JP2020204517A - 分析デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】分析デバイスの制御回路に保持されている固有の校正情報の喪失を防止する【解決手段】分析デバイスは、メイン制御回路、サブ制御回路、バックアップ実行部、及びリストア実行部を備えている。前記メイン制御回路は、当該分析デバイスの固有の校正情報を記憶する校正情報記憶領域を有し、前記校正情報を用いて当該分析デバイス固有の動作制御を行なう。前記サブ制御回路は、前記メイン制御回路と通信可能であり、前記校正情報記憶領域の前記校正情報と同じ情報を記憶するバックアップ情報記憶領域を有する。前記バックアップ実行部は、前記校正情報記憶領域に記憶されている前記校正情報と同じ情報を前記バックアップ情報記憶領域に記憶させるバックアップを実行する。前記リストア実行部は、前記サブ制御回路の前記バックアップ情報記憶領域に記憶されている前記バックアップ情報に基づいて、前記校正情報記憶領域に前記校正情報を復元するリストアを実行する。【選択図】 図2

Description

本発明は、液体クロマトグラフィー分析システムなどの分析システムの一部の機能を実現する分析デバイスに関するものである。
複数の分析デバイス(モジュール)を組み合わせることによって構成されるモジュラー型分析システムが知られている(特許文献1参照。)。代表的なモジュラー型分析システムである液体クロマトグラフィー分析システム(以下、LCシステムという。)は、送液装置、オートサンプラ、カラムオーブン、検出器といった分析デバイスを備えている。
分析システムを構成する各分析デバイスは、CPU等が組み込まれた制御回路を独自に備えている。また、各分析デバイスは固有の校正情報をもっている。校正情報とは、各分析デバイスの製造段階において様々な調整やバリデーションの工程を経て決定される値であり、各分析デバイスを正確に動作させて性能を発揮させるために不可欠な情報である。例えば、送液装置であれば、ポンプ駆動用モータの動作速度と送液流量との相関関係に関する情報などが校正情報に相当し、オートサンプラであれば、ニードルを駆動するためのモータ回転数とニードルの移動距離との相関関係に関する情報などが校正情報に相当する。それらの校正情報は、各分析デバイスの制御回路内に設けられた記憶領域に格納されている。
WO2016/157517A1
分析デバイスの制御回路は、過電圧、過電流、発熱などにより破損する場合がある。制御回路が破損すると、制御回路の記憶領域に格納されている校正情報が読み出せなくなり、校正情報を喪失してしまう。
そこで、本発明は、分析デバイスの制御回路に保持されている固有の校正情報の喪失を防止することを目的とするものである。
本発明は、分析システムの一部の機能を実現する分析デバイスである。分析デバイスには、その分析デバイス固有の動作の制御、例えばポンプやヒータ、バルブの駆動の制御を行なうためのメイン制御回路のほか、操作パネル等のサブデバイスに搭載されたサブ制御回路を備えている。サブ制御回路は、操作パネルの操作ボタンの信号処理や操作パネルに設けられているディスプレイへの情報表示といった汎用的な動作の制御を行なうための制御回路である。従来の分析デバイスでは、その分析デバイス固有の校正情報はメイン制御回路にのみ保持されていたが、本発明では、サブ制御回路にも保持させておくことで、メイン制御回路が破損したときの校正情報の喪失を防止する。
すなわち、本発明に係る分析デバイスは、メイン制御回路、サブ制御回路、バックアップ実行部、及びリストア実行部を備えている。前記メイン制御回路は、当該分析デバイスの固有の校正情報を記憶するための校正情報記憶領域を有し、前記校正情報を用いて当該分析デバイス固有の動作制御を行なうためのものであり、前記サブ制御回路は、前記メイン制御回路と通信可能であり、前記校正情報記憶領域の前記校正情報と同じ情報をバックアップ情報として記憶するためのバックアップ情報記憶領域を有するとともに、当該分析デバイスの汎用的な動作制御を行なうためのものである。そして、前記バックアップ実行部は、前記校正情報記憶領域に記憶されている前記校正情報と同じ情報を前記バックアップ情報として前記バックアップ情報記憶領域に記憶させるバックアップを実行するように構成されている。さらに、前記リストア実行部は、前記サブ制御回路の前記バックアップ情報記憶領域に記憶されている前記バックアップ情報に基づいて、前記校正情報記憶領域に前記校正情報を復元するリストアを実行するように構成されている。
操作パネル等のサブデバイスは汎用性のあるものであり、分析デバイスとサブデバイスとの組合せ、すなわち、メイン制御回路とサブ制御回路が本来の組合せと変わってしまう場合がある。メイン制御回路とサブ制御回路の組合せが本来の組合せと変わっている場合にバックアップが実行されると、サブ制御回路のバックアップ情報記憶領域に記憶されているバックアップ情報が書き換えられてしまい、本来記憶されているべきバックアップ情報を喪失してしまう虞がある。また、メイン制御回路とサブ制御回路の組合せが本来の組合せと変わっている場合にリストアが実行されると、メイン制御回路に記憶されていた固有の校正情報が別の分析デバイスの固有の校正情報で書き換えられてしまい、その分析デバイスが本来の機能を発揮できなくなる虞がある。
そこで、本発明の一実施形態では、前記サブ制御回路は識別情報を記憶する第1識別情報記憶領域を有し、前記メイン制御回路は前記バックアップにより前記バックアップ情報記憶領域に前記バックアップ情報を記憶した前記サブ制御回路の前記識別情報を記憶する第2識別情報記憶領域を有する。これにより、前記バックアップ情報を記憶させた前記サブ制御回路の識別情報と同じ識別情報を前記メイン制御回路に保持させて前記メイン制御回路と前記サブ制御回路とを関連付けておくことができる。
上記実施形態において、前記バックアップ実行部は、前記メイン制御回路の前記第2識別情報記憶領域に記憶されている識別情報と前記サブ制御回路の前記第1識別情報記憶領域に記憶されている識別情報とが一致している状態で、予め設定されたバックアップ時間になったときに、前記バックアップを実行するように構成されていてもよい。そうすれば、予め設定されたバックアップ時間になったときに、自動的にバックアップ(以下、自動バックアップ)が実行されるので、前記メイン制御回路の校正情報を保護することができる。
なお、ユーザが装置にバックアップを実行すべき指令を入力したときにバックアップが実行されるようになっていてもよい。そのような手動バックアップは、例えば、メイン制御回路及びサブ制御回路がともに新品である場合に実行することができる。すなわち、前記バックアップ実行部は、前記バックアップを実行する指令が入力されたときに、前記メイン制御回路の前記第2識別情報記憶領域に記憶されている識別情報が所定の初期情報であり、前記サブ制御回路の前記バックアップ情報記憶領域に前記バックアップ情報が記憶されていない場合は、前記バックアップを実行するように構成されている。前記メイン制御回路の前記第2識別情報記憶領域の初期情報は、バックアップが実行されたときに、前記バックアップ情報を記憶させた前記サブ制御回路の識別番号に書き換えられる。
また、前記メイン制御回路が新品のものに交換されたときは、前記サブ制御回路に保持されている最新の情報を前記メイン制御回路に復元できることが望ましい。一方で、前記サブ制御回路が新品である場合には、前記サブ制御回路の前記バックアップ情報記憶領域にはバックアップ情報が記憶されていない。このような状態でリストアを実行すると、前記メイン制御回路の前記校正情報記憶領域に記憶されている校正情報が消滅してしまう。そこで、本発明の分析デバイスの実施形態の一態様では、前記リストア実行部は、前記リストアを実行する指令が入力されたときに、前記サブ制御回路の前記バックアップ情報記憶領域に前記バックアップ情報が記憶されている場合は前記リストアを実行し、前記バックアップ情報記憶領域に前記バックアップ情報が記憶されていない場合は前記リストアをキャンセルするように構成することができる。
上記の場合、前記リストア実行部は、前記サブ制御回路の前記バックアップ情報記憶領域に前記バックアップ情報が記憶されている場合において、前記リストアを実行する指令が入力されたときに前記バックアップ情報のバージョン判定を行ない、前記バージョン判定の結果、前記バックアップ情報が所定バージョンであれば前記リストアを実行するように構成されていてもよい。
上記の場合、さらに、前記リストア実行部は、前記バージョン判定の結果、前記バックアップ情報のバージョンが所定バージョンでなければ前記リストアを強制的に実行するか否かをユーザに確認し、ユーザが前記リストアを強制的に実行する指令を入力した場合にのみ前記リストアを実行するように構成されていてもよい。
また、前記サブ制御回路が故障したときなどは、新品の前記サブ制御回路に交換される。このような場合、前記メイン制御回路の識別情報と前記サブ制御回路の識別情報とが一致しないことになるが、バックアップを実行できないのは好ましくない。そこで、前記バックアップ実行部は、前記バックアップを実行する指令が入力されたときに、前記メイン制御回路の前記第2識別情報記憶領域に所定の初期情報以外の識別情報が記憶されている場合は、前記バックアップを実行するように構成されていてもよい。この場合、前記メイン制御回路の前記第2識別情報記憶領域の初期情報は、バックアップが実行されたときに、前記バックアップ情報を記憶させた前記サブ制御回路の識別番号に書き換えられる。
また、前記メイン制御回路が故障したときなどは、新品の前記メイン制御回路に交換される。新品の前記メイン制御回路に交換された後でバックアップが実行されると、前記サブ制御回路の前記バックアップ情報記憶領域に記憶されている最新のバックアップ情報が消滅することになる。このような事態を防止するために、前記バックアップ実行部は、前記バックアップを実行する指令が入力されたときに、前記メイン制御回路の前記第2識別情報記憶領域に記憶されている識別情報が所定の初期情報であり、前記サブ制御回路の前記バックアップ情報記憶領域に前記バックアップ情報が記憶されている場合は、前記バックアップをキャンセルするように構成されていてもよい。
また、前記メイン制御回路が新品のものに交換されたときは、前記サブ制御回路に保持されている最新の情報を前記メイン制御回路に復元できることが望ましい。そこで、前記リストア実行部は、前記リストアを実行する指令が入力されたときに、前記サブ制御回路の前記バックアップ情報記憶領域に前記バックアップ情報が記憶されている場合は、前記リストアを実行するように構成されていてもよい。
本発明に係る分析デバイスでは、メイン制御回路の校正情報記憶領域に記憶されている校正情報がサブ制御回路のバックアップ情報記憶領域にバックアップ情報として記憶され、サブ制御回路のバックアップ情報に基づいてメイン制御回路の校正情報記憶領域に校正情報を復元することができるので、メイン制御回路が破損したような場合でも校正情報の喪失を防止することができる。
複数の分析デバイスで構成された分析システムの一例を示す概略構成図である。 分析デバイスの一実施例を示す概略構成図である。 同実施例の手動バックアップ動作を説明するためのフローチャートである。 同実施例のリストア動作を説明するためのフローチャートである。 同実施例の自動バックアップ動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明に係る分析デバイスの一実施例について、図面を参照しながら説明する。
まず、図1を用いて、複数の分析デバイスからなる分析システムの一例について説明する。
図1の分析システムは、液体クロマトグラフィー分析システムであり、送液装置2、オートサンプラ4、カラムオーブン6及び検出器8を分析デバイスとして備えている。各分析デバイス2、4、6、8はそれぞれ、操作パネル10、12、14、16をサブデバイスとして備えている。
送液装置2は、移動相を送液するための送液ポンプのほか、その送液ポンプの動作制御を行なうためのメイン制御回路を備えている。
オートサンプラ4は送液装置2と配管を介して接続されており、送液装置2の送液ポンプによって送液される移動相がオートサンプラ4に供給される。オートサンプラ4は、送液装置2からの移動相が流れる流路中に試料を注入する動作を行なうものであり、サンプリング用のニードル、流路の接続状態を切り替えるための切替バルブのほか、ニードルの動作や切替バルブの動作を制御するためのメイン制御回路を備えている。
カラムオーブン6は、分離カラムを収容する温調空間を内部に備え、温調空間内の温度を設定された温度に調節する機能を有するものである。カラムオーブン6内の分離カラムは配管を介してオートサンプラ4と接続されており、オートサンプラ4により注入された試料が移動相とともに分離カラムに導入される。カラムオーブン6は、温調空間内の温度を調節するためのヒータやファン、温調空間内の温度を検出する温度センサのほか、ヒータやファンの動作制御を行なうためのメイン制御回路を備えている。
検出器6は、例えば吸光度検出器や示差屈折率検出器などであり、カラムオーブン6内の分離カラムの下流に配管を介して接続されている。分離カラムからの溶出液は検出器6に導入されて検出される。検出器6は、カラムオーブン6内の分離カラムからの溶出液が流れる試料セルや試料セルへ光を照射する光源、試料セルを経た光を検出する受光素子のほか、光源の動作制御や受光素子の信号処理を行なうためのメイン制御回路を備えている。
このほか、図1では示されていないが、液体クロマトグラフィー分析システムは、各分析デバイス2、4、6、8の動作を統括的に管理するシステムコントローラを備える場合もある。
各分析デバイス2、4、6、8の構成について、図2を用いて説明する。
各分析デバイス2、4、6、8はメイン制御回路100とサブ制御回路200をそれぞれ備えている。サブ制御回路200は、各分析デバイス2、4、6、8のサブデバイスである操作パネル10、12、14、16に搭載されており、メイン制御回路100と通信可能である。
メイン制御回路100は、校正情報記憶領域102、第2識別情報記憶領域104、バックアップ実行部106、及びリストア実行部108を備えている。校正情報記憶領域102と第2識別情報記憶領域104は、メイン制御回路100に搭載された不揮発性メモリの一部の記憶領域によって実現される。バックアップ実行部106、及びリストア実行部108は、所定のプログラムがCPU等の演算素子によって実行されることで得られる機能である。
サブ制御回路200は、操作パネル10、12、14、16の操作ボタンに関する信号処理やディスプレイへの情報表示に関する汎用的な動作を制御するためのものである。サブ制御回路200は、バックアップ情報記憶領域202、及び第1識別情報記憶領域204を備えている。バックアップ情報記憶領域202と第1識別情報記憶領域204は、サブ制御回路200に搭載された不揮発性メモリの一部の記憶領域によって実現される。
メイン制御回路100の校正情報記憶領域102には、各分析デバイス2、4、6、8の校正情報が記憶される。校正情報記憶領域102に記憶される校正情報は、各分析デバイス2、4、6、8を正確に動作させるために必要な固有の情報である。各分析デバイス2、4、6、8は同じ種類のデバイス間でも個体差があるため、例えば同じ送液装置であってもそれぞれ異なる校正情報をもっている。
メイン制御回路100の第2識別情報記憶領域104には、初期状態では、所定の初期情報が記憶されており、後述するバックアップが実行されたときに、第2識別情報記憶領域104の情報が、サブ制御回路200がもっている固有の識別情報、例えばID番号に書き換えられる。サブ制御回路200の識別情報は第1識別情報記憶領域204に記憶されている。これにより、メイン制御回路100とサブ制御回路200との対応付けがなされる。
バックアップ実行部106は、ユーザによるバックアップを実行すべき指令の入力があったときに、又は、予め設定されたバックアップ時間になったときに自動的に、校正情報記憶領域102に記憶されている校正情報を、サブ制御回路200のバックアップ情報記憶領域202にバックアップ情報として記憶させる「バックアップ」を実行するように構成されている。以下では、ユーザからの指令が入力されたときに実行されるバックアップを「手動バックアップ」、予め設定されたバックアップ時間になったときに自動的に実行されるバックアップを「自動バックアップ」と称する。
手動バックアップの指令が入力された場合、バックアップ実行部106は、メイン制御回路100の第2識別情報記憶領域104に記憶されている識別情報、サブ制御回路100の第1識別情報記憶領域204に記憶されている識別情報に基づいて、バックアップが実行可能か否かを判断し、実行可能であればバックアップを実行する。
メイン制御回路100が新品である場合、第2識別情報記憶領域104には所定の初期情報が記憶されているので、バックアップ実行部106は、第2識別情報記憶領域104に記憶されている識別情報からメイン制御回路100が新品であるか否かを判別することができる。メイン制御回路100が新品である場合は、その分析デバイス自体が新品であるか、又は、メイン制御回路100が新品のものに交換されたかのいずれかであることが考えられる。分析デバイス自体が新品であるか、メイン制御回路100が新品のものに交換されたかのいずれであるかは、サブ制御回路200のバックアップ情報記憶領域202にバックアップ情報が記憶されているか否かによって判断することができる。サブ制御回路200のバックアップ情報記憶領域202にバックアップ情報が記憶されていなければ、分析デバイス自体が新品であることが考えられる。
バックアップ実行部106は、メイン制御回路100及びサブ制御回路200がともに新品である場合に、バックアップを実行するように構成されている。バックアップがなされると、メイン制御回路100の第2識別情報記憶領域104の情報がサブ制御回路200の識別情報によって書き換えられ、メイン制御回路100とサブ制御回路200は互いに対応付けられたものとなる。
一方で、メイン制御回路100が新品であるものの、サブ制御回路200が新品でない場合、すなわち、メイン制御回路100の第2識別情報記憶領域104に所定の初期情報が記憶されており、かつ、サブ制御回路200のバックアップ情報記憶領域202にバックアップ情報が記憶されている場合、バックアップが実行されると、サブ制御回路200に保持されたバックアップ情報が消滅することになる。そのため、この実施例において、バックアップ実行部106は、メイン制御回路100が新品であり、サブ制御回路200が新品でない場合には、ユーザがバックアップを実行すべき指令を入力しても、バックアップを実行しないように構成されている。その場合、何らかの警告をユーザに対して行なってもよい。
また、バックアップ実行部106は、メイン制御回路100が新品でない場合は、メイン制御回路100の第2識別情報記憶領域104に記憶されている識別情報をサブ制御回路100の識別情報と比較し、両者が一致していれば、バックアップを実行するように構成されている。
また、バックアップ実行部106は、上記手動バックアップが一度でも実行された後で、バックアップ時間(例えば、24時間毎)が設定されているときに、そのバックアップ時間になったときにバックアップを自動的に実行するように構成されている。
リストア実行部108は、ユーザによるリストアを実行すべき指令の入力があったときに、サブ制御回路200に記憶されているバックアップ情報を用いて、当該分析デバイス2、4、6、8の固有の校正情報を校正情報記憶領域102に復元する「リストア」を実行するように構成されている。ただし、サブ制御回路200が新品である場合にリストアを実行すると、メイン制御回路100の校正情報記憶領域102の情報が消去されることになる。そのため、この実施例では、リストア実行部108は、サブ制御回路200が新品である場合には、リストアを実行しない(キャンセルする)ように構成されている。
同実施例におけるバックアップ動作の一例について、図2とともに図3のフローチャートを用いて説明する。
ユーザによりバックアップを実行すべき指令が入力された場合、バックアップ実行部106は、メイン制御回路100の第2識別情報記憶領域104に記憶されている識別情報に基づいてメイン制御回路100が新品か否かを判別する(ステップS1)。メイン制御回路100が新品である場合、サブ制御回路200のバックアップ情報記憶領域202におけるバックアップ情報の有無に基づいてサブ制御回路200が新品か否かを判別する(ステップS2)。サブ制御回路200が新品である場合、バックアップ実行部106はバックアップを実行する(ステップS3)。このバックアップにより、メイン制御回路100の第2識別情報記憶領域104の情報がサブ制御回路200の第1識別情報記憶領域204に記憶されている識別情報に書き換えられ、メイン制御回路100とサブ制御回路200とが互いに対応付けられる。一方で、メイン制御回路100が新品であり、かつ、サブ制御回路200が新品でない場合には(ステップS1、S2)、バックアップ実行部106はバックアップを実行することなく手動バックアップ機能を終了する。
メイン制御回路100が新品でない場合(ステップS1)、メイン制御回路100の第2識別情報記憶領域104に記憶されている識別情報とサブ制御回路200の識別情報とが一致するか否かに拘わらず、バックアップを実行する(ステップS3)。メイン制御回路100の第2識別情報記憶領域104に記憶されている識別情報とサブ制御回路200の識別情報とが一致しない場合には(ステップS4)、メイン制御回路100の第2識別情報記憶領域104の識別情報をサブ制御回路200の識別情報で書き換える(ステップS5)。
ここで、メイン制御回路100の校正情報記憶領域102に記憶されている情報にはバージョン(以下、データバージョン)があり、必要に応じて(例えば、メイン制御回路100のファームウェアの更新の際などに)更新される。上記のバックアップ動作によってバックアップが実行された場合、サブ制御回路200のバックアップ情報記憶領域202には、メイン制御回路100の校正情報記憶領域102に記憶されている情報とともにそのデータバージョン情報が記憶される。メイン制御回路100の校正情報のデータバージョンとサブ制御回路200のバックアップ情報記憶領域202のデータバージョンは、次に説明するリストア動作においてリストアを強制的に実行するか否かの判断に用いられる。
次に、同実施例におけるリストア動作の一例について、図2とともに図4のフローチャートを用いて説明する。
ユーザによりリストアを実行すべき指令が入力された場合、リストア実行部108は、サブ制御回路200が新品か否かを判別する(ステップS11)。サブ制御回路200が新品である場合、リストア実行部108は、リストアを実行することなくリストア機能を終了する。サブ制御回路200が新品でない場合、リストア実行部108は、サブ制御回路200のバックアップ情報記憶領域202に保存されているバックアップ情報のバージョン判定を行ない、データバージョンがメイン制御回路100の校正情報記憶領域102に記憶されている情報のデータバージョンと一致するか否かを判定し(ステップS12)、両者が一致する場合にはリストアを実行する(ステップS13)。メイン制御回路100とサブ制御回路200の情報のデータバージョンが互いに一致しない場合(ステップS12)、リストアを強制的に実行するか否かをユーザに判断させ、ユーザが強制的なリストアを所望する場合にのみリストアを実行する(ステップS14、S13)。ユーザが強制的なリストアを所望しない場合(ステップS14)、リストアを実行することなくリストア機能を終了する。
また、図5に示されているように、ユーザによって自動バックアップの設定がなされている場合、バックアップ実行部106は、設定されたバックアップ時間になったときに自動的にバックアップを実行する(ステップS101、S102)。
なお、以上において説明した実施例では、サブ制御回路200に固有の識別情報をもたせておき、サブ制御回路200の識別情報をメイン制御回路100に記憶させることによってメイン制御回路100とサブ制御回路200との対応付けを行なうようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、メイン制御回路100に固有の識別情報をもたせておき、メイン制御回路100の識別情報をサブ制御回路200に記憶させることによってメイン制御回路100とサブ制御回路200との対応付けを行なってもよい。
2、4、6、8 分析デバイス
10、12、14、16 サブデバイス(操作パネル)
100 メイン制御回路
102 校正情報記憶領域
104 第2識別情報記憶領域
106 バックアップ実行部
108 リストア実行部
200 サブ制御回路
202 バックアップ情報記憶領域
204 第1識別情報記憶領域

Claims (9)

  1. 分析システムの一部の機能を実現する分析デバイスであって、
    当該分析デバイスの固有の校正情報を記憶するための校正情報記憶領域を有し、前記校正情報を用いて当該分析デバイス固有の動作制御を行なうためのメイン制御回路と、
    前記メイン制御回路と通信可能であり、前記校正情報記憶領域の前記校正情報と同じ情報をバックアップ情報として記憶するためのバックアップ情報記憶領域を有するとともに、当該分析デバイスの汎用的な動作制御を行なうサブ制御回路と、
    前記校正情報記憶領域に記憶されている前記校正情報と同じ情報を前記バックアップ情報として前記バックアップ情報記憶領域に記憶させるバックアップを実行するように構成されているバックアップ実行部と、
    前記サブ制御回路の前記バックアップ情報記憶領域に記憶されている前記バックアップ情報に基づいて、前記校正情報記憶領域に前記校正情報を復元するリストアを実行するように構成されているリストア実行部と、を備えている分析デバイス。
  2. 前記サブ制御回路は識別情報を記憶する第1識別情報記憶領域を有し、
    前記メイン制御回路は前記バックアップにより前記バックアップ情報記憶領域に前記バックアップ情報を記憶した前記サブ制御回路の前記識別情報を記憶する第2識別情報記憶領域を有する、請求項1に記載の分析デバイス。
  3. 前記バックアップ実行部は、前記メイン制御回路の前記第2識別情報記憶領域に記憶されている識別情報と前記サブ制御回路の前記第1識別情報記憶領域に記憶されている識別情報とが一致している状態で、予め設定されたバックアップ時間になったときに、前記バックアップを実行するように構成されている、請求項2に記載の分析デバイス。
  4. 前記バックアップ実行部は、前記バックアップを実行する指令が入力されたときに、前記メイン制御回路の前記第2識別情報記憶領域に記憶されている識別情報が所定の初期情報であり、前記サブ制御回路の前記バックアップ情報記憶領域に前記バックアップ情報が記憶されていない場合は、前記バックアップを実行するように構成されている、請求項2又は3に記載の分析デバイス。
  5. 前記リストア実行部は、前記リストアを実行する指令が入力されたときに、前記サブ制御回路の前記バックアップ情報記憶領域に前記バックアップ情報が記憶されている場合は前記リストアを実行し、前記バックアップ情報記憶領域に前記バックアップ情報が記憶されていない場合は前記リストアをキャンセルするように構成されている、請求項2から4のいずれか一項に記載の分析デバイス。
  6. 前記リストア実行部は、前記サブ制御回路の前記バックアップ情報記憶領域に前記バックアップ情報が記憶されている場合において、前記リストアを実行する指令が入力されたときに前記バックアップ情報のバージョン判定を行ない、前記バージョン判定の結果、前記バックアップ情報が所定バージョンであれば前記リストアを実行するように構成されている、請求項5に記載の分析デバイス。
  7. 前記リストア実行部は、前記バージョン判定の結果、前記バックアップ情報のバージョンが所定バージョンでなければ前記リストアを強制的に実行するか否かをユーザに確認し、ユーザが前記リストアを強制的に実行する指令を入力した場合にのみ前記リストアを実行するように構成されている、請求項6に記載の分析デバイス。
  8. 前記バックアップ実行部は、前記バックアップを実行する指令が入力されたときに、前記メイン制御回路の前記第2識別情報記憶領域に所定の初期情報以外の識別情報が記憶されている場合は、前記バックアップを実行するように構成されている、請求項2から7のいずれか一項に記載の分析デバイス。
  9. 前記バックアップ実行部は、前記バックアップを実行する指令が入力されたときに、前記メイン制御回路の前記第2識別情報記憶領域に記憶されている識別情報が所定の初期情報であり、前記サブ制御回路の前記バックアップ情報記憶領域に前記バックアップ情報が記憶されている場合は、前記バックアップをキャンセルするように構成されている、請求項2から8のいずれか一項に記載の分析デバイス。
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