JP2020509618A - 後方散乱周囲ismバンド信号 - Google Patents

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Abstract

後方散乱タグ装置は、部分的に、多数のコードワードを規定する通信プロトコルに準拠したパケットを受信するように構成された受信機と、送信のために後方散乱タグを呼び出すデータに応じて、パケット内に配された多数のコードワードの少なくとも第1サブセットを、プロトコルによって規定された多数の第2コードワードに翻訳するように構成されたコードワード翻訳機と、パケットの受信される第1周波数とは異なる周波数でコードワード翻訳機から供給されるパケットを送信するように構成された送信機とを備える。この通信プロトコルは、任意で、802.11g/n、ZigBee、又はBluetooth通信プロトコルであってもよい。

Description

関連出願の相互参照
本願は、2016年10月25日出願の米国出願シリアル番号62/412,712号「Freerider:後方散乱周囲ISMバンド信号」の米国特許法第119条(e)に基づく利益を主張するものであり、その内容全体を参照として援用する。
本発明は、2017年8月14日出願の出願シリアル番号15/676,474号に関連するものであり、その内容全体を参照として援用する。
本発明は、通信システム及び方法に関し、特に、低出力WiFi後方散乱通信システム及び方法に関する。
後方散乱通信は、埋込型センサ、ウェアラブル装置、スマートホームセンシング等のセンサに対して低出力接続性をもたらすため、このようなセンサへの適用に関して関心が寄せられてきた。このような適用では、厳しい出力制限がある。例えば、埋込型センサは、数年に亘る持続が必要であり、一層従来的であるスマートホームモニタリングへの適用では、数年間持続可能なセンサ及びアクチュエータから利益を得ることもある。後方散乱通信によると、エネルギーを採取することにより、又は、数年間持続可能なバッテリーを使用して、エネルギー供給されることで電力消費を抑えつつ、接続性の要件を満たすことができる。
「ハイブリッドアナログ−デジタル後方散乱:RFIDにおける無バッテリセンシングのための新たなアプローチ(RFID)」、Vamsi Talla及びJoshua R Smith著、IEEEによるIEEE International Conference、2013の74〜81頁 「身体装着型センサのための実際的な後方散乱通信の有効化」を表題とする論文誌、Pengyu Zhang、Mohammad Rostami、Pan Hu、及びDeepak Ganesan著、ACM SIGCOMM2016の2016年会議の議事録370〜383頁 「インターテクノロジー後方散乱:埋込型装置のためのインターネット接続性に向けて」を表題とする論文誌、Vikram Iyer、Vamsi Talla、Bryce Kellogg、Shyamnath Gollakota、及びJoshua Smith著、ACM SIGCOMM2016の2016年会議の議事録356〜369頁 「UHS RFID性能の実験研究」、Michael Buettner及びDavid Wetheral著、第14回モバイル演算及びネットワーク化に関するACM国際会議の議事録、2008年、223〜234頁 「ツールリリース:チャンネル状態情報の提供される802.11nトレースの収集」、Daniel Happerin、Wenjun Hu、Anmol Sheth、及びDavid Wetherall著、ACM SIGCOMMコンピュータ通信レビュー41、1(2011年)、53〜53 「TI CC2650無線通信」、TEXAS INSTRUMENTS、[online]、[令和1年6月24日検索]、インターネット<URL:http://www.ti.com/product/CC2650> 「VERT2450アンテナ」、Ettus Research、[online]、[令和1年6月24日検索]、インターネット<URL:https://www.ettus.com/product/details/VERT2450 > 「TI CC2541無線通信」、TEXAS INSTRUMENTS、[online]、[令和1年6月24日検索]、インターネット<URL:http://www.ti.com/product/CC2541> 「Free Rider」、[online]、[令和1年6月24日検索]、インターネット<https://github.com/pengyuzhang/FreeRider> 「身体装着型センサの実用的後方散乱通信の有効化」、Pengyu Zhang、Mohammad Rostami、Pan Hu、及びDeepak Ganesan著、ACM SIGCOMMによる2016年会議の議事録の370〜383頁 「パッシブWiFi:WiFisoushinの低出力を図る」、Bryce Kellogg、Vamsi Talla、Shyamnath Gollakota、及びJoshua R Smith著、2016年、ネットワーク化システムの設計及び実装(NSDI16)の第13回USENIXシンポジウム、151〜164 「身体装着型センサの実用的後方散乱通信の有効化」、Pengyu Zhang、Mohammad Rostami、Pan Hu、及びDeepak Ganesan著、ACM SIGCOMMによる2016年会議の議事録 「ヒッチハイク:汎用WiFiを使用した実用的後方散乱」、Pengyu Zhang、Dineshh Bharadia、Kiran Joshi、及びSachin Katti著、2016年、ACM SENSYS 「スループット公平性指標:説明」技術報告書、オハイオ州立大学CIS学部、Raj Jain、Arjan Durresi、及びGojko Babic著、1999年
現行の後方散乱システムでは、後方散乱無線通信が反映可能な励起RF信号を生成し、且つ、後方散乱信号を復号する特殊なハードウェアが必要となる。BackFi及びパッシブWiFiのWiFi後方散乱等、最近の研究により、特殊なハードウェアのニーズは減ってきている。例えば、パッシブWiFiでは、標準WiFi無線通信を使用した復号が可能であるものの、励起RF信号ソースとして専用の連続波信号生成器が依然として必要となる。BackFiでは、後方散乱通信を可能にするため、WiFi無線通信に対して独自の全二重ハードウェアが必要となる。結果として、アクセスポイント、スマートフォン、ウォッチ、及びタブレット等の商品デバイスを使用して展開可能な後方散乱システムに対するニーズが残る。
本発明の第1の態様は、後方散乱タグ通信装置であって、複数のコードワードを規定して第1周波数を特徴とする通信プロトコルに準拠したパケットを受信するように構成された受信機と、送信のために後方散乱タグを呼び出すデータに応じて、パケット内に配された複数のコードワードの少なくとも第1サブセットの各々を、プロトコルによって規定された複数のコードワードの他の1つに翻訳するように構成されたコードワード翻訳機と、第1周波数とは異なる第2周波数で、コードワード翻訳機から供給されるパケットを送信するように構成された送信機とを備えることを要旨とする。
本発明の第1の態様は、後方散乱タグを介した通信方法であって、複数のコードワードを規定して第1周波数を特徴とする通信プロトコルに準拠したパケットを受信することと、送信のために後方散乱タグを呼び出すデータに応じて、パケット内に配された複数のコードワードの少なくとも第1サブセットの各々を、プロトコルによって規定された複数のコードワードの他の1つに翻訳することと、第1周波数とは異なる第2周波数で、コードワード翻訳機から供給される前記パケットを送信することを要旨とする。
図1は、本発明の一実施形態に係る後方散乱通信システム100の簡易図である。 図2は、従来既知の異なるサブキャリアで変調された多数のOFDMシンボルを示す。 図3は、チャンネル上で収集された多数のパケットの期間を示す。 図4は、本発明の一例としての実施形態に係る距離の関数としての復号成功率を示す。 図5は、本発明の一実施形態に係る後方散乱タグの簡易な高レベルブロック図である。 図6は、802.11g/n送受信ブロックの種々のブロック図を示す。 図7は、図6に示されるスクランブラのより詳細な図である。 図8は、後方散乱されたBluetooth信号の周波数スペクトルを示す。 図9Aは、本発明の一実施形態に係る視線内に展開された後方散乱タグの試験を行うための実験セットアップを示す。 図9Bは、本発明の一実施形態に係る非視線セットアップ内に展開された後方散乱の試験を行うための実験セットアップを示す。 図10Aは、LOS展開におけるタグと受信機との間の距離の関数として、本発明の一実施形態に係るタグのスループットを示す。 図10Bは、LOS展開におけるタグと受信機との間の距離の関数として、本発明の一実施形態に係るタグのビットエラーレートを示す。 図10Cは、LOS展開におけるタグと受信機との間の距離の関数として、本発明の一実施形態に係るタグの受信信号強度インジケータを示す。 図11Aは、NLOS展開におけるタグと受信機との間の距離の関数として、本発明の一実施形態に係るタグのスループットを示す。 図11Bは、NLOS展開におけるタグと受信機との間の距離の関数として、本発明の一実施形態に係るタグのビットエラーレートを示す。 図11Cは、NLOS展開におけるタグと受信機との間の距離の関数として、本発明の一実施形態に係るタグの受信信号強度インジケータを示す。 図12Aは、タグとZigBee受信機との間の距離の関数として、本発明の一実施形態に係るタグのスループットを示す。 図12Bは、タグとZigBee受信機との間の距離の関数として、本発明の一実施形態に係るタグのビットエラーレートを示す。 図12Cは、タグとZigBee受信機との間の距離の関数として、本発明の一実施形態に係るタグの受信信号強度インジケータを示す。 図13Aは、タグとBluetooth受信機との間の距離の関数として、本発明の一実施形態に係るタグのスループットを示す。 図13Bは、タグとBluetooth受信機との間の距離の関数として、本発明の一実施形態に係るタグのビットエラーレートを示す。 図13Cは、タグとBluetooth受信機との間の距離の関数として、本発明の一実施形態に係るタグの受信信号強度インジケータを示す。 図14は、本発明の実施形態に係るタグと、本発明の一実施形態に係るWiFi802.11g/n、ZigBee、及びBluetooth通信プロトコルの送信機との間の距離の影響を示す。 図15は、本発明の一実施形態に係る、後方散乱タグが有るとき、又は無いときの、WiFi802.11g/nのスループットを示す。 図16Aは、本発明の一実施形態に係る、802.11g/nWiFiが後方散乱タグの励起信号として使用されるときの後方散乱タグスループットを示す。 図16Bは、本発明の一実施形態に係る、ZigBeeがタグとともに後方散乱タグの励起信号として使用されるときの後方散乱タグスループットを示す。 図16Cは、本発明の一実施形態に係る、Bluetoothがタグとともに後方散乱タグの励起信号として使用されるときの後方散乱タグスループットを示す。 図17Aは、本発明の一実施形態に係る、4、8、12、16、及び20のタグが送信機のパス内に各々配置されるときの総スループットを示す。 図17Bは、本発明の一実施形態に係る、4、8、12、16、及び20のタグが送信機のパス内に各々配置されるときのJain公平性指標を示す。
本発明の実施形態は、他の準拠パケットを後方散乱し、コードワード翻訳によって結果として得られたパケット上でそのデータを変調することによる、WiFi802.11g/n、Bluetooth(登録商標)、及びZigBee等、既存の通信プロトコルに準拠した通信のシステム及び方法を提供するものである。いくつかの実施形態によると、このようなパケットを伝達する既存の無線装置上で適用が可能である。低出力後方散乱通信システム(以降、代替として後方散乱タグ又はタグと称する)は、部分的に、例えば、送信された802.11g/nパケット等に配された有効なコードワードを受信し、それを、例えば、その802.11g/nコードブックから別の有効なコードワードに翻訳するように構成される。特定の翻訳により、送信のために後方散乱タグが求めるビットを符号化する。従って、後方散乱されたパケットは、通信のために後方散乱タグが求めるデータに応じて、翻訳されたコードワードのシーケンスを伴うにも関わらず、何らか他の、例えば802.11g/nパケットのようなものである。結果として、これは、任意の標準802.11g/n、WiFi、Bluetooth、及びZigBee受信機で復号可能である。本発明の実施形態についての以下の説明は、WiFi802.11g/n、Bluetooth、及びZigBeeといった通信プロトコル又は標準を参照して行う。しかしながら、本発明の実施形態がその他多数の通信プロトコルにも同等に適用可能であることが理解される。
本発明の実施形態に係る後方散乱通信システムでは、コードワード翻訳を使用することにより、汎用の無線通信を使用してもよい。既知の通り、ISMバンドにおけるいずれの無線信号も、固定のコードブックから既知のコードワードのセットを使用して生成される。例えば、Bluetoothでは、FSK変調を使用し、そのコードブック内に2つのコードワードを有する。これは、1を送るのに1つの周波数でトーンを送信し、0を送るのに別の周波数でトーンを送信する。同様に、WiFi及びZigBeeも、位相、振幅、又は周波数の組み合わせにおいて変動する有限のコードワードセットを有する。
タグは、コードワード翻訳を実施するため、後方散乱中、進行中の励起信号のコードワードを同一のコードブック中の他の有効なコードワードに変換(又は翻訳)する。これは、励起信号の振幅、位相、又は周波数のうちの1つ以上を変更することによって達成される。特定の翻訳は、通信のためにタグが求めるデータと励起信号の種別とによって決まる。後方散乱信号中のコードワードが当初の励起信号と同一のコードブックからの有効なコードワードであるため、後方散乱信号を受信するために汎用無線通信が使用されてもよい。
図1は本発明の一実施形態に係る後方散乱通信システム100の簡易図である。ISMバンド無線通信は、WiFi、Bluetooth、又はZigBee送信機であってもよいが、WiFi、Bluetooth、又はZigBee等の汎用の受信機であってもよい受信機30に対する正常動作中、パケット15の形態でデータを送信する。Internet−of−things(IoT)装置20(本明細書中、タグとも称する)はまた、パケット15を受信し、コードワード翻訳を実施して、以降に詳述するように送信するためにタグ20が求める情報を埋め込み、コードワード翻訳されたパケット25を、WiFi、Bluetooth、又はZigBee等の汎用の受信機であってもよい受信機40に後方散乱する。後方散乱信号(本明細書中、代替としてパケットと称する)25は、他のチャンネルに周波数移行される。従って、受信機30は、当初送信されたパケット15を受信及び復号し、受信機40は、後方散乱パケット25を受信及び復号する。デコーダ50は、受信機30及び40によって受信されたパケットを比較することにより、タグ20に埋め込まれたタグデータを検索するように構成される。
本発明の実施形態は、調整のために必要な情報をタグに送信すべく、パケット長変調を利用することにより、同一の無線チャンネルの多数のタグをサポートする。これを達成するために、励起パケット15の長さを使用して、0及び1を符号化するが、これらは、後方散乱MACプロトコルを実施するタグに対するメッセージを形成するように配置可能である。従ってこのプロトコルは、タグが衝突を回避すべく送信を調整するように、タグに対して制御メッセージを送る。
本発明の実施形態は、とりわけ、以下の目的を達成するものである。一実施形態によると、後方散乱されたOFDM WiFi信号を見通し(LOS)展開における42mと非見通し(NLOS)展開における22mから復号する。一実施形態によると、LOS受信機が18mであるか、より近いとき、後方散乱されたOFDM WiFi信号から約60kbpsのスループットを達成する。一例において、より遠距離である場合、32kbps(LOS)及び20kbps(NLOS)の平均が達成される。一実施形態によると、例えば、22mまでZigBee信号を後方散乱し、15kbpsを達成する。一実施形態によると、例えば、12mまでBluetooth信号を後方散乱し、55kbpsを達成する。本発明の実施形態によると、後方散乱タグは、タグが後方散乱している励起信号の種別から独立したWiFiネットワークと共存してもよい。さらに、1つの実験的セットアップにおいて、20までの後方散乱タグが、MAC方式での通信に成功してアップリンクの公平性を維持しつつ、より有効に動作する様子が示された。
本発明の実施形態によると、タグが励起信号を後方散乱するとき、このタグは、信号の振幅、位相、又は周波数のうちの1つ以上を変更してもよい。このような変更は、以下のように示されるが、S(t)は励起信号を表し、T(t)はタグ信号を表し、B(t)は後方散乱信号を表す。後方散乱信号B(t)は、励起信号S(t)とタグ信号T(t)との間の時間ドメイン生成物である。従って、タグは、後方散乱信号B(t)の振幅、位相、及び周波数を変更するために、その信号T(t)を変化させてもよい。信号S(t)、T(t)、及びB(t)は、以下に示される通り、表されてもよい。
Figure 2020509618
本発明の実施形態によると、タグは、タグアンテナの終端インピーダンスを調節することにより、後方散乱信号の振幅を変更するように構成される。後方散乱信号B(t)強度は、以下のように規定される。
Figure 2020509618
以上の式において、Zは、タグアンテナのインピーダンスを表し、Zは、タグアンテナ端末に亘るインピーダンスを表す。後方散乱信号強度とΓとのより正確な関係については、非特許文献1において確認することができる。
従来の後方散乱システムにおいて、タグは、情報を符号化するため、ZT1=Z及びZT2=0で切り替えを行う。従って、後方散乱信号には2つのレベルの振幅が見られる。アナログ後方散乱を生じるために従来行われたように2つのインピーダンス間で切り替える代わりに、本発明の実施形態によると、タグは、後方散乱信号の振幅をよく調節するため、多数のインピーダンスに亘って変動する。
本発明の一実施形態によると、タグは、タグ信号を遅延することにより、後方散乱信号の位相を変化させる。タグにおける追加位相オフセット△θを導入するために、タグ信号
は、
Figure 2020509618
相当分遅延される。タグに導入された位相オフセット△θにより、後方散乱信号に位相オフセットをもたらす。後方散乱信号の周波数を変化させるために、タグは、そのRFトランジスタのトグル周波数を変化させる。従って、本発明の実施形態によると、タグは、後方散乱信号の振幅、位相、及び周波数を変更することにより、汎用の無線通信間の後方散乱通信を可能にするように構成される。
(コードワード翻訳)
汎用の無線通信との通信を行うため、本発明の実施形態によると、後方散乱タグは、詳述する通り、コードワード翻訳を実施する。
本明細書中、コードワードCは、特定の送信データを表す物理層上の信号シンボルとして規定される。例えば、Bluetoothでは、情報を埋め込むのにバイナリFSK変調を使用する。従って、データ1及びデータ0を各々表すために、2つのコードワード
Figure 2020509618
及び
Figure 2020509618
のみを使用する。
コードブックBは、無線通信に使用される有効なコードワードのセットである。Bluetooth規格では2つのコードワードのみが使用されるため、Bluetoothに関連づけられたコードブックは、B={C、C}である。同様に、WiFi802.11g/n規格では、コードブックB={C、C、…C}を使用するが、Cのiが1〜nの範囲の指標であり、CとはOFDMシンボルである。既知の通り、WiFi、ZigBee、及びBluetoothでは、異なるコードワードとコードブックのセットが使用される。
同一のコードブック中の別のコードワードは、位相、振幅、周波数、又はこれらの組み合わせの切り替えで互いに関連する。例えば、Bluetooth規格で使用されるコードワードCは、周波数ドメインでBluetooth規格のCと異なるのみであり、この周波数の差はf−fである。
コードワード翻訳とは、有効なコードワードCから他の有効なコードワードCへの変換動作であり、双方のコードワードは、同一のコードブックに属し、C∈B及びC∈Bを意味する。本発明の実施形態に係る後方散乱タグは、比較的少量の電力を消費しつつ、WiFi、ZigBee、及びBluetooth規格に準拠した、このような翻訳を実施する。変換/翻訳されたコードワードが同一のコードブック中で依然として有効なコードワードであるため、後方散乱信号の復号に、汎用のWiFi、ZigBee、又はBluetoothによる無線通信が使用されてもよい。タグデータは、以下に詳述する通り、特定のコードワード翻訳で符号化される。
本発明の実施形態に係る、タグによって実施されるコードワード翻訳の一例が以下の式(2)に示されているが、式中、励起信号のコードワードがCである。1を符号化するために、タグは、送信に先立って、コードワードCからCに翻訳を行う。0を符号化するために、タグは、未翻訳のコードワードを放置するため、後方散乱信号は励起信号と同一のコードワードを有する。
Figure 2020509618

タグは、コードワード翻訳を使用することにより、タグデータを抽出するために、汎用のWiFi、ZigBee、又はBluetooth無線通信を使用して後方散乱信号を復号する。以下の表1は、後方散乱信号を復号するための論理テーブルを示す。
Figure 2020509618
表1に示される通り、タグビットは、後方散乱コードワードと当初のコードワードのXOR関数である。従って、タグデータは、当初の励起ビットストリームと後方散乱ビットストリームのXORを演算することで抽出されてもよい。
上述の通り、タグは、励起信号の振幅、位相、又は周波数を変更することにより、コードワード翻訳を実施する。このような変更により、後方散乱信号中のCからCに励起コードワードを変換する。コードワード翻訳を実施するタグは、周波数不可知論であり、従って、すべての周波数に亘る信号に同一の変更を付与する。これは、Bluetooth、ZigBee、及び802.11b規格等、信号搬送波を使用する規格のいずれの問題ももたらすものでない。しかしながら、802.11nに関連付けられたOFDM信号では多数のサブキャリアを使用するため、上述のコードワード翻訳は問題を生じ得る。タグがサブキャリアi上の信号の振幅を変化させるとき、他のサブキャリアm上で同一の振幅変更を導入するであろう。しかしながら、サブキャリアm上で変更された信号は、有効なコードワードでなくてもよい。
この一例が図2に示されており、図中、サブキャリアi上で変調されたデータは1000であり、サブキャリアm上で変調されたデータは0101である。タグが信号振幅を低減することによってサブキャリアi上の信号を1000から1101に変換するとき、タグは、サブキャリアmにも同一の動作を適用し、0101を表す信号の強度を低減する。結果として、タグは、サブキャリアm上に無効なコードワードを生じる。従って、タグがコードワード翻訳を行うとき、変調された信号が有効なコードワードとなるように、信号変更/翻訳を実施するために振幅、位相、又は周波数等の信号特性を探す。
(OFDMシンボルの後方散乱)
以下の式3は、OFDM変調信号を示しており、式中、{X}は、サブキャリア上で変調されたデータシンボルであり、Nは、サブキャリアの数であり、Tは、OFDMシンボル時間である。802.11g/n規格では、OFDMシンボルは、4μs継続し、64のサブキャリアを含む。データシンボル{X}は、WiFi規格ビットレートに応じて、BPSK、QPSK、16−QAM、又は64−QAM変調を使用して生成される。
Figure 2020509618

OFDMシンボルの後方散乱を行うとき、本発明の一実施形態によると、このような変更が後方散乱信号において無効なコードワードを生じるため、タグは、励起OFDM信号の振幅又は周波数を変更しない。従って、タグは、後方散乱信号の位相のみを変更する。バイナリの例が、以下の式4に示されている。タグは、データ1を送信するために位相オフセット△θを導入する。これは、データ0を送信するためにオフセットを導入することはない。△θの値は、タグビットレートに応じて決まる。例えば、タグがより低いデータレートの送信を行う場合、△θが180°であるバイナリ方式を使用する。タグがより高いデータレートで送信を行う場合、△θを90°として選択し、以下に示す式5を使用してその情報を符号化してもよい。
Figure 2020509618
(ZigBeeによる後方散乱)
ZigBee無線通信では、OffsetQPSK(OQPSK)変調を使用する。QPSK変調と同様に、データは送信信号の位相において符号化される。従って、本発明の実施形態によると、タグは、反映中、位相を変更することにより、OQPSK信号にデータを埋め込む。タグがデータ1を送信するとき、反映信号に△θ位相オフセットを導入する。タグがデータ0を送信するとき、位相を変化させない。ZigBeeにおいてタグビットを埋め込む式は、上述の式4及び式5に示される802.11g.n WiFi規格のものと同一である。
(Bluetoothによる後方散乱)
Bluetooth無線通信では、送信されるコードワードに応じて2つの周波数fとfとの間で搬送波信号周波数を変化させることにより、情報を変調する。データ1を送信するため、無線通信では、周波数fで正弦波を送る。データ0を送信するため、無線通信では、周波数fで正弦波を送る。本発明によると、タグは、その情報を埋め込むため、以下の式(6)中に使用される式を使用する。データ1を送信するとき、タグは、周波数△fでそのRFトランジスタをトグルすることにより、後方散乱信号内の追加周波数オフセット△fを生成する。データ0を送信するとき、タグは、追加周波数オフセットを生成しない。△fを慎重に選択すれば、B(t)が依然として有効なBluetooth信号であって、民間のBluetooth無線通信で復号可能となることが保証される。
Figure 2020509618
B(t)が有効なBluetooth信号を維持することを保証するために、1つの可能な選択肢として、|f−f|で規定される△fを選択することが挙げられる。Bluetooth無線通信によって周波数fのデータ1を送信するとする。タグはデータ
1を送信するために、後方散乱されたコードワードが
Figure 2020509618
となるように、信号を△f相当分、移行させる。これは、周波数fの正弦波であるため、有効なBluetooth FSKコードワードである。しかしながら、民間のBluetooth無線通信は、1でなく0としてこれを復号するであろう。逆に、タグは、データゼロを符号化するために、Bluetooth信号の周波数切替を行わない。Bluetooth無線通信が代わりに周波数fでデータ0を送信するとき、このケースは対称となる。従って、本発明の実施形態によると、タグは、データ1を送信するために、周波数fのBluetoothコードワードを周波数fの後方散乱コードワードに変換し、周波数f0のBluetoothコードワードを周波数f1の後方散乱コードワードに変換する。タグは、データ0を送信するために、当初のBluetoothコードワードと同一の周波数で後方散乱コードワードを生成する。従って、本発明の一実施形態によると、タグは、上述の△fを選択することにより、送信するために探すデータを埋め込みつつ、有効なBluetooth信号である後方散乱信号を生成する。
(アクティブな無線通信からの干渉回避)
タグが後方散乱信号を受信機に送信する場合、後方散乱信号と励起信号との双方が同一のチャンネルを共有するため、受信機には、励起信号からの深刻な干渉が見られることがある。このような干渉を回避するため、タグは、本発明の実施形態によると、後方散乱信号の周波数を移行して、励起信号に占有されたものとは異なる周波数チャンネルを占有することを保証する。このような周波数移行技術については、例えば、非特許文献2、又は、非特許文献3に記載されている。
このような周波数切替は、例えば、所望の周波数オフセットでRFトランジスタをトグルすることによって達成されてもよい。例えば、励起信号から20MHz離れて後方散乱信号を切り替える場合、RFトランジスタは20MHzでトグルされる。一例において、WiFi信号を後方散乱するとき、タグは、後方散乱信号が、例えば、2.4GHzのISM帯域で最も使われることのないチャンネルであるチャンネル13に調節されるように、周波数を切り替える。このようなチャンネル割り当てにより、他のアクティブな無線通信との間の干渉を低減する。Bluetooth又はZigBeeを後方散乱するとき、タグは、2.48GHz付近のチャンネルがWiFi信号からの干渉が少ないため、これらのチャンネルに調節されるように後方散乱信号の周波数を切り替える。
(MACプロトコル)
複数のタグ間での無線媒体の効果的共有を促進するため、本発明の実施形態によると、メディアアクセス(MAC)方式が展開される。MACプロトコルは、2つの目的を果たすものであり、すなわち、タグにいずれの信号で後方散乱を行うかということを通知し、さらに以下に詳述する通り、複数のタグにサポートを提供する。
(調整タグ)
後方散乱をいつ行うかを判定することは重要である。誤った信号が後方散乱された場合、データを復旧することはできない。タグは、信号の後方散乱の開始時期を区別する手段を必要とする。タグが適切なときに後方散乱を開始するように、送信機(例えば、図1の送信機10)は、以下に詳述の通り、0及び1の所定のシーケンスを含むプリアンブルを送る。タグは、受信したビットの円形バッファを維持する。バッファの開始がプリアンブルと合致する場合、タグは、バッファが、ランダムなパケットでなく、送信機からのコマンドで開始される後方散乱データを含むことを認識する。
(複数のタグによる通信)
タグは搬送波センシングを実施するのに十分な電力を有していないため、Framed Slotted Alohaプロトコルに基づくランダムアクセス方式が使用される。このプロトコルによると、送信機は、非特許文献4に記載のものと同一の方法により、中央調節装置として動作する。通信は、ラウンド当たりのスロット数が固定のラウンドで実施される。各ラウンドにおいて、タグは、送信を行うランダムなスロットを選択する。2つのタグが同一のスロットを選択した場合、衝突が生じ、データ送信は成功しない。ラウンド終了時、送信機は、タグからのデータを処理し、次のラウンドに移行する前に、スロットの数を調整する。
確率的に割り当てられた時間分割方式と比較すると、ランダムアクセスによると、特定の関連付プロセスを伴うことなく、多数のタグを成長及び収縮することができる。スロットの数は、受信するパケットの数と、起こりうる衝突の数とから、受信機によって示される。受信機は、この情報を送信機(例えば、図1の送信機10)引き渡す。送信機が多くの衝突を観察した場合、スロット数を増やす。衝突数が所期の値より下回った場合、送信機はスロットの数を減らす。同一チャンネル上での他のユーザとの衝突を回避するため、図1に示される送信機10等の送信機は、メッセージをタグに送るのに先立って、搬送波センシングを使用する。各ラウンドは、次のラウンドに先立って任意の遅延量を有し得る。これにより、後方散乱システムがチャンネルを独占することが無いようにする。ラウンドを使用することで、後方散乱システムとチャンネルの他のユーザとの間とで公平となるようにする。後方散乱システム内のスロットの使用により、タグ間で公平となるようにする。
図3は、講義ホールで収集されたチャンネル6上の3000万個のパケットの期間を示している。図3に示されるバイモーダル分布において、パケットのうちの約78%が500μs未満継続し、パケットの約18%が1500μs〜2700μs継続した。パルス幅エラー限界が25μsであれば、周囲パケットが本発明の一実施形態に係るパケットと同一長を有する確率は、約0.03%であった。
本発明の一態様によると、送信機からタグへの通信は、比較的電力消費が少なく、タグがパケットを復号するニーズを伴わない技術を使用して実施される。これを達成するために、一実施形態によると、エンベロープ検出器を使用して送信機とタグとの間の通信を有効化する。低出力エンベロープ検出器は、通常、1μW未満を消費する。このようなエンベロープ検出器は、以下に詳述の通り、例えば、汎用のハードウェアを使用した送信機にて、容易に測定及び変調可能なパラメータを測定するように構成される。
(パケット長変調)
本発明の一実施形態によると、パケット長変調(PLM)を使用して、送信機からタグへの通信を成立させる。パケット期間は、送信機で比較的容易に制御され、距離の範囲においてよく動作し、周囲のネットワークの存在に対してロバストである。本発明の一実施形態において使用されるPLM方式では、0ビットがパケット期間Lで表され、1ビットが、パケット期間Lで表される。パケット長を制御するため、送信機は、事前規定期間L及びLのパケットを送る。タグは、エンベロープ検出器を使用して、パケットの存在及び期間を特定する。パケット期間がL又はLに等しい場合(事前規定のエラー範囲内である)、ビットがデータバッファに記録される。パケットがL又はLとは異なる期間を有する場合(事前規定の範囲を考慮)、パケットは、ノイズとして取り扱われて廃棄されることで、他の送信があってもビット受信を成功させることができるようにする。
一実施形態によると、本発明に係る後方散乱タグは、WiFi802.11g/n規格を使用して動作するものであるが、約500bpsで動作し、これは、MAC層の動作に十分である。
スケジューリングメッセージを送信するため、送信機は、ダミーパケットを生成してもよい。或いは、送信機は、ネットワークインタフェースカード(NIC)への送信に先立って、既存のトラフィックをバッファした後、再順序付け又は再パケット化を行い、L及びLのシーケンスを形成してもよい。従って、ネットワークがビジーである限り、後方散乱メッセージはチャンネルの残り部分に対して僅かなオーバーヘッドを課す。
図4は、距離の関数としての復号成功率を示している。オフィスビル内の長い通路内にて、図4に関連付けられた実験を実施した。参照電圧1.8Vでは、タグが送信機から4m未満離間しているとき、このシステムは、70%を超える制度でスケジューリングメッセージの復号に成功可能であることが観察される。このシステムは、50mの距離にて約50%でプリアンブルの復号に成功することが観察される。SNRが増加するため、コンパレータ内の参照電圧を挙げることにより、近傍でより高い精度を得ることができる。プロトタイプシステムは、以下に詳述の通り、いつでも入手可能な汎用の802.11g/n WiFi、ZigBee、及びBluetoothの送受信機とカスタムメイドの後方散乱タグとを使用して構築した。
図5は、本発明の一実施形態に係る後方散乱タグ100の高レベル簡易化ブロック図である。後方散乱タグ100は、部分的に、マルチプレクサ110、コードワード翻訳機105、位相モジュレータ115、周波数モジュレータ120、周波数シフタ125、及びアンテナ130を備えるものとして示されている。受信データの種別と使用される通信プロトコルに応じて、コードワード翻訳機は、位相モジュレータ115又は周波数モジュレータ120のいずれかの出力を使用する。以上に詳述した通り、位相モジュレータ115は、受信したパケットの位相を変調し、周波数モジュレータは、受信したパケットの周波数を変調する。マルチプレクサ110の出力は、アンテナ130による送信に先立って周波数シフタ125によって切り替えられた周波数である。
(ハードウェアプラットフォーム)
802.11g/n送受信機:802.11a/n/g/n/acをサポートするBraoadcom BCM43xxのWiFiカードを備えたMacBook Proラップトップに配された802.11g/n受信機を使用した。WiFiカードは、誤ったチェックサムを有するパケットを報告するためのモニターモードに設定した。パケットの受信後、tcpdump(周知のソフトウェア)を使用して、パケットの解析を行い、タグビットを抽出した。
Intel NUC上のIntel5300 WiFiカードも、15dBmで送信を行う標準802.11g/n OFDM送信機として使用した。使用したファームウェアは、非特許文献5に記載のものであった。
ZigBee送受信機:この無線通信に許容される最大出力である5dMbに送信出力のセットされたZigBee送受信機として、TI CC2650無線通信(非特許文献6)を使用した。CC2650無線通信展開基板CC2650EM−71Dは、2種類のアンテナをサポートするものであり、PCBオンボードアンテナ及びSMAインタフェースを備えたアンテナである。実験では、VERT2450アンテナがより幅広いビームを有するため、これを使用した。非特許文献7に記載の通り、SMAインタフェースにこれを搭載した。
Bluetooth送受信機:Bluetooth送受信機としてTI CC2541無線通信(非特許文献8)を使用した。この無線通信では、250KhZの周波数偏差と1MHzの帯域幅のFSK変調を使用して、1Mbps及び0dBmで送信を行う。使用した変調指標は0.5±0.01である。
タグ:使用したタグは、2つのVERT2450アンテナを有する。すなわち、1つは受信用であり、1つは送信用である(非特許文献7)。受信アンテナは、LT5534エンベロープ検出器に接続したが、これは、到来する信号の開始時を測定するものである。励起信号の開始時点とエンベロープ検出器からのインジケータ信号との間に0.35μsの遅延を測定した。換言すると、励起信号の到達後0.35μsに、エンベロープ検出器は、励起信号が開始した旨をプロセッサに通知した。評価において、0.35μsの遅延経験時の性能は低下していない。
もう一方のアンテナは、ADG902RFスイッチで制御されるものであるが、これは、励起信号の後方散乱をいつ、どのように行うかを決定するものである。コードワード翻訳変調は、低出力FPGA AGLN250で実施する。出力管理モジュールは、1.5Vを提供し、システムの他の部分に3.3Vを提供するタグに使用した。タグプラットフォームのソースコードは、非特許文献9より入手可能である。
(実施上の課題)
各無線通信は、独自の物理層を特定のチャンネルコードセット、インタリーブ技術、スクランブルアルゴリズムとともに重ね合わせて到来するものであり、これらはすべてコードワード翻訳に干渉し、これを無効化し得る。このような課題の存在下においてコードワード翻訳をいかに有効化するかについて、以下に説明を行う。
(後方散乱OFDM WiFi信号における課題)
図6は、802.11g/nの送受信ブロックを示す種々のブロック図である。後方散乱されたWiFi信号の復号時に困難を生じ得る3つの因子が有る。すなわち、スクランブラ、畳み込みチャンネルエンコーダ、及びインタリーブである。スクランブラは、入力データを取り、これに疑似乱数シーケンスでXORを施すデータ白化エンジンである。スクランブラにより、送信データがすべて0又は1となって不良なピーク−平均間比率を生じないようにする。チャンネルエンコーダは、無線送信を通じて自らのロバスト性を向上するために、畳み込み符号化を使用する。インタリーブエンジンは、無線チャンネル上のバーストエラーでさえ受信データ上に連続エラーのバーストを生じることのないように、送信されたビットシーケンスの再順序付けを行う。これら3つのモジュールは、802.11g/n送信機のモジュラーに先立って設置されるため、以下に説明する。このような設置により、後方散乱復号の失敗を生じ得る理由についても後述する。

任意の入力シーケンスb、b、…bについて、送信信号S(t)は、
Figure 2020509618
の式で表すことができ、式中、
Figure 2020509618
は、スクランブラ、チャンネルエンコーダ、インタリーバ、及びモジュレータで導入される動作を表す。受信機内の対応するデモジュレータ、デインタリーバ、チャンネルデコーダ、及びスクランブラは、逆演

Figure 2020509618
を提供するものであり、受信機は、送信されたシーケンスを復号及び出力することができる。
しかしながら、タグが存在し、タグビットt、t、…、tを使用して信号g(b、b、…、b)を生成するとき、後方散乱信号B(t)は、タグ信号と励起信号との間の時間ドメイン生成物となる。このことに関してさらに理解を助けるために、以下の式7に示されるバイナリのケースについて説明する。信号は、タグビットを備えた励起信号
にXORを施すことにより生成され、
Figure 2020509618
を通過するようには見受けられない。従って、タグビットを復号することが難しくなる。
Figure 2020509618
この問題に対して採り得るソリューションには、冗長性、すなわち、1つのタグビットを複数の802.11g/nビットにマップすることが挙げられる。t、t、…tを直接送信する代わりに、タグは、タグが次のものに切り替えを行うのに先立って、複数回、各ビットを反復するシーケンスを送信する。以下は、このような冗長性が本問題の解決を助ける理由の説明である。
インタリーブモジュールは、各サブキャリアに割り当てられたデータをインタリーブするように構成される。インタリーブは、OFDMシンボル毎に行われる。換言すると、インタリーブモジュールは、OFDMシンボルに属するデータをインタリーブしない。従って、タグビット期間がOFDMシンボルより長い限り、インタリーブモジュールは問題を生じることはない。
スクランブル及びチャンネルエンコーダのモジュールは、変調器に伝達されたデータの決定構造を生成及び維持する。スクランブラは、図7に示される構造を使用して、データ白化を行う。入力がすべて0であっても、送信される実際のデータは、非ゼロシーケンスである。このようなデータ白化は、RFフロントエンドにおけるピーク−平均間の出力比率を低減する。スクランブラの数式が式8に示されている。
Figure 2020509618
チャンネルエンコーダは、以下に示される式9を使用して、6Mbpsでデータの符号化を行うが、式中、b(k)は、入力ビットであり、C(k)及びC(k)は、1/2符号化レートを使用して生成されたコードワードである。
Figure 2020509618
他のビットレートについては、チャンネルエンコーダが異なる。タグによって投入されたデータは、2つのモジュールによって生成された構造を破損することがあり、後方散乱復号化を困難にすることがある。このような課題を克服するため、これら2つのモジュールには、Matlabを使用してシミュレーションを行い、タグが4つのOFDMシンボル(6Mbpsのデータレートにおいて96WiFiビット)に対して1つのビットタグデータを投入する限り、約1e−3のエラービットレートが得られることがある。これは
、2つのモジュールC(k)又は
Figure 2020509618
の入力シーケンスb(k)と出力との間の1対1マッピングがあるためである。
式8及9は、
Figure 2020509618
のシーケンスが
Figure 2020509618
及び
Figure 2020509618
を生成し得ることを示している。従って、タグがコードワード翻訳を行い、C(k)と{C[k],C[k]}から
Figure 2020509618
と、
Figure 2020509618
の変換を行うとき、受信機の対応モジュールは、
Figure 2020509618
を出力するはずである。この結果は、実験によるMatlabシミュレーションと後方散乱デコーダとしてのMacBook Proラップトップによる実システム実装によって証明されている。
後方散乱復号に影響を与える可能性のある最終的因子は、パイロットトーンである。OFDMシンボルにおけるパイロットトーンは、位相エラーの補正に使用される。このような位相エラー補正により、タグによって導入された追加位相オフセットを除去し、誤って復号されたタグデータのレンダリングを行うことができる。しかしながら、位相エラー補正にパイロットトーンを使用せず、後方散乱されたタグデータを正しく復号できるBroadcomのBMC43xx等のWiFiチップも多数有る。
(後方散乱ZigBeeにおける課題)
ZigBeeでは、OQPSK変調を使用するが、この場合、位相信号と直交信号との間に一定の時間ドメインオフセット(ハーフビット)がある。このようなオフセットは、隣接するビット間での18位相推移を回避することにより、信号のピーク−平均出力比率(PAPR)を低減するために導入される。タグが後方散乱ZigBeeの隣接するビット間に180°の位相推移を導入する場合、OQPSK信号構造を破損することがあり、復号トラブルを生じることがある。
この問題の1つのソリューションとして、複数の(Nの)OQPSKシンボルの各々に対して1つのタグビットを埋め込むことが挙げられる。タグがデータ1を送信するとき、タグは、正弦OQPSKシンボルに180°の位相オフセットを導入する代わりに、NのOQPSKシンボルに同一の180°の追加位相オフセットを導入する。最初にタグ修正されたOQPSKシンボルは、上述のような潜在的なOQPSK信号構造違反が故に、民間のZigBeeデコーダで正しく復号されないことがある。しかしながら、以下のN−1のタグ修正OQPSKシンボルは、OQPSK信号の構造が維持されるため、正確に復号可能である。従って、比較的大きなNが選択される限り、データの情報がZigBeeトラフィックに組み込まれてもよい。一例によると、Nは8の値を有するように選択した。
(後方散乱Bluetoothにおける課題)
後方散乱されたBluetooth信号の復号において克服すべき課題が2つあるが、
これらはすなわち、変調指標iとチャンネル帯域幅wである。変調指標iは、
Figure 2020509618
と定義され、FSK信号の周波数偏差と占有する帯域幅との間の比率を表す。民間のBluetooth無線通信では、通常、変調指標0.5を使用する。本発明の実施形態によると、タグが所望の後方散乱信号を生成しつつ、△fでそのRFをトグルするとき、タグはまた、図8で示されるスペクトルの他方側に望ましくない信号も生成してしまう。この望ましくない信号は、後方散乱信号がBluetooth信号とタグ信号との間の時間ドメイン生成物であるために生成される。従って、両側波帯後方散乱信号が生成される。
本発明の一実施形態によると、望ましくない後方散乱信号は、Bluetooth無線通信ではチャンネル外の信号を干渉として扱うためにこれらを排除することができるという事実を利用して排除される。従って、△fを選択する際には、望ましくない信号が後方散乱チャンネル外に維持されて排除されるようにするため、以下の2つの条件を満たす必要がある。
Figure 2020509618
(低出力タグ設計)
低電力消費を達成するため、本発明の実施形態によると、タグは、周波数切替の達成に必要な方形波信号を生成するためにリング振動機を使用する。このような設計のうちの1つが、非特許文献10に記載されている。65nmの技術ノードを使用して形成された1つの特定プロトコルによると、タグの総電力消費は、励起信号に応じて約30μWである。電力のうちの大部分(例えば、19μW)は、周波数切替に必要とされる20MHzクロックの生成で消費される。12μWはRFスイッチの動作に使用され、1〜3μWは動作させるコードワード翻訳機の種別を判定する制御論理を動作せせるために使用された。
(実験セットアップ)
図9A及び9Bは、各々、タグが見通し(LOS)セットアップと非見通し(NLOS)セットアップにおいて展開されたときのタグの性能を試験するための実験を示している。タグは、送信機(802.11g/n WiFi、ZigBee、又はBluetooth)から1m離間して配置した。汎用の無線通信送信機にはハードウェア変更を行わなかった。そして、タグのスループット、ビットエラーレート(BER)、及び受信信号強度インジケータ(RSSI)を測定するように、受信機をタグから離間して移動させた。LOS実験では、すべての装置を通路に設置した。NLOS実験では、送信機及びタグを室内に展開し、受信機を通路に展開した。NLOS展開では、後方散乱信号が複数の壁を通過した。
(LOSで展開された802.11g/n WiFiによるタグの後方散乱性能)
図10Aは、LOS展開におけるタグと受信機との間の距離の関数として、本発明の一実施形態に係るタグのスループットを示している。802.11g/n WiFi送信機は、11dBmにてそのOFDM信号を送る。受信機は、42mの距離であっても後方散乱信号の復号が可能なままである。この距離は、非特許文献11に報告された最大距離の1.4倍長く、非特許文献12に報告される通り、FS−後方散乱によって達成された最大距離の8.4倍長い。このように通信距離が長ければ、多くのInternet−of−thingsへの適用に十分である。
本発明の一実施形態に係るタグは、受信機がタグから18m未満離間したとき、約60kbpsのデータレートを達成する。受信機がタグから約26m〜36mの範囲内でさらに遠くに移動されると、スループットは約15kbpsまで低下する。これは、OFDMシンボルがDSSSシンボルにくらべて期間的に長いため、比較的低いデータレートである。図10Cに示される通り、RSSIは距離に応じて低下するのにも関わらず、図10Bに示される通り、ビットエラーレートは距離が長くなっても低いままであることが見受けられる。例えば、受信機がタグから40m離間して配置されたとき、1e−3のビットエラーレートが達成される。従って、距離が長くなれば、後方散乱パケットが受信機に到達すれば、タグが低いBERでビットを抽出できる可能性が非常に高い。ヘッダ自体が復号されなければ、パケット損失が増加し、スループットが低下する。
(NLOSで展開された802.11g/n WiFiによるタグの後方散乱性能)
NLOS実験において、802.11g/n送信機及びタグを室内に設置し、受信機を離間させて通路に移動させた。図11Aは、このセットアップにおけるシステムのスループットを示している。受信機は、タグから22m離間したとき、後方散乱パケットを受信することができる。LOS展開と同様に、受信機がタグから14m未満離間したとき、約60kbpsのデータレートが達成される。距離がより長くなると、後方散乱のスループットは約20kbpsまで低下する。図11Bは、NLOS展開におけるシステムのBERを示している。LOS展開と同様に、低いBERが種々の距離に亘って達成される。しかしながら、図11Cに示される通り、−84dBmが22mで達成されるにも関わらず、後方散乱通信は、22mで停止するように見受けられる。受信機がタグから22mを超えて離間すると、図9Bに示される通り、後方散乱信号は、受信機への到達に先立ってもう1つの壁を通過する必要がある。結果として、信号は、過剰に微弱となり、パケットヘッダが検出されなくなる。
(ZigBeeによる後方散乱)
図12Aは、ZigBee受信機がタグから離間して移動する際の、本発明の一実施形態に係るタグのスループットを示している。受信機は、約22m離間したところから後方散乱パケットを受信する。図12Bは、ZigBee受信機がタグから離間して移動する際の、本発明の一実施形態に係るタグのBER(ビットエラーレート)を示している。図12Cは、受信信号強度がZigBee無線通信のノイズフロアに近い22mで−97dBmまで下がる様子を示している。従って、より長い距離で後方散乱パケットを受信することが難しくなる。受信機がタグから12m未満離間するとき、約14kbpsの後方散乱データレートが達成される。さらに距離が遠くなると、スループットの低下が深刻でなくなる。20mの距離で12kbpsのデータレートが達成される。すべての距離に亘って、達成されるビットエラーレートは約5e−2であり、励起信号が802.11g/nである場合より高い。
(Bluetoothによる後方散乱)
図13Aは、Bluetooth受信機がタグから離れて移動する際の、本発明の一実施形態に係るタグのスループットを示している。受信機は、後方散乱パケットを12mまで復号することが見て取れる。図13Bは、Bluetooth受信機がタグから離れて移動する際の、本発明の一実施形態に係るタグのBERを示す。図13Cは、後方散乱信号が、ノイズフロアに近い、12mにおいて−100dBmの強度を有することを示している。従って、さらに遠い距離で後方散乱パケットを復号することが難しくなる。受信機がタグから10m未満の距離で離間するとき、約50kbpsのデータレートが達成される。スループットは12mで19kbpsまで下がり、BERが0.23まで増加する。
(送信機とタグとの間の距離の影響)
この影響を測定するため、タグと送信機との間の距離を後方散乱通信が維持可能な地点まで変動させた。図14は、この実験の結果を示している。送信機−タグ間距離が4mにて802.11g/n信号を後方散乱したとき、最大の受信機−タグ間の距離を測定したところ、8mであった。これは、送信機−タグ間距離が1mであるときに達成可能な42mより短い。受信機−タグ間の通信距離が短くなると、達成可能な送信機−タグ間距離が僅かに増加する。タグシステムの動作形態が図14の領域210に示されている。
ZigBee又はBluetooth無線通信が使用されるとき、送信機−タグ間距離及び受信機−タグ間距離の双方がより短くなる。ZigBee及びBluetoothについての最大の送信機−タグ間距離は、各々、2m及び1.5mであり、タグシステムの対応動作形態は、各々、220及び230でマークされている。双方の形態において、ZigBee及びBluetooth無線通信の送信電力がより少なくなるため(5dBm及び0dBm対15dBm)、802.11g/n信号が使用されるときに比較して小さくなっている。
(WiFiネットワークとの共存)
本発明の実施形態によると、タグが既存のWiFiネットワークと共存可能であるかどうかを判定するために、ラップトップがチャンネル6(2.437GHz)を介してファイルを転送するWiFiトラフィックを生成した。その後、後方散乱を約2.472〜2.48GHz(正確な周波数は、励起信号の種別に応じて決まる)で進行した。後方散乱チャンネルがWiFiチャンネルと衝突しないとき、WiFiトラフィック及び後方散乱が互いにいかに影響を及ぼすかを判定するために、測定を行った。
(後方散乱はWiFiに影響を及ぼすか)
図15は、後方散乱タグが存在するとき、又は存在しないときのWiFiスループットを示している。後方散乱がないとき、WiFiは、約37.4Mbpsの中央データレートで送信を行うことができる。そして後方散乱は、WiFi受信機から1m離れて配置されて、WiFiスループットが測定される。タグは、3つのコードワード翻訳機で連続的に進行するが、このうちの1つが後方散乱802.11g/n WiFiのものであり、1つがZigBeeであり、1つがBluetoothのものである。測定された中央WiFiスループットは、各々、37Mbps、37.9Mbps、及び36.8Mbpsであり、後方散乱タグが存在しないときのWiFiスループットに近い。このため、後方散乱タグは、既存のWiFiトラフィックに対する干渉を生じることはない。
(WiFiは後方散乱に影響を及ぼすか)
同時発生のWiFiトラフィックが後方散乱復号に影響を及ぼすか否かを判定するために、以下の実験を行った。タグがWiFiトラフィックに占有されたチャンネル内のデータを後方散乱するとき、WiFiトラフィックは後方散乱信号より通常約30dB高いため、後方散乱スループットがゼロまで落ちる。従って、後方散乱は損なわれる。そこで、隣接のチャンネルにおいてWiFiトラフィックが存在する場合に後方散乱がいかに行われるかを理解するため、既存のWiFiトラフィックが後方散乱と同一のチャンネルを共有しない条件の下、実験を行った。
図16(A)は、チャンネル13(2.472GHz)においてタグ後方散乱とともに励起信号として802.11g/n WiFiが使用され、且つ、WiFiトラフィックがチャンネル6(2.437GHz)を進行するときの後方散乱スループットを示している。WiFiトラフィックがないとき、61.8kbpsの中央後方散乱スループットが達成される。WiFiトラフィックが存在するとき、後方散乱スループットは61.8kbpsにとどまる。しかしながら、WiFiトラフィックがない時間の20%については後方散乱が68kbpsに到達することができ、WiFiトラフィックが存在する時間の10%については、35kbpsまで悪化することが見て取れる。従って、WiFiトラフィックの存在が後方散乱のスループットに影響を及ぼしている。この影響を最小化するために、後方散乱のためのチャンネルを保管するRTS−CTSとともに、非特許文献13に記載のものと同様の技術を使用してもよい。
図16(B)及び16(C)は、タグがZigBee信号及びBluetooth信号を各々後方散乱するときの後方散乱のスループットを示している。双方の実験において、タグは、チャンネル2.48GHz上で後方散乱を行う。WiFiトラフィック間に存在するか、存在しない後方散乱スループットの差異は、たったの1〜2kbps程度であることが見て取れる。従って、ZigBee又はBluetoothの無線通信が利用されるとき、既存のWiFiトラフィックが後方散乱の性能に影響を及ぼすことはない。この理由の1つとして、このような無線通信はともに狭帯域であるため、バンド外の干渉における性能が良好となるためである。
(MAC層性能を評価する)
多数のタグと通信する際のシステムの性能についても研究がなされている。図17(A)は、各々、4、8、12、16、及び20のタグが送信機のパス内に配置されたときの総スループットを示している。総スループットは、2つの理由で単一タグより低い。すなわち、制御オーバーヘッドと、衝突である。タグの数が増えるほど、総スループットは増加する。これは、より多くの送信スロットが使用されるときに低減する制御オーバーヘッドの相対的比率によるものである。20を超えるタグにシミュレーションを拡張すると、スループットは、約18kbpsまで漸近的に接近する。衝突が無い場合(すなわち、TDM方式)、シミュレーションのスループットは、約40kbpsまで漸近的に接近する。
データのニーズが低く、アクティブなタグの数が警告無しに増減可能な、在庫追跡等の適用には、Framed Slotted Alohaが非常に適している。本発明の実施形態によると、さらに多くのデータ集約型の適用において、時間分割方式の利益が得られるであろうし、タグにおける実施が可能であろう。以上の解析は、単一MAC層設計に限定されるものであった。
図17(B)は、非特許文献2に記載の通り、4、8、12、16、及び20のタグが存在するときのJainの公平性指標を示している。スケジューラは、より多くのタグが存在するとき、より多くの数のスロットを動的に割り当てるため、タグの数が増加すると、公平性指標はほぼ同一に保たれる。20のタグが存在するとき、平均公平性指標は、0.85であり、タグの大部分がデータ送信について依然として同様の機会を得ていることを提示している。
本発明の実施形態についての以上の説明は、例示であり、限定を意味するものでない。例えば、本発明の種々の実施形態は、信号送信に使用される通信プロトコル、802.11g/n、Bluetooth、ZigBee、又はその他に限定されるものでない。当業者にとって、その他の変更及びバリエーションが明らかであり、これらも、添付のクレームの範囲内であることが意図される。

Claims (20)

  1. 後方散乱タグ通信装置であって、
    複数のコードワードを規定して第1周波数を特徴とする通信プロトコルに準拠したパケットを受信するように構成された受信機と、
    送信のために前記後方散乱タグを呼び出すデータに応じて、前記パケット内に配された前記複数のコードワードの少なくとも第1サブセットの各々を、前記プロトコルによって規定された前記複数のコードワードの他の1つに翻訳するように構成されたコードワード翻訳機と、
    前記第1周波数とは異なる第2周波数で、前記コードワード翻訳機から供給される前記パケットを送信するように構成された送信機とを備える後方散乱タグ通信装置。
  2. コードワードの前記翻訳は、前記コードワードの位相を変化させることによって達成される請求項1に記載の後方散乱タグ通信装置。
  3. 前記通信プロトコルは、ZigBee又はWiFi802.11(g)又はWiFi802.11(n)通信プロトコルのうちの1つである請求項2に記載の後方散乱タグ通信装置。
  4. コードワードの前記翻訳は、前記コードワードの周波数を変化させることによって達成される請求項1に記載の後方散乱タグ通信装置。
  5. 前記通信プロトコルは、Bluetooth通信プロトコルである請求項4に記載の後方散乱タグ通信装置。
  6. 前記位相変化は、前記送信機のデータレートによって規定される請求項2に記載の後方散乱タグ通信装置。
  7. 前記後方散乱タグ通信装置は、ランダムに複数のタイムスロットのうちの1つにおいて、前記コードワード翻訳機で供給されるパケットを送信する請求項1に記載の後方散乱タグ通信装置。
  8. 前記複数のタイムスロットは、可変数である請求項7に記載の後方散乱タグ通信装置。
  9. 受信した前記パケットは、複数の事前規定値のうちの1つから選択された期間を有する請求項1に記載の後方散乱タグ通信装置。
  10. 前記後方散乱タグ通信装置は、受信した前記パケットの前記期間を検出するエンベロープ検出器をさらに備える請求項9に記載の後方散乱タグ通信装置。
  11. 後方散乱タグを介した通信方法であって、
    複数のコードワードを規定して第1周波数を特徴とする通信プロトコルに準拠したパケットを受信することと、
    送信のために前記後方散乱タグを呼び出すデータに応じて、前記パケット内に配された前記複数のコードワードの少なくとも第1サブセットの各々を、前記プロトコルによって規定された前記複数のコードワードの他の1つに翻訳することと、
    前記第1周波数とは異なる第2周波数で、前記コードワード翻訳機から供給される前記パケットを送信することとを備える方法。
  12. コードワードの前記翻訳は、前記コードワードの位相を変化させることにより達成される請求項11に記載の方法。
  13. 前記通信プロトコルは、ZigBee又はWiFi802.11(g)又はWiFi802.11(n)通信プロトコルのうちの1つである請求項12に記載の方法。
  14. コードワードの周波数を変化させることによって前記コードワードを翻訳することをさらに備える請求項11に記載の方法。
  15. 前記通信プロトコルは、Bluetooth通信プロトコルである請求項14に記載の方法。
  16. 前記位相変化は、前記パケットを送信する送信機のデータレートによって規定される請求項12に記載の方法。
  17. ランダムに複数のタイムスロットのうちの1つにおいて、翻訳された前記パケットを送信することをさらに備える請求項1に記載の方法。
  18. 前記複数のタイムスロットは、可変数である請求項17に記載の方法。
  19. 受信した前記パケットは、複数の事前規定値のうちの1つから選択された期間を有する請求項1に記載の方法。
  20. 前記後方散乱タグは、受信した前記パケットの前記期間を検出されるように構成されたエンベロープ検出器を備える請求項19に記載の方法。
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