JP2020527922A - 発声装置 - Google Patents

発声装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020527922A
JP2020527922A JP2020521474A JP2020521474A JP2020527922A JP 2020527922 A JP2020527922 A JP 2020527922A JP 2020521474 A JP2020521474 A JP 2020521474A JP 2020521474 A JP2020521474 A JP 2020521474A JP 2020527922 A JP2020527922 A JP 2020527922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cavity
housing
diaphragm
sounding
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020521474A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6960189B2 (ja
Inventor
陳暁明
呉哲
Original Assignee
蘇州逸川声学科技有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 蘇州逸川声学科技有限公司 filed Critical 蘇州逸川声学科技有限公司
Publication of JP2020527922A publication Critical patent/JP2020527922A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6960189B2 publication Critical patent/JP6960189B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R11/00Transducers of moving-armature or moving-core type
    • H04R11/02Loudspeakers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/20Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
    • H04R1/22Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired frequency characteristic only 
    • H04R1/28Transducer mountings or enclosures modified by provision of mechanical or acoustic impedances, e.g. resonator, damping means
    • H04R1/2807Enclosures comprising vibrating or resonating arrangements
    • H04R1/283Enclosures comprising vibrating or resonating arrangements using a passive diaphragm
    • H04R1/2834Enclosures comprising vibrating or resonating arrangements using a passive diaphragm for loudspeaker transducers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/20Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
    • H04R1/22Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired frequency characteristic only 
    • H04R1/28Transducer mountings or enclosures modified by provision of mechanical or acoustic impedances, e.g. resonator, damping means
    • H04R1/2807Enclosures comprising vibrating or resonating arrangements
    • H04R1/2838Enclosures comprising vibrating or resonating arrangements of the bandpass type
    • H04R1/2842Enclosures comprising vibrating or resonating arrangements of the bandpass type for loudspeaker transducers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R17/00Piezoelectric transducers; Electrostrictive transducers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R9/00Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
    • H04R9/02Details
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R9/00Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
    • H04R9/06Loudspeakers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2400/00Loudspeakers
    • H04R2400/11Aspects regarding the frame of loudspeaker transducers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)
  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)

Abstract

本発明は、中空キャビティを有するハウジングと、ハウジングに取り付けられて、中空キャビティを第1のキャビティと第2のキャビティに分ける第1の発音膜と、第2のキャビティ内に取り付けられて、第2のキャビティを主発声キャビティと取り付けキャビティに分ける主振動モジュールと、ハウジングの主発声キャビティ及び第1のキャビティに対応した壁面にそれぞれ開けられた第1の放音孔及び第2の放音孔と、第2のキャビティに設置される駆動機構とを備える発声装置を開示する。駆動機構は、主振動モジュールを駆動して振動させ、該振動は、主発声キャビティ内の空気を介して第1の発音膜を駆動して振動させ、主振動モジュール及び第1の発音膜により生じる音が合流し、第1の発音膜の振動が主振動モジュールよりも一定の遅延を有し、それによって第1の発音膜により生じた音が主振動モジュールにより生じた音とは残響効果を発生させ、それにより発声装置の低周波特性を改善して、音の豊満さ及び奥行き感を向上させる。【選択図】図1

Description

本発明は、電気音響変換の技術分野に属し、具体的には、発声装置に関する。
発声装置は、音声漏れのない条件においてオーディオ電気信号を音声信号に変換する電気音響デバイスであり、携帯電話、固定電話や補聴器などの通信端末装置に広く使用されて、オーディオ(語音、音楽)の再生を実現する。発声装置の主な原理は、電磁誘導と圧電効果を利用することであり、コンデンサー原理を利用する電気容量型ヘッドホンもあり、電磁誘導原理を利用する発声装置は、主に可動鉄片形発声装置及び可動コイル形発声装置がある。従来の可動鉄片形発声装置の構造は、ほとんど中国特許出願公開第103747374号公報に開示されている改良されたケーシングを有する発声装置のようであり、ケーシング、振動膜及び電磁駆動機構を備え、振動膜がケーシングに設置されてケーシングの内部キャビティをフロントキャビティとバックキャビティに分け、電磁駆動機構がバックキャビティに固定される。
電磁駆動機構は、伝動ロッド、アーマチュア、2つの永久磁石及びコイルを備え、アーマチュアの一端がケーシングの側壁の内壁面に固定され、他端が伝動ロッドを介して振動膜に接続され、コイルがアーマチュアとケーシングとの接続部に接近するようにアーマチュアに外嵌され、2つの永久磁石がそれぞれアーマチュアの伝動ロッドに接近する一端の上下両側に位置し且つケーシングの内壁面に固定される。この構造の発声装置は、コイルに交流電流が印加されると、コイルが交番磁場を発生させると同時に、アーマチュアが交番磁場による磁化下で、大きさ及び方向の両方が交互に変化する磁極を発生させ、永久磁石による固定磁場の作用で、アーマチュアは、周波数及び振幅が異なる振動を発生させて、振動膜を連動して発声させる。
しかし、上記構造の発声装置は、従来技術における他の発声装置と同様に、1つのみの発声キャビティを有し、それにより生じた音波は、主に中高周波数帯域の音波であり、低周波音波を発生させる能力が低く、その結果、該構造の発声装置の低周波特性が悪くなる。
従って、本発明が解決する技術的課題は、従来の発声装置の低周波特性を改良することである。
このため、本発明は、発声装置を提供し、該発声装置は、
中空キャビティを有するハウジングと、
前記ハウジングに取り付けられて、前記中空キャビティを連通していない第1のキャビティと第2のキャビティに分ける少なくとも一層の第1の発音膜と、前記第2のキャビティ内に取り付けられて、前記ハウジングに密封して取り付けられる振動板を有する主振動モジュールとを備える振動膜機構であって、
前記主振動モジュールは、前記第2のキャビティを前記第1のキャビティと並べて配置されて連通しない主発声キャビティと取り付けキャビティに分け、前記主発声キャビティが前記第1の発音膜の一側に接近し、前記ハウジングの前記主発声キャビティ及び第1のキャビティに対応した壁面にそれぞれ第1の放音孔及び第2の放音孔が開けられた振動膜機構と、
前記第2の内部キャビティに設置され、前記振動板を前記振動膜機構の設置方向と交差する方向に往復振動駆動する駆動機構とを備える。
好ましくは、上記発声装置において、前記第1の発音膜は、少なくとも二層であり、隣接する二層の前記第1の発音膜には所望の間隔があり、
少なくとも二層の前記第1の発音膜は、前記第1のキャビティを前記主発声キャビティと並べて配置されて相互に連通しない少なくとも2つの副発声キャビティに分け、前記ハウジングの前記副発声キャビティに対応した壁面には、それぞれ前記第2の放音孔が開けられる。
好ましくは、上記発声装置において、前記第1の発音膜に一対一に対応した仕切部材をさらに備え、前記仕切部材は、前記ハウジングの内壁面に取り付けられ、前記第1のキャビティと前記主発声キャビティを連通させる第1の貫通孔が開けられ、前記第1の発音膜は、前記第1の貫通孔に取り付けられることにより前記ハウジングに取り付けられる。
好ましくは、上記発声装置において、前記主振動モジュールは、固定枠及び第2の発音膜をさらに備え、前記振動板の一端が前記固定枠に固定されて、他端が前記固定枠の内部キャビティに宙に浮いており、第2の発音膜が前記固定枠に取り付けられ且つ少なくとも前記固定枠と前記振動板との間の隙間を密封してカバーし、
前記固定枠は、前記ハウジングに密封して取り付けられ、または前記固定枠の少なくとも一端が前記第1のキャビティに向かって曲げられ且つ前記第1の発音膜または前記仕切部材に密封して固定され、前記固定枠の外周縁部の端面がハウジングの内壁面に密封して取り付けられる。
好ましくは、上記発声装置において、前記駆動機構は、前記ハウジングに取り付けられ且つ前記主振動モジュールのいずれか一側に位置する少なくとも1つの第1の永久磁石と、一端が前記ハウジングに固定されて、他端が前記振動板に固定され、前記第1の永久磁石に対向する軟磁石と、前記軟磁石に外嵌されるコイルとを備える。
さらに好ましくは、上記発声装置において、前記駆動機構は、第2の永久磁石をさらに備え、前記第2の永久磁石及び前記第1の永久磁石は、それぞれ前記主発声キャビティ及び前記取り付けキャビティ内に位置し、一対一に対向し且つ相互に対向する一端の極性が反対であり、
前記軟磁石及び前記コイルは、前記取り付けキャビティ内に位置し、前記主振動モジュール及び前記軟磁石は、前記第2の永久磁石と前記第1の永久磁石との間に位置し、前記振動板の振動方向に、前記主振動モジュールと前記第2の永久磁石との間に所望の第1の隙間が残されており、前記軟磁石と前記第1の永久磁石との間に所望の第2の隙間が残されている。
さらに好ましくは、上記発声装置において、前記固定枠の一側壁が第1のキャビティに向かって曲げられ且つ前記第1の発音膜または前記仕切部材に固定される場合に、
前記振動膜機構の設置方向に、前記コイルが前記固定枠の該曲げられた側壁と前記ハウジングとにより囲まれた空間に位置する。
好ましくは、上記発声装置において、前記軟磁石は、前記ハウジングに取り付けられる取り付け部と、前記取り付け部に成形され且つ振動板の設置方向に平行に延出する延在部と、前記延在部に固定され、他端が前記振動板に固定される接続部とを備え、前記振動板の振動方向に、前記延在部と前記振動板との間に所望の第3隙間が残されている。
さらに好ましくは、上記発声装置において、前記接続部は、前記延在部に垂直である。
好ましくは、上記発声装置において、前記駆動機構は、前記取り付けキャビティ内に宙に浮いている圧電振動子であり、前記圧電振動子が接続部材を介して前記振動板に接続される。
好ましくは、上記発声装置において、前記ハウジングは、第1の底面と側壁により囲まれた第1のケーシングと、第2の底面と側壁により囲まれた第2のケーシングとを備え、前記第1のケーシングの開口が前記第2のケーシングの開口に係合されて、囲んで前記中空キャビティを形成する。
本発明に係る技術案は、以下の利点を有する。
1.本発明に係る発声装置は、ハウジング、振動膜機構及び駆動機構を備える。振動膜機構は、第1の発音膜及び主振動モジュールを備え、ハウジングに備えた中空キャビティが第1の発音膜により連通していない第1のキャビティと第2のキャビティに分けられ、第2のキャビティが主振動モジュールにより連通しない主発声キャビティと取り付けキャビティに分けられ、ハウジングの主発声キャビティ及び第1のキャビティに対応した壁面には、それぞれ第1の放音孔及び第2の放音孔が開けられる。駆動機構は、主振動モジュールを駆動して振動させ、主振動モジュールの振動は、主発声キャビティ内の空気を圧縮または膨張させて、空気圧を変化させ、変化した空気圧により駆動されて第1の発音膜は振動し、主振動モジュール及び第1の発音膜は、振動してそれぞれ主発声キャビティ及び第1のキャビティ内に音を発生させ、この2つの音が第1の放音孔及び第2の放音孔を通って合流し、混合した音を生成して外部へ伝達される。
第1の発音膜の振動周波数が主振動モジュールの振動周波数と一致するが、主振動モジュールが空気を介して第1の発音膜を駆動して振動させるので、第1の発音膜の振動が主振動モジュールよりも一定の遅延を有し、それによって第1の発音膜により生じた音が主振動モジュールにより生じた音とは残響を発生させ、それにより発声装置の低周波特性を改善して、発声装置により生じた音の豊満さ及び奥行き感を向上させる。
2.本発明に係る発声装置では、第1の発音膜は、少なくとも二層であり、少なくとも二層の第1の発音膜は、第1のキャビティを少なくとも2つの副発声キャビティに分け、各副発声キャビティには第2の放音孔が設けられる。
この構造の発声装置では、主振動モジュールの振動が順に主発声キャビティを透過して、複数の副発声キャビティにおけるそれぞれ対応した第1の発音膜に徐々に伝達され、複数の第1の発音膜の振動により生じた音がすべて第2の放音孔を介して主振動モジュールにより生じた音と合流し、主振動モジュール及び複数層の第1の発音膜によりそれぞれ生じた音の間の残響効果を高め、さらに発声装置の低周波特性を効果的に改善する。
3.本発明に係る発声装置では、仕切部材をさらに備え、仕切部材には第1の貫通孔が開けられ、第1の発音膜が第1の貫通孔に取り付けられることによりハウジングに取り付けられ、第1の発音膜は弾性を有する膜であるので、発声装置を組み立てるときに、第1の発音膜をハウジングに直接取り付けることが困難であり、仕切部材を介して第1の発音膜をハウジングに取り付けることによって、組み立て過程がより簡便になる。
4.本発明に係る発声装置では、主振動モジュールは、固定枠及び第2の発音膜をさらに備え、振動板の一端が固定枠に固定され、他端が固定の内部キャビティに宙に浮いており、第2の発音膜が固定枠に取り付けられて固定枠と振動板との間の隙間を密封してカバーする。振動板の一端を固定端、他端を自由端にすることで、主振動モジュールが第2のキャビティを相互に独立して連通しない主発声キャビティと取り付けキャビティに分けることを確保するだけでなく、振動板の自由度を向上させ、同じ電磁駆動力では、振動板の振動振幅を増大して、さらに好ましくは発声装置からの声を改善する。
5.本発明に係る発声装置では、駆動機構は、少なくとも1つの第1の永久磁石と、第1の永久磁石に一対一に対応した第2の永久磁石と、軟磁石と、コイルとを備える。コイルは、交流電流が流れると、交番磁場を発生させ、該交番磁場により磁化されることで、コイルにより生じた交番磁場が軟磁石に集められ、軟磁石が永久磁石と対向することにより、軟磁石が第1の永久磁石及び第2の永久磁石の固定磁場の作用で振動し、それにより主振動モジュールを駆動して振動させる。
6.本発明に係る発声装置では、固定枠の一端が第1のキャビティに向かって曲げられ且つ第1の発音膜または仕切部材に密封して固定され、振動膜機構の設置方向に、コイルが固定枠の該曲げ部とハウジングにより囲まれた空間に設置され、該空間の高さは、取り付けキャビティの他の部分の高さより大きく、体積が大きいコイルを該空間内に取り付けると、取り付けキャビティの高さを減らし、それにより発声装置全体を薄型化させる。
本発明の具体的な実施形態および従来技術における技術案を明確に説明するために、以下、具体的な実施形態および従来技術の記述のために使用した図面を簡単に説明する。明らかに、以下に記述した図面は、本発明の実施形態に過ぎず、当業者であれば、創造的な労働を必要とせずに、これらの図面に基づいて他の図面を想到しうる。
本発明の実施例1に係る発声装置の断面概略図である。 図1における発声装置の主振動モジュールの構造概略図である。 図1における発声装置の軟磁石の上面図である。 本発明の実施例5に係る軟磁石の上面図である。
1−ハウジング、11−第1のケーシング、12−第2のケーシング、2−中空キャビティ、21−第1のキャビティ、22−第2のキャビティ、221−主発声キャビティ、222−取り付けキャビティ、31−第1の発音膜、32−仕切部材、321−第1の貫通孔、33−主振動モジュール、331−振動板、332−固定枠、3321−曲げ部、333−第2の発音膜、4−駆動機構、41−第1の永久磁石、42−第2の永久磁石、43−軟磁石、431−取り付け部、432−延在部、433−接続部、44−コイル、5−第1の放音孔、6−第2の放音孔、7−放音管。
以下、図面を参照しながら本発明の技術案を明確で完全に説明し、勿論、説明する実施例は、本発明の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。本発明における実施例に基づき、当業者が創造的な労働を必要とせずに想到しうる全ての他の実施例は、本発明の保護範囲に属する。
なお、本発明の説明において、「中心」、「上」、「下」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「内」、「外」などの用語によって示される方位または位置関係が、図面に基づく方位または位置関係であり、本発明を記述しやすくして説明を簡略化させるためのものに過ぎず、示される装置または素子が必ず特定の方位を有したり、特定の方位で構造または操作されたりすることを指示または暗示するものではなく、従って、本発明に対する制限と理解できない。この他、用語「第1の」、「第2の」、「第3」は、説明するためにすぎず、その重要性を表しまたは暗示するものと理解できない。
なお、本発明の説明において、特に規定および制限がない限り、用語「取り付け」、「繋がる」、「接続」は、広義で理解すべきであり、たとえば、固定して接続されてもよく、取り外し可能に接続されてもよく、または一体的に接続されてもよく、機械的に接続されてもよく、電気的に接続されてもよく、直接連結されてもよく、中間媒体を介して間接的に連結されてもよく、2つの素子の内部が連通してもよい。当業者であれば、具体的な状況に応じて上記用語の本発明での具体的な意味を理解することができる。
また、以下説明する本発明の各実施形態に関する技術的特徴が互いに矛盾を形成しない限り相互に組み合わせることができる。
実施例1
本実施例は、発声装置を提供し、図1に示すように、ハウジング1、振動膜機構、駆動機構4、第1の放音孔5及び第2の放音孔6を備える。振動膜機構は、主振動モジュール33、第1の発音膜31及び仕切部材32を備える。
ハウジング1は、中空キャビティ2を有し、第1の発音膜31がハウジング1の内壁面に固定されて、中空キャビティ2を連通していない第1のキャビティ21と第2のキャビティ22に分け、好ましくは弾性を有する膜であり、主振動モジュール33は、第2の内部キャビティに取り付けられ、第2の内部キャビティを第1のキャビティ21と並べて配置されて連通しない主発声キャビティ221と取り付けキャビティ222に分け、主発声キャビティ221は、第1の発音膜31の一側に接近し、それに対応して取り付けキャビティ222は、第1の発音膜31の一側から離れており、ハウジング1の主発声キャビティ221及び第1のキャビティ21に対応した壁面には、それぞれ第1の放音孔5及び第2の放音孔6が開けられ、
駆動機構4は、第2の内部キャビティに設置され、主振動モジュール33を振動膜機構の設置方向に垂直に往復振動駆動する。駆動機構4は、主振動モジュール33を駆動して振動させ、主振動モジュール33は、さらに好ましくは主発声キャビティ221内の空気を圧縮または膨張させて、空気圧を変化させ、変化した空気圧により駆動されて第1の発音膜31は振動し、主振動モジュール33及び第1の発音膜31は、振動してそれぞれ主発声キャビティ221及び第1のキャビティ21内に音を発生させ、この2つの音がそれぞれ第1の放音孔5及び第2の放音孔6を通って合流し、混合した音を生成して外部に伝達される。第1の発音膜31の振動周波数が主振動モジュール33の振動周波数と一致するが、主振動モジュール33が空気を介して第1の発音膜31を駆動して振動させるので、第1の発音膜31の振動が主振動モジュール33よりも一定の遅延を有し、これによって第1の発音膜31により生じた音が主振動モジュール33により生じた音とは残響を発生させ、それにより発声装置の低周波特性を改善して、発声装置により生じた音の豊満さ及び奥行き感を向上させる。
図1に示すように、振動膜機構は、第1の発音膜31に一対一に対応した仕切部材32をさらに備え、仕切部材は、板状であり、その外縁部がハウジング1の内壁面に密封して取り付けられ、第1のキャビティ21と主発声キャビティ221を連通させる第1の貫通孔321が開けられ、第1の発音膜31は、その縁部が第1の貫通孔321に密封して取り付けられることによりハウジング1の内壁面に固定され、主振動モジュール33は、依然として主発声キャビティ221内の空気を介して振動を第1の発音膜31に伝達する。
第1の発音膜31は、弾性を有する膜であり、発声装置を組み立てるときに、第1の発音膜31をハウジング1の内壁面に直接密封して取り付けることが困難であり、仕切部材32を介して第1の発音膜31をハウジング1に密封して取り付けることで、組み立てにくさを低減させて、生産効率を向上させることができる。
図1及び図2に示すように、主振動モジュール33は、振動板331、固定枠332及び第2の発音膜333を備える。
主振動モジュール33において、固定枠332の一端が第1のキャビティ21に向かって曲げられ且つ仕切部材32に密封して固定され、曲げ部3321が形成され、曲げ部3321は、固定枠332の本体とは90度の角をなし、固定枠の残りの外周縁部の端面がハウジング1の内壁面に密封して固定され、側面から見ると、固定枠332は、全体的にL字状である。
振動板331の一端が固定枠332の曲げ部3321を有する一端に固定されて、固定端となり、振動板331の他端が固定枠332の内部キャビティに宙に浮いており、自由端となり、振動板331において振動板331と固定枠332との接続部付近には長方形貫通孔が開けられ、第2の発音膜333は、好ましくは弾性を有する膜であり、固定枠332及び振動板331の主発声キャビティ221内に位置する一側の表面に密着しており、固定枠332と振動板331との間の隙間及び振動板331における長方形貫通孔を密封してカバーする。
密封してカバーするための第2の発音膜333は、主振動モジュール33が第2のキャビティ22を相互に独立して連通しない主発声キャビティ221と取り付けキャビティ222に分けることを確保し、2つのキャビティの音質を確保し、また、固定枠332及び振動板331の構造は、さらに振動板331の自由度を向上させ、同じ電磁駆動力では振動板331がより大きい振動振幅を実現できる。
図1に示すように、駆動機構4は、第1の永久磁石41と、第2の永久磁石42と、軟磁石43と、コイル44とを備える。
仕切部材32の設置方向に、固定枠332の曲げ部3321とハウジング1の側壁により、退避空間、例えば図1における第2のキャビティ22の左側領域が形成され、コイル44は、取り付けキャビティ222に対応したハウジング1の内壁面に固定され且つ該退避空間に位置し、該退避空間の高さが取り付けキャビティ222の他の部分の高さより大きく、体積が大きいコイル44を該退避空間に取り付けると、取り付けキャビティ222の高さを減らし、それにより発声装置全体を薄型化することができる。
軟磁石43は、コイル4の内部を貫通して、一端がハウジング1の内壁面に固定され、他端が振動板331の取り付けキャビティ222に向かっている一側の表面に固定される。
第1の永久磁石41は、取り付けキャビティ222に対応したハウジング1の内壁面に固定され、第2の永久磁石42は、主発声キャビティ221に設置され且つ仕切部材32の主発声キャビティ221に向かっている一側の表面に取り付けられ、第1の永久磁石41と第2の永久磁石42は、相互に正対して設置され且つ相互に対向した面が反対の極性を有し、軟磁石43の他端が第1の永久磁石41と第2の永久磁石42との間に位置し、主振動モジュール33の振動方向に、第1の永久磁石41と軟磁石43との間に所望の第2の隙間が設けられ、第2の永久磁石42と第1の発音膜31との間に所望の第1の隙間が設けられ、第1の隙間及び第2の隙間は、第1の永久磁石41及び第2の永久磁石42が主振動モジュール33の振動を干渉しないように、主振動モジュール33の振動に十分な空間を提供する。
コイル44に外部からのオーディオ電気信号が印加され、コイル44に交流電流が流れると、コイル44は、交番磁場を発生させ、該交番磁場による磁化下でコイルにより生じた交番磁場が軟磁石に集められ且つ軟磁石43の両端の極性が交互に変化し、第1の永久磁石41及び第2の永久磁石42の共通の固定磁場の方向が一定であるので、軟磁石43の第1の永久磁石41と第2の永久磁石42との間に位置する一端は、固定磁場の方向及び大きさの両方が連続的に変化する作用力を受けて振動し、次に主振動モジュール33の振動板を駆動して振動させる。
図1及び図3に示すように、軟磁石43は、取り付け部431、延在部432、及び接続部433を備え、取り付け部431がU字状であり且つハウジング1の内壁面に固定され、取り付け部431には帯状の延在部432がさらに成形され、延在部432は、振動板331の設置方向に平行に外へ延出し、延在部432の最外端には接続部433が成形され、接続部433は、延在部432と互いに直交する柱状構造であることが好ましく、接続部433の他端が振動板331に接続され、延在部432が接続部433を介して振動板331に固定される。
振動板331の振動方向に、接続部433の設置により、延在部432と振動板331との間に所望の第3隙間が残され、延在部432による振動板331の振動への干渉を防止する。
図1に示すように、ハウジング1は、第1のケーシング11及び第2のケーシング12を備える。第1のケーシング11は、第1の底面と側壁で構成され、第2のケーシング12は、第2の底面と側壁から構成される。第1のケーシング11の開口が第2のケーシング12の開口に係合されて固定され、ハウジング1全体の中空キャビティ2を形成する。
第1のケーシング11と仕切部材32と第1の発音膜31は、ともに囲んで第1のキャビティ21を形成し、第2のケーシング12と仕切部材32と第1の発音膜31は、ともに囲んで第2のキャビティ22を形成し、主振動モジュール33、仕切部材32、第1の発音膜31及び第2のケーシング12の一部の内壁面は、ともに囲んで主発声キャビティ221を形成し、主振動モジュール33及び第2のケーシング12の他の部分の内壁面は、ともに囲んで取り付けキャビティ222を形成する。
仕切部材32の縁部が第1のケーシング11の開口の外端面または第2のケーシング12の開口の外端面に密封して取り付けられ、固定枠332の他の側壁が第2のケーシング12の内壁面に密封して固定され、取り付け部431、コイル44及び第1の永久磁石41が全て第2のケーシング12の内壁面に固定される。
第2の放音孔6は、第1のケーシング11の壁面に開けられ、第2のケーシング12の主発声キャビティ221に対応した壁面には、第1の放音孔5が開けられる。第1の放音孔5と第2の放音孔6は、相互に接近するようにハウジング1の同一側に位置し、ハウジング1の壁面には、放音管7がさらに取り付けられ、第1の放音孔5と第2の放音孔6は、いずれも該放音管7の内部に位置し、放音管7は、第1の放音管7と第2の放音管7からの音を効果的に集めることができる。
以上説明した「密封して取り付ける」、固定、取り付けなどの接続方式は、いずれも溶接、糊付けなどの方式である。
また、なお、図1に示すように、振動膜機構は、図1における水平方向に設置され、駆動機構4は、主振動モジュール33を振動膜機構の設置方向に垂直に往復振動駆動する。つまり、振動モジュール33の振動板は、その固定端を振動支点として、縦方向に上下に振動し、振動支点が相対的に固定されるので、振動板は、上下振動過程に円弧状の移動軌跡を形成し、駆動機構4によって振動板に印加された駆動力は垂、直方向及び水平方向のいずれにも分力を有するが、垂直方向での分力が水平方向の分力よりもはるかに大きい。つまり、駆動機構4は、主振動モジュール33の振動板を実際に振動膜機構の設置方向と交差する方向に往復振動駆動する。
実施例2
本実施例は、発声装置を提供し、実施例1に係る発声装置の構造に比べて、第1の発音膜31が二層、三層、四層またはそれよりも多い層であり、隣接する第1の発音膜31がいずれも相互に平行に設置され且つ所望の間隔を置いている点だけは異なる。
各第1の発音膜31は、全て仕切部材32を介してハウジング1に取り付けられ、仕切部材32には、第1の貫通孔321が開けられ、第1の発音膜31は、第1の貫通孔321に密封して取り付けられ、仕切部材32の縁部は、第1のケーシング11の内壁面、第1のケーシング11の開口の外端面、または第2のケーシング12の開口の外端面に密封して取り付けられる。
最内側の第1の発音膜31、仕切部材32、主振動モジュール33及び一部の第2のケーシング12の内壁面は、囲んで主発声キャビティ221を形成し、隣接する第1の発音膜31、その対応した仕切部材32、及び2つの仕切部材32の間に介在している第1のケーシング11の内壁面は、囲んで副発声キャビティを形成し、最外側の第1の発音膜31、その対応した仕切部材32、及び一部の第1のケーシング11は、囲んで副発声キャビティを形成し、第1のケーシング11の各副発声キャビティに対応した壁面のいずれにも第2の放音孔6が開けられる。すなわち、n層の仕切部材32及び第1の発音膜31を設置することにより、第1のキャビティ21がn+1個の副発声キャビティに分けられ、ここで、nは、1以上の自然数である。
主振動モジュール33の振動が順に主発声キャビティ221及び複数の副発声キャビティを透過してそれぞれのキャビティに対応した第1の発音膜31に伝達され、複数の第1の発音膜31の振動により生じた音がいずれも第2の放音孔6を介して主振動モジュール33により生じた音と合流し、主振動モジュール33及び第1の発音膜31によりそれぞれ生じた音の間の残響効果を高め、さらに発声装置の低周波特性を効果的に改善する。
実施例3
本実施例は、発声装置を提供し、実施例1または2に係る発声装置の構造に比べて、ハウジング1が第1のケーシング11、第2のケーシング12、第3ケーシングなどの複数のケーシングから構成されてもよく、中間に位置するケーシングの両端ともに開口が開けられ、開口の数が具体的には生産加工のニーズに応じて決めされる点だけは異なる。
実施例4
本実施例は、発声装置を提供し、実施例1−3のいずれかの実施例に係る発声装置の構造に比べて、固定枠332の曲げ部3321が第1の発音膜31に直接接続されてもよく、さらに好ましくは、曲げ部3321と固定枠332本体との角度が20度、30度など、任意の角度であってもよい点だけは異なる。
変形実施形態として、仕切部材32を設置せずに、第1の発音膜31をハウジング1の内壁面に直接密封して取り付けてもよい。
実施例5
本実施例は、発声装置を提供し、実施例1−4のいずれかの実施例に係る発声装置の構造に比べて、延在部432と主振動モジュール33との間に第3隙間が残されることを確保できる限り、接続部433が延在部432とは、20度、30度など、任意の角度を有してもよい点だけは異なる。
更なる変形例として、図4に示すように、前記取り付け部431は、一字状構造である。
代替実施形態として、コイル44により生じた交番磁場と2つの永久磁石の固定磁場の作用で、駆動振動板331が往復振動する限り、コイル44が曲げ部3321とハウジング1の内壁面との間の退避空間ではなく、取り付けキャビティ222内の他の位置に設置されてもよい点だけは異なる。
更なる代替実施形態として、第2の永久磁石42の数が2つ、3つであってもよく、第1の永久磁石41の数がそれに対応し、または、第1の永久磁石41のみまたは第2の永久磁石42のみを設置してもよく、さらに好ましくは、第1の永久磁石41または第2の永久磁石42の数が1つ、2つ、3つなどであってもよい。
更なる代替実施形態として、軟磁石43とコイル44が主発声キャビティ221に設置されてもよい。または、駆動機構4には軟磁石43を設置せず、コイル44及び永久磁石のみを設置し、永久磁石が振動板331に固定され且つコイル44に対向する場合に、振動板331を往復振動駆動することもできる。
実施例6
本実施例は、発声装置を提供し、実施例1−5のいずれかの実施例に係る発声装置に比べて、駆動機構4が異なる点だけは異なり、本実施例では、駆動機構4が圧電振動子及び接続部材から構成されてもよく、圧電振動子が取り付けキャビティ222の内壁面に宙に浮いており、接続部材を介して圧電振動子と主振動モジュール33を一体に接続し、圧電振動子に交流電流が流れると、圧電振動子自体は往復振動し、さらに好ましくは接続部材を介して主振動モジュール33を駆動して振動させる。
実施例7
本実施例は、発声装置を提供し、実施例1−6のいずれかの実施例に係る発声装置の構造に比べて、固定枠332の少なくとも一側壁が取り付けキャビティ222に向かって曲げられハウジング1の内壁面に固定され、さらに好ましくは、固定枠332には曲げ部3321が設置されず、そのすべての側壁がハウジング1の内壁面に直接密封して固定される点だけは異なる。
更なる代替実施形態として、主振動モジュール33には固定枠332が設置されず、振動板331の一端がハウジング1の内壁面に固定されて固定端となり、振動板331の他端が第2のキャビティ22に宙に浮いておりて自由端となり、第2の発音膜333によって振動板331とハウジング1内壁面との間の隙間が密封してカバーされ、さらに好ましくは、第2の発音膜333を設置せずに、振動板331の縁部がハウジング1の内壁面に直接密封して固定されるようにしてもよい。
勿論、上記実施例は、挙げられた例を明確に説明するためのものに過ぎず、実施形態を限定するものではない。当業者であれば、上記説明に基づいて、他の様々な形式の変化または変更を行うことができる。ここで、あらゆる実施形態を1つずつ説明する必要がなく、またその方法もない。これにより派生した明らかな変化または変更は依然として本願の創造する保護範囲内にある。

Claims (11)

  1. 発声装置であって、
    中空キャビティ(2)を有するハウジング(1)と、
    前記ハウジング(1)に取り付けられて、前記中空キャビティ(2)を連通していない第1のキャビティ(21)と第2のキャビティ(22)に分ける少なくとも一層の第1の発音膜(31)と、前記第2のキャビティ(22)内に取り付けられて、前記ハウジング(1)に密封して取り付けられる振動板(331)を有する主振動モジュール(33)とを備える振動膜機構であって、前記主振動モジュール(33)は、前記第2のキャビティ(22)を前記第1のキャビティ(21)と並べて配置されて連通しない主発声キャビティ(221)と取り付けキャビティ(222)に分け、前記主発声キャビティ(221)が前記第1の発音膜(31)の一側に接近し、前記ハウジング(1)の前記主発声キャビティ(221)及び第1のキャビティ(21)に対応した壁面にそれぞれ第1の放音孔(5)及び第2の放音孔(6)が開けられた振動膜機構と、
    前記第2のキャビティに設置され、前記振動板(331)を前記振動膜機構の設置方向と交差する方向に往復振動駆動する駆動機構(4)と、を備えることを特徴とする発声装置。
  2. 前記第1の発音膜(31)は、少なくとも二層であり、隣接する二層の前記第1の発音膜(31)には所望の間隔があり、
    少なくとも二層の前記第1の発音膜(31)は、前記第1のキャビティ(21)を前記主発声キャビティ(221)と並べて配置されて相互に連通しない少なくとも2つの副発声キャビティに分け、前記ハウジング(1)の前記副発声キャビティに対応した壁面には、それぞれ前記第2の放音孔(6)が開けられることを特徴とする請求項1に記載の発声装置。
  3. 前記第1の発音膜(31)に一対一に対応した仕切部材(32)をさらに備え、前記仕切部材(32)は、前記ハウジング(1)の内壁面に取り付けられ、前記第1のキャビティ(21)と前記主発声キャビティ(221)を連通させる第1の貫通孔(321)が開けられ、前記第1の発音膜(31)は、前記第1の貫通孔(321)に取り付けられることにより前記ハウジング(1)に取り付けられることを特徴とする請求項1または2に記載の発声装置。
  4. 前記主振動モジュール(33)は、固定枠(332)及び第2の発音膜(333)をさらに備え、前記振動板(331)の一端が前記固定枠(332)に固定されて、他端が前記固定枠(332)の内部キャビティに宙に浮いており、第2の発音膜(333)が前記固定枠(332)に取り付けられ且つ少なくとも前記固定枠(332)と前記振動板(331)との間の隙間を密封してカバーし、
    前記固定枠(332)は、前記ハウジング(1)に密封して取り付けられ、または前記固定枠(332)の少なくとも一端が前記第1のキャビティ(21)に向かって曲げられ且つ前記第1の発音膜(31)または前記仕切部材(32)に密封して固定され、前記固定枠(332)の外周縁部の端面が前記ハウジング(1)の内壁面に密封して取り付けられることを特徴とする請求項1−3のいずれかに記載の発声装置。
  5. 前記駆動機構(4)は、前記ハウジング(1)に取り付けられ且つ前記主振動モジュール(33)のいずれか一側に位置する少なくとも1つの第1の永久磁石(41)と、一端が前記ハウジング(1)に固定されて、他端が前記振動板(331)に固定され、前記第1の永久磁石41に対向する軟磁石(43)と、前記軟磁石(43)に外嵌されるコイル(44)とを備えることを特徴とする請求項1−4のいずれかに記載の発声装置。
  6. 前記駆動機構(4)は、第2の永久磁石(42)をさらに備え、前記第2の永久磁石(42)及び前記第1の永久磁石(41)は、それぞれ前記主発声キャビティ(221)及び前記取り付けキャビティ(222)内に位置し、一対一に対向し且つ相互に対向する一端の極性が反対であり、
    前記軟磁石(43)及び前記コイル(44)は、前記取り付けキャビティ(222)内に位置し、前記主振動モジュール(33)及び前記軟磁石(43)は、前記第2の永久磁石(42)と前記第1の永久磁石(41)との間に位置し、前記振動板(331)の振動方向に、前記主振動モジュール(33)と前記第2の永久磁石(42)との間に所望の第1の隙間が残されており、前記軟磁石(43)と前記第1の永久磁石(41)との間に所望の第2の隙間が残されていることを特徴とする請求項5に記載の発声装置。
  7. 前記固定枠(332)の一側壁が第1のキャビティ(21)に向かって曲げられ且つ前記第1の発音膜(31)または前記仕切部材(32)に固定された場合に、
    前記振動膜機構の設置方向に、前記コイル(44)が前記固定枠(332)の該曲げられた側壁と前記ハウジング(1)とにより囲まれた空間に位置することを特徴とする請求項6に記載の発声装置。
  8. 前記軟磁石(43)は、前記ハウジング(1)に取り付けられる取り付け部(431)と、前記取り付け部(431)に成形され且つ振動板(331)の設置方向に平行に延出する延在部(432)と、前記延在部(432)に固定され、他端が前記振動板(331)に固定される接続部(433)とを備え、前記振動板(331)の振動方向に、前記延在部(432)と前記振動板(331)との間に所望の第3隙間が残されていることを特徴とする請求項5−7のいずれかに記載の発声装置。
  9. 前記接続部(433)は、前記延在部(432)に垂直であることを特徴とする請求項8に記載の発声装置。
  10. 前記駆動機構(4)は、前記取り付けキャビティ(222)内に宙に浮いている圧電振動子であり、前記圧電振動子が接続部材を介して前記振動板(331)に接続されることを特徴とする請求項1−4のいずれかに記載の発声装置。
  11. 前記ハウジング(1)は、第1の底面と側壁により囲まれた第1のケーシング(11)と、第2の底面と側壁により囲まれた第2のケーシング(12)とを備え、前記第1のケーシング(11)の開口が前記第2のケーシング(12)の開口に係合されて、囲んで前記中空キャビティ(2)を形成することを特徴とする請求項1−9のいずれかに記載の発声装置。
JP2020521474A 2017-11-24 2018-11-23 発声装置 Active JP6960189B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201711193624.XA CN107820178A (zh) 2017-11-24 2017-11-24 一种受话器
CN201711193624.X 2017-11-24
PCT/CN2018/117170 WO2019101161A1 (zh) 2017-11-24 2018-11-23 一种发声设备

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020527922A true JP2020527922A (ja) 2020-09-10
JP6960189B2 JP6960189B2 (ja) 2021-11-05

Family

ID=61608781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020521474A Active JP6960189B2 (ja) 2017-11-24 2018-11-23 発声装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US11223897B2 (ja)
EP (1) EP3637797B1 (ja)
JP (1) JP6960189B2 (ja)
CN (1) CN107820178A (ja)
DK (1) DK3637797T3 (ja)
WO (1) WO2019101161A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107820178A (zh) * 2017-11-24 2018-03-20 苏州逸巛声学科技有限公司 一种受话器
CN208015999U (zh) * 2018-04-25 2018-10-26 深圳倍声声学技术有限公司 一种动铁模组及耳道式接收器
CN108574920B (zh) * 2018-06-26 2024-03-29 常州阿木奇声学科技有限公司 一种动铁单元
CN108632419B (zh) * 2018-07-11 2019-11-22 维沃移动通信有限公司 一种移动终端
JP7338147B2 (ja) * 2018-11-29 2023-09-05 ヤマハ株式会社 電気音響変換器
CN110366064A (zh) * 2019-07-31 2019-10-22 苏州逸巛声学科技有限公司 一种隔膜式受话器
CN110392330A (zh) * 2019-07-31 2019-10-29 苏州逸巛声学科技有限公司 一种多音腔受话器
CN110602614B (zh) * 2019-09-09 2021-05-25 Oppo广东移动通信有限公司 发声装置和电子设备
CN110913048B (zh) * 2019-11-29 2021-09-28 维沃移动通信有限公司 电子设备
CN112637747A (zh) * 2020-12-24 2021-04-09 苏州倍声声学技术有限公司 一种动铁受话器和降噪耳机
CN114025280B (zh) * 2021-11-30 2024-04-09 苏州迪倍电子科技有限公司 一种小前腔的动铁喇叭膜片

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5330296A (en) * 1976-09-01 1978-03-22 Seiko Instr & Electronics Ltd Electro-acoustic transducer
JPS5518801U (ja) * 1978-01-18 1980-02-06
US5092424A (en) * 1990-12-03 1992-03-03 Bose Corporation Electroacoustical transducing with at least three cascaded subchambers
JP3049936B2 (ja) * 1992-05-07 2000-06-05 松下電器産業株式会社 楕円形スピーカ
JP2000032587A (ja) * 1998-07-07 2000-01-28 Victor Co Of Japan Ltd 電気音響変換器
NL1011733C1 (nl) 1999-04-06 2000-10-09 Microtronic Nederland Bv Elektroakoestische transducent met een membraan en werkwijze voor het bevestigen van een membraan in een dergelijke transducent.
JP3794292B2 (ja) * 2001-07-03 2006-07-05 株式会社村田製作所 圧電型電気音響変換器およびその製造方法
WO2003098421A1 (en) * 2002-05-16 2003-11-27 Sony Corporation Inputting method and inputting apparatus
JP2009296160A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Hosiden Corp スピーカ
TW201106719A (en) * 2009-08-12 2011-02-16 Cotron Corp Earphone
CN103747374A (zh) 2013-12-27 2014-04-23 苏州恒听电子有限公司 一种具有改良式壳体的受话器
CN103841477A (zh) * 2014-01-28 2014-06-04 李世煌 一种采用被动振膜单元的声学结构
CN104159179B (zh) 2014-06-30 2018-12-04 歌尔股份有限公司 扬声器模组
JP6461724B2 (ja) * 2015-06-05 2019-01-30 太陽誘電株式会社 圧電式発音体及び電気音響変換装置
EP3133829B1 (en) * 2015-08-19 2020-04-08 Sonion Nederland B.V. Receiver unit with enhanced frequency response
CN205005218U (zh) * 2015-09-10 2016-01-27 微鲸科技有限公司 双面平衡被动压缩式音箱
CN105681984A (zh) * 2016-01-27 2016-06-15 瑞声光电科技(常州)有限公司 扬声器
CN106604187A (zh) * 2017-01-06 2017-04-26 苏州新吴光电科技有限公司 一种具有双振膜的受话器
CN107197411A (zh) * 2017-03-31 2017-09-22 苏州逸巛声学科技有限公司 一种受话器及其装配工艺
CN207612419U (zh) * 2017-11-24 2018-07-13 苏州逸巛声学科技有限公司 一种受话器
CN107820178A (zh) * 2017-11-24 2018-03-20 苏州逸巛声学科技有限公司 一种受话器

Also Published As

Publication number Publication date
EP3637797A1 (en) 2020-04-15
US20200366984A1 (en) 2020-11-19
US11223897B2 (en) 2022-01-11
DK3637797T3 (da) 2021-07-19
EP3637797A4 (en) 2020-07-15
EP3637797B1 (en) 2021-06-23
WO2019101161A1 (zh) 2019-05-31
CN107820178A (zh) 2018-03-20
JP6960189B2 (ja) 2021-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6960189B2 (ja) 発声装置
CN111343549B (zh) 扬声器箱
JP5006811B2 (ja) 可動アーマチュア型レシーバ
KR20160048637A (ko) 전기 음향 변환 장치
JP6990468B2 (ja) 薄型受話器
JP2008252871A5 (ja)
KR20040110982A (ko) 스피커 장치
CN111327999B (zh) 扬声器箱
WO2021174570A1 (zh) 扬声器箱
WO2021103070A1 (zh) 扬声器及音频设备
WO2021174578A1 (zh) 发声器件
CN107360520A (zh) 一种受话器及其装配工艺
CN107820183B (zh) 一种受话器及其装配工艺
CN211744718U (zh) 发声器件
CN207612419U (zh) 一种受话器
CN116437273A (zh) 一种多功能发声器件
WO2021174577A1 (zh) 发声器件
CN210120642U (zh) 一种隔膜式受话器
WO2021103072A1 (zh) 扬声器及音频设备
KR100987464B1 (ko) 지향성 스피커
CN210120665U (zh) 一种多音腔受话器
CN209982717U (zh) 一种动圈扬声器
WO2022007026A1 (zh) 扬声器装置及移动终端设备
CN210120664U (zh) 一种受话器
WO2021103071A1 (zh) 扬声器及音频设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6960189

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350