JP2020205186A - 電線保持構造及びバスバーモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】複数本の電線を円滑かつ容易に収容することが可能な配索作業性に優れた電線保持構造及びそれを備えたバスバーモジュールを提供すること。【解決手段】電線保持構造32における収容溝部60は、底部61と、底部61から立設されて互いに対向位置に配置された一対の側壁部63と、側壁部63から互いに近接する方向へそれぞれ突設され、先端同士の間隔G2が電線8の外径寸法Dよりも狭くされた係止片67とを有し、複数本の電線8が収容される。電線整列部80は、電線8の外径寸法Dより大きくかつ電線8の二本分の外径寸法(D×2)より小さい間隔G3をあけて底部61に立設された一対のガイド壁部81を有して収容溝部60の両端側に設けられ、収容溝部60へ複数本の電線8を一本ずつ整列させて導く。【選択図】図5

Description

本発明は、電線保持構造及びバスバーモジュールに関する。
例えば、電動モータを用いて走行する電気自動車や、エンジンと電動モータとを併用して走行するハイブリッド自動車等の各種車両に搭載される電源装置は、電池集合体を構成する複数の単電池の電極に接続されるバスバーと、バスバーを収容するとともにバスバー等から延びる電線の配索経路を規制するケースとを有するバスバーモジュールを備えている(例えば、特許文献1参照)。
バスバーモジュールのケースは、電線を配索するための電線保持構造を有しており、電線は、この電線保持構造における電線配索溝部に収容されることで配索経路が規制される。この電線保持構造は、収容した電線が抜け出さないように、上部を塞ぐ蓋部を備えている。
特開2011−65863号公報
上記の電線保持構造を有するバスバーモジュールでは、電線を配索する際に、電線配索溝部に電線を収容し、その後、電線配索溝部の上部に蓋部を被せなければならず、蓋部による電線の噛み込みを防止して電線の配索作業性の改善が要求される。
このため、電線配索溝部を構成する両側壁部の上縁部分に、互いに近接する方向へ突出する係止片を設け、これらの係止片の間へ電線を押し込んで電線配索溝部内へ収容させる電線保持構造が考えられる。この電線保持構造では、係止片によって電線の抜け出しが防がれるため、蓋部による電線の噛み込みを防止したり、蓋部を省略したりすることができ、電線の配索作業性を向上できる。
しかし、電線配索溝部へ複数本の電線を収容させる場合、係止片の間へ複数本の電線がまとめて押し込まれることで、電線配索溝部の側壁部が過度に変形されて塑性変形や破損するおそれがあった。このため、作業者は、係止片の間へ電線を一本ずつ押し込まなければならず、要求される電線の配索作業性の向上が望めなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数本の電線を円滑かつ容易に収容することが可能な配索作業性に優れた電線保持構造及びそれを備えたバスバーモジュールを提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 底部と、前記底部から立設されて互いに対向位置に配置された一対の側壁部と、前記側壁部から互いに近接する方向へそれぞれ突設され、先端同士の間隔が電線の外径寸法よりも狭くされた係止片とを有し、複数本の前記電線が収容される収容溝部と、前記電線の外径寸法より大きくかつ前記電線の二本分の外径寸法より小さい間隔をあけて前記底部に立設された一対のガイド壁部を有して前記収容溝部の少なくとも一端側に設けられ、前記収容溝部へ前記複数本の電線を一本ずつ整列させて導く電線整列部と、を備えることを特徴とする電線保持構造。
上記(1)の構成の電線保持構造によれば、収容溝部へ複数本の電線を収容させる際に、複数本の電線が電線整列部における一対のガイド壁部の間に一本ずつ通されて収容溝部へ案内される。これにより、収容溝部を構成する両側壁部の係止片の間へ複数本の電線がまとめて押し込まれることで側壁部が過度に変形されて塑性変形や破損するのを抑制できる。したがって、作業者は、必要以上に注意しながら作業することなく複数本の電線を収容溝部へ収容させることができ、配索作業性を向上させることができる。
(2) 前記一対のガイド壁部の高さが、前記一対の側壁部の高さよりも高いことを特徴とする上記(1)に記載の電線保持構造。
上記(2)の構成の電線保持構造によれば、複数本の電線を電線保持構造に対する配索方向に沿って上方側から近付けるだけで、先ずはこれら電線を電線整列部に沿わせることができる。そして、これら電線を底部に向かって押し下げることで、複数本の電線が電線整列部における一対のガイド壁部の間に一本ずつ通されて収容溝部へ案内される。従って、作業者は、複数本の電線を収容溝部へ容易に収容させることができ、配索作業性が更に向上する。
(3) 前記電線整列部は、前記収容溝部の両端側にそれぞれ設けられていることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の電線保持構造。
上記(3)の構成の電線保持構造によれば、収容溝部の両端側で電線を一本ずつに整列させることができ、収容溝部への複数本の電線の収容作業をより円滑に行うことができる。
(4) 前記側壁部に対して前記係止片の突出側と反対側に、変形防止部が隙間をあけて設けられていることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の電線保持構造。
上記(4)の構成の電線保持構造によれば、収容溝部への電線の収容作業時などに、側壁部に無理な力が作用したとしても、側壁部が変形防止部に当接することで過度な変形が抑制される。これにより、収容溝部を構成する側壁部の塑性変形や破損をより確実に抑制できる。
(5) 前記側壁部は、前記電線の配索方向に沿う中央部分における前記底部側に切欠き部を設けることで、上縁部分が前記係止片を有する梁状部とされていることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の電線保持構造。
上記(5)の構成の電線保持構造によれば、側壁部の上縁部分が、係止片を有する梁状部とされている。したがって、収容溝部へ電線が押し込まれる際に、係止片が形成された側壁部は容易に弾性変形することができる。これにより、収容溝部への電線の収容作業を容易に行うことができる。
(6) 複数の単電池で構成された電池集合体に組付けられるケースと、前記ケースに支持され、前記電池集合体の前記単電池の電極に電気的に接続固定されるバスバーと、を備え、上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の電線保持構造が前記ケースに設けられていることを特徴とするバスバーモジュール。
上記(6)の構成のバスバーモジュールによれば、バスバーに接続される電線や単電池の温度を検出するサーミスタなどから延びる電線が、ケースに設けられた収容溝部へ円滑に収容されて配索される。これにより、電池集合体へ組付けるバスバーモジュールにおける配索作業性を向上させることができる。
(7) 前記ケースは、二列に並べられたバスバー収容部の配列に沿う一対の電線配索溝部同士を連結するブリッジ部を有し、前記電線保持構造が前記ブリッジ部に設けられていることを特徴とする上記(6)に記載のバスバーモジュール。
上記(7)の構成のバスバーモジュールによれば、ケースにおける二列のバスバー収容部を跨いで配索される複数本の電線が、一対の電線配索溝部同士を連結するブリッジ部に設けられた収容溝部へ円滑に収容されて配索される。これにより、バスバーモジュールのブリッジ部における配索作業性を向上させることができる。
本発明によれば、複数本の電線を円滑かつ容易に収容することが可能な配索作業性に優れた電線保持構造及びそれを備えたバスバーモジュールを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係るバスバーモジュール及び電池集合体の斜視図である。 図1に示したバスバーモジュールの平面図である。 図2に示したバスバーモジュールのケースに設けられた電線保持構造における収容溝部の斜視図である。 電線が収容された収容溝部の平面図である。 図4におけるA−A断面図である。 収容溝部への電線の収容状態を示す図であって、(a)〜(c)は、それぞれ電線の収容途中の図4におけるA−A断面図である。 収容溝部への電線の収容状態を示す図であって、(a)〜(c)は、それぞれ電線の収容途中の図4におけるA−A断面図である。 参考例に係る電線保持構造の斜視図である。 図9は、図8に示した収容溝部への電線の収容状態を示す図であって、(a)及び(b)は、それぞれ電線の収容途中の図8におけるB−B断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るバスバーモジュール10及び電池集合体1の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係るバスバーモジュール10は、電池集合体1の上部に組付けられて電源装置2を構成する。電源装置2は、電動モータを用いて走行する電気自動車や、エンジンと電動モータを併用して走行するハイブリッド自動車等の各種車両に搭載されて用いられ、電動モータに動力を供給するものである。
電池集合体1は、一方向に沿って一列に配列され且つ互いに固定された複数の単電池3で構成されている。各単電池3は、直方体状の電池本体4と、この電池本体4の上面の一端寄り及び他端寄りからそれぞれ突出して設けられた一対の電極5と、を備えている。一対の電極5のうち一方は正極であり、他方は負極である。
各単電池3は、電池本体4が互いに接するように配列されている。電池集合体1は、互いに隣り合う4個の単電池3毎に電極5の極が揃えられており、この電極5の極が揃えられた4個の単電池3で一つの電池セットBSとされている。本例では、4個の単電池3からなる4つの電池セットBSを備えており、互いに隣接する単電池3の電池セットBSは、電極5の極が互い違いとなるように配置されている。
一対の電極5は、それぞれ、導電性の金属により形成されている。電極5は、板状の座板部6と、この座板部6の中心に立設された円柱状の極柱7とを有している。極柱7は、外周に雄ねじが形成されており、ナット(図示略)が締結される。
図2は、図1に示したバスバーモジュール10の平面図である。
図2に示すように、バスバーモジュール10は、ケース20と、バスバー50とを備えている。バスバーモジュール10は、単電池3の各電池セットBSを電気的に直列に接続する。
ケース20は、例えば、電気絶縁性の合成樹脂等によって一体に成形されており、複数のバスバー収容部21を有している。
バスバー収容部21は、複数の単電池3の配列方向に沿って二列に並べられている。バスバー収容部21は、周壁部22を有する枠体からなり、このバスバー収容部21内にバスバー50が収容される。
ケース20は、バスバー収容部21の配列に沿う二つの支持梁部24を有しており、バスバー収容部21は、それぞれ支持梁部24に連結されて支持されている。二つの支持梁部24は、ブリッジ部25によって並列に連結されている。
一方(図2中、下方)の支持梁部24には、電線配索溝部31が設けられている。電線配索溝部31は、上方側が開放された樋状に形成されている。また、他方(図2中、上方)の支持梁部24の端部には、サーミスタ装着部28が形成されており、このサーミスタ装着部28には、単電池3の温度を検出するサーミスタ(図示略)が装着される。
二つの支持梁部24同士を連結するブリッジ部25には、上方側が開放された樋状の収容溝部60を有する電線保持構造32が設けられており、この電線保持構造32における収容溝部60は、電線配索溝部31に連設されている。
また、それぞれのバスバー収容部21及びサーミスタ装着部28と電線配索溝部31との間には、上方側が開放された樋状の電線配索溝部33が連設されている。一方の列のバスバー収容部21に連設された電線配索溝部33は、一方の支持梁部24の電線配索溝部31に連設され、他方の列のバスバー収容部21及びサーミスタ装着部28に連設された電線配索溝部33は、他方の支持梁部24の電線配索溝部31に連設されている。そして、一対の電線配索溝部31は、ブリッジ部25の電線保持構造32における収容溝部60に連設されている。
ケース20の電線配索溝部31,33及び収容溝部60には、バスバー50に電気的に接続される電圧検出用の電線(図示略)やサーミスタから延びる電線(図示略)が収容される。そして、これらの電線は、一方の支持梁部24の電線配索溝部31の端部から引き出され、電圧監視回路及び温度監視回路を備えた回路基板(図示略)に接続される。
ケース20のバスバー収容部21に収容されるバスバー50は、長尺に形成されている。バスバー50は、導電性金属板に対して打抜き加工及び曲げ加工を行うことで形成されている。バスバー50は、複数の電気接続部としての締結孔51を有している。これらの締結孔51は、電池集合体1の単電池3の配列方向に沿う電極5のピッチと同一ピッチで形成されている。締結孔51は、電極5の極柱7の外径よりも僅かに大きな内径を有している。そして、これらの締結孔51には、電極5の極柱7が挿通される。このバスバー50の締結孔51に通された電極5の極柱7には、ナットが螺合されて締め付けられる。これにより、バスバー50における締結孔51の縁部が電極5の座板部6とナットとで挟持された状態で締結(固定)され、バスバー50と電極5とが電気的に接続固定される。
次に、ケース20のブリッジ部25に設けられた電線保持構造32について詳述する。
図3は、図2に示したバスバーモジュール10のケース20に設けられた電線保持構造32における収容溝部60の斜視図である。図4は、電線8が収容された収容溝部60の平面図である。図5は、図4におけるA−A断面図である。
図3〜図5に示すように、ブリッジ部25に設けられた電線保持構造32は、収容溝部60と、電線整列部80とを備えている。
収容溝部60は、上方が開放された凹状に形成されており、この収容溝部60内に複数本の電線8が収容されて配索される。収容溝部60は、底部61と、この底部61から立設された一対の側壁部63とを有している。側壁部63は、板状に形成されており、間隔をあけて互いに対向するように配置されている。側壁部63は、電線8の外径寸法Dよりも大きな間隔G1をあけて配置されている。底部61は、電線8の配索方向に沿う中央部分に開口部62を有している。また、それぞれの側壁部63は、電線8の配索方向に沿う中央部分における底部61側に、底部61の開口部62と繋がる切欠き部64が形成されている。これにより、側壁部63は、電線8の配索方向に沿う中央部分における上縁部分が梁状部66とされている。
側壁部63の梁状部66には、係止片67が形成されている。それぞれの側壁部63の梁状部66に形成された係止片67は、互いに近接する方向へ突出されている。係止片67の先端同士の間には、電線8の外径寸法Dよりも僅かに小さい間隔G2が設けられている。また、係止片67における底部61と反対側の面である上面部分には、突出方向へ向かって次第に底部61側へ傾斜する傾斜面67aが形成されている。
また、収容溝部60の両側には、側壁部63よりも厚い変形防止壁(変形防止部)70が形成されている。変形防止壁70は、底部61から立設されており、それぞれ側壁部63に対して、係止片67の突出側と反対側に配置されている。変形防止壁70には、電線8の配索方向に沿う中央部分に、側壁部63へ向かって突出する支持凸部71が形成されており、側壁部63の梁状部66に対して隙間をあけて配置されている。
電線整列部80は、収容溝部60の両端側に設けられている。電線整列部80は、一対のガイド壁部81を有している。これらのガイド壁部81は、互いに間隔G3をあけて底部61から立設されており、収容溝部60に対して底部61と反対側である上方側へ延在されている。これら一対のガイド壁部81の高さは、収容溝部60の一対の側壁部63の高さよりも高くされている。電線整列部80は、一対のガイド壁部81の間がガイドスリット82とされている。これらのガイドスリット82は、収容溝部60に対して、電線8の収容方向に沿って設けられ、電線8の配索方向に連通されている。
ガイドスリット82は、その上端部が電線導入部83とされており、この電線導入部83から電線8が挿通される。また、各ガイド壁部81の上端部には、底部61へ向かって次第にガイドスリット82の中央へ傾斜するガイド面84が形成されている。ガイドスリット82は、その間隔G3が、一本の電線8の外径寸法Dよりも僅かに大きく、電線8の二本分の外径寸法(D×2)よりも小さくされている。したがって、このガイドスリット82には、一本ずつの電線8が挿通可能とされている。
次に、上記の電線保持構造32に複数本の電線8を収容させて配索させる場合について説明する。ここでは、二本の電線8を電線保持構造32に配索させる場合を例示する。
図6は、収容溝部60への電線8の収容状態を示す図であって、図6の(a)〜(c)は、それぞれ電線8の収容途中の図4におけるA−A断面図である。図7は、収容溝部60への電線8の収容状態を示す図であって、図7の(a)〜(c)は、それぞれ電線8の収容途中の図4におけるA−A断面図である。
図6の(a)に示すように、作業者は、二本の電線8を把持し、これらの電線8を電線保持構造32に対する配索方向に沿って上方側から近付ける。そして、これらの電線8を、電線整列部80の電線導入部83に沿わせる。このとき、一対のガイド壁部81の高さが一対の側壁部63の高さよりも高くされているので、二本の電線8を電線保持構造32に対する配索方向に沿って上方側から近付けるだけで、先ずはこれら電線8を電線整列部80に沿わせることができる。さらに、これら電線8を底部61に向かって押し下げることで、二本の電線8が電線整列部80における一対のガイド壁部81の間に一本ずつ通されて収容溝部60へ案内される。即ち、二本の電線8は、ガイド壁部81のガイド面84によって一本ずつガイドスリット82の中央へ向かって案内される。
図6の(b)に示すように、二本の電線8は、一本の電線8の外径寸法Dよりも僅かに大きく、電線8の二本分の外径寸法(D×2)よりも小さい間隔G3を有する一対のガイド壁部81の間のガイドスリット82へ一本ずつ挿通される。
図6の(c)に示すように、電線整列部80のガイドスリット82に一本ずつ挿通された電線8は、ガイドスリット82に沿って収容溝部60の上方へ案内され、先に挿通された下方側の電線8が収容溝部60の係止片67の傾斜面67aに当接される。
図7の(a)に示すように、二本の電線8を底部61へ向かって押し下げると、傾斜面67aによって下方側の電線8が係止片67の間に案内されて係止片67の間に入り込む。すると、電線8によって側壁部63における梁状部66が外側へ押し出されて弾性変形し、係止片67の間隔G2が広げられ、電線8が係止片67の間を通過する。このとき、係止片67の間隔G2が広げられることで外側へ押し出されて梁状部66が大きく変形した際に、梁状部66は、背面側に配置された変形防止壁70の支持凸部71に当接する。したがって、梁状部66に無理な力が作用したとしても、梁状部66の過度な変形が抑制される。
図7の(b)に示すように、係止片67の間を通過した下方側の電線8は、収容溝部60内に収容され、上方側の電線8は、復元した側壁部63の係止片67の傾斜面67aに当接される。
図7の(c)に示すように、上方側の電線8を底部61へ向かって押し下げると、傾斜面67aによって上方側の電線8が係止片67の間に案内されて係止片67の間に入り込む。すると、電線8によって側壁部63における梁状部66が外側へ押し出されて弾性変形し、係止片67の間隔G2が広げられ、電線8が係止片67の間を通過する。
これにより、二本の電線8が収容溝部60内へ順に収容され、係止片67によって抜け止めされる(図5参照)。
ここで、参考例に係る電線保持構造100について説明する。
図8は、参考例に係る電線保持構造100の斜視図である。図9は、図8に示した収容溝部110への電線8の収容状態を示す図であって、図9の(a)及び(b)は、それぞれ電線8の収容途中の図8におけるB−B断面図である。
図8に示すように、参考例に係る電線保持構造100は、底部101から立設された一対の側壁部102を有する樋状に形成された収容溝部110を有している。側壁部102の両端には、それぞれ近接する方向へ突出する係止片103が形成されている。この参考例に係る電線保持構造100では、収容溝部110の上方側から係止片103の間へ電線8が押し込まれることで、電線8が収容される。
この参考例では、図9の(a)に示すように、電線8が収容される際に、二本の電線8が係止片103の間へ同時に押し込まれると、図9の(b)に示すように、係止片103の間隔が二本の電線8によって大きく広げられ、側壁部102が過度に変形される。すると、側壁部102が過度な変形によって塑性変形したり破損したりし、係止片103による電線8の抜け出し防止効果がなくなり、電線8が電線保持構造100から抜け出してしまうおそれがある。
このため、この参考例では、側壁部102を過度に変形させないように、作業者は、電線8を一本ずつ把持して係止片103の間へ押し込んで収容させなければならず、配索作業が煩雑となる。
これに対して、本実施形態に係る電線保持構造32によれば、収容溝部60へ複数本の電線8を収容させる際に、複数本の電線8が電線整列部80における一対のガイド壁部81の間のガイドスリット82に一本ずつ通されて収容溝部60へ案内される。これにより、収容溝部60を構成する一対の側壁部63の係止片67の間へ複数本の電線8がまとめて押し込まれることで側壁部63が過度に変形されて塑性変形や破損するのを抑制できる。したがって、作業者は、必要以上に注意しながら作業することなく複数本の電線8を収容溝部60へ収容させることができ、配索作業性を向上させることができる。
そして、本実施形態に係る電線保持構造32を備えたバスバーモジュール10によれば、バスバー50に接続される電線8や単電池3の温度を検出するサーミスタなどから延びる電線8が、ケース20に設けられた収容溝部60へ円滑に収容されて配索される。詳しくは、ケース20における二列のバスバー収容部21を跨いで配索される複数本の電線8が、一対の電線配索溝部31同士を連結するブリッジ部25に設けられた収容溝部60へ円滑に収容されて配索される。これにより、電池集合体1へ組付けるバスバーモジュール10における配索作業性を向上させることができる。
更に、本実施形態に係る一対のガイド壁部81の高さは、一対の側壁部63の高さよりも高くされている。そこで、2本の電線8を電線保持構造32に対する配索方向に沿って上方側から近付けるだけで、先ずはこれら電線8を電線整列部80に沿わせることができる。そして、これら電線8を底部61に向かって押し下げることで、複数本の電線が電線整列部における一対のガイド壁部の間に一本ずつ通されて収容溝部へ案内される。したがって、作業者は、複数本の電線を収容溝部へ容易に収容させることができ、配索作業性が更に向上する。
また、本実施形態に係る電線整列部80は、収容溝部60の両端側にそれぞれ設けられている。そこで、収容溝部60の両端側で電線8を一本ずつに整列させることができ、収容溝部60への複数本の電線8の収容作業をより円滑に行うことができる。
更に、側壁部63に対して係止片67の突出側と反対側に、変形防止壁70が隙間をあけて設けられている。したがって、収容溝部60への電線8の収容作業時などに、側壁部63に無理な力が作用したとしても、側壁部63が変形防止壁70に当接することで過度な変形が抑制される。これにより、収容溝部60を構成する側壁部63(梁状部66)の塑性変形や破損をより確実に抑制できる。
また、本実施形態に係る側壁部63は、上縁部分が係止片67を有する梁状部66とされている。したがって、収容溝部60へ電線8が押し込まれる際に、係止片67が形成された側壁部63は容易に弾性変形することができる。これにより、収容溝部60への電線8の収容作業を容易に行うことができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、本発明の電線保持構造はブリッジ部25に限らず、他の電線配索溝部31,33に適用してもよい。また、本発明の電線保持構造は、バスバーモジュール10のケース20に限らず、電線8が配索されるプロテクタ等の各種の電線保護部材に適用可能である。
また、上述した実施形態のバスバー50では、単電池3の複数の電極5を電気的に接続固定するための複数の電気接続部として締結孔51が形成され、この締結孔51に通された電極5の極柱7にナットが螺合されて締結固定される場合を例に説明した。本発明に係るバスバーの電気接続部はこれに限らず、電極に溶接により固定される溶接部とすることもできることは云うまでもない。
ここで、上述した本発明に係る電線保持構造及びバスバーモジュールの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[7]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 底部(61)と、前記底部(61)から立設されて互いに対向位置に配置された一対の側壁部(63)と、前記側壁部(63)から互いに近接する方向へそれぞれ突設され、先端同士の間隔(G2)が電線(8)の外径寸法(D)よりも狭くされた係止片(67)とを有し、複数本の前記電線(8)が収容される収容溝部(60)と、
前記電線(8)の外径寸法(D)より大きくかつ前記電線(8)の二本分の外径寸法(D×2)より小さい間隔(G3)をあけて前記底部(61)に立設された一対のガイド壁部(81)を有して前記収容溝部(60)の少なくとも一端側に設けられ、前記収容溝部(60)へ前記複数本の電線(8)を一本ずつ整列させて導く電線整列部(80)と、
を備えることを特徴とする電線保持構造(32)。
[2] 前記一対のガイド壁部の高さが、前記一対の側壁部の高さよりも高いことを特徴とする上記[1]に記載の電線保持構造。
[3] 前記電線整列部(80)は、前記収容溝部(60)の両端側にそれぞれ設けられている
ことを特徴とする上記[1]または[2]に記載の電線保持構造(32)。
[4] 前記側壁部(63)に対して前記係止片(67)の突出側と反対側に、変形防止部(変形防止壁70)が隙間をあけて設けられている
ことを特徴とする上記[1]〜[3]のいずれか1つに記載の電線保持構造(32)。
[5] 前記側壁部(63)は、前記電線(8)の配索方向に沿う中央部分における前記底部(61)側に切欠き部(64)を設けることで、上縁部分が前記係止片(67)を有する梁状部(66)とされている
ことを特徴とする上記[1]〜[4]のいずれか1つに記載の電線保持構造(32)。
[6] 複数の単電池(3)で構成された電池集合体(1)に組付けられるケース(20)と、前記ケース(20)に支持され、前記電池集合体(1)の前記単電池(3)の電極(5)に電気的に接続固定されるバスバー(50)と、を備え、
上記[1]〜[5]のいずれか1つに記載の電線保持構造(32)が前記ケース(20)に設けられている
ことを特徴とするバスバーモジュール(10)。
[7] 前記ケース(20)は、二列に並べられたバスバー収容部(21)の配列に沿う一対の電線配索溝部(31)同士を連結するブリッジ部(25)を有し、前記電線保持構造(32)が前記ブリッジ部(25)に設けられている
ことを特徴とする請求項6に記載のバスバーモジュール(10)。
1…電池集合体
3…単電池
5…電極
8…電線
10…バスバーモジュール
20…ケース
32…電線保持構造
50…バスバー
60…収容溝部
61…底部
63…側壁部
67…係止片
80…電線整列部
81…ガイド壁部
D…外径寸法
G2,G3…間隔

Claims (7)

  1. 底部と、前記底部から立設されて互いに対向位置に配置された一対の側壁部と、前記側壁部から互いに近接する方向へそれぞれ突設され、先端同士の間隔が電線の外径寸法よりも狭くされた係止片とを有し、複数本の前記電線が収容される収容溝部と、
    前記電線の外径寸法より大きくかつ前記電線の二本分の外径寸法より小さい間隔をあけて前記底部に立設された一対のガイド壁部を有して前記収容溝部の少なくとも一端側に設けられ、前記収容溝部へ前記複数本の電線を一本ずつ整列させて導く電線整列部と、
    を備えることを特徴とする電線保持構造。
  2. 前記一対のガイド壁部の高さが、前記一対の側壁部の高さよりも高い
    ことを特徴とする請求項1に記載の電線保持構造。
  3. 前記電線整列部は、前記収容溝部の両端側にそれぞれ設けられている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電線保持構造。
  4. 前記側壁部に対して前記係止片の突出側と反対側に、変形防止部が隙間をあけて設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電線保持構造。
  5. 前記側壁部は、前記電線の配索方向に沿う中央部分における前記底部側に切欠き部を設けることで、上縁部分が前記係止片を有する梁状部とされている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電線保持構造。
  6. 複数の単電池で構成された電池集合体に組付けられるケースと、前記ケースに支持され、前記電池集合体の前記単電池の電極に電気的に接続固定されるバスバーと、を備え、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の電線保持構造が前記ケースに設けられている
    ことを特徴とするバスバーモジュール。
  7. 前記ケースは、二列に並べられたバスバー収容部の配列に沿う一対の電線配索溝部同士を連結するブリッジ部を有し、前記電線保持構造が前記ブリッジ部に設けられている
    ことを特徴とする請求項6に記載のバスバーモジュール。
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