JP2020200753A - トイレ用機器、及びトイレ使用状況報知システム - Google Patents

トイレ用機器、及びトイレ使用状況報知システム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザにとってより利便性の高いトイレスペースを提供すること。【解決手段】センサ部16は、トイレTを含む所定空間からなるトイレスペースSの状況を検知する。取得部101は、センサ部16により検知された状況を示す情報を状況情報として取得する。判定部102は、取得部101により取得された状況情報に基づいて、所定動作を実施する際の根拠となる判定を行う。動作制御部103は、判定部102による判定の結果に基づいて、所定動作を実施する制御を実行する。これにより、上記課題を解決する。【選択図】図3

Description

本発明は、トイレ用機器、及びトイレ使用状況報知システムに関する。
ユーザがトイレスペースを快適に使用できるようにすることを目的とした技術は従来から存在する。例えば特許文献1には、トイレの便器内の空気に含まれる臭気物質を分解除去する脱臭装置と、水を静電霧化して生成した帯電微粒子水を含む空気を放出する静電霧化装置とを有する衛生洗浄装置についての発明が記載されている。
特開2015−110899号公報
しかしながら、上述の特許文献1を含む従来の技術よりも、ユーザにとってより利便性の高いトイレスペースを提供可能とする技術の開発が望まれていた。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザにとってより利便性の高いトイレスペースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様のトイレ用機器は、
トイレを含む所定空間の状況を含む情報を、状況情報として取得する取得手段と、
前記状況情報に基づいて、前記所定空間の維持に関する所定動作の制御を実行する動作制御手段と、
を備える。
本発明によれば、ユーザにとってより利便性の高いトイレスペースを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るトイレ用機器を含む、トイレ使用状況報知システムの構成を示す図である。 図1に示すトイレ使用状況報知システムのうち、トイレ用機器のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図2のトイレ用機器の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。 図1のトイレ使用状況報知システムの具体例を示す図である。 図1のトイレ使用状況報知システムの具体例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るトイレ用機器を含む、トイレ使用状況報知システムの構成を示す図である。 図6のトイレ用機器の構成の例を示すイメージ図である。 図6に示すトイレ使用状況報知システムのうち、サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図6のトイレ使用状況報知システムの機能的構成のうち、トイレ使用状況管理処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 図6のトイレ使用状況報知システムが提供された飲食店の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
[第1実施形態]
(システム構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係るトイレ用機器を含む、トイレ使用状況報知システム(以下、「本システム」と呼ぶ)の構成を示す図である。
図1に示す本システムは、トイレ用機器1と、ディスプレイ2とを含むように構成されている。
トイレ用機器1及びディスプレイ2は、所定のネットワークNを介して相互に接続されている。なお、ネットワークNの形態は特に限定されず、例えば、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi、LAN(Local Area Network)、インターネット等を採用することができる。また、トイレ用機器1とディスプレイ2との間は、NFC(Near Field Communication)(登録商標)等の近距離無線通信技術によって接続がなされてもよい。
トイレ用機器1は、トイレTを含む所定空間からなるトイレスペースSの内部の所定の位置に設置される装置である。トイレ用機器1は、ディスプレイ2と適宜通信をしながら、ユーザUの快適なトイレスペースSの使用を支援するべく、各種処理を実行する。
なお、トイレスペースSの内部にトイレ用機器1を設置する具体的手法は特に限定されないが、後述するトイレ用機器1の機能を十分に発揮させることができる場所に設置することが好ましい。具体的には例えば、図1に示すようなトイレスペースSの内側の壁面や、トイレT自体にトイレ用機器1を設置してもよい。
本実施形態におけるトイレ用機器1は、図1に示すように、使用状況センサ161と、距離センサ162と、空気センサ163と、噴霧口171と、タンクPとを少なくとも備える。
使用状況センサ161は、トイレスペースSの使用状況を検知するセンサである。
距離センサ162は、トイレスペースSとユーザUとの間の距離を検知するセンサである。
空気センサ163は、トイレスペースS内の臭気を含む空気品質を計測し、空気品質が所定の閾値に達したかどうかを検知するセンサである。空気センサ163としては、例えばPM2.5(微小粒子状物質)や、TVOC(総揮発性有機化合物)等を検出可能とするセンサを採用することができる。これにより、所定水準を超える汚染物質や有害物質の発生を検知することができる。
噴霧口171は、トイレスペースS内に消臭剤、除菌剤、及び抗菌剤など、トイレスペースS内の環境を改善させる物質(以下、「消臭剤等」と呼ぶ)を噴霧するための噴霧口である。
なお、噴霧口171としてどのようなものを採用するかは特に限定されない。例えばスプレーノズル等を採用することができる。
また、本実施形態において、消臭剤等の噴霧は、人体への影響を考慮する見地から、原則としてトイレスペースSにユーザUが存在しない(入室が検知されていない)タイミングで行われるものとする。
タンクPは、噴霧口171から噴霧される消臭剤等をトイレ用機器内に貯留しておくためのタンクである。
なお、タンクPとしてどのようなものを採用するかは特に限定されない。例えば脱着式とすることで、事後的に消臭剤等を充填できるものであってもよいし、使い捨て可能な交換式のものであってもよい。
ディスプレイ2は、トイレスペースSの外部に設置される装置であって、例えばモニタ、タブレット等で構成される。
なお、トイレスペースSの外部にディスプレイ2を設置する具体的手法は特に限定されないが、後述するディスプレイ2の機能を十分に発揮させることができる場所に設置することが好ましい。具体的には例えば、図示はしないが、複数のトイレスペースSが配置されたトイレ施設の入口付近の壁面等、ユーザUが視認し易い場所にディスプレイ2を設置することができる。
本実施形態におけるディスプレイ2は、図1に示すように、使用状況報知ライト201を少なくとも備える。
使用状況報知ライト201は、トイレスペースSの使用状況を報知するためのライトである。
なお、使用状況報知ライト201がトイレスペースSの使用状況を報知する具体的手法は特に限定されない。例えば、使用状況報知ライト201は、トイレスペースSが使用中の場合は赤色で点灯し、使用中でない場合は緑色で点灯するといったように、点灯する色を変えることでトイレスペースSの使用状況を報知してもよい。
以上のようなシステム構成の本システムでは、トイレ用機器1とディスプレイ2との協働によって、例えば以下のような処理の実行が実現される。
即ち、ユーザUがトイレスペースSに入室すると、トイレ用機器1は、ユーザUの入室を検知し、ユーザUの入室が検知されたことを示す信号(以下、「入室信号」と呼ぶ)をディスプレイ2に送信する。
また、トイレ用機器1は、ユーザUの入室を検知すると、トイレスペースS内の空気品質を示す値の計測を開始する。
入室信号を受信したディスプレイ2は、使用状況報知ライト201の点灯色を変化させる。具体的には、ディスプレイ2は、使用状況報知ライト201の点灯色について、トイレスペースSが使用中でない旨を示す色(例えば緑色)から、トイレスペースSが使用中である旨を示す色(例えば赤色)に変化させる制御を実行する。
その後、ユーザUがトイレスペースSから退出すると、トイレ用機器1は、ユーザUの退室を検知し、ユーザUの退室が検知されたことを示す信号(以下、「退室信号」と呼ぶ)をディスプレイ2に送信する。
ここで、トイレ用機器1は、トイレスペースS内の空気品質を示す値が所定の閾値に達したことを検知すると、ユーザUの退室を検知してから所定時間(例えば数秒)が経過した後に消臭剤等の噴霧を開始する。そして、トイレ用機器1は、トイレスペースS内の空気品質を示す値が所定の閾値未満になったことを検知すると、消臭剤等の噴霧を停止する。
また、トイレ用機器1は、空気品質を示す値が所定の閾値に達したことを検知した後、ユーザUの退室を検知した場合であっても、その退室の検知後、所定時間が経過する前にユーザUの入室を検知する場合には、消臭剤等の噴霧を行わない。
退室信号を受信したディスプレイ2は、使用状況報知ライト201の点灯色を変化させる。具体的には、ディスプレイ2は、使用状況報知ライト201の点灯色について、トイレスペースSが使用中である旨を示す色(例えば赤色)から、トイレスペースSが使用中でない旨を示す色(例えば緑色)に変化させる制御を実行する。
また、トイレ用機器1は、消臭剤等の噴霧を行った後、消臭剤等の噴霧を行わない状態が所定時間続いた場合には、トイレスペースSにユーザUが接近していないタイミングを検知して、消臭剤等の噴霧を自動で行う。
(ハードウェア構成)
図2は、図1に示す本システムのうち、トイレ用機器のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
トイレ用機器1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、センサ部16と、噴霧部17と、入力部18と、出力部19と、記憶部20と、通信部21と、ドライブ22とを備えている。
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部20からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、センサ部16と、噴霧部17と、入力部18、出力部19、記憶部20、通信部21、及びドライブ22が接続されている。
センサ部16は、各種センサにより構成される。
噴霧部17は、消臭剤等の噴霧を行う。
入力部18は、例えばキーボード等により構成され、各種情報を出力する。
出力部19は、液晶等のディスプレイやスピーカ等により構成され、各種情報を画像や音声として出力する。
記憶部20は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部21は、ネットワークNを介して他の装置(例えば図1のディスプレイ2等)との間で通信を行う。
ドライブ22には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア30が適宜装着される。ドライブ22によってリムーバブルメディア30から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部20にインストールされる。
また、リムーバブルメディア30は、記憶部20に記憶されている各種データも、記憶部20と同様に記憶することができる。
なお、図示はしないが、図1のディスプレイ2も、センサ部16及び噴霧部17を有しないことを除き、図2に示すハードウェア構成と基本的に同様の構成を有することができる。従って、ディスプレイ2のハードウェア構成の説明については省略する。
このような図2のトイレ用機器1の各種ハードウェアと各種ソフトウェアとの協働により、トイレ用機器1におけるトイレスペース管理処理を含む各種処理の実行が可能になる。
ここで、「トイレスペース管理処理」とは、上述の機能を発揮させるために実行される処理のことをいう。
以下、トイレ用機器1において実行される、トイレスペース管理処理を実行するための機能的構成について説明する。
(機能的構成)
図3は、図2のトイレ用機器の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
図3に示すように、トイレ用機器1のCPU11においては、トイレスペース管理処理の実行が制御される場合、取得部101と、判定部102と、動作制御部103とが機能する。
また、トイレ用機器1のセンサ部16においては、使用状況センサ161と、距離センサ162と、空気センサ163とが機能する。
また、トイレ用機器1の噴霧部17においては、噴霧口171が機能する。
CPU11において機能する取得部101は、検知手段としてのセンサ部16により検知された所定空間としてのトイレスペースSの状況を示す情報を、状況情報として取得する。
具体的には、取得部101は、使用状況センサ161により検知されたトイレスペースSの使用状況と、距離センサ162により検知されたトイレスペースSとユーザUとの間の距離と、空気センサ163により検知されたトイレスペースS内の空気品質を示す値との夫々を、状況情報として取得する。
CPU11において機能する判定部102は、取得手段としての取得部101により取得された状況情報に基づいて、所定動作を実施する際の根拠となる判定を行う。
具体的には、判定部102は、状況情報に基づいて、所定空間としてのトイレスペースSの使用者となり得るユーザUとの距離を推定し、推定された距離から、ユーザUがトイレスペースSに侵入したか否かを判定する。
CPU11において機能する動作制御部103は、状況情報に基づいて、所定空間としてのトイレスペースSの維持に関する所定動作の制御を実行する。
例えば、動作制御部103は、状況情報に基づいて、噴霧部17に消臭剤等の噴霧を開始させる制御を実行する。
具体的には、動作制御部103は、状況情報として取得された、トイレスペースSの使用状況と、トイレスペースSとユーザUとの間の距離と、トイレスペースS内の空気品質を示す値とに基づいて、噴霧部17に消臭剤等の噴霧を開始させる制御を実行する。
また、動作制御部103は、判定部102による判定の結果、ユーザUがトイレスペースSに入室したと判定された場合には、その旨を示す情報(例えば入室信号)を通信部21に送信させる制御を実行する。
また、動作制御部103は、判定部102による判定の結果、ユーザUがトイレスペースSから退室したと判定された場合には、その旨を示す情報(例えば退室信号)を通信部21に送信させる制御を実行する。
また、動作制御部103は、判定部102による判定の結果、ユーザUがトイレスペースSに入室したと判定された場合には、空気センサ163にトイレスペースS内の空気品質を示す値の測定を開始させる制御を実行する。
センサ部16において機能する使用状況センサ161は、トイレスペースSの使用状況を検知する。
なお、使用状況センサ161としてどのようなものを採用するかは特に限定されない。例えばPIRセンサ(Passive Infrared Ray/赤外線探知センサ)等を使用状況センサ161として採用することができる。
センサ部16において機能する距離センサ162は、トイレスペースSとユーザUとの間の距離を検知する。
なお、距離センサ162としてどのようなものを採用するかは特に限定されない。例えばProximityセンサ(近接センサ)等を距離センサ162として採用することができる。
センサ部16において機能する空気センサ163は、トイレスペースS内の空気品質を計測し、空気品質が所定の閾値に達したかどうかを検知する。
なお、空気センサ163としてどのようなものを採用するかは特に限定されない。例えば金属酸化物半導体を利用した形式の空気センサ、水晶振動子式の空気センサ、脂質膜を利用した空気センサ等を空気センサ163として採用することができる。
噴霧部17において機能する噴霧口171は、タンクPに貯留されている消臭剤等を噴霧する。
トイレ用機器1が上述のような機能的構成を有するにより、ユーザUにとってより利便性の高いトイレスペースSを提供することが可能となる。
(具体例)
図4及び図5は、図1の本システムの具体例を示す図である。
図4の(A)には、図1のトイレ用機器1とディスプレイ2との夫々の具体例が示されている。
トイレ用機器1は、図3の使用状況センサ161と、距離センサ162と、及び空気センサ163とを備える。また、トイレ用機器1は、図1の噴霧口171と、タンクPとを備える。
トイレ用機器1及びディスプレイ2は、無線通信によって接続されている。
図4の(A)に示すトイレ用機器1及びディスプレイ2は、上述の構成を有することにより、例えば以下のような機能を発揮する。
即ち、ユーザUがトイレスペースSに入室すると、ディスプレイ2が、トイレスペースSが使用中であることを知らせるライト(図示せず)を点灯させる。また、トイレ用機器1は、トイレスペースS内の空気品質を計測する。
また、トイレ用機器1及びディスプレイ2は、ユーザUがトイレスペースに退室すると、例えば以下のような動作を実施する。
ディスプレイ2は、トイレスペースSが使用されていないことを知らせるライト(図示せず)を点灯させる。
トイレ用機器1は、(1)トイレスペースS内の空気品質を示す値が特定の閾値以上の場合、ユーザUが離れたことを検知してから数秒後に消臭剤等を噴霧する。(2)トイレスペースS内の空気品質を示す値が特定の閾値より小さい場合、又はユーザUが離れたことを検知してから数秒以内にユーザUの接近を再び検知した場合には、消臭剤等の噴霧を停止する。(3)トイレスペースS内で前回消臭剤等が噴霧されたときから予め設定された時間が経過する間、消臭剤等が噴霧されない状態が続いた場合、トイレ用機器1は、トイレスペースSからユーザUが離れているタイミングで消臭剤等を自動で噴霧する。
なお、トイレ用機器1は、図4の(A)に示す態様の他、例えば図4の(B)に示すような態様のものがある。即ち、図4の(B)に示すトイレ用機器1は、正面に、使用状況センサ161と、無線トランスミッター41と、噴霧口171と、電源ボタン43とが縦方向に配置されている。また、図4の(C)には、図4の(B)のトイレ用機器1の内部に搭載されたタンクPの様子が示されている。
図4の(D)には、レシーバ6が示されている。レシーバ6は、ディスプレイ2の代わりに設置される。レシーバ6には、正面に識別ライトLが設けられている。識別ライトLは、トイレスペースSが使用中の場合と空室である場合とで点灯する色が異なる。例えば、トイレスペースSが使用中の場合には識別ライトLが赤色点灯し、トイレスペースSが空室の場合には識別ライトLが緑色点灯するようにすることができる。
また例えば、トイレ用機器1は、上述の態様の他、図5の(A)に示すような態様のものもある。即ち、図5の(A)に示すトイレ用機器1は、正面に、使用状況センサ161と、噴霧口171と、距離センサ162とが横方向に配置されている。また、タンクPが外部から視認できるように搭載されている。なお、図5の(A)に示すトイレ用機器1のサイズは特に限定されないが、タンクPを搭載した状態で、縦が200mm程度、横が75mm程度、奥行が75mm程度のコンパクトなサイズとすることができる。これにより、例えば図5の(B)に示すように、トイレTのタンクの上に置くこともできる。
[第2実施形態]
(システム構成)
図6は、本発明の第2実施形態に係るトイレ用機器を含む、本システムの構成を示す図である。
図7は、図6のトイレ用機器の構成を示すイメージ図である。
図6に示す本システムは、トイレスペースSが恒常的に混雑傾向にあるレストランや喫茶店などの飲食店に適用される。
図6に示す本システムは、トイレ用機器1と、ディスプレイ2と、サーバ3と、ユーザ端末4と、店舗端末5とを含むように構成されている。
トイレ用機器1、ディスプレイ2、サーバ3、ユーザ端末4、及び店舗端末5は、所定のネットワークNを介して相互に接続されている。なお、ネットワークNの形態は特に限定されず、例えば、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi、LAN、インターネット等を採用することができる。また、トイレ用機器1と、ディスプレイ2及び店舗端末5との間は、NFC(登録商標)等の近距離無線通信技術によって接続がなされてもよい。
第2実施形態に係るトイレ用機器1及びディスプレイ2の構成は、基本的に第1実施形態と同様である。ただし、第2実施形態に係るトイレ用機器1は、第1実施形態の機能に加えて、消臭剤等の残量を検知する機能や、トイレスペースSを利用するユーザUの数をカウントして記憶する機能等を有する。なお、トイレ用機器1が備えるこれらの機能の詳細については後述する。
サーバ3は、トイレスペースSが設置された飲食店のホームページを管理する。当該ホームページには、図示はしないが、店舗内のトイレスペースSの使用状況を示す情報が逐次更新可能な状態で掲載されている。トイレスペースSの使用状況を示す情報には、トイレスペースSの混雑状況の予測が含まれる。当該予測は、サーバ3が、トイレ用機器1に蓄積されたデータに基づいて行う。サーバ3は、トイレスペースSの使用状況と、混雑状況の予測とをホームページに掲載し、逐次更新を行う。
また、サーバ3は、トイレスペースSの予約を受付ける機能と、トイレスペースSの出入りを制御する機能とを有する。なお、これらの機能の詳細については後述する。
ユーザ端末4は、ユーザUが所持する端末である。
店舗端末5は、店舗の飲食物のオーダーを自動で受け付けるための端末である。また、店舗端末5は、ディスプレイ2の使用状況報知ライト201と同様の使用状況報知ライト501をさらに備える。これにより、ユーザUは、店舗端末5を操作するだけでトイレスペースSの使用状況を把握することができる。
ユーザ端末4及び店舗端末5には、図6の本システムにより実現されるサービス(以下、「本サービス」と呼ぶ)を利用するための専用のアプリケーションソフトウェア(以下、「専用アプリ」)がインストールされている。ユーザUは、専用アプリのUI(User Interface)に表示された各種の情報を閲覧したり、UIに設けられている各種の操作用ボタンを押下したりすることで本サービスを快適に利用することができる。その他、例えば、ユーザ端末4のブラウザ機能を用いて本サービスを利用することもできる。
第2実施形態に係るトイレ用機器1は、第1実施形態と基本的に同様の機能を有するが、図6及び図7に示すように、第1実施形態の機能に加え、水位センサ164と、識別ライトLと、出入センサ165と、スイッチCとを備える。
水位センサ164は、タンクP内の液体(消臭剤等)の残量を検知するセンサである。タンクP内の液体(消臭剤等)の残量が所定値を下回ると、水位センサ164がその旨を検知し、後述する識別ライトLが点灯する。また、水位センサ164は、液体(消臭剤等)のオーバーフローを検知することもできる。なお、消臭剤等の残量を報知する水位センサ164としては、例えばフロート式水位計を採用することができる。
出入センサ165は、トイレスペースSにおけるユーザUの出入りを検知するセンサである。トイレスペースSにユーザUが出入りすると、その出入りの回数を出入センサ165がカウントする。出入センサ165によりカウントされた回数を示すデータ(以下、「カウントデータ」と呼ぶ)は、ICチップ等で構成された記憶部20に記憶されて管理される。また、カウントデータは、適宜サーバ3に提供されて、店舗のホームページに掲載されたトイレスペースSの混雑状況の予測に利用される。
なお、図7に示すように、トイレ用機器1は、2つの筐体に分割することもできるし、接合して1つの筐体とすることもできる。
所定時間内における出入センサ165のカウント数が所定値に達すると、トイレスペースSが混雑傾向にあるとして、その旨がディスプレイ2を介してユーザUに報知される。具体的には、出入センサ165のカウント数が所定値に達すると、その旨を示す情報がディスプレイ2に送信される。当該情報を受信したディスプレイ2は、使用状況報知ライト201を所定の態様で点灯させる。具体的には例えば、通常の入室状態を示す赤色点灯と区別する態様として、赤色点滅によって混雑状況を報知してもよい。また例えば、通常の入室状態を黄色点灯として、混雑時を赤色点灯としてもよい。
また、所定時間内における出入センサ165のカウント数が所定値に達すると、その旨がサーバ3及びユーザ端末4を介してユーザUに報知される。具体的には、出入センサ165のカウント数が所定値に達すると、その旨を示す情報がサーバ3に送信される。サーバ3は、当該情報を取得すると、トイレスペースSの使用状況に関する情報を更新して、トイレスペースSが混雑状況にある旨をホームページに掲載する。これにより、ユーザUは、ユーザ端末4からトイレスペースSが混雑状況にあることを把握することができるので、例えばユーザUが店舗外にいたとしても、店舗のトイレスペースSの混雑状況を把握することができる。
また、所定時間内における出入センサ165のカウント数が所定値に達すると、その旨が店舗端末5を介してユーザUに報知される。具体的には、出入センサ165のカウント数が所定値に達すると、その旨を示す情報が店舗端末5に送信される。当該情報を受信した店舗端末5は、ディスプレイ2と同様に使用状況報知ライト501を所定の態様で点灯させる。
また、店舗端末5に表示されたUIには、ユーザUがトイレスペースSを予約するための入力ボタン(以下、「予約ボタン」と呼ぶ)が設けられている。ユーザUが予約ボタンを押下すると、サーバ3がこれを受付けて、予約処理を行う。なお、予約処理の態様の具体例については、図10を参照して後述する。
スイッチCは、噴霧口171から消臭剤等が噴霧される時間を設定するためのスイッチである。
(ハードウェア構成)
図8は、図6に示す本システムのうち、サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
なお、第2実施形態に係るトイレ用機器1及びディスプレイ2のハードウェア構成は、第1実施形態に係るトイレ用機器1及びディスプレイ2のハードウェア構成と基本的に同様である。このため、第2実施形態に係るトイレ用機器1及びディスプレイ2のハードウェア構成については、説明を省略する。
サーバ3は、CPU31と、ROM32と、RAM33と、バス34と、入出力インターフェース35と、入力部36と、出力部37と、記憶部38と、通信部39と、ドライブ40とを備えている。
CPU31は、ROM32に記録されているプログラム、又は、記憶部38からRAM33にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM33には、CPU31が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
CPU31、ROM32及びRAM33は、バス34を介して相互に接続されている。このバス34にはまた、入出力インターフェース35も接続されている。入出力インターフェース35には、入力部36、出力部37、記憶部38、通信部39及びドライブ40が接続されている。
入力部36は、例えばキーボード等により構成され、各種情報を入力する。
出力部37は、液晶等のディスプレイやスピーカ等により構成され、各種情報を画像や音声として出力する。
記憶部38は、DRAM等で構成され、各種データを記憶する。
通信部39は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(例えば図6のトイレ用機器1、ディスプレイ2、ユーザ端末4、及び店舗端末5等)との間で通信を行う。
ドライブ40には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア50が適宜装着される。ドライブ40によってリムーバブルメディア50から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部38にインストールされる。
また、リムーバブルメディア50は、記憶部38に記憶されている各種データも、記憶部38と同様に記憶することができる。
なお、図示はしないが、図6のユーザ端末4、及び店舗端末5も、図8に示すハードウェア構成と基本的に同様の構成を有することができる。従って、ユーザ端末4、及び店舗端末5のハードウェア構成の説明については省略する。
このような図8のサーバ3を含む図6の本システムの各種ハードウェアと各種ソフトウェアとの協働により、本システムにおけるトイレ使用状況管理処理を含む各種処理の実行が可能になる。その結果、ユーザUは本サービスを利用することができる。「トイレ使用状況管理処理」とは、上述の本サービスを提供するために実行される処理のことをいう。
以下、本システムにおいて実行される、研究成果活用支援処理を実行するための機能的構成について説明する。
(機能的構成)
図9は、図6の本システムの機能的構成のうち、トイレ使用状況管理処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
図9に示すように、本システムのうち、トイレ用機器1のCPU11においては、トイレ使用状況管理処理の実行が制御される場合、取得部101と、判定部102と、動作制御部103とが機能する。なお、取得部101、判定部102、及び動作制御部103の機能は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。また、トイレ用機器1の記憶部20の一領域には、検知結果DB221が設けられている。
また、トイレ用機器1のセンサ部16においては、使用状況センサ161と、距離センサ162と、空気センサ163と、水位センサ164と、出入センサ165とが機能する。なお、取得部101、判定部102、及び動作制御部103の機能は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
水位センサ164は、タンクP内の液体(消臭剤等)の残量を検知する。
出入センサ165は、トイレスペースSにおけるユーザUの出入りを検知する。
また、本システムのうち、サーバ3のCPU31においては、トイレ使用状況管理処理の実行が制御される場合、サイト管理部301と、予約制御部302とが機能する。
サイト管理部301は、所定のウェブページに掲載された、トイレスペースSの使用状況に関する情報の管理を行う。具体的には、サイト管理部301は、レストラン等の飲食店のホームぺージ上の所定の領域に当該飲食店のトイレスペースSの使用状況に関する情報が掲載されている場合に、当該情報の更新等の管理を行う。トイレスペースSの使用状況を示す情報には、カウントデータに基づいて生成されるトイレスペースSの混雑状況の予測に関する情報が含まれる。
これにより、ユーザUは、飲食店のホームぺージを閲覧するだけで、その飲食店のトイレスペースSの混雑状況を確認することができる。
予約制御部302は、ユーザUによるトイレスペースSの予約の制御を実行する。具体的には、予約制御部302は、店舗端末5に対する予約の操作が行われると、これを受付ける処理の制御を実行する。
次に、図10を参照して、図6の本システムの具体的適用例について説明する。
図10は、図6の本システムが提供された飲食店の一例を示す図である。
図10には、図6の本システムが提供された飲食店の一例としてのレストランRが示されている。レストランRのフロアAの奥には、顧客が利用するトイレ施設Wが設置されている。トイレ施設Wには、図示はしないが、男子用のトイレスペースS1と、女子用のトイレスペースS2が夫々1室ずつ設けられている。
現在、レストランRには、ユーザU1乃至U4が顧客として来店している。このうち、男性客であるユーザU1と、女性客であるユーザU2とは、いずれもトイレ施設Wの入口付近でディスプレイ2に表示されたトイレスペースSの使用状況を確認している。また、男性客であるユーザU3、及び女性客であるユーザU4は、いずれも夫々の客席に着席して食事を楽しんでいる。
ここで、トイレスペースS1及びS2のいずれもが空室であり、ディスプレイ2に表示されたトイレスペースS1及びS2の夫々を示す使用状況報知ライト201がいずれも緑色点灯していたとする。この場合、ユーザU1及びU2の夫々は、トイレスペースS1及びS2の夫々をすぐに使用することができる。即ち、ユーザU1及びU2を含め、レストランRに来店している顧客は、わざわざトイレスペースSまで移動することなく、フロアA内の所定位置に設置されたディスプレイ2を視認するだけで使用状況を確認することができる。
また、食事を終えたユーザU3が、トイレスペースSを使用したいと考えたとする。この場合、ユーザU3は、上述のユーザU1及びU2と同様に、ディスプレイ2の表示を確認することでトイレスペースSの使用状況を把握することができる。ただし、図10に示すように、ユーザU3が着席している客席はディスプレイ2が見え難い位置に配置されているため、ユーザU3がディスプレイ2を視認するためには席を立つ必要がある。
このため、レストランRの各客席には、トイレスペースSの使用状況を確認可能なタブレット型の店舗端末5が配置されている。店舗端末5は、主に顧客が料理をオーダーする際に操作する端末であるが、図10に示すように、店舗端末5のUIの所定領域F1には使用状況報知ライト501が表示されている。これにより、ディスプレイ2を視認し難い位置にいるユーザU(図10の例ではユーザU3及びU4)であっても、トイレスペースSの使用状況を容易に確認することができる。
さらに、ユーザU3は、店舗端末5のUIの所定領域F2に表示された予約ボタンB1を押下することにより、トイレスペースS1を予約することができる。なお、トイレスペースSの予約は、トイレスペースSが使用中の場合のみならず、空室の場合も可能である。
ここで、本サービスによる予約処理の具体的な態様は特に限定されないが、例えば以下のような態様の予約処理を行うこともできる。
即ち、ユーザU3によるトイレスペースS1の予約が受付けられて、その後順番が到来すると、ワンタイムコードが印字された紙媒体が店舗端末5等から出力される。この場合、ユーザUは、出力された紙媒体を持ってトイレスペースSまで移動し、施錠されたドアノブに設置されたテンキー(図示せず)でワンタイムコードを入力する。するとドアが解錠される。
また例えば、ユーザU3によるトイレスペースS1の予約が受付けられて、その後順番が到来すると、バーコードが印字された紙媒体が店舗端末5等から出力されるようにすることもできる。この場合、ユーザUは、出力された紙媒体を持ってトイレスペースSまで移動し、施錠されたドアノブに設置されたリーダ装置(図示せず)にバーコードをかざす。するとドアが解錠される。
このようにして、客席毎に配置された店舗端末5からトイレスペースSを予約できるようにすることで、ユーザU3は、ディスプレイ2の表示を確認するためにわざわざ席を立つ必要がなくなる。その結果、ユーザU3は、トイレスペースSやトイレ施設Wの入口で順番待ちする必要がなくなる。
また、レストランRのトイレスペースSの使用状況を確認することができるのは、レストランRの顧客に限定されない。例えば図10に示すユーザU5のように、レストランRの外にいる者であっても、レストランRのトイレスペースSの使用状況を確認することができる。
即ち、ユーザU5は、ユーザ端末4を操作して、レストランRのホームページにアクセスする。これにより、ユーザU5は、レストランRのトイレスペースS1及びS2の夫々の使用状況を確認することができる。具体的には、図10に示すように、例えばユーザU5が男性である場合には、レストランRに来店する前のいずれかのタイミングで、ユーザ端末4に表示されたトイレスペースS1の使用状況を示す情報を確認する。つまり、ユーザU5は、ユーザ端末4のUIの所定の表示領域F3に表示された、トイレスペースS1の使用状況を示す情報を確認する。例えば、トイレスペースS1に出入りする顧客が多いと判断された場合や、現時点で使用中であり、さらに予約が複数件入っている場合には、トイレスペースS1は混雑状況にある旨が所定の表示領域F3に表示される。これにより、レストランRに入店する前のユーザU5であっても、レストランRのトイレスペースSの使用状況を容易に確認することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、図1に示す本システムには、トイレ用機器1と、ディスプレイ2とが夫々1台ずつ含まれる。ただし、これらの台数は一例に過ぎない。例えばn(nは1以上の整数値)個のトイレ用機器1が含まれていてもよい。
即ち、トイレスペースS1乃至Snが配置されているトイレ施設の場合には、トイレスペースS1乃至Snの夫々にトイレ用機器1−1乃至1−nの夫々が設置される。
この場合、例えば複数のトイレスペースSに対して1台のディスプレイ2を設置し、ディスプレイ2にトイレ施設内のレイアウトを表示させて、トイレスペースS毎の使用状況を夫々報知できるようにしてもよい。これにより、ユーザUは、トイレ施設に入ることなく、トイレ施設内のトイレスペースS毎の使用状況を一見して把握することが可能となる。
また例えば、図6に示す本システムには、ユーザ端末4と、店舗端末5とが夫々1台ずつ含まれる。ただし、これらの台数は一例に過ぎない。ユーザ端末4、及び店舗端末5の夫々は、いずれも複数台であってもよい。
また例えば、上述の実施形態では、本システムの適用対象が、レストランや喫茶店などの飲食店とされているが、飲食店に限定されない。ユーザUがユーザ端末4や店舗端末5からトイレスペースSの空き状況を確認することができるあらゆる施設や場所に適用することができる。
具体的には例えば、トイレスペースSが恒常的に混雑する傾向にある百貨店やショッピングモール、又はテーマパークや各種のイベント会場等に本システムを適用することができる。
これにより、例えば本システムが百貨店に適用された場合、ユーザUは、2階のトイレ施設は混んでいるようなので、比較的空いている3階のトイレ施設に行く、といったことが2階のトイレ施設に行く前に可能となる。
また例えば、上述の実施形態では、使用状況報知ライト201や使用状況報知ライト501によってトイレスペースSの使用状況を確認する手法が採用されているが、この手法に限定されない。例えばトイレスペースSの使用状況を示すアイコンをディスプレイ2や店舗端末5に表示させてもよい。
また例えば、上述の実施形態では、消臭剤等の噴霧後、噴霧が行われない状態が所定時間続いた場合には、ユーザUが接近していないタイミングが検知されて、消臭剤等の噴霧が自動で行われる。ただし、これに限定されず、例えば消臭剤等が噴霧中である旨がディスプレイ2、ユーザ端末4、及び店舗端末5に表示されることで、トイレスペースSの状況が報知されてもよい。
また、本システムによれば、例えば以下のサービスを実現させることができる。
即ち、トイレ施設Wに設けられた複数のトイレスペースSの夫々に設置されたトイレ用機器1を、ディスプレイ2で管理することもできる。
また、上述の実施形態では、状況情報に基づいて消臭剤等を噴霧する構成となっているが、これに限定されず、消臭剤等を噴霧する機能を必ずしも備えている必要はない。
また、上述の実施形態では、トイレスペースSの使用状況を報知する手法として使用状況報知ライト201が所定色で点灯することで報知する手法が採用されているが、これに限定されない。ライトの点灯のようにユーザの視覚を介して報知する手法のみならず、ブザー等の音声を用いて、ユーザの聴覚を介して報知する手法を採用してもよい。またさらに、視覚、聴覚以外の例えば触覚、嗅覚等を介して報知する手法が採用されてもよい。
また、上述の実施形態では、トイレスペースSの使用状況を報知する手法として、使用状況報知ライト201又は501を各種の色で点灯させる手法が採用されているが、これに限定されない。例えば使用状況報知ライト201又は501が点灯している状態(使用中)と、消灯している状態(空室)とで使用状況を報知する手法を採用することもできる。
また例えば、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。
また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図示せぬリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
以上まとめると、本発明が適用されるトイレ用機器(例えば図1のトイレ用機器1)は、次のような構成を取れば足り、各種各様な実施形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用されるトイレ用機器は、
トイレ(例えば図1のトイレT)を含む所定空間(例えば図1のトイレスペースS)の状況を含む情報(例えば図3のセンサ部16の各種センサによる検知結果)を、状況情報として取得する取得手段(例えば図3の取得部101)と、
前記状況情報に基づいて、前記所定空間の維持に関する所定動作(例えば消臭剤等の噴霧)の制御を実行する動作制御手段(例えば図3の動作制御部103)と、
を備える。
これにより、所定空間としてのトイレスペースSの状況が状況情報として取得され、その状況情報に基づいてトイレスペースSの維持に関する所定動が実施されるので、以下の効果を奏する。即ち、ユーザにとってより利便性の高いトイレスペースSを提供することが可能となる。
また、消臭剤を噴霧する噴霧手段をさらに備え、
前記動作制御手段は、前記消臭剤の噴霧に関する制御を少なくとも実行することができる。
これにより、所定空間としてのトイレスペースSの状況が状況情報として取得され、その状況情報に基づいてトイレスペースSに消臭剤が噴霧されるので、ユーザにとってさらに利便性の高いトイレスペースを提供することが可能となる。
また、前記状況情報に基づいて、前記所定空間と当該所定空間の使用者となり得るユーザ(例えば図1のユーザU)との距離を推定し、推定された当該距離から、当該ユーザが当該所定空間に侵入したか否かを判定する判定手段(例えば図3の判定部102)を有し、
前記動作制御手段は、前記ユーザが前記所定空間に入室したと判定された場合には、入室した旨を示す情報(例えば入室信号)を送信する制御を実行し、前記判定の結果、前記ユーザが前記所定空間を退室したと判定された場合には、退室した旨を示す情報(例えば退室信号)を送信する制御を実行することができる。
これにより、ユーザがトイレスペースSに入室した旨を示す情報、及びユーザがトイレスペースSから退室した旨を示す情報を、トイレスペースSの外部に設置されたディスプレイに入力することができる。その結果、トイレスペースSの使用状況をディスプレイに表示させることができるので、ユーザに対しトイレスペースの使用状況を容易に報知することが可能となる。
また、除菌剤又は抗菌剤を噴霧する第2噴霧手段(例えば噴霧部17)をさらに備え、
前記取得手段は、
前記状況情報として、前記所定空間の空気品質に関する情報を取得し、
前記動作制御手段は、
取得された前記情報に、所定の水準を超える汚染物質又は有害物質が検出された旨を示す情報が含まれる場合には、前記除菌剤又は前記抗菌剤の噴霧に関する制御を実行することができる。
これにより、所定空間の空気中に汚染物質又は有害物質が検出された場合には、除菌剤又は抗菌剤が噴霧される。その結果、所定空間を利用するユーザの健康の維持を図ることができる。
即ち、本発明が適用されるトイレ使用状況報知システムは、
トイレを含む所定空間における第1ユーザ(例えば上述のトイレスペースSを使用するユーザU)の入退室に関する第1情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記第1情報に基づいて、前記所定空間の使用状況に関する第2情報を生成して第2ユーザ(例えば上述のトイレスペースSを使用したいユーザU)に報知する報知手段(例えば上述のディスプレイ2、店舗端末5)と、
を備える。
これにより、第2情報が第2ユーザに報知される。その結果、第2ユーザは、所定空間の使用状況を確認するために所定空間に自ら赴く手間が必要なくなる。
また、前記報知手段は、
前記第2ユーザに対する前記第2情報の報知として、所定のウェブサイト(例えば図10のレストランRのホームページ)に前記第2情報を掲載することができる。
これにより、第2情報が所定のウェブサイトに掲載される。その結果、第2ユーザは、当該ウェブサイトを閲覧するだけで所定空間の使用状況を確認することができる。
また、前記第2情報に基づいて、前記第2ユーザによる前記所定空間の使用に関する予約を受付ける制御を実行する予約受付制御手段(例えば図9の予約制御部302)をさらに備えることができる。
これにより、第2ユーザは、所定空間の使用に関する予約を行うことができる。その結果、所定空間の使用状況を逐次確認する必要がなくなる。
1・・・トイレ用機器、2・・・ディスプレイ、3・・・サーバ、4・・・ユーザ端末、5・・・店舗端末、6・・・レシーバ、11・・・CPU、12・・・ROM、13・・・RAM、14・・・バス、15・・・入出力インターフェース、16・・・センサ部、17・・・噴霧部、18・・・入力部、19・・・出力部、20・・・記憶部、21・・・通信部、22・・・ドライブ、30・・・リムーバブルメディア、31・・・CPU、32・・・ROM、33・・・RAM、34・・・バス、35・・・入出力インターフェース、36・・・入力部、37・・・出力部、38・・・記憶部、39・・・通信部、40・・・ドライブ、50・・・リムーバブルメディア、101・・・取得部、102・・・判定部、103・・・動作制御部、161・・・使用状況センサ、162・・・距離センサ、163・・・空気センサ、164・・・水位センサ、165・・・出入センサ、171・・・噴霧口、201・・・使用状況報知ライト、221・・・検知結果DB、P・・・タンク、T・・・トイレ、S・・・トイレスペース、W・・・トイレ施設、U・・・ユーザ、N・・・ネットワーク、L・・・識別ライト、C・・・スイッチ

Claims (5)

  1. トイレを含む所定空間の状況を含む情報を、状況情報として取得する取得手段と、
    前記状況情報に基づいて、前記所定空間の維持に関する所定動作の制御を実行する動作制御手段と、
    を備えるトイレ用機器。
  2. 消臭剤を噴霧する第1噴霧手段をさらに備え、
    前記動作制御手段は、前記消臭剤の噴霧に関する制御を少なくとも実行する、
    請求項1に記載のトイレ用機器。
  3. 前記状況情報に基づいて、前記所定空間と当該所定空間の使用者となり得るユーザとの距離を推定し、推定された当該距離から、当該ユーザが当該所定空間に侵入したか否かを判定する判定手段を有し、
    前記動作制御手段は、前記ユーザが前記所定空間に入室したと判定された場合には、入室した旨を示す情報を送信する制御を実行し、前記判定の結果、前記ユーザが前記所定空間を退室したと判定された場合には、退室した旨を示す情報を送信する制御を実行する、
    請求項2に記載のトイレ用機器。
  4. 除菌剤又は抗菌剤を噴霧する第2噴霧手段をさらに備え、
    前記取得手段は、
    前記状況情報として、前記所定空間の空気品質に関する情報を取得し、
    前記動作制御手段は、
    取得された前記情報に、所定の水準を超える汚染物質又は有害物質が検出された旨を示す情報が含まれる場合には、前記除菌剤又は前記抗菌剤の噴霧に関する制御を実行する、
    請求項2又は3に記載のトイレ用機器。
  5. トイレを含む所定空間における第1ユーザの入退室に関する第1情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記第1情報に基づいて、前記所定空間の使用状況に関する第2情報を生成して第2ユーザに報知する報知手段と、
    を備えるトイレ使用状況報知システム。
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