JP2021031122A - 開栓装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コルク栓以外の種類の栓によって開口部が封止された容器に対して栓を取り外すことのできる開栓装置を提供する。【解決手段】栓Sの上面に栓当接部34を当接させた状態で、栓Sの外周部の周方向に沿って配置される複数の把持片36bと、複数の把持片36bを、栓当接部34を当接させた栓Sの径方向に移動させる動力を伝達する動力伝達軸33と、を備え、把持片36bは、栓当接部34を当接させた栓Sに向かって突出し、動力伝達軸33によって把持片36bを栓Sに向かって移動させることによって栓Sに係合する係合爪36b1を有している。【選択図】図4
Description
本発明は、液体が充填された瓶等の容器の開口部を封止している栓を取り外すための開栓装置に関するものである。
従来の開栓装置としては、例えばワイン等の液体が充填されている瓶等の容器の上端に設けられた開口部を封止しているコルク製の栓を、螺旋形状の開栓部材を回転させて栓にねじ込み、栓に開栓部材をねじ込んだ状態で、開栓部材を上方に移動させることによって、容器の開口部を封止している栓を取り外すものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
容器の開口部を封止する栓としては、コルク栓の他、一升瓶の開口部を封止する栓としての所謂王冠や、容器の上端側の外周部に螺合するスクリューキャップ等、螺旋形状の開栓部材を開栓に用いることができないものがある。
前記開栓装置では、コルク栓によって開口部が封止された容器から栓を取り外すことはできるが、コルク栓以外の栓によって開口部が封止された容器の開栓を行うことができない。
本発明の目的とするところは、コルク栓以外の種類の栓によって開口部が封止された容器に対して栓を取り外すことのできる開栓装置を提供することにある。
本発明の開栓装置は、前記目的を達成するために、容器の上端に位置する開口部を封止している栓を、前記容器に対して前記栓を上方へ移動させることで、前記容器から前記栓を取り外して前記開口部を開放する開栓装置であって、前記開口部を封止している前記栓の上面に当接する栓当接部と、前記栓の上面に前記栓当接部を当接させた状態で、前記栓の外周部の周方向に沿って配置される複数の把持片と、複数の前記把持片を、前記栓当接部を当接させた前記栓の径方向に移動させる動力を伝達する動力伝達機構と、を備え、前記把持片は、前記栓当接部を当接させた前記栓に向かって突出し、前記動力伝達機構によって前記把持片を前記栓に向かって移動させることによって前記栓に係合する係合爪を有している。
本発明によれば、複数の把持片によって栓を把持する際に、栓の容器の外側に露出している部分を係合爪によって確実に把持することが可能となるので、コルク栓以外の種類の栓によって開口部が封止された容器に対しても開栓作業を行うことが可能となる。
図1乃至図8は、本発明の一実施形態を示すものである。
本発明の開栓装置は、液体が充填されている容器Bの上端部に設けられた開口部を封止している栓Sを、液体の劣化を防止可能なガスで満たされた空間において、開口部から取り外し、代替栓を取り付けるための栓交換装置1に適用されるものである。
本実施形態において、容器Bに充填されている液体は、日本酒である。また、容器Bは、1800ミリリットルの日本酒を充填可能な一升瓶B1、または、720ミリリットルの日本酒を充填可能な四合瓶B2である。
一升瓶B1に取り付けられている栓Sとしての王冠S1は、一升瓶B1の開口部から瓶内に圧入される本体部S1aと、本体部S1aを開口部から瓶内に圧入した状態で一升瓶の開口部の縁に沿って本体部S1aの径方向外側に張り出すフランジ部S1bと、を有するものである。また、四合瓶B2に取り付けられている栓SとしてのスクリューキャップS2は、四合瓶B2の上端側の外周部に螺合することで開口部を封止するものである。
また、代替栓は、開口部を下方に向けた容器Bから日本酒を抽出する抽出装置によって容器Bから日本酒を抽出する際に容器Bに取り付ける専用の栓である。
また、日本酒の劣化を防止可能なガスとしては、窒素ガスが用いられる。
栓交換装置1は、図示しない昇降装置に取り付けられており、栓Sを代替栓に交換する対象となる容器Bの高さに応じて取り付け高さの調整が可能である。
栓交換装置1は、図1に示すように、容器Bの上部を着脱自在に保持する容器ホルダ10と、容器ホルダ10に対して旋回自在に設けられた旋回台20と、容器Bの開口部を封止している栓Sを取り外すための開栓ユニット30と、容器Bの開口部を代替栓によって封止する閉栓ユニット40と、を備えている。
容器ホルダ10は、図1及び図2に示すように、容器Bの上部を径方向外側から保持する容器保持部11と、容器保持部11の上端部に接続され、旋回台20を支持する旋回台支持部12と、を有している。容器ホルダ10に保持された容器Bの開口部は、容器ホルダ10の内部空間に連通する。
容器保持部11は、円筒状に形成され、外周部が雄ネジ状に形成されている。容器保持部11の外周部には、内周部が雌ネジ状に形成されたナット11aを螺合させることで、容器保持部11を外周側から締め付けることが可能である。容器保持部11は、容器保持部11の内周部に容器Bの上部を位置させた状態で、ナット11aによって締め付けることによって、容器Bの上部側を保持するとともに、容器Bの上部の外周面との間の隙間を閉鎖する。
旋回台支持部12は、容器保持部11の外径よりも大きい外径の円筒状に形成され、下端部が閉鎖されると共に外周部が雄ねじ状に形成されている。旋回台支持部12の内周側の空間は、容器保持部11の内周側の空間と連通している。容器保持部11の径方向の中心部は、旋回台支持部12の径方向の中心から所定距離をおいた位置に配置されている。また、旋回台支持部12の下面には、旋回台支持部12の内周側の空間に窒素ガスを流入させるための図示しないガス流入口が設けられている。
旋回台20は、容器ホルダ10の旋回台支持部12に対して旋回自在に設けられた旋回台本体21と、旋回台本体21からそれぞれ上方に延びるように形成された第1支持筒22及び第2支持筒23と、旋回台支持部12に対して旋回台本体21を旋回自在に保持する保持リング24と、を有している。
旋回台本体21は、円板状の部材からなり、容器ホルダ10の旋回台支持部12の内周面に上方から挿入することにより嵌合する。旋回台本体21の外周部には、リング状のシール部材21aが設けられ、旋回台支持部12と旋回台本体21との間の隙間を閉鎖する。旋回台本体21の上面における第1支持筒22と第2支持筒23との間には、旋回台支持部12と旋回台本体21との間の空間内の空気を排出するためのエア抜き弁21bが設けられている。栓交換装置1の使用者は、エア抜き弁21bを操作することにより、旋回台支持部12と旋回台本体21との間の空間を外部に連通させることが可能である。旋回台本体21の下面の周方向における第1支持筒22と第2支持筒23との間には、栓交換装置1の高さ方向の位置決めを行う際に、容器Bの上端に当接させる容器当接面21cが設けられている。
第1支持筒22及び第2支持筒23は、それぞれ、旋回台支持部12と旋回台本体21との間に形成される空間に連通する円筒体であり、旋回台本体21を旋回台支持部12に対して旋回させることによって、容器保持部11の上方に位置させることが可能である。また、第1支持筒22には、開栓ユニット30が配置され、第2支持筒23には、閉栓ユニット40が配置される。第1支持筒22及び第2支持筒23は、上部側の外周部が雄ネジ状に形成され、後述するロッドカバーが螺合する。
保持リング24は、内周部が雌ネジ状に形成されたリング状の部材であり、旋回台支持部12の外周部に螺合させることによって、旋回台支持部12に対する旋回台本体21の嵌合している状態を保持する。
開栓ユニット30は、図3に示すように、第1支持筒22に沿って移動自在に設けられたピストンロッド31と、ピストンロッド31が貫通した状態で第1支持筒22の上端を閉鎖するロッドカバー32と、ピストンロッド31を軸方向に貫通する動力伝達機構としての動力伝達軸33と、ピストンロッド31の下面に設けられた栓当接部34と、栓当接部34から下方に延びる栓保持部35と、動力伝達軸33に連結された一対の栓把持部材36と、を有している。
ピストンロッド31は、下端側に設けられたピストン部31aと、ピストン部31aの上面から上方に延びるロッド部31bと、を有している。ピストン部31aは、第1支持筒22内を移動自在に設けられている。ピストン部31aの外周部には、リング状のシール部材31a1が設けられ、ピストン部31aと第1支持筒22の内面との間の隙間を閉鎖する。ロッド部31bは、ピストン部31aと共に上下方向に移動し、上端側の少なくとも一部が第1支持筒22の上端から外部に露出している。
ロッドカバー32は、ピストンロッド31のロッド部31bの上下方向の移動が可能に、ロッド部31bの外周側を覆うとともに、第1支持筒22の上端開口を閉鎖するものである。
動力伝達軸33は、一対の栓把持部材36に把持動作をさせる動力及び栓Sを取り外すための動力を伝達するためのものである。動力伝達軸33は、棒状の軸本体33aと、軸本体33aの下端に設けられた円板33bと、軸本体33aの上端に設けられた操作レバー33cと、を有している。
軸本体33aは、ピストンロッド31に対して軸心を中心に回転自在に構成されている。軸本体33aの外周部には、リング状のシール部材33a1が設けられ、軸本体33aの外面とピストンロッド31の内面との間の隙間を閉鎖する。
円板33bは、図5及び図6に示すように、一対の栓把持部材36の把持動作の際にそれぞれの栓把持部材36が移動可能となるように外周側が切り欠かれた円板状の部材である。また、円板33bの上面には、それぞれ上方に延びるように形成され、一対の栓把持部材36のそれぞれを係止する複数の係止ピン33b1が設けられている。さらに、円板33bの上面における径方向中心部側には、軸本体33aの外周面から径方向外側に向かって突出するように設けられ、一対の栓把持部材36のそれぞれに係合する係合突起33b2が設けられている。
操作レバー33cは、棒状の部材からなり、軸心を軸本体33aの軸心と直交する方向に向けた姿勢で、軸方向の中央部が軸本体33aの上端に固定されている。栓交換装置1の使用者は、操作レバー33cを把持して軸本体33aを回転させる操作を行う。
栓当接部34は、弾性を有するゴム部材からなり、図3に示すように、動力伝達軸33の円板33bの下面に固定されている。栓当接部34は、下方に容器Bが配置された状態で、ピストンロッド31を下方に移動させることによって、容器Bの開口部を封止している栓Sに当接する。一対の栓把持部材36は、栓当接部34が栓Sに対して当接した状態において、栓Sに対して動力伝達軸33を反時計回りに回転させて栓当接部34と栓Sとの間に摩擦を生じさせることで、把持動作を行う。
栓保持部35は、容器Bから取り外された栓Sを脱落させることなく保持するためのものである。栓保持部35は、図3及び図4に示すように、弾性を有するゴム部材からなり、栓当接部34と一体に形成されている。栓保持部35は、栓当接部34の外周側から下方に延びる複数の保持片35aを有している。複数の保持片35aは、栓当接部34の周方向に互いに間隔をおいて設けられている。複数の保持片35aは、ピストンロッド31を下方に移動させて栓保持部35を容器Bの栓Sに向かって上方から移動させると、それぞれ、栓Sに接触して弾性変形して栓Sの外周側に位置する状態となり、復元力によって栓Sを径方向外側から保持する。
一対の栓把持部材36は、図5及び図6に示すように、それぞれ、円板33bに連結する軸連結部36aと、軸連結部36aから下方に延びる把持片36bと、を有している。一対の栓把持部材36のそれぞれの把持片36bは、複数の保持片35aの隙間において互いに対向する配置となっており、ピストンロッド31の径方向に移動自在である。
軸連結部36aは、円板33bの上面に対して摺動自在な板状に形成されている。軸連結部36aには、円板33bの上面に設けられた係止ピン33b1に係合する長孔36a1が設けられている。軸連結部36aは、長孔36a1内における係止ピン33b1の移動可能な範囲内で、円板33bに対して移動可能である。軸連結部36aには、円板33bの上面に設けられた係合突起33b2が係合する把持動作用切欠き36a2が設けられている。軸連結部36aは、動力伝達軸33を回転させることによって揺動する係合突起33b2と連動して円板33b上を移動する。
把持片36bは、栓当接部34の外周側から下方に延びる板状に形成されている。把持片36bの下端には、把持片36bの下端からピストンロッド31の径方向の中心部に向けて突出し、先端部が栓Sの外周部に係合する係合爪36b1が形成されている。係合爪36b1は、水平方向に延びる平板状に形成されている。係合爪36b1の先端には、水平方向に複数の突起が設けられている。一対の把持片36bは、それぞれ、円板33b上を移動する軸連結部36aとともに移動し、係合爪36b1の先端を栓Sの外周部に食い込ませることによって、栓Sを把持する。
閉栓ユニット40は、図2に示すように、第2支持筒23に沿って移動自在に設けられたピストンロッド41と、ピストンロッド41が貫通した状態で第2支持筒23の上端を閉鎖するロッドカバー42と、を有している。ピストンロッド41は、上端側の少なくとも一部が第2支持筒23の上端から外部に露出している。ピストンロッド41の上端には、栓交換装置1の使用者がピストンロッド41を上下方向に移動させる操作を入力する際に用いる摘み41aが設けられている。
以上のように構成された栓交換装置1では、容器Bとしての一升瓶B1において、栓Sとしての王冠S1を代替栓に交換する場合に、まず、図2に示すように、容器ホルダ10の容器保持部11の上方に、旋回台本体21の容器当接面21cを位置させた姿勢で、一升瓶B1の先端に容器保持部11を取り付ける。また、旋回台20の第2支持筒23内に代替栓を配置し、ガス流入口を介して内部空間に窒素ガスを充填するとともに、エア抜き弁21bを介して内部空間の空気を排出する。
次に、旋回台20を周方向一方に旋回させて、図3に示すように、容器保持部11の上方に、旋回台20の第1支持筒22を位置させた後、使用者は、開栓ユニット30の操作レバー33cを把持して時計回りに回転させて一対の栓把持部材36の間隔を広げた状態とする。さらに、使用者は、図4に示すように、ピストンロッド31を下方に移動させると共に反時計回りに回転させる。これにより、一対の栓把持部材36は、図7に示すように、それぞれの把持片36bが互いに王冠S1に向かって移動する把持動作を行う。このとき、それぞれの把持片36bの先端部に位置する係合爪36b1は、一升瓶B1の上端部と王冠S1のフランジ部S1bとの間に進入し、本体部S1aの外周部を把持する。
一対の栓把持部材36によって王冠S1を把持した後、使用者は、操作レバー33cを把持してピストンロッド31を上方に移動させる。これにより、一升瓶B1の開口部を封止している王冠S1は、一升瓶B1に対して上方に移動することになり、一升瓶B1から取り外される。一升瓶B1から取り外された王冠S1は、栓保持部35によって保持された状態となるため、一対の栓把持部材36による把持が解除されたとしても落下することはない。
一升瓶B1から王冠S1を取り外した後、使用者は、旋回台20を周方向他方に旋回させて、容器保持部11の上方に、旋回台20の第2支持筒23を位置させ、閉栓ユニット40のピストンロッド41を下方に移動させることによって、代替栓によって一升瓶B1の開口部を封止する。
最後に、容器ホルダ10の容器保持部11を一升瓶B1から取り外す。
また、容器Bとしての四合瓶B2において、栓SとしてのスクリューキャップS2を代替栓に交換する場合に、四合瓶B2からスクリューキャップS2を取り外す際には、王冠S1を取り外すときと同様に、使用者は、開栓ユニット30の操作レバー33cを把持して時計回りに回転させて一対の栓把持部材36の間隔を広げた状態とする。さらに、使用者は、図8に示すように、操作レバー33cを把持してピストンロッド31を下方に移動させると共に反時計回りに回転させて把持動作を行う。このとき、それぞれの把持片36bの係合爪36b1は、四合瓶B2の上端よりやや上方に位置するスクリューキャップS2の外周部に食い込んでスクリューキャップS2を把持する。
一対の栓把持部材36によってスクリューキャップS2を把持した後、使用者は、操作レバー33cを把持して、更に、反時計回りに回転させる。これにより、四合瓶B2の開口部を封止しているスクリューキャップS2は、四合瓶B2の上端部側に対する螺合が解除されることになり、四合瓶B2から取り外される。
このように、本実施形態の開栓装置によれば、栓Sの上面に栓当接部34を当接させた状態で、栓Sの外周部の周方向に沿って配置される複数の把持片36bと、複数の把持片36bを、栓当接部34を当接させた栓Sの径方向に移動させる動力を伝達する動力伝達軸33と、を備え、把持片36bは、栓当接部34を当接させた栓Sに向かって突出し、動力伝達軸33によって把持片36bを栓Sに向かって移動させることによって栓Sに係合する係合爪36b1を有している。
これにより、複数の把持片36bによって栓Sを把持する際に、栓Sの容器Bの外側に露出している部分を係合爪36b1によって確実に把持することが可能となるので、コルク栓以外の種類の栓Sによって開口部が封止された容器Bに対しても開栓作業を行うことが可能となる。
また、栓Sは、容器Bとしての一升瓶B1の開口部から容器B内に圧入される本体部S1aと、本体部S1aを開口部から容器B内に圧入した状態で容器Bの開口部の縁に沿って本体部S1aの径方向外側に張り出すフランジ部S1bと、を有する王冠S1であり、係合爪36b1は、把持片36bによって一升瓶B1の開口部を封止している王冠S1を把持する際に、一升瓶B1の上端とフランジ部S1bとの間に進入する。
これにより、係合爪36b1を王冠S1のフランジ部S1bに係合させることが可能となるので、把持片36bによって確実に王冠S1を把持することが可能となる。
また、弾性部材によって形成され、容器Bから取り外された栓Sを保持可能な、栓保持部35を備えている。
これにより、容器Bから取り外された栓Sが栓保持部35によって保持された状態となるため、一対の栓把持部材36による栓Sの把持が解除された場合にも落下することはない。
また、係合爪36b1は、水平方向に延びる平板状に形成されている。
これにより、把持片36bによって王冠S1を把持する際に、一升瓶B1の上端とフランジ部S1bとの間に係合爪36b1を確実に侵入させることが可能となる。
また、栓当接部34、把持片36b及び動力伝達軸33を一体に構成した開栓ユニット30を備え、開栓ユニット30は、容器Bの上端に当接することで、容器Bに対する上下方向の取り付け位置を調整する容器当接面21cを有している。
これにより、容器Bの上面に容器当接面21cを当接させることによって、開栓ユニット30の高さの位置決めがされるため、容器Bから栓Sを取り外す作業の作業効率を向上させることが可能となる。
尚、前記実施形態では、容器Bに充填されている液体として日本酒を示したが、これに限られるものではない。容器Bに充填される液体としては、劣化の防止が要求される液体であればよく、例えばワイン等の液体であってもよい。
また、前記実施形態では、容器Bとして、一升瓶B1及び四合瓶B2を示したが、これに限られるものではない。上端部に形成された開口部を封止するための栓Sが容器Bの開口部よりも外側に露出しているものであれば、例えば、スクリューキャップ付きのボトル缶やペットボトル等であってもよい。
また、前記実施形態では、栓Sを代替栓に交換する作業を、液体の劣化を防止可能なガスとして窒素ガスを満たした窒素雰囲気中において行うものを示したが、窒素ガスに限られるものではない。容器Bに充填される液体に対して不活性で、液体の劣化を防止可能な気体であれば、窒素ガスに限られない。また、液体の劣化を防止可能な気体であれば、複数種類の気体を混合した気体を用いてもよい。
また、前記実施形態では、一対の把持片36bによって栓Sを把持するようにしたものを示したが、これに限られるものではない。例えば、3以上の把持片を互いに周方向に間隔をおいて配置し、3以上の把持片によって栓Sを径方向外側から把持するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、開栓ユニット30と閉栓ユニット40とを一体に構成した栓交換装置1に本発明を適用したものを示したが、これに限られるものではない。容器Bから栓Sを取り外して開口部を開放する専用の開栓装置に対して本発明を適用することも可能である。
20…旋回台、21…旋回台本体、21c…容器当接面、30…開栓ユニット、33…動力伝達軸、34…栓当接部、35…栓保持部、35a…保持片、36…栓把持部材、36b…把持片、36b1…係合爪、B…容器、B1…一升瓶、B2…四合瓶、S…栓、S1…王冠、S1a…本体部、S1b…フランジ部、S2…スクリューキャップ。
Claims (6)
- 容器の上端に位置する開口部を封止している栓を、前記容器に対して前記栓を上方へ移動させることで、前記容器から前記栓を取り外して前記開口部を開放する開栓装置であって、
前記開口部を封止している前記栓の上面に当接する栓当接部と、
前記栓の上面に前記栓当接部を当接させた状態で、前記栓の外周部の周方向に沿って配置される複数の把持片と、
複数の前記把持片を、前記栓当接部を当接させた前記栓の径方向に移動させる動力を伝達する動力伝達機構と、を備え、
前記把持片は、前記栓当接部を当接させる前記栓に向かって突出し、前記動力伝達機構によって前記把持片を前記栓に向かって移動させることによって前記栓に係合する係合爪を有する
開栓装置。 - 前記栓は、前記開口部から前記容器内に圧入される本体部と、前記本体部を前記開口部から前記容器内に圧入した状態で前記容器における前記開口部の縁に沿って前記本体部の径方向外側に張り出すフランジ部と、を有するものであり、
前記係合爪は、前記開口部を封止している前記栓を前記把持片によって把持する際に、前記容器の上端と前記フランジ部との間に進入する
請求項1に記載の開栓装置。 - 前記栓は、前記容器の上端側の外周部に螺合するものであり、
複数の前記把持片によって把持された前記栓は、前記容器に対して旋回させながら上方に移動させることで、前記容器から取り外される
請求項1に記載の開栓装置。 - 弾性部材によって形成され、前記容器から取り外された前記栓を保持可能な栓保持部を備えた
請求項1乃至3のいずれかに記載の開栓装置。 - 前記係合爪は、水平方向に延びる平板状に形成されている
請求項1乃至4のいずれかに記載の開栓装置。 - 前記栓当接部、前記把持片及び前記動力伝達機構を一体に構成した開栓ユニットを備え、
前記開栓ユニットは、前記容器の上端に当接することで、前記容器に対する上下方向の取り付け位置を調整する容器当接面を有している
請求項1乃至5のいずれかに記載の開栓装置。
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2020
- 2020-08-17 WO PCT/JP2020/030940 patent/WO2021039452A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
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WO2021039452A1 (ja) | 2021-03-04 |
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