JP2021019276A - 表示制御装置、データ収集システムおよび表示制御方法 - Google Patents

表示制御装置、データ収集システムおよび表示制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】利用者の利便性を向上させることができる表示制御装置、データ収集システムおよび表示制御方法を提供すること。【解決手段】実施形態に係る表示制御装置は、取得部と、設定部とを備える。取得部は、車両で撮像された画像データを取得する。設定部は、取得部によって取得された画像データの再生速度を現在の設定モードに基づいて動的に設定する。【選択図】図2

Description

本発明は、表示制御装置、データ収集システムおよび表示制御方法に関する。
従来、車両の走行状況に応じて、画像データの間引き処理を行うことで、データ容量を削減するドライブレコーダがある。かかるドライブレコーダは、予め設定された条件に基づいて間引き処理を行う(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−27481号公報
しかしながら、従来技術では、予め設定された条件に基づいて間引き処理が行われるので、利用者は後から条件を設定することができず、利用者の利便性を向上させるうえで改善の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者の利便性を向上させることができる表示制御装置、データ収集システムおよび表示制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態に係る表示制御装置は、取得部と、設定部とを備える。前記取得部は、車両で撮像された画像データを取得する。前記設定部は、前記取得部によって取得された画像データの再生速度を現在の設定モードに基づいて動的に設定する。
本発明によれば、利用者の利便性を向上させることができる。
図1Aは、データ収集システムの概要を示す図である。 図1Bは、データ収集システムの概要を示す図である。 図1Cは、データ収集システムの概要を示す図である。 図1Dは、データ収集システムの概要を示す図である。 図2は、利用者端末の構成例を示すブロック図である。 図3は、メタデータの一例を示す図である。 図4は、収集データの一例を示す図である。 図5は、設定モードの具体例を示す図である。 図6は、発生期間における走行データの表示例を示す図である。 図7は、利用者端末が実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、実施形態に係る表示制御装置、データ収集システムおよび表示制御方法について説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、以下では、表示制御装置が利用者端末200である場合について説明する。
まず、実施形態に係るデータ収集システムの概要について、図1A〜図1Cを用いて説明する。図1A〜図1Cは、実施形態に係るデータ収集システムの概要を示す図である。
図1Aに示すように、本実施形態に係るデータ収集システム1は、データ収集装置10と、車両V−1,V−2,V−3…にそれぞれ搭載された車載装置100−1,100−2,100−3…と、利用者端末200とを含む。なお、以下では、車両全般を指す場合には「車両V」と、また、車載装置全般を指す場合には「車載装置100」と、それぞれ記載する。また、第1の実施形態では、本願に係る通信状態表示装置が、データ収集装置10に含まれる場合を例に挙げて説明を行う。
データ収集装置10は、例えばインターネットや携帯電話回線網等のネットワークを介したクラウドサービスを提供するクラウドサーバとして構成され、データ利用者から車両Vに関する所定の車両データの収集要求を受け付けるとともに、受け付けた収集要求に基づき、各車載装置100から車両データを収集する。そして、データ収集装置10は、収集された車両データを利用者へ提供する。
車載装置100は、例えばカメラ、加速度センサ、GPS(Global Positioning System)センサ、車速センサ、アクセルセンサ、ブレーキセンサ、操舵角センサといった各種センサ、記憶デバイス、マイクロコンピュータなどを有する装置である。車載装置100は、データ収集装置10が受け付けた収集要求に応じた採取指示をデータ収集装置10から取得し、かかる採取指示に基づいて車両データを車両Vから採取(取得)する。
上記したカメラは、例えば車両Vの周囲を撮像して動画データを出力することができる。また、加速度センサは車両Vに作用する加速度を検出し、GPSセンサは、車両Vの位置を検出する。車速センサは、車両Vの車速を検出する。また、アクセルセンサは、アクセルペダルの操作量を検出し、ブレーキセンサは、ブレーキペダルの操作量を検出する。また、操舵角センサは、車両Vのハンドルの操舵角を検出する。なお、車載装置100としては、例えばドライブレコーダを用いることができる。
また、車載装置100は、採取した車両データをデータ収集装置10へ適宜アップロードする。このようにドライブレコーダを車載装置100として兼用することによって、車両Vへ搭載する車載部品を効率化することができる。なお、兼用することなく、車載装置100とドライブレコーダとを別体で構成してもよい。
利用者端末200は、データ利用者が利用する端末であり、例えばノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップ型PC、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、眼鏡型や時計型の情報処理端末であるウェアラブルデバイス(wearable device)などである。なお、利用者端末200は、表示制御装置の一例であり、データ利用者は、利用者の一例である。
本実施形態に係るデータ収集システム1では、利用者端末200を介して指定された収集条件を元に、データ収集装置10が車載装置100から車両データを収集し、利用者端末200へ提供することができる。そして、利用者端末200のデータ利用者は、提供された車両データを用いることで、車両データを収集した車両Vの挙動や車両Vに発生した事象などを分析することができる。
以下、図1A〜図1Cを用いて、データ収集システム1においてデータ利用者へ車両データが提供されるまでの一連の流れについて説明する。図1Aに示すように、まずデータ利用者は、データ収集装置10と接続された利用者端末200により収集条件を指定する。
ここで、上記した収集条件には、収集のトリガとなる条件など各種パラメータが含まれ、かかる収集のトリガとなる条件の一例としては、例えば車速が所定速を超えた場合などがある。
また、収集条件が指定される際に、データ収集装置10は、収集することとなる実データR(車両データの一例)に付加され、かかる実データRの検索や概要把握に用いられるインデックスデータとしての特性を有するタグデータTの生成用データを生成する。すなわち、タグデータTとは、実データRがメタ情報化されたメタデータである。なお、かかるタグデータTの生成用データは、利用者端末200あるいはデータ収集装置10に記憶されたプログラムや生成用データを用いつつ、データ利用者の操作に基づいて生成される。
そして、指定された収集条件や、生成されたタグデータTの生成用データは、データ収集装置10に記憶されるとともに、データ収集の対象となる車両Vへ配信されて、車載装置100にも記憶される。
次に、各車載装置100は、各種センサの出力データを監視し、記憶している収集条件を満たすイベントが発生した場合に(ここでは車速が所定速を超えた場合に)、出力データや動画データ等の実データRを記憶デバイスに記憶する。
各車載装置100は、記憶しているタグデータTの生成用データと実データRとに基づき、当該実データRに対応するタグデータTを生成して記憶する。そして、各車載装置100は、タグデータTをデータ収集装置10にアップロードし、データ収集装置10はそのタグデータTを記憶する。このとき、実データRは、データ収集装置10へはアップロードされない。つまり、図1Aに示すように、データ収集装置10は、タグデータTのみを保有した状態となる。
そして、データ利用者が、利用者端末200により、収集状況の確認や実データRの収集のためにデータ収集装置10と接続すると、データ収集装置10により収集されたタグデータTに基づくメタ情報が利用者端末200に表示される。
そして、図1Bに示すように、データ利用者が、所定の実データR(車両データ。例えば動画データなど)を収集して送信を所望する場合、利用者端末200により、収集する実データRに対応するタグデータTを指定する。これにより、利用者端末200は、データ収集装置10に所定の実データR(車両データ)の送信要求を出力する。そして、データ収集装置10は、送信要求に応じた実データRの送信指示(言い換えると、実データRを指定する指示データ)を該当の車載装置100へ出力する。
その後、図1Cに示すように、送信指示に基づき、指定された実データRが、各車載装置100からデータ収集装置10へ送信(アップロード)され、データ収集装置10に記憶される。そして、データ利用者が、利用者端末200により、データ収集装置10に記憶された実データRにアクセスして、かかる実データRの閲覧やダウンロードなどデータ収集装置10から利用者端末200へ実データRの送信処理が行われる。
なお、車載装置100のデータ容量の観点からは、データ収集装置10にアップロードされた実データRおよびこれに対応するタグデータTは、データ収集装置10へのアップロード後に車載装置100から削除されることが好ましい。
また、タグデータTは、実データRの一部を単純に抜粋したようなデータではなく、データ利用者が参照したときに実データRの概要を把握し、実データRの要否を判断できる程度にメタ情報化されていることが好ましい。
このように、実施形態に係るデータ収集システム1は、データ収集装置10は、利用者から指定された収集条件に合致するタグデータTを各車載装置100から収集したうえで、タグデータTに応じたメタデータを利用者端末200へ提供する。
利用者は、かかるメタデータに基づいて、実際に収集する実データRを利用者端末200上で指定することで、データ収集装置10が、かかる実データRを各車載装置100から収集し、かかる実データRを利用者端末200へ送信する。
そして、図1Cに示すように、利用者端末200は、再生画面210に複数のコンテンツを表示する。具体的には、図1Cに示すように、利用者端末200に表示される再生画面210を複数の領域に分割し、分割した領域毎に異なるコンテンツを表示する。図1Cに示す例では、再生画面210を第1領域A1〜第5領域A5の計5つの領域に分割している場合を示す。
また、図1Cの例において、第1領域A1は、データの収集対象となった車両Vである対象車両や、再生されるデータの基本情報となるコンテンツが表示される領域である。また、第2領域A2は、地図画像が表示される領域であり、データ収集の対象となった対象車両の位置データに関するコンテンツが表示される領域であり、走行軌跡T上に現在の再生位置を示す車両マークM1が表示される。
第3領域A3は、対象車両で撮像された画像データなどの動画コンテンツが表示される領域であり、第4領域A4は、画像データのサムネイルが表示される領域である。第5領域A5は、各センサデータの推移を示すグラフ画像が表示される領域である。
なお、センサデータは、車両Vの各センサ(速度センサ、ブレーキセンサ、舵角センサなど)で検出されたデータであり、走行データの一例である。また、利用者端末200は、後述するように、走行データに加え、画像データを取得する。本実施形態では、これらをまとめて車両データと記載し、車両データのうち、時系列のデータについて、時系列データと記載する場合がある。なお、時系列データは、上述の実データRであってもよく、メタデータまたはタグデータTであってもよい。
利用者端末200は、第3領域A3に表示される画像データと、第5領域A5に表示されるグラフ画像とを同期させて再生させることで、利用者に対して、画像データと、グラフ画像との時刻関係を把握させることができる。
ところで、このようなデータ収集装置10においては、利用者によって、データの利用目的が異なる。このため、利用者端末200は、利用者が詳細に確認したい再生区間と、その他の再生区間で再生速度を変更するなど、現在の設定モードに応じて、動的に再生速度を設定することができる。
例えば、図1Dに示すように、所定のイベントの発生期間においては、その他の期間に比べて、再生速度を遅くする。これにより、利用者は、発生期間において、画像データやセンサデータを詳細に確認することができ、その他の期間については、画像データやセンサデータを読み飛ばすことができる。
このように、利用者端末200は、データの利用目的に応じて、再生速度を動的に設定することで、利用者の利便性の向上を図ることができる。
次に、図2を用いて、利用者端末200の構成例について説明する。図2は、利用者端末200の構成例を示すブロック図である。なお、図2では、データ収集装置10と、複数の車載装置100を含むデータ収集システム1を併せて示す。
図2に示すように、利用者端末200は、操作部201と、通信部202と、表示部203と、記憶部204と、制御部205とを備える。
操作部201は、データ利用者から各種操作を受け付ける入力デバイスである。例えば、操作部201は、データ利用者の操作による車両データの収集要求や送信要求を受け付けることができる。そして、操作部201は、データ利用者から受け付けた操作内容を示す情報を制御部205へ出力する。
通信部202は、例えばNIC等によって実現される。通信部101は、ネットワークNと無線で接続され、ネットワークNを介して、データ収集装置10との間で情報の送受信を行う。
表示部203は、例えば液晶ディスプレイである。例えば、表示部203は、収集条件の受付画面や、メタデータに基づく送信指示の受け付け画面、上記した再生画面210などを表示することができる。
記憶部204は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、図2の例では、収集条件情報DB204aと、メタデータDB204bと、収集データDB204cと、モード情報DB204dを記憶する。
収集条件情報DB204aは、データ利用者による操作部201の操作によって入力された収集条件であって、上記した収集要求に含まれる収集条件を記憶する。
メタデータDB204bは、収集要求に基づいて、データ収集装置10から送信されるメタデータを記憶する。なお、メタデータは、データ収集装置10が各車載装置100から収集したタグデータTを利用者用に加工したデータである。
図3は、メタデータの一例を示す図である。図3に示す例において、メタデータは、「タグID」、「車両ID」、「位置」、「車種」、「日時」、「イベント」などの項目が含まれる。
「タグID」は、タグデータTを識別する識別情報である。「車両ID」は、車両Vを識別する識別情報である。「位置」は、車両VでタグデータTが生成された位置を示し、「車種」は、対応するタグデータTを生成した車両Vの車種を示す。
また、「日時」は、車両VでタグデータTが生成された日時を示し、「イベント」は、タグデータTがどの収集条件に基づいて生成されたかを示す。図3に示す例では、便宜上、「イベント」を「イベントF1」といったように抽象的な記載とするが、「イベントF1」には具体的な情報が記憶されるものとする。
図2の説明に戻り、収集データDB204cについて説明する。収集データDB204cは、データ収集装置10によって収集された収集データであって、データ収集装置10から送信された収集データを記憶する。言い換えると、収集データDB204cは、データ収集装置10の収集データDB(不図示)と同様の収集データ、または、かかる収集データDBの収集データの一部を記憶する。なお、収集データは、前述のタグデータTや実データRなどを含んでもよい。
図4は、収集データの一例を示す図である。図4に示す例において、収集データには、「タグID」、「車両ID」、「動画データ」、「車速」、「アクセル」、「ブレーキ」、および「操舵角」等の項目が含まれる。
「タグID」は、タグデータTを識別する識別情報である。「車両ID」は、車両Vを識別する識別情報である。「動画データ」は、カメラによって撮像された動画データを示す情報である。なお、図4に示す例では、便宜上、「動画データ」を「動画C1」といったように抽象的な記載とするが、「動画C1」には具体的な情報が記憶されるものとする。
「車速」は、車両Vの車速を示す情報である。「アクセル」は、アクセルペダルの操作量を示す情報であり、「ブレーキ」は、ブレーキペダルの操作量を示す情報である。また、「操舵角」は、車両Vのハンドルの操舵角を示す情報である。
図4に示す例において、タグID「T1」で識別されるデータは、車両IDが「B01」、動画データが「動画C1」、車速が「車速D1」、アクセルが「E1」、ブレーキが「ブレーキF1」、操舵角が「操舵角G1」であることを示している。
図2の説明に戻り、モード情報DB204dについて説明する。モード情報DB204dは、設定モードに関する情報を記憶する。まず、図5を用いて、設定モードの概要について説明する。図5は、設定モードの具体例を示す図である。
図5の例において、設定モードは、通常モードst1、イベントモードst2および定速モードst3の計3つのモードを有する。通常モードst1は、利用者が設定した倍速で再生する、例えば利用者が2倍速で再生するように設定した場合は実際の撮影画像を2倍の速度で再生するモードである。言い換えれば、通常モードst1は、再生速度の動的な設定を必要としないモードである。なお、1倍速未満の設定、つまりスロー再生も可能である。
イベントモードst2は、図1Dに示したように、イベントの発生期間の再生速度を、他の期間の再生速度よりも遅く設定するモードである。例えば、通常モードで2倍速再生を選択している場合は、イベントの発生期間の再生速度を1倍速、それ以外は2倍速とする再生モードである。利用者は、イベントの条件を収集条件として指定することができ、かかる条件を満たす期間が発生期間となる。なお、イベントモードst2において、発生期間の再生速度を他の期間の再生速度よりも早く設定することにしてもよい。また、イベント期間以外の再生速度を、通常モードst1時の再生速度とする(これを基準にイベントの発生期間の再生速度を決定)ことにより、利用者が標準的再生速度を基準としたイベントの発生期間の再生速度の設定となり設定の操作性が増す。
さらに、イベントの発生期間において所定時間再生速度を0(静止画)とする方法も有効、例えばイベント発生時点で5秒間静止画とする(イベントの発生期間は定速再生、かつイベント発生時点で5秒間静止画)再生方法も効果的なものである。また、イベント発生時点の直前直後の期間(前後3秒程度)でコマ送り再生(例えば、画像間隔1秒、静止画表示期間3秒でのコマ送り)と言った表示方法も効果的なものである。
定速モードst3は、車両Vの走行速度が一定となるように、つまりあたかも車両が一定速度で走行して撮影した画像を再生するように、再生速度を設定するモードである。言い換えれば、定速モードst3は、車両Vの車速と、再生速度とが反比例するように、再生速度を設定するモードである。なお、定速モードst3における設定速度は、利用者によって適宜設定することが可能である。この場合、車両の走行速度を指定する(例えば「時速40Km」で走行した場合の動画画像となるように再生すると言った設定)設定方法が有効な方法の1つである。
なお、図5の例では、各設定モードが独立している場合について示したが、複数の設定モードを組み合わせて設定することも可能である。すなわち、通常モードst1とイベントモードst2の組み合わせや、イベントモードst2と定速モードst3との組み合わせて、再生速度を動的に設定することも可能である。
具体的には、イベント期間以外については、定速走行を模擬して再生するが、イベント期間は定速走行の速度を低減したりすることも可能である。また、この際、イベント期間の前後で、再生速度を切り替える場合には、再生速度を徐々に切り替えることで、再生速度を一気に切り替える場合に比べて、ユーザに与える違和感を軽減することも可能である。
また、一時停止スィッチを設け、各モードでの再生時に当該一時停止スィッチの操作により当該スッィチ操作タイミングでの画像を一定時間静止画を表示する表示方法、あるいは当該一時停止スィッチの操作している間だけ当該スッィチ操作開始タイミングでの画像を表示する表示方法も効果的な表示方法となる。
そして、モード情報DB204dには、現在の設定モードに関する情報や、各モードにおける設定値に関する情報が記憶されることになる。
図2の説明に戻り、制御部205について説明する。制御部205は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、利用者端末200内部の記憶デバイスに記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部205は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現することができる。
制御部205は、受付部205aと、送信部205bと、取得部205cと、設定部205dと、表示制御部205eとを備え、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
受付部205aは、操作部201を介して入力された車両データの収集要求や送信要求を受け付ける。そして、例えば、受付部205aは、受け付けた収集要求に含まれる収集条件を収集条件情報DB204aに記憶する。また、例えば、受付部205aは、受け付けた送信要求を送信部205bへ出力する。また、受付部205aは、再生画面210(図1C参照)に対する各種操作を受け付ける。
送信部205bは、収集条件を示す情報などをデータ収集装置10へ送信する。例えば、送信部205bは、収集条件情報DB204aにアクセスし、収集条件を含む収集要求を通信部202を介してデータ収集装置10へ送信することができる。また、送信部205bは、受付部205aから入力された送信要求を、通信部202を介してデータ収集装置10へ送信することができる。
取得部205cは、車両で撮像された画像データをデータ収集装置10から取得する。具体的には、取得部205cは、まず、データ収集装置10によって収集されて送信されたメタデータをデータ収集装置10から取得し、メタデータDB204bに記憶する。
メタデータDB204bに記憶されたメタデータは、表示部203に表示され、利用者が選択したメタデータに基づき、上述の送信要求が送信部205bからデータ収集装置10へ送信される。
データ収集装置10は、かかる送信要求に基づいて、各車載装置100から対応する実データRを収集し、利用者端末200へ送信する。取得部205cは、かかる実データRを車両データとして取得し、収集データDB204cへ記憶する。
ここで、取得部205cは、メタデータではなく、実データRとして、画像データを取得する。つまり、データ収集システム1では、データ容量の大きい画像データを実データRとして収集することで、最低限の画像データのみを収集することができ、通信量の削減や、ストレージの削減に寄与することができる。
設定部205dは、取得部205cによって取得された画像データの再生速度を現在の設定モードに基づいて動的に設定する。なお、上述のように、画像データと、走行データ(グラフ画像)とは同期して再生されることから、画像データの再生速度に応じて走行データが再生されることになる。
具体的には、まず、設定部205dは、現在の設定モードをモード情報204dを参照することで確認する。設定部205dは、通常モードst1であれば、利用者によって指定された倍速で動画を再生することになる。また、設定部205dは、イベントモードst2であった場合、例えば、メタデータDB204bに記憶されたメタデータや、収集データDB204cに記憶された車両データに基づいて、所定のイベント条件を満たすイベントの発生期間を検出する。
ここで、イベント条件は、車両Vの挙動や、車両Vの位置データに対して設けられた条件であり、例えば、車両Vが所定の挙動を示した期間をイベントの発生期間と見做したり、車両Vが所定位置を走行した区間をイベントの発生期間と見做すことができる。
挙動の具体例としては、例えば、車両Vが自動運転から手動運転への切り替わりや、自動ブレーキの作動、急ブレーキなどが挙げられる。また、所定の区間の具体例としては、例えば、交差点、カーブ、坂道などが挙げられる。
設定部205dは、車両Vの走行データに基づいて、車両Vの挙動に基づくイベントの発生期間を特定することができ、車両Vの位置データに基づいて、車両Vの位置に基づくイベントの発生期間を特定することができる。なお、利用者は、車両Vの挙動および位置の双方をイベント条件として指定することも可能である。
このように、設定部205dは、車両Vの挙動や、車両Vの走行位置に基づいて、発生期間を特定する。そして、設定部205dは、発生期間について低速で再生することで、利用者が所望する区間のデータを認識しやすくさせることができる。なお、設定部205dは、この他、天候や時刻などを組み合わせてイベント条件を設定することにしてもよい。
また、設定部205dは、発生期間の再生速度については、利用者から指定された再生速度を設定する。これにより、発生期間においては、利用者がデータを確認しやすい再生速度に設定することができ、利便性の向上を図ることができる。なお、イベントの種別ごとに、利用者から受け付ける再生速度の指定を受け付けることも可能である。
続いて、設定モードが定速モードst3である場合の設定部205dの処理について説明する。定速モードst3において、設定部205dは、車両Vの走行速度と再生速度が反比例するように、再生速度を設定することで、車両Vが一定の速度で走行しているように画像データを再生させる。
定速モードst3は、例えば、利用者が画像データを用いて道路の検査を行う場合、画像データから道路を一定の速度で確認することが可能となり、道路の検査において有効な手段となりうる。
なお、定速モードst3においては、動画上における車両Vの走行速度と、車両Vの実際の走行速度とが異なる速度となる。このため、定速モードst3において、車両Vの実際の走行速度を表示することで、利用者が実際の走行速度を容易に把握することができるので、利便性を向上させるうえで有効である。
表示制御部205eは、図1Cに示したように、画像データと、走行データとを同期させて再生する。表示制御部205eは、設定部205dによって設定された再生速度で、画像データおよび走行データを再生する。また、表示制御部205eは、位置データに基づいて、走行軌跡Tを表示したり、走行データに基づいてグラフ画像を表示するので、再生画面210の表示態様全体を制御する。
ところで、例えば、上述のイベントモードst2においては、利用者は、発生期間の走行データを他の期間の走行データに比べて、詳細に確認したい場合も想定される。このため、表示制御部205eは、例えば、再生速度に応じて、走行データの拡大倍率を変更して表示することも可能である。
図6は、発生期間における走行データの表示例を示す図である。なお、図6は、再生画面210を簡略化し、第5領域A5のみを示す。また、図6では、現在の再生位置が画面中央の時刻taであるものとする。また、図6では、時間関係を分かりやすくするため、グラフ画像を複数に分割して示す。
例えば、図6の上段に示す発生期間以外である期間を通常倍率のグラフ画像とする場合、図6の下段に示すように、発生期間におけるグラフ画像を拡大して示す。これにより、発生期間においては、利用者は、詳細にグラフ画像、すなわち、走行データを詳細に確認することが可能となり、発生期間における走行データの解析を容易に行うことができる。
なお、上述の例では、発生期間に再生速度を遅くするとともに、グラフ画像を拡大して表示する場合について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、再生速度が速くなるにつれて、グラフ画像を拡大表示することにしてもよい。
次に、図7を用いて、実施形態に係る利用者端末200が実行する処理手順について説明する。図7は、利用者端末200が実行する処理手順を示すフローチャートである。図7では、再生画面210の再生を開始するまでの一連の処理手順について説明する。
図7に示すように、利用者端末200は、まず、利用者の操作に基づいて、メタデータに基づく送信指示をデータ収集装置10へ送信する(ステップS100)。データ収集装置10は、かかる送信指示に基づき、対応する車載装置100から実データRを収集することになる。
続いて、利用者端末200は、データ収集装置10へアクセスし、時系列データを取得し(ステップS101)、現在の設定モードを確認し(ステップS102)、時系列データの読み込みを行うことで、現在の設定モードにおける再生速度を設定する(ステップS103)。ステップS103の処理は、イベントモードst2であれば、発生期間を特定し、発生期間とその他の期間とにおける再生速度を設定し、定速モードst3であれば、走行速度に基づいて、再生速度を予め設定することを示す。
その後、利用者端末200は、再生を開始し、処理を終了する(ステップS104)。なお、ステップS104以降は、ステップS103において設定された再生速度に基づいて、再生速度が動的に設定されることになる。
上述したように、実施形態に係る利用者端末200(表示制御装置の一例)は、取得部205cと、設定部205dとを備える。取得部205cは、車両Vで撮像された画像データを取得する。設定部205dは、取得部205cによって取得された画像データの再生速度を現在の設定モードに基づいて動的に設定する。したがって、実施形態に係る表示制御装置によれば、利用者の利便性を向上させることができる。
ところで、上述した実施形態では、設定部205dを利用者端末200に設ける場合について説明したが、設定部205dの機能をデータ収集装置10に設けることにしてもよい。
また、上述した実施形態では、現在の設定モードに基づいて、表示制御装置側で再生速度を自動的に設定する場合について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、ユーザから一時的に再生速度を減速(加速でも可)するマニュアルスィッチに対する操作を受け付けて、かかる操作に基づいて、再生速度を設定することも可能である。例えば、表示制御装置は、上記のマニュアルスイッチが操作されている期間について、再生速度を半分に減速したりすることができる。なお、マニュアルスイッチを複数設け、マニュアルスイッチごとに異なるコマンドを対応付けることにしてもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 データ収集システム
10 データ収集装置
100 車載装置
200 利用者端末(表示制御装置の一例)
205 制御部
205a 受付部
205b 送信部
205c 取得部
205d 設定部
205e 表示制御部

Claims (10)

  1. 車両で撮像された画像データを取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された画像データの再生速度を現在の設定モードに基づいて動的に設定する設定部と
    を備えることを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記取得部は、
    前記車両の走行情報を示す走行データを取得し、
    前記画像データと、前記走行データとを同期させて再生する表示制御部
    を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記設定モードは、
    所定条件を満たすイベントの発生期間において、再生速度を他の期間よりも遅くするイベントモードを含むこと
    を特徴とする請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 前記設定部は、
    前記イベントモードにおいて、前記走行データが所定条件を満たす挙動を示す場合に、前記発生期間と見做すこと
    を特徴とする請求項3に記載の表示制御装置。
  5. 前記走行データは、
    位置データを含み、
    前記設定部は、
    前記イベントモードにおいて、前記位置データが所定の設定エリア内を示す場合に、前記発生期間と見做すこと
    を特徴とする請求項3または4に記載の表示制御装置。
  6. 前記発生期間における再生速度の指定を利用者から受け付ける受付部
    をさらに備え、
    前記設定部は、
    前記受付部によって受け付けられた再生速度を発生期間の再生速度として設定すること
    を特徴とする請求項3〜5のいずれか一つに記載の表示制御装置。
  7. 前記走行データは、
    車両の走行速度に関する速度データを含み、
    前記設定モードは、
    車両の走行速度が一定とした場合の再生画像となるように、前記再生速度を設定する定速モードを含むこと
    を特徴とする請求項2〜6のいずれか一つに記載の表示制御装置。
  8. 前記表示制御部は、
    前記設定部によって設定された再生速度に基づいて、前記走行データの拡大倍率を変更すること
    を特徴とする請求項2〜7のいずれか一つに記載の表示制御装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一つに記載の表示制御装置と、
    前記表示制御装置を介して利用者によって設定された収集条件を満たす車両データを各車両の車載装置から収集し、前記表示制御装置へ送信するデータ収集装置と、
    前記データ収集装置から送信された収集条件を満たす車両データを前記データ収集装置へ送信する前記車載装置と
    を備えることを特徴とするデータ収集システム。
  10. 車両で撮像された画像データを取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された画像データの再生速度を現在の設定モードに基づいて動的に設定する設定工程と
    を含むことを特徴とする表示制御方法。
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