JP2020503276A - 抗菌組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、抗菌組成物、より具体的には比較的短い接触時間で抗菌効力を提供するクレンジング用途のための抗菌組成物に関する。したがって、本発明は、a)0.1〜100重量ppmの銀化合物と、b)スルホン酸の塩と、c)1〜85重量%の脂肪酸の塩とを含む抗菌組成物であって、スルホン酸が芳香族スルホン酸である、抗菌組成物を提供する。

Description

本発明は、抗菌組成物、より具体的には比較的短い接触時間で抗菌効力を提供するクレンジング用途のための抗菌組成物に関する。
そのような製品のクレンジング/清浄作用による表面からの生物の除去に関連する石鹸ベースの洗浄組成物の抗菌利益。適正かつ有効な抗菌効力を得るためのほとんどの場合において、接触/クレンジング時間は十分により長い必要がある。しかしながら、手/体の部分または任意の他の表面を洗浄する消費者の習慣は、長時間にわたるものではない。さらに、グラム陽性菌に対する石鹸組成物の殺生物作用は、製品の使用に典型的な接触時間内、一般に1分未満、より一般的には30秒以下のオーダー内に大幅により制限される。
当該技術分野で知られている石鹸ベースの洗浄組成物の抗菌活性を改善するための様々な経路。
国際公開第2010/046238号(Unilever、2010)は、クレンジングまたはパーソナルケア用の抗菌組成物を開示している。本発明の目的は、比較的迅速な抗菌作用を有する抗菌組成物を提供することである。本発明者は、驚くべきことに、選択的命題において選択された成分、すなわちチモールおよびテルピネオールを含む組成物が比較的速い抗菌作用を提供することを見出した。
米国特許第2004/0014818号明細書(Boeck、2004)は、光合成された炭化水素、炭化水素からの単離物、2−ヒドロキシ−1−イソプロピル−4−メチルベンゼン(チモール)およびブチル化ヒドロキシトルエンから組み合わされた溶液、クリームまたは軟膏の形態の殺菌調製物を開示しており、抗菌効力を有する10〜20種の化合物をそれぞれ有する多くの組成物を例示している。
米国特許第2008014247(A)号明細書(Luら、2008)は、グラム陽性、グラム陰性、真菌性病原体および/または抗生物質耐性細菌によって引き起こされる状態を治療するための金属含有材料、ステアリン酸および薬学的に許容可能な担体を有する組成物を開示している。米国特許第2008014247(A)号明細書はさらに、生物膜増殖を阻害するための方法を提供している。金属含有材料は銀であり得る。
米国特許第3050467(B1)号明細書(Horowitzら、1962年)は、水溶性石鹸と部分解重合アルギン酸の銀塩との混合物から本質的になる抗菌クレンジング組成物を開示している。その組成物は相乗的な抗菌活性を提供する。
国際公開第15113785号(Unilever、2015)は、少なくとも9のpHを有するクレンジング組成物を開示しており、前記組成物は、(i)20〜85重量パーセントのアニオン性界面活性剤、および(ii)0.01〜100ppmの銀含有量と同等のレベルで少なくとも1×10−4mol/Lの(25℃で水中での)銀イオン溶解度を有する銀(I)化合物を含み、前記組成物の遊離アルカリ含有量は0.01パーセント未満である。その組成物は、安定した色を有する頑強で改善されたクレンジング組成物である。
国際公開第2014/170187号(Unilever、2014)は、石鹸棒であって、(a)棒の総重量を基準として、25〜85重量%の脂肪酸石鹸、(b)棒の総重量を基準として、0.1〜100重量ppmの選択された銀イオン溶解度を有する少なくとも1つの銀(I)化合物、を含み、25℃において、水中の棒の1重量%溶液は9〜11のpHを有する、石鹸棒を開示している。
比較的多量の銀化合物を使用すると、配合物の美的特性に影響を与える傾向がある。銀化合物はまた環境に優しくないと考えられているので、その使用量を減少させることが望ましい。
国際公開第2010/046238号 米国特許第2004/0014818号明細書 米国特許第2008014247(A)号明細書 米国特許第3050467(B1)号明細書 国際公開第15113785号 国際公開第2014/170187号
それ故、本発明の目的は、1分〜10秒の比較的短い接触時間で殺生物活性を提供する抗菌クレンジング組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、非常に低濃度の銀化合物で抗菌活性を提供する抗菌クレンジング組成物を提供することである。
本発明のさらなる目的は、消費者に許容可能な美的特性を有する抗菌クレンジング組成物を提供することである。
本発明者は、この目的に広範囲に取り組んでいる間に、驚くべきことに、特定量の選択された銀化合物、スルホン酸の塩および脂肪酸の塩を含む組成物がより短い接触時間で良好な抗菌効力を有する相乗的抗菌組成物を提供し、それにより上記の前記目的の1つ以上を満足することを見出した。
第1の態様では、本発明は、
a)0.1〜100重量ppmの銀化合物と、
b)スルホン酸の塩と、
c)1〜85重量%の脂肪酸の塩と、
を含む抗菌組成物であって、
スルホン酸が芳香族スルホン酸である、抗菌組成物を提供する。
第2の態様では、本発明は、表面を洗浄または消毒する方法であって、表面上に第1の態様の組成物を適用する工程と、表面から組成物を少なくとも部分的に除去する工程とを含む、方法を提供する。
本発明の一態様の任意の特徴は、本発明の任意の他の態様において利用され得る。「含む」という用語は、「含む」を意味するが、必ずしも「からなる」または「から構成される」を意味することを意図していない。言い換えれば、列挙された工程または選択肢は、網羅的である必要はない。実施例および比較例を除き、または別段明示的に示される場合を除き、物質の量または反応の条件、物質の物理的特性および/または使用を示す本明細書中の全ての数字は、「約」という言葉によって修飾されるものと理解されたい。「x〜y」の形式で表される数値範囲は、xおよびyを含むと理解される。特定の特徴について、複数の好ましい範囲が「x〜y」の形式で記載されている場合、異なる終点を組み合わせた全ての範囲も企図されることが理解される。
本発明は、
a)0.1〜100重量ppmの銀化合物と、
b)スルホン酸の塩と、
c)1〜85重量%の脂肪酸の塩と、
を含む抗菌組成物であって、スルホン酸が芳香族スルホン酸である、抗菌組成物を提供する。
本明細書で上述される抗菌組成物は、好ましくは、殺傷することが可能であるかまたは少なくとも一般的な疾患を引き起こす微生物を実質的に減少させることが可能である任意の組成物を意味する。一般的な疾患を引き起こすグラム陽性菌には、ブドウ球菌(Staphylococcus、レンサ球菌(Streptococcus)およびエンテロコッカス(Enterococcus)種が含まれる。一般的な疾患を引き起こすグラム陰性菌には、大腸菌(Escherichia coli)、サルモネラ(Salmonella)、クレブシエラ(Klebsiella)および赤痢菌(Shigella)が含まれる。大腸菌(Escherichia coli)およびサルモネラ(Salmonella)は重度の胃腸疾患を引き起こし得る。
銀化合物
本発明は少なくとも1つの銀化合物を用いる。銀化合物は、好ましくは銀(I)化合物から選択され得る。抗菌クレンジング組成物は、好ましくは0.1〜100ppm、より好ましくは0.5〜50ppm、最も好ましくは0.5〜10ppmの銀化合物を含む。上述した銀化合物の量は銀化合物全体の重量による。
銀化合物は好ましくは、銀イオン溶解度が(25℃の水中で)少なくとも1.0×10−4mol/Lである水溶性である。本明細書で言及される銀イオン溶解度は、25℃の水中での溶解度積(Ksp)から誘導される値であり、これは多数の出典で報告されているよく知られたパラメータである。より具体的には、mol/Lで与えられる値である銀イオン溶解度[Ag+]は、以下の式を使用して計算され得る。
[Ag+]=(Ksp・x)(1/(x+1))
(式中、Kspは25℃の水中での対象となる化合物の溶解度積であり、xは化合物1モル当たりの銀イオンのモル数を表す)。少なくとも1×10−4mol/Lの銀イオン溶解度を有する銀(I)化合物が本明細書での使用に好ましいことが見出された。様々な銀化合物についての銀イオン溶解度値を表1に示す。
Figure 2020503276
好ましい銀(I)化合物は、酸化銀、硝酸銀、酢酸銀、硫酸銀、安息香酸銀、サリチル酸銀、炭酸銀、クエン酸銀およびリン酸銀から選択され、より好ましくは銀化合物は、酸化銀、硫酸銀またはクエン酸銀であり、なおさらに好ましい銀(I)化合物は、酸化銀または硫酸銀である。
好ましい銀化合物は、酸化銀、硝酸銀、酢酸銀、硫酸銀、安息香酸銀、サリチル酸銀、炭酸銀、クエン酸銀およびリン酸銀からなる群から選択され得る。
銀化合物はまた、好ましくは銀の錯体であり得る。銀錯体は、銀と1種以上のキレート剤とを反応させることによって形成され得る。キレートは配位共有結合によって特徴付けられる。配位共有結合は、窒素および酸素のような非金属原子上の結合していない電子対が、キレート化されている金属原子における空のd軌道を満たすときに起こる。金属原子上の原子価の正電荷は、アミノ酸配位子を結合させる負電荷によってバランスをとることができる。金属の空軌道への電子対の結合は、金属の原子価(または酸化数)が示すであろうものよりも多くの共有結合を可能にする。このようにして結合を形成することは、配位化学と呼ばれる。これはキレートの形成を可能にし、配位子が同じ分子内の2つ以上の部分と結合することができることを提供し、キレート化を促進する適切な化学が存在することを提供する。重要な要素は、金属イオンとキレート剤との間に形成された錯体の強度である。これは、競合するアニオンの存在下で錯体が形成されるかどうかを決定する。logKとして表される安定性または平衡定数(K)は、多くの金属およびキレート剤について決定されている。logK値が高いほど、金属イオンはキレート剤とより強く結合し、錯体が形成される可能性が高くなる。
好ましいキレート剤は、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、エチレンジアミンジコハク酸塩(EDDS)、N,N−ビス(カルボキシメチル)グルタミン酸(GLDA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ニトリロ三酢酸(NTA)およびエタノールジグリシン酸((EDG)である。DTPAが特に好ましく、特に銀との組合せで特に好ましい。キレート剤は通常、金属とのキレート剤の塩の形態で使用される。例えば、EDTAは二ナトリウム塩または四ナトリウム塩の形態で使用される。
したがって、天然の酸形態よりも塩形態のキレート剤を使用することが好ましい。好ましくは、キレート剤に対する銀のモル比は、1:0.25〜1:10、より好ましくは1:0.5〜1:5、最も好ましくは1:1〜1:3である。
記述した銀の量はその酸化状態とは無関係である。
好ましくは、開示されている抗菌クレンジング組成物において、銀化合物は、0.4ppm以上、なお好ましくは0.5ppm以上、さらに好ましくは1ppm以上のレベルで存在し、組成物中の銀化合物は、80ppm以下、より好ましくは50ppm以下、さらに好ましくは20ppm以下、なおさらに好ましくは10ppm以下、最も好ましくは5ppm以下のレベルで存在することが好ましい。抗菌クレンジング組成物中の銀化合物は0.5〜5ppmで存在することが非常に好ましい。
スルホン酸の塩
本発明の組成物はスルホン酸の塩を含む。スルホン酸の塩は有機硫黄化合物のメンバーである。スルホン酸の一般構造は以下の通りである。
Figure 2020503276
(式中、Rは好ましくはアルキルまたはアリール基であり得る)。スルホン酸の塩はスルホネートとして知られている。
本発明の目的のために、スルホン酸は芳香族スルホン酸から選択される。好ましいスルホン酸の塩は、トルエンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウム、キシレンスルホン酸ナトリウム、ナフタレンスルホネートまたはそれらの混合物から選択される。代替的には、好ましくはないが、スルホン酸の塩はまた、スルホン酸の銀塩であり得る。本発明者はパーソナルクレンジング配合物に使用される銀の量を減少させることを意図しているので、スルホン酸の銀塩は好ましくない。スルホン酸の銀塩が使用される場合、銀の量は、銀化合物について前の項で記述された量に追加される。
スルホン酸の塩の量は好ましくは、組成物の0.1〜20重量%、より好ましくは0.1〜15重量%、さらにより好ましくは0.1〜10重量%、最も好ましくは1〜8重量%の範囲である。
脂肪酸の塩
本発明の組成物はまた脂肪酸の塩を含む。脂肪酸の塩は石鹸にすぎない。脂肪酸の塩は脂肪酸石鹸とも呼ばれる。「脂肪酸石鹸」または、より簡単に「石鹸」という用語は、ここではその一般的な意味で使用され、すなわち、好ましくは6〜22個の炭素原子、より好ましくは8〜18個の炭素原子を有する脂肪族アルカンまたはアルケンモノカルボン酸脂肪酸の塩である。
通常、脂肪酸のブレンドが脂肪酸石鹸のブレンドを得るために使用される。「石鹸」という用語は、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、モノ−、ジ−およびトリ−エタノールアンモニウムカチオンまたはそれらの組合せを指す。一般に、ナトリウム石鹸が本発明の組成物において好ましいが、石鹸含有量の最大で15%またはさらにそれ以上がカリウム、マグネシウムまたはトリエタノールアミン石鹸などのいくつかの他の石鹸形態であり得る。
好ましくは、脂肪酸ブレンドは、異なる脂肪酸であり得る脂肪酸、典型的にはC8〜C22の鎖長を有する脂肪酸部分を含有する脂肪酸から作製される。脂肪酸ブレンドはまた、比較的純粋な量の1つ以上の脂肪酸を含有し得る。好適な脂肪酸には、酪酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ミリステライ酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、マーガリック酸、ヘプタデセン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸およびリグノセリン酸ならびにそれらの異性体が含まれるがこれらに限定されない。
脂肪酸ブレンドは好ましくは、比較的多量(例えば、少なくとも3%、好ましくは少なくとも10%)のカプリン酸およびラウリン酸を含む。さらに好ましくは、脂肪酸ブレンドは低レベルのミリスチン酸(例えば、好ましくは4重量%未満)を含み、これは一般に良好な起泡性を提供する。
好ましい実施形態では、脂肪酸ブレンドは、0.5〜1〜1.5:1の範囲のラウリン酸に対するカプリン酸の割合を有する。
ココナッツ油およびパーム核油の脂肪酸分布を有する石鹸は、広い分子量範囲の下限を提供し得る。ピーナッツ油もしくは菜種油、またはそれらの水素化された誘導体の脂肪酸分布を有するそれらの石鹸は、広い分子量範囲の上限を提供し得る。
ココナッツ油もしくは獣脂、またはそれらの混合物の脂肪酸分布を有する石鹸を使用することが好ましいが、その理由は、ココナッツ油もしくは獣脂はより容易に入手可能なトリグリセリド脂肪の一つだからである。ココナッツ油石鹸中の少なくとも12個の炭素原子を有する脂肪酸の割合は約85%である。この割合は、ココナッツ油と、獣脂などの脂肪、パーム油、または非熱帯性ナッツ油もしくは脂肪との混合物が使用される場合により高くなり、主鎖長はC16以上である。本発明の組成物に使用するのに好ましい石鹸は、約12〜18個の炭素原子を有する少なくとも約85パーセントの脂肪酸を有する。本発明での使用に好ましい石鹸は、少なくとも約30パーセントの飽和石鹸、すなわち、飽和脂肪酸から誘導される石鹸、好ましくは脂肪酸石鹸の少なくとも約40重量パーセント、より好ましくは約50重量パーセントの飽和石鹸を含むべきである。石鹸は、炭化水素鎖の鎖長、すなわち、脂肪酸の鎖長、および脂肪酸が飽和であるか不飽和であるかについて異なる3つの広いカテゴリーに分類され得る。本発明の目的のため、これらの分類は、主としてC12〜C14飽和脂肪酸、すなわち、ラウリン酸およびミリスチン酸から誘導される石鹸を包含するが、より短い鎖脂肪酸、例えば、C10から誘導される少量の石鹸を含有し得る「ラウリン酸」石鹸である。ラウリン酸石鹸は一般に、実際にはココナッツ油およびパーム核油などのナッツ油の加水分解から誘導される。
主としてC16〜C18飽和脂肪酸、すなわち、パルミチン酸およびステアリン酸から誘導される石鹸を包含するが、より長い鎖脂肪酸、例えば、C20から誘導される少量の飽和石鹸を含有し得る「ステアリン酸」石鹸。ステアリン酸石鹸は一般に、実際にはトリグリセリド油、例えば獣脂、パーム油およびパームステアリンから誘導される。
主としてオレイン酸、リノール酸、ミリストレイン酸およびパルミトレイン酸ならびに少量のより長いおよびより短い不飽和および多不飽和脂肪酸を含む不飽和脂肪酸から誘導される石鹸を包含するオレイン酸石鹸。オレイン酸石鹸は一般に、実際には様々なトリグリセリド油脂、例えば獣脂、パーム油、ヒマワリ種子油および大豆油の加水分解から誘導される。石鹸に用いられるココナッツ油は、全体または一部が、他の「高ラウリン酸」または「ラウリン酸リッチ」油、すなわち、全脂肪酸の少なくとも45パーセントがラウリン酸、ミリスチン酸およびこれらの混合物から構成される油または脂に置換されてもよい。これらの油は一般に、ココナッツ油クラスの熱帯ナッツ油によって例示される。例えば、熱帯ナッツ油には、パーム核油、ババス油、オウリクリ油、ホシダネヤシ油、コフネヤシナッツ油、ムルムル油、ジャボティ核油、ハカン核油、ジカナッツ油、およびウクーババターが含まれる。
開示されている組成物は、1〜85重量%の脂肪酸石鹸を含む。好ましくは、脂肪酸石鹸は、80重量%以下、より好ましくは75重量%以下、なおより好ましくは65重量%以下、さらに好ましくは55重量%以下、なおさらに好ましくは45重量%以下、さらに好ましくは35重量%以下で存在する。
組成物中の石鹸のさらに好ましい範囲は、組成物の1〜60重量%、最も好ましくは1〜40重量%である。
本発明の組成物は好ましくは、棒、液体またはゲルの形態である。
本発明の組成物は相乗的抗菌組成物である。相乗効果は、0.1〜100重量ppmの少なくとも1つの銀化合物、スルホン酸の塩および1〜85重量%の脂肪酸の塩を組み合わせることによって観察される。上記のような濃度範囲の本発明の相乗的抗菌組成物は、グラム陽性菌およびグラム陰性菌の両方に対して有効であることが見出された。
任意のおよび好ましい成分
前述の成分に加えて、クレンジング組成物の好ましい実施形態はまた、それらの既知の利益のために他の任意のおよび好ましい成分を含み得る。種類および含有量は、クレンジング組成物の特質および種類ならびに配合物科学の一般原則に大きく依存する。
組成物が石鹸の棒または液体石鹸の形態である場合、組成物は遊離脂肪酸を含有することが好ましい。特に界面活性剤の大部分が石鹸ベースである場合、好ましい実施形態は0.01重量%〜10重量%の遊離脂肪酸を含有する。潜在的に好適な脂肪酸は、C8〜C22脂肪酸である。好ましい脂肪酸は、C12〜C18、好ましくは主に飽和の直鎖脂肪酸である。しかしながら、いくつかの不飽和脂肪酸も用いられ得る。当然ながら、遊離脂肪酸は、より短い鎖長(例えば、C10〜C14)およびより長い鎖長(例えば、C16〜C18)鎖脂肪酸の混合物であり得る。例えば、1つの有用な脂肪酸は、ココナッツ油、パーム核油およびババス油などの高ラウリン酸トリグリセリドから誘導される脂肪酸である。脂肪酸は直接的に組み込むことができるか、または処理中に石鹸にプロトン酸を添加することによってその場で発生させることができる。好適なプロトン酸の例には、塩酸および硫酸などの鉱酸、アジピン酸、クエン酸、グリコール酸、酢酸、ギ酸、フマル酸、乳酸、リンゴ酸、マレイン酸、コハク酸、酒石酸およびポリアクリル酸が含まれる。しかしながら、棒内の残留電解質が抗クラッキング剤の有効性を実質的に低下させないように注意を払うべきである。14個以下の炭素原子の鎖長を有する脂肪酸の量は、連続相の総重量を基準として一般に5.0%を超えない、好ましくは約1%を超えない、最も好ましくは0.8%以下であるべきである。
他の任意の組成物は1つ以上の皮膚有益剤を含む。「皮膚有益剤」という用語は、その水含有量を増加させること、脂質および他の皮膚栄養素を添加または置換することのいずれかによって、またはその両方によって皮膚(角質層)の弾力性、外観および若さを軟化または改善し、その水含有量の減少を遅らせることによって皮膚を柔らかく維持する物質として定義される。好適な皮膚有益剤に含まれるものは、例えば、疎水性皮膚軟化剤、親水性皮膚軟化剤、またはそれらのブレンドを含む皮膚軟化剤である。水溶性皮膚有益剤が本発明の液体組成物に配合されてもよい。様々な水溶性皮膚有益剤を使用することができ、そのレベルは組成物の0〜50重量%、しかし好ましくは1〜30重量%であり得る。これらの材料は、ポリヒドロキシアルコールを含むがこれに限定されない。好ましい水溶性皮膚有益剤は、グリセリン、ソルビトールおよびポリエチレングリコールである。
水不溶性皮膚有益剤はまた、コンディショナーおよび保湿剤として組成物に配合され得る。例には、シリコーンオイル;流動パラフィン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、および鉱油などの炭化水素類;ならびにヒマワリ種子油および綿実油などの植物性トリグリセリドが含まれる。
水溶性/分散性ポリマーは、組成物に含まれるのが非常に好ましい任意成分である。これらのポリマーは、100,000ダルトンより高い分子量を有するカチオン性、アニオン性、両性または非イオン性タイプであり得る。これらのポリマーは、液体クレンザー組成物の粘度および安定性を増大させ、使用中および使用後の皮膚の感覚的感触を向上させ、泡のクリーミーさおよび泡の安定性を向上させることが知られている。存在する場合、ポリマーの量は、組成物の0.1〜10重量%の範囲であり得る。
水溶性/または分散性ポリマーの例には、炭水化物ガム、例えばセルロースガム、微結晶セルロース、セルロースゲル、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、グアーガム、カラヤガム、トラガカントガム、アラビアガム、アカシアガム、寒天ガム、キサンタンガムおよびそれらの混合物、変性および未変性デンプン粒および事前ゼラチン化冷水可溶性デンプン、エマルションポリマー、例えばAculyn(登録商標)28、Aculyn(登録商標)22またはCarbopol(登録商標)Aqua SF1、カチオン性ポリマー、例えば、Rhone Poulencから商品名Jaguar(登録商標)C13S、Jaguar(登録商標)C14S、Jaguar(登録商標)C17、またはJaguar(登録商標)C16で入手可能なカチオン性グアーを含む変性多糖類、カチオン性変性セルロース、例えばAmerchol製のUCARE(登録商標)Polymer JR30またはJR40、Hercules製のN−Hance(登録商標)3000、N−Hance(登録商標)3196、N−Hance(登録商標)GPX215またはN−Hance(登録商標)GPX196、合成カチオン性ポリマー、例えばNalcoによって販売されているMerquat(登録商標)100、Merquat(登録商標)280、Merquat(登録商標)281およびMerquat(登録商標)550、カチオン性デンプン、例えばStaley Inc.によって販売されているStaLok(登録商標)100、200、300および400、カチオン性ガラクトマンナン、例えばHenkel,Inc.によるGalactasol(登録商標)800シリーズ、Quadrosoft(登録商標)LM−200、およびPolyquaternium−24(登録商標)が含まれる。Polyox(登録商標)WSR−205(PEG14M)、Polyox(登録商標)WSR−N−60K(PEG45)、およびPolyox(登録商標)WSR−301(PEG90M)などの高分子量ポリエチレングリコールも好適である。
防腐剤もまた、潜在的に有害な微生物の増殖に対して保護するために組成物に添加され得る。本発明の組成物に好適な従来の防腐剤は、パラ−ヒドロキシ安息香酸のアルキルエステルである。より最近使用されるようになった他の防腐剤には、ヒダントイン誘導体、プロピオン酸塩、および様々な4級アンモニウム化合物が含まれる。特に好ましい防腐剤は、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、イミダゾリジニル尿素、デヒドロ酢酸ナトリウムおよびベンジルアルコールである。防腐剤は、組成物の使用および防腐剤と他の成分との間の起こり得る不適合性を考慮して選択されるべきである。防腐剤は好ましくは、組成物の0.01重量%〜2重量%の範囲の量で用いられる。
様々な他の任意の材料が組成物に配合され得る。他の任意の材料には、2−ヒドロキシ−4,2’,4’−トリクロロジフェニルエーテル(トリクロサン)、2,6−ジメチル−4−ヒドロキシクロロベンゼン、および3,4,4’−トリクロロカルバニリドなどの抗菌剤;ポリエチレンおよびシリカまたはアルミナなどのスクラブおよび剥離粒子;メントールなどの冷却剤;アロエベラなどの皮膚鎮静剤および着色剤が含まれ得る。
また、組成物は、エチレングリコールジステアレート、二酸化チタンまたはLytron(登録商標)621(スチレン/アクリレートコポリマー)などの0〜10重量%の乳白剤および真珠光沢剤をさらに含み得る;これらの全ては製品の外観または特性を向上させるのに有用である。
石鹸棒は特に、乾燥皮膚を除去するのに役立つ平均直径が50μmを超える粒子を含有し得る。理論に拘束されないが、剥離の程度は粒子のサイズおよび形態に依存する。大きく粗い粒子は通常、非常にザラザラで刺激がある。非常に小さな粒子は有効な剥離剤として機能しない場合がある。当該技術分野で使用されるそのような剥離剤には、天然鉱物、例えばシリカ、タルク、方解石、軽石、リン酸三カルシウム、種、例えば米、アンズの種など、砕いた殻、例えばアーモンドおよびクルミの殻、オートミール、ポリマー、例えばポリエチレンおよびポリプロピレンビーズ、花びらおよび葉、微結晶ワックスビーズ、ホホバエステルビーズなどが含まれる。これらの剥離剤は、ミクロンサイズから数mmまでの範囲の様々な粒子サイズおよび形態をとる。剥離剤はまた、ある硬さ範囲を有する。いくつかの例は、タルク、カルサイト、軽石、クルミ殻、ドロマイトおよびポリエチレンである。
有利には、上記で定義された皮膚コンディショニング剤以外の活性剤が組成物に添加され得る。これらの活性成分は、殺菌剤、ビタミン、抗座瘡活性物質、抗しわ、抗皮膚萎縮および皮膚修復活性物質、皮膚バリア修復活性物質、非ステロイド性美容回復活性物質、人工日焼け剤および促進剤、皮膚美白活性物質、日焼け止め活性物質、皮脂刺激剤、皮脂阻害剤、酸化防止剤、プロテアーゼ阻害剤、皮膚引き締め剤、抗掻痒成分、毛成長防止剤、5−アルファレダクターゼ阻害剤、落屑酵素向上剤、抗糖化剤、またはそれらの混合物などから有利に選択され得る。
これらの活性剤は、水溶性活性剤、油溶性活性剤、薬学的に許容可能な塩およびそれらの混合物から選択され得る。本明細書で使用される「活性剤」という用語は、皮膚および/または髪に利益をもたらすために使用することができ、一般に皮膚コンディショニング効果(そのようなものは上記で定義された皮膚軟化剤によってもたらされる)を付与するために使用されないパーソナルケア活性物質を意味する。本明細書で使用される「安全かつ有効な量」という用語は、治療される状態を改変するかまたは所望の皮膚ケア効果をもたらすのに十分多いが、深刻な副作用を回避するのに十分低い活性剤の量を意味する。「利益」という用語は、本明細書で使用される場合、本明細書に記載の活性剤の1つ以上を用いて特定の状態を治療することに関連する療法的、予防的、および/または慢性的な利益を意味する。何が安全かつ有効な量の(1または複数の)活性剤であるかは、特定の活性剤、皮膚を介して浸透する活性物質の能力、年齢、健康状態、および使用者の皮膚状態、および他の同様の要因によって変わる。
多種多様な活性剤成分が本発明のパーソナルトイレット棒組成物に有用であり、抗座瘡活性物質、抗しわおよび抗皮膚萎縮剤活性物質、皮膚バリア修復助剤、美容回復助剤、局所麻酔剤、人工日焼け剤および促進剤、皮膚美白活性物質、抗菌および抗真菌活性物質、日焼け止め活性物質、皮脂刺激剤、皮脂阻害剤、抗糖化活性物質ならびにそれらの混合物などから選択されものを含む。
抗座瘡活性物質は、尋常性座瘡、毛包濾胞の慢性障害を治療するのに有効であり得る。有用な抗座瘡活性物質の非限定的な例には、角質溶解剤、例えばサリチル酸(o−ヒドロキシ安息香酸)、サリチル酸の誘導体、例えば5−オクタノイルサリチル酸および4メトキシサリチル酸、およびレゾルシノール、レチノイド、例えばレチノイン酸およびその誘導体(例えば、シスおよびトランス)、硫黄含有DおよびLアミノ酸およびそれらの誘導体および塩、特にそれらのN−アセチル誘導体、それらの混合物などが含まれる。
皮膚バリア修復活性物質は、表皮の天然防湿機能を修復および補給するのに役立ち得るそれらのスキンケア活性物質である。皮膚バリア修復活性物質の非限定的な例には、欧州特許明細書第556,957号に記載されているようなコレステロール、セラミド、スクロースエステルおよび擬セラミドなどの脂質、アスコルビン酸、ビオチン、ビオチンエステル、リン脂質、それらの混合物などが含まれる。
人工日焼け活性物質は、皮膚中のメラニンを増加させることによって、または皮膚中のメラニンが増加しているように見せることによって、天然の日焼けをシミュレートするのに役立ち得る。人工日焼け剤および促進剤の非限定的な例には、ジヒドロキシアセトン、チロシン、チロシンエステル、例えばエチルチロシネートおよびグルコースチロシネート、それらの混合物などが含まれる。
皮膚美白活性物質は、皮膚中のメラニンの量を実際に減少させることができるか、または他のメカニズムによってそのような効果を生成することができる。本明細書で有用な皮膚美白活性物質の非限定的な例には、アロエ抽出物、アルファ−グリセリル−L−アスコルビン酸、アミノチロシン、乳酸アンモニウム、グリコール酸、ヒドロキノン、4ヒドロキシアニソール、それらの混合物などが含まれる。
日焼け止め活性物質も有用である。本発明の組成物において有用である日焼け止め剤の非限定的な例は、オクチルメトキシルシンナメート(Parsol MCX)およびブチルメトキシベンゾイルメタン(Parsol 1789)、2−エチルヘキシルp−メトキシシンナメート、2−エチルヘキシルN,N−ジメチル−p−アミノベンゾエート、p−アミノ安息香酸、2−フェニルベンズイミダゾール−5スルホン酸、オキシベンゾン、それらの混合物などからなる群から選択されるものである。
プロテアーゼ阻害剤も有用である。プロテアーゼ阻害剤は、2つの一般的なクラスであるプロテイナーゼおよびペプチダーゼに分類され得る。プロテイナーゼは、タンパク質の特定の内部ペプチド結合に作用し、ペプチダーゼは、タンパク質の末端の遊離アミノまたはカルボキシル基に隣接するペプチド結合に作用し、それ故、タンパク質を外側から切断する。本発明のパーソナルトイレット棒組成物における使用に好適なプロテアーゼ阻害剤には、プロテイナーゼ、例えばセリンプロテアーゼ、メタロプロテアーゼ、システインプロテアーゼ、およびアスパルチルプロテアーゼ、ならびにペプチダーゼ、例えばカルボキシペプチダーゼ、ジペプチダーゼおよびアミノペプチダーゼ、それらの混合物などが含まれるがこれらに限定されない。
他の有用な活性成分は皮膚引き締め剤である。本発明の組成物に有用な皮膚引き締め剤の非限定的な例には、皮膚にポリマーを結合させることができるモノマー、例えば(メタ)アクリル酸および長鎖アルキル(メタ)アクリレートを含んでなる疎水性モノマー、それらの混合物などが含まれる。
本発明のパーソナルトイレット棒組成物中の活性成分はまた、抗掻痒成分を含み得る。本発明の組成物において有用な抗掻痒成分の好適な例には、ヒドロコルチゾン、メチジリジンおよびトリメプラジン、それらの混合物などが含まれる。
本発明のパーソナルトイレット棒組成物に有用な毛成長阻害剤の非限定的な例には、17ベータエストラジオール、抗血管新生ステロイド、ウコン抽出物、シクロオキシゲナーゼ阻害剤、マツヨイグサ油、リノール酸などが含まれる。好適な5−アルファレダクターゼ阻害剤、例えばエチニルエストラジオールおよび、そのゲニスチン混合物など。
有利には、(1または複数の)カチオン性皮膚感触剤または(1または複数の)ポリマーは、石鹸棒中に、約0.01、0.1または0.2重量%〜約1、1.5または2.0重量%で使用される。
カチオン性セルロースはAmerchol Corp.(Edison,N.J.,USA)から業界(CTFA)においてPolyquaternium(登録商標)10と称される、トリメチルアンモニウム置換エポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロースの塩としてのポリマーのそれらのPolymer JR(登録商標)およびLR(登録商標)シリーズで入手可能である。別の種類のカチオン性セルロースには、業界(CTFA)でPolyquaternium(登録商標)24と称されるラウリルジメチルアンモニウム置換エポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロースのポリマー性4級アンモニウム塩が含まれる。これらの材料は、Amerchol Corp.(Edison,N.J.,USA)から商品名Polymer LM−200(登録商標)、および4級アンモニウム化合物、例えばアルキルジメチルアンモニウムハロゲナイドで入手可能である。
使用され得るカチオン性多糖ポリマーの特に好適な種類は、カチオン性グアーガム誘導体、例えばグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロライド(それらのJAGUAR(登録商標)の商標シリーズでRhone−Poulencから市販されている)である。例は、カチオン基の低置換度および高粘度を有するJAGUAR(登録商標)C13S、中程度の置換度および低粘度を有するJAGUAR(登録商標)C15、JAGUAR(登録商標)C17(高置換度、高粘度)、低レベルの置換基およびカチオン性4級アンモニウム基を含有するヒドロキシプロピル化カチオン性グアー誘導体であるJAGUAR(登録商標)C16、ならびに高透明度で、低置換度を有する中程度の粘度のグアーであるJAGUAR(登録商標)162である。
特に好ましいカチオン性ポリマーは、JAGUAR(登録商標)C13S、JAGUAR(登録商標)C15、JAGUAR(登録商標)C17およびJAGUAR(登録商標)C16ならびにJAGUAR(登録商標)C162、特にJAGUAR(登録商標)C13Sである。当該技術分野で知られている他のカチオン性皮膚感触剤は、それらが本発明の配合物と相溶性がある限り、使用され得る。
本発明で有用な他の好ましいカチオン性化合物には、アミド4級アンモニウム化合物、例えば4級アンモニウムプロピオネートおよびラクテート塩、ならびに絹または小麦タンパク質の4級アンモニウム加水分解物などが含まれる。これらの化合物の多くは、Mclntyre Group Ltd.(University Park,Ill)からMackine(登録商標)アミド官能性アミン、Mackalene(登録商標)アミド官能性第三級アミン塩、およびMackpro(登録商標)カチオン性タンパク質加水分解物として得ることができる。
加水分解されたタンパク質コンディショニング剤を有する実施形態では、加水分解されたタンパク質の平均分子量は好ましくは約2500である。好ましくは、加水分解されたタンパク質の90%が約1500〜約3500の分子量の間にある。好ましい実施形態では、MACKPRO(登録商標)WWP(すなわち、小麦胚芽アミドジメチルアミン加水分解された小麦タンパク質)が棒内に(そのままで)0.1%の濃度で添加される。
本発明はまた、表面を洗浄または消毒する方法であって、前記表面上に本発明の組成物を適用する工程と、表面から組成物を少なくとも部分的に除去する工程とを含む、方法を開示する。好ましくは、組成物を少なくとも部分的に除去する工程は、組成物を基材に適用する工程の後5分未満で行われる。
本発明はまた、改善された抗菌効果のための上記で開示されたような本発明の組成物の使用を開示する。本発明はさらに、銀化合物と、脂肪酸の塩とを含む組成物において組成物の抗菌作用を増強するためのスルホン酸の塩の使用を開示する。本発明の組成物の好ましい意図された使用は、非治療的で美容的である。
本発明の組成物は、抗菌活性物質と表面との接触時間が短い、すなわち、5分未満、好ましくは2分未満、さらにより好ましくは1分未満、多くの場合は15秒未満のオーダーである抗菌作用を提供することを本発明者は決定した。
これより本発明を以下の非限定的な実施例によって説明する。
本発明をこれより以下の非限定的な実施例によって説明する。
[実施例]
抗菌効力を見出すための本発明の組成物の成分を用いたインビトロ実験
以下のプロトコルは、殺生物活性を評価するために用いられた。
インビトロ時間殺傷プロトコル−ASTM2783
実験は、組成物の個々の成分およびそれらの組合せを用いて整った系で行われた。
以下の試料をこれらの実験のために調製した。
[実施例A]
対照として、1.5gのラウリン酸ナトリウムを100mLの脱イオン水に溶解した。これに0.1mg(すなわち、1ppm)のAgOを(銀DTPA錯体として)添加した。10mLのこの溶液を抗菌効力試験に使用した。
[実施例B]
この実施例では、1.5gのラウリン酸ナトリウムおよび1.5gのアルファオレフィンスルホン酸ナトリウム(Godrej Chemicalsから入手)を100mLの脱イオン水に溶解した。これに0.1mg(すなわち、1ppm)のAg2Oを(銀DTPA錯体として)添加した。10mLのこの溶液を抗菌効力試験に使用した。
[実施例1]
この実施例では、1.5gのラウリン酸ナトリウムおよび1.5gのナフタレンスルホン酸ナトリウム(Aldrich)を100mLの脱イオン水に溶解した。これに0.1mg(すなわち、1ppm)のAg2Oを(銀DTPA錯体として)添加した。10mLのこの溶液を抗菌効力試験に使用した。
[実施例2]
これは実施例1と同じであるが、スルホン酸の塩としてトルエンスルホン酸ナトリウム(Aldrich;Cat番号:15252−6)を使用することが異なるだけである。
上記のような銀DTPA錯体は、22.5gの40%NaDTPA(ジエチレントリアミン五酢酸のナトリウム塩)と共に1.500gの酸化銀粉末を使用することによって調製された。上記混合物を撹拌し、水浴中で約45℃で10分間加熱した。観察された任意の粒子をガラス棒で破砕する。その後、975gの水を周囲温度(約25℃)で撹拌しながら水を添加した。撹拌を10分間続けた。その後、0.8gの粉末ラウリン酸を添加し、30分間撹拌した。得られた混合物を遠心分離して5分間残渣から上清を分離した。上清は実験に使用された銀DTPA錯体である。
細菌培養物の調製
グラム陽性菌である黄色ブドウ球菌(S.aureus)ATCC6538を研究で使用した。その細菌をトリプシン大豆寒天(TSA)プレート上で一晩増殖させた。次いで、分光光度計を使用することによって、細菌細胞密度を予め較正された光学密度に620nmで調整して、生理食塩水(0.86%NaCl)中10cfu/mLの最終総数を得た。
アッセイプロトコル
9.9mLの(上述した)異なる例の組成物を異なる試料容器に入れ、それらの容器の各々に0.1mLの細菌培養物をアッセイを実施する直前に添加し、よく混合して混合物を得た。培養物の添加直後にタイマーを開始した。混合物を10秒および30秒の特定の接触の間保持した。
各接触時間(10秒および30秒)の最後に、試験系用に確認された9mLの適切な中和ブロスに各1mLの上記混合物を添加することによって、試料の抗菌活性を直ちに中和した。次いで中和した試料を中和ブロス中で5倍希釈まで連続希釈し、TSA(40gpL−Difco)上に二重にプレーティングした。
対数減少は、細菌対照と比較することによって計算した。この目的のために使用された細菌対照は、9.9mLの生理食塩水に0.1mLの細菌培養物を添加することによって調製された混合物であった。次いで混合物を連続希釈し、TSA上にプレーティングした。TSAプレートの固化後、プレートを37℃で48時間インキュベートした。プレート上のコロニーを数えた。
結果を以下の表1に要約する。
Figure 2020503276
Figure 2020503276
上記の表から、本発明による銀、芳香族スルホン酸の塩および脂肪酸の塩を有する組成物(実施例1および2)は、銀および脂肪酸の塩(実施例A)ならびに脂肪族スルホン酸の塩と脂肪酸との組合せ(実施例B)のみを含む組成物よりはるかに高い対数減少を提供することが明らかである。その効果は10秒の短い接触時間でより顕著である。
そのため、上記の記載および実施例から、本発明によれば、今では、非常に低い濃度の銀化合物で1分〜10秒の比較的短い接触時間で殺生物活性を提供する抗菌クレンジング組成物を提供することが可能であることが今では明らかである。

Claims (14)

  1. a)0.1〜100重量ppmの銀化合物と、
    b)スルホン酸の塩と、
    c)1〜85重量%の脂肪酸の塩と、
    を含む抗菌組成物であって、
    前記スルホン酸が芳香族スルホン酸である、抗菌組成物。
  2. 前記スルホン酸の塩が、トルエンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウム、キシレンスルホン酸ナトリウム、ナフタレンスルホネートまたはそれらの混合物から選択される、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記スルホン酸の塩の量が、前記組成物の0.1〜20重量%の範囲内である、請求項1または2のいずれか1項に記載の組成物。
  4. 前記銀化合物が、酸化銀、硝酸銀、酢酸銀、硫酸銀、安息香酸銀、サリチル酸銀、炭酸銀、クエン酸銀、リン酸銀からなる群から選択される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. 前記銀化合物が、銀の錯体である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 前記銀の錯体が、銀を1つ以上のキレート剤と反応させることにより形成される、請求項5に記載の組成物。
  7. 前記キレート剤が、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、エチレンジアミンジコハク酸塩(EDDS)、N,N−ビス(カルボキシメチル)グルタミン酸(GLDA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ニトリロ三酢酸(NTA)またはエタノールジグリシン酸((EDG)から選択される、請求項6に記載の組成物。
  8. 前記キレート剤に対する銀のモル比が、1:0.25〜1:10である、請求項6または7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. 美容的に許容可能な基剤をさらに含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 棒、液体またはゲルの形態である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 表面を洗浄または消毒する方法であって、前記表面上に請求項1〜10のいずれか1項に記載の組成物を適用する工程と、前記表面から前記組成物を少なくとも部分的に除去する工程とを含む、方法。
  12. 前記組成物を少なくとも部分的に除去する前記工程が、前記組成物を前記基材に適用する前記工程の後5分未満で行われる、請求項10に記載の方法。
  13. 銀化合物と、スルホン酸の塩と、脂肪酸塩とを含む組成物の、改善された抗菌効果のための使用。
  14. 銀化合物と、脂肪酸の塩とを含む組成物において前記組成物の抗菌作用を増強するためのスルホン酸の塩の使用。
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