本出願の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、以下、添付の図面を参照しながら、本出願をさらに詳細に説明する。方法実施形態における具体的な方法は、装置実施形態またはシステム実施形態にも適用可能であり得る。本明細書の記載において、「複数の(a plurality of)」とは、特段の指定のない限り、2つまたは3つ以上を意味する。
本出願における通信方法は、装置によって実行され得ることに留意されたい。装置は、制御サービスエンティティ、マルチキャストベアラ管理エンティティ、もしくは参加サービスエンティティ、または制御サービスエンティティ内のチップ、またはマルチキャストベアラ管理エンティティ内のチップ、または参加サービスエンティティ内のチップであり得る。
説明を容易にするために、本通信方法は、装置の例として、制御サービスエンティティ、マルチキャストベアラ管理エンティティ、または参加サービスエンティティを使用して説明される。装置が制御サービスエンティティ内のチップ、またはマルチキャストベアラ管理エンティティ内のチップ、または参加サービスエンティティ内のチップである実装方法については、装置が制御サービスエンティティ、マルチキャストベアラ管理エンティティ、または参加サービスエンティティである通信方法の詳細な説明を参照されたい。細部は繰り返し説明しない。
本出願において、MCサービスエンティティは、以下の機能、すなわち、端末のアップリンクユニキャストデータを受信する機能と、ユニキャストモードまたはマルチキャストモードで端末グループ内の端末にダウンリンクデータを配信する機能であって、データは、MCPTTサービスにおけるグループ通話要求メッセージなどの制御シグナリングであってもよいし、音声、ビデオ、またはデータなどのメディアデータであってもよいし、MCPTTサービスにおける発言権要求メッセージなどのメディアプレーン制御シグナリングであってもよい、機能と、ユニキャスト送信モードとマルチキャスト送信モードとの間で端末によって受信されたダウンリンクデータのサービス継続性をサポートする機能と、を有する。MCサービスエンティティは、機能に応じて、制御サービスエンティティと参加サービスエンティティとに論理的に分割され得る。
制御サービスエンティティは、グループ通話管理の観点から定義された論理エンティティである。制御サービスエンティティは、グループ通話において主制御機能を引き受け、端末グループ内のメンバーの位置情報を直接的または間接的に取得し、端末からのマルチキャストベアラ品質報告を直接的または間接的に受信する。制御サービスエンティティは、端末グループ内のメンバーの位置情報に従って、マルチキャストベアラ品質報告を受信し、端末グループ内のメンバーにデータを送信するためにユニキャストを使用するかマルチキャストを使用するかを判定することができる。制御サービスエンティティは、例えば、制御ミッションクリティカルサービスサーバ(Controlling MC service server)を含む。
参加サービスエンティティは、端末を登録し、端末にサービスデータを送信するなどのように構成され、つまり、端末は、参加サービスエンティティに登録される。参加サービスエンティティは、グループ通話においてグループメンバーによって送信された要求または応答をルーティングすることと、グループメンバーに制御サービスエンティティの要求メッセージをルーティングすることと、を担当する。参加サービスエンティティと端末とは互いに直接通信することを理解されたい。例えば、参加サービスエンティティは、参加ミッションクリティカルサービスサーバ(Participating MC service server)を含む。
第5世代(5th generation、5G)通信では、マルチキャストベアラは、マルチキャストベアラとブロードキャストベアラとを含み、第4世代(4th generation、4G)通信システムでは、マルチキャストベアラは、マルチメディア・ブロードキャスト/マルチキャスト・サービス(Multimedia Broadcast/Multicast Service、MBMS)ベアラとも呼ばれる、ことに留意されたい。本出願では、マルチキャストベアラを説明のために使用する。
具体的なサービスでは、MCサービスエンティティがMCサービスサーバである場合、MCサービスサーバは、MCPTTサーバ、MCVideoサーバ、MCDataサーバ、または同様の機能を有する他のタイプのサーバとすることができる。
制御サービスエンティティが制御MCサービスサーバである場合、制御MCサービスサーバは、制御MCPTTサーバ、制御MCVideoサーバ、制御MCDataサーバ、または具体的なサービスにおいて同様の機能を有する他のタイプのサーバとすることができる。
参加サービスエンティティが参加MCサービスサーバである場合、参加MCサービスサーバは、参加MCPTTサーバ、参加MCVideoサーバ、参加MCDataサーバ、または具体的なサービスにおいて同様の機能を有する他のタイプのサーバとすることができる。このことは、本発明において限定されるものではない。
図1に示すように、図1は、従来技術におけるミッションクリティカルサービスシステムのアーキテクチャである。例えば、合計3つの端末が、参加サービスエンティティに登録され、それぞれ端末1、端末2、および端末3である。端末1と端末2とがグループを構成している場合、そのグループを端末グループ1と呼ぶ。具体的には、端末グループ1={端末1,端末2}である。この場合、端末グループ1内の端末の通信は、制御サービスエンティティによって制御され、例えば、制御サービスエンティティ1によって制御される。別の例では、端末グループ2={端末2,端末3}であり、端末グループ2内の端末の通信は、制御サービスエンティティ2によって制御される。別の例では、端末グループ3={端末1,端末2,端末3}であり、端末グループ3内の端末の通信は、制御サービスエンティティ3によって制御される。
従って、1つの参加サービスエンティティは、複数の制御サービスエンティティに対応し得る。具体的には、参加サービスエンティティに登録された端末によって形成された各端末グループは、制御サービスエンティティに対応し得る。従って、いくつかの端末グループは、いくつかの制御サービスエンティティに対応することができ、各制御サービスエンティティは、端末グループ内の端末の通信を制御する。
参加サービスエンティティと制御サービスエンティティとの両方が論理分割によって取得されることに留意されたい。物理的には、参加サービスエンティティおよび制御サービスエンティティは、別々に2つの物理エンティティとすることも別々に2つの物理エンティティの一部とすることもできるし、1つの物理エンティティに統合することもできる。
図2に示されるように、図1に示されるミッションクリティカルサービスシステムのアーキテクチャに基づいて、図2は、本出願を適用可能な可能なシステムアーキテクチャである。複数の参加サービスエンティティに登録されている端末は、端末グループを形成する。端末グループは、制御サービスエンティティによって制御され、制御サービスエンティティは、参加サービスエンティティのいずれか1つに統合されてもよいし、各参加サービスエンティティから物理的に独立していてもよい。
場合により、システムアーキテクチャは、マルチキャストベアラ管理エンティティをさらに含む。マルチキャストベアラ管理エンティティは、システムで使用されるマルチキャストベアラまたはブロードキャストベアラを管理するように主に構成され、例えば、マルチキャストベアラの識別情報、サービスエリアの識別子、およびマルチキャストベアラの識別情報とサービスエリアの識別子との間の対応関係を含む、マルチキャストベアラまたはブロードキャストベアラに関する情報を記憶し、使用されているマルチキャストベアラ、およびマルチキャストベアラを使用している参加サービスエンティティの識別情報をさらに記録し、使用されているマルチキャストベアラに対応する端末グループの識別情報などをさらに記録することができる。マルチキャストベアラ管理エンティティは、マルチキャストベアラ制御エンティティとも呼ばれることがあり、例えば、マルチキャストベアラ管理サーバとすることもできる。
場合により、マルチキャストベアラ管理エンティティの機能は、制御サービスエンティティに統合され得る。具体的には、マルチキャストベアラ管理エンティティを取り消してもよく、マルチキャストベアラ管理エンティティの機能を制御サービスエンティティに統合してもよい。実際のアプリケーションでは、実際の要件に従って、マルチキャストベアラ管理エンティティの機能を制御サービスエンティティに統合してもよいし、制御サービスエンティティとマルチキャストベアラ管理エンティティとを別々に配置してもよい。マルチキャストベアラ管理エンティティの機能はまた、参加サービスエンティティに統合されてもよい。この場合、参加サービスエンティティとマルチキャストベアラ管理エンティティとを同一の物理ネットワークデバイスに統合して配備してもよいし、参加サービスエンティティとマルチキャストベアラ管理エンティティとを別々に配置してもよい。
説明を容易にするために、本出願は、制御サービスエンティティ、参加サービスエンティティ、およびマルチキャストベアラ管理エンティティが別々に配置される例を使用して説明される。
図2に示すように、具体例が提供される。参加サービスエンティティ1、参加サービスエンティティ2、および参加サービスエンティティ3は、複数の登録された端末をそれぞれ管理している。加えて、参加サービスエンティティ1に登録されている端末1、端末2、および端末3、参加サービスエンティティ2に登録されている端末4および端末5、参加サービスエンティティ3に登録されている端末6および端末7は、例えば端末グループAと呼ばれる、端末グループを現在形成している。この場合、端末グループA={端末1,端末2,端末3,端末4,端末5,端末6,端末7}であり、端末グループAは、図2の制御サービスエンティティによって制御される。
図2の端末は、ミッションクリティカルサービスクライアント(Mission Critical Service Client)であり得る。端末は、MCサービスサーバのピアアプリケーション層エンティティであり、アプリケーション層トランザクションの処理を主に担当する。具体的なサービスにおいて、端末は、MCPTTクライアント、MCビデオクライアント、MCDataクライアント、または同様の機能を有するサービスクライアントとすることができる。
例えば、図2に示されるシステムの適用シナリオは、以下のとおりであり得る:ある場所で交通事故が発生すると、交通警察、病院、および公安警察が同時に必要とされる。例えば、ウォーキートーキーなどの交通警察によって使用される通信装置は、参加サービスエンティティ1に登録され、端末表示装置またはウォーキートーキーなどの病院によって使用される通信装置は、参加サービスエンティティ2に登録され、ウォーキートーキーなどの公安警察によって使用される通信装置は、参加サービスエンティティ3に登録される。加えて、端末1から端末7は、端末グループAを構成する。グループ通信におけるダウンリンクデータは、制御サービスエンティティが端末グループAに送信するダウンリンクデータである。
具体的には、制御サービスエンティティまたは参加サービスエンティティは、ダウンリンクグループ通信データを送信するためにユニキャストモードを使用するかマルチキャストモードを使用するかを判定することができ、マルチキャストが使用される場合、端末グループのダウンリンク通信データを送信するためにマルチキャストベアラを使用することができる。
現在、上記の適用シナリオの場合、既存の実装は次のとおりである:端末グループ内の登録された端末の位置に応じて、各参加サービスエンティティが独立して、マルチキャストベアラを使用および/または作成することを判定する。
起こり得るケースは次のとおりである:端末グループ内の各端末は、参加サービスエンティティにマルチキャストベアラを使用または作成させ得る。従って、同じサービスエリア内の複数の異なるマルチキャストベアラが同じコンテンツを送信し、マルチキャストベアラリソースの不要な浪費を引き起こす。
別の起こり得るケースは次のとおりである:端末グループ内の各端末が、サービスエンティティにマルチキャストベアラを使用または作成させ、参加サービスエンティティが、同じマルチキャストベアラを使用する。この場合、端末グループ内の端末は、複数の参加サービスエンティティによって送信された同じサービスデータを同時に受信する。
従来技術の方法では、複数の参加サービスエンティティは、端末グループ内の端末に同じサービスデータを送信するために、同じまたは異なるマルチキャストベアラを使用する。従って、通信品質が低下するだけでなく、リソースの無駄が生じる。
上記の問題を解決するために、本出願は、図2に示されるシステムアーキテクチャにおいて、リソースを節約し、通信品質を改善するための2つの通信方法を提供する。
図3に示すように、図3は、本出願による通信方法の概略図である。本方法は、以下のステップを含む。
ステップ301:制御サービスエンティティが、マルチキャストベアラの識別情報を取得する。
例えば、端末グループがグループ通信サービスを実行している場合、例えば、グループ音声通信を実行している場合、またはグループビデオ通信を実行している場合、またはグループデータ(ファイルおよびデータストリームなど)通信を実行している場合、制御サービスエンティティは、端末グループのダウンリンクデータを送信するために、サービスエリア内でマルチキャストベアラを使用することを判定する。この場合、制御サービスエンティティは、マルチキャストベアラの識別情報を取得し、マルチキャストベアラが、サービスエリア内の端末のサービスデータを送信するために使用される。
サービスエリア内には1つ以上のマルチキャストベアラが存在する。各マルチキャストベアラは、マルチキャストベアラの識別情報によって示され、各マルチキャストベアラは、1つ以上の端末グループのサービスデータを送信するために使用され得る。制御サービスエンティティは、サービスエリア内の端末グループに対応するマルチキャストベアラの識別情報を取得する。これはまた、「制御サービスエンティティが、サービスエリア内の1つ以上のマルチキャストベアラから、サービスエリア内の端末グループのサービスデータを送信するために使用され得るマルチキャストベアラの識別情報を取得する」と理解され得る。
制御サービスエンティティは、端末グループ内の端末によって報告された端末位置情報に従って、同じサービスエリア内に位置する端末の数を判定することができる。さらに、同じサービスエリア内に位置する端末の数が事前設定条件を満たす場合、制御サービスエンティティは、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置する端末に関するサービスデータを送信するためにマルチキャストベアラを使用することを判定する。
サービスデータは、MCPTT/MCVideo通話制御メッセージなどのサービス制御シグナリングでもよいし、MCPTT発言権制御メッセージ(発言権占有メッセージなど)またはMCVideo送信制御メッセージ(メディア受信通知メッセージなど)などのメディアプレーン制御シグナリングでもよいし、音声、ビデオ、またはファイルなどのメディアデータであってもよい。
位置情報は、地理的位置情報、または緯度および経度情報、またはセル識別情報、またはサービスエリア識別子、または上記の2つ以上の組み合わせとすることができる。
別の例では、制御サービスエンティティは、設定ポリシーに従って、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置する端末に関するサービスデータを送信するためにマルチキャストベアラを使用することを判定し、設定ポリシーは、端末グループのデータを送信するためにサービスエリア内でマルチキャストベアラが常に使用されることを示す、または設定ポリシーは、端末グループのデータを送信するために特定の時間期間内にサービスエリア内でマルチキャストベアラが常に使用されることを示す。
ステップ302:制御サービスエンティティは、端末グループに関連付けられた第1の参加サービスエンティティに第1の指示メッセージを送信し、第1の参加サービスエンティティは、制御サービスエンティティからの第1の指示メッセージを受信する。
第1の指示メッセージは、マルチキャストベアラの識別情報に対応するマルチキャストベアラを使用して、サービスエリア内の端末グループのサービスデータを送信するように第1の参加サービスエンティティに命令するために使用される。
ステップ303:制御サービスエンティティは、端末グループに関連付けられた第2の参加サービスエンティティに第2の指示メッセージを送信し、第2の参加サービスエンティティは、制御サービスエンティティからの第2の指示メッセージを受信する。
第2の指示メッセージは、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置する端末に端末グループのサービスデータを送信しないように第2の参加サービスエンティティに命令するために使用される。
上記のステップ302において、第1の指示メッセージは、ブロードキャストベアラ使用メッセージ、またはブロードキャストベアラ使用通知メッセージであり得る。場合により、第1の指示メッセージは、サービスエリアの識別子と、マルチキャストベアラの識別情報と、端末グループの識別情報と、サービスデータ送信指示と、を含む。制御サービスエンティティは、第1の指示メッセージを使用して、第1の参加サービスエンティティが、マルチキャストベアラを使用して、サービスエリア内の端末グループのサービスデータを送信することを許可されていることを示すことが理解されよう。制御サービスエンティティは、第1の指示メッセージを使用して、第1の参加サービスエンティティが、マルチキャストベアラを使用して、サービスエリア内の端末グループのサービスデータを送信できることを示すことも理解されよう。
換言すれば、第1の指示メッセージは、第1の参加サービスエンティティが端末グループのサービスデータを送信することができることを示すために使用される。第1の参加サービスエンティティによって端末グループ内の端末にサービスデータを送信する具体的な時間は、実際の状況に応じて判定される。一実装では、第1の参加サービスエンティティは、第1の指示メッセージを受信した直後に、サービスエリア内でサービスデータを送信する。別の実装では、第1の参加サービスエンティティは、第1の指示メッセージを受信した後に、サービスデータをすぐには送信せず、代わりに、第1の参加サービスエンティティは、制御サービスエンティティによって送信された別の指示メッセージを受信した後にのみサービスデータを送信することを開始し、指示メッセージが、サービスエリア内のサービスデータをすぐに送信するように第1の参加サービスエンティティに命令するために使用される。
上記のステップ303における第2の指示メッセージは、ブロードキャストベアラ使用メッセージ、またはブロードキャストベアラ使用指示メッセージであり得る。場合により、第2の指示メッセージは、サービスエリアの識別子と、マルチキャストベアラの識別情報と、端末グループの識別子と、サービスデータ送信指示と、を含む。第2の指示メッセージは、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置する端末に端末グループのサービスデータを送信しないように第2の参加サービスエンティティに命令するために使用される。
第2の指示メッセージは、第2の参加サービスエンティティが、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置する端末に端末グループのサービスデータを送信できないことを示すために使用されることも理解されよう。
第2の指示メッセージは、第2の参加サービスエンティティが、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置する端末に端末グループのサービスデータを送信することが許可されていないことを示すために使用されることも理解されよう。
一実装では、サービスデータ送信指示は、1ビットを使用して示され得る。例えば、「1」である場合、サービスデータ送信指示は、マルチキャストベアラを用いてサービスエリア内で端末グループのサービスデータを送信するように命令する。「0」である場合、サービスデータ送信指示は、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置する端末にサービスエリア内で端末グループのサービスデータを送信しないように命令する。
本実装では、第1の指示メッセージ内のサービスデータ送信指示は「1」であり、第2の指示メッセージ内のサービスデータ送信指示は「0」である。
当然のことながら、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置する端末にサービスエリア内で端末グループのサービスデータを送信しないように命令するために「1」を使用してもよく、マルチキャストベアラを使用してサービスエリア内で端末グループのサービスデータを送信するように命令するために「0」を使用してもよい。この場合、本実装では、第1の指示メッセージ内のサービスデータ送信指示は「0」であり、第2の指示メッセージ内のサービスデータ送信指示は「1」である。このことは、本出願において限定されるものではない。
上記のステップ303において、第2の参加サービスエンティティが第2の指示メッセージを受信した後、第2の参加サービスエンティティが、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置する端末に端末グループのサービスデータを現在送信している場合、第2の参加サービスエンティティは送信を停止する。第2の参加サービスエンティティが、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置する端末に端末グループのサービスデータを現在送信していない場合、第2の参加サービスエンティティは、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置する端末に端末グループのサービスデータを送信しないことを継続する。
別の実装では、第1の指示メッセージは、サービスエリアの識別子と、マルチキャストベアラの識別情報と、端末グループの識別情報と、を含み得る。第1の参加サービスエンティティが第1の指示メッセージを受信した場合、第1の参加サービスエンティティは、事前合意に従って、マルチキャストベアラを使用してサービスエリア内でサービスデータをデフォルトで送信し得る。この場合、サービスエリアの識別子、マルチキャストベアラの識別情報、および端末グループの識別情報のうちの1つ以上の組み合わせが、黙示的なサービスデータ送信指示と見なされ得る。加えて、第2の指示メッセージは、サービスエリアの識別子、マルチキャストベアラの識別情報、および端末グループの識別情報を含み、職業情報をさらに含み、職業情報は任意の情報であり得る。職業情報を受信した場合、第2の参加サービスエンティティは、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置する端末に端末グループのサービスデータを送信しないように判定する。
あるいは、別の実装では、第1の指示メッセージは、サービスエリアの識別子と、マルチキャストベアラの識別情報と、端末グループの識別情報と、職業情報と、を含む。第1の指示メッセージを受信した場合、第1の参加サービスエンティティは職業情報を取得し、職業情報は任意の情報であり得る。職業情報を受信した場合、第1の参加サービスエンティティは、マルチキャストベアラを使用して、端末グループのサービスデータをサービスエリア内で送信することができると判定する。加えて、第2の指示メッセージは、サービスエリアの識別子、マルチキャストベアラの識別情報、および端末グループの識別情報を含むが、職業情報を含まない。この場合、事前合意に従って、第2の参加サービスエンティティは、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置する端末に端末グループのサービスデータをデフォルトで送信しない。
第1の参加サービスエンティティは、第2の参加サービスエンティティとは異なる。端末グループ内の少なくとも1つの端末は第1の参加サービスエンティティに登録され、端末グループ内の少なくとも1つの端末は第2の参加サービスエンティティに登録される。
第1の参加サービスエンティティは、端末グループ内の端末が登録されている参加サービスエンティティのうちの1つである。第2の参加サービスエンティティは、端末グループ内の端末が登録されている参加サービスエンティティのうち、第1の参加サービスエンティティ以外の参加サービスエンティティである。
例えば、図2を参照すると、端末グループA内の端末が登録されている参加サービスエンティティは、参加サービスエンティティ1、参加サービスエンティティ2、および参加サービスエンティティ3である。この場合:
第1の参加サービスエンティティは参加サービスエンティティ1であり、第2の参加サービスエンティティは参加サービスエンティティ2および参加サービスエンティティ3である、または
第1の参加サービスエンティティは参加サービスエンティティ2であり、第2の参加サービスエンティティは参加サービスエンティティ1および参加サービスエンティティ3である、または
第1の参加サービスエンティティは参加サービスエンティティ3であり、第2の参加サービスエンティティは参加サービスエンティティ1および参加サービスエンティティ2である。
ステップ302の後、本方法は、以下をさらに含む:第1の参加サービスエンティティがサービス受信指示メッセージを端末に送信し、サービス受信指示メッセージが、マルチキャストベアラの識別情報を含み、場合により、端末グループの識別情報をさらに含み得る。
一実装では、第1の参加サービスエンティティは、マルチキャスト送信モードで指示メッセージをサービスエリアに送信する。この場合、サービス受信指示メッセージを受信する端末は、端末グループ内の端末の一部またはすべてを含んでもよいし、他のグループ内の端末を含んでもよく、端末は、第1の参加サービスエンティティに登録されてもよいし、他の参加サービスエンティティに登録されてもよい。この実装は、「第1の参加サービスエンティティが、マルチキャスト送信モードでサービスエリア内の端末のうちの一部またはすべてにサービスエリア内でサービス受信指示メッセージを送信する」と理解され得る。
別の実装では、第1の参加サービスエンティティは、ユニキャストモードで、端末グループ内にあり、第1の参加サービスエンティティに登録されている端末に指示メッセージを送信する。
別の実装では、第1の参加サービスエンティティは、ユニキャストモードで、端末グループ内にあり、第1の参加サービスエンティティに登録され、サービスエリア内に現在位置する端末にサービス受信指示メッセージを送信する。
サービス受信指示メッセージは、マルチキャストベアラを使用してサービスデータを受信するように端末に命令するために使用される。メッセージを受信する端末がサービスエリア内にない場合、端末はサービスデータを受信できない。メッセージを受信する端末が端末グループ内の端末ではない場合、別の処理方式が使用され得る。例えば、端末は、メッセージの内容を解読する試みに失敗した場合にはサービスデータを破棄する、または端末が端末グループ内の端末ではないと判定した場合にはデータパケットを破棄する。
上記のステップ303の後、本方法は、以下をさらに含む:第2の参加サービスエンティティが、端末にサービス受信指示メッセージを送信し、サービス受信指示メッセージが、第4の指示メッセージとも呼ばれ得る。サービス受信指示メッセージは、マルチキャストベアラの識別情報を含み、場合により、端末グループの識別情報をさらに含む。サービス受信指示メッセージの機能および実装は、第1の参加サービスエンティティによって端末に送信されるサービス受信指示メッセージのものと同じである。詳細については、上記の説明を参照されたい。ここでは細部を繰り返し説明しない。
上記のステップ301からステップ303を実行することによって、制御サービスエンティティは、マルチキャストベアラを使用してサービスエリア内で端末グループのサービスデータを送信するように第1の参加サービスエンティティに命令し、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置する端末に、端末グループのサービスデータを送信しないように第2の参加サービスエンティティに命令する。従って、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置する端末は、第1の参加サービスエンティティからのみ端末グループのサービスデータを受信することができる。これは、複数の参加サービスエンティティから同じサービスデータを受信することを回避し、端末の消費を節約する。
以下、図2を参照して、上記のステップ301からステップ303の実装プロセスを説明する。
端末グループAは、端子1から端子7を含む。サービスエリア内には端末1から端末6までしか存在せず、端末7はサービスエリア内にないと仮定する。制御サービスエンティティが、サービスエリア内でサービスデータを送信するためにマルチキャストベアラを使用することを判定した場合に、制御サービスエンティティが、参加サービスエンティティ1が第1の参加サービスエンティティであり、参加サービスエンティティ2およびサービスエンティティ3が第2の参加サービスエンティティであると判定した場合、以下のステップが行われる。
ステップ1:制御サービスエンティティは、マルチキャストベアラの識別情報を取得し、サービスデータを送信するためにマルチキャストベアラを使用することを判定する。
ステップ2:制御サービスエンティティは、参加サービスエンティティ1に第1の指示メッセージを送信する。
第1の指示メッセージは、マルチキャストベアラを使用して端末グループのサービスデータを送信するように参加サービスエンティティ1に命令するために使用される。
第1の指示メッセージを受信した後、参加サービスエンティティ1は、端末1から端末3に別々に、サービス受信指示メッセージをさらに送信する。具体的には、参加サービスエンティティ1は、マルチキャストベアラを用いてサービスデータを受信するように端末1から端末3に命令する。
ステップ3:制御サービスエンティティは、参加サービスエンティティ2および参加サービスエンティティ3に第2の指示メッセージを送信する。
第2の指示メッセージは、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置する端末に端末グループのサービスデータを送信しないように参加サービスエンティティ2および参加サービスエンティティ3に命令するために使用される、つまり、端末1から端末6にサービスデータを送信しないように参加サービスエンティティ2および参加サービスエンティティ3に命令する。
例えば、一実装では、第2の指示メッセージを受信した後、参加サービスエンティティ2は、端末4および端末5に別々に、サービス受信指示メッセージ(または第4の指示メッセージと呼ばれる)を送信し得る。具体的には、参加サービスエンティティ2は、マルチキャストベアラを用いてサービスデータを受信するように端末4および端末5に命令する。
例えば、一実装では、第2の指示メッセージを受信した後、参加サービスエンティティ3は、端末6に、サービス受信指示メッセージ(または第4の指示メッセージと呼ばれる)を送信し得る。具体的には、参加サービスエンティティ3は、マルチキャストベアラを用いてサービスデータを受信するように端末6に命令する。
ステップ4:参加サービスエンティティ1は、マルチキャストベアラを使用してサービスエリア内で端末グループのサービスデータを送信し、端末1から端末6は、マルチキャストベアラを使用してサービスデータを受信する。
従って、上記のステップ1からステップ4が実行された後、端末グループA内にあり、サービスエリア内に位置する端末1から端末6は、参加サービスエンティティ1からのみサービスデータを受信する。これは、複数の参加サービスエンティティから同じサービスデータを受信することを回避し、端末の消費を節約する。
制御サービスエンティティがマルチキャストベアラの識別情報を取得する上記のステップ301の方法は、例えば、以下のステップを含み得る。
ステップA:制御サービスエンティティは、マルチキャストベアラ管理エンティティにクエリメッセージを送信し、マルチキャストベアラ管理エンティティは、制御サービスエンティティからのクエリメッセージを受信する。
クエリメッセージは、サービスエリアの識別子を含み、クエリメッセージは、サービスエリアに対応するマルチキャストベアラを問い合わせることを要求するために使用される。
ステップB:マルチキャストベアラ管理エンティティは、制御サービスエンティティに応答メッセージを送信し、制御サービスエンティティは、マルチキャストベアラ管理エンティティからの応答メッセージを受信する。応答メッセージがマルチキャストベアラの識別情報を含む場合、手順は終了する。応答メッセージがマルチキャストベアラの識別情報を含まない場合、手順はステップCに進む。
応答メッセージがマルチキャストベアラの識別情報を含む場合、このことは、マルチキャストベアラが使用可能であり、サービスエリア内でダウンリンクサービスデータを送信するために使用可能であることを示す。従って、制御サービスエンティティは、サービスエリア内でマルチキャストベアラの識別情報を正常に取得する。
応答メッセージがマルチキャストベアラの識別情報を含まない場合、例えば、応答メッセージがヌルである、または応答メッセージが取得に失敗したことを示す指示情報を含む場合、制御サービスエンティティはマルチキャストベアラの識別情報が取得されていないと判定する。
ステップC:制御サービスエンティティは、端末グループに関連付けられた第3の参加サービスエンティティに要求メッセージを送信し、第3の参加サービスエンティティは、制御サービスエンティティからの要求メッセージを受信する。
第3の参加サービスエンティティは、端末グループに関連付けられた参加サービスエンティティのいずれか1つである。一例として図2を使用すると、第3の参加サービスエンティティは、参加サービスエンティティ1、参加サービスエンティティ2、または参加サービスエンティティ3であり得る。
要求メッセージは、サービスエリアの識別子を含み、要求メッセージが、サービスエリアの識別子に対応するサービスエリア内でマルチキャストベアラを作成するように第3の参加サービスエンティティに要求するために使用される。要求メッセージは、ブロードキャストベアラ作成要求メッセージ、またはブロードキャストベアラ要求メッセージとも呼ばれ得る。
具体的には、制御サービスエンティティが、マルチキャストベアラ管理エンティティからのマルチキャストベアラの識別情報を取得するのに失敗した後、制御サービスエンティティは、サービスエリア内でマルチキャストベアラを作成するように第3の参加サービスエンティティに命令する。
ステップD:第3の参加サービスエンティティは、マルチキャストベアラ管理エンティティに通知メッセージを送信し、マルチキャストベアラ管理エンティティは、第3の参加サービスエンティティからの通知メッセージを受信する。
通知メッセージは、マルチキャストベアラの識別情報とサービスエリアの識別子とを含み、マルチキャストベアラに関する情報をさらに含む。
マルチキャストベアラを正常に作成した後、第3の参加サービスエンティティは、マルチキャストベアラ管理エンティティに通知メッセージを送信する。
ステップE:第3の参加サービスエンティティは、制御サービスエンティティに応答メッセージを送信し、制御サービスエンティティは、第3の参加サービスエンティティからの応答メッセージを受信する。
一実装では、応答メッセージがマルチキャストベアラの識別情報を含む。具体的には、マルチキャストベアラを作成した後、一方では、第3の参加サービスエンティティは、マルチキャストベアラの識別情報を、マルチキャストベアラ管理エンティティに記憶のために送信し、他方では、制御サービスエンティティにマルチキャストベアラの識別情報をさらに送信し、その結果、制御サービスエンティティは、マルチキャストベアラの識別情報を正常に取得することができる。ここで手順は終了する。
別の実装では、応答メッセージは、通知情報を含み、通知情報は、マルチキャストベアラが既に正常に作成されたことと、マルチキャストベアラの識別情報および関連情報がマルチキャストベアラ管理エンティティに送信されたことと、を制御サービスエンティティに通知するために使用される。従って、通知情報を受信した場合、制御サービスエンティティは、マルチキャストベアラの識別情報を取得するために、上記のステップAおよびステップBを再びさらに実行する。手順は終了する。
場合により、上記のステップCにおける要求メッセージが端末グループの識別情報を含む場合、このことは、制御サービスエンティティが、端末グループの識別情報に対応する端末グループのためのマルチキャストベアラを作成するように要求することを示す。この場合、ステップDの通知メッセージは、端末グループの識別情報をさらに含むことができ、ステップEの第1の実装では、応答メッセージは、マルチキャストベアラの識別情報に加えて端末グループの識別情報をさらに含むことができる。
上記のステップAからステップEの動作は、以下のようにさらに実行され得ることに留意されたい。
一実装では、ステップAおよびステップBのみが実行される。マルチキャストベアラ管理エンティティからのマルチキャストベアラの識別情報を取得することが成功または失敗した場合、手順は終了する。マルチキャストベアラの識別情報がマルチキャストベアラ管理エンティティから取得するのに失敗した場合、このことは、マルチキャストベアラ送信モードがもはや使用されていないことを示す。
別の実装では、ステップCおよびステップDが最初に実行される。具体的には、最初に、第3の参加サービスエンティティがマルチキャストベアラを作成し、次いで、作成されたマルチキャストベアラをマルチキャストベアラ管理エンティティに送信する。次いで、ステップAおよびステップBが実行され、制御サービスエンティティは、マルチキャストベアラ管理エンティティから、第3の参加サービスエンティティによって作成されたマルチキャストベアラを取得する。
別の実装では、ステップCおよびステップDが最初に実行される。具体的には、第3の参加サービスエンティティが最初にマルチキャストベアラを作成し、次いで、作成されたマルチキャストベアラをマルチキャストベアラ管理エンティティに送信する。次いで、ステップEが実行され、ステップEの応答メッセージが、第3の参加サービスエンティティによって作成されたマルチキャストベアラを含む。具体的には、マルチキャストベアラを作成した後、第3の参加サービスエンティティは、マルチキャストベアラを制御サービスエンティティに直接フィードバックする。
別の実装では、ステップCが最初に実行される。具体的には、最初に、第3の参加サービスエンティティがマルチキャストベアラを作成する。次いで、ステップEが実行され、ステップEの応答メッセージが、第3の参加サービスエンティティによって作成されたマルチキャストベアラを含む。具体的には、マルチキャストベアラを作成した後、第3の参加サービスエンティティは、マルチキャストベアラを制御サービスエンティティに直接フィードバックする。加えて、さらに、制御サービスエンティティは、作成されたマルチキャストベアラを、マルチキャストベアラ管理エンティティに記憶のために送信する。
当然のことながら、第3の参加サービスエンティティが、作成されたマルチキャストベアラを含み、マルチキャストベアラが、制御サービスエンティティの要求を満たす場合、マルチキャストベアラを再度作成する必要はないが、マルチキャストベアラに関する情報が、制御サービスエンティティおよび/またはマルチキャストベアラ管理エンティティに直接送信されることに留意されたい。さらに、第3の参加サービスエンティティがマルチキャストベアラを取得することに失敗し、マルチキャストベアラを作成することに失敗した場合、第3の参加サービスエンティティは、制御サービスエンティティにヌルメッセージを返すか、または失敗指示メッセージを返す。
場合により、ステップ303の後、本方法は、ステップ304およびステップ305をさらに含む。
ステップ304:第1の参加サービスエンティティは、制御サービスエンティティに通知メッセージを送信し、制御サービスエンティティは、第1の参加サービスエンティティからの通知メッセージを受信する。
通知メッセージは、第1の参加サービスエンティティが、マルチキャストベアラを使用して端末グループのサービスデータを送信することを停止することを通知するために使用される。
例えば、障害、過負荷などのために、第1の参加サービスエンティティは、マルチキャストベアラを使用してサービスエリア内で端末グループのサービスデータを送信することを停止する必要があり、この場合、第1の参加サービスエンティティは、通知メッセージを制御サービスエンティティに送信し、マルチキャストベアラを使用してサービスデータを送信することがサービスエリア内で停止されることを通知する。
ステップ305:制御サービスエンティティは、第2の参加サービスエンティティに第3の指示メッセージを送信し、第2の参加サービスエンティティは、制御サービスエンティティからの第3の指示メッセージを受信する。
第3の指示メッセージは、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置し、第2の参加サービスエンティティに登録されている端末に端末グループのサービスデータを送信するように第2の参加サービスエンティティに命令するために使用される。
具体的には、各第2の参加サービスエンティティは、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置し、第2の参加サービスエンティティに登録されている端末に端末グループのサービスデータを別々に送信する。送信モードは、各第2の参加サービスエンティティによって判定され、例えば、ユニキャストまたはマルチキャストであり得る。
例えば、図2を参照して、第1の参加サービスエンティティは参加サービスエンティティ1であり、第2の参加サービスエンティティは参加サービスエンティティ2および参加サービスエンティティ3であり、端末1から端末6はサービスエリア内に位置していると仮定する。
現在、参加サービスエンティティ1は、マルチキャストベアラを使用して端末グループのサービスデータを送信し、参加サービスエンティティ2および参加サービスエンティティ3は、端末1から端末6にサービスデータを送信しない。換言すれば、端末1から端末6は、マルチキャストベアラを用いて参加サービスエンティティ1からの端末グループのサービスデータを受信する。
参加サービスエンティティ1が制御サービスエンティティに通知メッセージを送信し、参加サービスエンティティ1がマルチキャストベアラを使用してサービスエリア内でサービスデータを送信することを停止することを制御サービスエンティティに通知する場合、端末1から端末6は、マルチキャストベアラを使用して参加サービスエンティティ1からの端末グループのサービスデータを受信することができない。制御サービスエンティティは、参加サービスエンティティ2および参加サービスエンティティ3に第3の指示メッセージを別々に送信することができ、第3の指示メッセージは、サービスエリアの識別子を含む。
第3の指示メッセージを受信した後、参加サービスエンティティ2は、ユニキャストモードまたはマルチキャストモードで端末4および端末5に端末グループのサービスデータを送信することを判定する。マルチキャストモードが送信に使用され得ると判定した場合、参加サービスエンティティ2は、端末4および端末5によって形成された端末グループに対応する制御サービスエンティティからのマルチキャストベアラの識別情報をさらに要求し、端末4および端末5にサービスデータを送信するために要求されたマルチキャストベアラおよびブロードキャストモードを使用する。ユニキャストモードを使用して送信することを判定した場合、参加サービスエンティティ2は、ユニキャストモードで端末4および端末5に端末グループのサービスデータを送信する。
第3の指示メッセージを受信した後、参加サービスエンティティ3は、ユニキャストモードで端末6に端末グループのサービスデータを送信する。
別の可能な実装では、制御サービスエンティティが、サービスエリア内でサービスデータを送信するためにマルチキャストベアラをこれ以上使用しないと判定した場合、制御サービスエンティティは、マルチキャストベアラに対応するすべての参加サービスエンティティに指示情報をさらに送信し得る。例えば、指示情報は、マルチキャストベアラを使用することを停止するためのメッセージであり、ユニキャスト送信モードで、端末グループ内にあり、参加サービスエンティティに登録されている端末にサービスデータを送信するようにすべての参加サービスエンティティに命令するために使用される。
例えば、図2を参照すると、制御サービスエンティティが、サービスエリア内でサービスデータを送信するためにマルチキャストベアラをこれ以上使用しないと判定した場合、制御サービスエンティティは、参加サービスエンティティ1から参加サービスエンティティ3に別々に指示情報を送信し、ユニキャストモードで端末1から端末3に端末グループのサービスデータを送信するように参加サービスエンティティ1に命令し、ユニキャストモードで端末4および端末5に端末グループのサービスデータを送信するように参加サービスエンティティ2に命令し、ユニキャストモードで端末6に端末グループのサービスデータを送信するように参加サービスエンティティ3に命令する。
別の可能な実装では、制御サービスエンティティが、サービスエリア内でサービスデータを送信するためにマルチキャストベアラをこれ以上使用しないと判定した場合、制御サービスエンティティは、マルチキャストベアラに対応するすべての参加サービスエンティティに指示情報をさらに送信し得る。例えば、指示情報は、マルチキャストベアラを使用することを停止するためのメッセージであり、端末グループ内にあり、参加サービスエンティティに登録されている端末にサービスデータを送信するように各参加サービスエンティティに命令するために使用される。データを送信するモードは、ユニキャストモードであってもマルチキャストモードであってもよい。本実装では、各参加サービスエンティティ自体が、データを送信するモードを判定する。
例えば、図2を参照すると、制御サービスエンティティが、マルチキャストベアラを使用してサービスエリア内でサービスデータをこれ以上送信しないと判定した場合、制御サービスエンティティは、参加サービスエンティティ1から参加サービスエンティティ3に別々に指示情報を送信し、端末1から端末3に端末グループのサービスデータを送信するように参加エンティティ1に命令し、具体的にユニキャストモードを使用するかマルチキャストモードを使用するかについては、参加サービスエンティティ1によって判定され、端末4および端末5に端末グループのサービスデータを送信するように参加エンティティ2に命令し、具体的にユニキャストモードを使用するかマルチキャストモードを使用するかについては、参加サービスエンティティ2によって判定され、端末6に端末グループのサービスデータを送信するように参加エンティティ3に命令し、参加サービスエンティティ3が、送信のためにユニキャストモードを使用すると判定する。
上記の通信方法では、一方では、制御サービスエンティティは、端末グループのサービスデータを送信するために、マルチキャストベアラに対応する参加サービスエンティティのうちの1つを制御して、複数の参加サービスエンティティが同じサービスデータを同時に送信することを防ぎ、リソースを節約し、通信品質を向上させることができ、他方では、参加サービスエンティティが、サービスデータを送信することを停止した場合、各参加サービスエンティティは、参加サービスエンティティに登録された端末にサービスデータを別々に送信し、その結果、端末はサービスデータを時間内に受信することができる。
図4に示すように、図4は、本出願による別の通信方法の概略図である。本方法は、以下のステップを含む。
ステップ401:参加サービスエンティティが、ターゲットサービスエンティティに要求メッセージを送信し、ターゲットサービスエンティティは、参加サービスエンティティからの要求メッセージを受信する。
ターゲットサービスエンティティは、制御サービスエンティティまたはマルチキャストベアラ管理エンティティである。
要求メッセージは、サービスエリアの識別子とグループ識別情報とを含み、要求メッセージは、ターゲットマルチキャストベアラを問い合わせることを要求するために使用され、ターゲットマルチキャストベアラは、サービスエリア内で端末グループのサービスデータを送信するために使用される。
参加サービスエンティティからの要求メッセージを受信した後、ターゲットサービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラを問い合わせ、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報を取得する。ターゲットマルチキャストベアラの識別情報は、ローカルに取得され得る。例えば、ターゲットマルチキャストベアラは、以前に事前作成されてもよいし、ステップ401においてメッセージが受信された後に動的に作成されてもよく、または以前に別の参加サービスエンティティによって作成された後に、ターゲット制御エンティティに報告される、または以前のターゲットサービスエンティティの要求に応じて、別の参加サービスエンティティによって作成され記憶される、または別のマルチキャストベアラ管理エンティティから取得されてもよい。当然のことながら、ターゲットマルチキャストベアラが取得されない場合、任意の参加サービスエンティティが、ターゲットマルチキャストベアラを作成するように要求され得る。最後に、ターゲットサービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報および関連情報を取得し得る。
さらに、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報が取得された場合、ターゲットサービスエンティティは、別の参加サービスエンティティがターゲットマルチキャストベアラを現在使用しているか否かをさらに問い合わせる、すなわち別の参加サービスエンティティが、サービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用しているか、サービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用する準備ができているかをさらに問い合わせる。いかなる他の参加サービスエンティティも、サービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを現在使用していない、またはサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用する準備ができていない場合、ステップ402が実行される。
ステップ402:ターゲットサービスエンティティは、参加サービスエンティティに応答メッセージを送信し、参加サービスエンティティは、ターゲットサービスエンティティからの応答メッセージを受信する。
ターゲットサービスエンティティは、参加サービスエンティティにターゲットマルチキャストベアラの識別情報を運ぶ応答メッセージを送信する。
上記のステップ401およびステップ402はまた、次のステップ4011からステップ4014を用いて完了され得る、すなわち、ステップ401およびステップ402を置き換えるように、ステップ4011からステップ4014がまとめて使用され得る。
上記のステップ401およびステップ402はまた、次のステップ4013およびステップ4014を用いて完了され得る、すなわち、ステップ401およびステップ402を置き換えるように、ステップ4013およびステップ4014がまとめて使用され得る。
ステップ4011:参加サービスエンティティは、ターゲットサービスエンティティに第1の要求メッセージを送信し、ターゲットサービスエンティティは、参加サービスエンティティからの第1の要求メッセージを受信する。
第1の要求メッセージは、サービスエリアの識別子を含み、第1の要求メッセージは、ターゲットマルチキャストベアラを問い合わせるように要求するために使用され、ターゲットマルチキャストベアラは、サービスエリア内で端末グループのサービスデータを送信するために使用される、または換言すれば、ターゲットマルチキャストベアラは、端末グループに対してサービスエリア内でマルチキャストベアラ送信サービスを提供することができるベアラである。
ステップ4012:ターゲットサービスエンティティは、参加サービスエンティティに第1の応答メッセージを送信し、参加サービスエンティティは、ターゲットサービスエンティティからの第1の応答メッセージを受信する。
第1の応答メッセージは、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報を含む。場合により、第1の応答メッセージは、ターゲットマルチキャストベアラの以下のパラメータ、すなわち、ターゲットマルチキャストベアラのユーザプレーンアドレスおよびポート番号、ターゲットマルチキャストベアラに対応するサービスエリア、ターゲットマルチキャストベアラに対応する無線周波数などの一部またはすべてをさらに含むことができる。
場合により、第1の応答メッセージは、ターゲットマルチキャストベアラを作成している参加サービスエンティティのアドレス情報をさらに含むことができ、アドレス情報は、インターネットプロトコルバージョン4(Internet Protocol version 4、IPv4)アドレスであってもよいし、インターネットプロトコルバージョン6(Internet Protocol version 6、IPv6)アドレスであってもよいし、完全修飾ドメイン名(fully qualified domain name、FQDN)であってもよいし、または統一資源位置指定子(uniform resource locator、URL)であってもよい。アドレス情報は、ターゲットサービスエンティティからターゲットマルチキャストベアラを発見し、ターゲットマルチキャストベアラを作成する参加サービスエンティティにサービスデータを転送するためにターゲットマルチキャストベアラを使用する、別の参加サービスエンティティによって使用されてもよく、その結果、ターゲットマルチキャストベアラを作成する参加サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラ上で受信したサービスデータ(メディアプレーンデータおよび制御シグナリング)を送信する。ターゲットマルチキャストベアラを作成する参加サービスエンティティのアドレスは、ターゲットサービスエンティティのアドレスであり得る。
例えば、一実装では、ターゲットマルチキャストベアラは、参加サービスエンティティ(端末グループ内の端末が登録されている参加サービスエンティティのいずれか1つである第3の参加サービスエンティティなど)によって作成される。上記のステップ4011の前に、本方法は、以下のステップをさらに含み得る。
第3の参加サービスエンティティは、ターゲットサービスエンティティに報告メッセージを送信し、報告メッセージは、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報を含み、場合により、第3の参加サービスエンティティのアドレス情報をさらに含む。
このステップでは、ターゲットサービスエンティティは、例えばターゲットマルチキャストベアラの識別情報を含む、ターゲットマルチキャストベアラに関する情報を取得して記憶することができ、その結果、参加サービスエンティティが、ターゲットサービスエンティティに第1の要求メッセージを送信した後に、ターゲットサービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報をローカルに取得し、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報を運ぶ第1の応答メッセージを参加サービスエンティティに送信することができる。
ステップ4013:参加サービスエンティティは、ターゲットサービスエンティティに第2の要求メッセージを送信し、ターゲットサービスエンティティは、参加サービスエンティティからの第2の要求メッセージを受信する。
第2の要求メッセージは、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報と端末グループのグループ識別情報とを含む。
第2の要求メッセージは、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報とグループ識別情報との間のバインディング関係を確立するようにターゲットサービスエンティティに要求するために使用され得る。具体的には、第2の要求メッセージは、参加サービスエンティティが端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することをターゲットサービスエンティティに示す。第2の要求メッセージは、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを要求するために使用され得ることが理解されよう。
ターゲットマルチキャストベアラの識別情報とグループ識別情報との間のバインディング関係を確立した後、ターゲットサービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラを使用する際に複数の参加サービスエンティティを調整することができる。例えば、別の参加サービスエンティティが同じサービスエリア内の同じグループ識別情報を有する通信グループのサービスデータを送信することを要求した場合、ターゲットサービスエンティティは、サービスエリア内で端末グループのサービスデータを送信するために上記の参加サービスエンティティがターゲットマルチキャストベアラを使用していることを別の参加サービスエンティティに通知する。ターゲットサービスエンティティは、別の参加サービスエンティティにターゲットマルチキャストベアラの識別情報を送信し、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置する端末に端末グループのサービスデータを送信しないように別の参加サービスエンティティに命令する。一実装では、ターゲットサービスエンティティは、別の参加サービスエンティティからの要求メッセージを受信し、要求メッセージは、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報と端末グループのグループ識別情報とを含み、要求メッセージは、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを要求するために使用される。ターゲットサービスエンティティは、別の参加サービスエンティティに応答メッセージを送信し、応答メッセージは、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用しないように別の参加サービスエンティティに命令するために使用される。
ターゲットサービスエンティティからのターゲットマルチキャストベアラの識別情報および指示を受信した後、別の参加サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラ上でグループのサービスデータを受信するように、別の参加サービスエンティティによって管理され、サービスエリア内に位置する端末に命令し、別の参加サービスエンティティは、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置する端末に端末グループのサービスデータを送信することを停止する。当然のことながら、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置する端末に端末グループのサービスデータを送信することは、合意された時間の後に停止されてもよく、合意された時間は、事前設定されてもよいし、ターゲットサービスエンティティによって送信されてもよい。
例えば、別の参加サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラ上で端末グループのサービスデータを受信するように、別の参加サービスエンティティによって管理され、サービスエリア内に位置する端末に次のように命令することができる。
一実装では、別の参加サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラ上で端末グループのサービスデータを受信するように、別の参加サービスエンティティによって管理され、サービスエリア内に位置する端末にマルチキャスト送信モードで命令する。
別の実装では、別の参加サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラ上で端末グループのサービスデータを受信するように、別の参加サービスエンティティによって管理され、サービスエリア内に位置する端末にユニキャスト送信モードで命令する。
ステップ4014:ターゲットサービスエンティティは、参加サービスエンティティに第2の応答メッセージを送信し、参加サービスエンティティは、ターゲットサービスエンティティからの第2の応答メッセージを受信する。
場合により、第2の応答メッセージは、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報と端末グループのグループ識別情報との間のバインディング関係が正常に確立されたことを参加サービスエンティティに通知するために使用され、参加サービスエンティティは、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することができる。
第2の応答メッセージは、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用するように参加サービスエンティティに命令するために使用され得ることが理解されよう。一実装では、ターゲットサービスエンティティは、ステップ4014において、第2の応答メッセージに第1の指示情報を追加することができ、第1の指示情報が、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用するように参加サービスエンティティに命令するために使用される。第1の指示情報は、例えば第2の応答メッセージ内の特定の位置にある文字コードまたはデジタルコードを使用して実施される、第2の応答メッセージ内の特定の位置で運ばれ得る。具体的には、第1の指示情報は、「00」で示されてもよいし、「SEND」で示されてもよい。別の実装では、ステップ4014において第2の応答メッセージを受信した場合、参加サービスエンティティは、いかなる他の参加サービスエンティティもターゲットマルチキャストベアラを使用していないことを確認することができる。従って、参加サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラを使用することができる。
本明細書では、参加サービスエンティティが端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することは、以下のように特に実施され得る。
実装1では、ターゲットマルチキャストベアラが参加サービスエンティティによって作成される場合、参加サービスエンティティは、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することができる。
実装2では、ターゲットマルチキャストベアラが別の参加サービスエンティティによって作成される場合、参加サービスエンティティは、別の参加サービスエンティティに端末グループのサービスデータを送信することができ、別の参加サービスエンティティは、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用する。
一例では、参加サービスエンティティは、別の参加サービスエンティティに指示情報を送信することができ、指示情報が、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用するように別の参加サービスエンティティに命令するために使用される。参加サービスエンティティは、制御サービスエンティティによってプッシュされる方式、または例えば別の参加サービスエンティティの識別情報、および/または別の参加サービスエンティティのアドレス情報を能動的に要求する方式で、別の参加サービスエンティティに関する情報を取得することができる。
実装3では、参加サービスエンティティは、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを直接使用する。具体的には、参加サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラのユーザプレーンアドレスおよびポート番号に端末グループのサービスデータを送信する。実装3では、どの参加サービスエンティティがターゲットマルチキャストベアラを作成するかに関わらず、参加サービスエンティティは、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを直接使用する。
ステップ403:参加サービスエンティティは、指示メッセージを端末に送信し、端末は、参加サービスエンティティからの指示メッセージを受信する。
応答メッセージを受信した後、参加サービスエンティティは、応答メッセージ内のターゲットマルチキャストベアラの識別情報を取得する。従って、参加サービスエンティティは、端末グループ内にあり、参加サービスエンティティに登録されている端末に指示メッセージをさらに送信し、指示メッセージは、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報を含み、指示メッセージは、ターゲットマルチキャストベアラ上で端末グループのサービスデータを受信するように端末に命令するために使用される。
指示メッセージは、マルチキャストベアラの識別情報を含み、場合により、端末グループの識別情報をさらに含む。
一実装では、参加サービスエンティティは、マルチキャスト送信モードで指示メッセージをサービスエリアに送信する。この場合、指示メッセージを受信する端末は、端末グループ内の端末の一部またはすべてを含んでもよいし、他のグループ内の端末を含んでもよく、端末は、参加サービスエンティティに登録されてもよいし、他の参加サービスエンティティに登録されてもよい。本実装は、「参加サービスエンティティが、マルチキャスト送信モードでサービスエリア内の端末のうちの一部またはすべてにサービスエリア内で指示メッセージを送信する」と理解され得る。
別の実装では、参加サービスエンティティは、ユニキャストモードで、端末グループ内にあり、参加サービスエンティティに登録されている端末に指示メッセージを送信する。
別の実装では、参加サービスエンティティは、ユニキャストモードで、端末グループ内にあり、参加サービスエンティティに登録され、サービスエリア内に現在位置する端末に指示メッセージを送信する。
指示メッセージは、マルチキャストベアラを使用してサービスデータを受信するように端末に命令するために使用される。メッセージを受信する端末がサービスエリア内にない場合、端末はサービスデータを受信できない。メッセージを受信する端末が端末グループ内の端末ではない場合、別の処理方式が使用され得る。例えば、端末は、メッセージの内容を解読する試みに失敗した場合にはデータパケットを破棄する、または端末が端末グループ内の端末ではないと判定した場合にはデータパケットを破棄する。
例えば、図2を参照して、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置する端末は、端末1から端末6であると仮定する。一実装では、参加サービスエンティティ1は、ターゲットサービスエンティティ(制御サービスエンティティまたはマルチキャストベアラ管理エンティティ)に要求メッセージを送信し、ターゲットマルチキャストベアラ上でサービスデータを受信するように端末1から端末3に命令するために、受信した応答メッセージからターゲットマルチキャストベアラの識別情報を取得する。
同様に、一実装では、参加サービスエンティティ2は、ターゲットマルチキャストベアラ上でサービスデータを受信するように端末4および端末5に命令することができる。参加サービスエンティティ3は、ターゲットマルチキャストベアラ上でサービスデータを受信するように端末6に命令することができる。
上記のステップ401からステップ403を実行することによって、参加サービスエンティティは、ターゲットサービスエンティティからターゲットマルチキャストベアラの識別情報を能動的に取得し、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報を取得した後、ターゲットマルチキャストベアラ上でサービスデータを受信するように、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置し、参加サービスエンティティに登録されている端末に命令し、その結果、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置するすべての端末が、サービスを受信する。従って、1つの参加サービスエンティティがサービスデータを送信する限り、端末グループ内のすべての端末がサービスデータを受信することができる。これにより、参加サービスエンティティのリソース消費を減らすことができる。
以下、参加サービスエンティティ自体が端末グループ内の端末にサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用できるか否かを、各参加サービスエンティティがどのように判定するかについて詳細に説明する。
上記のステップ401において、ターゲットサービスエンティティが参加サービスエンティティによって送信された要求メッセージを受信した後、問い合わせ結果は、以下に別々に説明される2つのケースを含む。
ケース1:いかなる他の参加サービスエンティティもターゲットマルチキャストベアラを使用していないことが判明した。
この場合、いかなる他の参加サービスエンティティもターゲットマルチキャストベアラを現在使用していないため、ターゲットサービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラが使用可能であることを、要求メッセージを送信する参加サービスエンティティに通知することができる。具体的には、少なくとも次の2つの実装がある。
実装1:ターゲットサービスエンティティによって参加サービスエンティティに送信された応答メッセージは、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報を含む。
本実装では、応答メッセージがターゲットマルチキャストベアラの識別情報のみを含む場合、参加サービスエンティティは、事前合意に従ってデフォルトで、いかなる他の参加サービスエンティティもターゲットマルチキャストベアラを使用していないと見なすことができる。従って、参加サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラを使用することができる。
従って、応答メッセージを受信し、応答メッセージ内のターゲットマルチキャストベアラの識別情報を取得した場合、一方では、参加サービスエンティティは、上記のステップ403を実行することによって、端末グループ内にあり、参加サービスエンティティに登録されている端末に指示メッセージを送信し、ターゲットマルチキャストベアラ上でサービスデータを受信するように端末に命令し、他方では、参加サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラを使用してサービスエリア内で端末グループのサービスデータを送信する。
例えば、図2を参照すると、参加サービスエンティティ1がターゲットサービスエンティティに要求メッセージを送信した後、受信された応答メッセージは、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報のみを含む。この場合、参加サービスエンティティは、いかなる他の参加サービスエンティティも、端末グループ内の端末にサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを現在使用していないと見なす。従って、一方では、参加サービスエンティティ1は、指示メッセージを使用して、ターゲットマルチキャストベアラ上でサービスデータを受信するように端末1から端末3に命令し、他方では、参加サービスエンティティ1は、ターゲットマルチキャストベアラを用いてサービスエリア内で端末グループのサービスデータを送信する。
当然のことながら、参加サービスエンティティ2および参加サービスエンティティ3はまた、ターゲットマルチキャストベアラ上でサービスデータを受信するように端末4から端末6に別々に命令する必要がある。例えば、参加サービスエンティティ2はまた、ターゲットサービスエンティティに要求メッセージを送信し、応答メッセージを受信した後、参加サービスエンティティ2は、応答メッセージで運ばれたターゲットマルチキャストベアラの識別情報を取得する。加えて、参加サービスエンティティ2は、応答メッセージに従って、別の参加サービスエンティティがターゲットマルチキャストベアラを現在使用していること、すなわち参加サービスエンティティ1がターゲットマルチキャストベアラを使用していることをさらに判定することができる。判定の実行方法については後で詳細に説明する。従って、参加サービスエンティティ2は、指示情報を使用することによって、ターゲットマルチキャストベアラ上でサービスデータを受信するように端末4および端末5に命令する。加えて、参加サービスエンティティ2は、端末グループA内の端末1から端末7にサービスデータを送信しない。同様に、参加サービスエンティティ3は、ターゲットマルチキャストベアラ上でサービスデータを受信するように端末6および端末7に命令する。加えて、参加サービスエンティティ3は、端末グループA内の端末1から端末7にサービスデータを送信しない。
実装2:ターゲットサービスエンティティによって参加サービスエンティティに送信された応答メッセージは、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報と第1の指示情報とを含む。
第1の指示情報は、ターゲットマルチキャストベアラを使用して端末グループのサービスデータを送信するように参加サービスエンティティに命令するために使用される。
実装2と実装1との間の主な違いは、第1の指示情報が、端末グループのサービスデータがターゲットマルチキャストベアラを使用して現在送信できることを参加サービスエンティティに明示的に通知するために使用されることにある。他の態様は、上記の実装1の態様と同じである。詳細については、上記の説明を参照されたい。細部を繰り返し説明しない。
ケース2:別の参加サービスエンティティが、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用していることが判明した。
この場合、応答メッセージがターゲットマルチキャストベアラの識別情報だけでなく第2の指示情報も含む場合、第2の指示情報が、端末グループ内にあり、サービスエリアに位置する端末に、端末グループのサービスデータを送信しないように参加サービスエンティティに命令するために使用される。この場合、参加サービスエンティティは、別の参加サービスエンティティが、端末グループにサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用していると判定する。
従って、参加サービスエンティティは、端末グループ内にあり、参加サービスエンティティに登録されている端末に指示メッセージのみを送信し、ターゲットマルチキャストベアラ上で端末グループのサービスデータを受信するように端末に命令する必要があり、参加サービスエンティティは、端末グループにサービスデータを送信する必要はない。
例えば、上で提示した例では、参加サービスエンティティ1がサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用する場合、参加サービスエンティティ2がターゲットサービスエンティティに要求メッセージを送信した後、ターゲットサービスエンティティによって参加サービスエンティティ2に送信された応答メッセージは、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報と第2の指示情報とを含む。従って、参加サービスエンティティ2は、端末4および端末5に指示情報を送信し、ターゲットマルチキャストベアラ上でサービスデータを受信するように端末4および端末5に命令する。同様に、参加サービスエンティティ3は、端末6に指示情報を送信し、ターゲットマルチキャストベアラ上でサービスデータを受信するように端末6に命令する。
上記の実装はまた、「参加サービスエンティティがターゲットサービスエンティティに要求メッセージを送信した場合、ターゲットサービスエンティティは、参加サービスエンティティに応答メッセージを送信し、応答メッセージは指示情報を含む」と理解され得る。
指示情報がターゲットマルチキャストベアラの識別情報である場合、このことは、ケース1における実装1に対応する、または指示情報がターゲットマルチキャストベアラの識別情報および第1の指示情報である場合、このことはケース1における実装2に対応する、または指示情報がターゲットマルチキャストベアラの識別情報および第2の指示情報である場合、このことはケース2に対応する。詳細については、上記の説明を参照されたい。
上記の実装では、応答メッセージがターゲットマルチキャストベアラの識別情報のみを含む場合、このことは、いかなる他の参加サービスエンティティもサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを現在使用していないと認められ得ることに留意されたい。当然のことながら、応答メッセージがターゲットマルチキャストベアラの識別情報のみを含む場合、このことはまた、別の参加サービスエンティティがサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用していると認められ得る。その具体的な実装は、上記の実装と同様である。ここでは細部を繰り返し説明しない。
別の実装では、上記のステップ401およびステップ402が上記のステップ4011からステップ4014に置き換えられる場合、それに対応して、
上記のケース1、すなわち、ターゲットサービスエンティティが、いかなる他の参加サービスエンティティもターゲットマルチキャストベアラを使用していないと判明した場合、以下のいくつかの実装がある。
一実装では、ターゲットサービスエンティティは、ステップ4014において、第2の応答メッセージに第1の指示情報を追加することができ、第1の指示情報が、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用するように参加サービスエンティティに命令するために使用される。
別の実装形態では、ステップ4014における第2の応答メッセージは、なにも運ばず、この場合、参加サービスエンティティは、事前合意に従ってデフォルトで、いかなる他の参加サービスエンティティもターゲットマルチキャストベアラを使用していないと見なすことができる。従って、参加サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラを使用することができる。
あるいは、ステップ4014における第2の応答メッセージは、端末グループの識別情報を運び、端末グループの識別情報の機能は、第1の指示情報の機能と同じである。具体的には、第2の応答メッセージが端末グループの識別情報を運ぶ場合、参加サービスエンティティは、いかなる他の参加サービスエンティティもターゲットマルチキャストベアラを使用していないことを確認する。従って、参加サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラを使用することができる。
上記のケース2、すなわち、別の参加サービスエンティティが端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用していることを、ターゲットサービスエンティティが発見した場合、以下のいくつかの実装がある。
ターゲットサービスエンティティは、ステップ4014において第2の応答メッセージに第2の指示情報を追加することができ、第2の指示情報が、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置する端末に、端末グループのサービスデータを送信しないように参加サービスエンティティに命令するために使用される。第2の指示情報は、例えば第2の応答メッセージ内の特定の位置にある文字コードまたはデジタルコードを使用して実施される、第2の応答メッセージ内の特定の位置で運ばれ得る。具体的には、第2の指示情報は、「01」で示されてもよいし、「NOT SEND」で識別されてもよい。第2の指示情報および第1の指示情報は、第2の応答メッセージ内の同じ位置に配置されてもよく、同じ情報要素の異なる値を使用して区別される。具体的には、参加サービスエンティティが、ターゲットマルチキャストベアラを作成する参加サービスエンティティである場合、第2の指示情報は、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用しないように参加サービスエンティティに命令するために使用され得る。具体的には、参加サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラのユーザプレーンアドレスおよびポート番号に受信したサービスデータ(メディアプレーンデータおよび制御シグナリング)を送信しない。あるいは、第2の指示情報は、端末グループのサービスデータを送信しないように参加サービスエンティティに命令するために使用される。参加サービスエンティティが、ターゲットマルチキャストベアラを作成する参加サービスエンティティではない場合、第2の指示情報は、ターゲットマルチキャストベアラを作成する参加サービスエンティティに端末グループのサービスデータを転送しないように参加サービスエンティティに命令するために使用され得る。
参加サービスエンティティは、別の参加サービスエンティティが、端末グループにサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用していると判定する。従って、参加サービスエンティティは、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置し、参加サービスエンティティに登録されている端末にのみ指示メッセージを送信し、ターゲットマルチキャストベアラ上で端末グループのサービスデータを受信するように端末に命令する必要がある。加えて、参加サービスエンティティは、端末グループにサービスデータを送信する必要はない。
上記の方法では、参加サービスエンティティがサービスエリア内でサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用している場合、他の参加サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラ上でサービスデータを受信するように、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置し、参加サービスエンティティに登録されている端末に命令するだけでよい。従って、端末グループに関連付けられた参加サービスエンティティのうちの1つのみが、端末グループにサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用する。これは、複数の参加サービスエンティティが、サービスデータを端末グループに同時に送信することを防ぎ、従来技術における、異なる参加サービスエンティティによって同じサービスデータを繰り返し送信する問題を解決することができ、リソースを節約するのに役立つ。
本出願により提供される解決策は、主に、エンティティ間の相互作用の観点から上述されている。各エンティティは、上記の機能を実装するために各機能を実行するための対応するハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含むことが理解されよう。当業者であれば、本出願で開示した各実施形態に関連して説明した例におけるユニットおよびアルゴリズムステップは、本発明において、ハードウェアまたはハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせによって実施され得ることを容易に承知するはずである。機能をハードウェアで行うかコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアで行うかは、技術的解決策の具体的な応用形態と実装制約条件とによって決まる。当業者は、異なる方法を使用して、それぞれの具体的な応用形態に対して、説明された機能を実施できるが、こうした実施が、本発明の範囲を超えるものであると見なすべきではない。
以下、本出願の通信方法について、いくつかの具体的な実施形態を用いて添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図5に示すように、図5は、本出願による別の通信方法の概略図である。図5に示す実施形態における参加サービスエンティティは、上記の実施形態における第3の参加サービスエンティティであり得、ブロードキャストベアラ報告メッセージは、上記の実施形態における応答メッセージであり得る。本方法は、以下のステップを含む。
ステップ501:参加サービスエンティティが、マルチキャストベアラ管理エンティティにブロードキャストベアラ報告メッセージを送信する。
参加サービスエンティティ(参加サービスエンティティは、端末グループが登録され、かつ例えば第3の参加サービスエンティティと呼ばれる参加サービスエンティティのいずれか1つであり得る)が、マルチキャストベアラを事前作成した後、またはマルチキャストベアラを動的に作成した後、またはマルチキャストベアラを更新した後、参加サービスエンティティは、マルチキャストベアラ管理エンティティにブロードキャストベアラ報告メッセージを送信し、ブロードキャストベアラ報告メッセージは、一時的モバイルグループ識別情報(Temporary Mobile Group Identity、TMGI)と、サービスエリア識別子(service area identifier、SAI)と、を含み、場合により、ベアラの有効期限(expiration time)と、端末グループ識別情報(Group Identification、グループID)と、をさらに含む。場合により、ブロードキャストベアラ報告メッセージは、参加サービスエンティティのアドレス情報をさらに含み、アドレスは、IPv4アドレスであってもよいし、IPv6アドレスであってもよいし、FQDNであってもよいし、URLであってもよい。
TMGIは、マルチキャストベアラを識別するために使用される。換言すれば、TMGIは、マルチキャストベアラの識別情報として理解され得る。SAIは、サービスエリアを識別するために使用される。グループIDは、マルチキャストベアラを使用している端末グループを示すために使用される。当然のことながら、TMGIによって識別されたマルチキャストベアラ上で、いかなるグループ通信データも送信されていない場合、ブロードキャストベアラ報告メッセージは、グループIDを運ばない場合がある。
ブロードキャストベアラ報告メッセージはまた、報告メッセージなどと呼ばれ得ることに留意されたい。
ステップ502:マルチキャストベアラ管理エンティティは、受信したブロードキャストベアラ報告メッセージに従って、ローカルに記憶されたマルチキャストベアラを更新する。
マルチキャストベアラ管理エンティティがマルチキャストベアラに関する情報を記憶していない場合、マルチキャストベアラ管理エンティティは、ブロードキャストベアラ報告メッセージ内の情報を記憶する。マルチキャストベアラ管理エンティティがマルチキャストベアラに関する情報を既に記憶している場合、マルチキャストベアラ管理エンティティは、受信したブロードキャストベアラ報告メッセージ内の情報に従って、マルチキャストベアラに関する記憶された情報を更新する。
ステップ503:マルチキャストベアラ管理エンティティは、参加サービスエンティティにブロードキャストベアラ報告確認応答メッセージを送信する。
ブロードキャストベアラ報告確認応答メッセージは、ブロードキャストベアラ報告メッセージが既に正常に受信されたことを示すために使用される。
上記のステップ501からステップ503において、参加サービスエンティティがマルチキャストベアラを作成した後、参加サービスエンティティは、マルチキャストベアラ管理エンティティにマルチキャストベアラに関する情報を記憶のために送信することができ、その結果、マルチキャストベアラは、使用が要求された場合に、マルチキャストベアラ管理エンティティから直接取得され得る。
図6に示すように、図6は、本出願による別の通信方法の概略図である。参加サービスエンティティ1は、上記の実施形態における第1の参加サービスエンティティであり、参加サービスエンティティ2は、上記の実施形態における第2の参加サービスエンティティである。本方法は、以下のステップを含む。
ステップ601:制御サービスエンティティは、端末グループのためのグループ通信データを送信するためにサービスエリア内でマルチキャストベアラを使用することを判定する。
制御サービスエンティティは、端末グループのためのグループ通信データを送信するために、例えばサービスデータを送信するためにサービスエリア内でマルチキャストベアラを使用するべきか否かを判定することができる。
ステップ602:制御サービスエンティティは、参加サービスエンティティ1にブロードキャストベアラ作成要求メッセージを送信し、参加サービスエンティティ1は、制御サービスエンティティからのブロードキャストベアラ作成要求メッセージを受信する。
制御サービスエンティティが、サービスエリア内でローカルに、またはマルチキャストベアラ管理エンティティから、マルチキャストベアラに関する情報を発見しなかった場合、参加サービスエンティティ1などの参加サービスエンティティが、ベアラを作成するために選択される。
従って、制御サービスエンティティは、参加サービスエンティティ1にブロードキャストベアラ作成要求メッセージを送信する。ブロードキャストベアラ作成要求メッセージは、サービスエリア識別子SAIと端末グループ識別情報グループIDとを含み、場合により、セッション記述プロトコル(Session Description Protocol、SDP)情報とサービス品質(Quality of Service、QoS)とをさらに含み、SDP情報は、例えば符号化および復号情報を含む、サービス記述情報である。
場合により、制御サービスエンティティがSAIに対応するTMGIを取得した場合、TMGIもブロードキャストベアラ作成要求メッセージ内で運ばれ、参加サービスエンティティ1に送信され、その結果、参加サービスエンティティ1はベアラをアクティブ化するためにTMGIを使用する。
ステップ603:参加サービスエンティティ1は、マルチキャストベアラを作成する。
ステップ604a:参加サービスエンティティ1は、マルチキャストベアラ管理エンティティにマルチキャストベアラに関する情報を送信する。
ステップ604b:参加サービスエンティティ1は、制御サービスエンティティにマルチキャストベアラに関する情報を送信する。
ステップ605a:制御サービスエンティティは、参加サービスエンティティ1にブロードキャストベアラ使用メッセージを送信し、参加サービスエンティティ1は、制御サービスエンティティからのブロードキャストベアラ使用メッセージを受信する。
ブロードキャストベアラ使用メッセージは、TMGIと、SAIと、グループIDと、メディア送信インジケータ(Media sending indicator)と、を含み、メディア送信インジケータは、グループIDが示す端末へのサービスデータなどのグループ通信データを送信するために、TMGIに対応するマルチキャストベアラを使用するように参加サービスエンティティ1に命令する。
ステップ605b:制御サービスエンティティは、参加サービスエンティティ2にブロードキャストベアラ使用メッセージを送信し、参加サービスエンティティ2は、制御サービスエンティティからのブロードキャストベアラ使用メッセージを受信する。
ブロードキャストベアラ使用メッセージは、TMGIと、SAIと、グループIDと、メディア送信インジケータと、を含み、場合により、タイマ(timer)をさらに含み、メディア送信インジケータは、SAIが示すサービスエリア内の端末グループに通信データを送信しないように参加サービスエンティティ2に命令する。タイマが含まれる場合、タイマは、参加サービスエンティティ2が、SAIによって示されるサービスエリア内の端末グループに通信データを送信することをどれだけ早く停止するかを示すために使用される。
ステップ606a:参加サービスエンティティ1は、SAIに対応するサービスエリア内の端末グループに通信データを送信するために、TMGIに対応するマルチキャストベアラを使用する。
ステップ606b:参加サービスエンティティ2は、SAIに対応するサービスエリア内の端末グループに通信データを送信することを停止する。
さらに、参加サービスエンティティ2は、TMGIに対応するマルチキャストベアラ上で通信データを受信するように、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置し、参加サービスエンティティ2に登録されている端末に命令する必要がある。
ステップ607a:参加サービスエンティティ1は、制御サービスエンティティにブロードキャストベアラ使用確認応答メッセージを送信する。
ステップ607b:参加サービスエンティティ2は、制御サービスエンティティにブロードキャストベアラ使用確認応答メッセージを送信する。
本方法では、制御サービスエンティティは、マルチキャストベアラを使用して端末グループのサービスデータを送信するように参加サービスエンティティ1に命令し、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置し、参加サービスエンティティ2に登録されている端末に、端末グループのサービスデータを送信しないように参加サービスエンティティ2に命令する。これは、端末グループが、複数の参加サービスエンティティから同じサービスデータを受信することを防ぎ、リソースを節約する。
図7に示すように、図7は、本出願による別の通信方法の概略図である。本実施形態では、参加サービスエンティティは、マルチキャストベアラを使用することを判定し、次いで、ターゲットサービスエンティティ(制御サービスエンティティまたはマルチキャストベアラ管理エンティティ)から、同じグループの通信データを送信するためのマルチキャストベアラがサービスエリア内に既に存在するか否かを問い合わせる。マルチキャストベアラが既に存在する場合、参加サービスエンティティは、既存のマルチキャストベアラ上でサービスデータを受信するように、参加サービスエンティティに登録されている端末に命令し、参加サービスエンティティは、端末グループにサービスデータをそれ以上送信しない。本方法は、以下のステップを含む。
ステップ701:参加サービスエンティティは、ターゲットサービスエンティティにブロードキャストベアラクエリ要求メッセージを送信し、ターゲットサービスエンティティは、参加サービスエンティティからのブロードキャストベアラクエリ要求メッセージを受信する。
ブロードキャストベアラクエリ要求メッセージは、SAIを含み、場合により、QoSとSDP情報とをさらに含む。
場合により、ブロードキャストベアラクエリ要求メッセージはグループIDをさらに含む。
ステップ702:ターゲットサービスエンティティは、ブロードキャストベアラクエリ要求メッセージに従って、条件を満たすターゲットマルチキャストベアラを問い合わせる。
ステップ703:ターゲットサービスエンティティは、参加サービスエンティティにブロードキャストベアラ応答メッセージを送信し、参加サービスエンティティは、ターゲットサービスエンティティからのブロードキャストベアラ応答メッセージを受信する。
ブロードキャストベアラ応答メッセージは、TMGIと通信なしインジケータ(No echo indicator)とを含み、TMGIは、使用されているターゲットマルチキャストベアラの識別情報を示すために使用され、エコーなしインジケータは、参加サービスエンティティが、TMGIに対応するSAIに対応するサービスエリア内でグループ通信で端末に通信データを送信する必要がないことを示すために使用される。場合により、ブロードキャストベアラ応答メッセージは、TMGIに対応するSAIをさらに含む。
上記のステップ701における要求メッセージがグループIDを含む場合、TMGIは、そのグループIDに対応する端末グループが使用しているターゲットマルチキャストベアラの識別情報を示すために使用される。
ステップ704a:参加サービスエンティティは、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置し、参加サービスエンティティに登録されている端末にブロードキャストサービス通知メッセージを送信し、端末は、参加サービスエンティティからのブロードキャストサービス通知メッセージを受信する。
ブロードキャストサービス通知メッセージは、TMGIとSAIとを含み、TMGIに対応するマルチキャストベアラ上で受信品質を監視するように端末に命令するために使用される。
ステップ704b:端末は、参加サービスエンティティにブロードキャストベアラ品質報告メッセージを送信し、参加サービスエンティティは、端末からのブロードキャストベアラ品質報告メッセージを受信する。
ブロードキャストベアラ品質報告メッセージは、TMGIとリスニングを通して得られた品質情報とを含む。
ステップ705:参加サービスエンティティは、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置し、参加サービスエンティティに登録されている端末に、マルチキャストベアラサービスおよびグループ通信バインディングメッセージを送信し、端末は、参加サービスエンティティからのマルチキャストベアラサービスおよびグループ通信バインディングメッセージを受信する。
マルチキャストベアラサービスおよびグループ通信バインディングメッセージは、TMGIとグループIDとを含む。
メッセージを受信した後、端末は、TMGIをグループIDとバインディングする、すなわち対応関係を確立する。
ステップ705はまた、ステップ704aの前に実行されてもよいし、ステップ704aとステップ704bとの間に実行されてもよいことに留意されたい。
ステップ706:参加サービスエンティティは、ターゲットサービスエンティティにブロードキャストベアラ使用要求メッセージを送信し、ターゲットサービスエンティティは、参加サービスエンティティからのブロードキャストベアラ使用要求メッセージを受信する。
ブロードキャストベアラ使用要求メッセージは、TMGIと、帯域幅などの予約リソースと、グループIDと、を含み、参加サービスエンティティが、TMGIに対応するマルチキャストベアラ上で、グループIDに対応する端末グループに通信データをまもなく送信し、従って、ターゲットサービスエンティティから帯域幅などのリソース量を要求する必要があることを示す。
ステップ707:ターゲットサービスエンティティは、参加サービスエンティティにブロードキャストベアラ使用応答メッセージを送信し、参加サービスエンティティは、ターゲットサービスエンティティからのブロードキャストベアラ使用応答メッセージを受信する。
ブロードキャストベアラ使用応答メッセージは、TMGIと、SAIと、グループIDと、エコーなしインジケータと、を含む。エコーなしインジケータは、参加サービスエンティティが、SAIに対応するサービスエリア内で、グループIDに対応する端末グループにサービスデータなどの通信データを送信するために、TMGIに対応するマルチキャストベアラを使用する必要がないことを示すために使用される。
ステップ708:ターゲットサービスエンティティは、TMGIに対応するマルチキャストベアラに関する情報を更新する。
ステップ709:エコーなしインジケータを受信した後、参加サービスエンティティは、グループIDに対応する端末グループに通信データを送信するために、TMGIに対応するマルチキャストベアラをそれ以上使用しない。
本実施形態では、同じサービスエリア内のただ1つの参加サービスエンティティが、通信データを端末グループに送信するためにマルチキャストベアラを使用する。これは、端末グループ内の端末が、異なる参加サービスエンティティから同じサービスデータを受信するのを防ぐ。従って、リソースを節約することができる。
図8に示すように、図8は、本出願による別の通信方法の概略図である。参加サービスエンティティ1と参加サービスエンティティ2とは両方ともあるサービスエリア内にあり、参加サービスエンティティ1は、サービスエリア内でマルチキャストベアラを使用して端末グループのサービスデータを端末グループに現在送信している。端末グループ内にあり、参加サービスエンティティ2に登録されている端末は、マルチキャストベアラ上で端末グループのサービスデータを受信する。参加サービスエンティティ2は、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置し、参加サービスエンティティ2に登録されている端末にサービスデータを送信しない。
参加サービスエンティティ1が端末グループにサービスデータを送信することを停止する必要がある場合、以下のステップが実行される。
ステップ801:参加サービスエンティティ1は、サービスエリア内でサービスデータを送信するためにマルチキャストベアラをこれ以上使用しないことを判定する。
例えば、障害、過負荷、通信の終了などのために、参加サービスエンティティ1は、サービスデータを端末グループに送信するためにマルチキャストベアラを使用することを停止する。
ステップ802:参加サービスエンティティ1は、制御サービスエンティティに通知メッセージを送信し、制御サービスエンティティは、参加サービスエンティティ1からの通知メッセージを受信する。
通知メッセージはまた、データ送信停止メッセージ(stop sending data message)と呼ばれることもある。このメッセージは、TMGIと、SAIと、グループIDと、を含み、参加サービスエンティティ1が、SAIに対応するサービスエリア内で、グループIDに対応する端末グループにサービスデータを送信するために、TMGIに対応するマルチキャストベアラをそれ以上使用しないことを示す。
ステップ803:制御サービスエンティティは、参加サービスエンティティ2にブロードキャストベアラ状況通知メッセージを送信し、参加サービスエンティティ2は、制御サービスエンティティからのブロードキャストベアラ状況通知メッセージを受信する。
ブロードキャストベアラ状況通知メッセージは、SAIを含み、SAIに対応するサービスエリア内で、端末グループ内にあり、参加サービスエンティティ2に登録されている端末にサービスデータを送信するために、ユニキャストまたはマルチキャストを使用するように、参加サービスエンティティ2に命令するために使用される。
ステップ804:ブロードキャストベアラ状況通知メッセージを受信した後、参加サービスエンティティ2は、SAIに対応するサービスエリア内で、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置し、参加サービスエンティティ2に登録されている端末にサービスデータを送信するために、ユニキャストまたはブロードキャストを使用する。
本実施形態では、端末グループにサービスデータを送信する参加サービスエンティティがサービスデータを送信することを停止した場合、端末が登録されている参加サービスエンティティは、正常な通信を保証するためにサービスデータを端末に送信することができる。
同じ発明概念に基づいて、図9に示すように、図9は、本出願による装置の概略図である。装置900は、制御サービスエンティティであってもよいし、システムオンチップもしくはチップであってもよく、上記の実施形態のいずれか1つにおいて制御サービスエンティティによって実行される方法を実行し得る。
装置900は、少なくとも1つのプロセッサ91と送受信機92とを備え、場合により、メモリ93をさらに備える。プロセッサ91、送受信機92、およびメモリ93は、通信バスによって接続されている。
プロセッサ91は、汎用中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、ASIC、または本発明の解決策におけるプログラム実行を制御するための1つ以上の集積回路とすることができる。
通信バスは、上記のユニット間で情報を送信するための経路を含み得る。
送受信機92は、別の装置または通信ネットワークと通信するように構成される。送受信機は、通信インターフェース、例えば、有線インターフェースもしくは無線インターフェース、あるいはWi−Fi(登録商標)インターフェースとすることもできる、または送受信機は、無線周波数回路を備える。
メモリ93は、ROMもしくは静的な情報および命令を記憶できる別の種類の静的記憶装置、またはRAMもしくは情報および命令を記憶できる別の種類の動的記憶装置であってもよいし、または電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically erasable programmabler−only memory、EEPROM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(compact disc read−only memory、CD−ROM)、または他のコンパクトディスク記憶装置もしくは光ディスク記憶装置(圧縮光ディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイ(登録商標)光ディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体または別の磁気記憶装置、あるいは命令またはデータ構造の形で予期されるプログラムコードを運ぶ、または記憶することができ、コンピュータによってアクセス可能であるが、それに限定されない、他の任意の媒体であってもよい。メモリ93は、独立に存在してもよく、通信バスによってプロセッサ91に接続される。メモリ93はまた、プロセッサと一体化されてもよい。メモリ93は、本発明の解決策を実行するために使用されるアプリケーションプログラムコードを記憶するように構成され、アプリケーションプログラムコードはプロセッサ91によって実行される。プロセッサ91は、メモリ93に記憶されているアプリケーションプログラムコードを実行するように構成される。
具体的な実装では、一実施形態では、プロセッサ91は、1つ以上のCPU、例えば図9のCPU 0およびCPU 1を含むことができる。
具体的な実装では、一実施形態では、装置900は、複数のプロセッサ、例えば図9のプロセッサ91およびプロセッサ98を備えることができる。各プロセッサは、シングルコア(シングルCPU)プロセッサであってもよいし、マルチコア(マルチCPU)プロセッサであってもよい。本明細書では、プロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するための1つ以上のデバイス、回路、および/または処理コアであり得る。
本装置は、本発明の実施形態における通信方法において制御サービスエンティティによって実行されるステップを実施するように構成され得ることを理解されたい。関連機能については、上記の説明を参照されたい。ここでは細部を繰り返し説明しない。
本出願では、装置内の機能モジュールは、上記の方法の例に従って分割することによって得ることができる。例えば、各機能に対応する各機能モジュールを分割により得てもよいし、2つ以上の機能を1つの処理モジュールに統合してもよい。統合されたモジュールはハードウェアの形態で実現することもでき、ソフトウェア機能モジュールの形態で実現することもできる。本出願におけるモジュールの分割は単なる一例であり、論理的な機能の分割にすぎないことに留意されたい。他の分割方式が実際の実装において利用可能であり得る。例えば、各機能に対応する各機能モジュールを分割により得る場合、図10は、装置の概略図を示す。装置は、上記の実施形態で使用される制御サービスエンティティ、またはシステムオンチップもしくはチップであり得る。装置は、処理ユニット1001と通信ユニット1002とを備える。
一応用形態では:
処理ユニット1001が、マルチキャストベアラの識別情報を取得し、マルチキャストベアラが、サービスエリア内で端末グループのサービスデータを送信するために使用される、ように構成され、
通信ユニット1002が、端末グループに関連付けられた第1の参加サービスエンティティに第1の指示メッセージを送信し、第1の指示メッセージが、マルチキャストベアラを使用して端末グループのサービスデータを送信するように第1の参加サービスエンティティに命令するために使用される、ように構成され、
通信ユニット1002が、端末グループに関連付けられた第2の参加サービスエンティティに第2の指示メッセージを送信し、第2の指示メッセージが、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置する端末に、端末グループのサービスデータを送信しないように第2の参加サービスエンティティに命令するために使用され、第1の参加サービスエンティティが、第2の参加サービスエンティティとは異なる、ようにさらに構成され、
端末グループ内の少なくとも1つの端末が第1の参加サービスエンティティに登録され、端末グループ内の少なくとも1つの端末が第2の参加サービスエンティティに登録される。
可能な実装では、処理ユニット1001は、
マルチキャストベアラ管理エンティティにクエリメッセージを送信し、クエリメッセージが、サービスエリアの識別子を含み、クエリメッセージが、サービスエリアに対応するマルチキャストベアラを問い合わせるように要求するために使用され、
マルチキャストベアラ管理エンティティからの応答メッセージを受信し、応答メッセージが、マルチキャストベアラの識別情報を含む、
ように通信ユニット1002を制御するように特に構成される。
可能な実装では、通信ユニット1002は、
端末グループに関連付けられた第3の参加サービスエンティティに要求メッセージを送信し、要求メッセージが、サービスエリアの識別子を含み、要求メッセージが、サービスエリア内でマルチキャストベアラを作成するように第3の参加サービスエンティティに要求するために使用される、
ようにさらに構成される。
可能な実装では、通信ユニット1002は、
第3の参加サービスエンティティからの応答メッセージを受信し、応答メッセージが、マルチキャストベアラの識別情報を含む、
ようにさらに構成される。
可能な実装では、要求メッセージは、端末グループの識別情報を含む。
可能な実装では、通信ユニット1002は、
第1の参加サービスエンティティからの通知メッセージを受信し、通知メッセージが、マルチキャストベアラを使用して端末グループのサービスデータを送信することを停止するように第1の参加サービスエンティティに命令するために使用され、
第2の参加サービスエンティティに第3の指示メッセージを送信し、第3の指示メッセージが、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置し、第2の参加サービスエンティティに登録されている端末に、端末グループのサービスデータを送信するように第2の参加サービスエンティティに命令するために使用される、
ようにさらに構成される。
別の応用形態では:
処理ユニット1001は、
ターゲットサービスエンティティに要求メッセージを送信し、要求メッセージが、サービスエリアの識別子とグループ識別情報とを含み、要求メッセージが、ターゲットマルチキャストベアラを問い合わせるように要求するために使用され、ターゲットマルチキャストベアラが、サービスエリア内において、グループ識別情報に対応する端末グループのサービスデータを送信するために使用され、
ターゲットサービスエンティティからの応答メッセージを受信し、応答メッセージが、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報を含み、
指示メッセージを端末に送信し、指示メッセージが、ターゲットマルチキャストベアラを使用して端末グループのサービスデータを受信するように端末に命令するために使用される、
ように通信ユニット1002を制御するように構成され、
端末が、サービスエリア内にあり、参加サービスエンティティに登録されている端末である。
可能な実装では、処理ユニット1001は、ターゲットマルチキャストベアラを使用して端末グループのサービスデータを送信するように通信ユニット1002を制御するようにさらに構成される、または
応答メッセージが第1の指示情報をさらに含み、第1の指示情報が、参加マルチキャストサービスエンティティに、ターゲットマルチキャストベアラを使用して端末グループのサービスデータを送信するように参加サービスエンティティに命令するために使用され、処理ユニット1001は、ターゲットマルチキャストベアラを使用して端末グループのサービスデータを送信するように通信ユニット1002を制御するようにさらに構成される。
可能な実装では、応答メッセージは第2の指示情報をさらに含み、第2の指示情報が、端末グループ内にあり、サービスエリアに位置する端末に、端末グループのサービスデータを送信しないように命令するために使用される。
本実施形態では、装置は、分割により得た、機能に対応する機能モジュールの形で提示される、または装置は、統合により得た機能モジュールの形で提示される。本明細書では、「モジュール」は、ASIC、1つ以上のソフトウェアまたはファームウェアプログラムを実行する回路、プロセッサ、およびメモリ、集積論理回路、ならびに/または上記の機能を提供し得る他の構成要素とすることができる。
本装置は、本発明の上記の実施形態における通信方法において制御サービスエンティティによって実行されるステップを実施するように構成され得ることを理解されたい。関連機能については、上記の説明を参照されたい。ここでは細部を繰り返し説明しない。
同じ発明概念に基づいて、図11に示すように、図11は、本出願による装置の概略図である。装置1100は、例えば、参加サービスエンティティであってもよいし、システムオンチップもしくはチップであってもよく、上記の実施形態のいずれか1つにおいて参加サービスエンティティによって実行される方法を実行し得る。
装置1100は、少なくとも1つのプロセッサ111と送受信機112とを備え、場合により、メモリ113をさらに備える。プロセッサ111、送受信機112、およびメモリ113は、通信バスによって接続されている。
プロセッサ111は、汎用中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、特定のASIC、または本発明の解決策におけるプログラム実行を制御するための1つ以上の集積回路とすることができる。
通信バスは、上記のユニット間で情報を送信するための経路を含み得る。
送受信機112は、別の装置または通信ネットワークと通信するように構成される。送受信機は、通信インターフェース、例えば、有線インターフェースもしくは無線インターフェース、あるいはWi−Fi(登録商標)インターフェースとすることもできる、または送受信機は、無線周波数回路を備える。
メモリ113は、ROMもしくは静的な情報および命令を記憶できる別の種類の静的記憶装置、またはRAMもしくは情報および命令を記憶できる別の種類の動的記憶装置であってもよいし、またはEEPROM、CD−ROM、または他のコンパクトディスク記憶装置もしくは光ディスク記憶装置(圧縮光ディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイ(登録商標)光ディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体または別の磁気記憶装置、あるいは命令またはデータ構造の形で予期されるプログラムコードを運ぶ、または記憶することができ、コンピュータによってアクセス可能であるが、それに限定されない、他の任意の媒体であってもよい。メモリ113は、独立に存在してもよく、通信バスによってプロセッサ111に接続される。メモリ113はまた、プロセッサと一体化されてもよい。メモリ113は、本発明の解決策を実行するために使用されるアプリケーションプログラムコードを記憶するように構成され、アプリケーションプログラムコードはプロセッサ111によって実行される。プロセッサ111は、メモリ113に記憶されているアプリケーションプログラムコードを実行するように構成される。
具体的な実装では、一実施形態では、プロセッサ111は、1つ以上のCPU、例えば図11のCPU 0およびCPU 1を含むことができる。
具体的な実装では、一実施形態では、装置1100は、複数のプロセッサ、例えば図11のプロセッサ111およびプロセッサ118を備えることができる。各プロセッサは、シングルコア(シングルCPU)プロセッサであってもよいし、マルチコア(マルチCPU)プロセッサであってもよい。本明細書では、プロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するための1つ以上のデバイス、回路、および/または処理コアであり得る。
本装置は、本発明の上記の実施形態における通信方法において参加サービスエンティティによって実行されるステップを実施するように構成され得ることを理解されたい。関連機能については、上記の説明を参照されたい。ここでは細部を繰り返し説明しない。
本出願では、装置内の機能モジュールは、上記の方法の例に従って分割することによって得ることができる。例えば、各機能に対応する各機能モジュールを分割により得てもよいし、2つ以上の機能を1つの処理モジュールに統合してもよい。統合されたモジュールはハードウェアの形態で実現することもでき、ソフトウェア機能モジュールの形態で実現することもできる。本出願におけるモジュールの分割は単なる一例であり、論理的な機能の分割にすぎないことに留意されたい。他の分割方式が実際の実装において利用可能であり得る。例えば、各機能に対応する各機能モジュールを分割により得る場合、図12は、装置の概略図を示す。装置は、上記の実施形態で使用される参加サービスエンティティであり得る。装置は、処理ユニット1201と通信ユニット1202とを備える。
一応用形態では:
処理ユニット1201は、
制御サービスエンティティからの第2の指示メッセージを受信し、第2の指示メッセージが、マルチキャストベアラの識別情報と、サービスエリアの識別子と、グループ識別情報とを含み、第2の指示メッセージが、グループ識別情報に対応する端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置する端末に端末グループのサービスデータを送信しないように参加サービスエンティティに命令するために使用され、
端末に第4の指示メッセージを送信し、第4の指示メッセージが、マルチキャストベアラの識別情報を含み、第4の指示メッセージが、マルチキャストベアラを使用して端末グループのサービスデータを受信するように端末に命令するために使用され、端末が、端末グループ内にあり、サービスエリア内に位置し、参加サービスエンティティに登録されている端末である、
ように通信ユニット1202を制御するように構成される。
可能な実装では、処理ユニット1201は、
制御サービスエンティティからの第3の指示メッセージを受信し、第3の指示メッセージが、端末グループのサービスデータを端末に送信するように参加サービスエンティティに命令するために使用される、
ように通信ユニット1202を制御するようにさらに構成される。
別の応用形態では:
処理ユニット1201は
参加サービスエンティティからの要求メッセージを受信し、要求メッセージが、サービスエリアの識別子とグループ識別情報とを含み、要求メッセージが、ターゲットマルチキャストベアラを問い合わせるように要求するために使用され、ターゲットマルチキャストベアラが、サービスエリア内において、グループ識別情報に対応する端末グループのサービスデータを送信するために使用され、
参加サービスエンティティに応答メッセージを送信し、応答メッセージが、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報を含む、
ように通信ユニット1202を制御するように構成される。
可能な実装では、応答メッセージは第1の指示情報をさらに含み、第1の指示情報が、ターゲットマルチキャストベアラを使用して端末グループのサービスデータを送信するように参加サービスエンティティに命令するために使用される。
可能な実装では、応答メッセージは第2の指示情報をさらに含み、第2の指示情報が、端末グループ内にあり、サービスエリアに位置する端末に、端末グループのサービスデータを送信しないように参加サービスエンティティに命令するために使用される。
本実施形態では、装置は、分割により得た、機能に対応する機能モジュールの形で提示される、または装置は、統合により得た機能モジュールの形で提示される。本明細書では、「モジュール」は、ASIC、1つ以上のソフトウェアまたはファームウェアプログラムを実行する回路、プロセッサ、およびメモリ、集積論理回路、ならびに/または上記の機能を提供し得る他の構成要素とすることができる。
本装置は、本発明の上記の実施形態における通信方法において参加サービスエンティティによって実行されるステップを実施するように構成され得ることを理解されたい。関連機能については、上記の説明を参照されたい。ここでは細部を繰り返し説明しない。
図13に示すように、本出願は、通信方法をさらに提供する。通信方法は、ターゲットサービスエンティティおよびターゲットサービスエンティティによって管理される参加サービスエンティティ(図では例として第1の参加サービスエンティティおよび第3の参加サービスエンティティが使用される)によって実行され得る。第1の参加サービスエンティティおよび第3の参加サービスエンティティは、ターゲットサービスエンティティによって管理される参加サービスエンティティのいずれか2つである。
ターゲットサービスエンティティは、制御サービスエンティティまたはマルチキャストベアラ管理エンティティであり得る。
本実施形態では、第2の参加サービスエンティティおよび第4の参加サービスエンティティがさらに後述される。第2の参加サービスエンティティは、端末グループ内の端末が登録されている参加サービスエンティティのうちの第1の参加サービスエンティティ以外の任意の参加サービスエンティティであり得、第4の参加サービスエンティティは、端末グループ内の端末が登録されている参加サービスエンティティのうちのいずれか1つであり得、第4の参加サービスエンティティは、第1の参加サービスエンティティまたは第3の参加サービスエンティティであり得る。このことは、限定されない。
本明細書では、第1の参加サービスエンティティ、第2の参加サービスエンティティ、第3の参加サービスエンティティ、および第4の参加サービスエンティティの番号は、単に相互識別のために使用されていることに留意されたい。実際には、他の名前も使用され得る。
以下、図13に示す通信方法の実装プロセスを説明する。本方法は、以下のステップを含む。
ステップ1301:第1の参加サービスエンティティは、ターゲットサービスエンティティに第1の要求メッセージを送信し、ターゲットサービスエンティティは、第1の参加サービスエンティティからの第1の要求メッセージを受信する。
ターゲットサービスエンティティは、制御サービスエンティティであってもよいし、マルチキャストベアラ管理エンティティであってもよい。このことは、限定されない。
第1の要求メッセージは、グループ識別情報とターゲットマルチキャストベアラの識別情報とを含むことができ、第1の要求メッセージは、グループ識別情報に対応する端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを要求するために使用され得る。
第1の参加サービスエンティティは、制御サービスエンティティによって管理される任意の参加サービスエンティティであり得ることに留意されたい。グループ識別情報に対応する端末グループについては、1つの対応する制御サービスエンティティと、1つ以上の対応する参加サービスエンティティと、がある。本明細書では、「管理された」は「端末グループについて、端末グループの制御サービスエンティティは、端末グループに対応する1つ以上の参加サービスエンティティと接触し、呼制御およびメディアプレーン制御において集中制御機能を引き受ける」として理解され得る。
一例では、第1の参加サービスエンティティが端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを判定した場合、第1の参加サービスエンティティは、ターゲットサービスエンティティに第1の要求メッセージを送信し、第1の要求メッセージが、グループ識別情報とターゲットマルチキャストベアラの識別情報とを含む。第1の参加サービスエンティティは、端末グループ内の端末状況情報に基づいて、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを判定してもよい。例えば、端末グループ内にあり、第1の参加サービスエンティティによってサービス提供され、ターゲットマルチキャストベアラに対応するサービスエリア内に位置するいくつかの端末が事前設定された条件を満たす場合、第1の参加サービスエンティティは、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを判定する。
一例では、上記のステップ1301の前に、ターゲットサービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報などの、ターゲットマルチキャストベアラに関する情報を既に記憶している。ターゲットサービスエンティティに記憶されているターゲットマルチキャストベアラに関する情報は、以下のように取得され得る。
一実装では、ターゲットマルチキャストベアラは、第1の参加サービスエンティティによって作成され、作成されたターゲットマルチキャストベアラに関する情報(例えば、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報)は、ターゲットサービスエンティティに報告される。
本実装では、ターゲットマルチキャストベアラは第1の参加サービスエンティティによって作成されるため、第1の参加サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラに関する情報もローカルに記憶する。さらに、上記のステップ1301において、第1の参加サービスエンティティによってターゲットサービスエンティティに送信された第1の要求メッセージで運ばれるターゲットマルチキャストベアラの識別情報は、第1の参加サービスエンティティによってローカルに取得され得る。
別の実装形態では、ターゲットマルチキャストベアラは、別の参加サービスエンティティ(例えば、第2の参加サービスエンティティ)によって作成され、作成されたターゲットマルチキャストベアラに関する情報(例えば、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報)は、ターゲットサービスエンティティに報告される。この場合、上記のステップ1301において、第1の参加サービスエンティティによってターゲットサービスエンティティに送信された第1の要求メッセージで運ばれるターゲットマルチキャストベアラの識別情報は、第1の参加サービスエンティティによって以下のように取得され得る。
ケース1:ターゲットサービスエンティティは、制御サービスエンティティである。
第2の参加サービスエンティティによって報告されたターゲットマルチキャストベアラに関する情報を受信した後、制御サービスエンティティは、その情報を別の参加サービスエンティティにプッシュし、例えば、その情報を第1の参加サービスエンティティにプッシュし、第1の参加サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラに関する情報をローカルに記憶する。
さらに、上記のステップ1301において、第1の要求メッセージをターゲットサービスエンティティに送信する場合、第1の参加サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報をローカルに取得し、ターゲットサービスエンティティに、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報を運ぶ第1の要求メッセージを送信し得る。
ケース2:ターゲットサービスエンティティは、マルチキャストベアラ管理エンティティである。
第2の参加サービスエンティティによって報告されたマルチキャストベアラに関する情報を受信した後、マルチキャストベアラ管理エンティティは、その情報を別の参加サービスエンティティにプッシュしない。この場合、第1の参加サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報を以下のように取得することができる。
第1の参加サービスエンティティは、マルチキャストベアラ管理エンティティにクエリ要求メッセージを送信し、クエリ要求メッセージは、サービスエリアの識別子を含み、クエリ要求メッセージは、サービスエリアの識別子に対応するサービスエリアにサービスデータを送信するために、マルチキャストベアラに関する情報を取得するように要求するために使用され、さらに、クエリ要求メッセージは、グループ識別情報をさらに含むことができ、サービスエリアの識別情報に対応するサービスエリアに、グループ識別情報に対応する端末グループのサービスデータを送信するために、マルチキャストベアラに関する情報を取得するように要求するために使用される。次いで、マルチキャストベアラ管理エンティティは、第1の参加サービスエンティティにクエリ応答メッセージを送信し、クエリ応答メッセージは、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報を含む。次いで、第1の参加サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラの情報(例えば、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報)をローカルに記憶する。
さらに、上記のステップ1301において、第1の要求メッセージをターゲットサービスエンティティに送信する場合、第1の参加サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報をローカルに取得し、ターゲットサービスエンティティに、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報を運ぶ第1の要求メッセージを送信し得る。
ステップ1302:ターゲットサービスエンティティは、第1の参加サービスエンティティに第1の応答メッセージを送信し、第1の参加サービスエンティティは、ターゲットサービスエンティティからの第1の応答メッセージを受信する。
第1の応答メッセージは、端末グループによるターゲットマルチキャストベアラの使用状況を含み得る。
場合により、端末グループによるターゲットマルチキャストベアラの使用状況は、
使用中、もしくは使用されていない、または
端末グループのサービスデータがターゲットマルチキャストベアラ上で送信されている、もしくは端末グループのいかなるサービスデータもターゲットマルチキャストベアラ上で送信されていない、または
いかなる参加サービスエンティティも、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用していない、もしくは参加サービスエンティティが、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用している、もしくは第2の参加サービスエンティティが端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用している
である。
端末グループによるターゲットマルチキャストベアラの使用状況が「使用中」である場合、このことは、別の参加サービスエンティティが、端末グループにサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを現在使用していることを示す。この場合、第1の参加サービスエンティティは、同じサービスデータの繰り返し送信を回避するために、サービスデータを端末グループに送信しない。第1の参加サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラ上でサービスデータを受信するように端末に命令するだけでよい。詳細については後述する。
端末グループによるターゲットマルチキャストベアラの使用状況が「使用されていない」である場合、このことは、いかなる他の参加サービスエンティティも、端末グループにサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを現在使用していないことを示し得る。この場合、第1の参加サービスエンティティは、端末グループにサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用し得る。
上記の実施形態では、第1の参加サービスエンティティからの第1の要求メッセージを受信した後、ターゲットサービスエンティティは、第1の参加サービスエンティティに、端末グループによるターゲットマルチキャストベアラの使用状況を送信し、その結果、第1の参加サービスエンティティが、受信した使用状況に従って、端末グループにサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラが使用され得るか否かを判定することができる。例えば、第1の参加サービスエンティティは、端末グループによるターゲットマルチキャストベアラの使用状況が「使用されていない」であると第1の参加サービスエンティティが判定した場合にのみ、サービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用する。これは、複数の参加サービスエンティティが、端末グループにデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを同時に使用するのを防ぐのに役立ち、端末グループ内の端末が、同じサービスデータを繰り返し受信するのを防ぐのにさらに役立つ。従って、リソースを節約することができる。
場合により、上記の実施形態の第1の実装シナリオでは、本方法はさらに以下を含む。
ステップ1303:第1の参加サービスエンティティは、使用状況に従って、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを判定し、ターゲットサービスエンティティに指示メッセージを送信する。
指示メッセージは、第1の参加サービスエンティティが端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用していることを示すために使用され得る。
それに対応して、本方法は、以下をさらに含み得る。
ステップ1304:ターゲットサービスエンティティは、第1の参加サービスエンティティからの指示メッセージを受信し、指示メッセージに従って、端末グループによるターゲットマルチキャストベアラの使用状況を更新する。
例えば、ステップ1304において、端末グループによるターゲットマルチキャストベアラの使用状況を更新するために、以下の方式のいずれか1つが使用され得る。
ターゲットサービスエンティティは、端末グループによるターゲットマルチキャストベアラの使用状況を「第1の参加サービスエンティティが、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用している」として更新する、または
ターゲットサービスエンティティは、端末グループによるターゲットマルチキャストベアラの使用状況を「参加サービスエンティティが、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用している」として更新する、または
ターゲットサービスエンティティは、端末グループによるターゲットマルチキャストベアラの使用状況を「使用中」として更新する。
さらに、ターゲットサービスエンティティが制御サービスエンティティである場合、ターゲットサービスエンティティは、第1の参加サービスエンティティ以外の参加サービスエンティティに通知メッセージを送信することができ、通知メッセージは、別の参加サービスエンティティにターゲットマルチキャストベアラの更新された使用状況を通知するために使用され得、その結果、別の参加サービスエンティティもターゲットマルチキャストベアラの最新の使用状況を把握することができる。従って、別の参加サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラの使用状況を時間内に把握することができ、グループのサービスデータを送信するためにマルチキャストベアラをさらに使用することができる。従って、マルチキャストベアラがカバーする端末数が増加し、伝送効率が向上する。
最新の使用状況は、「第1の参加サービスエンティティが端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用している」であってもよいし、「参加サービスエンティティが端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用している」であってもよいし、「使用中」であってもよい。
実際の応用形態では、第1の参加サービスエンティティは、受信した第1の応答メッセージ内の使用状況に従って、端末グループにサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラが使用され得るか否かを判定する。第1の参加サービスエンティティが、受信した第1の応答メッセージ内の使用状況に従って、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを判定した場合、第1の参加サービスエンティティは、端末グループにサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用する。
一実装では、第1の参加サービスエンティティが、使用状況に従って、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを判定することは、以下の方法を含み得る。
例えば、第1の参加サービスエンティティが、端末グループの送信対象のサービスデータを有し、かつ受信した第1の応答メッセージ内の使用状況が、「いかなる参加サービスエンティティも端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用していない」である場合、第1の参加サービスエンティティは、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを判定する。
別の例では、第1の参加サービスエンティティが、端末グループの送信対象のサービスデータを有し、受信した第1の応答メッセージ内の使用状況が、「使用されていない」である場合、第1の参加サービスエンティティは、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを判定する。
別の例では、第1の参加サービスエンティティが、端末グループの送信対象のサービスデータを有し、かつ受信した第1の応答メッセージ内の使用状況が、「いかなる参加サービスエンティティもターゲットマルチキャストベアラ上で送信されていない」である場合、第1の参加サービスエンティティは、端末グループの送信対象のサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを判定する。
別の例では、受信した第1の応答メッセージ内の使用状況が、「いかなる参加サービスエンティティも端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用していない」である場合、第1の参加サービスエンティティは、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを判定する。
別の例では、受信した第1の応答メッセージ内の使用状況が、「使用されていない」である場合、第1の参加サービスエンティティは、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを判定する。
別の例では、受信した第1の応答メッセージ内の使用状況が、「いかなる参加サービスエンティティもターゲットマルチキャストベアラ上で送信されていない」である場合、第1の参加サービスエンティティは、端末グループの送信対象のサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを判定する。
一実装では、別の参加サービスエンティティが、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用していると第1の参加サービスエンティティが判定した場合、第1の参加サービスエンティティは、端末グループのサービスデータを依然として送信し得る。この場合、制御サービスエンティティは、参加サービスエンティティのうちの1つによって送信された端末グループのサービスデータを破棄することができ、一般に、後で送信されたサービスデータを破棄することができる。
さらに場合により、ターゲットサービスエンティティは、制御サービスエンティティであり、ステップ1304の後、本方法はさらに以下を含む。
ターゲットサービスエンティティは、第3の参加サービスエンティティに通知メッセージを送信し、通知メッセージが、ターゲットマルチキャストベアラの更新された使用状況を含む。
一例では、制御サービスエンティティは、第1の参加サービスエンティティ以外の参加サービスエンティティに、更新された使用状況を通知する。
第3の参加サービスエンティティは、第1の参加サービスエンティティ以外の参加サービスエンティティであり得る。このことは、限定されない。
さらに、本方法は、
ターゲットサービスエンティティが、第3の参加サービスエンティティからの通知状況報告メッセージを受信し、通知状況報告メッセージは、第3の参加サービスエンティティが、ターゲットマルチキャストベアラ上で端末グループのサービスデータを受信するように端末に命令することを示すために使用される、
ことをさらに含み得る。
詳細については、ステップ1306における関連説明を参照されたい。ここでは細部を説明しない。
さらに場合により、第1の参加サービスエンティティが端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを判定した場合、本方法は以下をさらに含む。
ステップ1305:第1の参加サービスエンティティは、通知メッセージを端末に送信する。
それに対応して、本方法は、端末が、第1の参加サービスエンティティからの通知メッセージを受信することをさらに含み得る。
通知メッセージは、端末グループのサービスデータを受信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用するように端末に命令するために使用され得る。
通知メッセージは、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報を含むことができ、場合により、グループ識別情報をさらに含むことができる。
なお、本実施形態で言及される名称または用語については、上記の実施形態の関連する説明を参照されたい。このことは、限定されない。
一実装では、第1の参加サービスエンティティは、マルチキャスト送信モードで通知メッセージをサービスエリアに送信する。この場合、通知メッセージを受信する端末は、端末グループ内の端末の一部またはすべてを含んでもよいし、他のグループ内の端末を含んでもよく、端末は、第1の参加サービスエンティティに登録されてもよいし、他の参加サービスエンティティに登録されてもよい。この実装は、「第1の参加サービスエンティティが、マルチキャスト送信モードでサービスエリア内の端末のうちの一部またはすべてにサービスエリア内で通知メッセージを送信する」と理解され得る。
別の実装では、第1の参加サービスエンティティは、ユニキャストモードで、端末グループ内にあり、第1の参加サービスエンティティに登録されている端末に通知メッセージを送信する。
別の実装では、第1の参加サービスエンティティは、ユニキャストモードで、端末グループ内にあり、第1の参加サービスエンティティに登録され、サービスエリア内に現在位置する端末に通知メッセージを送信する。
通知メッセージは、サービスデータを受信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用するように端末に命令するために使用される。通知メッセージを受信する端末がサービスエリア内にない場合、端末はサービスデータを受信できない。通知メッセージを受信する端末が端末グループ内の端末ではない場合、処理は、別の処理方式で実行され得る。例えば、端末は、メッセージの内容を解読する試みに失敗した場合にはデータパケットを破棄する、または端末が端末グループ内の端末ではないと判定した場合にはデータパケットを破棄する。
さらに、場合により、本方法は、以下のステップをさらに含む。
ステップ1306:第1の参加サービスエンティティは、ターゲットサービスエンティティに通知状況報告メッセージを送信する。
それに対応して、本方法は、ターゲットサービスエンティティが、第1の参加サービスエンティティからの通知状況報告メッセージを受信することをさらに含む。
通知状況報告メッセージは、第1の参加サービスエンティティが、ターゲットマルチキャストベアラ上で端末グループのサービスデータを受信するように端末に命令することを示すために使用され得る。通知状況報告メッセージはまた、マルチキャスト状況報告メッセージ、またはマルチキャスト使用状況報告メッセージと呼ばれ得る。ここでは細部を繰り返し説明しない。第1の参加サービスエンティティが、ターゲットマルチキャストベアラ上で端末グループのサービスデータを受信するように端末が正常に命令されたことを確認した後(例えば、端末からの確認応答メッセージを受信した後)、第1の参加サービスエンティティはステップ1306を実行する、または端末がメッセージを正常に受信したか否かに関わらず、第1の参加サービスエンティティが、ターゲットマルチキャストベアラ上で端末グループのサービスデータを受信するように端末に命令するメッセージを端末に送信する限り、第1の参加サービスエンティティはステップ1306を実行することが理解されよう。
第1の実装シナリオの方法では、第1の参加サービスエンティティが、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを判定した場合、第1の参加サービスエンティティは、ターゲットサービスエンティティに第1の要求メッセージを送信し、受信した第1の応答メッセージ内の端末グループによるターゲットマルチキャストベアラの使用状況に従って、端末グループにサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラが使用され得るか否かを判定する。端末グループによるターゲットマルチキャストベアラの使用状況が、「使用されていない」である場合、第1の参加サービスエンティティは、サービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することができる。さらに、ターゲットサービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラの使用状況をさらに更新し得る。さらに、ターゲットサービスエンティティが制御サービスエンティティである場合、制御サービスエンティティは、第1の参加サービスエンティティ以外の参加サービスエンティティに更新された使用状況をさらに通知する。
場合により、第1の実装シナリオに基づいて、本方法はさらに以下を含む。
ステップ1307:第1の参加サービスエンティティは、端末グループのサービスデータを端末に送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用する。
一実装では、ターゲットマルチキャストベアラが第1の参加サービスエンティティによって作成される場合、第1の参加サービスエンティティは、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用する、すなわち、第1の参加サービスエンティティは、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを直接使用する。
別の実装では、ターゲットマルチキャストベアラが第1の参加サービスエンティティによって作成されていない場合、第1の参加サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラを作成する参加サービスエンティティに指示情報および端末グループのサービスデータを送信し、指示情報は、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用するように、ターゲットマルチキャストベアラを作成する参加サービスエンティティに命令するために使用される。具体的には、第1の参加サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラを作成する参加サービスエンティティに端末グループのサービスデータを送信し、ターゲットマルチキャストベアラを作成する参加サービスエンティティは、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用する。
例えば、ターゲットマルチキャストベアラが第2の参加サービスエンティティによって作成される場合、第1の参加サービスエンティティは、第2の参加サービスエンティティに関する情報(例えば、第2の参加サービスエンティティの識別情報、および/または第2の参加サービスエンティティのアドレス情報を含む)を、制御サービスエンティティによってプッシュされる方式で、または第1の参加サービスエンティティによる能動的な要求によって取得し得る。第1の参加サービスエンティティは、第2の参加サービスエンティティに端末グループのサービスデータおよび指示情報を送信し、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用するように第2の参加サービスエンティティに命令する。
上記の2つの実装では、ターゲットマルチキャストベアラを作成する参加サービスエンティティは、端末にサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用する。
さらに別の実装では、どの参加サービスエンティティがターゲットマルチキャストベアラを作成するかに関わらず、本ステップでは、第1の参加サービスエンティティは、端末にサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用する。ターゲットマルチキャストベアラを使用する権利を取得する参加サービスエンティティは、端末にサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することが理解されよう。
場合により、第1の実装シナリオに基づいて、第1の参加サービスエンティティが端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用する場合に、第3の参加サービスエンティティなどの別の参加サービスエンティティ(別の参加サービスエンティティは、端末グループ内の端末が登録されている参加サービスエンティティのうちの第1の参加サービスエンティティ以外の端末グループの通信に参加する参加サービスエンティティであり得る)もまた、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを判定した場合、本方法は、ステップ1308およびステップ1309をさらに含み得る。
ステップ1308:第3の参加サービスエンティティが、ターゲットサービスエンティティに第2の要求メッセージを送信する。
それに対応して、本方法は、ターゲットサービスエンティティが、第3の参加サービスエンティティからの第2の要求メッセージを受信することをさらに含み得る。
第2の要求メッセージは、グループ識別情報とターゲットマルチキャストベアラの識別情報とを含むことができ、第2の要求メッセージは、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを要求するために使用される。
ステップ1309:ターゲットサービスエンティティは、第3の参加サービスエンティティに第2の応答メッセージを送信する。
それに対応して、本方法は、第3の参加サービスエンティティが、ターゲットサービスエンティティからの第2の応答メッセージを受信することをさらに含み得る。
第2の応答メッセージは、ターゲットマルチキャストベアラの更新された使用状況を含み得る。
場合により、更新された使用状況は、「第1の参加サービスエンティティが端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用している」、「参加サービスエンティティが端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用している」、または「使用中」である。
従って、ターゲットマルチキャストベアラが現在使用されていることを第3の参加サービスエンティティが把握した場合、すなわち、別の参加サービスエンティティが、端末グループ内の端末にサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用している場合、同じサービスデータの繰り返し送信を回避するために、第3の参加サービスエンティティは、端末グループのサービスデータを送信しないことを判定する。従って、これは、複数の参加サービスエンティティが、端末グループにデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを同時に使用するのを防ぐのに役立ち、端末グループ内の端末が、同じサービスデータを繰り返し受信するのを防ぐのにさらに役立つ。従って、リソースを節約することができる。
第3の参加サービスエンティティが制御サービスエンティティによって送信された通知メッセージを受信し、ターゲットマルチキャストベアラが既に使用中であることを把握した場合、上記のステップ1308およびステップ1309は実行されなくてもよいことに留意されたい。
さらに、本方法は、以下のステップをさらに含み得る。
ステップ1310:第3の参加サービスエンティティは、通知メッセージを端末に送信する。
それに対応して、本方法は、端末が、第3の参加サービスエンティティからの通知メッセージを受信することをさらに含み得る。
通知メッセージは、端末グループのサービスデータを受信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用するように端末に命令するために使用され得る。
場合により、通知メッセージは、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報を含むことができ、場合により、グループ識別情報をさらに含む。
一実装では、第3の参加サービスエンティティは、マルチキャスト送信モードで通知メッセージをサービスエリアに送信する。この場合、通知メッセージを受信する端末は、端末グループ内の端末の一部またはすべてを含んでもよいし、他のグループ内の端末を含んでもよく、端末は、第3の参加サービスエンティティに登録されてもよいし、他の参加サービスエンティティに登録されてもよい。この実装は、「第3の参加サービスエンティティが、マルチキャスト送信モードでサービスエリア内の端末のうちの一部またはすべてにサービスエリア内で通知メッセージを送信する」と理解され得る。
別の実装では、第3の参加サービスエンティティは、ユニキャストモードで、端末グループ内にあり、第3の参加サービスエンティティに登録されている端末に通知メッセージを送信する。
別の実装では、第3の参加サービスエンティティは、ユニキャストモードで、端末グループ内にあり、第3の参加サービスエンティティに登録され、サービスエリア内に現在位置する端末に通知メッセージを送信する。
通知メッセージは、サービスデータを受信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用するように端末に命令するために使用され得る。通知メッセージを受信する端末がサービスエリア内にない場合、端末はサービスデータを受信できない。通知メッセージを受信する端末が端末グループ内の端末ではない場合、処理は、別の処理方式で実行され得る。例えば、端末は、メッセージの内容を解読する試みに失敗した場合にはデータパケットを破棄する、または端末が端末グループ内の端末ではないと判定した場合にはデータパケットを破棄する。
さらに、本方法は、以下のステップをさらに含み得る。
ステップ1311:第3の参加サービスエンティティは、ターゲットサービスエンティティに通知状況報告メッセージを送信する。
それに対応して、本方法は、ターゲットサービスエンティティが、第3の参加サービスエンティティからの通知状況報告メッセージを受信することをさらに含み得る。
通知状況報告メッセージは、第3の参加サービスエンティティが、ターゲットマルチキャストベアラ上で端末グループのサービスデータを受信するように端末に命令することを示すために使用され得る。第3の参加サービスエンティティが、ターゲットマルチキャストベアラ上で端末グループのサービスデータを受信するように端末が正常に命令されたことを確認した後(例えば、端末からの確認応答メッセージを受信した後)、第3の参加サービスエンティティはステップ1311を実行する、または端末が命令を正常に受信したか否かに関わらず、第3の参加サービスエンティティが、ターゲットマルチキャストベアラ上で端末グループのサービスデータを受信するように端末に命令するメッセージを端末に送信する限り、第3の参加サービスエンティティはステップ1311を実行することが理解されよう。
上記のステップ1308からステップ1310を実行することによって、第3の参加サービスエンティティは、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを判定する。ターゲットマルチキャストベアラの使用状況が「使用中」であることを第3の参加サービスエンティティが把握した場合、第3の参加サービスエンティティは、サービスデータを端末に送信しないが、ターゲットマルチキャストベアラ上でサービスデータを受信するように端末に命令する。従って、これは、複数の参加サービスエンティティが、端末グループにデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを同時に使用するのを防ぐのに役立ち、端末グループ内の端末が、同じサービスデータを繰り返し受信するのを防ぐのにさらに役立つ。従って、リソースを節約することができる。
上記の実施形態の第1の実装シナリオに基づいて、一実装では、上記の実施形態のターゲットサービスエンティティがマルチキャストベアラ管理エンティティである場合、各参加サービスエンティティは、マルチキャストベアラ管理エンティティに要求メッセージを送信するときにのみ、マルチキャストベアラの現在の使用状況を把握することができる。別の実装では、上記の実施形態におけるターゲットサービスエンティティが制御サービスエンティティである場合、制御サービスエンティティは、マルチキャストベアラの最新の使用状況を各参加サービスエンティティに能動的にプッシュし、各参加サービスエンティティはマルチキャストベアラの使用状況を取得することができる。
場合により、上記の実施形態の第1の実装シナリオに基づいて、本方法は以下をさらに含む:
第1の参加サービスエンティティがサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを停止する場合、第1の参加サービスエンティティは、ターゲットサービスエンティティに指示メッセージを送信し得る。
指示メッセージは、第1の参加サービスエンティティがサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを停止することをターゲットサービスエンティティに通知するために使用される。
それに対応して、本方法は、以下をさらに含み得る:ターゲットサービスエンティティは、端末グループによるターゲットマルチキャストベアラの使用状況を「いかなる参加サービスエンティティも、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用していない」として更新する、またはターゲットサービスエンティティは、端末グループによるターゲットマルチキャストベアラの使用状況を「端末グループのいかなるサービスデータもターゲットマルチキャストベアラ上で送信されていない」として更新する、またはターゲットサービスエンティティは、端末グループによるターゲットマルチキャストベアラの使用状況を「使用されていない」として更新する。
場合により、上記の実施形態の第2の実装シナリオでは、本方法は、以下をさらに含む:
第1の参加サービスエンティティは、ターゲットサービスエンティティにベアラ情報報告メッセージを送信し、ベアラ情報報告メッセージが、サービスエリアの識別子と、グループ識別情報と、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報と、を含む、または
ターゲットサービスエンティティが制御サービスエンティティである場合、第1の参加サービスエンティティは、制御サービスエンティティからのプッシュメッセージを受信し、プッシュメッセージが、サービスエリアの識別子と、グループ識別情報と、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報と、を含む。
第2の実装シナリオと第1の実装シナリオとを組み合わせることができることに留意されたい。このことは、限定されない。
第2の実装シナリオでは、第1の参加サービスエンティティがターゲットマルチキャストベアラを作成した場合、例えばサービスエリアの識別子とグループ識別情報とターゲットマルチキャストベアラの識別情報とを含む、ターゲットマルチキャストベアラに関する情報は、ベアラ情報報告メッセージで運ばれ、ターゲットサービスエンティティに送信され、その結果、ターゲットサービスエンティティがターゲットマルチキャストベアラを管理できる。
ターゲットマルチキャストベアラが別の参加サービスエンティティによって作成され、作成されたターゲットマルチキャストベアラに関する情報が参加サービスエンティティに報告される場合に、参加サービスエンティティが制御サービスエンティティである場合、制御サービスエンティティは、マルチキャストベアラに関する情報をプッシュする機能を有する。従って、プッシュメッセージは、ターゲットマルチキャストベアラを作成する参加サービスエンティティ以外の他の参加サービスエンティティ(例えば、第1の参加サービスエンティティを含む)に送信され得、プッシュメッセージは、サービスエリアの識別子と、グループ識別情報と、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報と、を含む。従って、端末グループ内の端末が登録されているすべての参加サービスエンティティは、参加サービスエンティティのうちの1つによって作成されたマルチキャストベアラに関する情報を取得することができる。
以下、上記の実施形態におけるターゲットサービスエンティティがターゲットマルチキャストベアラに関する情報(ターゲットマルチキャストベアラの識別情報を含む)を取得し、ターゲットマルチキャストベアラの使用状況を管理する、一実装について説明する。 ターゲットサービスエンティティは、制御サービスエンティティまたはマルチキャストベアラ管理エンティティであり得る。
実装1:ターゲットサービスエンティティは、制御サービスエンティティである。
制御サービスエンティティは、端末グループ内の端末が登録されている参加サービスエンティティを管理し得る。
例えば、制御サービスエンティティによって管理される第1の参加サービスエンティティがターゲットマルチキャストベアラを作成する場合、ターゲットマルチキャストベアラを作成した後、第1の参加サービスエンティティは、制御サービスエンティティにベアラ情報報告メッセージを送信し、ベアラ情報報告メッセージは、グループ識別情報とターゲットマルチキャストベアラの識別情報とを含む。場合により、ベアラ情報報告メッセージは、サービスエリアの識別子をさらに含む。
ベアラ情報報告メッセージは、作成されたマルチキャストベアラに関する情報を報告するために使用され得る。
本実施形態では、任意の参加サービスエンティティが、マルチキャストベアラを作成し、報告メッセージを使用して、作成されたマルチキャストベアラに関する情報を送信する場合、報告メッセージは、ベアラ情報報告メッセージと呼ばれ得る。
第1の参加サービスエンティティによって送信されたベアラ情報報告メッセージを受信した後、制御サービスエンティティは、そのメッセージからグループ識別情報およびターゲットマルチキャストベアラの識別情報を取得し、場合により、サービスエリアの識別子をさらに取得する。次いで、制御サービスエンティティは、ターゲットマルチキャストベアラに関する情報を記録する。
さらに、制御サービスエンティティは、マルチキャストベアラの使用状況をさらに記録する。例えば、次のような方式があり得る。
方式1:使用状況が「使用中」である、または使用状況が「使用されていない」である。
本方式では、ターゲットサービスエンティティは、マルチキャストベアラの使用状況を、「使用中」または「使用されていない」として記録する。
「使用中」は、現在、参加サービスエンティティが、サービスデータを送信するために、マルチキャストベアラを使用していること、または現在、参加サービスエンティティが、マルチキャストベアラを使用しており、サービスデータを送信する準備ができていることを示す。
「使用されていない」は、現在、いかなるサービスエンティティも、サービスデータを送信するために、マルチキャストベアラを使用していないこと、または現在、いかなる参加サービスエンティティも、マルチキャストベアラを使用しておらず、サービスデータを送信する準備もできていないことを示す。
方式2:使用状況が「端末グループのサービスデータが、マルチキャストベアラ上で送信されている」、または使用状況が「端末グループのいかなるサービスデータも、マルチキャストベアラ上で送信されていない」である。
本方式では、制御サービスエンティティは、マルチキャストベアラの使用状況を、「端末グループのサービスデータが、マルチキャストベアラ上で送信されている」、または「端末グループのいかなるサービスデータも、マルチキャストベアラ上で送信されていない」として記録する。
「端末グループのサービスデータがマルチキャストベアラ上で送信されている」は、現在、マルチキャストベアラが、端末グループのサービスデータを送信するために使用されていることを示す。
「端末グループのいかなるサービスデータもマルチキャストベアラ上で送信されていない」は、現在、マルチキャストベアラが、端末グループのサービスデータを送信するために使用されていないことを示す。
方式3:使用状況は、「いかなる参加サービスエンティティも、端末グループのサービスデータを送信するためにマルチキャストベアラを使用していない」である、または使用状況は、「参加サービスエンティティが、端末グループのサービスデータを送信するためにマルチキャストベアラを使用している」である、または使用状況は、「第2の参加サービスエンティティが端末グループのサービスデータを送信するためにマルチキャストベアラを使用している」である。
具体的には、方式3では、方式2における「端末グループのサービスデータがマルチキャストベアラ上で送信されている」は、「参加サービスエンティティが、端末グループのサービスデータを送信するためにマルチキャストベアラを使用している」、または「第2の参加サービスエンティティが端末グループのサービスデータを送信するためにマルチキャストベアラを使用している」として記録される。第2の参加サービスエンティティは、制御サービスエンティティに関連付けられた任意の参加サービスエンティティである。
方式3では、方式2における「端末グループのいかなるサービスデータも、マルチキャストベアラ上で送信されていない」は、「いかなる参加サービスエンティティも、端末グループのサービスデータを送信するためにマルチキャストベアラを使用していない」として記録される。
上記の3つの方式はすべて、マルチキャストベアラの使用状況を記録するための方法であることに留意されたい。実際の用途では、本方法のいずれか1つ以上が、実装のために選択され得る。
実際の応用形態では、制御サービスエンティティによって管理される任意の参加サービスエンティティは、マルチキャストベアラを作成し(例えば、上記のターゲットマルチキャストベアラを作成し)、作成されたマルチキャストベアラに関する情報を制御サービスエンティティに報告し得る。例えば、第4の参加サービスエンティティが制御サービスエンティティによって管理される任意の参加サービスエンティティを表すために使用される場合、報告プロセスは次のように表され得る:制御サービスエンティティは、第4の参加サービスエンティティからのベアラ情報報告メッセージを受信し、ベアラ情報報告メッセージは、サービスエリアの識別子とマルチキャストベアラの識別情報とを含む。場合により、ベアラ情報報告メッセージは、グループ識別情報をさらに含む。場合により、ベアラ情報報告メッセージは、アドレス情報または識別情報などの第4の参加サービスエンティティに関する情報をさらに含む。
上記の方法では、制御サービスエンティティは、各参加サービスエンティティによって作成および報告されたマルチキャストベアラに関する情報を記録することができ、記録された情報は、端末グループによるマルチキャストベアラの使用状況を含む。
参加サービスエンティティによって送信されたベアラ情報報告メッセージを受信し、グループ識別情報、マルチキャストベアラの識別情報、およびサービスエリアの識別子などのマルチキャストベアラに関する情報を取得して記録した後、制御サービスエンティティは、制御サービスエンティティによって管理される参加サービスエンティティのうち、マルチキャストベアラを作成する参加サービスエンティティ以外の他の参加サービスエンティティにプッシュメッセージをさらに送信し、プッシュメッセージは、グループ識別情報とマルチキャストベアラの識別情報とを含む。場合により、プッシュメッセージは、サービスエリアの識別子をさらに含む。場合により、プッシュメッセージは、マルチキャストベアラを作成する参加サービスエンティティに関する情報をさらに含む。場合により、プッシュメッセージは、端末グループによるマルチキャストベアラの使用状況をさらに含む。
本方法では、任意の参加サービスエンティティがマルチキャストベアラを作成した後、マルチキャストベアラ情報が、制御サービスエンティティに報告される。制御サービスエンティティは、一方では、マルチキャストベアラに関する情報を記録し、他方では、他の参加サービスエンティティにマルチキャストベアラに関する情報をプッシュし、その結果、制御サービスエンティティによって管理されるすべての参加サービスエンティティがマルチキャストベアラに関する情報を記録できる。
実装2:ターゲットサービスエンティティは、マルチキャストベアラ管理エンティティである。
ターゲットサービスエンティティがマルチキャストベアラ管理エンティティである場合、一方では、マルチキャストベアラ管理エンティティは、参加サービスエンティティによって作成されたマルチキャストベアラに関する情報を取得するために、制御サービスエンティティによってマルチキャストベアラに関する情報を取得するための方法と同じ方法を使用することができる。加えて、マルチキャストベアラに関する情報を記録する方式も、制御サービスエンティティによって使用される記録する方式と同じであり得る。
他方、マルチキャストベアラ管理エンティティは端末グループのいかなるグループ情報も持たず、どの参加サービスエンティティがグループに含まれるかを把握することができないため、マルチキャストベアラ管理エンティティは、制御サービスエンティティの上記のプッシュ機能を持たない場合がある。具体的には、参加サービスエンティティによって報告されたマルチキャストベアラに関する情報を記録した後、マルチキャストベアラ管理エンティティは、マルチキャストベアラに関する記録された情報を他の参加サービスエンティティにプッシュしない場合がある。
同じ発明概念に基づいて、図14に示すように、図14は、本出願による装置の概略図である。装置1400は、ターゲットサービスエンティティであってもよいし、システムオンチップもしくはチップであってもよく、図13に示す実施形態においてターゲットサービスエンティティによって実行される方法を実行し得る。
装置1400は、少なくとも1つのプロセッサ141と送受信機142とを備え、場合により、メモリ143をさらに備える。プロセッサ141、送受信機142、およびメモリ143は、通信バスによって接続されている。
プロセッサ141は、汎用中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、特定のASIC、または本発明の解決策におけるプログラム実行を制御するための1つ以上の集積回路とすることができる。
通信バスは、上記のユニット間で情報を送信するための経路を含み得る。
送受信機142は、別の装置または通信ネットワークと通信するように構成される。送受信機は、通信インターフェース、例えば、有線インターフェースもしくは無線インターフェース、あるいはWi−Fi(登録商標)インターフェースとすることもできる、または送受信機は、無線周波数回路を備える。
メモリ143は、ROMもしくは静的な情報および命令を記憶できる別の種類の静的記憶装置、またはRAMもしくは情報および命令を記憶できる別の種類の動的記憶装置であってもよいし、またはEEPROM、CD−ROM、または他のコンパクトディスク記憶装置もしくは光ディスク記憶装置(圧縮光ディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイ(登録商標)光ディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体または別の磁気記憶装置、あるいは命令またはデータ構造の形で予期されるプログラムコードを運ぶ、または記憶することができ、コンピュータによってアクセス可能であるが、それに限定されない、他の任意の媒体であってもよい。メモリ143は、独立に存在してもよく、通信バスによってプロセッサ141に接続される。メモリ143はまた、プロセッサと一体化されてもよい。メモリ143は、本発明の解決策を実行するために使用されるアプリケーションプログラムコードを記憶するように構成され、アプリケーションプログラムコードはプロセッサ141によって実行される。プロセッサ141は、メモリ143に記憶されているアプリケーションプログラムコードを実行するように構成される。
具体的な実装では、一実施形態では、プロセッサ141は、1つ以上のCPU、例えば図14のCPU 0およびCPU 1を含むことができる。
具体的な実装では、一実施形態では、装置1400は、複数のプロセッサ、例えば図14のプロセッサ141およびプロセッサ148を備えることができる。各プロセッサは、シングルコア(シングルCPU)プロセッサであってもよいし、マルチコア(マルチCPU)プロセッサであってもよい。本明細書では、プロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するための1つ以上のデバイス、回路、および/または処理コアであり得る。
本装置は、図13に示す実施形態における通信方法においてターゲットサービスエンティティによって実行されるステップを実施するように構成され得ることを理解されたい。関連機能については、上記の説明を参照されたい。ここでは細部を繰り返し説明しない。
本出願では、装置内の機能モジュールは、上記の方法の例に従って分割することによって得ることができる。例えば、各機能に対応する各機能モジュールを分割により得てもよいし、2つ以上の機能を1つの処理モジュールに統合してもよい。統合されたモジュールはハードウェアの形態で実現することもでき、ソフトウェア機能モジュールの形態で実現することもできる。本出願におけるモジュールの分割は単なる一例であり、論理的な機能の分割にすぎないことに留意されたい。他の分割方式が実際の実装において利用可能であり得る。例えば、各機能に対応する各機能モジュールを分割により得る場合、図15は、装置の概略図を示す。装置は、図13に示す実施形態で使用されるターゲットサービスエンティティ、またはシステムオンチップもしくはチップであり得る。装置は、処理ユニット1501と通信ユニット1502とを備える。
処理ユニット1501は、
第1の参加サービスエンティティからの第1の要求メッセージを受信し、第1の要求メッセージが、グループ識別情報とターゲットマルチキャストベアラの識別情報とを含み、第1の要求メッセージが、グループ識別情報に対応する端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを要求するために使用され、
第1の参加サービスエンティティに第1の応答メッセージを送信し、第1の応答メッセージが、端末グループによるターゲットマルチキャストベアラの使用状況を含む、
ように通信ユニット1502を制御するように構成される。
可能な実装では、使用状況が、
使用中、もしくは使用されていない、または
端末グループのサービスデータがターゲットマルチキャストベアラ上で送信されている、もしくは端末グループのいかなるサービスデータもターゲットマルチキャストベアラ上で送信されていない、または
いかなる参加サービスエンティティも、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用していない、もしくは参加サービスエンティティが、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用している、もしくは第2の参加サービスエンティティが端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用している
ことを含む。
可能な実装では、処理ユニット1501は、
第1の参加サービスエンティティからの指示メッセージを受信し、指示メッセージは、第1の参加サービスエンティティが、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用していることを示すために使用される、
ように通信ユニット1502を制御するようにさらに構成され、
処理ユニット1501は、指示メッセージに従って、使用状況を更新するようにさらに構成される。
可能な実装では、処理ユニット1501は、
使用状況を「第1の参加サービスエンティティが、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用している」に更新する、または
使用状況を「参加サービスエンティティが、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用している」に更新する、または
使用状況を「使用中」に更新する、
ように特に構成される。
可能な実装では、処理ユニット1501が、
第3の参加サービスエンティティからの第2の要求メッセージを受信し、第2の要求メッセージが、グループ識別情報とターゲットマルチキャストベアラの識別情報とを含み、第2の要求メッセージが、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを要求するために使用され、
第3の参加サービスエンティティに第2の応答メッセージを送信し、第2の応答メッセージが、ターゲットマルチキャストベアラの更新された使用状況を含む、
ように通信ユニット1502を制御するようにさらに構成される。
可能な実装では、装置1500が制御サービスエンティティであり、処理ユニット1501は、第3の参加サービスエンティティに通知メッセージを送信し、通知メッセージが、ターゲットマルチキャストベアラの更新された使用状況を含む、ように通信ユニット1502を制御するようにさらに構成される。
可能な実装では、処理ユニット1501は、
第3の参加サービスエンティティからの通知状況報告メッセージを受信し、通知状況報告メッセージは、第3の参加サービスエンティティが、ターゲットマルチキャストベアラ上で端末グループのサービスデータを受信するように端末に命令することを示すために使用される、
ように通信ユニット1502を制御するようにさらに構成される。
可能な実装では、処理ユニット1501は、
第4の参加サービスエンティティからのベアラ情報報告メッセージを受信し、ベアラ情報報告メッセージが、サービスエリアの識別子と、グループ識別情報と、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報と、を含むことができ、場合により、第4の参加サービスエンティティの識別情報および/またはアドレスをさらに含む、
ように通信ユニット1502を制御するようにさらに構成される。
本実施形態では、装置は、分割により得た、機能に対応する機能モジュールの形で提示される、または装置は、統合により得た機能モジュールの形で提示される。本明細書では、「モジュール」は、ASIC、1つ以上のソフトウェアまたはファームウェアプログラムを実行する回路、プロセッサ、およびメモリ、集積論理回路、ならびに/または上記の機能を提供し得る他の構成要素とすることができる。
本装置は、本発明の実施形態における通信方法においてターゲットサービスエンティティによって実行されるステップを実施するように構成され得ることを理解されたい。関連機能については、上記の説明を参照されたい。ここでは細部を繰り返し説明しない。
同じ発明概念に基づいて、図16に示すように、図16は、本出願による装置の概略図である。装置1600は、例えば、参加サービスエンティティであってもよいし、システムオンチップもしくはチップであってもよく、図13に示す実施形態において第1の参加サービスエンティティによって実行される方法を実行し得る。
装置1600は、少なくとも1つのプロセッサ161と送受信機162とを備え、場合により、メモリ163をさらに備える。プロセッサ161、送受信機162、およびメモリ163は、通信バスによって接続されている。
プロセッサ161は、汎用中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、ASIC、または本発明の解決策におけるプログラム実行を制御するための1つ以上の集積回路とすることができる。
通信バスは、上記のユニット間で情報を送信するための経路を含み得る。
送受信機162は、別の装置または通信ネットワークと通信するように構成される。送受信機は、通信インターフェース、例えば、有線インターフェースもしくは無線インターフェース、あるいはWi−Fi(登録商標)インターフェースとすることもできる、または送受信機は、無線周波数回路を備える。
メモリ163は、ROMもしくは静的な情報および命令を記憶できる別の種類の静的記憶装置、またはRAMもしくは情報および命令を記憶できる別の種類の動的記憶装置であってもよいし、またはEEPROM、CD−ROM、または他のコンパクトディスク記憶装置もしくは光ディスク記憶装置(圧縮光ディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイ(登録商標)光ディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体または別の磁気記憶装置、あるいは命令またはデータ構造の形で予期されるプログラムコードを運ぶ、または記憶することができ、コンピュータによってアクセス可能であるが、それに限定されない、他の任意の媒体であってもよい。メモリ163は、独立に存在してもよく、通信バスによってプロセッサ161に接続される。メモリ163はまた、プロセッサと一体化されてもよい。メモリ163は、本発明の解決策を実行するために使用されるアプリケーションプログラムコードを記憶するように構成され、アプリケーションプログラムコードはプロセッサ161によって実行される。プロセッサ161は、メモリ163に記憶されているアプリケーションプログラムコードを実行するように構成される。
具体的な実装では、一実施形態では、プロセッサ161は、1つ以上のCPU、例えば図16のCPU 0およびCPU 1を含むことができる。
具体的な実装では、一実施形態では、装置1600は、複数のプロセッサ、例えば図16のプロセッサ161およびプロセッサ168を備えることができる。各プロセッサは、シングルコア(シングルCPU)プロセッサであってもよいし、マルチコア(マルチCPU)プロセッサであってもよい。本明細書では、プロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するための1つ以上のデバイス、回路、および/または処理コアであり得る。
本装置は、図13に示す実施形態における通信方法において第1の参加サービスエンティティによって実行されるステップを実施するように構成され得ることを理解されたい。関連機能については、上記の説明を参照されたい。ここでは細部を繰り返し説明しない。
本出願では、装置内の機能モジュールは、上記の方法の例に従って分割することによって得ることができる。例えば、各機能に対応する各機能モジュールを分割により得てもよいし、2つ以上の機能を1つの処理モジュールに統合してもよい。統合されたモジュールはハードウェアの形態で実現することもでき、ソフトウェア機能モジュールの形態で実現することもできる。本出願におけるモジュールの分割は単なる一例であり、論理的な機能の分割にすぎないことに留意されたい。他の分割方式が実際の実装において利用可能であり得る。例えば、各機能に対応する各機能モジュールを分割により得る場合、図17は、装置の概略図を示す。装置は、図13に示す実施形態で使用される第1の参加サービスエンティティであり得る。装置は、処理ユニット1701と通信ユニット1702とを備える。
処理ユニット1701は、
ターゲットサービスエンティティに要求メッセージを送信し、要求メッセージが、グループ識別情報とターゲットマルチキャストベアラの識別情報とを含み、要求メッセージが、グループ識別情報に対応する端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを要求するために使用され、
ターゲットサービスエンティティからの応答メッセージを受信し、応答メッセージが、端末グループによるターゲットマルチキャストベアラの使用状況を含む、
ように通信ユニット1702を制御するように構成される。
可能な実装では、処理ユニット1701は、使用状況に従って、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを判定するようにさらに構成され、
処理ユニット1701は、ターゲットサービスエンティティに指示メッセージを送信するように通信ユニット1702を制御し、指示メッセージは、第1の参加サービスエンティティが、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用していることを示すために使用される、ようにさらに構成される。
可能な実装では、処理ユニット1701は、
第1の参加サービスエンティティ内に端末グループの送信対象のサービスデータが存在し、かつ使用状況が、「いかなる参加サービスエンティティも、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用していない」である、もしくは使用状況が、「使用されていない」である、もしくは使用状況が、「端末グループのいかなるサービスデータもターゲットマルチキャストベアラ上で送信されていない」である場合、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを判定する、または
使用状況が、「いかなる参加サービスエンティティも、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用していない」である、もしくは使用状況が、「使用されていない」である、もしくは使用状況が、「端末グループのいかなるサービスデータもターゲットマルチキャストベアラ上で送信されていない」である場合、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを判定する、
ように特に構成される。
可能な実装では、処理ユニット1701は、通知メッセージを端末に送信し、通知メッセージが、ターゲットマルチキャストベアラを使用して端末グループのサービスデータを受信するように端末に命令するために使用される、ように通信ユニット1702を制御するようにさらに構成される。
可能な実装では、処理ユニット1701は、ターゲットサービスエンティティに通知状況報告メッセージをさらに送信し、通知状況報告メッセージは、第1の参加サービスエンティティが、ターゲットマルチキャストベアラ上で端末グループのサービスデータを受信するように端末に命令することを示すために使用される、ように通信ユニット1702を制御するようにさらに構成される。
可能な実装では、ターゲットマルチキャストベアラが第1の参加サービスエンティティによって作成された場合、処理ユニット1701は、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用するように通信ユニット1702を制御するようにさらに構成される、または
ターゲットマルチキャストベアラが第2の参加サービスエンティティによって作成された場合、処理ユニット1701は、第2の参加サービスエンティティに、指示情報および端末グループの送信対象のサービスデータを送信し、指示情報が、端末グループの送信対象のサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用するように第2の参加サービスエンティティに命令するために使用される、ように通信ユニット1702を制御するようにさらに構成される。
可能な実装では、処理ユニット1701は、
ターゲットサービスエンティティにベアラ情報報告メッセージを送信し、ベアラ情報報告メッセージが、サービスエリアの識別子と、グループ識別情報と、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報と、を含む、または
ターゲットサービスエンティティからのプッシュメッセージを受信し、プッシュメッセージが、サービスエリアの識別子と、グループ識別情報と、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報と、を含む、
ように通信ユニット1702を制御するようにさらに構成される。
本実施形態では、装置は、分割により得た、機能に対応する機能モジュールの形で提示される、または装置は、統合により得た機能モジュールの形で提示される。本明細書では、「モジュール」は、ASIC、1つ以上のソフトウェアまたはファームウェアプログラムを実行する回路、プロセッサ、およびメモリ、集積論理回路、ならびに/または上記の機能を提供し得る他の構成要素とすることができる。
本装置は、本発明の図13に示す実施形態における通信方法において第1の参加サービスエンティティによって実行されるステップを実施するように構成され得ることを理解されたい。関連機能については、上記の説明を参照されたい。ここでは細部を繰り返し説明しない。
同じ発明概念に基づいて、図18に示すように、図18は、本出願による装置の概略図である。装置1800は、ターゲットサービスエンティティであってもよいし、システムオンチップもしくはチップであってもよく、上記の実施形態におけるステップ4011から4014においてターゲットサービスエンティティによって実行される方法を実行し得る。
装置1800は、少なくとも1つのプロセッサ181と送受信機182とを備え、場合により、メモリ183をさらに備える。プロセッサ181、送受信機182、およびメモリ183は、通信バスによって接続されている。
プロセッサ181は、汎用中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、特定のASIC、または本発明の解決策におけるプログラム実行を制御するための1つ以上の集積回路とすることができる。
通信バスは、上記のユニット間で情報を送信するための経路を含み得る。
送受信機182は、別の装置または通信ネットワークと通信するように構成される。送受信機は、通信インターフェース、例えば、有線インターフェースもしくは無線インターフェース、あるいはWi−Fi(登録商標)インターフェースとすることもできる、または送受信機は、無線周波数回路を備える。
メモリ183は、ROMもしくは静的な情報および命令を記憶できる別の種類の静的記憶装置、またはRAMもしくは情報および命令を記憶できる別の種類の動的記憶装置であってもよいし、またはEEPROM、CD−ROM、または他のコンパクトディスク記憶装置もしくは光ディスク記憶装置(圧縮光ディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイ(登録商標)光ディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体または別の磁気記憶装置、あるいは命令またはデータ構造の形で予期されるプログラムコードを運ぶ、または記憶することができ、コンピュータによってアクセス可能であるが、それに限定されない、他の任意の媒体であってもよい。メモリ183は、独立に存在してもよく、通信バスによってプロセッサ181に接続される。メモリ183はまた、プロセッサと一体化されてもよい。メモリ183は、本発明の解決策を実行するために使用されるアプリケーションプログラムコードを記憶するように構成され、アプリケーションプログラムコードはプロセッサ181によって実行される。プロセッサ181は、メモリ183に記憶されているアプリケーションプログラムコードを実行するように構成される。
具体的な実装では、一実施形態では、プロセッサ181は、1つ以上のCPU、例えば図18のCPU 0およびCPU 1を含むことができる。
具体的な実装では、一実施形態では、装置1800は、複数のプロセッサ、例えば図18のプロセッサ181およびプロセッサ188を備えることができる。各プロセッサは、シングルコア(シングルCPU)プロセッサであってもよいし、マルチコア(マルチCPU)プロセッサであってもよい。本明細書では、プロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するための1つ以上のデバイス、回路、および/または処理コアであり得る。
本装置は、上記の実施形態におけるステップ4011から4014においてターゲットサービスエンティティによって実行されるステップを実施するように構成され得ることを理解されたい。関連機能については、上記の説明を参照されたい。ここでは細部を繰り返し説明しない。
本出願では、装置内の機能モジュールは、上記の方法の例に従って分割することによって得ることができる。例えば、各機能に対応する各機能モジュールを分割により得てもよいし、2つ以上の機能を1つの処理モジュールに統合してもよい。統合されたモジュールはハードウェアの形態で実現することもでき、ソフトウェア機能モジュールの形態で実現することもできる。本出願におけるモジュールの分割は単なる一例であり、論理的な機能の分割にすぎないことに留意されたい。他の分割方式が実際の実装において利用可能であり得る。例えば、各機能に対応する各機能モジュールを分割により得る場合、図19は、装置の概略図を示す。装置は、図13に示す実施形態で使用されるターゲットサービスエンティティ、またはシステムオンチップもしくはチップであり得る。装置は、処理ユニット1901と通信ユニット1902とを備える。
処理ユニット1901は、
第1の参加サービスエンティティからの第1の要求メッセージを受信し、第1の要求メッセージが、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報と端末グループのグループ識別情報とを含み、第1の要求メッセージが、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを要求するために使用され、
第1の参加サービスエンティティに第1の応答メッセージを送信し、第1の応答メッセージが、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用するように第1の参加サービスエンティティに命令するために使用される、
ように通信ユニット1902を制御するように構成される。
可能な実装では、第1の応答メッセージは第1の指示情報をさらに含み、第1の指示情報が、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用するように第1の参加サービスエンティティに命令するために使用される。
可能な実装では、処理ユニット1901は、
第2の参加サービスエンティティからの第2の要求メッセージを受信し、第2の要求メッセージが、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報と端末グループのグループ識別情報とを含み、第2の要求メッセージが、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを要求するために使用され、
第2のサービスエンティティに第2の応答メッセージを送信し、第2の応答メッセージが、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用しないように第2の参加サービスエンティティに命令するために使用される、
ように通信ユニット1902を制御するようにさらに構成される。
可能な実装では、第2の応答メッセージは第2の指示情報を含み、第2の指示情報が、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用しないように第2の参加サービスエンティティに命令するために使用される。
可能な実装では、処理ユニット1901は、
第3の参加サービスエンティティからの報告メッセージを受信し、報告メッセージが、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報を含む、
ように通信ユニット1902を制御するようにさらに構成される。
可能な実装では、報告メッセージは、第3の参加サービスエンティティのアドレス情報をさらに含む。
本実施形態では、装置は、分割により得た、機能に対応する機能モジュールの形で提示される、または装置は、統合により得た機能モジュールの形で提示される。本明細書では、「モジュール」は、ASIC、1つ以上のソフトウェアまたはファームウェアプログラムを実行する回路、プロセッサ、およびメモリ、集積論理回路、ならびに/または上記の機能を提供し得る他の構成要素とすることができる。
本装置は、本発明の上記の実施形態におけるステップ4011から4014においてターゲットサービスエンティティによって実行されるステップを実施するように構成され得ることを理解されたい。関連機能については、上記の説明を参照されたい。ここでは細部を繰り返し説明しない。
同じ発明概念に基づいて、図20に示すように、図20は、本出願による装置の概略図である。装置2000は、例えば、参加サービスエンティティであってもよいし、システムオンチップもしくはチップであってもよく、上記の実施形態におけるステップ4011から4014において参加サービスエンティティによって実行される方法を実行し得る。
装置2000は、少なくとも1つのプロセッサ201と送受信機202とを備え、場合により、メモリ203をさらに備える。プロセッサ201、送受信機202、およびメモリ203は、通信バスによって接続されている。
プロセッサ201は、汎用中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、ASIC、または本発明の解決策におけるプログラム実行を制御するための1つ以上の集積回路とすることができる。
通信バスは、上記のユニット間で情報を送信するための経路を含み得る。
送受信機202は、別の装置または通信ネットワークと通信するように構成される。送受信機は、通信インターフェース、例えば、有線インターフェースもしくは無線インターフェース、あるいはWi−Fi(登録商標)インターフェースとすることもできる、または送受信機は、無線周波数回路を備える。
メモリ203は、ROMもしくは静的な情報および命令を記憶できる別の種類の静的記憶装置、またはRAMもしくは情報および命令を記憶できる別の種類の動的記憶装置であってもよいし、またはEEPROM、CD−ROM、または他のコンパクトディスク記憶装置もしくは光ディスク記憶装置(圧縮光ディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイ(登録商標)光ディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体または別の磁気記憶装置、あるいは命令またはデータ構造の形で予期されるプログラムコードを運ぶ、または記憶することができ、コンピュータによってアクセス可能であるが、それに限定されない、他の任意の媒体であってもよい。メモリ203は、独立に存在してもよく、通信バスによってプロセッサ201に接続される。メモリ203はまた、プロセッサと一体化されてもよい。メモリ203は、本発明の解決策を実行するために使用されるアプリケーションプログラムコードを記憶するように構成され、アプリケーションプログラムコードはプロセッサ201によって実行される。プロセッサ201は、メモリ203に記憶されているアプリケーションプログラムコードを実行するように構成される。
具体的な実装では、一実施形態では、プロセッサ201は、1つ以上のCPU、例えば図20のCPU 0およびCPU 1を含むことができる。
具体的な実装では、一実施形態では、装置2000は、複数のプロセッサ、例えば図20のプロセッサ201およびプロセッサ208を備えることができる。各プロセッサは、シングルコア(シングルCPU)プロセッサであってもよいし、マルチコア(マルチCPU)プロセッサであってもよい。本明細書では、プロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するための1つ以上のデバイス、回路、および/または処理コアであり得る。
本装置は、上記の実施形態におけるステップ4011から4014において参加サービスエンティティによって実行されるステップを実施するように構成され得ることを理解されたい。関連機能については、上記の説明を参照されたい。ここでは細部を繰り返し説明しない。
本出願では、装置内の機能モジュールは、上記の方法の例に従って分割することによって得ることができる。例えば、各機能に対応する各機能モジュールを分割により得てもよいし、2つ以上の機能を1つの処理モジュールに統合してもよい。統合されたモジュールはハードウェアの形態で実現することもでき、ソフトウェア機能モジュールの形態で実現することもできる。本出願におけるモジュールの分割は単なる一例であり、論理的な機能の分割にすぎないことに留意されたい。他の分割方式が実際の実装において利用可能であり得る。例えば、各機能に対応する各機能モジュールを分割により得る場合、図21は、装置の概略図を示す。装置は、上記の実施形態におけるステップ4011から4014において使用される参加サービスエンティティであり得る。装置は、処理ユニット2101と通信ユニット2102とを備える。
処理ユニット2101は、
ターゲットサービスエンティティに要求メッセージを送信し、要求メッセージが、ターゲットマルチキャストベアラの識別情報と端末グループのグループ識別情報とを含み、要求メッセージが、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用することを要求するために使用され、
ターゲットサービスエンティティからの応答メッセージを受信し、応答メッセージが、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用するように参加サービスエンティティに命令するために使用される、
ように通信ユニット2102を制御するように構成される。
可能な実装では、応答メッセージは第1の指示情報を含み、第1の指示情報が、端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用するように参加サービスエンティティに命令するために使用される。
可能な実装では、処理ユニット2101は、
端末グループのサービスデータを送信するためにターゲットマルチキャストベアラを使用する、
ように通信ユニット2102を制御するようにさらに構成される。
本実施形態では、装置は、分割により得た、機能に対応する機能モジュールの形で提示される、または装置は、統合により得た機能モジュールの形で提示される。本明細書では、「モジュール」は、ASIC、1つ以上のソフトウェアまたはファームウェアプログラムを実行する回路、プロセッサ、およびメモリ、集積論理回路、ならびに/または上記の機能を提供し得る他の構成要素とすることができる。
本装置は、上記の実施形態におけるステップ4011から4014において参加サービスエンティティによって実行されるステップを実施するように構成され得ることを理解されたい。関連機能については、上記の説明を参照されたい。ここでは細部を繰り返し説明しない。
上記の実施形態のすべてまたは一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせによって実施されてもよい。ソフトウェアが実施形態を実装するために使用される場合、実施形態は、コンピュータプログラム製品の形態で完全にまたは部分的に実装されてもよい。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされて実行されると、本発明の実施形態による手順または機能がすべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラマブル装置であってもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、またはコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、またはデジタル参加者線(DSL))または無線(例えば、赤外線、電波、およびマイクロ波など)方式で送信することができる。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体であってもよく、または1つ以上の使用可能な媒体を一体化するサーバまたはデータセンタなどのデータ記憶装置であってもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスクまたは磁気テープ)、光学媒体(例えばDVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(SSD))などであってもよい。
本発明を実施形態に関連して説明したが、保護を請求する本発明を実施する過程において、当業者であれば、添付の図面、開示内容、および添付の特許請求の範囲を参照して本開示の実施形態の別の変形を理解し実施することができる。特許請求の範囲において、「含む」(including)は、別の構成要素または別のステップを排除するものではなく、「1つの(a)」または「1つの(one)」は複数の場合を排除するものではない。単一のプロセッサまたは別のユニットが、特許請求の範囲に列挙されたいくつかの機能を実装することができる。一部の手段が互いに異なる従属請求項に記録されているが、これは、より良い効果を生み出すためにこれらの手段を組み合わせることができないという意味ではない。
当業者であれば、本出願の実施形態が、方法、装置(デバイス)、コンピュータ可読記憶媒体、またはコンピュータプログラム製品として提供され得ることを理解するはずである。従って、本出願は、ハードウェアのみの実施形態、ソフトウェアのみの実施形態、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによる実施形態の形態を使用できる。これらは「モジュール」または「システム」と総称される。
本出願による方法、装置(デバイス)、およびコンピュータプログラム製品の流れ図および/またはブロック図を参照して、本出願を説明した。コンピュータプログラム命令が、流れ図および/またはブロック図における各プロセスおよび/または各ブロック、ならびに流れ図および/またはブロック図におけるプロセスおよび/またはブロックの組み合わせを実装するために使用され得ることを理解すべきである。これらのコンピュータプログラム命令は、機械を生み出すために、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、または任意の他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサのために提供され、その結果、コンピュータまたは任意の他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサによって実行される命令が、流れ図における1つ以上のプロセスおよび/またはブロック図における1つ以上のブロックにおける特定の機能を実装するための装置を生み出すのであってもよい。
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは任意の他のプログラマブルデータ処理装置に対して特定の方式で働くように命令できるコンピュータ可読メモリに格納され、その結果、コンピュータ可読メモリに格納された命令が、命令装置を含む人工物を生み出すのであってもよい。命令装置は、流れ図における1つ以上のプロセスにおける、および/またはブロック図における1つ以上のブロックにおける、特定の機能を実装する。
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは別のプログラマブルデータ処理装置上に読み込まれ、その結果、一連の動作およびステップがコンピュータまたは別のプログラマブルデータ処理装置上で行われ、それによって、コンピュータに実装された処理を生み出すのであってもよい。従って、コンピュータまたは別のプログラマブルデータ処理装置上で実行される命令は、流れ図における1つ以上のプロセスにおける、および/またはブロック図における1つ以上のブロックにおける、特定の機能を実装するためのステップを提供する。
本発明は、特定の特徴およびその実施形態に関連して説明されているが、当然のことながら、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、様々な修正および組み合わせを行うことができる。それに対応して、本明細書および添付の図面は、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の例の説明に過ぎず、本発明の範囲を包含する修正、変形、組み合わせ、または均等物のいずれかまたはすべてと見なされる。当然のことながら、当業者であれば、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなしに、本発明に対して様々な修正および変形をなし得る。本発明は、以下の特許請求の範囲およびそれらの均等技術によって定義される保護範囲内に含まれる場合に限り、これらの修正および変形を包含するように意図されている。