JP2021004497A - 乾式浮床 - Google Patents
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Abstract
【課題】床版から表面仕上げ材までの床高を可及的に低くすることのできる乾式浮床を提供する。【解決手段】乾式浮床100は、建物の床版Sに設置される複数の防振材10と、複数の防振材10に支持され、複数の桟20,30が枠状に組まれてなる格子体40と、格子体40の格子内に収容されている質量体50と、質量体50もしくは格子体40に支持されるとともに表面仕上げ材61を表面に備えている下地面材60と、を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、乾式浮床に関する。
住宅やマンション、ホテルといった様々な建物において、上階の住人や宿泊人等によって発せられる音楽音や歩行音(軽量衝撃音)、物を床面に落下させた際の衝撃音(重量衝撃音)といった音や振動が下階に伝達され、下階の居住者等に不快感を与えるといった課題がある。このような課題を解消する一つの方策として、遮音性能と防振性能を有する浮床工法が適用されることがある。
浮床工法には、コンクリートスラブ等の上にグラスウール等の防振材(緩衝材、吸音材)を配設し、その上に鉄筋コンクリートスラブ等を施工し、その上に表面仕上げ材を施工する湿式浮床工法が一般に適用されている。この湿式浮床の施工では、現場においてコンクリートを打設することからその養生期間を要し、施工期間が長引くといった湿式浮床に固有の課題が存在する。
そこで、コンクリートスラブ等の上に、防振材を所定間隔で配置し、例えばその上に根太(支持脚)を設置し、根太の上にパーティクルボード等の下地面材を配置し、さらにその上にプレキャスト製のコンクリート版(PC版)等を敷設した後、表面仕上げ材を敷設する乾式浮床工法が適用される場合もある。乾式浮床工法によれば、現場にてコンクリートを打設する施工を不要にできることから、工期の短縮を図ることが可能になる。
しかしながら、乾式浮床においては、防振材、根太(支持脚)、下地面材、PC版、表面仕上げ材といった複数の部材が順次積層されることから、コンクリートスラブ等の床版から表面仕上げ材までの高さ(床高)が高くなるといった、乾式浮床に固有の課題が存在する。
ここで、特に集合住宅において問題となっている階下への重量床衝撃音を簡便な施工にて低減することのできる防音床構造が提案されている。具体的には、床構造体上に配置された弾性体と支持脚により支持された床面を有する床構造において、床面を構成する床下地面材上の合板と仕上げ材との間に、厚さ2mm以下で主成分がポリエチレン系樹脂からなる発泡体が配設されている防音床構造(乾式浮床)である(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の防音床構造においても、防振材(ここでは弾性体)、支持脚、パーティクルボード、捨貼合板、発泡体、仕上げ材が順次積層される構造を有していることから、上記するように、床版から表面仕上げ材までの高さ(床高)が高くなるといった乾式浮床に固有の課題を内包する。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、床版から表面仕上げ材までの床高を可及的に低くすることのできる乾式浮床を提供することを目的としている。
前記目的を達成すべく、本発明による乾式浮床の一態様は、
建物の床版に設置される複数の防振材と、
複数の前記防振材に支持され、複数の桟が枠状に組まれてなる格子体と、
前記格子体の格子内に収容されている質量体と、
前記質量体もしくは前記格子体に支持されるとともに表面仕上げ材を表面に備えている下地面材と、を有することを特徴とする。
建物の床版に設置される複数の防振材と、
複数の前記防振材に支持され、複数の桟が枠状に組まれてなる格子体と、
前記格子体の格子内に収容されている質量体と、
前記質量体もしくは前記格子体に支持されるとともに表面仕上げ材を表面に備えている下地面材と、を有することを特徴とする。
本態様によれば、複数の防振材に支持される格子体の格子内に質量体が収容され、質量体もしくは格子体に下地面材が支持されることから、格子体の格子内空間を有効利用することにより、床版から表面仕上げ材までの床高が可及的に低い、低床な乾式浮床を形成することができる。
浮床構造においては、防振材の上方にある浮床部における質量と剛性が必要になり、湿式浮床の場合は、床の全面に施工された鉄筋コンクリートスラブにより、浮床部における質量と剛性の双方が担保される。これに対して、乾式浮床では、床の全面に広がる鉄筋コンクリートスラブに相当する質量を確保するのが難しい。質量体として例えばゴム製の防音マットを適用する場合、質量の面では有効であるものの、浮床部として十分な剛性を有していないことから、防音マット単独では質量と剛性の双方を有する乾式浮床を形成することは極めて難しい。
また、プレキャスト製のコンクリート版(PC版)を適用する場合は、質量と剛性が現場施工される鉄筋コンクリートスラブと同等になり得るものの、搬送や設置といった現場施工が可能な重量のPC版のサイズは限定的となり、例えば、30cm×30cm×6cm(厚み)程度の寸法のものを順次敷き並べていくことになる。そのため、小寸法のPC版ごとにこれを支持する防振材を要することや、多数のPC版を敷き並べる必要が生じ得ることから施工性が低下すること、といった様々な課題が生じ得る。
そこで、本態様の乾式浮床では、防振材の上方にある浮床部に要求される剛性を複数の桟が枠状に組まれてなる格子体にて担保し、浮床部に要求される質量を格子体の格子内に収容される質量体にて担保することとした。ここで、格子体は、例えば、溝形鋼や山形鋼、T形鋼等の形鋼材等により形成される桟を用いて、複数の桟を枠状に組むことにより形成される。一方、質量体としては、防音マットやPC版等、所望する防振性能や防音性能にとって必要最低限の質量を備えた様々な部材が適用できる。
本態様においては、剛性のない防音マットを質量体として適用した場合であっても、防音マット自体に剛性を期待しなくてよいことから、その適用が可能になる。また、施工可能な重量を有する小割のPC版を適用した場合でも、多数のPC版を格子体の格子内に収容すればよいことから、小寸法のPC版を適用する場合の上記課題は生じない。
また、防振材は、防振ゴム等により形成され、下地面材は、合板等により形成され、その表面に表面仕上げ材(フローリング材)が敷設される。下地面材は、質量体が収容された格子体の上面に支持されてもよいし、格子体に収容されている質量体の上面に支持されてもよいし、質量体と格子体の双方の上面が面一の場合は双方の上面に支持されてもよい。
また、本発明による乾式浮床の他の態様において、前記桟の下方において側方に張り出す下方張り出し片が設けられ、該下方張り出し片により前記質量体が支持されていることを特徴とする。
本態様によれば、桟の下方に設けられている側方に張り出す下方張り出し片にて質量体が支持されていることにより、格子体の内部に収容されている質量体を安定的に支持することができる。また、下方張り出し片の張り出し長等を調整することにより、様々な形状及び寸法の質量体を下方張り出し片にて支持することができる。
また、本発明による乾式浮床の他の態様において、前記質量体の上方において側方に張り出す上方張り出し片が設けられ、該上方張り出し片が前記桟の上面に係合していることを特徴とする。
本態様によれば、質量体の上方に設けられている側方に張り出す上方張り出し片が桟の上面に係合されていることにより、格子体の内部に収容されている質量体を安定的に支持することができる。
また、本発明による乾式浮床の他の態様は、前記格子体が、工場製作されたプレキャスト部材であることを特徴とする。
本態様によれば、格子体が工場製作されたプレキャスト部材であることから、施工性に優れた乾式浮床において、より一層優れた施工性を享受することができる。
また、本発明による乾式浮床の他の態様は、
建物の床版に設置される複数の防振材と、
複数の前記防振材に支持される中空ブロック体であって、並設されている複数の桟と、複数の該桟を挟む下方下地面材及び上方下地面材と、により形成される中空ブロック体と、
前記中空ブロック体の中空内に収容されている質量体と、を有し、
前記上方下地面材が表面仕上げ材を表面に備えていることを特徴とする。
建物の床版に設置される複数の防振材と、
複数の前記防振材に支持される中空ブロック体であって、並設されている複数の桟と、複数の該桟を挟む下方下地面材及び上方下地面材と、により形成される中空ブロック体と、
前記中空ブロック体の中空内に収容されている質量体と、を有し、
前記上方下地面材が表面仕上げ材を表面に備えていることを特徴とする。
本態様によれば、並設されている複数の桟と、複数の該桟を挟む下方下地面材及び上方下地面材と、により形成される中空ブロック体の中空内に質量体が収容されることから、この中空を有効利用することにより、床版から表面仕上げ材までの床高が可及的に低い、低床な乾式浮床を形成することができる。
本発明の乾式浮床によれば、床版から表面仕上げ材までの床高が可及的に低い、低床な乾式浮床を提供することができる。
以下、各実施形態に係る乾式浮床について、添付の図面を参照しながら説明する。尚、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く場合がある。
[第1の実施形態に係る乾式浮床]
はじめに、図1及び図2を参照して、第1の実施形態に係る乾式浮床について説明する。ここで、図1は、第1の実施形態に係る乾式浮床の一例の縦断面図であり、図2は、図1のII−II矢視図である。
はじめに、図1及び図2を参照して、第1の実施形態に係る乾式浮床について説明する。ここで、図1は、第1の実施形態に係る乾式浮床の一例の縦断面図であり、図2は、図1のII−II矢視図である。
乾式浮床100は、建物の床版Sに設置される複数の防振材10と、複数の防振材10に支持される格子体40と、格子体40の格子体内部空間42に収容される質量体50と、質量体50と格子体40に支持されるとともに表面仕上げ材61を表面に備えている下地面材60とを有する。
床版Sは、例えば鉄筋コンクリート製の下階の天井スラブである。図2に示すように、例えば平面視円形で所定の厚みを有する防振材10が、床版Sの表面において所定間隔の格子の格点に対応する位置に設置される。
ここで、防振材10は、防振ゴムや、防振ゴムとグラスウールボード(高密度グラスウールボードを含む)の積層体などにより形成される。
格子体40は、図2に示すように、所定の間隔を置いてY軸に沿う複数の第一桟20と、所定の間隔を置いてX軸に沿う複数の第二桟30とが、相互に直交するようにして交差し、交差部が溶接等にて接合されることにより構成される。
第一桟20は、鉛直に立ち上がる立ち上がり片21と、立ち上がり片21の下端において側方に張り出す下方張り出し片22とが一体とされた、断面形状が逆T字状の桟である。第一桟20は、鋼、アルミニウム合金、ステンレス鋼や、木材、樹脂材等により形成でき、木材や樹脂材を素材とする場合は、立ち上がり片21と下方張り出し片22とがビス等の固定手段により固定される。
一方、第二桟30は、立ち上がり片31と、立ち上がり片31の下端において側方に張り出す張り出し片32とが一体とされた、断面形状が逆T字状の桟であり、第二桟30も第一桟20と同様に、鋼、アルミニウム合金、ステンレス鋼や、木材、樹脂材等により形成される。
第一桟20と第二桟30が格子状に組まれることにより形成される図示例の格子体40は、平面視正方形の格子体内部空間42を有している。尚、格子体内部空間の平面視形状は長方形等であってもよい。
平面視正方形の格子体内部空間42に、平面視正方形の直方体状の質量体50が収容され、質量体50の下面の周縁部が、第一桟20の有する下方張り出し片22と、第二桟30の有する張り出し片32の上に載置され、支持される。そして、図1に示すように、質量体50が下方張り出し片22、32に支持された状態において、質量体50と床版Sの間には床下空間Gが形成される。
ここで、質量体50は、防音マットやPC版、セメント版、アスファルトマットの積層体(例えば、厚み10mmものを三枚積層したもの等)、容器や袋に水を入れたもの、容器や袋に砂を詰めたものなど、所望する防音性能や防振性能を有する上で必要最低限の質量を有する様々な部材が適用できるが、図示例はPC版を示している。
図示例においては、格子体40の上面と質量体50の上面が面一に設定されており、これらの上面に下地面材60が載置され、フローリング材である表面仕上げ材61が下地面材60の表面に敷設されている。例えば、格子体40の上面と下地面材60は、ビス等の固定手段により固定される。尚、格子体40の上面と質量体50の上面が面一でなく、例えば、格子体40の上面よりも質量体50の上面が低くなるように双方の高さが設定されていてもよく、この場合は、格子体40の上面に下地面材60が載置され、支持される。
ここで、下地面材60は、パーティクルボードやALC板(Autoclaved Light weight Concrete:軽量気泡コンクリート)、合板などにより形成される。
乾式浮床100では、防振材10の上方にある浮床部(乾式浮床100を構成する防振材10以外の構成要素)に要求される剛性を複数の第一桟20と第二桟30が枠状に組まれてなる格子体40にて担保し、浮床部に要求される質量を格子体40の格子体内部空間42に収容される質量体50にて担保している。そのため、質量体50として剛性のない防音マット等を適用した場合においても、防音マット自体に剛性を期待しなくてよいことからその適用が可能になり、質量体50として適用できる材質の範囲が広範囲となる。
また、質量体50として施工可能な重量を有する小割のPC版を適用した場合でも、多数のPC版50を格子体40の格子体内部空間42に収容すればよいことから、小寸法のPC版50を適用する場合の課題、すなわち、小寸法のPC版50ごとにこれを支持する防振材10を要することや、多数のPC版50を敷き並べる必要が生じ得ることから施工性を低下させること、といった課題は生じない。
さらに、図1からも明らかなように、複数の防振材10に支持される格子体40の格子体内部空間42に質量体50が収容され、質量体50と格子体40に下地面材60が支持されることから、格子体40の格子体内部空間42を有効利用することにより、床版Sから表面仕上げ材61までの床高tを可及的に低くすることができ、低床な乾式浮床100を形成することができる。
また、湿式浮床工法に比べて乾式浮床工法は施工性に優れた工法であるが、複数の第一桟20と複数の第二桟30とが相互に交差し、溶接等にて接合されることにより構成される格子体40が、工場製作されたプレキャスト部材であると、より一層優れた施工性の下で乾式浮床100を施工することができる。
[第2の実施形態に係る乾式浮床]
次に、図3及び図4を参照して、第2の実施形態に係る乾式浮床について説明する。ここで、図3は、第2の実施形態に係る乾式浮床の一例の縦断面図であり、図4は、第2の実施形態に係る乾式浮床を構成する質量体を斜め下方から見た斜視図である。
次に、図3及び図4を参照して、第2の実施形態に係る乾式浮床について説明する。ここで、図3は、第2の実施形態に係る乾式浮床の一例の縦断面図であり、図4は、第2の実施形態に係る乾式浮床を構成する質量体を斜め下方から見た斜視図である。
乾式浮床100Aは、鉛直に立ち上がる立ち上がり片のみを有する複数の第一桟20Aと、同様に鉛直に立ち上がる立ち上がり片のみを有する複数の第二桟(図示せず)とが、相互に直交するようにして交差し、交差部が溶接等にて接合されることにより構成される、格子体40Aを有する。すなわち、乾式浮床100と異なり、第一桟20Aと第二桟がそれぞれの下方において側方に張り出す張り出し片を備えていない。
一方、図3及び図4に示すように、質量体50Aは、平面視正方形の直方体状の本体52と、本体52の上方において側方に張り出す上方張り出し片54とを有する、小割のPC版である。
そして、上方張り出し片54が第一桟20Aと第二桟の上面に係合することにより、質量体50Aの本体52が格子体内部空間42に収容された状態で、質量体50Aが格子体40Aに支持される。
図3に示すように、隣接する質量体50Aの上方張り出し片54の端部が当接され、各上方張り出し片54の上面に下地面材60が設置され、下地面材60の上面に表面仕上げ材61が敷設される。そして、図3に示すように、質量体50Aと床版Sの間には床下空間Gが形成される。
乾式浮床100Aでは、防振材10の上方にある浮床部に要求される剛性が、複数の第一桟20Aと第二桟が枠状に組まれてなる格子体40Aにより担保される。
乾式浮床100Aにおいても、複数の防振材10に支持される格子体40Aの格子体内部空間42に質量体50Aの本体52が収容され、質量体50Aに下地面材60が支持されることから、格子体40Aの格子体内部空間42を有効利用することにより、床版Sから表面仕上げ材61までの床高を可及的に低くすることができ、低床な乾式浮床100Aを形成することができる。
[第3の実施形態に係る乾式浮床]
次に、図5及び図6を参照して、第3の実施形態に係る乾式浮床について説明する。ここで、図5は、第3の実施形態に係る乾式浮床の一例の縦断面図であり、図6は、図5のVI−VI矢視図である。
次に、図5及び図6を参照して、第3の実施形態に係る乾式浮床について説明する。ここで、図5は、第3の実施形態に係る乾式浮床の一例の縦断面図であり、図6は、図5のVI−VI矢視図である。
乾式浮床100Bは、複数の防振材10に支持される中空ブロック体70を有する。中空ブロック体70は、間隔を置いて並設されている複数の桟72と、複数の桟72を挟む下方下地面材74及び上方下地面材76とにより形成される。
下方下地面材74及び上方下地面材76と、それらの間に配設されている複数の桟72との間には、複数の中空78が形成され、それぞれの中空78に質量体50Bが収容される。中空78に収容された質量体50Bは、下方下地面材74の上面に載置され、支持される。
桟72は例えば鋼材や木材等により形成され、下方下地面材74と上方下地面材76は例えば合板により形成される。下方下地面材74に対して複数の桟72が取り付けられているユニットを例えば工場製作されたプレキャスト部材とし、これを現場に搬送して複数の防振材10の上に載置した後、各中空78に質量体50Bを収容し、桟72に対して上方下地面材76を取り付けて蓋をすることにより、質量体50Bを内部に備えた中空ブロック体70が形成される。
図5に示すように、上方下地面材76の上面に表面仕上げ材61が敷設される。そして、質量体50Bと床版Sの間には床下空間Gが形成される。
乾式浮床100Bでは、防振材10の上方にある浮床部に要求される剛性が、中空ブロック体70により担保される。
乾式浮床100Bにおいても、複数の防振材10に支持される中空ブロック体70の中空78に質量体50Bが収容され、中空ブロック体70が表面仕上げ材61を表面に備えた上方下地面材76を有していることから、中空ブロック体70の中空78を有効利用することにより、床版Sから表面仕上げ材61までの床高を可及的に低くすることができ、低床な乾式浮床100Bを形成することができる。
以上、本発明の実施の形態を、図面を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
10:防振材
20,20A:第一桟(桟)
21:立ち上がり片
22:下方張り出し片
30:第二桟(桟)
31:立ち上がり片
32:張り出し片
40,40A:格子体
42:格子体内部空間
50,50A,50B:質量体(PC版)
52:本体
54:上方張り出し片
60:下地面材
61:表面仕上げ材
70:中空ブロック体
72:桟
74:下方下地面材
76:上方下地面材
78:中空
100,100A,100B:乾式浮床
S:床版(コンクリートスラブ)
G:床下空間
20,20A:第一桟(桟)
21:立ち上がり片
22:下方張り出し片
30:第二桟(桟)
31:立ち上がり片
32:張り出し片
40,40A:格子体
42:格子体内部空間
50,50A,50B:質量体(PC版)
52:本体
54:上方張り出し片
60:下地面材
61:表面仕上げ材
70:中空ブロック体
72:桟
74:下方下地面材
76:上方下地面材
78:中空
100,100A,100B:乾式浮床
S:床版(コンクリートスラブ)
G:床下空間
Claims (5)
- 建物の床版に設置される複数の防振材と、
複数の前記防振材に支持され、複数の桟が枠状に組まれてなる格子体と、
前記格子体の格子内に収容されている質量体と、
前記質量体もしくは前記格子体に支持されるとともに表面仕上げ材を表面に備えている下地面材と、を有することを特徴とする、乾式浮床。 - 前記桟の下方において側方に張り出す下方張り出し片が設けられ、該下方張り出し片により前記質量体が支持されていることを特徴とする、請求項1に記載の乾式浮床。
- 前記質量体の上方において側方に張り出す上方張り出し片が設けられ、該上方張り出し片が前記桟の上面に係合していることを特徴とする、請求項1に記載の乾式浮床。
- 前記格子体が、工場製作されたプレキャスト部材であることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乾式浮床。
- 建物の床版に設置される複数の防振材と、
複数の前記防振材に支持される中空ブロック体であって、並設されている複数の桟と、複数の該桟を挟む下方下地面材及び上方下地面材と、により形成される中空ブロック体と、
前記中空ブロック体の中空内に収容されている質量体と、を有し、
前記上方下地面材が表面仕上げ材を表面に備えていることを特徴とする、乾式浮床。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019118937A JP2021004497A (ja) | 2019-06-26 | 2019-06-26 | 乾式浮床 |
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---|---|
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---|---|---|---|
JP2019118937A Pending JP2021004497A (ja) | 2019-06-26 | 2019-06-26 | 乾式浮床 |
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Country | Link |
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