JP2021025347A - 車両用ドアロック装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両が衝突した場合でも、確実にドアが閉じた状態になる車両用ドアロック装置を提供する。【解決手段】車両用ドアロック装置1は、レバー部材2と、ラッチ部材3と、第1部材4と、第2部材5と、突出部6と、を備える。レバー部材2は、車両10のドア11に取り付けられるアウターハンドル13と連動する。ラッチ部材3は、車両10の車体10a側に設けられたストライカ10cを保持する保持位置から、ストライカ10cを開放する開放位置まで回動する。第1部材4は、ラッチ部材3を回動させる。イナーシャレバー5は、第1部材4と、レバー部材2の間に配置され、レバー部材2に連動して第1部材4に当接し第1部材4を移動させるとともに、車両10の車幅方向内側から外側に揺動可能に設けられる。突出部6は、車両10が側突した場合に、初期位置から突出位置まで突出ることで第2部材5を車幅方向内側から外側に押し出し、第1部材4と非当接となる位置まで揺動させる。【選択図】 図2
Description
本発明は、車両用ドアロック装置に関する。
従来、車両が衝突した場合であっても、ドアを閉じた状態に保持する車両用ドアロック装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の車両用ドアロック装置は、ラッチ部材と、ラッチポール部材と、ポールレバー部材と、連動部材(Fig1 Trasmission lever48)と、を備える。ラッチ部材は、車両に設けられたストライカに噛み合う。ラッチポール部材は、ラッチ部材を回動させる。ポールレバー部材は、ドアの操作部に連動する。連動部材は、ポールレバー部材とラッチポール部材の間に配置される。これら部材は、操作部に連動してラッチ部材を回転させることで、ラッチ部材が、ストライカを保持する保持状態と、ラッチ部材が、ストライカを開放する開放状態と、を切り替える。
また、特許文献1の車両用ドアロック装置は、車両が側面衝突し場合に、連動部材が慣性力によって移動し、ラッチポール部材から離れることで、ドアが開放することを防止する。
しかし、特許文献1の車両用ドアロック装置では、慣性力によって連動部材が移動するため、側面衝突のエネルギが連動部材に十分に伝わらない場合、連動部材が十分に移動しない。これによって、連動部材がラッチポール部材を押し、ドアが開放してしまうという問題がある。
本発明は、車両が衝突した場合でも、確実にドアが閉じた状態になる車両用ドアロック装置を提供することにある。
本発明に係る車両用ドアロック装置は、レバー部材と、ラッチ部材と、第1部材と、第2部材と、突出部と、を備える。レバー部材は、車両のドアに取り付けられる操作部と連動する。ラッチ部材は、車両の車体側に設けられたストライカを保持する保持位置から、ストライカを開放する開放位置まで回動する。第1部材は、ラッチ部材を回動させる。第2部材は、第1部材と、レバー部材の間に配置され、レバー部材に連動して第1部材に当接し第1部材を移動させるとともに、車両の車幅方向内側から外側に揺動可能に設けられる。突出部は、車両が側突した場合に、初期位置から突出位置まで突出ることで第2部材を車幅方向内側から外側に押し出し、第1部材と非当接となる位置まで揺動させる。
この車両用ドアロック装置では、車両が衝突した場合に、第2部材を車幅方向外側へ揺動させることで、ラッチ部材を回動させる第1部材と、第2部材と、が当接しないようにすることができる。これにより、第1部材が移動することを防止し、ラッチ部材を回動しないようにすることができる。この結果、ラッチ部材はストライカを保持した状態となり、車両が衝突した場合であっても、確実にドアが閉じた状態になる車両用ドアロック装置を提供できる。
車両用ドアロック装置は、第2部材が揺動した場合に、第2部材が車幅方向内側に倒れることを防止するガイド部をさらに備えてもよい。
この構成によれば、ガイド部によって第2部材が車両内側へ戻されることを防止できる。これによって、車両が衝突した場合であっても、より確実にドアが開状態となることを防止できる。
突出部は、所定期間後に初期位置に戻ってもよい。
この構成によれば、ドアの開放が可能となり、衝突後にドアを開くことができる。この結果、車両が衝突した場合に、車両の外からドアの開放操作が可能となる。このため、車両の中の乗員を救助しやすくなる。さらに、ドアの内側からもドアの開放が可能となり、乗員が脱出することも可能となる。
突出部は、第2部材を押す棒状部材と、棒状部材を、膨張ガスを介して押し出すインフレータと、を有してもよい。
この構成によれば、簡素な構造で突出部を構成できる。
突出部は、車幅方向の内側に向かって付勢されてもよい。
この構成によれば、簡素な構造で突出部を初期位置に戻すことができる。
本発明によれば、車両が衝突した場合でも、確実にドアが閉じた状態になる車両用ドアロック装置を提供できる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下明細書において、車両の前後方向をQと図面に記し、前側をFと記す。また、車両の左右方向をPと図面に記し、右側をRと記す。さらに、車両の上下方向をGと図面に記し、上方をUと記す。
図1は、本発明の車両用ドアロック装置1が搭載された車両10のドア11が開放された状態を、車両後方から見た斜視図である。車両10は、車体10bの右側に運転席10a、ステアリングホイール10d、などの運転装置が配置された右ハンドル車である。したがって、本実施形態のドア11は右側Rのドア11である。しかし、左側のドアに設けられる車両用ドアロック装置1は、ドア11の車両用ドアロック装置1と左右方向Pに線対称な構造である。このため、本実施形態では、右側Rのドア11に用いる車両用ドアロック装置1を例にあげて説明する。
図2は、車両用ドアロック装置1が取り付けられる部分におけるドア11を車両後方からみた断面図である。図3は、車両用ドアロック装置1の第1レバー部材2の周囲を、車両内側からみた側面図である。図2に示すように、ドア11は、右側R(車幅方向外側)からアウターパネル11aと、インナーパネル11bと、を有する。インナーパネル11bの車室内側にはトリム11c(図1参照)が取り付けられる。アウターパネル11aと、インナーパネル11bは、リンフォース部材(図示せず)などによって構成され、図示しないヒンジ機構によって車体10bに取付けられている。ドア11の車両内側には、車両用ドアロック装置1を開錠する際に使用するインナーハンドル12(図1参照)が設けられている。ドア11の車両外側には、車両用ドアロック装置1を開錠する際に使用するアウターハンドル13(操作部の一例)が設けられている。
図2および図3に示すように、車両用ドアロック装置1は、第1レバー部材2と、ラッチ部材3と、ラッチポール部材(第1部材の一例)4と、イナーシャレバー(第2部材の一例)5と、突出部6と、ガイド部7と、これら部材を保持する基体8と、を備える。また、車両用ドアロック装置1は、インナーハンドル12とワイヤー9cによって連結される第2レバー部材9を備える。車両用ドアロック装置1は、アウターパネル11aと、インナーパネル11bの間に設けられ、車体10bに設けられたストライカ10cに係合することで、ドア11を閉鎖状態に保つ。
第1レバー部材2は、レバー本体2aと、イナーシャレバー5を支持する支持部材2bと、を有する。レバー本体2aは、基体8に対して端部が上下方向に揺動可能となるように保持される。また、図3に示すように、支持部材2bは、レバー本体2aが挿通する円筒孔2cが設けられ、円筒孔2cを中心として車両前方に回動可能に設けられる。支持部材2bは、支持部材2bを車両前方に向けて回動させるリンク機構(図示せず)と接続される。
図2示すように、第1レバー部材2のレバー本体2aの右側R(車幅方向外側)には、アウターハンドル13のリンク部材(図示せず)と連結されるハンドルロッド2dが回転可能に保持される。第1レバー部材2の左側(車幅方向内側)には、イナーシャレバー5が支持部材2bを介して揺動可能に保持される。
図2に示すように、ラッチ部材3は、車両10の車体10b側に設けられたストライカ10cを保持する保持位置(図6参照)から、ストライカ10cを開放する開放位置まで回動する。ラッチ部材3は、凹部3aと、カム受部3bと、を有する。ラッチ部材3は、基体8に回転可能に保持される。また、ラッチ部材3は、第1付勢部材3dによって、基体8に対して右回転方向(時計回り)に付勢される。ラッチ部材3は、ストライカ10cが凹部3aに右側Rへ進入すると、ストライカ10cがラッチ部材3を押すことでストライカ10cの保持位置まで回動する。これによって、ラッチ部材3が、ストライカ10cを凹部3aに保持する(図6参照)。一方、ラッチ部材3は、カム受部3bが、ラッチポール部材4に押されると、第1付勢部材3dの付勢力によって回動し、ストライカ開放位置まで回動する。
ラッチポール部材4は、ラッチ部材3と、イナーシャレバー5と、の間に配置される。ラッチポール部材4は、基体8に回転可能に保持される。また、ラッチポール部材4は、第2付勢部材4cによって、左回転方向(反時計回り)に付勢される。ラッチポール部材4は、ラッチ部材3のカム受部3bに対応するカム部4aと、イナーシャレバー5と当接する当接面4bを有する。
イナーシャレバー5は、ラッチポール部材4と、第1レバー部材2の間に配置される。イナーシャレバー5は、上記のとおり第1レバー部材2の支持部材2bに右側R(車幅方向外側)に揺動可能に保持される。また、イナーシャレバー5は、第3付勢部材5aによって、支持部材2bに対して右側R(車幅方向内側)へ付勢されて保持される。
図3に示すように、第2レバー部材9は、押上面9aと、挿通孔9bと、を有し、基体8に回転可能に保持される。第2レバー部材9は、挿通孔9bにインナーハンドル12から延びたワイヤー9cが挿通されてインナーハンドル12に連結される。第2レバー部材9は、インナーハンドル12が左側(車幅方向内側)に引き寄せられると、第2レバー部材9が車両前方に向けて回転し、イナーシャレバー5を押し上げる。
図2に示すように、突出部6は、イナーシャレバー5を右側Rへ押し出し可能な位置に設けられる。突出部6は、ガス室6aと、インフレータ6bと、棒状部材6cと、第4付勢部材6dと、筐体6eを有する。棒状部材6cはフランジ部6fを含む。ガス室6aは、フランジ部6fと、筐体6eに囲まれた領域である。インフレータ6bは、図示しない衝突センサなどと電気的に接続される。インフレータ6bは衝突を検知するとインフレータ6bの火薬に点火し、ガス室6aに膨張ガスを発生させる。第4付勢部材6dは、棒状部材6cのフランジ部6fを左側(車幅方向内側)に向かって付勢する。棒状部材6cは、初期位置では第4付勢部材6dに付勢されて、筐体6eに格納される。インフレータ6bはガス室6a内に配置され、インフレータ6bの火薬に点火されるとガス室6a内に膨張ガスを発生させる。インフレータ6bは、膨張ガスを介してフランジ部6fを押し出す。これによって、棒状部材6cは、筐体6eから、少なくともイナーシャレバー5がラッチポール部材4と非当接となる位置となる突出位置まで突出する。棒状部材6cは、この間にイナーシャレバー5を左側(車幅方向内側)から右側R(車幅歩行外側)に押し出すことで揺動させる。棒状部材6cは、突出位置まで突出したのち、所定期間たってガス室6aのガスが抜けると、第4付勢部材6dに付勢されて初期位置に戻る。
図2および図3に示すように、ガイド部7は、基体8に設けられる。図2に示すように、ガイド部7は、右側Rから左側に向けて下方に傾斜する傾斜面7aを有する。図5に示すように、ガイド部7は、イナーシャレバー5が上昇しながら右側Rに揺動した場合に、イナーシャレバー5が傾斜面7aと当接することで、左側(車幅方向内側)に倒れる(戻る)ことを防止する。
このように構成された車両用ドアロック装置1は、以下のように作動する。
<ドア非ロック状態時のドアの開閉時の動作>
図4は、車両用ドアロック装置1の開閉時の作動状態を示す模式図である。図4に示すように、第1レバー部材2は、アウターハンドル13が右側Rに引き出されると、リンク部材を介してハンドルロッド2dが下方に押され、右側Rが下方に揺動する。一方、第1レバー部材2の左側(車幅方向内側)は、上方に揺動する。これによって、第1レバー部材2がイナーシャレバー5を上方に押し上げる。なお、インナーハンドル12が左側(車幅方向内側)に操作された場合も、同様に第2レバー部材9を介してイナーシャレバー5が上方に押し上げられる。
図4は、車両用ドアロック装置1の開閉時の作動状態を示す模式図である。図4に示すように、第1レバー部材2は、アウターハンドル13が右側Rに引き出されると、リンク部材を介してハンドルロッド2dが下方に押され、右側Rが下方に揺動する。一方、第1レバー部材2の左側(車幅方向内側)は、上方に揺動する。これによって、第1レバー部材2がイナーシャレバー5を上方に押し上げる。なお、インナーハンドル12が左側(車幅方向内側)に操作された場合も、同様に第2レバー部材9を介してイナーシャレバー5が上方に押し上げられる。
イナーシャレバー5が上方に押し上げられると、イナーシャレバー5がラッチポール部材4の当接面4bに当接し、当接面4bが上方に押さ出されて、ラッチポール部材4が図2の右回転方向(時計回り)に回動する。ラッチポール部材4が時計回りに回動することによって、カム部4aがラッチ部材3のカム受部3bから外れることで、ラッチ部材3が、第1付勢部材3dによって、時計回りに回動する。
ラッチ部材3は、時計回りに回動して、ストライカ開放位置に配置される。より具体的には、ラッチ部材3は、図6に示すようストライカ10cがラッチ部材3に係合している状態から、図2に示すストライカ開放位置まで回動し、ドア11を開けることができる。一方、ドア11を閉める場合は、凹部3aにストライカ10cが右側Rへ進入すると、ストライカ10cがラッチ部材3を押すことでストライカ10cの保持位置まで回動する。図6に示すように、ラッチ部材3が保持位置まで押されると、ラッチポール部材4のカム部4aがカム受部3bを押圧して保持位置に保持される。
<ドアロック状態時のドアの開閉時の動作>
ドアロック状態では、図3(b)に示すように、イナーシャレバー5が車両前方に回動状態で保持され、第1レバー部材2又は第2レバー部材9によってイナーシャレバー5が押し上げられても、イナーシャレバー5とラッチポール部材4が当接しないため、ラッチ部材3が回動せず、ドア11が開かない。
ドアロック状態では、図3(b)に示すように、イナーシャレバー5が車両前方に回動状態で保持され、第1レバー部材2又は第2レバー部材9によってイナーシャレバー5が押し上げられても、イナーシャレバー5とラッチポール部材4が当接しないため、ラッチ部材3が回動せず、ドア11が開かない。
<ドア非ロック状態時のドアの車両衝突時の動作>
図5は、車両用ドアロック装置1の衝突状態を示す模式図である。車両10の側面に衝突が発生した場合に、イナーシャレバー5は、衝突時の慣性力によって、第3付勢部材5aの付勢力に逆らって右側R(車幅方向外側)へ揺動する。このとき、アウターハンドル13が左側(車幅方向内側)に押されることで、第1レバー部材2のハンドルロッド2d側が下方におされ、イナーシャレバー5が上方に押し出されることもある。しかし、この場合であっても、イナーシャレバー5は、右側Rへ揺動し、ラッチポール部材4と非当接となる位置まで移動している。さらに、イナーシャレバー5は、ガイド部7の傾斜面7aにガイドされてラッチポール部材4の方へ行かないように規制されるので、衝突時において、イナーシャレバー5がラッチポール部材4に当たって、ドア11が開くことを抑制できる。一方、イナーシャレバー5は付勢力によってもとに戻る際も、ガイド部7の傾斜面7aに沿って戻るので、ラッチポール部材4の下方で、ラッチポール部材4と当接する位置まで確実に戻される。これによって、衝突後に、ラッチポール部材4が押し上がらず、ドア11が開かないようになりにくい。
図5は、車両用ドアロック装置1の衝突状態を示す模式図である。車両10の側面に衝突が発生した場合に、イナーシャレバー5は、衝突時の慣性力によって、第3付勢部材5aの付勢力に逆らって右側R(車幅方向外側)へ揺動する。このとき、アウターハンドル13が左側(車幅方向内側)に押されることで、第1レバー部材2のハンドルロッド2d側が下方におされ、イナーシャレバー5が上方に押し出されることもある。しかし、この場合であっても、イナーシャレバー5は、右側Rへ揺動し、ラッチポール部材4と非当接となる位置まで移動している。さらに、イナーシャレバー5は、ガイド部7の傾斜面7aにガイドされてラッチポール部材4の方へ行かないように規制されるので、衝突時において、イナーシャレバー5がラッチポール部材4に当たって、ドア11が開くことを抑制できる。一方、イナーシャレバー5は付勢力によってもとに戻る際も、ガイド部7の傾斜面7aに沿って戻るので、ラッチポール部材4の下方で、ラッチポール部材4と当接する位置まで確実に戻される。これによって、衝突後に、ラッチポール部材4が押し上がらず、ドア11が開かないようになりにくい。
また、本実施形態では、車両10の側面に衝突が発生した場合に、突出部6によって、イナーシャレバー5を右側Rへ強制的に揺動させる。これによって、例えば、車両10の側面に衝突が発生した場合に、車両用ドアロック装置1に伝わる慣性力が弱く、イナーシャレバー5が十分に揺動ないような場合であっても、確実にドア11が開かないようにできる。一方、突出部6は、所定期間後に棒状部材6cが引き込んで初期位置に戻るので、イナーシャレバー5も元の位置に戻り、ラッチポール部材4を押し上げてドア11を開くことができる。
<ドアロック状態時のドアの車両衝突時の動作>
ドアロック状態では、図3(b)に示すように、イナーシャレバー5が車両前方に回動状態で保持されるから、車両10の側面に衝突が発生した場合に、ハンドルロッド2dが下方に押されてもドア11が開かない。ドアロックは車両10の側面に衝突が発生からしばらく経過すると、図示しないモータなどの装置によって支持部材2bが強制的に非ロック位置(図3(a)参照)まで戻される。これによって、ドア11が開くようになる。
ドアロック状態では、図3(b)に示すように、イナーシャレバー5が車両前方に回動状態で保持されるから、車両10の側面に衝突が発生した場合に、ハンドルロッド2dが下方に押されてもドア11が開かない。ドアロックは車両10の側面に衝突が発生からしばらく経過すると、図示しないモータなどの装置によって支持部材2bが強制的に非ロック位置(図3(a)参照)まで戻される。これによって、ドア11が開くようになる。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(a)上記実施形態では、突出部6は、棒状部材6cを、第4付勢部材6dを用いて初期位置に戻す構造としたが、本発明はこれに限定されない。棒状部材6cを初期位置に戻す方法は、アクチュエータなどを用いて戻してもよい。この場合、モータによってイナーシャレバー5をロック状態から非ロック状態に戻すタイミングで同時に棒状部材6cを初期位置まで戻してもよい。
(b)上記実施形態では、ドア11は運転席用のドア11を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明の車両用ドアロック装置1を車両10の後部座席に対応するリアドアに用いてもよい。また、上記のとおり、左右対称形状の車両用ドアロック装置1を、左側のドアに用いてもよい。
1:車両用ドアロック装置,2:第1レバー部材,3:ラッチ部材,
4:ラッチポール部材,5:イナーシャレバー,6:突出部
6b:インフレータ,6c:棒状部材,7:ガイド部,
10:車両,10b :車体,10c:ストライカ,11:ドア
13:アウターハンドル,P:左右方向
4:ラッチポール部材,5:イナーシャレバー,6:突出部
6b:インフレータ,6c:棒状部材,7:ガイド部,
10:車両,10b :車体,10c:ストライカ,11:ドア
13:アウターハンドル,P:左右方向
Claims (5)
- 車両のドアに取り付けられる操作部と連動するレバー部材と、
前記車両の車体側に設けられたストライカを保持する保持位置から、前記ストライカを開放する開放位置まで回動するラッチ部材と、
前記ラッチ部材を回動させる第1部材と、
前記第1部材と、前記レバー部材の間に配置され、前記レバー部材に連動して前記第1部材に当接し前記第1部材を移動させるとともに、前記車両の車幅方向内側から外側に揺動可能に設けられる第2部材と、
前記車両が側突した場合に、初期位置から突出位置まで突出することで前記第2部材を前記車幅方向内側から外側に押し出し、前記第2部材を前記第1部材と非当接となる位置まで揺動させる突出部と、
を備える車両用ドアロック装置。 - 前記第2部材が揺動した場合に、前記第2部材が前記車幅方向内側に倒れることを防止するガイド部をさらに備える、
請求項1に記載の車両用ドアロック装置。 - 前記突出部は、所定期間後に前記初期位置に戻る、
請求項1または2に記載の車両用ドアロック装置。 - 前記突出部は、前記第2部材を押す棒状部材と、前記棒状部材を、膨張ガスを介して押し出すインフレータと、を有する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用ドアロック装置。 - 前記突出部は、前記車幅方向の内側に向かって付勢される請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用ドアロック装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102021128229A1 (de) | 2021-02-19 | 2022-08-25 | Mitsubishi Electric Corporation | Halbleitermodul |
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DE102021128229A1 (de) | 2021-02-19 | 2022-08-25 | Mitsubishi Electric Corporation | Halbleitermodul |
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