JP2021022430A - 点灯装置、照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、スイッチング電源に開磁路型コイルを用いる点灯装置と照明器具において、損失を抑制した点灯装置と照明器具を提供することを目的とする。【解決手段】本願の発明に係る点灯装置は、基板と、該基板に固定された開磁路型コイルを有する直流変換回路と、該基板と該直流変換回路を覆う金属カバーと、該開磁路型コイルと該金属カバーの間に設けられた、該金属カバーよりも抵抗率が低い付加金属と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は点灯装置と照明器具に関する。
LED(Light Emitting Diode)を光源とした照明器具においては、交流の商用電源から入力されるエネルギーを直流のエネルギーに変換しLEDに出力する必要がある。また、入力電流の高調波に関する規制が定められており、日本国内においては日本工業規格によって入力電流の高調波に対して限度値が定められている。そのため、点灯装置は、入力電流の高調波を抑制し力率を改善するための力率改善回路であるPFC(Power Factor Correction)回路を有する。点灯装置はLEDの明るさを制御する。LEDの明るさはLEDの電流の大きさに依存して決まるため、点灯装置は出力電流の大きさを一定に制御する電流制御回路を有する。
上述のPFC回路と電流制御回路はスイッチング回路であり、構成要素としてコイル部品を備える。特許文献1には、コイル備品としてドラムコイルを採用し得ることが開示されている。
特開2017−73351号公報
EEコアを用いたコイルは、カスタム設計し生産することから、比較的高価である。これに対して、メーカ標準品として、数種類のインダクタンスのラインナップが揃えられた、ドラムコイルと呼ばれる形状のコイルがある。ドラムコイルはメーカ標準品として生産されるため比較的安価である。ドラムコイルは開磁路型のコイルの一例である。スイッチング電源に開磁路型コイルを用いる場合、開磁路型コイルの漏れ磁束により周囲に設けられた金属に渦電流が生じる。開磁路型コイルの周囲の金属はこの渦電流により誘導加熱され、点灯装置の損失が発生してしまう。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、損失を抑制した点灯装置と照明器具を提供することを目的とする。
本願の発明に係る点灯装置は、基板と、該基板に固定された開磁路型コイルを有する直流変換回路と、該基板と該直流変換回路を覆う金属カバーと、該開磁路型コイルと該金属カバーの間に設けられた、該金属カバーよりも抵抗率が低い付加金属と、を備えたことを特徴とする。
本発明のその他の特徴は以下に明らかにする。
本発明によれば、例えば金属カバーよりも抵抗率が低い付加金属に渦電流を生じさせるので、開磁路型コイルの周囲の金属の誘導加熱が抑制され、点灯装置の損失を抑制できる。
図1Aは実施の形態1に係る照明器具の斜視図であり、図1Bは照明器具の断面図である。 点灯装置の分解斜視図である。 直流変換回路の構成例を示す回路図である。 タイミングチャートである。 タイミングチャートである。 開磁路型コイルの例を示す図である。 図7Aは点灯装置の断面図であり、図7Bは変形例に係る点灯装置の断面図である。 実施の形態2に係る点灯装置の構成を示す分解斜視図である。 図9Aは実施の形態3に係る点灯装置の分解斜視図であり、図9Bは変形例に係る点灯装置の分解斜視図である。 実施の形態4に係る点灯装置の構成例を示す回路図である。 タイミングチャートである。
本発明の実施の形態に係る点灯装置と照明器具について図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1Aは、実施の形態1に係る照明器具の斜視図である。この照明器具は点灯装置100aを備えている。点灯装置100aは回路部品が実装された基板13を備えている。この基板13には、例えば回路パターンと回路部品によって直流変換回路が提供されている。そのような直流変換回路は、例えばX軸負方向の端部で交流電源に接続され、交流電源から出力される交流電力を直流の電力に変換して、X軸正方向の端部から光源に出力する。図1Aには直流変換回路の出力電流が流れる導線13Aが示されている。
上述した基板13と直流変換回路は金属カバー15で覆われている。金属カバー15は基板13と同様にX方向に細長い形状を有している。金属カバー15は板金ケースである。一例によれば、金属カバー15は、トップ金属カバー15aと、トップ金属カバー15aに固定されたボトム金属カバー15bと、を有し、筒状の形状となっている。すなわち、この金属カバー15は、トップ金属カバー15aとボトム金属カバー15bを接合することで提供され得る。金属カバー15の材料としては例えば安価な鉄系材料を採用することができる。この鉄系材料の表面に、防錆のためにメッキ処理又は塗装を施し得る。また、金属カバー15の材料として、高価ではあるが軽量なアルミを用いることができる。この例では2つの部品で金属カバー15を構成したが、筒状の1つの部品で金属カバー15を構成してもよいし、3つ以上の部品を接合して金属カバー15を構成してもよい。
基板13に形成された直流変換回路の出力は、導線13Aを経由して、LED基板10aに実装されたLED10bに提供される。LED10bの出力光は、拡散カバー10cによって拡散され、照明として利用される。
図1Bは、照明器具の断面図である。筐体10dは、例えばLED基板10aと拡散カバー10cを支持しつつ例えば天井に取り付けられる。
図2は、点灯装置100aの分解斜視図である。図2には、基板13に実装された回路部品が幾つか示されている。具体的には、入力の電線を接続するコネクタ12a、出力の電線を接続するコネクタ12b、入力フィルタ2、コンデンサ4、開磁路型コイル5a、平滑コンデンサ6、開磁路型コイル7a及びフィルタコンデンサ7dが実装されている。なお、ここでは比較的体積が大きい部品のみを図示しており、MOSFET、ダイオード等のスイッチング素子、スイッチング素子のオンオフ状態を制御するために用いるマイコン等の制御IC、及びチップ部品は省略した。
基板13とトップ金属カバー15aの間には、これらを電気的に絶縁するためにトップ絶縁フィルム14aが設けられている。基板13とボトム金属カバー15bの間には、これらを電気的に絶縁するためにボトム絶縁フィルム14bが設けられている。図2ではトップ絶縁フィルム14aとボトム絶縁フィルム14bを別部品としているが、両者を一体化し、単一部品とすることができる。この場合、点灯装置の部品点数を削減することができる。
トップ金属カバー15aとボトム金属カバー15bは、主として拡大火災防止のために提供される。図2の基板13は、x軸正方向とx軸負方向に関してトップ金属カバー15aとボトム金属カバー15bに覆われていない。しかし、拡大火災防止のために必要であれば、その部分も金属カバーで覆うことができる。その場合、金属カバーの任意の位置に小さな穴を設け、その穴に導線を通す。
図2には、トップ金属カバー15aの内壁に固定された付加金属16a、16bが破線で示されている。付加金属16a、16bはトップ金属カバー15aの内壁に開磁路型コイル5a、7aと対向して設けられている。言い換えれば、開磁路型コイル5a、7aの直上には、付加金属16a、16bがある。付加金属は、トップ金属カバー15aの内壁だけでなく、ボトム金属カバー15bの内壁にも設けることができる。
一例によれば、複数の開磁路型コイルが提供された場合、1つの開磁路型コイルに対して1つの付加金属を提供することができる。例えば、図2の例では、1つの開磁路型コイル5aに対して1つの付加金属16aが対向して設けられ、1つの開磁路型コイル7aに対して1つの付加金属16bが対向して設けられている。別の例によれば、複数の開磁路型コイルが提供された場合、複数の開磁路型コイルに対向する1つの付加金属を提供することができる。
付加金属16aのx方向長さを開磁路型コイル5aのx方向長さより長くし、付加金属16bのx方向長さを開磁路型コイル7aのx方向長さより長くすることができる。基板13の長手方向で見て、付加金属16a、16bがそれぞれ開磁路型コイル5a、7aより長いことは、開磁路型コイル5a、7a全体の直上に付加金属16a、16bを提供することを可能とする。
付加金属16a、16bの材料は金属カバー15よりも抵抗率が低い材料とする。例えば、金属カバー15に鉄系の材料を使用する場合は、付加金属16a、16bをアルミ又は銅とすることができる。金属カバー15がアルミの場合は、付加金属16a、16bを銅とすることができる。金属カバー15より抵抗率が低い付加金属16a、16bを提供するために、付加金属16a、16bをアルミ又は銅としたり、金又は銀としたりすることができる。
付加金属16a、16bは様々な形態で提供することができる。例えば、付加金属16a、16bは、金属テープ又は蒸着膜とすることができる。例えば、複数部品を接合して金属カバーを提供する場合は、その接合前の金属カバーに金属テープを張り付けておくと、作業が容易である。
図3は、直流変換回路の構成例を示す回路図である。基板13に実装された直流変換回路は、交流電源1から供給される電力を、交流電流の高周波成分を除去する入力フィルタ2を介して、光源8に入力可能な直流電流に変換して出力する。直流変換回路から供給される電力により光源8を点灯させる。光源8は、例えば複数のLEDを直列又は並列に接続したLED群で構成される。LED群の一端は正極側直流母線に接続され、LED群の他端は負極側直流母線に接続される。光源8はLEDに限定されず、例えば有機EL(Electro Luminescence)でもよい。
基板13には、入力フィルタ2と、入力フィルタ2に接続される整流回路3と、整流回路3に並列接続されるコンデンサ4と、PFC回路5と、電流制御回路7とが実装され得る。
基板13に形成された直流変換回路は、交流電源1から入力される電流の高調波を抑制して力率を改善すると共に、整流回路3から出力される電力を直流電力に変換して光源8に供給する機能を有する。PFC回路5は交流電源1から入力される電流の高調波を抑制して力率を改善し、平滑コンデンサ6はPFC回路5の出力電圧を平滑し、電流制御回路7は光源8に出力する電流の大きさを制御する。
交流電源1と整流回路3との間に配置される入力フィルタ2は、コイル2a及びコンデンサ2bを有し、交流電源1から出力される電流に重畳している高周波成分を低減する。コイル2aは交流電源1に直列接続される。コイル2aの一端は交流電源1の一端に接続され、コイル2aの他端はコンデンサ4及び整流回路3に接続される。コンデンサ2bは、交流電源1及び整流回路3に並列接続される。
整流回路3は、入力フィルタ2とPFC回路5との間に配置され、交流電源1から供給される交流電力を直流電力に変換する。整流回路3は4つのダイオードを組み合わせたダイオードブリッジで構成し得る。しかし、整流回路3の構成はこれに限定されるものではなく、単方向導通素子であるMOSFETを組み合わせて構成したものでもよい。
コンデンサ4は、整流回路3の出力に並列接続され、整流回路3の出力電圧を平滑する。コンデンサ4の一端は正極側直流母線に接続され、コンデンサ4の他端は負極側直流母線に接続される。
PFC回路5は、整流回路3と電流制御回路7との間に配置される。PFC回路5は、スイッチング素子であるMOSFET5bと、開磁路型コイル5aと、ダイオード5cとを有する。PFC回路5は、MOSFET5bのオンオフ制御を行うために図示されていない制御回路を備え得る。PFC回路5は、整流回路3の出力電圧を昇圧し、昇圧した電圧を平滑コンデンサ6に出力する。また、PFC回路5は、入力電流の高調波を抑制し、力率改善する機能を持つ。ここでは、PFC回路5を昇圧チョッパ回路で構成した例を説明する。なお、PFC回路5として、昇圧チョッパ回路の他にも、昇降圧チョッパ回路、フライバック回路、フライフォワード回路、SEPIC(Single Ended Primary Inductor Converter)、Zetaコンバータ又はCukコンバータといった回路を採用してもよい。
開磁路型コイル5aは、正極側直流母線において、コンデンサ4とMOSFET5bとの間に配置される。開磁路型コイル5aの一端はコンデンサ4の一端に接続される。開磁路型コイル5aの他端はダイオード5cのアノードに接続される。MOSFET5bのオンオフ動作に伴い、開磁路型コイル5aには極性が異なる電圧が印加される。
MOSFET5bのドレインは、正極側直流母線において、開磁路型コイル5aとダイオード5cのアノードとに接続される。MOSFET5bのソースは、負極側直流母線において、コンデンサ4の他端と、平滑コンデンサ6の他端とに接続される。MOSFET5bのゲートは図示されていない制御回路に接続され得る。その制御回路からMOSFET5bのゲートに入力される制御信号によってMOSFET5bのオンオフ制御が行われる。
ダイオード5cは、正極側直流母線において、MOSFET5bと平滑コンデンサ6との間に配置される。ダイオード5cのアノードは開磁路型コイル5a及びMOSFET5bに接続され、ダイオード5cのカソードは平滑コンデンサ6に接続される。
平滑コンデンサ6は、PFC回路5と電流制御回路7との間に配置される。平滑コンデンサ6の一端は正極側直流母線に接続され、平滑コンデンサ6の他端は負極側直流母線に接続される。
図4は、図3に示すPFC回路5を構成する開磁路型コイル5aに流れる電流と、MOSFET5bのドレイン電圧と、MOSFET5bのゲート電圧との関係を示すタイミングチャートである。図4には上から順に、点灯装置100aに入力される交流電源1の電流と、開磁路型コイル5aに流れる電流と、MOSFET5bのドレイン電圧と、MOSFET5bのゲート電圧とが示されている。横軸は時間を表す。
図4では、説明の便宜上、MOSFET5bのゲート電圧がオンオフされる周期を、実際よりも長く記載している。MOSFET5bのゲート電圧がオンオフされる周期は、MOSFET5bのゲート電圧がオフからオンに変化した時点から、再びMOSFET5bのゲート電圧がオフからオンに変化するまでの時間に等しい。
MOSFET5bがオンされたとき、交流電源1、整流回路3、開磁路型コイル5a及びMOSFET5bの電流経路が形成され、交流電源1が開磁路型コイル5aを介して短絡される。そのため、開磁路型コイル5aに流れる電流が増加し、開磁路型コイル5aにエネルギーが蓄積される。
MOSFET5bがオフされると、開磁路型コイル5a、ダイオード5c及び平滑コンデンサ6の電流経路が形成される。この経路において開磁路型コイル5aに蓄積されたエネルギーが放出され、平滑コンデンサ6が充電される。
MOSFET5bはあらかじめ定めるスイッチング周期Tswでオンオフ制御を繰り返す。スイッチング周期Tswが長い、すなわちスイッチング周期Tswの逆数であらわされるスイッチング周波数Fswが低いと、開磁路型コイル5aの漏れ磁束等を原因とした音鳴りが発生する可能性があるため、スイッチング周波数Fswは可聴領域の上限である約20kHzよりも高い周波数とすることができる。
MOSFET5bの一連のオンオフ動作により、開磁路型コイル5aに流れる電流は、三角波状の波形となり、その頂点が点線で示すような正弦波の包絡線になる。このとき、交流電源1から入力される電流は、入力フィルタ2により高周波成分が除去され、コイル2aに流れるコイル電流の平均値が入力され、正弦波状の電流波形となる。図4に示されるオン時間Tonは平滑コンデンサ6の印加電圧が目標の電圧の高さに追従するようフィードバック制御される。
MOSFET5bのオン時間をフィードバック制御する際、オン時間が大きく変化してしまうと、開磁路型コイル5aに流れる電流の頂点の包絡線が正弦波にならず、交流電源1の入力電流を正弦波状にすることができない。そのため制御部では、フィードバック制御の応答時間は、フィードバック制御のループゲインが交流電源1の1周期の1/2周期以上で1倍(0dB)以下となるように設定される。言い換えると、フィードバック制御の応答時間は、交流電源1の周波数の2倍以下の周波数で1倍(0dB)以下となるように設定される。
具体的に説明すると、電源周波数が50Hzの場合、電源周波数の半周期(半波)の周波数100Hz以下、すなわち周期10msec以上で、フィードバック制御のループゲインを1倍(0dB)以下とすることにより、フィードバック制御は電源周期の1/2より短い周期で応答しないように設定される。これにより電源周期の1/2周期以内においては、MOSFET5bのオン時間の変動が抑制され、開磁路型コイル5aに流れる電流の頂点の包絡線が正弦波状の波形となる。
フィードバック制御において、オン時間の更新周期を、交流電源1の周期の半分に相当する周期、又は交流電源1の周期の半分に相当する周期よりも長い周期とすることによっても、同様の効果を得ることができる。
次に、図3を参照しつつ、電流制御回路7の構成と動作を説明する。電流制御回路7は、MOSFET7b、開磁路型コイル7a、ダイオード7c及びフィルタコンデンサ7dを備える。MOSFET7bは正極側直流母線に配置される。MOSFET7bのドレインは、図3に示す平滑コンデンサ6の一端とダイオード5cのカソードとに接続される。MOSFET7bのソースは、ダイオード7cのカソードと開磁路型コイル7aの一端とに接続される。電流制御回路7は、MOSFET7bのオンオフ制御を行う制御回路を備え得る。
開磁路型コイル7aの一端は、MOSFET7bのソースとダイオード7cのカソードとに接続される。開磁路型コイル7aの他端は、フィルタコンデンサ7dの一端と光源8の一端とに接続される。
ダイオード7cのカソードは、MOSFET7bのソースと開磁路型コイル7aの一端とに接続される。ダイオード7cのアノードは、平滑コンデンサ6の他端とフィルタコンデンサ7dの他端と光源8の他端とに接続される。
図3の例では電流制御回路7は降圧チョッパ回路で構成した。しかし、電流制御回路7として、降圧チョッパ回路の他にも、昇降圧チョッパ回路、フライバック回路、フライフォワード回路、SEPIC、Zetaコンバータ又はCukコンバータといった回路を採用し得る。
図5は、光源8に流れる電流と、開磁路型コイル7aに流れる電流と、MOSFET7bのゲート電圧との関係を示すタイミングチャートである。図5には、上から順に、光源8に流れる電流と、開磁路型コイル7aに流れる電流と、MOSFET7bのゲート電圧とが示される。横軸は時間を表す。
スイッチング周期Tswは、MOSFET7bのゲート電圧がオフからオンに変化した時点から、再びMOSFET7bのゲート電圧がオフからオンに変化するまでの時間に等しい。
MOSFET7bのゲート電圧がオフからオンの状態に変化すると、MOSFET7bがオン状態になるため、平滑コンデンサ6、MOSFET7b、開磁路型コイル7a及びフィルタコンデンサ7dを通る電流経路が形成され、図5に示すように開磁路型コイル7aに流れる電流が増加する。
MOSFET7bのゲート電圧がオンからオフの状態に変化すると、MOSFET7bがオフ状態になるため、開磁路型コイル7a、フィルタコンデンサ7d及びダイオード7cを通る電流経路が形成され、図5に示す開磁路型コイル7aに流れる電流がゼロまで減少する。スイッチング周期Tswが経過した時点で、MOSFET7bのゲート電圧がオフからオンに変化する。これによりMOSFET7bが再びオン状態になる。
MOSFET7bはあらかじめ定めるスイッチング周期Tswでオンオフ制御を繰り返す。スイッチング周期Tswが長い、すなわちスイッチング周期Tswの逆数であらわされるスイッチング周波数Fswが低いと、開磁路型コイル7aの漏れ磁束等を原因とした音鳴りが発生する可能性があるため、スイッチング周波数Fswは可聴領域の上限である約20kHzよりも高い周波数とし得る。
このとき、開磁路型コイル7aに流れる電流は三角波状の波形になるが、光源8に出力される電流は、フィルタコンデンサ7dにより平滑化される。そのため、開磁路型コイル7aに流れる電流の平均値が電流制御回路7から出力される。なお、開磁路型コイル7aに流れる電流はゼロまで低下した後、MOSFET7bの寄生容量と、開磁路型コイル7aが形成する共振回路において共振電流が発生するが、記載を省略している。
光源8を調光するために光源8に流れる電流を制御する場合、MOSFET7bのスイッチング周期Tswを一定とし、出力電流の目標値によってオン時間Tonを変化させる。このようにオン時間Tonを調整することにより特定の出力を得る制御方法は、スイッチング周波数の逆数であるスイッチング周期に対するオン時間Tonの割合をデューティーと呼ぶことから、デューティー制御と呼ばれる。
直流変換回路の構成は上述の構成に限定されず、開磁路型コイルを有する様々なタイプの回路を採用し得る。
図6は、開磁路型コイル5aの例を示す図である。図6の開磁路型コイル5aはドラムコイルと呼ばれるコイルである。このコイルは、磁性体のコア5dに、絶縁被覆された銅線5eを巻線した構造である。磁性体のコア5dの材料は、安価かつ高周波における鉄損が少ないフェライトとし得る。銅線5eは2本の端子5f、5gにつながる。例えば基板13に貫通孔を設けて、その貫通孔に端子5f、5gを通して、基板13と端子5f、5gを半田付けする。
銅線5eの巻数によって、開磁路型コイル5aのインダクタンスが決まる。インダクタンスのラインナップに応じた巻数のドラムコイルが市販されている。これに対し、EEコアを用いたコイルは、インダクタンスの大きさ、銅線の径、巻数等をカスタム設計し生産するので、ドラムコイルより高価である。
開磁路型コイル5aに電流が流れることで生じる磁束5hは破線で示されている。銅線5eで発生した磁束5hは、コア5dの内部を通過するほか、開磁路型コイル5aの周辺の空気中を通過する。磁束5hがコア5dの内部のみならず、周辺の空気中をも通過する形状のコイルを開磁路型コイルと呼ぶ。開磁路型コイルとしては例えばドラムコイルと空芯コイルがある。開磁路型コイル7aは開磁路型コイル5aと同じタイプのコイルとすることができる。
開磁路型コイル5a、7aに高周波の電流を流した場合、開磁路型コイル5a、7aの周辺に金属があると、その金属に渦電流が発生しその金属が誘導加熱される。この渦電流は点灯装置の損失となる。図2の構成においては、開磁路型コイル5a、7aの周辺をトップ金属カバー15aとボトム金属カバー15bが取り囲む。開磁路型コイル5a、7aに例えば20kHzを超える高周波の電流が流れる場合、開磁路型コイル5a、7aの近傍のトップ金属カバー15aとボトム金属カバー15bに誘導加熱による損失が発生するし電源効率が低下する。トップ金属カバー15aとボトム金属カバー15bの発熱は、周辺温度を上昇させ、電解コンデンサ及びMOSFET等の電子部品の寿命を低下させる。
実施の形態1に係る点灯装置と照明器具では、金属カバー15よりも抵抗率が低い付加金属16a、16bを、開磁路型コイル5a、7aと金属カバー15の間に設けた。開磁路型コイル5a、7aに電流が流れると、付加金属16a、16bに渦電流が発生する。しかし、付加金属16a、16bは金属カバー15よりも電気抵抗率が低いので、渦電流による損失の発生を低減できる。付加金属16a、16bを提供することで、漏れ磁束によって金属カバー15に発生する渦電流を抑制することが可能である。そのため、誘導加熱による損失で電源効率が低下することが抑制される。損失の低減により周辺温度の上昇が抑制されるので、電子部品の寿命低下が抑制される。
図7Aは、点灯装置100aの断面図である。図7Aは、図2における付加金属16aと開磁路型コイル5aがある部分をyz平面で見た図である。トップ金属カバー15aとボトム金属カバー15bのうち、開磁路型コイル5aに近接しているのはトップ金属カバー15aである。この場合、トップ金属カバー15aの内壁に付加金属16aを設けることが、損失低減に有効である。つまり、開磁路型コイルに近い位置に付加金属を提供することで、付加金属に流れる渦電流を増やし、損失低減効果を高めることができる。そのため、トップ金属カバー15aとボトム金属カバー15bのうち開磁路型コイルに近接した方に付加金属を固定することができる。
図7Aには、トップ金属カバー15aが、天井部15a´と側壁部15a´´を備えることが図示されている。天井部15a´の方が側壁部15a´´よりも開磁路型コイル5aに近接しているので、天井部15a´の内壁に付加金属を設け、側壁部15a´´の内壁の付加金属は省略することもできる。
図7Aには、トップ金属カバー15aとボトム金属カバー15bはかしめによって一体化されたことが図示されている。具体的には、ボトム金属カバー15bの側壁に貫通孔15hを設け、その貫通孔15hに側壁部15a´´の一部を押し込むことで、トップ金属カバー15aとボトム金属カバー15bを一体化する。
図7Bは、付加金属の変形例に係る点灯装置の断面図である。付加金属16aはトップ金属カバー15aの内壁に固定され、付加金属16cはボトム金属カバー15bの内壁に固定されている。ボトム金属カバー15bは、底部15b´と側壁部15b´´を備えている。前述の付加金属16cは、底部15b´と側壁部15b´´の内壁に固定されている。この場合、開磁路型コイル5aが付加金属に覆われるので、損失抑制効果を高めることができる。
次に、基板13の長手方向における付加金属16a、16bの長さについて検討する。開磁路型コイルから空気中に流れる磁束5hはコア5dよりも外側の範囲を通る。そのため、基板13の長手方向で見て、付加金属16a、16bの長さを開磁路型コイル5a、7aより長くすることは、付加金属に十分な渦電流を流すことに貢献する。
次に、付加金属16a、16bの厚さについて検討する。開磁路型コイル5a、7aに高周波の電流を流すことによって、周辺の金属に渦電流が生じる。表皮効果によって、電流の周波数に応じて、渦電流が流れる深さの範囲が変化する。電流の周波数が高いほど導体の表面に電流が集中するので、浸透深さが小さくなる。このような渦電流の浸透深さよりも十分厚い付加金属を提供することは、損失低減に寄与する。
例えば、MOSFET5b又はMOSFET7bのスイッチング周波数が20kHzであれば、純アルミの浸透深さは約600μmである。この場合、付加金属16a、16bとして約600μmよりも厚いアルミを提供することができる。また、純銅の浸透深さは約460μmであるため、付加金属16a、16bとして約460μmよりも厚い銅を提供することができる。
より一般的に言えば、開磁路型コイルに流れる電流によって付加金属に生じる渦電流の浸透深さよりも付加金属の厚さを厚くすることができる。渦電流の浸透深さδは以下の式で与えられる。
Figure 2021022430
ここで、fは、MOSFET5b又はMOSFET7bのスイッチング周波数であり、μは付加金属の比透磁率であり、μは真空の透磁率であり、σは付加金属の導電率である。一例によれば、付加金属の厚みを、この浸透深さδよりも大きくすることができる。
実施の形態1に係る点灯装置と照明器具は様々な変形が可能である。例えば、図7Bの変形として、ボトム金属カバー15bの内壁の一部に付加金属16cを設けてもよい。以下の実施の形態に係る点灯装置と照明器具は、実施の形態1との類似点が多いので、実施の形態1との相違点を中心に説明する。また、実施の形態1で言及した変形、修正例又は代案については、以下の実施の形態に係る点灯装置と照明器具に応用することができる。
実施の形態2.
図8は、実施の形態2に係る点灯装置100bの構成を示す分解斜視図である。付加金属として、トップ絶縁フィルム14aに固定されたトップ付加金属19a、19bと、ボトム絶縁フィルム14bに固定されたボトム付加金属19c、19dとを備えている。一例によれば、トップ付加金属19a、19bはトップ絶縁フィルム14aの外壁に固定され、ボトム付加金属19c、19dはボトム絶縁フィルム14bの外壁に固定されている。トップ付加金属19a、19bは、トップ金属カバー15aとトップ絶縁フィルム14aの間にある。ボトム付加金属19c、19dは、ボトム金属カバー15bとボトム絶縁フィルム14bの間にある。
開磁路型コイル5a、7aの上方にトップ付加金属19a、19bがあり、開磁路型コイル5a、7aの下方にボトム付加金属19c、19dがある。トップ付加金属19a、19bとボトム付加金属19c、19dは、金属カバー15よりも電気抵抗率が低い。例えば、金属カバー15に鉄系の材料を使用する場合、トップ付加金属19a、19bとボトム付加金属19c、19dはアルミ又は銅とし得る。
トップ付加金属19a、19bとボトム付加金属19c、19dを提供することで、漏れ磁束によって金属カバー15に発生する渦電流を抑制することが可能である。一方、トップ付加金属19a、19bとボトム付加金属19c、19dに渦電流が発生する。トップ付加金属19a、19bとボトム付加金属19c、19dは金属カバー15より電気抵抗率が低いので、トップ付加金属19a、19bとボトム付加金属19c、19dに生じる渦電流による損失を低減できる。よって、誘導加熱による損失で電源効率が低下することを抑制するとともに、周辺温度の上昇を低減し、電子部品の寿命低下を抑制できる。
前述のとおり、開磁路型コイル5a、7aから空気中に流れる磁束5hは、コア5dよりも外側の範囲を通る。そのため、トップ付加金属19a、19bとボトム付加金属19c、19dの基板13長手方向長さは、開磁路型コイル5a、7aの直径よりも長くすることができる。また、トップ付加金属19a、19bとボトム付加金属19c、19dの厚さは、前述の浸透深さδより大きくし得る。
実施の形態2では、トップ付加金属19a、19bとボトム付加金属19c、19dを絶縁フィルムに固定するので、点灯装置を製造する際に、金属カバーに付加金属を固定する工程を省略することが可能である。具体的には、実施の形態1においては、トップ金属カバー15aに付加金属16a、16bを固定する工程が必要になる。一方、実施の形態2では、絶縁フィルムに予めトップ付加金属19a、19bとボトム付加金属19c、19dを張り付けておくことで、付加金属がない従来の生産工程と同一の生産工程にすることができる。
トップ付加金属19a、19bとボトム付加金属19c、19dを、金属テープの形態で提供してもよいし、蒸着膜の形態で提供してもよい。蒸着膜の形態で提供する場合、金属テープを用いる場合に比べて、厚みの設計自由度を向上させることができる。
実施の形態2では絶縁フィルムに付加金属を固定するので、実施の形態1に比べて、付加金属と開磁路型コイルの距離が近い。よって、漏れ磁束が抑制され、金属カバー15の発熱を抑制できる。トップ付加金属19a、19bをトップ絶縁フィルム14aの内壁に固定することで、トップ付加金属19a、19bをトップ絶縁フィルム14aの外壁に固定する場合よりも、付加金属と開磁路型コイルの距離を小さくできる。同様に、ボトム付加金属19c、19dをボトム絶縁フィルム14bの内壁に固定することで、ボトム付加金属19c、19dをボトム絶縁フィルム14bの外壁に固定する場合よりも、付加金属と開磁路型コイルの距離を小さくできる。この場合、付加金属と開磁路型コイルが接触しないように注意すべきである。そのような接触を防止するために、付加金属と開磁路型コイルの間に絶縁体を設けることができる。
実施の形態3.
図9Aは、実施の形態3に係る点灯装置100cの分解斜視図である。トップ金属カバー15aには、スリット17a、17bが形成されている。一例によれば、スリット17aは開磁路型コイル5aの直上にあり、スリット17bは開磁路型コイル7aの直上にある。
スリット17a、17bを設けることで、漏れ磁束によってトップ金属カバー15aに発生する渦電流の経路を遮断できる。渦電流が抑制されることで、誘導加熱による損失で電源効率が低下することを抑制し、周辺温度の上昇も低減できる。スリット17a、17bを設ける場合、付加金属などの追加部品を用いることなく渦電流を抑制できる。スリットを設ける位置は、付加金属を設ける位置と一致させることができる。具体的には、スリットを設ける領域の基板13長手方向の長さを開磁路型コイルの長さより大きくすることができる。
スリットは、金属カバー15の任意の位置に設けることができる。例えば、トップ金属カバー15aとボトム金属カバー15bの両方にスリットを設けたり、トップ金属カバー15aの全体にスリットを設けたり、ボトム金属カバー15bの全体にスリットを設けたり、トップ金属カバー15aとボトム金属カバー15bのどちらかにスリットを設けたりすることができる。
図9Aの例では、トップ金属カバー15aの天井部15a´にスリット17a、17bを設け、側壁部15a´´にはスリットを設けない。そうすると、側壁部15a´´の任意の位置を、かしめなどを通じたトップ金属カバー15aとボトム金属カバー15bの接合に用いることができる。トップ金属カバー15aとボトム金属カバー15bの接合位置を避けて、側壁部15a´´にスリットを形成することができる。なお、拡大火災防止と防磁の観点から、スリットを設ける範囲を小さくすることが求められることがある。
図9Bは、変形例に係る点灯装置の分解斜視図である。スリット17c、17dは基板13長手方向と平行又は略平行に形成されている。この場合、スリットを天井部15a´と側壁部15a´´に設けることによる金属カバー15の剛性低下を抑制できる。他方、図9Aのように基板13長手方向と垂直又は略垂直のスリットを天井部15a´と側壁部15a´´に設けると金属カバー15の剛性が低下する。
実施の形態4.
図10は、実施の形態4に係る点灯装置100dの構成例を示す回路図である。点灯装置100dは、開磁路型コイル5aのゼロ電流を検出するゼロ電流検出回路11を備えている。また、図10には、PFC回路5のMOSFET5bをオンオフ制御する制御部9が図示されている。制御部9は、PFC回路5を制御するために、目標値出力部9a、電圧検出部9b、演算部9c及び駆動部9dを備える。スイッチング素子であるMOSFET5bのオンオフにより、開磁路型コイル5aに流れる電流を制御する。
目標値出力部9aは、あらかじめ定められた出力電圧目標値を記憶しており、目標値を演算部9cに出力する。出力電圧目標値は、PFC回路5が出力する電圧目標値を指定する信号である。
電圧検出部9bは、平滑コンデンサ6の電圧を検出し、検出した電圧の値に対応した電圧情報を演算部9cに出力する。電圧検出部9bは例えば抵抗分圧回路とすることができる。当該抵抗分圧回路は、例えば、2つ以上の抵抗を直列接続した直列抵抗体の一端を正極側直流母線に接続し、その直列抵抗体の他端を負極側直流母線に接続することで、平滑コンデンサ6に印加される電圧を分圧する回路である。
演算部9cは、出力電圧目標値と、電圧検出部9bから入力された電圧情報とに基づき、PFC回路5を制御するための制御信号を駆動部9dに出力する。
次に、PFC回路5の動作を説明する。図11は、図10に示す開磁路型コイル5aに流れる電流、MOSFET5bのドレイン電圧及びMOSFET5bのゲート電圧の関係を示すタイミングチャートである。図11には上から順に、点灯装置100dに入力される交流電源1の電流と、開磁路型コイル5aに流れる電流と、ゼロ電流検出回路11が出力するゼロ電流検出信号と、MOSFET5bのドレイン電圧と、MOSFET5bのゲート電圧とが示されている。横軸は時間を表す。
図11では、説明の便宜上、MOSFET5bのゲート電圧がオンオフされる周期を実際よりも長く記載している。MOSFET5bのゲート電圧がオンオフされる周期は、MOSFET5bのゲート電圧がオフからオンに変化した時点から、再びMOSFET5bのゲート電圧がオフからオンに変化するまでの時間に等しい。
MOSFET5bがオンされたとき、交流電源1、整流回路3、開磁路型コイル5a及びMOSFET5bの電流経路が形成され、交流電源1が開磁路型コイル5aを介して短絡される。そのため、開磁路型コイル5aに流れる電流が増加し、開磁路型コイル5aにエネルギーが蓄積される。
演算部9cに設定されたオン時間が経過すると、MOSFET5bがオフされる。これにより、開磁路型コイル5a、ダイオード5c及び平滑コンデンサ6の電流経路が形成される。この電流経路において、開磁路型コイル5aに蓄積されたエネルギーが放出され、平滑コンデンサ6が充電される。
開磁路型コイル5aに流れる電流がゼロになるとMOSFET5bは再びオン状態になる。MOSFET5bによって、開磁路型コイル5aに流れる電流の増減を変化させることができる。このように、開磁路型コイル5aの電流がゼロとなった後、直ちにMOSFET5bをオンする制御を電流臨界モードと呼ぶ。
MOSFET5bの一連のオンオフ動作により、開磁路型コイル5aに流れる電流は、三角波状の波形となり、その頂点が点線で示すような正弦波の包絡線になる。このとき、交流電源1から入力される電流波形は、入力フィルタ2により高周波成分が除去され、コイル2aに流れるコイル電流の平均値が入力され、正弦波状となる。
この時、電圧検出部9bが平滑コンデンサ6の印加電圧を検出して、検出された電圧が目標値に追従するよう制御部9によるフィードバック制御が行われることで、MOSFET5bのオン時間が制御される。
MOSFET5bのオン時間をフィードバック制御する際、オン時間が大きく変化してしまうと、開磁路型コイル5aに流れる電流の頂点の包絡線が正弦波にならず、交流電源1の入力電流を正弦波状にすることができない。そのため制御部9では、フィードバック制御の応答時間は、フィードバック制御のループゲインが交流電源1の1周期の1/2周期以上で1倍(0dB)以下となるように設定される。言い換えると、フィードバック制御の応答時間は、交流電源1の周波数の2倍以下の周波数で1倍(0dB)以下となるように設定される。
具体的に説明すると、電源周波数が50Hzの場合、電源周波数の半周期(半波)の周波数100Hz以下、すなわち周期10msec以上で、フィードバック制御のループゲインを1倍(0dB)以下とする。これにより、フィードバック制御は電源周期の1/2より短い周期で応答しないように設定される。また、電源周期の1/2周期以内においては、MOSFET5bのオン時間の変動が抑制され、開磁路型コイル5aに流れる電流の頂点の包絡線が正弦波状の波形となる。
フィードバック制御において、オン時間の更新周期を、交流電源1の周期の半分に相当する周期、又は交流電源1の周期の半分に相当する周期よりも長い周期とすることによっても、同様の効果を得ることができる。
ゼロ電流を検出した後、MOSFET5bをオンさせるまでにわずかに遅延時間を設け、MOSFET5bのドレイン電圧が自由振動している期間において、ドレイン電圧振動のボトム付近でMOSFET5bをオンさせることもできる。これにより、ドレイン電圧の急峻な変動を抑制し、スイッチングに起因するノイズを抑制できる。
次に、ゼロ電流検出回路11及びその動作を説明する。図10にはゼロ電流検出回路11が図示されている。ゼロ電流検出回路11は分圧抵抗11a、11b、11c、11d、及び比較器11eを備えている。分圧抵抗11a、11bは、開磁路型コイル5aの第1端の電圧を分圧する第1分圧回路として機能する。分圧抵抗11c、11dは、開磁路型コイル5aの第2端の電圧を分圧する第2分圧回路として機能する。比較器11eは開磁路型コイル5aの電流がゼロとなったことを検出するためのゼロ電流検出信号を出力する。
分圧抵抗11aは一端がコンデンサ4に接続され、他端が分圧抵抗11bと比較器11eの入力端子に接続される。分圧抵抗11bは一端が分圧抵抗11aと比較器11eの入力端子に接続され、他端が負極側直流母線に接続される。すなわち、分圧抵抗11a、11bは整流回路3の出力電圧を比較器11eに入力可能な電圧に分圧する。分圧抵抗11a、11bは、整流回路3の出力電圧を分圧する。第1分圧回路として、整流回路3の出力電圧を分圧する別の構成を採用し得る。
分圧抵抗11cは一端がMOSFET5bのドレイン端子に接続され、他端が分圧抵抗11dと比較器11eの入力端子に接続される。これはすなわち、開磁路型コイル5aの両端電圧とも言い換えることができる。分圧抵抗11dは一端が分圧抵抗11cと比較器11eの入力端子に接続され、他端が負極側直流母線に接続される。すなわち、分圧抵抗11c、11dは、MOSFET5bのドレイン電圧を比較器11eに入力可能な電圧に分圧する。分圧抵抗11c、11dは、MOSFET5bのドレイン電圧Vdsを分圧する第2分圧回路の一例である。第2分圧回路はMOSFET5bの両端電圧を分圧する回路ということもできる。第1分圧回路と第2分圧回路の分圧比は一致させることができる。
比較器11eは、分圧抵抗11a、11b、及び分圧抵抗11c、11dを介して整流回路3の出力電圧VDBと、MOSFET5bのドレイン電圧Vdsとを比較する。MOSFET5bのドレイン電圧Vdsを単にVdsと称し、整流回路3の出力電圧VDBを単にVDBと称することがある。正確には、比較器11eは、VDBを分圧した第1分圧電圧VDB−とVdsを分圧した第2分圧電圧Vds−とを比較し、比較の結果に基づいた信号を演算部9cに出力する。以下、第1分圧回路と第2分圧回路における分圧比は等しく、第2分圧電圧Vds−が第1分圧電圧VDB−よりも大きい場合にハイ信号を出力し、第2分圧電圧Vds−が第1分圧電圧VDB−よりも小さい場合にロー信号を出力する構成について説明する。
開磁路型コイル5aの電流がゼロまで減少すると、MOSFET5bの寄生容量と、開磁路型コイル5aが形成する共振回路において共振電圧が発生する。開磁路型コイル5aの共振電圧はゼロに、第2分圧電圧Vds−の共振電圧はVDB−に収束する振動波形である。
開磁路型コイル5aの電流がゼロまで減少した後の共振電圧により、第2分圧電圧Vds−が第1分圧電圧VDB−まで低下すると、ゼロ電流検出信号としてロー信号が出力される。演算部9cはゼロ電流検出信号がハイからローに変化したことを検出し、これにより、開磁路型コイル5aの電流がゼロまで減少したと判定する。このように、直流変換回路は、第1分圧回路から出力される電圧と、第2分圧回路から出力される電圧とを比較し、大小関係が変化したタイミングでスイッチング素子のオンオフを切り換え、開磁路型コイルに流れる電流の増減を変更する。
上述のゼロ電流検出回路11を用いることで、スイッチング周波数を一定値としていた場合に比べ、スイッチング損失を抑制することができる。また、スイッチングに起因したノイズを抑制することができる。これにより、MOSFET5b、ダイオード5cで発生する損失を抑制することが可能であるため、点灯装置の効率を向上させることができる。
しかしながら、電流臨界モード制御をさせることにより、スイッチング周波数が上昇するため、開磁路型コイル5a、7aの漏れ磁束による金属カバー15の誘導加熱による損失の増加が懸念される。すなわち、電流臨界モードによって周波数が高くなると、磁束の浸透深さが浅くなるので、金属の見かけ上の抵抗が大きくなる。そのため、誘導加熱が促進されやすい。
そこで、ゼロ電流検出回路11を用いた電流臨界モード制御では、実施の形態1−3で説明した損失低減技術を用いることが特に効果的である。そうすると、電流臨界モード制御によりスイッチング損失とノイズを抑制しつつ、誘導加熱による損失を抑制できる。このような事情は電流制御回路7においても同様であるので、電流制御回路7においても、実施の形態1−3で説明した損失低減技術を用いることが効果的である。なお、連続モードにするとスイッチング素子の損失が大きくなるので、開磁路型コイルの損失低減の意義が薄れる。
以上の説明において、MOSFET5b、7bで例示されるスイッチング素子は、シリコン材料又はワイドバンドギャップ半導体によって形成し得る。ワイドバンドギャップ半導体は、シリコンよりバンドギャップが大きい半導体であり、例えば炭化珪素、窒化ガリウム系材料又はダイヤモンドである。スイッチング素子にワイドバンドギャップ半導体を用いることで、スイッチング素子の通電損失を減らすことができ、またスイッチング周波数すなわち駆動周波数を高周波にしても放熱が良好となる。このため、PFC回路5、開磁路型コイル5a、7aを小型化することができ、点灯装置100dの小型化および低コスト化を実現することができる。
ワイドバンドギャップ半導体の採用によってスイッチング周波数を上昇させることで、開磁路型コイル5a、7aの漏れ磁束による金属カバー15の誘導加熱による損失増加が懸念される。このような場合において、実施の形態1−3で説明した損失低減技術を用いることが特に効果的である。これにより、スイッチング素子の駆動周波数を高めつつ、金属カバー15の誘導加熱による損失を抑制することができる。
以上の実施の形態に示した構成は例示であり、実施の形態1、2、3、4の少なくとも2つを組み合わせること、また実施の形態の技術を別の公知の技術と組み合わせることも可能である。また、上述のすべての点灯装置と照明器具はその特徴を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略又は変更することが可能である。
1 交流電源、 2 入力フィルタ、 2a コイル、 2b コンデンサ、 3 整流回路、 4 コンデンサ、 5 PFC回路、 5a,7a 開磁路型コイル、 5b,7b MOSFET、 5c ダイオード、 5d コア、 5e 銅線、 5f 端子、 5h 磁束、 6 平滑コンデンサ、 7 電流制御回路、 7c ダイオード、 7d フィルタコンデンサ、 8 光源、 9 制御部、 9a 目標値出力部、 9b 電圧検出部、 9c 演算部、 9d 駆動部、 10a LED基板、 10c 拡散カバー、 10d 筐体、 11 ゼロ電流検出回路、 11a,11b,11c,11d 分圧抵抗、 11e 比較器、 12a,12b コネクタ、 13 基板、 13A 導線、 14a トップ絶縁フィルム、 14b ボトム絶縁フィルム、 15 金属カバー、 15a トップ金属カバー、 15a´ 天井部、 15a´´ 側壁部、 15b ボトム金属カバー、 15b´ 底部、 15b´´ 側壁部、 15h 貫通孔、 16a,16b,16c 付加金属、 17a,17b,17c スリット、 19a トップ付加金属、 19c ボトム付加金属、 100a,100b,100c,100d 点灯装置

Claims (18)

  1. 基板と、
    前記基板に固定された開磁路型コイルを有する直流変換回路と、
    前記基板と前記直流変換回路を覆う金属カバーと、
    前記開磁路型コイルと前記金属カバーの間に設けられた、前記金属カバーよりも抵抗率が低い付加金属と、を備えたことを特徴とする点灯装置。
  2. 前記付加金属は前記金属カバーの内壁に前記開磁路型コイルと対向して設けられたことを特徴とする請求項1に記載の点灯装置。
  3. 前記基板と、前記金属カバーは細長い形状を有し、前記基板の長手方向で見て、前記付加金属は前記開磁路型コイルより長いことを特徴とする請求項1又は2に記載の点灯装置。
  4. 前記開磁路型コイルを複数有し、
    前記付加金属は、1つの前記開磁路型コイルに対して1つ提供されたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の点灯装置。
  5. 前記開磁路型コイルを複数有し、
    前記付加金属は、複数の前記開磁路型コイルに対向する1つの金属であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の点灯装置。
  6. 前記金属カバーは、トップ金属カバーと、前記トップ金属カバーに固定されたボトム金属カバーと、を有する筒状の形状を有し、前記トップ金属カバーと前記ボトム金属カバーのうち前記開磁路型コイルに近接した方に前記付加金属が固定されたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の点灯装置。
  7. 前記金属カバーは、トップ金属カバーと、前記トップ金属カバーに固定されたボトム金属カバーと、を有する筒状の形状を有し、前記付加金属はトップ金属カバーと前記ボトム金属カバーに固定されたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の点灯装置。
  8. 前記トップ金属カバーと前記ボトム金属カバーはかしめによって一体化されたことを特徴とする請求項6又は7に記載の点灯装置。
  9. 前記金属カバーと、前記基板の間に設けられた絶縁フィルムを備え、
    前記付加金属は前記絶縁フィルムの外壁に固定されたことを特徴とする請求項1に記載の点灯装置。
  10. 前記金属カバーは、トップ金属カバーと、前記トップ金属カバーに固定されたボトム金属カバーと、を有する筒状の形状を有し、
    前記絶縁フィルムは、前記トップ金属カバーと前記基板の間に設けられたトップ絶縁フィルムと、前記ボトム金属カバーと前記基板の間に設けられたボトム絶縁フィルムとを有し、
    前記付加金属は、前記トップ絶縁フィルムに固定されたトップ付加金属と、前記ボトム絶縁フィルムに固定されたボトム付加金属とを有することを特徴とする請求項9に記載の点灯装置。
  11. 前記付加金属の厚さは、前記開磁路型コイルに流れる電流によって前記付加金属に生じる渦電流の浸透深さよりも厚いことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の点灯装置。
  12. 前記付加金属はアルミ又は銅であることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の点灯装置。
  13. 前記付加金属は金属テープ又は蒸着膜であることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の点灯装置。
  14. 前記開磁路型コイルの第1端の電圧を分圧する第1分圧回路と、
    前記開磁路型コイルの第2端の電圧を分圧する第2分圧回路と、
    前記開磁路型コイルに流れる電流を制御するスイッチング素子と、を備え、
    前記直流変換回路は、前記第1分圧回路から出力される電圧と、前記第2分圧回路から出力される電圧とを比較し、大小関係が変化したタイミングで前記スイッチング素子のオンオフを切り換え前記開磁路型コイルに流れる電流の増減を変更することを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の点灯装置。
  15. 前記スイッチング素子はワイドバンドギャップ半導体によって形成されていることを特徴とする請求項14に記載の点灯装置。
  16. 前記ワイドバンドギャップ半導体は、炭化珪素、窒化ガリウム系材料又はダイヤモンドであることを特徴とする請求項15に記載の点灯装置。
  17. 請求項1から16のいずれか1項に記載の点灯装置と、
    前記点灯装置に接続された光源と、を備えたことを特徴とする照明器具。
  18. 前記光源は、LED又は有機ELであることを特徴とする請求項17に記載の照明器具。
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