JP2020192667A - パワーアシスト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者が行う複雑な動きをより適切に動作を補助して、労力を確実に軽減するパワーアシスト装置を提供する。【解決手段】使用者に装着されるパワーアシスト装置であって、アクチュエータと、回旋センサと、制御装置を備え、前記アクチュエータは、収縮および伸長を制御可能に構成され、前記回旋センサは、前記使用者の上半身における左右への回旋を検知し、前記制御装置は、前記回旋センサにより検知された回旋の度合いが所定の閾値を超えると、前記左右への回旋の角度が増加する方向に前記上半身を回旋させるように前記アクチュエータを制御する、パワーアシスト装置が提供される。【選択図】図2

Description

本発明は、パワーアシスト装置に関する。
従来、作業者の作業労力を軽減するためのパワーアシスト装置が開発されている(例えば、特許文献1)。このようなパワーアシスト装置により、作業者の腕の上げ下ろしが補助されることで作業労力が軽減するため、物流、農業、建設業、または介護などの様々な分野において実用化が進められている。
特開2018−149613号公報
一方、実際の作業現場においては、作業者は腕の上げ下ろし以外の複雑な動きをする場合がある。たとえば荷物を運ぶ場合、作業者は荷物を把持したまま上半身を屈曲させた状態から起こしたり(以下、上半身の伸展ともいう)、脊椎を軸として上半身を左右へ回転(以下、上半身の回旋ともいう)させたりすることがある。このような場合に、上記特許文献1に記載されているようなパワーアシスト装置では、作業者の労力軽減に十分に寄与しているとは言い難い面があった。
本発明はこのような事情を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、作業者が行う複雑な動きをより適切に動作を補助して、労力を確実に軽減するパワーアシスト装置を提供することである。
本発明によれば、使用者に装着されるパワーアシスト装置であって、アクチュエータと、回旋センサと、制御装置を備え、前記アクチュエータは、収縮および伸長を制御可能に構成され、前記回旋センサは、前記使用者の上半身における左右への回旋を検知し、前記制御装置は、前記回旋センサにより検知された回旋の度合いが所定の閾値を超えると、前記左右への回旋の角度が増加する方向に前記上半身を回旋させるように前記アクチュエータを制御する、パワーアシスト装置が提供される。
このような構成とすることにより、使用者が上半身を左右に回旋させる際に、当該回旋を検知して回旋動作を補助するようにアクチュエータが制御される。これにより、使用者の回旋運動が補助され、作業者の労力が確実に軽減される。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴が独立に発明を構成する。
好ましくは、荷物検知センサをさらに備え、前記荷物検知センサは、前記使用者が荷物を把持しているか否かを検知し、前記制御装置は、前記使用者が荷物を把持している場合に、前記アクチュエータを制御する。
好ましくは、使用者によって操作可能な操作スイッチをさらに備え、前記制御装置は、前記回旋センサにより検知された回旋の度合いが所定の閾値を超えている状態で前記操作スイッチが操作されると、前記左右への回旋の角度が減少する方向に前記上半身を回旋させるように前記アクチュエータを制御する。
好ましくは、前記制御装置は、前記回旋センサにより検知された回旋の度合いが所定の閾値を超えていない状態で前記操作スイッチが操作されると、前記使用者の上半身を起こさせるように、前記アクチュエータを制御する。
好ましくは、前記回旋センサはロードセルである。
好ましくは、前記ロードセルは、前記使用者の上半身の屈曲をさらに検知可能に配置され、前記制御装置は、前記使用者が荷物を把持している場合に、前記ロードセルが検知した前記屈曲の度合いが所定の閾値を超えると、前記使用者の上半身を起こさせるように前記アクチュエータを制御する。
好ましくは、前記回旋センサは、前記回旋の度合いとして回旋の角度を検知する。
好ましくは、前記アクチュエータは、人工筋肉で構成されている。
好ましくは、前記人工筋肉はマッキベン型の人工筋肉である。
好ましくは、前記アクチュエータは、一方の端部が前記使用者の背中の上方側端部に、他方の端部が前記背中の下方であって、左右方向の中央部に位置するように1対配置される。
好ましくは、前記使用者の背中に取り付けられる第1取付部を備え、前記第1取付部は、水平方向に延伸した補強プレートを有する。
好ましくは、前記使用者の腰部に取り付けられる第2取付部を備え、前記補強プレートと前記第2取付部とは、上下方向に延伸した連結プレートによって連結される。
好ましくは、前記アクチュエータの他方の端部は、前記連結プレートに取り付けられる。
好ましくは、前記回旋センサが検知する回旋の基準軸である脊椎軸をさらに備え、前記脊椎軸は、コイルばね継手にて連結されている。
好ましくは、下半身アシスト機構を更に備え、前記下半身アシスト機構は、前記使用者の腰部または膝部の屈曲に伴い蓄勢され、前記腰部または膝部への負荷を軽減する。
好ましくは、前記下半身アシスト機構は、ぜんまいばねを備え、前記ぜんまいばねのばねとしての長さを調整するアタッチメントをさらに備える。
本願発明の第1実施形態に係るパワーアシスト装置Pの全体斜視図である。 上半身機構1の斜視図である。 パワーアシスト装置Pの機能構成を示すブロック図である。 下半身機構3の斜視図である。 図5Aは腰部アシスト機構31の分解斜視図である。図5Bは腰部アシスト機構31の別の角度から見た分解斜視図である。 図6Aは膝部アシスト機構32の分解斜視図である。図6Bは膝部アシスト機構32の別の角度から見た分解斜視図である。 図7Aは左人工筋肉11に空気が供給されたときの上半身機構1の動作を示す図である。図7Bは右人工筋肉12に空気が供給されたときの上半身機構1の動作を示す図である。図7Cは左人工筋肉11および右人工筋肉12に空気が供給されたときの上半身機構1の動作を示す図である。 パワーアシスト装置Pを用いた上半身の回旋動作補助を説明する図である。 パワーアシスト装置Pを用いた上半身の伸展動作補助を説明する図である。 パワーアシスト装置Pの実施例を示す図である。 図11Aは第2実施形態に係る上半身機構1の斜視図である。図11Bは図11Aにおける領域D1の拡大図である。 図12Aは第3実施形態に係る腰部アシスト機構31の一部を示す図である。図12Bは図12Aにおける領域D2の拡大図である。 図13Aは第4実施形態に係る背中プレート13の斜視図である。図13Bは図13Aにおける領域D3の拡大図である。 図14Aは、右方向への回旋時におけるロードセル70にかかる負荷を説明する図である。図14Bは、左方向への回旋時におけるロードセル70にかかる負荷を説明する図である。 図15Aは、前方向への屈曲時におけるロードセル70にかかる負荷を説明する図である。図15Bは、後方向への屈曲時におけるロードセル70にかかる負荷を説明する図である。 図16Aは、左右方向への回旋を行った場合の実施例を示す図である。図16Bは、前後方向への屈曲を行った場合の実施例を示す図である。
<1.第1実施形態>
図1に第1実施形態にかかるパワーアシスト装置Pを示す。パワーアシスト装置Pは、上半身機構1と、制御ボックス2と、下半身機構3を備える。上半身機構1は作業者の上半身に装着され、下半身機構3は作業者の下半身に装着される。以下、各構成について詳細に説明する。なお、以下の説明においては、パワーアシスト装置Pを装着する使用者の人体を基準として、上下左右および前後の方向を規定する。また、上半身の回旋については、平面視における時計回りを右方向への回旋とし、反時計回りを左方向への回旋とする。
(1.1.上半身機構1)
図2に示すように、上半身機構1は、前面が使用者の背中に接するように装着される背中プレート13(第1取付部に相当)と、使用者の腰部に巻きつけられて装着される腰部プレート18(第2取付部に相当)を備える。
背中プレート13は平板状に形成され、装着時に使用者の左右の肩甲骨周辺に位置する一対の翼部13aと、翼部13a同士を連結する中央部13bを有する。翼部13aの上下方向の長さは、中央部13b側で長く、左右方向の両端側において短くなるように構成されている。中央部13bは、1対の翼部13a同士を連結している。背中プレート13の後面には、左人工筋肉11および右人工筋肉12(アクチュエータに相当)、回旋センサ14、およびT字プレート16が配置されている。
左人工筋肉11および右人工筋肉12は、一例としてマッキベン型の人工筋肉であり、使用者の身体の動きに追従する柔軟性を有し、不図示の配管を通して空気が供給されることにより収縮し、供給された空気を排出することにより伸長するように構成されている。左人工筋肉11の一端は左側の翼部13aにおける上方側左端部に取り付けられ、右人工筋肉12の一端は右側の翼部13aにおける上方側右端部に取り付けられる。
回旋センサ14は、いわゆるポテンショメータであり、背中プレート13の中央部13bの後面に取り付けられる。回旋センサ14には、下方向に腰部プレート18まで伸びる脊椎軸15が取り付けられている。回旋センサ14は、脊椎軸15の軸心回りの回転角度を検知することにより、使用者の上半身の左右方向の回旋を検知可能に構成されている。この場合、回旋の度合いとは回旋センサ14が検知する回転の角度のことである。
T字プレート16は、水平方向に伸びる補強プレート16aと、補強プレートの左右方向の中央部から下方向に伸びる延伸プレート16bを有する。補強プレート16aは、両端が左右の翼部13aにおける下側部分にそれぞれ取り付けられている。
腰部プレート18は、使用者の腰部に巻きつけられように平面視においてC字状の帯状物であり、連結プレート17と、締結部19が取り付けられている。
連結プレート17は、腰部プレート18の後面であって左右方向の中央部に取り付けられており、上方向に伸びてT字プレート16の延伸プレート16bと接続されている。連結プレート17の上下方向の中途部分には左人工筋肉11および右人工筋肉12の他端が取り付けられている。すなわち、左人工筋肉11および右人工筋肉12の他端は、装着時に使用者の背中の下方であって、左右方向の中央部に位置するように配置される。
ここで、左人工筋肉11および右人工筋肉12の一端側が他端側に対して前方となるように、背中プレート13は平面視において湾曲しているのが好ましい。すなわち、背中プレート13は、平面視において中央部に対して左右端部が前方へ位置するように湾曲しているのが好ましい。このような形状とすることにより、左人工筋肉11または右人工筋肉12が収縮したときに、上半身機構1の回旋をスムーズに行うことが可能となる。
連結プレート17は、延伸プレート16bと接続されることにより、T字プレート16の水平方向に伸びる補強プレート16aと腰部プレート18を連結している。締結部19は、腰部プレート18の左右端部に1対設けられており、下半身機構3が備える締結アーム36(図4参照)と締結可能に構成されている。
腰部プレート18の背面にはさらに、制御ボックス2が取り付けられている。制御ボックス2内には、上半身機構1を制御するための器具が収納されている。以下、制御ボックス2を含めた制御系の機能構成を説明する。
(1.2.制御系の機能構成)
図3に示すように、制御ボックス2は、制御装置21と、レギュレータ22と、バッテリー23と、トランジスタアレイ24とソレノイドバルブ25を備える。
制御装置21は、いわゆるワンボードマイコンで構成され、上半身機構1の制御を行う。具体的には、使用者の手に装着される圧力検出グローブ26からの圧力値および回旋センサ14からの回旋検知に基づいて、トランジスタアレイ24に制御信号を発信する。圧力値および回旋検知に基づく制御の詳細は後述する。
圧力検出グローブ26は、手のひらセンサ27(荷物検知センサに相当)と親指センサ28(操作スイッチに相当)を含む。手のひらセンサ27は、手のひらにかかる荷重を検知することにより、使用者が荷物を保持しているか否かを検知する。親指センサ28は、使用者の所望のタイミングでON/OFFの切り替え操作が可能な操作スイッチとして機能する。
レギュレータ22は、バッテリー23から供給された電源の電圧を調整し、制御装置21へ電源を供給する。トランジスタアレイ24は、制御装置21からの制御信号に基づいて、ソレノイドバルブ25への電流を制御する。
ソレノイドバルブ25は、外気を圧縮して圧縮空気として供給するコンプレッサー29と接続されており、トランジスタアレイ24からの電流に基づいて、バルブの開閉を行う。これにより、左人工筋肉11および右人工筋肉12への空気の供給および排出が制御される。その結果、左人工筋肉11および右人工筋肉12の収縮および伸長が制御される。
(1.3.下半身機構3)
図4に示すように、下半身機構3は、腰部アシスト機構31、膝部アシスト機構32、大腿部カフ33、脛部カフ34、足首部カフ35を左右一対ずつ備える。腰部アシスト機構31および膝部アシスト機構32の詳細は後述する。
腰部アシスト機構31には、上方へ伸びる締結アーム36が接続されている。締結アーム36は、上述の通り、腰部プレート18に取り付けられた締結部19と締結可能に構成されている。腰部アシスト機構31と膝部アシスト機構32は、大腿部アーム37で接続されている。大腿部アーム37は、使用者の大腿部に沿って伸びる平板であり、一例としてステンレスで構成され、使用者の腰部のひねりに対して追随可能な程度の弾性を備える。これにより、使用者の動作を妨げることを抑制することができる。
大腿部アーム37の下端であって、膝部アシスト機構32の上方には、大腿部カフ33が取り付けられている。大腿部カフ33は、例えば布状のベルトで構成されており、使用者の大腿部に巻き付けることにより、大腿部アーム37が使用者の大腿部に対して固定される。
膝部アシスト機構32の下端には、下方に伸びる脛部アーム38が接続されている。脛部アーム38は、使用者の脛部に沿って伸びる平板状に形成されている。脛部アーム38の上側には脛部カフ34が、下側には足首部カフ35がそれぞれ取り付けられている。脛部カフ34および足首部カフ35は、例えば布状のベルトで構成されており、使用者の脛部および足首部に巻き付けることにより、脛部アーム38が使用者の脛部に対して固定される。
(1.4.腰部アシスト機構31)
図5Aおよび図5Bに示すように、腰部アシスト機構31は、ぜんまいばねケース41、ぜんまいばね42、基板43、シャフト44、連結ギア46、回転ギア47、回転アーム48を備える。ぜんまいばねケース41は、平板状に形成された基板43の一方の面に取り付けられる。ぜんまいばねケース41は、内部にぜんまいばね42を収容している。
ぜんまいばね42は、一例としていわゆる非接触型の渦巻きばねであり、ステンレスなどで構成される。ぜんまいばね42の中央に形成された係合部42aは、基板43を貫通するように配置されるシャフト44と係合する。一方、ぜんまいばね42の最も外側には係止部42bが形成されており、基板43上に形成された突起43aにより係止されている。
基板43の他方の面には、シャフト44とギアケース45と連結ギア46と回転ギア47が配置される。ギアケース45は、連結ギア46と回転ギア47を収容する。回転ギア47の回転は、連結ギア46を介してシャフト44へ伝達するように構成されている。回転ギア47は、下方向の伸びる回転アーム48と接続されている。
回転アーム48の下部は、大腿部アーム37と接続されている。そのため、使用者が腰部の角度を屈曲させると、大腿部アーム37と連結された回転アーム48が回転し、当該回転により回転ギア47が回転される。回転ギア47の回転は連結ギア46を介してシャフト44へ伝達され、ぜんまいばね42の係合部42aが回転する。一方、ぜんまいばね42の係止部42bは基板43に対して係止されている。その結果、ぜんまいばね42が蓄勢される。
このように、使用者の腰部の屈曲に伴いぜんまいばね42が蓄勢されるため、当該蓄勢された力によって腰部の屈曲を維持することができる。また、腰部の伸展時には当該蓄勢された力を利用することができ、使用者の負担が軽減される。
(1.5.膝部アシスト機構32)
図6Aおよび図6Bに示すように、膝部アシスト機構32は、ギアカムカバー51、基板52、シャフト53、ぜんまいばね55、ぜんまいばねケース56を備える。ぜんまいばねケース56は、平板状に形成された基板52の一方の面に取り付けられる。ぜんまいばねケース41は、内部にぜんまいばね42を収容している。
ぜんまいばね55は、腰部アシスト機構31の備えるぜんまいばね42と同種のものを用いることができる。ぜんまいばね55の中央に形成された係合部55aは、基板52を貫通するように配置されるシャフト53と係合する。ぜんまいばね55の最も外側には係止部55bが形成されており、基板52上に形成された突起(不図示)により係止されている。
基板52の上端には、大腿部アーム37が接続されている。基板52の他方の面には、シャフト53とギアカム54とギアカムカバー51が配置される。ギアカムカバー51は、ギアカム54を収容する。ギアカム54は、基板52に取り付けられたベアリング52aおよび52bにより、回動可能に支持されている。ギアカム54は、下方向の伸びる延伸アーム54aを備える。
延伸アーム54aは、脛部アーム38と接続されている。そのため、使用者が膝部の角度を屈曲させると、脛部アーム38と連結された延伸アーム54aが回動し、当該回動によりシャフト53が回転される。シャフト53の回転により、ぜんまいばね55の係合部55aが回転する。一方、ぜんまいばね55の係止部55bは基板52に対して係止されている。その結果、ぜんまいばね55が蓄勢される。
このように、使用者の膝部の屈曲に伴いぜんまいばね55が蓄勢されるため、当該蓄勢された力によって膝部の屈曲を維持することができる。また、膝部の伸展時には当該蓄勢された力を利用することができ、使用者の負担が軽減される。
(1.6.上半身機構1の制御)
図7を参照し、左人工筋肉11および右人工筋肉12の制御について説明する。図7Aに示すように、左人工筋肉11に空気が供給されると、左人工筋肉11が収縮する。そのため、左側の翼部13aは、左人工筋肉11の収縮の分力によって右後方へ引っ張られる。その結果、上半身機構1は、脊椎軸15を軸として左方向(図7Aにおける白矢印方向)に回旋する。
ここで、背中プレート13には、T字プレート16が取り付けられている。そのため、左側の翼部13aに取り付けられたT字プレート16の左端部が後方へ引っ張られた際に、T字プレート16の右端部が右側の翼部13aを前方へ押圧することとなり、上半身機構1の回旋がよりスムーズに実現される。
一方、図7Bに示すように、右人工筋肉12に空気が供給されると、右人工筋肉12が収縮する。そのため、右側の翼部13aは、右人工筋肉12の収縮の分力によって左後方へ引っ張られる。その結果、上半身機構1は、脊椎軸15を軸として右方向(図7Bにおける白矢印方向)に回旋する。
図7Cに示すように、左人工筋肉11および右人工筋肉12の両方に空気が供給された場合は、左右両側の翼部13aが左人工筋肉11および右人工筋肉12によって引っ張られることとなる。この場合、左右方向の分力が打ち消されるため、上半身機構1は、上半身を起こす方向(図7Cにおける白矢印方向)に回動する。
(1.7.作業時の上半身機構1の動作)
図8および図9を参照し、作業時の上半身機構1の動作を説明する。図8および図9において、人工筋肉のON状態とは空気が内部に供給されて収縮している状態を意味し、OFF状態とは内部の空気が排出されて伸長している状態を指している。
まず、図8を参照して、右方向への回旋動作の補助(以下、右回旋アシストともいう)における動作について説明する。使用者が荷物を把持すると、圧力検出グローブ26が備える手のひらセンサ27は、荷物の把持を検知する(ON状態)。この状態で、使用者が所定の角度以上回転したことを回旋センサが検知すると、右回旋アシストが実施される。
具体的には、回旋センサ14によって検知された角度(回旋の度合い)が所定の閾値を超えると、制御装置21は右人工筋肉12に空気を供給するように制御信号を発信する。これにより、トランジスタアレイ24によってソレノイドバルブ25への電流が制御され、コンプレッサー29からの空気が右人工筋肉12へ供給される。その結果、右人工筋肉12が収縮し、右方向への回旋が動作補助される。
上半身を正面に戻す場合には、使用者は圧力検出グローブ26に設けられた親指センサ28を瞬間的にONとする操作を行う。こうすることで、右人工筋肉12への供給された空気が排出されるとともに、左人工筋肉11へ瞬間的に空気が供給され、左方向への回旋が瞬間的に動作補助される。これをきっかけとして、使用者は容易に上半身を正面に戻すことができる。
次に、図9を参照して、上半身の伸展動作の補助(以下、伸展アシストともいう)における動作について説明する。使用者が状態を屈曲させた状態で荷物を把持すると、手のひらセンサ27によって、荷物が把持されていることが検知される。この状態で、使用者が親指センサ28をONに操作すると、親指センサ28をONになっている間、左人工筋肉11と右人工筋肉12の両方に空気が供給される。
これにより、上半身機構1が伸展方向へ回動し、伸展アシストが実現される。その後、使用者が親指センサ28をOFFにすると、左人工筋肉11および右人工筋肉12へ供給された空気が排出され、伸展アシストが終了する。
以上のようにして、第1実施形態に係るパワーアシスト装置Pは、アクチュエータとしての左人工筋肉11および右人工筋肉12と、回旋センサ14と、制御装置21を備える。左人工筋肉11および右人工筋肉12は、収縮および伸長を制御可能に構成されている。回旋センサ14は、使用者の上半身における左右への回旋の角度を検知し、制御装置21は、回旋センサ14により検知された角度が所定の閾値を超えると、当該角度が増加する方向に上半身を回旋させるように左人工筋肉11および右人工筋肉12を制御する。
このような構成とすることにより、作業者が上半身を左右方向へ回旋する場合や、上半身を屈曲状態から伸展される場合など、作業者が取り得る複雑な動きをより適切に動作を補助して、労力を確実に軽減するパワーアシスト装置を提供することが可能となる。
ここで、パワーアシスト装置Pは、荷物検知センサとしての手のひらセンサ27を備えており、手のひらセンサ27は、使用者が荷物を把持しているか否かを検知する。そして、制御装置21は、使用者が荷物を把持している場合に、左人工筋肉11および右人工筋肉12の制御を行う。
このような構成とすることにより、使用者が荷物を把持していて動作の補助機能を必要とする場合にのみ、左人工筋肉11および右人工筋肉12の制御を行うことが可能となる。その結果、アシスト機能を必要としないときにおける誤作動を防止することが可能となる。
また、左人工筋肉11および右人工筋肉12は、一方の端部が使用者の背中の上方側端部に、他方の端部が背中の下方であって、左右方向の中央部に位置するように1対配置される。
このような構成とすることにより、人工筋肉の収縮の分力が左右方向および上下方向に発生することとなり、1対の人工筋肉といった簡易な構成で左右方向への回旋アシストと伸展アシストを実現することができる。
また、使用者の腰部に取り付けられる腰部プレート18と、背中プレート13に取り付けられた補強プレート16aとは、上下方向に延伸した連結プレート17によって連結されている。
このような構成とすることにより、脊椎軸15の後側に連結プレート17が配置されるので、脊椎軸15にたわみが発生することを防止することができ、回旋センサ14の精度が向上する。
(1.8.実施例)
図10を参照し、パワーアシスト装置Pの実施例を説明する。本実施例では、パワーアシスト装置Pを装着した3人の被験者が上半身の右回旋動作、左回旋動作、伸展動作を行った。そして、その際の右腹斜筋、左腹斜筋、脊柱起立筋の筋電位の測定を行った。さらに、同様の測定をパワーアシスト装置Pが装着されていない状態でも行い、測定された筋電位値の比率(装着状態での筋電位値/非装着状態での筋電位値)を求めることにより、負荷軽減率を求めた。
図10に示すように、回旋動作においては、回旋方向と反対側の腹斜筋において50%弱の負荷軽減が認められた。また、伸展動作については、脊柱起立筋において20%の負荷軽減が認められた。すなわち本実施例より、パワーアシスト装置Pは、回旋動作および伸展動作について、使用者の労力軽減に確実に寄与することを読み取ることができる。
<2.第2実施形態>
図11を参照し、第2実施形態にかかる上半身機構1を説明する。第2実施形態は第1実施形態と類似しており、脊椎軸15がコイルばね継手60を備える点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
図11Bに拡大して示すように、上半身機構1は脊椎軸15の上下方向の中央部にコイルばね継手60を備えており、コイルばね継手60により脊椎軸15が連結されている。このような構成とすることにより、使用者が上半身を屈曲させた際に、脊椎軸15の前方への湾曲を妨げないので、回旋センサ14の回旋検知の精度を維持することが可能となる。
コイルばね継手60の材質は特に限定されないが、脊椎軸の湾曲を妨げず、回旋センサ14の回旋検知を邪魔しない剛性と弾性を備えたものが望ましい。一例として、ハブ部60aをアルミ合金として、コイル部60bをステンレスとすることができる。
<3.第3実施形態>
図12を参照し、第3実施形態にかかる腰部アシスト機構31を説明する。第3実施形態は第1実施形態と類似しており、腰部アシスト機構31がぜんまいばね42のばねとしての長さを調整するアタッチメント49を取り付け可能に構成されている点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
図12Bに拡大して示すように腰部アシスト機構31のぜんまいばね42には、アタッチメント49が取り付けられている。アタッチメント49は、基板43に設けられた係合孔43bとネジ49aが係合することにより取り付けられている。アタッチメント49は、ぜんまいばね42の一部を挿通可能に構成されており、挿通されたぜんまいばね42の一部を固定する。このようにすることにより、ぜんまいばね42のばねとしての長さを調整することができる。
使用者は基板43上に設けられた複数の係合孔43bを選択し、選択した係合孔43bとアタッチメント49のネジ49aを係合することにより、アタッチメント49の位置にぜんまいばね42を固定する。これにより、シャフト44が回転してぜんまいばねが巻かれた際に弾性力を発生させる箇所の長さ(ばねとしての長さ)が変化する。
このような構成とすることにより、使用者は自身の体重や脚部の長さ、または作業の負荷に応じて腰部アシスト機構31の動作の補助時における蓄勢力を変更することができ、より適切に使用者の作業負荷を軽減することが可能となる。
<4.第4実施形態>
図13〜図16を参照し、第4実施形態にかかる上半身機構1を説明する。第4実施形態は第1実施形態と類似しており、回旋センサ14として上半身の回旋の角度を検知するポテンショメータの代わりに、T字プレート16に取り付けられたロードセル70を用いて、上半身の回旋および屈曲を検知する点が主な相違点である。この場合、回旋または屈曲の度合いとはロードセル70にかかる負荷の大きさのことである。以下、相違点を中心に説明する。
図13Bに拡大して示すように、背中プレート13の翼部13aに取り付けられた補強プレート16aと、延伸プレート16bとを連結するようにロードセル70が配置されている。より具体的には、2つのロードセル70aおよび70bが、延伸プレート16bから右方向および左方向に沿って配置され、右側および左側の翼部13aと連結されている。
図14Aに示すように、上半身が右方向へ回旋する場合には、延伸プレート16bの左側に取り付けられた左ロードセル70aに対して前向きに負荷がかかり、右側に取り付けられた右ロードセル70bに対して後向きに負荷がかかる。これに対して、図14Bに示すように、上半身が左方向へ回旋する場合には、左ロードセル70aに対して後向きに負荷がかかり、右ロードセル70bに対して前向きに負荷がかかる。
また、図15Aに示すように、上半身が前方向へ屈曲する場合には、左ロードセル70aおよび右ロードセル70bに対して前向きに負荷がかかる。これに対して、図15Bに示すように、上半身が後方向へ屈曲する場合には、左ロードセル70aおよび右ロードセル70bに対して後向きに負荷がかかる。このように、延伸プレート16bの左右にロードセル70を配置することにより、ロードセル70にかかる負荷に基づいて上半身の回旋および屈曲を検知することが可能となる。
図16Aには、上半身の左右方向への回旋を行った場合のロードセル70にかかる負荷の検知結果が示されている。この例では、閾値Th1を±0.2m∨としている。このように、左ロードセル70aおよび右ロードセル70bで、閾値T1以上であって正負が反対の電圧を検知した場合には、右方向または左方向への回旋を検知したことになる。
図16Bには、上半身の前後方向への屈曲を行った場合のロードセル70の検知結果が示されている。この例では、閾値Th2を±1.0m∨としている。このように、左ロードセル70aおよび右ロードセル70bで、閾値T2以上であって正負が同じ電圧を検知した場合には、前方向または後方向への回旋を検知したことになる。
本実施形態にかかる上半身機構1では、ロードセル70が検知した負荷に基づいて、上半身の回旋および屈曲を検知し、左人工筋肉11および右人工筋肉12の制御を行う。これにより、第1実施形態において作業者が親指センサ28を操作することで伸展アシストを制御していた場合と比較して、上半身の回旋および屈曲の度合いを正確に判定した上で左人工筋肉11および右人工筋肉12の制御を行うことが可能となり、作業者のミスによる誤作動を低減することができる。また、回旋アシストについても、ポテンショメータなどの回旋の角度を検知する回旋センサ14を用いる場合と比べて、応答性が向上する。
より好ましくは、手のひらセンサ27が荷物を把持していると検知している場合に、上半身の屈曲の度合いが所定の閾値を超えると、左人工筋肉11および右人工筋肉12を制御して伸展アシストを行う。このようにすることで、荷物を把持していない状態で作業者が上半身を屈曲させた場合などに、不要な伸展アシストが発生することを防ぐことができる。
<5.その他の実施形態>
以上、実施形態について説明したが、本願の技術的範囲の適用範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。
たとえば、上記実施形態では、荷物検知センサとして、圧力検出グローブ26が備える手のひらセンサ27を採用しているが、この例に限定されるものではない。手のひらセンサ27に代えて、足の裏の踵部などに荷重を検知するセンサを設けても良いし、手のひらセンサ27と足の裏のセンサとを併用してもよい。このように荷物検知センサとして複数のセンサを併用した場合には、使用者が荷物を把持しているか否かをより高い精度で検知することができ、誤作動をより確実に防ぐことができる。
また、上記実施形態では、コンプレッサー29からアクチュエータとしての左人工筋肉11および右人工筋肉12へ圧縮空気を供給しているが、この例に限定されることはない。コンプレッサー29に代えて、上半身機構1に搭載されたタンクから蓄えられた圧縮空気を供給してもよい。
また、上記実施形態では、アクチュエータとしてマッキベン型の人工筋肉が採用されているが、この例に限定されることはなく、マッキベン型以外の人工筋肉でもよい。この場合、使用者の動きに合わせて追従可能な柔軟性のある人工筋肉が好ましい。
また、人工筋肉以外の要素を用いてアクチュエータを構成してもよい。たとえば、アクチュエータとして、導電性高分子や形状記憶合金などを用いてもよい。または、アクチュエータとしてペルチェ素子を採用し、空気の代わりに沸点の低い液体を流し込むことにより、アクチュエータの収縮と伸長とを制御してもよい。
また、上記実施形態では、回旋センサとしてポテンショメータを用いているが、この例に限定されることはなく、ジャイロメーターなどの他のセンサを用いてもよい。また回転角度ではなく、回転速度や角速度などの他の物理量を検出するセンサを用いてもよい。
また、上記実施形態3では、腰部アシスト機構31がぜんまいばね42のバネとしての長さを調整可能なアタッチメント49を備えている。これに代わり、膝部アシスト機構32がぜんまいばね55のバネとしての長さを調整可能としてもよいし、腰部アシスト機構31および膝部アシスト機構32のそれぞれが、ぜんまいばね42およびぜんまいばね55のばねとしての長さを調整可能である構成としてもよい。
本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
P :パワーアシスト装置
1 :上半身機構
2 :制御ボックス
3 :下半身機構
11 :左人工筋肉
12 :右人工筋肉
13 :背中プレート
13a :翼部
13b :中央部
14 :回旋センサ
15 :脊椎軸
16 :T字プレート
16a :補強プレート
16b :延伸プレート
17 :連結プレート
18 :腰部プレート
19 :締結部
21 :制御装置
22 :レギュレータ
23 :バッテリー
24 :トランジスタアレイ
25 :ソレノイドバルブ
26 :圧力検出グローブ
27 :センサ
28 :親指センサ
29 :コンプレッサー
31 :腰部アシスト機構
32 :膝部アシスト機構
33 :大腿部カフ
34 :脛部カフ
35 :足首部カフ
36 :締結アーム
37 :大腿部アーム
38 :脛部アーム
41 :ぜんまいばねケース
42 :ぜんまいばね
42a :係合部
42b :係止部
43 :基板
43a :突起
43b :係合孔
44 :シャフト
45 :ギアケース
46 :連結ギア
47 :回転ギア
48 :回転アーム
49 :アタッチメント
49a :ネジ
51 :ギアカムカバー
52 :基板
52a :ベアリング
53 :シャフト
54 :ギアカム
54a :延伸アーム
55 :ぜんまいばね
55a :係合部
55b :係止部
56 :ぜんまいばねケース
60 :コイルばね継手
60a :ハブ部
60b :コイル部
70 :ロードセル
70a :右ロードセル
70b :左ロードセル

Claims (16)

  1. 使用者に装着されるパワーアシスト装置であって、
    アクチュエータと、回旋センサと、制御装置を備え、
    前記アクチュエータは、収縮および伸長を制御可能に構成され、
    前記回旋センサは、前記使用者の上半身における左右への回旋を検知し、
    前記制御装置は、前記回旋センサにより検知された回旋の度合いが所定の閾値を超えると、前記左右への回旋の角度が増加する方向に前記上半身を回旋させるように前記アクチュエータを制御する、パワーアシスト装置。
  2. 請求項1に記載のパワーアシスト装置であって、
    荷物検知センサをさらに備え、
    前記荷物検知センサは、前記使用者が荷物を把持しているか否かを検知し、
    前記制御装置は、前記使用者が荷物を把持している場合に、前記アクチュエータを制御する、パワーアシスト装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のパワーアシスト装置であって、
    使用者によって操作可能な操作スイッチをさらに備え、
    前記制御装置は、前記回旋センサにより検知された回旋の度合いが所定の閾値を超えている状態で前記操作スイッチが操作されると、前記左右への回旋の角度が減少する方向に前記上半身を回旋させるように前記アクチュエータを制御する、パワーアシスト装置。
  4. 請求項3に記載のパワーアシスト装置であって、
    前記制御装置は、前記回旋センサにより検知された回旋の度合いが所定の閾値を超えていない状態で前記操作スイッチが操作されると、前記使用者の上半身を起こさせるように、前記アクチュエータを制御する、パワーアシスト装置。
  5. 請求項1〜請求項4に記載のパワーアシスト装置であって、
    前記回旋センサはロードセルである、パワーアシスト装置
  6. 請求項5に記載のパワーアシスト装置であって、
    前記ロードセルは、前記使用者の上半身の屈曲をさらに検知可能に配置され、
    前記制御装置は、前記使用者が荷物を把持している場合に、前記ロードセルが検知した前記屈曲の度合いが所定の閾値を超えると、前記使用者の上半身を起こさせるように前記アクチュエータを制御する、パワーアシスト装置。
  7. 請求項1〜請求項4に記載のパワーアシスト装置であって、
    前記回旋センサは、前記回旋の度合いとして回旋の角度を検知する、パワーアシスト装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のパワーアシスト装置であって、
    前記アクチュエータは、人工筋肉で構成されている、パワーアシスト装置。
  9. 請求項8に記載のパワーアシスト装置であって、
    前記人工筋肉はマッキベン型の人工筋肉である、パワーアシスト装置。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載のパワーアシスト装置であって、
    前記アクチュエータは、一方の端部が前記使用者の背中の上方側端部に、他方の端部が前記背中の下方であって、左右方向の中央部に位置するように1対配置される、パワーアシスト装置。
  11. 請求項10に記載のパワーアシスト装置であって、
    前記使用者の背中に取り付けられる第1取付部を備え、
    前記第1取付部は、水平方向に延伸した補強プレートを有する、パワーアシスト装置。
  12. 請求項11に記載のパワーアシスト装置であって、
    前記使用者の腰部に取り付けられる第2取付部を備え、
    前記補強プレートと前記第2取付部とは、上下方向に延伸した連結プレートによって連結される、パワーアシスト装置。
  13. 請求項12に記載のパワーアシスト装置であって、
    前記アクチュエータの他方の端部は、前記連結プレートに取り付けられる、パワーアシスト装置。
  14. 請求項13に記載のパワーアシスト装置であって、
    前記回旋センサが検知する回旋の基準軸である脊椎軸をさらに備え、
    前記脊椎軸は、コイルばね継手にて連結されている、パワーアシスト装置。
  15. 請求項1〜請求項14のいずれか1項に記載のパワーアシスト装置であって、
    下半身アシスト機構を更に備え、
    前記下半身アシスト機構は、前記使用者の腰部または膝部の屈曲に伴い蓄勢され、前記腰部または膝部への負荷を軽減する、パワーアシスト装置。
  16. 請求項15に記載のパワーアシスト装置であって、
    前記下半身アシスト機構は、ぜんまいばねを備え、
    前記ぜんまいばねのばねとしての長さを調整するアタッチメントをさらに備える、パワーアシスト装置。
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