JP2021010452A - 縦型洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗濯脱水槽内において洗濯物が絡むのが抑制する。【解決手段】本発明の縦型洗濯機1は、外槽2と、外槽2内に回転可能に設けられ、洗濯物を収容する洗濯脱水槽3と、洗濯脱水槽3に設けられ、洗濯脱水槽3内の洗濯液を洗濯脱水槽3の底部12から汲み上げて洗濯脱水槽3内に戻すための揚水路21と、揚水路21から洗濯脱水槽3内に洗濯液を吐出する複数の吐出口20aと、洗濯脱水槽3の底部12に設けられ、回転することによって洗濯脱水槽3内の洗濯物を移動させる回転翼5と、洗濯脱水槽3の底壁と回転翼5との間に設けられ、回転することによって洗濯脱水槽3内の洗濯液を洗濯脱水槽3の底部12から揚水路21へ送り込む揚水翼6と、洗濯脱水槽3、回転翼5および揚水翼6をそれぞれ独立して回転駆動できる駆動機構30と、駆動機構30を制御する回転駆動制御部と、を備え、洗い工程及びすすぎ工程において、揚水翼6のみを駆動する第1運転と、回転翼5のみを駆動する第2運転とが交互に行われる。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、洗い工程及びすすぎ工程を行う縦型洗濯機に関する。
従来、縦型洗濯機の洗い工程では、洗濯脱水槽の底部において回転翼を回転駆動し、回転駆動される回転翼を洗濯物に接触させて、回転翼の摩擦により洗濯物を洗浄するのが一般的である。
また、従来の縦型洗濯機としては、回転翼が洗濯脱水槽の底部において回転駆動されると共に、洗濯脱水槽の底壁と回転翼の間に揚水翼が回転自在に配置されたものがある(特許文献1参照)。揚水翼の上面には外輪歯車が設けられ、それと対向する回転翼の下面には、揚水翼の外輪歯車と噛み合う複数個の遊星歯車が各々回転自在に設けられている。洗濯脱水槽の底部に太陽歯車が固定され、その回りを遊星歯車が噛み合い、太陽歯車の周囲を回転する構成となっている。
特許文献1の縦型洗濯機では、洗濯やすすぎ時は、駆動モータにより回転翼を正転、反転させて回転翼に設けられた撹拌翼部の摩擦により衣類を洗浄するが、それと同時に、回転翼の回転は、揚水翼に設けられた外輪歯車に伝達され、揚水翼により洗濯槽の下部から上部に揚水した洗濯液を洗濯槽に吐出する。
特開2009−28509号公報
従来の縦型洗濯機では、洗い工程において、回転翼の摩擦により洗濯脱水槽内の洗濯物が洗浄されるが、洗濯脱水槽内において洗濯物が絡んでしまう問題がある。洗い工程において洗濯物が絡んだ状態で脱水工程が行われると、脱水工程終了後に洗濯脱水槽内から洗濯物を取り出す際、洗濯物の絡みを取り除きながら取り出す必要があり、洗濯脱水槽内からの洗濯物の取り出し性が非常に悪い。なお、すすぎ工程においても同様に、洗濯脱水槽内において洗濯物が絡む問題がある。
本発明の発明者は、洗い工程やすすぎ工程において洗濯脱水槽内の洗濯物が絡む要因を検討し、回転翼の摩擦により洗濯物が大きく撹拌される洗濯脱水槽の底部と、洗濯物が回転翼と接触しない洗濯脱水槽の上部とでは、洗濯物の撹拌量に差があることが要因であると考えた。
そこで、従来の縦型洗濯機では、洗濯脱水槽の底部において洗濯物を回転駆動される回転翼の摩擦により洗浄していたのに対して、本発明者は、洗濯脱水槽の側面から洗濯液を吐出させて洗濯脱水槽内に水流を形成し、その水流により洗濯脱水槽内において洗濯物を洗浄する方法について研究を行った。
その研究を行った結果、本発明者は、洗濯脱水槽内に洗濯液を吐出させたときに洗濯脱水槽内に形成される水流により洗浄する場合、洗濯脱水槽の底部と上部とで洗濯物の撹拌量の差が小さいため、洗濯脱水槽内において洗濯物が絡むのが抑制されることを見出した。なお、上述した特許文献1の縦型洗濯機では、揚水翼と回転翼とは同時に回転駆動されるため、回転翼を回転駆動しないで揚水翼のみを回転駆動することはできない。
すなわち、本発明の縦型洗濯機は、外槽と、前記外槽内に回転可能に設けられ、洗濯物を収容する洗濯脱水槽と、前記洗濯脱水槽に設けられ、前記洗濯脱水槽内の洗濯液を前記洗濯脱水槽の底部から汲み上げて前記洗濯脱水槽内に戻すための揚水路と、前記揚水路から前記洗濯脱水槽内に洗濯液を吐出する吐出部と、前記洗濯脱水槽の底部に設けられ、回転することによって前記洗濯脱水槽内において洗濯物を移動させる回転翼と、前記洗濯脱水槽の底壁と前記回転翼との間に設けられ、回転することによって前記洗濯脱水槽内の洗濯液を前記洗濯脱水槽の底部から前記揚水路へ送り込む揚水翼と、前記洗濯脱水槽、前記回転翼および前記揚水翼をそれぞれ独立して回転駆動できる駆動手段と、前記駆動手段を制御する制御手段と、を備え、洗い工程及びすすぎ工程の少なくとも一方において、前記揚水翼のみを駆動する第1運転と、前記回転翼のみを駆動する第2運転とが交互に行われることを特徴とする。
また本発明は、洗い工程またはすすぎ工程において、前記第1運転の駆動時間は、前記第2運転の駆動時間より長いことを特徴とする。
また本発明は、前記洗濯脱水槽は、所定方向にのみ回転可能に構成されており、前記制御手段は、前記第2運転において前記回転翼を前記所定方向と反対方向に駆動することを特徴とする。
また本発明は、前記洗濯脱水槽内の洗濯物の量に対応した負荷量を検出する負荷量検出手段を備え、前記制御手段は、前記負荷量検出手段により検出された負荷量に基づいて、前記第2運転における前記回転翼の駆動時間及び回転数の少なくとも一方を制御することが好適である。
また本発明は、前記吐出部は、縦方向または斜め方向にそれぞれ延在する複数の吐出口を含んでいることが好適である。
また本発明は、前記複数の吐出口は、前記洗濯脱水槽において複数の通水孔が形成された洗濯脱水部の高さ方向の全体にわたって洗濯液を吐出することが好適である。
本発明の縦型洗濯機では、洗い工程やすすぎ工程において、回転翼のみを駆動する第2運転により洗濯脱水槽内の洗濯物を少しずつ移動させながら、主に、揚水翼のみを駆動する第1運転が行われているときに洗濯液の吐出により洗濯脱水槽内に形成される水流により洗濯物を洗浄またはすすぎを行うことができる。
そのため、主に揚水翼のみを駆動する第1運転により洗濯物を洗浄するため、洗濯脱水槽の底部と上部とで洗濯物の撹拌量の差が小さい。よって、洗濯脱水槽内において洗濯物が絡むのが抑制され、洗濯脱水槽内からの洗濯物の取り出し性を向上させることができる。
また、水流により洗浄またはすすぎを行う度に洗濯物を移動させることにより、洗濯脱水槽内において洗濯液を吐出する吐出部と洗濯物との相対位置が変化する。そのため、洗いムラやすすぎムラが低減されて、洗濯脱水槽内にある洗濯物の全体を均等に洗浄またはすすぎを行うことができる。
本発明の縦型洗濯機では、洗い工程やすすぎ工程において、揚水翼のみを駆動する第1運転の駆動時間が回転翼のみを駆動する第2運転の駆動時間より長いため、洗濯脱水槽内において洗濯物が絡むのがより効果的に抑制される。よって、洗濯脱水槽内からの洗濯物の取り出し性をさらに向上させることができる。
本発明の縦型洗濯機では、第2運転において回転翼が洗濯脱水槽の回転不可能な方向に回転駆動されるため、第2運転において回転翼の回転により洗濯物が移動するときに、洗濯脱水槽が洗濯物の移動方向に回転するのが防止される。そのため、洗濯液を吐出する吐出部と洗濯物との相対位置を確実に変化させることができる。
本発明の縦型洗濯機では、洗濯脱水槽内の洗濯物の量に対応した負荷量に応じて、第2運転における回転翼の回転数及び駆動時間の少なくとも一方が制御されるため、水流により洗浄またはすすぎを行う度に、洗濯物を正確に移動させることができる。
本発明の縦型洗濯機では、吐出部が縦方向または斜め方向にそれぞれ延在する複数の吐出口を含んでいるため、洗濯脱水槽内の高さ方向の広い範囲において洗濯液を吐出することができる。よって、洗いムラやすすぎムラが効果的に低減される。
本発明の縦型洗濯機では、複数の吐出口から洗濯脱水槽において複数の通水孔が形成された洗濯脱水部の高さ方向の全体にわたって洗濯液が吐出されるため、洗いムラやすすぎムラがより効果的に低減される。
本発明の実施形態に係る縦型洗濯機1の模式的な断面図である。 縦型洗濯機1の洗濯脱水槽3に形成された3つの吐出口20aの配置を説明する図である。 縦型洗濯機1の駆動機構30の概略構成を示す図である。 縦型洗濯機1の第1運転及び第2運転を説明する図である。 縦型洗濯機1の制御ブロック図である。 縦型洗濯機1の洗濯工程の動作を示すフローチャートである。 縦型洗濯機1の洗い工程の動作を示すフローチャートである。 回転翼5の回転数・駆動時間決定ルーチンの動作を示すフローチャートである。 縦型洗濯機1のすすぎ工程の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態の縦型洗濯機1について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る縦型洗濯機1の模式的な断面図である。
縦型洗濯機1(以下、洗濯機1と称する場合がある)は、洗濯機本体としての筐体(図示せず)を有し、筐体の内部には有底円筒形状の外槽2が図示しない複数の吊棒により吊支されている。
外槽2は、上下方向に延びる円筒状の側壁7と、側壁7の下端を塞ぐ底壁8とを一体的に有している。外槽2の上端は、側壁7の上端縁によって開口2aが形成される。底壁8の中心位置には、貫通孔10が形成されている。外槽2には、洗濯液(洗剤が混ざった水や、真水)が底壁8側から溜められる。
洗濯脱水槽3は、外槽2内に収容されており、洗濯物が収容される。洗濯脱水槽3は、上下に延びる円筒状の側壁11と、側壁11の下端を塞ぐ底部12とを一体的に有している。洗濯脱水槽3の側壁11の上端縁によって開口3aが形成されており、開口3a近傍には、バランサ装置3bが配置されている。
洗濯脱水槽3は、脱水槽を兼ねており、バランサ装置3bより下方にある側壁11には、多数の通水孔11aが形成されている。そのため、側壁11は、バランサ装置3bより下方において多数の通水孔11aが形成された部分である洗濯脱水部11Aとを有している。
洗濯脱水槽3は、その底部12に固定された支持軸16を中心に回転自在に軸支されている。支持軸16は、図示しないワンウェイベアリングにより回転自在に軸支されているため、所定方向(平面視において右回転方向)のみ回転可能であり、所定方向と反対方向(平面視において左回転方向)には回転することはできない。支持軸16は、鉛直方向に沿っており、洗濯脱水槽3は、鉛直方向に平行な回転軸の周りを回転する。
洗濯脱水槽3の底部12は、上側の第1底壁17と、下側の第2底壁18とを有しており、第1底壁17と第2底壁18との間には、空間12aが形成されている。
第1底壁17は、環状に形成されており、洗濯脱水槽3の側壁11の下端部に接続されている。第1底壁17には、洗濯脱水槽3の底部12に接続されない部分が存在し、この部分には、上下に延びるカバー20が連結されている。
カバー20は、側壁11に対向した状態で接続され、側壁11に沿って上方に延びている。カバー20は、側壁11と一体となって、管状の揚水路21を構成している。揚水路21の下端には、空間12aに対して連通する取込口22が設けられ、揚水路21の上端には、洗濯脱水槽3内に連通する吐出口20aが設けられている。
洗濯脱水槽3の底部12には、回転翼5が設けられている。回転翼5は、洗い工程およびすすぎ工程において、回転することによって洗濯脱水槽3内の洗濯物を移動させるための部材である。
洗濯脱水槽3の底部12と回転翼5との間の空間12aには、揚水翼6が設けられている。揚水翼6は、回転することによって洗濯脱水槽3内の洗濯液を洗濯脱水槽3の底部12から揚水路21へ送り込むものである。
揚水翼6は、支持軸16に嵌挿された回転軸6aを中心に回転自在に設けられ、回転翼5は、回転軸6aに嵌挿された回転軸5aを中心に回転自在に設けられている。
洗濯脱水槽3は、揚水路21と洗濯脱水槽3内にそれぞれ連通する3つの吐出口20aを有している。3つの吐出口20aは、平面視で略120度おきに配置されており、それぞれ縦方向に延在するように形成されている。図2は、3つの吐出口20aを洗濯脱水槽3の内側からそれぞれ見た図であるが、3つの吐出口20aは、互いに異なる高さに配置されている。
3つの吐出口20aは、同一の縦方向長さをそれぞれ有しており、その縦方向長さは、多数の通水孔11aが形成された部分である洗濯脱水部11Aの縦方向長さの約3分の1である。そのため、3つの吐出口20aの縦方向長さの合計は、洗濯脱水部11Aの縦方向長さと略同一である。よって、3つの吐出口20aは、洗濯脱水槽3の洗濯脱水部11Aの高さ方向の全体にわたって洗濯液を吐出する。これにより、本実施形態の縦型洗濯機1では、洗濯脱水槽3内の洗濯物の量にかかわらず、洗濯脱水槽3内において水流を発生することができる。
本実施形態の縦型洗濯機1において、吐出部として、縦方向にそれぞれ延在する複数の吐出口20aを含んでいる。
これにより、本実施形態の縦型洗濯機1では、吐出部として、縦方向にそれぞれ延在する複数の吐出口20aを含んでいるため、洗濯脱水槽3内の高さ方向の広い範囲において洗濯液を吐出することができる。よって、洗いムラやすすぎムラが効果的に低減される。
本実施形態の縦型洗濯機1において、複数の吐出口20aは、洗濯脱水槽3において複数の通水孔11aが形成された洗濯脱水部11Aの高さ方向の全体にわたって洗濯液を吐出する。
これにより、本実施形態の縦型洗濯機1では、複数の吐出口20aから洗濯脱水槽3において複数の通水孔11aが形成された洗濯脱水部11Aの高さ方向の全体にわたって洗濯液が吐出されるため、洗いムラやすすぎムラがより効果的に低減される。
洗濯脱水槽3、回転翼5及び揚水翼6を回転駆動する駆動機構30について、図3に基づいて説明する。図3は、洗濯機1の駆動機構30の概略構成を示している。
駆動機構30は、モータ31と、クラッチ装置32a、32b、32cとを有しており、モータ31が発生した駆動力によって、洗濯脱水槽3、回転翼5及び揚水翼6をそれぞれ回転駆動する。
具体的には、モータ31は、洗濯脱水槽3に接続された支持軸16、回転翼5に接続された回転軸5a及び揚水翼6に接続された回転軸6aに対して、クラッチ装置32a、32b、32cを介して接続されている。クラッチ装置32a、32b、32cは、洗濯機1の一部であり、公知の構成を用いることができる。
クラッチ装置32a、32b、32cは、モータ31が発生した駆動力をそのモータ駆動軸から受け取って、その駆動力を、洗濯脱水槽3に接続された支持軸16と、回転翼5に接続された回転軸5aと、揚水翼6に接続された回転軸6aとに対して、伝達したり遮断したりすることができる。
本実施形態では、クラッチ装置32a、32b、32cの状態について、モータ31の駆動力を支持軸16、回転軸5a及び回転軸6aに対して伝達する状態をオン状態とし、モータ31の駆動力を支持軸16、回転軸5a及び回転軸6aに対して伝達しない状態をオフ状態とする。
したがって、洗濯機1では、クラッチ装置32a、32b、32cをそれぞれ独立して制御することにより、洗濯脱水槽3、回転翼5、揚水翼6をそれぞれ独立して駆動することができる。洗濯機1は、後述する図4に示すように、洗い工程またはすすぎ工程において、洗濯脱水槽3を停止した状態で、揚水翼6のみを回転駆動する第1運転と、回転翼5のみを回転駆動する第2運転とをすることができる。
第1運転は、洗い工程またはすすぎ工程において、揚水翼6を回転駆動し且つ回転翼5を回転駆動しない運転であり、揚水路21の吐出口20aから吐出される流水により洗濯物を洗浄またはすすぎを行う運転である。第1運転では、洗濯脱水槽3の洗濯液内にある洗濯物に対して、吐出口20aから吐出される洗濯液の水流が衝突することにより、洗濯物が洗浄される。そのとき、回転翼5は停止しており、洗濯脱水槽3内の洗濯物が回転翼5の摩擦により損傷することがない。
第2運転は、洗い工程またはすすぎ工程において、回転翼5を回転駆動し且つ揚水翼6を回転駆動しない運転であり、回転翼5により洗濯脱水槽3内の洗濯物を移動させる運転である。第2運転では、吐出口20aに対する洗濯物の相対位置を変化させるために回転翼5が回転駆動されるが、具体的には、回転翼5の回転駆動により洗濯物が例えば約30度回転方向に移動する。
図5は、本実施形態の洗濯機1の制御ブロック図である。洗濯機1の制御部50は、図5に示すように、例えば、マイクロコンピュータなどで構成されており、CPUと、洗濯機1の動作を制御するプログラムが格納されたROMと、上記プログラムを実行する際に用いられるデータ等が一時的に記憶されるRAMとを備えている。洗濯機1の運転動作は、この制御部50によって制御される。
本実施形態の縦型洗濯機1において、制御部50は、洗い工程、すすぎ工程及び脱水工程の各運転が行われるようにモータ31を制御する。
制御部50は、負荷量検出部51と、回転制御部52と、回転駆動制御部53とを有している。制御部50には、モータ31と、クラッチ装置32a、32b、32cとが接続されている。
負荷量検出部51は、洗濯脱水槽3内の洗濯物の量に対応した負荷量を検出する。本実施形態において、負荷量は、洗濯物の重量で示される。洗濯機1では、洗濯動作が開始された際に、モータ31を短時間オンさせて回転翼5を回転駆動し、その後、モータ31をオフすると、回転翼5は惰性で回転する。
負荷量検出部51は、この惰性回転期間中、モータ31の回転に同期したパルス信号を計数し、その計数値に基づいて負荷量を検出する。なお、負荷量が大きいほど回転翼5の回転に対する抵抗が大きいから、惰性回転の継続時間は短くなる。
回転決定部52は、負荷量検出部51により検出された負荷量に基づいて、洗い工程またはすすぎ工程における回転翼5の回転数及び駆動時間を決定する。
具体的には、回転決定部52は、負荷量が多いほど、回転翼5の回転数を大きく且つ回転翼5の駆動時間を長くなるように決定し、負荷量が少ないほど、回転翼5の回転数を小さく且つ回転翼5の駆動時間を短くなるように決定する。
回転駆動制御部53は、洗い工程またはすすぎ工程において、洗濯脱水槽3が停止した状態において、揚水翼6のみを回転駆動する第1運転と、回転翼5のみを回転駆動する第2運転とのいずれかを行うように、モータ31と、クラッチ装置32a、32b、32cとを制御する。
本実施形態の縦型洗濯機1は、外槽2と、外槽2内に回転可能に設けられ洗濯物を収容する洗濯脱水槽3と、洗濯脱水槽3に設けられ、洗濯脱水槽3内の洗濯液を洗濯脱水槽3の底部12から汲み上げて洗濯脱水槽3内に戻すための揚水路21と、揚水路21から洗濯脱水槽3内に洗濯液を吐出する吐出部である複数の吐出口20aと、洗濯脱水槽3の底部12に設けられ、回転することによって洗濯脱水槽3内の洗濯物を移動させる回転翼5と、洗濯脱水槽3の底壁と回転翼5との間に設けられ、回転することによって洗濯脱水槽3内の洗濯液を洗濯脱水槽3の底部12から揚水路21へ送り込む揚水翼6と、洗濯脱水槽3、回転翼5および揚水翼6をそれぞれ独立して回転駆動できる駆動手段である駆動機構30と、駆動機構30を制御する制御手段である回転駆動制御部52とを備え、洗い工程及びすすぎ工程において、揚水翼6のみを駆動する第1運転と、回転翼5のみを駆動する第2運転とが交互に行われる。
これにより、本実施形態の縦型洗濯機1では、洗い工程やすすぎ工程において、回転翼5のみを駆動する第2運転により洗濯脱水槽3内の洗濯物を少しずつ移動させながら、主に、揚水翼6のみを駆動する第1運転が行われているときに洗濯液の吐出により洗濯脱水槽3内に形成される水流により洗濯物を洗浄またはすすぎを行うことができる。
そのため、主に揚水翼6のみを駆動する第1運転により洗濯物を洗浄するため、洗濯脱水槽の底部と上部とで洗濯物の撹拌量の差が小さい。よって、洗濯脱水槽3内において洗濯物が絡むのが抑制され、洗濯脱水槽3内からの洗濯物の取り出し性を向上させることができる。
また、水流により洗浄またはすすぎを行う度に洗濯物を移動させることにより、洗濯脱水槽3内において洗濯液を吐出する複数の吐出口20aと洗濯物との相対位置が変化する。そのため、洗いムラやすすぎムラが低減されて、洗濯脱水槽3内にある洗濯物の全体を均等に洗浄またはすすぎを行うことができる。
洗濯機1の洗濯工程の動作について、図6に基づいて説明する。
<ステップS1>
ステップS1において、使用者が洗濯脱水槽3内に洗濯物を投入し、適宜の設定を行ってスタートキーを押すと、制御部50は、洗い工程を実行する。洗い工程の詳細については後述する。
<ステップS2>
洗い工程が終了すると、ステップS2において、制御部50は、洗濯脱水槽3内の水を排水して、中間脱水工程を実行する。
<ステップS3>
そして、中間脱水工程が終了すると、ステップS3において、制御部50は、第1のすすぎ工程を実行する。第1のすすぎ工程の詳細については後述する。
<ステップS4>
第1のすすぎ工程が終了すると、ステップS4において、制御部50は、洗濯脱水槽3内の水を排水して、中間脱水工程を実行する。
<ステップS5>
そして、中間脱水工程が終了すると、ステップS5において、制御部50は、第2のすすぎ工程を実行する。第2のすすぎ工程の動作は、第1のすすぎ工程の動作と同様である。
<ステップS6>
第2のすすぎ工程が終了すると、ステップS6において、制御部50は、洗濯脱水槽3内の水を排水して、最終脱水工程を実行する。最終脱水工程が終了すると、洗濯工程の動作が終了する。
(洗い工程の動作)
洗濯機1の洗い工程の動作について、図7に基づいて説明する。
<ステップS101>
ステップS101において、制御部50は、洗い工程及びすすぎ工程における回転翼5の回転数・駆動時間決定ルーチンを実行する。なお、制御部50は、負荷量検出処理で検出された負荷量に応じて複数段階に定められた洗濯水位を決定する。
回転翼5の回転数・駆動時間決定ルーチンの動作を、図8に基づいて説明する。
<ステップS201、S202>
ステップS201において、制御部50は、負荷量検出部51で検出された負荷量が7kg以上か否かを判定する。制御部50が、負荷量が7kg以上であると判定した場合、ステップS202に進んで、洗い工程及びすすぎ工程における回転翼5の回転数を150rpmに決定し、駆動時間を2秒に決定する。
<ステップS203、S204>
ステップS201において、制御部50が、負荷量が7kg以上でないと判定した場合、ステップS203に進んで、制御部50は、負荷量検出部51で検出された負荷量が4kg以上か否かを判定する。制御部50が、負荷量が4kg以上であると判定した場合、ステップS204に進んで、洗い工程及びすすぎ工程における回転翼5の回転数を120rpmに決定し、駆動時間を1.5秒に決定する。
<ステップS205>
ステップS203において、制御部50が、負荷量が4kg以上でないと判定した場合、ステップS205に進んで、洗い工程及びすすぎ工程における回転翼5の回転数を100rpmに決定し、駆動時間を1秒に決定する。
本実施形態の縦型洗濯機1において、洗濯脱水槽3内の洗濯物の量に対応した負荷量を検出する負荷量検出手段を備え、制御手段は、負荷量検出手段により検出された負荷量に基づいて、第2運転における回転翼の駆動時間及び回転数の少なくとも一方を制御する。
これにより、本実施形態の縦型洗濯機1では、洗濯脱水槽3内の洗濯物の量に対応した負荷量に応じて、第2運転における回転翼5の回転数及び駆動時間が制御されるため、水流により洗浄またはすすぎを行う度に、洗濯物を正確に移動させることができる。
<ステップS102>
回転翼5の回転数・駆動時間決定ルーチンにおいて、洗い工程及びすすぎ工程における回転翼5の回転数及び駆動時間が決定されると、図7のフローチャートに戻って、ステップS102において、制御部50は、負荷量検出処理により決定された洗濯水位まで洗濯脱水槽3内に給水を行う。
<ステップS103>
洗濯水位まで洗濯脱水槽3内に給水が行われると、ステップS103において、制御部50は、揚水翼6のみを駆動する第1運転を行う。第1運転における揚水翼6の回転数は、300rpmであり、駆動時間は20秒である。これにより、洗濯液の吐出により洗濯脱水槽3内に形成される水流により、洗濯脱水槽3内の洗濯物は、水流洗浄される。
<ステップS104>
第1運転が終了すると、ステップS104において、制御部50は、回転翼5のみを駆動する第2運転を行う。第2運転における回転翼5の回転数及び駆動時間は、ステップS101の回転翼5の回転数・駆動時間決定ルーチンで決定された値が使用される。これにより、洗濯脱水槽3内の洗濯物は、回転駆動される回転翼5に接触して移動する。
制御部50は、第2運転において、洗濯脱水槽3が回転可能な所定方向(平面視において右回転方向)と反対方向に、回転翼5を回転駆動する。すなわち、制御部50は、第2運転において、平面視において左回転方向に回転翼5を回転駆動する。
本実施形態の縦型洗濯機1において、洗濯脱水槽3は、所定方向にのみ回転可能に構成されており、制御手段である回転駆動制御部53は、第2運転において回転翼5を所定方向と反対方向に駆動する。
これにより、本実施形態の縦型洗濯機1では、第2運転において回転翼5が洗濯脱水槽3の回転不可能な方向に回転駆動されるため、第2運転における回転翼5の回転により洗濯物が移動するときに、洗濯脱水槽3が洗濯物の移動方向に回転するのが防止される。そのため、洗濯液を吐出する吐出口20aと洗濯物との相対位置を確実に変化させることができる。
<ステップS105>
第2運転が終了すると、ステップS105において、制御部50は、所定の洗い時間が経過したか否かを判定する。
ステップS105において、制御部50が、所定の洗い時間が経過してないと判定した場合、ステップS103に進んで、揚水翼6のみを駆動する第1運転を行う。
ステップS105において、制御部50は、所定の洗い時間が経過したと判定した場合、洗い工程を終了する。
本実施形態では、洗い工程において、1回の第1運転における揚水翼6の駆動時間は20秒であるのに対して、1回の第2運転における回転翼5の駆動時間は、負荷量に応じて2秒、1.5秒または1秒である。そのため、洗い工程において、第1運転と第2運転とは同一の回数行われるため、第1運転の駆動時間は、第2運転の駆動時間より長い。
このように、縦型洗濯機1では、第1運転が比較的長時間(例えば20秒)行われることにより洗濯脱水槽3内の洗濯物の水流洗浄が行われる度に、第2運転が比較的短時間(例えば2秒、1.5秒または1秒)行われることにより洗濯脱水槽3内の洗濯物が移動する。
洗濯脱水槽3内の洗濯物が移動することにより、洗濯脱水槽3内の洗濯物において、複数の吐出口20aから吐出される洗濯液が衝突する部分が変化し、洗濯脱水槽3内の洗濯物を均等に洗浄することができて、洗いムラが低減される。
本実施形態の縦型洗濯機1において、洗い工程において、第1運転の駆動時間は、第2運転の駆動時間より長い。
これにより、本実施形態の縦型洗濯機1では、洗い工程において、揚水翼6のみを駆動する第1運転の駆動時間が回転翼5のみを駆動する第2運転の駆動時間より長いため、洗濯脱水槽3内において洗濯物が絡むのがより効果的に抑制される。よって、洗濯脱水槽3内からの洗濯物の取り出し性をさらに向上させることができる。
(すすぎ工程の動作)
洗濯機1のすすぎ工程の動作について、図9に基づいて説明する。
<ステップS301>
ステップS301において、制御部50は、洗い工程及びすすぎ工程における回転翼5の回転数・駆動時間決定ルーチンを実行する。なお、制御部50は、負荷量検出処理で検出された負荷量に応じて複数段階に定められたすすぎ水位を決定する。回転翼5の回転数・駆動時間決定ルーチンの動作は、ステップS101と同様である。
<ステップS302>
ステップS302において、制御部50は、負荷量検出処理により決定されたすすぎ水位まで洗濯脱水槽3内に給水を行う。
<ステップS303>
すすぎ水位まで洗濯脱水槽3内に給水が行われると、ステップS303において、制御部50は、揚水翼6のみを駆動する第1運転を行う。第1運転における揚水翼6の回転数は、300rpmであり、駆動時間は20秒である。これにより、洗濯液の吐出により洗濯脱水槽3内に形成される水流により、洗濯脱水槽3内の洗濯物は、水流すすぎされる。
<ステップS304>
第1運転が終了すると、ステップS304において、制御部50は、回転翼5のみを駆動する第2運転を行う。第2運転における回転翼5の回転数及び駆動時間は、ステップS301の回転翼5の回転数・駆動時間決定ルーチンで決定された値が使用される。これにより、洗濯脱水槽3内の洗濯物は、回転駆動される回転翼5に接触して移動する。
<ステップS305>
第2運転が終了すると、ステップS305において、制御部50は、所定のすすぎ時間が経過したか否かを判定する。
ステップS305において、制御部50が、所定のすすぎ時間が経過してないと判定した場合、ステップS303に進んで、揚水翼6のみを駆動する第1運転を行う。
ステップS305において、制御部50は、所定のすすぎ時間が経過したと判定した場合、すすぎ工程を終了する。
本実施形態では、洗い工程と同様に、すすぎ工程において、1回の第1運転における揚水翼6の駆動時間は20秒であるのに対して、1回の第2運転における回転翼5の駆動時間は、負荷量に応じて2秒、1.5秒または1秒である。そのため、すすぎ工程において、第1運転と第2運転とは同一の回数行われるため、第1運転の駆動時間は、第2運転の駆動時間より長い。
このように、縦型洗濯機1では、第1運転が比較的長時間(例えば20秒)行われることにより洗濯脱水槽3内の洗濯物の水流すすぎが行われる度に、第2運転が比較的短時間(例えば2秒、1.5秒または1秒)行われることにより洗濯脱水槽3内の洗濯物が移動する。
洗濯脱水槽3内の洗濯物が移動することにより、洗濯脱水槽3内の洗濯物において、複数の吐出口20aから吐出される洗濯液が衝突する部分が変化し、洗濯脱水槽3内の洗濯物を均等にすすぐことができて、すすぎムラが低減される。
本実施形態の縦型洗濯機1において、すすぎ工程において、第1運転の駆動時間は、第2運転の駆動時間より長い。
これにより、本実施形態の縦型洗濯機1では、すすぎ工程において、揚水翼6のみを駆動する第1運転の駆動時間が回転翼5のみを駆動する第2運転の駆動時間より長いため、洗濯脱水槽3内において洗濯物が絡むのがより効果的に抑制される。よって、洗濯脱水槽3内からの洗濯物の取り出し性をさらに向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は上述した実施形態のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態において、洗濯脱水槽3は、揚水路21と洗濯脱水槽3内にそれぞれ連通する3つの吐出口20aを有し、3つの吐出口20aは、縦方向にそれぞれ延在しているが、吐出口20aの数、形状、配置は、それに限られない。例えば、複数の吐出口20aは、斜め方向にそれぞれ延在してよい。
上記実施形態において、複数の吐出口20aが、洗濯脱水槽3において複数の通水孔11aが形成された洗濯脱水部11Aの高さ方向の全体にわたって洗濯液を吐出するが、それに限られない。複数の吐出口20aは、洗濯脱水部11Aの高さ方向の全体にわたって洗濯液を吐出しなくてよい。
上記実施形態において、複数の吐出口20aの縦方向長さの合計が洗濯脱水部11Aの高さ方向長さと略同一であることにより、洗濯脱水部11Aの高さ方向の全体にわたって洗濯液を吐出するが、例えば、複数の吐出口20aの縦方向長さが短いため、複数の吐出口20aの縦方向長さの合計が洗濯脱水部11Aの高さ方向長さより短い場合でも、吐出口20aから洗濯液を吐出口20aの縦方向長さより広い範囲に広がるように吐出することにより、洗濯脱水部11Aの高さ方向の全体にわたって洗濯液を吐出してよい。
上記実施形態では、洗い工程及びすすぎ工程において、第2運転における回転翼5の回転数及び駆動時間の両方が負荷量に基づいて制御されるが、第2運転における回転翼5の回転数及び駆動時間が負荷量にかかわらず同一でもよい。また、洗い工程及びすすぎ工程において、第2運転における回転翼5の回転数のみが負荷量に基づいて制御されてよいし、第2運転における回転翼5の駆動時間のみが負荷量に基づいて制御されてよい。
上記実施形態において、鉛直方向に平行な回転軸の周りを回転する洗濯脱水槽3を有する縦型洗濯機1について説明したが、本発明は、鉛直方向に対して例えば0〜10度傾斜した回転軸の周りを回転する洗濯脱水槽3を有する縦型洗濯機1を含む。
上記実施形態では、第2運転において、回転翼5の回転駆動により洗濯物が例えば約30度回転方向に移動するが、回転翼5の回転駆動により洗濯物が回転方向に移動する量は、任意である。
上記実施形態では、第2運転において回転翼5が洗濯脱水槽3の回転不可能な方向に回転駆動されるが、第2運転において回転翼5が洗濯脱水槽3の回転可能な方向に回転駆動されてよい。
上記実施形態では、洗い工程及びすすぎ工程において、第1運転が終了した後、第2運転が開始され、1回の第1運転と1回の第2運転とが交互に行われているが、それに限られない。
例えば、洗い工程及びすすぎ工程において、第1運転が終了するまでに第2運転が開始された場合、第1運転、揚水翼6及び回転翼5の両方が駆動される運転、第2運転が繰り返されるが、その場合でも、第1運転と第2運転とが交互に行われることになる。
すなわち、本発明において、洗い工程及びすすぎ工程において、第1運転と第2運転とが交互に行われるとは、第1運転が行われた後、第2運転が行われ、その後、第1運転と第2運転とが繰り返される場合、洗い工程及びすすぎ工程において、第1運転以外の運転や第2運転以外の運転を含んでいてよい。
上記実施形態では、洗い工程及びすすぎ工程において、第1運転の回数と第2運転の回数とは同一であるが、第1運転の回数と第2運転の回数は同一でなくてよい。例えば、洗い工程またはすすぎ工程において、第1運転が第1所定回数行われた後、第2運転が第1所定回数と異なる第2所定回数行われ、その後、第1所定回数の第1運転と第2所定回数の第2運転とが繰り返された場合、本発明において、洗い工程またはすすぎ工程において、第1運転と第2運転とが交互に行われる場合に含まれる。
上記実施形態では、洗い工程及びすすぎ工程において、第1運転と第2運転とが交互に行われているが、洗い工程及びすすぎ工程の少なくとも一方において、第1運転と第2運転とが交互に行われてよい。
1 縦型洗濯機
2 外槽
3 洗濯脱水槽
5 回転翼
6 揚水翼
11a 通水孔
11A 洗濯脱水部
12 洗濯脱水槽の底部
31 モータ
20a 吐出口(吐出部)
21 揚水路
30 駆動機構(駆動手段)
51 負荷量検出部(負荷量検出手段)
52 回転制御部
53 回転駆動制御部(制御手段)

Claims (6)

  1. 外槽と、
    前記外槽内に回転可能に設けられ、洗濯物を収容する洗濯脱水槽と、
    前記洗濯脱水槽に設けられ、前記洗濯脱水槽内の洗濯液を前記洗濯脱水槽の底部から汲み上げて前記洗濯脱水槽内に戻すための揚水路と、
    前記揚水路から前記洗濯脱水槽内に洗濯液を吐出する吐出部と、
    前記洗濯脱水槽の底部に設けられ、回転することによって前記洗濯脱水槽内において洗濯物を移動させる回転翼と、
    前記洗濯脱水槽の底壁と前記回転翼との間に設けられ、回転することによって前記洗濯脱水槽内の洗濯液を前記洗濯脱水槽の底部から前記揚水路へ送り込む揚水翼と、
    前記洗濯脱水槽、前記回転翼および前記揚水翼をそれぞれ独立して回転駆動できる駆動手段と、
    前記駆動手段を制御する制御手段と、を備え、
    洗い工程及びすすぎ工程の少なくとも一方において、前記揚水翼のみを駆動する第1運転と、前記回転翼のみを駆動する第2運転とが交互に行われることを特徴とする縦型洗濯機。
  2. 洗い工程またはすすぎ工程において、前記第1運転の駆動時間は、前記第2運転の駆動時間より長いことを特徴とする請求項1記載の縦型洗濯機。
  3. 前記洗濯脱水槽は、所定方向にのみ回転可能に構成されており、
    前記制御手段は、前記第2運転において前記回転翼を前記所定方向と反対方向に駆動することを特徴とする請求項1または2記載の縦型洗濯機。
  4. 前記洗濯脱水槽内の洗濯物の量に対応した負荷量を検出する負荷量検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記負荷量検出手段により検出された負荷量に基づいて、前記第2運転における前記回転翼の駆動時間及び回転数の少なくとも一方を制御することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の縦型洗濯機。
  5. 前記吐出部は、縦方向または斜め方向にそれぞれ延在する複数の吐出口を含んでいることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の縦型洗濯機。
  6. 前記複数の吐出口は、前記洗濯脱水槽において複数の通水孔が形成された洗濯脱水部の高さ方向の全体にわたって洗濯液を吐出することを特徴とする請求項5記載の縦型洗濯機。
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