には、アルファベットを付さずに、ユーザ4と称して説明する。例えば、ユーザ4Aは、車両2を運転する運転者である。ユーザ4Bは、助手的に座る同乗者である。ユーザ4C,4Dは、後部座席に座る同乗者である。
また、本実施形態に係るナビゲーション装置3は、複数の通信端末5との間において、例えば、Bluetooth(登録商標)の通信規格により互いに電子データを送受信可能となっている。各ユーザ4は、例えば、ナビゲーション装置3を操作して通信端末5とナビゲーション装置3のペアリングを行い、通信相手となる通信端末5をナビゲーション装置3へ登録する。これにより、ナビゲーション装置3と通信端末5との間の近距離無線通信が可能となる。尚、ナビゲーション装置3と通信端末5との間の通信方式としては、Bluetooth(登録商標)に限らず、例えば、Wi−Fi(登録商標)などの他の通信方式でも良い。あるいは、CarPlay(登録商標)やAndroid Auto(登録商標)などの車載システム、アプリケーションプログラムなどにより、ナビゲーション装置3と通信端末5とを無線通信や有線通信で接続しても良い。また、車両2の経路を案内する装置として、ナビゲーション装置3の代わりに、例えば携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータを用いても良い。
また、複数の通信端末5は、通信ネットワーク網6を介して外部のサーバ(例えば、目的地を検索する検索サイト等)と通信可能に接続されている。通信ネットワーク網6は、例えば、インターネット通信網等の広域通信網である。通信端末5は、例えば、3G、LTE、4G、5G等の通信規格により通信ネットワーク網6の基地局等との間で無線通信を行う。
ここで、本実施形態に係る情報提供システム1は、複数の通信端末5から目的地候補地を収集し、ナビゲーション装置3の地図上に集約して表示するシステムである。具体的には、任意のユーザ4が通信端末5で設定した目的地候補地のうち、他のユーザ4へ公開することを許可している目的地候補地(以下、公開許可候補地という)をナビゲーション装置3へ収集する。そして、ナビゲーション装置3において、ユーザ4ごとに公開許可候補地の色を分けるなどして1つの地図上に表示する。ナビゲーション装置3に表示された映像は、
各通信端末5にも同期して表示される。これにより、複数のユーザ4間において目的地候補地の情報共有を容易に図ることができる。
次に、本実施形態に係るナビゲーション装置3の概略構成について図2を用いて説明する。図2は本実施形態に係るナビゲーション装置3の制御系を模式的に示すブロック図である。図2に示すように本実施形態に係るナビゲーション装置3は、ナビゲーション装置3が搭載された車両2(図1参照)の現在位置を検出する現在位置検出部11と、各種のデータが記録されたデータ記録部12と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーションECU13と、ユーザからの操作を受け付けるタッチパネル14と、ユーザに対して車両周辺の地図や後述の公開許可候補地等を表示する液晶ディスプレイ15と、経路案内に関する音声ガイダンスを出力するスピーカ16と、記憶媒体であるDVDを読み取るDVDドライブ17と、プローブセンタやVICS(登録商標:Vehicle Information and Communication System)センタ等の情報センタとの間で通信を行う通信モジュール18と、を備えている。
以下に、ナビゲーション装置3が備える各構成要素について順に説明する。
現在位置検出部11は、GPS21、車速センサ22、ステアリングセンサ23、ジャイロセンサ24等を備え、現在の車両2の位置、方位、車両2の走行速度、現在時刻等を検出することが可能となっている。例えば、車速センサ22は、車両2の移動距離や車速を検出する為のセンサであり、車両2の駆動輪の回転に応じてパルスを発生させ、パルス信号をナビゲーションECU13に出力する。そして、ナビゲーションECU13は発生するパルスを計数することにより駆動輪の回転速度や移動距離を算出する。尚、上記4種類のセンサをナビゲーション装置3が全て備える必要はなく、これらの内の1又は複数種類のセンサのみをナビゲーション装置3が備える構成としても良い。
また、データ記録部12は、外部記憶装置及び記録媒体としてのハードディスク(図示せず)と、ハードディスクに記録された地図情報DB31、目的地情報32、所定のプログラム等を読み出すとともにハードディスクに所定のデータを書き込む為のドライバである記録ヘッド(図示せず)とを備えている。尚、データ記録部12をハードディスクの代わりに不揮発性メモリ、メモリーカード、CDやDVD等の光ディスクにより構成しても良い。また、地図情報DB31や目的地情報32は、外部のサーバに格納され、ナビゲーション装置3から通信により取得される構成でも良い。
ここで、地図情報DB31は、例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ、ノード点に関するノードデータ、各交差点に関する交差点データ、経路の探索に係る処理に用いられる探索データ、施設等の地点に関する地点データ、地図を表示するための地図表示データ、地点を検索するための検索データ等が記憶された記憶手段である。
尚、リンクデータには、道路を構成する各リンクに関してリンクの属する道路の幅員、勾(こう)配、カント、バンク、路面の状態、道路の車線数等のデータが記録されている。また、ノードデータには、実際の道路の分岐点(交差点、T字路等も含む)や各道路に所定の距離毎に設定されたノード点の座標(位置)等のデータが記録されている。また、交差点データには、該交差点を形成するノードを特定する該当ノード情報、該交差点に接続されるリンク(以下、接続リンクという)を特定する接続リンク情報等のデータが記憶されている。
また、探索データとしては、例えば車両2の現在位置から設定された目的地までの経路を探索する経路探索処理に使用される各種データについて記録されている。具体的には、交差点に対する経路として適正の程度を数値化したコストや道路を構成するリンクに対する経路として適正の程度を数値化したコスト等の探索コストを算出する為に使用するコスト算出データが記憶されている。
ナビゲーション装置3は、ユーザ4によって設定された目的地や探索条件によって目的地までの経路探索や経路の案内を行なう。探索条件としては、例えば、『燃費』、『距離』、『時間』などの項目を採用できる。例えば、『燃費』に対して高い優先度を設定すれば、目的地までに消費する燃料を少なくすることを優先した経路探索を行なう。また、後述するように、本実施形態では、特に、ナビゲーション装置3は、各ユーザ4から収集した目的地候補地(公開許可候補地)について経路探索を実行する。
尚、上記した目的地までの経路探索処理についてはナビゲーション装置3と通信可能に接続された外部サーバで行うようにしても良い。外部サーバで経路探索を行う場合には、ナビゲーション装置3からサーバ装置へ現在位置、目的地、公開許可候補地、探索条件等の経路探索に必要な情報が経路探索要求とともに送信される。そして経路探索要求を受信したサーバ装置は、サーバ装置の有する地図情報を用いて経路探索を行い、目的地等までの経路を特定する。その後、特定された経路を要求元のナビゲーション装置3へと送信する。それによって、経路探索時点においてナビゲーション装置3が有する地図情報が古いバージョンの地図情報である場合や、ナビゲーション装置3が地図情報自体を有さない場合でも、サーバ装置が有する最新バージョンの地図情報に基づいて適切な経路を設定することが可能となる。
また、データ記録部12には、目的地情報32が記憶されている。目的地情報32には、通信端末5から収集した公開許可候補地に係わる情報や、その公開許可候補地を設定したユーザの情報等が記憶されている。ナビゲーション装置3は、この目的地情報32に基づいて、液晶ディスプレイ15の地図上に表示する公開許可候補地の表示態様を変更する。また、ナビゲーション装置3は、目的地情報32に基づいて、公開許可候補地の履歴情報の表示処理を行う。
また、ナビゲーションECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)13は、ナビゲーション装置3の全体の制御を行う電子制御ユニットであり、演算装置及び制御装置としてのCPU41、並びにCPU41が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データ等が記憶されるRAM42、制御用のプログラムのほか、後述の経路案内処理プログラム(図4参照)やコメント追加処理プログラム(図14参照)等が記録されたROM43、ROM43から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ44等の内部記憶装置を備えている。
尚、ナビゲーションECU13は、処理アルゴリズムとしての各種手段を構成する。例えば、通信手段は、複数のユーザ4の各々が所持する複数の通信端末5との間で通信を実行する。収集手段は、複数のユーザ4が複数の通信端末5の各々で設定した目的地候補地を収集する。表示手段は、収集手段により収集した複数の目的地候補地に係わる情報を、1つの地図上に集約して表示する。通信端末表示手段は、1つの目的地候補地に対して上限数より多いコメントが設定された場合、全てのコメントを履歴情報として通信端末5に表示する。
タッチパネル14は、液晶ディスプレイ15の表示領域の前面に配置され、地図画像のスクロール表示を行う場合や表示領域に配置されたボタンを選択する場合等に操作される。そして、ナビゲーションECU13は、タッチパネル14の操作によりタッチパネル14から出力される検出信号に基づき、タッチパネル14に対する操作内容(タッチ操作、ドラッグ操作やフリック操作)を検出する。尚、ユーザ4のタッチ操作を受け付ける操作手段としては、タッチパネル14の代わりにタブレット等の操作手段を用いても良い。
また、液晶ディスプレイ15には、道路を含む地図画像、交通情報、操作案内、操作メニュー、キーの案内、出発地から目的地までの案内経路、案内経路に沿った案内情報、ニュース、天気予報、時刻、メール、テレビ番組等が表示される。特に本実施形態では複数のユーザ4が設定した公開許可候補地を1つの地図上に配置し液晶ディスプレイ15に表示される(図11参照)。尚、液晶ディスプレイ15の代わりに、HUDやHMDを用いても良い。
また、スピーカ16は、ナビゲーションECU13からの指示に基づいて案内経路に沿った走行を案内する音声ガイダンスや、交通情報の案内を出力する。
また、DVDドライブ17は、DVDやCD等の記録媒体に記録されたデータを読み取り可能なドライブである。そして、読み取ったデータに基づいて音楽や映像の再生、地図情報DB31の更新等が行われる。尚、DVDドライブ17に替えてメモリーカードを読み書きする為のカードスロットを設けても良い。
また、通信モジュール18は、交通情報センタ、例えば、VICSセンタやプローブセンタ等から送信された交通情報、プローブ情報、天候情報等を受信する為の通信装置であり、例えばDCMが該当する。また、通信モジュール18は、Bluetooth(登録商標)の通信規格により複数の通信端末5との間で無線通信を行なう無線通信回路等を備えている。尚、通信モジュール18は、通信端末5を介してVICSセンタ等と通信しても良い。
次に、ユーザ4が所持する通信端末5の概略構成について図3を用いて説明する。図3は本実施形態に係る通信端末5の制御系を模式的に示すブロック図である。尚、以下の説明では、特に通信端末5がスマートフォンである場合を例に挙げて説明する。図3に示すように、通信端末5は、データバスBUSに、CPU51と、メモリ52と、Bluetooth(登録商標)による無線通信を行う為の無線通信部53と、通信ネットワーク網6の基地局等との間で信号の送受信を行う送受信回路部(RF)54と、送受信回路部54において受信したRF(Radio Frequency)信号をベースバンド信号に変換するとともにベースバンド信号をRF信号に変換するベースバンド処理部55と、マイクロホン56及びスピーカ57等とのインターフェイスである入出力部58と、液晶表示パネル等で構成されたディスプレイ59と、カメラ60と、タッチパネルやハードボタン等から構成される入力操作部61と、GPS62とが接続されることにより構成されている。
ここで、通信端末5に内蔵されるCPU51は、メモリ52に格納されているプログラムに従って種々の動作を実行する通信端末5の制御手段であり、メモリ52とともに通信端末ECU63を構成する。また、通信端末ECU63の各種処理内容は必要に応じてディスプレイ59に表示される。
また、メモリ52は、端末情報等を記憶する記憶媒体である。端末情報は、通信端末5のIDや、通信端末5を所持するユーザ4の情報(ユーザID、氏名等)である。また、メモリ52には、制御用のプログラムのほか、後述の登録処理プログラム(図4参照)を含む各種アプリケーションプログラムについても記憶される。尚、メモリ52は、ハードディスク、メモリーカード等により構成しても良い。
また、無線通信部53は、Bluetooth(登録商標)の通信規格により通信端末5との間で電子データの送受信を行なう。また、ディスプレイ59は、例えば、筐体の一面に配設されており、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等が用いられる。そして、通信端末5にインストールされている各種アプリケーションを実行する為のトップ画面や、実行されたアプリケーションに係る画面(インターネット画面、メール画面等)や、画像、動画等の各種情報が表示される。また、登録処理プログラム(図4参照)が起動された状態では、目的地候補地の検索に必要なキーワードを入力する欄等(図5参照)についても表示される。
また、カメラ60は、例えばCCD等の固体撮像素子を用いたカメラにより構成される小型の撮像装置であり、通信端末5の背面側に内蔵される。また、入力操作部61は、ディスプレイ59の前面に設けられたタッチパネルや筐体に配置されたハードボタン等によって構成されている。そして、通信端末ECU63は、入力操作部61のタッチパネルやハードボタンの押下等により出力される電気信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。また、本実施形態では、特に、入力操作部61は、目的地候補地を検索する操作や、公開許可候補地を設定する操作等をユーザ4から受け付ける。尚、入力操作部61は、番号/文字入力キー、表示された内容を選択するためのカーソルを動かすカーソルキー、選択を確定する決定キー等の各種キー等により構成することもできる。
また、GPS62は、人工衛星によって発生させられた電波を受信することにより、通信端末5(即ちユーザ4)の現在位置及び現在日時を検出可能とする。例えば、GPS62によって、乗車する前のユーザ4の現在位置の情報等を検出することができる(図17参照)。また、GPS62以外にも通信端末5の現在位置や方位を検出する為の他の装置(例えばジャイロセンサ等)を備える構成としても良い。
続いて、上記構成を有する情報提供システム1に含まれる通信端末5のCPU51が実行する登録処理プログラム、及びナビゲーション装置3のCPU41が実行する経路案内処理プログラムについて図4に基づき説明する。図4は本実施形態に係る登録処理プログラム及び経路案内処理プログラムのフローチャートである。まず、図4に示す登録処理プログラムについて説明し、経路案内処理プログラムについては後述する。ここで、登録処理プログラムは、例えば、通信端末5のシステムが起動された後、所定のアプリケーションプログラムが起動されることで実行される。登録処理プログラムは、ユーザ4の入力情報を受け付けて目的地候補地を表示した後、目的地候補地の中から選択された公開許可候補地をナビゲーション装置3へ送信するプログラムである。尚、以下の図4にフローチャートで示す登録処理プログラムは、例えば、通信端末5が備えているメモリ52に記憶されており、CPU51により実行される。
まず、図4に示すS1において、通信端末5のCPU51は、Bluetooth(登録商標)の通信規格の通信によりナビゲーション装置3と接続を行ない、登録処理プログラムの処理に必要な初期設定等を行なう。例えば、ユーザ4は、登録処理プログラムのアプリケーションプログラムを開始する前に、通信端末5を操作してBluetooth(登録商標)の機能をオン状態にする。ユーザ4は、ナビゲーション装置3を操作してPINコード等を確認し、通信端末5を操作してPINコードの入力等を行いナビゲーション装置3のペアリングを行なう。ペアリングが完了した状態で登録処理プログラムのアプリケーションプログラムが実行されると、CPU51は、S1において、ナビゲーション装置3との間で初期設定等を行なう。例えば、CPU51は、アプリケーションプログラムのログインユーザの情報、即ち、通信端末5を現在操作しているユーザ4の情報等をナビゲーション装置3へ送信する。
CPU51は、S1を実行した後、S2を実行する。S2において、CPU51は、ナビゲーション装置3から画面情報の取得等を行ない、ディスプレイ59への表示する処理を実行する。図5は、通信端末5のディスプレイ59に表示された表示画面の一例を示している。図5に示すように、CPU51は、ディスプレイ59の上から順番に、例えば、地図表示欄71、設定画面欄72、操作ボタン欄73を表示する。
地図表示欄71は、例えば、ナビゲーション装置3の液晶ディスプレイ15と同一の内容を表示する表示欄である。CPU51は、S2において、ナビゲーション装置3から液晶ディスプレイ15に表示している画面の情報を取得し、地図表示欄71に表示する。地図表示欄71には、例えば、車両2の周辺の地図画像75に、車両2の現在位置を示す現在位置マーク76を重ねた画像が表示される。
また、設定画面欄72は、目的地候補地の検索結果や後述するコメントの入力欄等を表示する表示欄である。CPU51は、S2において、図5に示す検索キーワード入力欄81と、検索ボタン82を設定画面欄72に表示する。尚、図5は、後述する検索結果が表示された状態を示している。
また、操作ボタン欄73は、各種の操作を受け付ける操作ボタンを表示する表示欄である。CPU51は、S2において、戻るボタン91と、コメント追加ボタン92と、投稿ボタン93と、お気に入り登録ボタン94と、一覧表示ボタン95を操作ボタン欄73に表示する。戻るボタン91は、ディスプレイ59の表示を戻すためのボタンである。CPU51は、戻るボタン91のタッチ操作を検出すると、ディスプレイ59の表示を一つ前の画面に戻す。尚、戻るボタン91以外の各ボタンの操作内容については、後述する。また、CPU51は、操作ボタン欄73を常に表示せずに、スクロール操作(例えば、フリック操作やスワイプ操作等)に応じて操作ボタン欄73の表示/非表示を切り替えても良い。
CPU51は、図4のS2を実行した後、S3を実行する。CPU51は、S3において、設定画面欄72の検索ボタン82が押下されたか否かを判断する。例えば、ユーザ4は、図5に示すように、検索したいキーワードを検索キーワード入力欄81に入力した後、検索ボタン82をタッチ操作する。CPU51は、S3において、検索ボタン82が押下されたと判断すると(S3:YES)、S4を実行する。CPU51は、S4において、検索結果の目的地候補地に関するPOI(Point of Interest)情報83を設定画面欄72に表示する(図5参照)。
目的地候補地のPOI情報83の検索方法については、特に限定されないが、CPU51は、例えば、検索キーワード入力欄81に入力されたキーワードに基づいて、通信ネットワーク網6を介して外部サーバへ問い合わせを実行し、POI情報83を検索することができる。この外部サーバは、例えば、アプリケーションプログラムやナビゲーション装置3のベンダーが準備した検索用のサーバでも良く、Google(登録商標)やYahoo(登録商標)といった一般的な検索サイトのWebサーバでも良い。CPU51は、外部サーバから取得した検索結果の情報に基づいて、POI情報83の表示を実行する。尚、POI情報83の表示項目の詳細については、図6を用いて後述する。また、CPU51は、POI情報83の検索と併せて、目的地候補地の経路探索に必要な情報、例えば、目的地候補地の住所、電話番号などを検索する。そして、後述するように、CPU51は、経路探索に必要な情報をナビゲーション装置3へ送信する(S8)。
図5に示す例では、「おいしい レストラン」など、目的地候補地としてレストランを検索するキーワードが入力されている。この場合、CPU51は、「おいしい レストラン」のキーワードの情報を外部サーバへ送信し、検索結果を取得する。設定画面欄72には、「おいしい レストラン」のキーワードに応じたレストランの情報などが表示される。尚、CPU51は、現在位置周辺の目的地候補地(POI情報83)を検索するか否かの設定を設定画面欄72等で受け付けても良い。そして、設定を受け付けた場合、CPU51は、通信端末5の現在位置やナビゲーション装置3の現在位置の情報を、キーワードと併せて外部サーバへ送信し、現在位置周辺のレストラン等を検索しても良い。これにより、現在位置に応じた検索結果を外部サーバから取得できる。あるいは、CPU51は、外部サーバから取得したPOI情報83を現在位置から近い順に表示しても良い。
CPU51は、S4を実行した後、S5を実行する。また、CPU51は、S3で否定判断した場合(S3:NO)、S5を実行する。S5において、CPU51は、コメントの受付け、お気に入り登録の受付け、POI情報83の公開・非公開の設定、即ち、目的地候補地の公開・非公開の設定の受付け処理を実行する。CPU51は、例えば、図5の設定画面欄72に表示した複数のPOI情報83の何れかをタッチ操作されると、図6に示す画面をディスプレイ59に表示する。CPU51は、タッチ操作されたPOI情報83を、設定画面欄72に拡大して表示する。
図6に示すように、CPU51は、POI情報83として、例えば、店名、店舗の写真、営業時間、定休日、お店情報を表示する。お店情報としては、ピザの食べ放題を実施している情報、期間限定のフェアーを実施している情報など、ユーザ4が目的地候補地の施設に興味を抱く可能性がある情報を用いることができる。尚、図6に示すPOI情報83は、一例である。例えば、CPU51は、目的地候補地の住所や電話番号などをPOI情報83として表示しても良い。また、CPU51は、図6を示す画面を表示する状態において、操作ボタン欄73の戻るボタン91のタッチ操作を検出すると、図5に示す画面を表示する。
CPU51は、図6に示す画面を表示する状態において、コメント追加ボタン92のタッチ操作を検出すると、図7に示す画面をディスプレイ59に表示する。図7に示すように、CPU51は、設定画面欄72の下にコメント入力欄77を表示する。CPU51は、コメント入力ボックス101と、OKボタン102と、キャンセルボタン103をコメント入力欄77に表示する。CPU51は、コメント入力ボックス101に文字等を入力された状態で、OKボタン102のタッチ操作を検出すると、図8に示すように、コメント入力ボックス101に入力されたコメントを設定画面欄72に追加する(S5)。これにより、検索結果から選択した目的地候補地(POI情報83)に、コメントを追加することができる。ユーザ4は、コメント入力ボックス101に、「ココがイチオシ」などの文字等を入力することで、所望のPOI情報83に対するコメントを入力できる。また、CPU51は、図7に示す画面を表示する状態において、キャンセルボタン103のタッチ操作を検出すると、図6に示す画面をディスプレイ59に表示する。
また、CPU51は、図6や図8に示す画面を表示する状態において、操作ボタン欄73の登録ボタン94のタッチ操作を検出すると、設定画面欄72に選択して表示したPOI情報83、即ち、目的地候補地をお気に入りとして登録する(S5)。CPU51は、お気に入りとして登録するPOI情報83やコメントを、例えば、通信端末5のメモリ52に蓄積する。これにより、ユーザ4は、行ってみたい目的地候補地(POI情報83)、今回の同乗者とは異なるユーザ4と過去に訪問し料理の感想等をコメントとして残した目的地候補地(POI情報83)などを、お気に入りの登録として通信端末5に蓄積することができる。
また、CPU51は、操作ボタン欄73の一覧表示ボタン95のタッチ操作を検出すると、図9に示す画面をディスプレイ59に表示する。図9に示すように、CPU51は、お気に入りとして登録されたPOI情報83、POI情報83に追加されたコメントを一覧として設定画面欄72に表示する。これにより、ユーザ4は、お気に入りとして登録したPOI情報83の中から行きたい目的地候補地を選択することができる。尚、CPU51は、図9の画面を表示する状態において、任意のPOI情報83のタッチ操作を検出した場合、図8に示すように、選択されたPOI情報83を表示し、コメント等を受け付けても良い。
また、図6〜図8に示すように、CPU51は、目的地候補地の公開・非公開の設定を受け付ける非公開設定ボックス85を設定画面欄72に表示する。ここで、本実施形態のアプリケーションプログラムは、上記したように、目的地候補地のPOI情報83にコメントを追加してお気に入りとして登録しておくことができる。例えば、ユーザ4Aは、図1に示すユーザ4B〜4Cと一緒に目的地まで移動する場合だけでなく、他のユーザ4と移動する場合にも本アプリケーションプログラムを利用する可能性がある。この場合、ユーザ4Aは、ユーザ4B〜4C以外のユーザ4と過去に訪問したレストラン等を、ユーザ4B〜4Cには秘密にしておきたい場合がある。即ち、任意のユーザ4のお気に入り登録された目的地候補地には、同乗中の他のユーザ4に公開しても良い公開許可候補地と、非公開にしておきたい目的地候補地(以下、非公開候補地という)が含まれる可能性がある。そこで、本実施形態のアプリケーションプログラムでは、非公開設定ボックス85により非公開の設定を行うことで、他のユーザ4への公開を禁止することができる。
詳述すると、CPU51は、S5の処理を実行した後、S6を実行する。S6において、CPU51は、操作ボタン欄73の投稿ボタン93を押下されたか否かを判断する。CPU51は、例えば、図6に示す画面を表示する状態において、投稿ボタン93のタッチ操作を検出すると、S6において肯定判断し(S6:YES)、S7を実行する。この場合、CPU51は、設定画面欄72に表示したPOI情報83の目的地候補地を、ナビゲーション装置3へ送信する対象の目的地候補地として設定する。
S7において、CPU51は、送信する対象の目的地候補地が公開許可候補地であるか否かを判断する。図6に示すように、設定画面欄72には、非公開設定ボックス85が表示されている。ユーザ4は、この非公開設定ボックス85をチェックすることで、設定画面欄72に表示したPOI情報83の目的地候補地を、非公開候補地として設定することができる。CPU51は、非公開設定ボックス85にチェックが入力されていない状態で投稿ボタン93のタッチ操作を検出すると、即ち、公開許可候補地の送信操作が実行されると、S7において肯定判断し(S7:YES)、S8を実行する。S8において、CPU51は、送信する対象の公開許可候補地に係わる情報をナビゲーション装置3へ送信する。ここでいう公開許可候補地に係わる情報とは、図6の設定画面欄72に表示された(ユーザ4に選択された)POI情報83、そのPOI情報83に追加されたコメントの情報、送信するユーザ4の情報、公開許可候補地の経路探索に必要な情報(住所、電話番号など)等である。後述するように、ナビゲーション装置3は、受信した公開許可候補地の経路探索を実行する。このため、CPU51は、S8において、公開許可候補地の経路探索に必要な情報を送信する。また、送信するユーザ4の情報とは、例えば、図4の登録処理プログラムを起動してログイン認証等を実行したユーザ4の情報である。後述するように、ナビゲーション装置3は、ユーザ4ごとに、公開許可候補地の表示態様を変更する。このため、CPU51は、S8において、公開許可候補地を送信したユーザ4を特定する情報を送信する。
一方、CPU51は、非公開設定ボックス85にチェックが入力された状態で投稿ボタン93のタッチ操作を検出すると、即ち、非公開候補地の送信操作が実行されると、S7において否定判断し(S7:NO)、S9を実行する。S9において、CPU51は、エラー等を表示する。例えば、CPU51は、非公開候補地を投稿しようとしている旨の警告や、非公開候補地を投稿しても良いか受け付ける画面をディスプレイ59に表示する(S9)。尚、警告の報知方法は、エラー画面を表示する方法に限らず、スピーカ57から警告音を放音する方法などでも良い。
また、CPU51は、S8を実行した後、S9を実行した後、あるいはS6で否定判断した後(S6:NO)、S10を実行する。S10において、CPU51は、アプリケーションプログラムの終了を受け付けたか否かを判断する。例えば、CPU51は、アプリケーションプログラムを終了するタッチ操作や、所定の表示状態でフリック操作等を受け付けた場合、S10で肯定判断し(S10:YES)、図4に示す登録処理プログラムを終了する。
一方、CPU51は、S10で否定判断した場合(S10:NO)、S2からの処理を再度実行する。これにより、CPU41は、S2においてナビゲーション装置3から最新の地図画像75等を取得し、地図表示欄71の内容を定期的に更新する。また、ユーザ4は、目的地候補地の検索、コメントの追加、公開許可候補地の送信、公開・非公開の設定、お気に入りの登録等を適宜実行することができる。尚、図4に示すフローチャートの処理内容、順番等は一例であり、適宜変更可能である。例えば、目的地候補地を検索するプログラム、コメントを追加するプログラム、公開・非公開を受け付けるプログラムは、別々のプログラムでも良い。
また、CPU51は、複数の公開許可候補地の送信を一度に実行しても良い。例えば、CPU51は、図6や図8に示す画面を表示する状態で、非公開設定ボックス85にチェックを入力された後、登録ボタン94をタッチ操作されると、選択された目的地候補地を非公開候補地としてお気に入り登録する。また、図9に示すように、CPU51は、登録されたPOI情報83の左に、公開・非公開の情報を表示する。そして、CPU51は、公開許可候補地のPOI情報83について、チェックボック105を表示しても良い。CPU51は、例えば、複数のチェックボック105にチェックが入力された状態で、投稿ボタン93のタッチ操作を検出すると、チェックが入力された複数の公開許可候補地の情報をまとめてナビゲーション装置3へ送信する。これにより、ユーザ4は、お気に入り登録した目的地候補地のうち、公開許可候補地をまとめてナビゲーション装置3へ送信できる。
尚、図9に示すように、CPU51は、お気に入り登録の画面に表示するPOI情報83を、公開許可候補地だけ絞るか、非公開候補地だけに絞るか選択できる選択ボックス107を設定画面欄72に表示しても良い。これにより、ユーザ4は、公開許可候補地や非公開候補地をまとめて容易に確認でき、公開・非公開の設定、コメントの追加等を行なうことができる。
続いて、ナビゲーション装置3のCPU41が実行する経路案内処理プログラムについて図4に基づき説明する。ここで、経路案内処理プログラムは、例えば、ナビゲーション装置3の電源が投入されシステムが起動された後に実行される。経路案内処理プログラムは、通信端末5から受信した公開許可候補地のPOI情報83やコメントを地図上に表示し、表示した公開許可候補地を目的地として経路案内を実行するプログラムである。尚、以下の図4にフローチャートで示す経路案内処理プログラムは、例えば、ナビゲーション装置3が備えているRAM42やROM43に記憶されており、CPU41により実行される。また、登録処理プログラムの実行を開始する条件は、ナビゲーション装置3の電源を投入する条件に限らず、例えば、タッチパネル14の特定のボタンをタッチされる条件でも良い。
まず、図4に示すS21において、ナビゲーション装置3のCPU41は、上記したS8で送信された公開許可候補地に係わる情報を通信端末5から受信したか否かを判断する。CPU41は、公開許可候補地に係わる情報を通信端末5から受信すると(S21:YES)、S22を実行する。S22において、CPU41は、S21で受信した公開許可候補地に係わる情報に基づいて、公開許可候補地を液晶ディスプレイ15の地図上に表示する。一方、通信端末5は、S8で公開許可候補地を送信した後、S2を実行することでナビゲーション装置3から更新後の画面情報を取得し、公開許可候補地が表示された地図情報をディスプレイ59に表示する。
図10は、公開許可候補地111を、地図表示欄71に表示した状態を示している。図11は、公開許可候補地111を液晶ディスプレイ15に表示した状態を示している。上記したように、ナビゲーション装置3の液晶ディスプレイ15の表示内容と、通信端末5の地図表示欄71の表示内容は、同期しており同一内容である。しかしながら、図面が繁雑となるのを避け、説明が分かり易くなるように、図10の地図表示欄71は、簡略化した内容が図示されており、図11の表示内容とは異なっている。また、図10の地図表示欄71は、一例として、1つの公開許可候補地111が表示されている。また、図11の液晶ディスプレイ15は、一例として、公開許可候補地121,122,123,124,125,126,127,128の8個の公開許可候補地111が表示されている。以下の説明では、公開許可候補地121〜128を総称する場合、公開許可候補地111と称して説明する。
図10及び図11に示すように、CPU41は、地図画像75に重ねて公開許可候補地111を表示する。CPU41は、公開許可候補地111の情報として、POI情報83、コメント112、ユーザ情報113、評価ボタン114、コメント追加アイコン115及び履歴表示アイコン116を表示する。POI情報83及びコメント112は、S21で通信端末5から受信した情報である。従って、CPU41は、各ユーザ4(投稿者のユーザ4)から収集したコメント112を公開許可候補地111に関連付けて表示する。ユーザ情報113は、POI情報83及びコメント112を送信したユーザ4の情報であり、ユーザ名、ユーザID等である。従って、CPU41は、コメント112に、そのコメント112を設定したユーザ4の情報を付加して表示する。尚、評価ボタン114、コメント追加アイコン115、及び履歴表示アイコン116の詳細については、後述する。
ここで、本実施形態のナビゲーション装置3は、複数のユーザ4から通信端末5を通じて公開許可候補地111を収集する。ナビゲーション装置3は、公開許可候補地111を表示する際に、ユーザ4ごとに色分けし、公開許可候補地111の表示態様を変更する。図12は、ユーザ4ごとの色分けを線種で示している。CPU41は、図11及び図12に線種で区別して示すように、例えば、ユーザ4A〜4Dの各々のPOI情報83やコメント112等に、赤、青、黄、緑等の色を付して、ユーザ4ごとに色分けして表示する。そして、CPU41は、S22において、公開許可候補地111の情報(POI情報83等)を、薄い色で表示する。これは、後述するS25において、目的地として設定された公開許可候補地111のみを濃い色で表示することで、目的地として設定されていない薄い色の公開許可候補地111との違いをユーザ4に認識させ易くするためである。尚、CPU41は、POI情報83等の外枠だけを色分けしても良く、店名等の文字も色分けしても良い。
また、CPU41は、S22において、地図画像75の縮尺を自動で調整する。図11に示すように、CPU41は、各ユーザ4から投稿された公開許可候補地111に係わる情報(POI情報83やコメント112など)が液晶ディスプレイ15内に表示されるように、地図画像75の縮尺を自動調整する。CPU41は、例えば、新たな公開許可候補地111を表示する場合、その新たな公開許可候補地111を含む全ての公開許可候補地111に係わる情報と、車両2の現在位置マーク76が表示されるように、地図画像75を縮小等し調整する。あるいは、CPU41は、後述するコメント追加アイコン115により新たなコメント112を表示する場合、その新たなコメント112、全ての公開許可候補地111に係わる情報、車両2の現在位置マーク76が表示されるように、地図画像75を縮小等し調整する。これにより、1画面に全ての公開許可候補地111の情報と、現在位置マーク76を表示することができる。
また、CPU41は、S22を実行した後、S23を実行する。また、CPU41は、S21において通信端末5から公開許可候補地111に係わる情報を受信せずに否定判断した場合(S21:NO)、S23を実行する。S23において、CPU41は、液晶ディスプレイ15の表示変更処理を実行する。
図11の液晶ディスプレイ15の右下に示すように、CPU41は、地図画像75の縮尺を変更する縮尺変更ボタン131を表示する。CPU41は、S23において、縮尺変更ボタン131に対するタッチ操作を検出するごとに、図11に示す表示画面と、図13に示す現在位置周辺の拡大表示の表示画面とで表示内容を切り替える。また、図11及び図13に示すように、各画面表示の縮尺変更ボタン131の表示態様も切り替えることで、現在の状態がどちらの縮尺状態であるのかをユーザ4に示すことができる。また、縮尺変更ボタン131に対するタッチ操作は、液晶ディスプレイ15によって検出しても良く、通信端末5のディスプレイ59により検出しても良い。
図13に示すように、CPU41は、縮尺変更ボタン131のタッチ操作に基づいて、現在位置マーク76周辺を拡大した地図画像75を液晶ディスプレイ15に表示する。CPU41は、例えば、車両2の現在位置を基準として、所定範囲の地図画像75を拡大表示する。この車両2の現在位置を基準とした所定範囲とは、例えば、運転するドライバが、走行する道路状態(次の交差点の位置や信号の位置など)を確認できる範囲、即ち、ドライバが運転中に参考にし易い地図表示となる縮尺率で表示した範囲である。これにより、運転をより適切にサポートできる地図画像75をドライバに見せることができる。
CPU41は、例えば、図11に示す表示状態では、タッチパネル14に対するタッチ操作に基づいて、ユーザ4による自由な縮尺の変更を受け付ける。また、CPU41は、例えば、図11の縮尺変更ボタン131がタッチ操作され図13の表示を行う際には、予め設定された一定の縮尺率で固定して地図画像75を表示する。このため、例えば、最も拡大した地図を図11で表示した状態で縮尺変更ボタン131を操作すると、図13に切り替えられることで、地図が縮小される場合もあり得る。
また、CPU41は、図13の画面を表示する際に、地図上に表示できない公開許可候補地111については、表示出来なかった公開許可候補地111の数を吹き出し133に表示する。CPU41は、例えば、4方位ごとに、表示仕切れなかった公開許可候補地111の数を集計し、集計した数を吹き出し133に表示する。図11及び図13に示す例では、現在位置マーク76から北に位置する4つの公開許可候補地121,122,123,124の表示が省略され、東に位置する2つの公開許可候補地125,126の表示が省略され、吹き出し133内に数として表示されている。これにより、例えば、ドライバが、現在位置周辺を確認したい場合は縮尺変更ボタン131を操作して図13に示す拡大地図を表示させて確認することができる。また、現在位置の周辺に存在しない公開許可候補地111については、吹き出し133により簡易に表示することができる。CPU41は、例えば、図13に示す拡大地図を表示する場合、縮尺変更ボタン131を再度操作され図11に示す表示状態に切り替えられるまで地図の縮尺を一定値で維持する。従って、CPU41は、後述するS24で否定判断し、再度S22を実行した場合でも、現在位置周辺の公開許可候補地111であれば地図上に表示し、現在位置周辺の公開許可候補地111でなければ吹き出し133の数を増加させる。
尚、吹き出し133を集計する方法は、4方位に限らず、16方位等でも良い。また、CPU41は、S23における図11の表示処理において、地図を自動で縮小する比率を一定の範囲に制限しても良い。例えば、CPU41は、現在位置マーク76から所定距離以上の遠い公開許可候補地111を投稿された場合、その公開許可候補地111を含む範囲まで地図画像75を縮小せずに、図13の吹き出し133のように公開許可候補地111の数のみを液晶ディスプレイ15の端に表示しても良い。これにより、地図の縮尺の自動調整で対応仕切れない情報を、吹き出し133等で簡易的に表示できる。また、CPU41は、図11に示す表示と、図13に示す表示とにおいて、POI情報83等の文字の大きさを同一にしても良く、地図の縮尺に合わせて文字の大きさを縮小等しても良い。また、CPU41は、図11の状態において、ユーザ4により地図の縮尺率を手動で変更された場合、変更された縮尺率に応じて、公開許可候補地111の非表示、吹き出し133の表示、文字の大きさの変更等を実行しても良い。
また、本実施形態の情報提供システム1では、各公開許可候補地111に対するユーザ4の評価を集計することができる。詳述すると、CPU41は、評価ボタン114のタッチ操作に基づいて、評価ボタン114の横に表示する評価数(本発明の評価情報の一例)を増加させる。例えば、通信端末5のCPU51は、地図表示欄71に表示した何れかの公開許可候補地111の評価ボタン114に対するタッチ操作を検出すると、タッチ操作された公開許可候補地111に係わる情報と、ユーザ情報をナビゲーション装置3へ送信する。ナビゲーション装置3のCPU41は、図4のS23において、通信端末5から受信した情報に基づいて、評価ボタン114をタッチ操作された公開許可候補地111の評価数を増加させる。
例えば、CPU41は、ユーザ4が評価ボタン114を1回だけタッチ操作するごとに、評価ボタン114の評価数を1つ増加させる。これにより、各公開許可候補地111に対するユーザ4A〜4Dの各々からの評価数を集計できる。ユーザ4は、例えば、地図表示欄71に表示された複数の公開許可候補地111の中から、POI情報83や投稿者のコメント112を見て行きたいと思った公開許可候補地111の評価ボタン114をタッチ操作する。これにより、評価数を増加させ、その公開許可候補地111へ行きたい意思を他のユーザ4へアピールすることができる。また、CPU41は、通信端末5から受信した評価数の情報を目的地情報32に蓄積する。CPU41は、目的地情報32に蓄積した評価数の情報(評価したユーザ情報や、評価した時間情報)に基づいて、後述する履歴情報の表示を行う(図15、図16参照)。
尚、公開許可候補地111の投稿者が、自身で投稿した公開許可候補地111については、評価ボタン114のタッチ操作を禁止しても良い。即ち、任意の公開許可候補地111について、その公開許可候補地111を投稿したユーザ4による評価数を増加させる操作を禁止し、投稿者以外のユーザ4からの評価数を集計しても良い。また、通信端末5やナビゲーション装置3は、1つの公開許可候補地111について、一人のユーザ4が評価ボタン114を1回だけ操作(1回だけ評価)できるように制御しても良い。また、ナビゲーション装置3は、液晶ディスプレイ15において、評価ボタン114の操作を受け付けても良い。
また、CPU41は、S23の表示変更処理において、評価ボタン114の評価数に基づいて、公開許可候補地111の表示態様を変更する。CPU41は、例えば、図11の公開許可候補地126に示すように、評価数がゼロの公開許可候補地111については、その公開許可候補地111についてのPOI情報83やコメント112を表示せずに、評価ボタン114と履歴表示アイコン116だけを表示する。即ち、CPU41は、評価数がゼロの公開許可候補地111については、簡易化した表示態様とする。これにより、例えば、投稿者以外のユーザ4から評価されるまでの間、公開許可候補地111を縮小して表示することができる。また、公開許可候補地111を投稿するユーザ4は、例えば、POI情報83を表示したい公開許可候補地111については評価ボタン114を操作して自身で評価数を1つ増やし、他のユーザ4に投稿した公開許可候補地111の情報(POI情報83やコメント112)をアピールできる。あるいは、投稿するユーザ4は、POI情報83を表示したくない公開許可候補地111については評価数をゼロにしておくことで、あまりおすすめでないお店などを簡易化して表示できる。
また、CPU41は、S23の表示変更処理において、任意の公開許可候補地111について評価数がゼロから1に増えると、その公開許可候補地111について簡易化の表示をやめて、POI情報83やコメント112を表示する。これにより、ユーザ4が公開許可候補地111を評価したタイミングで、POI情報83等を表示することができる。
尚、CPU41は、評価数に限らず、例えば、コメント112がない公開許可候補地111を簡易化して表示しても良く、評価数とコメント数に応じて公開許可候補地111を簡易化して表示しても良い。また、CPU41は、公開許可候補地111を地図画像75に表示した時点ではPOI情報83やコメント112を表示し、一定時間だけ経過した後に評価数がゼロである場合、POI情報83やコメント112を消して簡易化して表示しても良い。これにより、一定時間だけPOI情報83等を表示し、POI情報83等を見たユーザ4が公開許可候補地111を評価しなかった場合に、簡易化して表示することができる。あるいは、CPU41は、評価数がゼロであっても、POI情報83だけは公開許可候補地111に常に表示しても良い。
また、CPU41は、S23の表示変更処理において、図11に示すように、評価数の増加に応じて、公開許可候補地111に係わる情報をより拡大して表示する。図11に示す例では、評価数が1の公開許可候補地121,124,127,128に比べて、評価数が2の公開許可候補地122のPOI情報83やコメント112がより拡大して表示されている。また、評価数が2の公開許可候補地122に比べて、評価数が3の公開許可候補地123のPOI情報83やコメント112がより拡大して表示されている。これにより、評価数を公開許可候補地111の大きさでユーザ4に認識させることができる。
また、CPU41は、S23の表示変更処理において、図10及び図11に示すように、S22で表示した、即ち、新たに地図画像75上に表示した公開許可候補地111までの案内経路117を表示する。CPU41は、例えば、上記したS8で通信端末5から受信した公開許可候補地111の経路探索に必要な情報(住所など)と、データ記録部12の地図情報DB31の探索データ等に基づいて案内経路117の経路探索を実行する。また、CPU41は、探索した案内経路117に沿って現在位置から公開許可候補地111まで走行した場合の到着予想時間を、地図情報DB31の探索データ等に基づいて算出する。CPU41は、算出した到着予想時間を公開許可候補地111に関連付けて表示する。例えば、CPU41は、案内経路117の近くに到着予想時間を表示する(図10、図11参照)。これにより、各公開許可候補地111までの到着予想時間の情報を、複数のユーザ4で容易に共有できる。
また、CPU41は、S23の表示変更処理において、到着予想時間と公開許可候補地111の営業時間の関係、及び公開許可候補地111の定休日に基づいて、公開許可候補地111の表示態様を変更する。この営業時間や定休日の情報は、S8において、通信端末5から受信した情報に基づいて検出できる。CPU41は、例えば、現在時間に到着予想時間を加えた時間が営業時間を過ぎていた場合、公開許可候補地111の表示態様を変更する。また、CPU41は、今日の日付けや曜日が定休日であった場合、その公開許可候補地111の表示態様を変更する。
CPU41は、図10の公開許可候補地124や評価数がゼロの公開許可候補地125に示すように、POI情報83や評価ボタン114を、例えば、無彩色の薄いグレー色で塗り潰して表示する。これにより、定休日のお店や、到着しても閉店しているお店を視覚的に分かり易く表示できる。尚、図10には図示していないが、コメント112も同様にグレー色で塗り潰しても良い。また、営業時間外や定休日の公開許可候補地111に対する操作(コメント112の追加や後述する目的地設定)を禁止しても良い。また、CPU41は、図11に示すように、評価数がゼロの公開許可候補地126や、定休日等の公開許可候補地124,125については、案内経路117の探索や表示等を実行しなくとも良い。
CPU41は、S23を実行した後、S24を実行する。S24において、CPU41は、表示した公開許可候補地111の中から目的地となる公開許可候補地111の設定を受け付けたか否かを判断する。CPU41は、目的地の設定を受け付けていないと判断すると(S24:NO)、S21からの処理を再度実行し、別の公開許可候補地111の受信処理、公開許可候補地111の表示処理、表示変更処理を適宜実行する。これにより、CPU41は、各ユーザ4の通信端末5から公開許可候補地111に係わる情報の収集を定期的に実行し、各ユーザ4から収集した公開許可候補地111を色分けして液晶ディスプレイ15(地図表示欄71)に表示する(図11参照)。また、CPU41は、地図の縮尺の自動調整、定休日に応じた表示等を実行する。
一方、ユーザ4は、例えば、ナビゲーション装置3のタッチパネル14を操作して、地図上に表示された公開許可候補地111の中から目的地を設定する。CPU41は、S24において目的地の設定を受け付けたと判断すると(S24:YES)、目的地として設定された公開許可候補地111(POI情報83等)を濃い色で表示する(S25)。これにより、目的地として設定された公開許可候補地111を、他の公開許可候補地111に比べて強調して表示できる。尚、目的地の設定方法は、ナビゲーション装置3を操作する方法に限らない。例えば、ナビゲーション装置3は、通信端末5の操作により目的地の設定を受け付けても良い。また、CPU41は、目的地が設定されその目的地へ経路案内を実行する場合、目的地の公開許可候補地111以外の公開許可候補地111への案内経路117を地図上から消去しても良い。これにより、目的地までの案内経路117だけを残して、案内中の案内経路117を分かり易く表示できる。あるいは、CPU41は、目的地までの案内経路117の色や色の濃さを、他の案内経路117と異なる表示態様にしても良い。
CPU41は、S25を実行した後、S26を実行する。S26において、CPU41は、目的地として設定された公開許可候補地111までの経路案内を案内経路117に基づいて実行する。これにより、通信端末5から収集した公開許可候補地111までの経路案内を実行できる。CPU41は、S26を実行すると、図4に示す経路案内処理プログラムを終了する。CPU41は、S21からの処理を再度実行し、新たな公開許可候補地111の収集や、目的地の変更等を受け付ける。尚、CPU41は、S26で経路案内を開始した場合、その経路案内を終了するまで、S21からの処理を実行しなくとも良い。
続いて、ナビゲーション装置3のCPU41が実行するコメント追加処理プログラムについて図14に基づき説明する。ここで、コメント追加処理プログラムは、例えば、ナビゲーション装置3の電源が投入されシステムが起動された後に実行される。コメント追加処理プログラムは、公開許可候補地111を地図上に表示した後、表示した公開許可候補地111についてのコメント112を通信端末5から受信した場合、受信したコメント112をその公開許可候補地111に表示する、あるいは受信したコメント112を履歴情報として目的地情報32に蓄積するプログラムである。尚、コメント追加処理プログラムを開始するタイミングは、上記した電源投入時に限らず、例えば、公開許可候補地111を最初に地図上に表示したタイミングでも良い。以下の図14にフローチャートで示すコメント追加処理プログラムは、例えば、ナビゲーション装置3が備えているRAM42やROM43に記憶されており、CPU41により実行される。
まず、図14に示すS31において、CPU41は、コメントを受け付けたか否かを判断する。ナビゲーション装置3は、公開許可候補地111を液晶ディスプレイ15の地図上に表示した後、その公開許可候補地111に対するコメント112を受け付ける。例えば、通信端末5のCPU51は、図10に示す公開許可候補地111を地図表示欄71に表示する状態において、任意の公開許可候補地111のコメント追加アイコン115をタッチ操作されたことに基づいて、コメント112を入力するための画面(図示略)をディスプレイ59に表示する。CPU41は、例えば、図7に示すコメント入力欄77を表示した画面と同様の画面をディスプレイ59に表示する。CPU41は、追加のコメント112の入力を受け付けると、受け付けたコメント112をナビゲーション装置3へ送信する。尚、コメント112を受け付ける方法は、上記した通信端末5を用いた方法に限らず、例えば、ナビゲーション装置3のタッチパネル14で直接受け付けても良い。
CPU41は、S31において、通信端末5からコメント112を受信するまでの間(S31:NO)、S31の判断処理を繰り返し実行する。CPU41は、通信端末5からコメント112を受信したと判断すると(S31:YES)、S32を実行する。S32において、CPU41は、コメント112を追加する公開許可候補地111(以下、対象の公開許可候補地111という場合がある)に3つ以上のコメント112を表示するか否かを判断する。本実施形態のCPU41は、表示するコメント112の数に上限数を設定している。例えば、CPU41は、POI情報83の他にコメント112を2つまで表示し、3つ目以降のコメント112については地図上に表示せずに履歴情報として目的地情報32に蓄積する。これにより、1つの公開許可候補地111について表示されるコメント112の数を制限し、地図が見えにくくなることを抑制できる。尚、CPU41は、1又は3以上を上限数として設定しても良く、上限数を設けずにコメント112を無制限に追加して表示しても良い。あるいは、CPU41は、公開許可候補地111ごとにコメント112の数を判断せずに、1画面に表示するコメント112の総数に上限数を設定しても良い。
また、図4のS22で表示する公開許可候補地111の投稿時のコメント112の数についても、上限数を設定しても良い。例えば、CPU51は、図4のS5の処理において、1つの公開許可候補地111について受け付けるコメント112の数を2つまでに制限しても良い。あるいは、CPU51は、1つの公開許可候補地111について3つ以上のコメント112を受付けた場合、S8において全てのコメント112を公開許可候補地111の情報としてナビゲーション装置3へ送信しても良い。そして、ナビゲーション装置3が、2つのコメント112までを表示し、3つ目以降のコメント112を表示せずに目的地情報32へ蓄積しても良い。
S32において、CPU41は、対象の公開許可候補地111に2つ以下のコメント112、即ち、上限数以下のコメント112を表示すると判断した場合(S32:NO)、S33を実行する。S33において、CPU41は、1つ又は2つのコメント112を、対象の公開許可候補地111のPOI情報83に重ねて表示する。CPU41は、S33を実行すると、図14に示す処理を終了し、再度、S31からの処理を実行する。これにより、CPU41は、新たなコメント112の受付け処理を開始する。
図11に示すように、例えば、左上のユーザ4Cが投稿した公開許可候補地121には、ユーザ4Dから投稿されたコメント112と、ユーザ4Bから投稿されたコメント112にPOI情報83が重ねて表示されている。これにより、1つの公開許可候補地111について、任意のユーザ4から投稿されたPOI情報83やコメント112、及び他のユーザ4がそのPOI情報83等について投稿したコメント112を集約して表示することができる。複数のユーザ4A〜4Dは、通信端末5やナビゲーション装置3の表示画面を確認することで、どのユーザ4がどの公開許可候補地111を目的地として希望しているのか、その公開許可候補地111についてどのユーザ4がどのようなコメント112をしているのかを確認でき、目的地を決定するのに有益な情報を共有することができる。
また、CPU41は、S32において、対象の公開許可候補地111に3つ以上のコメント112、即ち、上限数以上のコメント112を表示すると判断した場合(S32:YES)、S35を実行する。CPU41は、S35において、固定情報として設定されたコメント112があるか否かを判断する。ここでいう固定情報とは、地図上に必ず表示する情報である。
詳述すると、図15は、通信端末5のディスプレイ59に表示される履歴情報の表示画面を示している。例えば、通信端末5は、地図表示欄71に表示した公開許可候補地111の履歴表示アイコン116のタッチ操作に基づいて、その公開許可候補地111に係わる履歴情報をナビゲーション装置3へ要求する。ナビゲーション装置3は、要求された公開許可候補地111に係わる履歴情報を、目的地情報32から検索し通信端末5へ応答する。通信端末5は、ナビゲーション装置3から受信した情報に基づいて、図15に示す履歴情報を表示する。
図15に示す鍵アイコン141は、その鍵アイコン141を付加された情報が固定情報であることを示している。本実施形態では、例えば、初期設定として、POI情報83が固定情報として設定されている。このため、POI情報83は、評価情報がゼロ等で簡易表示する場合(図11の公開許可候補地125,126参照)や地図画像75上に表示できずに吹き出し133で表示する場合(図13参照)などを除き、基本的に公開許可候補地111に表示される。
また、通信端末5は、履歴情報の画面において、固定情報を最も上に表示する。従って、通信端末5は、基本的にPOI情報83を画面の最上部に表示する。通信端末5は、POI情報83の下に、コメント112を上から下に向かって時系列順に表示する。また、通信端末5は、履歴情報として、各ユーザ4からの評価履歴142を時系列順に表示する。この評価履歴142は、上記した評価ボタン114のタッチ操作の履歴である。通信端末5は、コメント112や評価履歴142の色をユーザ4ごとに変更して表示する。尚、図15の評価追加ボタン143に示すように、通信端末5は、履歴情報の画面において、表示した公開許可候補地111についての評価を受け付けても良い。
また、本実施形態の情報提供システム1では、任意のコメント112を固定情報として設定することができる。例えば、通信端末5は、図15に示す履歴情報の表示画面において、任意のコメント112に対するタッチ操作等が行なわれた場合、そのコメント112を固定情報に設定しても良い。図16は、コメント112を固定情報に設定した状態を示している。図16に示すように、通信端末5は、固定情報として設定されたコメント112の右に鍵アイコン141を表示し、POI情報83の下に、即ち、固定情報のPOI情報83を除く他の情報よりも上に、新たに固定情報として設定されたコメント112を表示する。これにより、固定情報を優先して表示できる。
本実施形態では、POI情報83を除き、2つのコメント112まで地図上に表示する制限を行なう。換言すれば、地図上には、最大で2つまでのコメント112しか表示できない。このため、通信端末5は、履歴情報において、最大で2つまでのコメント112を固定情報として受け付ける。図16に示すように、例えば、お得なクーポン情報やクーポンのURLなど、他のユーザ4により知ってほしい情報を固定情報として地図上や履歴情報の画面で優先して表示できる。尚、ナビゲーション装置3及び通信端末5は、POI情報83を固定情報として処理しなくとも良い。
CPU41は、図14のS35において、固定情報として設定されたコメント112が存在すると判断すると(S35:YES)、S36を実行し、存在しないと判断すると(S35:NO)、S37を実行する。S36において、CPU41は、固定情報のコメント112を優先に、コメント112を2つまで地図上に表示させる。また、CPU41は、固定情報のコメント112が1つである場合、最新のコメント112、即ち、S31で受け付けたコメント112を表示させる。CPU41は、S36を実行した後、S39を実行する。S39において、CPU41は、表示できなかった3つ目以降のコメント112を、履歴情報として目的地情報32に記憶する。
一方、CPU41は、S37において、最新のコメントを2つまで地図上に表示させる。CPU41は、S37を実行した後、S39において、表示できなかった3つ目以降のコメント112を、履歴情報として目的地情報32に記憶する。CPU41は、S39を実行した後、図14に示す処理を終了する。CPU41は、S31からの処理を再度実行し、新たなコメント112を受け付ける処理を実行する。
これにより、例えば、固定情報のコメント112が設定されるまでの間、最新の2つのコメント112が地図上に表示される(S37)。また、固定情報のコメント112が1つ設定された場合、その固定情報のコメント112が常に表示され、且つ最新の1つのコメント112が表示される(S36)。さらに、固定情報のコメント112が2つ設定された場合、その2つのコメント112が常に表示される。このようにして、本実施形態のナビゲーション装置3は、各ユーザ4から投稿されたコメント112を、固定情報の設定に基づいて表示する。尚、ナビゲーション装置3は、一度設定された固定情報の解除を受け付けても良い。また、ナビゲーション装置3は、最新のコメント112を優先せずに、より古いコメント112を優先して表示しても良い。また、ナビゲーション装置3は、POI情報83やコメント112の固定情報の設定を受け付けなくとも良い。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るナビゲーション装置3のCPU41は、複数のユーザ4が複数の通信端末5の各々で設定した公開許可候補地111を収集する(S21)。CPU41は、収集した複数の公開許可候補地111に係わる情報(POI情報83やコメント112など)を、1つの地図上に集約して表示する(S22)。
例えば、各ユーザ4が設定した公開許可候補地111を、液晶ディスプレイ15の1つの画面を分割した分割画面に表示した場合、複数の公開許可候補地111の位置関係などが把握し難く、ユーザ4にとって全体像が分かりにくくなる。これに対し、本実施形態では、複数のユーザ4が設定した公開許可候補地111の情報を1つの地図画像75に集約して表示することで、各公開許可候補地111の位置関係などを分かり易く表示することができ、複数のユーザ4が目的地候補地の情報を共有し易くなる。
具体的には、例えば、乗り合いサービスの車両2に同乗した複数のユーザ4が、初対面であるために話し合って目的地を決めにくいような場合、通信端末5を通してお互いの情報を供給する(意見を交換する)ことで、全てのユーザ4の満足度がより高い目的地を探すことができる。また、初対面のユーザ4同士であっても気軽に目的地を決めることができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、前記実施形態において、ナビゲーション装置3は、通信端末5との接続を切断された場合、その通信端末5に関する情報を消去しても良い。例えば、ナビゲーション装置3は、切断された通信端末5に係わるPOI情報83やコメント112の情報を目的地情報32から削除しても良い。これにより、例えば、不特定多数のユーザ4が利用するレンタカーのナビゲーション装置3などにおいて、情報を削除することで、個人情報の漏洩等を防ぐことができる。
また、ナビゲーション装置3は、ユーザ4ごとに色分けなどの表示態様の変更を実行しなくとも良い。例えば、ナビゲーション装置3は、全てのユーザ4のPOI情報83等を同じ色で表示しても良い。あるいは、ナビゲーション装置3は、ユーザ4ごとに形を変えてPOI情報83等を表示しても良い。
また、ナビゲーション装置3は、ユーザ4ごとではなく、通信端末5ごとにPOI情報83やコメント112の色分け等を実行しても良い。
また、ナビゲーション装置3は、POI情報83やコメント112を表示せずに、公開許可候補地111の位置のみを表示しても良い。即ち、ナビゲーション装置3は、目的地候補地の収集と表示のみを実行しても良い。
また、情報提供システム1は、目的地候補地について、公開・非公開の設定(公開許可候補地111又は非公開候補地の設定)を受け付けなくとも良い。ナビゲーション装置3は、各ユーザ4が検索等して設定した目的地候補地を各通信端末5から収集し、収集した目的地候補地を1つの地図上に集約して表示しても良い。
また、通信端末5は、非公開候補地や非公開候補地に係わるコメントを、自身の設定画面欄72のみに表示しても良い。この場合、通信端末5の表示と、ナビゲーション装置3の表示とは、異なる表示となる。これにより、ユーザ4は、自身の非公開候補地について、ナビゲーション装置3や他のユーザ4の通信端末5には表示させずに、自身の通信端末5の地図上で確認できる。
また、上記した公開許可候補地111に係わる情報の構成は、一例である。例えば、ナビゲーション装置3は、ユーザ情報113や評価ボタン114を公開許可候補地111に表示しなくとも良い。
また、ナビゲーション装置3は、公開許可候補地111についての評価を受け付けなくとも良い。
また、ナビゲーション装置3は、評価数に応じた公開許可候補地111の表示態様の変更を実行しなくとも良い。
また、ナビゲーション装置3は、上限数以上のコメント112を履歴情報として蓄積しなくとも良い。例えば、ユーザ4は、表示されたコメント112を削除して、新たなコメント112を投稿しても良い。
また、CPU41は、S23において、営業時間及び定休日に基づくグレー色の表示変更を実行したが、営業時間及び定休日の少なくとも一方に基づいて表示変更をしても良い。また、CPU41は、営業時間及び定休日に基づく表示変更を実行しなくとも良い。
また、ナビゲーション装置3は、S22で実行した、全てのコメント112を表示するための地図の縮尺調整を実行しなくとも良い。
また、ナビゲーション装置3は、縮尺変更ボタン131を液晶ディスプレイ15に表示させず、現在位置周辺の表示の切り替えを受け付けなくとも良い。
また、通信端末5は、S3及びS4における目的地候補地の検索を実行しなくとも良い。例えば、ユーザ4は、手動で、写真やお店情報を通信端末5で入力し、ナビゲーション装置3へ投稿しても良い。
また、前記実施形態では、ナビゲーション装置3の液晶ディスプレイ15の表示画面を、通信端末5に表示させたが、表示させなくとも良い。即ち、地図画像75、現在位置マーク76、公開許可候補地111等を通信端末5に表示しなくとも良い。この場合、ユーザ4は、ナビゲーション装置3で、地図上に集約された公開許可候補地111を確認できる。
また、上記実施形態では、全てのユーザ4A〜4Dが車両2に同乗している場合について説明したが、本願発明は車両2に載っていないユーザ4との情報共有を図ることもできる。図17は、別例の情報提供システム1の構成を示している。図17に示す別例では、車両2にユーザ4A,4B,4Cが同乗し、ユーザ4Dを目的地に向かいながら迎えに行く場合を示している。この場合、車外のユーザ4Dの通信端末5は、通信ネットワーク網6を介してナビゲーション装置3と通信することができる。このような場合にも、車内のユーザ4A〜4Cに加え、車外のユーザ4Dからも公開許可候補地111の情報やコメント112をナビゲーション装置3へ集約し、集約した情報を表示して共有できる。
また、図17に示すユーザ表示151や位置表示152のように、車内や車外のユーザ4の位置を識別情報で地図上に表示し、互いの位置を地図上で共有しても良い。また、車外のユーザ4Dに車両2が到着するまでの時間を表示しても良く。ユーザ4Dの位置への到着に合わせて、到着の通知153をユーザ4Dの通信端末5に表示しても良く、ブザー等により到着を通知しても良い。
また、前記実施形態では、1台のナビゲーション装置3を備える情報提供システム1について説明したが、情報提供システム1は2台以上のナビゲーション装置3を備えても良い。例えば、図18に示すように、車両2Aのナビゲーション装置3と、別の車両2Bのナビゲーション装置3とで目的地候補地の情報共有を図っても良い。2台のナビゲーション装置3は、通信ネットワーク網6や車車間通信を介して情報を伝達しても良い。これにより、異なる車両2A,2Bのそれぞれに乗るユーザ4間で目的地候補地の情報を共有できる。
また、図18に示すように、ナビゲーション装置3は、車両2Aに示すように、自車の現在位置マーク76のみを表示する状態と、車両2Bに示すように、自車と他車の現在位置マーク76を表示する状態とを縮尺変更ボタン131により切り替えても良い。また、ナビゲーション装置3は、車両2Aのように、自車の現在位置マーク76のみを表示する場合、自車のユーザ4から投稿されたPOI情報83やコメント112のみを表示しても良い。また、ナビゲーション装置3は、車両2Bのように他車の現在位置マーク76も表示する場合、自車及び他車のユーザ4のPOI情報83等を全て表示しても良い。
また、本実施形態では、ナビゲーション装置3が経路探索処理を行っているが、経路探索処理についてはナビゲーション装置3と通信可能に接続された外部サーバで行うようにしても良い。外部サーバで行う場合には、ナビゲーション装置3から外部サーバへ現在位置等の経路探索に必要な情報を、経路探索要求とともに送信しても良い。
また、本発明の情報提供装置はナビゲーション装置以外に、目的地候補地を表示等する機能を有する装置に対して適用することが可能である。例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等(以下、携帯端末等という)に適用することも可能である。また、サーバと携帯端末等から構成されるシステムに対しても適用することが可能となる。その場合には、上述した登録処理プログラム(図4)、経路案内処理プログラム(図4)、コメント追加処理プログラム(図14)の各ステップは、サーバと携帯端末等のいずれが実施する構成としても良い。
また、本発明に係る情報提供装置を具体化した実施例について上記に説明したが、情報提供装置は以下の構成を有することも可能であり、その場合には以下の効果を奏する。
例えば、第1の構成は以下のとおりである。
複数のユーザ(4)の各々が所持する複数の通信端末(5)との間で通信を実行する通信手段(18)と、複数の前記ユーザが複数の前記通信端末の各々で設定した目的地候補地(111)を収集する収集手段(41)と、前記収集手段により収集した複数の前記目的地候補地に係わる情報(83、111、112、113、114、115、116、133)を、1つの地図上に集約して表示する表示手段(15、41)と、を有する情報提供装置(3)。
前記構成を有する本発明に係る情報提供装置では、複数のユーザが通信端末で設定した目的地候補地を収集し、収集した目的地候補地に係わる情報を1つの地図上に集約して表示する。ここで、例えば、各ユーザが設定した目的地候補地を、分割した別々の画面に表示した場合、複数の目的地候補地の位置関係などが把握し難く、ユーザにとって全体像が分かりにくくなる。これに対し、複数のユーザが設定した目的地候補地の情報を1つの地図に集約して表示することで、各目的地候補地の位置関係などを分かり易く表示することができ、複数のユーザが目的地候補地の情報を共有し易くなる。
また、第2の構成は以下のとおりである。
前記表示手段は、複数の前記目的地候補地に係わる情報の表示態様を、前記目的地候補地を設定した設定元のユーザごとに変更して前記1つの地図上に表示する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、1つの地図上に表示した複数の目的地候補地に係わる情報の色や形などの表示態様を変更する。これにより、どのユーザがどの目的地候補地を設定したのかを、各ユーザに対して視覚的に容易に認識させることができる。
また、第3の構成は以下のとおりである。
前記収集手段は、前記ユーザが、前記目的地候補地に対して設定したコメント(112)を前記通信端末から収集し、前記表示手段は、前記収集手段により収集した前記コメントを、前記目的地候補地に係わる情報に関連付けて前記1つの地図上に表示する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、目的地候補地に対してユーザが設定したコメントを、1つの地図上に集約し、複数のユーザで共有することができる。これにより、1台の車両内に乗車している各ユーザ間など、様々なユーザ間において目的地候補地に関する情報交換が可能となる。
また、第4の構成は以下のとおりである。
前記表示手段は、前記コメントに、前記コメントを設定した前記ユーザの情報(113)を付加して表示する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、どのユーザがどのコメントを設定したのかを、各ユーザに対して視覚的に認識させることができる。これにより、各ユーザは、目的地候補地を、その目的地候補地を設定したユーザに関連付けて把握することができる。
また、第5の構成は以下のとおりである。
前記表示手段は、1つの前記目的地候補地に対して複数の前記コメントが設定された場合、上限数以下の前記コメントのみを、前記目的地候補地に係わる情報に関連付けて前記1つの地図上に表示する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、1つの目的地候補地について表示するコメントの上限数を設定する。これにより、1つの地図上に表示するコメントの数を制限し、コメントの増加によって地図が見えにくくなることを抑制できる。
また、第6の構成は以下のとおりである。
1つの前記目的地候補地に対して前記上限数より多い前記コメントが設定された場合、全ての前記コメントを履歴情報として前記通信端末に表示する通信端末表示手段(32、41)を有する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、地図上に表示しきれなかったコメントを含め、全てのコメントを、履歴情報として通信端末に表示する。ユーザは、通信端末を操作することで、全てのコメントの内容を確認できる。
また、第7の構成は以下のとおりである。
前記表示手段は、前記目的地候補地に到着する到着予想時間と前記目的地候補地の営業時間の関係、及び前記目的地候補地の定休日のうち、少なくとも一方の情報に基づいて、前記目的地候補地に係わる情報の表示態様を変更する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、お店などの目的地候補地の営業時間内にその目的地候補地に到着できない場合や、お店が休みの場合など、目的地候補地に係わる情報の表示態様を変更する。これにより、ユーザは、営業時間に間に合わない目的地候補地やお休みの目的地候補地を、表示態様の違いにより認識できる。
1 ナビゲーション装置
4 ユーザ
5 通信端末
15 液晶ディスプレイ
18 通信モジュール
32 目的地情報
41 CPU
83 POI情報
111 公開許可候補地
112 コメント
113 ユーザ情報
114 評価ボタン
115 コメント追加アイコン
116 履歴表示アイコン
133 吹き出し

Claims (9)

  1. 複数のユーザの各々が所持する複数の通信端末との間で通信を実行する通信手段と、
    複数の前記ユーザが複数の前記通信端末の各々で設定した目的地候補地を収集する収集手段と、
    前記収集手段により収集した複数の前記目的地候補地に係わる情報を、1つの地図上に集約して表示する表示手段と、
    を有する情報提供装置。
  2. 前記表示手段は、
    複数の前記目的地候補地に係わる情報の表示態様を、前記目的地候補地を設定した設定元のユーザごとに変更して前記1つの地図上に表示する、請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 前記収集手段は、
    前記ユーザが、前記目的地候補地に対して設定したコメントを前記通信端末から収集し、
    前記表示手段は、
    前記収集手段により収集した前記コメントを、前記目的地候補地に係わる情報に関連付けて前記1つの地図上に表示する、請求項1又は請求項2に記載の情報提供装置。
  4. 前記表示手段は、
    前記コメントに、前記コメントを設定した前記ユーザの情報を付加して表示する、請求項3に記載の情報提供装置。
  5. 前記表示手段は、
    1つの前記目的地候補地に対して複数の前記コメントが設定された場合、上限数以下の前記コメントのみを、前記目的地候補地に係わる情報に関連付けて前記1つの地図上に表示する、請求項3又は請求項4に記載の情報提供装置。
  6. 1つの前記目的地候補地に対して前記上限数より多い前記コメントが設定された場合、全ての前記コメントを履歴情報として前記通信端末に表示する通信端末表示手段を有する、請求項5に記載の情報提供装置。
  7. 前記表示手段は、
    前記目的地候補地に到着する到着予想時間と前記目的地候補地の営業時間の関係、及び前記目的地候補地の定休日のうち、少なくとも一方の情報に基づいて、前記目的地候補地に係わる情報の表示態様を変更する、請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の情報提供装置。
  8. 複数のユーザの各々が所持する複数の通信端末と、
    情報提供装置と、
    を備える情報提供システムであって、
    複数の前記ユーザの各々が所持する複数の前記通信端末と、前記情報提供装置との間で通信を実行する通信手段と、
    複数の前記ユーザが複数の前記通信端末の各々で設定した目的地候補地を収集する収集手段と、
    前記収集手段により収集した複数の前記目的地候補地に係わる情報を、1つの地図上に集約して前記情報提供装置に表示する表示手段と、
    を有する情報提供システム。
  9. 目的地候補地に係わる情報を表示させるコンピュータプログラムであって、
    コンピュータを、
    複数のユーザの各々が所持する複数の通信端末との間で通信を実行する通信手段と、
    複数の前記ユーザが複数の前記通信端末の各々で設定した前記目的地候補地を収集する収集手段と、
    前記収集手段により収集した複数の前記目的地候補地に係わる情報を、1つの地図上に集約して表示する表示手段と、して機能させる為のコンピュータプログラム。
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