JP2020195553A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2020195553A
JP2020195553A JP2019103339A JP2019103339A JP2020195553A JP 2020195553 A JP2020195553 A JP 2020195553A JP 2019103339 A JP2019103339 A JP 2019103339A JP 2019103339 A JP2019103339 A JP 2019103339A JP 2020195553 A JP2020195553 A JP 2020195553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
button
hole
reel
mating surface
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019103339A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6815660B2 (ja
Inventor
友浩 齋藤
Tomohiro Saito
友浩 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2019103339A priority Critical patent/JP6815660B2/ja
Publication of JP2020195553A publication Critical patent/JP2020195553A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6815660B2 publication Critical patent/JP6815660B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】前扉の生産コストの低減を図ることが可能な遊技機を提供する。【解決手段】スロットマシン1は、複数のリールを内部に収納する筐体に支持されて、上部よりも下部が前方となる傾斜面に沿って筐体の前面側に形成された開口を閉じる前面扉を備える。前面扉は、筐体の開口が閉じられている状態で傾斜面に対向する合わせ面DDaと、合わせ面DDaと直交する方向に延びる円筒状のシリンダ錠CYが挿入され、合わせ面DDaと直交する方向に形成されたシリンダ用貫通孔DBcと、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、遊技機に関する。
従来、外周面に図柄が配列された複数のリールを備えた遊技機(回胴式遊技機、スロットマシン)が知られている。この種の遊技機は、メダルやパチンコ玉などの遊技媒体に対して一定の遊技価値を付与し、このような遊技媒体を獲得するための遊技を行うものである。また、この種の遊技機は、遊技者によるスタートレバーに対する回転開始操作を契機として、内部抽選を行うとともに複数のリールの回転を開始させ、遊技者によるストップボタンに対する停止操作を契機として、内部抽選の結果に応じた態様で複数のリールを停止させる制御を行っている。そして、遊技の結果は、複数のリールが停止した状態における入賞判定ライン上に表示された図柄組合せによって判定され、遊技の結果に応じてメダル等の払い出しなどが行われる。
この種の遊技機においては、上部よりも下部が前方となる傾斜面に沿って前面側に形成された開口を有する筐体(キャビネット)と、筐体の開口を開閉可能に支持された前扉(前面扉)と、を備えている構成が開示されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の遊技機は、前扉に施錠装置、スタートレバー、ベットボタン、停止ボタン等が設けられている。
特開2019−13795号公報
一般に、この種の遊技機の前扉は、防犯性を確保するため、できるだけ継ぎ目が少なくなるように大型の金型を用いて生産される。このため、前扉は生産コストが大きくなりやすく、生産コストの低減が求められている。
そこで、本発明は、前扉の生産コストの低減を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とするものである。
本発明は、複数のリールと、
上部よりも下部が前方となる傾斜面に沿って前面側に形成された開口を有し、前記複数のリールを内部に収容する筐体と、
開閉可能に前記筐体に支持されて、前記開口が閉じられている状態で前記傾斜面に対向する合わせ面を有する前扉と、
前記合わせ面と直交する方向に延びる円筒状のシリンダ錠と、を備え、
前記前扉は、前記合わせ面と直交する方向に形成され、前記シリンダ錠が挿入されたシリンダ用貫通孔を有する、ことを特徴とする。
本発明によると、前扉の生産コストの低減を図ることが可能となる。
本実施形態に係る遊技機の外観構成を示す正面図である。 本実施形態に係る遊技機の外観構成を示す側面図である。 本実施形態に係る遊技機の前面扉の構成を示す背面図である。 本実施形態に係る遊技機の筐体の内部の構成を示す正面図である。 本実施形態に係る遊技機のシリンダ錠を示す図3のE−E断面図である。 本実施形態に係る遊技機のストップボタンユニットを示す図1のC−C断面図である。 本実施形態に係る遊技機のストップボタンユニットを示す図2のD−D断面図である。 本実施形態に係る遊技機のストップボタンユニットを示す分解図である。 本実施形態に係る遊技機のスタートレバーユニットを示す図1のA−A断面図である。 本実施形態に係る遊技機のスタートレバーユニットの取付構造を示す図1のB−B断面図である。
以下、本発明に係る実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、本実施形態で説明される構成のすべてが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。また、以下の記載において、「平行」及び「直交」との説明があるが、これらを寸法誤差(設計誤差、製造誤差)等により厳密に「平行」及び「直交」とすることは現実的には困難であり、「平行」及び「直交」には、それぞれ「略平行」及び「略直交」であるものを含むものとする。
[遊技機の構成の概要]
図1は、本実施形態のスロットマシン1の外観構成を示す正面図、図2は、スロットマシン1の外観構成を示す側面図である。本実施形態のスロットマシン1は、いわゆる回胴式遊技機と呼ばれるもので、メダルを遊技媒体として用いた遊技を行う種類の遊技機である。なお、以下において、遊技者の方(手前)を「前方」、反対を「後方」と記載する。また、図1の正面図を基準に遊技機の上下左右を規定する。
本実施形態のスロットマシン1は、遊技者に対向する側である前面側(前方側)に開口BXa(図4参照)が形成された箱形の筐体BX、開閉可能に左方側が筐体BXに軸支された前扉としての前面扉FDを備えており、筐体BX内に左右方向に並べて配置された複数のリールとしての第1リールR1〜第3リールR3を有するリールユニット310が収められている。筐体BXの開口BXaは、上部よりも下部が前方となる傾斜面S1に沿って形成されている。筐体BXは、スロットマシン1が遊技場に設置される際、遊技場の床面に当接する下面BXbを有している。なお、下面BXbは平面状に形成されているものに限定されない。下面BXbは、遊技場の床面と当接することによってスロットマシン1が安定して載置されるように形成されていればよく、例えば、複数の凹凸を有していてもよい。筐体BXの開口BXaは、傾斜面S1に沿って形成されているため、前面扉FDの開放時に前方側に倒れようとする力を緩和している。また、筐体BX内のリールユニット310の下部には、メダルの払出装置としてのホッパーユニット320(図4参照)が収められている。また、本実施形態のスロットマシン1の筐体BX内には、CPU、ROM(情報記憶媒体の一例)、RAM等を搭載し、スロットマシン1の動作を制御する制御基板10(図4参照)も収められている。
最も左方側に配置された第1リールR1、第1リールR1の右方側に配置された第2リールR2及び第2リールR2の右方側に配置された第3リールR3は、それぞれ外周面が一定の間隔で20の領域(以下、各領域を「コマ」と記載する)に区画されており、各コマに複数種類の図柄のいずれかが配列されている。また、第1リールR1〜第3リールR3は、リール駆動手段としてのステッピングモータM(図4参照)に軸支されており、それぞれステッピングモータMの軸周りに回転駆動され、ステッピングモータMの駆動パルスのパルス数やパルス幅などを制御することによって、コマ単位(所定の回転角度単位、所定の回転量単位)で停止可能に設けられている。
前面扉FDは、それぞれ個別に開閉可能で、開口BXaの上半部を閉じることが可能な前面上扉UDと、開口BXaの下半部を閉じることが可能な前面下扉DDと、に分割部DVにおいて上下に分割して構成されている。前面上扉UDには、第1リールR1〜第3リールR3の回転状態及び停止状態を観察可能にする表示窓DWが設けられている。第1リールR1〜第3リールR3の停止状態では、第1リールR1〜第3リールR3それぞれの外周面に一定間隔で配列された複数種類の図柄のうち、外周面上に連続して配列されている3つの図柄(上段図柄、中段図柄、下段図柄)をスロットマシン1の正面から表示窓DWを通じて観察できるようになっている。
また、本実施形態のスロットマシン1では、表示窓DWを通じて図柄を観察するための表示位置として、各リールについて上段、中段、下段が設けられており、各リールの表示位置の組合せによって有効ラインが設定されている。なお、本実施形態のスロットマシン1では、1回の遊技に関して必要となるメダルの数、いわゆる規定投入数がいずれの遊技状態においても3枚に設定されており、規定投入数に相当するメダルが投入されると第1リールR1〜第3リールR3の中段によって構成される有効ラインL1が有効化される。
そして、遊技結果は、表示窓DW内の有効ラインL1上に停止表示された図柄組合せによって判定され、有効ラインL1上の図柄組合せが予め定められた役に対応した図柄組合せである場合に、その役が入賞したものとしてホッパーユニット320からメダルの払い出し等が行われる。
前面上扉UDには、遊技情報表示部DSが設けられている。遊技情報表示部DSは、LED、ランプ、7セグメント表示器等からなり、メダルのクレジット数、1回の遊技におけるメダルの払出数あるいは獲得数、ボーナス状態でのメダルの払出数の合計あるいは獲得数の合計、今回の遊技で当選した役の情報、メダルの払い出しに関係するストップボタンB1〜ストップボタンB3の押し方を示唆する情報の表示等の各種遊技情報が表示される。
遊技情報表示部DSには、7セグメント表示器から構成される主制御表示装置500が含まれており、規定投入数のメダルが投入されスタートレバーSLが傾動操作された際に、今回の遊技で当選した役の情報である当選情報に基づき作成される制御信号である当選コマンドに対応する表示である報知表示が表示され、報知表示の表示後第1リールR1〜第3リールR3が停止した際に、報知表示が終了するとともにメダルの払出数あるいは獲得数が表示される。本実施形態のスロットマシン1では、当選コマンドに応じた表示態様で主制御表示装置500の各セグメントが点灯及び消灯する報知表示が実行される。
また、主制御表示装置500には、7セグメント表示器のドットであり、図示しない有利期間制御手段によって有利期間が開始されている場合に点灯し、有利期間が開始されていない、つまり非有利期間が開始されている場合に消灯することで有利期間が開始されているか否かを報知する有利期間報知部500Aが設けられている。
また、スロットマシン1には、遊技を補助したり、遊技を盛り上げたりする、遊技に関する演出を実行可能な演出装置300が設けられている。演出装置300には、前面上扉UDに設けられている、表示装置330、可動役物装置350、及び複数の電飾装置360、前面下扉に設けられている複数の電飾装置370が含まれる。表示装置330は、例えば液晶ディスプレイから構成され、遊技の進行に応じて各種の映像や画像を表示する演出を実行する。可動役物装置350は、例えば、表示装置330の前方に配置されており、遊技の進行に応じてモータやソレノイド等の駆動手段により移動し、表示装置330の画面を遮蔽させたり露出させたりする演出を実行する。電飾装置360,370は、遊技の進行に応じて発光する演出を実行する。また、演出装置300には、前面上扉UD及び前面下扉DDに設けられている、複数の音響装置380,390を含む。音響装置380,390は、遊技の進行に応じて各種の音声を出力する演出を実行する。
前面下扉DDは、正面視において前面下扉DDと略同サイズで、電飾装置370、音響装置390、メダル受け皿MP等が取付けられる合成樹脂製の下扉ベースDBを有している。下扉ベースDBには、各種の操作手段が取付けられている操作部CPが一体的に形成されている。操作部CPは、上方を向いた操作部上面CPaと、前方を向いた操作部前面CPbと、を有している。操作部上面CPaには、遊技者が1枚ずつメダルを投入するためのメダル投入口MI、及びメダルがクレジット(貯留)されている状態で、クレジットされたメダルのうちから一度の操作によって規定投入数のメダルを投入する投入操作を受付ける投入操作手段としてのマックスベットボタンMB(ベットボタン)が取付けられている。
操作部前面CPbには、投入操作手段としてのシングルベットボタンBT、開始操作手段としてのスタートレバーSLを有するスタートレバーユニットLU、停止操作手段としての複数のストップボタンであるストップボタンB1〜ストップボタンB3を有するストップボタンユニットBU、ストップボタンユニットBUの前面側を覆うボタンカバーBC及びクレジットされたメダルを清算するための清算ボタンBSが取付けられている。シングルベットボタンBTは、メダルがクレジットされている状態で、クレジットされたメダルのうちから1枚のメダルを投入する投入操作を受付ける。スタートレバーSLは、第1リールR1〜第3リールR3を回転させる契機となる開始操作を受付ける。ストップボタンB1〜ストップボタンB3は、ステッピングモータM(図4参照)により回転駆動されている第1リールR1〜第3リールR3のそれぞれを停止させる契機となる停止操作を受付ける。クレジットされているメダルは、貯留手段としての制御基板10に記憶(貯留)されている。
本実施形態のスロットマシン1では、遊技者がメダルをメダル投入口MIに投入するか、メダルが規定投入数以上にクレジットされている場合に、規定投入数と同じ回数シングルベットボタンBTを後方に向けて押下するシングルベット操作(投入操作)又はマックスベットボタンMBを下方に向けて押下するマックスベット操作(投入操作)を行うことで、規定投入数のメダルが投入状態に設定され、第1リールR1〜第3リールR3の回転制御を開始することが可能な準備状態にセットされる。そして、遊技者がスタートレバーSLに対してスタートレバーSLを初期位置から傾動させる開始操作(傾動操作)を実行すると、制御基板10において第1リールR1〜第3リールR3をステッピングモータMの駆動により回転開始させるとともに、乱数を用いた内部抽選が行われ、第1リールR1〜第3リールR3の回転速度が所定の速度まで上昇し定常回転になったことを条件に、ストップボタンB1〜ストップボタンB3の押下操作が許可、すなわちストップボタンB1〜ストップボタンB3による停止操作が有効化される。
なお、本実施形態のスロットマシン1は、第1リールR1〜第3リールR3を回転開始させた場合に、ウェイト(又はウェイト時間)と称される待機時間(約4.1秒)を設定するように構成されている。そして、スロットマシン1は、待機時間の設定から待機時間が経過するまでの期間内に再び開始操作が行われた場合に、待機時間が経過した後に第1リールR1〜第3リールR3を回転開始させるように構成されている。
その後、遊技者が任意のタイミングでストップボタンB1〜ストップボタンB3を後方に向けて押下(以下、「押下タイミング」と記載)していくと、ストップボタンB1〜ストップボタンB3のそれぞれに内蔵されている停止信号出力手段としてのストップスイッチ35(図8参照)がON動作を行い、制御基板10へ出力するリール停止信号をOFF状態からON状態へ変化させる。
また、遊技者が任意のタイミングで押下状態にあるストップボタンB1〜ストップボタンB3を解放すると、ストップボタンB1〜ストップボタンB3それぞれに対応するストップスイッチがOFF動作を行い、制御基板10へ出力するリール停止信号をON状態からOFF状態に変化させる。そして、制御基板10は、ストップボタンB1〜ストップボタンB3の押下タイミング及び解放タイミングに応じて信号状態が変化するリール停止信号のOFF状態からON状態への変化に基づいて、内部抽選の結果に応じた停止位置で第1リールR1〜第3リールR3を停止させる。
また、前面下扉DDの下部の下皿前面51には、メダル払出口MOとメダル受け皿MPとが設けられており、遊技の結果に応じた枚数のメダルがメダル払出口MOからメダル受け皿MPへ払い出されるようになっている。また、制御基板10にクレジットされたメダルが記憶されている状態で、清算ボタンBSが後方に向けて押下された場合、清算ボタンBSの押下に伴って清算ボタンBSに内蔵されているメダル清算スイッチ(不図示)がON動作を行い、制御基板10へ出力するメダル清算信号をOFF状態からON状態へ変化させる。制御基板10は、メダル清算信号のOFF状態からON状態への変化に伴って、第1リールR1〜第3リールR3が回転しておらずかつメダルがベットされていない状態に限り、ホッパーユニット320からクレジット数(クレジットされたメダルの枚数)に相当する枚数のメダルを払い出す清算処理を実行し、メダル払出口MOからメダル受け皿MPへメダルを払い出す。
下皿前面51のメダル払出口MOの左右には、証紙類(公的機関による試験の適合を証する証紙、特許権等の実施許諾を証する証紙、各遊技機の個別情報(機種情報や製造情報)を符号や数字等で記録した識別ラベル、銘板など)を配置するための証紙類配置部52L、52Rがそれぞれ配置されている。証紙類配置部52L、52Rは、例えば、証紙類を収容する凹部とそれを覆う透明カバーなどから構成することができる。あるいは、証紙類配置部52L、52Rは単に証紙類(証紙や銘板など)を貼付や接着するための平面部であってもよい。下皿前面51の後方かつ証紙類配置部52L、52Rの左右外側には、上記の音響装置390,390が配置されており、音響装置390,390の前方の下皿前面51には、音響装置390,390からの音を前方に出力するための多数の開口からなる開口部53,53が配置されている。
下皿前面51は、後述する前面下扉DDの傾斜面S1に対向する合わせ面DDaと平行となるように形成されており、メダル払出口MOの開口の前端縁MOaも、合わせ面DDaと平行となるように形成されている。また、開口部53,53は、合わせ面DDaと直交するように形成されている。これにより、前面下扉DDの形状の簡略化を図り、生産コストの低減を図ることを可能としている。なお、開口部の開口は、射出成型において合わせ面DDaと直交する方向に型抜き可能な形状であればよく、例えば内面に0〜10°程度の抜き勾配が形成されていてもよいし、各孔の抜き勾配は1つの孔において一定でなくてもよい。また、証紙類配置部52L,52Rの証紙類を貼付ける平面部は、合わせ面DDaと平行となるように形成されている。即ち、証紙類配置部52L,52Rに配置された証紙類は、上部よりも下部が前方となるように傾斜する。これにより、作業者や遊技者等が証紙類の情報を目視により確認する際、証紙類配置部52L,52Rよりも上方から証紙類を視認しやすくなり、証紙類の確認作業における作業性の向上を図っている。
[前面上扉及び前面下扉の開閉に係る構成]
次に、前面扉FDの開閉に係る構成について説明をする。図2及び図3に示すように、前面扉FDは、前面上扉UD及び前面下扉DDのそれぞれの左方側に設けられた蝶番HN(図4参照)を介して筐体BXに支持されており、筐体BXに対して右方側が開閉可能となっている。前面上扉UDは、上施錠ユニット(不図示)を有し、前面下扉DDは、下施錠ユニットDLを有する。
上施錠ユニットは、前面上扉UDの右方側に設けられている。上施錠ユニットULは、上扉ベースUBに取付けられる上施錠ベースULa、上施錠ベースULaに対して傾動可能に支持され、筐体BXに設けられた上被係合部BXc(図4参照)に係合する位置と係合しない位置とに移動可能な上係合部ULb、上係合部の移動を操作する係合操作部ULc、及び上係合部と係合操作部ULcとを接続する上接続部(不図示)を有する。前面上扉UDは、上施錠ユニットの上係合部ULbが上被係合部BXcに係合することにより、閉じている状態に施錠される。下施錠ユニットDLは、前面下扉DDの右方側に設けられている。下施錠ユニットDLは、下扉ベースDBに取付けられる下施錠ベースDLa、下施錠ベースDLaに対して傾動可能に支持され、筐体BXに設けられた下被係合部BXd(図4参照)に係合する位置と係合しない位置とに移動可能な下係合部DLb、キー操作によって下係合部の移動を操作するシリンダ錠CY、及び下係合部DLbとシリンダ錠CYとを接続する下接続部DLdを有する。前面下扉DDは、下施錠ユニットDLの下係合部DLbが下被係合部BXdに係合することにより、閉じている状態に施錠される。前面扉FDは、前面上扉UD及び前面下扉DDが施錠されることにより、開口BXaを閉じている状態となる。
前面上扉UDは、前面扉FDが開口BXaを閉じている状態で傾斜面S1に対向する合わせ面UDaを有し、前面下扉DDは、前面扉FDが開口BXaを閉じている状態で傾斜面S1に対向する合わせ面DDaを有している。また、前面上扉UDは、前面上扉UDの下端部に配置されて前方を向くように形成された下端前面UDb(図5参照)を有している。前面下扉DDは、前面下扉DDの上端部に配置されて後方を向くように形成され、下端前面UDbに対向すると共に下端前面UDbに当接可能な上端後面DDb(図5参照)を有している。
前面上扉UDは、上端後面DDbが下端前面UDbに当接することにより、前面下扉DDに対して開く方向への移動が規制される。このため、前面上扉UDは、前面下扉DDの下施錠ユニットDLの下係合部が下被係合部BXdに係合していない状態(前面下扉DDが施錠されておらず、開いている状態)で、開閉可能となっている。また、前面下扉DDは、前面上扉UDの上施錠ユニットの上係合部が上被係合部BXcに係合している状態(前面上扉UDが閉じて、施錠されている状態)で、前面下扉DDとは独立して開閉可能となっている。
上施錠ユニットULの係合操作部ULcは、前面下扉DDが開いている状態で操作可能に露出するように配置されており、操作されることによって、上接続部を介して上施錠ユニットULの上係合部ULbを上被係合部BXcに係合しない位置に移動させる。下施錠ユニットDLのシリンダ錠CYは、前面下扉DDに形成されたシリンダ用貫通孔DBc(図1参照)から前端部CYa(図1参照)が前方に露出しており、挿入されたキーを回動させるキー操作が行われることによって、下接続部DLdを介して下施錠ユニットDLの下係合部DLbを下被係合部BXdに係合しない位置に移動させる。
また、前面上扉UDは、前面上扉UDの下端部に配置されて下方を向くように形成された、分割部DVにおける分割面である上扉下端面UDcを有している。前面下扉DDは、前面下扉DDの上端部に配置されて上方を向くように形成され、前面扉FDが開口BXaを閉じている状態で上扉下端面UDcに対向する、分割部DVにおける分割面である下扉上端面DDcを有している。上扉下端面UDc及び下扉上端面DDcは、合わせ面UDa,DDaと直交する仮想平面S2に対して、前方に向けて上向きとなるように傾斜している。
これにより、本実施形態のスロットマシン1は、作業者が前面下扉DDが開いている状態で前面上扉UDを開く際、前面上扉UDの右端側が自重により下がった状態で前面上扉UDが移動する場合であっても、上扉下端面UDcが下扉上端面DDcに沿って案内されるように構成される。また、本実施形態のスロットマシン1は、作業者が前面上扉UDが閉じている状態で前面下扉DDを閉じる際、作業者が前面下扉DDを持ち上げながら閉じる場合であっても、上扉下端面UDcが下扉上端面DDcに沿って案内されるように構成される。
このように構成されていることで、本実施形態のスロットマシン1は、作業者が前面上扉UD及び前面下扉DDを互いに独立して開閉する際、前面下扉DDの上端部の後方の角と、前面上扉UDの下端部の前方の角とが衝突しにくくなり、前面上扉UD及び前面下扉DDの開閉操作における操作性の向上を図っている。また、前面下扉DDの上端部の後方の角と前面上扉UDの下端部の前方の角とが衝突して破損することの防止を図っている。更に、上扉下端面UDcと下扉上端面DDcとが摺動する際の、上扉下端面UDcと下扉上端面DDcとが接触する圧力を低下させ、上扉下端面UDcと下扉上端面DDcとの摺動による傷付きの抑制を図っている。
[リールユニットの詳細]
次に、リールユニット310の詳細について説明をする。図4に示すように、筐体BXは、側方に配置された左右の側板BXe,BXfを有している。側板BXe,BXf間には、上フレーム11及び中フレーム12が上下方向に離間して架け渡されている。
リールユニット310は、上フレーム11及び中フレーム12にねじ留めされるリールベース21と、リールベース21に保持され、第1リールR1〜第3リールR3のそれぞれに設けられて各リールを回転駆動するステッピングモータMと、各ステッピングモータMの駆動軸に支持された第1リールR1〜第3リールR3と、を有する。また、リールユニット310は、リールベース21に保持され、第1リールR1〜第3リールR3のそれぞれに設けられて各リールの内側から前方に向けて光を照射する複数のLEDを有するリールバックライト基板23と、リールバックライト基板23からの光を前方に案内するリフレクタ25と、を有する。
第1リールR1〜第3リールR3は、それぞれ、ステッピングモータMに軸支されているリールフレーム22と、それぞれ複数の図柄を有する薄い帯状のリールテープRTと、を有する。リールフレーム22は、ステッピングモータの回転軸と同心で、左右方向に離間して配置された円環状の1対のリム部22aと、1対のリム部22aの間に架け渡されて、1対のリム部22aを複数箇所で互いに接続する接続部22bと、ステッピングモータMの回転軸に取付けられるハブ部22cと、一方のリム部22aとハブ部22cとを接続してステッピングモータの回転力をハブ部22cからリム部22aへ伝達するスポーク部(不図示)と、を有し、合成樹脂によって一体的に形成されている。1対のリム部22aのそれぞれの外周には、左右方向に所定の幅を有して形成され、リールテープRTに当接してリールテープRTの左右端部を径方向に支持するための端部支持面22dが形成されている。
接続部22bは、1対のリム部22aの端部支持面22dと連続し、1対のリム部22aの間でリールテープRTを径方向に支持するための中間支持面22eが形成されている。端部支持面22d及び中間支持面22eによって、リールテープRTを径方向に支持するための支持面22fが形成されている。
リールテープRTは、合成樹脂製の基材に複数の図柄が印刷されており、円筒状になるようにリールフレーム22の支持面22fに巻き掛けられて、例えば、端部支持面22dに粘着材で貼り付けられて、リールフレーム22に対して相対回転しないように保持されている。リールテープRTは、複数の図柄のうち、他の図柄(第1の図柄)と比較して第1リールR1〜第3リールR3の回転中における識別力が高い特定図柄(第2の図柄)P1を有している。特定図柄P1は、値「7」をデザイン化した図柄であり、複数の図柄のうち最もリールテープRTの長手方向及び左右方向(リールの回転軸方向)の寸法が大きく形成されている。また、特定図柄P1は、可視光の透過率が低い第1領域P1aと、可視光の透過率が第1領域よりも高い第2領域P1b(図4のハッチング部分)と、を有している。具体的には、リールテープRTの第1領域P1aには、可視光の透過率が低い色の塗料、例えば黒色、暗灰色、濃紺色等の塗料により印刷が施されている。なお、第1領域の可視光の透過率が低い色の塗料による印刷は、各リールの内側及び外側のいずれの側に施されていてもよいし、当該印刷に重ねて他の色の印刷や金属皮膜の形成等が行われていてもよい。ただし、第1領域は、各リールの外側(リールの軸とは反対側、遊技者の側)から視て、明度の低い色、例えば黒色、暗灰色、濃紺色等となっていることが望ましい。これにより、第1領域からの反射光を低減して、第2領域を透過するリールバックライト基板からの光をより目立たせることが可能となる。
特定図柄P1は、他の図柄と比較して相対的に大きく形成されていること、及び第1領域P1aと第2領域P1bとの可視光の透過率等の差により第2領域P1bを透過するリールバックライト基板23からの光を遊技者が視認しやすくなることによって、第1リールR1〜第3リールR3の回転中において他の図柄よりも遊技者が識別しやすいようになっている。
なお、特定図柄は、少なくとも特定図柄以外の何れかの図柄と比較して相対的に大きく形成されていればよく、例えば、特定図柄は、リールテープRTの長手方向の寸法、左右方向の寸法及び面積の何れか1つが複数の図柄のうち最も大きく形成されていてもよいし、複数の図柄のうち2番目に左右方向の寸法が大きく形成されていてもよいし、値「7」以外の他の文字列(例えば「BAR」等)を含む図柄や、キャラクターの図柄等であってもよい。
第2領域P1bは、リールテープRTがリールフレーム22に固定された状態で、リールフレーム22の回転中心(第1リールR1〜第3リールR3の回転中心)CLからの径方向視において、1対のリム部22a及び接続部22bと重ならない位置に配置されている。言い換えると、第2領域P1bは、リールテープRTがリールフレーム22に固定された状態で、リールフレーム22の回転中心CLからの径方向視において、支持面22fと重ならない位置に配置されている。これにより、リールバックライト基板23から透過率の高い第2領域へ向かう光が、リールフレーム22によって遮光されることを防ぎ、遊技者が第2領域P1bを視認しやすくなることで、遊技者が停止操作を行う際の操作性の向上を図っている。
なお、第2領域P1bは、リールテープRTがリールフレーム22に固定された状態で、リールフレーム22の回転中心からの径方向視において1対のリム部22a及び接続部22bと重ならない位置に配置されていればよく、例えば、リールテープがリールフレームに固定された状態で、リールフレーム22の回転中心からの径方向視において第2領域の稜線がリールフレームの稜線(図4における第1リールR1の破線で示す部分)と重なるように配置されていてもよい。
また、リールテープの図柄が配置されていない第3領域RTaの可視光の透過率は、特定図柄P1の第1領域P1aと第2領域P1bとの間となっている。これにより、遊技者がリールバックライト基板23からの光によって第1領域P1bを視認しやすくして、遊技者が停止操作を行う際の操作性の向上を図っている。なお、特定図柄は、第1領域の内側(第2領域との間)や第1領域の外側に、第1領域及び第2領域と異なる色の領域が配置されていてもよい。
[前面下扉及び下施錠ユニットの詳細]
図3及び図5に示すように、下扉ベースDBは、下施錠ユニットDLの下施錠ベースDLaが取付けられる下施錠ユニット取付面DBa、下施錠ユニットDLを下扉ベースDBに取付けるためのねじが挿入される複数の施錠ユニット取付穴DBb、シリンダ錠CYの前端部CYaが挿入されたシリンダ用貫通孔DBc、及びシリンダ用貫通孔DBcの前端側の開口の周囲に形成されたシリンダ周囲面DBdを有している。
下施錠ユニット取付面DBaは、後方を向いて合わせ面DDaに平行となるように形成されており、下施錠ベースDLaに当接している。複数の施錠ユニット取付穴DBbは、下施錠ユニット取付面DBaから前方に向かって延びており、合わせ面DDaに直交する方向に沿って形成されている。即ち、施錠ユニット取付穴DBbの中心線DBbLは、合わせ面DDaと直交している。シリンダ用貫通孔DBcは、合わせ面DDaに直交する方向に延びるように形成されている。即ち、シリンダ用貫通孔DBcの中心線DBcLは、合わせ面DDaと直交している。シリンダ周囲面DBdは、前方を向いて合わせ面DDaに平行となるように形成されており、前後方向におけるシリンダ錠CYの前端部CYaの近傍に配置されている。なお、シリンダ周囲面DBdは、操作部前面CPb(図1参照)と同一の面として下扉ベースDBに形成されていてもよい。
下施錠ベースDLaは、例えば鋼板等により形成されており、下扉ベースDBに取付けられた状態で、合わせ面DDaに平行となるように形成されたシリンダ取付面DLcを有する。シリンダ錠CYは、下扉ベースDBに取付けられた状態で、合わせ面と直交する方向に延びる円筒状に形成されている。即ち、円筒状に形成されたシリンダ錠CYの中心線CYLは、合わせ面DDaと直交している。また、シリンダ錠CYは、合わせ面DDaに平行となるように形成されてシリンダ取付面DLcに取付けられるフランジ部CYbを有している。
[前面下扉及びストップボタンユニットの詳細]
図1、図6及び図7に示すように、下扉ベースDBは、ストップボタンユニットBUが取付けられるストップボタンユニット取付面DBe、ストップボタンユニットBUを下扉ベースDBに取付けるためのねじが挿入される複数のストップボタンユニット取付穴DBf、ボタンカバーBCを支持するボタンカバー支持面DBg及びボタンカバー取付面DBhを有している。なお、図6は、ストップボタンB2の中心で切断した図1におけるC−C断面図であるが、ストップボタンB1及びストップボタンB3の中心で切断した断面図も同様であるため、ストップボタンB1及びストップボタンB3については、図示を省略する。
ストップボタンユニット取付面DBeは、前方を向いて合わせ面DDaに平行となるように形成されており、ストップボタンユニットBUに当接している。ボタンカバー支持面DBgは、前方を向いて合わせ面DDaに平行となるように形成されており、ボタンカバーBCに当接してボタンカバーBCが後方へ向けて移動することを規制する。ボタンカバー取付面DBhは、後方を向いて合わせ面DDaに平行となるように形成されており、ボタンカバーBCが前方へ向けて移動することを規制する。複数のストップボタンユニット取付穴DBfは、ストップボタンユニット取付面DBeから後方に向かって延びており、合わせ面DDaに直交する方向に沿って形成されている。即ち、複数のストップボタンユニット取付穴DBfの中心線DBfLは、合わせ面DDaに直交している。
図6乃至図8に示すように、ストップボタンユニットBUは、下扉ベースDBに取付けられるボタンベース31、ストップボタンB1〜ストップボタンB3、ボタンガイド32を有し、また、ストップボタンB1〜ストップボタンB3のそれぞれに対して、ボタンばね33、及びストップボタンB1〜ストップボタンB3の移動に基づいて停止操作を検知する透過型の光学センサであるストップスイッチ35を有している。
ボタンベース31は、下扉ベースDBのストップボタンユニット取付面DBeに当接する当接面31a、下扉ベースDBに取付けるためのねじが貫通する複数のねじ貫通孔31b、ボタンガイド32を保持する複数のボタンガイド保持部31c、及びストップスイッチ35が取付けられるスイッチ取付部31dを有し、合成樹脂によって形成されている。当接面31aは、ストップボタンユニットBUが下扉ベースDBに取付けられた状態で、合わせ面DDaに平行となるように形成されている。複数のねじ貫通孔31bは、ストップボタンユニットBUが下扉ベースDBに取付けられた状態で、合わせ面DDaに直交する方向に延びるように形成されている。即ち、ねじ貫通孔31bの中心線31bLは、合わせ面DDaに直交している。なお、ボタンベースのねじ貫通孔は、一部が孔の軸方向と直交する方向に開放し、孔の軸方向視でC字状に形成されていてもよい。ボタンベース31は、ボタンガイド32との間にストップスイッチ35を収納した状態で、複数のボタンガイド保持部31cによってボタンガイド32を保持する。
ボタンガイド32は、ストップボタンB1〜ストップボタンB3のそれぞれに対応して形成され、ストップボタンB1〜ストップボタンB3の移動を案内するボタンガイド穴としてのガイド穴32aを有し、合成樹脂によって形成されている。また、ボタンガイド32は、ストップボタンB1〜ストップボタンB3の前方への移動を規制する前方規制面32b、ストップボタンB1〜ストップボタンB3の後方への移動を規制する後方規制面32c、及びボタン周囲面32dを有している。
ガイド穴32aは、ストップボタンユニットBUが下扉ベースDBに取付けられた状態で、前端側が開口すると共に合わせ面DDaに直交する方向に延びており、合わせ面DDaに直交する方向にストップボタンB1〜ストップボタンB3の移動を案内する。即ち、ガイド穴32aの中心線32aLは、合わせ面DDaに直交している。前方規制面32b及び後方規制面32cは、ストップボタンユニットBUが下扉ベースDBに取付けられた状態で、合わせ面DDaに平行となるように形成されている。ボタン周囲面32dは、ストップボタンB1〜ストップボタンB3のそれぞれのガイド穴32aの前端側の開口の周囲に、合わせ面DDaと平行に形成されている。
ストップボタンB1〜ストップボタンB3は、それぞれ、遊技者が押圧可能な押圧部Ba、前方規制面32bに当接可能な前方当接面Bb、後方規制面32cに当接可能な後方当接面Bd、及びストップスイッチ35の光軸を遮光するインデックスBeを有する。ストップボタンB1〜ストップボタンB3は、前方当接面Bbが前方規制面32bに当接する位置から、後方当接面Bdが後方規制面32cに当接する位置までの間で、ガイド穴32aに案内されて合わせ面DDaに直交する方向に移動可能となっている。ボタンばね33は、ストップボタンB1〜ストップボタンB3とボタンガイド32との間に配置され、ストップボタンB1〜ストップボタンB3を前方に向けて付勢する。
ストップボタンB1〜ストップボタンB3は、遊技者によって、ボタンばね33の付勢力に抗して押圧部Baが後方に向けて押圧され、インデックスBeがストップスイッチ35の光軸を遮光する位置まで移動することにより、ストップスイッチ35が制御基板10に出力するリール停止信号をOFF状態からON状態へ変化させる。また、ストップボタンB1〜ストップボタンB3は、遊技者が押圧部Baから手を離すと、ボタンばね33の付勢力によって前方に移動し、インデックスBeがストップスイッチ35の光軸を遮光しない位置まで移動することにより、ストップスイッチ35が制御基板10に出力するリール停止信号をON状態からOFF状態へ変化させる。
図7に示すように、ボタンカバーBCは、下扉ベースDBに取付けられており、ストップボタンB1〜ストップボタンB3が貫通するボタン用貫通孔BCa、及びストップボタンB1〜ストップボタンB3のそれぞれのボタン用貫通孔BCaの前端側の開口の周囲に、合わせ面DDaと平行に形成された貫通孔周囲面BCbを有し、合成樹脂によって形成されている。下扉ベースDBに取付けられた状態で、ボタン用貫通孔BCaは、合わせ面DDaに直交する方向に延びるように形成されている。即ち、ボタン用貫通孔BCaの中心線BCaLは、合わせ面DDaに直交している。また、貫通孔周囲面BCbは、合わせ面DDaに平行となるように形成されている。ボタンカバーBCは、下扉ベースDBに取付けられている状態で、ストップボタンB1〜ストップボタンB3の周囲の前方側を被覆している。
押圧部Baの上下方向の中心Bf(図6参照)の位置は、後述するスタートレバーSLのグリップ44の中心である44c(グリップ44の前端である44a、図9参照)の上下方向の位置よりもやや上方に配置されている。これにより、遊技者が上方から下方に向けてスタートレバーSLの開始操作を行った後にストップボタンB1〜ストップボタンB3の停止操作を行う際、手の上下方向の移動量を少なくすることができ、ストップボタンB1〜ストップボタンB3の操作性の向上を図っている。
[前面下扉及びスタートレバーユニットの詳細]
図9及び図10に示すように、下扉ベースDBは、スタートレバーユニットLUが取付けられるレバー取付面DBj、スタートレバーユニットLUを下扉ベースDBに取付けるためのねじが挿入される複数のレバー取付穴DBk、スタートレバーユニットLUの後部が挿入されたレバー用貫通孔DBm、及びレバー周囲面DBnを有している。
レバー取付面DBjは、後方を向いて合わせ面DDaに平行となるように形成されており、スタートレバーユニットLUに当接している。複数のレバー取付穴DBkは、レバー取付面DBjから前方に向かって延びており、合わせ面DDaに直交する方向に沿って形成されている。レバー用貫通孔DBmは、レバー取付面DBjから前方に向かって延びており、合わせ面DDaに直交する方向に沿って形成されている。即ち、複数のレバー取付穴DBkの中心線DBKL及びレバー用貫通孔DBmの中心線DBmLは、合わせ面DDaに直交している。
また、レバー周囲面DBnは、レバー用貫通孔DBmの前端側の開口の周囲に、合わせ面DDaに平行となるように形成されている。なお、レバー周囲面DBnは、操作部前面CPbと同一の面として下扉ベースDBに形成されていてもよい。スタートレバーユニットLUは、後方から下扉ベースDBの操作部CPに取付けられており、前端側がレバー用貫通孔DBmを貫通して操作部CPから前方に露出している。
スタートレバーユニットLUは、下扉ベースDBに取付けられる保持部41、スタートレバーSL、付勢手段としての復帰ばね43、及び軸部42の初期位置からの上下左右方向への傾動に基づいて開始操作を検知する傾動センサ45を有している。スタートレバーSLは、揺動(傾動)可能に保持部41に保持された軸部42、及び軸部42の前端部に取付けられた球状のグリップ44を有している。
保持部41は、レバー用貫通孔DBmに挿入される円筒状の円筒部41a、及び下扉ベースDBに取付けるためのねじが貫通する複数のねじ貫通孔41bを有し、合成樹脂によって形成されている。円筒部41a及び複数のねじ貫通孔41bは、下扉ベースDBに取付けられた状態で、合わせ面DDaに直交する方向に延びるように形成されている。即ち、円筒部41aの中心線41aL及び複数のねじ貫通孔41bの中心線41bLは、合わせ面DDaに直交している。なお、保持部のねじ貫通孔は、一部が孔の軸方向と直交する方向に開放し、孔の軸方向視でC字状に形成されていてもよい。
軸部42は、初期位置に位置している状態、即ち遊技者による操作が行われていない状態で、操作部前面CPbから前方に向けて、合わせ面DDaに直交する方向に延びている。復帰ばね43は、軸部42と保持部41との間に配置されており、軸部42を初期位置に向けて付勢する。軸部42が初期位置から上下左右方向へ傾動すると、傾動センサ45が制御基板10(図4参照)に出力する検知信号がOFF状態からON状態に変化する。なお、軸部42は、初期位置に位置している状態で合わせ面DDaに厳密に直交する方向に延びているものに限定されない。軸部は、例えば、自重によって前端が下がり、合わせ面に直交する方向に対して0〜3°程度傾斜していてもよい。
[前面下扉及び清算ボタン及びシングルベットボタンの詳細]
下扉ベースDBは、合わせ面DDaに直交する方向に延びて操作部前面CPbに形成され、図1に示す清算ボタンBSが挿入された清算ボタン用貫通孔(不図示)と、図1に示すシングルベットボタンBTが挿入されたシングルベットボタン用貫通孔(不図示)と、を有する。また、図1に示すように、下扉ベースDBは、清算ボタン用貫通孔の前端側の開口の周囲に合わせ面DDaに平行となるように形成された清算ボタン周囲面DBpと、シングルベットボタン用貫通孔の前端側の開口の周囲に合わせ面DDaに平行となるように形成されたシングルベットボタン周囲面DBqと、を有する。
[前面下扉の生産工程]
次に、図1、図3、図5乃至図10を参照して、前面下扉DDの生産工程について説明する。下扉ベースDB、ボタンベース31、ボタンガイド32、ボタンカバーBC、保持部41等は、組立てられた状態での合わせ面DDaに直交する方向を開き方向(抜き方向)とする金型を用いて射出成形によって形成される。本実施形態の前面扉FDは、下施錠ユニット取付面DBa、シリンダ周囲面DBd、ストップボタンユニット取付面DBe、ボタンカバー支持面DBg、レバー取付面DBj、レバー周囲面DBn、清算ボタン周囲面DBp、シングルベットボタン周囲面DBq、当接面31a、前方規制面32b、後方規制面32c、ボタン周囲面32d及び貫通孔周囲面BCbが、合わせ面DDaに平行、即ち金型の開き方向に直交するように形成されている。
これにより、下扉ベースDB、ボタンベース31及びボタンガイド32は、上記各面が合わせ面DDaと交差するように形成される場合と比較して、形状の簡略化を図ることが可能となるため、部品設計における設計コストの低減及び寸法精度の向上を図ることが可能となり、製品の歩留まりを向上して、生産コストの低減を図ることを可能としている。また、一般的に、金型を作成する際、金型の開き方向と直交する面の加工時間は、直交する面に対して傾斜する面の加工時間よりも短い。このため、下扉ベースDB、ボタンベース31及びボタンガイド32は、上記各面が金型の開き方向と直交する面に対して傾斜するように形成される場合と比較して、金型加工時間の短縮化を図ることが可能となり、金型コストの低減を図ることを可能としている。また、寸法精度の向上を図ることにより、各部品間の隙間の縮小を可能とし、防犯性の向上を図ることを可能としている。
また、本実施形態の前面扉FDは、複数の施錠ユニット取付穴DBb、シリンダ用貫通孔DBc、複数のストップボタンユニット取付穴DBf、複数のレバー取付穴DBk、レバー用貫通孔DBm、清算ボタン用貫通孔、シングルベットボタン用貫通孔、複数のねじ貫通孔31b、ガイド穴32a、ボタン用貫通孔BCa、円筒部41a及び複数のねじ貫通孔41bが、合わせ面DDaに直交する方向に延びるように形成されている。
これにより、下扉ベースDB、ボタンベース31、ボタンガイド32及び保持部41は、上記各面が合わせ面DDaと交差するように形成される場合と比較して、形状の簡略化を図ることが可能となるため、部品設計における設計コストの低減及び寸法精度の向上を図ることが可能となり、製品の歩留まりの向上を可能としている。また、金型の開き方向と交差する方向へ移動するスライドコア等が必要となるアンダーカット形状の削減を図ることが可能となり、金型構造の簡略化を可能とし、金型コストの低減や生産サイクルの短縮化を図ることによって、生産コストの低減を図ることを可能としている。また、アンダーカット形状の削減により、部品を分割することなく広範囲の形状を一体的に形成することが可能となり、部品点数の削減を可能にすると共に、部品の継ぎ目を削減して防犯性の向上を可能としている。
なお、複数の施錠ユニット取付穴DBb、シリンダ用貫通孔DBc、複数のストップボタンユニット取付穴DBf、複数のレバー取付穴DBk、レバー用貫通孔DBm、清算ボタン用貫通孔、シングルベットボタン用貫通孔、複数のねじ貫通孔31b、ガイド穴32a、ボタン用貫通孔BCa、円筒部41a及び複数のねじ貫通孔41bの各中心線は、合わせ面DDaと厳密に直交するように形成されているものに限定されない。複数の施錠ユニット取付穴、シリンダ用貫通孔、複数のストップボタンユニット取付穴、複数のレバー取付穴、レバー用貫通孔、清算ボタン用貫通孔、シングルベットボタン用貫通孔、複数のねじ貫通孔、ガイド穴、ボタン用貫通孔、円筒部及び複数のねじ貫通孔は、射出成型において合わせ面と直交する方向に型抜き可能な形状であればよい。また、例えば、複数の施錠ユニット取付穴、シリンダ用貫通孔、複数のストップボタンユニット取付穴、複数のレバー取付穴、レバー用貫通孔、清算ボタン用貫通孔及びシングルベットボタン用貫通孔、複数のねじ貫通孔、ガイド穴、ボタン用貫通孔、円筒部及び複数のねじ貫通孔は、合わせ面に直交する方向に対して内面に0〜3°程度の抜き勾配が形成されていてもよいし、各孔の抜き勾配は1つの孔において一定でなくてもよい。
前面下扉を構成する各部品は、金型による成形等で生産された後、組立てられる。まず、下扉ベースDBの前方側から、合わせ面DDaと直交する方向に沿って、ストップボタンユニットBUがセットされてねじ留めされ、合わせ面DDaと直交する方向に沿って、ボタンカバーBC、清算ボタンBS及びシングルベットボタンBTが取付けられる。次に、下扉ベースDBの後方側から、合わせ面DDaと直交する方向に沿って、下施錠ユニットDL、スタートレバーユニットLUがセットされてねじ留めされ、電飾装置370、音響装置390、メダル受け皿MP等がねじ留めされる。
下扉ベースDBに取付けられる各部品は、合わせ面DDaと直交する方向に沿って組立てられるため、組立て工程の簡略化が可能となり、工程設計における設計コストの低減を可能にすると共に、誤組立の抑制、製品の歩留まりの向上、組立て時間の短縮化を可能として、生産コストの低減を可能としている。
[本実施形態のまとめ]
本実施形態に係る遊技機(1)は、
複数のリール(R1,R2,R3)と、
上部よりも下部が前方となる傾斜面(S1)に沿って前面側に形成された開口(BXa)を有し、前記複数のリール(R1,R2,R3)を内部に収容する筐体(BX)と、
開閉可能に前記筐体(BX)に支持されて、前記開口(BXa)が閉じられている状態で前記傾斜面(S1)に対向する合わせ面(DDa)を有する前扉(FD)と、
前記合わせ面(DDa)と直交する方向に延びる円筒状のシリンダ錠(CY)と、を備え、
前記前扉(FD)は、前記合わせ面(DDa)と直交する方向に形成され、前記シリンダ錠(CY)が挿入されたシリンダ用貫通孔(DBc)を有する、ことを特徴とする。
これにより、設計コストの低減や金型構造の簡略化を図ることが可能となるので、生産コストの低減を図ることが可能となる。
また、遊技機(1)は、
前記前扉(FD)は、前記シリンダ用貫通孔(DBc)の前端側の開口の周囲に、前記合わせ面(DDa)と平行に形成されたシリンダ周囲面(DBd)を有する、ことを特徴とする。
これにより、設計コストの低減や寸法精度の向上を図ることが可能となるので、生産コストの低減を図ることが可能となる。
また、遊技機(1)は、
傾動操作が可能なスタートレバー(SL)と、前記スタートレバー(SL)を保持する保持部(41)と、を有するスタートレバーユニット(LU)を備え、
前記前扉(FD)は、前記合わせ面(DDa)と直交する方向に形成され、前記スタートレバーユニット(LU)が挿入されたレバー用貫通孔(DBm)を有する、ことを特徴とする。
これにより、設計コストの低減や金型構造の簡略化を図ることが可能となるので、生産コストの低減を図ることが可能となる。
また、遊技機(1)は、
前記前扉(FD)は、前記レバー用貫通孔(DBm)の前端側の開口の周囲に、前記合わせ面(DDa)と平行に形成されたレバー周囲面(DBn)を有する、ことを特徴とする。
これにより、設計コストの低減や寸法精度の向上を図ることが可能になるので、生産コストの低減を図ることが可能となる。
また、遊技機(1)は、
ストップボタン(B1,B2,B3)を備え、
前記前扉(FD)は、前記合わせ面(DDa)と直交する方向に形成され、前記ストップボタン(B1,B2,B3)の移動を案内するボタンガイド穴(32a)を有する、ことを特徴とする。
これにより、設計コストの低減や金型構造の簡略化を図ることが可能となるので、生産コストの低減を図ることが可能となる。
また、遊技機(1)は、
前記前扉(FD)は、前記ボタンガイド穴(32a)の前端側の開口の周囲に、前記合わせ面(DDa)と平行に形成されたボタン周囲面(32d)を有する、ことを特徴とする。
これにより、設計コストの低減や寸法精度の向上を図ることが可能になるので、生産コストの低減を図ることが可能となる。
[他の実施形態の可能性]
なお、本実施形態において、前扉としての前面扉FDは、合わせ面DDaに平行となるように形成された、下施錠ユニット取付面DBa、シリンダ周囲面DBd、ストップボタンユニット取付面DBe、ボタンカバー支持面DBg、レバー取付面DBj、レバー周囲面DBn、清算ボタン周囲面DBp及びシングルベットボタン周囲面DBqと、合わせ面DDaに直交する方向に延びるように形成された、複数の施錠ユニット取付穴DBb、シリンダ用貫通孔DBc、複数のストップボタンユニット取付穴DBf、複数のレバー取付穴DBk、レバー用貫通孔DBm、清算ボタン用貫通孔及びシングルベットボタン用貫通孔を有し、一体で形成された下扉ベースDBを有しているが、これに限定されない。
例えば、前扉は、合わせ面に平行となるように形成された、下施錠ユニット取付面、シリンダ周囲面、ストップボタンユニット取付面、ボタンカバー取付面、レバー取付面、レバー周囲面、清算ボタン周囲面及びシングルベットボタン周囲面のうち、何れか1つ又は複数を有していればよい。また、例えば、前扉は、合わせ面に直交する方向に延びるように形成された、複数の施錠ユニット取付穴、シリンダ用貫通孔、複数のストップボタンユニット取付穴、複数のレバー取付穴、レバー用貫通孔、清算ボタン用貫通孔及びシングルベットボタン用貫通孔のうち、何れか1つ又は複数を有していればよい。
また、例えば、前扉は、下施錠ユニット取付面、シリンダ周囲面、ストップボタンユニット取付面、ボタンカバー取付面、レバー取付面、レバー周囲面、清算ボタン周囲面、シングルベットボタン周囲面、複数の施錠ユニット取付穴、シリンダ用貫通孔、複数のストップボタンユニット取付穴、複数のレバー取付穴、レバー用貫通孔、清算ボタン用貫通孔及びシングルベットボタン用貫通孔のうち、何れか1つ又は複数が形成されている部分が、下扉ベースとは別部品で構成されていてもよい。具体的には、前扉は、操作部を下扉ベースとは別部品として有していてもよく、下扉ベースに別部品である操作部が取付けられている構造であってもよい。
なお、本実施形態において、シリンダ周囲面DBd、ボタン周囲面32d、貫通孔周囲面BCb、レバー周囲面DBn、清算ボタン周囲面DBp、シングルベットボタン周囲面DBq、シリンダ用貫通孔DBc、ボタン用貫通孔BCa、レバー用貫通孔DBm、清算ボタン用貫通孔及びシングルベットボタン用貫通孔は、前方から視認可能な位置に配置されているが、これに限定されない。シリンダ周囲面、ボタン周囲面、貫通孔周囲面、レバー周囲面、清算ボタン周囲面、シングルベットボタン周囲面、シリンダ用貫通孔、ボタン用貫通孔、レバー用貫通孔、清算ボタン用貫通孔及びシングルベットボタン用貫通孔は、外部から視認できないように遊技機の内部に配置されていてもよい。
また、本実施形態において、前扉としての前面扉FDは、それぞれ個別に開閉可能な前面上扉UDと前面下扉DDとに上下に分割して構成されているが、これに限定されない。前扉は、筐体の開口を開閉可能に筐体に支持されていればよく、例えば、前扉は、正面視において筐体の開口と略同サイズで、表示装置、可動役物装置、メダル受け皿、各種の操作手段が取付けられた扉ベースを有して、一体で筐体の開口を開閉可能となるように構成されていてもよいし、上下に分割して構成されてはいるが、上下の扉が個別に開閉できないように互いに結合されていてもよい。
また、本実施形態において、ストップボタンB1〜ストップボタンB3は、それぞれのボタンばね33、ストップスイッチ35、ボタンガイド32等と共にストップボタンユニットBUを構成し、ストップボタンユニットBUとしてユニット化された状態で、前方から下扉ベースDBに取付けられているが、これに限定されない。ストップボタンは、ボタンガイド穴に前後方向への移動を案内されるように構成されていればよく、例えば、ストップボタンユニットが下扉ベースの後方から取付けられていてもよいし、1つのストップボタン、ボタンばね、ストップスイッチ及びボタンガイド穴を有するボタンガイドがユニット化されたものが、複数個(例えば3個)下扉ベース等に取付けられていてもよいし、ボタンガイド穴が下扉ベースや操作部等と一体的に形成されていてもよい。
また、本実施形態において、シリンダ用貫通孔DBcにはシリンダ錠CYの前端部CYaが挿入され、レバー用貫通孔DBmにはスタートレバーユニットLUの後部が挿入されているが、これに限定されない。シリンダ用貫通孔にはシリンダ錠の少なくとも一部が挿入され、レバー用貫通孔にはスタートレバーユニットの少なくとも一部が挿入されていればよく、例えば、シリンダ用貫通孔にシリンダ錠の全部が挿入され、レバー用貫通孔にスタートレバーユニットの全部が挿入されていてもよい。
1 遊技機(スロットマシン)
32a ボタンガイド穴
32d ボタン周囲面
41 保持部
B1 ストップボタン
B2 ストップボタン
B3 ストップボタン
BX 筐体
BXa 開口
CY シリンダ錠
DBc シリンダ用貫通孔
DBd シリンダ周囲面
DBm レバー用貫通孔
DBn レバー周囲面
DDa 合わせ面
FD 前扉(前面扉)
LU スタートレバーユニット
R1 リール(第1リール)
R2 リール(第2リール)
R3 リール(第3リール)
S1 傾斜面
SL スタートレバー
本発明は、前面側に形成された開口を有する筐体と、
記筐体に支持され前扉と、を備え、
前記開口は、上部よりも下部が前方となる傾斜面に沿って形成されており、
前記前扉は、
前記傾斜面に対向する合わせ面と、
円筒状のシリンダ錠と、
前記シリンダ錠が挿入されたシリンダ用貫通孔と、
スタートレバーと、
前記スタートレバーが挿入されたレバー用貫通孔と、
ストップボタンと、
前記ストップボタンが挿入されたボタン用貫通孔と、を有
前記シリンダ用貫通孔は、前記合わせ面と直交するように形成されており、
前記レバー用貫通孔は、前記合わせ面と直交するように形成されており、
前記ボタン用貫通孔は、前記合わせ面と直交するように形成されている、ことを特徴とする。

Claims (6)

  1. 複数のリールと、
    上部よりも下部が前方となる傾斜面に沿って前面側に形成された開口を有し、前記複数のリールを内部に収容する筐体と、
    開閉可能に前記筐体に支持されて、前記開口が閉じられている状態で前記傾斜面に対向する合わせ面を有する前扉と、
    前記合わせ面と直交する方向に延びる円筒状のシリンダ錠と、を備え、
    前記前扉は、前記合わせ面と直交する方向に形成され、前記シリンダ錠が挿入されたシリンダ用貫通孔を有する、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記前扉は、前記シリンダ用貫通孔の前端側の開口の周囲に、前記合わせ面と平行に形成されたシリンダ周囲面を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 傾動操作が可能なスタートレバーと、前記スタートレバーを保持する保持部と、を有するスタートレバーユニットを備え、
    前記前扉は、前記合わせ面と直交する方向に形成され、前記スタートレバーユニットが挿入されたレバー用貫通孔を有する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記前扉は、前記レバー用貫通孔の前端側の開口の周囲に、前記合わせ面と平行に形成されたレバー周囲面を有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. ストップボタンを備え、
    前記前扉は、前記合わせ面と直交する方向に形成され、前記ストップボタンの移動を案内するボタンガイド穴を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技機。
  6. 前記前扉は、前記ボタンガイド穴の前端側の開口の周囲に、前記合わせ面と平行に形成されたボタン周囲面を有する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
JP2019103339A 2019-05-31 2019-05-31 遊技機 Active JP6815660B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019103339A JP6815660B2 (ja) 2019-05-31 2019-05-31 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019103339A JP6815660B2 (ja) 2019-05-31 2019-05-31 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020195553A true JP2020195553A (ja) 2020-12-10
JP6815660B2 JP6815660B2 (ja) 2021-01-20

Family

ID=73648603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019103339A Active JP6815660B2 (ja) 2019-05-31 2019-05-31 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6815660B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022094859A (ja) * 2020-12-15 2022-06-27 株式会社オリンピア 遊技機

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7205907B2 (ja) 2019-12-25 2023-01-17 株式会社オリンピア 遊技機

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04126582U (ja) * 1991-05-10 1992-11-18 中東産業株式会社 ゲーム機用施錠装置
JP2001198262A (ja) * 2000-01-21 2001-07-24 Takamasa Kaneshiro 回胴式遊技機
JP2002319331A (ja) * 2001-02-13 2002-10-31 Konami Parlor Entertainment Kk レバースイッチ装置
JP2005021604A (ja) * 2003-07-03 2005-01-27 Chuto Sangyo Kk ゲーム機の施錠装置
JP2006334063A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Chuto Sangyo Kk ゲーム機の施錠装置
JP2007307186A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Aruze Corp 遊技機
JP2009254559A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Daito Giken:Kk 遊技台及び遊技台の調節作業方法
JP2009261708A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Aruze Corp 遊技機
JP2011087945A (ja) * 2010-11-30 2011-05-06 Sammy Corp スロットマシン
JP2012070851A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Yamasa Kk 遊技機用スイッチ装置及び遊技機
JP2016019643A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 オムロン株式会社 スイッチユニット
JP2018130307A (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 サミー株式会社 遊技機

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04126582U (ja) * 1991-05-10 1992-11-18 中東産業株式会社 ゲーム機用施錠装置
JP2001198262A (ja) * 2000-01-21 2001-07-24 Takamasa Kaneshiro 回胴式遊技機
JP2002319331A (ja) * 2001-02-13 2002-10-31 Konami Parlor Entertainment Kk レバースイッチ装置
JP2005021604A (ja) * 2003-07-03 2005-01-27 Chuto Sangyo Kk ゲーム機の施錠装置
JP2006334063A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Chuto Sangyo Kk ゲーム機の施錠装置
JP2007307186A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Aruze Corp 遊技機
JP2009254559A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Daito Giken:Kk 遊技台及び遊技台の調節作業方法
JP2009261708A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Aruze Corp 遊技機
JP2012070851A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Yamasa Kk 遊技機用スイッチ装置及び遊技機
JP2011087945A (ja) * 2010-11-30 2011-05-06 Sammy Corp スロットマシン
JP2016019643A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 オムロン株式会社 スイッチユニット
JP2018130307A (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 サミー株式会社 遊技機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022094859A (ja) * 2020-12-15 2022-06-27 株式会社オリンピア 遊技機
JP7430430B2 (ja) 2020-12-15 2024-02-13 株式会社オリンピア 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP6815660B2 (ja) 2021-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6815660B2 (ja) 遊技機
JP7191381B2 (ja) 遊技機
JP6943469B2 (ja) 遊技機
JP7072296B2 (ja) 遊技機
JP2012187259A (ja) 遊技機
JP6286469B2 (ja) 遊技機
JP7261489B2 (ja) 遊技機
JP5914583B2 (ja) 遊技機
JP6370418B2 (ja) 遊技機
JP6815665B1 (ja) 遊技機
JP2020195552A (ja) 遊技機
JP2008295655A (ja) セグメント表示装置及び遊技機
JP2018065018A (ja) 遊技機
JP7430430B2 (ja) 遊技機
JP7084043B2 (ja) 遊技機
JP5146987B2 (ja) 遊技機
JP7205907B2 (ja) 遊技機
JP7107575B2 (ja) 遊技機
JP6820617B1 (ja) 遊技機
JP7107576B2 (ja) 遊技機
JP6552675B2 (ja) 遊技機
JP6710397B1 (ja) 遊技機
JP4568543B2 (ja) 遊技機
JP4589666B2 (ja) 遊技機
JP2016013335A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200110

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200110

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200205

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200601

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201013

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6815660

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250