JP2020513096A - 一体的に形成されたリブを有するシーリング部材 - Google Patents

一体的に形成されたリブを有するシーリング部材 Download PDF

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Abstract

シールケースを有するシーリングアセンブリである。縮径部は、略円筒形の部分の第1の端部部分の少なくとも一部から内側に伸び、軸方向に伸びる部分は、ケースの縮径部の第2の端部部分の少なくとも一部から内側に伸びる。1又は複数の固定されたシーリングリブを有する1又は複数の第1のシーリング部分は、略円筒形の部分の外面の少なくとも一部から伸びる。1又は複数の第2のシーリング部分は、略円筒形の部分の縮径部、軸方向に伸びる部分及び/又は内面の少なくとも一部に一体的に接続される。1又は複数の第2のシーリング部分は、1又は複数のシーリング部材保持リブが保持部材のシーリング表面の外面の少なくとも一部から伸びている保持部材のシーリング表面を有する。

Description

[関連出願の相互参照] 本出願は、2017年4月7日に出願された米国仮特許出願第62/438,052号の利益を主張するものであり、その特許出願は、全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
本開示は、1又は複数の一体的に形成されたリブを有するシーリング部材に関する。
シャフトと共に使用する従来のシーリング部材は、これらの全体的な寿命及び耐久性に悪影響を与えるさまざまな課題に悩まされている。特に、組立処理の間、シーリング部材は、シャフトの外面に自由に浮かぶことができる。結果として、運搬及び/又は組立処理の間、1又は複数の近くの部品によって、シーリング部材がシャフトの外面に締め付けられ又は圧迫される傾向がある。これは、シーリング部材に望ましくない量の損傷を引き起こし、従って、シーリング部材の全体的な寿命及び耐久性を低下させ、これは、大きな保証請求をもたらす。1又は複数のシーリング部材の故障から生じる保証請求の全体的な量のこの増加は、シーリング部材に関連する全体的な費用を増加させる。
従って、その設計においてより頑丈であり、シーリング部材に関連する全体的な保証請求及び費用を減少させるのに役立つシーリング部材及び/又はシーリング部材アセンブリを開発することが、有利であろう。さらに、シーリング部材がシャフトの外面に締め付けられ又は圧迫されることを防ぐシーリング部材及び/又はシーリング部材アセンブリを開発し、それにより、増加した寿命及び耐久性を有するシーリング部材及び/又はシーリング部材アセンブリを提供することが有利であろう。
1又は複数のシーリング部材及びシールケースを有するシーリングアセンブリである。シールケースは、第1の端部部分、第2の端部部分、内面、及び外面を含む略円筒形の部分を有する。略円筒形の部分の第1の端部部分の少なくとも一部から半径方向内側に伸びるのは、第1の端部部分及び第2の端部部分を有する縮径部である。軸方向に伸びる部分は、シールケースの縮径部の第2の端部部分の少なくとも一部から内側に伸びる。1又は複数の固定されたシーリングリブを有する1又は複数の第1のシーリング部分は、シールケースの略円筒形の部分の外面の少なくとも一部に一体的に接続され、シールケースの略円筒形の部分の外面の少なくとも一部から伸びる。さらに、1又は複数の第2のシーリング部分は、略円筒形の部分の縮径部、軸方向に伸びる部分及び/又は内面の少なくとも一部に一体的に接続される。1又は複数の第2のシーリング部分は、1又は複数のシーリング部材保持リブが保持部材のシーリング表面の外面の少なくとも一部から伸びている保持部材のシーリング表面を有する。
本開示の一態様によれば、1又は複数の第2のシーリング部分は、第1の端部部分及び第2の端部部分を有する1又は複数の第1の軸方向に伸びるシーリングリップをさらに含み得る。1又は複数の第1の軸方向に伸びるシーリングリップは、保持部材のシーリング表面の第1の端部部分の少なくとも一部から外側の周囲に伸びる。さらに、1又は複数の第1の軸方向に伸びるシーリングリップは、保持部材のシーリング表面の第1の端部部分の外径OD1より大きい最外径OD2を有し得る。
本開示の前述の態様のいずれかによれば、1又は複数の第2のシーリング部分は、1又は複数の第2の軸方向に伸びるシーリングリップをさらに含み得る。1又は複数の第2の軸方向に伸びるシーリングリップは、1又は複数のシーリング部材の1又は複数の第2のシーリング部分の内面の少なくとも一部から軸方向内側の周囲に伸びる。ばね溝は、1又は複数の第2の軸方向に伸びるシーリングリップの外面の少なくとも一部に沿って円周方向に伸び得る。ばね溝は、ばね部材の少なくとも一部を収容し及び/又は保持するための大きさ及び形を有する。
本開示の前述の態様のいずれかによれば、ばね部材は、ガータースプリングであり得る。
本開示の前述の態様のいずれかによれば、1又は複数の第2のシーリング部分は、1又は複数の半径方向に伸びるシーリングリップをさらに含み得る。1又は複数の半径方向に伸びるシーリングリップは、1又は複数のシーリング部材の1又は複数の第2のシーリング部分の内面の少なくとも一部から内側に伸びる。
本開示の前述の態様のいずれかによれば、シールケースは、略椅子型の断面形状を有し得る。
本開示の前述の態様のいずれかによれば、縮径部は、略円盤型の形状であってよく、縮径部は、シールケースの略円筒形の部分から略鉛直に、半径方向内側に伸びてよい。
本開示の前述の態様のいずれかによれば、軸方向に伸びる部分は、軸方向に伸びる部分の第1の端部部分から第1の端部部分まで減少する直径を有し得る。軸方向に伸びる部分の直径は、シールケースの軸方向に伸びる部分の第1の端部部分から第2の端部部分に略一定の割合又は変動する割合で減少し得る。
本開示の前述の態様のいずれかによれば、シーリングアセンブリは、シャフト及びハウジングをさらに含み得る。ハウジングは、第1の端部部分、第2の端部部分、内面、及び外面を有し得る。ここで、ハウジングの内面及び外面は、ハウジング内の中空部を画定する。シャフトは、第1の端部部分、第2の端部部分、及び外面を有し得る。ここで、シャフトの少なくとも一部は、ハウジングの中空部内に配置される。1又は複数の第2の軸方向に伸びるシーリングリップ及び/又は1又は複数の半径方向に伸びるシーリングリップの少なくとも一部は、シャフトの外面の少なくとも一部をシーリング係合してよく、1又は複数の固定されたシーリングリブの少なくとも一部は、ハウジングの第1の端部部分の内面の少なくとも一部をシーリング係合しよい。
本開示の前述の態様のいずれかによれば、シャフトは、車軸ハーフシャフトであり得る。
本開示の前述の態様のいずれかによれば、シーリングアセンブリは、軸方向外側表面及び軸方向内側表面を有する1又は複数の保持部材をさらに含み得る。1又は複数の保持部材の少なくとも一部は、ハウジングの第1の端部陽子の少なくとも陽子に一体的に接続される。1又は複数の保持部材は、1又は複数の保持部材の軸方向内側表面から軸方向外側表面に伸びる1又は複数のシーリング部材の開口部を含んでよく、1又は複数の保持部材の中心線C1の周りに配向される。1又は複数のシーリング部材の開口部内に1又は複数の1又は複数のシーリング部材の少なくとも一部を保持すべく、1又は複数の保持部材における1又は複数のシーリング部材の開口部を画定する表面の少なくとも一部は、1又は複数のシーリング部材保持リブの少なくとも一部を弾力的に変形させる。
本開示の前述の態様のいずれかによれば、1又は複数のシーリング部材保持リブは、1又は複数の保持部材の1又は複数のシーリング部材の開口部の直径D1と略等しい又は1又は複数の保持部材の1又は複数のシーリング部材の開口部の直径D1より大きい最外径OD4を有し得る。1又は複数のシーリング部材保持リブの半径方向外側表面は、アンダーカット部を有し得る。
本開示の前述の態様のいずれかによれば、1又は複数のシーリング部材保持リブのアンダーカット部は、略平坦な形状を有し得る。
本開示の前述の態様のいずれかによれば、1又は複数のシーリング部材保持リブは、半径曲率R1を有する略球状の形状を有する最も外側の表面を有し得る。さらに、1又は複数のシーリング部材保持リブは、1又は複数の保持部材の1又は複数のシーリング部材の開口部の直径D1と略等しい又は1又は複数の保持部材の1又は複数のシーリング部材の開口部の直径D1より大きい最外径OD5を有し得る。1又は複数のシーリング部材の開口部内に1又は複数の1又は複数のシーリング部材の少なくとも一部を保持すべく、1又は複数の保持部材における1又は複数のシーリング部材の開口部を画定する表面の少なくとも一部は、1又は複数のシーリング部材保持リブの略球状の最も外側の表面の少なくとも一部を弾力的に変形させる。
本開示の前述の態様のいずれかによれば、1又は複数のシーリング部材保持リブは、1又は複数のシーリング部材保持リブの半径方向外側表面の少なくとも一部に沿って円周方向に伸びる保持部材溝を有し得る。保持部材溝は、1又は複数の保持部材の少なくとも一部を収容し及び/又は保持するための大きさ及び形を有し得る。1又は複数のシーリング部材保持リブの保持部材溝内で1又は複数の保持部材の少なくとも一部を保持すべく、1又は複数の保持部材における1又は複数のシーリング部材の開口部を画定する表面の少なくとも一部は、1又は複数のシーリング部材保持リブにおける保持部材溝の保持リップの少なくとも一部を弾力的に変形させる。
本開示の前述の態様のいずれかによれば、1又は複数のシーリング部材保持リブは、形状が略平坦又は略円筒形である半径方向外側表面を有し得る。1又は複数のシーリング部材保持リブの略平坦又は略円筒形である半径方向外側表面は、1又は複数の保持部材の1又は複数のシーリング部材の開口部の直径D1と略等しい又は1又は複数の保持部材の1又は複数のシーリング部材の開口部の直径D1より大きい最外径OD7を有し得る。1又は複数のシーリング部材の開口部内に1又は複数の1又は複数のシーリング部材の少なくとも一部を保持すべく、1又は複数の保持部材における1又は複数のシーリング部材の開口部を画定する表面の少なくとも一部は、1又は複数のシーリング部材保持リブの略平坦又は略円筒形である半径方向外側表面の少なくとも一部を弾力的に変形させる。
本開示の前述の態様のいずれかによれば、シーリングアセンブリは、内面及び外面を有する略円筒形の部分を有するスリンガーをさらに含み得る。スリンガーの略円筒形の部分の内面の少なくとも一部は、シャフトの外面の少なくとも一部に一体的に接続され得る。スリンガーの略円筒形の部分の外面の少なくとも一部から円周方向外側に伸びるのは、第1の側面及び第2の側面を有する拡径部である。1又は複数のシーリング部材の1又は複数の第1の軸方向に伸びるシーリングリップの第1の端部部分の少なくとも一部は、スリンガーの拡径部の第2の側面の少なくとも一部と直接的に接触し、シーリング係合する。
本開示の前述の態様のいずれかによれば、シーリングアセンブリは、1又は複数のシーリング部材接触部分を有する1又は複数のベアリングアセンブリをさらに含み得る。1又は複数のシーリング部材のシールケースの略円筒形の部分の第2の端部部分の少なくとも一部は、1又は複数の処理アセンブリの1又は複数のシーリング部材接触部分の少なくとも一部と直接的に接触し得る。1又は複数のシーリング部材のシールケースの略円筒形の部分は、1又は複数のベアリングアセンブリにある量の与圧力を加え得る。
本開示の上述の利点及び他の利点は、以下の詳細な説明を添付の図面に照らして検討することで、当業者にとって容易に明らかになるであろう。
本開示の実施形態による1又は複数のシーリングアセンブリを有する車両の概略上面図である。
本開示の実施形態による1又は複数のシーリングアセンブリを有する別の車両の概略上面図である。
本開示の実施形態による1又は複数のシーリングアセンブリを有するさらに別の車両の概略上面図である。
本開示の実施形態による1又は複数のシーリングアセンブリを有するさらに別の車両の概略上面図である。
本開示の実施形態による1又は複数のシーリング部材を有する1又は複数のシーリングアセンブリを有する車輪端部アセンブリの一部の切断概略側面図である。
図5に示される、本開示の実施形態によるシーリングアセンブリの一部の概略上面図である。
本開示の実施形態による、図5及び図6に示される1又は複数のシーリングアセンブリの1又は複数のシーリング部材の概略透視図である。
本開示の図7に示される、1又は複数のシーリング部材の概略上面図である。
本開示の図8に示される1又は複数のシーリング部材のA−Aに沿った概略断面図である。
本開示の代替的な実施形態による、図5〜図9に示される1又は複数のシーリング部材の概略上面図である。
本開示の図10に示される、1又は複数のシーリング部材の一部の概略断面図である。
本開示の別の実施形態による、図5〜図10Aに示される1又は複数のシーリング部材の一部の概略側断面図である。
本開示のさらに別の実施形態による、図5〜図11に示される1又は複数のシーリング部材の一部の概略側断面図である。
明示的に別段の定めがない限り、本発明は様々な代替的な向き及び段階の順序を想定し得ることを理解されたい。添付図面に示され、以下の明細書に説明される特定の装置及び処理は、単に、添付の特許請求の範囲で画定される発明の概念の代表的な実施形態に過ぎないことも理解されたい。従って、開示される実施形態に関する特定の寸法、方向又は他の物理的な特徴は、特許請求の範囲に別段の記載が明確にされない限り、限定するものとして考慮されるべきでない。
明細書に開示される、一体型突出リブを有するシーリング部材は、自動車、オフロード車、全地形対応車、構築物、構造物、船舶、航空宇宙、機関車、軍隊、機械、ロボット及び/又は消費者製品アプリケーションに用いられ得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。さらに、非限定的な例として、明細書に開示される、一体型突出リブを有するシーリング部材は、乗用車、電気自動車、ハイブリッド車、商用車両、軍部、自律走行車、半自律走行車、及び/又は大型車両アプリケーションにも用いられ得る。
図1は、本開示の実施形態による1又は複数のシーリングアセンブリを有する車両2の概略上面図である。車両2は、トランスミッション6に駆動接続されるエンジン4を有する。トランスミッション出力シャフト8が、次に、トランスミッション6の、エンジン4と反対側の位置にある端部に駆動接続される。トランスミッション6は、ギアボックスを用いてエンジン4によって生成される回転動力の制御された適用を提供する動力管理システムである。
トランスミッション出力シャフト8は、次に、トランスファーケース12に駆動接続される、トランスファーケース入力シャフト10に駆動接続される。トランスファーケース12は、一連のギア及びドライブシャフトを利用することによって、トランスミッション6から前部車軸システム14及び/又はタンデム車軸システム16に回転動力を伝達するのに用いられる。本開示の図1に示されるものとして、かつ、非限定的な例として、トランスファーケース12は、第1のトランスファーケース出力シャフト18及び第2のトランスファーケース出力シャフト20を含む。
第1のシャフト19が、第1のトランスファーケース出力シャフト18の、トランスミッションケース12と反対側の位置にある端部から、車両2の前部車軸システム14に向かって伸びる。第1のシャフト19は、トランスファーケース12から車両2の前部車軸システム14に回転を伝達し、それにより、前部車軸システム14にトランスファーケース12を駆動接続する。第1のシャフト19が、ドライブシャフト、プロペラシャフト、又はカルダンシャフトであり得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。
第1のシャフト19の、第1のトランスファーケース出力シャフト18と反対側の位置にある端部に駆動接続されるのは、前部車軸システム入力シャフト21である。前部車軸システム入力シャフト21は、前部車軸差動装置アセンブリ22に車両2の第1のシャフト19を駆動接続する。非限定的な例として図1に示される本開示の実施形態に従って、前部車軸システム入力シャフト21の、第1のシャフト19と反対側の位置にある端部が、前部車軸差動装置アセンブリ22の少なくとも一部に駆動接続される。前部車軸システム入力シャフト21が、前部差動装置入力シャフト、カップリングシャフト、スタブシャフト、又は前部差動装置ピニオンシャフトであり得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。前部車軸差動装置アセンブリ22は、車両2の(複数の)外側駆動輪が、(複数の)内側駆動輪より高速で回転することを可能にする一組のギアである。以下でさらに詳細に説明されるように、回転動力は、前部車軸システム14を通じて伝達される。
前部車軸システム14は、第1の前部車軸ハーフシャフト26及び第2の前部車軸ハーフシャフト28をさらに含む。第1の前部車軸ハーフシャフト26は、前部車軸システム入力シャフト21に対して略鉛直に伸びる。第1の前部車軸ハーフシャフト26の第1の端部部分30が、第1の前部車軸車輪端部アセンブリ32に駆動接続される。第1の前部車軸車輪端部アセンブリ32は、第1の前部車軸シーリングアセンブリ34及び第1の前部車軸車輪アセンブリ36を含む。第1の前部車軸ハーフシャフト26の第2の端部部分38が、前部車軸差動装置22の端部に駆動接続される。非限定的な例として、第1の前部車軸ハーフシャフト26の第2の端部部分38は、前部車軸差動装置サイドギア、独立したスタブシャフト、独立したカップリングシャフト、第1の前部車軸ハーフシャフト軸切断システム、第1の前部車軸差動装置出力シャフト、及び/又は前部車軸差動装置サイドギアの一部として形成されるシャフトに駆動接続される。
前部車軸システム入力シャフト21に対して略鉛直に伸びるのは、第2の前部車軸ハーフシャフト28である。第2の前部車軸ハーフシャフト28の第1の端部部分40が、第2の前部車軸車輪端部アセンブリ36に駆動接続される。第2の前部車軸車輪端部アセンブリ36は、第2の前部車軸シーリングアセンブリ44及び第2の前部車軸車輪アセンブリ46を含む。第2の前部車軸ハーフシャフト28の第2の端部部分48が、前部車軸差動装置22の、第1の前部車軸ハーフシャフト26と反対側の位置にある端部に駆動接続される。非限定的な例として、第2の前部車軸ハーフシャフト28の第2の端部部分48は、前部車軸差動装置サイドギア、独立したスタブシャフト、独立したカップリングシャフト、第2の前部車軸ハーフシャフト軸切断システム、第2の前部車軸差動装置出力シャフト、及び/又は前部車軸差動装置サイドギアの一部として形成されるシャフトに駆動接続される。
第2のシャフト23が、第2のトランスファーケース出力シャフト20の、トランスファーケース12と反対側の位置にある端部から、車軸間差動装置52を有するタンデム車軸システム16の前部タンデム車軸システム50に向かって伸びる。第2のシャフト23は、トランスファーケース12から車両2の前部タンデム車軸システム50に回転動力を伝達する。第2のシャフト23が、ドライブシャフト、プロペラシャフト、又はカルダンシャフトであり得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。
本開示の図1に示されるものとして、かつ、非限定的な例として、前部タンデム車軸システム入力シャフト25が、第2のシャフト23の、第2のトランスファーケース出力シャフト20と反対側の位置にある端部に駆動接続される。前部タンデム車軸システム入力シャフト25の、第2のシャフト23と反対側の位置にある端部の少なくとも一部が、車軸間差動装置52の少なくとも一部に駆動接続される。車軸間差動装置52は、車両2における軸の間で、エンジン4によって生成される回転動力を分割する装置である。回転動力は、以下でさらに詳細に説明されるように、前部タンデム車軸システム50を通じて伝達される。
非限定的な例として図1に示される実施形態に従って、車軸間差動装置52は、前部タンデム車軸差動装置54及び前部タンデム車軸システム出力シャフト56に駆動接続される。前部タンデム車軸差動装置54は、車両2の(複数の)外側駆動輪が、(複数の)内側駆動輪より高速で回転することを可能にする一組のギアである。
前部タンデム車軸システム50は、第1の前部タンデム車軸ハーフシャフト58及び第2の前部タンデム車軸ハーフシャフト60をさらに含む。第1の前部タンデム車軸ハーフシャフト58は、前部タンデム車軸システム入力シャフト25に対して略鉛直に伸びる。第1の前部タンデム車軸ハーフシャフト58の第1の端部部分62が、第1の前部タンデム車軸車輪端部アセンブリ64に駆動接続される。第1の前部タンデム車軸車輪端部アセンブリ64は、第1の前部タンデム車軸シーリングアセンブリ66及び第1の前部タンデム車軸車輪アセンブリ89を含む。第1の前部タンデム車軸ハーフシャフト58の第2の端部部分70が、前部タンデム車軸差動装置54の端部に駆動接続される。非限定的な例として、第1の前部タンデム車軸ハーフシャフト58の第2の端部部分70は、前部タンデム車軸差動装置サイドギア、独立したスタブシャフト、独立したカップリングシャフト、第1の前部タンデム車軸ハーフシャフト軸切断システム、第1の前部タンデム車軸差動装置出力シャフト、及び/又は前部タンデム車軸差動装置サイドギアの一部として形成されるシャフトに駆動接続される。
前部タンデム車軸システム入力シャフト25に対して略鉛直に伸びるのは、第2の前部タンデム車軸ハーフシャフト60である。第2の前部タンデム車軸ハーフシャフト60の第1の端部部分72が、第2の前部タンデム車軸車輪端部アセンブリ74に駆動接続される。第2の前部タンデム車軸車輪端部アセンブリ74は、第2の前部タンデム車軸シーリングアセンブリ76及び第2の前部タンデム車軸車輪アセンブリ78を含む。第2の前部タンデム車軸ハーフシャフト60の第2の端部部分80が、前部タンデム車軸差動装置54の、第1の前部タンデム車軸ハーフシャフト58と反対側の位置にある端部に駆動接続される。非限定的な例として、第2の前部タンデム車軸ハーフシャフト60の第2の端部部分80は、前部タンデム車軸差動装置サイドギア、独立したスタブシャフト、独立したカップリングシャフト、第2の前部タンデム車軸ハーフシャフト軸切断システム、第2の前部タンデム車軸差動装置出力シャフト、及び/又は前部タンデム車軸差動装置サイドギアの一部として形成されるシャフトに駆動接続される。
前部タンデム車軸システム出力シャフト56の1つの端部は、車軸間差動装置52の、第1のプロペラシャフト24と反対側の位置にある側面に駆動接続される。前部タンデム車軸システム出力シャフト56は、前部タンデム車軸システム50から後部タンデム車軸システム84に向かって伸びる。
前部タンデム車軸システム出力シャフト56の、車軸間差動装置52と反対側の位置にある端部が、第3のシャフト81である。第3のシャフト81は、前部タンデム車軸システム出力シャフト56から後部タンデム車軸システム84に向かって伸びる。第3のシャフト81は、トランスファーケース12から車両2の後部タンデム車軸システム84に回転動力を伝達する。第3のシャフト81が、ドライブシャフト、プロペラシャフト、又はカルダンシャフトであり得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。
第3のシャフト81の、前部タンデム車軸システム出力シャフト56と反対側の位置にある端部に駆動接続されるのは、後部タンデム車軸システム入力シャフト83である。結果として、後部タンデム車軸システム入力シャフト83は、車両2の後部タンデム車軸システム84の後部タンデム車軸差動装置82にトランスファーケース12を駆動接続する。後部タンデム車軸差動装置82は、車両2の(複数の)外側駆動輪が、(複数の)内側駆動輪より高速で回転することを可能にする一組のギアである。以下でさらに詳細に説明されるように、回転動力は、後部タンデム車軸システム84を通じて伝達される。
後部タンデム車軸システム84は、第1の後部タンデム車軸ハーフシャフト86及び第2の後部タンデム車軸ハーフシャフト88をさらに含む。第1の後部タンデム車軸ハーフシャフト86は、後部タンデム車軸システム入力シャフト83に対して略鉛直に伸びる。第1の後部タンデム車軸ハーフシャフト86の第1の端部部分90が、第1の後部タンデム車軸車輪端部アセンブリ92に駆動接続される。第1の後部タンデム車軸車輪端部アセンブリ92は、第1の後部タンデム車軸シーリングアセンブリ94及び第1の後部タンデム車軸車輪アセンブリ96を含む。第1の後部タンデム車軸ハーフシャフト86の第2の端部部分98が、後部タンデム車軸差動装置82の端部に駆動接続される。非限定的な例として、第1の後部タンデム車軸ハーフシャフト86の第2の端部部分98は、後部タンデム車軸差動装置サイドギア、独立したスタブシャフト、独立したカップリングシャフト、第1の後部タンデム車軸ハーフシャフト軸切断システム、第1の後部タンデム車軸差動装置出力シャフト、及び/又は後部タンデム車軸差動装置サイドギアの一部として形成されるシャフトに駆動接続される。
後部タンデム車軸システム入力シャフト83に対して略鉛直に伸びるのは、第2の後部タンデム車軸ハーフシャフト88である。 第2の後部タンデム車軸ハーフシャフト88の第1の端部部分100が、第2の後部タンデム車軸車輪端部アセンブリ102に駆動接続される。第2の後部タンデム車軸車輪端部アセンブリ102は、第2の後部タンデム車軸シーリングアセンブリ104及び第2の後部タンデム車軸車輪アセンブリ106を含む。第2の後部タンデム車軸ハーフシャフト88の第2の端部部分108が、後部タンデム車軸差動装置82の、第1の後部タンデム車軸ハーフシャフト86と反対側の位置にある端部に駆動接続される。非限定的な例として、第2の後部タンデム車軸ハーフシャフト88の第2の端部部分108は、後部タンデム車軸差動装置サイドギア、独立したスタブシャフト、独立したカップリングシャフト、第2の後部タンデム車軸ハーフシャフト軸切断システム、第2の後部タンデム車軸差動装置出力シャフト、及び/又は後部タンデム車軸差動装置サイドギアの一部として形成されるシャフトに駆動接続される。
シーリングアセンブリ34、44、66、76、94及び/又は104のうちの1又は複数が、本開示の実施形態によるシーリングアセンブリを使用し得ることは、本開示の範囲内である。
図2は、本開示の実施形態による1又は複数のシーリングアセンブリを有する別の車両200の概略上面図である。図2に示される車両200は、以下に特に記載されている場合を除いて、図1に示される車両2と同じである。図2に示されるものとして、かつ、非限定的な例として、車両200は、前部車軸システム14の前部車軸差動装置アセンブリ20にトランスミッション6を駆動接続するトランスファーケース12を使用しない。
非限定的な例として図2に示される本開示の実施形態に従って、トランスミッション出力シャフト8の、トランスミッション6と反対側の位置にある端部の少なくとも一部が、第1のプロペラシャフト24の、車軸間差動装置52と反対側の位置にある端部の少なくとも一部に駆動接続される。結果として、非限定的な例として図2に示される本開示の実施形態に従って、車両200の第2のシャフト150は、トランスミッション出力シャフト106から車両200の後部車軸システム114に向かって伸びる。
シーリングアセンブリ66、76、94及び/又は104のうちの1又は複数が、本開示の実施形態によるシーリングアセンブリを使用し得ることは、本開示の範囲内である。
図3は、本開示の実施形態による1又は複数のシーリングアセンブリを有するさらに別の車両300の概略上面図である。車両300は、トランスミッション304に駆動接続されるエンジン302を有する。トランスミッション出力シャフト306は、次に、トランスミッション304の、エンジン302と反対側の位置にある端部に駆動接続される。トランスミッション304は、ギアボックスを用いてエンジン302によって生成される回転動力の制御された適用を提供する動力管理システムである。
トランスミッション出力シャフト306は、次にトランスファーケース310に駆動接続される、トランスファーケース入力シャフト308に駆動接続される。トランスファーケース310は、四輪駆動車及び/又は全輪駆動(AWD)車に用いられて、一連のギア及びドライブシャフトを利用することによって、トランスミッション304から前部車軸システム312及び/又は後部車軸システム314に回転動力を伝達する。さらに、トランスファーケース310は、車両300が二輪駆動モード又は四輪/AWD駆動モードのいずれかで選択的に動作することを可能にする。本開示の図3に示されるものとして、かつ、非限定的な例として、トランスファーケース310は、第1のトランスファーケース出力シャフト316及び第2のトランスファーケース出力シャフト318を含む。
第1のトランスファーケース出力シャフト316の、トランスファーケース310と反対側の位置にある端部に駆動接続されるものは、第1のシャフト319である。第1のシャフト319は、第1のトランスファーケース出力シャフト316から車両300の前部車軸システム312に向かって伸びる。さらに、第1のシャフト319は、トランスファーケース310から車両300の前部車軸システム312に回転を伝達し、それにより、前部車軸システム312にトランスファーケース310を駆動接続する。第1のシャフト319が、ドライブシャフト、プロペラシャフト、又はカルダンシャフトであり得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。
第1のシャフト319の、第1のトランスファーケース出力シャフト316と反対側の位置にある端部に駆動接続されるのは、前部車軸システム入力シャフト320である。前部車軸システム入力シャフト320は、前部車軸差動装置アセンブリ321に車両300の第1のシャフト319を駆動接続する。非限定的な例として図3に示される本開示の実施形態に従って、前部車軸システム入力シャフト320の、第1のシャフト319と反対側の位置にある端部が、前部車軸差動装置アセンブリ321の少なくとも一部に駆動接続される。前部車軸差動装置アセンブリ321は、車両300の(複数の)外側駆動輪が、(複数の)内側駆動輪より高速で回転することを可能する一組のギアである。以下でさらに詳細に説明されるように、回転動力は、前部車軸システム312を通じて伝達される。
前部車軸システム312は、第1の前部車軸ハーフシャフト324及び第2の前部車軸ハーフシャフト326をさらに含む。第1の前部車軸ハーフシャフト324は、前部車軸システム入力シャフト320に対して略鉛直に伸びる。第1の前部車軸ハーフシャフト324の第1の端部部分328が、第1の前部車軸車輪端部アセンブリ330に駆動接続される。第1の前部車軸車輪端部アセンブリ330は、第1の前部車軸シーリングアセンブリ332及び第1の前部車軸車輪アセンブリ334を含む。第1の前部車軸ハーフシャフト324の第2の端部部分336が、前部車軸差動装置321の端部に駆動接続される。非限定的な例として、第1の前部車軸ハーフシャフト324の第2の端部部分336は、前部車軸差動装置サイドギア、独立したスタブシャフト、独立したカップリングシャフト、第1の前部車軸ハーフシャフト軸切断システム、第1の前部車軸差動装置出力シャフト、及び/又は前部車軸差動装置サイドギアの一部として形成されるシャフトに駆動接続される。
前部車軸システム入力シャフト320に対して略鉛直に伸びるのは、第2の前部車軸ハーフシャフト326である。第2の前部車軸ハーフシャフト326の第1の端部部分338が、第2の前部車軸車輪端部アセンブリ340に駆動接続される。第2の前部車軸車輪端部アセンブリ340は、第2の前部車軸シーリングアセンブリ342及び第2の前部車軸車輪アセンブリ344を含む。第2の前部車軸ハーフシャフト326の第2の端部部分346が、前部車軸差動装置321の、第1の前部車軸ハーフシャフト324と反対側の位置にある端部に駆動接続される。非限定的な例として、第2の前部車軸ハーフシャフト326の第2の端部部分346は、前部車軸差動装置サイドギア、独立したスタブシャフト、独立したカップリングシャフト、第2の前部車軸ハーフシャフト軸切断システム、第2の前部車軸差動装置出力シャフト、及び/又は前部車軸差動装置サイドギアの一部として形成されるシャフトに駆動接続される。
第2のシャフト322が、第2のトランスファーケース出力シャフト318から、後部車軸差動装置348を有する車両300の後部車軸システム314に向かって伸びる。第2のシャフト322は、トランスファーケース310から車両300の後部車軸システム314に回転動力を伝達する。第2のシャフト322が、ドライブシャフト、プロペラシャフト、又はカルダンシャフトであり得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。
非限定的な例として図3に示される本開示の実施形態に従って、後部車軸システム入力シャフト323が、第2のシャフト322の、車両300の第2のトランスファーケース出力シャフト318と反対側の位置にある端部に駆動接続される。後部車軸システム入力シャフト323の、第2のシャフト322と反対側の位置にある端部の少なくとも一部が、後部車軸差動装置348の少なくとも一部に駆動接続される。後部車軸差動装置348は、車両300の(複数の)外側駆動輪が(複数の)内側駆動輪より高速で回転することを可能にする一組のギアである。以下でさらに詳細に説明されるように、回転動力は、後部車軸システム314を通じて伝達される。
後部車軸システム314は、第1の後部車軸ハーフシャフト350及び第2の後部車軸ハーフシャフト352をさらに含む。第1の後部車軸ハーフシャフト350は、後部車軸システム入力シャフト323に対して略鉛直に伸びる。第1の後部車軸ハーフシャフト350の第1の端部部分352が、第1の後部車軸車輪端部アセンブリ354に駆動接続される。第1の後部車軸車輪端部アセンブリ354は、第1の後部車軸シーリングアセンブリ356及び第1の後部車軸車輪アセンブリ358を含む。第1の後部車軸ハーフシャフト350の第2の端部部分360が、後部車軸差動装置348の端部に駆動接続される。非限定的な例として、第1の後部車軸ハーフシャフト350の第2の端部部分360は、後部車軸差動装置サイドギア、独立したスタブシャフト、独立したカップリングシャフト、第1の後部車軸ハーフシャフト軸切断システム、第1の後部車軸差動装置出力シャフト、及び/又は後部車軸差動装置サイドギアの一部として形成されるシャフトに駆動接続される。
後部車軸システム入力シャフト323に対して略鉛直に伸びるのは、第2の後部車軸ハーフシャフト352である。第2の後部車軸ハーフシャフト352の第1の端部部分354が、第2の後部車軸車輪端部アセンブリ356に駆動接続される。第2の後部車軸車輪端部アセンブリ356は、第2の後部車軸シーリングアセンブリ358及び第2の後部車軸車輪アセンブリ360を含む。第2の後部車軸ハーフシャフト352の第2の端部部分362が、後部車軸差動装置348の、第1の後部車軸ハーフシャフト350と反対側の位置にある端部に駆動接続される。非限定的な例として、第2の後部車軸ハーフシャフト352の第2の端部部分362は、後部車軸差動装置サイドギア、独立したスタブシャフト、独立したカップリングシャフト、第2の後部車軸ハーフシャフト軸切断システム、第2の後部車軸差動装置出力シャフト、及び/又は後部車軸差動装置サイドギアの一部として形成されるシャフトに駆動接続される。
シーリングアセンブリ332、342、356及び/又は358のうちの1又は複数が、本開示の実施形態によるシーリングアセンブリを使用し得ることは、本開示の範囲内である。
図4は、本開示の実施形態による1又は複数のシーリングアセンブリを有するさらに別の車両400の概略上面図である。図4に示される車両400は、以下に特に記載されている場合を除いて、図3に示される車両300と同じである。本開示の図4に示されるものとして、かつ、非限定的な例として、車両400は、前部車軸システム312にトランスミッション304を駆動接続するトランスファーケース310を使用しない。
非限定的な例として図4に示される実施形態に従って、トランスミッション304と反対側の位置にあるトランスミッション出力シャフト306の少なくとも一部が、後部車軸システム入力シャフト323と反対側の位置にある第2のシャフト322の少なくとも一部に駆動接続される。結果として、非限定的な例として図4に示される本開示の実施形態に従って、車両400の第2のシャフト322は、トランスミッション出力シャフト306から車両400の後部車軸システム314に向かって伸びる。
シーリングアセンブリ356及び/又は358のうちの1又は複数が、本開示の実施形態によるシーリングアセンブリを使用し得ることは、本開示の範囲内である。
図5〜図9は、本開示の実施形態による1又は複数のシーリングアセンブリ502を有する車輪端部アセンブリ500の一部の切断概略側面図を提供する。本開示の図5に示されるものとして、かつ、非限定的な例として、車輪端部アセンブリ500は、第1の端部部分506、第2の端部部分(不図示)、及び外面508を有するシャフト504を含む。シャフト504の第2の端部部分(不図示)の少なくとも一部が、前部車軸差動装置、後部車軸差動装置、前部タンデム車軸差動装置、及び/又は後部タンデム車軸差動装置などの差動装置アセンブリ(不図示)で駆動接続されるが、これに限定されない。シャフト504は、車軸ハーフシャフト、第1の前部車軸ハーフシャフト、第2の前部車軸ハーフシャフト、第1の後部車軸ハーフシャフト、第2の後部車軸ハーフシャフト、第1の前部タンデム車軸ハーフシャフト、第2の前部タンデム車軸ハーフシャフト、第1の後部タンデム車軸ハーフシャフト、及び/又は第2の後部タンデム車軸ハーフシャフトであり得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。
シャフト504の少なくとも一部と同軸方向に伸びるのは、内面507、外面509、第1の端部部分511、及び第2の端部部分(不図示)を有するハウジング505である。ハウジング505の内面507及び外面509は、ハウジング内の中空部513を画定する。本開示の図5に示されるものとして、かつ、非限定的な例として、シャフト504の少なくとも一部が、ハウジング505の中空部513の少なくとも一部内に収容され及び/又は保持される。さらに、本開示の図5に示されるものとして、かつ、非限定的な例として、シャフト504の第1の端部部分506の少なくとも一部が、ハウジング505の第1の端部部分511から軸方向外側に配置される。結果として、シャフト504の第1の端部部分506の少なくとも一部が、ハウジング505の中空部513内に配置されず、従って、車輪端部アセンブリ500のハウジング505の外側に伸びる。ハウジング505が、車軸ハーフシャフトハウジング、第1の前部車軸ハーフシャフトハウジング、第2の前部車軸ハーフシャフトハウジング、第1の後部車軸ハーフシャフトハウジング、第2の後部車軸ハーフシャフトハウジング、第1の前部タンデム車軸ハーフシャフトハウジング、第2の前部タンデム車軸ハーフシャフトハウジング、第1の後部タンデム車軸ハーフシャフトハウジング、及び/又は第2の後部タンデム車軸ハーフシャフトハウジングであり得ることは、本開示の範囲内である。
本開示の図5に示されるものとして、かつ、非限定的な例として、シャフト504の第1の端部部分506の少なくとも一部が、中空内部510を含む。シャフト504の第1の端部部分506における中空内部510は、内面512によって画定される。
シャフト504の第1の端部部分506の外面508の少なくとも一部から円周方向に伸びるのは、軸方向外側表面516及び軸方向内側表面518を有するフランジ部514である。フランジ部514は、ハウジング505の中空部513の外側の位置で、ハウジング505の第1の端部部分511から軸方向外側に配置される。シャフト504のフランジ部514は、軸フランジであり得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。
本開示の図5に最もよく見られるものとして、かつ、非限定的な例として、フランジ部514は、車輪端部アセンブリ500のフランジ部514の軸方向外側表面516から軸方向内側表面518に伸びる1又は複数のフランジ部開口部520を含む。1又は複数のフランジ部開口部520は、1又は複数の機械的固定具522の少なくとも一部を収容し及び/又は保持するための大きさ及び形である。1又は複数の機械的固定具522は、シャフト504のフランジ部514に車輪アセンブリの少なくとも一部(不図示)を取り付けるのに用いられる。非限定的な例として、1又は複数の機械的固定具522は、ボルト、ねじ、又は当該技術分野で周知のその他の従来のねじ式固定具であり得る。
シャフト504の第1の端部部分506のフランジ部514から軸方向内側に配置されるのは、第1の端部526及び第2の端部528を有するテーパ部524である。本開示の図5に示されるものとして、かつ、非限定的な例として、テーパ部524は、テーパ部524の第1の端部526から第2の端部528まで減少する外径を有する。
シャフト504のテーパ部524の第2の端部528から軸方向内側にシャフト504のテーパ部524の第2の端部528に直接隣接するのは、第1の縮径部530である。シャフト504の第1の縮径部530が、形状が略一定の外径を有する略円筒形であり得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。
シャフト504の第1の縮径部530の外面508の外面の少なくとも一部に一体的に接続されるのは、内面534及び外面536を有する略円筒形の部分533を有するスリンガー532である。本開示の図5に示されるものとして、かつ、非限定的な例として、スリンガー532の略円筒形の部分533の内面534の少なくとも一部が、シャフト504の第1の縮径部530の外面508の少なくとも一部に一体的に接続される。非限定的な例として本開示の実施形態によれば、シーリング部分530の略円筒形の部分533の内面534の少なくとも一部が、1又は複数の機械的固定具、1又は複数の溶接部、1又は複数の接着部、及び/又はねじ接続部を用いることによって、シャフト504の第1の縮径部530の外面508の少なくとも一部に一体的に接続され得る。非限定的な例として本開示の代替的な実施形態に従って、スリンガー532が、シャフト504の第1の縮径部530の外面508の一部として一体的に形成され得る。
スリンガー532の略円筒形の部分533の外面536の少なくとも一部から外側の周囲に伸びるのは、第1の側面540及び第2の側面542を有する拡径部538である。本開示の図5に最もよく見られるものとして、かつ、非限定的な例として、スリンガー532の拡径部538は、略円盤型の形状であり得る。拡径部538の第2の側面542が、車輪端部アセンブリ500の1又は複数のシーリングアセンブリ502の少なくとも一部にシーリング表面を提供することは、理解されるべきである。非限定的な例として、スリンガー532は、略L字型の断面形状を有し得る。
車輪端部アセンブリ500のスリンガー532とフランジ部514との間に介在されるものは、ブレーキアセンブリ543の一部である。ブレーキアセンブリ543の一部が、ディスクブレーキアセンブリの一部、ドラムブレーキアセンブリの一部、及び/又はパーキングブレーキアセンブリであり得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。
シャフト504の第1の縮径部530から軸方向内側に配置され、シャフト504の第1の縮径部530に直接隣接するのは、第2の縮径部544である。結果として、シャフト504の第2の縮径部544が、シャフト504の第1の縮径部530の外径より小さい外径を有することは、理解されるべきである。シャフト504の第2の縮径部544が、形状が略一定の外径を有する略円筒形であり得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。
本開示の図5に最もよく見られるものとして、かつ、非限定的な例として、1又は複数のシーリングアセンブリ502の少なくとも一部が、シャフト504の第2の縮径部544の少なくとも一部から半径方向外側に配置される。非限定的な例として本開示の実施形態によれば、1又は複数のシーリングアセンブリ502は、1又は複数のシーリング部材546及び1又は複数の保持部材548を含み得る。
非限定的な例として図5及び図6に示される本開示の実施形態に従って、1又は複数の保持部材548は、軸方向外側表面550、軸方向内側表面552、及び1又は複数の取付フランジ554を有する。 非限定的な例として本開示の実施形態によれば、1又は複数の保持部材548が、1又は複数の保持部材548の1又は複数の角に配置され、1又は複数の取付フランジ554の1又は複数を有し、形状が略四角又は略矩形であり得る。しかしながら、1又は複数の保持部材548がその他の形状を取り得ることは、本開示の範囲内である。
1又は複数の取付開口部556が、軸方向外側表面550から、1又は複数の保持部材548の1又は複数の取付フランジ554の軸方向内側表面552に伸び得る。1又は複数の取付開口部556は、1又は複数の機械的固定具558の少なくとも一部を収容し及び/又は保持するための大きさ及び形である。非限定的な例として本開示の実施形態(不図示)によれば、1又は複数の取付開口部556を画定する内面560は、1又は複数の機械的固定具558の外面564の少なくとも一部から伸びる複数のねじ山562に相補的である複数のねじ山(不図示)を含み得る。非限定的な例として本開示の代替的な実施形態に従って、1又は複数の取付開口部556を画定する表面560は、略平らであり得、それにより、1又は複数の機械的固定具558の少なくとも一部を収容するが、1又は複数の機械的固定具558を保持しない。1又は複数の機械的固定具558が、1つの部品を他の部品に取り付けるための1又は複数のボルト、ねじ、又は当該技術分野で周知のその他の従来のファスナーであり得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。
ハウジング505の第1の端部部分511の外面509の少なくとも一部から外側の周囲から伸びるのは、1又は複数の保持部材取付フランジ566である。本開示の図5に示されるものとして、かつ、非限定的な例として、ハウジング505の1又は複数の保持部材取付フランジ566は、軸方向外側表面568及び軸方向内側表面570を有する。1又は複数の保持部材取付フランジ566の軸方向外側表面568から1又は複数の保持部材取付フランジ566の軸方向内側表面570に又は1又は複数の保持部材取付フランジ566の軸方向内側表面570に向かって伸びるのは、1又は複数の保持部材取付開口部572である。結果として、1又は複数の保持部材取付フランジ566の1又は複数の保持部材取付開口部572が、軸方向外側表面568から1又は複数の保持部材取付フランジ566の軸方向内側表面570までずっと伸びてよく、又は伸びなくてよいことは、理解されるべきである。ハウジング505の1又は複数の保持部材取付フランジ566の1又は複数の保持部材取付開口部572が、1又は複数の機械的固定具558の少なくとも一部を収容し及び/又は保持するための大きさ及び形を有し得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。
非限定的な例として本開示の実施形態に従って、複数のねじ山576が、1又は複数の保持部材取付フランジ566の1又は複数の保持部材取付開口部572を画定する表面574の少なくとも一部に沿って円周方向に伸び得る。複数のねじ山576は、1又は複数の機械的固定具558の外面564の複数のねじ山562に相補的である。
軸方向外側表面550から1又は複数の保持部材548の軸方向内側表面552に伸びるのは、1又は複数のシーリング部材の開口部578である。非限定的な例として図6に示される本開示の実施形態に従って、1又は複数のシーリング部材の開口部578が、1又は複数のシーリングアセンブリ502の1又は複数の保持部材548の中心C1の周りに配向される。本開示の図5及び図6に示されるものとして、かつ、非限定的な例として、1又は複数のシーリング部材の開口部578は、1又は複数のシーリングアセンブリ502の1又は複数のシーリング部材546の少なくとも一部を収容し及び/又は保持するための大きさ及び形を有し得る。1又は複数のシーリング部材546の少なくとも一部が、圧入、摩擦篏合、及び/又は締まりばめタイプの接続を用いることによって、1又は複数のシーリング部材546の少なくとも一部内に収容され、及び/又は保持され得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。
本開示の図5〜図9に最もよく見られるものとして、かつ、非限定的な例として、1又は複数のシーリング部材546は、第1の端部部分584、第2の端部部分586、内面588、及び外面590を含む略円筒形の部分582を有するシールケース580を含み得る。1又は複数のシーリング部材546のシールケース580は、1又は複数のシーリング部材546に構造的硬直性を提供し、それにより、1又は複数のシーリング部材546の全体的な寿命及び耐久性を改善するのに役立つ。本開示の図5に示されるものとして、かつ、非限定的な例として、1又は複数のシーリング部材546のシールケース580の略円筒形の部分582の少なくとも一部が、ハウジング505の中空部513の少なくとも一部内に配置され得る。シールケース580が、鉄合金、鋼合金、ステンレス鋼合金、又はアルミ合金からできていることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。
シールケース580の略円筒形の部分582の第1の端部部分584の少なくとも一部から半径方向内側に伸びるのが、第1の端部部分594及び第2の端部部分596を有する縮径部592である。非限定的な例として本開示の実施形態によれば、縮径部592が、シールケース580の略円筒形の部分582の第1の端部部分584の少なくとも一部に対して略鉛直に、かつ、シールケース580の略円筒形の部分582の第1の端部部分584の少なくとも一部から半径方向内側に伸び得る。シールケース580の縮径部592が、略円盤型の形状の断面形状を有し得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。
図9に最もよく見られるものとして、かつ、非限定的な例として、第1の端部部分600及び第2の端部部分602を有する軸方向に伸びる部分598が、シールケース580の縮径部592の第2の端部部分596の少なくとも一部から内側に伸び得る。非限定的な例として本開示の実施形態に従って、シールケース580の軸方向に伸びる部分598の直径は、第1の端部部分600からシールケース580の軸方向に伸びる部分598の第2の端部部分602に略一定の割合又は変動する割合で減少し得る。1又は複数のシーリング部材546のシールケース580が、略椅子型の断面形状を有し得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。
シールケース580の略円筒形の部分582の外面590の少なくとも一部に沿って円周方向に伸びるのが、内面606及び外面608を有する1又は複数の第1のシーリング部分604である。非限定的な例として本開示の実施形態によれば、1又は複数のシーリング部材546の1又は複数の第1のシーリング部分604の内面606の少なくとも一部は、締まりばめ接続、摩擦篏合接続、圧入接続、1又は複数の接着部、及び/又は1又は複数の溶接部を用いることによって、シールケース580の略円筒形の部分582の少なくとも一部に一体的に接続され得る。非限定的な例として本開示の代替的な実施形態に従って、1又は複数のシーリング部材546の1又は複数の第1のシーリング部分604の内面606の少なくとも一部が、1又は複数の成形処理の結果として、シールケース580の略円筒形の部分582の少なくとも一部に一体的に接続され得る。従って、結果として、1又は複数の成形処理によってシールケース580の外面590に1又は複数の第1のシーリング部分604を一体的に形成し得ることは、理解されるべきである。成形処理が射出成形処理であり得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。さらに、1又は複数の第1のシーリング部分604が、エラストマー組成物、ゴム組成物、フルオロエラストマー組成物、ニトリルゴム組成物、水素化ニトリルブタジエンゴム組成物、ポリアクリルゴム組成物、エチレンアクリルゴム組成物、シリコーンゴム組成物、フルオロシリコーンゴム組成物、又はこれらの組み合わせからできてよいことは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。
本開示の図5〜図9に示されるものとして、かつ、非限定的な例として、1又は複数の固定されたシーリングリブ610が、1又は複数のシーリング部材546の1又は複数の第1のシーリング部分604の外面608の少なくとも一部から外側の周囲に伸び得る。非限定的な例として図5に示される本開示の実施形態に従って、1又は複数の第1のシーリング部分604の1又は複数の固定されたシーリングリブ610の外径は、ハウジング505の第1の端部部分511の内径と略等しい又はハウジング505の第1の端部部分511の内径よりわずかに大きくてよい。結果として、1又は複数のシーリング部材546がハウジング505の第1の端部部分511の中空部513内に挿入されるときに、1又は複数の固定されたシーリングリブ610が弾力的に変形され、それにより、1又は複数のシーリング部材546のシールケース580とハウジング505の内面507との間のシーリング係合を提供する。1又は複数のシーリング部材546とハウジング505との間のこのシーリング係合は、ハウジング505内に配置されるある量の潤滑流体(不図示)が、ハウジング505内にとどまることを保証するのに役立つ。さらに、1又は複数のシーリング部材546とハウジング505との間のシーリング係合は、周囲からハウジング505に塵、破片、及び/又は水分が移動することを防ぐのに役立ち、それにより、車輪端部アセンブリ500の全体的な寿命及び耐久性を増加させる。
シールケース580の略円筒形の部分582の内面588、シールケース580の縮径部、及び/又はシールケース580の軸方向に伸びる部分598の少なくとも一部に一体的に接続されるのが、1又は複数の第2のシーリング部分612である。非限定的な例として本開示の実施形態によれば、1又は複数のシーリング部材546の1又は複数の第2のシーリング部分612の少なくとも一部は、締まりばめ接続、摩擦篏合接続、圧入接続、1又は複数の接着部、及び/又は1又は複数の溶接部を用いることによって、シールケース580の少なくとも一部に一体的に接続され得る。非限定的な例として本開示の代替的な実施形態に従って、1又は複数のシーリング部材546の1又は複数の第2のシーリング部分612の少なくとも一部が、1又は複数の成形処理の結果として、シールケース580の少なくとも一部に一体的に接続され得る。結果として、1又は複数の成形処理によって1又は複数のシーリング部材546のシールケース580の少なくとも一部に1又は複数のシーリング部材546の1又は複数の第2のシーリング部分612を一体的に形成し得ることは、理解されるべきである。非限定的な例として、1又は複数の成形処理は、射出成形処理であり得る。1又は複数のシーリング部材546の1又は複数の第1のシーリング部分604及び第2のシーリング部分612が、1又は複数の射出成形処理などの、単一の成形処理又は複数の成形処理でシールケース580に形作られ得ることは、本開示の範囲内であるが、これに限定されない。さらに、1又は複数の第2のシーリング部分612が、エラストマー組成物、ゴム組成物、フルオロエラストマー組成物、ニトリルゴム組成物、水素化ニトリルブタジエンゴム組成物、ポリアクリルゴム組成物、エチレンアクリルゴム組成物、シリコーンゴム組成物、フルオロシリコーンゴム組成物、又はこれらの組み合わせからできてよいことは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。
1又は複数のシーリング部材546の1又は複数の第2のシーリング部分612は、第1の端部部分616、第2の端部部分618、及び外面620を有する保持部材のシーリング表面614を含む。1又は複数のシーリング部材546の1又は複数の第2のシーリング部分612の保持部材のシーリング表面614の少なくとも一部は、1又は複数の保持部材548の少なくとも一部とシーリング係合する。保持部材のシーリング表面614と1又は複数の保持部材548との間のシーリング係合は、ハウジング505に塵、破片、及び/又は水分が移動することを防ぐのに役立ち、それにより、車輪端部アセンブリ500の全体的な寿命及び耐久性を増加させる。さらに、1又は複数の保持部材548と保持部材のシーリング表面614との間のシーリング係合は、ある量の潤滑流体(不図示)がハウジング505内から周囲に移動することを防ぐのに役立つ。
本開示の図5、図7及び図9に最もよく見られるものとして、かつ、非限定的な例として、1又は複数のシーリング部材546の1又は複数の第2のシーリング部分612の保持部材のシーリング表面614の外面620は、第1の端部部分616から保持部材のシーリング表面614の第2の端部部分618に増加する外径を有する。結果として、保持部材のシーリング表面614の第1の端部部分616が、保持部材のシーリング表面614の第2の端部部分618の最外径OD2より小さい外径OD1を有し得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。
保持部材のシーリング表面614の第1の端部部分616の少なくとも一部から外側の周囲に伸びるのは、第1の端部部分624及び第2の端部部分626を有する1又は複数の第1の軸方向に伸びるシーリングリップ622である。本開示の図9に最もよく見られるものとして、かつ、非限定的な例として、1又は複数の第1の軸方向に伸びるシーリングリップ622の第1の端部部分624は、保持部材のシーリング表面614の第1の端部部分616の外径OD1より大きい外径OD3を有し得る。さらに、本開示の図9に最もよく見られるものとして、かつ、非限定的な例として、1又は複数の第1の軸方向に伸びるシーリングリップ622の外径OD3は、1又は複数のシーリング部材546の1又は複数の第2のシーリング部分612の保持部材のシーリング表面614の第2の端部部分618の最外径OD2より小さくてよい。
1又は複数のシーリング部材546が1又は複数の保持部材548で組み立てられるときに、1又は複数の第1の軸方向に伸びるシーリングリップ622の第1の端部部分624の少なくとも一部が、1又は複数の保持部材548の軸方向外側表面550を越えてスリンガー532に向かって軸方向外側に伸びる。本開示の図5に最もよく見られるものとして、かつ、非限定的な例として、1又は複数の第1の軸方向に伸びるシーリングリップ622が、1又は複数の第1の軸方向に伸びるシーリングリップ622の第1の端部部分624の少なくとも一部がスリンガー532の拡径部538の第2の側面542の少なくとも一部と直接的に接触するまで、軸方向外側に伸びる。1又は複数の第1の軸方向に伸びるシーリングリップ622がスリンガー532の拡径部538の第2の側面542と接触するときに、それは、半径方向外側に1又は複数の第1の軸方向に伸びるシーリングリップ622を弾力的に変形させ、それにより、1又は複数のシーリング部材546とスリンガー532との間のシーリング係合を提供する。スリンガー532の拡径部538と1又は複数のシーリング部材546との間のシーリング係合は、ハウジング505に塵、破片、及び/又は水分が移動することを防ぐのに役立ち、それにより、車輪端部アセンブリ500の全体的な寿命及び耐久性を増加させるのに役立つ。さらに、スリンガー532の拡径部538と1又は複数のシーリング部材546との間のシーリング係合は、ハウジング505内に配置されるある量の潤滑流体(不図示)がハウジング505の外に移動することを防ぐのに役立つ。
1又は複数のシーリング部材546の1又は複数の第2のシーリング部分612の保持部材のシーリング表面614の外面620の少なくとも一部から円周方向に伸びるのが、1又は複数のシーリング部材保持リブ628である。本開示の図6及び図9に最もよく見られるものとして、かつ、非限定的な例として、1又は複数の第2のシーリング部分612の1又は複数のシーリング部材保持リブ628の半径方向外側表面632は、1又は複数の保持部材548の1又は複数のシーリング部材の開口部578の直径D1と略等しい、又は1又は複数の保持部材548の1又は複数のシーリング部材の開口部578の直径D1より大きい最外径OD4を有し得る。結果として、1又は複数のシーリング部材546が1又は複数のシーリング部材の開口部578内に挿入されるときに、1又は複数のシーリング部材の開口部578を画定する表面630は、1又は複数のシーリング部材保持リブ628を弾力的に変形させ、それにより、1又は複数のシーリング部材の開口部578内で1又は複数のシーリング部材546を収容して保持するのに必要とされる、1又は複数の保持部材548と1又は複数のシーリング部材546との間のある量の摩擦力を提供する。1又は複数の保持部材548の1又は複数のシーリング部材の開口部578内に1又は複数のシーリング部材546を固定することによって、それは、1又は複数の保持部材548が1又は複数のシーリング部材546に自由に浮かぶこと、及びシャフト504の外面508にそれを締め付けること又はシャフト504の外面508にそれを圧迫することを防ぐ。これは、1又は複数のシーリングアセンブリ502の全体的な寿命及び耐久性を増加させるのに役立つ。さらに、1又は複数のシーリングアセンブリ502の全体的な寿命及び耐久性のこの増加は、より少ない保証請求をもたらし、これは、1又は複数のシーリングアセンブリ502に関連する全体的な費用を減少させる。
さらに、1又は複数のシーリング部材546と1又は複数の保持部材548との間の摩擦係合、1又は複数のシーリング部材保持リブ628のジオメトリ、保持部材のシーリング表面614に沿った1又は複数のシーリング部材保持リブ628の位置、保持部材のシーリング表面614の周りに1又は複数のシーリング部材保持リブ628を分配すること、1又は複数のシーリング部材の開口部578の形状、及び/又は1又は複数のシーリング部材の開口部578の直径D1は、1又は複数のシーリング部材546が1又は複数の保持部材548に対して中心に置かれることを保証するのに役立つ。これは、1又は複数のシーリング部材546がこれらの事前決定された最適な動作位置に配置されて保持されることを保証するのに役立つ。従って、結果として、これは、1又は複数のシーリング部材546の全体的な寿命及び耐久性を増加させるのにさらに役立ち、1又は複数のシーリング部材546に関連する全体的な費用を減少させることは、理解されるべきである。
本開示の図5、図7及び図9に最もよく見られるものとして、かつ、非限定的な例として、1又は複数のシーリング部材保持リブ628は、アンダーカット部629であり得る。1又は複数のシーリング部材保持リブ628のアンダーカット部629は、1又は複数の保持部材548内で1又は複数のシーリング部材546を組み立てる間、1又は複数のシーリング部材保持リブ628を弾力的に変形させることをより簡単にさせる。結果として、1又は複数のシーリング部材保持リブ628のアンダーカット部629が、1又は複数のシーリングアセンブリ502に関連する全体的な組み立て及び解体時間を減少させ、それにより、1又は複数のシーリングアセンブリ502に関連する全体的な費用を減少させるのにさらに役立つことは、理解されるべきである。
非限定的な例として図9に示される実施形態に従って、1又は複数のシーリング部材保持リブ628の最外径OD4は、保持部材のシーリング表面614の第2の端部部分618の最外径OD2より大きくてよい。さらに、図5〜図9に示されるものとして、かつ、非限定的な例として、1又は複数のシーリング部材保持リブ628の半径方向外側表面632は、略平坦な形状を有し得る。1又は複数のシーリング部材保持リブ628の半径方向外側表面632の略平坦な形状は、1又は複数のシーリングアセンブリ502の1又は複数のシーリング部材546と1又は複数の保持部材548との間の略平坦なあわせ面を提供する。これは、1又は複数のシーリング部材保持リブ628と1又は複数の保持部材548との間の全体的な表面領域の接触を増加させ、それにより、1又は複数のシーリング部材546と1又は複数の保持部材548との間のより強固で頑丈な接続及び/又はシーリング係合を提供する。
1又は複数のシーリング部材546の1又は複数の第2のシーリング部分612の内面634の少なくとも一部から円周方向に、かつ、軸方向内側に伸びるのが、内面638及び外面640を有する1又は複数の第2の軸方向に伸びるシーリングリップ636である。1又は複数の第2の軸方向に伸びるシーリングリップ636は、シャフト504の第2の縮径部544の外径と略等しい又はシャフト504の第2の縮径部544の外径より小さい内径を有し得る。結果として、1又は複数のシーリングアセンブリ502が車輪端部アセンブリ500内で組み立てられるときに、1又は複数の第2の軸方向に伸びるシーリングリップ636が、シャフト504の外面508の周りに弾力的に変形される。1又は複数の第2の軸方向に伸びるシーリングリップ636を弾力的に変形させることによって、それは、シャフト504の外面508の少なくとも一部と1又は複数の第2の軸方向に伸びるシーリングリップ636との間のシーリング係合を提供する。1又は複数の第2の軸方向に伸びるシーリングリップ636とシャフト504の第2の縮径部544との間のシーリング係合は、ハウジング505に塵、破片、及び/又は水分が移動することを防ぐのにさらに役立ち、それにより、車輪端部アセンブリ500の全体的な寿命及び耐久性を増加させる。さらに、シャフト504の第2の縮径部544と1又は複数のシーリング部材546の1又は複数の第2の軸方向に伸びるシーリングリップ636との間のシーリング係合は、ある量の潤滑流体(不図示)がハウジング505内から周囲に移動することを防ぐのにさらに役立つ。
1又は複数のシーリング部材546の1又は複数の第2の軸方向に伸びるシーリングリップ636の外面640の少なくとも一部に沿って円周方向に伸びるのが、ばね溝642である。ばね溝642は、ばね部材644の少なくとも一部を収容し及び/又は保持するための大きさ及び形であり得る。ばね部材644は、1又は複数の第2の軸方向に伸びるシーリングリップ636の少なくとも一部に、ある量の半径方向内側への力を加える。ばね部材644によって加えられるこの半径方向内側への力は、1又は複数の第2の軸方向に伸びるシーリングリップ636の内面638とシャフト504の外面508との間の水漏れしなくて頑丈なシーリング係合を保証するのに役立つ。さらに、ばね部材644は、1又は複数の第2の軸方向に伸びるシーリングリップ636が、シャフト504の外面508から事前決定された距離を越えて、半径方向外側に移動しないことを保証するのに役立つ。結果として、これは、動作中に、1又は複数の第2の軸方向に伸びるシーリングリップ636の内面638とシャフト504の外面508との間に一定のシールがあることを保証する。ばね部材644がガータースプリングであり得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。さらに、ばね部材644が鉄合金、鋼合金、アルミ合金、又はステンレス鋼合金からできてよいことは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。
1又は複数の第2の軸方向に伸びるシーリングリップ636の少なくとも一部と1又は複数の第1の軸方向に伸びるシーリングリップ622の少なくとも一部との間に介在されるものは、1又は複数の半径方向に伸びるシーリングリップ646である。本開示の図9に最もよく見られるものとして、かつ、非限定的な例として、1又は複数の半径方向に伸びるシーリングリップ646が、1又は複数の第2のシーリング部分612の内面634の少なくとも一部から内側の周囲に伸びる。さらに、本開示の図9に最もよく見られるものとして、かつ、非限定的な例として、1又は複数の半径方向に伸びるシーリングリップ646は、シャフト504の第2の縮径部544の直径D2と略等しい、又はシャフト504の第2の縮径部544の直径D2より小さい最内径ID1を有する。結果として、1又は複数のシーリングアセンブリ502が車輪端部アセンブリ500内で組み立てられるときに、1又は複数の半径方向に伸びるシーリングリップ646は弾力的に変形される。1又は複数の半径方向に伸びるシーリングリップ646を弾力的に変形させることによって、それは、シャフト504の第2の縮径部544の外面508と1又は複数の半径方向に伸びるシーリングリップ646との間のシーリング係合を提供する。1又は複数の半径方向に伸びるシーリングリップ646とシャフト504との間のシーリング係合は、ハウジング505に塵、破片、及び/又は水分が移動することを防ぐのにさらに役立ち、それにより、車輪端部アセンブリ500の全体的な寿命及び耐久性を増加させるのに役立つ。さらに、1又は複数のシーリング部材546の1又は複数の半径方向に伸びるシーリングリップ646とシャフト504の第2の縮径部544との間のシーリング係合は、ある量の潤滑流体(不図示)がハウジング505内から移動することを防ぐのにさらに役立つ。
シャフト504の第2の縮径部544から軸方向内側に配置され、シャフト504の第2の縮径部544に直接隣接するのが、第3の縮径部648である。シャフト504と同軸に伸び、シャフト504の第3の縮径部648から半径方向外側に配置されるのが、1又は複数のベアリングアセンブリ650である。本開示の図5に最もよく見られるものとして、かつ、非限定的な例として、1又は複数のベアリングアセンブリ650は、内輪652、外輪654、及び内輪652と外輪654との間に介在される複数の転動体656を含む。さらに、本開示の図5に最もよく見られるものとして、かつ、非限定的な例として、複数の転動体656の少なくとも一部が、保持部材660の1又は複数の開口部658内に配置される。1又は複数のベアリングアセンブリ650が、1又は複数の円すいころ軸受アセンブリ、及び/又は1又は複数のアンギュラ玉軸受アセンブリであり得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。
1又は複数のベアリングアセンブリ650の外輪654の少なくとも一部に一体的に接続されるのが、1又は複数のシーリング部材接触部分662である。組み立てられるときに、1又は複数のシーリング部材546の略円筒形の部分582の第2の端部部分584の少なくとも一部は、車輪端部アセンブリ500の1又は複数のベアリングアセンブリ650の1又は複数のシーリング部材接触部分662の少なくとも一部と直接的に接触し得る。本開示の図5に最もよく見られるものとして、かつ、非限定的な例として、1又は複数の保持部材548がハウジング505の第1の端部部分511に取り付けられるときに、1又は複数のシーリング部材546は、1又は複数のシーリング部材546に事前決定された量の力を加える。結果として、1又は複数の保持部材548及び/又は1又は複数のシーリング部材546は、車輪端部アセンブリ500の1又は複数のベアリングアセンブリ650に事前決定された量の与圧力を加える。1又は複数のシーリング部材接触部分662の少なくとも一部が、1又は複数の溶接部及び/又は1又は複数の接着部を用いることによって、1又は複数のベアリングアセンブリ650の外輪654の少なくとも一部に一体的に接続され得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。
シャフト504と同軸方向に伸びるのが、環状部材664である。本開示の図5に最もよく見られるものとして、かつ、非限定的な例として、環状部材664が、車輪端部アセンブリ500の1又は複数のベアリングアセンブリ650から軸方向内側に配置され、車輪端部アセンブリ500の1又は複数のベアリングアセンブリ650に直接隣接する。環状部材664は、シャフト504の第3の縮径部648に沿って1又は複数のベアリングアセンブリ650を軸方向に保持する。環状部材664が1又は複数のベアリングアセンブリ650にさらなる量の与圧力を加え得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。非限定的な例として本開示の実施形態によれば、環状部材664の内面666の少なくとも一部が、1又は複数の機械的固定具、1又は複数の溶接部、1又は複数の接着部、及び/又はねじ接続部を用いることによって、シャフト504の第3の縮径部648の外面508の少なくとも一部に一体的に接続され得る。非限定的な例として本開示の代替的な実施形態(不図示)に従って、環状部材664は、シャフト504の第3の縮径部648の外面508の一部として一体的に形成され得る。
図10及び図10Aは、本開示の代替的な実施形態による、1又は複数のシーリングアセンブリ502の1又は複数のシーリング部材546Aの概略図を提供する。図10及び図10Aに示される1又は複数のシーリング部材546Aは、以下に特に記載されている場合を除いて、図5〜図9に示される1又は複数のシーリング部材546と同じである。本開示の図10及び図10Aに示されるものとして、かつ、非限定的な例として、1又は複数のシーリング部材546Aは、図5〜図9に示される1又は複数のシーリング部材保持リブ628を含まない。
非限定的な例として図10及び図10Aに示される本開示の実施形態に従って、1又は複数のシーリング部材546Aの1又は複数の第2のシーリング部分612は、1又は複数のシーリング部材546Aの保持部材のシーリング表面614の外面620の少なくとも一部から円周方向に伸びる1又は複数のシーリング部材保持リブ700を有する。1又は複数のシーリング部材546Aの1又は複数のシーリング部材保持リブ700は、1又は複数の保持部材548の1又は複数のシーリング部材の開口部578の直径D1と略等しい又は1又は複数の保持部材548の1又は複数のシーリング部材の開口部578の直径D1より大きい最外径OD5を有し得る。結果として、1又は複数のシーリング部材546Aが1又は複数の保持部材548の1又は複数のシーリング部材の開口部578内に挿入されるときに、1又は複数のシーリング部材の開口部578を画定する表面630は、1又は複数のシーリング部材保持リブ700を弾力的に変形させ、それにより、1又は複数のシーリング部材546Aと1又は複数の保持部材548との間のある量の摩擦力を提供する。1又は複数の保持部材548の1又は複数のシーリング部材の開口部578内に1又は複数のシーリング部材546Aを固定することによって、それは、1又は複数の保持部材548が1又は複数のシーリング部材546に自由に浮かぶこと、及びシャフト504の外面508にそれを締め付けること又はシャフト504の外面508にそれを圧迫することを防ぐ。これは、1又は複数のシーリングアセンブリ502の全体的な寿命及び耐久性を増加させるのに役立つ。さらに、1又は複数のシーリングアセンブリ502の全体的な寿命及び耐久性のこの増加は、より少ない保証請求をもたらし、これは、1又は複数のシーリングアセンブリに関連する全体的な費用を減少させる。
本開示の図10及び図10Aに示されるものとして、かつ、非限定的な例として、1又は複数のシーリング部材保持リブ700の最外径OD5は、1又は複数のシーリング部材546Aの保持部材のシーリング表面614の第2の端部部分の最外径OD2より大きくてよい。
非限定的な例として図10及び図10Aに示される本開示の実施形態によれば、1又は複数のシーリング部材保持リブ700の最も外側の表面702は、形状が半径曲率R1を有する略球状であり得る。1又は複数のシーリング部材546Aが1又は複数の保持部材548の1又は複数のシーリング部材の開口部578内に挿入されるときに、1又は複数のシーリング部材保持リブ700の最も外側の表面702が、1又は複数のシーリング部材の開口部578を画定する表面630の形状に略一致するよう弾力的に変形される。結果として、最も外側の表面702の略球状の形状は、1又は複数のシーリング部材の開口部578と1又は複数のシーリング部材保持リブ700との間の増加した量の表面アール接触及び摩擦力を提供するのに役立つ。1又は複数のシーリング部材の開口部578と1又は複数のシーリング部材保持リブ700との間のこの増加した量の摩擦力は、1又は複数のシーリング部材546Aが1又は複数のシーリング部材の開口部578内でよりしっかり保持されることを保証するのに役立つ。結果として、1又は複数のシーリング部材保持リブ700の最も外側の表面702の略球状の形状が、1又は複数の保持部材548が1又は複数のシーリング部材546Aに自由に浮かぶこと、及びシャフト504の外面508にそれを締め付けること又はシャフト504の外面508にそれを圧迫することを防ぐのにさらに役立つことは、理解されるべきである。
図11は、本開示の別の実施形態による1又は複数のシーリングアセンブリ502の1又は複数のシーリング部材546Bの一部の概略側断面図である。図11に示される1又は複数のシーリング部材546Bは、以下に特に記載されている場合を除いて、図5〜図10Aに示される1又は複数のシーリング部材546及び546Aと同じである。図11に示されるものとして、かつ、非限定的な例として、1又は複数のシーリング部材546Bは、図5〜図10Aに示される1又は複数のシーリング部材保持リブ628及び700を含まない。
非限定的な例として図11に示される実施形態に従って、1又は複数のシーリング部材保持リブ800は、1又は複数のシーリング部材546Bの1又は複数の第2のシーリング部分612の保持部材のシーリング表面614の外面620の少なくとも一部から円周方向に伸びる。1又は複数のシーリング部材546Bの1又は複数のシーリング部材保持リブ800は、1又は複数の保持部材548のシーリング部材の開口部の直径D1より大きい最外径OD6を有し得る。
1又は複数のシーリング部材保持リブ800の半径方向外側表面802の少なくとも一部に沿って円周方向に伸びるのが、直径D3を有する保持部材溝804である。1又は複数のシーリング部材保持リブ800における保持部材溝804が、1又は複数の保持部材548の1又は複数のシーリング部材の開口部578の直径D1より小さい、1又は複数の保持部材548の1又は複数のシーリング部材の開口部578の直径D1と略等しい、又は1又は複数の保持部材548の1又は複数のシーリング部材の開口部578の直径D1より大きくてよいことは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。1又は複数のシーリング部材546Bが1又は複数のシーリング部材の開口部578内に挿入されるときに、1又は複数の保持部材548の少なくとも一部が保持部材溝804の少なくとも一部内に収容され及び/又は保持されることを可能にすべく、1又は複数のシーリング部材保持リブ800の半径方向外側表面802が、弾力的に変形される。一旦1又は複数のシーリング部材保持リブ800の保持部材溝804内に配置されると、1又は複数の保持部材548が、保持リップ806を形成する半径方向外側表面802によって、保持部材溝808内に軸方向に保持される。1又は複数のシーリング部材保持リブ800が、1又は複数のシーリング部材スナップリブであり得ることは、本開示の範囲内であり、非限定的な例である。
1又は複数のシーリング部材保持リブ800の保持部材溝804内で1又は複数の保持部材548を軸方向に保持することによって、それは、1又は複数の保持部材548が1又は複数のシーリング部材546Bに自由に浮かぶこと、及びシャフト504の外面508にそれを締め付けること又はシャフト504の外面508にそれを圧迫することを防ぐのに役立つ。結果として、1又は複数のシーリング部材保持リブ800は、1又は複数のシーリングアセンブリ502の全体的な寿命及び耐久性を増加させるのに役立ち、これは、保証請求の数を減少させて1又は複数のシーリングアセンブリ502に関連する全体的な費用を減少させる。
本開示の図11に示されるものとして、かつ、非限定的な例として、1又は複数のシーリング部材保持リブ800の最外径OD6は、1又は複数のシーリング部材546Bの保持部材のシーリング表面614の第2の端部部分の最外径OD2より大きくてよい。
図12は、本開示のさらに別の実施形態による、1又は複数のシーリングアセンブリ502の1又は複数のシーリング部材546Cの一部の概略断面図である。図12に示される1又は複数のシーリング部材546Cは、以下に特に記載されている場合を除いて、図5〜図11に示される1又は複数のシーリング部材546、546A及び546Bと同じである。本開示の図12に示されるものとして、かつ、非限定的な例として、1又は複数のシーリング部材546Cは、図5〜図11に示される1又は複数のシーリング部材保持リブ628、700及び800を含まない。
非限定的な例として図12に示される本開示の実施形態に従って、1又は複数のシーリング部材546Cの1又は複数の第2のシーリング部分612は、1又は複数のシーリング部材546Cの保持部材のシーリング表面614の外面620の少なくとも一部から円周方向に伸びる1又は複数のシーリング部材保持リブ900を有し得る。1又は複数のシーリング部材546Cの1又は複数のシーリング部材保持リブ900は、1又は複数のシーリングアセンブリ502の1又は複数の保持部材548の1又は複数のシーリング部材の開口部578の直径D1と略等しい又は1又は複数のシーリングアセンブリ502の1又は複数の保持部材548の1又は複数のシーリング部材の開口部578の直径D1より大きい最外径OD7を有し得る。1又は複数のシーリング部材546Cが1又は複数のシーリング部材の開口部578内に挿入されるときに、1又は複数のシーリング部材の開口部578を画定する表面630は、1又は複数のシーリング部材保持リブ900を弾力的に変形させ、それにより、1又は複数のシーリング部材546Cと1又は複数の保持部材548との間のある量の摩擦力を提供する。1又は複数の保持部材548の1又は複数のシーリング部材の開口部578内に1又は複数のシーリング部材546Cを固定することによって、それは、1又は複数の保持部材548が、1又は複数のシーリング部材546Cに自由に浮かぶこと、及びシャフト504の外面508にそれを締め付けること又はシャフト504の外面508にそれを圧迫することを防ぐのに役立つ。これは、1又は複数のシーリングアセンブリ502の全体的な寿命及び耐久性を増加させるのに役立つ。さらに、1又は複数のシーリングアセンブリ502の全体的な寿命及び耐久性のこの増加は、より少ない保証請求をもたらし、これは、1又は複数のシーリングアセンブリ502に関連する全体的な費用を減少させる。
本開示の図12に示されるものとして、かつ、非限定的な例として、1又は複数のシーリング部材保持リブ900の最外径OD7は、1又は複数のシーリング部材546Cの保持部材のシーリング表面614の第2の端部部分の最外径OD2と略等しくてよい。さらに、図12に示されるものとして、かつ、非限定的な例として、1又は複数のシーリング部材保持リブ900の半径方向外側表面902は、略平坦又は略円筒形の形状を有し得る。1又は複数のシーリング部材保持リブ900の半径方向外側表面902の略平坦又は略円筒形の形状は、1又は複数のシーリングアセンブリ502の1又は複数のシーリング部材546Cと1又は複数の保持部材548との間の略平坦なあわせ面を提供する。さらに、1又は複数のシーリング部材保持リブ900の半径方向外側表面902の略平坦な形状は、1又は複数のシーリング部材546Cと1又は複数の保持部材548との間の表面領域の接触及び摩擦係合の量を増加させる。この増加した表面領域の接触及び摩擦係合は、1又は複数の保持部材548内に1又は複数のシーリング部材546Cを保持するのに役立つ。
図5〜図12に示されるシーリング部材546、546A、546B及び/又は546Cのうちの1又は複数が、図5〜図12に示されるシーリング部材保持リブ628、700、800及び/又は900のうちの1又は複数の1又は複数を含み得ることは、本開示の範囲内である。
本明細書で説明され、添付図面に示される様々な実施形態が、単に、特許請求の範囲で画定されるような発明の概念を示す代表的な実施形態に過ぎないことは、理解されるべきである。結果として、説明及び示される様々な実施形態が、添付の特許請求の範囲で画定される発明の概念から組み合わされ得ることは、理解されるべきである。
特許法の規定に従い、本発明は、好ましい実施形態を表すと考えられることを示すように説明されてきた。しかしながら、本発明の思想又は範囲から逸脱することなく、これらの特に示されて説明されたもの以外の方法で、本発明を実行可能であることに注意されたい。

Claims (18)

  1. 第1の端部部分、第2の端部部分、内面、及び外面を含む略円筒形の部分を有するシールケースを有する1又は複数のシーリング部材を備え、
    第1の端部部分及び第2の端部部分を有する縮径部は、前記シールケースの前記略円筒形の部分の前記第1の端部部分の少なくとも一部から半径方向内側に伸び、
    第1の端部部分及び第2の端部部分を有する軸方向に伸びる部分は、前記シールケースの前記縮径部の前記第2の端部部分の少なくとも一部から内側に伸び、
    1又は複数の固定されたシーリングリブを有する1又は複数の第1のシーリング部分は、前記シールケースの前記略円筒形の部分の前記外面の少なくとも一部から円周方向に伸び、かつ、前記シールケースの前記略円筒形の部分の前記外面の少なくとも一部に一体的に接続され、
    1又は複数の第2のシーリング部分は、前記シールケースの前記縮径部の少なくとも一部、前記シールケースの前記軸方向に伸びる部分、及び/又は前記シールケースの前記略円筒形の部分の前記内面に一体的に接続され、
    前記1又は複数のシーリング部材の前記1又は複数の第2のシーリング部分は、第1の端部部分、第2の端部部分、及び外面を有する保持部材のシーリング表面を備え、
    1又は複数のシーリング部材保持リブは、前記1又は複数の第2のシーリング部分の前記保持部材のシーリング表面の前記外面の少なくとも一部から円周方向に伸びる、
    シーリングアセンブリ。
  2. 前記1又は複数の第2のシーリング部分は、第1の端部部分及び第2の端部部分を有する1又は複数の第1の軸方向に伸びるシーリングリップをさらに備え、
    前記1又は複数の第1の軸方向に伸びるシーリングリップは、前記保持部材のシーリング表面の前記第1の端部部分の少なくとも一部から外側の周囲に伸び、
    前記1又は複数の第1の軸方向に伸びるシーリングリップは、前記保持部材のシーリング表面の前記第1の端部部分の外径OD1より大きい最外径OD2を有する、
    請求項1に記載のシーリングアセンブリ。
  3. 前記1又は複数の第2のシーリング部分は、1又は複数の第2の軸方向に伸びるシーリングリップをさらに備え、
    前記1又は複数の第2の軸方向に伸びるシーリングリップは、前記1又は複数のシーリング部材の前記1又は複数の第2のシーリング部分の内面の少なくとも一部から軸方向内側の周囲に伸び、
    ばね溝は、前記1又は複数の第2の軸方向に伸びるシーリングリップの外面の少なくとも一部に沿って円周方向に伸び、
    前記ばね溝は、ばね部材の少なくとも一部を収容し及び/又は保持するための大きさ及び形を有する、
    請求項1又2に記載のシーリングアセンブリ。
  4. 前記ばね部材は、ガータースプリングである、請求項1から3のいずれか一項に記載のシーリングアセンブリ。
  5. 前記1又は複数の第2のシーリング部分は、1又は複数の半径方向に伸びるシーリングリップをさらに備え、
    前記1又は複数の半径方向に伸びるシーリングリップは、前記1又は複数のシーリング部材の前記1又は複数の第2のシーリング部分の前記内面の少なくとも一部から内側の周囲に伸びる、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のシーリングアセンブリ。
  6. 前記シールケースは、略椅子型の断面形状を有する、請求項1から5のいずれか一項に記載のシーリングアセンブリ。
  7. 前記縮径部は、略円盤型の形状であり、
    前記縮径部は、前記シールケースの前記略円筒形の部分から略鉛直に、半径方向内側に伸びる、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のシールアセンブリ。
  8. 前記軸方向に伸びる部分は、前記軸方向に伸びる部分の前記第1の端部部分から前記第1の端部部分まで減少する直径を有し、
    前記軸方向に伸びる部分の前記直径は、前記シールケースの前記軸方向に伸びる部分の前記第1の端部部分から前記第2の端部部分に略一定の割合又は変動する割合で減少する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載のシールアセンブリ。
  9. シャフト及びハウジングをさらに備え、
    前記ハウジングは、第1の端部部分、第2の端部部分、内面、及び外面を有し、
    前記ハウジングの前記内面及び前記外面は、前記ハウジング内の中空部を画定し、
    前記シャフトは、第1の端部部分、第2の端部部分、及び外面を有し、
    前記シャフトの少なくとも一部は、前記ハウジングの前記中空部内に配置され、
    前記1又は複数の第2の軸方向に伸びるシーリングリップ及び/又は前記1又は複数の半径方向に伸びるシーリングリップの少なくとも一部は、前記シャフトの前記外面の少なくとも一部をシーリング係合し、
    前記1又は複数の固定されたシーリングリブの少なくとも一部は、前記ハウジングの前記第1の端部部分の前記内面の少なくとも一部をシーリング係合する、
    請求項1から8のいずれか一項に記載のシーリングアセンブリ。
  10. 前記シャフトは、車軸ハーフシャフトである、請求項1から9のいずれか一項に記載のシーリングアセンブリ。
  11. 軸方向外側表面及び軸方向内側表面を有する1又は複数の保持部材をさらに備え、
    前記1又は複数の保持部材の少なくとも一部は、前記ハウジングの前記第1の端部陽子の少なくとも陽子に一体的に接続され、
    1又は複数のシーリング部材の開口部は、前記1又は複数の保持部材の前記軸方向内側表面から前記軸方向外側表面に伸び、
    前記1又は複数のシーリング部材の開口部は、前記1又は複数の保持部材の中心線C1の周りに配向され、
    前記1又は複数のシーリング部材の開口部内に前記1又は複数の1又は複数のシーリング部材の少なくとも一部を保持すべく、前記1又は複数の保持部材における前記1又は複数のシーリング部材の開口部を画定する表面は、前記1又は複数のシーリング部材保持リブの少なくとも一部を弾力的に変形させる、
    請求項1から10のいずれか一項に記載のシーリングアセンブリ。
  12. 前記1又は複数のシーリング部材保持リブは、前記1又は複数の保持部材の前記1又は複数のシーリング部材の開口部の直径D1と略等しい又は前記1又は複数の保持部材の前記1又は複数のシーリング部材の開口部の直径D1より大きい最外径OD4を有し、
    前記1又は複数のシーリング部材保持リブの半径方向外側表面は、アンダーカット部を有する、
    請求項1から11のいずれか一項に記載のシーリングアセンブリ。
  13. 前記1又は複数のシーリング部材保持リブの前記アンダーカット部は、略平坦な形状を有する、請求項1から12のいずれか一項に記載のシーリングアセンブリ。
  14. 前記1又は複数のシーリング部材保持リブは、曲率半径R1を有する略球状の形状を有する最も外側の表面を有し、
    前記1又は複数のシーリング部材保持リブは、前記1又は複数の保持部材の前記1又は複数のシーリング部材の開口部の前記直径D1と略等しい又は前記1又は複数の保持部材の前記1又は複数のシーリング部材の開口部の前記直径D1より大きい最外径OD5を有し、
    前記1又は複数のシーリング部材の開口部内に前記1又は複数の1又は複数のシーリング部材の少なくとも一部を保持すべく、前記1又は複数の保持部材における前記1又は複数のシーリング部材の開口部を画定する前記表面は、前記1又は複数のシーリング部材保持リブの前記略球状の最も外側の表面の少なくとも一部を弾力的に変形させる、
    請求項1から13のいずれか一項に記載のシーリングアセンブリ。
  15. 前記1又は複数のシーリング部材保持リブは、保持部材溝を有し、
    前記保持部材溝は、前記1又は複数のシーリング部材保持リブの半径方向外側表面の少なくとも一部に沿って、円周方向に伸び、
    前記保持部材溝は、前記1又は複数の保持部材の少なくとも一部を収容し及び/又は保持するための大きさ及び形を有し、
    前記1又は複数のシーリング部材保持リブの前記保持部材溝内で前記1又は複数の保持部材の少なくとも一部を保持すべく、前記1又は複数の保持部材における前記1又は複数のシーリング部材の開口部を画定する前記表面は、前記1又は複数のシーリング部材保持リブにおける前記保持部材溝の保持リップの少なくとも一部を弾力的に変形させる、
    請求項1から14のいずれか一項に記載のシーリングアセンブリ。
  16. 前記1又は複数のシーリング部材保持リブは、形状が略平坦又は略円筒形である半径方向外側表面を有し、
    前記1又は複数のシーリング部材保持リブの前記略平坦又は略円筒形である半径方向外側表面は、前記1又は複数の保持部材の前記1又は複数のシーリング部材の開口部の前記直径D1と略等しい又は前記1又は複数の保持部材の前記1又は複数のシーリング部材の開口部の前記直径D1より大きい最外径OD7を有し、
    前記1又は複数のシーリング部材の開口部内に前記1又は複数の1又は複数のシーリング部材の少なくとも一部を保持すべく、前記1又は複数の保持部材における前記1又は複数のシーリング部材の開口部を画定する前記表面は、前記1又は複数のシーリング部材保持リブの前記略平坦又は略円筒形である半径方向外側表面の少なくとも一部を弾力的に変形させる、
    請求項1から15のいずれか一項に記載のシーリングアセンブリ。
  17. 内面及び外面を有する略円筒形の部分を有するスリンガーをさらに備え、
    前記スリンガーの前記略円筒形の部分の前記内面の少なくとも一部は、前記シャフトの前記外面の少なくとも一部に一体的に接続され、
    第1の側面及び第2の側面を有する拡径部は、前記スリンガーの前記略円筒形の部分の前記外面の少なくとも一部から円周方向外側に伸び、
    前記1又は複数のシーリング部材の前記1又は複数の第1の軸方向に伸びるシーリングリップの前記第1の端部部分の少なくとも一部は、前記スリンガーの前記拡径部の前記第2の側面の少なくとも一部と直接的に接触し、シーリング係合する、
    請求項1から16のいずれか一項に記載のシーリングアセンブリ。
  18. 1又は複数のシーリング部材接触部分を有する1又は複数のベアリングアセンブリをさらに備え、
    前記1又は複数のシーリング部材の前記シールケースの前記略円筒形の部分の前記第2の端部部分の少なくとも一部は、前記1又は複数の処理アセンブリの前記1又は複数のシーリング部材接触部分の少なくとも一部と直接的に接触し、
    前記1又は複数のシーリング部材の前記シールケースの前記略円筒形の部分は、前記1又は複数のベアリングアセンブリにある量の与圧力を加える、
    請求項1から17のいずれか一項に記載のシーリングアセンブリ。
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