JP2021033708A - 乗合車両配車装置、方法、及びプログラム、並びに交通運行システム - Google Patents

乗合車両配車装置、方法、及びプログラム、並びに交通運行システム Download PDF

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Abstract

【課題】乗合車両配車装置、方法、及びプログラム、並びに交通運行システムにおいて、平時に利用者の乗車予約に対して最適な走行ルートでの送迎を提供し、かつ災害発生時に、緊急利用者からの乗車予約によって、最適な走行ルートでの要支援者及び支援物資の迅速な搬送を提供できるようにする。【解決手段】乗合車両配車装置は、災害時の場合に平時モードに代えて災害時モードを設定する設定部と、平時モードの場合は、一般利用者及び緊急利用者を含む利用者からの乗車予約を受け付け、災害時モードの場合は、一般利用者からの乗車予約の受付を不可とし、かつ緊急利用者からの乗車予約を受け付ける受付部と、車両位置情報を取得する取得部と、乗車予約及び車両位置情報に基づいて、受け付けた乗車予約を満たす走行ルートの乗合車両を導出する導出部と、導出された乗合車両に対して、導出部で導出された乗合車両を示す車両情報を送信する送信部と、を含む【選択図】図13

Description

本開示は、災害時に運行する災害時モードを備えた乗合車両配車装置、方法、及びプログラム、並びに交通運行システムに関する。
巨大地震及び洪水等の災害時において、避難所への人々の迅速な移動、及び避難所への物資の迅速な搬送が望まれている。しかしながら高齢者及び車いすを使用する障害者等、介護及び福祉サービス等の支援を必要とする要支援者は、自力での避難所への移動が困難な場合がある。一方、従来の災害時に対応する様々な災害時対策システムにおいては、災害時には、そのシステムを使用することができるが、災害時ではない平時においてはそのシステムを使用することができない場合がある。そのため、投資対効果の観点から、平時に常時使用できるシステムにおいて、災害時においても活用することができるシステムの開発が望まれている。
そこで、特許文献1には、電気を駆動源とする自動走行可能な移動体において、平時モードにおいては、地域情報を集める情報収集手段、及び地域情報を提供する手段として活用し、災害時モードにおいては、自立分散型の情報伝達手段に切り替えて、自治体からの災害関連情報を伝達できるようにした移動体運行システムが開示されている。
特開2015−172791号公報
しかしながら、特許文献1に記載された移動体運行システムにおいては、平時に常時使用可能であり、かつ災害が発生した場合に、移動体を災害時モードに切り替えて運行することはできるが、災害時モードにおいて、要支援者又は支援物資の搬送を行うことはできない。
本開示は上記事情に鑑みなされたものであり、平時において利用者の乗車予約に対して最適な走行ルートでの送迎を提供し、かつ災害が発生した場合には、緊急利用者からの乗車予約によって、最適な走行ルートでの要支援者及び支援物資の迅速な搬送を提供できる
ようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の乗合車両配車装置は、平時の場合に平時モードを設定し、かつ災害時の場合に前記平時モードに代えて災害時モードを設定する設定部と、
利用者の乗車位置を示す乗車位置情報を含む乗車予約を受け付ける受付部であって、前記平時モードが設定されている場合は、一般利用者及び緊急利用者を含む利用者からの乗車予約を受け付け、前記災害時モードが設定されている場合は、前記一般利用者からの乗車予約の受付を不可とし、かつ前記緊急利用者からの乗車予約を受け付ける受付部と、
乗合車両の現在位置を示す車両位置情報を取得する取得部と、
前記受付部で受け付けた乗車予約、及び前記取得部で取得した車両位置情報に基づいて、前記受付部で受け付けた乗車予約を満たす走行ルートの乗合車両を導出する導出部と、
前記導出部で導出された乗合車両に対して、前記導出部で導出された乗合車両を示す車両情報を送信する送信部と、
を含む。
また、本開示の交通運行システムは、上記の乗合車両配車装置と、
前記緊急利用者が所有する情報端末であって、前記乗車予約を示す情報を送信する情報端末と、
前記乗合車両に搭載された情報端末であって、前記送信部から送信された表示情報を受信する情報端末と、
を含む。
また、本開示の乗合車両配車方法は、平時の場合に平時モードを設定し、かつ災害時の場合に前記平時モードに代えて災害時モードを設定し、
前記平時モードが設定されている場合は、一般利用者及び緊急利用者を含む利用者から前記利用者の乗車位置を示す乗車位置情報を含む乗車予約を受け付け、
前記災害時モードが設定されている場合は、前記一般利用者からの乗車予約の受付を不可とし、かつ前記緊急利用者からの乗車予約を受け付け、
乗合車両の現在位置を示す車両位置情報を取得し、
受け付けた前記乗車予約、及び取得した前記車両位置情報に基づいて、受け付けた前記乗車予約を満たす走行ルートの乗合車両を導出し、
導出された前記乗合車両に対して、導出された乗合車両を示す車両情報を送信する。
また、本開示の乗合車両配車プログラムは、コンピュータを、
平時の場合に平時モードを設定し、かつ災害時の場合に前記平時モードに代えて災害時モードを設定する設定部と、
利用者の乗車位置を示す乗車位置情報を含む乗車予約を受け付ける受付部であって、前記平時モードが設定されている場合は、一般利用者及び緊急利用者を含む利用者からの乗車予約を受け付け、前記災害時モードが設定されている場合は、前記一般利用者からの乗車予約の受付を不可とし、かつ前記緊急利用者からの乗車予約を受け付ける受付部と、
乗合車両の現在位置を示す車両位置情報を取得する取得部と、
前記受付部で受け付けた乗車予約、及び前記取得部で取得した車両位置情報に基づいて、前記受付部で受け付けた乗車予約を満たす走行ルートの乗合車両を導出する導出部と、
前記導出部で導出された乗合車両に対して、前記導出部で導出された前記乗合車両を示す車両情報を送信する送信部と、
して機能させる。
本開示の乗合車両配車装置、方法、及びプログラム、並びに交通運行システムによれば、平時において利用者の乗車予約に対して最適な走行ルートでの送迎を提供し、かつ災害が発生した場合には、緊急利用者からの乗車予約によって、最適な走行ルートでの要支援者及び支援物資の迅速な搬送を提供できる。
本開示の一実施形態に係る交通運行システムの一例を示す概略構成図である。 本開示の一実施形態に係る乗合車両配車装置の一例を示すブロック図である。 本開示の一実施形態に係る平時モードにおける交通運行システムの一例を示す概要図である。 利用者情報端末、データセンタ、及び車両情報端末の間の平時モードの処理の一例を表したフローチャートである。 利用者情報端末の位置情報取得画面の一例を示す図である。 利用者情報端末の乗車予約画面の一例を示す図である。 利用者情報端末の選択情報の選択画面の一例を示す図である。 本開示の一実施形態に係る交通運行システムの平時モードの処理の流れの一例を示す説明図である。 車両情報端末の表示情報の表示画面の一例を示す図である。 利用者情報端末の迎車車両情報の表示画面の一例を示す図である。 利用者情報端末、運行管理者情報端末、データセンタ、及び車両情報端末の間の平時モードの処理の一例を表したフローチャートである。 本開示の一実施形態に係る交通運行システムのモードの切替処理のフローチャート 本開示の一実施形態に係る災害時モードにおける交通運行システムの一例を示す概要図である。 乗車予約の判別方法の処理を示すフローチャートである。 リストを使用する場合の乗車予約の判別方法の処理を示すフローチャート 本開示の一実施形態に係る交通運行システムの災害時モードの処理の流れの一例を示す説明図である。 運行管理者情報端末、データセンタ、及び車両情報端末の間の災害時モードの要支援者搬送の処理の一例を表したフローチャートである。 要支援者を搬送する際の災害時走行ルートの一例を示す図である。 車両情報端末の要支援者搬送時の表示情報の表示画面の一例を示す図である。 運行管理者情報端末、データセンタ、及び車両情報端末の間の災害時モードの物資搬送の処理の一例を表したフローチャートである。 物資を搬送する際の災害時走行ルートの一例を示す図である。 車両情報端末の物資搬送時の表示情報の表示画面の一例を示す図である。 運行管理者情報端末、データセンタ、及び車両情報端末の間の災害時モードの要支援者移動の処理の一例を表したフローチャートである。 要支援者を移動させる際の災害時走行ルートの一例を示す図である。 車両情報端末の要支援者移動時の表示情報の表示画面の一例を示す図である。 本開示の第2の実施形態に係る乗合車両配車装置の一例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本開示の実施形態について説明する。図1は本開示の実施形態にかかる乗合車両配車装置を適用した、交通運用システムの一例を示す概略構成図である。図1に示すように、本開示の交通運用システムでは、データセンタ1、利用者情報端末2、運行管理者情報端末3、車両情報端末4、及びデータサーバ5が、ネットワーク6を経由して通信可能な状態で接続されている。なお、本実施形態において、運行管理者は、本開示の利用者に含まれ、災害時において運行管理者は、本開示の緊急利用者に対応することとする。
利用者情報端末2は、利用者が所有する携帯型の情報端末であり、具体的には、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ノート型パソコン、及び携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)等を使用することができる。利用者情報端末2には、現在位置を取得するGPS(Global Positioning System)機能が備えられている。また、利用者情報端末2は、移動通信手段、音声入出力手段、及び操作手段等を用いた移動電話機能を提供する移動電話アプリケーション、ナビゲーション機能を提供するナビゲーションアプリケーション、並びに移動通信手段を介して、地図を提供するサーバから地図情報を取得して表示する地図アプリケーション等、複数のアプリケーションを備えている。また、利用者情報端末2には、乗車予約をするためのアプリケーション(以下、乗車予約アプリという)がダウンロードされており、利用者は乗車予約アプリを起動することにより、乗合車両の乗車予約を行う。なお、乗車予約の方法については後で詳細に説明する。
運行管理者情報端末3は、運行管理者が所有する情報端末であり、デスクトップ型及びノート型のパソコンで構成される。なお、本開示においては、パソコンに限られず、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、及び携帯情報端末等を使用することもできる。また、本開示において、「運行管理者」は、データセンタ1において予め定められた領域内で乗合車両の運行管理を行う運行業者であって、市役所や県庁等の自治体等である。運行管理者情報端末3には、乗車予約をするための乗車予約アプリがダウンロードされており、運行管理者は乗車予約アプリを起動することにより、乗合車両の乗車予約を行う。なお、乗車予約の方法については後で詳細に説明する。
また、運行管理者情報端末3に搭載される乗車予約アプリには、利用者情報端末2に搭載された乗車予約アプリとは異なり、災害時の場合に後述するデータセンタ1の設定部18に対して災害が発生したことを示す入力を送信する災害時モード切替キーが設けられている。
車両情報端末4は、乗合車両に搭載される装置であり、入力部、表示部、マイクやスピーカなどを備えた音声入出力部、現在位置を取得するGPS受信機、車両の車速及び角速度等を検出する車両センサ等を備えている。また、車両情報端末4は、カーナビゲーション機能を提供するカーナビゲーションアプリケーション(以下、カーナビアプリという)、並びに移動通信手段を介して、地図を提供するサーバから地図情報を取得して表示する地図アプリケーション等、複数のアプリケーションを備えている。なお、本開示において車両情報端末4は、地図アプリケーションに替えて、地図情報を記憶した記憶装置を備えていてもよい。車両情報端末4のカーナビアプリは、GPS受信機及び車両センサを利用した現在位置や現在進行方向の算出、利用者からの目的地の設定の受け付け、並びに設定された目的地までのルートの探索を地図情報を用いて行う。また、車両情報端末4のカーナビアプリは、地図情報が表す地図上に、各種施設アイコン、現在位置や現在の進行方向を表す現在地マーク、目的地までの走行ルートを表した案内画像の生成を行う。
なお、本開示において「乗合車両」は、タクシー、走行ルートを変更可能な乗合バスであるコミュニティバス、高齢者や身体障害者を福祉施設、病院、自宅等の希望する場所に送迎する福祉用の車両等を意図する。
データサーバ5は、各種データを保存して管理するコンピュータであり、大容量外部記憶装置及びデータベース管理用ソフトウェアを備えている。データサーバ5は、有線あるいは無線のネットワーク6を介して他の装置と通信を行い、走行ルートを含む運行データ等を送受信する。具体的には運行管理者等により入力された走行ルートを含む運行データ、及び走行可能な乗合車両を示す車両情報等の各種データを、データセンタ1を介してネットワーク経由で取得し、大容量外部記憶装置等の記録媒体に保存して管理する。
また、災害時に避難所として使用される場所の位置を示す避難所位置情報、災害時に避難所への自力での移動が困難な要支援者の居住位置を示す居住位置情報、並びに水、非常食、及び毛布等の物資の備蓄位置を示す物資位置情報等のデータも保存される。また、災害時、特に災害が長引いた場合に、避難所での生活に支障がある要支援者、例えば車いすを使用する人、高齢者、及び精神疾患がある人等、介護や福祉サービスを必要とする要支援者を、避難所から移動させるための福祉支援所の位置を示す福祉支援所位置情報のデータも保存される。
避難所位置情報には、各避難所において収容される人数の他、収容される人の年齢、性別、及び名前等の個人情報、並びに要支援者であるか否かの情報等も含まれる。また、居住位置情報には、要支援者の年齢、性別及び名前等の個人情報の他に、どの程度の支援が必要であるのか等の情報も含まれる。物資位置情報には、災害時に食料及び水等を提供する協定を結んでいるスーパー及び小売店等の物資情報及び位置情報等を含む情報、並びに災害時に備えて食料及び水等が備蓄されている備蓄所の位置情報及び物資情報を含む情報も含まれる。福祉支援所位置情報には、災害時に避難所から福祉支援所への移動が必要な要支援者の年齢、性別、名前、及びどの程度の支援が必要であるのか等の情報も含まれる。
なお、本実施形態においては、データサーバ5は独立したコンピュータで構成されているが、本開示の技術はこれに限られず、データセンタ1に設けられていてもよい。この場合、後述する本開示の乗合車両配車装置10に設けられていてもよい。
データセンタ1は、本開示の乗合車両配車装置10を備えており、乗合車両の配車を決定する。乗合車両配車装置10は、1台のコンピュータに、本開示の乗合車両配車プログラムをインストールしたものである。乗合車両配車プログラムは、DVD(Digital Versatile Disc)あるいはCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の記録媒体に記録されて配布され、その記録媒体からコンピュータにインストールされる。又は、ネットワーク6に接続されたサーバコンピュータの記憶装置、もしくはネットワークストレージに、外部からアクセス可能な状態で記憶され、要求に応じてコンピュータにダウンロードされ、インストールされる。
図2は、コンピュータに乗合車両配車プログラムをインストールすることにより実現される本開示の一実施形態の乗合車両配車装置10の概略構成を示す図である。図2に示すように、乗合車両配車装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、メモリ12及びストレージ13を備えている。
ストレージ13は、ハードディスクドライブ及びSSD(Solid State Drive)等からなる。ストレージ13には、ネットワーク6を経由してデータサーバ5から取得した、走行ルートを含む運行データ、並びに処理に必要な情報を含む各種情報が記憶されている。
また、メモリ12には、乗合車両配車プログラムが記憶されている。乗合車両配車プログラムは、CPU11に実行させる処理として、平時の場合に平時モードを設定し、かつ災害時の場合に平時モードに代えて災害時モードを設定する設定処理、平時モードが設定されている場合は、一般利用者及び運行管理者を含む利用者からこの利用者の乗車位置を示す乗車位置情報を含む乗車予約を受け付け、災害時モードが設定されている場合は、一般利用者からの乗車予約の受付を不可とし、かつ運行管理者(緊急利用者)からの乗車予約を受け付ける受付処理、乗合車両の現在位置を示す車両位置情報を取得する取得処理、受け付けた乗車予約、及び取得した車両位置情報に基づいて、受け付けた乗車予約を満たす走行ルートの乗合車両を導出する導出処理、導出された乗合車両に対して、導出された乗合車両を示す車両情報を送信する送信処理を規定する。
そして、CPU11がプログラムに従いこれらの処理を実行することで、コンピュータは、受付部14、取得部15、導出部16、通信部17、及び設定部18として機能する。
設定部18は、平時の場合に平時モードを設定し、かつ災害時の場合に平時モードに代えて災害時モードを設定する。具体的には、乗合車両配車装置10の各種処理を、受付部14による受け付け対象を一般利用者及び運行管理者を含む利用者とする平時モードから、受付部14による受け付け対象を運行管理者のみとする災害時モードに切り替えて設定する。なお、設定部18は、市役所や県庁等の自治体等の運行管理者によって災害の発生を示す入力があった場合に災害が発生したと判別して災害時モードを設定する。設定部18への入力は、例えば運行管理者が運行管理者情報端末3を操作することにより行われる。なお、設定部18への入力は、運行管理者に限られず、例えば、運行管理者以外に予め設定されている災害対策室や災害担当者等により行われてもよい。設定部18による災害時モードへの切り替えを行うことが可能な対象を設定しておくことにより、災害が発生した際の混乱を防止し、かつ災害の種類及び大きさ等に応じた適切なモードの設定を行うことが可能となる。
受付部14は、平時モードにおいては、一般利用者及び運行管理者を含む利用者から、乗車位置を示す乗車位置情報、降車位置を示す降車位置情報、並びに乗車位置での乗車希望時刻及び降車位置での降車希望時刻の少なくとも一方の時刻を示す時刻情報を含む乗車予約を受け付ける。受付部14は、具体的には利用者情報端末2及び運行管理者情報端末3の少なくとも一方から乗車予約を受付け、利用者情報端末2及び運行管理者情報端末3にダウンロードされた乗車予約アプリにより入力された乗車位置情報、降車位置情報、及び時刻情報を含む予約情報を受け付ける。
一方、受付部14は、災害時モードにおいては、運行管理者から、乗車位置を示す乗車位置情報、及び降車位置を示す降車位置情報を含む乗車予約を受け付ける。なお、災害時モードにおいては、受付部14は、乗車位置情報として居住位置情報及び物資位置情報の少なくとも一方の情報を受け付け、かつ降車位置情報として避難所位置情報及び福祉支援所位置情報の少なくとも一方の情報を受け付ける。受付部14は、具体的には運行管理者情報端末3からの指示により、予めデータサーバ5に記憶された居住位置情報、物資位置情報、避難所位置情報、及び福祉支援所情報を受け付ける。なお、予めデータサーバ5に記憶された居住位置情報、物資位置情報、避難所位置情報、及び福祉支援所情報は、本開示の第1の情報に対応する。
また、受付部14は、災害の状況に応じて運行管理者により適宜入力された居住位置情報、物資位置情報、避難所位置情報、及び福祉支援所情報の少なくとも一方の情報も受け付ける。具体的には運行管理者情報端末3にダウンロードされた乗車予約アプリにより入力された居住位置情報、物資位置情報、避難所位置情報、及び福祉支援所情報の少なくとも一方の情報を受け付ける。これにより、例えば、データサーバ5に位置情報が記憶されていた避難所が、災害によって非難が不可能な状況となった場合等には、運行管理者が新たに避難が可能な場所を避難所として設定することができる。なお、災害の状況に応じて運行管理者により適宜入力された居住位置情報、物資位置情報、避難所位置情報、及び福祉支援所情報は、本開示の第2の情報に対応する。
取得部15は、乗合車両の現在位置を示す車両位置情報を取得する。具体的には、データセンタ1に登録されている乗合車両の車両情報端末4に搭載されたGPS受信機が受信した位置情報を、車両位置情報として取得する。本開示の取得部15は、受付部14が予約情報を受け付けるのと同時に、すなわち受付部14による予約情報の受付に同期させて、車両位置情報を取得する。つまり取得部15は即時的に車両位置情報を取得する。なお、本開示において「即時的に」は、リアルタイムと同じ意味である。
導出部16は、受付部14で受け付けた乗車予約、及び取得部15で取得した車両位置情報に基づいて、乗車予約の条件を満たす走行ルートで運行予定の乗合車両を導出する。本実施形態においては、導出部16はAI(Artificial Intelligence:人工知能)エンジンを搭載しており、AIエンジンを使用して乗車予約の条件及び乗合車両の車両位置情報から、乗合車両の最適な走行ルートを導出する。なお、AIエンジンは、公知の技術を使用することができる。
なお、導出部16は、災害時モードにおいては、気象予測情報を含む気象情報及び自然災害予測情報を含む自然災害情報の少なくとも一方の情報に基づいて導出される利用可能な道路情報に基づいて、乗合車両の走行ルートとして災害時走行ルートを導出する。災害時に利用可能な道路情報は、予めデータサーバ5に記憶されている。このように、平時で使用される道路情報は異なり、災害時に利用可能な道路情報に基づいて災害時走行ルートを導出することにより、乗合車両に対して走行時に安全な道路を案内することができる。
通信部17は、各種情報を送受信する。なお、本実施形態の通信部17は本開示の送信部としても機能する。平時モードにおいては、通信部17は、導出部16で導出された乗合車両を示す車両情報と、車両情報で示される乗合車両の乗車位置への到着予定時刻及び降車位置への到着予定時刻の少なくとも一方の時刻を示す時刻情報とを含む選択情報を選択可能に送信し、かつ利用者により選択された選択情報を受信する。具体的には、利用者情報端末2、及び運行管理者情報端末3の少なくとも一方に選択情報を送信し、かつ利用者により選択された選択情報を受信する。なお、利用者及び運行管理者による選択方法については、後で詳細に説明する。また、通信部17は、受信した選択情報で示される乗合車両に搭載された車両情報端末4に、当該乗合車両が利用者により選択されたことを報知し、かつ利用者により選択された選択情報に基づいた走行ルートを表示する表示情報を送信する。
一方、通信部17は、災害時モードにおいては、導出部16で導出された乗合車両を示す車両情報を受信し、受信した車両情報で示される乗合車両に搭載された車両情報端末4に、当該乗合車両が導出されたことを報知し、かつ導出部16により導出された災害時走行ルートを表示する表示情報を送信する。本開示の乗合車両配車装置10は上記のように構成される。
次に、上記乗合車両配車装置10を適用した交通運用システムについて説明する。図3は本開示の一実施形態に係る平時モードにおける交通運行システムの一例を示す概要図である。本実施形態における交通運行システムによる平時モード時の大まかな処理の流れは、次の通りである。図3に示すように、利用者P1〜P4がそれぞれ所有する利用者情報端末2の乗車要約アプリを起動するか、又は利用者P1〜P4が運行管理者に電話をすることにより、外出先又は自宅からデータセンタ1に対して乗合車両の乗車予約を行う(図3中、矢印A1及びA2)。データセンタ1は、乗車予約の条件を満たす走行ルートの乗合車両を導出し、利用者P1〜P4に各々、車両情報と時刻情報とを含む選択情報を選択可能に送信し、かつ利用者P1〜P4により選択された選択情報を受信して、選択された乗合車両に選択されたことと選択された選択情報に基づいた走行ルートR1,R2を表示する表示情報を送信する(図3中、矢印B)。
ここで、利用者情報端末2、データセンタ1、及び車両情報端末4の間の具体的な処理について説明する。図4は利用者情報端末、データセンタ、及び車両情報端末の間の平時モードの処理の一例を表したフローチャートである。なお、本実施形態においては、利用者情報端末2としてスマートフォンを使用する。また、利用者情報端末2、データセンタ1、及び車両情報端末4の間の通信プロトコルはHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)を使用する。
図4に示すように、先ず、利用者が利用者情報端末2の乗車予約アプリを起動し、GPS機能を使用して現在位置情報を取得する(ステップST1)。図5は利用者情報端末の位置情報取得画面の一例を示す図である。乗車予約アプリが起動されると、利用者情報端末2は、GPS機能を使用して現在位置を取得する。そして、利用者情報端末2は地図を提供するサーバから地図情報を取得して、図5に示すように、画面21に現在位置が含まれる範囲の地図24を表示する。
次に、利用者は、乗車予約アプリを使用して乗車予約を行う(ステップST2)。先ず、利用者は、図5に示す地図24上において、乗車位置(出発地)及び降車位置(目的地)を指定する。なお、乗車位置及び降車位置の指定は、図5に示すように乗車を表す乗車マークS及び降車を表す降車マークEを、利用者が地図24上で所望する位置に移動させることにより行うことができる。
図6は利用者情報端末の乗車予約画面の一例を示す図である。利用者により乗車位置及び降車位置が指定されると、図6に示すように、画面21に乗車マークS及び降車マークEにそれぞれ隣接して、乗車位置及び降車位置の住所及び建物の名前等の乗車位置情報23A、降車位置情報24Aが表示される。また、降車位置情報24Aの下方には、乗車人数を表す乗車人数マーク25A及び乗車人数情報25B、並びに、時刻情報マーク26A及び希望到着時刻情報26Bが表示される。
ここで、本実施形態においては、希望到着時刻は降車位置に到着する希望時刻とするが、本開示の技術はこれに限られず、乗車位置に到着する希望時刻を表示させてもよいし、乗車位置と降車位置の両方の希望時刻を表示させてもよい。乗車人数情報25B及び希望到着時刻情報26Bは、利用者が図示しない入力キーを操作することにより、内容を変更することができる。そして、利用者が画面21に表示された送信キー27を押下することにより、利用者情報端末2からデータセンタ1へ、乗車位置情報23A、及び降車位置情報24Aを含む乗車予約が送信される。
一方、車両情報端末4は、予め定められたタイミングで、乗合車両に搭載されたGPS受信機によって車両位置情報を取得する(ステップST3)。
次に、利用者情報端末2から乗車予約が送信されると、データセンタ1の乗合車両配車装置10の受付部14が、乗車位置情報23A、及び降車位置情報24Aを含む乗車予約を受け付け、かつ取得部15が、データセンタ1に登録されている乗合車両の現在位置を示す車両位置情報を取得する(ステップST4)。そして、導出部16が、受付部14が受け付けた乗車予約、及び取得部15が取得した車両位置情報に基づいて、データサーバ5に記憶されている各乗合車両の運行データを参照して、乗車要約の条件を満たす走行ルートで運行予定の乗合車両を導出する(ステップST5)。
データセンタ1の乗合車両配車装置10の通信部17は、導出部16で導出された乗合車両を示す車両情報と、車両情報で示される降車位置への到着予定時刻を示す時刻情報とを含む選択情報を選択可能に利用者情報端末2へ送信する(ステップST6)。例えば、導出部16で導出された乗合車両が3台ある場合、この3台の乗合車両を示す車両情報と、3台の乗合車両の降車位置への到着予定時刻を示す時刻情報とが、選択情報として画面21に表示される。図7は利用者情報端末の選択情報の選択画面の一例を示す図である。図7に示すように、候補1の選択情報28は、車両情報を「タクシー 3号車 乗合い無」とし、到着予定時刻を17時とする。また、候補2の選択情報29は、車両情報を「タクシー 5号車 乗合い有」とし、到着予定時刻を17時15分とする。また、候補3の選択情報30は、車両情報を「バス 1号車」とし、到着予定時刻を17時30分とする。なお、図7には表示されていないが、各候補に乗車するために必要な料金を表示させてもよい。
そして、画面21には各々の選択情報の近傍に選択キー28A,29A,30Aが表示され、利用者が所望する候補の選択情報の近傍に表示された選択キーを押下することにより、利用者により候補が選択され(ステップST7)、利用者により選択された候補は、データセンタ1に送信される。この送信により、乗車予約が完了する。
次に、データセンタ1は、利用者により選択された候補の乗合車両に対して配車指示を送信する(ステップST8)。具体的には、データセンタ1の乗合車両配車装置10の通信部17が、選択された候補の乗合車両に搭載された車両情報端末4に利用者により選択されたことを報知し、かつ利用者により選択された選択情報に基づいた走行ルートを表示する表示情報を送信する。
配車指示を受信した乗合車両は、当該乗合車両に搭載された車両情報端末4で配車情報を取得する(ステップST9)。具体的には、配車情報として、利用者により選択された選択情報に基づいた走行ルートを表示する表示情報を取得する。
ここで、例えば、図3に示す利用者P1が先に乗車予約を完了しているものとする。図8は本開示の一実施形態に係る交通運行システムの処理の流れの一例を示す説明図である。図8の左図に示すように、利用者P1は乗車位置S1から降車位置E1までタクシーC1で移動する乗車予約が完了している。この状況において、図3に示す利用者P2が新たに乗車予約を行う。例えば、図8の真ん中の図に示すように、利用者P2が乗車位置S2から降車位置E2まで移動したい場合に、上述したように、乗車予約アプリを使用して乗車予約を行い、利用者P2が候補として表示されたタクシーC1を選択し、乗車予約が完了する。この場合、タクシーC1は、図8の左図に示す、利用者P1の乗車位置S1から利用者P1の降車位置E1までの走行ルートから、図8の右図に示す、利用者P1の乗車位置S1、利用者P2の乗車位置S2、利用者P1の降車位置E1、利用者P2の降車位置E2の順に運行する走行ルートに変更される。表示情報は、この変更された走行ルートを表示する情報となる。
図9は車両情報端末の表示情報の表示画面の一例を示す図である。図9に示すように、車両情報端末4の表示画面40には、画面左側に、地図を提供するサーバから取得した地図情報に基づく地図41が表示され、地図41上に、取得した表示情報に基づいた走行ルートが表示される。一例として、図9に示すように、利用者P1の乗車位置S1、利用者P2の乗車位置S2、利用者P1の降車位置E1、利用者P2の降車位置E2の順に運行する走行ルートが表示される。
また、車両情報端末4は、画面右側に、走行ルートの順に、次の目的地、目的地までの所要時間、並びに乗車又は降車する利用者の名前及び利用者の人数等、取得した表示情報に基づいた内容が表示される。一例として、図9に示すように、第1の目的地として利用者P1の名前、乗車位置S1、乗車位置S1までの所要時間、及び乗車人数を含む乗車情報42、第2の目的地として利用者P2の名前、乗車位置S2、乗車位置S2までの所要時間、及び乗車人数を含む乗車情報43、第3の目的地として利用者P1の名前、降車位置E1、降車位置E1までの所要時間、及び降車人数を含む降車情報44、及び第4の目的地として利用者P2の名前、降車位置E2、降車位置E2までの所要時間、及び降車人数を含む降車情報45が表示される。
図4に戻り、次に、データセンタ1の乗合車両配車装置10の通信部17は、迎車乗合車両情報を利用者情報端末2に対して送信する(ステップST10)。利用者情報端末2は、通信部17から送信された迎車乗合車両情報を取得する(ステップST11)。図10は利用者情報端末の迎車車両情報の表示画面の一例を示す図である。図10に示すように、利用者情報端末2の画面21には、地図24の下方に、迎車する乗合車両情報31が表示される。本実施形態においては、迎車する乗合車両情報31として「3号車がお迎えに上がります」の文字情報が表示される。
また、迎車する乗合車両情報31の下方には、乗車マークS及び乗車予定時刻情報23B、並びに降車マークE及び降車予定時刻情報24Bが表示される。本実施形態においては、乗車予定時刻情報23Bとして「乗車予定時刻 16:45」の文字情報が、降車予定時刻情報24Bとして「降車予定時刻 17:00」の文字情報がそれぞれ表示される。
次に、平時モードにおいて利用者が運行管理者に電話をすることにより、外出先又は自宅からデータセンタ1に対して乗合車両の乗車予約を行う方法について説明する。例えば高齢者等、利用者情報端末2を所有していない利用者は、自宅の固定電話、公衆電話、及び携帯電話等により乗車予約を行うことができる。この場合、図1に示す運行管理者情報端末3に搭載された乗車予約アプリを使用して乗車予約が行われる。図11は利用者、運行管理者情報端末、データセンタ、及び車両情報端末の間の平時モードの処理の一例を表したフローチャートである。なお、図11において、利用者と運行管理者情報端末を操作する運行管理者との間の通信は電話を使用する。また、運行管理者情報端末3、データセンタ1、及び車両情報端末4の間の通信プロトコルはHTTPSを使用する。
図11に示すように、先ず、利用者Pが乗車位置(出発地)、降車位置(目的地)、及び降車位置への到着希望時刻を運行管理者に電話で連絡することにより乗車予約を行う(ステップST21)。運行管理者は、所有する運行管理者情報端末3の乗車予約アプリを起動し、運行管理者情報端末3は地図を提供するサーバから地図情報を取得して、地図上における利用者Pの現在位置情報を取得する(ステップST22)。例えば、利用者Pから電話で連絡された乗車位置を現在位置とし、運行管理者がこの現在位置を運行管理者情報端末3に入力することにより、運行管理者情報端末3が地図情報から利用者Pの現在位置情報を取得することができる。そして、図5に示すように、運行管理者情報端末3は画面21に利用者Pの現在位置すなわち乗車位置が含まれる範囲の地図24を表示する。
次に、運行管理者情報端末3が、乗車予約アプリを使用して乗車予約を行う(ステップST23)。なお、運行管理者情報端末3による乗車予約、すなわち図11のステップS23からステップST27の処理は、図4のステップST2からステップST6と同じ処理であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
そして、データセンタ1の乗合車両配車装置10の通信部17が、導出部16で導出された乗合車両を示す車両情報と、車両情報で示される降車位置への到着予定時刻を示す時刻情報とを含む選択情報を選択可能に運行管理者情報端末3へ送信する(ステップST27)。運行管理者情報端末3が受信した選択情報は、運行管理者によって利用者Pに伝達される(ステップST28)。
例えば、導出部16で導出された乗合車両が3台ある場合、この3台の乗合車両を示す車両情報と、3台の乗合車両の降車位置への到着予定時刻を示す時刻情報とが、選択情報として利用者Pに伝達される。例えば、候補1の選択情報は、車両情報を「タクシー 3号車 乗合い無」、到着予定時刻を17時とする。また、候補2の選択情報は、車両情報を「タクシー 5号車 乗合い有」、到着予定時刻を17時15分とする。また、候補3の選択情報は、車両情報を「バス 1号車」、到着予定時刻を17時30分とする。なお運行管理者は、各候補に乗車するために必要な料金を伝達してもよい。
そして、利用者Pが所望する候補を選択し(ステップST29)、利用者により選択された候補は、運行管理者に電話によって伝達される。そして、運行管理者は、運行管理者情報端末3によって、利用者Pから伝達された候補をデータセンタ1に伝達する(ステップST30)。なお、具体的には、運行管理者情報端末3はデータセンタ1の乗合車両配車装置10の通信部17に利用者Pから伝達された候補を送信する。この送信により、乗車予約が完了する。
次に、データセンタ1が配車指示を行う(ステップST31)。なお、図11のステップS31からステップST33の処理は、図4のステップST8からステップST10と同じ処理であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
次に、運行管理者情報端末3は、通信部17から送信された迎車乗合車両情報を取得して、取得された迎車乗合車両情報を運行管理者が利用者Pに電話により伝達する(ステップST34)。運行管理者は、迎車する乗合車両情報として、例えば3号車が迎車することを伝達し、乗車予定時刻情報として、乗車予定時刻が16:45であり、降車予定時刻情報として、降車予定時刻が17:00であることを伝達する。利用者Pは、運行管理者から迎車乗合車両情報を電話での伝達により取得する(ステップST35)。
以上のように、平時モードにおいては、利用者の所望する乗車要求に対して、最適な走行ルートの乗合車両をリアルタイムに選択可能に案内できる。また、上述したように、本開示においては、利用者情報端末2による乗車予約と、利用者からの電話による乗車予約、すなわち運行管理者及び運行管理者が所有する運行管理者情報端末3を利用した乗車予約とが可能である。これにより、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ノート型パソコン、及び携帯情報端末等を所有しない、例えば高齢者等の利用者であっても容易に乗車予約を行うことができる。
次に、災害時モードにおける交通運用システムについて説明する。図12は本開示の一実施形態に係る交通運行システムのモードの切替処理のフローチャートである。本実施形態における交通運行システムによるモードの切替処理の流れは、次の通りである。
交通運行システムは、図12に示すように、平時においては平時モードで運行される(ステップST41)。設定部19が災害の発生を検出した場合(ステップST42;YES)、すなわち市役所や県庁等の自治体等の運行管理者によって災害の発生を示す入力があった場合に、設定部18は平時災害時モードへのモードの切り替えを行う(ステップST43)。なお、設定部18への入力は、例えば運行管理者が運行管理者情報端末3の乗車予約アプリを起動して、災害時モード切替キーを押下することにより行われる。
設定部18により災害時モードへの切り替えが行われると、交通運行システムは、災害時モードで運行される(ステップST44)。一方、ステップST42において、設定部18が災害の発生を検出しない場合(ステップST42;NO)には、交通運行システムは引き続き平時モードで運行される(ステップST41)。
そして、災害時モードで運行中の交通運行システムにおいて、CPU11が、災害時モードで運行が終了したと判別すると(ステップST45;YES)、交通運行システムは災害時モードでの運行を終了させてステップST41に処理を移行し、平時モードでの運行を行う。なお、災害時モードでの運行の終了は、例えば運行管理者が運行管理者情報端末3の乗車予約アプリを起動して、災害時モードを解除することにより行われる。なお、災害時モードの解除は、例えば、災害時モード切替キーを再度押下することにより行われる。
次に、災害時モードにおける交通運行システムの処理について説明する。図13は本開示の一実施形態に係る災害時モードにおける交通運行システムの一例を示す概要図である。災害時モードにおいては、図13に示すように、利用者P1〜4からの乗車予約(図13中、矢印A1,A2)を不可能とし、運行管理者Tのみが乗車予約(図13中、矢印A3)を行うことができる。また、乗車予約に基づいて導出された乗合車両にのみ、車両情報が送信される(図13中、矢印B)
具体的には、要支援者の居住位置を示す居住位置情報、及び要支援者が非難すべき避難所の位置を示す避難所位置情報を含む運行管理者からの乗車予約、及び現在の車両位置情報とに基づいて導出された乗合車両に対して、当該乗合車両に搭載された車両情報端末4に、当該乗合車両が要支援者又は物資を移動するための車両として導出されたことを示す車両情報と、災害時走行ルートを表示する表示情報とが送信される。
ここで、乗合車両配車装置10の受付部14における、乗車予約が利用者P1〜P4及び運行管理者Tのどちらからの予約であるのかの判別方法について説明する。判別方法としては、例えば、利用者情報端末2とデータセンタ1を結ぶ回線(利用者の回線)と、運行管理者情報端末3とデータセンタ1とを結ぶ回線(運行管理者の回線)とが異なる回線を使用することができる。図14は乗車予約の判別方法の処理を示すフローチャートである。
この場合、図14に示すように、先ず、乗合車両配車装置10の通信部17が乗車予約を受信する(ステップST141)。次に受付部14は、通信部17が受信した乗車予約が運行管理者の回線であるか否かを判別する(ステップST142)。運行管理者の回線である場合には(ステップST142;YES)、受付部14は受信した乗車予約を受け付ける。(ステップST143)。一方、運行管理者の回線ではない場合には(ステップST142;NO)、受付部14は受信した乗車予約の受け付けを不可とする(ステップST144)。
また、判別方法として、例えば、緊急利用者に指定されている全ての運行管理者Tのリストを予めデータサーバ5に保存しておき、乗車予約の際に運行管理者Tを含む全ての利用者に名前を示す名前情報を送信させる。そして受信した名前情報と上記リストとを比較することにより運行管理者Tであるか否かを判別するようにしてもよい。図15はリストを使用する場合の乗車予約の判別方法の処理を示すフローチャートである。
先ず、図15に示すように、乗合車両配車装置10の通信部17が乗車予約を受信する(ステップST241)。次に受付部14は、通信部17が受信した乗車予約に含まれる名前情報に基づいて、データサーバ5に保存されたリストを確認する(ステップST242)。そして、受付部14は、名前情報が示す名前が上記リストにあるか否かを判別する(ステップST243)。リストにある場合には(ステップST243;YES)、受付部14は受信した乗車予約を受け付ける。(ステップST244)。一方、リストにない場合には(ステップST243;NO)、受付部14は受信した乗車予約の受け付けを不可とする(ステップST245)。
本実施形態においては、乗車予約の判別を上記のようにして行う。ただし、本開示の技術においては乗車予約の判別方法は上記に限られず、公知の判別方技術を使用することができる。
次に、災害時モードにおける乗合車両の移動について説明する。図16は本開示の一実施形態に係る交通運行システムの災害時モードの処理の流れの一例を示す説明図である。図16において、H1,H2は避難所、G1は備蓄所、Fは福祉支援所を各々示す。図16に示すように、導出された乗合車両がタクシーC1、第1バスC2、及び第2バスC3であるとする。要支援者の居住位置付近を走行していたタクシーC1は、要支援者の居住位置に迎い、要支援者を乗車させた上で避難所H1まで移動する。また、第1バスC2も同様に、例えば2人の要支援者の居住位置へ順に迎い、要支援者を順次乗車させた上で避難所H2まで移動する。さらに第1バスC2は、避難所H2に避難していた要支援者を福祉支援所Fまで移動させる。また、備蓄所G1付近を走行していた第2バスC3は、備蓄所G1へ向かい、食糧及び水等の支援物資を載せた上で、備蓄所G1から避難所H2、避難所H1へ順に移動して、支援物資を搬送する。
災害時においては、先ずは人の非難が最優先となる。そのため、本開示の技術においては、受付部14は要支援者の居住位置情報を物資位置情報よりも優先して受け付ける。従って、例えば、第2バスC3の現在位置において、備蓄所G1よりも遠い位置に要支援者の居住位置が存在する場合であって、かつデータサーバ5に登録された乗合車両のうち第2バスC3が最もこの要支援者の居住位置に近い場合には、第2バスC3は要支援者の避難させるために、要支援者の搬送を優先して行う。
また、災害時においては、先ずは対象となる全ての人が避難所に避難する。しかしながら、災害が長引いた場合には、例えば車いすを使用する人、高齢者、及び精神疾患がある人等、介護や福祉サービスを必要とする要支援者は、避難所での生活に支障がある場合がある。そのため、本開示の技術においては、受付部14は、降車位置情報として避難所位置情報を受け付けた後で、災害の状況に応じた運行管理者の判断に基づいて、降車位置情報として福祉支援所位置情報を受け付ける。具体的には、運行管理者Tが運行管理者情報端末3の乗車予約アプリを起動して、福祉支援所に移動させるべき要支援者がいる避難所の位置情報(避難所位置情報)及び移動させる福祉支援所の位置情報(福祉支援所位置情報)を入力することにより乗合車両を運行させる。
ここで、運行管理者情報端末3、データセンタ1、及び車両情報端末4の間の具体的な処理について説明する。図17は運行管理者情報端末3、データセンタ1、及び車両情報端末4の間の災害時モードの要支援者搬送の処理の一例を表したフローチャートである。なお、本実施形態においては、運行管理者情報端末3、データセンタ1、及び車両情報端末4の間の通信プロトコルはHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)を使用する。
災害が発生した場合、すなわち交通運行システムが災害時モードに設定された場合には、図17に示すように、先ず、運行管理者Tが運行管理者情報端末3の乗車予約アプリを起動し、要支援者の避難指示を行う。具体的には運行管理者Tが、乗車予約アプリを使用して乗車予約を行う(ステップST51)。すなわち、運行管理者Tが、乗車予約アプリにおいて、避難対象地区の名称を入力すると、入力された避難対象地区を示す情報が避難指示としてデータセンタ1に送信される。
一方、車両情報端末4は、予め定められたタイミングで、乗合車両に搭載されたGPS受信機によって車両位置情報を取得する(ステップST52)。
次に、運行管理者情報端末3から避難指示が送信されると、データセンタ1の乗合車両配車装置10の受付部14が、避難指示を受け付ける。そして、受付部14はデータサーバ5を介して避難対象地区に住む要支援者の居住位置情報及び当該要支援者が避難すべき避難所の避難所位置情報を乗車予約として受け付ける。また乗車予約の受け付けと並行して、取得部15が、データセンタ1に登録されている乗合車両の現在位置を示す車両位置情報を取得する(ステップST53)。そして、導出部16が、受付部14が受け付けた乗車予約、及び取得部15が取得した車両位置情報に基づいて、データサーバ5に記憶されている各乗合車両の運行データを参照して、乗車要約の条件を満たす走行ルートで運行予定の乗合車両を導出する(ステップST54)。
図18は要支援者を搬送する際の災害時走行ルートの一例を示す図である。図18に示すように、受付部14が受け付けた居住位置(乗車位置)S及び避難所H1の避難所位置(降車位置)Eに基づいて、導出部16は、タクシーC1を乗合車両として導出し、かつタクシーC1の災害時走行ルートを導出する。導出された災害時走行ルートは、災害時に利用可能な道路情報に基づいて導出されており、タクシーC1を、要支援者の居住位置Sまで案内し、その後、避難所位置Eに案内する走行ルートとなる。
次に、データセンタ1は、導出部16により導出された乗合車両に対して配車指示を送信する(ステップST55)。具体的には、データセンタ1の乗合車両配車装置10の通信部17が、導出された乗合車両に搭載された車両情報端末4にデータセンタ1において導出されたことを報知し、かつ導出部16により導出された災害時走行ルートを表示する表示情報を送信する。
配車指示を受信した乗合車両は、当該乗合車両に搭載された車両情報端末4で配車情報を取得する(ステップST56)。具体的には、配車情報として、導出部16により導出された災害時走行ルートを表示する表示情報を取得する。
図19は車両情報端末4の要支援者搬送時の表示情報の表示画面40の一例を示す図である。図19に示すように、車両情報端末4の表示画面40には、画面左側に、地図を提供するサーバから取得した地図情報に基づく地図41が表示され、地図41上に、取得した表示情報に基づいた災害時走行ルートが表示される。一例として、図19に示すように、第1の要支援者の乗車位置S1、第2の要支援者の乗車位置S2、第1及び第2の要支援者の降車位置E1の順に運行する災害時走行ルートが表示される。
また、車両情報端末4は、画面右側に、災害時走行ルートの順に、次の目的地、目的地までの所要時間、並びに乗車又は降車する要支援者の名前及び利用者の人数等、取得した表示情報に基づいた内容が表示される。一例として、図19に示すように、第1の目的地として第1の要支援者の名前、乗車位置S1、乗車位置S1までの所要時間、及び乗車人数を含む乗車情報46、第2の目的地として第2の要支援者の名前、乗車位置S2、乗車位置S2までの所要時間、及び乗車人数を含む乗車情報47、第3の目的地として降車する要支援者の名前、降車位置E1、降車位置E1までの所要時間、及び降車人数を含む降車情報48、並びに避難所E1に到着した際に乗合車両のドライバーが押下すべき到着キー49が表示される。
災害時走行ルートを表示する表示情報(配車情報)を取得した車両情報端末4を搭載したタクシーC1のドライバーは、表示画面40に表示された災害時走行ルートに従って、第1及び第2の要支援者の家に順次迎い、第1及び第2の要支援者を順次乗車させる。そして、第1及び第2の要支援者を乗車させて避難所H1へ移動し、避難所H1に到着すると、第1及び第2の要支援者を降車させて表示画面40に表示された到着キー49を押下する。これにより、車両情報端末4はタクシーC1が避難所に到着したことを示す情報、すなわち避難所到着情報をデータセンタ1に送信する(ステップST57)。
なお、例えば第2の要支援者の家において、要支援者が不在の場合、建物が倒壊した場合等、第2の要支援者をタクシーC1に乗車させるのが困難である場合等には、タクシーC1のドライバーは、携帯電話やスマートフォン等の通信手段により運行管理者Tへ状況を連絡する。これにより、例えば第2の要支援者が救助を必要としている場合に、第2の要支援者の救助等を迅速に行うことが可能となる。
データセンタ1のCPU11は、避難所到着情報を取得すると、タクシーC1によって避難所に移動した要支援者の避難が完了したと判別し、運行管理者情報端末3に避難所移動完了を示す情報、すなわち避難所移動完了情報を伝達する(ステップST58)。運行管理者情報端末3は、データセンタ1から避難所移動完了情報を取得する(ステップST59)。これにより、運行管理者Tは要支援者の避難所への移動完了を確認することができる。以上により要支援者の搬送における一連の処理は終了する。
次に物資の輸送について説明する。図20は運行管理者情報端末3、データセンタ1、及び車両情報端末4の間の災害時モードの物資搬送の処理の一例を表したフローチャートである。なお、本実施形態においては、運行管理者情報端末3、データセンタ1、及び車両情報端末4の間の通信プロトコルはHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)を使用する。
災害が発生した場合、すなわち交通運行システムが災害時モードに設定された場合には、図20に示すように、先ず、運行管理者Tが運行管理者情報端末3の乗車予約アプリを起動し、物資の輸送指示を行う。具体的には運行管理者Tが、乗車予約アプリを使用して乗車予約を行う(ステップST61)。すなわち、運行管理者Tが、乗車予約アプリにおいて、避難対象地区の名称を入力すると、入力された避難対象地区を示す情報が物資の輸送指示としてデータセンタ1に送信される。
一方、車両情報端末4は、予め定められたタイミングで、乗合車両に搭載されたGPS受信機によって車両位置情報を取得する(ステップST62)。
次に、運行管理者情報端末3から物資の輸送指示が送信されると、データセンタ1の乗合車両配車装置10の受付部14が、輸送指示を受け付ける。そして、受付部14はデータサーバ5を介して避難対象地区における水、非常食、及び毛布等の物資の備蓄位置を示す物資位置情報及び物資を必要とする避難所の避難所位置情報を乗車予約として受け付ける。また乗車予約の受け付けと並行して、取得部15が、データセンタ1に登録されている乗合車両の現在位置を示す車両位置情報を取得する(ステップST63)。そして、導出部16が、受付部14が受け付けた乗車予約、及び取得部15が取得した車両位置情報に基づいて、データサーバ5に記憶されている各乗合車両の運行データを参照して、乗車要約の条件を満たす走行ルートで運行予定の乗合車両を導出する(ステップST64)。
図21は要支援者を搬送する際の災害時走行ルートの一例を示す図である。図21に示すように、受付部14が受け付けた第1の備蓄所G1の備蓄位置(乗車位置)Sr1、第2の備蓄所G2の備蓄位置(乗車位置)Sr2、第1の避難所H1の避難所位置(降車位置)Er1、及び第2の避難所H2の避難所位置(降車位置)Er2に基づいて、導出部16は、第2バスC3を乗合車両として導出し、かつ第2バスC3の災害時走行ルートを導出する。導出された災害時走行ルートは、災害時に利用可能な道路情報に基づいて導出されており、第2バスC3を、第1及び第2の備蓄位置(乗車位置)Sr1,Sr2まで順に案内し、その後、第1及び第2の避難所位置Er1,Er2に順次案内する走行ルートとなる。
次に、データセンタ1は、導出部16により導出された乗合車両に対して配車指示を送信する(ステップST65)。具体的には、データセンタ1の乗合車両配車装置10の通信部17が、導出された乗合車両に搭載された車両情報端末4にデータセンタ1において導出されたことを報知し、かつ導出部16により導出された災害時走行ルートを表示する表示情報を送信する。
配車指示を受信した乗合車両は、当該乗合車両に搭載された車両情報端末4で配車情報を取得する(ステップST66)。具体的には、配車情報として、導出部16により導出された災害時走行ルートを表示する表示情報を取得する。
図22は車両情報端末4の要支援者搬送時の表示情報の表示画面40の一例を示す図である。図22に示すように、車両情報端末4の表示画面40には、画面左側に、地図を提供するサーバから取得した地図情報に基づく地図41が表示され、地図41上に、取得した表示情報に基づいた災害時走行ルートが表示される。一例として、図22に示すように、第1の備蓄所G1の備蓄位置(乗車位置)Sr1、第2の備蓄所G2の備蓄位置(乗車位置)Sr2、積載した物資を搬送する第1の避難所H1の避難所位置(降車位置)Er1の順に運行する災害時走行ルートが表示される。
また、車両情報端末4は、画面右側に、災害時走行ルートの順に、次の目的地、目的地までの所要時間、並びに乗車又は降車する物資の種類及び物資の個数等、取得した表示情報に基づいた内容が表示される。一例として、図22に示すように、第1の目的地として災害時に食料及び水等を提供する協定を結んでいるスーパー(第1の備蓄所G1)の名前、備蓄位置Sr1までの所要時間、及び積載する物資の情報を含む乗車情報46、第2の目的地として備蓄倉庫(第2の備蓄所G2)の名前、備蓄位置Sr2までの所要時間、及び物資の種類及び個数を含む乗車情報47、第3の目的地として物資の搬送先である小学校(第1の避難所H1)の名前、降車位置Er1までの所要時間、及び搬送する物資の情報を含む降車情報48、並びに避難所Er1に到着した際に乗合車両のドライバーが押下すべき到着キー49が表示される。
災害時走行ルートを表示する表示情報(配車情報)を取得した車両情報端末4を搭載した第2バスC3のドライバーは、表示画面40に表示された災害時走行ルートに従って、第1及び第2の備蓄所G1,G2に順次迎い、第1及び第2の備蓄所G1,G2において物資を順次積載する。そして、物資を積載して避難所H1へ移動し、避難所H1に到着すると、物資を降ろして表示画面40に表示された到着キー49を押下する。これにより、車両情報端末4は第2バスC3が避難所に到着したことを示す情報、すなわち避難所到着情報をデータセンタ1に送信する(ステップST67)。
データセンタ1のCPU11は、避難所到着情報を取得すると、第2バスC3によって避難所への物資の輸送が完了したと判別し、運行管理者情報端末3に輸送完了を示す情報、すなわち輸送完了情報を伝達する(ステップST68)。運行管理者情報端末3は、データセンタ1から輸送完了情報を取得する(ステップST69)。これにより、運行管理者Tは物資の避難所への輸送完了を確認することができる。以上により物資の輸送における一連の処理は終了する。
次に災害が長引いた場合の、要支援者の福祉支援所への移動について説明する。図23は運行管理者情報端末3、データセンタ1、及び車両情報端末4の間の災害時モードの要支援者移動の処理の一例を表したフローチャートである。なお、本実施形態においては、運行管理者情報端末3、データセンタ1、及び車両情報端末4の間の通信プロトコルはHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)を使用する。
災害が長引いた場合に、避難所での生活に支障がある要支援者、例えば車いすを使用する人、高齢者、及び精神疾患がある人等、介護や福祉サービスを必要とする要支援者を、避難所から福祉支援所へ移動させる必要がある。そのため、災害が長引いた場合には、図23に示すように、先ず、運行管理者Tが運行管理者情報端末3の乗車予約アプリを起動し、要支援者の避難所から福祉支援所への移動指示を行う。具体的には運行管理者Tが、乗車予約アプリを使用して乗車予約を行う(ステップST71)。すなわち、運行管理者Tが、乗車予約アプリにおいて、福祉支援所の名称を入力すると、入力された福祉支援所を示す情報が移動指示としてデータセンタ1に送信される。
一方、車両情報端末4は、予め定められたタイミングで、乗合車両に搭載されたGPS受信機によって車両位置情報を取得する(ステップST72)。
次に、運行管理者情報端末3から移動指示が送信されると、データセンタ1の乗合車両配車装置10の受付部14が、移動指示を受け付ける。そして、受付部14はデータサーバ5を介して入力された福祉支援所へ移動する要支援者が避難している避難所の避難所位置情報を乗車予約として受け付ける。また乗車予約の受け付けと並行して、取得部15が、データセンタ1に登録されている乗合車両の現在位置を示す車両位置情報を取得する(ステップST73)。そして、導出部16が、受付部14が受け付けた乗車予約、及び取得部15が取得した車両位置情報に基づいて、データサーバ5に記憶されている各乗合車両の運行データを参照して、乗車要約の条件を満たす走行ルートで運行予定の乗合車両を導出する(ステップST74)。
図24は要支援者を移動させる際の災害時走行ルートの一例を示す図である。図24に示すように、受付部14が受け付けた避難所H2の避難所位置(乗車位置)S及び福祉支援所Fの福祉支援所位置(降車位置)Eに基づいて、導出部16は、第1バスC2を乗合車両として導出し、かつ第1バスC2の災害時走行ルートを導出する。導出された災害時走行ルートは、災害時に利用可能な道路情報に基づいて導出されており、第1バスC2を、要支援者の避難所位置Sまで案内し、その後、福祉支援所位置Eに案内する走行ルートとなる。
次に、データセンタ1は、導出部16により導出された乗合車両に対して配車指示を送信する(ステップST75)。具体的には、データセンタ1の乗合車両配車装置10の通信部17が、導出された乗合車両に搭載された車両情報端末4にデータセンタ1において導出されたことを報知し、かつ導出部16により導出された災害時走行ルートを表示する表示情報を送信する。
配車指示を受信した乗合車両は、当該乗合車両に搭載された車両情報端末4で配車情報を取得する(ステップST76)。具体的には、配車情報として、導出部16により導出された災害時走行ルートを表示する表示情報を取得する。
図25は車両情報端末4の要支援者移動時の表示情報の表示画面40の一例を示す図である。図25に示すように、車両情報端末4の表示画面40には、画面左側に、地図を提供するサーバから取得した地図情報に基づく地図41が表示され、地図41上に、取得した表示情報に基づいた災害時走行ルートが表示される。一例として、図25に示すように、第1及び第2の要支援者の乗車位置S1(避難所H1)、及び第1及び第2の要支援者の降車位置E1(福祉支援所F)の順に運行する災害時走行ルートが表示される。
また、車両情報端末4は、画面右側に、災害時走行ルートの順に、次の目的地、目的地までの所要時間、並びに乗車又は降車する要支援者の名前及び利用者の人数等、取得した表示情報に基づいた内容が表示される。一例として、図25に示すように、第1の目的地として第1及び第2の要支援者の名前、乗車位置S1(避難所H1)、乗車位置S1(避難所H1)までの所要時間、及び乗車人数を含む乗車情報46、並びに第2の目的地として降車する第1及び第2の要支援者の名前、降車位置E1(福祉支援所F)、降車位置E1(福祉支援所F)までの所要時間、及び降車人数を含む降車情報47、並びに福祉支援所Fに到着した際に乗合車両のドライバーが押下すべき到着キー49が表示される。
災害時走行ルートを表示する表示情報(配車情報)を取得した車両情報端末4を搭載した第1バスC2のドライバーは、表示画面40に表示された災害時走行ルートに従って、第1及び第2の要支援者を迎えに避難所H1に行き、第1及び第2の要支援者を順次乗車させる。そして、第1及び第2の要支援者を乗車させて福祉支援所Fへ移動し、福祉支援所Fに到着すると、第1及び第2の要支援者を降車させて表示画面40に表示された到着キー49を押下する。これにより、車両情報端末4は第1バスC2が福祉支援所Fに到着したことを示す情報、すなわち福祉支援所到着情報をデータセンタ1に送信する(ステップST77)。
データセンタ1のCPU11は、福祉支援所到着情報を取得すると、第1バスC2によって福祉支援所に移動した要支援者の移動が完了したと判別し、運行管理者情報端末3に福祉支援所移動完了を示す情報、すなわち福祉支援所移動完了情報を伝達する(ステップST78)。運行管理者情報端末3は、データセンタ1から福祉支援所移動完了情報を取得する(ステップST79)。これにより、運行管理者Tは要支援者の福祉支援所への移動完了を確認することができる。以上により要支援者の避難所から福祉支援所への移動における一連の処理は終了する。
以上のように、本開示の技術によれば、平時において利用者の所望する乗車要求に対して最適な走行ルートでの送迎が可能であり、災害が発生した場合に一般の利用者の使用を停止して、要支援者及び支援物資を最適な走行ルートで迅速に搬送できる。従って、本開示の交通運用システムは、平時に常時使用できるシステムにおいて、災害時においても活用することができるので投資対効果が高い。
次に、第2の実施形態について説明する。図26は本開示の第2の実施形態に係る乗合車両配車装置の一例を示すブロック図である。図26は、図2に示す乗合車両配車装置10にさらにルート更新部19を追加した装置である。このため、図2と同様の箇所については詳細な説明は省略し、ルート更新部19についてのみ説明する。
ルート更新部19は、利用可能な道路情報及び災害時走行ルートを更新する。例えば、交通運用システムが災害時モードで運行されている場合に、乗合車両が通過した道路及び通過しようとした道路が、通過が困難な状況だった場合、乗合車両の車両情報端末4からデータセンタ1に対して当該道路の通過が困難であることを示す道路通行情報を送信する。データセンタ1は、道路通行情報を受信すると、データサーバ5に記憶されている災害時に利用可能な道路情報を更新する。そして、導出部16は更新された道路情報に基づいて災害時走行ルートを更新する。このように、道路情報おyとび災害時走行ルートを更新することにより、乗合車両に対してリアルタイムの情報が反映された通行可能な道路を案内することができる。
なお、第2の実施形態においては、車両情報端末4からデータセンタ1に対して道路通行情報を送信しているが、本開示の技術はこれに限られない。例えば、運行管理者情報端末3に対して道路通行情報を送信し、運行管理者情報端末3が、受信した道路通行情報をデータセンタ1に送信してもよい。また、乗合車両のドライバーが携帯電話及びスマートフォン等の通信手段によって運行管理者Tに道路通行情報を伝達し、運行管理者Tが運行管理者情報端末3を操作することにより、伝達された道路通行情報をデータセンタ1に送信してもよい。
なお、上述した実施形態において、例えば、受付部14、取得部15、導出部16、通信部17、設定部18、及びルート更新部19といった各種の処理を実行する処理部(processing unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(processor)を用いることができる。上記各種のプロセッサには、上述したように、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device :PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種または異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせまたはCPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアント及びサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアとの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)を用いることができる。
1 データセンタ
2 利用者情報端末
3 運行管理者情報端末
4 車両情報端末
5 データサーバ
6 ネットワーク
10 乗合車両配車装置
11 CPU
12 メモリ
13 ストレージ
14 受付部
15 取得部
16 導出部
17 通信部(送信部)
18 設定部
19 ルート更新部
P 利用者
T 運行管理者
H 避難所
G 備蓄所
F 福祉支援所

Claims (16)

  1. 平時の場合に平時モードを設定し、かつ災害時の場合に前記平時モードに代えて災害時モードを設定する設定部と、
    利用者の乗車位置を示す乗車位置情報を含む乗車予約を受け付ける受付部であって、前記平時モードが設定されている場合は、一般利用者及び緊急利用者を含む利用者からの乗車予約を受け付け、前記災害時モードが設定されている場合は、前記一般利用者からの乗車予約の受付を不可とし、かつ前記緊急利用者からの乗車予約を受け付ける受付部と、
    乗合車両の現在位置を示す車両位置情報を取得する取得部と、
    前記受付部で受け付けた乗車予約、及び前記取得部で取得した車両位置情報に基づいて、前記受付部で受け付けた乗車予約を満たす走行ルートの乗合車両を導出する導出部と、
    前記導出部で導出された乗合車両に対して、前記導出部で導出された前記乗合車両を示す車両情報を送信する送信部と、
    を含む乗合車両配車装置。
  2. 前記設定部により前記災害時モードが設定されている場合、
    前記送信部は、前記利用者に対する前記車両情報の送信を不可とし、前記導出部で導出された前記乗合車両に対して、前記車両情報を送信する請求項1に記載の乗合車両配車装置。
  3. 前記設定部により前記災害時モードが設定されている場合、
    前記受付部は、前記乗車位置情報として災害時において支援を必要とする要支援者の居住位置を示す居住位置情報及び物資の備蓄位置を示す物資位置情報の少なくとも一方の情報を受け付ける請求項1又は2に記載の乗合車両配車装置。
  4. 前記受付部は、前記居住位置情報を前記物資位置情報よりも優先して受け付ける請求項3に記載の乗合車両配車装置。
  5. 前記乗車予約が、前記受付部で乗車予約が受け付けられた利用者の乗車位置を示す乗車位置情報及び前記受付部で乗車予約が受け付けられた利用者の降車位置を示す降車位置情報を含み、
    前記設定部により前記災害時モードが設定された場合、
    前記降車位置情報として災害時における避難所の位置を示す避難所位置情報及び要支援者が避難する福祉支援所の位置を示す福祉支援所位置情報の少なくとも一方の情報を受け付ける請求項1から4の何れか1項に記載の乗合車両配車装置。
  6. 前記受付部は、前記降車位置情報として前記避難所位置情報を受け付けた後で、前記災害の状況に応じた前記緊急利用者の判断に基づいて、前記降車位置情報として前記福祉支援所位置情報を受け付ける請求項5に記載の乗合車両配車装置。
  7. 前記受付部は、予め記憶された前記居住位置情報、物資位置情報、避難所位置情報、及び福祉支援所情報を含む第1の情報、並びに前記緊急利用者により入力された前記居住位置情報、物資位置情報、避難所位置情報、及び福祉支援所情報を含む第2の情報の少なくとも一方の情報を受け付ける請求項3に記載の乗合車両配車装置。
  8. 前記設定部は、前記災害の発生を示す入力がされた場合に、前記災害時モードを設定する請求項1から7の何れか1項に記載の乗合車両配車装置。
  9. 前記災害の発生を示す入力は、前記緊急利用者により行われる請求項8に記載の乗合車両配車装置。
  10. 前記設定部により前記災害時モードが設定されている場合、
    前記導出部は、気象予測情報を含む気象情報及び自然災害予測情報を含む自然災害情報の少なくとも一方の情報に基づいて導出される利用可能な道路情報に基づいて、前記乗合車両の災害時走行ルートを導出する請求項1から9の何れか1項に記載の乗合車両配車装置。
  11. 前記利用可能な道路情報及び前記災害時走行ルートを更新するルート更新部を備える請求項10に記載の乗合車両配車装置。
  12. 前記送信部は、前記導出部により導出された前記乗合車両に搭載された情報端末に、前記災害時走行ルートを表示する表示情報を送信する請求項10又は11に記載の乗合車両配車装置。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の乗合車両配車装置と、
    前記緊急利用者が所有する情報端末であって、前記乗車予約を示す情報を送信する情報端末と、
    前記乗合車両に搭載された情報端末であって、前記送信部から送信された表示情報を受信する情報端末と、
    を含む交通運行システム。
  14. 前記緊急利用者が所有する情報端末が、前記乗車予約を行うアプリケーションを備える請求項13に記載の交通運行システム。
  15. 平時の場合に平時モードを設定し、かつ災害時の場合に前記平時モードに代えて災害時モードを設定し、
    前記平時モードが設定されている場合は、一般利用者及び緊急利用者を含む利用者から前記利用者の乗車位置を示す乗車位置情報を含む乗車予約を受け付け、
    前記災害時モードが設定されている場合は、前記一般利用者からの乗車予約の受付を不可とし、かつ前記緊急利用者からの乗車予約を受け付け、
    乗合車両の現在位置を示す車両位置情報を取得し、
    受け付けた前記乗車予約、及び取得した前記車両位置情報に基づいて、受け付けた前記乗車予約を満たす走行ルートの乗合車両を導出し、
    導出された前記乗合車両に対して、導出された乗合車両を示す車両情報を送信する乗合車両配車方法。
  16. コンピュータを、
    平時の場合に平時モードを設定し、かつ災害時の場合に前記平時モードに代えて災害時モードを設定する設定部と、
    利用者の乗車位置を示す乗車位置情報を含む乗車予約を受け付ける受付部であって、前記平時モードが設定されている場合は、一般利用者及び緊急利用者を含む利用者からの乗車予約を受け付け、前記災害時モードが設定されている場合は、前記一般利用者からの乗車予約の受付を不可とし、かつ前記緊急利用者からの乗車予約を受け付ける受付部と、
    乗合車両の現在位置を示す車両位置情報を取得する取得部と、
    前記受付部で受け付けた乗車予約、及び前記取得部で取得した車両位置情報に基づいて、前記受付部で受け付けた乗車予約を満たす走行ルートの乗合車両を導出する導出部と、
    前記導出部で導出された乗合車両に対して、前記導出部で導出された前記乗合車両を示す車両情報を送信する送信部と、
    して機能させるための乗合車両配車プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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