JP2020519089A - ランダム接続過程を行う方法及びそのための装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線通信システムにおいてランダム接続過程を行う方法及び装置に関する。【解決手段】NPRACH構成情報を受信するステップ、及びNPRACH構成情報に基づき、ランダム接続プリアンブルを送信するステップを含み、NPRACH構成情報は、第1のプリアンブルフォーマットのみが支援されるか、第2のプリアンブルフォーマットのみが支援されるか、又は両方が支援されるかを指示する情報を含み、NPRACH構成情報に従って、第1のプリアンブルフォーマット及び第2のプリアンブルフォーマットの両方が支援され、且つ特定の条件を満たす場合、ランダム接続プリアンブルは、第1のプリアンブルフォーマットを用いて送信され、NPRACH構成情報に従って、第1及び第2のプリアンブルフォーマットの両方が支援され、且つ特定の条件を満たさない場合、ランダム接続プリアンブルは、第2のプリアンブルフォーマットを用いて送信される。【選択図】図11

Description

本発明は、無線通信システムに関し、より詳細には、効果的な範囲向上のためのランダム接続過程を行う方法及びそのための装置に関する。
多数の通信機器がより大きな通信容量を要求することにより、既存の無線接続技術(radio access technology,RAT)に比べて向上した広帯域移動通信(mobile broadband communication)の必要性が高まっている。また多数の機器及びモノを連結していつでもどこでも多様なサービスを提供する大規模MTC(massive Machine Type Communications)も次世代通信において考慮すべき主要なイシューである。また、信頼度(reliability)及び遅延(latency)に敏感なサービス/端末(UE)を考慮した通信システムデザインが論議されている。このように、向上した広帯域移動通信(enhanced mobile broadband communication)、大規模MTC(massive MTC,mMTC)、URLLC(Ultra−Reliable and Low Latency Communication)などを考慮した次世代無線接続技術の導入が論議されていて、本発明では、便宜のために、当該技術をNR(new RAT)と呼ぶ。
本発明の目的は、無線通信システムにおいて、効果的な範囲向上のためのランダム接続過程を行う方法及びそのための装置を提供することにある。
具体的に、本発明の目的は、狭帯域のモノのインターネット(NB−IoT)通信のためのレガシープリアンブルと向上されたプリアンブルとを同時に支援する無線通信システムにおいて、効果的に ランダム接続過程を行うための方法及びそのための装置を提供することにある。
本発明で遂げようとする技術的課題は以上で言及した事項に限定されず、言及していない別の技術的課題は、以下に説明する本発明の実施例から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に明確に理解されるであろう。
本発明の第1の態様として、無線通信システムにおいて、端末がランダム接続過程を行う方法が提供され、前記方法は、 NPRACH(Narrowband Physical Random Access Channel)構成情報を受信するステップ、及び前記NPRACH構成情報に基づき、ランダム接続プリアンブルを送信するステップを含み、前記NPRACH構成情報は、第1のプリアンブルフォーマットのみが支援されるか、第2のプリアンブルフォーマットのみが支援されるか、又は前記第1のプリアンブルフォーマット及び前記第2のプリアンブルフォーマットの両方が支援されるかを指示する情報を含み、前記NPRACH構成情報に従って、前記第1のプリアンブルフォーマット及び前記第2のプリアンブルフォーマットの両方が支援され、且つ特定の条件を満たす場合、前記ランダム接続プリアンブルは、前記第1のプリアンブルフォーマットを用いて送信され、前記NPRACH構成情報に従って、前記第1のプリアンブルフォーマット及び前記第2のプリアンブルフォーマットの両方が支援され、且つ前記特定の条件を満たさない場合、前記 ランダム接続プリアンブルは、前記第2のプリアンブルフォーマットを用いて送信されることができる。
本発明の第2の態様として、無線通信システムにおいて、ランダム接続過程を行う端末が提供され、前記端末は、RF送受信器(Radio Frequency transceiver)、及び前記RF送受信器に動作可能に接続される(operatively connected)プロセッサを含み、前記プロセッサは、前記RF送受信器を制御して、 NPRACH(Narrowband Physical Random Access Channel)構成情報を受信して、前記RF送受信器を制御して、前記NPRACH構成情報に基づき、ランダム接続プリアンブルを送信するように構成され、前記NPRACH構成情報は、第1のプリアンブルフォーマットのみが支援されるか、第2のプリアンブルフォーマットのみが支援されるか、又は前記第1のプリアンブルフォーマット及び前記第2のプリアンブルフォーマットの両方が支援されるかを指示する情報を含み、前記NPRACH構成情報に従って、前記第1のプリアンブルフォーマット及び前記第2のプリアンブルフォーマットの両方がいずれも支援され、且つ特定の条件を満たす場合、前記 ランダム接続プリアンブルは、前記第1のプリアンブルフォーマットを用いて送信され、前記NPRACH構成情報に従って、前記第1のプリアンブルフォーマット及び前記第2のプリアンブルフォーマットの両方が支援され、且つ前記特定の条件を満たさない場合、前記ランダム接続プリアンブルは、前記第2のプリアンブルフォーマットを用いて送信されることができる。
好ましくは、前記特定の条件は、RSRP(Reference Signals Received Power)が第1の値以上であること、前記端末に設定された繰り返しレベル(repetition level)が第2の値以下であること、カバレッジレベルが第3の値以下であることのうちの少なくとも1つを含むことができる。
好ましくは、前記第1のプリアンブルフォーマットは、1個のシンボルに該当する循環前置(cyclic prefix)を含み、前記第2のプリアンブルフォーマットは、複数のシンボルに該当する循環前置を含むことができる。
好ましくは、前記第1のプリアンブルフォーマットは、3.75kHzのサブキャリア間隔を有して、前記第2のプリアンブルフォーマットは、3.75/NkHzのサブキャリア間隔を有して、Nは、1より大きい整数であることができる。
好ましくは、RA−RNTI(random access radio network temporary identifier)を用いてランダム接続応答メッセージが受信され、前記第1のプリアンブルフォーマットと前記第2のプリアンブルフォーマットとに対して互いに異なるRA−RNTIが用いられることができる。
好ましくは、RA−RNTI(random access radio network temporary identifier)を用いてランダム接続応答メッセージが受信され、前記第1のプリアンブルフォーマットと前記第2のプリアンブルフォーマットとに対して同一のRA−RNTIが用いられ、前記ランダム接続応答メッセージのヘッダ又はペイロードは、前記第1のプリアンブルフォーマットと前記第2のプリアンブルフォーマットとを区別する情報を含むことができる。
好ましくは、前記ランダム接続プリアンブルを対応するランダム接続応答メッセージ受信に失敗する場合、前記ランダム接続プリアンブルが再送信され、前記ランダム接続プリアンブルを再送信することは、カウンター値を増加させることと、前記増加されたカウンター値が最大のカウンター値よりも小さい場合、以前と同一のプリアンブルフォーマットを用いて前記ランダム接続プリアンブルを再送信することと、前記増加されたカウンター値が最大のカウンター値と同一の場合、以前とは互いに異なるプリアンブルフォーマットを用いて前記ランダム接続プリアンブルを再送信することとを含むことができる。
好ましくは、前記ランダム接続プリアンブルを対応するランダム接続応答メッセージ受信に失敗する場合、以前とは互いに異なるプリアンブルフォーマットを用いて前記 ランダム接続プリアンブルが再送信されることができる。
好ましくは、第1のタイミングアドバンス命令を含むランダム接続応答メッセージを受信して、前記第1のタイミングアドバンス命令を適用して、RRC(Radio Resource Control)接続要請メッセージを送信して、第2のタイミングアドバンス命令を含む競合解決メッセージを受信して、前記第2のタイミングアドバンス命令を適用して、前記競合解決メッセージに対するHARQ−ACK(Hybrid Automatic Repeat and reQuest Acknowledgement)信号を送信することができる。
好ましくは、第1のタイミングアドバンス命令を含むランダム接続応答メッセージを受信して、前記第1のタイミングアドバンス命令を適用して、RRC(Radio Resource Control)接続要請メッセージを送信して、前記送信されたRRC接続要請メッセージに対応する競合解決メッセージ受信に失敗する場合、第2のタイミングアドバンス命令を適用して、前記RRC接続要請メッセージを再送信して、前記再送信されたRRC接続要請メッセージに対応する競合解決メッセージ受信に失敗する場合、第3のタイミングアドバンス命令を適用して、前記RRC接続要請メッセージを再送信することができる。
本発明によれば、無線通信システムにおいてランダム接続過程を行うとき、効果的に範囲を向上させることができる。
具体的に、本発明によれば、狭帯域のモノのインターネット (NB−IoT)通信のためのレガシープリアンブルと向上されたプリアンブルとを同時に支援する無線通信システムにおいて、効果的にランダム接続過程を行うことができる。
本発明で遂げようとする技術的課題は以上で言及した事項に限定されず、言及していない別の技術的課題は、以下に説明する本発明の実施例から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に明確に理解されるであろう。
本発明に関する理解を助けるために詳細な説明の一部として含まれる添付の図面は、本発明に関する様々な実施例を提供する。また、添付の図面は、詳細な説明と共に本発明の実施形態を説明する。
本発明において用いられる無線フレーム(radio frame)の構造を例示する。 本発明において用いられる下りリンクスロットのためのリソースグリッドを例示する。 本発明において用いられる下りリンクサブフレームの構造を例示する。 本発明において用いられる上りリンクサブフレームの構造を例示する。 ランダム接続過程(Random Access Procedure)を例示する。 NPRACHプリアンブル送信方法を例示する。 上りリンク−下りリンクのタイミング関係(timing relation)を例示する。 本発明による向上されたプリアンブルフォーマットを例示する。 本発明による向上されたプリアンブルフォーマットを例示する。 本発明による向上されたプリアンブルフォーマットを例示する。 本発明によるランダム接続プリアンブル送信方法を例示する。 レガシーUEのためのRARメッセージヘッダ及びペイロードを例示する。 本発明によるランダム接続プリアンブル再送信方法を例示する。 本発明によるランダム接続プリアンブル再送信方法を例示する。 本発明によるランダム接続プリアンブル送信方法を例示する。 本発明に適用可能な基地局及び端末を例示する。
以下の技術は、CDMA(Code Division Multiple Access)、FDMA(Frequency Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、SC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)などのような様々な無線接続システムに用いることができる。CDMAは、UTRAN(Universal Terrestrial Radio Access Network)やCDMA2000のような無線技術(radio technology)によって具現することができる。TDMAは、GSM(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)のような無線技術によって具現することができる。OFDMAは、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、E−UTRAN(Evolved UTRAN)などのような無線技術によって具現することができる。UTRANは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。3GPP(3rd Generation Partnership Project)LTE(long term evolution)システムは、E−UTRANを用いるE−UMTS(Evolved UMTS)の一部であり、LTE−A(Advanced)システムは、3GPP LTEの進化したバージョンであり、LET−Aプロシステムは、3GPP LTE−Aの進化したバージョンである。
説明の明確性のために、以下では、3GPP LTE/LTE−A/LTE−Aプロを中心として説明するが、本発明の技術的原理はこれに制限されない。また、以下の説明で使われる特定用語は、本発明の理解を助けるために提供されたもので、これらの特定用語の使用は、本発明の技術的原理から逸脱することなく他の形態に変更されてもよい。例えば、本発明は、3GPP LTE/LTE−A/LTE−Aプロ標準によるシステムだけではなく、その他の3GPP標準、IEEE 802.xx標準又は3GPP2標準によるシステムにも適用可能であり、3GPP 5G又はNR(New RAT)のような次世代通信システムに適用できる。
本発明において、ユーザ機器(user equipment,UE)は、固定していても、移動性を有していてもよいもので、基地局(base station,BS)と通信してデータ及び/又は制御情報を送受信する各種機器を含む。UEを、端末(Terminal)、MS(Mobile Station)、MT(Mobile Terminal)、UT(User Terminal)、SS(Subscribe Station)、無線機器(wireless device)、PDA(Personal Digital Assistant)、無線モデム(wireless modem)、携帯機器(handheld device)などと呼ぶこともできる。以下、UEは端末と混用できる。
本発明において、基地局(BS)は一般に、UE及び/又は他のBSと通信する固定局(fixed station)を意味し、UE及び他のBSと通信して各種データ及び制御情報を交換する。基地局(BS)を、ABS(Advanced Base Station)、NB(Node−B)、eNB(evolved−NodeB)、gNB(next generation NodeB)BTS(Base Transceiver System)、アクセスポイント(Access Point)、PS(Processing Server)、ノード(node)、TP(Transmission Point)などと呼ぶこともできる。以下、基地局(BS)はeNB又はgNBと混用できる。
無線接続システムにおいて、端末は、下りリンク(DL:Downlink)を介して基地局から情報を受信して、上りリンク(UL:Uplink)を介して基地局へ情報を送信する。基地局及び端末が送受信する情報は、一般のデータ情報及び様々な制御情報を含み、基地局及び端末が送受信する情報の種類/用途に応じて様々な物理チャネルが存在する。
端末は、電源がオフ状態から再びオンになったり、新しくセルに進入したりした場合に、基地局と同期を取る等の初期セル探索(Initial cell search)作業を行う。そのために、端末は、基地局からプライマリ同期チャネル(Primary Synchronization Signal,PSS)及びセカンダリ同期チャネル(Secondary Synchronization Signal,SSS)を受信して基地局と同期を取り、セルID(cell identity)などの情報を取得すればよい。その後、端末は、基地局から物理ブロードキャストチャネル(Physical Broadcast Channel,PBCH)を介してセル内においてブロードキャストされるシステム情報を取得できる。一方、端末は、初期セル探索段階で、下りリンク参照信号(Downlink Reference Signal,DL RS)を受信し、下りリンクチャネル状態を確認できる。
初期セル探索を終えた端末は、物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCH)、及び該物理下りリンク制御チャネル情報に基づく物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDSCH)を受信することによって、より具体的なシステム情報を取得できる。
その後、端末は、基地局への接続を完了するために、ランダム接続過程(Random Access Procedure)を行うことができる。このため、端末は、物理ランダム接続チャネル(Physical Random Access Channel,PRACH)を介してプリアンブル(preamble)を送信して、物理下りリンク制御チャネル及びそれに対応する物理下りリンク共有チャネルを介して、プリアンブルへの応答メッセージを受信することができる。競合ベースランダム接続(contention based random access)の場合、追加の物理ランダム接続チャネルの送信、物理下りリンク制御チャネル及びこれに対応する物理下りリンク共有チャネル受信のような競合解決手順(Contention Resolution Procedure)を行うことができる。
上述したような手順を行った端末は、その後、一般的な上りリンク/下りリンク信号送信手順として、物理下りリンク制御チャネル/物理下りリンク共有チャネルの受信、及び物理上りリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel,PUSCH)/物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel,PUCCH)送信を行うことができる。端末が基地局へ送信する制御情報を総称して上りリンク制御情報(Uplink Control Information,UCI)という。UCIは、HARQ ACK/NACK(Hybrid Automatic Repeat reQuest Acknowledgement/Negative−ACK)、SR(Scheduling Request)、CSI(Channel State Information)などを含む。CSIは、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、RI(Rank Indication)などを含む。UCIは、一般に、PUCCHを介して送信されるが、制御情報とトラフィックデータが同時に送信される必要がある場合は、PUSCHを介して送信されてもよい。また、ネットワークの要請/指示によってPUSCHを介してUCIを非周期的に送信してもよい。
図1は、本発明において用いられる無線フレーム(radio frame)の構造を例示する。セルラーOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)無線パケット通信システムにおいて、上りリンク/下りリンクデータパケット送信は、サブフレーム(subframe,SF)単位で行われ、一サブフレームは、複数のOFDMシンボルを含む一定の時間区間で定義される。LTE(−A)システムでは、FDD(Frequency Division Duplex)に適用可能なタイプ1の無線フレーム(radio frame)構造と、TDD(Time Division Duplex)に適用可能なタイプ2の無線フレーム構造を支援する。
図1は、タイプ1の無線フレームの構造を例示する。例えば、下りリンク無線フレームは、10個のサブフレームで構成され、1サブフレームは、時間ドメイン(time domain)において2個のスロット(slot)で構成される。1サブフレームを送信するのにかかる時間をTTI(Transmission Time Interval)という。或いは、TTIは、1個のスロットを送信するのにかかる時間を称してもよい。例えば、1サブフレームの長さは1msであり、1スロットの長さは0.5msである。1スロットは時間ドメインにおいて複数のOFDMシンボルを含み、周波数ドメイン(frequency domain)において複数のリソースブロック(resource block,RB)を含む。LTE(−A)システムでは、下りリンクでOFDMを用いるため、OFDMシンボルが1シンボル区間を表す。OFDMシンボルは、SC−FDMAシンボル又はシンボル区間とも呼ばれる。リソース割り当て単位としてのリソースブロック(RB)は、1スロットにおいて複数の連続したサブキャリア(subcarrier)を含んでもよい。
1スロットに含まれるOFDMシンボルの数は、循環前置(Cyclic Prefix,CP)の構成(configuration)によって変更可能である。CPには、拡張CP(extended CP)と一般CP(normal CP)とがある。例えば、OFDMシンボルが一般CPによって構成された場合、1スロットに含まれるOFDMシンボルの数は7個である。OFDMシンボルが拡張CPによって構成された場合、1OFDMシンボルの長さが増加するため、1スロットに含まれるOFDMシンボルの数は、一般CPの場合に比べて少ない。例えば、拡張CPの場合に、1スロットに含まれるOFDMシンボルの数は6個である。端末が速い速度で移動する場合などのようにチャネル状態が不安定な場合は、シンボル間干渉をより減らすために、拡張CPが用いられてもよい。
タイプ2の無線フレームは、2ハーフフレーム(half frame)で構成され、各ハーフフレームは、5サブフレームで構成され、下りリンク区間(例えば、DwPTS(Downlink Pilot Time Slot))、保護区間(Guard Period,GP)、上りリンク区間(例えば、UpPTS(Uplink Pilot Time Slot))を含む。1サブフレームは2スロットで構成される。例えば、下りリンク区間(例えば、DwPTS)は、端末における初期セル探索、同期化又はチャネル推定に用いられる。例えば、上りリンク区間(例えば、UpPTS)は、基地局におけるチャネル推定と端末の上りリンク送信同期を取るために用いられる。例えば、上りリンク区間(例えば、UpPTS)は、基地局においてチャネル推定のためのSRS(Sounding Reference Signal)が送信されてもよく、上りリンク送信同期を取るためのランダム接続プリアンブル(random access preamble)を運ぶPRACH(Physical Random Access Channel)が送信されてもよい。保護区間は、上りリンクと下りリンクとの間に下りリンク信号の多重経路遅延によって上りリンクで生じる干渉を除去するための区間である。
上述した無線フレームの構造は例示に過ぎず、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレームに含まれるスロットの数、又はスロットに含まれるシンボルの数は様々に変更されてもよい。
図2は、本発明において用いられる下りリンクスロットのためのリソースグリッドを例示する。
図2を参照すると、下りリンクスロットは、時間ドメインにおいて複数のOFDMシンボルを含む。ここで、1下りリンクスロットは、7OFDMシンボルを含み、1リソースブロック(RB)は、周波数ドメインにおいて12サブキャリアを含むものと例示されている。しかし、本発明はこれらに限られない。リソースグリッド上のそれぞれの要素は、リソース要素(Resource Element,RE)と呼ばれる。1RBは12×7REを含む。下りリンクスロットに含まれたRBの数NDLは下りリンク送信帯域に依存する。上りリンクスロットの構造は、下りリンクスロットの構造と同一であってもよい。
上述したスロットのリソースグリッドは例示に過ぎず、スロットに含まれるシンボル、リソース要素、RBの数は様々に変更可能である。
図3は、本発明において用いられる下りリンクサブフレームの構造を例示する。
図3を参照すると、サブフレームにおいて最初のスロットの先頭部に位置する最大3(又は、4)個のOFDMシンボルが、制御チャネル割り当てのための制御領域に該当する。その他のOFDMシンボルは、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)が割り当てられるデータ領域に該当し、データ領域の基本リソース単位はRBである。LTE(−A)システムにおいて用いられる下りリンク制御チャネルの例は、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、PHICH(Physical Hybrid ARQ Indicator Channel)などを含む。
PCFICHはサブフレームの最初のOFDMシンボルから送信され、サブフレームにおいて制御チャネルの送信に用いられるOFDMシンボルの数に関する情報を運ぶ。PCFICHは、4個のリソース要素グループ(Resource Element Group,REG)からなり、それぞれのREGは、セルIDに基づき、制御領域内に均等に分散される。1REG(Resource Element Group)は4リソース要素で構成できる。PCFICHは、1〜3(又は、2〜4)の値を指示して、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)に変調される。PHICHは、上りリンク送信への応答としてHARQ ACK/NACK信号を運ぶ。PHICH区間(duration)によって設定された1個以上のOFDMシンボルにおいて、CRS及びPCFICH(最初のOFDMシンボル)を除くその他のREG上にPHICHが割り当てられる。PHICHは、周波数ドメイン上において最大に分散された3個のREGに割り当てられる。以下、PHICHをより詳しく説明する。
PDCCHは、サブフレームの最初のn個のOFDMシンボル(以下、制御領域)内に割り当てられる。ここで、nは1以上の整数であって、PCFICHによって指示される。PDCCHを介して送信される制御情報をDCI(Downlink Control Information)という。PDCCHは、下りリンク共有チャネル(downlink shared channel,DL−SCH)の送信フォーマット及びリソース割り当て情報、上りリンク共有チャネル(uplink shared channel,UL−SCH)の送信フォーマット及びリソース割り当て情報、ページングチャネル(paging channel,PCH)上のページング情報、DL−SCH上のシステム情報、PDSCH上から送信されるランダム接続応答のような上位階層制御メッセージのリソース割り当て情報、端末グループ内の各々の端末へのTxパワー制御命令セット、Txパワー制御命令、VoIP(Voice over IP)の活性化指示情報などを運ぶ。より具体的に、DCIフォーマットは、用途に応じて、ホッピングフラッグ(hopping flag)、RB割り当て、MCS(Modulation Coding Scheme)、RV(Redundancy Version)、NDI(New Data Indicator)、TPC(Transmit Power Control)、循環シフトDM−RS(DeModulation Reference Signal)、CQI(Channel Quality Information)要請、HARQプロセス番号、TPMI(Transmitted Precoding Matrix Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)確認(confirmation)などの情報を選択的に含む。
基地局は端末に送信されるDCIに応じてPDCCHフォーマットを決定して、制御情報にCRC(cyclic redundancy check)を付加する。CRCはPDCCHの所有者又は用途に応じて識別子(例えば、RNTI(radio network temporary identifier))でマスクされる。例えば、PDCCHが特定の端末のためのものである場合、該当端末の識別子(例えば、cell−RNTI(C−RNTI))がCRCにマスクされる。PDCCHがページングメッセージのためのものである場合、ページング識別子(例えば、paging−RNTI(P−RNTI))がCRCにマスクされる。PDCCHがシステム情報(より具体的に、システム情報ブロック(system information block,SIC))のためのものである場合、SI−RNTI(system information RNTI)がCRCにマスクされる。PDCCHがランダム接続応答のためのものである場合、RA−RNTI(random access−RNTI)がCRCにマスクされる。PDCCHが上りリンク電力制御のためのものである場合、TPC−RNTI(Transmit Power Control−RNTI)が用いられ、TPC−RNTIは、PUCCH電力制御のためのTPC−PUCCH−RNTIとPUSCH電力制御のためのTPC−PUSCH−RNTIとを含むことができる。PDCCHがマルチキャスト制御チャネル(Multicast Control Channel,MCCH)のためのものである場合、M−RNTI(Multimedia Broadcast Multicast Service−RNTI)が用いられる。
PDCCHを介して送信される制御情報は、DCI(Downlink Control Information)という。多様なDCIフォーマットが用途に応じて定義される。具体的に、上りリンクスケジューリングのために、DCIフォーマット0、4(以下、ULグラント)が定義され、下りリンクスケジューリングのために、DCIフォーマット1、1A、1B、1C、1D、2、2A、2B、2C(以下、DLグラント)が定義される。DCIフォーマットは、用途に応じて、ホッピングフラッグ(hopping flag)、RB割り当て、MCS(Modulation Coding Scheme)、RV(Redundancy Version)、NDI(New Data Indicator)、TPC(Transmit Power Control)、循環シフトDM−RS(DeModulation Reference Signal)、CQI(Channel Quality Information)要請、HARQプロセス番号、TPMI(Transmitted Precoding Matrix Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)確認(confirmation)などの情報を選択的に含む。
LTE(−A)システムでは、各々の端末のためにPDCCHが位置可能な制限されたセットのCCE位置を定義する。端末が自身のPDCCHが検索可能な制限されたセットのCCE位置は、検索空間(Search Space,SS)と呼ばれる。LTE(−A)システムにおいて、検索空間は、各々のPDCCHフォーマットに応じて異なるサイズを有する。また、UE−特定(UE−specific)及び共通(common)検索空間が別に定義される。基地局は端末にPDCCHが検索空間のどこに位置するかに関する情報を提供しないため、端末は検索空間内においてPDCCH候補(candidate)の集合をモニタリングすることで自身のPDCCHを探し出す。ここで、モニタリング(monitoring)とは、端末が受信されたPDCCH候補に対して各々のDCIフォーマットに従って復号化を試みることを意味する。検索空間からPDCCHを探すことをブラインド検出(blind decoding又はblind detection)という。ブラインド検出によって、端末は自身に送信されたPDCCHの識別(identification)と該当PDCCHを介して送信される制御情報の複合化とを同時に行う。
図4は、本発明において用いられる上りリンクサブフレームの構造を例示する。
図4を参照すると、上りリンクサブフレームは、複数(例えば、2)のスロットを含む。スロットは、CPの長さに応じて互いに異なる数のSC−FDMAシンボルを含んでもよい。一例として、一般(normal)CPの場合、スロットは7個のSC−FDMAシンボルを含む。上りリンクサブフレームは、周波数ドメインにおいて、データ領域と制御領域とに区分できる。データ領域はPUSCHを含み、音声などのデータ信号の送信に用いられる。制御領域はPUCCHを含み、制御情報の送信に用いられる。PUCCHは周波数軸においてデータ領域の両端部に位置するRB対(RB pair)(例えば、m=0,1,2,3)を含み、スロットを境界としてホッピングする。
図5は、ランダム接続過程(Random Access Procedure)を例示する。
ランダム接続過程は、上りリンクで(短い)データを送信するために用いられる。例えば、ランダム接続過程は、RRC_IDLEにおける初期接続、無線リンク失敗後の初期接続、ランダム接続過程を求めるハンドオーバー、RRC_CONNECTED中にランダム接続過程が求められる上り/下りリンクデータが発生するときに行われる。RRC(Radio Resource Control)接続要請メッセージ(RRC Connection Request Message)、セル更新メッセージ(Cell Update Message)、URA更新メッセージ(URA Update Message)などの一部のRRCメッセージもランダム接続過程を用いて送信される。論理チャネルCCCH(Common Control Channel)、DCCH(Dedicated Control Channel)、DTCH(Dedicated Traffic Channel)が送信チャネルRACHにマッピングされてもよい。送信チャネルRACHは、物理チャネルPRACH(Physical Random Access Channel)にマッピングされる。端末のMAC階層が端末物理階層にPRACH送信を指示すると、端末物理階層は、先に、1個の接続スロット(access slot)と1個のシグネチャー(signature)を選択し、PRACHプリアンブルを上りリンクで送信する。ランダム接続過程は、競合ベース(contention based)過程と非競合ベース(non−contention based)過程とに区分できる。
図5を参照すると、端末は、システム情報により、基地局からランダム接続に関する情報を受信して格納する。その後、ランダム接続が必要である場合、端末はランダム接続プリアンブル(Random Access Preamble;メッセージ1又はMsg1とも呼ぶ)を基地局へ 送信する(S510)。基地局が端末からランダム接続プリアンブルを受信すると、基地局はランダム接続応答メッセージ(Random Access Response;メッセージ2又はMsg2とも呼ぶ)を端末へ送信する(S520)。具体的に、ランダム接続応答メッセージに対する下りスケジューリング情報は、RA−RNTI(Random Access−RNTI)でCRCにマスクされ、L1/L2制御チャネル(PDCCH)上から送信できる。RA−RNTIでマスクされた下りスケジューリング信号を受信した端末は、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)からランダム接続応答メッセージを受信してデコードすることができる。その後、端末は、ランダム接続応答メッセージに自身に指示されたランダム接続応答情報があるか否かを確認する。自身に指示されたランダム接続応答情報が存在するか否かは、端末が送信したプリアンブルに対するRAID(Random Access preamble ID)が存在するか否かによって確認することができる。このランダム接続応答情報は、同期化のためのタイミングオフセット情報を示すタイミングアドバンス(Timing Advance;TA)、上りリンクに用いられる無線リソース割り当て情報、端末識別のための仮の識別子(例えば、Temporary C−RNTI)などを含む。端末はランダム接続応答情報を受信すると、応答情報に含まれた無線リソース割り当て情報に従って、上りリンクSCH(Uplink Shared Channel)でRRC接続要請メッセージを含む上りリンク送信(メッセージ3又はMsg3とも呼ぶ)を行う(S530)。基地局は端末から上りリンク送信を受信した後、競合解決(contention resolution)のためのメッセージ(メッセージ4又はMsg4とも呼ぶ)を端末に送信する(S540)。競合解決のためのメッセージは、競合解決メッセージとも呼び、RRC接続設定メッセージを含むことができる。端末は基地局から競合解決メッセージを受信した後、接続設定を完了して、接続設定完了メッセージ(メッセージ5又はMsg5とも呼ぶ)を基地局へ送信する(S550)。
非競合ベース過程の場合、端末がランダム接続プリアンブルを送信(S510)する前に、基地局が非競合ランダム接続プリアンブル(Non−contention Random Access Preamble)を端末に割り当ててもよい。非競合ランダム接続プリアンブルは、ハンドオーバー命令(handover command)又はPDCCHのような専用シグナリング(dedicated signaling)によって割り当てることができる。端末は、非競合ランダム接続プリアンブルが割り当てられた場合、ステップS510のように、割り当てられた非競合ランダム接続プリアンブルを基地局へ送信することができる。基地局は、端末から非競合ランダム接続プリアンブルを受信すると、ステップS520のように、基地局はランダム接続応答を端末へ送信することができる。
上述したランダム接続過程において、ランダム接続応答(S520)に対してはHARQが適用されないものの、ランダム接続応答に対する上りリンク送信又は競合解決のためのメッセージに対してはHARQが適用されてもよい。よって、ランダム接続応答に対して、端末はACK/NACKを送信する必要がない。
一方、次世代システムでは、計量器の検針、水位測定、監視カメラの活用、自動販売機の在庫報告などのデータ通信を中心とする安価/低スペックの端末を構成することを考慮している。この端末は、低い機器複雑さ及び低い電力消耗を有するにもかかわらず、接続した機器間に適宜な処理率を提供することが求められ、便宜上、MTC(Machine Type Communication)又はIoT(Internet of Things)端末とも呼ばれ、本明細書では簡単に端末(UE)と総称する。
また、次世代システムは、セルラーネットワーク又は第3のネットワークを活用するに当って、狭帯域(narrowband)を用いた通信(又は、NB−IoT通信)を行うことができる。例えば、狭帯域は180kHzである。この領域内においてUE(又は、NB−IoT UE)又はeNBは、単一又は複数の物理チャネルを多重化して送信してもよい。一方、NB−IoT UEは、橋梁下、海底、海上などチャネル環境の不良な領域において通信を行うこともあり、この場合、これを補償するために、特定チャネルの繰り返し(例えば、数TTIの間に繰り返し送信)及び/又は電力増幅(Power boosting)を行ってもよい。電力増幅の一例として、特定の帯域内で送信する周波数リソース領域をさらに減らし、時間当たり電力を特定のリソースに集中してもよい。一例として、12REで構成されたRB(resource block)を介して特定のチャネルを送信するとき、RB単位のRE割り当ての代わりに、特定のREを選択して割り当てる方式によって、全体のRBにわたって分散する電力を特定のRE(ら)に集中することもできる。特に、RB内において1個のREにデータ及び電力を集中し、通信を行う方式を単一−トーン(Single−tone)送信方式と総称してもよい。NB−IoTは、セルラーIoT(又は、cIoT)と混用されてもよい。
図6は、NPRACHプリアンブル送信方法を例示する。NPRACHプリアンブルは、LTE−Aプロシステムにおいて支援するNB−IoTのためのPRACHプリアンブルを称し、PRACHプリアンブルと総称してもよい。図6のランダム接続シンボルグループは、(N)PRACHシンボルグループと称してもよく、単にシンボルグループとも称する。
NPRACHプリアンブルは、4個のシンボルグループ(シンボルグループ0〜シンボルグループ3)で構成され、それぞれのシンボルグループは、図6に示されたように、CP(Cyclic Prefix)とシーケンス部分(sequence part)とで構成できる。シーケンス部分は、5個のサブブロックで構成できるが、各サブブロックは同一のシンボルを含む。例えば、同一のシンボルは、固定されたシンボル値1を有する。
NPRACHプリアンブルは、指定された周波数領域内で送信され、該当周波数領域は、上位階層信号(例えば、RRC階層信号)又はシステム情報(例えば、SIB2)によって設定されたサブキャリアオフセット
Figure 2020519089
とサブキャリア個数
Figure 2020519089
によって決定できる。NPRACHプリアンブルを構成する各々のシンボルグループは、間隔(gap)なく送信され、指定された周波数領域内においてシンボルグループごとに周波数ホッピングする。周波数ホッピングにおいて(i+1)番目のシンボルグループ(即ち、シンボルグループi、i=0、1、2、3)の周波数位置は、
Figure 2020519089
で示し、数式1によって決定できる。
Figure 2020519089
数式1において、
Figure 2020519089
は、NPRACHプリアンブルの開始サブキャリアインデックスを示し、数式2によって決定される。数式1において、
Figure 2020519089
は、サブキャリアオフセットを示し、数式3によって決定される。数式2において
Figure 2020519089
で与えられる。
Figure 2020519089
Figure 2020519089
数式3において、
Figure 2020519089
は、NPRACHプリアンブルのシンボルグループ0のためのサブキャリアオフセットを示し、数式4によって決定できる。数式3において、
Figure 2020519089
は、数式5によって決定され、数式4において、
Figure 2020519089
は、
Figure 2020519089
から選ばれる値である。
Figure 2020519089
Figure 2020519089
数式5において
Figure 2020519089
であり、
Figure 2020519089
で与えられる。
NPRACHプリアンブルは、カバレッジ向上又はカバレッジ拡張のために、特定回数(例えば、図6のN)だけ繰り返し送信されることができる。特定の繰り返し回数は、上位階層信号(例えば、RRC階層信号)又はシステム情報(例えば、SIB2)によって設定できる。NPRACHプリアンブルを構成する4個のシンボルグループ(シンボルグループ0〜シンボルグループ3)は、シンボルグループごとに、数式1〜5を用いて決定された周波数位置にホッピングしながら送信され、このように、1番目のNPRACHプリアンブルを送信した後、2番目のNPRACHプリアンブルの各シンボルグループも数式1〜5に基づいて周波数ホッピングして送信することができる。同様な方式を適用して、NPRACHプリアンブルを特定回数(例えば、N)だけ繰り返し送信することができる。繰り返し送信される各NPRACHプリアンブルの1番目のシンボルグループ(即ち、シンボルグループ0)の周波数位置は、ランダムに決定できる。
図6に示されたNPRACHプリアンブルのシンボルグループは、間隔(gap)なく送信されるため、NPRACHプリアンブルには保護時間が適用されない。よって、図6に示されたNPRACHプリアンブルの場合、保護時間の代わりにCP長さを考慮して支援するセル半径を決定することができる。一般に、セル半径とラウンドトリップ遅延(RTD)との関係は、(セル半径)=(光速)*(RTD/2)で表現でき、RTDは保護時間に該当するため、セル半径とCP長さとの関係は、数式6のように表現できる。
[数6]
(セル半径)=(光速)*(CP長さ/2)
表1は、NPRACHプリアンブルフォーマットによるCP長さ、セル半径の概略的な値を例示する。表1に示されたように、NPRACHプリアンブルフォーマットは、フォーマット0、1を有することができ、各々のNPRACHプリアンブルフォーマットは、同一のシーケンス長さを有し、CP長さが異なるように設定されてもよい。CP長さは、上位階層信号(例えば、RRC階層信号)又はシステム情報(例えば、SIB2)によって設定され、CP長さに応じて該当するNPRACHプリアンブルフォーマットが決定できる。表1では、usはマイクロ秒(microsecond)を示し、kmはキロメータを示す。
Figure 2020519089
また、セル半径によるラウンドトリップ遅延(round trip delay,RTD)を考慮して保護時間(guard time,GT)が与えられる。例えば、セルエッジにある端末とセルの中心にある端末とが同一のTTI(例えば、サブフレーム又はスロット)においてPRACHプリアンブルを送信する場合、基地局が該当TTI内で各端末のPRACHプリアンブルが受信できるようにするために、保護時間が与えられる。一般に、セル半径とラウンドトリップ遅延(RTD)との関係は、(セル半径)=(光速)*(RTD/2)で表現でき、RTDは保護時間に該当するため、セル半径と保護時間との関係は、数式7のように表現できる。
[数7]
(セル半径)=(光速)*(GT/2)
表2は、従来のLTE/LTE−AシステムのプリアンブルフォーマットによるCP長さ、GT長さ、セル半径の概略的な値を例示する。表2において、プリアンブルフォーマット値は、PRACH構成インデックスによって指示される。プリアンブルフォーマット0は、1個のTTI(例えば、1ms)で送信されてもよく、プリアンブルフォーマット1、2は、2個のTTI(例えば、2ms)で送信されてもよく、プリアンブルフォーマット3は、3個のTTI(例えば、3ms)で送信されてもよく、msはミリ秒(millisecond)を示す。表2において、usはマイクロ秒(microsecond)を示し、kmはキロメータを示す。
Figure 2020519089
表2から分かるように、現在のLTEシステムで支援する最大のセル半径は100.2kmである。よって、NB−IoTのためのUEがLTEネットワークを用いたインバンド動作(in−band operation)を行うためには、少なくとも同一レベルのセル半径を支援する必要がある。
図7は、上りリンク−下りリンクのタイミング関係(timing relation)を例示する。
上りリンク直交(Uplink orthogonal)送受信のために、基地局が各々の端末の上りリンク送信タイミングを個別に管理(manage)又は調整(adjust)する必要がある。このように、基地局によって行われる送信タイミングの管理又は調整をタイミングアドバンス(timing advance)又はタイミング整列(time alignment)と称してもよい。
タイミングアドバンス又はタイミング整列は、上述のように、ランダム接続過程によって行われることができる。ランダム接続過程中、基地局は端末からランダム接続プリアンブルを受信して、受信されたランダム接続プリアンブルを用いて、タイミングアドバンス値を算出することができる。算出されたタイミングアドバンス値は、ランダム接続応答によって端末へ送信され、端末は受信されたタイミングアドバンス値に基づき、信号送信タイミングを更新(update)することができる。或いは、基地局は端末から周期的に又はランダムに送信される上りリンク参照信号(例えば、SRS(Sounding Reference Signal))を受信してタイミングアドバンスを算出することができ、端末は算出されたタイミングアドバンス値に基づき、信号送信タイミングを更新することができる。
上述のように、基地局は、ランダム接続プリアンブル又は上りリンク参照信号を介して端末のタイミングアドバンスを測定することができ、タイミング整列のための調整値(adjustment value)を端末に知らせることができる。この場合、タイミング整列のための調整値は、タイミングアドバンス命令(Timing Advance Command,TAC)又はタイミングアドバンス値(TA value)と称してもよい。
図7を参照すると、端末からの上りリンク無線フレームiの送信は、対応する下りリンク無線フレームを開始する(NTA+NTAoffset)×T秒の前に開始することができる。0≦NTA≦20512であってもよく、FDDフレーム構造の場合、NTAoffset=0、TDDフレーム構造の場合は、NTAoffset=624であってもよい。NTAは、タイミングアドバンス命令によって指示されてもよい。Tはサンプリングタイムを示す。上りリンク送信タイミングは、16Tの倍数の単位に調整可能である。TACは、ランダム接続応答において11ビットで与えられてもよく、0〜1282の値を指示することができる。NTAはTA*16で与えられてもよい。或いは、TACは6ビットであり、0〜63の値を指示することができる。この場合、NTAはNTA,old+(TA−31)*16で与えられてもよい。サブフレームnで受信されたタイミングアドバンス命令は、サブフレームn+6から適用できる。
上述のように、従来のNB−IoTシステムは、セル半径35kmを支援するGSM(Global System for Mobile communications)ネットワークに基づいて設計されたため、ランダム接続プリアンブルの循環前置(CP)が最大40km程度のセル半径まで支援するように設計されている。しかし、NB−IoTシステムの代表的な展開シナリオ(deployment scenario)の1つであるLTEネットワークにおけるインバンド動作(in−band operation)を支援するためには、セル半径100kmまで支援することが必要である。また、NB−IoTシステムは、人跡まれな、換言すれば、LTEネットワークがよく整備されていないところでの移動式自律報告(mobile autonomous reporting)システムなどを含んでいるため、支援可能なセル半径を拡張した方が好ましい。
ランダム接続プリアンブルの支援可能な最大のセル半径を拡張するためには、一般に、(NPRACH)プリアンブルのCPと保護時間(GT)を拡張することが考えられる。及び/又は、CPオーバーヘッドの増加を抑制するために、(NPRACH)プリアンブルのサブキャリア間隔(subcarrier spacing)を縮小することが考えられる。例えば、セル半径100kmを支援するためには、CP長さを666.7usに決定することができる(数式6を参照)。このように、拡張されたセル半径を支援するために拡張されたCPを拡張CP(extended CP,E−CP)と称する。また、基地局の観点から、端末から受信されたランダム接続プリアンブルと、直後の隣接サブフレームが重なることを避けるために、E−CPと同一長さ(例えば、666.7us)の時間間隔(time gap)が必要であり、この時間間隔を保護時間(GT)という。
循環前置及び保護時間はいずれもシンボル間の干渉を避けるために追加されたものである。換言すれば、循環前置及び保護時間は、性能的な側面から付加的に追加された信号であるため、システム送信率(system throughput)次元からオーバーヘッドとして分類される可能性がある。よって、より効率的なプリアンブル送信のために、このような循環前置や保護時間のパーセントオーバーヘッド(%overhead)を減らし、循環前置及び保護時間を除いたプリアンブル情報に該当する部分(例えば、シンボル又はシンボルグループ部分)を増加させることを考慮してもよい。
図7を参照して説明したように、上りリンク直交(uplink orthogonal)の送受信のために、基地局が各UEの上りリンク送信タイミングを個別に制御することが必要であり、この過程をタイミングアドバンス(TA)又はタイミング整列という。初期タイミングアドバンスは、ランダム接続過程を介して行われる。NB−IoTシステムでは、端末がランダム接続プリアンブルを送信すると、基地局は受信されたプリアンブルから上りリンク送信遅延(delay)を推定して、ランダム接続応答(RAR)メッセージを介してタイミングアドバンス命令の形態で端末へ伝達する。端末はRARメッセージを介して伝達されたTA命令を用いて送信タイミングを調節する。
図6を参照して説明したように、NB−IoTのためのランダム接続プリアンブル(又は、NPRACHプリアンブル)は、単一のキャリア周波数ホッピング(single carrier frequency hopping)方式によって送信され、タイミング推定(timing estimation)取得範囲及び精度をいずれも考慮して設計されている。従来のランダム接続プリアンブル(又は、NPRACHプリアンブル)のサブキャリア間隔(subcarrier spacing)は3.75kHzで、40kmセル半径まで曖昧(ambiguity)なくタイミング推定ができるように設計されている。2個のサブキャリア間の間隔を用いてタイミング推定を行う場合、曖昧なく支援可能なセル半径は、以下のように算出できる。離れた2個のサブキャリア間の間隔を用いて推定する場合、2個のサブキャリア上で送信される信号の位相差は、2*pi*delta_fで表現でき、delta_fはサブキャリア間隔をHz(Hertz)単位に示したものである。また、ラウンドトリップ遅延を考慮した2個のサブキャリア上で送信される信号の位相差は、2*pi*delta_f*tau_RTTで表現でき、tau_RTTはラウンドトリップ遅延を示す。位相差とセル半径が一対一の対応値を有するには、2*pi*delta_f*tau_RTT<2*piの関係が成り立つ必要がある。よって、曖昧のない推定のためには、tau_RTT<1/delta_fの関係が成り立つ必要がある。ラウンドトリップ距離は、tau_RTT*(光速)/2、光速=3E8m/sであるため、サブキャリア間隔が3.75kHzである場合、セル半径は1/delta_f*3E8/2=1/3.75(kHz)*3E8(m/s)/2=40kmである。従来のランダム接続プリアンブル(又は、NPRACHプリアンブル)の3.75kHzサブキャリア間隔で曖昧なくタイミング推定が可能なセル半径が40kmであるため、100kmセル半径の支援のためには、サブキャリア間隔を1.5kHz以下に縮小する必要がある。
要するに、100kmのセル半径を支援するために、ランダム接続プリアンブルの循環前置を少なくとも666.7us程度に拡張し、曖昧なくタイミング推定を行うために、ランダム接続プリアンブルのサブキャリア間隔を1.5kHz以下に縮小するか、又は3.75kHzのサブキャリア間隔を維持しながらタイミング推定の曖昧を解決する。
本発明は、LTEネットワーク又はLTEシステムの最大のセル半径を支援するネットワークにおいて、NB−IoTシステムが使用できるようにするものであって、具体的には、LTEネットワーク又はLTEシステムの最大のセル半径を支援するネットワークにおいて、NB−IoTのためのランダム接続過程が行えるように、ランダム接続プリアンブル(又は、NPRACHプリアンブル)を向上させるための方法を提案する。
説明の便宜のために、本発明で提案する拡張されたセル半径(例えば、100km)を支援するランダム接続プリアンブルを「向上された(enhanced)」プリアンブルと定義し、これに対して、従来のランダム接続プリアンブルを「レガシー(legacy)」プリアンブルと定義する。本発明において、レガシープリアンブルを第1のプリアンブルフォーマットと称してもよく、向上されたプリアンブルは第2のプリアンブルフォーマットと称してもよい。また、本発明では、ランダム接続プリアンブル又は(N)PRACHプリアンブル又は(N)PRACH信号又は(N)PRACHは混用されてもよく、単にプリアンブルと称してもよい。また、本発明では、(N)PRACHシンボルグループ又はランダム接続シンボルグループは混用されてもよく、単にシンボルグループと称してもよい。また、従来のNB−IoT(又は、レガシープリアンブル)を支援する端末(UE)は、レガシー端末(legacy UE)と称してもよく、向上されたプリアンブル(又は、レガシープリアンブル及び向上されたプリアンブルをいずれも)を支援する端末は、向上された端末(enhanced UE)と称してもよい。
本発明は、NB−IoTを支援する端末/基地局/システムに基づいて説明されるが、本発明はこれに限られない。本発明は、NB−IoT通信を支援しない端末/基地局/システムにも同様に適用できる。例えば、本発明は、mMTC(massive Machine Type Communication)を支援する端末/基地局/システムだけではなく、IoT及びMTCを支援しない一般の端末/基地局/システムにも同様に適用できる。本明細書において、端末/基地局/システムは、NB−IoTを支援する端末/基地局/システムとNB−IoTを支援しない端末/基地局/システムを総称してもよい。
向上されたプリアンブルフォーマット(Enhanced preamble format)
本明細書において、向上されたプリアンブルは、NPRACH範囲向上のために、従来のプリアンブルに対して複数のシンボルに該当するようにCP長さを増加させるか、3.75/NkHz(N>1である整数)にサブキャリア間隔を縮小するか、シンボルレベルスクランブリングを適用するか、及び/又はシンボルグループレベルスクランブリングを導入するなどによって、レガシープリアンブルに比べてより大きいセル半径を支援するように設計されたプリアンブルを称する。向上されたプリアンブルは、従来のレガシープリアンブルに追加される新たな形態のPRACHフォーマットであってもよい。
向上されたプリアンブルの一例として、従来のNB−IoTのためのランダム接続プリアンブル(又は、NPRACHプリアンブル)(例えば、図6及びその説明を参照)を構成するシンボルグループ内においてCPとして用いられるシンボルの個数を増加させることができる。本発明において、シンボルグループ内において複数のシンボルに該当するCPをE−CP(enhanced CP)と称する。例えば、E−CP(>666.7us)を支援するために、レガシープリアンブルの6個のシンボルのうち、先頭の3個のシンボルをCPとして用いて、3個のシンボルをシーケンス部分として用いることができる(図8を参照)。この例では、UEは、3個のシンボル長さに該当するCP部分と3個のシンボル長さに該当するシーケンス部分とを含むフォーマットでランダム接続プリアンブルを送信し、基地局は、先頭の3個のシンボルをE−CP(enhanced CP)とみなし、先頭の3個のシンボルを除くその他の3個のシンボルを用いて、プリアンブル検出及びタイミング推定を行う。図8のランダム接続プリアンブルフォーマットは例示に過ぎず、本発明は、図8のランダム接続プリアンブルフォーマットに限られるものではない。
向上されたプリアンブルの別の例として、タイミング推定を行うとき、曖昧なくセル半径100kmを支援するために、ランダム接続プリアンブル(又は、NPRACHプリアンブル)のサブキャリア間隔を1.5kHz以下に縮小することができる。例えば、更なる遅延拡散(delay spread)及びFDM時の干渉まで考慮して、向上されたプリアンブルのサブキャリア間隔を3.75/NkHz(N>1である整数)に設定することができ、より具体的に、120kmセル半径まで支援するために、サブキャリア間隔を1.25kHz(N=3)に設定することができる。このように、ランダム接続プリアンブル(又は、NPRACHプリアンブル)送信のために、小さいサブキャリア間隔を用いることで、タイミング推定時において曖昧なく、範囲向上を達成することができる。
向上されたプリアンブルのまた別の例として、インター−セル干渉下において誤検出(false detection)される確立を減らすか、多重化能力(multiplexing capability)を増加させるために、各々のシンボルグループに対してシンボルレベルスクランブリングを導入することが考えられる(例えば、図9を参照)。より具体的に、4個のシンボルグループのそれぞれに対して、「ABCDEA」「FGHIJF」「KLMNOK」「PQRSTR」スクランブリングシーケンスを適用することができる。
向上されたプリアンブルのまた別の例として、ランダム接続プリアンブルに対してシンボルグループ−レベルスクランブリングを適用してもよい。この場合、ランダム接続プリアンブルに対して、シンボルグループごとに「ABCD」スクランブリングシーケンスを適用することができ、この場合、4個のシンボルグループのそれぞれは、「AAAAAA」「BBBBBB」「CCCCCC」「DDDDDD」にスクランブリングされることができる(例えば、図10を参照)。
本発明において、向上されたプリアンブルは、上述した向上されたプリアンブルの例の1つであるか、又は2つ以上を組み合わせたものを称することができる。
方法1:Msg1送信時の条件及びUE動作
本発明の方法1では、レガシープリアンブル及び向上されたプリアンブルの両方を支援するセルにおいて、UEがmsg1(又は、ランダム接続プリアンブル)を送信する方法を提案する。UEは、初期セルに接続するとき、上位階層信号(例えば、RRC階層信号)又はシステム情報(例えば、SIB2)を介して、該当セルがレガシープリアンブルのみを支援するか、向上されたプリアンブルのみを支援するか、又はレガシープリアンブル及び向上されたプリアンブルの両方を支援するかに関する情報を取得する。レガシープリアンブル又は向上されたプリアンブルのうち一方のみを支援するセルに対しては、UEが再接続する際、システム情報を活用して、該当セルにおいて支援するプリアンブルを用いる。レガシープリアンブル及び向上されたプリアンブルの両方を支援するセルに対しては、UEは、以下のような条件に基づいて、初期msg1(又は、ランダム接続プリアンブル)送信を試みることを提案する。
(1−i)RSRP(Reference Signals Received Power)が特定の値(例えば、X)以上である場合、UEはE−CPを用いない。或いは、少なくとも初期msg1(又は、ランダム接続プリアンブル)送信をE−CPから開始しない。
RSRP閾値Xは、レガシーカバレッジ向上レベル(legacy CE level)を決定するRSRP閾値の1つであるか、又は基地局送信電力、基地局との距離、その他の信号減殺要因などを考慮して設定する値である。例えば、基地局の送信電力がLTEと同じく43dBmであり、信号減殺値の総和が−176dBである場合、X値は、−133dBmに設定できる。
(1−ii)設定(Configure)された繰り返しレベル(repetition level)が特定の値(例えば、Y)以下である場合、E−CPを用いない。或いは、少なくとも初期msg1(又は、ランダム接続プリアンブル)送信をE−CPから開始しない。
繰り返しレベル閾値Yは、前記したX(例えば、−133dBm)に相応する繰り返しレベル値である。例えば、X(例えば、−133dBm)に該当するMCL(maximum coupling loss)を支援する繰り返しレベル値(例えば、Y=64又は128)である。
(1−iii)向上されたカバレッジレベル(enhanced coverage level)が特定の値(例えば、Z)以下である場合、E−CPを用いない。或いは、少なくとも初期msg1(又は、ランダム接続プリアンブル)送信をE−CPから開始しない。
向上されたカバレッジレベル閾値Zは、支援される向上されたカバレッジレベル値のうちの2番目に大きい値である。例えば、向上されたカバレッジレベル=0、1、2を支援する場合、Z=1である。この場合、向上されたカバレッジレベル=2である場合に限って、E−CPを支援するか、向上されたプリアンブルを割り当てることができる。
(1−iv)Msg3多重トーン(multi−tone)送信条件を満たす場合(繰り返し回数<32である場合に限って支援)、又はMsg3多重トーン送信のためには、E−CPを用いない。或いは、少なくとも初期msg1送信をE−CPから開始しない。
X、Y、Zはいずれも閾値(threshold)に該当する値であって、実験を通じて決定される値である。上記条件は、受信信号の強度が強い場合(即ち、RSRPが大きい場合)、繰り返しレベルが小さい場合、及び/又は向上されたカバレッジレベルが小さい場合、セルエッジ(edge)にあるUEではないと判断して、E−CPを用いない旨の条件である。
図11は、本発明によるランダム接続プリアンブル送信方法を例示する。図11に示された方法は、UE側面から説明するが、これに対応する動作が基地局によって行われてもよい。
ステップS1102において、UEは、(N)PRACH構成情報(configuration information)を基地局から受信することができる。(N)PRACH構成情報は、初期セルに接続するとき、上位階層信号(例えば、RRC階層信号)又はシステム情報(例えば、SIB2)を介して受信されることができる。また、(N)PRACH構成情報は、該当セルがレガシープリアンブル(又は、第1のプリアンブルフォーマット)のみを支援するか、向上されたプリアンブル(第2のプリアンブルフォーマット)のみを支援するか、又はレガシープリアンブル及び向上されたプリアンブルをいずれも支援するかを指示する情報を含むことができる。
ステップS1104において、UEは、受信された(N)PRACH構成情報に基づき、ランダム接続プリアンブル(又は、(N)PRACHプリアンブル)を基地局へ送信することができる。例えば、(N)PRACH構成情報に従って、レガシープリアンブルのみが支援される場合、UEは、レガシープリアンブル(又は、第1のプリアンブルフォーマット)を用いてランダム接続プリアンブル送信を行うことができる。或いは、(N)PRACH構成情報に従って向上されたプリアンブルのみが支援される場合、UEは、本発明による向上されたプリアンブル(又は、第2のプリアンブルフォーマット)を用いて、ランダム接続プリアンブル送信を行うことができる。或いは、(N)PRACH構成情報に従って、レガシープリアンブル及び向上されたプリアンブルの両方が支援される場合、UEは、本発明の方法1による特定の条件を満たす場合、レガシープリアンブルを用いて、ランダム接続プリアンブル送信を行い、特定の条件を満たさない場合、向上されたプリアンブルを用いて、ランダム接続プリアンブル送信を行うことができる。
特定の条件は、本発明の方法1で説明した条件(1−i)〜条件(1−iv)の少なくとも1つを含むことができる。例えば、上述した特定の条件は、RSRPが第1の値(例えば、X)以上であること、及び/又は設定された繰り返しレベルが第2の値(例えば、Y)以下であること、及び/又は向上されたカバレッジレベルが第3の値(例えば、Z)以下であること、及び/又はMsg3多重トーン送信条件を満たすこと(又は、繰り返し回数<32であること)を含むことができる。
レガシープリアンブル及び向上されたプリアンブルの両方を支援するセル、又は向上されたプリアンブルのみを支援するセルにおいて、向上されたNPRACHリソースは、向上されたカバレッジレベル0から設定されなくてもよい。或いは、向上されたNPRACHリソースは、最も高い向上されたカバレッジレベル(highest enhanced coverage level)から設定されてもよい。即ち、該当セル又はキャリアにおいて、最も高い向上されたカバレッジレベルから優先して向上されたNPRACHリソースを生成することができる。即ち、1つのCEレベルを設定する場合、最も高い向上されたカバレッジレベルにのみ向上されたプリアンブルが定義されてもよい。これは、向上されたプリアンブルをセルエッジ(cell edge)にあるUE(即ち、RSRPが小さいか、繰り返しレベルが大きいか、又は向上されたカバレッジレベルが大きいUE)に対して優先して向上されたNPRACHリソースを割り当てるためのものであってもよい。
方法2:レガシープリアンブルUEと向上されたプリアンブルUEとが衝突(collision)するとき、競合解決(contention resolution)の方法
セル内において接続密度(Connection density)が増加する場合、NPRACH時間/周波数リソースを独立して割り当てることが難しくなる可能性がある。本発明の方法2では、レガシーUEと向上されたUEとがNPRACHリソースを共有する状況において衝突を発生したとき、以下のような方式によって競合解決を行うことを提案する。
(2−i)レガシーUEと向上されたプリアンブルを支援するUEとが互いに異なるRA−RNTIを使用
方法(2−i)の場合、レガシーUEと向上されたプリアンブルを支援するUEとに互いに異なるRA−RNTIを与えることで、RARメッセージがいずれのUEのものであるかを把握する方法である。或いは、方法(2−i)は、レガシープリアンブル(又は、第1のプリアンブルフォーマット)と向上されたプリアンブル(又は、第2のプリアンブルフォーマット)とに対して互いに異なるRA−RNTIを用いる方法である。
レガシーUE(又は、レガシープリアンブル)の場合、RA−RNTIは、ランダム接続プリアンブルの繰り返し送信を開始する最初の(又は、開始の)無線フレームのインデックス情報に基づいて決定することができる。具体例として、レガシーUEは、数式8に基づいてRA−RNTIを決定することができ、数式8において、SFN_idは、ランダム接続プリアンブルの繰り返し送信を開始する最初の(又は、開始の)無線フレームのインデックス情報を示し、floor()は、小数点以下を切り捨てる床関数を示す。レガシーUEは、このように決定されたRA−RNTIを用いてPDCCHを検出し、検出したPDCCHに基づいてRARメッセージを受信する。
[数8]
RA−RNTI=1+floor(SFN_id/4)
レガシーUEのRA−RNTIと区別するために、向上されたUE(又は、向上されたプリアンブル)のためのRA−RNTIは、数式8に基づいて求められたRA−RNTIに特定のオフセットを加えて決定することができる。例えば、本発明の方法(2−i)において、向上されたUEのためのRA−RNTIは、数式8に特定のオフセット(例えば、1より大きい整数)を加えて決定することができる。この場合、レガシーUEと向上されたUEとが同一の無線フレームにおいてランダム接続プリアンブル送信を開始しても、レガシーUEのためのRA−RNTI値と向上されたUEのためのRA−RNTI値とは異なるように決定されるため、レガシーUEのランダム接続プリアンブルと向上されたUEのランダム接続プリアンブルとが衝突しても、効果的に競合解決を行うことができる。
(2−ii)同一のRA−RNTIを用いた後、RARメッセージヘッダ(message header)で区分
方法(2−ii)は、レガシーUEと向上されたプリアンブルを支援するUEとに同一のRA−RNTIを与え、RARメッセージのペイロードやヘッダに区別可能な情報を送信することで、競合解決を行う方法である。或いは、方法(2−ii)は、レガシープリアンブル(又は、第1のプリアンブルフォーマット)と向上されたプリアンブル(又は、第2のプリアンブルフォーマット)とに対して同一のRA−RNTIを用いて、RARメッセージヘッダ又はペイロードによって、レガシープリアンブルと向上されたプリアンブルとを区別する情報を送信することで、競合解決を行う方法である。
図12(a)及び図12(b)は、レガシーUEのためのRARメッセージヘッダを例示する。図12(a)は、ランダム接続プリアンブル識別子(random access preamble identifier又はRAPID)を含むタイプのRARメッセージヘッダを示し、図12(b)は、バックオフ指示子(backoff indicator又はBI)を含むタイプのRARメッセージタイプを示す。図12(a)及び図12(b)において、Eは、拡張フィールド(extension field)であり、その後に他のフィールドがあるか否かを指示し、1の値を有することができる。Tは、タイプフィールドであり、1である場合、図12(a)のRARヘッダを指示し、0である場合、図12(b)のRARヘッダを指示する。BIは、バックオフ指示子フィールドであり、セルのオーバーロード状態(overload condition)を示す。RAPIDは、ランダム接続プリアンブル識別子フィールドであり、UEによって送信されたランダム接続プリアンブルを識別する。Rは、予備ビットであり、0と設定される。
向上されたUEの場合、図12(a)及び図12(b)のRARヘッダにおいて、予備ビット(R)を1と設定することで、レガシーUEと区別できる。或いは、図12(a)において、RAPIDをランダム接続プリアンブル送信を開始するサブキャリアインデックスに対応する値に特定のオフセット(例えば、1より大きい整数)を加えた値と設定することで、レガシーUEと区別することができる。
図12(c)は、レガシーUEのためのRARメッセージペイロードを例示する。Rは、予備ビットであり、0と設定される。Timing Advance Commandは、TA命令フィールドを示し、TA命令を含む(図7及びその説明を参照)。UL Grantは、上りリンクグラントフィールドであり、Msg3送信のための上りリンクグラント情報を含む。Temporary C−RNTIは、仮のC−RNTIフィールドであり、Msg4受信のために用いられる仮のC−RNTI(又は、TC−RNTI)を含む。
向上されたUEの場合、図12(c)の予備ビットを1と設定することで、レガシーUEと区別することができる。
方法3:NPRACH範囲向上(range enhancement)のためのmsg1送信及び再送信
向上されたプリアンブルを支援するUEがmsg1送信に失敗する場合、以下の2つの原因が考えられる。
(3−i)CPが足りない場合
(3−ii)有用なシンボルエネルギー(Useful symbol energy)が足りず、繰り返しがさらに必要な場合
2つの原因を考慮して、UEは、以下の方法によって送信及び再送信を試みることを提案する。
方法3−1:レガシープリアンブル優先試み
方法3−1では、UEがレガシープリアンブルを用いてランダム接続プリアンブル送信を優先して試み、最大のカウンター値(及び/又は最大の送信電力及び/又は最大の繰り返し回数)に至るまでレガシープリアンブルを用いたランダム接続プリアンブル送信に失敗する場合、向上されたプリアンブルを用いてランダム接続プリアンブル送信を行う。向上されたプリアンブルのCP長さがレガシープリアンブルに比べて増加された場合、レガシープリアンブルは、向上されたプリアンブルに比べてより大きい有用なシンボルエネルギーを提供することができるため、(3−ii)の側面からレガシープリアンブルを優先して用いた方がさらに効果的であり得る。
図13は、本発明の方法3−1のフローチャートを例示する。図13に示されたように、方法3−1は、以下の順に従ってランダム接続プリアンブル送信を行うことができる。
*レガシープリアンブル送信(msg1)(ステップS1302)−> Msg2受信失敗(ステップS1304)−> カウンター値増加及び/又は電力増加(power ramping)及び/又は繰り返し増加(increase repetition)(ステップS1306)−> レガシープリアンブル送信(msg1)(ステップS1302)−> … −> Msg2受信失敗(ステップS1304)−> 最大のカウンター値(及び/又は、最大の送信電力及び/又は、最大の繰り返し回数)に至った場合(ステップS1308)向上されたプリアンブル送信(ステップS1310)
方法3−2:向上されたプリアンブル優先試み
方法3−2では、UEが向上されたプリアンブルを用いてランダム接続プリアンブル送信を優先して試み、最大の送信電力及び/又は最大の繰り返し回数に至るまで向上されたプリアンブルを用いたランダム接続プリアンブル送信に失敗する場合、レガシープリアンブルを用いてランダム接続プリアンブル送信を行う。向上されたプリアンブルの場合、レガシープリアンブルに比べてさらに広いカバレッジが提供できるため、(3−i)側面から向上されたプリアンブルを優先して用いた方がさらに効果的であり得る。
図14は、本発明の方法3−2のフローチャートを例示する。図14に示されたように、方法3−2は、以下の順に従ってランダム接続プリアンブル送信を行うことができる。
*向上されたプリアンブル送信(msg1)(ステップS1402)−> msg2受信失敗(ステップS1404)−> カウンター値増加及び/又は電力増加(power ramping)及び/又は繰り返し増加(increase repetition)(ステップS1406)−> 向上されたプリアンブル送信(msg1)(ステップS1402)−> … −> Msg2受信失敗(ステップS1404)−> 最大のカウンター値(及び/又は最大の送信電力及び/又は最大の繰り返し回数)に至った場合(ステップS1408)レガシープリアンブル送信(ステップS1410)
方法3−3:レガシープリアンブル優先交差試み
方法3−3では、レガシープリアンブルを優先して試みるが、Msg2受信に失敗する場合、最大のカウンター値(及び/又は最大の送信電力及び/又は最大の繰り返し回数)に至るまで向上されたプリアンブルとレガシープリアンブルとを交差送信する。方法3−3は、(3−i)及び(3−ii)を同時に考慮するが、さらに(3−ii)を優先する方法である。
方法3−3は、以下の順に従ってランダム接続プリアンブル送信を行うことができる。
*レガシープリアンブル送信(msg1)(ステップS1502)−> Msg2受信失敗(ステップS1504)−> カウンター値増加及び/又は電力増加(power ramping)及び/又は繰り返し増加(increase repetition)して、又はカウンター値増加及び/又は電力増加及び/又は繰り返し増加なく、向上されたプリアンブル送信(ステップS1506)−> Msg2受信失敗(ステップS1508)−> カウンター値増加及び/又は電力増加及び/又は繰り返し増加して、又はカウンター値増加及び/又は電力増加及び/又は繰り返し増加なく、レガシープリアンブル送信(msg1)(ステップS1510)−> 最大のカウンター値(及び/又は最大の送信電力及び/又は最大の繰り返し回数)に至るまでステップS1504〜ステップS1510を繰り返し
方法3−4:向上されたプリアンブル優先交差試み
方法3−4では、向上されたプリアンブルを優先して試みるが、Msg2受信に失敗する場合、最大のカウンター値(及び/又は最大の送信電力及び/又は最大の繰り返し回数)に至るまで向上されたプリアンブルとレガシープリアンブルとを交差送信する。方法3−4は、(3−i)及び(3−ii)を同時に考慮するが、さらに(3−i)を優先する方法である。
方法3−4は、以下の順に従ってランダム接続プリアンブル送信を行うことができる。
*向上されたプリアンブル送信(msg1)(ステップS1602)−> Msg2受信失敗(ステップS1604)−> カウンター値増加及び/又は電力増加(power ramping)及び/又は繰り返し増加(increase repetition)して、又はカウンター値増加及び/又は電力増加及び/又は繰り返し増加なく、向上されたプリアンブル送信(ステップS1606)−> Msg2受信失敗(ステップS1608)−> カウンター値増加及び/又は電力増加及び/又は繰り返し増加して、又はカウンター値増加及び/又は電力増加及び/又は繰り返し増加なく、レガシープリアンブル送信(msg1)(ステップS1610)−> 最大のカウンター値(及び/又は最大の送信電力及び/又は最大の繰り返し回数)に至るまでステップS1604〜ステップS1610を繰り返し
本発明の方法3−1〜方法3−4において、レガシープリアンブルと向上されたプリアンブルとが互いに異なるPRACHフォーマットである場合、方法3−1及び方法3−2は、1つの(N)PRACH(又は、ランダム接続プリアンブル)フォーマットに対してカウンター値を増加させて、最大のカウンター値まで再送信した後、他のフォーマットに変更する方法であり、方法3−3及び方法3−4は、互いに異なるフォーマットに対してカウンター値を増加させて、最大のカウンター値まで優先して交互に再送信する方法である。換言すれば、Msg2受信に失敗する場合、方法3−1及び方法3−2は、1つの(N)PRACH(又は、ランダム接続プリアンブル)フォーマットに対してカウンター値を増加させ、増加されたカウンター値が最大のカウンター値よりも小さい場合、以前に送信したプリアンブルフォーマットと同一のプリアンブルフォーマットを用いてランダム接続プリアンブルを再送信し、増加されたカウンター値が最大のカウンター値と同一の場合、以前に送信したプリアンブルフォーマットとは異なるプリアンブルフォーマットを用いてランダム接続プリアンブルを再送信することを含む。一方、Msg2受信に失敗する場合、方法3−3及び方法3−4は、以前に送信したプリアンブルフォーマットとは異なるプリアンブルフォーマットを用いてランダム接続プリアンブルを再送信することを含む。
方法3−1〜方法3−4において、最大のカウンター値は、UEごとに設定された(又は、UE特定に設定された)値であるか、フォーマットごとに設定された(又は、ランダム接続プリアンブルフォーマット特定に設定された)値である。及び/又は、方法3−1〜方法3−4において、電力増加(power ramping)又は繰り返し増加させる動作をフォーマットごとに独立して動作させることができる。例えば、レガシープリアンブルと向上されたプリアンブルのフォーマットごとに独立したカウンターを運営することができる。別の例として、レガシープリアンブルと向上されたプリアンブルのフォーマットごとに関連性を与えて動作させることができる。後者の場合、例えば、フォーマットを切り替えるとき、以前のフォーマットの電力増加又は繰り返し増加値を考慮して、またはそれに基づいて、新たなフォーマットのカウンター値を設定して動作させるか、又は以前のフォーマットのカウンター値から連続した値を引き継いで、新たなフォーマットに適用することができる。或いは、1つのカウンター値をレガシープリアンブルと向上されたプリアンブルのフォーマットに共通して適用することができる。
本発明の方法3は、本発明の方法1と組み合わせて具現してもよい。例えば、レガシープリアンブルと向上されたプリアンブルとを同時に支援するUEは、上述した4つのmsg1送信及び再送信方法(方法3−1〜方法3−4)のうち、方法1において提案したmsg1送信時の条件及びUE動作などを考慮して、UEが選択するようにしてもよく、この場合、UEが選択した方法をNPRACHリソースを介して基地局に知らせることができる。NPRACHリソースは、割り当てられた時間/周波数領域(開始サブキャリア位置を含み)及びシーケンスなどを含む。或いは、方法3−1〜方法3−4のいずれの方法を用いるかが上位階層シグナリングによって基地局から設定(configure)されてもよい。
方法4:NPRACH範囲向上のためにMsg3を介するタイミング補正及び再確認
上りリンク直交(uplink orthogonal)送受信のために、基地局が各UEの上りリンク送信タイミングを個別に制御する必要があるが、この過程をタイミングアドバンス(TA)といい、初期TAは、ランダム接続過程を介して行われる(例えば、図7及びその説明を参照)。NB−IoTにおいて、ランダム接続過程を用いて初期上りリンク同期を行う過程は、以下のようである。
(4−i)UEがランダム接続プリアンブルを送信する。
(4−ii)基地局は、受信されたプリアンブルからタイミング推定を行った後、TA命令をランダム接続応答(RAR)メッセージを介して下りリンクでUEへ送信する。
(4−iii)UEはTA命令を用いて初期上りリンク送信タイミングを調整する。
(4−iv)初期上りリンク同期が完了されたUEは、msg3を介してRRC接続/再開要請(RRC connection/resume request)と共に、UE IDを送信し、msg4を介して自身のUE IDを確認することで、競合解決を確認する。
初期上りリンク同期が完了されたmsg3を介して、基地局においてタイミング推定を再確認するか、修正又は補正することができる。基地局がmsg3の全てのTA候補値に対してデコーディングを行い、msg4を介してTA命令(command)/確認(confirm)/調整(adjustment)情報をUEへ伝達する。UEは、TA命令/確認/調整情報を介してタイミングを再調整するか、又はタイミング推定が正確であることが確認できる。
NB−IoTのランダム接続プリアンブルは、単一キャリア周波数ホッピング方式であるが、タイミング推定取得範囲及び精度をいずれも考慮して設計されている。従来のランダム接続プリアンブル(又は、レガシープリアンブル)のサブキャリア間隔は、3.75kHzであって、40kmセル半径まで曖昧なくタイミング推定ができるように設計されている。しかし、同じく3.75kHzのサブキャリア間隔で向上されたプリアンブルを設計する場合、100kmセル半径を支援するためには、タイミング推定の曖昧性を解決する必要がある。3.75kHzのサブキャリア間隔を有するレガシープリアンブルを介してタイミング推定を行う場合、例えば、20km、60km及び100kmは、同じく20kmに該当するTA値と判断することになる。この例のように、互いに異なるカバレッジ(又は、セル半径)に対応するTA値をTA候補値と称する。この例では、20kmカバレッジ(又は、セル半径)に対応するTA値、60kmカバレッジ(又は、セル半径)に対応するTA値、100kmカバレッジ(又は、セル半径)に対応するTA値で構成された3つのTA候補値が存在する。TA候補値のうちの1つが実際のTA値として決定される。本発明の方法4では、実際のTA値を推定するために、以下のような方法を提案する。
方法4−1:基地局において全てのTA候補値に対して仮説検証(hypothesis testing)(msg3再送信は不要)
方法4−1では、基地局がTA候補値に対してデコーディングを行った後、デコーディングに成功したTA候補値をmsg4を介してUEに知らせる。仮に、基地局が複数のTA候補値に対するデコーディングに成功する場合、基地局において所定基準に従って最も信頼性のある(reliable)1つの値(例えば、最も大きいカバレッジに対応するTA候補値)を選択し、msg4を介してUEへ伝達することができる。UEは、msg4に含まれたUE IDなどの情報によってmsg4受信成功を確認し、msg4を介して指示されたTA値を適用して、その後の上りリンク送信に適用することができる。
方法4−2:UEがTA候補値を変更してmsg3再送信
方法4−2では、UEがTA候補値のうちの1つを用いてmsg3を送信し、msg4受信に失敗する場合、TA候補値のうちの他の値を用いてmsg3を再送信する。UEはmsg4受信に成功するまで、残りのTA候補値を用いてmsg3再送信を行うことができる。
TA候補値をTA1、TA2、TA3とすると、方法4−2は、以下の順に従って動作する。UEがTA1で送信したmsg3に対応するmsg4受信に失敗する場合、TA1でmsg3を全N1回再送信−> TA2でmsg3を全N2回再送信−> TA3でmsg3を全N3回再送信する。それにもかかわらず、依然として失敗する場合、msg1送信ステップから再び繰り返すことができる。N1、N2、N3のそれぞれは、1より大きい整数であり、独立して設定されることができる。この方法は、同一のTAで優先して繰り返し送信を行う方法であるが、TA値が間違って基地局においてmsg3受信が不可能な場合、過度な遅延が発生するというデメリットがある。
これを補完するために、TA候補値を優先して変更して再送信する方法が考えられる。UEがTA1でmsg3を送信した後、送信したmsg3に対応するmsg4受信に失敗する場合、TA2で送信 −> TA3で送信の順に再送信する。このようなTA1送信 −> TA2送信 −> TA3送信の過程をN回繰り返すことができる。Nは1より大きい整数に設定できる。
上述した2つの方法の1つによってmsg3を(再)送信し、正確なTA値を算定した後、その後の上りリンク送信(例えば、msg4に対するHARQ−ACK送信など)からは正確なTA値を用いて上りリンク送信を行う。このための正確なTA情報は、msg4に含まれたULグラントDCIで指示されることができる。
方法5:PDCCHオーダーによる手順
PDCCHオーダーは、接続(例えば、RRC−CONNECTED)状態において、基地局の判断によって、UEにランダム接続過程を行わせる方法である。PDCCHオーダーは、PDCCHを介してランダム接続過程の開始を指示することをいう。基地局とUEは、最近のランダム接続過程において、UEがレガシープリアンブルを用いたか、又は向上されたプリアンブルを用いたかを知っているため、基本的に、UEは最近に用いたプリアンブルをそのまま用いることができる。しかし、必要であれば、基地局の判断によって、UEのレガシー又は向上されたプリアンブルの選択を指定して知らせてもよい。UEは、(N)PDCCHオーダーを受信すると、プリアンブル指定値を追加に確認し、レガシー又は向上されたプリアンブルを用いてランダム接続過程を開始する。
図15は、方法5によるランダム接続プリアンブル送信方法を例示する。図11に示された方法は、UE側面から説明するが、これに対応する動作を基地局によって行うことができる。
ステップS1502において、UEは、(N)PDCCHオーダーを基地局から受信することができる。具体的に、UEは、(N)PDCCHを介して(N)PDCCHオーダーに対応するDCI(downlink control information)を受信することができる。このDCIは、レガシープリアンブル又は向上されたプリアンブルを指示する情報を含むことができる。
ステップS1504において、UEは、(N)PDCCHオーダーに基づいてランダム接続プリアンブルを送信することができる。仮に、このDCIに含まれた情報がレガシープリアンブルを指示する場合、UEは、レガシープリアンブルフォーマットを用いてランダム接続プリアンブル送信を行うことができる。仮に、このDCIに含まれた情報が向上されたプリアンブルを指示する場合、UEは、向上されたプリアンブルフォーマットを用いてランダム接続プリアンブル送信を行うことができる。
本発明の方法1又は方法5は、本発明の方法2〜方法4のうちの少なくとも1つと組み合わせて行われてもよい。例えば、本発明の方法1又は方法5に従って、ランダム接続プリアンブルを送信した後、RARメッセージ受信のために、本発明の方法2が行われてもよい。及び/又は、本発明の方法1又は方法5に従って、ランダム接続プリアンブルを送信した後、RARメッセージ(又は、Msg2)受信に失敗する場合、本発明の方法3が行われてもよい。及び/又は、本発明の方法1又は方法5に従って、ランダム接続プリアンブルを送信し、RARメッセージ(又は、Msg2)を受信した後、上りリンクタイミングの補正/再調整のために、本発明の方法4が行われてもよい。
図16は、本発明に適用可能な基地局及び端末を例示する。
図16を参照すると、無線通信システムは、基地局(BS)1610及び端末(UE)1620を含む。無線通信システムがリレーを含む場合、基地局又は端末はリレーに取り替えられてもよい。
基地局1610は、プロセッサ1612、メモリ1614及び無線周波数(Radio Frequency:RF)送受信器(transceiver)1616を含む。プロセッサ1612は、本発明で提案した手順及び/又は方法を具現するように構成されてもよい。メモリ1614は、プロセッサ1612と接続して、プロセッサ1612の動作に関する様々な情報を格納する。RF送受信器1616は、プロセッサ1612と接続して、無線信号を送信及び/又は受信する。端末1620は、プロセッサ1622、メモリ1624及び無線周波数ユニット1626を含む。プロセッサ1622は、本発明で提案した手順及び/又は方法を具現するように構成されてもよい。メモリ1624は、プロセッサ1622と接続して、プロセッサ1622の動作に関する様々な情報を格納する。RF送受信器1626は、プロセッサ1622と接続して、無線信号を送信及び/又は受信する。
本発明の実施例は、様々な手段、例えば、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェア又はそれらの結合などによって具現されてもよい。ハードウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、1つ又はそれ以上のASICs(Application Specific Integrated Circuits)、DSPs(Digital Signal Processors)、DSPDs(Digital Signal Processing Devices)、PLDs(Programmable Logic Devices)、FPGAs(Field Programmable Gate Arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現されてもよい。
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の実施例に係る方法は、以上で説明した機能又は動作を実行するモジュール、手順又は関数などの形態で具現することができる。ソフトウェアコードは命令語及び/又はデータのような形態でコンピューターで読み込み可能な媒体に格納され、プロセッサによって駆動されてもよい。前記コンピューターで読み込み可能な媒体は、前記プロセッサの内部又は外部に設けられ、公知の様々な手段によって前記プロセッサとデータを交換することができる。
本発明は、本発明の特徴から逸脱しない範囲で、他の特定の形態に具体化することができることは当業者にとって自明であろう。よって、上記の詳細な説明はいずれの面においても制限的に解釈してはならず、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付の請求項の合理的解釈によって定められなければならず、本発明の等価的範囲内における変更はいずれも本発明の範囲に含まれる。
本発明は、端末、基地局などのような無線通信装置に用いられることができる。

Claims (11)

  1. 無線通信システムにおいて、端末がランダム接続過程を行う方法であって、
    NPRACH(Narrowband Physical Random Access Channel)構成情報を受信するステップと、
    前記NPRACH構成情報に基づき、ランダム接続プリアンブルを送信するステップと、を含み、
    前記NPRACH構成情報は、第1のプリアンブルフォーマットのみが支援されるか、第2のプリアンブルフォーマットのみが支援されるか、又は前記第1のプリアンブルフォーマット及び前記第2のプリアンブルフォーマットの両方が支援されるかを指示する情報を含み、
    前記NPRACH構成情報に従って、前記第1のプリアンブルフォーマット及び前記第2のプリアンブルフォーマットの両方が支援され、且つ特定の条件を満たす場合、前記ランダム接続プリアンブルは、前記第1のプリアンブルフォーマットを用いて送信され、
    前記NPRACH構成情報に従って、前記第1のプリアンブルフォーマット及び前記第2のプリアンブルフォーマットの両方が支援され、且つ前記特定の条件を満たさない場合、前記ランダム接続プリアンブルは、前記第2のプリアンブルフォーマットを用いて送信される、方法。
  2. 前記特定の条件は、RSRP(Reference Signals Received Power)が第1の値以上であること、前記端末に設定された繰り返しレベル(repetition level)が第2の値以下であること、カバレッジレベルが第3の値以下であることのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のプリアンブルフォーマットは、1個のシンボルに該当する循環前置(cyclic prefix)を含み、前記第2のプリアンブルフォーマットは、複数のシンボルに該当する循環前置を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1のプリアンブルフォーマットは、3.75kHzのサブキャリア間隔を有して、前記第2のプリアンブルフォーマットは、3.75/NkHzのサブキャリア間隔を有して、Nは、1より大きい整数である、請求項1に記載の方法。
  5. RA−RNTI(random access radio network temporary identifier)を用いてランダム接続応答メッセージを受信するステップをさらに含み、
    前記第1のプリアンブルフォーマットと前記第2のプリアンブルフォーマットとに対して互いに異なるRA−RNTIが用いられる、請求項1に記載の方法。
  6. RA−RNTI(random access radio network temporary identifier)を用いてランダム接続応答メッセージを受信するステップをさらに含み、
    前記第1のプリアンブルフォーマットと前記第2のプリアンブルフォーマットとに対して同一のRA−RNTIが用いられ、前記ランダム接続応答メッセージのヘッダ又はペイロードは、前記第1のプリアンブルフォーマットと前記第2のプリアンブルフォーマットとを区別する情報を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記ランダム接続プリアンブルを対応するランダム接続応答メッセージ受信に失敗する場合、前記ランダム接続プリアンブルを再送信するステップをさらに含み、
    前記ランダム接続プリアンブルを再送信するステップは、
    カウンター値を増加させることと、
    前記増加されたカウンター値が最大のカウンター値よりも小さい場合、以前と同一の プリアンブルフォーマットを用いて前記ランダム接続プリアンブルを再送信することと、
    前記増加されたカウンター値が最大のカウンター値と同一の場合、以前とは互いに異なるプリアンブルフォーマットを用いて前記ランダム接続プリアンブルを再送信することとを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記ランダム接続プリアンブルを対応するランダム接続応答メッセージ受信に失敗する場合、以前とは互いに異なるプリアンブルフォーマットを用いて前記ランダム接続プリアンブルを再送信するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  9. 第1のタイミングアドバンス命令を含むランダム接続応答メッセージを受信するステップと、
    前記第1のタイミングアドバンス命令を適用して、RRC(Radio Resource Control)接続要請メッセージを送信するステップと、
    第2のタイミングアドバンス命令を含む競合解決メッセージを受信するステップ;及び
    前記第2のタイミングアドバンス命令を適用して、前記競合解決メッセージに対するHARQ−ACK(Hybrid Automatic Repeat and reQuest Acknowledgement)信号を送信するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
  10. 第1のタイミングアドバンス命令を含むランダム接続応答メッセージを受信するステップと、
    前記第1のタイミングアドバンス命令を適用して、RRC(Radio Resource Control)接続要請メッセージを送信するステップと、
    前記送信されたRRC接続要請メッセージに対応する競合解決メッセージ受信に失敗する場合、第2のタイミングアドバンス命令を適用して、前記RRC接続要請メッセージを再送信するステップと、
    前記再送信されたRRC接続要請メッセージに対応する競合解決メッセージ受信に失敗する場合、第3のタイミングアドバンス命令を適用して、前記RRC接続要請メッセージを再送信するステップと、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  11. 無線通信システムにおいて、ランダム接続過程を行う端末であって、
    RF送受信器(Radio Frequency transceiver)と、
    前記RF送受信器に動作可能に接続される(operatively connected)プロセッサと、を含み、前記プロセッサは、
    前記RF送受信器を制御して、 NPRACH(Narrowband Physical Random Access Channel)構成情報を受信して、
    前記RF送受信器を制御して、前記NPRACH構成情報に基づき、ランダム接続プリアンブルを送信するように構成され、
    前記NPRACH構成情報は、第1のプリアンブルフォーマットのみが支援されるか、第2のプリアンブルフォーマットのみが支援されるか、又は前記第1のプリアンブルフォーマット及び前記第2のプリアンブルフォーマットの両方が支援されるかを指示する情報を含み、
    前記NPRACH構成情報に従って、前記第1のプリアンブルフォーマット及び前記第2のプリアンブルフォーマットの両方が支援され、且つ特定の条件を満たす場合、前記ランダム接続プリアンブルは、前記第1のプリアンブルフォーマットを用いて送信され、
    前記NPRACH構成情報に従って、前記第1のプリアンブルフォーマット及び前記第2のプリアンブルフォーマットの両方が支援され、且つ前記特定の条件を満たさない場合、前記ランダム接続プリアンブルは、前記第2のプリアンブルフォーマットを用いて送信される、端末。
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