JP2020509794A - かみそり刃 - Google Patents

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Abstract

ブレード先端(14”)で終わる対称的な先細のブレードエッジを有するかみそり刃であって、該かみそり刃(9)は、基材(10)と、該基材を覆うコーティングとを含み、該コーティングは、ソフトコーティング(17)と、ハードコーティング(16)とを含み、ハードコーティングは少なくとも主層(16)を含み、ソフトコーティング(17)はハードコーティング(16)を覆っていて、基材(10)は基材先端(14)および基材先端(14)から5マイクロメートルの距離で測定された1.80マイクロメートル〜2.40マイクロメートルの間に含まれる厚さ、基材先端(14)から20マイクロメートルの距離(D20)で測定された6.20マイクロメートル〜7.70マイクロメートルの間に含まれる厚さ、基材チップ(14)から40マイクロメートルの距離で測定された11.60マイクロメートル〜13.50マイクロメートルの間に含まれる厚さ、および基材先端(14)から200マイクロメートルの距離(D200)で測定された51マイクロメートル〜56マイクロメートルの間に含まれる厚さ(T200)を有する基材先端(14)に向かって先細りの形状を有する。【選択図】図3−1

Description

本開示は、かみそりに関し、より具体的には、かみそり刃の切断領域が輪郭形成されたかみそり刃に関する。
かみそりのブレードエッジの形状は、剃毛の質において重要な役割を果たす。かみそり刃は通常、最終的な先端に向かって収束する連続的に先細りの形状を有する。最終的な先端に最も近いかみそり刃の部分は、エッジチップと呼ばれる。
エッジチップが厚いと、磨耗が少なくなり、長寿命になるが、切削力が大きくなり、剃毛の快適性に悪影響を及ぼす。エッジチップの輪郭が細いと、切削力が減るが、破損や損傷の危険性が高まり、寿命が短くなる。したがって、切断力、剃毛の快適さおよび寿命の間の最適な妥協点が達成されるかみそり刃の刃先が望まれる。
上記の目的を達成するために、かみそり刃の刃先は形作られる。かみそり刃の形状は、研削工程の結果であり得る。
多くの文献は、下にある基材の形状を詳述することなく、または単に刃先角を定義することによって、被覆ブレードの形状を主に言及している。
ブレードのより薄いエッジチップはある利点を提示するかもしれないと考えることができるが、上述のように、そのようなエッジは弱いかもしれないので、この幾何学形状自体の定義は十分ではない。本出願人は、ブレードの特性を決定するために集中的な作業を行ったが、これは全体として、より薄いエッジ形状を探すときに有益であり得る。
かみそり刃の特性を向上させることは非常に難しいプロセスである。第一に、かみそり刃は非常に高い処理能力(毎月何百万もの製品)を有する工業プロセスを使用して製造されている。第二に、新しいかみそり刃が向上した性能を提供するかどうかを知るためには、剃毛をシミュレートする試験を実施しなければならず、その結果はかみそり刃特性と相関しなければならない。
さらに、測定結果を評価する際に、測定方法のばらつきも考慮に入れられるべきである。
本開示の目的は、シェービング装置のかみそりヘッドに適したかみそり刃を提供することであり、流動性は、現在の最先端技術と比較して、耐久性を維持しながら改善される。
したがって、実施形態では、ブレードチップで終わる対称的な先細のブレードエッジを有するかみそり刃基材が開示され、かみそり刃は、基材および基材を被覆するコーティングを含み、コーティングは、ソフトコーティングおよびハードコーティングを含む。ハードコーティングは、少なくとも主層を含み、ソフトコーティングは、ハードコーティングを被覆し、基材は、基材先端から5マイクロメートルの距離で測定して1.8マイクロメートル〜2.4マイクロメートルの間に含まれる厚さ、基材先端から20マイクロメートルの距離で測定して6.2マイクロメートル〜7.7マイクロメートルの間に含まれる厚さ、基材先端から40マイクロメートルの距離で測定して11.6マイクロメートル〜13.5マイクロメートルの間に含まれる厚さ、および基材先端から200マイクロメートルの距離で測定して51.00マイクロメートル〜56.00マイクロメートルの間に含まれる厚さの基材先端を有する。特に明記しない限り、特許請求の範囲に提供される全てのブレードエッジ測定データは共焦点顕微鏡測定によって得られる。
一般に、基材先端から最初の40マイクロメートル(μm)以内のより厚いエッジ輪郭は、耐久性を向上させる。これは流動性に悪影響を及ぼすと予想される。しかしながら、剃毛中、かみそり刃が総研磨面積について体毛と接触したままであるという事実を考慮すると、40μmを超える厚さを減少させることは、耐久性を維持しながら流動性に好ましい影響を及ぼし得ることがわかっている。
ブレードエッジ形状を測定するための1つの既知の方法は、走査電子顕微鏡(SEM)を使用することである。SEMはブレード断面で行われる。
ブレードチップ断面のSEM写真を使用する。倍率は、エッジの厚さを測定する必要がある先端からの距離に基づいて選択される。例えば、先端から20μmまで測定されたエッジの厚さに対して、3,500倍の倍率が使用され得る。電子ビームがブレードの断面に垂直に当たるように試料をチャンバに挿入する必要がある。生成された画像は、特別な画像処理ソフトウェアを使用して分析される。
いくつかの実施形態では、当業者はまた、以下の特徴のうちの1つ以上を使用し得る。
基材は1つ、2つまたは3つのファセットを有する輪郭を有し、各ファセットは連続的な先細りの形状を有する。
基材は、基材先端から30マイクロメートルの距離で測定して9マイクロメートル〜10.5マイクロメートルの間に含まれる厚さを有する。
基材は、基材先端から50マイクロメートルの距離で測定して14.5マイクロメートル〜16.5マイクロメートルの間に含まれる厚さを有する。
基材は、基材先端から100マイクロメートルの距離で測定して27.5マイクロメートル〜31.5マイクロメートルの間に含まれる厚さを有する。
基材は、基材先端から150マイクロメートルの距離で測定して41マイクロメートル〜46マイクロメートルの間に含まれる厚さを有する。
基材は、基材先端から200マイクロメートルの距離で測定して51マイクロメートル〜56マイクロメートルの間に含まれる厚さを有する。
基材は、基材先端から250マイクロメートルの距離で測定して61マイクロメートル〜66マイクロメートルの間に含まれる厚さを有する。
基材は、基材先端から300マイクロメートルの距離で測定して71マイクロメートル〜76マイクロメートルの間に含まれる厚さを有する。
基材は、基材先端から350マイクロメートルの距離で測定して80マイクロメートル〜86マイクロメートルの間に含まれる厚さを有する。
基材は、基材先端と、基材先端に向かって先細りの形状とを有する。
ハードコーティングは少なくとも主層を含む。
主層は強化コーティングであり、主層としてハードコーティングまたは強化コーティングを施すことは、剃毛性能および耐久性を向上させる。
主層は、クロム(Cr)、クロム−白金(Cr−Pt)混合物、クロム−炭化物(Cr−C)混合物、ダイヤモンド、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)、窒化物、炭化物、酸化物および/またはホウ化物を含む。主層は、耐食性およびかみそり刃に強化縁を提供する。
ハードコーティングは中間層をさらに含んでもよく、中間層は基材と主層との間に配置される。中間層は、基材の主層との結合を容易にするために使用される。
中間層は、クロム(Cr)、チタン(Ti)、ニオブ(Nb)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、ジルコニウム(Zr)、タングステン(W)、バナジウム(V)、ケイ素(Si)および/またはコバルト(Co)および/または任意の合金ならびに/あるいはそれらの任意の組み合わせを含む。
ハードコーティングは、主層とソフトコーティングとの間に位置するオーバーコート層をさらに含んでもよい。
主層は、潤滑コーティングの主層への結合を容易にするために使用されるオーバーコート層で覆われている。
オーバーコート層は、クロム(Cr)、チタン(Ti)、ニオブ(Nb)および/またはモリブデン(Mo)および/または任意の合金ならびに/あるいはそれらの任意の化合物を含む。別の実施形態では、二ホウ化チタンを主層として使用することができる。
オーバーコート層は、潤滑層であるソフトコーティングによって覆われていてもよい。潤滑剤は、ポリフルオロカーボン、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などの疎水性または親水性であり得る。このコーティングは、かみそりヘッドと皮膚との間の摩擦を軽減する。
層の堆積は、スパッタリング、RF−DCマグネトロンスパッタリング、反応性マグネトロンスパッタリング、不均衡マグネトロンスパッタリング、電子ビーム蒸着、パルスレーザー蒸着または陰極アーク蒸着などの様々な物理蒸着技術で行うことができる。
ブレードの基材は、以前に冶金学的処理を受けた原材料、例えばステンレス鋼でできている。例えば、ブレード基材は主に鉄を含み、重量で、Cは0.40〜0.80%、Siは0.10〜1.5%、Mnは0.1〜1.5%、Crは11.0〜15.0%、Moは0.0〜5.0%である。本開示内で他のステンレス鋼を使用することができる。かみそり刃基材材料として知られている他の材料も考えられる。
本開示のさらなる目的は、かみそりハンドルおよびかみそりヘッドを備えるシェービング装置を提供することであり、そのかみそりヘッドは、本開示による少なくとも1つのかみそり刃を備える。
本開示のなおさらなる目的は、本開示による少なくとも1つのかみそり刃を備えるハウジングを有するかみそりヘッドを提供することである。本開示の別の目的は、かみそりハンドルおよびそのようなかみそりヘッドを含むシェービング装置を提供することである。
他の特徴および利点は、非限定的な例として提供されるその実施形態のいくつか、および添付の図面の以下の説明から容易に明らかになるであろう。
図面上、
図1および図2は、研削盤の模式図である。 同上。 図3Aは、本開示の一実施形態による基材のブレードエッジの概略側面図である。 図3Bは、本開示の別の実施形態による基材のブレードエッジの概略側面図である。 図3Cは、本開示の別の実施形態による基材のブレードエッジの概略側面図である。 図4Aは、図3Aのかみそり刃のブレードエッジの基材先端の概略側面図である。 図4Bは、図3Bのかみそり刃のブレードエッジの基材先端の概略側面図である。 図4Cは、図3Cのかみそり刃のブレードエッジの基材先端の概略側面図である。 図5Aおよび図5Bは、共焦点測定設定の概略図である。 図6は、概略被覆層を有する本開示のかみそり刃のブレードエッジの概略側面図である。 図7は、本開示のコーティング層によって覆われたかみそり刃のブレードエッジの概略側面図である。 図8Aは、本開示の一実施形態による、ハードコーティングで覆われた基材のブレードエッジの概略側面図である。 図8Bは、本開示の別の実施形態による、ハードコーティングによって覆われた基材のブレードエッジの概略側面図である。 図8Cは、本開示の別の実施形態による、ハードコーティングによって覆われている基材のブレードエッジの概略側面図である。 図9Aは、図8Aのハードコーティングによって覆われた基材のブレードエッジの基材先端の概略側面図である。 図9Bは、図8Bのハードコーティングによって被覆された基材のブレードエッジの基材先端の概略側面図である。 図9Cは、図8Cのハードコーティングで覆われた基材のブレードエッジの基材先端の概略側面図である。 図10Aおよび図10Bは、本開示によるかみそり刃の2つの実施形態の斜視図である。 図11は、本開示による少なくとも1つのかみそり刃を備えるシェービング装置の概略図である。異なる図において、同じ参照符号は、同じまたは類似の要素を示す。
本明細書によるかみそり刃の所望のブレードの輪郭は、1つ、2つ、3つまたは4つの研削ステーションを含む研削工程によって達成することができる。図1および図2は、2つのステーション2aおよび2bを有する研削設備1を概略的に示している。基材は連続ストリップ3である。連続ストリップ3は、以前に適切な冶金学的処理を受けたかみそり刃基材のための原材料でできている。これは例えばステンレス鋼である。
本開示はまた、炭素鋼の基材を有するかみそり刃に適用可能であると考えられる。別の可能な材料はセラミックである。これらの材料は、かみそり刃材料に適している限りにおいて考慮される。
金属ストリップは、複数のかみそり刃よりも長く、例えば1000本以上の将来のかみそり刃に相当する。
研削前に、金属ストリップ3は、一般的に言って、長方形の断面を有する。金属ストリップの高さは、研削が両端で行われる場合、1つの仕上げかみそり刃の高さをわずかに上回るか、または2つの仕上げかみそり刃の高さをわずかに上回ることができる。金属ストリップの厚さは将来のかみそりの刃の最大厚さである。連続ストリップ3は、例えば74μm〜100μmの間に含まれ得る厚さを有する。ストリップは、切削工程中に設備1に沿ってストリップを運ぶことができ、かつ/またはストリップから個々のかみそり刃の将来の分離を容易にするために使用されてもよいパンチを通過することができる。
金属ストリップ3が研削ステーション2a、2bに沿って移動するにつれて、それは粗研削、半仕上げおよび仕上げ研削作業を順次受ける。関与するステーションの数に応じて、粗研削および半仕上げ作業は別々にまたは同じステーションで実施することができる。その後、仕上げ研削作業が必要となる可能性がある。研削工程は、ストリップが停止することなくステーションを通って連続的に移動されるという点で連続的に行われる。
粗研削が別々に行われるとき、1つまたは2つの研削ステーションが必要とされる。各研削ステーションは、移動ストリップに対して平行に配置された1つまたは2つの研磨ホイールを利用することができる。粗研削が別々に行われるとき、1つまたは2つの研削ステーションが必要である。各研削ステーションは、移動ストリップに対して平行に配置された1つまたは2つの研磨ホイールを利用することができる。研磨ホイールはそれらの長さに沿って均一なグリットサイズを有する。それらはまた、全身、らせん状の溝、またはそれらの長さに沿った連続的なディスクパターンであり得る。研磨ホイールの材料は、CBN(立方晶窒化ホウ素)、炭化ケイ素および酸化アルミニウムまたはダイヤモンドを含み得る。
粗研削と半仕上げ作業を同時に行う場合は、単一の研削ステーションが必要である。この場合、ステーションは、渦巻き状螺旋または特別な輪郭を有する連続的なディスクパターンに形成された2つの研磨ホイールを含む。これらのホイールの回転軸は、移動ストリップに対して平行であるか、またはある角度で配置されてもよい。傾斜角は0.5°〜5°の範囲である。ホイールのグリットサイズは、均一であるか、またはストリップの出口に向かってそれらの長さに沿って漸進的に減少してもよい。ホイールの研磨材料は、CBN(立方晶窒化ホウ素)、炭化ケイ素および酸化アルミニウムまたはダイヤモンドであり得る。
仕上げ作業は、移動ストリップに対してある角度で配置された2つの研磨ホイールを有する単一の研削ステーションを必要とする。傾斜角は1°〜5.5°の範囲である。
ホイールは渦巻き状螺旋を形成し、同様に特別に輪郭形成される。研磨材料は、CBN(立方晶窒化ホウ素)、炭化ケイ素および酸化アルミニウムまたはダイヤモンドであり得る。ホイールの長さはまた、3から8インチ(7.62cmから20.32cm)の間の範囲であり得る。
このプロセスは、図3A〜図3Cに示されるように、基材先端14に向かって先細り形状を有する対称的なかみそり刃基材10を得るように調整される。先細りの幾何学形状は、輪郭に沿って連続的であり、それぞれ図3A、図3Bおよび図3Cに示すように、1つ、2つまたは3つの隣接するファセットを設けることができる。
ブレード幾何学形状、表面粗さおよび研削角度の測定には、共焦点顕微鏡が使用されている。典型的な例を図5Aおよび図5Bに示します。共焦点顕微鏡は、LED光源21と、ピンホール板22と、ピエゾドライブ24を有する対物レンズ23と、CCDカメラ25とを備える。LED光源21は、ピンホール板22および対物レンズ23を介して試料表面に集束し、試料表面は光を反射する。反射光はピンホール板22のピンホールによって焦点の合っている部分に縮小され、これがCCDカメラに当たる。ここに示したサンプルは、かみそり刃9を概略的に表している。かみそり刃は、その側面が装置内のレンズ23を通るレンズ焦点軸に対して角度を付けて使用される。
図5bに概略的に示されているように、ブレード9は、共焦点顕微鏡に対して25°〜35°の間に含まれる、好ましくは30°の角度Aで配向されている。ブレード9は磁気プレートホルダー9’上の適所に維持することができる。
共焦点顕微鏡は、例えば200μm×200μmの所与の測定視野を有する。本実施例では、ピンホール板22とレンズ23との間に半透鏡28を用いて反射光をCCD25に向けている。このような場合、別のピンホール板27がフィルタリングに使用される。しかしながら、変形形態では、光源とピンホール板22との間に半透鏡28を使用することができ、これにより、放射光信号と反射光信号の両方に1つのピンホール板のみを使用することが可能になる。
ピエゾドライブ24は、焦点位置を深さ方向に変化させるために、レンズ23を光伝播軸に沿って移動させるようになっている。この測定視野の寸法を保ちながら焦点面を変えることができる。
測定視野を広げるために(特に先端からさらに離れてブレードエッジを測定するために)、他の場所で他の測定を実行することができ、すべての測定から得られたデータをつなぎ合わせることができる。
ブレードを反対側にひっくり返すだけで、ブレードの反対側を測定できます。
一例によれば、共焦点マルチピンホール(CMP)技術に基づく共焦点顕微鏡を使用することができる。
ピンホール板22は特別なパターンで配置された多数の穴を有する。ピンホール板22の移動は画像視野内の試料の全表面の継ぎ目のない走査を可能にし、焦点面からの光だけが共焦点曲線に従う強度でCCDカメラに到達する。従って、共焦点顕微鏡はナノメートル範囲の高解像度が可能である。
図3A〜図3C、図4A〜図4Cおよび図8A〜図8Bに示す通り、本明細書によるかみそり刃は、鋭利にされたブレード基材10を備える。ブレード基材10は平面部8を有する。ブレードの2つの反対側は互いに平行です。さらに、ブレード基材はまた、図3A〜図3Cおよび図4A〜図4Cの断面図に示す、平面部8に接続されるブレードエッジ11を含み、その側面12および側面13は先細であり、ブレードのブレードエッジ11の基材先端14に収束する。基材10の形状は輪郭形成されており、これは基材10の断面がかみそり刃の各ファセットの長さに沿ってほぼ同一であることを意味する。
より正確には、ブレード基材10が唯一のファセット、より正確には一方の側に単一のファセット12および他方の側に単一のファセット13を有する場合(図3Aおよび4Aを参照)、基材10の断面はかみそり刃の長さに沿ってほぼ同一である。
ブレード基材10が2つのファセット、より正確には一方の側に2つのファセット12および12’ならびに他方の側に2つのファセット13および13’を有する場合(図3Bおよび4B参照)、基材10の断面は第1のファセットのかみそり刃の長さに沿ってほぼ同一であり、基材10の断面は、第2のファセットのかみそり刃の長さに沿ってほぼ同一である。
ブレード基材10が3つのファセット、より正確には一方の側に3つのファセット12、12’および12”および他方の側に3つのファセット13、13’および13”を有する場合(図3Cおよび4C参照)、基材10の断面は、第1のファセットのかみそり刃の長さに沿ってほぼ同一であり、基材の断面は第2のファセットのかみそり刃の長さに沿ってほぼ同一であり、基材10の断面は第3番のファセットのかみそり刃の長さに沿ってほぼ同一である。
様々な形状のかみそり刃が、剃毛性能のため製造され、測定され、そして試験されてきた。製造は、研削による基材の尖鋭化だけでなく、以下に記載されるようなコーティングも含む。剃毛試験のために、様々な基材形状を生成するために研削工程のみが変更され、他の処理工程は等しく保たれた。
試験は、エッジチップの薄さは、基材先端14から5マイクロメートルおよび20マイクロメートルに位置する制御点の厚さをチェックすることによって規定され得ることを決定した。さらに、エッジチップの強度は、基材先端14から20マイクロメートルおよび200マイクロメートルに位置する制御点の厚さをチェックすることによって定義することができる。
激しい試験の後、表1の以下の特徴を有する基材10を有するかみそり刃に対して適切な剃毛効果が得られることが決定された。
上記の寸法は、同じ製造工程を使用して製造された製品を分散させることによって得ることができる。
ブレードは、これらの制御点の間およびその向こう側(先端からおよび先端から離れた方向)で滑らかな輪郭をしています。
先端から移行点までの刃厚増加率(勾配)は連続的に減少するはずであり、ブレードエッジが体毛に浸透しやすくなり、より快適になる。移行点(40μmから350μmまで)の後のブレードの輪郭は、ブレードの最初の40μmから非研削部分への幾何学的に滑らかな移行を支持するために特定の範囲の値にあるべきである。その領域では、厚さ増加率は40μmでの増加率以下である。
粗研削段階によって生成され、典型的には基材先端14から50μm〜350μmの間の領域をカバーするブレードエッジの輪郭は、仕上げ作業の材料除去速度を決定する。一般に、仕上げ研削段階は、主に、粗い研削によって生じる過剰な表面粗さをブレードエッジ輪郭の最終的な整形と共に滑らかにするために呼ばれる。最適な加工効率のために、仕上げ研削ホイールの材料除去率は最小に保たれるべきであるが、誘発された表面粗さが0.005μm〜0.040μmの間の範囲になるよう保たれるべきである。
例えば、上述の基材輪郭の厚さは、以下の式Y=A×X+Cで記述することができる。
基材先端14から基材が未研削部分を有する移行点まで延びるブレードの部分に、1つまたは複数の式を次々に適用することができる。
一実施形態では、輪郭は、以下の表2から得られる定数を用いて、式Y=A×X+Cに従うことができる。
別の実施形態では、輪郭は、下の表3から取られる定数を用いて、式Y=A×X+Cに従うことができる。
ブレードエッジ11を含むかみそり刃基材10は、ステンレス鋼で作ることができる。
適切なステンレス鋼は主に鉄を含むことができ、重量で、Cは、0.40〜0.80%、Siは0.10〜1.5%、Mnは0.1〜1.5%、Crは11.0〜15.0%、Moは0.0〜5.0%である。
本開示内で他のステンレス鋼を使用することができる。かみそり刃基材材料として知られている他の材料も考えられる。
かみそり刃のさらなる製造工程を以下に記載する。
上述の技術に従って、表5〜12の異なる値を用いて基材を製造した後、第2のステップにおいて、基材10(または研削されたブレード)は、被覆されるために蒸着チャンバに導入される。このコーティングが塗布される前に上記の幾何学的測定が行われる。コーティング構成は、保護コーティングの特性を改善する1つまたは複数の層を含むことができ、したがって、中間層、主層およびソフトコーティングをそれぞれ区別することができる。中間層および主層はハードコーティングを画定する。ハードコーティングはソフトコーティングによって覆われてもよい。コーティング層は、ブレードエッジの磨耗を減らし、全体的な切断特性を改善し、そしてかみそり刃の有用性を延長することを可能にする。これらのいくつかの層で覆われたかみそり刃9は、輪郭形状と、2つのコーティング面がブレード先端14”に向かって収束する先細り形状とを有する(図6および図7参照)。図8A〜図8Cおよび図9A〜図9Cを参照すると、説明によるかみそり刃9は、図3A〜図3Cおよび図4A〜図4Cに示すブレード基材10と同様の輪郭形状および先細り形状を有するであろうが、先端が、ハードコーティングによって覆われた基材10のハードコーティング先端14’であるのに、基材10の基材先端14であることを考慮している。
輪郭形状および2つの側面が基材先端14に向かって収束する先細り形状を有する基材10として、主層16によって覆われる基材10は、輪郭形状および2つのコーティング面がハードコーティング先端14′に向かって収束する先細り形状を有する。さらに、例えば2つのファセット12、12’および13、13’、または3つのファセット12、12’、12’’および13、13’、13’’など、2つ以上のファセット12、13が設けられている場合、主層16によって覆われる基材14は、同数のファセット(1つ、2つまたは3つ)を有する輪郭を依然として有する。
図3A〜図3Cおよび図4A〜図4Cに示すように、輪郭形状を有し、2つの基材側面12、13が基材先端14に向かって収束する先細り形状を有するブレードエッジ11を備えるブレード基材10は、図6に示すように、少なくともブレードエッジでかみそり刃基材10の上に堆積された主層16によって覆われる。主層16は強化コーティングであることが好ましい。この種の層は、耐食性、縁部の強化、ならびに剃毛性能を向上させる。コーティング層は、ブレードエッジの磨耗を減らし、全体的な切断特性を改善し、そしてかみそり刃の有用性を延長することを可能にする。
基材先端14を覆う強化コーティング16は、輪郭形状を有し、2つのコーティング面がハードコーティング先端14’に向かって収束する先細り形状を有する。基材10とハードコーティングとのアセンブリは、表現「被覆基材19」によって示される。
図6に示す実施形態では、ブレードエッジ基材10は強化コーティング層16と潤滑層であるソフトコーティング17とで被覆されている。ソフトコーティング17は、ポリフルオロカーボン、例えばフルオロポリマーなどの疎水性または親水性であり得る。潤滑層は、剃毛中の摩擦を減らすためにかみそり刃の分野で一般に使用されている。
強化コーティング層16はその機械的性質のために使用され、かみそり刃に耐食性とエッジ強化とを提供する。強化コーティング層16は、クロム(Cr)、クロム−白金(Cr−Pt)混合物、クロム−炭化物(Cr−C)混合物、ダイヤモンド、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)、窒化物、炭化物、酸化物および/またはホウ化物を含み得る。
また、ハードコーティングは、中間層(15)をさらに含んでもよい。その場合、ブレードのブレードエッジ11は、図7に示されるように中間層15によって覆われる。例えば、中間層15は、クロム(Cr)、チタン(Ti)、ニオブ(Nb)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、ジルコニウム(Zr)、タングステン(W)、バナジウム(V)、シリカ(Si)、コバルト(Co)、または任意の合金もしくはそれらの任意の組み合わせを含むことができる。
中間層15は強化コーティング層16の前に実装される。したがって、ブレードのブレードエッジ11のコーティング層構成は、ブレードのブレードエッジ11を被覆する中間層15と、中間層15を被覆する強化コーティング層16とを含む。そのような被覆ブレードは依然として2つのコーティング面がハードコーティング先端14′に向かって収束する先細り形状を有する。
さらに、強化コーティング層16は、オーバーコート層20によって覆われていてもよい。オーバーコート層20は、主層16とソフトコーティング17との間に配置されている。
したがって、オーバーコート層20も、図7に示すように、ポリフルオロカーボン、例えばフルオロポリマーなどの疎水性または親水性とすることができる潤滑層17であるソフトコーティングによって覆われる。図7に示すように、コーティングは、したがって、ソフトコーティング17と、中間層15、主層16およびオーバーコート層20を含むハードコーティングとを含む。中間層15が存在しない場合、コーティングは、ソフトコーティング17と、主層16およびオーバーコート層20を含むハードコーティングとを含む。基材のための上記幾何学的測定は、潤滑層17を堆積する前に行われる
オーバーコート層20は、ポリマーフィルムと主層との接着性を改善するために使用される。潤滑コーティングの主層への結合を容易にするために使用され得る対応する材料は、クロム(Cr)、チタン(Ti)、ニオブ(Nb)、モリブデン(Mo)または任意の合金もしくはそれらの任意の化合物である。別の実施形態では、二ホウ化チタンをオーバーコート層として使用することができる。
最後に、前述の層の堆積は、スパッタリング、RF−DCマグネトロンスパッタリング、反応性マグネトロンスパッタリング、またはアンバランスマグネトロンスパッタリング、電子ビーム蒸着、パルスレーザー蒸着、陰極アーク蒸着などの様々な物理蒸着技術で実施することができる。
本明細書によるかみそり刃の製造を可能にする3層システムのコーティング手順の例を以下に開示する。その場合、ハードコーティングは中間層15、主層16およびオーバーコート層20を含む。
回転固定具上にブレード基材をブレードバヨネットに装填した後、チャンバを10−5トルのベース圧力にする。次いで、アルゴン(Ar)ガスが最大8メートルトル(8.10−3トル)の圧力でチャンバ内に挿入される。ブレードバヨネットの回転は6rpmの一定速度で始まり、ターゲットは0.2A(アンペア)のDC電流制御下で運転される。スパッタエッチング工程を実施するために、200V〜600V(ボルト)のDC電圧を4分間ステンレス鋼ブレードに印加する。別の実施形態では、スパッタエッチング工程を実行するために、100V〜600V(ボルト)のパルスDC電圧を4分間ステンレス鋼ブレードに印加する。
中間層の堆積は、チャンバ圧力を3mトルに調整して、スパッタエッチング工程の終了後に起きる。中間層ターゲットを、回転ブレードに0V〜100V(ボルト)のDC電圧を印加しながら、3A〜10A(アンペア)のDC電流制御下で動作させる。堆積時間を調整して、5nm〜50nmの中間層を主層の前に堆積させる。一実施形態では、Tiを中間層とすることができ、別の実施形態ではCrを中間層とすることができる。
中間層の堆積後、中間層ターゲットの電流は0.2A(アンペア)に減少し、主層ターゲットの電流は3A〜6Aに増加する。特定の実施形態は接合中間層の上に10nm〜400nmのTiB化合物膜を含む。回転ブレードには0V〜600VのDCバイアス電圧が印加される。
さらに、主層の上に、Crターゲット上に3Aの電流および0V〜450Vのバイアス電圧でCrソフトコーティングを堆積させる。特定のCr層の厚さは5nm〜50nmである。
最後に、全コーティング厚さは、各ブレードエッジファセット上で10〜500nm、好ましくは10nm〜250nmで変わり得る。
本明細書によるかみそり刃の厚さは、より低いおよびより高い被覆厚さに従って表13に要約されている。本開示によれば、かみそり刃9の厚さは、ハードコーティング先端14’から距離X(マイクロメートル)で測定される。ハードコーティングが中間層15、主層16およびオーバーコート層20を含む場合、厚さはオーバーコート層20からの距離Xで測定される。
かみそり刃9のエッジ輪郭の厚さは、コーティングされていない刃(基材を意味する)のエッジ輪郭の厚さにコーティング(すなわち、被覆基材)の厚さを加えたものである。最後に、コーティング全体の厚さは、各ブレードエッジファセット上で10nm〜500nm、好ましくは100nm〜400nmの範囲で変化し得る。
ブレードはかみそりヘッドに固定されるかまたは機械的に組み立てられてもよく、かみそりヘッド自体はかみそりの一部であってもよい。ブレードは、かみそりヘッド内に移動可能に取り付けることができ、したがって、静止位置に向かってそれを促す弾性指に取り付けることができる。ブレードは、図10Aに示すように、支持体29、特にL字形断面を有する金属支持体に固定、特に溶接することができる。あるいは、ブレードは、図10Bに示されるように、一体的に曲げられたブレードとすることができ、上記開示の幾何学的形状はブレード先端14”と曲げ部30との間に当てはまる。
さらに、図11は、上述のように少なくとも1つのかみそり刃を備えるハウジング110を有する剃毛カートリッジ105を示す。かみそり刃の数は、2つ以上、例えば5つ以上またはそれ以下であり得る。そのようなシェービングカートリッジ105は、かみそりハンドル201に接続されて、剃毛目的のシェービング装置200を形成することができる。シェービングカートリッジ105は、かみそりハンドル201に取り外し可能に接続することができる。シェービングカートリッジ105は、かみそりハンドル201に枢動可能に接続することができる。
前述の説明は、特定の手段、材料、および実施形態を参照して本明細書で説明されてきたが、本明細書で開示された詳細に限定されることを意図するものではない。むしろ、それは、添付の特許請求の範囲の範囲内にあるものなど、すべての機能的に同等の構造、方法および使用に及ぶ。

Claims (14)

  1. 基材先端(14)で終わる対称的な先細のブレードエッジ(11)を有するかみそり刃であって、前記かみそり刃が基材(10)を含み、前記基材(10)が前記基材先端(14)から5マイクロメートルの距離(D5)で測定して1.80マイクロメートル〜2.40マイクロメートルの間に含まれる厚さ(T5)、前記基材先端(14)から20マイクロメートルの距離(D20)で測定して6.2マイクロメートル〜7,70マイクロメートルの間に含まれる厚さ(T20)、前記基材先端(14)から40マイクロメートルの距離(D40)で測定して11.60マイクロメートル〜13.50マイクロメートルの間に含まれる厚さ(T40)、および前記基材先端(14)から200マイクロメートルの距離(D200)で測定して51マイクロメートル〜56マイクロメートルの間に含まれる厚さ(T200)を有する、かみそり刃。
  2. 前記かみそり刃は、少なくとも1つのコーティング層をさらに含む、請求項1に記載のかみそり刃。
  3. 前記コーティング層が10nm〜500nmの全厚を有する、請求項2に記載のかみそり刃。
  4. 前記コーティング層が100nmから400nmの全厚を有する、請求項2に記載のかみそり刃。
  5. 前記基材(10)が、前記基材先端(14)から30マイクロメートルの距離(D30)で測定して9.00マイクロメートル〜10.50マイクロメートルの間に含まれる厚さ(T30)を有する、請求項1または2に記載のかみそり刃。
  6. 前記基材(10)が、前記基材先端(14)から50マイクロメートルの距離(D50)で測定して14.50マイクロメートル〜16.50マイクロメートルの間に含まれる厚さ(T50)を有する、請求項1または2に記載のかみそり刃。
  7. 前記基材(10)は、前記基材先端(14)から100マイクロメートルの距離(D100)で測定して27.50マイクロメートル〜31.50マイクロメートルの間に含まれる厚さ(T100)を有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載のかみそり刃。
  8. 前記基材(10)は、前記基材先端(14)から150マイクロメートルの距離(D150)で測定して41.00マイクロメートル〜46.00マイクロメートルの間に含まれる厚さ(T150)を有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載のかみそり刃。
  9. 前記基材(10)は、前記基材先端(14)から250マイクロメートルの距離(D250)で測定して61.00マイクロメートル〜66.00マイクロメートルの間に含まれる厚さ(T250)を有する、請求項1〜8のいずれか1項に記載のかみそり刃。
  10. 前記基材(10)は、前記基材先端(14)から300マイクロメートルの距離(D300)で測定して71.00マイクロメートル〜76.00マイクロメートルの間に含まれる厚さ(T300)を有する、請求項1〜9のいずれか1項に記載のかみそり刃。
  11. 前記基材(10)は、前記基材先端(14)から350マイクロメートルの距離(D350)で測定して80.00マイクロメートル〜86.00マイクロメートルの間に含まれる厚さ(T350)を有する、請求項1〜10のいずれか1項に記載のかみそり刃。
  12. ハードコーティング(15、16、17)は、中間層(15)をさらに含み、前記中間層(15)は、前記基材と主層(16)との間に配置され、前記ハードコーティング(15、16、17)は、オーバーコート層(20)をさらに含み、、前記オーバーコート層(20)は、前記主層(16)とソフトコーティング(17)との間に配置されている、請求項1〜11のいずれか1項に記載のかみそり刃。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の少なくとも1つのかみそり刃を備えるハウジング(110)を有するかみそりヘッド。
  14. 請求項13に記載のかみそりハンドル(201)およびかみそりヘッド(105)を備えるシェービング装置。
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