JP2020186754A - 管連結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 溶接やネジ連結を用いることなく、筒状連結部材を回動させるだけで簡単に管連結作業を行うことができる管連結構造を提供する。【解決手段】 第1の管10と、ソケット部22の外周面に形成された複数の係止突起23を有する第2の管20とを連結する管連結構造であって、複数の係止突起23がそれぞれ導入可能な複数の導入口31と、本体内周面に沿って形成された係合段差部32と、を有し、複数の導入口31が係合段差部32で仕切られた内部通路32aに連通してなる筒状連結部材30を備える。この筒状連結部材30が軸方向を中心に回動することにより、複数の導入口31に導入された複数の係止突起23が内部通路32aに進入して係合段差部32に係合するように構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、蒸気や空気などの気体、水や油などの流体、粉体、粒体を流通させる管の連結構造に関する。
特許文献1には、上下水道工事,ガス工事等の際の各種代替配管等の仮設配管路や、ビル内や工場内で採用される各種の配管管路の構築を容易にすることを課題として、係止突部が設けられた挿入管Bと、挿入管Bが密挿される鞘管を設けた連結管Aとを連結して管路を行うもので、鞘管端部近傍内周面に係止突部が係合する係合凹条部と、凹条部に係止突部が進出可能とする開口端切欠部を形成し、係止突部が係合凹条部に位置した際にリングシールで管路を密封し、開口端切欠部と空所係合凹条部を樹脂製装着体で塞ぐようにし、鞘管は他方連結管Aの管端に直接溶接、或いはネジ連結するなどしてなる管路連結構造が記載されている。また、特許文献2には、特許文献1に記載されたものに類する管路連結構造が記載されている。
特開2003−176883号公報 国際公開2017−002248号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載された発明においては、鞘管は連結管Aの管端に直接溶接、或いはネジ連結するなどしていたので、現場における管連結作業が煩雑であるという問題がある。
また、係止突部と係合凹条との互いの係止だけで連結管Aと挿入管Bを連結しているので、連結強度が十分ではないという問題もある。
さらに、挿入管を鞘管に挿入して回動させなければならなかったので、挿入管が長く重い場合は作業者の負担が大きいという問題もある。
上述の課題に鑑み、本発明による管連結構造は、係止***部(11)を有する第1の管(10)と、先端部を拡径してなるソケット部(22)と、ソケット部(22)の外周面に形成された複数の係止突起(23)を有し、ソケット部(22)に第1の管(10)の先端部が挿入されてソケット部(22)の内奥の壁部で係止される第2の管(20)と、複数の係止突起(23)がそれぞれ導入可能な複数の導入口(31)と、本体内周面に沿って形成された係合段差部(32)と、係止***部(11)に係合する係合端面(33)を有し、複数の導入口(31)が係合段差部(32)で仕切られた内部通路(32a)に連通してなる筒状連結部材(30)と、を備え、
前記第1及び第2の管(20)の外周面に装着された筒状連結部材(30)が軸方向を中心に回動することにより、複数の導入口(31)に導入された複数の係止突起(23)が内部通路(32a)に進入して係合段差部(32)に係合するように構成されたこと特徴とする。
本発明の管連結構造によれば、溶接やネジ連結を用いることなく、筒状連結部材を回動させるだけで簡単に管連結作業を行うことができる。
また、本発明の管連結構造によれば、係止突起と係合段差部との相互係止に加え、第1の管の係止***部と筒状連結部材の係合端面との相互係止により、連結強度を向上することができる。
さらに、本発明の管連結構造によれば、比較的軽量な筒状連結部材を回動させるだけで連結するので、作業者の負担も小さいという利点もある。
本発明の第1の実施形態における管連結構造(連結前)の平面図である。 本発明の第1の実施形態における管連結構造(連結時、係止突起が導入された状態)の平面図である。 本発明の第1の実施形態における管連結構造(連結が完了し、係止突起が係合段差部に係合した状態)の平面図である。 本発明の第1の実施形態における管連結構造(連結が完了し、係止突起が係合段差部に係合し、かつ第1の装着体(回転止め)が挿入された状態)の平面図である。 本発明の第1の実施形態における管連結構造の側面図である。 本発明の第1の実施形態における管連結構造の断面図である。 第1及び第2の装着体の斜視図である。 本発明の第1の実施形態における管連結構造(変更例)の断面図である。 本発明の第1の実施形態における管連結構造(変更例)の断面図である。 本発明の第1の実施形態における管連結構造(変更例)の断面図である。 本発明の第2の実施形態における管連結構造(連結前)の平面図である。 本発明の第2の実施形態における管連結構造(連結時、係止突起が導入された状態)の平面図である。 本発明の第2の実施形態における管連結構造(連結が完了し、係止突起が係合段差部に係合した状態)の平面図である。 本発明の第2の実施形態における管連結構造の側面図である。 本発明の第2の実施形態における管連結構造の断面図である。 本発明の第2の実施形態における管連結構造(変更例)の断面図である。 本発明の第2の実施形態における管連結構造(変更例)の断面図である。 係止突起(変更例)の断面図である。 係合段差部(変更例)の断面図である。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態における管連結構造100を図1乃至図10に基づいて説明する。この管連結構造100は、第1の管10と第2の管20を1個の筒状連結部材30で連結するものである。
図1乃至図3に示すように、第1の管10は、第1の管10を外方に***させてなる環状の係止***部11を有している。第2の管20は、本体管21の先端部を拡径してなる、環状のソケット部22の外周面に形成された複数の係止突起23を有している。このソケット部22に第1の管10の係止***部11より先端側の部分が挿入され、ソケット部22の内奥の壁部で係止されるようになっている。複数の係止突起23はソケット部22の周方向に沿って90°毎に合計で4個が設けられているが、その個数は、例えば2個、3個、6個、8個等、適宜変更することができる。
係止***部11、ソケット部22は、それぞれ第1及び第2の管10,20を拡径して形成することができ、作業現場で一般的な拡径治具を用いて容易に加工することができる。また、係止突起23はプレス等により形成することができる。
図2に示すように、筒状連結部材30はユニオンの一種であり、複数の係止突起23がそれぞれ導入可能な複数の導入口31と、本体内周面に沿って形成された係合段差部32と、係止***部11に係合する係合端面33を有している。この場合、複数の導入口31は係合段差部32で仕切られた内部通路32aに連通しており、複数の導入口31から導入された複数の係止突起23はこの内部通路32aに進入できるようになっている。複数の導入口31は筒状連結部材30の周方向に沿って90°毎に複数の係止突起23に対応して合計で4個が設けられているが、その個数は、例えば2個、3個、6個、8個等、適宜変更することができる。
そして、図2、図3及び図5に示すように、筒状連結部材30は、第1及び第2の管10,20の外周面に装着され軸方向を中心に回動することにより、複数の導入口31に導入された複数の係止突起23が内部通路32aに進入して係合段差部32に係合し、管連結が完了するようになっている。
図2、図5(a)は複数の係止突起23が導入口31に導入された状態を示し、図3、図5(b)は筒状連結部材30が角度45°回動して複数の係止突起23が内部通路32aに進入して係合段差部32に係合し、管連結が完了した状態を示している。
このように、第2の管20の係止突起23と筒状連結部材30の係合段差部32との相互係止に加え、第1の管10の係止***部11と筒状連結部材30の係合端面33との相互係止により、第1の管10と第2の管20が強固に連結される。
次に、管連結構造100の詳細を図6に基づいて説明する。図6(a)は図2のA−A線における断面図、図6(b)は図3のB−B線における断面図に対応している。なお、図6においては管連結構造100の一方の側の断面のみを示している。
図6(a)に示すように、筒状連結部材30の端部は切り欠かれて導入口31が形成され、この導入口31から複数の係止突起23が導入されている。第2の管20のソケット部22の先端部は第1の管10の係止***部11に係止されるように構成することができる。
管連結構造100の高気密性及び高接着性等を確保するために、筒状連結部材30の内周面と第1及び第2の管10,20の外周面で囲まれた内部空間の一部又は全体には環状シール部材34を封入することができる。この環状シール部材34は、例えば、ゴム等の弾力性があるパッキン材、Oリング、またはコーキング材、接着剤等、シリコーン系等の液状またはゲル状のシーリング材で構成される。
図6(b)に示すように、筒状連結部材30が回動することにより係止突起23が導入口31から内部通路32aに進入して係合段差部32に係合している。この係合段差部32は、筒状連結部材30の端部から内側に延びた壁により形成され、係止突起23が外部に逸脱するのを阻止している。この場合、係止突起23は係合段差部32によって仕切られた筒状連結部材30の内周面に形成された溝部に係合しているともいえる。
しかしながら、この状態では筒状連結部材30はある程度自由に回動できるので、筒状連結部材30が回動して、係止突起23が導入口31から抜け出るおそれがある。そこで、図4、図6(c)及び図7に示すように、回動止め用の第1の装着体40を導入口31に装着している。図6(c)は図4のC−C線における断面図に対応している。
この第1の装着体40は、複数の係止突起23が係合段差部32に係合した状態で導入口31に挿入可能であり、第1の板片41と、この第1の板片41の一方の側から所定の隙間42を持って分岐し、隣接する2つの係止突起23にそれぞれ係合する一対の係止条片43,43を有している。これにより、筒状連結部材30が回動すると、係止突起23が導入口31に戻る前に係止条片43が当たって、その回動が止められるようになっている。
この場合、第1の装着体40を導入口31の内部に挿入する時には、一対の係止条片43,43を押圧することで隙間を狭めるように弾性変形させ、その後押圧を解除することで元の形状に戻し、2つの係止突起23に係合させるようにしている。
また、図6(c)では図示を省略しているが、一対の係止条片43,43の先端の両方または片方に押圧板片44を立設すれば、環状シール部材34を押圧して環状シール部材34を安定に保持することができる。
第1の装着体40は、複数の導入口31毎に個別に複数個設けてもよいし、環状に一体化したものであってもよい。第1の装着体40を個別に複数個設ける場合には、第1の板片41の他方の側に連結板片45を設け、この連結板片45を介して複数の第1の装着体40を接着等により連結してもよい。
また、図6(c)及び図7に示すように、この第1の装着体40の脱落を防止し、導入口31を塞ぐための第2の装着体50を装着することができる。第2の装着体50は、第2の板片51と、この第2の板片51の一方の面に形成され導入口31を密閉する蓋体52と、第2の板片51の他方の面に形成され一対の係止条片43,43の間の隙間42に嵌合する突起条片53を有している。なお、図4では、第2の装着体50の図示を省略している。
これにより、一対の係止条片43,43の間の隙間42が狭まることがなく、第1の装着体40の脱落が防止される。第2の装着体50は第1の装着体40と重ねて導入口31に挿入される。この場合、第2の装着体50は第1の装着体40の連結板片45の内側の壁に係合させることができる。また、第2の装着体50は、複数の導入口31毎に個別に複数個設けてもよいし、環状に一体化したものであってもよい。なお、第1の装着体40及び第2の装着体50は、プラスチック、樹脂、ゴム、金属等で形成することができる。
次に、第1の実施形態のおける管連結構造100の種々の変更例を図8乃至図10の断面図に基づいて説明する。図8乃至図10は管連結が完了した状態、つまり係止突起23が係合段差部32に係合した状態を示し、図3のB−B線における断面図に対応している。
先ず、図8の(a)の管連結構造は、筒状連結部材30の内周面と第1の管10または第2の管20のソケット部22の外周面で囲まれた内部空間の一部に環状ワッシャー35が嵌め込まれている。これにより、筒状連結部材30を補強すると共に、その回動を円滑にすることができる。また、環状ワッシャー35が環状シール部材34を押圧して環状シール部材26を安定に保持することができる。
環状ワッシャー35の個数と設置箇所は適宜変更することができる。筒状連結部材30の内部空間の中、環状ワッシャー35が設置された箇所を除く隙間には環状シール部材34を封入することができる。また、この変更例では、係合段差部32を係止突起23の外周面に合わせて滑らかに屈曲させているが、係合段差部32の形状は適宜変更することができる。
図8(b)の管連結構造は図8(a)のものと比べると、第1の管10の先端部と第2の管20のソケット部22との間にも環状シール部材34を封入できる隙間が設けられている。ソケット部22の先端部は係止***部11に係止されるように構成することができる。
次に、図9(a)の管連結構造は、筒状連結部材30の係合段差部32は係合溝部を形成しており、係止突起23はこの係合溝部に係合し、相互係止されるようになっている。また、第2の管20のソケット部22は2段に拡径されており、第1の管10の先端部とソケット部22との間に環状シール部材34を封入できる隙間が設けられている。この構造においても、筒状連結部材30の内周面側の内部空間の一部に環状ワッシャー35を適宜嵌め込むことができる。ソケット部22の先端部は係止***部11の頂上部附近に延びて、筒状連結部材30の内周面に嵌め込まれた環状ワッシャー35に係止されるように構成することができる。
図9(b)の管連結構造は図9(a)のものと比べると、第1の管10の係止***部11が大きく***しており、ソケット部22の先端は係止***部11の側壁に係合させることができる。この場合、第1の管10の係止***部11は大きく***しておらず、図9(a)のものと同じであって、ソケット部22の先端が係止***部11の側壁に係合していてもよい。
図9(c)の管連結構造は図9(b)のものと比べると、筒状連結部材30の内周面とソケット部22の外周面の間に環状シール部材34を封入し、あるいは環状ワッシャー35を嵌め込むことができる隙間が設けられている。係止突起23はこの隙間に設けられた環状ワッシャー35に係合させることができる。
次に、図10(a)の管連結構造は、第2の管20のソケット部22は3段に拡径されており、係止突起23は3段目のソケット部22に形成されている。この場合、ソケット部22の段数は適宜変更することができる。筒状連結部材30の端部は、3段目のソケット部22上に位置して係合段差部32に係合しているが、筒状連結部材30の端部の位置も適宜変更することができる。
第1の管10の先端部とソケット部22との間に環状シール部材34を封入し、あるいは環状ワッシャー35を嵌め込むことができる隙間が設けられている。ソケット部22の先端部は、係止***部11の頂上付近に係合している。環状ワッシャー35は筒状連結部材30の内周面と係止***部11の端部の間の隙間に嵌め込まれている。
図10(b)の管連結構造は、図10(a)のものと比べると、ソケット部22の先端部は、係止***部11の他方の一方の端部に係合している。
図10(c)の管連結構造は、第1の管10の先端部と第2の管20の先端部とが付き合わされる形で係合しており、筒状連結部材30の内周面、第1の管10及び第2の管20の外周面とで囲まれた内部空間の一部又は全体に環状シール部材34を封入することができるようになっている。また、この内部空間の一部又は全体に環状シール部材34と共に環状ワッシャー35を嵌め込むこともでき、例えば、環状ワッシャー35は係止突起23又は係止***部11に係合させることができる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態における管連結構造200を図11乃至図17に基づいて説明する。この管連結構造200は、第1の管10と第2の管70を連結するものである。第1の実施形態の管連結構造100は、1個の筒状連結部材30を用いたシングル・ユニオン型であるが、本実施形態の管連結構造200は、第1及び第2の筒状連結部材60,80を用いた雌・雄型ユニオン型である。
図11乃至図14に示すように、第1の管10は、第1の管10を外方に***させてなる環状の第1の係止***部11を有している。第2の管70は、本体管71の先端部を拡径してなる、環状のソケット部72の外周面に形成された環状の第2の係止***部73を有している。このソケット部72に第1の管10の係止***部11より先端側の部分が挿入され、ソケット部72の内奥の壁部で係止されるようになっている。
第1の筒状連結部材60は外周面に形成された複数の係止突起61と、第2の係止***部73に係合する第1の係合端面62を有している。この第1の筒状連結部材60は第2の管70の外周面に装着される。複数の係止突起61は第1の筒状連結部材60の周方向に沿って角度90°毎に合計で4個が設けられているが、その個数は、例えば6個、8個等、適宜変更することができる。
第2の筒状連結部材80は、第1の筒状連結部材60の複数の係止突起61がそれぞれ導入可能な複数の導入口81と、本体内周面に沿って形成された係合段差部82と、第1の管10の第1の係止***部11に係合する第2の係合端面83を有している。
複数の導入口81は係合段差部82で仕切られた内部通路82aに連通しており、複数の導入口81から導入された複数の係止突起61はこの内部通路82aに進入できるようになっている。複数の導入口81は第2の筒状連結部材80の周方向に沿って角度90°毎に複数の係止突起61に対応して合計で4個が設けられているが、その個数は、例えば2個、3個、6個、8個等、適宜変更することができる。
そして、図13及び図14に示すように、第2の筒状連結部材80は、第1の管10及び第1の筒状連結部材60の外周面に装着され軸方向を中心に回動することにより、複数の導入口81に導入された複数の係止突起61が内部通路82aに進入して係合段差部82に係合し、管連結が完了するようになっている。
図12、図14(a)は複数の係止突起61が導入口81に導入された状態を示し、図13、図14(b)は第2の筒状連結部材80が角度45°回動して複数の係止突起61が内部通路82aに進入して係合段差部82に係合し、管連結が完了した状態を示している。
このように、第1の筒状連結部材60の係止突起61と第2の筒状連結部材80の係合段差部82との相互係止に加え、第1の管10の第1の係止***部11と第2の筒状連結部材80の第2の係合端面83との相互係止、第2の管70の第2の係止***部73と第1の筒状連結部材60の第1の係合端面62との相互係止により、第1の管10と第2の管70はさらに強固に連結される。
次に、管連結構造200の詳細を図15に基づいて説明する。図15(a)は図12のD−D線における断面図、図15(b)は図13のE−E線における断面図に対応している。なお、図15においては管連結構造200の一方の側の断面のみを示している。
図15(a)に示すように、第2の筒状連結部材80の端部は切り欠かれて導入口81が形成され、この導入口81から第1の筒状連結部材60の複数の係止突起61が導入されている。
図15(b)は管連結が完了した状態を示しており、第2の筒状連結部材80が回動することにより係止突起61が導入口82から内部通路82aに進入して係合段差部82に係合している。係合段差部82は、第2の筒状連結部材80の端部から内側に延びた壁により形成され、係止突起61が外部に逸脱するのを阻止している。
この管連結構造200の高気密性及び高接着性等を確保するために、第2の筒状連結部材80の内周面と第1及び第2の管10,70の外周面とで囲まれた内部空間には環状シール部材84が封入することができる。この環状シール部材84は、例えば、ゴム等の弾力性があるパッキン材、Oリング、またはコーキング材、接着剤等、シリコーン系等の液状またはゲル状のシーリング材で構成される。
また、第1の実施形態と同様に、前記内部空間の一部に環状ワッシャー35を嵌め込むことができる。また、第1の実施形態と同様に、回動止め用の第1の装着体40を導入口81に装着し、第1の装着体40の脱落を防止し導入口81を塞ぐための第2の装着体50を装着することができる。
また、図15(c)に示すように、第1及び第2の管10,70はそのままの配置にして、第1の筒状連結部材60と第2の筒状連結部材80を互いに逆の位置に配置してもよい。すなわち、第1の筒状連結部材60を第1の管10の外周面に装着し、第2の筒状連結部材80を第2の管70及び第1の筒状連結部材60の外周面に装着することができる。このような逆配置は、以下の管連結構造200の種々の変更例にも適用することができる。
次に、第2の実施形態のおける管連結構造200の種々の変更例を図16及び図17の断面図に基づいて説明する。図16(a),図17(a)は図12のD−D線における断面図、図16(b),図17(b)は図13のE−E線における断面図に対応している。なお、図15,図16においては管連結構造200の一方の側の断面のみを示している。
図16の管連結構造において、第2の管70のソケット部は、第1のソケット部74と、その先端部をさらに大きく拡径してなる第2のソケット部75とで形成されている。
そして、第1の筒状連結部材60は、第1のソケット部74と第2のソケット部75の境界段差部に係合する第1の係合面63を有している。この境界段差部は第2の管70の第2の係止***部73と同様の働きをする係止段差部になっている。
また、第2のソケット部75と第1の管10との隙間の一部又は全体には環状シール部材84を封入し、あるいは不図示の環状ワッシャー35を嵌め込むことができる。また、第1の筒状連結部材60の先端面と第2の筒状連結部材80の内周面の間には隙間があってもよく、この隙間に環状シール部材84を封入し、あるいは不図示の環状ワッシャー35を嵌め込むことができる。
図17の管連結構造は、第2の管70のソケット部72が第1の管10の先端部上に延びて、第1の管10の第1の係止***部11の端部に係合している。また、第1の筒状連結部材60は、本体管71とソケット部72の境界段差部に係合する第2の係合面64を有している。
第1の筒状連結部材60の先端面は第2筒状連結部材80の対向する内周面に係合してもよいし、この内周面から後退していてもよい。また、第1の筒状連結部材60あるいは第2筒状連結部材80の内周面と第1及び第2の管10,70で囲まれた内部空間の一部又は全体に環状シール部材84を封入し、あるいは不図示の環状ワッシャー35を嵌め込むことができる。
本発明には、上述の実施形態の他にも、更には上述した具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等を加えることができる。
例えば、係止突起23,61、係止***部11,73は円弧断面形状に限らず、三角や四角等の角がある断面形状、楕円等の丸みを帯びた断面形状、図18(a)に示すように、これらを潰した形状をなしていてもよい。また、図18(b)に示すように、係止突起23,61、係止***部11,73は、本体に穴部を開口し、この穴部を塞ぐように突起部や、***部を形成する金属片を溶接してもよい。
また、図19に示すように、係合段差部32,82の断面形状には、図19(a)の直角段差、図19(b)の弧状に丸みを帯びた段差、図19(c)の傾斜段差、図19(d)〜(g)の溝状段差などの種々の形状が含まれる。
10 第1の管
11 係止***部
20 第2の管
21 本体管
22 ソケット部
23 係止突起
30 筒状連結部材
31 導入口
32 係合段差部
32a 内部通路
33 係合端面
34 環状シール部材
35 環状ワッシャー
40 第1の装着体
41 第1の板片
42 隙間
43 係止条片
44 押圧板片
45 連結板片
50 第2の装着体
51 第2の板片
52 蓋体
53 突起条片
60 第1の筒状連結部材
61 係止突起
62 第1の係合端面
63 第1の係合面
64 第2の係合面
70 第2の管
71 本体管
72 ソケット部
73 第2の係止***部
74 第1のソケット部
75 第2のソケット部
80 第2の筒状連結部材
81 複数の導入口
82 係合段差部
82a 内部通路
83 第2の係合端面
84 環状シール部材
100,200 管連結構造

Claims (7)

  1. 係止***部(11)を有する第1の管(10)と、
    先端部を拡径してなるソケット部(22)と、ソケット部(22)の外周面に形成された複数の係止突起(23)を有し、ソケット部(22)に第1の管(10)の先端部が挿入されてソケット部(22)の内奥の壁部で係止される第2の管(20)と、
    複数の係止突起(23)がそれぞれ導入可能な複数の導入口(31)と、本体内周面に沿って形成された係合段差部(32)と、係止***部(11)に係合する係合端面(33)を有し、複数の導入口(31)が係合段差部(32)で仕切られた内部通路(32a)に連通してなる筒状連結部材(30)と、を備え、
    前記第1及び第2の管(20)の外周面に装着された筒状連結部材(30)が軸方向を中心に回動することにより、複数の導入口(31)に導入された複数の係止突起(23)が内部通路(32a)に進入して係合段差部(32)に係合するように構成されたこと特徴とする管連結構造。
  2. 係止***部(11)を有する第1の管(10)と、
    先端部を拡径してなるソケット部(72)と、を有し、ソケット部(72)に第1の管(10)の先端部が挿入され、ソケット部(72)の内奥の壁部に係止される第2の管(70)と、
    外周面に形成された複数の係止突起(61)を有し、第2の管(70)の外周面に装着される第1の筒状連結部材(60)と、
    複数の係止突起(61)がそれぞれ導入可能な複数の導入口(81)と、本体内周面に沿って形成された係合段差部(82)と、係止***部(11)に係合する係合端面(83)を有し、複数の導入口(81)が係合段差部(82)で仕切られた内部通路(82a)に連通してなる第2の筒状連結部材(80)と、を備え、
    前記第1の管(10)及び前記第1の筒状連結部材(60)の外周面に装着された前記第2の筒状連結部材(80)が軸方向を中心に回動することにより、複数の導入口(81)に導入された複数の係止突起(61)が内部通路(82a)に進入して係合段差部(82)に係合するように構成されたこと特徴とする管連結構造。
  3. 第1の係止***部(11)を有する第1の管(10)と、
    先端部を拡径してなるソケット部(72)と、ソケット部(72)の先端部に形成された第2の係止***部(73)と、を有し、ソケット部(72)に第1の管(10)の先端部が挿入され、ソケット部(72)の内奥の壁部に係止される第2の管(70)と、
    外周面に形成された複数の係止突起(61)と、第2の係止***部(73)に係合する第1の係合端面(62)を有し、第2の管(70)の外周面に装着される第1の筒状連結部材(60)と、
    複数の係止突起(61)がそれぞれ導入可能な複数の導入口(81)と、本体内周面に沿って形成された係合段差部(82)と、第1の係止***部(11)に係合する第2の係合端面(83)を有し、複数の導入口(81)が係合段差部(82)で仕切られた内部通路(82a)に連通してなる第2の筒状連結部材(80)と、を備え、
    前記第1の管(10)及び前記第1の筒状連結部材(60)の外周面に装着された前記第2の筒状連結部材(80)が軸方向を中心に回動することにより、複数の導入口(81)に導入された複数の係止突起(61)が内部通路(82a)に進入して係合段差部(82)に係合するように構成されたこと特徴とする管連結構造。
  4. 前記筒状連結部材(30)の内周面、前記第1の管(10)及び第2の管(20)の外周面で囲まれた内部空間には環状シール部材(34)が封入され、又は環状ワッシャー(35)が嵌め込まれたことを特徴とする請求項1に記載の管連結構造。
  5. 前記第2の筒状連結部材(80)の内周面、前記第1の管(10)及び第2の管(70)の外周面で囲まれた内部空間には環状シール部材(84)が封入され、又は環状ワッシャー(35)が嵌め込まれたことを特徴とする請求項2または3に記載の管連結構造。
  6. 前記複数の係止突起(23,61)が前記複数の係合段差部(32,82)にそれぞれ係合した状態で前記導入口(31,81)に挿入可能な第1の板片(41)と、この第1の板片(41)から分岐して前記係止突起(23,61)に係合する一対の係止条片(43,43)を有する第1の装着体(40)を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の管連結構造。
  7. 第2の板片(51)と、この第2の板片(51)の一方の面に形成され前記導入口(31,81)を密閉する蓋体(52)と、第2の板片(51)の他方の面に形成され前記一対の係止条片(43,43)の間の隙間(42)に嵌合する突起条片(53)を有する第2の装着体(50)を備えることを特徴とする請求項6に記載の管連結構造。
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