JP2021028475A - オイル状態判定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 オイルの粘度を演算することができるオイル状態判定装置を提供する。【解決手段】 エンジン1を潤滑するオイルの状態を判定するオイル状態判定装置50は、オイルポンプ14から吐出されたオイルの油圧を検出する油圧検出部53と、オイルポンプ14から吐出されたオイルの温度を検出する温度検出部54と、オイルポンプ14の吐出流量を検出する吐出流量検出部52と、油圧検出部53によって検出されたオイルの油圧、温度検出部54によって検出されたオイルの温度、及び吐出流量検出部52によって検出されたオイルの吐出流量に基づいて、オイルの粘度を演算するオイル粘度演算部51dと、を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、オイル状態判定装置に関する。
エンジンを潤滑するオイルは、エンジンの稼働に伴い劣化し、オイルの粘度が低下又は上昇する。具体的には、オイルが剪断されたり、ブローバイガスがオイルに混入したりすると、オイルの粘度が低下する。或いは、オイルが酸化されてスラッジが生成されると、オイルの粘度が上昇する。
特許文献1には、オイルの粘度の低下によるオイルの劣化を判定することができるオイル状態判定装置が提案されている。
このオイル状態判定装置では、低油圧でのオイルの検出流量を低油圧でのオイルの正常流量で除算した値よりも、高油圧でのオイルの検出流量を高油圧でのオイルの正常流量で除算した値が大きい場合には、オイルの粘度が低下したと判定し、オイルが劣化していると判定する。
特許文献1に示されるオイル状態判定装置では、オイルの粘度低下を判定することができるが、オイルの粘度上昇を判定することができない。そこで、オイルの粘度を演算することによって、オイルの粘度の低下のみならず、オイルの粘度の上昇をも検出することができるオイル状態判定装置が望まれていた。
本発明は、オイルの粘度を演算することができるオイル状態判定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のオイル状態判定装置は、オイルポンプ(14)によってエンジン(1)に吐出されエンジンを潤滑するオイルの状態を判定するオイル状態判定装置であって、オイルポンプから吐出されたオイルの油圧を検出する油圧検出部(53)と、オイルポンプから吐出されたオイルの温度を検出する温度検出部と、回転数検出部によって検出されたオイルポンプの回転数に基づいて、オイルポンプのオイルの吐出流量を検出する吐出流量検出部と、油圧検出部によって検出されたオイルの油圧、温度検出部によって検出されたオイルの温度、及び吐出流量検出部によって検出されたオイルの吐出流量に基づいて、オイルの粘度を演算するオイル粘度演算部と、を有する。
これによれば、オイル粘度演算部は、油圧検出部によって検出されたオイルの油圧、温度検出部によって検出されたオイルの温度、及び吐出流量検出部によって検出されたオイルの吐出流量に基づいて、オイルの粘度を演算する。このため、オイルの粘度の低下のみならず、オイルの粘度の上昇をも検出することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、図面を用いて、本発明に係るオイル状態判定装置50の一実施形態について説明する。本実施形態のオイル状態判定装置50は、エンジン1を潤滑するオイルの粘度μを演算し、この粘度μに基づいてオイルの劣化を判定する。
エンジン1は、ガソリンや軽油等の炭化水素系燃料を燃焼させてエンジントルクを発生させて、このエンジントルクをクランクシャフト1aに出力するガソリンエンジンやディーゼルエンジン等である。エンジン1は、シリンダー、ピストン、コンロッド(いずれも不図示)、及びクランクシャフト1aを有している。
エンジン1には、オイルをエンジン1の摺動部に供給して、このオイルを循環させるオイル循環機構10が設けられている。エンジン1の摺動部には、ピストンとシリンダーとの摺動部や、クランクシャフト1aの軸受部、クランクシャフト1aとコンロッドの接続部等が含まれる。
オイル循環機構10は、オイルパン11、ストレーナ12、オイル管13、オイルポンプ14、オイル流路15を有している。
オイルパン11は、エンジン1のシリンダーの下部に設けられている。オイルパン11には、オイルが貯留される。ストレーナ12は、オイルパン11の内部に設けられている。ストレーナ12は、オイルに含まれる異物を除去する。オイル管13は、ストレーナ12とオイルポンプ14とを接続する。
オイルポンプ14は、オイルパン11に貯留されたオイルをストレーナ12及びオイル管13を介して吸入して、オイル流路15に吐出する。オイルポンプ14は、例えば、インナーロータと、このインナーロータと噛合するアウターロータとから構成された内接歯車ポンプである。インナーロータは、エンジン1のクランクシャフト1aと回転連結している。
オイル流路15は、オイルポンプ14から吐出されたオイルを上述したエンジン1の摺動部に供給する流路である。
オイル状態判定装置50は、制御部51、回転数検出部52、油圧検出部53、温度検出部54、及び報知部55を有している。制御部51は、記録部51a、吐出流量演算部51b、流量異常判定部51c、オイル粘度演算部51d、オイル劣化判定部51e、及びオイル交換判定部51fを有している。制御部51については、後で詳細に説明する。
回転数検出部52は、オイルポンプ14の回転数を検出して、制御部51に出力する。本実施形態では、回転数検出部52は、クランクシャフト1aの回転数、つまり、エンジン1の回転数を検出している。エンジン1の回転数とオイルポンプ14の回転数は比例している。回転数検出部52は、エンジン1の回転数から間接的にオイルポンプ14の回転数を検出している。回転数検出部52は、オイルポンプ14の吐出流量Qを検出する吐出流量検出部である。なお、回転数検出部52は、直接オイルポンプ14の回転数を検出するものであってもよい。
油圧検出部53は、オイル流路15に設けられている。油圧検出部53は、オイルポンプ14が吐出したオイルの油圧Pを検出して、制御部51に出力する。
温度検出部54は、油圧検出部53に隣接した位置のオイル流路15に設けられている。或いは、温度検出部54と油圧検出部53は、同一の素子やセンサなどを用いて同一場所に設けられている。温度検出部54は、オイルポンプ14が吐出したオイルの温度Tを検出して、制御部51に出力する。
制御部51は、オイルの粘度μを演算し、このオイルの粘度μに基づいてオイルが劣化しているか否かを判断する。
記録部51aは、後述するように、オイルの油圧P、オイルの温度T、オイルの吐出流量Q、オイルポンプ14の回転数、及びオイルの粘度μが所定時間毎に記録される。
吐出流量演算部51bは、回転数検出部52によって検出されたエンジン1の回転数に基づいて、オイルポンプ14の吐出流量Qを演算する。
流量異常判定部51cは、オイルポンプ14によって吐出されたオイルの吐出流量Qが規定流量の範囲内にあるかを判断し、オイルの吐出流量Qが規定流量の範囲内に無い場合に、オイルの吐出流量Qが異常であると判定する。
オイル粘度演算部51dは、油圧検出部53によって検出されたオイルの油圧P、温度検出部54によって検出されたオイルの温度T、及び吐出流量演算部51bによって演算されたオイルの吐出流量Qに基づいて、オイルの粘度μを演算する。
具体的には、オイル粘度演算部51dは、オイルの油圧P、オイルの温度T、及びオイルの吐出流量Qを、下式(1)に代入することによって、オイルの粘度μを演算する。
μ=A×Pα×Qβ×Tγ…式(1)
P:オイルの油圧
Q:吐出流量
T:オイルの温度
A:第1定数
α:第2定数
β:第3定数
γ:第4定数
第1定数A〜第4定数γは、エンジン1やオイル循環機構10に固有の値である。第1定数A〜第4定数γは、エンジン1を稼働させて、オイルの油圧P、オイルの温度T、及びオイルポンプ14の回転数を変化させた場合のオイルの粘度μを測定する試験を行うことにより、予め得ている。
P:オイルの油圧
Q:吐出流量
T:オイルの温度
A:第1定数
α:第2定数
β:第3定数
γ:第4定数
第1定数A〜第4定数γは、エンジン1やオイル循環機構10に固有の値である。第1定数A〜第4定数γは、エンジン1を稼働させて、オイルの油圧P、オイルの温度T、及びオイルポンプ14の回転数を変化させた場合のオイルの粘度μを測定する試験を行うことにより、予め得ている。
本実施形態のエンジン1では、第1定数A〜第4定数γは、以下のとおりである。なお、本実施形態のエンジン1は、直列4気筒であり、排気量が2Lである。
第1定数A:1.01×106
第2定数α:1.0×10−3
第3定数β:7.2×10−4
第4定数γ:−2.5
オイル劣化判定部51eは、オイル粘度演算部51dが演算したオイルの粘度μが規定の粘度の範囲内に無いときに、オイルが劣化していると判定する。
第1定数A:1.01×106
第2定数α:1.0×10−3
第3定数β:7.2×10−4
第4定数γ:−2.5
オイル劣化判定部51eは、オイル粘度演算部51dが演算したオイルの粘度μが規定の粘度の範囲内に無いときに、オイルが劣化していると判定する。
オイル交換判定部51fは、オイルが交換されたか否かを判定する。図2に示すように、エンジン1の稼働に伴って、オイルの粘度μは徐々に変化する。一方で、オイルが交換されると、オイルの粘度μが大きく変わる。そこで、オイル交換判定部51fは、前回オイル粘度演算部51dが演算したオイルの粘度μと、今回オイル粘度演算部51dが演算したオイルの粘度μとの差分Δμが予め設定された規定値A以上である場合に、オイルが交換されたと判定する。
報知部55は、情報を表示する表示装置や情報を音声で知らせるスピーカーである。報知部55は、吐出流量Q及びオイルの粘度μの異常や、オイルが交換されたことを報知する。
(オイル判定処理)
次に、図3に示すフローチャートを用いて、制御部51が実行するオイル判定処理について説明する。オイル判定処理は、オイルの粘度μを演算し、このオイルの粘度μに基づいて、オイルが劣化しているか否かを判定する処理である。
次に、図3に示すフローチャートを用いて、制御部51が実行するオイル判定処理について説明する。オイル判定処理は、オイルの粘度μを演算し、このオイルの粘度μに基づいて、オイルが劣化しているか否かを判定する処理である。
車のイグニッションがONとされると、オイル判定処理が開始し、プログラムはステップS11に進む。
ステップS11において、制御部51が、エンジン1が始動していると判断した場合には(ステップS11:YES)、プログラムはS12に進む。一方で、制御部51が、エンジン1が始動していないと判断した場合には(ステップS11:NO)、ステップS11の処理を繰り返す。
S12において、制御部51は、油圧検出部53が検出したオイルポンプ14が吐出したオイルの油圧P、及び温度検出部54が検出したオイルポンプ14が吐出したオイルの温度Tを記録部51aに記録する。ステップS12が終了すると、プログラムはステップS13に進む。
ステップS13において、制御部51は、回転数検出部52によって検出されたオイルポンプ14の回転数を記録部51aに記録する。ステップS13が終了すると、プログラムはステップS14に進む。
ステップS14において、吐出流量演算部51bは、回転数検出部52によって検出されたエンジン1の回転数に基づいて、オイルポンプ14の吐出流量Qを演算する。ステップS14が終了すると、プログラムはステップS15に進む。
ステップS15において、流量異常判定部51cは、油圧検出部53が検出したオイルポンプ14が吐出したオイルの油圧P及び回転数検出部52によって検出されたエンジン1の回転数に基づいて、吐出流量下限値Ql及び吐出流量上限値Qhを演算して設定する。
吐出流量下限値Qlは、オイルポンプ14が吐出するオイルの適正な吐出流量Qの下限値である。吐出流量下限値Qlは、オイルポンプの回転数が高くなるに従って大きく算出され、また、オイルの油圧Pが高くなるに従って大きく算出される。
吐出流量上限値Qhは、オイルポンプ14が吐出するオイルの適正な吐出流量Qの上限値である。吐出流量上限値Qhは、オイルポンプの回転数が高くなるに従って大きく算出され、また、オイルの油圧Pが高くなるに従って大きく算出される。
流量異常判定部51cは、オイルポンプの吐出流量Qが吐出流量下限値Qlと吐出流量上限値Qhとの範囲内にあると判断した場合には(ステップS15:YES)、プログラムをステップS17に進める。一方で、流量異常判定部51cは、オイルポンプ14の吐出流量Qが吐出流量下限値Qlと吐出流量上限値Qhとの範囲外であると判断した場合には(ステップS15:NO)、プログラムをステップS16に進める。
ステップS16において、制御部51は、吐出流量Qが異常である旨の警告を報知部55に報知させる。ステップS16が終了すると、プログラムはステップS17に進む。
ステップS17において、オイル粘度演算部51dは、ステップS12において記録部51a記録されたオイルの油圧P及びオイルの温度T、ステップS14において演算されたオイルの吐出流量Qを、上式(1)に代入することによって、オイルの粘度μを演算する。ステップS17が終了すると、プログラムはステップS18に進む。
ステップS18において、制御部51は、ステップS17において演算したオイルの粘度μを記録部51aに記録する。ステップS18が終了すると、プログラムはステップS19に進む。
ステップS19において、オイル劣化判定部51eは、ステップS17において演算されたオイルの粘度μが規定の粘度の範囲内(規定粘度下限μl〜規定粘度上限μh)にあると判断した場合には、プログラムをステップS11に戻す。一方で、ステップS19において、オイル劣化判定部51eは、ステップS17において演算されたオイルの粘度μが規定の粘度の範囲内(規定粘度下限μl〜規定粘度上限μh)に無いと判断した場合には、プログラムをステップS20に進める。
ステップS20において、制御部51は、オイルの粘度μに異常が有る旨の警告を報知部55で報知させる。ステップS20が終了すると、プログラムはステップS11に戻る。
(オイル交換判定処理)
次に、図4に示すフローチャートを用いて、制御部51が実行するオイル交換判定処理について説明する。オイル交換判定処理は、オイル判定処理とともに実行され、オイルが交換されたか否かを判定する処理である。
次に、図4に示すフローチャートを用いて、制御部51が実行するオイル交換判定処理について説明する。オイル交換判定処理は、オイル判定処理とともに実行され、オイルが交換されたか否かを判定する処理である。
車のイグニッションがONとされると、オイル交換判定処理が開始し、プログラムはステップS51に進む。
ステップS51において、制御部51が、オイル粘度演算部51dによってオイルの粘度μが演算されたと判断した場合には(ステップS51:YES)、プログラムをステップS52に進める。一方で、制御部51が、オイル粘度演算部51dによってオイルの粘度μが演算されていないと判断した場合には(ステップS51:NO)、ステップS51の処理を繰り返す。
ステップS52において、オイル交換判定部51fは、記録部51aに記録された前回オイル粘度演算部51dが演算したオイルの粘度μと、今回オイル粘度演算部51dが演算したオイルの粘度μの差分Δμを演算する。ステップS52が終了すると、プログラムはステップS53に進む。
ステップS53において、オイル交換判定部51fは、ステップS52において演算したオイルの粘度μの差分Δμが規定値A以上であると判断した場合には(ステップS53:YES)、プログラムをステップS54に進める。一方で、オイル交換判定部51fは、ステップS52において演算したオイルの粘度μの差分Δμが規定値A未満であると判断した場合には(ステップS53:NO)、プログラムをステップS51に戻す。
ステップS54において、オイル交換判定部51fは、オイルが交換されたと判定する。ステップS54が終了すると、プログラムはステップS55に進む。
ステップS55において、制御部51は、オイルが交換された旨を報知部55で報知させる。ステップS54が終了すると、プログラムはステップS51に戻る。
(本実施形態の効果)
以上の説明から明らかなように、オイル粘度演算部51dは、油圧検出部53によって検出されたオイルの油圧P、温度検出部54によって検出されたオイルの温度T、及び回転数検出部52(吐出流量検出部)によって検出されたオイルポンプ14の吐出流量Qに基づいて、オイルの粘度μを演算する。これによれば、オイルの粘度μの低下のみならず、オイルの粘度μの上昇をも検出することができる。
以上の説明から明らかなように、オイル粘度演算部51dは、油圧検出部53によって検出されたオイルの油圧P、温度検出部54によって検出されたオイルの温度T、及び回転数検出部52(吐出流量検出部)によって検出されたオイルポンプ14の吐出流量Qに基づいて、オイルの粘度μを演算する。これによれば、オイルの粘度μの低下のみならず、オイルの粘度μの上昇をも検出することができる。
本発明の発明者は、オイルの油圧P、オイルの温度T、オイルポンプ14の吐出流量Q、及びオイルの粘度μとの間に、上式(1)の関係が有ることを見いだした。そこで、オイル粘度演算部51dは、上式(1)によってオイルの粘度μを演算する。このため、オイルの粘度μを確実に演算することができる。
また、オイル劣化判定部51eは、オイル粘度演算部51dが演算したオイルの粘度μが規定の粘度の範囲内に無いときに、オイルが劣化していると判定する。これによれば、オイルの粘度μに基づいて、オイルの劣化を確実に判定することができる。
また、オイル交換判定部51fは、記録部51aに記録された前回オイル粘度演算部51dが演算したオイルの粘度μと、今回オイル粘度演算部51dが演算したオイルの粘度μとの差分が規定値以上である場合に、オイルが交換されたと判定する。これによれば、オイルの劣化に伴うオイルの粘度変化と区別して、オイルの交換が実行されたことを確実に判定することができる。
また、流量異常判定部51cは、吐出流量演算部51bが演算した吐出流量Qが、吐出流量下限値Qlと吐出流量上限値Qhとの範囲内であるか否かを判定する。これによれば、吐出流量Qが異常であることが確実に判定することができる。
(他の実施形態)
以上説明した実施形態では、オイルポンプ14は、インナーロータと、このインナーロータと噛合するアウターロータとから構成された内接歯車ポンプである。オイルポンプ14は、これに限定されず、外接歯車ポンプ、ベーンポンプ等であってもよい。
以上説明した実施形態では、オイルポンプ14は、インナーロータと、このインナーロータと噛合するアウターロータとから構成された内接歯車ポンプである。オイルポンプ14は、これに限定されず、外接歯車ポンプ、ベーンポンプ等であってもよい。
以上説明した実施形態では、オイルポンプ14は、1回転当たりの吐出流量が変わらない定容量型のオイルポンプである。オイルポンプ14は、1回転当たりの吐出流量を変えることができる可変容量型のオイルポンプであってもよい。オイルポンプ14が可変容量型である場合には、吐出流量演算部51bは、エンジン1の回転数及びオイルポンプ14の容量を変えるための制御量に基づいて、オイルポンプ14の吐出流量Qを演算する。
また、印加する電流又は電圧に応じてオイルポンプの吐出流量を変更する制御バルブを備えていてもよい。この実施形態では、吐出流量演算部51bは、エンジン1の回転数及び制御バルブに印加する電流又は電圧に基づいて、オイルポンプ14の吐出流量Qを演算する。
オイルポンプ14は、電動モータによって駆動される電動オイルポンプであってもよい。この実施形態では、回転数検出部52は電動モータの回転数を検出することによって、オイルポンプ14の回転数を検出する。
1 エンジン
14 オイルポンプ
50 オイル状態判定装置
51d オイル粘度演算部
52 回転数検出部(吐出流量検出部)
53 油圧検出部
54 温度検出部
14 オイルポンプ
50 オイル状態判定装置
51d オイル粘度演算部
52 回転数検出部(吐出流量検出部)
53 油圧検出部
54 温度検出部
Claims (5)
- オイルポンプ(14)によってエンジン(1)に吐出され前記エンジンを潤滑するオイルの状態を判定するオイル状態判定装置であって、
前記オイルポンプから吐出された前記オイルの油圧を検出する油圧検出部(53)と、
前記オイルポンプから吐出された前記オイルの温度を検出する温度検出部(54)と、
前記オイルポンプの吐出流量を検出する吐出流量検出部(52)と、
前記油圧検出部によって検出された前記オイルの油圧、前記温度検出部によって検出された前記オイルの温度、及び前記吐出流量検出部によって検出された前記オイルの吐出流量に基づいて、前記オイルの粘度を演算するオイル粘度演算部(51d)と、を有するオイル状態判定装置。 - 前記オイル粘度演算部は、下式(1)によって前記粘度を演算する請求項1に記載のオイル状態判定装置。
μ=A×Pα×Qβ×Tγ…式(1)
(ここで、μ:オイルの粘度、A:第1定数、α:第2定数、β:第3定数、γ:第4定数、P:オイルの油圧、Q:オイルポンプの吐出流量、T:オイルの温度) - 前記オイル粘度演算部が演算した前記オイルの粘度が規定の粘度の範囲内に無いときに、前記オイルが劣化していると判定するオイル劣化判定部(51e)を有する請求項1又は2に記載のオイル状態判定装置。
- 前記オイル粘度演算部が演算した前記オイルの粘度を記録する記録部(51a)と、
前記記録部に記録された前回前記オイル粘度演算部が演算した前記オイルの粘度と、今回前記オイル粘度演算部が演算した前記オイルの粘度との差分が規定値以上である場合に、前記オイルが交換されたと判定するオイル交換判定部(51f)と、を有する請求項1ないし3のいずれか1つに記載のオイル状態判定装置。 - 吐出流量検出部は、前記オイルポンプの回転数を検出し、
前記吐出流量検出部が検出した前記吐出流量が、吐出流量下限値と吐出流量上限値との範囲内であるか否かを判定する流量異常判定部(51c)を有し、
前記吐出流量下限値は、前記吐出流量検出部によって検出された前記オイルポンプの回転数が高くなるに従って大きく設定されるとともに、前記油圧検出部によって検出された前記オイルの油圧が高くなるに従って大きく設定され、
前記吐出流量上限値は、前記吐出流量検出部によって検出された前記オイルポンプの回転数が高くなるに従って大きく設定されるとともに、前記油圧検出部によって検出された前記オイルの油圧が高くなるに従って大きく設定される請求項1ないし4のいずれか1つに記載のオイル状態判定装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116106173A (zh) * | 2023-04-07 | 2023-05-12 | 天津索克汽车试验有限公司 | 一种新能源汽车用机油粘度测量方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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