JP2021011673A - 下半身用衣類 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、着用した際に、男性器の膨らみを形成する弾力性のある部材が押し潰されるのを抑制し、男性らしい身体のラインを形成することができる下半身用衣類を提供することである。【解決手段】本発明の衣類100は、少なくとも表地を有する前身頃101と後身頃102とを備えた身体の下半身を覆う衣類であって、前身頃101の略中央部に設けられた収納部130と、収納部130に収納される弾力性部材140とを備え、収納部130の表地11には、表地11の伸縮率よりも伸縮率の低い布地で構成された裏打ち部材14が取り付けられているものである。【選択図】図2

Description

本発明は、下半身用衣類に関し、特に、性同一性障害を持つ女性のための下半身用衣類に関するものである。
従来から、女性が下半身に着用する下半身用衣類には一般にショーツ、ガードル、パンティーストキングなどがあるが、近年、男性の精神と女性の肉体を有する性同一性障害者(FTM)が着用する下半身用衣類が開発されている。
例えば、特許文献1には、このような下半身用衣類として男性器の膨らみを形成するための弾力性部材(クッション)を収納可能な構造のボクサーパンツが開示されている。
特開2015−74868号公報
ところが、特許文献1に記載のように男性器の膨らみを形成する弾力性部材を収納した下半身用衣類は、着用したときに布地と身体との間でこの部材が押し潰されることで、男性の身体のラインが損なわれるという問題があった。
本発明は、下半身用衣類を着用した際に、男性器の膨らみを形成する弾力性部材が押し潰されるのを抑制し、これにより着用した際に男性の身体のラインを形成することができる下半身用衣類を提供することを目的とする。
本発明は、以下の項目を提供する。
(項目1)
少なくとも表地を有する前身頃と後身頃とを備えた身体の下半身を覆う衣類であって、
前記前身頃の略中央部に設けられた収納部
を備え、
前記収納部は、その中に弾力性部材が収納されるように構成されており、
前記収納部の表地には、前記表地の伸縮率よりも伸縮率の低い布地で構成された裏打ち部材が取り付けられている、衣類。
(項目2)
前記収納部は、前記表地の伸縮率と同じまたはそれよりも伸縮率の高い裏地をさらに備える、項目1に記載の衣類。
(項目3)
前記弾力性部材は前記裏打ち部材と前記裏地との間に配置されている、項目1または項目2に記載の衣類。
(項目4)
前記裏打ち部材は不織布である、項目1〜項目3のいずれか一項に記載の衣類。
(項目5)
前記弾力性部材をさらに備える、項目1〜項目4のいずれか一項に記載の衣類。
本発明によれば、下半身用衣類を着用した際に、男性器の膨らみを形成する弾力性部材が押し潰されるのを抑制し、これにより男性の身体のラインを形成することができる下半身用衣類を得ることができる。
図1は、本発明の実施形態1による下半身用衣類100の外観を示す斜視図である。 図2は、図1に示す下半身用衣類100の構造を説明するための図であり、図2(a)は下半身用衣類100の前側から見た形状を示し、図2(b)は下半身用衣類100の後側から見た形状を示し、図2(c)は、図2(a)のA−A線断面の構造を示す。 図3は、図1に示す下半身用衣類100の布地を裏返しにして裏地側が表になった状態を示す平面図であり、図3(a)は下半身用衣類100を前側から見た形状を示し、図3(b)は下半身用衣類100に対して弾力性のある部材150を出し入れする様子を示す。 図4は、本発明の下半身用衣類100と従来の下半身用衣類100aとを対比して示す図であり、図4(a)、図4(b)、図4(c)はそれぞれ、本発明の下半身用衣類100の斜視図、平面図、断面図であり、図4(d)、図4(e)、図4(f)はそれぞれ、従来の下半身用衣類100aの斜視図、平面図、断面図である。 図5は、本発明の下半身用衣類100とともに着用される一般の女性用ショーツ1を示す平面図であり、図5(a)は前側から見た形状を示し、図5(b)は後側から見た形状を示す。
以下、本発明を説明する。本明細書において使用される用語は、特に言及しない限り、当該分野で通常用いられる意味で用いられることが理解されるべきである。したがって、他に定義されない限り、本明細書中で使用される全ての専門用語および科学技術用語は、本発明の属する分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。矛盾する場合、本明細書(定義を含めて)が優先する。
本明細書において、「約」とは、後に続く数字の±10%の範囲内をいう。
本発明は、男性器の膨らみを形成する弾力性部材が着用時に押し潰されるのを抑制することができ、これにより着用した際に男性の身体のラインを形成することができる衣類を提供することを課題とし、
少なくとも表地を有する前身頃と後身頃とを備えた身体の下半身を覆う衣類であって、
前記前身頃の略中央部に設けられた収納部と、
前記収納部に収納される弾力性部材と
を備え、
前記収納部の表地には、前記表地の伸縮率よりも伸縮率の低い布地で構成された裏打ち部材が取り付けられている、衣類を提供することによって、上記課題を解決した。
すなわち、本発明の下半身用衣類(身体の下半身を覆う衣類)は、前身頃の略中央部に設けられた収納部に弾力性部材が収納され、収納部の表地には、表地の伸縮率よりも伸縮率の低い布地で構成された裏打ち部材が取り付けられているので、着用時に前身頃が全体的に伸びようとしても、裏打ち部材が取り付けられた収納部の表地の伸びは裏打ち部材により抑制される。このため、収納部に収納された弾力性部材が収納部の表地により押し潰されるのを抑制することができ、これにより着用した際に弾力性部材による膨らみが維持されるため、男性の身体のラインを形成することができる。
従って、本発明の下半身用衣類は、前身頃の略中央部に設けられた収納部に弾力性部材が設けられ、収納部の表地にこの表地の伸縮率よりも伸縮率の低い布地で構成された裏打ち部材が取り付けられているものであれば、その他の構成は任意であり得る。表地の伸縮率に対して、裏打ち部材の伸縮率は、約30%以上、約40%以上、約50%以上、または約70%以上低い。なお、本明細書において、「部材Aに対して、部材Bの伸縮率がX%以上低い」という場合、部材Aおよび部材Bを引っ張ったとき、部材Bの元の長さに対する最も伸びたときの全体の長さの割合である伸縮率(%)が、部材Aの元の長さに対する最も伸びたときの全体の長さの割合である伸縮率(%)よりもX以上小さいことを意味する。すなわち、「部材Aの伸縮率(%)−部材Bの伸縮率(%)≧X」である。
例えば、収納部は、表地の伸縮率と同じまたはそれよりも伸縮率の高い裏地をさらに備えていてもよい。この場合、表地と裏地との間に弾力性部材が配置されていれば任意の形態であり得る。例えば、弾力性部材は裏打ち部材と裏地との間に配置されていてもよいし、弾力性部材は表地と裏打ち部材との間に配置されていてもよい。弾力性部材を収納部内で表地と裏地とにより保持した場合、弾力性部材が収納部から脱落するのを抑制することが可能となる。
また、前身頃に設けられた収納部の表地および裏地の材質は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエステル、ポリウレタン、コットン、ナイロン、シルク、レーヨン、麻、ウール、またはこれらの任意の組み合わせの繊維を含む布地であり得る。
表地および裏地の伸縮率は特に限定されるものではないが、好ましい実施形態において、一般に入手可能な布地の伸縮率である約150%〜約250%の範囲である。
本発明の裏打ち部材は、前身頃の略中央部に設けられた収納部の伸びを抑制する働きを有するものである。裏打ち部材の材質は、前身頃に設けられた収納部の表地および裏地の材質に比べて伸縮率の低い材質のものであれば、任意であり得る。1つの実施形態において、不織布であるが、これに限定されない。例えば、織布であってもよい。さらに、裏打ち部材に用いる不織布はこれらの繊維のいずれかからなるものでもよい。さらに、裏打ち部材の伸縮率(%)は特に限定されるものではないが、好ましい実施形態において、裏打ち部材の伸縮率(%)は約130%以下である。裏打ち部材として伸縮率(%)が約130%以下のものを用いることで、着用時にも収納部の形状を維持することができ、および/または本発明で必要な伸縮率差(例えば、約30%以上、約50%以上など)を確保する場合に、表地の材料選択の自由度が広がり得る。
本発明の弾力性部材は、下半身用衣類の前身頃の略中央部に配置することで男性器の膨らみを形成するための弾力性のある部材である。
弾力性部材の材質は、弾力性がある部材であれば任意の材料であり得る。例えば、ウレタンスポンジ材、あるいは、不織布であってもよい。
また、下半身用衣類の形態としては、任意の形態でありえる。例えば、トランクス(ボクサーパンツ)あるいはブリーフなどが挙げられる。
収納部の表地に取り付けられる裏打ち部材の取り付ける方法は任意の手段であり得る。
たとえば、縫合、溶着、あるいは接着などの方法である。
収納部が備える裏地の取り付ける方法も、任意の手段であり得る。例えば、縫合、溶着、あるいは接着などの方法である。そして、裏地は表地に取り付けてもよいし、裏打ち部材に取り付けてもよい。
以下、本発明の好ましい実施形態として、下半身用衣類がボクサーパンツであり、裏打ち部材が不織布であり、弾力性部材は、ウレタンスポンジ材を伸縮性布地で包み込んだクッション部材である場合を挙げて説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1による下半身用衣類100の外観を示す斜視図である。
この下半身用衣類100は、性同一性障害の女性用の下着(トランクス)であり、女性が着用したときに股間部分に男性器のような膨らみが現われる構造を有している。
すなわち、この下半身用衣類100は、前身頃101、後身頃102、股部103を含み、これらを繋ぎ合わせて下着部分110が形成されている。下半身用衣類100はウエスト伸縮部120を有し、ウエスト伸縮部120は、下着部分110の上縁に取り付けられた環状の伸縮性帯体であり、ゴムなどの弾性部材の弾力により身体Bの腰回りに密着することで、下着部分110が身体Bに対する着用位置からずれないように下着部分110を保持する働きがある。
この下半身用衣類100は、女性が身体Bに付けた状態では、図1に示すように前身頃101の股間部分Rを男性器の膨らみのような盛り上がった形状とする構造を有している。
図2は、図1に示す下半身用衣類100の構造を説明するための図であり、図2(a)は下半身用衣類100の前側から見た形状を示し、図2(b)は下半身用衣類100の後側から見た形状を示し、図2(c)は、図2(a)のA−A線断面の構造を示す。
下半身用衣類100は、前身頃101の略中央部に設けられた収納部130と、収納部130に収納される弾力性部材140とを備えている。
この下半身用衣類100では、前身頃101、後身頃102および股部103はそれぞれ、伸縮性を有する同一種類の布地(表地)11、12、13で構成されており、それぞれの表地が縫合により繋ぎ合わせられて下着部分110が構成されている。前身頃101の布地(表地)には、その中央部分が***するように、中央部分の下端から上方に向う縫製部分Lが形成されており、この***した中央部分の裏側が弾力性部材140の収納部130となっている。
また、前身頃101を構成する表地11のうちの収納部130に相当する部分には、表地11の伸縮率よりも伸縮率の低い布地で構成された裏打ち部材14が取り付けられている。さらに、前身頃101のうちの収納部130が設けられている部分では、表地11に裏地11aが取り付けられており、裏地11aと裏打ち部材15との間に弾力性部材140が配置されている。
ここで、前身頃101、後身頃102、股部103を構成する布地(表地)は、ポリエステル、ポリウレタン、コットン、ナイロンなどの繊維からなる伸縮率の高い布地が用いられており、前身頃101の収納部130で用いられている裏地11aも、その表地と同様の繊維、またはそれよりも伸縮率の高い布地が用いられている。前身頃101、後身頃102、股部103に用いられる布地の伸縮率(%)は特に限定されるものではないが、最大伸縮率が約150%〜約250%の範囲の布地が用いられる。具体的には、伸縮率(%)が約200%の布地が用いられ得る。この布地は、例えば、ポリウレタンとコットンとを混合した布地である。
また、裏打ち部材14としては、前身頃101、後身頃102、股部103を構成する布地に比べて伸びが抑制される伸縮率が約130%の布地が用いられ得る。伸縮率が約130%の低い布地として、1つの実施形態において不織布が用いられる。
弾力性部材140には、ウレタンスポンジ材を伸縮率の高い布地で包み込んだクッション部材が用いられているが、これに限定されない。例えば、弾力性部材140は、不織布などを伸縮率の高い布地で包み込んだものでもよい。あるいは、弾力性部材140は、ウレタンスポンジ材を男性器(陰茎部分)の形状に加工したものでもよい。
以下、下半身用衣類100の下着部分110の構造をより詳しく説明する。
図3は、図1に示す下半身用衣類100を裏返しにして示す平面図であり、図3(a)は下半身用衣類100を前側から見た形状を示し、図3(b)は下半身用衣類100に対して弾力性部材140を出し入れする様子を示す。
下半身用衣類100の下着部分110は、前身頃101、後身頃102および股部103を構成する布地(表地)11、12、13を縫合により一体化することにより形成されている。具体的には、前身頃101と後身頃102とは、それぞれの表地11の側端部同士を縫合することにより接合されている。前身頃101および後身頃102と股部103とは、股布13の一方の側端部が前身頃101の表地11の下端部に縫合され、かつ、股布13の他方の側端部が後身頃102の表地12の下端部に縫合されている。これにより前身頃101、後身頃102および股部103の各部の布地(表地)11、12、13が一体に接合されて下着部分110が形成されている。ただし、前身頃101、後身頃102、股部103を一体化する方法は、各部の布地の縫合に限定されず、これらの布地の溶着あるいは溶着材による接着でもよい。
ここで、前身頃101の収納部130は、前身頃101の左右方向における中央部分が前方に迫り出すように前身頃101の表地11の中央部分を下端側から上方に向けて所定長さ(下着部分110の高さ寸法の3分の1程度)だけ縫い合わせることにより形成されている。図2(a)の線分Lはこの縫い合わせにより形成された縫合部分を示す。さらに、収納部130では前身頃101の表地11は裏打ち部材14で裏打ちされている。
具体的には、前身頃101の前方に迫り出した中央部分の裏側には凹状に窪んだ部分が形成されており、この部分が収納部130となっている。前身頃101の表地11のうちの収納部130に対応する部分には、収納部130の周縁に沿って裏打ち部材(裏打ち布)14が縫い付けられ、さらに、この部分の表地11には裏地11aが縫い付けられている。
このように前身頃101の表地11のうちの収納部130に対応する部分の周縁に沿って裏打ち部材(裏打ち布)14が取り付けられていることにより、収納部130の周縁部分は、その他の部分に比べて伸び難くなる。その結果、下半身用衣類100の着用状態で、前身頃101の表地11が全体的に引っ張られても、収納部130の内側では前身頃101の表地11の伸びが抑制され、これにより、収納部130に収納した弾力性部材140が前身頃101の表地11により押し潰されるのを抑制することができる。従って、この下半身用衣類100を女性が着用したときに、弾力性部材140による膨らみが維持され、着用した際に男性の身体のラインを形成することが可能となる。
さらに、収納部130ではその内側のスペースを覆うように裏地11aが収納部130の表地11に縫い付けられている。収納部130の表地11と裏地11aとは、収納部130の上端縁を除いて縫い付けられている。これにより、収納部130の表地11と裏地11aとが縫い付けられていない部分が、収納部130の表地11と裏地11aとで形成される袋状部分に弾力性部材140を出し入れするための開口130aとなる。
なお、収納部130の表地11に裏打ち布14や裏地11aを固着する方法は、縫い付けに限定されず、溶着であってもよいし、接着材による接着であってもよい。
次に本発明の下半身用衣類100の作用効果を説明する。
図4は、本発明の下半身用衣類100と従来の下半身用衣類100aとを対比して示し、図4(a)、図4(b)、図4(c)はそれぞれ、本発明の下半身用衣類100の斜視図、平面図、A1−A1線断面図であり、図4(d)、図4(e)、図4(f)はそれぞれ、従来の下半身用衣類100aの斜視図、平面図、A2−A2線断面図である。
本発明の下半身用衣類100では、図4(b)、図4(c)に示すように、前身頃101の表地11のうちの収納部130に対応する部分の内面には裏打ち部材14が縫い付けられているので、図4(a)に示すように下半身用衣類100を着用したときに前身頃101が引っ張られても収納部130は変形しない。そのため、収納部130に収納されている弾力性部材140が前身頃101の表地11とその裏地11aとの間で押しつぶされることはない。その結果、図4(a)に示すように、弾力性部材140による股間部分Raの膨らみが男性器らしく見え、そのため、男性の身体のラインが形成される。
これに対し、従来の下半身用衣類100aでは、図4(e)、図4(f)に示すように、前身頃101の表地11のうちの収納部130に対応する部分の内面には裏打ち部材14が存在していないので、図4(d)に示すように下半身用衣類100aを着用したときに前身頃101が引っ張られることで、弾力性部材140が収容されている収納部130が変形し、その表地11と裏地11aとの隙間が狭くなる。その結果、図4(d)に示すように、弾力性部材140が押し潰されて弾力性部材140による膨らみが抑制されるため、弾力性部材140による股間部分Rbの膨らみが男性器らしく見えなくなり、男性の身体のラインが形成されない。
なお、図4に示す実施形態において、本発明の下半身用衣類100は、そのまま肌に身に着ける場合について説示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図5に示すように、女性用ショーツを着用した上から着用することも可能である。
図4に示す実施形態における本発明の下半身用衣類100は、トランクスタイプであるので、生理中の女性が着用したとき生理用ナプキンを股間に載置が困難な場合がある。そのような場合には、図5に示すような女性用ショーツの上から着用することで生理中でも着用可能となる。
図5は、本発明の下半身用衣類100とともに着用される女性用ショーツ1を示す平面図であり、図5(a)は前側から見た形状を示し、図5(b)は後側から見た形状を示す。このショーツ1は、本発明の下半身用衣類100と同様に、下着部分1aと、ウエスト伸縮部1bとを含み、下着部分1aは、前身頃2、後身頃3、および股部4のそれぞれを構成する布地を縫い合わせたものである。
女性用のショーツ1は、生理用ナプキンを股間に容易に載置できる構造となっているので、女性用ショーツ1に本発明の下半身用衣類100を重ねて着用することで、生理中でも下半身用衣類100を着用することができる。
このように、本発明の下半身用衣類100は、性同一性障害の女性が女性用ショーツ1を着用した状態でさらに女性用ショーツの上から着用可能なものであるが、本発明の下半身用衣類100は、図5に示すような女性用ショーツと一体化した構造としてもよい。
すなわち、本発明の下半身用衣類は、図2に示す下半身用衣類100の内側に図5に示す女性用ショーツを縫い付けて一体化したものでもよい。この場合、性同一性障害の女性は、生理中であるか否かに拘わらず、本発明の下半身用衣類を着用することにより股間部分の膨らみが維持され、その結果、男性の身体のラインを形成することができる。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、衣類の分野において、男性器の膨らみを形成する弾力性部材が着用した際に押し潰されるのを抑制でき、これにより着用した際に弾力性部材による膨らみが維持され、男性の身体のラインを形成することができる衣類を提供できるものとして有用である。
11〜13 表地
11a 裏地
14 裏打ち部材
100 下半身用衣類
101 前身頃
102 後身頃
130 収納部
140 弾力性部材

Claims (1)

  1. 明細書に記載の発明。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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