JP2021014288A - 再封性包装容器 - Google Patents

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JP2021014288A JP2019130216A JP2019130216A JP2021014288A JP 2021014288 A JP2021014288 A JP 2021014288A JP 2019130216 A JP2019130216 A JP 2019130216A JP 2019130216 A JP2019130216 A JP 2019130216A JP 2021014288 A JP2021014288 A JP 2021014288A
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達也 奥
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真 江川
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祐貴 甲斐
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Abstract

【課題】優れた開封性および再封性を有し、食品衛生面にも優れた再封性包装容器を提供すること。【解決手段】いずれもポリオレフィン系樹脂を含有する基材層(A)、中間層(B)およびヒートシール層(C)が、(A)/(B)/(C)の順に積層されている多層フィルムを蓋材に用い、前記ヒートシール層(C)と接着可能な被着体(D)を有する単層もしくは多層シートを底材に用いた再封性包装容器であって、中間層(B)が粘着付与剤を5〜38質量%の量で含み、ヒートシール層(C)と被着体(D)をヒートシールさせ、次いで該ヒートシール部から多層フィルムを剥離した時に、中間層(B)とヒートシール層(C)が層間剥離し、かつ両層が再封可能な状態で露出することを特徴とする再封性包装容器。【選択図】なし

Description

本発明は再封性包装容器、具体的には食品や医薬品などの包装に好適に用いられる、再封機能付きの包装容器に関する。
多くの食料製品や医薬製品は、ポリマーフィルム、紙、金属フォイル等1種以上からなる積層フィルムから形成されたフレキシブルな包装材料からなる包装容器中に包装保管されている。このような包装材料の中で、使用する度に開封と再封を繰り返すことが可能な再封性容器が注目されている。このような包装容器を用いれば、使用後に直ちに再密封することによって、包装容器内に保管された製品類が酸化、吸湿、あるいは乾燥による変質を防御でき、製品を長寿命化できるからである。
再封可能な積層フィルムとして、特許文献1には、外層と、主成分であるスチレン−ジエン系ゴム質ブロック共重合体の水素添加物と粘着付与剤とを含有してなる中間層と、ヒートシール層とからなる多層フィルムであって、底材から前記多層フィルムを剥がす際に中間層がヒートシール部分において再封可能な粘着状態で露出可能な多層フィルムが開示されている。しかし、この多層フィルムは、中間層に必須成分としてゴム質ブロック共重合体の水素添加物と、ロジン系樹脂、テルペン樹脂、石油炭化水素樹脂などの粘着付与樹脂とを必須成分として多量に含有しているのでn−ヘプタン抽出量が増加する傾向にあるので、食品衛生面からは好ましくない。
また、特許文献2には、基材層(A)、中間層(B)、剥離樹脂層(C)及び被着体(D)が、(A)/(B)/(C)/(D)の順に積層されている多層フィルムであって、前記中間層(B)が、特定のスチレン系熱可塑性エラストマーを主成分として構成される層であり、前記被着体(D)を被シール体のヒートシール部でヒートシール後に再封止が可能な多層フィルムが開示されている。ここで用いられているスチレン系熱可塑性エラストマーであっても、容器自体を加温してしまうと、前記n−ヘプタン溶出量が、基準値(厚生省告示第370号(食品、添加物等の規格基準)によれば、使用温度が100℃を超えない場合には150μg/mL以下、100℃を超える場合には30μg/mL以下)を超えてしまう可能性もあるので好ましくない。すなわち、容器に食品を入れたまま電子レンジで加熱あるいはスチームで食品を加熱する、あるいは温水を用いる自動食器洗浄器を使用する生活習慣や食習慣に合った再封性容器が求められているのである。なお、SEBSなどのチレン系熱可塑性エラストマーがn−ヘプタン抽出量を増加させる可能性が有ることは、本出願人によって公開されている特許文献3にも示されている。
特開2003−175567号公報 特開2007−253395号公報 特開2013−023564号公報
本発明の技術課題は、優れた開封性および再封性を持ち、食品衛生面にも優れた再封性包装容器を提供することである。
即ち、本発明の主旨は以下の通りである。
[1] いずれもポリオレフィン系樹脂を含有する基材層(A)、中間層(B)およびヒートシール層(C)が(A)/(B)/(C)の順に積層されている多層フィルムを蓋材に用い、前記ヒートシール層(C)と接着可能な被着体(D)を有する単層もしくは多層シートを底材に用いた再封性包装容器であって、前記中間層(B)が粘着付与剤を5〜38質量%の量(ただし、中間層(B)を構成するポリオレフィン系樹脂と粘着付与剤の合計を100質量%とする。)で含み、前記ヒートシール層(C)と前記被着体(D)をヒートシールさせ、次いで該ヒートシール部から前記多層フィルムを剥離した時に、前記中間層(B)と前記ヒートシール層(C)が層間剥離し、かつ両層が再封可能な状態で露出する再封性包装容器。
[2] 前記中間層(B)の露出が、前記ヒートシール部において、前記ヒートシール層(C)の前記多層フィルムからの破断と、前記中間層(B)と前記ヒートシール層(C)の層間剥離と、前記ヒートシール層(C)の前記被着体(D)への移行によって行われる[1]に記載の再封性包装容器。
[3] 前記基材層(A)を構成するポリオレフィン系樹脂が、示差走査熱量計(DSC)で測定される融点Tmが120〜170℃の範囲にあるプロピレン系重合体(P1)を含む[1]または[2]に記載の再封性包装容器。
[4] 前記中間層(B)を構成するポリオレフィン系樹脂が、下記要件(a−1)および(a−2)を満たすプロピレン系重合体(P2a)を含む[1]〜[3]のいずれかに記載の再封性包装容器:
(a−1)示差走査熱量計(DSC)で測定される融点Tmが120℃未満または融点が観測されない;
(a−2)230℃、2.16kg荷重下で測定したメルトフローレート(MFR)が0.1〜500g/10分である。
[5] 前記ヒートシール層(C)を構成するポリオレフィン系樹脂が、密度が900〜960kg/m3であるエチレン系重合体(E1a)を含む[1]〜[4]のいずれかに記載の再封性包装容器。
[6] 前記被着体(D)が、密度が890〜960kg/m3であるエチレン系重合体(E2)を含む[1]〜[5]のいずれかに記載の再封性包装容器。
本発明の再封性包装容器は、開封と再封を繰り返しても接着強度の低下が少なく、また食品衛生上懸念されるスチレン系熱可塑性エラストマーを使用しないか使用したとしても最少量に抑えられるので加温下での使用に耐え得る。
以下、本発明の実施の形態について、適宜図面を用いて詳しく説明する。
なお、本明細書中において数字と数字の間に位置する記号「〜」は特に断りがなければ、以上から以下を示す。
また、一般的に「シート」とは、JISにおける定義上、薄く、一般にその厚さが長さと幅のわりには小さく平らな製品をいい、一方で「フィルム」とは長さ及び幅に比べて厚さが極めて小さく、最大厚さが任意に限定されている薄い平らな製品で、通常、ロールの形で供給されるものをいう(日本工業規格JISK6900)。しかし、シートとフィルムの境界は定かでなく、本発明において文言上両者を区別する必要がないので、本発明においては、「フィルム」と称する場合でも「シート」を含むものとし、「シート」と称する場合でも「フィルム」を含むものとする。また、積層フィルムおよび積層シートを総称して「積層体」と呼ぶ場合もある。また、本発明において「主成分」とは組成物中の組成が通常51〜100質量%、好ましくは60〜100質量%、より好ましくは70〜100質量%として定義される。
本発明の実施形態に係る再封性包装容器においては、いずれもポリオレフィン系樹脂を含有する基材層(A)、中間層(B)およびヒートシール層(C)が(A)/(B)/(C)の順に積層されている多層フィルムが蓋材に用いられ、前記ヒートシール層(C)と接着可能な被着体(D)を持つ積層シート(被シール体)が底材に用いられている。以下、各層について詳述する。
基材層(A)
基材層(A)は、ポリオレフィン系樹脂を含有する。基材層(A)を構成するポリオレフィン系樹脂としては、例えば、示差走査熱量計(DSC)で測定される融点Tmが120〜170℃、好ましくは130〜160℃の範囲にあるプロピレン系重合体(P1)が挙げられる。なお、融点Tmは、後述するように再昇温法で測定される値である。プロピレン系重合体(P1)の好ましい態様では、さらに、メルトフローレート(MFR)(230℃、2.16kg荷重下)が0.1〜500g/10分、好ましくは0.1〜100g/10分を満たす。
このようなプロピレン系重合体(P1)は、ホモポリプロピレンであっても、プロピレン・炭素数2〜20のα−オレフィン(ただしプロピレンを除く)ランダム共重合体であっても、プロピレンブロック共重合体であってもよいが、好ましくはホモポリプロピレン、またはプロピレンと炭素数2〜20(ただしプロピレンを除く)のα−オレフィンとのランダム共重合体である。ここで、プロピレン以外の炭素原子数が2〜20のα−オレフィンとしては、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセンなどを挙げることができる。プロピレン系重合体(P1)がプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体である場合、α−オレフィン由来の構成単位を、通常0.1〜8モル%、好ましくは0.2〜7.5モル%、さらに好ましくは0.3〜7モル%の量で含有する。
プロピレン系重合体(P1)の立体構造は、積層シートの性能面からは、アイソタクティック構造であってもシンジオタクティック構造であってもよいが重合体の製造のし易さや、市販品を用いる場合の入手容易性の視点からはアイソタクティック構造のものが好ましい。
中間層(B)
中間層(B)は、ポリオレフィン系樹脂および粘着付与剤を含有し、前記粘着付与剤の含有量は、中間層(B)を構成するポリオレフィン系樹脂と粘着付与剤の合計を100質量%とした場合、5〜38質量%である。
中間層(B)を構成するポリオレフィン系樹脂は、好ましくはプロピレン系重合体(P2)を含み、より好ましくは下記要件(a−1)および(a−2)を満たすプロピレン系重合体(P2a)を含み、特に好ましくは当該プロピレン系重合体(P2a)40〜100質量%、好ましくは50〜99質量%、より好ましくは60〜95質量%と、下記要件(b−1)および(b−2)を共に満たすプロピレン系重合体(P2b)0〜60質量%、好ましくは1〜50質量%、より好ましくは5〜40質量%(ただし、成分(P2a)と成分(P2b)との合計を100質量%とする。)とからなるプロピレン系樹脂組成物を含む。
(a−1)示差走査熱量計(DSC)を用いて、後述する通常法で測定される融点Tmが120℃未満または融点が観測されない。
(a−2)230℃、2.16kg荷重下で測定したメルトフローレート(MFR)が0.1〜500g/10分である。
(b−1)示差走査熱量計(DSC)を用いて、後述する再昇温法によって測定される融点Tm(b)が120〜170℃、好ましくは130〜160℃である。
(b−2)メルトフローレート(MFR)(230℃、2.16kg荷重下)が0.1〜500g/10分、好ましくは0.1〜100g/10分である。
前記プロピレン系重合体(P2a)において、プロピレン由来の構成単位は51〜90モル%、好ましくは60〜89モル%、より好ましくは62〜88モル%、特に好ましくは62〜86モル%であり、エチレン由来の構成単位は7〜24モル%、好ましくは8〜22モル%、より好ましくは8〜20モル%、特に好ましくは8〜18モル%であり、炭素数4〜20のα−オレフィン由来の構成単位は0〜25モル%、好ましくは0〜24モル%、より好ましくは0〜23モル%、特に好ましくは2〜23モル%含む(ただし、プロピレン由来の構成単位とエチレン由来の構成単位と炭素数4〜20のαオレフィン由来の構成単位との合計を100モル%とする。)。
前記プロピレン系重合体(P2b)としては、前述したプロピレン系重合体(P1)を制限なく使用できる。プロピレン系重合体(P2b)とプロピレン系重合体(P1)は、性状が全く同じものであってもよいし、相互に異なっていてもよい。
前記プロピレン系重合体(P2a)および(P2b)の立体構造は、共に、積層シートの性能面からはアイソタクティック構造であってもシンジオタクティック構造であってもよいが、重合体の製造のし易さや、市販品を用いる場合の入手容易性の視点からはアイソタクティック構造のものが好ましい。
前記粘着付与剤としては、天燃樹脂や合成樹脂からなる常温で粘着性を有する樹脂が挙げられ、例えば、天然樹脂ロジン、重合ロジン、水素添加ロジン、グリセルネステルロジン、ペンタエリスリトール等のロジン系樹脂;テルペン、芳香族変性テルペン、テルペンフェノール、水素添加テルペン等のテルペン系樹脂;脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、水添脂環式系石油樹脂等の石油樹脂;常温で液状のポリブタジエン、常温で液状のポリイソプレン、常温で液状のポリイソブチレンなどが挙げられる。これらの中では、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、石油樹脂が好ましく、石油樹脂がより好ましい。
中間層(B)を構成するポリオレフィン系樹脂と粘着付与剤の配合比率(質量比;ポリオレフィン系樹脂/粘着付与剤)は、粘着効果と加温下での食品衛生面とのバランスを考慮すると、通常62/38〜95/5、好ましくは65/35〜90/10、より好ましくは70/30〜85/15である。
また、中間層(B)は、主成分としてのポリオレフィン系樹脂、好ましくは前記プロピレン系重合体(P2)とともに、スチレン系エラストマーを併用してもよい。併用する場合は、中間層(B)の全質量に対して、49質量%以下、好ましくは40質量%以下、より好ましくは30質量%以下である。
スチレン系エラストマーとしては、硬質部(ガラス部)となるポリスチレンブロックと、軟質部(液状部)となるジエン系モノマーブロックとのブロック共重合体(SBS)、水添スチレン・ブタジエン・スチレンブロック(HSBR)、スチレン・エチレン・プロピレン・スチレンブロック共重合体(SEPS)、スチレン・エチレン・ブチレン・スチレン共重合体(SEBS)、スチレン・イソブチレン・スチレン共重合体(SIBS)、スチレン・イソブチレン共重合体(SIB)などを例示することができる。ポリスチレン系エラストマーは、単独または2種類以上を組み合せて用いられる。
スチレン・エチレン・プロピレン・スチレンブロック共重合体(SEPS)は、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体(SIS)を水素添加してなるものである。SISの具体例としては、JSR株式会社から商品名:JSR SIS(登録商標)として、株式会社クラレから商品名:ハイブラー(登録商標)、またはクレイトン社から商品名:クレイトンD(登録商標)として市販されているものなどが挙げられる。SEPSの具体例としては、株式会社クラレから商品名:セプトン(登録商標)として市販されているものなどが挙げられる。SEBSの具体例としては、クレイトン社から商品名:クレイトンG(登録商標)として市販されているものなどが挙げられる。SIBSの具体例としては、株式会社カネカから商品名:シブスター(登録商標)として市販されているものなどが挙げられる。また、上記スチレン系エラストマーにオイルを添加することで柔軟性を付与した油添銘柄も候補材料となりえる。
ヒートシール層(C
ヒートシール層(C)は、ポリオレフィン系樹脂を含有する。ヒートシール層(C)を構成するポリオレフィン系樹脂の好ましい態様としては、密度が900〜960kg/m3、好ましくは900〜940kg/m3であるエチレン系重合体(E1a)からなる態様、および、エチレン系重合体(E1a)50〜100質量%、より好ましくは55〜99質量%と、密度が850kg/m3以上900kg/m3未満であるエチレン系重合体(E1b)0〜50質量%、好ましくは1〜45質量%(ただし、成分(E1a)と成分(E1b)との合計を100質量%とする。)とからなるエチレン系樹脂組成物の態様が挙げられる。
エチレン系重合体(E1a)は高圧法低密度ポリエチレンであることが好ましい。エチレン系重合体(E1a)のメルトフローレート(ASTM D1238、190℃、2.16kg荷重下)は、好ましくは0.1〜50g/10分、より好ましくは1〜20g/10分である。この範囲を満たすポリエチレン(E1a)は、成形性が良好であり、ネックイン現象も抑制できるので好ましい。
エチレン系重合体(E1a)の好ましい態様である高圧法低密度ポリエチレンは、公知のチューブラー反応機、オートクレーブ反応機等にて、エチレンをラジカル重合開始剤の存在下、高圧の下でラジカル重合されて製造される長鎖分岐を有する分岐の多いポリエチレン樹脂であって、必要に応じ、他の重合性単量体が少量共重合されていてもよい。このような重合性単量体としては、例えば炭素数3〜10のα−オレフィン、酢酸ビニル、アクリル酸エステルなどが挙げられる。本発明で用いられるエチレン系重合体(E1a)としては、エチレン単独重合体が好んで用いられる。
本発明で用いられるエチレン系重合体(E1b)としては、その密度が850kg/m3以上900kg/m3未満を満たす限り制限なく使用できる。好ましくは、エチレンから導かれる構成単位を80〜95モル%の量で含有し、炭素原子数3〜20のα−オレフィンから導かれる構成単位を5〜20モル%の量で含有する(エチレンとα−オレフィンの合計を100モル%とする)エチレン・α−オレフィン共重合体が用いられる。また、エチレン系重合体(E1b)のメルトフローレート(ASTM D1238、190℃、2.16kg荷重下)は0.1〜100g/10分である。
エチレン系重合体(E1b)を製造するために、エチレンと共重合させるα−オレフィンは、炭素原子数3〜20のα−オレフィンであり、具体的には、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−ヘキサドデセン、1−オクタデセン、1−ノナデセン、1−エイコセン、4−メチル−1−ペンテンなどが挙げられる。これらの内でも、炭素原子数3〜10のα−オレフィンが好ましく、炭素原子数3〜8のα−オレフィンがより好ましく、特にプロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテンが好ましい。これらのα-オレフィンは、単独で、あるいは2種以上を組み合わせて用いられる。
被着体(D)
被シール体(底材)側の、前記ヒートシール層(C)と接着する被着体(D)には、エチレン系重合体(E2)が好んで用いられる。エチレン系重合体(E2)の密度は、890〜960kg/m3、好ましくは890〜950kg/m3である。エチレン系重合体(E2)としては、高密度ポリエチレン、高圧法低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンとして知られている公知樹脂が好んで用いられる。また、エチレン系重合体(E2)としては、エチレン起因骨格のみから構成されたホモポリエチレンであってもよいし、エチレン起因骨格70モル%以上と、炭素数3〜10のα−オレフィン起因骨格30モル%以下からなる共重合体であってもよい。エチレン系重合体(E2)の、190℃、2.16kg荷重下で測定されたメルトフローレートは、通常0.1〜30g/10分、好ましくは0.5〜20g/10分である。なお本願発明は、後述するように被着体(D)の前記ヒートシール層(C)と接着される面とは反対側の面に隣接する形で、ポリエチレンテレフタレート等のエンジニアリングプラスチック層が積層して多層シートを形成する態様を何ら排除するものではない。
各種添加剤
本発明の実施形態に係る基材層(A)、中間層(B)、ヒートシール層(C)および被着体(D)には、任意成分として、熱可塑性樹脂系積層フィルムに配合される公知の酸化防止剤、耐熱安定剤、染料、中和剤、変色防止剤、滑剤、アンチブロッキング剤、可塑剤、発泡剤、発泡助剤、架橋剤、架橋助剤、安定剤、結晶核剤、紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系光安定剤、無機充填剤、有機充填剤、及び柔軟性を付与するエラストマー等を、本発明の効果を阻害しない範囲において含有させてもよく、好ましい形態では、紫外線吸収剤、耐熱安定剤、およびヒンダードアミン型光安定剤から選択される一種類以上の安定剤を含む。上記添加剤を併用する場合、その添加量は各層の全質量に対して通常0.005〜5質量部、好ましくは0.01〜3質量部である。
蓋材
本発明に係る再封性包装容器の蓋材として用いられる多層フィルム(以下「蓋材用多層フィルム」ともいう。)は、基材層(A)、中間層(B)およびヒートシール層(C)が直接接触されてなる3層シートを必須構成要素として含む積層フィルムである。なお、本発明において「接触」とは、接触するように貼り合わせた構造であることを意味し、通常は接触された面と面の間には有意の接着力が伴われている。
本発明においては、基材層(A)および中間層(B)の厚みは、通常5〜500μm、好ましくは10〜300μm、より好ましくは20〜200μmである。ヒートシール層(C)の厚みは、通常1〜50μm、好ましくは2〜30μm、より好ましくは3〜20μmである。
蓋材用多層フィルムを製造する方法としては、例えば、基材層(A)用の原料樹脂類、中間層(B)用の原料樹脂類、ヒートシール層(C)用の原料樹脂類を、それぞれ別の押出機に供給し、各々溶融後に基材層(A)、中間層(B)およびヒートシール層(C)をこの順に合流させて積層し、Tダイからシート状に押し出す工程を含んでシートに加工する方法(共押出法)、単膜で作成したシートに被覆層原料を押出機に投入して溶融押出して口金から押出しながらラミネートする方法(溶融ラミネート法)、各フィルムをそれぞれ別々に作成し、過熱されたロール群などにより熱圧着する方法(熱ラミネート法)、その他、溶媒に溶解させたものを塗布・乾燥する方法(コーティング法)、およびこれらを組み合わせた方法等を制限なく使用することができる。これらのうち製造工程が短く、かつ層間の接着性が良好であるという点で共押出法が好ましい。
底材および包装容器
本発明に係る再封性包装容器の底材として用いられる単層または多層シート(以下「底材用シート」ともいう。)は、蓋材のヒートシール層(C)と接着(ヒートシール)可能な被着体(D)を有している限りは、底材用シートが被着体(D)以外の層を任意に保有していてもよい。底材には、食品などの内容物が充填されるので、底材用シートには、機械的形状を保つためのエンジニアリングプラスチック層、あるいは内容物の風味を逃さない、耐酸化性、耐湿性を付与するためのアルミニウム箔に代表される各種のバリアー機能を持つ層が積層されていてもよい。
このような底材用シートを包装容器の底材として使用する場合には、前記蓋材用多層フィルムのヒートシール層(C)面と、食品などの内容物が充填された底材用シート(被シール体)の被着体(D)面とを重ね合わせてヒートシールすることにより、気密性、実用的な剥離強度、加熱時でも健康に有害な成分を発生しない性質、および再封機能を有する包装容器に仕立て上げることが可能となる。
本発明に係る再封性包装容器では、前記蓋材用多層フィルムのヒートシール層(C)と被シール体の被着体(D)をヒートシールさせ、次いで該ヒートシール部から前記多層フィルムを剥離した時に、前記中間層(B)と前記ヒートシール層(C)が層間剥離し、かつ両層が再封可能な状態で露出することを特徴とする。ここで、前記中間層(B)の露出が、前記ヒートシール部において、前記ヒートシール層(C)の前記多層フィルムからの破断と、前記中間層(B)と前記ヒートシール層(C)の層間剥離と、前記ヒートシール層(C)の前記被着体(D)への移行により行われることが好ましい。
従って、ヒートシール層(C)と被着体(D)間の初期層間剥離強度は、好ましくは3N/15mm幅以上20N/15mm幅以下、より好ましくは5N/15mm幅以上18N/15mm幅の範囲である。ここで、初期層間剥離強度が前記範囲内であれば、わずかな衝撃により包装体が容易に開封してしまうなどの不具合が発生しにくく、また20N/15mm幅以下であれば、包装体から蓋部分を手で容易に開封できる特性である易開封性が良好であるため好ましい。
次に、開封後の再封性については、例えば、手や指による加圧圧着のみで開封と再封を計5回繰り返した後のヒートシール層(C)と中間層(B)との粘着強度(繰り返し剥離強度)が0.05N/15mm幅以上であることが好ましい。ここで、手や指による加圧圧着のみで再封剥離強度が0.1N/15mm幅以上、好ましくは0.2N/15mm幅以上であれば、実用的な再封性が得られるので好ましい。
以下、実施例および比較例の対比を通じて、本発明の態様をより詳しく説明する。以下の実施例は、本発明の理解を容易とするために提供されるものであって、これらによって本発明の技術的範囲が制限されるものではない。
<使用した原材料の分析方法>
(1)密度:ASTM D1505に準拠し、23℃で測定した。
(2)メルトフローレート(MFR):ASTM D1238に準拠し、190℃または230℃、2.16kgfで測定した。
(3)融点(通常法):23℃±2℃で72時間以上の状態調節を実施した後の試験体にて、−40℃まで冷却してから昇温速度10 ℃/minの条件下で測定したときに得られるDSC曲線を作成した。このときに得られた融解ピーク温度を融点(通常法)とした。
(4)融点(再昇温法):DSC測定装置内で10分間200℃保持した後、降温速度10 ℃/minで−20℃まで冷却し、−20℃で1分間保持した後、再度昇温速度10 ℃/minの条件下で測定したときに得られるDSC曲線を作成した。このときに得られた融解ピークを融点(再昇温法)とした。
<使用した原材料の入手又は調製法>
(1)エチレン系重合体
・ミラソンTM11P(三井化学社製の高圧法低密度ポリエチレン、密度:917kg/m3、190℃下でのMFR:7.2g/10分)
(2)プロピレン系重合体
・VistamaxxTM6102(Exxon Mobile Chemical社製プロピレン・エチレン共重合体;エチレン含量:16質量%;230℃,2.16kg荷重下でのMFR:3g/10分;以下「VM6102」と略称する場合がある)
・プロピレン系樹脂組成物;本願出願人によって出願され、既にWO2006/57361号として公開されている明細書の<第三の発明>の実施例3−1に対応する樹脂組成物を同明細書に記載された方法に準じて調製した。その結果、再昇温法Tmが140℃、230℃測定MFRが7g/10分であるランダムポリプロピレン(前記プロピレン系重合体(P2b)に相当)15質量%と、エチレン起因骨格含量14モル%、プロピレン起因骨格含量67モル%、1−ブテン起因骨格含量19モル%であり、通常法で測定したTmが観測されず、230℃、2.16kg荷重下で測定したMFRが7g/10分であるプロピレン・エチレン・1−ブテン共重合体(前記プロピレン系重合体(P2a)に相当)85質量%からなるプロピレン系樹脂組成物を得た。以下、この組成物を調製PP組成物と略称する場合がある。
(3)スチレン・エチレン・ブチレン・スチレン共重合体(SEBS)
・クレイトンG1645MO(Kraton社製スチレン・エチレン・ブチレン・スチレン共重合体)
(4)石油樹脂(粘着付与剤)
・アルコン P−125((株)荒川化学工業製の水素化石油樹脂)
[実施例1]
中間層(B)を想定した粘着材として、調製PP組成物80質量部と粘着付与剤である水素化石油樹脂(アルコンP−125)20質量部とをラボプラストミルを用いて均一に混合し、プレス成形によって単層シート(厚み500μm)を得た。
<プローブタック試験>
プローブタック試験は、レスカ社製タッキング試験機(TAC−II)を用いて行った。直径5mmφのステンレス製円柱状プローブを、上記で得られた中間層(B)を想定した単層シートからなる試験体(長さ9cm、幅9cm、厚み500μm)に接触させ、剥離するときに生じるタック(gf)を評価した。プローブの試験体への接触速度を120mm/分、加圧力を200gf、加圧時間を5秒、剥離速度を120mm/分、試験温度を23℃とした。結果を表1に示す。
<繰り返し剥離強度>
蓋材用の積層フィルムのヒートシール層(C)との再封強度を図る方法として、ヒートシール層(C)と同種材のLDPE(ミラソンTM11P)単層シートをT−ダイ成形により200μm厚で成形した。上記で得られた中間層(B)を想定した単層シートと上記LDPE単層シートとを重ね、15mm幅の短冊状にした積層フィルムの両面を厚さ50μmのテフロン(登録商標)シートで挟んだ試験体を作製した。次いでヒートシールテスター(テスター産業株式会社製TB−701B型)のヒートシールバーを幅15mm×長さ300mmに設置し、シールバーの上下を30℃に設定した。ヒートシールバー部分に、前記試験体を挟み、0.2MPaの圧力で1.0秒間ヒートシールを行った。テフロン(登録商標)シートを剥がし、圧着された部分をその場で引張試験機(「INTESCO社製 IM−20ST」)にチャックし、300mm/分の速度でフィルムの180°剥離強度を測定し、剥離強度が平坦となる領域の強度を剥離強度とした。これを1回目の剥離強度とし、この操作を繰り返し行い、5回目までの剥離強度を測定した。なお、剥離挙動がパルス的となるものについては、パルス的に上昇した際の最大値が、一定剥離距離間で安定して同等の値が出たものを採用した。結果を表1に示す。
<n−ヘキサン溶出量>
上記で得られた中間層(B)を想定した単層シートを2gとなるようにカットした試料を300mLのビーカーに入れ、n−ヘキサン200mLを加えてアルミ箔で覆い、60℃にセットした水浴にて30分間加熱を行った。その後、前記n−ヘキサンをナス型フラスコに移液し、エバポレーターにて全容積50mL未満となるまで溶媒を除去し、風袋重さを秤量した50mLビーカーに移液した。ビーカーを窒素気流下に静置して溶媒除去した後、室温にて12時間以上の真空乾燥を実施した。真空乾燥後、乾燥器から取り出した後、直ちに秤量し、風袋重さとの差から溶出量を求めた。結果を表1に示す。
[実施例2〜3、比較例1〜6]
表1に記載の層構成を有する蓋材用多層フィルムを、実施例1と同様の方法で製造して評価を行った。結果を表1に示す。
Figure 2021014288
表1の結果から明らかなように、中間層(B)がポリオレフィン系樹脂とともに粘着付与剤を特定の範囲で含有することにより、プローブタック試験による粘着力が良好であり、開封・再封を繰り返しても剥離強度の低下が抑えられるので、開封と再封を繰り返す食品などの包装に好適に用いられることが分かる。また本発明の包装容器は、スチレン系樹脂などのヘキサン抽出分を押し上げる成分を用いていないので、食品などを長期に保管、加熱下で使用する場合であっても人体への健康リスクが抑えられる。

Claims (6)

  1. いずれもポリオレフィン系樹脂を含有する基材層(A)、中間層(B)およびヒートシール層(C)が(A)/(B)/(C)の順に積層されている多層フィルムを蓋材に用い、前記ヒートシール層(C)と接着可能な被着体(D)を有する単層もしくは多層シートを底材に用いた再封性包装容器であって、
    前記中間層(B)が粘着付与剤を5〜38質量%の量(ただし、中間層(B)を構成するポリオレフィン系樹脂と粘着付与剤の合計を100質量%とする。)で含み、
    前記ヒートシール層(C)と前記被着体(D)をヒートシールさせ、次いで該ヒートシール部から前記多層フィルムを剥離した時に、前記中間層(B)と前記ヒートシール層(C)が層間剥離し、かつ両層が再封可能な状態で露出することを特徴とする再封性包装容器。
  2. 前記中間層(B)の露出が、前記ヒートシール部において、前記ヒートシール層(C)の前記多層フィルムからの破断と、前記中間層(B)と前記ヒートシール層(C)の層間剥離と、前記ヒートシール層(C)の前記被着体(D)への移行によって行われることを特徴とする請求項1に記載の再封性包装容器。
  3. 前記基材層(A)を構成するポリオレフィン系樹脂が、示差走査熱量計(DSC)で測定される融点Tmが120〜170℃の範囲にあるプロピレン系重合体(P1)を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の再封性包装容器。
  4. 前記中間層(B)を構成するポリオレフィン系樹脂が、下記要件(a−1)および(a−2)を満たすプロピレン系重合体(P2a)を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の再封性包装容器:
    (a−1)示差走査熱量計(DSC)で測定される融点Tmが120℃未満または融点が観測されない;
    (a−2)230℃、2.16kg荷重下で測定したメルトフローレート(MFR)が0.1〜500g/10分である。
  5. 前記ヒートシール層(C)を構成するポリオレフィン系重合体が、密度が900〜960kg/m3であるエチレン系重合体(E1a)を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の再封性包装容器。
  6. 前記被着体(D)が、密度が890〜960kg/m3であるエチレン系重合体(E2)を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の再封性包装容器。
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